JP6849521B2 - X線システムおよびx線管検査方法 - Google Patents
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Description
この出願の実施形態は、X線システムおよびX線システムで用いられるX線管の検査方法に関する。
X線システムは、医用(診断/治療)、工業用非破壊検査、材料分析など、多くの用途に利用される。X線システムで用いられるX線管は、陽極ターゲットに陰極フィラメントからの電子ビームを衝突させてX線を発生する構成となっている。
X線管では、管電流(ターゲットに衝突する電子ビームに対応)の元となる熱電子をフィラメントの加熱により得ている。フィラメントの加熱は、適切な電流をフィラメントに流すことで行われる。X線管の実使用時間の累積等によりフィラメントの熱電子放出能力(エミッション)が低下し、あるいはX線管の管球内真空度が低下すると、管電流が適正範囲外に減少して必要なX線出力が得られなくなる。
管電流を監視してフィラメント電流を制御するX線管自動較正システム(特許文献1参照)や、X線照射異常を検出する消費電流モニタリングシステム(特許文献2参照)は従来から存在する。しかし、これらのシステムには、管電流とフィラメント電流の関係が適正な範囲にあるか否かを検査する機能はない。
X線管の実使用時間の累積に伴うフィラメントのやせ細りやX線管の管球内真空度低下が進行して管電流が低下しても、フィラメント電流を増やすことで管電流の低下を補填しつつ、そのままX線管を使い続けてしまうことがある。その場合、最後にはフィラメント断線または管内放電多発によりX線管が不良となって、X線システムが使用不可能となる。そうなるとX線管の管球交換による修理となるが、管球交換までの期間、X線システムが使えなくなるという支障をきたす。
実施形態に係るX線システムは、管電流に応じたフィラメント電流が流れるフィラメントを持つX線管と、前記フィラメント電流を監視するフィラメント電流監視手段と、前記管電流を監視する管電流監視手段と、X線曝射時における前記管電流が所定の設定幅に収まっているかどうかを検査する検査手段を備えている。
このX線システムでは、管電流およびフィラメント電流を常時(または定期的に)監視(モニタリング)し、管電流が適正範囲内にあるか否かを適宜判断する。この判断結果に基づいて、X線管の管球寿命を予測することができる。
以下、図面を参照しながら、実施形態に係るX線システムおよびX線管検査方法を説明する。なお、以下の説明中で挙げた数値は単なる例示であり、本願の実施形態を束縛するものではない。
図1は、一実施の形態に係るX線管の「フィラメント電流If(A)対管電流Ia(mA)」の関係を説明する図である。この図において、実線カーブC0は該当X線管の代表特性を示す(カーブC0は、定格フィラメント電流If0において管電流がIa0になることを示している)。上側破線カーブC1は、同X線管の稼動許容範囲内において、同一フィラメント電流でも管電流が大き目になる場合を例示している(カーブC1は、定格フィラメント電流If0において管電流がIa0より大きいIa1になることを示している)。下側破線カーブC2は、同X線管の稼動許容範囲内において、同一フィラメント電流でも管電流が小さ目になる場合を例示している(カーブC2は、定格フィラメント電流If0において管電流がIa0より小さいIa2になることを示している)。なお、フィラメント材としては、タングステンやトリウムタングステンなどを用いることができる。
ここで、フィラメント電流と管電流の関係が図1の上下破線C1、C2で囲まれた領域にある場合に、X線管の正常稼動が保証されるものとする。図1のようなグラフは、通常、X線管の仕様書(または製品カタログ)などから知ることができる。
