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JP6829031B2 - パンツタイプ使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明は、内装体の幅が変化するパンツタイプ使い捨ておむつに関する。
パンツタイプ使い捨ておむつは、前身頃及び後身頃に個別に外装体を備えるか又は前身頃から後身頃にかけて延びる一体的な外装体を備えるとともに、この外装体に取り付けられた、吸収体を含む内装体を備えており、外装体の前身頃と後身頃とが両側部において接合されることにより、環状の胴周り部とウエスト開口及び左右一対の脚開口とが形成されているものである。
一般的に、パンツタイプ使い捨ておむつの股間幅は内装体の股間幅により決まり、基本的に大きく変化するものではない。そのため、使用者は、製品サイズの選択により、より適切な股間幅の使い捨ておむつを選択している。
特開2012−100880号公報 特開2013−144070号公報
しかしながら、製品サイズの選択だけでは股間幅の個人差に対して完全に対応できるものではない。すなわち、股間幅を十分に広く設計することにより、内腿の付根に対するフィット性を確保することが一般的であるが、その場合、おむつを穿くときに、足の指が股間部に引っ掛かりやすくなり、脚が通しにくいものとなってしまう。かといって、股間幅を狭く設計すると、脚は通しやすくなるものの、内腿の付根に対するフィット性が低下し、漏れを引き起こすおそれがある。
そこで、本発明は、装着の際に脚を通しやすいものでありながら、股間部のフィット性に優れるパンツタイプ使い捨ておむつを提供することにある。
上記課題を解決した本発明の代表的態様は次のとおりである。
<第1の態様>
環状に連続する胴周り部を有する外装体と、
前身頃の胴周り部の幅方向中間から、股間部を経て、後身頃の胴周り部の幅方向中間まで延びる、吸収体を含む内装体と、
ウエスト開口及び左右一対の脚開口とを備えた、パンツタイプ使い捨ておむつにおいて、
前記内装体における前記前身頃の胴周り部及び後身頃の胴周り部のそれぞれと重なる部分は、幅方向に間隔を空けて位置する複数の幅方向範囲に、前記外装体に接合された接合部をそれぞれ有しており、
前記内装体における、前記幅方向範囲の間の領域は、前記外装体に接合されておらず、幅が拡大可能である拡幅領域となっており、
前記外装体は、前記胴周り部と前記拡幅領域とが重なる領域に、幅方向に弾性伸縮する伸縮領域を有している、
ことを特徴とするパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
第1の態様のパンツタイプ使い捨ておむつでは、脚開口に脚を通す際には、胴周り部を広げる方向の力がほとんど加わらないため、胴周り部の伸縮領域は幅方向に伸長しておらず、拡幅領域も幅方向に拡大していない状態にある。つまり内装体は最小幅の状態にある。この状態からパンツタイプ使い捨ておむつを引き上げて装着状態までもっていくと、胴周り部を広げる方向の力が加わるため、伸縮領域が幅方向に伸長し、これに伴い拡幅領域も拡大し、内装体の幅が拡大する。したがって、脚を通す際には内装体の幅が狭いため股間部に脚が引っ掛かりにくくなり、装着後は内装体の幅が拡大して股間部において内腿の付根にしっかりとフィットさせることができる。しかも、内装体の幅は弾性力により拡大されており、拡大後の幅を維持する方向に弾性力が作用するため、良好なフィット性が維持される。そして、特に第1の態様では、装着者の体の大きさの目安となる胴周り寸法に応じて自動的に内装体の幅が変化するため、フィット性により優れたものとなる。
<第2の態様>
環状に連続する胴周り部を有する外装体と、
前身頃の胴周り部の幅方向中間から、股間部を経て、後身頃の胴周り部の幅方向中間まで延びる、吸収体を含む内装体と、
ウエスト開口及び左右一対の脚開口とを備えた、パンツタイプ使い捨ておむつにおいて、
前身頃及び後身頃の両方に、前記胴周り部と前記内装体との間を通り、前記内装体の両側縁よりも幅方向両側に延びる、幅方向に弾性伸縮する弾性帯をそれぞれ有しており、
前記弾性帯の両端部は前記外装体に固定され、前記弾性帯の両端部の間の部分は前記外装体に固定されておらず、
前記内装体における前記弾性帯と重なる部分は、幅方向に間隔を空けて位置する複数の幅方向範囲に、前記弾性帯に接合された接合部をそれぞれ有しており、
前記内装体における、前記幅方向範囲の間の領域は、前記外装体及び弾性帯に接合されておらず、幅が拡大可能である拡幅領域となっており、
前記弾性帯は、幅方向に隣り合う前記接合部の間に、自身を切断するためのミシン目を有しており、
