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JP6852285B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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JP6852285B2 JP2016108044A JP2016108044A JP6852285B2 JP 6852285 B2 JP6852285 B2 JP 6852285B2 JP 2016108044 A JP2016108044 A JP 2016108044A JP 2016108044 A JP2016108044 A JP 2016108044A JP 6852285 B2 JP6852285 B2 JP 6852285B2
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Description

本発明は、空気入りタイヤに関する。詳細には、ショルダーに細い溝が刻まれている空気入りタイヤに関する。
図3には、従来のタイヤ2のショルダーリブ4の部分(ショルダー部分とも称される。)が示されている。この図3に示されているように、タイヤ2は、トレッド6及びサイドウォール8を備えている。サイドウォール8は、トレッド6から半径方向略内向きに延在している。このタイヤ2では、トレッド6にサイドウォール8が積層されている。このような構成は、SOT(Sidewall on Tread)構造とも称される。このSOT構造では、サイドウォール8の端PKは、トレッド面10の端PEから半径方向略内向きに延びる側面12上に位置している。トレッド面10の端PEからサイドウォール8の端PKまでの半径方向距離(図3の両矢印HS)は通常、3mmから40mmの範囲で適宜設定されている。
トレッド6は、ベース層14とキャップ層16とで構成されている。キャップ層16は、ベース層14の半径方向外側に位置しており、ベース層14の全体を覆っている。キャップ層16には、耐摩耗性、耐熱性及びグリップ性に優れた架橋ゴムが採用される。前述のサイドウォール8の端PKは、キャップ層16とサイドウォール8との境界18の端でもある。ベース層14には、接着性に優れた架橋ゴムが採用される。転がり抵抗の低減の観点から、このベース層14の架橋ゴムには、低発熱性が考慮されることもある。
タイヤ2は、トレッド6において路面を踏みしめる。これにより、タイヤ2と路面との間には、接地面が形成される。この接地面の端がタイヤ2のショルダー部分に位置しており、このショルダー部分の接地圧は他の部分に比べて高い傾向にある。このため、このショルダー部分では、摩耗が進行しやすいという問題がある。このような摩耗、言い換えれば、偏摩耗は、特に、大きな荷重がタイヤ2に作用する、トラック、バス等に装着される、重荷重用のタイヤ2において、散見される。
図3に示されているように、ショルダーリブ4に、細い溝20を補助的に刻むことがある。このように、ショルダーリブ4に溝20を刻むという技術は、偏摩耗の抑制に有効であることは知られている。しかしその一方で、この溝20の底には損傷が生じやすく、その程度によっては、この溝20が、偏摩耗の抑制に有効に機能しない恐れがあることもわかっている。耐久性を向上させて、この溝20の機能を有効に発揮させるために、様々な検討が行われている。この検討の例が、特開2013−237283公報及び特開2001−158208公報に開示されている。
特開2013−237283公報 特開2001−158208公報
上記特開2013−237283公報には、補強コードを含む補強層を、前述の溝20に沿って設けることで、耐久性の向上を図る技術が開示されている。この技術を適用するには、補強層をタイヤ2の構成部材として新たに追加する必要がある。この技術では、耐久性の向上は図れても、生産性が損なわれる恐れが高い。
上記特開2001−158208公報には、前述の溝20の断面形状を特殊な形状(具体的には、丸底フラスコ形状)とすることで、耐久性の向上を図る技術が開示されている。この技術を適用するには、タイヤ2を製作するためのモールドを新調する必要がある。溝20の形状が特殊であるため、モールドの製作のためだけでなく、維持管理等のためにも、コストがかかる恐れが高い。この技術においても、耐久性の向上は図れても、生産性が損なわれることが懸念される。
発明者らは、溝20の損傷原因を究明し、生産性を損なうことなく、耐久性の向上を図ることのできる技術を開発するために、この溝20の部分について、詳細に調査をしている。その結果、図3に示されているように、ベース層14の一部に尖った部分(図3の矢印PPの部分)が形成され、溝20の底におけるキャップ層16の厚みが十分でない箇所が存在していることが知見として得られている。本発明は、この知見に基づいている。