図1に例示するように、ある管電圧(例えば陽極〜フィラメント間で100kV〜150kV)において、フィラメント電流Ifを大きくしていくとそれに伴い管電流Iaも大きくなっていく。例えば、新品のX線管のフィラメント電流対管電流特性が図1のカーブC0に該当し、フィラメント電流If0が4Aのときに管電流Ia0が400mAであると仮定してみる。この状態でフィラメント電流がIf1(例えば3.9A)に減ると、管電流もIa2(例えば360mA)に減る。同状態でフィラメント電流がIf2(例えば4,1A)に増えれば、管電流もIa1(例えば440mA)に増える。
上記では、フィラメント電流を定格(4A)の±2.5%(±0.1A)の範囲内で変えることにより管電流を低格(400mA)の±10%(±40mA)の範囲に収めることができる場合を仮に示しており、その範囲内(図1の上下破線C1、C2で囲まれた領域内)では、X線管を正常に稼動させることができる。
一方、X線管の実使用時間の累積に伴い、フィラメントが消耗(蒸発)してフィラメントがやせ細ったり(フィラメントの線径が小さくなる)、X線管の真空度が悪化したりすると、管電流Iaは図1の上下破線C1、C2で囲まれた領域外(破線C2より下側の領域)にまで減少することがある。このような状況は、X線管が不良になる兆しであるが、短期間であれば、フィラメント電流IfをIf2よりも大きめに増やすことで、管電流Iaを図1のIa1〜Ia2の間に戻すことができる。
しかし、小さくなった管電流(Ia2未満)を本来の大きさ(Ia0)に戻そうとしてフィラメント電流Ifをどんどん増やし続けると、フィラメントの消耗進行が加速され、間もなくフィラメントは断線してしまう(結果、X線システムが使用不能となる)。
また、やせ細ったフィラメントを使用していると、フィラメント電流をフィラメントが断線する直前まで増やしても、管電流を本来の大きさ(Ia0)に戻すことができなくなることもある(結果、必要なX線出力が得られなくなる)。
あるいは、真空度が悪化したX線管を使用していると、管内放電が多発してX線管が使用不能になることもある。
以上のことから、フィラメント電流Ifを増やすことで管電流Iaを図1のIa1〜Ia2の間に戻すことができる限界に近づいて来たら、X線管が不良になる(結果、X線システムが故障する)兆しである(あるいはX線管の寿命である)と判定できる。
上記「X線管が不良になる兆し(あるいはX線管の寿命)」の判定は、X線管の実働状態(X線曝射時)における管電流とフィラメント電流を常時(または定期的に)監視することで、可能となる。
図2は、一実施の形態に係るX線システム(シングルフィラメントX線管使用)の要部構成を説明する図である。図2のX線管装置100は、X線管10とフィラメント電源Vfと高圧電源Vaを具備している。X線管10のフィラメント(陰極)10fは、フィラメント電源Vfからの直流電流で点火される。X線管10の陽極ターゲット10aと陰極フィラメント10fの間には、高圧電源Vaから直流高圧が印加される。
なお、X線管10は、回転陽極型でも固定陽極型でもよい。X線管の陽極〜陰極間に高圧(例えば100kV〜150kV)を供給する高圧電源Vaは、陰極接地型(+kV、0V)に限らず、陽極接地型(0V、−kV)でも中性点接地型(+kV/2、0V、−kV/2)でもよい。
図2のX線システムは、フィラメント電流監視部20、管電流監視部30、管電流/フィラメント電流検査部40、フィラメント電流変更部50などを具備するフィラメント電流コントローラ1000を、X線管装置100のために有している。
X線管10のフィラメント10fを流れるフィラメント電流Ifは、図示しない電流プローブにより検出される。検出されたフィラメント電流Ifはフィラメント電流監視部20に提供される。フィラメント電流監視部20は、フィラメント10fの端子電圧(Vf)を測定する電圧計(図示ぜず)も備えることができ、フィラメント電流Ifと同時にフィラメント電圧も計測できる。これにより、フィラメント10fの直流抵抗Rf(=Vf/If)をリアルタイムで検出できる。
