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JP6848396B2 - 発光ダイオード駆動装置及びこれを用いた照明、漁灯 - Google Patents

発光ダイオード駆動装置及びこれを用いた照明、漁灯 Download PDF

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Description

本発明は、発光ダイオード駆動装置及びこれを用いた照明、漁灯に関する。
近年、照明用の光源として、白熱電球や蛍光灯に比べ低消費電力で駆動可能な発光ダイオード(以下「LED」ともいう。)が注目されている。LEDは小型で耐衝撃性にも強く、寿命が長いといった利点がある。
このような照明機器用の電源としては、商用電源等の交流電源を用いることが望まれる。一方、LEDは直流駆動素子であり、順方向の電流でのみ発光する。
この相反する条件に応えるため、交流電源を用いたLEDの駆動回路が、種々提案されている。例えば、変化する電圧値に応じてVfの合計値を変化させるようにLEDを切り替える方法が提案されている(特許文献1)。この方法では、図10の回路図に示すように、多段に直列接続されたLEDをブロック161、162、163、164、165、166に分け、整流波形の入力電圧の電圧値に応じてLEDブロック161〜166の接続を、マイクロコンピュータで構成されたスイッチ制御部167で切り替えることで、段階的にVfの合計値を変化させる。この結果、図11のタイミングチャートに示す電圧波形のように、整流波形に対して複数の方形波でLEDを点灯できるため、単一の方形波のみでのONデューティに比べ、LEDの利用効率を改善できる。
しかしながら、このLED駆動回路では、ダイオードブリッジ回路で交流波形を全波整流しているため、電圧の波高値が周期的に変化する結果、多段で構成された各LEDの点灯期間が異なる。この結果、一部のLEDの点灯期間が長く、他のLEDの点灯期間が短くなる結果、発光むらが生じるという問題があった。具体的には図11に示すように、第1のLEDの点灯期間が最も長い一方、第6のLEDの点灯期間は最も短くなり、第1のLEDに対して稼働率が約10%となる。このようにLED毎に点灯時間にむらが生じる結果、例えばLEDが比較的大きい面積に配置され、均一な照射照度を求められる用途、例えばバックライト照明、看板照明などには不適であった。
一方特許文献2には、図12に示すように、発光ブロック171、172、173、174に流れる電流をバイパスさせるスイッチが、直列に配列されたスイッチSB_1〜SB_3を含むスイッチブロックSBと並列に配列されたスイッチSA_1〜SA_3を含むスイッチブロックSAを含む交流駆動LED照明装置が開示される。この交流駆動LED照明装置では、(1)奇数番目の整流サイクルでは、低い番号の発光ブロックから(すなわち、図面を基準として左側の発光ブロック171から)優先して点灯される継続点灯法を実施する。これのために直列配列されたスイッチブロックSBは全部遮断し、並列配列されたスイッチブロックSAを使用して点灯を実施する。(2)偶数番目の整流サイクルでは、高い番号の発光ブロックから(すなわち、図面を基準として右側の発光ブロック174から)優先して点灯される継続点灯法を実施する。これのために並列配列されたスイッチブロックSAは全部遮断し、直列配置されたスイッチブロックSBを使用して点灯を実施する。
この構成によれば、任意の発光ブロックの点灯期間をプログラムすることが可能となるものの、スイッチを切り替える制御が複雑となり、効果で複雑なスイッチ制御ロジック177が必要となる。
特開2006−147933号公報 特表2014−503958号公報
本発明の目的の一は、交流電源を使用する発光ダイオード駆動装置及びこれを用いた照明、漁灯を改良することにある。
以上の目的を達成するために、本発明の一の側面に係る発光ダイオード駆動装置によれば、交流電源に接続されて、一対の出力側を有し、該交流電源の交流電圧を半波整流して第一整流電圧を得るための第一半波整流回路と、前記第一半波整流回路の一方の出力側と直列に接続された、少なくとも一のLED素子を含む第一LED部と、前記第一LED部と直列に接続された、少なくとも一のLED素子を含む第二LED部と、前記第二LED部と並列で、且つ前記第一LED部と直列に接続された、第一整流電圧が印加される状態で前記第一LED部への通電量を制御するための第一通電制御部と、前記第一LED部及び第二LED部と直列に接続された、第一整流電圧が印加される状態で前記第一LED部及び前記第二LED部への通電量を制御するための第二通電制御部と、第一整流電圧が印加される状態で、前記第一LED部を流れる電流値に基づいて、前記第一通電制御部及び第二通電制御部を制御するための第一電流制御部と、共通の交流電源に接続されて、一対の出力側を有し、該交流電源の交流電圧を前記第一半波整流回路と異なるタイミングで半波整流して第二整流電圧を得るための第二半波整流回路と、前記第一LED部と並列で、且つ前記第二LED部と直列に接続された、第二整流電圧が印加される状態で前記第二LED部への通電量を制御するための第六通電制御部と、前記第二半波整流回路の一方の出力側と前記第一LED部との間で前記第一LED部と直列に接続された、第二整流電圧が印加される状態で前記第一LED部及び第二LED部への通電量を制御するための第五通電制御部と、第二整流電圧が印加される状態で、前記第二LED部を流れる電流値に基づいて、前記第五通電制御部及び第六通電制御部を制御するための第二電流制御部とを備えることができる。
本発明の他の側面に係る発光ダイオード駆動装置によれば、交流電源に接続されて、一対の出力側を有し、該交流電源の交流電圧を半波整流して第一整流電圧を得るための第一半波整流回路と、前記第一半波整流回路の一方の出力側と直列に接続された、少なくとも一のLED素子を含む第一LED部と、前記第一LED部と直列に接続された、少なくとも一のLED素子を含む第二LED部と、前記第二LED部と直列に接続された、少なくとも一のLED素子を含む第三LED部と、前記第二LED部と並列で、且つ前記第一LED部と直列に接続された、第一整流電圧が印加される状態で前記第一LED部への通電量を制御するための第一通電制御部と、前記第一LED部及び第二LED部と直列に接続された、第一整流電圧が印加される状態で前記第一LED部及び前記第二LED部への通電量を制御するための第二通電制御部と、前記第一LED部、第二LED部及び第三LED部と直列に接続された、第一整流電圧が印加される状態で前記第一LED部、第二LED部及び第三LED部への通電量を制御するための第三通電制御部と、第一整流電圧が印加される状態で、前記第一LED部を流れる電流値に基づいて、前記第一通電制御部、第二通電制御部及び第三通電制御部を制御するための第一電流制御部と、共通の交流電源に接続されて、一対の出力側を有し、該交流電源の交流電圧を前記第一半波整流回路と異なるタイミングで半波整流して第二整流電圧を得るための第二半波整流回路と、前記第三LED部から見て、該第三LED部と直列で、且つ前記第二LED部と並列に接続された、第二整流電圧が印加される状態で前記第三LED部への通電量を制御するための第七通電制御部と、前記第二LED部から見て、該第二LED部と直列で、且つ前記第一LED部と並列に接続された、第二整流電圧が印加される状態で前記第二LED部及び第三LED部への通電量を制御するための第六通電制御部と、前記第二半波整流回路の一方の出力側と前記第一LED部との間で前記第一LED部と直列に接続された、第二整流電圧が印加される状態で前記第一LED部、第二LED部及び第三LED部への通電量を制御するための第五通電制御部と、第二整流電圧が印加される状態で、前記第三LED部を流れる電流値に基づいて、前記第五通電制御部、第六通電制御部、第七通電制御部及び第八通電制御部を制御するための第二電流制御部と、を備えることができる。