本発明の目的は、生産性を損なうことなく、耐久性の向上が達成された空気入りタイヤの提供にある。
本発明に係る空気入りタイヤは、軸方向に並列された複数のリブを備えている。これらのリブのうち、軸方向において、外側に位置するリブは、周方向に延在する溝によって、本体と側部とに区分されている。
このタイヤは、トレッド及び一対のサイドウォールを備えている。それぞれのサイドウォールは、上記トレッドの端から半径方向略内向きに延びている。上記トレッドは、ベース層と、このベース層の半径方向外側に位置するキャップ層とを備えている。上記側部は上記キャップ層及び上記サイドウォールで構成されている。この側部において、このサイドウォールはこのキャップ層に積み重ねられている。
好ましくは、この空気入りタイヤでは、上記側部の高さに対するこの側部の幅の比は0.5以下である。さらに好ましくは、この比は0.2以上である。
好ましくは、この空気入りタイヤでは、上記側部は、その半径方向外側に頂面を備えている。この側部において、上記サイドウォールと上記キャップ層との境界の端は上記頂面の外端よりも軸方向内側に位置している。
好ましくは、この空気入りタイヤでは、半径方向において、上記境界の端は上記側部の高さの半分の位置よりも外側に位置している。
本発明に係る空気入りタイヤでは、キャップ層に積み重ねられたサイドウォールが、ベース層に尖りが形成されるのを防止する。このタイヤでは、軸方向において、外側に位置するリブ、すなわち、ショルダーリブを、本体と側部とに区分する溝の部分において、キャップ層の厚さが適切に確保される。このタイヤでは、この溝の底の部分において損傷は生じにくい。このタイヤでは、この溝が維持されるので、この溝を設けることによる偏摩耗抑制効果が期待通りに発揮される。しかも溝の損傷防止のために、新たな部材を追加したり、溝に特殊な形状を採用する必要もない。このタイヤでは、生産性を損なうことなく、耐久性の向上が達成される。本発明によれば、生産性を損なうことなく、耐久性の向上が達成された空気入りタイヤが得られる。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤの一部が示された断面図である。 図2は、図1のタイヤの一部が示された拡大断面図である。 図3は、従来のタイヤの一部が示された拡大断面図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1には、空気入りタイヤ22が示されている。図1において、上下方向がタイヤ22の半径方向であり、左右方向がタイヤ22の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ22の周方向である。図1において、一点鎖線CLはタイヤ22の赤道面を表わす。後述するが、このタイヤ22には溝24が刻まれている。この溝24により、トレッドパターンが形成されている。このタイヤ22の形状は、トレッドパターンを除き、赤道面に対して対称である。
図示されていないが、このタイヤ22はリムに組み込まれる。このタイヤ22の内部には気体として例えば空気が充填されて、このタイヤ22の内圧が調整される。
本発明では、タイヤ22の各部材の寸法及び角度は、タイヤ22が正規リムに組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤ22に空気が充填された状態で測定される。測定時には、タイヤ22には荷重がかけられない。このタイヤ22が、乗用車用である場合は、内圧が180kPaの状態で、寸法及び角度が測定される。
本明細書において正規リムとは、タイヤ22が依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。
本明細書において正規内圧とは、タイヤ22が依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。
本明細書において正規荷重とは、タイヤ22が依拠する規格において定められた荷重を意味する。JATMA規格における「最高負荷能力」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「LOAD CAPACITY」は、正規荷重である。
このタイヤ22は、トレッド26、一対のサイドウォール28、一対のクリンチ30、一対のビード32、カーカス34、ベルト36、一対のストリップ38、一対の中間層40、一対のフィラー42、インナーライナー44、一対のチェーファー46及び一対のクッション層48を備えている。このタイヤ22は、チューブレスタイプである。このタイヤ22は、トラック、バス等に装着される。このタイヤ22は、重荷重用である。
