JP6879721B2 - ドアキャッチ - Google Patents
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Description
すなわち、各ロックプレートを閉姿勢とするためのバネの付勢力を利用して、各ロックプレートをベースプレートに押し付けている。
よって、低コストで、ロックプレートのガタ付きが抑えられ、且つ、ロックプレートの閉姿勢時の位置決めが行える。
図1〜図3に示すように、本発明の一実施形態に係るドアキャッチ1は、ストライカー2を挟持または解放するものであって、ベースプレート3と、ベースプレート3にピン4を介して取り付けられ、開姿勢と閉姿勢とに回動自在であり、閉姿勢のときストライカー2を挟持し、開姿勢のときストライカー2を解放する一対のロックプレート5と、これらロックプレート5が閉姿勢となるようにロックプレート5同士を接続するバネ6と、ロックプレート5を介してベースプレート3の反対側に配置されたカバープレート7と、カバープレート7に設けられ、バネ6によって閉姿勢となるように付勢された各ロックプレート5に当接し、各ロックプレート5の閉姿勢時の位置を定めると共に、各ロックプレート5をベースプレート3に押し付ける突起部8と、を備えている。
図1に示すように、ベースプレート3には、各ロックプレート5を回動自在に支持するピン4が挿通される孔9が二個穿設されていると共に、各ロックプレート5の過回動(オーバーストローク、図10(a)参照)を制限するためのピン10が挿通される孔11が二個穿設されている。ピン4と、ピン10とは、本実施形態では同寸法ものが用いられているが、寸法が異なっていてもよい。
図1に示すように、ロックプレート5の端部には、支持用のピン4の大径部4aが回動自在に挿通される孔14が、貫通形成されている。ロックプレート5は、ピン4を介してベースプレート3に支持され、ピン4を中心に閉姿勢(図7参照)と開姿勢(図10参照)とに回動自在であり、バネ6によって閉姿勢の方向に付勢される。また、ロックプレート5の外側縁部には、過回動時に、ストッパ用のピン10の大径部10aが当接する括れ部15が形成されている(図10(a)参照)。
図1に示すように、一対のロックプレート5の一方には、バネ6の付勢力によって閉姿勢となったロックプレート5を、開姿勢とする方向の外力が加わる入力部16が、形成されている。入力部16には、スリットおよび孔が形成されており、図示しない解除レバーに接続されたワイヤーが装着される。そして、解除レバーを操作することで、ワイヤーを介して入力部16に外力が加わり、そのロックプレート5がピン4を中心に開姿勢の方向に回動されるようになっている。
図1に示すように、各ロックプレート5には、それらを連動して開姿勢と閉姿勢とに回動するためのカム17およびカムレシーブ18が形成されている。カム17は、一方のロックプレート5の端部に形成された嘴部からなり、カムレシーブ18は、他方のロックプレート5の端部に形成された段差部からなる。入力部16に外力が加わって、一方のロックプレート5が開姿勢の方向に回動すると、カム(嘴部)17がカムレシーブ(段差部)18を押圧し、他方のロックプレート5も開姿勢の方向に回動する(図10(a)参照)。
図1に示すように、一対のロックプレート5の対向縁部には、ストライカー2を挟持するための挟持部13が夫々形成されている。挟持部13は、ロックプレート5が閉姿勢となったときストライカー2を挟持し(図9参照)、ロックプレート5が開姿勢となったときストライカー2を解放する(図10参照)。図1に示すように、挟持部13は、閉姿勢となったロックプレート5同士の間にストライカー2を挟持するための隙間を確保すべく、挟持方向の外方に湾曲した弧状に形成されている。
図1に示すように、一対のロックプレート5の対向縁部には、上述した弧状の挟持部13に連なって、位置決め部19が夫々直線状に形成されている。これら位置決め部19は、バネ6の付勢力によって各ロックプレート5が閉姿勢となったとき、カバープレート7の突起部8に当接して各ロックプレート5の閉姿勢時の位置を定め、各ロックプレート5が開姿勢となったとき、カバープレート7の突起部8から離間する。
