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JP6827895B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、誘導加熱調理器に関するものである。
従来、特許文献1に記載されているように、誘導加熱調理器においては、本体上面の被調理鍋を載置するトッププレートと、このトッププレートの下方に配置されたグリル庫と、このグリル庫の庫内に被調理物を出し入れするドアと、前記被調理物を載せる焼き網と、この焼き網を載置して前記ドアと、この受け皿と前記焼き網との間に設けられて前記被調理物を加熱する加熱手段とを備えた誘導加熱調理器が一般的である。
特開2011−243320号公報
特許文献1に記載の誘導加熱調理器では、トッププレート上で、1つの調理で大量に作る時や同時に2つの調理をする時に、1つの加熱コイルと1つの調理器具では調理器具が小さいため、大量に作れなかったり、2度調理するなど時間がかかるという課題がある。
本発明の誘導加熱調理器は、上記の課題を解決するためになされたものであり、プレート3を配置し、プレート3下方の本体2内に複数の加熱コイル13と、前記被加熱物の温度を検知するための赤外線センサSと温度検知素子21と、加熱コイル13に電力を供給するインバータ手段72と、赤外線センサSと温度検知素子21の検知温度に基づいてインバータ手段72を制御する制御手段74とを備えた誘導加熱調理器において、制御手段74は複数の加熱コイル13を複数個同時に加熱し、制御することが可能であり、赤外線センサSと温度検知素子21の検知温度の上昇値を判定し、検知温度の上昇値が特定値以上を示した時は加熱コイル13への電力の供給を停止または小さくし、加熱コイル13は、加熱コイル右13a、加熱コイル左13b、及び加熱コイル後13cを有し、加熱コイル後13cは加熱コイル右13aまたは加熱コイル左13bの後方に配置し、グリルパン42を加熱コイル右13a、加熱コイル左13b、加熱コイル後13c及び加熱コイル後13cが配置されない加熱コイル左13bまたは加熱コイル右13aの後方の上に載置して加熱が可能であることを特徴とする。
本発明の誘導加熱調理器によれば、グリルパンをトッププレート上で使用し、同時に複数個の加熱コイルを個々に制御することにより、加熱ムラを無くしたり、グリルパンの場所により温度差をつけることで、様々な調理方法を提供することが可能となる。
ビルトイン型の誘導加熱調理器をシステムキッチンに収納した状態の斜視図である。 本発明の一実施例の誘導加熱調理器の上面を示す説明図である。 図1に記載の誘導加熱調理器の上面のプレートを外し加熱コイルが見える状態を示す説明図である。 誘導加熱調理器の側面から見た内部構造を示す断面図である。 本発明の一実施例の誘導加熱調理器の上面操作部を示す説明図である。 本発明の一実施例の誘導加熱調理器の加熱部とその制御を説明するブロック図である。 本発明の一実施例の誘導加熱調理器の上面のプレートとグリルパンを置く領域を示す説明図である。 本発明の誘導加熱調理器で使用するグリルパンの一例を示す図である。
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。図1から図8は本発明の誘導加熱調理器の一実施例を示している。図1に示されている調理器は、プレート3上に三ヶ所の鍋載置部6a、6b、6cを設けたビルトイン型の誘導加熱調理器である。
尚、本実施例は、キッチンに嵌め込むビルトイン型でなく、キッチンに載置する据置型の加熱調理器であっても差し支えない。
加熱調理器の本体2は、システムキッチン1の上面から落とし込んで設置することで組み込まれる。設置後は操作部パネル5がシステムキッチン1の前面部から操作できるようになっている。
調理を行う際の被加熱物の鍋(図示せず)は、本体2の上面に配置された非結晶化ガラスを基材に使用し少なくとも耐熱温度が三百数十度の耐熱塗料を用いて文字や略全面の塗装を裏面に施し、表面には鍋の滑り止めとなるガラス印刷を施したプレート3上に載置される。
図示しない調理鍋は、プレート3に描かれた載置部6に載置されることで調理可能となる。載置部6は、本体2上面のプレート3の上面手前に載置部右6aと載置部左6bが配置され、これら両載置部6bの奥(左後部)に載置部後6cが配置されている。ここで、載置部後6cは載置部右6aの奥(右後部)でもよい。
図2の赤外線センサ窓右26a、赤外線センサ窓左26bはそれぞれ載置部右6a、載置部左6bの内側にある。プレート3を挟んで各載置部6の下に調理鍋を加熱するための後述する加熱コイルユニット25(図3)がそれぞれ設置されている。
