JP6822888B2 - 空調制御装置、空調制御方法及び空調制御プログラム - Google Patents
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Description
図1は、本実施形態における空調制御システム1の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、空調制御システム1は、空調制御装置100、空気調和機200、入力・表示機器300、及び環境値取得装置400を備える。
空気調和機200と入力・表示機器300は、オフィスや住居などの空間に設置されている。環境値取得装置400は、オフィスや住居などの空間内、または、オフィスや住居などの空間外に設置されている。空調制御装置100は、オフィスや住居などの空間外の管理室等に設置されている。
空気調和機200と入力・表示機器300とは、例えば、有線のケーブル、または無線ネットワークを介して接続されている。空調制御装置100と空気調和機200とは、無線ネットワーク又は有線ネットワークを介して接続されている。空調制御装置100と環境値取得装置400とは、無線ネットワーク又は有線ネットワークを介して接続されている。
空気調和機200は、検出部201、制御部202、及び通信部203を備える。
入力・表示機器300は、表示部301、及び入力部302を備える。
計時部116は、時刻を計時し、計時した時刻を履歴情報取得部111と指示部112と制御値決定部115に出力する。なお、計時部116は、ネットワークを介して時刻情報を取得するようにしてもよい。
指示部112は、取得した設定情報と計時部116が計時した時刻に基づいて、分割部113に対して属性と分割値を求める指示を出力する。
指示部112は、取得した識別境界テーブルの設定情報を、許容範囲算出部114に出力する。指示部112は、取得した設定情報と計時部116が計時した時刻に基づいて、許容範囲算出部114に対して分割部113から属性と、その分割値を取得する指示を許容範囲算出部114に出力する。指示部112は、取得した設定情報や分割値を用いて、設定温度テーブルを生成する指示を許容範囲算出部114に出力する。
指示部112は、取得した設定情報と計時部116が計時した時刻に基づいて、現時刻が探索実施期間であるか探索不実施期間であるかの情報を生成し、生成した情報を制御値決定部115に出力する。なお、探索実施期間と探索不実施期間については、後述する。指示部112は、空気調和機200から、現時点での運転モードと設定温度を取得する指示を制御値決定部115に出力する。指示部112は、制御内容を設定する日の最適温度を求める指示を制御値決定部115に出力する。
許容範囲算出部114は、取得した分割値を用いて、属性における設定温度毎の特徴量を求める。なお、特徴量は、例えばワイブル分布の係数パラメータである。特徴量及び特徴量の求め方については、後述する。
許容範囲算出部114は、取得した識別境界テーブルの設定情報から識別境界のパラメータを抽出する。許容範囲算出部114は、識別境界のパラメータと求めた設定温度における特徴量に基づき、許容範囲の領域と許容範囲外の領域とに分類するための識別境界線を求める。識別境界線の求め方については後述する。許容範囲算出部114は、設定温度の特徴量と識別境界線によって設定温度が許容範囲であるか否かを判定する。許容範囲算出部114は、判定結果に基づき設定温度テーブルを生成し、生成した設定温度テーブルを許容範囲記憶部103に記憶させる。なお、設定温度テーブルについては、後述する。
表示部301は、利用者の操作を受け付け、受け付けた操作結果である設定温度を表示する。
入力部302は、利用者の操作を受け付け、受け付けた操作結果である設定温度を空気調和機200に出力する。
検出部201は、利用者の在又は不在を検出する。検出部201において検出された利用者の在又は不在の情報は、設定温度の情報とともに空調制御装置100によって取得される。また、検出部201は空気調和機200に付属することなく、独立に設置してもよい。
制御部202は、入力・表示機器300から現時点での運転モードと設定温度を取得し、空気調和機200の設定値に反映させ、取得した現時点での運転モードと設定温度を通信部203に出力する。
通信部203は、現時点での運転モードと設定温度を、空調制御装置100の履歴情報取得部111と制御値決定部115に出力する。
