[go: up one dir, main page]

JP6837319B2 - 自走式電気掃除機 - Google Patents

自走式電気掃除機 Download PDF

Info

Publication number
JP6837319B2
JP6837319B2 JP2016224639A JP2016224639A JP6837319B2 JP 6837319 B2 JP6837319 B2 JP 6837319B2 JP 2016224639 A JP2016224639 A JP 2016224639A JP 2016224639 A JP2016224639 A JP 2016224639A JP 6837319 B2 JP6837319 B2 JP 6837319B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
bumper
self
vacuum cleaner
wiring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016224639A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018079170A (ja
Inventor
祐輔 矢吹
祐輔 矢吹
遼 山谷
遼 山谷
伊藤 則和
則和 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Global Life Solutions Inc
Original Assignee
Hitachi Global Life Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Global Life Solutions Inc filed Critical Hitachi Global Life Solutions Inc
Priority to JP2016224639A priority Critical patent/JP6837319B2/ja
Publication of JP2018079170A publication Critical patent/JP2018079170A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6837319B2 publication Critical patent/JP6837319B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Vacuum Cleaner (AREA)

Description

本発明は、自走式電気掃除機に関する。
光学式センサを用いて、周囲の障害物等を検出して、障害物等を回避するように自律的に駆動可能な自走式電気掃除機が知られている。
特許文献1は、変位可能バンパ23内に取り付けられた直立部検出器を開示している(0028等)。
特許第4920724号公報
周囲の環境を把握することが求められるロボットには、直立部検出器等のセンサが複数個設けられることが通常である。この場合、センサの取付工程に多大な時間を要してしまう虞があるため、センサの取付工程を効果的に行える構造が求められる。この点について特許文献1は何ら開示していない。
上記事情に鑑みてなされた本発明の自走式電気掃除機は、自律的に駆動して清掃動作を行うことができ、センサと、変位可能なバンパと、制御基板と、を有する自走式電気掃除機であって、前記バンパは、弾性体により付勢されて設置され、障害物との接触時に前記弾性体が変形して変位し、前記バンパに取付けたセンサベースを有し、前記センサの一部が前記バンパに嵌合しており、残部又は他の一部が前記センサベースに嵌合していると共に、前記センサとは別に前記接触時の前記バンパの変位量を検知するバンパセンサを有することを特徴とする。
実施形態1に係る自走式電気掃除機の斜視図である。 実施形態1に係る自走式電気掃除機の上ケース、バンパ、ダストケースを取り外した状態の斜視図である。 実施形態1に係る自走式電気掃除機の底面図である。 実施形態1に係るバンパ、センサベース、センサ、及びセンサカバーの分解斜視図である。 実施形態1に係るバンパ、センサベース、バンパーフレーム及びセンサの分解斜視図である。 実施形態1に係るセンサのうち(a)斜前側配置のセンサとして用いられているセンサの正面図、(b)中央側配置のセンサ及び側方側配置のセンサとして用いられているセンサの正面図 実施形態1に係る自走式電気掃除機のセンサの取付構成を示す図である 実施形態1に係る自走式電気掃除機のセンサ及び制御基板、及びこれらの間の配線の構造の概略図である。 実施形態1に係る自走式電気掃除機のバンパを透視した自走式電気掃除機の正面図である。 実施形態1に係る自走式電気掃除機の上ケースを透視した自走式電気掃除機1の上面図である。 実施形態1に係る自走式電気掃除機1の底面図である。 図1のA−A線で切断した断面図である。 実施形態1に係るリモコン9の正面図である。
本発明の実施形態について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。同様の構成要素には同様の符号を付し、同様の説明は繰り返さない。本発明の各種の構成要素は、文脈において除外している場合を除き、必ずしも一の部材で構成される必要はなく、例えば、一の構成要素が複数の部材で構成されること、複数の構成要素が一の部材で構成されること、或る構成要素の一部と他の構成要素の一部とが互いに重複すること、を許容する。
