JP6874319B2 - 走路境界監視方法及び走路境界監視装置 - Google Patents
走路境界監視方法及び走路境界監視装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6874319B2 JP6874319B2 JP2016200730A JP2016200730A JP6874319B2 JP 6874319 B2 JP6874319 B2 JP 6874319B2 JP 2016200730 A JP2016200730 A JP 2016200730A JP 2016200730 A JP2016200730 A JP 2016200730A JP 6874319 B2 JP6874319 B2 JP 6874319B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- track boundary
- distance
- target
- track
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 43
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 title claims description 25
- 238000012806 monitoring device Methods 0.000 title claims description 9
- 230000008859 change Effects 0.000 claims description 99
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 89
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 3
- 238000004364 calculation method Methods 0.000 description 61
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 20
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 15
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 14
- 230000008569 process Effects 0.000 description 10
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 6
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 3
- 230000006399 behavior Effects 0.000 description 2
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000036626 alertness Effects 0.000 description 1
- 238000004590 computer program Methods 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 1
- 230000000977 initiatory effect Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000691 measurement method Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
- Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
- Traffic Control Systems (AREA)
Description
本発明は、走路境界への接近を知らせる条件を、走路境界にある物標との接触時の危険性に応じて設定することを目的とする。
図1を参照する。本発明の実施形態に係る走路境界監視装置1は、コントローラ10と、周囲状況センサ群20と、走行状態センサ群30と、表示装置40と、通信装置50と、温度センサ51を備える。コントローラ10と、周囲状況センサ群20と、走行状態センサ群30と、表示装置40と、通信装置50と、温度センサ51とは、有線通信又は無線通信によりデータ、信号又は情報を送受信可能である。
なお、以下の説明では、左側通行の地域で走路境界監視装置1を使用する場合について説明する。右側通行の地域で使用する場合には、以下に記載する「左折」を「右折」に読み替えればよい。