トレッド26は、半径方向外向きに凸な形状を呈している。トレッド26は、路面と接地するトレッド面50を形成する。トレッド26は、ベース層52とキャップ層54とを有している。キャップ層54は、ベース層52の半径方向外側に位置している。キャップ層54は、ベース層52に積層されている。ベース層52は、キャップ層54で覆われている。ベース層52は、接着性に優れた架橋ゴムからなる。ベース層52の典型的な基材ゴムは、天然ゴムである。このベース層52では、低発熱性が考慮されている。このベース層52は、転がり抵抗の低減に寄与する。キャップ層54は、耐摩耗性、耐熱性及びグリップ性に優れた架橋ゴムからなる。
それぞれのサイドウォール28は、トレッド26の端から半径方向略内向きに延びている。このサイドウォール28の半径方向外側部分は、トレッド26と接合されている。このサイドウォール28の半径方向内側部分は、クリンチ30と接合されている。このサイドウォール28は、耐カット性及び耐候性に優れた架橋ゴムからなる。このサイドウォール28は、カーカス34の損傷を防止する。
このタイヤ22では、サイドウォール28はトレッド26に積層されている。このタイヤ22は、SOT(Sidewall on Tread)構造を有している。
それぞれのクリンチ30は、サイドウォール28の半径方向略内側に位置している。クリンチ30は、軸方向において、ビード32及びカーカス34よりも外側に位置している。クリンチ30は、耐摩耗性に優れた架橋ゴムからなる。図示されていないが、クリンチ30はリムのフランジと当接する。
それぞれのビード32は、クリンチ30の軸方向内側に位置している。ビード32は、コア56と、このコア56から半径方向外向きに延びるエイペックス58とを備えている。コア56はリング状であり、巻回された非伸縮性ワイヤーを含む。ワイヤーの典型的な材質は、スチールである。エイペックス58は、半径方向外向きに先細りである。エイペックス58は、高硬度な架橋ゴムからなる。
カーカス34は、カーカスプライ60を備えている。このタイヤ22のカーカス34は、1枚のカーカスプライ60からなる。このカーカス34が2枚以上のカーカスプライ60で構成されてもよい。
カーカスプライ60は、両側のビード32の間に架け渡されており、トレッド26及びサイドウォール28に沿っている。カーカスプライ60は、それぞれのコア56の周りにて、軸方向内側から外側に向かって折り返されている。この折り返しにより、このカーカスプライ60には、主部62と一対の折り返し部64とが形成されている。カーカスプライ60は、主部62と一対の折り返し部64とを備えている。
図示されていないが、カーカスプライ60は、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。各コードが赤道面に対してなす角度の絶対値は、通常は70°から90°である。換言すれば、このカーカス34はラジアル構造を有する。コードは、スチールからなる。このコードに、有機繊維からなるコードが採用されてもよい。この場合、好ましい有機繊維としては、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
ベルト36は、トレッド26の半径方向内側に位置している。ベルト36は、カーカス34と積層されている。ベルト36は、カーカス34を補強する。この観点から、ベルト36の軸方向幅はタイヤ22の最大幅の0.7倍以上が好ましい。
このタイヤ22では、ベルト36は、第一層66a、第二層66b、第三層66c及び第四層66dで構成されている。このベルト36は、4層で構成されている。このベルト36が、2層で構成されてもよいし、3層で構成されてもよい。
図示されていないが、第一層66a、第二層66b、第三層66c及び第四層66dのそれぞれは、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。それぞれのコードは、赤道面に対して傾斜している。傾斜角度の一般的な絶対値は、10°以上70°以下である。コードの好ましい材質は、スチールである。コードに、有機繊維が用いられてもよい。この場合、好ましい有機繊維としては、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、レーヨン繊維、ポリエチレンナフタレート繊維及びアラミド繊維が例示される。