図1に示すように、カバープレート7は、ロックプレート5を介してベースプレート3の反対側に配置されており、ベースプレート3との間にロックプレート5を収容するものである。カバープレート7には、ベースプレート3の孔9、11の位置に合わせて4個の孔22、23が形成されている。孔22にはピン4の小径部4bが挿通されて固定(例えばカシメによって固定)され、これによりピン4がカバープレート7に装着される。同様に、孔23にはピン10の小径部10bが挿通されて固定(例えばカシメによって固定)され、これによりピン10がカバープレート7に装着される。カバープレート7の左右の2個の孔22、23の部分を繋ぐ領域には、図5(a)に示すように、ピン4、10の小径部4b、10bをカシメた部分(突出部分)が飛び出すことを防止するため、窪み部24が形成されている。
図1に示すように、カバープレート7のロックプレート5側の面には、閉姿勢となった左右のロックプレート5の位置決め部19に対向するように、突起部8が形成されている。突起部8は、上述したように、山型の傾斜部21を有し、傾斜部21に、バネ6によって閉姿勢となるように付勢された左右のロックプレート5の位置決め部19が、押し付けられる。これにより、図5(b)、図5(c)に示すように、各ロックプレート5の閉姿勢時の位置が定められると共に、各ロックプレート5がベースプレート3に押し付けられる。
図1に示すように、左右のロックプレート5の端部には、バネ(引張コイルバネ)6が取り付けられる。バネ6の一端は、一方のロックプレート5の端部に形成された孔26に係止され、バネ6の他端は、他方のロックプレート5の端部に形成された凹部27に係止される。バネ6は、ロックプレート5の端部同士を接続し、各ロックプレート5が閉姿勢となるように引き寄せる。かかるバネ6の付勢力によって、ロックプレート5の挟持部13の間にストライカー2が挟持され、各ロックプレート5の位置決め部19がカバープレート7の突起部8に押し付けられ、各ロックプレート5がベースプレート3に押し付けられる。
図1〜図3に示すように、バネ6によって閉姿勢となるように付勢された左右のロックプレート5の挟持部13には、ストライカー2が挟持される。ストライカー2は、ベースプレート3に形成された差込孔12に差し入れられる頭部28と、頭部28の底面に一体的に設けられた軸部29とを有し、軸部29には、頭部28が差込孔12に差し入れられたとき、ベースプレート3に押し付けられるストッパラバー30が被嵌されている。頭部28は、切頭円錐状または円錐状に成形されており、かかる頭部28の底面に、円柱状の軸部29が一体的に設けられている。頭部28と軸部29は、鋼製の一体品からなる。
ストッパラバー30は、図8(b)に示すように、ドア保持時に、頭部28がベースプレート3の差込孔12に差し入れられたとき、ベースプレート3に押し付けられる外周部33と、外周部33の中央に突設され差込孔12に差し入れられる内周部34と、内周部34と外周部33との間にリング状に凹設されたリング溝35とを有する。外周部33は、ドア保持時のクッションとして機能し、内周部34は、差込孔12に対するガイドとして機能し、リング溝35は、ドア保持時に差込孔12の内縁がストッパラバー30に食い込むことによるラバー切れを防止する機能を発揮する。
図7は、ドア保持の直前において、ドアに取り付けられたストライカー2が、ドア枠に取り付けられたドアキャッチ1のロックプレート5に挟持される前の状態を示す説明図であり、(a)はドアキャッチ1の正面図、(b)は(a)のb−b線断面図およびストライカー2の断面図、(c)は(a)c−c線断面図である。
図9に示す保持状態のドアを解放するときには、図10(a)、図10(b)、図10(c)に示すように、一方のロックプレート5の入力部16を、図示しないワイヤーで引っ張って、そのロックプレート5を開姿勢の方向に回動させる。すると、一方のロックプレート5のカム(嘴部)17が他方のロックプレート5のカムレシーブ(段差部)18を押圧し、他方のロックプレート5も開姿勢の方向に回動し、左右のロックプレート5が開姿勢となる。左右のロックプレート5が開姿勢となると、ストライカー2の軸部29がロックプレート5の挟持部13から解放され、挟持部13の間隔がストライカー2の頭部28よりも大きくなる。この結果、圧縮されていたストッパラバー30の外周部33の復元力によって、頭部28が左右のロックプレート5の挟持部13の間から抜け出て、差込孔12から排出される。これにより、ドアが保持状態から解放され、解放状態となる。その後、入力部16への入力を止めることで、バネ6の付勢力により図7の状態に戻る。
本実施形態に係るドアキャッチ1によれば、図5に示すように、バネ6によって閉姿勢となる方向に付勢された左右のロックプレート5が、カバープレート7の突起部8に当接することで、各ロックプレート5の閉姿勢時の位置が定められると共に、各ロックプレート5がベースプレート3に押し付けられる。すなわち、ロックプレート5を閉姿勢とするためロックプレート5同士に接続されたバネ6の付勢力を利用して、ロックプレート5をベースプレート3に押し付け、ガタを抑えている。