カメラ21は、車両の車室内に取り付けられて車両周囲の前方領域を撮影する。特にカメラ21は、車両の前方領域を撮影する。カメラ21は、カメラ21は、撮影された映像信号をコントローラ10及び自動運転走行コントローラ60へ出力する。
LRF22は、測距信号をコントローラ10及び自動運転走行コントローラ60へ出力する。
LRF22は、特許請求の範囲に記載の測距センサの一例である。なお、LRF22の代わりにレーダや超音波センサ、ステレオカメラ等を測距センサとして用いてもよい。検知波には、電磁波、音波などがあり、電磁波、音波の周波数、振幅、強度に関わらず、距離を測定できるものであれば、本発明に関する実施形態に適用することができる。
車両の走行状態を検出するセンサには、車輪速センサ31と、ジャイロセンサ32と、加速度センサ33が含まれる。
運転者により行われた運転操作を検出するセンサには、操舵角センサ34が含まれる。
ジャイロセンサ32は、車両のヨーレート(すなわち車体が旋回する方向への回転角の変化速度)を検出し、検出したヨーレートの情報をコントローラ10及び自動運転走行コントローラ60へ出力する。
操舵角センサ34は、ステアリングホイールを回転可能に指示するステアリングコラムなどに設けられる。操舵角センサ34は、操舵操作子であるステアリングホイールの現在の回転角度(操舵操作量)である現在操舵角を検出する。操舵角センサ34は、検出した操舵角の情報をコントローラ10及び自動運転走行コントローラ60へ出力する。
操舵角センサ34は、操向輪の転舵角をステアリングホイールの操作量の情報として検出してもよい。
自動運転走行コントローラ60は、車両の自動運転制御を行う電子制御ユニットである。自動運転走行コントローラ60は、プロセッサと、記憶装置等の周辺部品とを含む。プロセッサは、例えばCPU(Central Processing Unit)、やMPU(Micro-Processing Unit)であってよい。
なお、汎用の半導体集積回路中に設定される機能的な論理回路で自動運転走行コントローラ60を実現してもよい。例えば、自動運転走行コントローラ60はフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA:Field-Programmable Gate Array)等のプログラマブル・ロジック・デバイス(PLD:Programmable Logic Device)等を有していてもよい。
自動運転モードにおいて自動運転走行コントローラ60は、周囲状況センサ群20から入力した周囲状況情報と、走行状態センサ群30から入力した走行状態情報とに基づいて、走行する経路を生成し、生成した経路に基づいて、車両制御アクチュエータ群61を駆動して自動的に車両を走行させる。
また、自動運転走行コントローラ60は、現在の動作モードが自動運転モードであるか手動運転モードであるかを示すモード信号をコントローラ10へ出力する。
ステアリングアクチュエータ62は、車両のステアリングの操舵方向及び操舵量を制御する。
アクセル開度アクチュエータ63は、車両のアクセル開度を制御する。
ブレーキ制御アクチュエータ64は、車両のブレーキ装置の制動動作を制御する。
プロセッサ11は、例えばCPU、やMPUであってよい。
記憶装置12は、半導体記憶装置、磁気記憶装置及び光学記憶装置のいずれかを備えてよい。記憶装置12は、レジスタ、キャッシュメモリ、主記憶装置として使用されるROM及びRAM等のメモリを含んでよい。
なお、汎用の半導体集積回路中に設定される機能的な論理回路でコントローラ10を実現してもよい。例えば、コントローラ10はフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ等のプログラマブル・ロジック・デバイス等を有していてもよい。
LRF22が検出した反射波(検知波)により測定される車両と路面との距離の空間的変化(すなわち位置による反射波の変化)は、走路境界にある物標のような段差のあるところで強くなる。物標位置検出部70は、LRF22が検出した反射波(検知波)により測定される車両と路面との距離の空間的変化に基づいて、走路境界にある物標(すなわち走路境界)と車両との相対位置を検出する。
図3A及び図3Bを参照する。参照符号80は走路境界監視装置1を搭載する車両を示し、参照符号81は走路境界を示す。参照符号82はLRF22から照射されるレーザ光を模式的に示す。
ここで、段差(物標)表面の高さ変化が急になるほどより高い周波数の空間周波数成分が検出される。また、検出する空間周波数成分の周波数がより高いほどちょっとした高低差も検出でき、位置検出の分解能も高い。ただしノイズの影響を受けやすい。