図2は、本実施形態における履歴情報記憶部101が記憶する設定値履歴情報と環境値履歴情報の一例を示す図である。図2(A)は、設定値履歴情報の一例である。図2(B)は、環境値履歴情報の一例である。
図3は、本実施形態における設定情報記憶部102が記憶する設定情報の一例を示す図である。なお、設定情報は、図3(A)〜図3(G)に示す設定情報以外の設定情報を含むものであってもよい。
なお、図3(E)に示した例において、例えば「当日の時刻taの外気温OT」の算出時間が1つの例を示したが、算出時間は、複数であってもよい。他の属性についても同様に、算出時間は、複数であってもよい。また、属性は図3(E)のものに限定されず、環境値履歴情報から算出できるものであれば何でもよい。例えば、属性として室温や湿度などを元にしたPMV(Predicted Mean Vote:予測平均温冷感)やSET*(Standard New Effective Temperature:新標準有効温度)などの温冷感の指標を使ってもよい。温冷感の指標を求める際に必要となる値で環境値取得装置400において取得されないものは、設定情報記憶部102において固定値を保存したものを利用すればよく、指示部112を経由して分割部113で算出するようにしてもよい。温冷感の指標は、例えば「当日の時刻taのPMV」や「1日前のPMVの平均値」などを利用するようにしてもよい。なお、属性の算出については後述する。
図4は、本実施形態における空調制御装置100の運用期間における探索実施期間と探索不実施期間の関係の一例を示す図である。図4において、横軸は時刻である。
図4において、運用期間は、図3(A)で示した運用開始時刻(時刻t11)から運用終了時刻(時刻t16)までの期間である。探索不実施期間と探索実施期間は、運用期間において。図3(B)で示した探索実施日数と探索不実施日数において交互に繰り返される。図4においては、運用開始時刻(時刻t11)から、探索不実施期間(時刻t11〜時刻t12)が開始され、以後、探索実施期間(時刻t12〜時刻t13の期間の日数が例えば7日間、時刻t14〜時刻t15の期間の日数が例えば7日間)と探索不実施期間(時刻t13〜時刻t14の期間の日数が例えば14日間)が交互に行われる場合の例を示している。本実施形態では、探索不実施期間と探索実施期間を繰り返すことにより、運用期間において許容範囲を適宜変更することが可能となり、快適性と省エネを両立した空調制御を可能にしている。
図5は、本実施形態における許容範囲算出部114が許容範囲を算出する時刻、制御値決定部115が制御値を算出して設定温度の変更を指示する制御値を空気調和機200に出力する時刻の一例を示す図である。図5において、横軸は時刻である。
例えば図6(B)は、暖房モードにおいて、時刻t3に利用者によって設定温度が21℃から22℃に上げられた例である。このため、分割部113は、21℃の設定温度継続時間t3−t2に対応したイベントの値を1に設定する。また、分割部113は、他の設定温度継続時間のイベントの値を全て0に設定する。
なお、分割部113が分割に用いる時間は、空調制御装置100を所定の運転モード(暖房、冷房)で運用開始してから設定値に関する履歴情報を分割するまでの設定値が継続する時間である。
図6(D)に示す例では、「当日の時刻taの外気温OT」、「当日の時刻taの室温RT」、「1日前のts〜teの外気温平均OTM」、「1日前のts〜teの室温平均RTM」が属性である。
この4つの属性の算出方法について順に説明する。「当日の時刻taの外気温OT」は、設定温度継続時間の算出で利用する時刻と同じ日の環境値履歴情報として取得されている外気温の時刻taの値を分割部113が算出したものである。図6(D)に示す例では、時刻t1、t2、t3、t4と同一日の時刻taの外気温が4.0℃であることを示し、各設定温度継続時間にその値が付与されていることを示している。別の日の設定温度継続時間(t10−t9)の算出では、t9と10の日の時刻taの外気温が3.8℃であることを示す。
また、分割部113は、「当日の時刻taの室温RT」の算出も同様に行う。
また、分割部113は、「1日前のts〜teの室温平均RTM」の算出も同様に行う。
また、分割部113は、温冷感の指標の算出も同様に取得された環境値履歴情報に基づいて求める。