2 ストライカー
3 ベースプレート
4 ピン
4a 大径部
4b 小径部
5 ロックプレート
6 バネ
7 カバープレート
8 突起部
12 差込孔
13 挟持部
16 入力部
17 カム
18 カムレシーブ
19 位置決め部
20 傾斜部
21 傾斜部
28 頭部
29 軸部
30 ストッパラバー
33 外周部
34 内周部
35 リング溝
C クリアランス
Claims (8)
- ストライカーを挟持または解放するドアキャッチであって、
ベースプレートと、
該ベースプレートにピンを介して取り付けられ、開姿勢と閉姿勢とに回動自在であり、閉姿勢のときストライカーを挟持し、開姿勢のときストライカーを解放する一対のロックプレートと、
これらロックプレートが閉姿勢となるように付勢するバネと、
前記ロックプレートを介して前記ベースプレートの反対側に配置されたカバープレートと、
該カバープレートに設けられ、前記バネによって閉姿勢となるように付勢された各ロックプレートに当接し、各ロックプレートの閉姿勢時の位置を定めると共に、各ロックプレートを前記ベースプレートに押し付ける突起部と、
を備えたことを特徴とするドアキャッチ。 - 前記一対のロックプレートに、各ロックプレートが閉姿勢となったとき前記突起部に当接し、開姿勢となったとき前記突起部から離間する位置決め部を夫々形成し、
該位置決め部および前記突起部の少なくとも一方が、前記バネによる前記ロックプレートを閉姿勢とする方向の力を、前記ロックプレートを前記ベースプレートに押し付ける方向の力に変更するための傾斜部を有する、ことを特徴とする請求項1に記載のドアキャッチ。 - 前記一対のロックプレートに、各ロックプレートが閉姿勢となったとき前記ストライカーを挟持し、開姿勢となったとき前記ストライカーを解放する挟持部を夫々形成し、
前記ベースプレートに、前記挟持部を露出させるように形成され、前記ストライカーが差し入れられる差込孔を設けた、ことを特徴とする請求項1または2に記載のドアキャッチ。 - 前記ストライカーが、前記差込孔に差し入れられる頭部と、該頭部に一体的に設けられた軸部とを有し、
前記軸部に、前記頭部が前記差込孔に差し入れられたとき、前記ベースプレートに押し付けられるストッパラバーが被嵌された、ことを特徴とする請求項3に記載のドアキャッチ。 - 前記ストッパラバーは、前記頭部が前記差込孔に差し入れられたとき、前記ベースプレートに押し付けられる外周部と、該外周部の中央に突設され前記差込孔に差し入れられる内周部と、該内周部と前記外周部との間にリング状に凹設されたリング溝とを有する、ことを特徴とする請求項4に記載のドアキャッチ。
- 前記ストッパラバーは、前記頭部が前記差込孔に差し入れられて前記外周部が前記ベースプレートに押し付けられて前記ベースプレートの板厚分圧縮されたとき、かかる外周部の圧縮に連動して前記内周部の頂面が前記ストライカーの差入方向後方に移動し、前記内周部と前記頭部との間に前記ロックプレートの板厚分以上の隙間が形成されるように圧縮変形する、ことを特徴とする請求項5に記載のドアキャッチ。
- 前記一対のロックプレートの一方に設けられ、前記バネの付勢力によって閉姿勢となったロックプレートを開姿勢とするための外力が加わる入力部と、
前記一対のロックプレートの夫々に形成され、各ロックプレートを連動して開姿勢と閉姿勢とに回動するためのカムおよびカムレシーブと、を備えたことを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載のドアキャッチ。 - 前記ベースプレートと前記カバープレートとの間隔が、前記ロックプレートの板厚に所定のクリアランスを加えた間隔である、ことを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載のドアキャッチ。
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JP2018087471A JP2018087471A (ja) | 2018-06-07 |
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2016
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