さらに本発明の他の側面に係る発光ダイオード駆動装置によれば、交流電源に接続されて、一対の出力側を有し、該交流電源の交流電圧を半波整流して第一整流電圧を得るための第一半波整流回路と、前記第一半波整流回路の一方の出力側と直列に接続された、少なくとも一のLED素子を含む第一LED部と、前記第一LED部と直列に接続された、少なくとも一のLED素子を含む第二LED部と、前記第二LED部と直列に接続された、少なくとも一のLED素子を含む第三LED部と、前記第三LED部と直列に接続された、少なくとも一のLED素子を含む第四LED部と、前記第二LED部と並列で、且つ前記第一LED部と直列に接続された、第一整流電圧が印加される状態で前記第一LED部への通電量を制御するための第一通電制御部と、前記第一LED部及び第二LED部と直列に接続された、第一整流電圧が印加される状態で前記第一LED部及び前記第二LED部への通電量を制御するための第二通電制御部と、前記第一LED部、第二LED部及び第三LED部と直列に接続された、第一整流電圧が印加される状態で前記第一LED部、第二LED部及び第三LED部への通電量を制御するための第三通電制御部と、前記第一LED部、第二LED部、第三LED部及び第四LED部と直列に接続された、第一整流電圧が印加される状態で前記第一LED部、第二LED部、第三LED部及び第四LED部への通電量を制御するための第四通電制御部と、第一整流電圧が印加される状態で、前記第一LED部を流れる電流値に基づいて、前記第一通電制御部、第二通電制御部、第三通電制御部及び第四通電制御部を制御するための第一電流制御部と、共通の交流電源に接続されて、一対の出力側を有し、該交流電源の交流電圧を前記第一半波整流回路と異なるタイミングで半波整流して第二整流電圧を得るための第二半波整流回路と、前記第四LED部と直列で、且つ前記第三LED部と並列に接続された、第二整流電圧が印加される状態で前記第四LED部への通電量を制御するための第八通電制御部と、前記第三LED部と直列で、且つ前記第二LED部と並列に接続された、第二整流電圧が印加される状態で前記第三LED部及び第四LED部への通電量を制御するための第七通電制御部と、前記第二LED部と直列で、且つ前記第一LED部と並列に接続された、第二整流電圧が印加される状態で前記第二LED部、第三LED部及び第四LED部への通電量を制御するための第六通電制御部と、前記第二半波整流回路の一方の出力側と前記第一LED部との間で前記第一LED部と直列に接続された、第二整流電圧が印加される状態で前記第一LED部、第二LED部、第三LED部及び第四LED部への通電量を制御するための第五通電制御部と、第二整流電圧が印加される状態で、前記第四LED部を流れる電流値に基づいて、前記第五通電制御部、第六通電制御部、第七通電制御部及び第八通電制御部を制御するための第二電流制御部とを備えることができる。
上記構成によれば、直列接続された第一LED部及び第二LED部に対して、これらを点灯駆動する回路を、第一整流電圧で動作される回路群と、第二整流電圧で動作される回路群の2つを用意し、第一整流電圧と第二整流電圧の各半波整流区間で点灯する制御を異ならせることで、第一LED部と第二LED部の点灯時間を均一化でき、発光むらを低減した高品質な発光を実現できる。
実施形態1に係る発光ダイオード駆動装置を示すブロック図である。 実施形態2に係る発光ダイオード駆動装置を示すブロック図である。 実施形態3に係る発光ダイオード駆動装置を示すブロック図である。 実施形態4に係る発光ダイオード駆動装置を示すブロック図である。 実施形態5に係る発光ダイオード駆動装置を示すブロック図である。 実施例1に係る発光ダイオード駆動装置の回路図である。 本発明者が先に開発した発光ダイオード駆動装置を示すブロック図である。 図8Aは図7の発光ダイオード駆動装置の点灯駆動時における電源電圧と各LEDの点灯期間との関係を示すグラフ、図8Bは実施例1に係る発光ダイオード駆動装置の電源電圧と各LEDの点灯期間との関係を示すグラフである。 実施例2に係る発光ダイオード駆動装置の回路図である。 マイクロコンピュータを使用したLED点灯回路例を示す回路図である。 図10のLED点灯回路の動作を示すタイミングチャートである。 逆循環点灯法に適した交流駆動LED照明装置を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するためのものであって、本発明は以下のものに特定されない。また、本明細書は特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成、構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。なお、本明細書において「直列に接続される」とは、間に他の部材が介在される態様を含む場合もある。
一実施形態によれば、上記いずれかの構成に加えて、前記第一電流制御部は、前記第一半波整流回路の一方の出力側から第一整流電圧が印加される状態で、前記第一LED部を点灯させ、次いで該第一LED部を点灯させたまま前記第二LED部を点灯させ、さらに該第一LED部を点灯させたまま前記第二LED部を消灯させるよう点灯駆動させ、前記第二電流制御部は、前記第二半波整流回路の一方の出力側から第二整流電圧が印加される状態で、前記第二LED部を点灯させ、次いで該第二LED部を点灯させたまま前記第一LED部を点灯させ、さらに該第二LED部を点灯させたまま前記第一LED部を消灯させるよう点灯駆動させることができる。上記構成により、直列接続された第一LED部及び第二LED部に対して、第一整流電圧で動作される回路群と、第二整流電圧で動作される回路群をそれぞれ接続し、共通の交流電源から半波整流された第一半波区間と、第二半波区間で、それぞれ第一LED部と第二LED部を点灯させる順序を逆の順序とすることにより、第一LED部と第二LED部の点灯時間を均一化でき、発光むらを低減した高品質な発光を実現できる。
他の実施形態によれば、上記いずれかの構成に加えて、さらに前記第二LED部の下流側に直列接続された、前記第一LED部を流れる電流量を検出するための第一電流検出器を備えることができる。
また、上記いずれかの構成に加えて、さらに前記第一LED部の上流側に直列接続された、前記第二LED部を流れる電流量を検出するための第二電流検出器を備えることもできる。
さらにまた、上記いずれかの構成に加えて、前記第一LED部及び第二LED部を含むLEDの直列接続体であるLED集合体に対して、並列に接続された平滑コンデンサを備えることもできる。
上記何れかの構成を備えた発光ダイオード駆動装置で駆動される漁灯や、発光ダイオード駆動装置で駆動される照明とすることもできる。
<実施形態1>
図1に、本発明の実施形態1に係る発光ダイオード駆動装置100のブロック図を示す。この図に示す発光ダイオード駆動装置100は、単相の交流電源APにそれぞれ接続される第一半波整流回路51、第二半波整流回路52と、第一LED部11と、第二LED部12と、第一通電制御部21と、第二通電制御部22と、第五通電制御部25と、第六通電制御部26と、第一電流制御部31と、第二電流制御部32と、第一電流検出器41と、第二電流検出器42とを備える。
第一半波整流回路51は、単相の交流電源APに接続されて、この交流電源APの交流電圧を半波整流して第一整流電圧を得るための回路である。
また第二半波整流回路52は、同じ交流電源APに接続されて、この交流電源APの交流電圧を半波整流して第二整流電圧を得るための回路である。第二半波整流回路52が交流電圧を半波整流するタイミングは、第一半波整流回路51が半波整流するタイミングと異なるタイミング、すなわち第一半波整流回路51が半波整流していないタイミングとする。この結果、第一整流電圧と第二整流電圧は正位相と逆位相の関係となる。ここでは第一半波整流回路51で半波整流された第一整流電圧と、第二半波整流回路52で半波整流された第二整流電圧は、180°位相をずらしている。
第一LED部11、第二LED部12はそれぞれ、少なくとも一のLED素子を含んでおり、一以上のLED素子を直列に接続している。これら第一LED部11と第二LED部12は、直列に接続されてLED集合体10を構成している。また第一LED部11から第二LED部12につながるラインを出力ラインOLとする。
出力ラインOLは、第一半波整流回路51の出力側、第二半波整流回路52の出力側に、それぞれ接続されている。出力ラインOL側から見て、第一半波整流回路51と第二半波整流回路52は、並列となっている。ただし図1の例では、第二半波整流回路52の出力側と、第一LED部11との間には、第五通電制御部25と第二電流検出器42が介在されている。
(第一回路群1)
さらに出力ラインOLに接続された第一LED部11と第二LED部12を含むLED集合体10には、第一半波整流回路51で半波整流された第一整流電圧で動作される第一回路群1を接続している。具体的には、第一回路群1は第一通電制御部21、第二通電制御部22、及びこれらを制御する第一電流制御部31、第一電流検出器41を備える。
第一通電制御部21は、第一LED部11から見て、第一LED部11と直列で、かつ第二LED部12と並列に接続されている。この第一通電制御部21は、第一整流電圧が印加される状態で、第一LED部11への通電量を制御するための部材であり、第一バイパス部として機能する。
また第二通電制御部22は、第二LED部12から見て、第二LED部12と直列に接続されている。この第二通電制御部22は、第一整流電圧が印加される状態で、第一LED部11及び第二LED部12への通電量を制御するための部材であり、第二バイパス部あるいは第一電流制限部として機能する。
また第一電流制御部31は、第一整流電圧が印加される状態で、出力ラインOLを流れる電流値に基づいて、第一通電制御部21及び第二通電制御部22を制御するための部材である。出力ラインOLを流れる電流を検出するために、図1の例では第一電流検出器41を出力ラインOL上に設けている。ここでは、第二通電制御部22と接地端の間に、第一電流検出器41を配置している。いいかえると、第一電流検出器41は、第二LED部12の下流側に、第二通電制御部22を介して直列接続されている。この構成では、第一整流電圧が印加される状態では、後述する第二回路群2がOFF状態であるから、出力ラインOLを流れる電流は、第一LED部11を流れる電流と等しくなる。