なお、自走式電気掃除機1(図1参照)が進行する向きのうち、自走式電気掃除機1が通常進行する方向を前方、重力方向と反対の方向を上方、駆動輪116(図3参照)が対向する方向を左方及び右方とする。すなわち図1等に示す様に前後、上下、左右を定義する。本実施形態では、自走式電気掃除機1の前方側にサイドブラシ15が取付けられている。
<実施形態1>
[自走式電気掃除機1]
図1は、本実施形態に係る自走式電気掃除機1の斜視図である。
自走式電気掃除機1は、掃除領域(例えば、室内)を自律的に移動しながら掃除する掃除機である。自走式電気掃除機1は、上壁(及び側壁の一部)である上ケース111、底壁(及び側壁の一部)である下ケース112、及び前部に設置されるバンパ18、を含んで構成される本体11を備える。上ケース111には、スイッチシート22と、自走式電気掃除機1の制御基板2に対してユーザが指令を与える操作ボタンとしての円形操作ボタン221及び環形操作ボタン222が配置されている。本実施形態のバンパ18は、上ケース111及び下ケース112の間に設けられて自走式電気掃除機1の側面の少なくとも一部を形成しており、略円環状を成している。
また、自走式電気掃除機1の上後方側には、ダストケース4が設けられている。本実施形態の自走式電気掃除機1は、制御基板2の演算処理によって自律的に駆動輪116や各種ブラシ、モータを駆動させて清掃するが、後述するリモコン9等によってユーザの指令を受けて駆動してもよい。自走式電気掃除機1は、リモコン9が発する赤外線等の信号を受信可能な受信部Rを有している。受信部Rは、自走式電気掃除機1の上面側のうち、前端側に設けられている。
[下ケース112]
図2は上ケース111、バンパ18、ダストケース4を取り外した状態の自走式電気掃除機1の斜視図、図3は上ケース111、バンパ18、ダストケース4を取り外した状態の自走式電気掃除機1の側面図である。
下ケース112には、制御基板2や前方センサ210(210C,210D,210S)をはじめとする部材が組み付けられている。制御基板2は、組み付けられている部品の上方側に位置しており、上ケース111に対向する位置に設けることができる。制御基板2は、上下方向に略垂直に設けられており、前方センサ210や、各種モータ等に配線を介して電気的に接続している。制御基板2は、これら電気的に接続しているモータやセンサ等に制御指令を送信したり、センサ検出値等を受信して演算を行うことができる。また、下ケース112は、側面の下端側、好ましくは下端を含んで、側面全周又は略全周に設けられたバンパーフレーム1127を有している。前方センサ210としては、赤外線を利用して対象物の有無を検知する赤外線センサ210Rや、赤外線を利用して対象物までの距離を検知するPSDセンサ210P等を採用できる。本実施形態では、後述する中央側センサ210C,側方側センサ210SにPSDセンサ210Pを、斜前側センサ210Dに赤外線センサ210Rを設けている。斜前側センサ210Dは、中央側センサ210C及び側方側センサ210Sの間に位置している。
下ケース112は、側面の下端側、好ましくは下端を含んで、側面全周又は略全周に設けられたバンパーフレーム1127を有している。バンパーフレーム1127は、側面のその他の部分を形成する部材よりも柔らかい材料で形成されており、例えば、エラストマー等の樹脂材を採用できる。また、バンパーフレーム1127は、側面のその他の部分、例えばバンパ18よりも外周側に出っ張っている。これにより、自走式電気掃除機1が家具等に衝突しても、家具等が破損することを抑制できる。
[バンパ18及びセンサ210]
図4はバンパ18、センサベース181、前方センサ210、及びセンサカバー5の分解斜視図、図5はバンパ18、センサベース181、バンパーフレーム1127及びセンサ210の分解斜視図である。
自走式電気掃除機1の側面のうちの前方側を含んで形成されているバンパ18は、外部から作用する押圧力に応じて前後方向、好ましくはさらに左右方向に移動可能に設置されている。バンパ18は、左右一対のバンパばね(図示省略)によって前方向に付勢されている。バンパ18を介して障害物からの押圧力がバンパばねに作用すると、バンパばねは変形し、バンパ18を前方向に付勢しつつバンパ18の後退を許容する。バンパ18が障害物から離れて押圧力がなくなると、バンパばねの付勢力によってバンパ18は元の位置に戻る。ちなみに、バンパ18の後退(つまり、障害物との接触)は、バンパセンサ(例えば、赤外線センサ)によって検知され、その検知結果が制御基板2に入力される。障害物等の接触位置に応じてバンパ18の変位量が異なるため、本体11に対する障害物等の位置を検知することも可能である。
[センサベース181]
略円環形状であるバンパ18の内側領域であって、自走式電気掃除機1の前方側部分には、センサベース181が取付けられている。
センサベース181には、前方センサ210のうち、中央側センサ210C、斜前側センサ210Dが嵌合している。バンパーフレーム1127をバンパ18に取付ける工程では、バンパーフレーム127とともにセンサベース181を取付けることができる。なお、各前方センサ210には、後述するセンサカバー5が取付けられている。
