JP6850598B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
また、尿等の排泄液が発する臭いを低下させるために、消臭剤や抗菌剤を配合した吸収性物品が知られている。
例えば、特許文献2には、液透過性シートと、液不透過性シートと、これらの液透過性シートと液不透過性シートとの間に配設された吸収体とを備えた吸収性物品であって、吸収体と液不透過性シートとの間に、該吸収体の長さ方向に延びる液拡散シートが配設されたものが提案されている。また、特許文献3には、表面シートと防漏シートとこれら両シート間に介在する吸液性コアとを有し、吸収性コアが、吸収拡散性シートで被覆されているとともに、吸水性繊維と高吸水性ポリマー粒子とを含む使い捨ておむつが記載されている。
前述した特許文献1の吸収性物品は、クレープ紙に消臭剤等を特定量添加して、一定の消臭性を有しているものの、悪臭の発生の抑制効果には改善の余地がある。また、特許文献2及び3は、悪臭の発生を抑制するための構成を開示するものではない。
図1には、本発明の吸収性物品の一実施形態である尿とりパッド1が示されている。
本実施形態の尿とりパッド1は、図2に示すように、肌対向面を形成する表面シート2、非肌対向面を形成する裏面シート3及びこれら両シート2,3間に介在された吸収体4を具備している。尿とりパッド1は、使用状態において着用者の前後方向に一致する縦方向Yと、該縦方向Yに直交する横方向Xとを有する。また尿とりパッド1は、縦方向Yに長い形状を有している。また尿とりパッド1は、横方向Xの長さを2等分して縦方向Yに延びる縦中心線CLyに対してほぼ左右対称の形状を有している。
本実施形態の尿とりパッド1は、平面状態において、横方向Xの長さが短い股下部Mと、縦方向Yにおいて股下部Mの前後に位置し、それぞれ股下部Mよりも横方向Xの長さが長い前方部F及び後方部Rとを有している。尿とりパッド1等の吸収性物品において、股下部Mは、着用時に着用者の液排泄部に対向配置され、前方部Fは、着用時に股下部Mよりも着用者の腹側に配され、後方部Rは、着用時に股下部Mよりも着用者の背側に配される。ここでいう「着用時」は、適正な着用位置に配された状態を意味し、適正な着用位置から外れた状態に配されている状態は含まない。ただし、本実施形態の尿とりパッド1を男性が使用する場合、モレを防止するために尿とりパッド1の後方部Rを、着用時に股下部Mよりも着用者の腹側に、且つ前方部Fを股下部Mよりも着用者の背側に配されるよう着用してもよい。即ち、女性での前後方向を逆向きに着用してもよい。
そのため、排泄液中の細菌や排泄中や排泄後に吸収体に混入した細菌等が、吸収体中で増殖すること、及びそれによる悪臭の発生を効果的に抑制することができる。
なお、第1シート7により吸収体4中の液の拡散性が向上するのは、以下の理由による。
すなわち、排泄液は、凹部71の凹部面によって構成された導水路によって、尿とりパッド1における吸収体4の前後方向に素早く拡散させることが出来る。製品の幅方向のほぼ中央部に排泄された液は、徐々に幅方向に広がって行くが、幅方向に凹部71が複数存在するため、次々に吸収体4の前後方向に液を拡散することができる。
凹部71の深さH1(図4参照)は、好ましくは0.8mm以上、より好ましくは1.2mm以上であり、また好ましくは10mm以下、より好ましくは8mm以下であり、また好ましくは0.8mm以上10mm以下、より好ましくは1.2mm以上8mm以下である。凹部71の深さH1は、図4に示すように、凹部71の内方端部71cから、第1シート7の最も肌対向面側に位置する部分72bまでの距離(高低差)であり、厚み方向Zに沿って測定する。本実施形態において第1シート7の最も肌対向面側に位置する部分72bは、後述する凸部72の頂部72bである。深さH1を測定する場合は、製品を幅方向で切断し、凹凸がつぶれないように注意しながら光学顕微鏡を用いて測定する。