それぞれのストリップ38は、軸方向において、中間層40とエイペックス58との間に位置している。ストリップ38は、エイペックス58に沿って半径方向に延在している。ストリップ38は、軟質な架橋ゴムからなる。図1から明らかなように、折り返し部64の端がストリップ38に当接している。ストリップ38は、折り返し部64の端への歪みの集中を抑える。ストリップ38は、タイヤ22の耐久性に寄与する。このストリップ38は、タイヤ22の仕様に応じて適宜採用される部材である。タイヤ22の仕様によっては、このストリップ38は設けられなくてもよい。
それぞれの中間層40は、エイペックス58の軸方向外側に位置している。中間層40は、軸方向において、ストリップ38とクリンチ30との間に位置している。中間層40は折り返し部64の端を覆っている。中間層40は、フィラー42の端も覆っている。中間層40は、ストリップ38と同程度の柔軟性を有している。中間層40は、軟質な架橋ゴムからなる。中間層40は、これらの端への歪みの集中を抑える。中間層40は、タイヤ22の耐久性に寄与する。この中間層40は、タイヤ22の仕様に応じて適宜採用される部材である。タイヤ22の仕様によっては、この中間層40は設けられなくてもよい。
それぞれのフィラー42は、ビード32の近傍に位置している。図1に示されているように、フィラー42は、カーカスプライ60と積層されており、コア56の周りにて、軸方向内側から外側に向かって折り返されている。図示されていないが、フィラー42は、並列された多数のコードとトッピングゴムとからなる。各コードは、スチールからなる。このフィラー42は、スチールフィラーとも称される。フィラー42は、タイヤ22の耐久性に寄与する。このフィラー42は、タイヤ22の仕様に応じて適宜採用される部材である。タイヤ22の仕様によっては、このフィラー42は設けられなくてもよい。
インナーライナー44は、カーカス34の内側に位置している。インナーライナー44は、カーカス34の内面に接合されている。インナーライナー44は、空気遮蔽性に優れた架橋ゴムからなる。インナーライナー44の典型的な基材ゴムは、ブチルゴム又はハロゲン化ブチルゴムである。インナーライナー44は、タイヤ22の内圧を保持する。
それぞれのチェーファー46は、ビード32の近傍に位置している。タイヤ22がリムに組み込まれると、このチェーファー46がリムと当接する。この当接により、ビード32の近傍が保護される。この実施形態では、チェーファー46は、クリンチ30と一体である。従って、チェーファー46の材質はクリンチ30の材質と同じである。チェーファー46が、布とこの布に含浸したゴムとからなってもよい。
ぞれぞれのクッション層48は、ベルト36の端の近傍において、カーカス34と積層されている。クッション層48は、軟質な架橋ゴムからなる。クッション層48は、ベルト36の端の応力を吸収する。このクッション層48により、ベルト36のリフティングが抑制される。
図1に示されているように、このタイヤ22のトレッド26の部分には、複数のリブ68が設けられている。これらのリブ68は、軸方向に並列されている。それぞれのリブ68は、周方向に延在している。このタイヤ22では、リブ68は周方向に連続している。このリブ68が、周方向に所定のピッチで配置された多数のブロックで構成されてもよい。リブ68とリブ68との間は、溝24である。本発明において、リブ68とリブ68とを区分する溝70は主溝と称される。この主溝70は、周方向に連続して延在している。
このタイヤ22では、排水性及びトレッド26の剛性確保の観点から、主溝70の幅は、接地幅の1%以上7%以下に設定されるのが好ましい。主溝70の深さは、排水性及びトレッド26の剛性確保の観点から、10.0mm以上が好ましく、12.0mm以上がより好ましい。この深さは、22.0mm以下が好ましく、20.0mm以下がより好ましい。
本発明において、接地幅は接地面の軸方向最大幅で表される。この接地幅を得るための接地面は、タイヤ22が正規リムに組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤ22に空気が充填された状態で、このタイヤ22に正規荷重を負荷してキャンバー角を0°に設定して、このタイヤ22を平面に接地させて得られる。
このタイヤ22では、図示されていない主溝70も併せて、計4本の主溝70が刻まれている。この4本の主溝70により、タイヤ22のトレッド26の部分に5つのリブ68が設けられている。これらのリブ68のうち、軸方向において中心に位置するリブ68cは、センターリブと称される。センターリブ68cの両側に位置するそれぞれのリブ68mは、ミドルリブと称される。左右のミドルリブ68mの外側に位置するそれぞれのリブ68sは、ショルダーリブと称される。このショルダーリブ68sは、軸方向に並列された複数のリブ68のうち、軸方向において、最も外側に位置するリブ68である。