前記外装体は、前記胴周り部と前記拡幅領域とが重なる領域に、幅方向に弾性伸縮する伸縮領域を有している、
ことを特徴とするパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
第2の態様のパンツタイプ使い捨ておむつでは、脚開口に脚を通す際には、胴周り部を広げる方向の力がほとんど加わらないため、胴周り部の伸縮領域及び弾性帯は幅方向に伸長しておらず、拡幅領域も幅方向に拡大していない状態にある。つまり内装体は最小幅の状態にある。この状態からパンツタイプ使い捨ておむつを引き上げて装着状態までもっていくと、胴周り部を広げる方向の力が加わり、伸縮領域及び弾性帯が幅方向に伸長し、弾性帯がミシン目で自動的に切断する。この弾性帯の分断に伴い、弾性帯の収縮力が、内装体の接合部を外装体の固定部側に引き寄せるように作用することにより、内装体の拡幅領域が拡大し、内装体の幅が拡大する。したがって、脚を通す際には内装体の幅が狭いため股間部に脚が引っ掛かりにくくなり、装着後は内装体の幅が拡大して股間部において内腿の付根にしっかりとフィットさせることができる。しかも、内装体の幅は弾性力により拡大されており、拡大後の幅を維持する方向に弾性力が作用するため、良好なフィット性が維持される。そして、特に第2の態様では、外装体の伸縮性を利用して内装体の幅拡大を行う第1の態様と異なり、内装体の幅拡大を行う弾性帯を追加したことにより、外装体の伸縮性に影響を与えることなく、独立的に内装体の幅拡大を行うことができ、外装体のフィット性と内装体のフィット性とを独立に設定することができる。
<第3の態様>
未使用の自然長の状態における前記内装体の股間幅は、前記外装体を幅方向に最大伸長させたときの前記内装体の股間幅の0.4〜0.7倍である、第1又は2の態様のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
内装体の股間幅の変化は小さすぎたり、大きすぎたりすると、穿きやすさ及び股間部のフィット性のいずれか又は両方が不十分となるおそれがあるため、通常は上記範囲内とすることが望ましい。
<第4の態様>
前記外装体は、前身頃の胴周り部から股間部を経て後身頃の胴周り部まで前後方向に一体的に延びるとともに、前身頃の胴周り部と後身頃の胴周り部との間の脚周り形成部に、当該脚周り形成部の前後方向中間に向かうにつれて連続的又は段階的に幅が狭くなる括れ部を有するものであり、
未使用の自然長の状態では、前記内装体の股間幅は前記外装体の股間幅と同じか又はより狭く、
前記外装体の胴周り部を幅方向に1.2倍以上伸長した状態では、前記内装体の股間幅が前記外装体の股間幅よりも広くなる、
第1〜3のいずれか1つの態様のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
第4の態様では、外装体により股間部をしっかりと支持する構造を基本としつつ、脚を通すときには内装体の股間幅を外装体の股間幅以下の狭さにして脚の通しやすさを最大限発揮させ、装着時には内装体の股間幅を外装体の股間幅より広くして内腿の付け根に対するフィット性を向上させることができる。
<第5の態様>
前記拡幅領域は、自然長の状態では、幅方向両側の部分が幅方向に複数回折り返された折り畳み部分となっており、この折り畳み部分が展開することにより前記拡幅領域の幅が拡大する、第1〜4のいずれか1つの態様のパンツタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
このような構造とすることにより、特別な伸縮素材や特別な伸縮構造を用いなくても、本技術分野で公知の手法により伸縮変化の大きな拡幅領域を形成することができる。
以上のとおり、本発明によれば、装着の際に脚を通しやすいものでありながら、股間部のフィット性に優れるようになる、等の利点がもたらされる。
展開状態のパンツタイプ使い捨ておむつの平面図(内面側)である。 展開状態のパンツタイプ使い捨ておむつの平面図(外面側)である。 弾性部材のカットパターンを示す平面図である。 図1のC−C断面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 展開状態の内装体の平面図である。 図7のD−D断面図である。 パンツタイプ使い捨ておむつの装着状態の斜視図である。 自然長状態のパンツタイプ使い捨ておむつの内面を概略的に示す平面図である。 図10のE−E断面図である。 展開状態のパンツタイプ使い捨ておむつの内面を概略的に示す平面図である。 図12のE−E断面図である。 自然長状態のパンツタイプ使い捨ておむつの内面を概略的に示す平面図である。 図14のF−F断面図である。 展開状態のパンツタイプ使い捨ておむつの内面を概略的に示す平面図である。 図16のF−F断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、添付図面を参照しつつ詳説する。なお、図中の点模様部分及びX印部分はホットメルト接着剤等の接合手段を示している。