なお、点火時に高温(1000℃以上)となっているフィラメント10fの直流抵抗Rfは、フィラメントのやせ細り方(フィラメント線の直径の減少度合い)に略比例して増加する。例えば新品時に線径dのフィラメント10fの、点火時における直流抵抗がRf(例えば1Ω)であるとする。すると、フィラメント10fが消耗して線径d/2になったときの同条件における直流抵抗Rf*は、Rfの略2倍(例えば約2Ω)になる。このことから、フィラメント10fの直流抵抗Rfの検出値の変化を常時見張っていれば、フィラメント10fの消耗度合い(やせ細り方)をリアルタイムで監視できる。この消耗度合いがある限度を超えたら(特定のX線管について言えば、フィラメント抵抗Rfのリアルタイム検出値が特定値を超えたら)、そのX線管は間もなく寿命を終えると、推定できる。ここで、X線管の寿命推定に利用できる「フィラメント抵抗Rfの変化具合」は、同タイプのX線管の複数サンプルについて事前にデータを取っておくことができる。
X線管10の陽極〜陰極間を流れる管電流Iaは、図示しない電流プローブにより検出される。検出された管電流Iaは管電流監視部30に提供される。管電流監視部30は、X線管10の陽極〜陰極間電圧(Va)を測定する高圧電圧計(図示せず)も具備することができる。その場合は、管電流Iaと共に陽極〜陰極間電圧もリアルタイムで計測できる。
フィラメント電流監視部20が監視(モニタリング)しているフィラメント電流Ifの値および管電流監視部30が監視(モニタリング)している管電流Iaの値は、管電流/フィラメント電流検査部40に提供される。検査部40を構成するマイクロコンピュータ(図示せず)は、図1のカーブC0、C1、およびC2に対応する情報を予め記憶している。この記憶情報は、監視対象となるX線管と同タイプのX線管の複数サンプルについて事前収集したデータに基づき作成できる。
管電流/フィラメント電流検査部40は、「リアルタイムで監視されている管電流Iaとフィラメント電流Ifの相互関係が図1の上側破線カーブC1と下側破線カーブC2の範囲内に収まっているならば、X線管10は引き続き使用可能と判定する」機能(コンピュータプログラムの一部)42を持つことができる。
管電流/フィラメント電流検査部40は、「リアルタイムで監視されている管電流Iaとフィラメント電流Ifの相互関係が図1の上側破線カーブC1と下側破線カーブC2の範囲内に収まっていないときは、X線管10の寿命が来たものと判定し、コンソールなどにおいて管球寿命をユーザに通知する」機能(コンピュータプログラムの他部)44を持つことができる。
管電流/フィラメント電流検査部40は、「リアルタイムで監視されている管電流Iaとフィラメント電流Ifの相互関係が図1の実線カーブC0からずれているときは、上下破線カーブC1、C2の範囲内であっても、管電流Iaが所定の値(例えばIa0の値)に極力近づくように、フィラメント電流変更部50に指令を出す」機能を持つこともできる。
具体的には、フィラメント電流変更部50は、リアルタイムで監視されている管電流Iaが所定の値(例えばIa0=400mA)よりも若干大きいとき(例えばIa=420mA)はフィラメント電流Ifを定格値(例えばIf0=4A)から少し減らして(例えばIf=3.95A)管電流Iaを所定値(400mA)に近づける。逆に、リアルタイムで監視されている管電流Iaが所定の値(例えばIa0=400mA)よりも若干小さいとき(例えばIa=380mA)はフィラメント電流Ifを定格値(例えばIf0=4A)から少し増やして(例えばIf=4.05A)管電流Iaを所定値(400mA)に近づける。
もし、リアルタイムで監視されている管電流Iaが所定の値(例えばIa0=400mA)よりも大分小さいとき(例えばIa=320mA)はフィラメント電流Ifを定格値(例えばIf0=4A)から大目に増やして(例えばIf=4.2A)管電流Iaを所定値(400mA)に近づける。