(第二回路群2)
さらに出力ラインOLに接続されたLED集合体10には、第一回路群1後とは別に、第二半波整流回路52で半波整流された第二整流電圧で動作される第二回路群2を接続している。具体的には、第二回路群2は第六通電制御部26、第五通電制御部25、及びこれらを制御する第二電流制御部32、第二電流検出器42を備える。
第六通電制御部26は、第二LED部12から見て、第二LED部12と直列で、かつ第一LED部11と並列に接続されている。この第六通電制御部26は、第二整流電圧が印加される状態で、第二LED部12への通電量を制御するための部材であり、第六バイパス部として機能する。
また第五通電制御部25は、第一LED部11から見て、第一LED部11と直列に接続されている。いいかえると、第二半波整流回路52の出力側と第一LED部11との間で直列に接続されている。この第五通電制御部25は、第二整流電圧が印加される状態で、第二LED部12及び第一LED部11への通電量を制御するための部材であり、第五バイパス部あるいは第二電流制限部として機能する。
また第二電流制御部32は、第二整流電圧が印加される状態で、出力ラインOLを流れる電流値に基づいて、第六通電制御部26及び第五通電制御部25を制御するための部材である。出力ラインOLを流れる電流を検出するために、図1の例では第二電流検出器42を出力ラインOL上に設けている。ここでは、第五通電制御部25と第二半波整流回路52の出力側との間に、第二電流検出器42を配置している。いいかえると、第二電流検出器42は、第一LED部11の上流側に、第五通電制御部25を介して直列接続されている。この構成では、第二整流電圧が印加される状態では、第一回路群1がOFF状態であるから、出力ラインOLを流れる電流は、第二LED部12を流れる電流と等しくなる。
以上の発光ダイオード駆動装置100は、直列接続された第一LED部11及び第二LED部12を有するLED集合体10に対して、これらを点灯駆動する回路として、第一整流電圧で動作される第一回路群1と、第二整流電圧で動作される第二回路群2の2つを用意している。図1の例では、第一回路群1と、第二回路群2は、いずれもLED集合体10を含んでおり、LED集合体10に対して左側に第一回路群1を構成する第一通電制御部21などの部材を配置し、右側に第二回路群2を構成する第六通電制御部26などを配置している。そして、第一回路群1を駆動する第一整流電圧と、第二回路群2を駆動する第二整流電圧の各半波整流区間で点灯する制御を異ならせることで、LED集合体10を構成する第一LED部11と第二LED部12の点灯時間を均一化でき、発光むらを低減した高品質な発光を実現できる。具体的には、単相の交流電源APに接続された第一半波整流回路51で、交流電圧を整流した第一整流電圧を得る。この整流電圧が第一LED部11を点灯できる電圧まで上昇すると、第一電流制御部31は、第一LED部11を予め設定された適切な駆動電流で点灯させ、次いで第一整流電圧がさらに第一LED部と第二LED部を共に点灯できる電圧に上昇すると、第一通電制御部の端子間電圧が第二LED部のVfを超えると(第一通電制御部は遮断され)、この第一LED部11を点灯させたまま第二LED部12を適切な駆動電流で点灯させ、第一整流電圧がピークを越え、第一及び第二LED部を共に点灯できる電圧を下回ると、さらにこの第一LED部11を点灯させたまま第二LED部12を消灯させ、さらに第一整流電圧が下降し、点灯できる電圧を下回ると該第一LED部11を消灯させるよう点灯駆動させる。
次に第二半波整流回路52で、交流電圧の内、第一半波整流回路51とは逆位相の波形を整流した第二整流電圧を得る。この整流電圧が第二LED部12を点灯できる電圧まで上昇すると、第二電流制御部32は、第二LED部12を予め設定された適切な駆動電流で点灯させる。次いで第二整流電圧がさらに第一LED部と第二LED部を共に点灯できる電圧に上昇すると、第六通電制御部の端子間電圧が第一LED部のVfを超え(第六通電制御部は遮断され)、この第二LED部12を点灯させたまま第一LED部11を適切な駆動電流で点灯させ、第二整流電圧がピークを越え、第一及び第二LED部を共に点灯できる電圧を下回ると、さらにこの第二LED部12を点灯させたまま第一LED部11を消灯させ、さらに第二整流電圧が下降し、点灯できる電圧を下回ると該第二LED部12を消灯させる。このように、共通の交流電源APから半波整流された第一半波整流区間と第二半波整流区間で、それぞれ第一LED部11と第二LED部12を点灯させる順序を逆の順序とすることにより、第一LED部11と第二LED部12の点灯時間を均一化でき、発光むらを低減した高品質な発光を実現できる。
(第一通電制御部21)
以下、各部材について詳細に説明する。第一LED部11への通電量を制御するための第一通電制御部21が、第二LED部12と並列に接続される。第一通電制御部21は、一端を第一LED部11の下流側と直列に接続し、他端を第一電流検出器41の上流側と接続しており、第一LED部11への通電量を調整するバイパス経路を構成する。すなわち、第一通電制御部21によってバイパスされる電流量を調整できるので、結果的に第一LED部11の通電量を制御できる。図1の例では、第二LED部12と並列に第一通電制御部21が接続され、第一バイパス経路BP1を形成する。なおここでいう並列接続とは、各LED部の両端と各通電制御部が接続されていることを要さず、各通電制御部の一端が各LED部の一端と接続されており、電流が分岐されるように構成されていれば足りる。例えば図1の例では、第一通電制御部21はその一端を第二LED部12の上流側と接続し、他端を出力ラインOL上で、第一電流検出器41の上流側と接続している。このように各通電制御部の並列接続とは、出力ラインOL上に接続された各LED部の電流を分岐させるような接続形態を指す意味で使用する。
第一通電制御部21は、例えば第一LED部11を流れる電流をバイパスさせるバイパス部と、このバイパス部の動作を制御する電流制御部とで構成できる。ここで通電制御部は、LED部の電流駆動を行う電流回路の制御用の部材である。例えば、第一通電制御部21と、この第一通電制御部21の動作、すなわちON/OFFや電流量連続可変といった動作を制御する第一電流制御部31とで、一種の定電流回路が構成される。この定電流回路の制御は、例えば出力ラインOLに接続された第一電流検出器41を用いてLED集合体10の電流量をモニタし、この値に基づいて第一電流制御部31がバイパス部の制御量を切り替える。なお、このように第一通電制御部を、バイパス部と電流制御部とで構成する他、一体的に第一通電制御部として構成してもよい。このような第一通電制御部は、トランジスタ等の半導体駆動素子で構成できる。
同じく第二回路群2を構成する第六LED部16への通電量を制御するための第六通電制御部26が、第一LED部11と並列に接続される。第六通電制御部26は、一端を第二LED部12の上流側と直列に接続し、他端を第二電流検出器42の下流側と接続しており、第六通電制御部26によってバイパスされる電流量を調整することで第二LED部12への通電量を調整するバイパス経路を構成する。図1の例では、第一LED部11と並列に第六通電制御部26が接続され、第六バイパス経路BP8を形成する。また第六通電制御部26と、この第六通電制御部26の動作を制御する第二電流制御部32とで、一種の定電流回路が構成される。この定電流回路の制御は、例えば出力ラインOLに接続された第二電流検出器42を用いてLED集合体10の電流量をモニタし、この値に基づいて第二電流制御部32がバイパス部の制御量を切り替える。具体的には、第一LED部とそれに並列配置された第六通電制御部、あるいは第二LEDとそれに並列配置された第一通電制御部は、それぞれ第二半波整流回路、第一半波整流回路が動作する時に同じ動作をする。定電流動作(あるいは正弦波に制御)では通電制御部に直列のLEDのVfと電源電圧の差電圧を通電制御部が消費する(通電制御部の端子間電圧)。電圧が上がってこの消費電圧が、並列のLEDのVfを超えると、自動的にLED側に電流が流れ、このLEDに直列配置された、もう一つの通電制御部に制御が移る。このため、切り替えのタイミングが常に適切に行われ、電源効率が最善に保たれる。
(LED集合体10)
一方、LED集合体10を構成する各LED部は、一又は複数のLED素子を直列及び/又は並列に接続したブロックである。LED素子は、表面実装型(SMD)や砲弾型のLEDが適宜利用できる。またSMDタイプのLED素子のパッケージは、用途に応じて外形を選択でき、平面視が矩形状のタイプ等が利用できる。さらに、複数のLED素子を共通のパッケージ内で直列及び/又は並列に接続したLEDをLED部として使用することも可能であることは言うまでもない。
第一LED部11に含まれるLED素子の順方向電圧の加算値である第一順方向電圧Vf1は、直列接続されたLED素子の個数によって決まる。また第一LED部11と第二LED部12を共に点灯させるための第二順方向電圧Vf2は、この第一順方向電圧Vf1にさらに、第二LED部12に含まれる直列接続されたLED素子の順方向電圧を加えた値となる。