図2には、このタイヤ22のショルダーリブ68sの部分が示されている。この図2において、上下方向がタイヤ22の半径方向であり、左右方向がタイヤ22の軸方向であり、紙面との垂直方向がタイヤ22の周方向である。
このタイヤ22では、ショルダーリブ68sは溝24を備えている。本発明において、ショルダーリブ68sの溝24は副溝72と称される。この副溝72は、周方向に連続して延在している。
このタイヤ22では、ショルダーリブ68sには副溝72が刻まれている。この副溝72によって、このショルダーリブ68sは、本体74と側部76とに区分されている。このショルダーリブ68sは、副溝72によって区分された本体74と側部76とを備えている。
このタイヤ22では、このショルダーリブ68sの副溝72は、前述された主溝70よりも細い。この副溝72は、主溝70の幅の1/20から1/3程度の幅を有している。この副溝72は、この主溝70よりも浅い。この副溝72は、主溝70の深さの1/3から4/5程度の深さを有している。
このタイヤ22では、主溝70は主として排水性に寄与する。これに対して副溝72は、ショルダーリブ68sにおける接地圧の上昇を抑え、偏摩耗の発生防止に寄与する。
このタイヤ22の製造では、トレッド26、サイドウォール28等の複数のゴム部材がアッセンブリーされて、ローカバー(未加硫タイヤ22)が得られる。図示されていないが、このローカバーがモールドに投入される。ローカバーの外面は、モールドのキャビティ面と当接する。ローカバーの内面は、ブラダー又は中子に当接する。ローカバーは、モールド内で加圧及び加熱される。加圧及び加熱により、ローカバーのゴム組成物が流動する。加熱によりゴムが架橋反応を起こし、タイヤ22が得られる。そのキャビティ面に凸凹模様を有するモールドが用いられることにより、タイヤ22に凹凸模様が形成される。図示されていないが、このタイヤ22のキャビティ面には、ショルダーリブ68sの本体74及び側部76に対応する窪みが設けられている。本体74に対応する窪みと側部76に対応する窪みとの間は、副溝72に対応する凸部が構成されている。ローカバーの外面がキャビティ面に当接すると、この凸部がローカバーにめり込み、本体74及び側部76が形付けられる。
このタイヤ22では、本体74の半径方向外側部分はキャップ層54で構成されている。したがって、この本体74の外面78はキャップ層54からなる。このタイヤ22の走行状態においては、この本体74の外面78は路面と接触する。言い換えれば、この本体74の外面78は、トレッド面50の一部である。耐摩耗性、耐熱性及びグリップの観点から、この本体74の半径方向外側部分は、このタイヤ22のように、キャップ層54で構成されているのが好ましい。
このタイヤ22では、側部76は、自らが本体74よりも先に摩耗することで、本体74における偏摩耗の抑制に寄与する。この側部76は、捨てリブとも称される。
図2に示されているように、このタイヤ22では、側部76はキャップ層54及びサイドウォール28で構成されている。この側部76において、サイドウォール28はキャップ層54に積み重ねられている。言い換えれば、サイドウォール28はキャップ層54よりもタイヤ22の外面側に位置している。このため、ローカバーがキャビティ面に当接し、副溝72に対応する凸部がこのローカバーにめり込むと、側部76に対応する窪みにサイドウォール28がまず投入される。次いで、キャップ層54がこの窪みに投入される。
図3に示された従来のタイヤ2では、側部のほとんどがキャップ層16で構成されている。このため、ローカバーがキャビティ面に当接し、副溝に対応する凸部がこのローカバーにめり込むと、キャップ層16が側部に対応する窪みに流れ込んでいく。このタイヤ22では、この窪みに流れ込む、キャップ層16の動きは大きく、このキャップ層16の動きに合わせて、ベース層14の動きが活性化される。
これに対して、本発明のタイヤ22では、前述したように、この窪みには、まずサイドウォール28が投入される。サイドウォール28が側部76の一部を構成していることからも明らかなように、この窪みに流れ込むキャップ層54のボリュームは、従来のタイヤ2のそれに比して小さい。このため、このタイヤ22では、この窪みに流れ込む、キャップ層54の動きは、従来のタイヤ2のそれに比して抑えられる。キャップ層54の動きに伴うベース層52の動きも抑制されるため、このタイヤ22では、図3において示されたような、ベース層14に尖りが形成されるのが防止される。言い換えれば、このタイヤ22では、キャップ層54に積み重ねられたサイドウォール28が、ベース層52に尖りが形成されるのを防止する。このため、このタイヤ22では、ショルダーリブ68sを本体74と側部76とに区分する副溝72の部分において、キャップ層54の厚さが適切に確保される。副溝72の底におけるキャップ層54の厚さが適切に確保されるので、この副溝72の底において損傷は生じにくい。このタイヤ22では、この副溝72が維持されるので、この副溝72による偏摩耗抑制効果が期待通りに発揮される。しかも副溝72の損傷防止のために、新たな部材を追加したり、副溝72に特殊な形状を採用する必要もない。このタイヤ22では、生産性を損なうことなく、耐久性の向上が達成される。本発明によれば、生産性を損なうことなく、耐久性の向上が達成された空気入りタイヤ22が得られる。