より具体的には、センサベース181は、略円環形状であるバンパ18の内側に位置させられており、挿通部6の一例であるボルトがセンサベース181の挿通孔1812及びバンパ18の挿通孔182に挿通して、バンパ18に固定されている。挿通部6のそれぞれは、バンパ18下方に位置しているバンパーフレーム1127の挿通孔1123にも挿通されている。また、挿通部6の一部は、さらにセンサベース181の挿通孔1812にも挿通されている。これら挿通部6によって、バンパーフレーム1127をバンパ18に固定するとともに、センサカバー181をバンパ18に固定している。
また、バンパ18の内側であって、バンパ18の側方側には、側方側センサ210Sが嵌合されている。このように、センサ210の一部がバンパ18に直接嵌合しているとともに、他の一部又は残部がセンサベース181に嵌合して、バンパ18に間接的に取付けられている。これにより、センサ210を直接固定するネジ等の使用数を低減又はなくして、センサ210をバンパ18に取付けることができる。また、センサ210の一部をバンパ18に嵌合させるとともに、残部又は他の一部をセンサベース181に嵌合させることで、センサ210の組み付け工程を、バンパ18とセンサベース181とで別々に進めることができるため、組立に要する時間を短縮し易い。センサベース181は、複数のセンサ210を取付、好ましくは嵌合可能なものであると良い。
バンパ18のうち、各センサ210に対向する部分は、赤外線を透過する窓部184となっている。本実施形態の窓部184は、斜前側センサ210Dに対向する斜前側窓部184D、中央側センサ210Cに対向する中央側窓部184C、側方側センサ210Sに対向する側方側窓部184Sを有する。
[センサ210]
図6はセンサ210である(a)赤外線センサ210Rの正面図、(b)PSDセンサ210Pの正面図である。
センサ210は、基板2100、基板2100上に設けた発光素子2101及び受光素子2102、発光素子2101及び受光素子2102の間に設けた貫通溝2103を有しており、基板2100及び制御基板2を電気的に接続するセンサ側配線部81の一端を取付けるコネクタ2104を取付けることができる。
このうち、赤外線センサ210Rは、基板2100上に2つの発光素子(例えば、赤外線LED)2101及び1つの受光素子(例えば、赤外線フォトトランジスタ)2102が略水平方向に並ぶようにして、斜前側センサ210Dとしてバンパ18に取付けられている。
3つの素子のうち、真ん中が受光素子2102であり、受光素子2102の左右側それぞれに発光素子2101が位置している。各素子を水平方向に並べることで、水平方向の検出範囲を広くすることができる。また、真ん中に受光素子2102を設けることで、左右側何れかの発光素子2101の照射範囲に障害物が存在すればその障害物を検出可能となるため、検出範囲を効果的に広げることができる。
赤外線センサ210Rの前方には、センサカバー5が取付けられている。センサカバー5の詳細は後述する。
また、PSDセンサ210Pは、基板2100上に1つの発光素子2101及び1つの受光素子2102を有しており、素子のそれぞれが上下方向に並ぶようにして、中央側センサ210C及び側方側センサ210Sとしてバンパ18に取付けられている。
中央側センサ210Cの水平方向両側には斜前側センサ210Dがそれぞれ設けられているため、配置スペースを低減する観点から、中央側センサ210Cは本実施形態のように発光素子2101及び受光素子2102を縦向きにされているが、これに限定されるものではない。
[線条183]
本実施形態のバンパ18のうち、素子が上下方向に並ぶように取付けられるPSDセンサ210Pを取付ける部分には、センサ210の取付状態で貫通溝2103に対向する線条183が設けられている。線条183は、赤外線を不透過、少なくとも窓部184よりも赤外線を通さない材料で形成されている。これにより、発光素子2101の光が直接受光素子2102に入射することを抑制できる。線条183は、バンパ18と一体で形成されており、例えば、バンパ18を樹脂部材で形成する場合は、これと一体形成することができる。一方、赤外線センサ210Rについては、センサカバー5のうち、後述する縦部52が貫通溝2103に挿通される。尤も、バンパ18と一体形成した線条183を赤外線センサ210Rに対向する部分に設けても良い。
なお、上述の説明は、必ずしもセンサ210の取付け態様として、中央側や斜前側のセンサ210C,210Dをセンサベース181によって行い、側方側のセンサ210Sを線条183によって行うことを必須とする趣旨でも、PSDセンサ210Pにのみ線条183を対向させることができるとするものでも、赤外線センサ210Rにのみセンサカバー5を設けることができるとするものでもない。各種センサ210に対する線条183、センサカバー5、センサベース181の組合せは任意であり、本実施形態はその一例にすぎない。
[センサカバー5]
図7は(a)センサカバー5の正面図、(b)センサカバー5を取付けた赤外線センサ210Rの正面図である。
センサカバー5は、発光素子2101及び受光素子2102それぞれ外側周囲を囲む枠部51、発光素子2101及び受光素子2102の間に位置し、発光素子2101及び受光素子2102を結ぶ方向に略直交する方向に延在する縦部52、受光素子2102周囲を囲む窓部53、及びセンサベース181に取付けられる取付部54を有している。
枠部51及び窓部53の内側は開口しており、センサカバー5を取付けた状態でも、発光素子2101及び受光素子2102それぞれは、センサ210正面から目視可能である。
枠部51は、発光素子2101及び受光素子2102それぞれの周囲の一部又は全部に位置し、基板2100に直交する方向に出っ張っている部分である。枠部51のうち、発光素子2101の周りに位置する部分は、発光素子2101を外力から保護できるように設けられている。この点、発光素子2101の照射範囲は広い方が好ましいから、発光素子2101の周りには枠部51を設けなくともよい。枠部51のうち、受光素子2102の周りに位置する部分は、受光素子2102を保護したり、受光素子2102に入射する光線を制限できる。
なお、枠部51及び窓部53は、必ずしも発光素子2101及び受光素子2102の周囲全周を囲っている必要はない。
縦部52は、発光素子2101及び受光素子2102の間に設けられており、発光素子2101の光が受光素子2102に直接入射すること、すなわち、障害物等に反射した反射光以外の光が入射することを抑制している。縦部52は後方(センサ210が位置する側)に突出しており、貫通溝2103に挿し込むことができるように形成されている。
窓部53は、或る程度の前後寸法(基板2100に直交する方向の寸法)を有しており、枠部51よりも受光素子2102に近い位置に設けられており、受光素子2102に入射できる光線を制限している。誤検知を抑制するには、受光素子2102に入射できる光線は、受光素子2102正面側に制限されることが好ましい一方、発光素子2101は広く光線を発射できることが好ましいため、このように構成している。
取付部54は、一部が赤外線センサ210Rの基板2100に上下方向で重なる形状で構成されており、基板2100は、センサカバー5の上下両側部分の間で挟持される。また、取付部54は、センサベース181に係止等、公知の態様で取付けられることができる。
[センサ210及び制御基板2間の配線]
図8はセンサ210及び制御基板2、及びこれらの間の配線の構造の概略図、図9はバンパ18を透視した自走式電気掃除機1の正面図、図10は上ケース111を透視した自走式電気掃除機1の上面図である。センサ210及び制御基板2の間の配線としては、センサ210及び制御基板2を例えば一の配線で電気的に接続することができるが、この配線の各部分を便宜上、以下に説明するように、その位置に応じてセンサ側配線部81、基板側配線部82、及び中央側配線部83と呼称する。
配線は、センサ210のコネクタ2104に一端が、制御基板2の端子に他端が接続しており、センサ210及び制御基板2は、配線で電気的に接続している。これら両端の間に設けられたセンサ側配線固定部71と基板側配線固定部72それぞれで固定されている。センサ側配線固定部71はバンパ18に設けられており、基板側配線固定部72は下ケース112上に組み付けられた部分に設けられている。各固定部71,72は、係止、巻回、挟持、接着等、種々公知の態様で配線を固定することができる。
このことから、配線のうち、センサ210及びセンサ側配線固定部71の間の部分をセンサ側配線部81と、制御基板2及び基板側配線固定部72の間の部分を基板側配線部82と、センサ側配線固定部71及び基板側配線固定部72の間の部分を中央側配線部83と、呼称する。
本実施形態では、センサ210はバンパ18に取付けられているため、自走式電気掃除機1が障害物等に接触してバンパ18が変位すると、それに伴ってセンサ210も変位する。一方、制御基板2は例えば下ケース112上に組み付けられており、バンパ18が変位しても制御基板2は変位しないように取付けられている。すなわち、バンパ18が変位すると、センサ210及び制御基板2は相対的に移動する関係にある。このため、相対的に移動した際に、配線が引き延ばされて張力が生じると、例えば配線がセンサ210や制御基板2との接続箇所(コネクタや端子)から外れてしまうといった問題が生じる可能性がある。
本実施形態では、配線の両端の間に、センサ側配線固定部71をバンパ18の変位と共に変位する領域に設けるとともに、基板側配線固定部72をセンサ側配線固定部71に対して相対的に変位し得る領域に設け、さらに、センサ側配線固定部71及び基板側配線固定部72の間の配線を撓ませた(余裕を持たせた)構成としている。このため、バンパ18が変位しても、センサ側配線部81及び基板側配線部82に張力が作用することを抑制できる。また、変位に伴う配線の引き延ばしは撓ませた部分によって吸収されるため、配線の両端に張力が加わることを抑制できる。中央側配線部83の余裕寸法は、バンパ18の変位可能な寸法の100%以上、125%以上又は150%以上であることが好ましい。すなわち、中央側配線部83の長さは、センサ側配線固定部71及び基板側配線固定部72の間に線状の部材を張って接続するために必要な長さに加えて、バンパ18が変位可能な寸法の100%以上、125%以上又は150%以上の長さを有することが好ましい。
[底面側の構成]
図11は自走式電気掃除機1の底面図、図12は図1のA−A線で切断した断面図である。下ケース112は、駆動輪116、走行モータ1161、アーム1141、及び減速機構1142を含んで構成される駆動機構を収容する駆動機構収容部114、並びに、サイドブラシ取付部1121、走行モータ1161、回転ブラシモータ1133、電動送風機16、充電池19、充電池19を収納する電池収容部115、制御基板2、床面センサ211及び吸口部113が取付られている薄型の円板状の部材である。床面センサ211は、上述した前方センサ210と同様に構成することができる。
[駆動輪116]
駆動輪116はそれぞれ、減速機構1142それぞれを介して走行モータ1161それぞれの駆動力を受ける部材である。これにより駆動輪116自体が回転することで本体11を前進、後退、旋回させることができる。駆動輪116は、左右両側に配置されている。
[リモコン9]
図13はリモコン9の正面図である。リモコン9は、前進ボタン92、左回転ボタン94、右回転ボタン95、ホームボタン96を有し、各ボタンの押下に応じた赤外線信号を射出し、自走式電気掃除機1に指令を送信可能な機器である。自走式電気掃除機1は、受信部Rによってリモコン9の指令信号を受信できる。
前進ボタン92を押下すると、リモコン9は、自走式電気掃除機1が前進するように駆動輪116を制御させる信号を送信する。自走式電気掃除機1は、前進ボタン92に対応する信号を受信すると、自身を前進させる。この前進動作は、前進ボタン92、左回転ボタン94又は右回転ボタン95に対応する信号を再び受信するまで継続する。このように、自走式電気掃除機1は、一旦リモコン9からの指令を受信した場合、再び新たな指令を受信するまで、直前に受けた指令の動作を継続する。自走式電気掃除機1は自律駆動する一方、リモコン9を把持する使用者は静止していることが多いものと考えられる。この場合、指令信号を受信し続けている間に限り自走式電気掃除機1が駆動するように構成すると、一度信号が届かない領域に入ってしまうと、使用者が動かなければそこから脱出できないという事態になり易い。一方、本実施形態のように、一旦指令信号を受信すれば、その後新たな指令を受信するまでその動作を継続するようにすれば、一度信号が届かない領域に入っても、その後動作を継続することでその領域から脱出し得るため、操作性が向上する。また、指令信号を送る必要のある時間を短縮できるため、リモコン9をバッテリ駆動させる場合、バッテリを長期間もたせることができる。
前進指令を受けた自走式電気掃除機1は、その後、前進ボタン92に対応する信号を受信すると、前進を止めて駆動輪116を停止する。左回転ボタン94に対応する信号を受信すると、自走式電気掃除機1は、前進を止めて左回転を行う。右回転ボタン95に対応する信号を受信すると、自走式電気掃除機1は、前進を止めて右回転を行う。
同様に、左回転指令を受けた自走式電気掃除機1は、その後、左回転ボタン94に対応する信号を受信すると、左回転を止めて駆動輪116を停止する。前進ボタン92に対応する信号を受信すると、左回転を止めて前進する。右回転ボタン95に対応する信号を受信すると、左回転を止めて右回転する。
同様に、右回転指令を受けた自走式電気掃除機1は、その後、右回転ボタン94に対応する信号を受信すると、右回転を止めて駆動輪116を停止する。前進ボタン92に対応する信号を受信すると、右回転を止めて前進する。左回転ボタン94に対応する信号を受信すると、右回転を止めて左回転する。
また、ホームボタン96に対応する指令を受けた自走式電気掃除機1は、充電台に帰還しようとする帰還動作を実行する。
1 自走式電気掃除機
11 本体
111 上ケース
112 下ケース
1121 サイドブラシ取付部
1122 補助輪取付部
1123 挿通孔
1124B 後方側センサ嵌合部
1126 排気口
1127 バンパーフレーム
1128 取付爪係止部
113 吸口部
1131 吸引口
1133 回転ブラシモータ
114 駆動機構収容部
1141 アーム(サスペンション)
1142 減速機構
115 電池収容部
116 駆動輪
1161 走行モータ
117 前方蓋
118 気密部材
1181 架橋部
1182 揺動軸
1183 枠体部
1184 取外し爪
1185 付勢部
1186 従動ローラ
13 掻取りブラシ
14 回転ブラシ
15 サイドブラシ
151 サイドブラシホルダ
152 サイドブラシモータ
153 根元弾性部
154 刷毛部
16 電動送風機
161 弾性体
17 補助輪
171 接地部
172 円板部
173 固定軸
18 バンパ
181 センサベース
1811C 中央側センサ嵌合部
1811D 斜前側センサ嵌合部
1812 挿通孔
182 挿通孔
183 線条
184 窓部
19 充電池
2 制御基板
210 センサ
210C 中央側配置のセンサ
210D 斜前側配置のセンサ
210S 側方側配置のセンサ
210B 後方側配置のセンサ
2101 発光素子
2102 受光素子
2103 貫通溝
2104 コネクタ
2105 配線
211 センサ類(床面用センサ)
22 スイッチシート
221 円形操作ボタン
222 環形操作ボタン
4 ダストケース
5 センサカバー
51 枠部
52 縦部
53 窓部
54 取付部
6 挿通部
71 センサ側配線固定部
72 基板側配線固定部
81 センサ側配線部
82 基板側配線部
83 中央側配線部
9 リモコン
92 前進ボタン
94 左回転ボタン
95 右回転ボタン
96 ホームボタン
R 受信部