(第一電流検出器41)
この発光ダイオード駆動装置100は、第一整流電圧が印加される第一半波整流区間においては第一電流検出器41で検出した電流値に基づいて、また第二整流電圧が印加される第二半波整流区間においては第二電流検出器42で検出した電流値に基づいて、各LED部に対する通電量の制御を行う。いいかえると、整流電圧の電圧値でなく、現実に通電される電流量に基づいた電流制御であるため、LED素子の順方向電圧のばらつきに左右されず、適切なタイミングで正確なLED部の切り替えが実現され、信頼性の高い安定した動作が見込まれる。この電流値の検出には、第一電流検出器41や第二電流検出器42が利用される。第一電流検出器41等には、抵抗器等が好適に利用できる。なお図1の例では、第一電流検出器41は第二通電制御部22の下流側に接続されているが、この位置に限らず、第一電流検出器は出力ライン上の他の位置に設けてもよい。例えば、後述する第二電流検出器と第一電流検出器を共通化してもよい。
<実施形態2>
図1の例では、LED部を2つ使用し、第一LED部11、第二LED部12を直列に接続して、LED集合体10を構成している。ただ本発明はLED部の個数を2個に限定せず、例えばLED部を3以上とすることもできる。一例として、LED集合体を第一LED部11、第二LED部12、第三LED部13の3つで構成した例を実施形態2として図2に示す。この図に示す発光ダイオード駆動装置200は、第一半波整流回路51、第二半波整流回路52と、第一LED部11と、第二LED部12と、第三LED部13と、第一通電制御部21と、第二通電制御部22と、第三通電制御部23と、第五通電制御部25と、第六通電制御部26と、第七通電制御部27と、第一電流検出器41と、第二電流検出器42とを備える。なお、図1と同一の部材については、同じ名称を付して詳細説明を省略する。
第三LED部13は、第一LED部11、第二LED部12と同様、少なくとも一のLED素子を含む。また第三LED部13は、第一LED部11、第二LED部12と直列に接続されており、LED集合体10を構成する。さらに第一LED部11から第二LED部12、第三LED部13につながるラインが出力ラインOLとなる。
第一回路群1は、第一電流検出器41、第一通電制御部21、第二通電制御部22に加えて、第三通電制御部23を備える。また第一電流制御部31は、これら第一通電制御部21、第二通電制御部22、第三通電制御部23を制御する。第二通電制御部22は第二バイパス経路BP2を形成し、第一整流電圧が印加される状態で、第一LED部11及び第二LED部12への通電量を制御する。
第三通電制御部23は、第三LED部13からみて、この第三LED部13と直列に接続されている。第三通電制御部23は、第一整流電圧が印加される状態で、第一LED部11、第二LED部12及び第三LED部13への通電量を制御するための部材であり、第三バイパス部あるいは第一電流制限部として機能する。また第一電流制御部31は、第一整流電圧が印加される状態で、出力ラインOLを流れる電流値、すなわちここでは第一LED部11を流れる電流値に基づいて、第一通電制御部21、第二通電制御部22及び第三通電制御部23を制御する。第一LED部11を流れる電流は、第一電流検出器41で検出される。
第二回路群2は、第七通電制御部27、第六通電制御部26、第五通電制御部25、及びこれらを制御する第二電流制御部32、並びに第二電流検出器42を備える。また第二電流制御部32は、これら第七通電制御部27、第六通電制御部26、第五通電制御部25を制御する。
第七通電制御部27は、第三LED部13から見て、この第三LED部13と直列に接続されている。また第七通電制御部27は、第二LED部12と並列に接続されている。この第七通電制御部27は、第二整流電圧が印加される状態で第三LED部13への通電量を制御するための部材であり、第七バイパス部として機能する。また第二電流制御部32は、第二整流電圧が印加される状態で、出力ラインOLを流れる電流値、すなわちここでは第三LED部13を流れる電流値に基づいて、第七通電制御部27、第六通電制御部26及び第五通電制御部25を制御する。また第二電流制御部32は、第二整流電圧が印加される状態で、出力ラインOLを流れる電流値、すなわちここでは第三LED部13を流れる電流値と第二電流制御部32に設定された基準電流値の比較に基づいて、第三LED部13を流れる電流を、第二電流検出器42で検出する。
これにより、直列接続された第一LED部11〜第三LED部13に対して、これらを点灯駆動する回路を、第一半波整流回路51側とつながる第一回路群1と、第二半波整流回路52側とつながる第二回路群2の2つを用意し、第一整流電圧と第二整流電圧の各半波整流区間で点灯する制御を異ならせることで、第一LED部11〜第三LED部13の点灯時間を均一化でき、発光むらを低減した高品質な発光を実現できる。
なお、本実施形態は、実施形態1の下位概念であるが、発明の理解を容易にするために別の実施形態として説明した。
<実施形態3>
さらに実施形態3として、LED集合体として、第一LED部11、第二LED部12、第三LED部13、第四LED部14の4つを直列に接続して構成した発光ダイオード駆動装置300を図3に示す。この図に示す発光ダイオード駆動装置300は、第一半波整流回路51、第二半波整流回路52と、第一LED部11、第二LED部12、第三LED部13、第四LED部14と、第一通電制御部21、第二通電制御部22、第三通電制御部23、第四通電制御部24と、第五通電制御部25、第六通電制御部26、第七通電制御部27、第八通電制御部28と、第一電流検出器41と、第二電流検出器42とを備える。なお、図1や図2と同一の部材については、同じ名称を付して詳細説明を省略する。
第四LED部14は、第一LED部11〜第三LED部13と同様、少なくとも一のLED素子を含む。また第四LED部14は、第一LED部11〜第三LED部13と直列に接続されており、LED集合体10を構成する。第一LED部11から第四LED部14につながるラインが出力ラインOLとなる。
第一回路群1は、第一電流検出器41、第一通電制御部21、第二通電制御部22、第三通電制御部23に加えて、第四通電制御部24を備える。また第一電流制御部31は、これら第一通電制御部21、第二通電制御部22、第三通電制御部23、第四通電制御部24を制御する。第三通電制御部23は第三バイパス経路BP3を形成し、第一整流電圧が印加される状態で、第一LED部11、第二LED部12及び第三LED部13への通電量を制御する。
第四通電制御部24は、第四LED部14からみて、この第四LED部14と直列に接続されている。第四通電制御部24は、第一整流電圧が印加される状態で、第一LED部11、第二LED部12、第三LED部13及び第四LED部14への通電量を制御するための部材であり、第四バイパス部あるいは第一電流制限部として機能する。また第一電流制御部31は、第一整流電圧が印加される状態で、出力ラインOLを流れる電流値、すなわちここでは第一LED部11を流れる電流値に基づいて、第一通電制御部21、第二通電制御部22、第三通電制御部23及び第四通電制御部24を制御する。第一LED部11を流れる電流は、第一電流検出器41で検出される。
第二回路群2は、第八通電制御部28、第七通電制御部27、第六通電制御部26、第五通電制御部25、及びこれらを制御する第二電流制御部32、並びに第二電流検出器42を備える。また第二電流制御部32は、これら第八通電制御部28、第七通電制御部27、第六通電制御部26、第五通電制御部25を制御する。
第八通電制御部28は、第四LED部14から見て、この第四LED部14と直列に接続されている。また第八通電制御部28は、第三LED部13と並列に接続されている。この第八通電制御部28は、第二整流電圧が印加される状態で第四LED部14への通電量を制御するための部材であり、第八バイパス部として機能する。また第二電流制御部32は、第二整流電圧が印加される状態で、出力ラインOLを流れる電流値、すなわちここでは第四LED部14を流れる電流値に基づいて、第八通電制御部28、第七通電制御部27、第六通電制御部26及び第五通電制御部25を制御する。また第二電流制御部32は、第二整流電圧が印加される状態で、出力ラインOLを流れる電流値、すなわちここでは第四LED部14を流れる電流値と第二電流制御部32に設定された基準電流値の比較に基づいて、第四LED部14を流れる電流を、第二電流検出器42で検出する。