また、図7では、設定温度22℃の場合について説明しているが、他の設定温度の継続時間の分割も同様に算出できる。また、設定温度毎に分割値を決めるのではなく、全ての設定温度の継続時間に対して単一の分割値を決めてもよい。
また、複数の属性を組み合わせてスコアとする手法としては、Cox比例ハザードモデルに限定されず、ロジスティック分布等を利用してもよい。
さらに、分割部113は、スコアでの分割も設定温度毎に分割値を決めることが可能である。また、分割部113は、設定温度毎に分割値を決めるのではなく、全ての設定温度の継続時間に対して単一の分割値を決めてもよい。
なお、設定温度毎に分割値は異なってよいが、後述する図8〜図14では、全ての設定温度の継続時間で分割値が同じ場合の例を示している。
前述したように、許容範囲算出部114は、特徴量を求め、許容範囲の領域と許容範囲外の領域とに分類するための識別境界線を求める。そして、許容範囲算出部114は、設定温度の特徴量と識別境界線によって設定温度が許容範囲であるか否かを判定し、判定結果に基づき設定温度テーブルを生成する。
図8は、本実施形態における特徴量の算出方法の一例を示す図である。図8(A)は、利用属性が「当日の時刻taの外気温OT」であって分割値がTb℃である場合の設定温度の生存関数をワイブル分布でモデル化したグラフである。図8(A)において、横軸は時間、縦軸は生存率である。図8(B)は、図8(A)で近似したグラフに基づき、後述するスケールパラメータλ及び形状パラメータpを算出した算出結果を示している。
許容範囲算出部114は、図6(D)に示したような設定温度継続時間に基づき、生存時間解析を行う。なお、本実施形態においては、設定温度ごとの生存関数S(t)をワイブル分布でモデル化する例を説明する。生存関数S(t)は、スケールパラメータλ、形状パラメータpを用いて、次式(3)で表される。
同様に、「当日の時刻taの外気温OT」がTb℃未満の21℃の生存関数(符号g14)は、「当日の時刻taの外気温OT」がTb℃以上の21℃の生存関数(符号g13)に対して時間tによる減少が大きい。すなわち、「当日の時刻taの外気温OT」がTb℃未満の時に温度設定を21℃にした場合には、「当日の時刻taの外気温OT」がTb℃以上の時に温度設定を21℃にした場合に比べて、利用者によって設定値が上げられる(イベントが発生する)確率が高いことを示している。さらに、「当日の時刻taの外気温OT」がTb℃未満の21℃の生存関数(符号g14)は、「当日の時刻taの外気温OT」がTb℃未満の22℃の生存関数(符号g12)に対して時間tによる減少が大きい。
なお、図8では、生存関数S(t)をワイブル分布でモデル化する場合を例示したが、分布モデルはワイブル分布に限定されるものではなく、特徴量をワイブル分布のスケールパラメータλ及び形状パラメータpで算出するものに限定するものではない。例えば、設定温度継続時間の平均と分散等を特徴量としてもよい。また、特徴量の算出方法には、例えば、最尤法等を用いてもよい。
図9は、特徴量である、スケールパラメータλ及び形状パラメータpのプロット図の一例を示す図である。図9において、横軸はスケールパラメータλ、縦軸は形状パラメータpである。丸印は、各設定温度における特徴量のプロット値である。
特徴量の座標は、識別境界線g21によって許容範囲の領域と許容範囲外の領域に分類することができる。識別境界線g21は、許容範囲算出部114が、図3(G)の識別境界の利用パラメータ(a、b)から求める。
図9に示したように、許容範囲算出部114は、設定温度の特徴量と識別境界線によって設定温度が許容範囲であるか否かを判定する。許容範囲算出部114は、判定結果に基づき、図12を用いて後述する設定温度テーブルを生成する。
許容範囲算出部114は、設定温度継続時間に基づき、生存時間解析を行う。
図11に示したように、許容範囲算出部114は、設定温度の特徴量と識別境界線g21によって設定温度が許容範囲であるか否かを判定する。許容範囲算出部114は、判定結果に基づき、設定温度テーブルを生成する。
図12に示すように、設定温度テーブルは、冷暖房種類、設定温度、分割範囲及び許容範囲判定の項目が含まれる。