このタイヤ22では、半径方向において、側部76の外面80は頂面と称される。言い換えれば、ショルダーリブ68sの側部76は、その半径方向外側に頂面80を備えている。図2において、符号PTはこの頂面80の軸方向内端である。符号PEは、この頂面80の軸方向外端である。このタイヤ22の側面82は、この外端PEから半径方向略内向きに延在している。
図2において、符号PUは副溝72の最深部を表している。前述の内端PTは、副溝72の縁でもある。両矢印Hは、副溝72の深さである。この深さHは、副溝72の最深部PUからその縁PTまでの長さである。本発明においては、この深さHは側部76の高さでもある。この深さHは、副溝72の深さ方向、詳細には、副溝72の中心線の延在方向に沿って計測される。実線LHは、側部76の高さHの半分の位置を通る仮想直線である。符号PGは、副溝72の壁面(又は側部76の内面)上の特定の位置を表している、この位置PGは、前述の仮想直線LHが壁面と交差する位置である。符号PSは、このタイヤ22の側面82上の特定の位置を表している、この位置PSは、前述の仮想直線LHが側面82と交差する位置である。両矢印Wは、位置PGから位置PSまでの側部76の長さである。本発明においては、この長さWが側部76の幅である。
このタイヤ22では、側部76の高さHに対するこの側部76の幅Wの比は0.5以下が好ましい。この比が0.5以下に設定されることにより、側部76の大きさが適切に維持される。このタイヤ22では、側部76が偏摩耗の抑制に効果的に寄与する。この観点から、この比は0.45以下がより好ましい。
このタイヤ22では、側部76の高さHに対するこの側部76の幅Wの比は0.2以上が好ましい。この比が0.2以上に設定されることにより、側部76に投入されたサイドウォール28がベース層52に尖りが形成されるのを効果的に抑制する。このタイヤ22では、副溝72の底におけるキャップ層54の厚さが適切に確保されるため、この副溝72の底において損傷は生じにくい。しかも側部76が適度な剛性を有するので、このタイヤ22では、偏摩耗が十分に防止される。この観点から、この比は0.25以上がより好ましい。
図2において、符号PKはサイドウォール28とキャップ層54との境界84の端を表している。このタイヤ22では、この境界84の端PKは、側部76の内面上に位置している。
このタイヤ22では、境界84の端PKは、側部76の頂面80の外端PEよりも軸方向内側に位置しているのが好ましい。これにより、側部76におけるサイドウォール28のボリュームが十分に確保され、ベース層52における尖りの形成が効果的に抑制される。このタイヤ22では、副溝72の底におけるキャップ層54の厚さが適切に確保される。このタイヤ22では、この副溝72の底において損傷は生じにくい。このタイヤ22では、副溝72による偏摩耗抑制効果が期待通りに発揮される。
このタイヤ22では、境界84の端PKは、側部76の頂面80の内端PTよりも半径方向内側に位置していてもよい。この場合、この端PKは、半径方向において、側部76の高さHの半分の位置PGよりも外側に位置しているのが好ましい。これにより、副溝72からサイドウォール28までの距離が適切に維持される上に、この副溝72の底におけるキャップ層54の厚さが適切に確保される。このタイヤ22では、この副溝72の底において損傷は生じにくい。このタイヤ22では、副溝72又は側部76が偏摩耗の抑制に効果的に寄与する。
図2において、両矢印HKは、この境界84の端PKから溝24の最深部PUまでの距離を表している。この距離HKは、副溝72の深さ方向の距離で表される。
このタイヤ22では、境界84の端PKが側部76の内面上に位置している場合には、側部76の高さHに対する距離HKの比は0.5以上が好ましい。この比が0.5以上に設定されることにより、副溝72からサイドウォール28までの距離が適切に維持される上に、この副溝72の底におけるキャップ層54の厚さが適切に確保される。このタイヤ22では、この副溝72の底において損傷は生じにくい。このタイヤ22では、副溝72又は側部76が偏摩耗の抑制に効果的に寄与する。この観点から、この比は0.6以上がより好ましい。このタイヤ22では、この端PKは、側部76の頂面80の外端PEから、側部76の高さHの半分の位置PGまでの範囲あればよいので、この比の上限は特に設定されない。