これにより、直列接続された第一LED部11〜第四LED部14に対して、これらを点灯駆動する回路を、第一半波整流回路51側とつながる第一回路群1と、第二半波整流回路52側とつながる第二回路群2の2つを用意し、第一整流電圧と第二整流電圧の各半波整流区間で点灯する制御を異ならせることで、第一LED部11〜第四LED部14の点灯時間を均一化でき、発光むらを低減した高品質な発光を実現できる。すなわち、第一半波整流回路51と第二半波整流回路52は、それぞれ交流電源APを半波整流し、交流電源APの半周期交代でLED集合体10に電力を供給する。これにより、一方の第一半波整流回路51が動作中の半周期は、第二半波整流回路52は整流を行わず、次の半周期は第一半波整流回路51が休止し、第二半波整流回路52が動作する。このため、第一半波整流回路51の動作中は、これにより第一整流電圧が供給され、LED集合体10の左側に設けられた第一回路群1が動作し、LED集合体10に電力供給を行い駆動する。そして次の半周期は、第二半波整流回路52がLED集合体10の右側に設けられた第二回路群2に第二整流電圧を供給して動作させ、前半周期とは逆の点灯順で、LED集合体10に電力供給を行う。このように動作することで、従来はトータルの給電力が最も小さかった第四LED部14と、最も大きかった第一LED部11への供給電力がほぼ等しくなる。同様に第二LED部12と第三LED部13へのトータルの供給電力が等しくなる。これによって各LED部の光度の均一化が図られる。
なお、本実施形態は、実施形態1、2の下位概念であるが、発明の理解を容易にするために別の実施形態として説明した。
<実施形態4>
発光ダイオード駆動装置はさらに、高調波抑制信号生成部や電流制御信号付与部を付加することもできる。一例として、図3の発光ダイオード駆動装置に高調波抑制信号生成部や電流制御信号付与部を付加した例を実施形態4として、図4に示す。この発光ダイオード駆動装置400では、第一回路群1側に第一高調波抑制信号生成部61、第一電流制御信号付与部71を、第二回路群2側に第二高調波抑制信号生成部62、第二電流制御信号付与部72を、それぞれ備えている。第一高調波抑制信号生成部61は、第一半波整流回路51の出力側に接続され、所定の大きさの正弦波を生成して第一電流制御部31に供給するための部材である。また第二高調波抑制信号生成部62は、第二半波整流回路52の出力側に接続され、所定の大きさの正弦波を生成して第二電流制御部32に供給するための部材である。
(第一高調波抑制信号生成部61)
第一高調波抑制信号生成部61は、第一電流制御部31と接続される。第一高調波抑制信号生成部61は、第一半波整流回路51から出力される第一整流電圧に基づいて、第一高調波抑制信号電圧を生成する。ここでは、第一整流電圧が印加される状態で、第一高調波抑制信号生成部61は、第一半波整流回路51で整流された第一整流電圧を適当な大きさに圧縮し、第一電流制御部31に送出する。第一電流制御部31は、第一高調波抑制信号生成部61から送られた信号を参照信号とし、第一電流検出器41で検出された第一電流検出信号と比較する。第一電流制御部31は、この比較結果を基に、それぞれの第一通電制御部21〜第四通電制御部24を介して適切なタイミングと電流で、それぞれのLED部を駆動する。
同様に第二高調波抑制信号生成部62は、第二電流制御部32と接続される。第二高調波抑制信号生成部62は、第二半波整流回路52から出力される第二整流電圧に基づいて、第二高調波抑制信号電圧を生成する。ここでは、第二整流電圧が印加される状態で、第二高調波抑制信号生成部62は、第二半波整流回路52で整流された第二整流電圧を適当な大きさに圧縮し、第二電流制御部32に送出する。第二電流制御部32は、第二高調波抑制信号生成部62から送られた信号を参照信号とし、第二電流検出器42で検出された第二電流検出信号と比較する。第二電流制御部32は、この比較結果を基に、それぞれの第五通電制御部25〜第八通電制御部28を介して適切なタイミングと電流で、それぞれのLED部を駆動する。
(第一電流制御信号付与部71)
さらに第一電流制御部31と第一通電制御部21〜第四通電制御部24との間には、第一電流制御信号付与部71が介在されている。例えば第一通電制御部21に付与する動作制御信号と第四通電制御部24に付与する動作制御信号間には電位差が生じるので、第一電流制御信号付与部71を設けることで第一通電制御部21と第四通電制御部24の動作の切り替えを確実に行うことが可能となる。同様に第二電流制御部32と第五通電制御部25〜第八通電制御部28との間には、第二電流制御信号付与部72が介されている。
<実施形態5>
発光ダイオード駆動装置はさらに、平滑化回路を付加することもできる。一例として、図3の発光ダイオード駆動装置に平滑化回路を付加した例を実施形態5として、図5に示す。この図に示す発光ダイオード駆動装置500は、LED集合体10と並列に接続された平滑化回路を備えている。平滑化回路は、LED集合体10の消灯期間を低減するための部材である。この平滑化回路は、例えば平滑コンデンサ80で構成される。
(平滑コンデンサ80への充電)
平滑コンデンサ80の端子間電圧は、定常動作状態においては第一LED部11〜第四LED部14の全LEDの順方向電圧の和Vfallに等しくなる。従って、入力電圧が第一LED部11〜第四LED部14が駆動される電圧に達すると充電が開始され、入力電圧が第一LED部11〜第四LED部14を、電流制御部30より指示される電流値で駆動できない電圧まで下降(第一LED部11〜第三LED部13を駆動する状態に移行)すると充電を終了する。充電期間中、充電によりコンデンサ端子電圧が上昇するとVfallも上昇するため、LED駆動電流が増加し、平滑コンデンサ80への充電電流は徐々に減少する。このコンデンサ充電電流とLED駆動電流が合成されて、電流制御部30で正弦波電流に制御される。これにより、元来正弦波に近似した電流波形で制御されている発光ダイオード駆動装置全体の電流に影響することなく、平滑コンデンサ80の充電が行える。
(平滑コンデンサ80からの放電)
一方で平滑コンデンサ80は、ここに溜まった電荷を、接続された第一LED部11〜第四LED部14に放電する。なお平滑コンデンサ80の充電電圧は、LED集合体10を構成する直列接続された第一LED部11〜第四LED部14の順方向電圧の和Vf1-4となるので、コンデンサ充電時にLED集合体10に流れる電流以上の電流で平滑コンデンサ80が放電されることはない。
なお上述した各実施形態で付加した要素は、他の実施形態、例えば実施形態1や2においても同様に適用できることはいうまでもない。
<実施例1>
次に、図4の発光ダイオード駆動装置400を半導体素子を用いて実現した具体的な回路の構成例を、実施例1として図6に示す。この発光ダイオード駆動装置600は、交流電源APに接続された第一半波整流回路51、及び第二半波整流回路52としてダイオードを用いている。第一半波整流回路51と第二半波整流回路52とでは、ダイオードの整流方向を互いに逆向きとしている。
交流電源APには、保護部材81が直列に接続される。保護部材は、過電流阻止のためのヒューズが好適に利用できる。また交流電源APには、サージ防護回路を設けてもよい。さらに交流電源APと並列に、バイパスコンデンサ82が接続される。
(交流電源AP)
交流電源APは、100Vや200Vの商用電源が好適に利用できる。この商用電源の100V又は200Vは実効値であり、全波整流された整流波形の最大電圧は約141V又は282Vとなる。
(LED集合体10)
LED集合体10を構成する各LED部は、相互に直列に接続すると共に、複数のブロックに分け、ブロック同士の境界からは端子を引き出して、第一通電制御部21、第二通電制御部22、第三通電制御部23、第四通電制御部24と接続している。図6の例では、第一LED部11、第二LED部12、第三LED部13、第四LED部14の4つのグループでLED集合体10を構成している。
図6に示す各LED部11〜14は、一のLEDシンボルが複数のLEDチップを実装したLEDパッケージを表している。この例では、各LEDパッケージは、10個のLEDチップを実装している。各LED部の発光ダイオード接続数、あるいはLED部の接続数は、順方向電圧の加算値、すなわち直列接続されたLED素子の総数と、使用する電源電圧とで決定される。例えば商用電源を使用する場合は、各LED部のVfの合計である合計順方向電圧Vfallが、141V程度、又はそれ以下となるように設定される。
また図6の例では、4つのLED部のVfを同一となるように設計している。ただこの例に限られず、上述の通りLED部数を3以下、あるいは5以上としてもよい。LED部数を増やすことで、電流制御の数を増やしてより細かなLED部間の点灯切り替え制御が可能となる。さらに各LED部のVfは同一としなくとも良い。
(第一通電制御部21〜第四通電制御部24)
第一通電制御部21、第二通電制御部22、第三通電制御部23、第四通電制御部24は、各LED部に対応して、電流駆動するための部材である。このような第一通電制御部21〜第四通電制御部24としては、トランジスタ等の半導体素子で構成される。特にFETは、ゲートが電圧駆動のため効率の面で好ましい。ただ、第一通電制御部21〜第四通電制御部24はFETに限定されるものでなく、バイポーラトランジスタ等でも構成できることはいうまでもない。