一方で、検出する空間周波数成分の周波数がより低いほどなだらかな高低差を検出でき、ノイズにも強いが、位置検出の分解能が低い。
次に、物標位置検出部70は、第1探索領域R1よりも狭い第2探索領域R2を第1探索領域R1内に設定する。第2探索領域R2の位置は、第1周波数f1の周波数成分p1に応じて設定される。
また、物標位置検出部70は、第1周波数f1の周波数成分p1の最大値を検出した位置に応じて第2探索領域R2を設定してもよい。
物標位置検出部70は、第2探索領域R2よりも狭い第3探索領域R3を第2探索領域R2内に設定する。
第3探索領域R3の位置は、第2周波数f2の周波数成分p2に応じて設定される。例えば物標位置検出部70は、第2周波数f2の周波数成分p2が所定閾値Tp2以上である位置y2に応じて第3探索領域R3を設定してよい。
物標位置検出部70は、以上の処理を繰り返して、第n探索領域Rn内において第n周波数fnの周波数成分pn=f(y,fn)を検出し、その検出位置ynを走路境界の位置と決定する。なお、閾値Tpi(i=1,2,…,n)は同じ値でもよく異なる値でもよい。
物標位置検出部70は、以上のように決定した走路境界の物標の位置(すなわち走路境界の位置)の相対位置信号を自己位置推定部71と、最接近距離算出部73と、物標高さ算出部74と、なだらかさ算出部75へ出力する。
例えば、第1探索領域R1内において検出した周波数成分p1の強度の最大値に応じて、第2探索領域R2の幅と第2周波数f2を動的に設定してもよい。
例えば、周波数成分p1の強度の最大値が大きいほどより狭くなるように第2探索領域R2の幅を設定し、より高くなるように第2周波数f2を設定してもよい。周波数成分p1の強度が強いほど検出位置y1のより近くに走路境界がある確度が高い。このため、第2探索領域R2の幅を早く狭めることにより、探索領域の収束を早めることができる。
内輪差計算部72は、車両の最小回転半径、ホイールベース及びトレッド等の車両形状や、前後の車輪のタイヤ径の比などの、予め記憶装置12に格納された車両情報に基づいて車両の内輪差を算出する。内輪差計算部72は、車両の内輪差の情報を最接近距離算出部73へ出力する。
最接近距離算出部73は、予想軌跡と、内輪差計算部72が計算した内輪差の情報、物標位置検出部70が検出した走路境界の位置とに基づいて左折時に走路境界に最も接近したときの車両と走路境界との間の距離である最接近距離を算出する。最接近距離算出部73は、最接近距離の情報をトリガ生成部77へ出力する。
図5を参照する。走路境界に物標85が存在するとLRF22のレーザ光82を反射する反射面の高さが高くなるため、検知波が示す車両と路面との距離が長さD分だけ短くなる。すなわち、走路境界において発生する検知波が示す距離の空間的変化は、物標85のために長さD分だけ大きくなる。
例えば物標高さ算出部74は、レーザ光82を照射する伏角と、物標85がない場合にこの伏角から予想される検知波と実際の検知波とが示す距離の差Dに基づいて、物標85の高さhを検出してよい。物標高さ算出部74は、物標85の高さhの情報を距離閾値設定部76へ出力する。
なだらかさ算出部75は、LRF22から検知波の測距信号を受信し、複数の周波数(例えば、上記のf1、f2、…、fn)毎に検知波が示す距離の空間周波数成分を算出する。
物標が壁面等である場合のように物標表面の高さ変化が急峻な場合には、高い周波数の成分のみの強度が高い。一方で、物標が盛り土等である場合のように物標表面の高さ変化がなだらかな場合には、比較的広い周波数の幅において空間周波数成分が強くなる。
例えば、なだらかさ算出部75は、周波数fi(i=1,2,…,n)のうち、周波数成分piが閾値Tgi以上となる周波数を抽出する。
なお、閾値Tgi(i=1,2,…,n)は同じ値でもよく異なる値でもよい。また、閾値Tgiは、上述の閾値Tpiと同じ値でもよく異なる値でもよい。
また、なだらかさ算出部75は、図4を参照して説明した物標位置検出部70による第1探索領域R1、第2探索領域R2、…第n探索領域Rnの設定方法と同様に、閾値Tgi以上の周波数成分piを探索する領域を設定してもよい。
例えば、周波数f2〜f3、f6、f9〜f12でそれぞれ閾値Tgi以上の周波数成分piを検出した場合、最も広い周波数幅(f12−f9)を周波数幅Wfとして検出する。
距離閾値設定部76は、物標高さ算出部74が算出した物標の高さ、又はなだらかさ算出部75が算出した物標の表面の高さ変化のなだらかさの少なくとも一方に応じて距離閾値Tdを設定する。
図6A及び図6Bを参照する。図6Aの走路境界81の物標85の高さh1は、図6Bの走路境界81の物標85の高さh2より高く、図6Aの距離閾値Td1は、図6Bの距離閾値Td2よりも大きい。