図12に示す例では、設定温度が20℃及び21℃、更に「当日の時刻taの外気温OT」がTb℃未満である設定温度22℃において、許容範囲判定が許容範囲外であることを示している。また、図12に示す例では、「当日の時刻taの外気温OT」がTb℃以上である設定温度が22℃と設定温度23℃において、許容範囲判定が許容範囲であることを示している。なお、暖房時でも設定温度が高過ぎたり、冷房時でも設定温度が低過ぎたりする場合は、許容範囲外としてもよい。
図14は、本実施形態における最適な設定温度の算出を説明する図である。なお、図14に示す例は、図12と図13の設定温度テーブルについて、最適な設定温度の算出する例である。なお、図12と図13それぞれでは、全ての設定温度で単一の分割値を利用している例である。図14において、符号g41が示す線は、最適な設定温度の境界線である。
制御値決定部115は、図13では、利用属性がスコアで分割値がSbであるため、図14においてスコアがSb以上である範囲では23℃が最適な設定温度と判定し、スコアがSb未満である範囲では22℃が最適な設定温度と判定する。
なお、他の属性についても、上述したものと同様に、属性に関する閾値によって最適な設定温度が異なることがある。
図15は、本実施形態における制御値決定部115の制御内容を設定する制御内容テーブルの一例を示す図である。なお、制御内容テーブルは、設定情報記憶部102に記憶される。制御値決定部115は、指示部112を介して設定情報記憶部102に記憶された制御内容テーブルの情報を取得する。なお、設定温度テーブルに設定温度の許容範囲が記憶されていない場合、制御値決定部115は、予め設定された温度を最適温度として利用してよい、もしくは制御内容テーブル記載の制御内容を実施しなくてもよい。
「期間」が「全期間」であるため、制御値決定部115は、探索実施期間及び探索不実施期間のいずれの場合でも選択する。
「空気調和機の運転モード」が「暖房」であるため、制御値決定部115は、空気調和機200の運転モードが暖房である時に選択する。
「空気調和機の設定温度」が「最適温度よりも高い」であるため、制御値決定部115は、許容範囲記憶部103の設定温度テーブルから算出された最適温度よりも空気調和機200の現時点の設定温度が高い場合に選択する。
「制御内容」が「最適温度に変更」であるため、制御値決定部115は、最適温度を制御値として空気調和機200に出力する。
「期間」が「全期間」であるため、制御値決定部115は、探索実施期間及び探索不実施期間のいずれの場合でも選択する。
「空気調和機の運転モード」が「暖房」であるため、制御値決定部115は、空気調和機200の運転モードが暖房である時に選択する。
「空気調和機の設定温度」が「最適温度よりも低い」であるため、制御値決定部115は、許容範囲記憶部103の設定温度テーブルから算出された最適温度よりも空気調和機200の現時点の設定温度が低い場合に選択する。
「制御内容」が「何もしない」であるため、制御値決定部115は、空気調和機200に対して制御値を出力しない。
「期間」が「探索実施期間」であるため、制御値決定部115は、探索実施期間の場合に選択する。
「空気調和機の運転モード」が「暖房」であるため、制御値決定部115は、空気調和機200の運転モードが暖房である時に選択する。
「空気調和機の設定温度」が「最適温度と等しい」であるため、制御値決定部115は、許容範囲記憶部103の設定温度テーブルから算出された最適温度と、空気調和機200の現時点の設定温度が等しい場合に選択する。
「制御内容」が「最適温度よりT0℃低い温度に変更」であるため、制御値決定部115は、空気調和機200に対して、最適温度よりT0℃低い温度を制御値として出力する。
また、符号g53に示す3行目の選択条件による制御は、「空気調和機の設定温度」が、「最適温度と等しい」場合を説明したが、例えば、「空気調和機の設定温度」が、「最適温度より高い」場合においても符号g53に示す3行目の制御内容を実行するようにしてもよい。
また、図15は運転モードが暖房である場合を説明したが、運転モードが冷房の場合においても同様に、省エネとなる探索温度を探索するように設定するようにしてもよい。
図16におけるフローチャートの動作は、空調制御装置100の電源起動時等によって開始される。
(ステップS101)空調制御装置100は、図3(A)〜図3(G)において説明したように、設定情報記憶部102に記憶された設定情報を取得する。設定情報記憶部102に記憶された設定情報は、例えば、運用期間テーブル、探索実施期間テーブル、許容範囲算出時刻テーブル、設定温度変更時刻テーブル及び識別境界テーブルから取得される情報である。