ここで、リアルタイムで監視されている管電流Iaが所定の値(例えばIa0=400mA)よりも小さい(例えばIa=340mA)場合において、フィラメント電流Ifを定格値(例えばIf0=4A)よりもかなり大目に増やさないと(例えばIf=5A以上)管電流Iaを所定値(400mA)に近づけることができない場合を考えてみる。(これは、フィラメントがやせ細って電子放出能力が低下し、および/または、X線管の真空度が落ちている場合などが想定される。)この場合、所定の管電流Ia0を得るために行う「フィラメント電流Ifの変更の程度」は明らかに大きい(Ifは、例えば4Aから5A以上へ大幅に変更される)。このような場合、フィラメント電流Ifの増加により所定の管電流Ia(例えばIa0=400mA)が得られるようになったことから短期間はX線管10の使用が可能であっても、間もなくX線管10は使用不能になるであろうと推定できる。この場合は、図2の機能42で「引き続き管球使用が可能」と判定しつつも、同時に、同図の機能44で「間もなく管球寿命が来る」ことを通知できる。
図3は、他の実施の形態に係るX線システム(ダブルフィラメントX線管使用)の要部構成を説明する図である。この実施形態では、X線管装置100内のX線管は、複数(ここでは2つ)のフィラメントを持っている。高圧電源Vaおよび陽極ターゲット10aは、2つのフィラメント10f1および10f2双方に対して使用される。(図3の図示では高圧電源Vaのマイナス側がフィラメント10f1にだけ接続されているが、これは高圧電源Vaのマイナス側回路がフィラメント10f1および10f2の電流路を短絡していないことを示すためである。フィラメント10f2が使用されるときは、図示しないが、高圧電源Vaのマイナス側がフィラメント10f2に接続される。)
2つのフィラメント10f1および10f2は、2つのフィラメント電源Vf1およびVf2により別々に電流点火される。図3のX線管(ダブルフィラメント)10のトータルフィラメントエミッションが図2のX線管(シングルフィラメント)10と同じであるとすれば、図3のフィラメント10f1および10f2の合計フィラメント電力は図2のフィラメント10fのフィラメント電力と略同じとなる。
2つのフィラメント10f1および10f2は、2つのフィラメント電源Vf1およびVf2により別々に電流点火される。図3のX線管(ダブルフィラメント)10のトータルフィラメントエミッションが図2のX線管(シングルフィラメント)10と同じであるとすれば、図3のフィラメント10f1および10f2の合計フィラメント電力は図2のフィラメント10fのフィラメント電力と略同じとなる。
フィラメント10f1および10f2夫々を流れるフィラメント電流If1およびIf2と、夫々のフィラメント端子電圧は、フィラメント電圧監視部20により監視される。また、高圧電源Vaを流れる管電流Iaは管電流監視部30により監視される。
フィラメント10f1および10f2夫々の電流/電圧の監視結果は、フィラメント電圧監視部20から管電流/フィラメント電流(およびフィラメント電圧)検査部40へ、リアルタイムで提供される。管電流Iaの監視結果は、管電流監視部30から管電流/フィラメント電流(およびフィラメント電圧)検査部40へ、リアルタイムで提供される。
管電流/フィラメント電流(およびフィラメント電圧)検査部40は、フィラメント10f1および10f2夫々の電圧値/電流値から、フィラメント10f1および10f2夫々の直流抵抗Rf1およびRf2をリアルタイムで算出する。これらの抵抗Rf1およびRf2の値が所定の上限を超えたら(例えば新品時1Ωであったものがフィラメントの消耗で2Ωを超えたら)間もなく当該X線管10が寿命を迎えると推定できる。
また、リアルタイムで監視されている管電流Iaとフィラメント電流If1および/またはフィラメント電流If2の関係が、図1の破線C1〜C2カーブ間の範囲のような、所定の範囲内に収まっているかどうかを、管電流/フィラメント電流(およびフィラメント電圧)検査部40内のマイクロコンピュータ(図示せず)により判定できる。