一方で、比較的低い物標があっても接触時の危険性が低く、状況によっては車両が踏んでも差し支えない。このため、車両と走路境界との距離がある程度短くなっても警戒を開始しないことにより、運転の自由度を上げて運転者の負担を軽減できる。
図7A及び図7Bを参照する。図7Aの走路境界81の物標85の表面の高さ変化は、図6Bの走路境界81の物標85の高さ変化よりも急峻であり、図7Aの距離閾値Td1は、図7Bの距離閾値Td2よりも大きい。
一方で、表面の高さ変化がなだらかな物標があっても接触時の危険性が低く、状況によっては車両が踏んでも差し支えない。よって、車両と走路境界との距離がある程度短くなっても警戒を開始しないことにより、運転の自由度を上げて運転者の負担を軽減できる。
距離閾値設定部76は、距離閾値Tdをトリガ生成部77へ出力する。
図8に、警戒画面の一例を示す。警戒画面90には、車両80及び走路境界81と、それぞれ左後輪、左前輪、右後輪及び右前輪の走行軌跡91〜94を表示してよい。警戒画面を表示することにより、車両と走路境界との間の距離を警戒すべきであることを運転者に知らせることができる。また、走路境界81と左後輪の走行軌跡91を表示することにより、走路境界81への接近の程度を運転者に知らせることができる。
次に、実施形態に係る走路境界監視方法の一例について説明する。
図9を参照する。ステップS1においてLRF22は、測定ライン83に沿ってレーザ光82で路面84を走査することにより路面84の3次元形状を測定する。
ステップS2において物標位置検出部70は、LRF22の検知波が示す車両と路面との距離の空間的変化に基づいて、走路境界の位置を検出する。物標位置検出部70による走路境界の位置の検出方法は、図10を参照して後述する。
ステップS4においてなだらかさ算出部75は、検知波が示す距離の空間的変化に基づいて走路境界にある物標の表面の高さ変化のなだらかさを検出する。なだらかさ算出部75によるなだらかさの検出方法は、図11を参照して後述する。
ステップS7にて警戒表示出力部78は、警戒画面90を表示装置40へ表示する。
次に、物標位置検出部70による走路境界の位置の検出方法を説明する。
図10を参照する。ステップS10において物標位置検出部70は、測定ライン83に沿った空間周波数成分を算出する。
ステップS11において物標位置検出部70は、変数iの値を1に初期化し、ステップS12において測定ライン83上に第1探索領域R1を設定する。
ステップS14において物標位置検出部70は、変数iをインクリメントする。
ステップS15において物標位置検出部70は、変数iが定数nより大きくなったか否かを判定する。変数iが定数n以下の場合(ステップS15:N)に処理はステップS16へ進む。変数iが定数nより大きくなった場合(ステップS15:Y)に処理はステップS17へ進む。
ステップS17において物標位置検出部70は、第n周波数fnの周波数成分pn=f(y,fn)が所定閾値Tpn以上である位置ynを走路境界の位置として決定する。その後に処理は終了する。
なお、ここではステップS13〜S16のループをn回繰り返す例を示したが、所定閾値Tpi以上である周波数成分pi=f(y,fi)が検出できなくなるまでループを繰り返してもよい。所定閾値Tpi以上である周波数成分pi=f(y,fi)が検出できなった時点でループを終了し、所定閾値Tp(i−1)以上である周波数成分p(i−1)=f(y,f(i−1))の検出位置を走路境界の位置として決定してもよい。
次に、なだらかさ算出部75による、走路境界の物標の表面の高さ変化のなだらかさの検出方法を説明する。
図11を参照する。ステップS20においてなだらかさ算出部75は、走路境界の周囲の空間周波数成分を算出する。
ステップS22においてなだらかさ算出部75は、閾値Tgi以上の周波数成分piを検出した周波数が連続する周波数幅Wfを検出する。
ステップS23においてなだらかさ算出部75は、周波数幅Wfが閾値Twより大きいか否かを判定する。周波数幅Wfが閾値Twより大きい場合(ステップS23:Y)に処理はステップS24へ進む。周波数幅Wfが閾値Tw以下の場合(ステップS23:N)に処理はステップS25へ進む。
ステップS25においてなだらかさ算出部75は、走路境界の物標の表面の高さ変化が比較的急峻であると判定する。すなわち、走路境界が比較的急峻であると判定する。その後に処理は終了する。
(1)LRF22は、車両に搭載されたもので、車両の周囲の路面へ向けて距離測定用の出力波を照射し、その反射波(検知波)を検出しすることにより車両と路面との距離を測定する。