本実施形態の尿とりパッド1においては、図3に示すように、第1シート7の非肌対向面側に第2シート9を有しており、第1シート7は、複数の凹部71それぞれの底部の下面71dが、第2シート9と接合されている。
第1シート7の複数の凹部71の底部の下面71dが第2シート9と接合されている場合、個々の凹部71における、第2シート9と接合されている底部の下面71dの横方向Xの長さW1(図4参照)は、好ましくは0.1mm以上、より好ましくは0.2mm以上であり、また好ましくは3mm以下であり、また好ましくは0.1mm以上3mm以下、より好ましくは0.2mm以上3mm以下である。
吸水性ポリマーに抗菌剤8を付着させる方法としては、特に制限されず、抗菌剤を溶媒や分散媒に溶解又は分散させた液をスプレー等により塗布した後、乾燥させ、吸水性ポリマーの接着力あるいは液中の共存させた粘着剤成分の粘着力を用いて付着させることができる。
抗菌剤8の添加量は、吸水性ポリマーに対して、好ましくは0.005質量%以上、より好ましくは0.02質量%以上であり、また好ましくは1.2質量%以下、より好ましくは0.8質量%以下である。
まず、コールドスプレーにより吸収性物品の構成部材どうしを接合している接着材を弱化し、構成部材を丁寧に剥がして吸収性コアを取り出す。取り出した吸収性コアを粗いふるい(目開き850μm)にかけて吸水性ポリマーを含む画分を採取する。採取した画分をスクリュー管などのガラス製円筒容器に入れて回転させると、パルプなどの繊維材料と吸水性ポリマーとは比重の違いにより、繊維材料は上層に、吸水性ポリマーは下層に選別される。こうして選別された吸水性ポリマーに対し抗菌剤抽出処理を施す。即ち、メタノールを溶媒として吸水性ポリマーを投入し、その溶媒に対して超音波による振動と撹拌を行った後、該溶媒の上澄み液を溶媒系フィルター(関東化学株式会社製、PTFE樹脂製、孔径0.45μm、25mmφ)でろ過し、そのろ液中の溶媒を揮発させて固形分を得る。この固形分を、液体クロマトグラフィーなどの公知の分析手段を用いて、単一の化合物を得るように分離する。得られた化合物を、赤外吸収分光法、核磁気共鳴分光法などの周知の分析手段を用いて、どのような化学構造を有するものかを特定する。特定した化学構造を有する剤を標準物質とし、ガスクロマトグラフィー、液クロマトグラフィーなどの周知の分析手段を用いて検量線から抗菌剤量を定量する。
横方向Xに隣り合う凸部72の間隔P1(図4参照)は、好ましくは1.5mm以上、より好ましくは2mm以上であり、また好ましくは10mm以下、より好ましくは8mm以下であり、また好ましくは1.5mm以上10mm以下、より好ましくは2mm以上8mm以下である。横方向Xに隣り合う凸部72の間隔P1(図4参照)は、横方向Xに隣り合う凸部72の頂部72bどうし間の長さである。
また、横方向Xにおける凸部72の長さW2(図4参照)は、好ましくは1mm以上、より好ましくは1.5mm以上であり、また好ましくは10mm以下、より好ましくは8mm以下である。横方向Xに隣り合う凸部72の間隔P1(図4参照)は、横方向Xに隣り合う凸部72の頂部72bどうし間の長さである。
横方向Xおける凸部72の長さW2とは、第1シート7の凹部下面72dが、第2シート9と接合されている場合、第1シート7における第2シート9と接合されている凹部下面71dどうし間の距離であり、第1シート7の凹部下面71dが第2シート9と接合されていない場合は、第1シート7の凹部下面71dの凹部の最も非肌対向面側に位置する部位71b間の距離とする。
また、凸部72内の間隙72aの厚さH3(図4参照)は、好ましくは0.8mm以上、より好ましくは1.2mm以上であり、また好ましくは10mm以下、より好ましくは8mm以下である。凸部72内の間隙72aの厚さH3は、厚み方向Zにおける凸部72の内方端部72cから、凹部71の最も非肌対向面側の部位71bまでの長さである。