載置部後6cは位置的に調理者の手の届きにくい場所である。このため、手前の載置部右6a、載置部左6bに調理鍋が置かれた状態で、載置部後6c部に手を伸ばすと、載置部右6a、載置部左6bに置かれた調理鍋から調理中に発生する蒸気により、載置部後6cで手を動かす調理は行いにくい。したがって、載置部後6cで行う調理の種類は調理者があまり手を動かさなくてもよい料理、主に煮込みや保温などの調理に適している。また、煮込みや保温は火力も弱くて済み、最大消費電力も限りがあることから、載置部後6cに設置する加熱コイル13c(図6)の火力を、載置部右6a及び載置部左6bに対応して設置されている加熱コイル右13a(図6)及び加熱コイル左13b(図6)より弱くし、消費電力が小さくなるよう設定されている。
図1及び図2において、プレート3の周囲端面を保護するためにフレーム14が設けられている。プレート3の手前の上端縁に取り付けられるフレーム前14aと、プレート3の後方上端縁に取り付けられるフレーム後14bと、右側上端縁に取り付けられる14cと、左側上端縁に取り付けられるフレーム左14dから構成されている。本例は4ピースにフレームを分割しているが一体型でも2ピースでも何ピースでも可能であり、また、プレート3の4辺に取り付ける必要も無く、プレート3の手前だけ、後方だけ、前後の2辺だけ、もしくは左右の2辺だけでもよい。
本体2内部には、発熱部材である後述する加熱コイルユニット25や電子部品が設けられており、これらを冷却するために本体2の外部から空気を吸込むための吸気口7が設けられている。図示された吸気口7は、本体2上面のフレーム後14b上の後述する排気口8に向かって右側に設けているが、鍋からの蒸気に吸入や突沸した水滴の吸引を防止するため本体2上面に設けず操作パネル5側に吸気口を設けてもよい。また、吸気口7を排気口8としてもよい。
吸気口7で吸入した空気は、本体2内部で発熱する後述する加熱コイルユニット25や電子部品を冷却した後に、排気口8から本対外に排出される。
次に図3を用いて加熱コイルについて説明する。調理鍋(図示せず)を加熱するための加熱コイルユニット25は、加熱コイル13とコイルベース24とフェライト(図示せず)で構成されている。加熱コイルユニット25は、各載置部6のプレート3の下方であって、プレート3と加熱コイル13との間に一定の隙間が開くように設置されている。この隙間は、後述する冷却風を流して、プレート3とプレート3に施した耐熱塗料面と加熱コイルを冷却するためである。載置部右6aの下方には加熱コイルユニット右25aが、載置部左6bの下方には加熱コイルユニット左25bが、載置部後6cの下方には加熱コイルユニット後25cが設けられている。
加熱コイル13の巻線は表皮効果を抑制するためリッツ線を採用している。この加熱コイル13には調理鍋(図示せず)を加熱するために後述するインバータ手段72から数十kHz、数百Vの電圧が印加される。
コイルベース24は、加熱コイル13を下から固定すると共に、コイルベース24にはフェライト(図示せず)が埋設されている。
自動調理時など鍋の温度検知は、加熱コイル13に設けられた温度検知素子21(21a、21b、21c)により行われる。鍋底の温度はプレート3を介して間接的な温度が検出される。なお、温度検知素子21はサーミスタを使用し、個数は一個と限定する事無く複数個設けても良い。また、図2の赤外線センサ窓右26a、赤外線センサ窓左26bから赤外線を検出し、温度検知をする赤外線センサSを設けても良い。自動調理時など鍋の温度検知は、加熱コイル13に設けられた赤外線センサSと温度検知素子21により行われる。 次に図4に基づいて、加熱コイル13を励磁するインバータ手段72及びその冷却について説明する(加熱コイル13とインバータ手段72については図6参照)。図4は加熱調理器本体2の縦断面図であり、中央上部にはインバータ手段72を搭載した基板右31aが記載されている。その上段には、右加熱コイル25aが配置されている。
発熱する各部品は送風ファン20により送られてきた空気によって冷却される。吸気開口部27から入った空気は、ダクト28を通ってファン吸気口29へ入る。空気は送風ファン20によって右吐出口30を通して基板右31aへと送られ、電子部品32を冷却後、上部吐出部33bから出る。上部吐出部33bから出た空気は加熱コイル右25a、プレート3を冷やして排気口8から排出される。また、基板左31b及び加熱コイルユニット左25b、加熱コイルユニット後25cも送風ファン20から基板31、加熱コイルユニット25へと空気が送られ、冷却後、排気口8から排出される。