管電流Iaが上記所定範囲内に収まっているか否かで、X線管10の継続使用が可能かどうかを判定できる。また、管電流Iaが上記所定範囲内に収まっていても、管電流Iaが所定の値(図1のIa0)からずれているときは、管電流/フィラメント電流(およびフィラメント電圧)検査部40はフィラメント電流変更部50にフィラメント電流の変更指令を出すことができる。
この指令を受けたフィラメント電流変更部50は、管電流Iaが所定の値(図1のIa0)に近づくように、フィラメント電源Vf1および/またはVf2を制御する。この制御には幾つかの方法がある。1つは、フィラメント電源Vf1およびVf2の双方を同時に制御して、フィラメント10f1および10f2の電流双方を同時に変更する方法である。もう1つは、フィラメント電源Vf1またはVf2の一方だけを制御して、フィラメント10f1または10f2の電流を変更する方法である。もう1つは、フィラメント電源Vf1およびVf2を交互に制御して、フィラメント10f1または10f2の電流を変更する方法である。
図4は、図3のX線システムで利用可能なダブルフィラメントX線管の一例を説明する図である。この例では、2つのフィラメント10f1と10f2のうち、一方(10f1)の電子ビーム(R1)が使用されているときに他方(10f2)の電子ビーム(R2)がシャッタ3により遮断されるようになっている。
シャッタ3は3枚のX線遮蔽板(4〜6)で構成されており、一部の遮蔽板(4a)の開口(X線透過窓4a)は静止させておくことができる。一方、3枚のX線遮蔽板(4〜6)の他部の開口(X線透過窓5a、6a)の位置は軸a2の周りで回転移動可能となっており、これらの開口の回転移動によって、2つの電子ビーム(R1、R2)が所定のタイミングで交互に切り替わって管電流Iaとなるようにしてある。この交互切替周期が長いときは、シャッタが閉じた側のフィラメント電流を抑えて、そのフィラメントが消耗し難くすることができる。
図5は、図3のX線システムで利用可能なダブルフィラメントX線管の他例を説明する図である。この例では、フィラメント10f1からの電子ビームがターゲット面62Sに作る焦点F1とフィラメント10f2からの電子ビームがターゲット面62Sに作る焦点F2が、重なるようにしてある。結果、個々のフィラメントは比較的小電力のものを使っていても、トータルでは、エミッションが大きなシングルフィラメントと同様な管電流Iaを流すことができる。図5の構成では、大きな管電流Iaを流していてもフィラメント1つあたりの管電流は小さくなるので、個々のフィラメントの寿命を長くし易い。
図6は、図2(または図3)のX線システムの動作例を説明するフローチャートである。まず、X線管10のフィラメント10fを定格電流(例えば4A)で定電流点火し、安定した熱電子のエミッションが得られるまでウォーミングアップする(ST10)。エミッションが安定したら、陽極に定格電圧(例えば100kV)を印加し、ターゲット10aからX線を曝射する(ST12)。X線曝射が始まったら、管電流Iaとフィラメント電流If(およびフィラメント電圧Vf)を常時(または所定の間隔で定期的に)監視する(ST14)。
X線曝射時における管電流Iaの値が所定の設定幅(図1の上下破線カーブC1、C2の範囲内)に収まっているかどうかを、管電流/フィラメント電流検査部40でチェックする(ST16)。管電流Iaの値が所定の設定幅に収まっており(ST16イエス)、X線システムの稼動を続けるときは(ST18イエス)、ST12に戻る。X線システムの稼動を終えるときは(ST18ノー)、X線管装置100の電源を切って(ST20)、処理を終了する。
管電流Iaの値が所定の設定幅に収まっていない場合は(ST16ノー)、フィラメント電流変更部50は、管電流Iaが所定の設定幅(例えば定格管電流Ia0の±10%)に収まるように、フィラメント電流Ifを増加または減少させる(ST22)。
フィラメント電流Ifの増減がそのX線管10にとって無理の無い範囲(例えば定格フィラメント電流If0の±10%)で行われた結果、管電流Iaの値が所定の設定幅に収まり(ST16イエス)、X線システムの稼動を続けるときは(ST18イエス)、ST12に戻る。