図6の例では、第一通電制御部21〜第四通電制御部24として、LED電流制御トランジスタを利用している。具体的には、第一LED部11、第二LED部12、第三LED部13、第四LED部14には、それぞれ下流側に第一通電制御部21〜第四通電制御部24である第一通電制御トランジスタ21B、第二通電制御トランジスタ22B、第三通電制御トランジスタ23B、第四通電制御トランジスタ24Bが接続される。各通電制御トランジスタは、その前段のLED部の電流量に応じて、ON状態や電流制御が切り替わる。通電制御トランジスタがOFFになると、バイパス経路に電流が流れなくなって、LED部に通電される。すなわち、各第一通電制御部21〜第四通電制御部24によってバイパスされる電流量を調整できるので、結果的に各LED部の通電量を制御できることになる。図6の例では、第二LED部12と並列に第一通電制御部21が接続され、第一バイパス経路BP1を形成する。また第三LED部13と並列に第二通電制御部22が接続され、第二バイパス経路BP2を形成する。さらに第四LED部14と並列に第三通電制御部23が接続され、第三バイパス経路BP3を形成する。さらにまた第四通電制御トランジスタ24Bが第四LED部14と直列に接続され、第四バイパス経路BP4を形成し、第一LED部11、第二LED部12、第三LED部13及び第四LED部14への通電量を制御する。
なお第一LED部11は、並列に接続されたバイパス経路や通電制御部を設けていない。第二LED部12と並列に接続された第一通電制御部21が、第一LED部11の電流量を制御するからである。また第四LED部14については、第四通電制御トランジスタ24Bが電流制御を行う。
(第一電流制御部31)
第一電流制御部31は、各LED部と対応する第一通電制御部21〜第四通電制御部24が、適切なタイミングで電流駆動を行うよう制御する部材である。この第一電流制御部31は、第一半波整流回路51で整流された第一整流電圧を基準電圧として、通電制御部の動作を制御する動作制御信号を出力する。これにより、第一電流検出器41で検出する出力ラインOL上の電流量を、整流電圧と比例した値に制御できる。この結果、回路全体の入力電流は交流入力電圧に比例した波形となり、高調波の抑制が可能となる。
図6の第一電流制御部31にも、トランジスタ等のスイッチング素子が利用できる。特にバイポーラトランジスタは、電流量の検出に好適に利用できる。ただこの例では第一電流制御部31を、オペアンプ31Bで構成している。なお第一電流制御部は、オペアンプに限定されるものでなく、コンパレータ、バイポーラトランジスタ、MOSFET等でも構成可能であるのはいうまでもない。
図6の例では、第一電流制御部31は、各通電制御トランジスタ21B〜24Bの動作を制御する。すなわち、各電流検出オペアンプが通電量の制御を行うことで、通電制御トランジスタをOFF/電流制御/ONにそれぞれ切り替える。
(第一電流検出器41)
第一電流検出器41は、LED部を直列接続したLED集合体10に通電される電流を電圧降下等により検出するための部材である。第一電流検出器41で電流検出を行うことで、LED集合体10を構成する各LED部の電流駆動を行う。またこの第一電流検出器41は、LEDの保護抵抗としても機能する。さらに第一電流検出器41で検出された電流検出信号に基づいて電流駆動を行うため、第一電流検出器41は、電流回路の制御を行う第一電流制御部31であるオペアンプ31Bと接続されている。この回路例では、第一通電制御部21、第二通電制御部22、第三通電制御部23、第四通電制御部24と第一電流制御部31で、一種の定電流回路が構成される。
(第一電流制御信号付与部71)
さらに第一電流制御部31と各通電制御部との間には、第一電流制御信号付与部71が介在されている。例えば第一通電制御部21に付与する動作制御信号と第四通電制御部24に付与する動作制御信号間には電位差が生じるので、第一電流制御信号付与部71を設けることで第一通電制御部21と第四通電制御部24の動作の切り替えを確実に行うことが可能となる。各第一電流制御信号付与部71は、各通電制御トランジスタのON/OFFをどの電流のタイミングで行うかを規定する。ここでは、入力電圧の上昇に伴い、第一〜第四通電制御トランジスタ21B〜24Bの順でOFFされるよう、各第一電流制御信号付与部71として電流制御信号付与ツェナーダイオード71a、71b、71cが設定、配置されている。なお図6の例では、第一電流制御信号付与部71をツェナーダイオードで構成しているが、抵抗器、ダイオード等とすることもできる。
図6の回路例では、第一半波整流回路51で整流された入力電圧の上昇に伴い、第一LED部11から第二LED部12、第三LED部13、第四LED部14への順で、通電量の制御を行うことができる。また入力電圧の下降時には、逆の順序でLEDが消灯される。
(第一高調波抑制信号生成抵抗61a、61b)
一方図6の回路例では、第一電流制御部31をオペアンプ31Bで構成しており、このオペアンプ31Bは、第一高調波抑制信号生成部61により制御される。第一高調波抑制信号生成部61は、第一高調波抑制信号生成抵抗61a、61bで構成される。第一高調波抑制信号生成抵抗61a、61bは、第一半波整流回路51で整流された整流電圧を分圧する。いいかえると、整流電圧を適当な大きさに圧縮する。第一電流制御部であるオペアンプ31Bの+側入力端子には、第一高調波抑制信号生成抵抗61a、61bから出力される、圧縮された正弦波である高調波抑制信号が入力される。
(定電圧電源31B0)
オペアンプ31Bは、定電圧電源31B0により駆動される。定電圧電源31B0は、オペアンプ電源用トランジスタ31B1、ツェナーダイオード31B2、ツェナー電圧設定抵抗31B3で構成される。この定電圧電源31B0は、交流電源APを第一半波整流回路51で整流した後の整流電圧が、ツェナーダイオード31B2のツェナー電圧を超えている期間だけ、オペアンプ31Bに電源を供給する。この期間は、LED集合体10の点灯期間を包含するよう設定される。すなわち、LED集合体10の点灯中にオペアンプ31Bを動作させて、点灯を制御する。
一方、オペアンプ31Bの−側入力端子には、第一電流検出抵抗41で検出された電流検出信号である電圧が入力される。第一電流検出抵抗41の電圧は、オペアンプ31Bの+側入力端子に印加される正弦波に沿って電流制御されるよう制御される。このように、正弦波に沿って電流制御動作を行うため、LED駆動電流が正弦波に近似された波形となる。
以上、第一回路群1の動作について説明したが、同様のことは第二回路群2においても当て嵌まる。すなわち第二整流電圧が印加される第二半波整流区間において、第五通電制御部25〜第八通電制御部28を構成する第五通電制御トランジスタ25B〜第八通電制御トランジスタ28Bにより、第四LED部14、第三LED部13、第二LED部12、第一LED部11をこの順に点灯制御する。また第五通電制御トランジスタ25B〜第八通電制御トランジスタ28Bは、第二電流制御部を構成するオペアンプ32Bにより、第二電流検出抵抗42Bを構成する第二電流検出器42で検出された出力ラインOLの通電量、ここでは第四LED部14の電流量に基づいて、第二電流制御信号付与部72を構成する電流制御信号付与ツェナーダイオード72a、72b、72cを介して駆動される。またオペアンプ32Bの−側入力端子には、第二電流検出抵抗42で検出された電流検出信号である電圧が入力される。第二電流検出抵抗42の電圧は、オペアンプ32Bの−側入力端子に印加される正弦波に沿って電流制御されるよう制御される。このためオペアンプ32Bの−側入力端子には、第二高調波抑制信号生成部62を構成する第二高調波抑制信号生成抵抗62a、62が接続され、半波整流された第二整流電圧が分圧されて入力される。さらにオペアンプ32Bの電源を構成する定電圧電源32B0は、オペアンプ電源用トランジスタ32B1、ツェナーダイオード32B2、ツェナー電圧設定抵抗32B3で構成される点も、第一回路群1と同様である。
なおLED部はそれぞれ、複数の発光ダイオード素子を相互に直列に接続して構成できる。これにより、整流電圧を複数の発光ダイオード素子で効果的に分圧できる上、発光ダイオード素子毎の順方向電圧Vfや温度特性のばらつきをある程度吸収して、ブロック単位での制御を均一化できる。ただ、LED部の数や各LED部を構成する発光ダイオード素子数等は、要求される明るさや入力電圧等によって任意に設定でき、例えばLED部を一の発光ダイオード素子で構成したり、LED部の数を多くしてより細かな制御を行うこと、あるいは逆にLED部を2つのみとして制御をシンプルにすることも可能であることは言うまでもない。
また、上記構成ではLED部の構成数を4としたが、LED部の数を2又は3としたり、又は5以上とすることもできることはいうまでもない。特に、LED部の数を増やすことで、正弦波状の電流波形をより低い電源電圧から形成することが可能となり、一層の高調波成分の抑制が可能となる。また図6の例では、各LED部がON/OFFされる切り替え動作を、入力電流に対してほぼ均等に分割しているが、均等にする必要は必ずしも無く、異なる電流でLED部を切り替えてもよい。
さらに上記の例では、LEDを4つのLED部に分け、各LED部がそれぞれ同一のVfとなるよう構成しているが、同一のVfでなくても良い。例えばLED部1のVfをできるだけ低く、すなわちLED一個分の3.0V程度に設定できれば、電流の立ち上がりタイミングを早く、立下りタイミングを遅くできる。このことは、高調波を減少させるのにさらに有利となる。またこの方法を使用すれば、LED部の数とVf設定を自由に選択でき、さらに電流波形を正弦波に近似できるため、より柔軟性を高めて高調波抑制を実現することが容易となる。