また、第1シート7の凹部71に、粒子径の小さい吸収性ポリマーを多く散布し、その上に上層吸収層5を重ね接合することで、上記の上層吸収層5を得ることができる。
上層吸収層5が貫通孔50を有することにより、排泄液を、素早く吸収体4内に取り込ませることができ、第1シート7に沿う液の拡散、及び抗菌剤との接触による悪臭発生抑制効果を一層効率的に発現させることができる。上層吸収層5は、着用者の股間部に配される股下部Mに、厚み方向Zに貫通する貫通孔50が設けられていることが好ましい。本実施形態の貫通孔50は、第1シート7の凹部71の底部71aまで貫通したものであるが、第1シート7の凸部72の頂部72bまで貫通したものであっても良い。
尚、上層吸収層5は、股下部Mが吸収性物品の縦方向Yにおける全長を3等分して3領域に区分したときの中央の領域である場合においても、該股下部Mに貫通孔50を有していることが好ましい。
また、縦方向Yにおける貫通孔50の長さL5(図1参照)は、好ましくは70mm以上、より好ましくは90mm以上、また好ましくは350mm以下、より好ましくは300mm以下である。
貫通孔50の平面視形状は特に制限されず、矩形状、円形状、楕円状、多角形状等の任意の形状とすることができる。
また、図5(d)に示すように、上層吸収層5及び下層吸収層6の両層は、それぞれ貫通孔50,60を有しており、それらの貫通孔50,60が、横方向Xにおいてそれぞれの両側縁の位置が一致するように重なっている。上層吸収層5の貫通孔50と下層吸収層6の貫通孔60とは、少なくとも部分的に重なっていることが、排泄液の拡散性を一層向上させることができる観点から、好ましい。
例えば、図5(a)に示す吸収体4は、第1吸収層5及び抗菌剤が配された第1シート7を具備している。このような形態の吸収体4は、例えば薄型の尿とりパッドに好ましく用いることができる。
また、図5(b)に示す吸収体4は、第1吸収層5、抗菌剤が配された第1シート7、及び第2シート9を具備しており、第2吸収層6を備えていない。この第1吸収層5は、複数の貫通孔50を有している。このような形態の吸収体4は、例えば吸収量が比較的少ない尿とりパッド(例えば排泄液の吸収容量150cc)や軽失禁パッドに好ましく用いることができる。
さらに、図5(d)に示す吸収体4は、上層吸収層5、抗菌剤が配された第1シート7、第2シート9、及び下層吸収層6を具備している。この上層吸収層5及び下層吸収層6は、複数の貫通孔50,60を有している。このような形態の吸収体4は、例えば排泄液の吸収量の目安が600cc〜1500ccの尿とりパッドに好ましく用いることができる。
防漏カフ16は、弾性部材16cに加えて更に、縦方向Yに一定の幅を有する1枚のサイドシート26を含んで構成されており、該サイドシート26は、図2に示すように、横方向Xにおいて吸収性本体10の外方へ延出している。
下層吸収層6の坪量は、好ましくは200g/m2以上、より好ましくは250g/m2以上、また好ましくは700g/m2以下、より好ましくは650g/m2以下である。
上層吸収層5と下層吸収層6とは、坪量が同じでも異なっていても良い。
下層吸収層6における木材パルプ等の繊維材料と吸水性ポリマーとの含有質量比(繊維材料/吸水性ポリマー)は、好ましくは0.65以上、より好ましくは0.8以上、また好ましくは4以下、より好ましくは3.5以下である。
第1シート7の凹部71及び凸部72は、任意の方法によって凹凸形状に変形させた状態の第1シート7を、その状態を維持しつつ第2シート9と部分的に接合させる方法、各種の不織布に、互いに噛み合う加熱された一対のロール間に挿通する方法、各種の不織布に、エンボス加工を施す方法等、各種公知の方法によって形成することができる。
無機系抗菌剤の具体例としては、例えば、銀、亜鉛、銅、マグネシウム、カルシウム、アルミニウム、アンチモン、ビスマスの抗菌性金属イオン又は塩等を担体である、ゼオライト、シリカゲル、低分子ガラス、リン酸カルシウム、リン酸ジルコニウム、ケイ酸塩、酸化チタンに担持させた微粒子粉末または針状結晶が挙げられる。