物標高さ算出部74は、車両と路面との距離の空間的変化に基づいて、走路境界にある物標の高さを検出する。なだらかさ算出部75は、車両と路面との距離の空間的変化に基づいて、走路境界にある物標の表面の高さ変化のなだらかさを検出する。
距離閾値設定部76は、車両と走路境界との間の距離に応じて走路境界への接近を警戒すべきか否かを判定するための距離閾値Tdを、走路境界にある物標の高さ又は物標の表面の高さ変化のなだらかさの少なくとも一方に応じて設定する。
また、比較的急峻な第2空間的変化は、比較的緩やかな第1空間的変化よりも空間周波数が高くノイズにより発生しやすい。このため、ノイズの影響を受けにくい第1空間的変化の検出結果に応じて第2空間的変化を探索する第2探索領域R2を制限することにより、ノイズなどにより発生する局所的な第2空間的変化を誤って走路境界の位置と検出することを防止できる。
(5)物標位置検出部70は、第1空間的変化の変化量の最大値を検出した位置に応じて、第2探索領域R2を設定してよい。これにより、走路境界が存在する可能性が最も高い範囲に第2探索領域R2を設定できる。
(6)物標位置検出部70は、第1空間的変化の変化量が所定閾値以上である複数位置のうち車両に最も近い位置に応じて、第2探索領域R2を設定してもよい。これにより、走路境界の位置検出を誤っても、誤検出した位置が実際の位置よりも遠くなることを防止できるので、警戒表示の遅れを防止することができる。
第1周波数の周波数成分よりも周波数が高い第2周波数の周波数成分に応じて走路境界の位置を検出することにより位置検出の分解能を高めることができる。
また、比較的高い第2周波数の周波数成分は、比較的低い第1周波数の周波数成分よりもノイズの影響を受けやすい。ノイズの影響を受けにくい第1周波数の周波数成分の検出結果に応じて第2周波数の周波数成分を探索する第2探索領域R2を制限することにより、ノイズなどにより発生する局所的な第2周波数の周波数成分を誤って走路境界の位置と検出することを防止できる。
第1周波数の周波数成分の強度が強いほど検出位置のより近くに走路境界がある確度が高い。第1周波数の周波数成分の強度の最大値に応じて第2探索領域R2の幅を狭める速度を制御することにより、探索領域の収束を早めることができる。
続いて、実施形態の変形例を説明する。
(1)トリガ生成部77は、最接近距離が距離閾値Tdより小さいか否かの判定結果を自動運転走行コントローラ60へ出力してもよい。最接近距離が距離閾値Tdより小さい場合に自動運転走行コントローラ60は、車両が走路境界と接触する可能性を低減する車両挙動が発生するように、車両制御アクチュエータ群61を駆動してよい。例えば、自動運転走行コントローラ60は、車両が走路境界から遠ざかるようにステアリングアクチュエータ62を駆動してよい。また、例えば自動運転走行コントローラ60は、車両が減速又は停止するようにアクセル開度アクチュエータ63又はブレーキ制御アクチュエータ64のすくなくとも一方を駆動してよい。
このため、距離閾値設定部76は、物標の高さや高さ変化のなだらかさに加えて、物標の幅、及び車両の前後の車輪のタイヤ幅の比に基づいて距離閾値を設定してよい。例えば、距離閾値設定部76は、物標の幅が太いほど、またタイヤ幅の比が小さいほど大きな距離閾値Tdを設定してよい。
物標位置検出部70は、例えば走路境界で発生した測距信号の空間周波数成分の周波数の高さに基づいて物標の幅を検出してもよい。
距離閾値設定部76は、カメラ21の撮影画像から物標の幅を検出してもよい。
または、気象情報や、雪塊の位置などを記憶した地図情報を通信装置50から受信し、これらの情報と車両の現在位置とに基づき走路境界に雪塊があるか否かを推定してよい。
距離閾値設定部76は、物標の高さや高さ変化のなだらかさに加えて、車両の車両形状、車両の前後の車輪のタイヤ径の比、及び雪塊の有無に基づいて距離閾値を設定してよい。例えば距離閾値設定部76は、雪塊がないと推定した場合に比べて雪塊があると推定した場合により大きな距離閾値Tdを設定してよい。
右側通行の地域では、車両80の右折時に他車両100が車両80の左側を通過できるように道路の右側に車両80を寄せても警戒画面が表示されないように距離閾値Tdを補正してよい。
例えば、距離閾値設定部76は、距離閾値Td、他車両100の幅Wc2、及び車両の幅Wc1の合計が走行路の幅Wrを超えないように、距離閾値Tdを補正してよい。
走行路の幅Wrと、後方の他車両100の幅Wc2は、例えばカメラ21の撮影画像により検出してよい。
例えば、縁石の幅を15cm、盛り土の幅を150cmと仮定すると、縁石により発生する空間周波数は盛り土の周波数の約10倍と見積もることができる。
そして、縁石の空間周波数から盛り土の空間周波数を引いた周波数幅を正規化してWfとし、道路の幅と周波数幅Wfの逆数との積を距離閾値Tdとしてもよい。