図2において、両矢印WSは、仮想直線LHに沿って計測されるサイドウォール28の幅である。本発明において、この幅WSは、側部76におけるサイドウォール28の幅である。
このタイヤ22では、副溝72からサイドウォール28までの距離が適切に維持される上に、この副溝72の底におけるキャップ層54の厚さが適切に確保されるとの観点から、サイドウォール28とキャップ層54との境界84の端PKの位置が、半径方向において、側部76の高さHの半分の位置PGと一致しているか、前述したように、この端PKがこの位置PGよりも外側に位置しているのが好ましい。言い換えれば、この側部76の幅Wに対するサイドウォール28の幅WSの比は1以下が好ましい。より好ましくは、この比は0.9以下である。側部76におけるサイドウォール28のボリュームが十分に確保され、ベース層52に尖りが形成されるのが効果的に抑制されるとの観点から、この比は0.1以上が好ましく、0.2以上がより好ましい。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
図1−2に示された基本構成を備え、下記の表1に示された仕様を備えたタイヤを製作した。このタイヤのサイズは、295/75R22.5である。このタイヤのショルダーリブでは、側部はキャップ層及びサイドウォールで構成されており、サイドウォールがキャップ層に積み重ねられた。側部の高さHに対する側部の幅Wの比(W/H)は、0.25であった。この側部の高さHに対する副溝の底からサイドウォールとキャップ層との境界の端までの高さHKの比(HK/H)は、0.60であった。この実施例1では、副溝の損傷防止のために、部材を追加したり、溝の形状を特殊な形状ともしていない。このことが、表1の「形状」及び「材料」の欄に「−」で示されている。
[比較例1]
比較例1は、従来のタイヤである。この比較例1のショルダーリブの構成は、図3に示された通りである。側部の頂面の端PEから境界の端PKまでの距離HSは5mmであった。
[比較例2]
副溝の形状に、丸底フラスコ状の特殊な形状を採用した他は比較例1と同様にして、比較例2のタイヤを得た。副溝の形状に特殊な形状を採用したことが、表1の「形状」の欄に、「Y」で示されている。
[実施例2−11]
比(W/H)及び比(HK/H)を下記の表1−3に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例2−11のタイヤを得た。
[実施例12]
サイドウォールとキャップ層との境界の端を側部の頂面の内側端PTと外側端PEとの間に配置させた他は実施例1と同様にして、実施例12のタイヤを得た。
[性能評価]
タイヤを正規リムに組み込み、このタイヤに内圧が830kPaとなるように空気を充填した。このタイヤを、トラック(10トン)の前輪及び後輪にスクラッチ装着し、フル積載状態で80km/hの速度で一般公道(高速道及び一般道)を走行させた。5万マイル走行時点で、タイヤを回収し、このタイヤの偏摩耗の発生状況を確認するとともに、このタイヤを解体し、副溝の部分でのベース層の乱れ及び損傷の発生状況を確認した。この結果が、下記の格付けに基づく指数で下記の表1から3に示されている。数値が大きいほど好ましい。
・乱れ
2点 = ベース層の尖りは確認されなかった。
1点 = ベース層の尖りがわずかに確認されたが、問題のないレベルであった。
0点 = ベース層の尖りが確認された。
・耐久性
2点 = 副溝の底に損傷(クラック)は確認されなかった。
1点 = 副溝の底に微小な損傷が確認されたが、問題のないレベルであった。
0点 = 副溝の底に損傷が確認された。
・偏摩耗
2点 = ショルダーリブの摩耗量が0.01mm未満であった。
1点 = ショルダーリブの摩耗量が0.01mm以上0.02mm未満であった。
0点 = ショルダーリブの摩耗量が0.02mm以上であった。
[コスト]
タイヤの製造コストを算出し、コストの上昇の程度を確認した。この結果が、下記の格付けに基づく指数で下記の表1から3に示されている。数値が大きいほどコストの上昇が抑えられ好ましい。
2点 = コストの上昇はなかった。
1点 = コストの上昇がわずかにあったが、問題のないレベルであった。
0点 = コストの上昇があった。
[総合]
各評価結果の合計値を算出した。この結果が、「総合」の欄に示されている。数値が大きいほど好ましい。
Figure 0006852285
Figure 0006852285
Figure 0006852285