Claims (5)

  1. 自律的に駆動して清掃動作を行うことができ、
    センサと、
    変位可能なバンパと、
    制御基板と、を有する自走式電気掃除機であって、
    前記バンパは、弾性体により付勢されて設置され、障害物との接触時に前記弾性体が変形して変位し、
    前記バンパに取付けたセンサベースを有し、
    前記センサの一部が前記バンパに嵌合しており、残部又は他の一部が前記センサベースに嵌合していると共に、前記センサとは別に前記接触時の前記バンパの変位量を検知するバンパセンサを有することを特徴とする自走式電気掃除機。
  2. 前記センサベースは、前記バンパの挿通孔及び該センサベースの挿通孔に挿通した挿通部によって前記バンパに取付けられており、
    前記挿通部は、さらに、前記バンパ下方に設けたバンパーフレームの挿通孔に挿通していることを特徴とする請求項1に記載の自走式電気掃除機。
  3. 前記センサは、
    基板と、該基板に設けた発光素子と、受光素子と、貫通溝と、を有し、
    前記貫通溝は、前記発光素子及び前記受光素子の間に位置し、
    前記バンパは、前記センサを当該バンパに取付けた状態では、前記貫通溝に対向している又は前記貫通溝に挿入されている線条を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の自走式電気掃除機。
  4. 前記センサ及び前記制御基板を電気的に接続する配線を有し、
    前記センサ及び前記制御基板は、前記バンパの変位に伴って相対的に変位し、
    前記配線の一部を固定するセンサ側配線固定部及び基板側配線固定部を有し、
    前記配線のうち、前記センサ側配線固定部及び前記基板側配線固定部の間である中央側配線部は、撓んでいることを特徴とする請求項1乃至3何れか一項に記載の自走式電気掃除機。
  5. 前記中央側配線部の長さは、前記センサ側配線固定部及び前記基板側配線固定部の間に張った線状の部材で接続するために必要な長さに加えて、前記バンパが変位可能な寸法の100%以上の長さを有することを特徴とする請求項4に記載の自走式電気掃除機。
JP2016224639A 2016-11-18 2016-11-18 自走式電気掃除機 Active JP6837319B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016224639A JP6837319B2 (ja) 2016-11-18 2016-11-18 自走式電気掃除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016224639A JP6837319B2 (ja) 2016-11-18 2016-11-18 自走式電気掃除機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018079170A JP2018079170A (ja) 2018-05-24
JP6837319B2 true JP6837319B2 (ja) 2021-03-03