Claims (15)
- 車両に搭載された測距センサにより前記車両の周囲の路面と前記車両との距離を検出し、
前記距離の空間的変化に基づいて、走路境界にある物標の高さ又は前記物標の高さ変化のなだらかさの少なくとも一方を検出し、
前記車両と走路境界との間の距離に応じて走路境界への接近を警戒すべきか否かを判定するための距離閾値を、前記高さが低い場合よりも高い場合により大きな値に設定し、又は前記物標の高さ変化がなだらかな場合よりも急峻である場合により大きな値に設定する、
ことを特徴とする走路境界監視方法。 - 前記物標の前記高さ、前記車両の車両形状、及び前記車両の前後の車輪のタイヤ径の比に基づいて、前記距離閾値を設定することを特徴とする請求項1に記載の走路境界監視方法。
- 前記空間的変化に基づいて前記物標の幅を検出し、
前記物標の幅、及び前記車両の前後の車輪のタイヤ幅の比に基づいて、前記距離閾値を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の走路境界監視方法。 - 前記車両に搭載されたカメラの撮影画像、前記車両に搭載された温度センサの検知信号、前記車両の現在位置と地図情報、若しくは気象情報の少なくともいずれかに基づいて、走路境界に雪塊があるか否かを推定し、
雪塊の有無に基づいて前記距離閾値を設定することを特徴とする請求項1に記載の走路境界監視方法。 - 前記車両の走行路の幅と、前記車両の後方の他車両の幅と、を検出し、
前記距離閾値、前記他車両の幅、及び前記車両の幅の合計が、前記走行路の幅を超えないように、前記距離閾値を補正することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の走路境界監視方法。 - 前記車両と前記走路境界との間の距離が前記距離閾値未満になると、警戒表示を発生させ、
前記車両の自動運転時において前記警戒表示を禁止する、
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の走路境界監視方法。 - 路面上において、前記測距センサで前記路面と前記車両との距離を検出する第1探索領域を設定し、
前記第1探索領域内において前記路面と前記車両との距離の第1空間的変化を検出し、
前記第1空間的変化に応じて前記第1探索領域よりも狭い第2探索領域を前記第1探索領域内に設定し、
前記第2探索領域内において前記第1空間的変化よりも急峻な第2空間的変化を検出し、
前記第2空間的変化に基づいて走路境界の位置を検出する、
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の走路境界監視方法。 - 前記第1空間的変化の変化量が所定閾値以上である位置に応じて、前記第2探索領域を設定することを特徴とする請求項7に記載の走路境界監視方法。
- 前記第1空間的変化の変化量が所定閾値以上である複数位置のうち前記車両に最も近い位置に応じて、前記第2探索領域を設定することを特徴とする請求項7に記載の走路境界
監視方法。 - 前記第1空間的変化の変化量の最大値を検出した位置に応じて、前記第2探索領域を設定することを特徴とする請求項7に記載の走路境界監視方法。
- 前記第1空間的変化は、第1周波数の周波数成分の強度であり、
前記第2空間的変化は、前記第1周波数よりも高い第2周波数の周波数成分の強度である、
ことを特徴とする請求項7〜10のいずれか一項に記載の走路境界監視方法。 - 前記第1周波数の周波数成分の強度の最大値を検出した位置に応じて、前記第2探索領域を設定し、
前記第1周波数の周波数成分の強度の最大値に応じて前記第2探索領域の幅を設定する、
ことを特徴とする請求項11に記載の走路境界監視方法。 - 前記空間的変化として周波数成分を算出し、
閾値以上の周波数成分が検出される周波数が連続する周波数幅に応じて前記物標の高さ変化のなだらかさを検出する、
ことを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の走路境界監視方法。 - 車両に搭載され、前記車両の周囲の路面と前記車両との距離を検出する測距センサと、
前記車両と走路境界との間の距離に応じて走路境界への接近を警戒すべきか否かを判定するための距離閾値を、前記測距センサの検出信号に応じて設定するコントローラと、を備え、
前記コントローラは、前記測距センサにより検出された前記路面と前記車両との距離の空間的変化に基づいて、走路境界にある物標の高さ又は前記物標の高さ変化のなだらかさの少なくとも一方を検出し、