表1−3に示されるように、実施例のタイヤでは、比較例のタイヤに比べて評価が高い。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
以上説明されたショルダーリブに関する技術は、種々のタイヤにも適用されうる。
2、22・・・タイヤ
4・・・ショルダーリブ
6、26・・・トレッド
8、28・・・サイドウォール
10、50・・・トレッド面
14、52・・・ベース層
16、54・・・キャップ層
18、84・・・境界
20、24・・・溝
68、68c、68m、68s・・・リブ
70・・・主溝
72・・・副溝
74・・・本体
76・・・側部
78・・・本体74の外面
80・・・側部76の外面(頂面)

Claims (7)

  1. 軸方向に並列された複数のリブと、周方向に延在する複数の主溝と、これらの主溝の軸方向外側において周方向に延在しこれらの主溝の深さの1/3から4/5の深さを有する副溝とを備えており、
    それぞれの主溝が、隣接する上記リブとリブとを区分しており、
    これらのリブのうち、軸方向において、外側に位置するリブが、上記副溝によって、本体と側部とに区分されており、
    トレッド及び一対のサイドウォールを備えており、
    それぞれのサイドウォールが、上記トレッドの端から半径方向略内向きに延びており、
    上記トレッドが、ベース層と、このベース層の半径方向外側に位置するキャップ層とを備えており、
    上記側部が上記キャップ層及び上記サイドウォールで構成されており、この側部において、このサイドウォールがこのキャップ層に積み重ねられており、
    上記側部の高さに対するこの側部の幅の比が0.5以下である、空気入りタイヤ。
  2. 上記側部の高さに対するこの側部の幅の比が0.2以上である、請求項に記載の空気入りタイヤ。
  3. 上記側部が、その半径方向外側に頂面を備えており、
    この側部において、上記サイドウォールと上記キャップ層との境界の端が上記頂面の外端よりも軸方向内側に位置している、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 半径方向において、上記境界の端が上記側部の高さの半分の位置よりも外側に位置している、請求項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 軸方向に並列された複数のリブと、周方向に延在する複数の主溝と、これらの主溝の軸方向外側において周方向に延在しこれらの主溝の深さの1/3から4/5の深さを有する副溝とを備えており、
    それぞれの主溝が、隣接する上記リブとリブとを区分しており、
    これらのリブのうち、軸方向において、外側に位置するリブが、上記副溝によって、本体と側部とに区分されており、
    トレッド及び一対のサイドウォールを備えており、
    それぞれのサイドウォールが、上記トレッドの端から半径方向略内向きに延びており、
    上記トレッドが、ベース層と、このベース層の半径方向外側に位置するキャップ層とを備えており、
    上記側部が上記キャップ層及び上記サイドウォールで構成されており、この側部において、このサイドウォールがこのキャップ層に積み重ねられており、
    上記側部がその半径方向外側に頂面を備えており、この頂面全体が上記サイドウォールで構成されている、空気入りタイヤ。
  6. 軸方向に並列された複数のリブと、周方向に延在する複数の主溝と、これらの主溝の軸方向外側において周方向に延在しこれらの主溝の深さの1/3から4/5の深さを有する副溝とを備えており、
    それぞれの主溝が、隣接する上記リブとリブとを区分しており、
    これらのリブのうち、軸方向において、外側に位置するリブが、上記副溝によって、本体と側部とに区分されており、
    トレッド及び一対のサイドウォールを備えており、
    それぞれのサイドウォールが、上記トレッドの端から半径方向略内向きに延びており、
    上記トレッドが、ベース層と、このベース層の半径方向外側に位置するキャップ層とを備えており、
    上記側部が上記キャップ層及び上記サイドウォールで構成されており、この側部において、このサイドウォールがこのキャップ層に積み重ねられており、
    上記側部の高さの半分の位置で計測した、上記サイドウォールの幅WSのこの側部の幅Wに対する比が、0.2以上である空気入りタイヤ。
  7. 上記副溝の幅が、上記主溝の幅の1/20から1/3である請求項1からのいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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