有機系抗菌剤の具体例としては、ピロクトンオラミン[1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,4,4−トリメチルペンチル)−2(1H)−ピリドンモノエタノールアミン塩](商品名:オクトピロックス)、オレイン酸K、1−ペンタスルホン酸Na、1−デカンスルホン酸Na、ブチルナフタレンスルホン酸Na、ドデシル硫酸Na、ドデシルベンゼンスルホン酸Na、およびヘキサデシル硫酸Na等の陰イオン界面活性剤、セチルリン酸ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化セチルピリジニウム等の陽イオン界面活性剤、塩酸クロルヘキシジン、グルコン酸クロルヘキシジン、トリクロカルバン、トリクロサン、ハロカルバン及びパラオキシ安息香酸エステル等が挙げられる。
これらの抗菌性物質は単独で用いても、又は2種以上を混合して用いてもよい。特に、抗菌効果と吸収性能の観点から、ピロクトンオラミン、セチルリン酸ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化セチルピリジニウムなどの第四級アンモニウム塩型の界面活性剤が好ましく、とりわけ、ピロクトンオラミン、セチルリン酸ベンザルコニウムが好ましい。
このようにして得られた上層吸収層5及び下層吸収層6には、上述の貫通孔50,60を設けることが好ましい。貫通孔50,60は、積繊装置の凹部に繊維材料等を堆積させる際に一部に堆積しない部分を設ける方法や、積繊装置の凹部から離型した繊維材料等の堆積物に、打ち抜きや切り抜き等により貫通孔50,60を形成する方法等の各種公知の方法によって形成することができる。
本発明においては、上層吸収層5等の吸収体4における各構成部材を接着剤等の公知の手段を用いて接合することができる。
〔実施例1〕
前述した実施形態の吸収性本体10と同様の構成を有する評価用サンプル、即ち図3(a)に示す吸収体4を備えた評価用サンプルを作製し、これを実施例1のサンプルとした。表面シート2として坪量20g/m2の親水性スパンボンド不織布を用い、裏面シート3として18g/m2の液難透過性のシートを用いた。吸収体4は、次のようにして作製した。第1吸収層5(上層吸収層5)及び第2吸収層6(下層吸収層6)として、パルプ及び抗菌剤付吸水性ポリマーの組成の各混合積繊体を用いた。パルプとして、フラッフパルプを用いた。また、抗菌剤付吸水性ポリマーは、吸水性ポリマー(商品名「アクアリック」、株式会社日本触媒製)に対して、抗菌剤ピロクトンオラミンを0.1質量%添加して作製した。第1シート7としては、エアスルー不織布(構成繊維:ポリエチレンテレフタレートとポリエチレンの複合繊維 坪量18g/m2)を、互いに噛み合う一対の凹凸ロール間に挿通して一方向に延びる凹部及び凸部を形成し、その複数の凹部の底部を、第2シート9にヒートシールにより接合したものを用いた。第2シート9として、平坦なエアスルー不織布(構成繊維:構成繊維ポリエチレンテレフタレートとポリエチレンの複合繊維 坪量25g/m2)を用いた。
そして、上層吸収層5を、複合シートの第1シート7側の面に重ねて、ホットメルト接着剤により接合した。次に、複合シートの第2シート9側の面と下層吸収層6の片面とをホットメルト接着剤により接合した。
このようにして得られた、上層吸収層5、第1シート7、第2シート9及び下層吸収層6が一体化されたものをコアラップシート51,52で被覆して、寸法が100mm×150mmの矩形状の吸収体4を得た。コアラップシート51,52として、坪量14g/m2のパルプ繊維からなるティッシュペーパーを用いた。さらに、この吸収体4を、表面シート2及び裏面シート3で被覆することで、寸法が140mm×190mmの矩形状の評価用サンプルを得た。
第1シート7及び第2シート9を用いなかった以外は、実施例1と同様にして吸収体4を作製し、この吸収体を用いる以外は、実施例1と同様にして、評価用サンプルを作成した。これを比較例1のサンプルとした。
実施例及び比較例のサンプルについて、液の拡がり面積、液の拡がり率及び消臭性を、下記方法により評価した。排泄液からの悪臭の発生を抑制する効果はこの消臭性の評価によって示される。その結果を下記表1に示す。
前記実施例1及び比較例1の評価用サンプルに、その中央部に漏斗を用いて50ccの生理食塩水を注入した。そして、注入3分後に液拡がり面積を測定した。また、比較例1の液拡がり面積を基準(100%)として、実施例1の液拡がり面積から、液拡がり率を求めた。測定結果を表1に示す。
成人男性5名の尿を各100ml混合した人尿500mlを調製した。前記実施例1及び比較例1の各評価用サンプルに人尿50gを吸収させ、容積1.2リットルの密閉容器(商品名「タイトボックスNo.3」、蝶プラ工業株式会社製)中に素早く入れて気密状態にして、36℃の恒温槽に6時間保管した後に該容器を取り出し、その蓋を開け、容器中の臭いを5名のモニター(臭気判定士の指導を受け6段階臭気強度表示法にのっとって臭気評価が実施できる者)に評価させた。その評価基準は以下の通りである。即ち、臭いの強度を0〜5の評価スコアによる6段階臭気強度表示法に基づいて行った。評価スコアは、「0」無臭、「1」やっと感知できる臭い(検知閾値)、「2」尿臭であることわかるが弱い臭い(認知閾値)、「3」楽に尿臭であると感じられる臭い、「4」強い尿臭、「5」強烈な尿臭を示す。臭いの強度の判定は0.5刻みで行い、5人の評価の平均値を6段階臭気強度表示法による評価として表1に示した。この平均値が小さいほど、消臭性に関して高評価となる。
また、比較例1を基準として、下記の評価基準により消臭性の評価し、その評価結果を表1に示した。
10 吸収性本体
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
5 第1吸収層(上層吸収層)
50 貫通孔
6 第2吸収層(下層吸収層)
60 貫通孔
51 肌対向面側のコアラップシート
52 非肌対向面側のコアラップシート
7 第1シート
8 抗菌剤
81 抗菌剤付吸水性ポリマー
9 第2シート
16 防漏カフ
16c 弾性部材
26 サイドシート
F 前方部
M 股下部
R 後方部
X 横方向
Y 縦方向
Z 厚み方向
Claims (6)
- 肌対向面を形成する表面シート、非肌対向面を形成する裏面シート及びこれらの間に介在された吸収体を具備する吸収性本体を備える吸収性物品であって、
前記吸収体は、第1吸収層と、該第1吸収層の非肌対向面側に位置する第1シートとを有しており、
前記第1シートは、肌対向面側から非肌対向面側に向かって凹んだ凹部を複数有しており、
複数の前記凹部のそれぞれに、抗菌剤が配されており、
前記抗菌剤は、吸水性ポリマーの表面に付着している、吸収性物品。 - 前記第1シートは、前記凹部間に、裏面側に空隙を有する凸部を有している、請求項1に記載の吸収性物品。
- 前記吸収体は、前記第1シートの非肌対向面側に第2シートを有しており、
前記第1シートは、複数の前記凹部それぞれの底部の下面が前記第2シートと接合されている、請求項1又は2に記載の吸収性物品。 - 前記吸収性物品は、着用者の股間部に配される股下部を有しており、
前記第1吸収層は、前記股下部に、厚み方向に貫通する貫通孔を有している、請求項1〜3の何れか1項に記載の吸収性物品。 - 前記吸収体は、前記第1シートの非肌対向面側に第2吸収層を有している、請求項1〜4の何れか1項に記載の吸収性物品。
- 前記抗菌剤が付着した前記吸水性ポリマーは、その表面の一部分が、前記第1シートの前記凹部内に接合している、請求項1〜5の何れか1項に記載の吸収性物品。
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