前記距離閾値を、前記高さが低い場合よりも高い場合により大きな値に設定し、又は前記物標の高さ変化がなだらかな場合よりも急峻である場合により大きな値に設定する、
ことを特徴とする走路境界監視装置。 - 前記コントローラは、
路面上において、前記測距センサで前記路面と前記車両との距離を検出する第1探索領域を設定し、
前記第1探索領域内において前記路面と前記車両との距離の第1空間的変化を検出し、
前記第1空間的変化に応じて前記第1探索領域よりも狭い第2探索領域を前記第1探索領域内に設定し、
前記第2探索領域内において前記第1空間的変化よりも急峻な第2空間的変化を検出し、
前記第2空間的変化に基づいて走路境界の位置を検出する、
ことを特徴とする請求項14に記載の走路境界監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016200730A JP6874319B2 (ja) | 2016-10-12 | 2016-10-12 | 走路境界監視方法及び走路境界監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016200730A JP6874319B2 (ja) | 2016-10-12 | 2016-10-12 | 走路境界監視方法及び走路境界監視装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018063517A JP2018063517A (ja) | 2018-04-19 |
JP6874319B2 true JP6874319B2 (ja) | 2021-05-19 |
Family
ID=61967769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016200730A Active JP6874319B2 (ja) | 2016-10-12 | 2016-10-12 | 走路境界監視方法及び走路境界監視装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6874319B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112184094B (zh) * | 2019-07-03 | 2024-08-20 | 北京京东振世信息技术有限公司 | 一种地址信息采集方法和装置 |
CN112706785B (zh) * | 2021-01-29 | 2023-03-28 | 重庆长安汽车股份有限公司 | 一种自动驾驶车辆行驶环境认知目标选择方法、装置及存储介质 |
WO2024236665A1 (ja) * | 2023-05-12 | 2024-11-21 | 日立Astemo株式会社 | 形状推定システム、物体検出システム、及び通信システム、並びに形状推定方法、物体検出方法、及び通信方法 |
GB2632798A (en) * | 2023-08-18 | 2025-02-26 | Jaguar Land Rover Ltd | Controlling a position of a vehicle |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000113394A (ja) * | 1998-09-30 | 2000-04-21 | Koyo Seiko Co Ltd | 車両用制御装置 |
JP3006602B1 (ja) * | 1998-10-14 | 2000-02-07 | 日本電気株式会社 | 道路白線検出方法及び装置 |
JP2005044219A (ja) * | 2003-07-24 | 2005-02-17 | Denso Corp | 運転支援装置 |
JP4089674B2 (ja) * | 2004-09-29 | 2008-05-28 | 株式会社デンソー | 接触脱輪回避ナビゲーションシステム |
JP5007840B2 (ja) * | 2009-05-22 | 2012-08-22 | トヨタ自動車株式会社 | 運転支援装置 |
US8306672B2 (en) * | 2009-09-09 | 2012-11-06 | GM Global Technology Operations LLC | Vehicular terrain detection system and method |
JP2012168119A (ja) * | 2011-02-16 | 2012-09-06 | Toyota Motor Corp | レーダ装置 |