次に図5を用いて、加熱コイル13の操作について説明する。加熱コイル13の操作は、プレート3もしくは手前のフレーム前14aに設けられた静電容量式もしくは機械式の上面操作部9によって行われる。鍋を置く載置部右6a、載置部後6c、載置部左6bに対応して右から、上面操作部右9a、上面操作部後9c、上面操作部左9bが配置されている。これは、操作者が直感的に鍋と操作部との関係を理解できるような配置である。
図より明らかなように上面操作部右9aと上面操作部左9bは同じキー配列になっている。そのため、以下、加熱コイル右13aの操作を代表して説明する。48は調理の開始や停止するための切/スタートキーで、調理中はLEDランプ53が点灯する。
調理の火力は火力キー49によって選定する。とろ火、弱火、中火、強火の四段階のキーに分かれ、必要な火力を一回の操作で設定できるように個別にキーが設けられている。各火力の目安は、例えば最大で12段階の火力調整ができた場合、各火力と消費電力の関係は、「1」段階は100W相当、「2」段階は200W相当、「3」段階は300W、「4」段階は400W、「5」段階は500W、「6」段階は800W、「7」段階は1.1kW、「8」段階は1.4kW、「9」段階は1.6kW、「10」段階は2kW、「11」段階は2.5kW、「12」段階は3kWである。各段階の数字は後述する上面表示部10に火力の目安として表示する数字である。また、火力表記と実際の段階表示の関係は、とろ火は「1」、弱火は「2」、「3」、「4」、「5」、中火は「6」、「7」、「8」、強火は「9」、「10」、ハイパワーは「11」、「12」が割り当てられる。火力キー49は四段階の火力の代表的な火力に直接設定でき、とろ火キー49aは「1」、弱火キー49bは「4」、中火キー49cは「7」、強火キー49dは「10」の火力に設定でき、設定したキー部分にあるLEDランプ54が点灯する。
51は主に煮込みや保温などタイマー調理を実施するときに選択するタイマーキーである。52は自動調理の炊飯、揚げもの、湯沸し等を選択するためのメニューキーで、メニューキー52を押すことで後述する上面表示部10にメニューが表示され、メニューキー52を押すたびに表示されているメニューが切り替わり、これによって使用するメニューを選択する。
また、火力の調節やタイマー調理時の時間の設定、炊飯時における米の量の設定、自動調理の仕上がり調整の設定、揚げものをする時の油温の設定を設定キー50により行うことができる。この設定キー50は、設定時の数量などを増やすUPキー50aと減らすDOWNキー50bからなっており、設定キー50部にあるLEDランプ55が点灯時は設定キー50が有効であることを示し、消灯時は無効であることを示している。
例えば、火力の調節を設定キー50で行う場合を説明する。まず中火キー49cを押下して火力を「7」に設定する。その後、設定キー50のUPキー50aを二回押すと、後述する上面表示部10に表示されていた火力を示す数字が「7」から「8」、「8」から「9」へと変更され、強火「9」が設定される。これに伴って、火力キー49部のLEDランプ54も、中火キー49cのLEDランプが消灯して強火キー49dのLEDランプが点灯する。他の設定についても同様で、たとえばタイマーキー51を押した以降の設定キー50の操作は時間設定用となる。
次に上面操作部後9cについて説明する。載置部後6cの主な調理は保温や煮込みである。この理由は前述の如くである。従って、加熱コイル後13cの火力も他の加熱コイルの火力よりも小さく設計されている。このため、火力表記としてはとろ火、弱火、中火までで足り、設定キー62をサイクリック式としても、最大3回押せば元に戻るので、手前2つの加熱コイル25a、25bのように火力毎に対応した火力設定キーを設けていない。これによって、キーの設置スペースを確保することができる。なお、単独の自動調理メニューの内容は、火力が制限されている設計となっていることから煮込み、保温などに限定している。
載置部左6bと載置部後6cを同時に使用するモードについて説明する。上面操作部右9のメニューキー52と60と64とは個別に設けられた同時メニューキー64bを押すことにより同時通電で使用できるメニューを選択できる。
なお、個別にメニューを設けずともメニューキー52や60、64のいずれかを押すことで、同時通電で使用するメニューが選択できたり、操作パネル5に操作ボタンを設けても良い。また、載置部6の3ヶ所を同時に使用するメニューを設けても良い。
図5を参照して、上面操作部9に配置された複数のキーは、フレーム前14aに本体2の幅方向に一列に並んで配置されている。そして、本体2に向かって右側から上面操作部右9a、上面操作部後9c、上面操作部左9bの順で配置されている。
次に前述の操作の結果を反映する表示について説明する。上面操作部9のキー操作に対応した内容は、上面表示部10に表示される。表示する内容は、上面操作部9で設定した火力表示、タイマー調理用の時間表示、揚げもの用の設定油温の表示等々である。この上面表示部10は、本体2の上面に置かれたプレート3の手前側で、かつプレート3の裏側に配置されている。したがって、表示を見るときはプレート3を介してとなるため、プレート3越しに表示内容を見ることができるように上面表示部10の表示部分は加工が施されている。また、設定した火力がイメージで分りやすいように表示部のバックライトの色が設定されている。本実施例では、とろ火と弱火は緑色表示、中火がオレンジ色表示、強火とハイパワーが赤色表示されるようにしている。
上記実施例では、各上面操作部9に対応して、上面表示部右10a、上面表示部後10c、上面表示部左10bとに分け、各上面表示部の配置はフレーム前14aに沿って直線的に配置したが、視認性を上げるために上面表示部後10cを上面表示部右10a及び上面表示部左10bより載置部後6c側に寄せて配置してもよい。
上面操作部9と上面表示部10は、それぞれプレート3上の載置部6毎に設けられており、各載置部6から目線を直線的に手前側に移すと、概ねその直線上に各載置部6に対応した上面操作部9と上面表示部10が存在するように配置され、なおかつ上面表示部10よりも上面操作部9の方が調理者側に位置するように配置されている。
次に制御について図6を用いて簡単に説明する。操作・表示部75は、これまで説明した上面操作部9、上面表示部10、及び前面操作部12で構成されている。操作・表示部75の操作部で入力されたメニュー、火力情報、調理のスタート・切情報等を後述する制御手段74に入力信号80として送り、制御手段74で認識した情報、調理の進行状況などの処理状況を表示信号79として操作・表示部75に送り、上面表示部10で表示される。
制御手段74は、前記操作・表示部75で設定された内容及び事前に組み込まれた自動調理などのプログラムに基づき加熱部を制御する。設定された内容に基づいて調理の開始、停止、火力の設定情報は制御信号78(制御信号85)を経て後述するインバータ制御手段73若しくはヒータ制御手段82に送る。そして、加熱部に設けられた温度を検出する温度検知素子21(温度検知手段38図示せず)から温度情報を乗せた制御信号78(制御信号85)を受信することで温度情報を受ける。また、同ブロック図に図示していないが送風ファン20の制御も行い、調理中は送風ファンを動作させる。
インバータ制御手段73は、制御手段74の指示に基づいて加熱コイル13への電力の設定、通電の開始及び停止、加熱コイル13の消費電力を監視し補正する。そして、インバータ手段72に対してインバータ制御信号76を送出することでインバータ手段72を制御(後述)する。加熱コイル13の消費電力を監視し補正することについては、後述するインバータ手段72から検出信号77によって送られてくる各加熱コイル13の入力電流及び入力電圧から消費電力を算出し、火力が設定値になるようにインバータ制御信号76により後述するインバータ手段72を制御する。
インバータ手段72は、加熱コイル13に電力を供給するための手段であり、インバータ制御手段73からの指示に基づいて加熱コイル13の電源の供給を行う。インバータ72はインバータ制御手段73同様に各加熱コイル13に設けられ、インバータ右72a、インバータ左72b、インバータ後72cが設けられている。そして、各加熱コイル13の入力電圧及び入力電流を検出して各検出信号77に乗せてインバータ制御手段73に送る。
本実施例は以上の構成よりなるもので、次にその動作について説明する。
例えば、使用者がグリルパン42を用いて焼きそばを作ろうとしている状態で説明する。載置部左6bと載置部後6c上であるグリルパン領域a40(図7)にグリルパン42(図8)を載せ、同時メニューの同時メニューキー64bを押すと上面表示部左10bと上面表示部後10cが点灯し、「魚丸焼き」等の自動メニューと載置部左6bと載置部後6cの火力を設定する手動メニューが表示される。設定キー58a、58bや62a、62bを押して手動で載置部左6bを火力強に、載置部後6cを火力中に設定して切/スタートの56や61を押して調理開始する。始めは、グリルパン42を温めるために設定温度まで高火力で通電し、温まった時点で一定の温度に保ち、調理開始のお知らせ報知を行う。調理では、グリルパン42の手前側で肉や野菜を炒め、同時に奥側で焼きそばの麺を焼く。グリルパン42の温度は加熱コイル左13bに設ける赤外線センサS及び加熱コイル後13cに設ける温度検知素子21cを用いて検知し、自動で火力を調整する。急速な温めと同時調理により時間短縮が可能になる。また、グリルパン42の奥の麺を加熱コイル左13bのあるグリルパン42の手前側へ移動させ、肉や野菜と混ぜ始めると、加熱コイル後13cは空焼き状態となり、温度検知素子後21cが15秒で20℃上昇するという温度上昇値の特定値Tを設定し、前記特定値Tより検知温度の上昇値が高くなった場合に空焼きと判定して、自動で火力を制限、または通電停止にする。また、赤外線センサSを用いることにより、グリルパン42の温度を細かく検知でき、安定した温度で調理可能となる。
本実施例では、焼きそばを上げたが、魚焼きも可能になる。魚焼きの場合、温度検知素子21の温度ムラをみることでどの位置に魚が置かれているのかが分かり、赤外線センサSを用いることで火力の制御を細かく行うことが可能である。そのため、裏返しのタイミングも音声にてお知らせし、裏返しを行った場合には赤外線センサSや温度検知素子21の温度低下により裏面を焼き始めることが可能である。
次に、グリルパン42が載置部6の3つすべてにかかるグリルパン領域b41(図7)である場合には、3つの載置部6を異なる火力とし、ステーキを同時に異なる焼き加減で調理することが可能となる。また、載置部後6cを載置部左6bの後方に設けていることから、載置部右6aの後方は熱伝導のみとなり、保温する場所として利用でき、お好み焼きやホットケーキを作る際に一番最初に作った調理物が冷めるのを防ぐことができる。
グリルパン42は、誘導加熱により加熱可能な材質であり、図8のように底面が平らになっており、グリルパン領域a40やグリルパン領域b42のように複数の載置部6上に載置できる大きさである。グリルパン42の底面は、グリルパン領域a40の場合2つ、グリルパン領域b41の場合3つの載置部6を必ずしも完全に覆わなくともよい。また、赤外線センサSは赤外線センサ窓26を通してグリルパン42の底面から放出される赤外線を検出する。温度検知素子21は、上記実施例ではサーミスタを使用している。
以上、本実施例によれば、グリルパン42をプレート3上で使用し、同時に複数個の加熱コイル13を個々に制御することにより、加熱ムラを無くしたり、グリルパン42の位置によって温度差をつけたりして、様々な調理方法が実現可能な誘導加熱調理器を提供することができる。
2・・・本体、3・・・プレート、13・・・加熱コイル、13a・・・加熱コイル右、13b・・・加熱コイル左、13c・・・加熱コイル後、42・・・グリルパン、21・・・温度検知素子、72・・・インバータ手段、74・・・制御手段、S・・・赤外線センサ

Claims (2)

  1. 本体の上面に被加熱物を載置するプレートを配置し、前記プレート下方の前記本体内に複数の加熱コイルと、前記被加熱物の温度を検知するための赤外線センサと温度検知素子と、前記加熱コイルに電力を供給するインバータ手段と、前記赤外線センサと前記温度検知素子の検知温度に基づいて前記インバータ手段を制御する制御手段とを備えた誘導加熱調理器において、
    前記制御手段は前記複数の加熱コイルを複数同時にそれぞれ制御することが可能であり、前記赤外線センサと前記温度検知素子の検知温度の上昇値を判定し、前記検知温度の上昇値が特定値以上を示した時は前記加熱コイルへの電力の供給を停止または小さくし、
    前記複数の加熱コイルは、加熱コイル右、加熱コイル左、及び加熱コイル後を有し、前記加熱コイル後は前記加熱コイル右または前記加熱コイル左の後方に配置し、
    前記被加熱物を入れる容器を前記加熱コイル右、前記加熱コイル左、前記加熱コイル後及び前記加熱コイル後が配置されない前記加熱コイル左または前記加熱コイル右の後方の上に載置して加熱が可能であることを特徴とする、誘導加熱調理器。
  2. 前記加熱コイル後が前記加熱コイル右の後方にある場合で、前記被加熱物を入れる容器を前記加熱コイル後と前記加熱コイル右の上方に載置したときに上面操作部の同時メニューキーを押すと、上面表示部後と上面表示部右が表示され、
    前記加熱コイル後が前記加熱コイル左の後方にある場合で、前記被加熱物を入れる容器を前記加熱コイル後と前記加熱コイル左の上方に載置したときに上面操作部の同時メニューキーを押すと、前記上面表示部後と上面表示部左が表示されることを特徴とする、請求項1に記載の誘導加熱調理器。
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