フィラメント電流Ifの増減がそのX線管10にとって過酷な範囲で行われた場合、例えば管電流Iaを定格値Ia0(例えば400mA)に戻すためにフィラメント電流を定格値If0(例えば4A)から25%以上増やす必要があったら(例えば4Aから5A以上に増やす)、フィラメント電流Ifの変更の程度が所定のレベルに達したと判定する(ST24イエス)。
この場合は、管電流Iaとフィラメント電流Ifの関係が所定の設定幅(図1の上下破線カーブC1、C2の範囲内)に収まっておらず(ST16ノー)、なおかつフィラメント10fのエミッションおよび/またはX線管10の管球内真空度が顕著に低下していると予想される。この場合、所望の管電流Ia(例えば400mA)へ戻すのにどの程度のフィラメント電流増加が必要であったのか(例えば25%以上増)から、X線管10の交換時期を推定する(例えばこのまま使用し続けるとあと50時間程でX線管10が不良になる確率が95%あるなど)(ST26)。この推定では、同タイプのX線管の不良発生率に関して事前にテストした複数サンプルのデータを参照できる。
あるいは、管電流Iaとフィラメント電流Ifの関係が所定の設定幅(図1の上下破線カーブC1、C2の範囲内)に収まっておらず(ST16ノー)、なおかつフィラメント10fの電気抵抗Rfが新品時の値の50〜100%増しとなっていたら、事前にテストした複数サンプルのデータに基づき、X線管10の交換時期を推定する(例えばこのまま使用し続けるとあと50〜100時間程でX線管10のフィラメントが断線する確率が95%あるなど)(ST26)。
X線管10の交換時期が推定されたら、X線管10の交換時期の推定結果を、例えばX線システムのコンソールからユーザに通知する(ST28)。この通知は、視覚(交換要求の文字やアイコンの点滅など)および/または聴覚(交換要求の警告音発生または音声案内など)により、行うことができる。
通知が出ても、まだX線システムの稼動を続けるときは(ST30イエス)、ST12に戻る。通知が出た時点でX線システムの稼動を止めるときは(ST30ノー)、ユーザはX線交換をするか否か判断する(ST32)。新しいX線管10の予備ストックがあり直ぐに交換できる場合は(ST32イエス)、X線管装置100の電源を切って、X線管を交換する(ST34)。新しいX線管10の予備ストックがなく直ぐには交換できない場合は(ST32ノー)、X線管装置100の電源を切って、交換用のX線管を手配する(ST36)。
この発明の実施形態に係るX線システムまたはX線管検査方法は、各種のX線システム
に適用可能である。例えば、X線ステレオ撮影システムやX線ステレオシネ撮影システム、ステレオパルス透視システム等の各種のシステムに適用可能である。
に適用可能である。例えば、X線ステレオ撮影システムやX線ステレオシネ撮影システム、ステレオパルス透視システム等の各種のシステムに適用可能である。
<実施形態の要点>
実施形態に係るX線システムによれば、X線管の実際の故障を待たずにX線管の交換時期を知ることができるようになる。これにより、故障したX線管の管球交換までの期間、X線システムが使えないという支障を回避できる。
実施形態に係るX線システムによれば、X線管の実際の故障を待たずにX線管の交換時期を知ることができるようになる。これにより、故障したX線管の管球交換までの期間、X線システムが使えないという支障を回避できる。
<出願当初請求項に対応する付記>
[1] 実施形態に係るX線システムは、管電流(例えば0〜500mA:陽極電圧や管内真空度によっても変わるが、フィラメント電流に大きく依存する)に応じたフィラメント電流(例えば3〜6A)が流れる(少なくとも1つの)フィラメントを持つX線管と、
前記フィラメント電流を監視するフィラメント電流監視手段と、
前記管電流(フィラメントのエミッションだけでなくX線管の管内真空度にも影響される)を監視する管電流監視手段と、
X線曝射時における前記管電流が所定の設定幅(例えば400mA±10%)に収まっているかどうかを検査する検査手段を備えている。
[1] 実施形態に係るX線システムは、管電流(例えば0〜500mA:陽極電圧や管内真空度によっても変わるが、フィラメント電流に大きく依存する)に応じたフィラメント電流(例えば3〜6A)が流れる(少なくとも1つの)フィラメントを持つX線管と、
前記フィラメント電流を監視するフィラメント電流監視手段と、
前記管電流(フィラメントのエミッションだけでなくX線管の管内真空度にも影響される)を監視する管電流監視手段と、
X線曝射時における前記管電流が所定の設定幅(例えば400mA±10%)に収まっているかどうかを検査する検査手段を備えている。
[2] [1]のX線システムは、前記フィラメント電流を変更する(例えば定格電流値4Aの±50%の間で変更する)フィラメント電流変更手段をさらに備え、
前記検査手段による前記管電流の検査結果が前記所定の設定幅(例えば400mA±10%)から外れる場合(例えば検査された管電流が15%減の340mAまたは15%増の460mA)、前記管電流の検査結果が前記所定の設定幅に収まるように前記フィラメント電流変更手段が前記フィラメント電流を変更する(例えば3A〜6Aの間で変更する)。
前記検査手段による前記管電流の検査結果が前記所定の設定幅(例えば400mA±10%)から外れる場合(例えば検査された管電流が15%減の340mAまたは15%増の460mA)、前記管電流の検査結果が前記所定の設定幅に収まるように前記フィラメント電流変更手段が前記フィラメント電流を変更する(例えば3A〜6Aの間で変更する)。
[3] [1]のX線システムでは、前記X線管のフィラメントが複数のフィラメント(例えば2つのフィラメント)を具備することができる。この場合、前記フィラメント電流監視手段は前記複数フィラメントの少なくとも1つについてそのフィラメント電流を監視するように構成される。そして、X線システムは、前記複数フィラメントの少なくとも1つについて、そのフィラメント電流を変更するフィラメント電流変更手段をさらに備る。
前記検査手段による前記管電流の検査結果が前記所定の設定幅(例えば400mA±10%)から外れる場合(例えば検査された管電流が340mA)、前記管電流の検査結果が前記所定の設定幅に収まるように前記フィラメント電流変更手段が前記少なくとも1つのフィラメントのフィラメント電流を変更する。例えば、エミッション(熱電子放出能力)が劣化した1つのフィラメント電流を2A〜3Aの間で変更し、エミッションが殆ど劣化していない他の1つのフィラメント電流は定格電流値2Aのままとする。または、例えば劣化の少ない1つは定格値前後の1.8A〜2.2Aの間で小さくばらついていても不問としつつ、劣化が相対的に大きい他の1つは1.8A〜3Aの間で大きく変更する。
[4] [2]または[3]のX線システムでは、前記フィラメント電流変更手段により前記フィラメント電流が変更される場合、その変更の程度(例えば図1の上下破線カーブC1〜C2の範囲を逸脱する程度)に基づいて、(前記フィラメントが断線する、またはその寿命が終焉する前に)前記X線管の交換時期を推定する。例えば、管電流を所定の設定幅に収めるためにフィラメント電流を定格4Aから25%〜50%アップの5〜6Aにする必要があったなら、間もなくフィラメントが断線するか、断線しないまでもエミッション不良で寿命を終えると推定する。この推定のために、例えば同一構造の製品100サンプル以上について、事前にフィラメント電流をパラメータとした寿命試験データを取っておくことができる。
[5] [4]のX線システムは、前記X線管の交換時期の推定がなされたら、その推定結果をユーザに通知する手段をさらに備える。例えばX線システムのコンソールにおいて、アラームライト(または注意喚起用アイコン)の点滅や、アラーム音(または警告音声案内)の出力により、管球寿命/管球交換時期が来たことをユーザに通知することができる。