DE102011056671A1 (de) * | 2011-12-20 | 2013-06-20 | Conti Temic Microelectronic Gmbh | Bestimmung eines Höhenprofils einer Fahrzeugumgebung mittels einer 3D-Kamera |
JP2014056484A (ja) * | 2012-09-13 | 2014-03-27 | Isuzu Motors Ltd | 車線逸脱警報装置 |
JP6323246B2 (ja) * | 2014-08-11 | 2018-05-16 | 日産自動車株式会社 | 車両の走行制御装置及び方法 |
JP6357050B2 (ja) * | 2014-08-19 | 2018-07-11 | 日野自動車株式会社 | 運転支援システム |
-
2016
- 2016-10-12 JP JP2016200730A patent/JP6874319B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018063517A (ja) | 2018-04-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6507862B2 (ja) | 周辺監視装置及び運転支援装置 | |
JP6318864B2 (ja) | 運転支援装置 | |
JP5962706B2 (ja) | 運転支援装置 | |
US9771073B2 (en) | Adaptive cruise control system in vehicle and method thereof | |
US10302760B2 (en) | Vehicle water detection system | |
US20140297170A1 (en) | Driving support system | |
JP5748030B1 (ja) | 衝突回避システム及び衝突回避方法 | |
KR20190007614A (ko) | 차량 및 그 제어방법 | |
JP6874319B2 (ja) | 走路境界監視方法及び走路境界監視装置 | |
WO2017042089A1 (en) | Automated detection of hazardous drifting vehicles by vehicle sensors | |
JP2016199262A (ja) | 後退走行中の前輪軌道逸脱に基づく衝突の回避 | |
JP6717272B2 (ja) | 車外報知装置 | |
WO2016181618A1 (ja) | 監視対象領域設定装置および監視対象領域設定方法 | |
CN109383367B (zh) | 车辆外部通知装置 | |
JP2019064486A (ja) | 車両用認知支援装置 | |
WO2020166338A1 (ja) | 運転支援装置 | |
CN108128304B (zh) | 驾驶辅助系统和方法 | |
JP2017068461A (ja) | 車両の運転支援装置 | |
JP6209797B2 (ja) | 走行制御装置 | |
JP2016177573A (ja) | 警告装置 | |
US20190064321A1 (en) | Vehicle exterior environment recognition apparatus | |
JP2017054441A (ja) | 警報制御装置 | |
JP2011086139A (ja) | 車両の衝突を回避するための装置 | |
JP7594243B2 (ja) | 運転支援装置 | |
KR20150130056A (ko) | 운전자 편의 장치 및 그의 제어 방법 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190826 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200817 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200929 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201111 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210323 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210405 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6874319 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |