JP6838540B2

JP6838540B2 - 洗車機

Info

Publication number: JP6838540B2
Application number: JP2017196950A
Authority: JP
Inventors: 山本　晃; 晃山本
Original assignee: Daifuku Co Ltd
Current assignee: Daifuku Co Ltd
Priority date: 2017-10-10
Filing date: 2017-10-10
Publication date: 2021-03-03
Anticipated expiration: 2037-10-10
Also published as: JP2019069703A

Description

本発明は、被洗浄車両の側面下部を洗浄する下部洗浄部を備えた洗車機に関する。

給油所等に設置される従来の洗車機は特許文献１に開示される。洗車機は洗車機本体を備えている。洗車機本体は左右の対向する２つのスタンド部と、スタンド部の上端を連結する天井部とを有して門型に形成され、被洗浄車両を跨いで前後方向に移動する。両スタンド部の下部には被洗浄車両の側面下部の車輪を洗浄する下部洗浄部が設けられる。

下部洗浄部は、洗車機本体に取り付けられる左右方向に移動可能な支持部と、支持部に軸支されるホイールブラシとを有している。

ユーザが洗車条件を設定すると、洗車機本体は被洗浄車両に対して前後方向に移動して洗浄を開始する。洗車機本体が前進してホイールブラシが車輪の面前に配されると、洗車機本体が停止してホイールブラシが水平方向に移動する。ホイールブラシが車輪に当接して車輪の洗浄が行われる。

特開２００４−１１４９５８号公報

近年、車輪だけでなく車輪を収納するタイヤハウス内の洗浄を希望するユーザが増えている。しかしながら、上記従来の洗車機によると、下部洗浄装置によってタイヤハウス内を洗浄することができず、洗車機の利便性が悪い問題があった。

本発明は、タイヤハウス内を洗浄して利便性を向上できる洗車機を提供することを目的とする。

上記目的を達成するために本発明は、被洗浄車両に対して前後方向に相対移動する洗車機本体に被洗浄車両の側面下部を高圧の洗浄水により洗浄する下部洗浄部を設けた洗車機であって、前記下部洗浄部が洗浄水の水流によって第１回転軸で回転するとともに第１回転軸から径方向に離れる噴射口から洗浄水を噴射するスピンノズルと、前記スピンノズルを少なくとも上下方向に移動させる可動部とを有することを特徴とする。

また、本発明は上記構成の洗車機において、前記可動部が前記スピンノズルを保持するとともに第２回転軸で回転し、前記第１回転軸と前記第２回転軸とが径方向に離れることを特徴とする。

また、本発明は上記構成の洗車機において、前記スピンノズルを複数設け、一の前記スピンノズルの前記第１回転軸と前記第２回転軸との距離が他の前記スピンノズルの前記第１回転軸と前記第２回転軸との距離と異なることを特徴とする。

また、本発明は上記構成の洗車機において、前記可動部が前記スピンノズルを保持するとともに所定の揺動軸で上下に揺動することを特徴とする。

また、本発明は上記構成の洗車機において、被洗浄車両の形状を検出する車両形状センサを備え、被洗浄車両の形状に応じて前記可動部の揺動量が可変されることを特徴とする。

また、本発明は上記構成の洗車機において、前記スピンノズルが複数の噴射口を有し、一の前記噴射口の噴射方向と前記第１回転軸との角度が他の前記噴射口の噴射方向と前記第１回転軸との角度と異なることを特徴とする。

また、本発明は上記構成の洗車機において、前記スピンノズルが複数の噴射口を有し、一の前記噴射口と前記第１回転軸との距離が他の前記噴射口と前記第１回転軸との距離と異なることを特徴とする。

本発明によると、下部洗浄部が洗浄水の水流により第１回転軸で回転するスピンノズルと、スピンノズルを少なくとも上下方向に移動させる可動部とを備える。これにより、第１回転軸から径方向に離れる噴射口から洗浄水が広い範囲に噴射され、タイヤハウス内を洗浄することができる。このため、洗車機の利便性を向上することができる。

本発明の第１実施形態の洗車機を示す側面図本発明の第１実施形態の洗車機を示す正面図本発明の第１実施形態の洗車機の下部洗浄部を示す正面図本発明の第１実施形態の洗車機の下部洗浄部を示す正面断面図本発明の第２実施形態の洗車機の下部洗浄部を示す正面図本発明の第２実施形態の洗車機の下部洗浄部のスピンノズルを示す正面図本発明の第３実施形態の洗車機の下部洗浄部を示す正面図

以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図１、図２は本発明の第１実施形態の洗車機ＷＡを示す側面図及び正面図である。洗車機ＷＡは洗車機本体１、走行レール２及びリモートパネル７を備えている。洗車機本体１は左右の対向する２つのスタンド部９０と、スタンド部９０の上端を連結する天井部９１とを有して門型に形成される。

走行レール２は地面Ｇに左右一対設けられ、洗車機本体１の底面に設けた車輪３が走行レール２上に配される。これにより、洗車機本体１は走行レール２上に立設し、走行モータ（不図示）の駆動により走行レール２上を走行して被洗浄車両ＣＡに対して前後に相対移動する。

リモートパネル７は洗車機本体１の進入経路上に配される。被洗浄車両ＣＡはリモートパネル７の面前で停車し、ユーザは被洗浄車両ＣＡ内からリモートパネル７の操作によって洗車条件の設定を行う。リモートパネル７に設けたボタンにより、シャンプー、ワックス掛け、撥水コート等に使用する液剤を用いた洗車条件を設定することができる。また、フロントガード有り、フェンダーポール有り、サイドミラー有り、リヤワイパー有り、ルーフキャリア有り等の装備品の設定もすることができる。

洗車機本体１の側方には洗剤やワックス等の各種液剤を貯液した複数の貯液タンク（不図示）を収納するタンク収納部２５が配される。タンク収納部２５の上方には市水及び各貯液タンクからの液剤を分配する分配配管部２６が設けられる。分配配管部２６には第１、第２浄水ノズル１１、１３、第１、第２洗剤ノズル１２、１５、撥水コートノズル１４、ワックスノズル１６がそれぞれ電磁弁を介して導出される。

第１、第２浄水ノズル１１、１３は洗車機本体１の手前側及び奥側にそれぞれ配され、被洗浄車両ＣＡに対して市水を噴射する。第１、第２洗剤ノズル１２、１５は洗車機本体１の入口面１ａ側及び出口面１ｂ側にそれぞれ配され、被洗浄車両ＣＡに対してシャンプーなどの洗浄液を噴射する。

撥水コートノズル１４及びワックスノズル１６は洗車機本体１の出口面１ｂ側に配される。撥水コートノズル１４は被洗浄車両ＣＡに対して撥水コート剤の液剤を噴射する。ワックスノズル１６は被洗浄車両ＣＡに対してワックスを噴射する。

また、洗車機本体１には気流を発生して被洗浄車両ＣＡを乾燥させるブロア２０が設けられる。ブロア２０にはトップ送風ノズル２１及びサイド送風ノズル２２が接続される。トップ送風ノズル２１は洗車機本体１の上部に設けられ、被洗浄車両ＣＡの天井面に向けて送風する。

サイド送風ノズル２２は洗車機本体１の両側部に設けられ、被洗浄車両ＣＡの側面に向けて送風する。トップ送風ノズル２１及びサイド送風ノズル２２の送風によって洗浄後の被洗浄車両ＣＡを乾燥させる。

洗車機本体１の入口面の上部及び側部には車両形状センサ９が設けられている。車両形状センサ９は光電センサや超音波センサ等から成り、洗車機本体１に進入する被洗浄車両ＣＡの外面形状を検知する。これにより、各回転ブラシの初期位置、洗車機本体１の走行範囲及び車輪ＣＡ１の位置や大きさが決められる。

洗車機本体１の一方のスタンド部９０の入口面１ａには操作パネル８が配される。操作パネル８はリモートパネル７と同様に洗車条件を設定する操作ボタン（不図示）を備え、被洗浄車両ＣＡから降車したユーザ等の操作により洗車の受け付けや洗車条件の設定を行う。

洗車機本体１には被洗浄車両ＣＡ上に摺動してブラッシングする複数の回転ブラシが設けられる。回転ブラシはそれぞれ回転モータ（不図示）によって回転する。回転ブラシはトップブラシ４、サイドブラシ５から成る。トップブラシ４は被洗浄車両ＣＡの上面を洗浄し、サイドブラシ５は被洗浄車両ＣＡの両側面を洗浄する。また、下部洗浄部３０は高圧の洗浄水Ｗにより被洗浄車両ＣＡの車輪ＣＡ１やタイヤハウスＣＡ２を洗浄する。

図３は下部洗浄部３０の正面図を示している。図４は下部洗浄部３０を拡大した正面断面図を示している。下部洗浄部３０は両スタンド部９０の下部に左右一対設けられ、スタンド部９０内に配した取付部８０に取り付けられる。

取付部８０は箱状に形成され、外側の側壁上に回転モータ４２が取り付けられるとともに内側の側壁上に支持部３７が取り付けられる。支持部３７により後述する可動部８１のシャフト３４が回転可能に支持される。

支持部３７はベアリング３８を保持し、周面に給水口３７ａが開口する。給水口３７ａには給水管４８が接続される。給水管４８は分配配管部２６（図１参照）に接続され、高圧の洗浄水Ｗをシャフト３４へ供給する。給水口３７ａを挟む軸方向の両側には一対のパッキン４０が設けられ、給水口３７ａに面したシャフト３４の周壁が水密保持される。

シャフト３４の一端にはスプロケット３６が取り付けられ、回転モータ４２のモータ軸（不図示）にはスプロケット４１が取り付けられる。取付部８０内にはスプロケット３６とスプロケット４１とを連結するチェーン３９が配される。回転モータ４２の駆動により、シャフト３４が水平な回転軸Ｅ２（第２回転軸）で回転する。

シャフト３４には水平方向に延びる通水路３４ａが設けられる。シャフト３４の端面には通水路３４ａに連通する配管３５が取り付けられる。配管３５は径方向に分岐してそれぞれの端部にはスピンノズル３２が設けられる。スピンノズル３２は洗浄水Ｗの水流によって回転軸Ｅ２から径方向に離れた水平な回転軸Ｅ１（第１回転軸）で回転する。このため、スピンノズル３２は回転軸Ｅ２を中心に公転するとともに回転軸Ｅ１を中心に自転する。配管３５及びシャフト３４はスピンノズル３２を回転により上下方向及び前後方向に移動させる可動部８１を構成する。

スピンノズル３２には回転軸Ｅ１から径方向に離れる複数の噴射口３３ａ、３３ｂが設けられ、噴射口３３ａ、３３ｂから洗浄水Ｗが噴射される。このため、スピンノズル３２の公転及び自転によって噴射口３３ａ、３３ｂから広い範囲に洗浄水Ｗを噴射することができる。

この時、各スピンノズル３２の回転軸Ｅ１と回転軸Ｅ２との距離が異なる。すなわち、一方のスピンノズル３２の回転軸Ｅ１と回転軸Ｅ２との距離ｄ４（例えば、９０ｍｍ）は、他方のスピンノズル３２の回転軸Ｅ１と回転軸Ｅ２との距離ｄ３（例えば、５５ｍｍ）よりも大きい。このため、回転軸Ｅ２に対して径方向に遠い領域に一方のスピンノズル３２から洗浄水Ｗが噴射され、近い領域に他方のスピンノズル３２から洗浄水Ｗが噴射される。従って、より広い範囲に洗浄水Ｗを噴射することができる。

また、各噴射口３３ａ、３３ｂの噴射方向及び回転軸Ｅ１からの距離が異なる。すなわち、噴射口３３ａの噴射方向と回転軸Ｅ１との角度α１（例えば、３２．５°）が噴射口３３ｂの噴射方向と回転軸Ｅ１との角度α２（例えば、１５°）よりも大きい。また、噴射口３３ａと回転軸Ｅ１との距離ｄ１（例えば、３９ｍｍ）が噴射口３３ｂと回転軸Ｅ１との距離ｄ２（例えば、３５ｍｍ）よりも大きい。

このため、回転軸Ｅ１に対して径方向に遠い領域に噴射口３３ａから洗浄水Ｗが噴射され、近い領域に噴射口３３ｂから洗浄水Ｗが噴射される。従って、より広い範囲に洗浄水Ｗを噴射することができるとともに、複数のスピンノズル３２の噴射領域間の洗浄残りを防止することができる。

上記構成の洗車機ＷＡにおいて、ユーザが運転して被洗浄車両ＣＡをリモートパネル７の面前で停車させ、被洗浄車両ＣＡの洗車条件の設定を被洗浄車両ＣＡ内から行う。洗車条件を設定した後、ユーザは所定の洗浄開始位置まで被洗浄車両ＣＡを移動させる。そして、洗車機本体１が前後方向に移動して被洗浄車両ＣＡを跨ぎ、車両形状センサ９の結果に基づき、各回転ブラシよって洗浄が開始される。

洗車機本体１の移動によって被洗浄車両ＣＡの車輪ＣＡ１の面前に下部洗浄部３０が配されると、洗車機本体１の移動が一時停止される。そして、下部洗浄部３０による車輪ＣＡ１の洗浄が行われる。この時、スピンノズル３２の噴射口３３ａ、３３ｂから噴射される洗浄水Ｗによって広い範囲が洗浄され、車輪ＣＡ１及びタイヤハウスＣＡ２を洗浄することができる。

下部洗浄部３０による洗浄が終了すると、洗車機本体１が移動して被洗浄車両ＣＡの洗浄が行われる。なお、下部洗浄部３０による洗浄は前後の車輪ＣＡ１に対してそれぞれ行われる。被洗浄車両ＣＡの洗浄が終了すると、洗車機本体１が移動して各送風ノズルから送風して被洗浄車両ＣＡの乾燥が行われる。被洗浄車両ＣＡの乾燥終了により洗車が終了すると、被洗浄車両ＣＡが退出する。

本実施形態によると、下部洗浄部３０のスピンノズル３２が洗浄水Ｗの水流により回転軸Ｅ１（第１回転軸）で回転し、回転軸Ｅ１から径方向に離れる噴射口３３ａ、３３ｂを有する。また、可動部８１によってスピンノズル３２が上下方向に移動する。これにより、噴射口３３ａ、３３ｂから洗浄水Ｗが広い範囲に噴射され、タイヤハウスＣＡ２内を洗浄することができる。このため、洗車機ＷＡの利便性を向上することができる。

また、可動部８１がスピンノズル３２を保持するとともに回転軸Ｅ２（第２回転軸）で回転し、回転軸Ｅ１と回転軸Ｅ２とが径方向に離れる。これにより、スピンノズル３２を上下方向及び前後方向に移動させる可動部８１を容易に実現することができる。

また、一のスピンノズル３２の回転軸Ｅ１と回転軸Ｅ２との距離ｄ３が、他のスピンノズル３２の回転軸Ｅ１と回転軸Ｅ２との距離ｄ４と異なる。これにより、より広い範囲に洗浄水Ｗを噴射することができ、タイヤハウスＣＡ２内を確実に洗浄することができる。

また、噴射口３３ａの噴射方向と回転軸Ｅ１との角度α１と、が噴射口３３ｂの噴射方向と回転軸Ｅ１との角度α２と異なる。これにより、より広い範囲に洗浄水Ｗを噴射することができ、タイヤハウスＣＡ２内を確実に洗浄することができる。

また、噴射口３３ａと回転軸Ｅ１との距離ｄ１が噴射口３３ｂと回転軸Ｅ１との距離ｄ２と異なる。これにより、より広い範囲に洗浄水Ｗを噴射することができ、タイヤハウスＣＡ２内を確実に洗浄することができる。

＜第２実施形態＞
次に、図５は第２実施形態の下部洗浄部３０の正面図を示している。説明の便宜上、前述の図１〜図４に示す第１実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は第１実施形態に対してスピンノズル３２を移動させる可動部８１の構成が異なっている。その他の部分は第１実施形態と同様である。

スタンド部９０にはＬ字状の揺動部４７が揺動軸４７ａを中心に回転可能に支持される。揺動部４７の内部には通水路（不図示）が設けられる。揺動部４７の内側の端部には通水路に連通するスピンノズル３２が取り付けられる。また、揺動部４７には洗浄水を供給するホース（不図示）が通水路に連通して取り付けられる。

揺動部４７の外側の端部にはエアシリンダ４３のロッド４３ａの先端が回転可能に連結される。エアシリンダ４３のシリンダチューブ４３ｂの上端はスタンド部９０に回転可能に連結される。シリンダチューブ４３ｂにはピストン４３ｃの位置を検知するストロークセンサ４６ａ、４６ｂが取り付けられる。

エアシリンダ４３に対する空気の供給方向が周期的に切り替えられると、ロッド４３ａが進退する。これにより、揺動部４７が上下方向に揺動し、スピンノズル３２が上下方向に揺動する。従って、揺動部４７はスピンノズル３２を上下方向に移動させる可動部８１を構成する。

この時、ストロークセンサ４６ａ、４６ｂの検知により空気の供給方向を切り替えると、ロッド４３ａがストロークセンサ４６ａ、４６ｂ間の距離に一致するストロークで進退する。また、ストロークセンサ４６ａ、４６ｂをオフにして所定時間毎に空気の供給方向を切り替えると、ロッド４３ａが最大ストロークで進退する。これにより、揺動部４７の揺動量が可変される。

このため、車両形状センサ９（図１参照）の検出結果に基づき、被洗浄車両ＣＡの車高が高く車輪ＣＡ１が大きいと判断されると、ロッド４３ａが最大ストロークで進退する。また、被洗浄車両ＣＡの車高が低く車輪ＣＡ１が小さいと判断されると、ロッド４３ａが最大ストロークよりも短いストロークで進退する。

スピンノズル３２には噴射口３３ａ、噴射口３３ｂが設けられる。噴射口３３ａと回転軸Ｅ１との距離ｄ５は噴射口３３ｂと回転軸Ｅ１との距離ｄ６と同じ（例えば、３０ｍｍ）に形成されている。距離ｄ５を距離ｄ６よりも大きくしてもよい。また、噴射口３３ａの噴射方向と回転軸Ｅ１との角度α３（例えば、１５°）が噴射口３３ｂ噴射方向と回転軸Ｅ１との角度（０°）よりも大きい。

上記構成の洗車機ＷＡにおいて、下部洗浄部３０による洗浄が開始されると揺動部４７が揺動軸４７ａを中心に上下方向に揺動する。そして、スピンノズル３２が回転し、噴射口３３ａ、３３ｂから高圧の洗浄水Ｗが噴射される。これにより、揺動するスピンノズル３２の噴射口３３ａ、３３ｂから噴射される洗浄水Ｗによって広い範囲が洗浄され、車輪ＣＡ１及びタイヤハウスＣＡ２を洗浄することができる。

この時、車両形状センサ９の検知結果に基づき、被洗浄車両ＣＡの車高が高いとスピンノズル３２の揺動角度を大きくし、車高が低いと揺動角度を小さくする。このため、より確実にタイヤハウスＣＡ２を洗浄することができる。

なお、下部洗浄部３０の洗浄時に洗車機本体１が前後方向に移動してもよい。これにより、下部洗浄部３０による前後方向の洗浄範囲を広くすることができる。

本実施形態によると、第１実施形態と同様の効果を奏することができる。また、揺動軸４７ａで上下に揺動する揺動部４７にスピンノズル３２が保持されるため、スピンノズル３２を上下方向に移動させる可動部８１を容易に実現することができる。

また、車両形状センサ９により検知した被洗浄車両ＣＡの形状に応じて可動部８１の揺動量が可変されるので、より確実にタイヤハウスＣＡ２を洗浄することができる。

また、揺動部４７に連結したエアシリンダ４３がストロークセンサ４６ａ、４６ｂの検知によるストロークと、最大ストロークとに切り替えて駆動される。これにより、揺動量が可変される可動部８１を容易に実現できる。

＜第３実施形態＞
次に、図７は第３実施形態の下部洗浄部３０の側面図を示している。説明の便宜上、前述の図５、図６に示す第２実施形態と同様の部分には同一の符号を付している。本実施形態は第２実施形態に対して揺動部４７を駆動する構成が異なっている。その他の部分は第２実施形態と同様である。

スタンド部９０には揺動モータ４５が設置され、揺動モータ４５の回転軸４５ａには円板状のクランク４４が取り付けられる。クランク４４の周部には揺動部４７に連結されるロッド４４ａが回転可能に支持される。