Family

ID=62196827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016224639A Active JP6837319B2 (ja) 2016-11-18 2016-11-18 自走式電気掃除機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6837319B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7519758B2 (ja) * 2018-12-28 2024-07-22 株式会社マキタ ロボット集塵機
CN210998737U (zh) * 2019-11-12 2020-07-14 上海肇观电子科技有限公司 移动机器人
KR102743768B1 (ko) 2019-11-12 2024-12-18 넥스트브이피유 (상하이) 코포레이트 리미티드 이동 로봇

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005211494A (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Funai Electric Co Ltd 自走式掃除機
JP2006212121A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Funai Electric Co Ltd 自走型掃除機のバンパー装置
US9144360B2 (en) * 2005-12-02 2015-09-29 Irobot Corporation Autonomous coverage robot navigation system
KR100835968B1 (ko) * 2007-02-28 2008-06-09 엘지전자 주식회사 로봇청소기 및 그에 따른 제어방법
JP5018289B2 (ja) * 2007-07-10 2012-09-05 パナソニック株式会社 電気掃除機
JP5301255B2 (ja) * 2007-12-17 2013-09-25 フォルヴェルク・ウント・ツェーオー、インターホールディング・ゲーエムベーハー 床掃除用集塵装置
JP2010055331A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 移動装置
JP5195572B2 (ja) * 2009-03-26 2013-05-08 株式会社デンソー 超音波センサ
US9483055B2 (en) * 2012-12-28 2016-11-01 Irobot Corporation Autonomous coverage robot
JP6706882B2 (ja) * 2015-01-20 2020-06-10 シャープ株式会社 自走式掃除機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018079170A (ja) 2018-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9033079B2 (en) Wheel assembly of mobile robot
US11103115B2 (en) Sensor module and robot cleaner having the same
KR102428783B1 (ko) 로봇 청소기
JP5935215B2 (ja) 自律掃除電気器具
US10362921B2 (en) Cleaner
JP6837319B2 (ja) 自走式電気掃除機
US9615714B2 (en) Autonomous cleaning device
EP3949819B1 (en) Robot cleaner
CN209770269U (zh) 回充装置、无人设备和充电座
TWI687190B (zh) 自控式清掃機
US10905301B2 (en) Cleaner
KR102020208B1 (ko) 로봇 청소기
JP6239944B2 (ja) 自走式電気掃除機
JP7369592B2 (ja) 検出装置及びロボット集塵機
JP2018061528A (ja) 自走式電気掃除機
CN212679032U (zh) 自移动设备
JP7519758B2 (ja) ロボット集塵機
TWM510724U (zh) 自走式清掃裝置
KR20180079005A (ko) 청소 로봇

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161121

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170126

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190821

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20200326

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20200407

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200825

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6837319

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150