[6] 実施形態に係るX線管検査方法は、管電流に応じたフィラメント電流が流れる(少なくとも1つの)フィラメントを持つX線管と、前記フィラメント電流を監視するフィラメント電流監視手段と、前記管電流を監視する管電流監視手段と、X線曝射時における前記管電流が所定の設定幅に収まっているかどうかを検査する検査手段を備えたX線システムで用いることができる。この方法において、X線曝射時における前記フィラメント電流(例えば4A)に対応して得られる前記管電流が所定の設定幅(例えば400mA±10%)に収まっているかどうかを検査する。
[7] [6]のX線管検査方法では、前記管電流が前記所定の設定幅(例えば400mA±10%)に収まるように前記フィラメント電流が変更された場合において、前記フィラメント電流の変更程度に基づいて前記X線管の交換時期を推定する。例えば、フィラメント電流が定格の4Aから50%アップの6Aにする必要があったなら、間もなくフィラメントが断線し、またはフィラメントが寿命を終えると推定することができる。
10…X線管、20…フィラメント電流監視部、30…管電流監視部、40…管電流/フィラメント電流検査部、42…継続使用判定部、44…コンソールへの通知部、50…フィラメント電流変更部、100…X線管装置、1000…フィラメント電流コントローラ、10a…陽極ターゲット、10f,10f1,10f2…陰極フィラメント、Va…高圧電源、Vf…フィラメント電源。
Claims (7)
- 管電流に応じたフィラメント電流が流れるフィラメントを持つX線管と、
前記フィラメント電流を監視するフィラメント電流監視手段と、
前記管電流を監視する管電流監視手段と、
X線曝射時における前記管電流が所定の設定幅に収まっているかどうかを検査する検査手段を備えた
X線システム。 - 前記フィラメント電流を変更するフィラメント電流変更手段をさらに備え、
前記検査手段による前記管電流の検査結果が前記所定の設定幅から外れる場合、前記管電流の検査結果が前記所定の設定幅に収まるように前記フィラメント電流変更手段が前記フィラメント電流を変更する、請求項1のX線システム。 - 前記X線管のフィラメントが複数のフィラメントを具備する場合において、
前記フィラメント電流監視手段は前記複数のフィラメントの少なくとも1つについて、そのフィラメント電流を監視するように構成され、
前記複数のフィラメントの少なくとも1つについて、そのフィラメント電流を変更するフィラメント電流変更手段をさらに備え、
前記検査手段による前記管電流の検査結果が前記所定の設定幅から外れる場合、前記管電流の検査結果が前記所定の設定幅に収まるように前記フィラメント電流変更手段が前記少なくとも1つのフィラメントのフィラメント電流を変更する、請求項1のX線システム。 - 前記フィラメント電流変更手段により前記フィラメント電流が変更される場合、その変更の程度に基づいて、前記X線管の交換時期を推定するように構成した、請求項2または請求項3のX線システム。
- 前記X線管の交換時期の推定がなされたら、その推定結果をユーザに通知する手段をさらに備えた、請求項4のX線システム。
- 管電流に応じたフィラメント電流が流れるフィラメントを持つX線管と、前記フィラメント電流を監視するフィラメント電流監視手段と、前記管電流を監視する管電流監視手段と、X線曝射時における前記管電流が所定の設定幅に収まっているかどうかを検査する検査手段を備えたX線システムで用いることのできる方法であって、
X線曝射時における前記フィラメント電流に対応して得られる前記管電流が所定の設定幅に収まっているかどうかを検査するX線管検査方法。 - 前記管電流が前記所定の設定幅に収まるように前記フィラメント電流が変更された場合において、前記フィラメント電流の変更程度に基づいて前記X線管の交換時期を推定する、請求項6のX線管検査方法。
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