揺動モータ４５の駆動によりクランク４４が回転すると、揺動部４７が上下方向に揺動する。また、揺動モータ４５の回転方向を所定の角度範囲で反転させると、揺動部４７の揺動量が小さくなる。

車両形状センサ９の検知結果に基づき、被洗浄車両ＣＡの車高が高いとスピンノズル３２の揺動角度を大きくし、車高が低いと揺動角度を小さくする。これにより、確実にタイヤハウスＣＡ２を洗浄することができる。

本実施形態によると、第２実施形態と同様の効果を奏することができる。また、揺動部４７がロッド４４ａを介してクランク４４に連結されるので、スピンノズル３２を上下方向に移動させる可動部８１を容易に実現することができる。

また、揺動モータ４５の回転量の可変により、スピンノズル３２の揺動量を可変する可動部８１を容易に実現することができる。

本発明によると、被洗浄車両の下部を洗浄する下部洗浄部を備えた洗車機に利用することができる。

１洗車機本体
１ａ入口面
１ｂ出口面
２走行レール
４トップブラシ
５サイドブラシ
７リモートパネル
８操作パネル
９車両形状センサ
２０ブロア
２１トップ送風ノズル
２２サイド送風ノズル
２５タンク収納部
２６分配配管部
３０下部洗浄部
３２スピンノズル
３３ａ、３３ｂ噴射口
３４シャフト
３４ａ通水路
３５配管
３６、４１スプロケット
３７支持部
３７ａ給水口
３８ベアリング
３９チェーン
４０パッキン
４２回転モータ
４３エアシリンダ
４３ａロッド
４３ｂシリンダチューブ
４３ｃピストン
４４クランク
４４ａロッド
４５揺動モータ
４５ａ回転軸
４６ａ、４６ｂストロークセンサ
４７揺動部
４７ａ揺動軸
８０取付部
８１可動部
９０スタンド部
９１天井部
ＣＡ被洗浄車両
ＣＡ１車輪
ＣＡ２タイヤハウス
Ｅ１回転軸（第１回転軸）
Ｅ２回転軸（第２回転軸）
Ｇ地面
Ｗ洗浄水
ＷＡ洗車機

Claims

被洗浄車両に対して前後方向に相対移動する洗車機本体に被洗浄車両の側面下部を高圧の洗浄水により洗浄する下部洗浄部を設けた洗車機であって、前記下部洗浄部が洗浄水の水流によって第１回転軸で回転するとともに第１回転軸から径方向に離れる噴射口から洗浄水を噴射するスピンノズルと、前記スピンノズルを少なくとも上下方向に移動させる可動部とを有し、前記可動部が前記スピンノズルを保持するとともに第２回転軸で回転し、前記第１回転軸と前記第２回転軸とが径方向に離れることを特徴とする洗車機。
前記スピンノズルを複数設け、一の前記スピンノズルの前記第１回転軸と前記第２回転軸との距離が他の前記スピンノズルの前記第１回転軸と前記第２回転軸との距離と異なることを特徴とする請求項１に記載の洗車機。
被洗浄車両に対して前後方向に相対移動する洗車機本体に被洗浄車両の側面下部を高圧の洗浄水により洗浄する下部洗浄部を設けた洗車機であって、前記下部洗浄部が洗浄水の水流によって第１回転軸で回転するとともに第１回転軸から径方向に離れる噴射口から洗浄水を噴射するスピンノズルと、前記スピンノズルを少なくとも上下方向に移動させる可動部とを有し、前記可動部が前記スピンノズルを保持するとともに所定の揺動軸で上下に周期的に揺動して洗浄が行われることを特徴とする洗車機。
被洗浄車両の形状を検出する車両形状センサを備え、被洗浄車両の形状に応じて前記可動部の揺動量が可変されることを特徴とする請求項３に記載の洗車機。
前記スピンノズルが複数の噴射口を有し、一の前記噴射口の噴射方向と前記第１回転軸との角度が他の前記噴射口の噴射方向と前記第１回転軸との角度と異なることを特徴とする請求項１〜請求項４のいずれかに記載の洗車機。
前記スピンノズルが複数の噴射口を有し、一の前記噴射口と前記第１回転軸との距離が他の前記噴射口と前記第１回転軸との距離と異なることを特徴とする請求項１〜請求項４のいずれかに記載の洗車機。