図1〜図17はパンツタイプ使い捨ておむつの一例を示している。このパンツタイプ使い捨ておむつ(以下、単におむつともいう。)は、環状に連続する胴周り部Tを有する外装体20と、前身頃Fの胴周り部の幅方向WDの中間から、股間部を経て、後身頃Bの胴周り部の幅方向WDの中間まで延びる、吸収体13を含む内装体10とを備えるものである。製造に際しては、外装体20の内面に対して内装体10の裏面がホットメルト接着剤などの接合手段によって接合(図2の点模様部分)された後に、内装体10および外装体20が前身頃F及び後身頃Bの境界である前後方向LD中央で折り畳まれ、その両側部が相互に溶着又はホットメルト接着剤などによって接合されてサイドシール部21が形成されることによって、ウエスト開口及び左右一対の脚開口が形成されたパンツタイプ使い捨ておむつとなる。
(内装体の構造例)
内装体10は、図5〜図8に示すように、液透過性トップシート11と、ポリエチレン等からなる液不透過性シート12との間に、吸収体13を介在させた構造を基本としており、表面シート11を透過した排泄液を吸収保持するものである。内装体10の平面形状は特に限定されないが、図示形態のように略長方形とすることが一般的である。
吸収体13の表側(肌当接面側)を覆う液透過性のトップシート11としては、有孔又は無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維は、ポリエチレン又はポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高でソフトである点で優れている。トップシート11に多数の透孔を形成した場合には、尿などが速やかに吸収されるようになり、ドライタッチ性に優れたものとなる。図示形態では、トップシート11は、吸収体13の側縁部を巻き込んで吸収体13の裏側まで延在しているが、これに限定されるものではない。
吸収体13の裏側(非肌当接面側)を覆う液不透過性シート12は、ポリエチレン又はポリプロピレンなどの液不透過性プラスチックシートが用いられるが、近年はムレ防止の点から透湿性を有するものが好適に用いられる。この遮水・透湿性シートは、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸又は二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートである。
吸収体13としては、公知のもの、例えばパルプ繊維の積繊体、セルロースアセテート等のフィラメントの集合体、あるいは不織布を基本とし、必要に応じて高吸収性ポリマーを混合、固着等してなるものを用いることができる。この吸収体13は、形状及びポリマー保持等のため、必要に応じてクレープ紙等の、液透過性及び液保持性を有する包装シート14によって包装することができる。
内装体10の両側部には、肌側に立ち上がる立体ギャザーBSが形成されている。この立体ギャザーBSは、図5及び図6に示されるように、内装体の裏面の側部に固定された固定部と、この固定部から内装体の側方を経て内装体の表面の側部まで延在する本体部と、本体部の前後端部が倒伏状態で内装体の表面の側部に固定されて形成された倒伏部分と、この倒伏部分間が非固定とされて形成された自由部分とが、不織布等のシートを折り返すことによって二層構造としたギャザーシート15により形成されている。
また、ギャザーシート15の層間には、自由部分の先端部等に細長状ギャザー弾性部材16が配設されている。ギャザー弾性部材16は、製品状態において図5に二点鎖線で示すように、弾性伸縮力により吸収体側縁部より突出する不織布部分を起立させて立体ギャザーBSを形成するためのものである。
図示形態では、液不透過性シート12がギャザーシート15の層間まで延びており、図5に示されるように、立体ギャザーBSの下端側において防漏壁を構成するようになっているが、これに限定されるものではない。
ギャザー弾性部材16としては、通常使用されるスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコーン、ポリエステル等の素材を用いることができる。また、外側から見え難くするため、太さは925dtex以下、テンションは150〜350%、間隔は10.0mm以下として配設するのがよい。なお、ギャザー弾性部材16としては、図示形態のような糸状の他、ある程度の幅を有するテープ状のものを用いることもできる。
前述のギャザーシート15を不織布とする場合、その素材繊維もトップシート11と同様に、ポリエチレン又はポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工方法に得られた不織布を用いることができるが、特にはムレを防止するために坪量を抑えて通気性に優れた不織布を用いるのがよい。さらにギャザーシート15の不織布については、尿などの透過を防止するとともに、カブレを防止しかつ肌への感触性(ドライ感)を高めるために、シリコーン系、パラフィン金属系、アルキルクロミッククロライド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布を用いるのが望ましい。
(外装体の構造例)
図示形態の外装体20は、前身頃Fの胴周り部Tから股間部を経て後身頃Bの胴周り部Tまで前後方向LDに一体的に延びるとともに、前身頃Fの胴周り部Tと後身頃Bの胴周り部Tとの間の脚周り形成部Lに、当該脚周り形成部Lの前後方向LDの中間に向かうにつれて連続的又は段階的に幅が狭くなる括れ部29を有するものとなっている。つまり、図示形態の外装体20の平面形状は、両側部にそれぞれ脚開口を形成するために形成された凹状の脚周りラインにより、全体としてほぼ砂時計形状をなしている。環状に連続する胴周り部Tを有する限り、図示しないが、前身頃Fの胴周り部Tを含む部分を構成する前側外装体20と、後身頃Bの胴周り部Tを含む部分を構成する後側外装体20とを、股間部で前後方向LDに離間するように別々に設けることもできる。
外装体20は、図4〜図6にも示されるように、それぞれ不織布等からなる第1シート20A及び第2シート20B(つまり、この形態では第2シートが物品外面を形成する)からなる2層構造の不織布シートとされ、第1シート20Aと第2シート20Bとの間、及び第2シート20Bをウエスト開口縁で内面側に折り返してなる折り返し部分20Cの不織布間に各種弾性部材24〜28が配設され、伸縮領域が形成されている。図示形態では弾性部材として、糸ゴム等の細長状弾性部材が設けられているが、網状やフィルム状の弾性部材を用いることもできる。
第1シート20A及び第2シート20Bはそれぞれ一枚の基材から構成される他、いずれか一方又は両方は複数枚の不織布等の基材が張り合わされて形成された積層体であっても良い。
図示形態の外装体20においては、弾性部材として、図1〜図3に示される展開形状において、胴周り部Tのウエスト開口近傍23に配置されたウエスト部弾性部材24と、このウエスト弾性部材24を有する領域より股間側における胴周り部T及び脚周り形成部Lに、縦方向に間隔をおいて幅方向WDに沿って配置された複数の胴周り弾性部材25,27とを有するとともに、前身頃F及び後身頃Bのそれぞれにおいて、胴周り弾性部材群25,27とは別に、一方のサイドシール部21から一方の脚開口に沿って股間部に向かい、股間部を横断し、かつ他方の脚開口に沿って他方のサイドシール部21に至るパターンで湾曲しつつ延在する、互いに交差することなく間隔をおいて配置された複数本の湾曲弾性部材26,28を備えている。これら、弾性部材24〜28は、それぞれその延在方向に沿って所定の伸長率で伸長された状態で固定されている。なお、本外装体20では、脚周りラインに沿って前身頃Fのサイドシール部から後身頃Bのサイドシール部まで連続する、所謂脚周り弾性部材は設けられていない。
ウエスト部弾性部材24は、前身頃Fと後身頃Bとが接合されたサイドシール部21の範囲の内、ウエスト開口縁近傍に縦方向に間隔をおいて配置された複数条の糸ゴム等の細長状弾性部材であり、身体のウエスト部回りを締め付けるように伸縮力を与えることによりおむつを身体に装着するためのものである。ウエスト部弾性部材24は、ある程度の広さのフィット用伸縮部を形成するように2〜10mm、好ましくは4〜7mm程度の間隔を空けて、2本以上、好ましくは5本以上配置される。このウエスト部弾性部材24は、糸状のものの他、テープ状のものを用いてもよい。また、図示形態のウエスト部弾性部材24は、ウエスト部における第2シート20Bの折り返し部分20Cの不織布間に挟持されているが、第1シート20Aと第2シート20Bとの間に挟持しても良い。
胴周り弾性部材25,27は、ウエスト弾性部材24を有する領域より股間側に、縦方向に間隔をおいて配置された糸ゴム等の細長状弾性部材であり、図示形態では胴周り部Tに配置されたもの25と、脚周り形成部Lに配置されたもの27とを備えている。胴周り弾性部材25,27は、前身頃F及び後身頃Bの胴周り部T及び脚周り形成部Lにそれぞれ幅方向WDの伸縮力を与え、おむつを身体に密着させるためのものである。胴周り弾性部材25,27は、ある程度の広さのフィット用伸縮部を形成するように2〜15mm、好ましくは5〜10mm程度の間隔を空けて、20本以上、好ましくは40本以上配置される。なお、ウエスト部弾性部材24と胴周り弾性部材25との境界は、胴周り部T内で幅方向WDの伸縮応力が変化する(例えば弾性部材の太さや伸長率が変化する)場合は、最もウエスト開口側における変化の境界となり、このような境界が無い場合は吸収体13又は内装体10のウエスト開口側の縁が境界となる。
後身頃Bにおいて、胴周り弾性部材25とは別に配設された背側湾曲弾性部材26は、糸ゴム等の細長状弾性部材であり、所定の曲線に沿って配置されている。背側湾曲弾性部材26は、一本であっても良いが複数本であるのが好ましく、図示例では5本の糸ゴム等の細長状弾性部材であり、これら背側湾曲弾性部材26は互いに交差することなく、間隔をおいて配置されている。この背側湾曲弾性部材群26は、2,3本程度の弾性部材を間隔を密にして実質的に一束として配置されるのではなく、ある程度の広さのフィット用伸縮部を形成するように3〜20mm、好ましくは6〜16mm程度の間隔を空けて、3本以上、好ましくは5本以上配置される。
外装体20の前身頃Fにおいて、胴周り弾性部材25とは別に配設された腹側湾曲弾性部材28は糸ゴム等の細長状弾性部材であり、所定の曲線に沿って配置されている。腹側湾曲弾性部材28は、一本であっても良いが複数本であるのが好ましく、図示例では5本の糸状弾性部材であり、これら腹側湾曲弾性部材28は、互いに交差することなく、間隔をおいて配置されている。この腹側湾曲弾性部材群28も、2,3本程度の弾性部材を間隔を密にして実質的に一束として配置されるのではなく、ある程度の広さのフィット用伸縮部を形成するように3〜20mm、好ましくは6〜16mm程度の間隔を空けて、3本以上、好ましくは5本以上配置される。
なお、図示例では、前身頃F及び後身頃Bに配置された胴周り弾性部材25,27及び湾曲弾性部材26,28は、図3に示すように、製造時に外装体20に対して連続的に固定した後に、内装体10と重なる部分の一部又は全部が、所定の切断パターンCPで細かく切断されて収縮力が作用しない非伸縮領域(つまり、図3の切断パターンCPと重なる部分)とされ、この非伸縮領域より側方の部分が収縮力の作用する伸縮領域(つまり、図3の切断パターンCPより側方の、胴周り弾性部材25,27及び湾曲弾性部材26,28が連続的に残された部分)とされている。このため、胴周り弾性部材25,27及び湾曲弾性部材26,28は、一方側のサイドシール部21から内装体10を横切って他方(反対)側のサイドシール部21まで連続的に設けた後に、内装体10と重なる部分の多数個所で細かく切断されるか、又は一か所で切断される。これにより、内装体10(特に吸収体13)の幅方向WDの縮こまりをより防止することができる。もちろん、胴周り弾性部材25,27及び湾曲弾性部材26,28を、内装体10を横切って連続的に配置することもできる。
上述した外装体20は、例えば特開平4−28363号公報や、特開平11−332913号公報記載の技術により製造することができる。また、湾曲弾性部材26,28を内装体10上で切断し不連続化するには、特開2002−35029号公報、特開2002−178428号公報及び特開2002-273808号公報に記載される切断方法が好適に採用される。
図示例とは異なり、湾曲弾性部材26,28を、前身頃F及び後身頃Bのいずれか一方にのみ設けるだけでも、また両方ともに省略しても良い。また、湾曲弾性部材26,28を、前身頃F及び後身頃Bの両方に設ける場合、前身頃F側に配置された湾曲弾性部材の群の一部又は全部と、後身頃B側に配置された湾曲弾性部材Bの群の一部又は全部とが交差する形態(図示せず)も採用できるが、図示例のように、前身頃F側に配置された湾曲弾性部材28の群と、後身頃B側に配置された湾曲弾性部材Bの群とは互いに交差することなく前後方向LDの中間部、特に前身頃Fに若干偏った位置で縦方向に離間している形態が好適であり、その縦方向離間範囲における最小縦方向離間距離は10〜15mm程度とし、この部分に後述する広幅の固定領域を設けるのが好ましい。
さらに、湾曲弾性部材26,28はその全体が湾曲していなくても良く、部分的に直線状の部分を有していても良い。
弾性部材24〜28の固定時の伸長率は適宜定めることができるが、通常の成人用の場合、ウエスト部弾性部材24は230〜320%程度、胴周り弾性部材25は230〜320%程度、湾曲弾性部材26,28は230〜320%程度とすることができる。
(拡幅領域)
特徴的には、内装体10における前身頃Fの胴周り部T及び後身頃Bの胴周り部Tのそれぞれと重なる部分は、幅方向WDに間隔を空けて位置する複数の幅方向範囲17に、外装体20に接合された接合部30をそれぞれ有しており、これら接合部30と対応する幅方向範囲17の間の領域は、外装体20に接合されておらず、幅が拡大可能である拡幅領域18となっている。また、外装体20は、胴周り部Tと拡幅領域18とが重なる領域に、胴周り弾性部材25により幅方向WDに弾性伸縮する伸縮領域を有している。このように構成されたパンツタイプ使い捨ておむつでは、脚開口に脚を通す際には、胴周り部Tを広げる方向の力がほとんど加わらないため、図10及び図11に示すように、胴周り部Tの伸縮領域は幅方向WDに伸長しておらず、拡幅領域18も幅方向WDに拡大していない状態にある。つまり内装体10は最小幅の状態にある。この状態からパンツタイプ使い捨ておむつを引き上げて装着状態までもっていくと、図12及び図13に示すように、胴周り部Tを広げる方向の力が加わるため、伸縮領域が幅方向WDに伸長し、これに伴い拡幅領域18も拡大し、内装体10の幅が拡大する。したがって、脚を通す際には内装体10の幅が狭いため股間部に脚が引っ掛かりにくくなり、装着後は内装体10の幅が拡大して股間部において内腿の付根にしっかりとフィットさせることができる。しかも、内装体10の幅は弾性力により拡大されており、拡大後の幅を維持する方向に弾性力が作用するため、良好なフィット性が維持される。そして、特にこの形態では、装着者の体の大きさの目安となる胴周り寸法に応じて自動的に内装体10の幅が変化するため、フィット性により優れたものとなる。
内装体10の拡幅領域18は幅が拡大可能である限り、内装体10の素材自体が幅方向WDに伸長可能である構造等、その構造は特に限定されない。図示形態の拡幅領域18は、自然長の状態では、図10及び図11に示すように幅方向WDの両側の部分が幅方向WDに複数回折り返された折り畳み部分となっており、図12及び図13に示すようにこの折り畳み部分が展開することにより拡幅領域18の幅が拡大する構造を有するものである。このような構造とすることにより、特別な伸縮素材や特別な伸縮構造を用いなくても、本技術分野で公知の手法により伸縮変化の大きな拡幅領域18を形成することができる。折り畳み部分は図示形態のように表側への折り返しが複数回なされている構造が好ましいが、裏側への折り返しが複数回なされている構造とすることもできる。
吸収体13は、内装体10の両側部まで設けられていても、また内装体10の幅方向WDの中間部のみに設けられており、両側部に吸収体13のない部分を有していてもよい。吸収体13は複数設けられていてもよい。図示形態のように、拡幅領域18が折り返し構造を有する場合には、吸収体13を幅方向WDに複数並べて、隣り合う吸収体13の間の位置を折り返し位置とするのは一つの好ましい形態である。図示しないが、折り返し位置を跨ぐように吸収体13を設け、吸収体13の折り返し位置に、前後方向LDに沿うスリットやエンボスのような折り返しを容易にする部分を設けてもよい。
図示形態では、拡幅領域18の数は、内装体10の幅方向WDの両側の2か所となっているが、3か所以上とすることもできる。拡幅領域の寸法は適宜定めることができるが、図示形態のように拡幅領域が2つの場合、例えば個々の拡幅領域は、拡大前の状態の幅が20.0〜60.0mm程度、最大拡幅後の状態の幅が40.0〜120.0mm程度とすることができる。
接合部30は拡幅領域18の幅方向WDの両側に設けられるため、この限りにおいて、接合部30の数及び位置は拡幅領域18の数に応じて定めることができる。図10〜図13に示される形態では、内装体10の幅方向WDの中央部に前後方向LD全体にわたる接合部30が設けられるとともに、内装体10の幅方向WDの両端部には前後端部のみに接合部30が設けられており、これら接合部30と対応する幅方向範囲17の間に拡幅領域18が設けられている。また、後述する図14〜図17に示される形態では、内装体10と弾性帯40とが重なる部分では幅方向WDの両端部のみに、及び内装体10と弾性帯40ではなく外装体20と重なる部分には幅方向WDの中央部のみに接合部30が設けられている。このように、拡幅領域18が拡幅可能である限り、内装体10を外装体20に対して確実に支持するために、内装体10の適宜の部位を外装体20に固定することができる。
接合部の幅は適宜定めれば良いが、通常の場合5.0〜150.0mm程度とすることが望ましい。
内装体10の股間幅の変化は小さすぎたり、大きすぎたりすると、穿きやすさ及び股間部のフィット性のいずれか又は両方が不十分となるおそれがある。よって、通常の場合、未使用の自然長の状態における内装体10の股間幅C1は、外装体20を幅方向WDに最大伸長させたときの内装体10の股間幅C2の0.4〜0.7倍であると好ましい。
外装体20は、図示形態のように、前身頃Fの胴周り部Tから股間部を経て後身頃Bの胴周り部Tまで前後方向LDに一体的に延びるとともに、前身頃Fの胴周り部Tと後身頃Bの胴周り部Tとの間の脚周り形成部Lに、当該脚周り形成部Lの前後方向LDの中間に向かうにつれて連続的又は段階的に幅が狭くなる括れ部29を有すると、外装体20により股間部をしっかりと支持する構造となるため好ましい。そして、この場合、未使用の自然長の状態では、内装体10の股間幅は外装体20の股間幅と同じか又はより狭く(図10に示す形態は同じでC1に等しい)、外装体20の胴周り部Tを幅方向WDに1.2倍以上伸長した状態では、内装体10の股間幅(図12に示す形態ではC2に等しい)が外装体20の股間幅よりも広くなるものであると、脚を通すときには内装体10の股間幅C1を外装体20の股間幅以下の狭さにして脚の通しやすさを最大限発揮させ、装着時には内装体10の股間幅C2を外装体20の股間幅より広くして内腿の付け根に対するフィット性を向上させることができるため好ましい。
他方、図14〜図17に示すように、前身頃F及び後身頃Bの両方に、胴周り部Tと内装体10との間を通り、内装体10の両側縁よりも幅方向WDの両側に延びる、幅方向WDに弾性伸縮する弾性帯40をそれぞれ設け、この弾性帯40を利用して内装体10の幅拡大を図る形態も提案される。すなわち、この形態では、弾性帯40の両端部42は外装体20に固定され、弾性帯40の両端部42の間の部分は外装体20に固定されていない。また、内装体10における弾性帯40と重なる部分は、幅方向WDに間隔を空けて位置する複数の幅方向範囲17に、弾性帯40に接合された接合部30をそれぞれ有しており、これら接合部30と対応する幅方向範囲17の間の領域は、外装体20及び弾性帯40に接合されておらず、幅が拡大可能である拡幅領域18となっており、弾性帯40は、幅方向WDに隣り合う接合部30の間に、自身を切断するためのミシン目41を有している。さらに、外装体20は、胴周り部Tと拡幅領域18とが重なる領域に、胴周り弾性部材25により幅方向WDに弾性伸縮する伸縮領域を有している。
この弾性帯40を有する形態では、脚開口に脚を通す際には、胴周り部Tを広げる方向の力がほとんど加わらないため、図14及び図15に示すように、胴周り部Tの伸縮領域及び弾性帯40は幅方向WDに伸長しておらず、拡幅領域18も幅方向WDに拡大していない状態にある。つまり内装体10は最小幅の状態にある。この状態からパンツタイプ使い捨ておむつを引き上げて装着状態までもっていくと、図16及び図17に示すように、胴周り部Tを広げる方向の力が加わり、伸縮領域及び弾性帯40が幅方向WDに伸長し、弾性帯40がミシン目41で自動的に切断する。この弾性帯40の分断に伴い、弾性帯40の収縮力が、内装体10の接合部30を外装体20の固定部42側に引き寄せるように作用することにより、内装体10の拡幅領域18が拡大し、内装体10の幅が拡大する。したがって、脚を通す際には内装体10の幅が狭いため股間部に脚が引っ掛かりにくくなり、装着後は内装体10の幅が拡大して股間部において内腿の付根にしっかりとフィットさせることができる。しかも、内装体10の幅は弾性力により拡大されており、拡大後の幅を維持する方向に弾性力が作用するため、良好なフィット性が維持される。そして、弾性帯40を有する形態では、外装体20の伸縮性を利用して内装体10の幅拡大を行う前述の形態と異なり、内装体10の幅拡大を行う弾性帯40を追加したことにより、外装体20の伸縮性に影響を与えることなく、独立的に内装体10の幅拡大を行うことができ、外装体20のフィット性と内装体10のフィット性とを独立に設定することができる。
弾性帯40としては、ゴムシートのような弾性素材そのものの他、不織布等のシートを積層するとともにその層間に糸ゴム等の弾性部材を介在させたもの(外装体20と同様の構造)等を用いることができる。
その他は、弾性帯40を有しない形態と同様であるため説明を省略する。
<明細書中の用語の説明>
明細書中で以下の用語が使用される場合、明細書中に特に記載が無い限り、以下の意味を有するものである。
・「前後(縦)方向」とは腹側(前側)と背側(後側)を結ぶ方向を意味し、「幅方向」とは前後方向と直交する方向(左右方向)を意味する。
・「展開状態」とは、収縮や弛み無く平坦に展開した状態を意味する。
・「伸長率」は、自然長を100%としたときの値を意味する。
・試験や測定における環境条件についての記載が無い場合、その試験や測定は、標準状態(試験場所は、温度20±5℃、相対湿度65%以下)の試験室又は装置内で行うものとする。
・各部の寸法は、特に記載が無い限り、自然長状態ではなく展開状態における寸法を意味する。
本発明は、パンツタイプ使い捨ておむつに利用できるものである。
B…後身頃、F…前身頃、L…脚周り形成部、LD…前後方向、T…胴周り部、WD…幅方向、10…内装体、11…トップシート、12…液不透過性シート、13…吸収体、14…包装シート、15…ギャザーシート、16…ギャザー弾性部材、17…幅方向範囲、18…拡幅領域、20…外装体、20C…折り返し部分、21…サイドシール部、24…ウエスト部弾性部材、25,27…胴周り弾性部材、26…背側湾曲弾性部材、28…腹側湾曲弾性部材、29…括れ部、30…接合部、40…弾性帯、41…ミシン目。

Claims (4)

  1. 環状に連続する胴周り部を有する外装体と、
    前身頃の胴周り部の幅方向中間から、股間部を経て、後身頃の胴周り部の幅方向中間まで延びる、吸収体を含む内装体と、
    ウエスト開口及び左右一対の脚開口とを備えた、パンツタイプ使い捨ておむつにおいて、
    前身頃及び後身頃の両方に、前記胴周り部と前記内装体との間を通り、前記内装体の両側縁よりも幅方向両側に延びる、幅方向に弾性伸縮する弾性帯をそれぞれ有しており、
    前記弾性帯の両端部は前記外装体に固定され、前記弾性帯の両端部の間の部分は前記外装体に固定されておらず、
    前記内装体における前記弾性帯と重なる部分は、幅方向に間隔を空けて位置する複数の幅方向範囲に、前記弾性帯に接合された接合部をそれぞれ有しており、
    前記内装体における、前記幅方向範囲の間の領域は、前記外装体及び弾性帯に接合されておらず、幅が拡大可能である拡幅領域となっており、
    前記弾性帯は、幅方向に隣り合う前記接合部の間に、自身を切断するためのミシン目を有しており、
    前記外装体は、前記胴周り部と前記拡幅領域とが重なる領域に、幅方向に弾性伸縮する伸縮領域を有している、
    ことを特徴とするパンツタイプ使い捨ておむつ。
  2. 未使用の自然長の状態における前記内装体の股間幅は、前記外装体を幅方向に最大伸長させたときの前記内装体の股間幅の0.4〜0.7倍である、請求項1記載のパンツタイプ使い捨ておむつ。
  3. 環状に連続する胴周り部を有する外装体と、
    前身頃の胴周り部の幅方向中間から、股間部を経て、後身頃の胴周り部の幅方向中間まで延びる、吸収体を含む内装体と、
    ウエスト開口及び左右一対の脚開口とを備えた、パンツタイプ使い捨ておむつにおいて、
    前記内装体における前記前身頃の胴周り部及び後身頃の胴周り部のそれぞれと重なる部分は、幅方向に間隔を空けて位置する複数の幅方向範囲に、前記外装体に接合された接合部をそれぞれ有しており、
    前記内装体における、前記幅方向範囲の間の領域は、前記外装体に接合されておらず、幅が拡大可能である拡幅領域となっており、
    前記外装体は、前記胴周り部と前記拡幅領域とが重なる領域に、幅方向に弾性伸縮する伸縮領域を有しており、
    前記外装体は、前身頃の胴周り部から股間部を経て後身頃の胴周り部まで前後方向に一体的に延びるとともに、前身頃の胴周り部と後身頃の胴周り部との間の脚周り形成部に、当該脚周り形成部の前後方向中間に向かうにつれて連続的又は段階的に幅が狭くなる括れ部を有するものであり、
    未使用の自然長の状態では、前記内装体の股間幅は前記外装体の股間幅と同じか又はより狭く、
    前記外装体の胴周り部を幅方向に1.2倍以上伸長した状態では、前記内装体の股間幅が前記外装体の股間幅よりも広くなる、
    ことを特徴とするパンツタイプ使い捨ておむつ。
  4. 環状に連続する胴周り部を有する外装体と、
    前身頃の胴周り部の幅方向中間から、股間部を経て、後身頃の胴周り部の幅方向中間まで延びる、吸収体を含む内装体と、
    ウエスト開口及び左右一対の脚開口とを備えた、パンツタイプ使い捨ておむつにおいて、
    前記内装体における前記前身頃の胴周り部及び後身頃の胴周り部のそれぞれと重なる部分は、幅方向に間隔を空けて位置する複数の幅方向範囲に、前記外装体に接合された接合部をそれぞれ有しており、
    前記内装体における、前記幅方向範囲の間の領域は、前記外装体に接合されておらず、幅が拡大可能である拡幅領域となっており、
    前記外装体は、前記胴周り部と前記拡幅領域とが重なる領域に、幅方向に弾性伸縮する伸縮領域を有しており、
    前記拡幅領域は、自然長の状態では、幅方向両側の部分が幅方向に複数回折り返された折り畳み部分となっており、この折り畳み部分が展開することにより前記拡幅領域の幅が拡大する、
    ことを特徴とするパンツタイプ使い捨ておむつ。
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