(点灯パターン)
ここで比較のため、本発明者が先に開発した図7に示す発光ダイオード駆動装置900のLED点灯パターンと、実施例1に係る発光ダイオード駆動装置600のLED点灯パターンを、図8Aと図8Bにそれぞれ示す。これらの図に示すように、図7の整流回路50を使用して交流電圧を全波整流し、電流検出器40でもって検出された出力ラインOLの通電量に基づいて、電流制御部20で多段に接続した第一LED集合体10(第一LED部11〜第四LED部14)を点灯駆動する場合は、図8Aのように整流電圧の低い領域で駆動されるLED部の点灯時間が長く、高い領域で駆動されるLED部の点灯時間が短くなる傾向がある。各LED部の点灯時間が異なると、それぞれの光度も異なる。これは、交流電源電圧の低い時から、徐々に高くなるに従って、各LED部が順番に点灯開始、最大電圧に達した後、徐々に低くなるに従って、点灯順とは逆の順番で消灯するためである。このため、LED部の点灯期間にばらつきが生じることが避けられない。この結果、ちらつきが生じたり、LED部の点灯時間に応じて発熱量が異なるため、均一に放熱するための機構が必要になるといった課題があった。
これに対して、実施例1に係る発光ダイオード駆動装置600では、半波整流して、各整流電圧でLED部を点灯する順序を逆順にするように回路を構成することで、LED部の点灯時間を全体として均一化している。具体的には、交流電源APの周波数サイクルのうち、ある半周期においては第一LED部11→第二LED部12→第三LED部13→第四LED部14の順に点灯開始し、さらに第四LED部14→第三LED部13→第二LED部12→第一LED部11の順番で消灯する。次の半周期においては、第四LED部14→第三LED部13→第二LED部12→第一LED部11の順に点灯開始し、第一LED部11→第二LED部12→第三LED部13→第四LED部14の順で消灯する。このように駆動装置を構成することで、各LED部の光度差を抑制できる。この結果、各LED部の点灯時間をほぼ一定に揃えてちらつきを抑制し、また発熱量も均一化されるので、放熱機構も各LED部で同様の機構とすることができ、構成の簡素化が図られる。また第一整流電圧と第二整流電圧の各期間でLED部を駆動する回路を個別に用意することで、点灯制御も簡素化できる。いいかえると、共通の駆動回路を用いて電流の通電方向を逆転させるような複雑なスイッチングを行わないことで、回路構成や制御を簡素化して、安価で信頼性の高い発光ダイオード駆動装置を実現できる。
また本発明者が比較試験を行い、各LED部のVfを等しくし、図3と図7でそれぞれ30V程度(×4段)としたところ、図7の発光ダイオード駆動装置900では交流電源APに相似の電流波形駆動で第一LED部11と第四LED部14の電力差が40%以上あったところ、図3の発光ダイオード駆動装置300では第一LED部11と第二LED部12の電力差を15%とすることができた。これにより、LEDを実装する際、実装場所による明暗差を考慮して各LED部のLED素子の配置を考慮する必要をなくすことができる。また、LED部ごとの電力差のため、特定のLED部のLED素子に過度な電力負荷をかけることもなくなり、灯具寿命を延長できる。さらにまた、発光ダイオード駆動装置側、LED部側の素子の発熱も均一化でき、放熱設計においても有利となる。
<実施例2>
以上の実施例1に係る発光ダイオード駆動装置600は、LED部毎の点灯時間の長短を均一化することで、発光のちらつきを抑制できる。さらに発光のちらつきを抑制するために、半波整流された第一整流電圧や第二整流電圧を平滑化することもできる。このような回路例を実施例2として、図9に示す。ここでは、図5に示した平滑化回路を備える発光ダイオード駆動装置の具体的な回路構成例を示している。図9の発光ダイオード駆動装置700において、実施例1と同様の部材については同じ名称、符号を付して詳細説明を省略する。
発光ダイオード駆動装置700は、平滑化回路として平滑コンデンサ80を備えている。平滑コンデンサ80を設けることで、半波整流された第一整流電圧及び第二整流電圧がそれぞれ平滑化される結果、電圧の低い区間が減少されて、このような低電圧の区間における第一LED部11や第四LED部14が点灯される区間が長くなり、より一層発光むらを抑制できる利点が得られる。なお、平滑コンデンサ80には、一般に大容量の電解コンデンサが用いられる。ただ電解コンデンサは大容量の反面、電解液の蒸発などに起因する経時劣化が生じ、寿命があるため、電解コンデンサの寿命でもって発光ダイオード駆動装置の寿命が決定される。
以上のように本発明の実施例によれば、交流電源をスイッチング電源等で直流に変換する電圧変換回路を用いることなく、交流電源に接続して高効率で駆動しつつ、従来の課題であったLED毎の点灯期間のばらつきを、比較的簡素な構成で抑制できる利点が得られる。すなわち発光ダイオードは定電圧素子であることから、交流電源を整流しただけの整流電圧で発光ダイオードを点灯駆動しようとすると、LED部毎に点灯時間、電力が異なり、LED部間で照度差が生じてしまう。仮にすべてのLED部が、例えば同一パッケージ上や同一チップ上に形成され、または単体のLEDが比較的小さい面積に配置されていれば、その面積に対して比較的遠方における照明、例えば天井照明やLED電球ではこのような照度差が目立たず、特に問題とならない。しかしながら、LEDが比較的大きい面積に配置されて、均一な照射照度を求められる用途、例えばバックライト照明や看板照明などでは、照度差が目立つ傾向にある。さらに一方では、一部のLEDの点灯期間が長いと、それだけ発熱量も多くなるが、点灯時間の短いLEDでは発熱量も少なくなる。一部のLEDが劣化して点灯しなくなると発光装置全体の寿命となってしまうことから、特定のLEDの劣化の進行を抑制する必要がある。これを防ぐには、放熱性能を均一化させる特別な放熱機構が必要となる。これに対して本発明の実施例では、LED部の点灯順序を一定とせず、半波整流された第一整流電圧と第二整流電圧とで互いに逆順となるように点灯回路を構成したことで、LED部同士の点灯時間を均一化している。この結果、LED間の照度差を解消し、発熱量も均一化されて、装置の寿命や信頼性を向上させ、より高品質な照明や漁灯として好適に利用できる。
本発明に係る発光ダイオード駆動装置及びこれを用いた照明、漁灯並びに発光ダイオード駆動装置の駆動方法は、照明装置や漁灯として好適に利用できる。特にLED部のちらつきを抑制することで、LED漁灯のもとで作業する作業者が抱く高い照度の照明光のちらつきによる不快感を低減できる。
100、200、300、400、500、600、700、900…発光ダイオード駆動装置
1…第一回路群
2…第二回路群
10…第一LED集合体
11…第一LED部
12…第二LED部
13…第三LED部
14…第四LED部
20…電流制御部
21…第一通電制御部
22…第二通電制御部
23…第三通電制御部
24…第四通電制御部
21B…第一通電制御トランジスタ
22B…第二通電制御トランジスタ
23B…第三通電制御トランジスタ
24B…第四通電制御トランジスタ
25B…第五通電制御トランジスタ
26B…第六通電制御トランジスタ
27B…第七通電制御トランジスタ
28B…第八通電制御トランジスタ
25…第五通電制御部
26…第六通電制御部
27…第七通電制御部
28…第八通電制御部
31…第一電流制御部;31B…オペアンプ
31B0…定電圧電源
31B1…オペアンプ電源用トランジスタ
31B2…ツェナーダイオード
31B3…ツェナー電圧設定抵抗
32…第二電流制御部;32B…オペアンプ
32B0…定電圧電源
32B1…オペアンプ電源用トランジスタ
32B2…ツェナーダイオード
32B3…ツェナー電圧設定抵抗
40…電流検出器
41…第一電流検出器
41B…第一電流検出抵抗
42…第二電流検出器
42B…第二電流検出抵抗
50…整流回路
51…第一半波整流回路
52…第二半波整流回路
61…第一高調波抑制信号生成部
61a、61b…第一高調波抑制信号生成抵抗
62…第二高調波抑制信号生成部
62a、62b…第二高調波抑制信号生成抵抗
71…第一電流制御信号付与部
71a、71b、71c…電流制御信号付与ツェナーダイオード
72…第二電流制御信号付与部
72a、72b、72c…電流制御信号付与ツェナーダイオード
80…平滑コンデンサ
82…バイパスコンデンサ
161、162、163、164、165、166…LEDブロック
167…スイッチ制御部
171、172、173、174…発光ブロック
177…スイッチ制御ロジック
AP…交流電源
OL…出力ライン
BP1…第一バイパス経路
BP2…第二バイパス経路
BP3…第三バイパス経路
BP4…第四バイパス経路
SA、SB…スイッチブロック
SA_1、SA_2、SA_3、SB_1、SB_2、SB_3…スイッチ

Claims (9)

  1. 交流電源に接続されて、一対の出力側を有し、該交流電源の交流電圧を半波整流して第一整流電圧を得るための第一半波整流回路と、
    前記第一半波整流回路の一方の出力側と直列に接続された、少なくとも一のLED素子を含む第一LED部と、
    前記第一LED部と直列に接続された、少なくとも一のLED素子を含む第二LED部と、
    前記第二LED部と並列で、且つ前記第一LED部と直列に接続された、第一整流電圧が印加される状態で前記第一LED部への通電量を制御するための第一通電制御部と、
    前記第一LED部及び第二LED部と直列に接続された、第一整流電圧が印加される状態で前記第一LED部及び前記第二LED部への通電量を制御するための第二通電制御部と、
    第一整流電圧が印加される状態で、前記第一LED部を流れる電流値に基づいて、前記第一通電制御部及び第二通電制御部を制御するための第一電流制御部と、
    共通の交流電源に接続されて、一対の出力側を有し、該交流電源の交流電圧を前記第一半波整流回路と異なるタイミングで半波整流して第二整流電圧を得るための第二半波整流回路と、
    前記第一LED部と並列で、且つ前記第二LED部と直列に接続された、第二整流電圧が印加される状態で前記第二LED部への通電量を制御するための第六通電制御部と、
    前記第二半波整流回路の一方の出力側と前記第一LED部との間で前記第一LED部と直列に接続された、第二整流電圧が印加される状態で前記第一LED部及び第二LED部への通電量を制御するための第五通電制御部と
    第二整流電圧が印加される状態で、前記第二LED部を流れる電流値に基づいて、前記第五通電制御部及び第六通電制御部を制御するための第二電流制御部と、
    備える発光ダイオード駆動装置。
  2. 請求項1に記載の発光ダイオード駆動装置であって、
    前記第一電流制御部は、前記第一半波整流回路の一方の出力側から第一整流電圧が印加される状態で、前記第一LED部を点灯させ、次いで該第一LED部を点灯させたまま前記第二LED部を点灯させ、さらに該第一LED部を点灯させたまま前記第二LED部を消灯させるよう点灯駆動させ、
    前記第二電流制御部は、前記第二半波整流回路の一方の出力側から第二整流電圧が印加される状態で、前記第二LED部を点灯させ、次いで該第二LED部を点灯させたまま前記第一LED部を点灯させ、さらに該第二LED部を点灯させたまま前記第一LED部を消灯させるよう点灯駆動させてなる発光ダイオード駆動装置。
  3. 請求項1又は2に記載の発光ダイオード駆動装置であって、さらに、
    前記第二LED部の下流側に、前記第二LED部と直列接続された、前記第一LED部を流れる電流量を検出するための第一電流検出部を備える発光ダイオード駆動装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の発光ダイオード駆動装置であって、さらに、
    前記第一LED部の上流側に、前記第一LED部と直列接続された、前記第二LED部を流れる電流量を検出するための第二電流検出部を備える発光ダイオード駆動装置。
  5. 交流電源に接続されて、一対の出力側を有し、該交流電源の交流電圧を半波整流して第一整流電圧を得るための第一半波整流回路と、
    前記第一半波整流回路の一方の出力側と直列に接続された、少なくとも一のLED素子を含む第一LED部と、
    前記第一LED部と直列に接続された、少なくとも一のLED素子を含む第二LED部と、
    前記第二LED部と直列に接続された、少なくとも一のLED素子を含む第三LED部と、
    前記第二LED部と並列で、且つ前記第一LED部と直列に接続された、第一整流電圧が印加される状態で前記第一LED部への通電量を制御するための第一通電制御部と、
    前記第一LED部及び第二LED部と直列に接続された、第一整流電圧が印加される状態で前記第一LED部及び前記第二LED部への通電量を制御するための第二通電制御部と、
    前記第一LED部、第二LED部及び第三LED部と直列に接続された、第一整流電圧が印加される状態で前記第一LED部、第二LED部及び第三LED部への通電量を制御するための第三通電制御部と、
    第一整流電圧が印加される状態で、前記第一LED部を流れる電流値に基づいて、前記第一通電制御部、第二通電制御部及び第三通電制御部を制御するための第一電流制御部と、
    共通の交流電源に接続されて、一対の出力側を有し、該交流電源の交流電圧を前記第一半波整流回路と異なるタイミングで半波整流して第二整流電圧を得るための第二半波整流回路と、
    前記第三LED部から見て、該第三LED部と直列で、且つ前記第二LED部と並列に接続された、第二整流電圧が印加される状態で前記第三LED部への通電量を制御するための第七通電制御部と、
    前記第二LED部から見て、該第二LED部と直列で、且つ前記第一LED部と並列に接続された、第二整流電圧が印加される状態で前記第二LED部及び第三LED部への通電量を制御するための第六通電制御部と、
    前記第二半波整流回路の一方の出力側と前記第一LED部との間で前記第一LED部と直列に接続された、第二整流電圧が印加される状態で前記第一LED部、第二LED部及び第三LED部への通電量を制御するための第五通電制御部と、
    第二整流電圧が印加される状態で、前記第三LED部を流れる電流値に基づいて、前記第五通電制御部、第六通電制御部、第七通電制御部制御するための第二電流制御部と、
    備える発光ダイオード駆動装置。
  6. 交流電源に接続されて、一対の出力側を有し、該交流電源の交流電圧を半波整流して第一整流電圧を得るための第一半波整流回路と、
    前記第一半波整流回路の一方の出力側と直列に接続された、少なくとも一のLED素子を含む第一LED部と、
    前記第一LED部と直列に接続された、少なくとも一のLED素子を含む第二LED部と、
    前記第二LED部と直列に接続された、少なくとも一のLED素子を含む第三LED部と、
    前記第三LED部と直列に接続された、少なくとも一のLED素子を含む第四LED部と、
    前記第二LED部と並列で、且つ前記第一LED部と直列に接続された、第一整流電圧が印加される状態で前記第一LED部への通電量を制御するための第一通電制御部と、
    前記第一LED部及び第二LED部と直列に接続された、第一整流電圧が印加される状態で前記第一LED部及び前記第二LED部への通電量を制御するための第二通電制御部と、
    前記第一LED部、第二LED部及び第三LED部と直列に接続された、第一整流電圧が印加される状態で前記第一LED部、第二LED部及び第三LED部への通電量を制御するための第三通電制御部と、
    前記第一LED部、第二LED部、第三LED部及び第四LED部と直列に接続された、第一整流電圧が印加される状態で前記第一LED部、第二LED部、第三LED部及び第四LED部への通電量を制御するための第四通電制御部と、
    第一整流電圧が印加される状態で、前記第一LED部を流れる電流値に基づいて、前記第一通電制御部、第二通電制御部、第三通電制御部及び第四通電制御部を制御するための第一電流制御部と、
    共通の交流電源に接続されて、一対の出力側を有し、該交流電源の交流電圧を前記第一半波整流回路と異なるタイミングで半波整流して第二整流電圧を得るための第二半波整流回路と、
    前記第四LED部と直列で、且つ前記第三LED部と並列に接続された、第二整流電圧が印加される状態で前記第四LED部への通電量を制御するための第八通電制御部と、
    前記第三LED部と直列で、且つ前記第二LED部と並列に接続された、第二整流電圧が印加される状態で前記第三LED部及び第四LED部への通電量を制御するための第七通電制御部と、
    前記第二LED部と直列で、且つ前記第一LED部と並列に接続された、第二整流電圧が印加される状態で前記第二LED部、第三LED部及び第四LED部への通電量を制御するための第六通電制御部と、
    前記第二半波整流回路の一方の出力側と前記第一LED部との間で前記第一LED部と直列に接続された、第二整流電圧が印加される状態で前記第一LED部、第二LED部、第三LED部及び第四LED部への通電量を制御するための第五通電制御部と、
    第二整流電圧が印加される状態で、前記第四LED部を流れる電流値に基づいて、前記第五通電制御部、第六通電制御部、第七通電制御部及び第八通電制御部を制御するための第二電流制御部と、
    備える発光ダイオード駆動装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一に記載の発光ダイオード駆動装置であって、さらに、
    前記第一LED部及び第二LED部を含むLEDの直列接続体であるLED集合体に対して、並列に接続された平滑コンデンサを備える発光ダイオード駆動装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一に記載の発光ダイオード駆動装置で駆動される漁灯。
  9. 請求項1〜7のいずれか一に記載の発光ダイオード駆動装置で駆動される照明。
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