(ステップS201)空調制御装置100は、制御実施タイミングであるか否かを判別する。なお、空調制御装置100は、例えば、制御実施タイミングであるか否かの判断を、現時刻と設定温度変更時刻テーブルに設定された設定温度変更時刻に基づき判断する。空調制御装置100は、制御実施タイミングではないと判別した場合(ステップS201;NO)、図18に示すフローチャートの処理を終了する。空調制御装置100は、制御実施タイミングであると判別した場合(ステップS201;YES)、ステップS202の処理に進める。
(ステップS301)空調制御装置100は、許容範囲算出時刻であるか否かを判別する。なお、空調制御装置100は、許容範囲算出時刻であるか否かの判断を、現在の時刻と許容範囲算出時刻テーブルに設定された設定情報に基づき判断する。空調制御装置100は、許容範囲算出時刻であると判別した場合(ステップS301;YES)、ステップS302の処理に進める。空調制御装置100は、許容範囲算出時刻ではないと判別した場合(ステップS301;NO)、ステップS306の処理に進める。
(ステップS401)空調制御装置100は、制御実施タイミングであるか否かを判別する。なお、空調制御装置100は、制御実施タイミングであるか否かの判断を、現時刻と設定温度変更時刻テーブルに設定された設定温度変更時刻に基づき判断する。空調制御装置100は、制御実施タイミングではないと判断した場合(ステップS401;NO)、図19のフローチャートの処理を終了する。空調制御装置100は、制御実施タイミングであると判断した場合(ステップS401;YES)、ステップS402の処理に進める。
また、本実施形態によれば、環境値取得装置400から環境値を取得して用いるようにしたので、空気調和機200の対象とする空間や外部の環境の影響を低減することができる。
次に、図1の検出部201における利用者の検出結果を許容範囲の算出及び制御値の算出に反映させる例を図20から図22を用いて説明する。なお、空調制御システム1の構成は、図1と同様である。
図22は、図15で説明した制御内容において、検出部201による利用者の検出結果を条件としたものである。図22において、探索実施期間においては、利用者が検出されている場合のみ探索温度を制御値として出力する制御内容を示している。利用者が不在の場合、利用者が設定温度を変更することはないため、探索温度における利用者の許容可能性を正しく判断できない。図22は、探索実施期間における制御内容において利用者の検出を条件とすることにより、より正確な許容範囲の探索が可能となる。
「期間」が「探索実施期間」であるため、制御値決定部115は、探索実施期間の場合に選択する。
「空気調和機の運転モード」が「暖房」であるため、制御値決定部115は、空気調和機200の運転モードが暖房である時に選択する。
「空気調和機の設定温度」が「最適温度と等しい」であるため、制御値決定部115は、許容範囲記憶部103の設定温度テーブルから算出された最適温度と、空気調和機200の現時点の設定温度が等しい場合に選択する。
「検出部の検出結果」が「在(存在する)」であり、「制御内容」が「最適温度よりT0℃低い温度に変更」であるため、制御値決定部115は、空気調和機200に対して、最適温度よりT0℃低い温度を制御値として出力する。
空調制御システムにおける空調制御装置100の配置例と構成例について図23を用いて説明する。図23は、本実施形態に係る空調制御システム1Aの配置例と構成例を示す図である。なお、図23に示す例では、3つの環境値取得装置400(環境値取得装置401〜403)を備える例でもある。
環境値取得装置402はビル外に設置されており、BEMSサーバ150と接続され、取得値をBEMSサーバ150に出力する。
図24は、本実施形態における空調制御装置100を実現したハードウェア構成例を示すブロック図である。空調制御装置100は、プロセッサ701、主記憶装置702、補助記憶装置703、ネットワークインターフェース704、デバイスインタフェース705、入力装置706、出力装置707を備え、これらがバス708を介して接続された、コンピュータ装置として実現できる。ネットワークインターフェース704には、空気調和機200が接続されている。また、空調制御装置100には、外部記憶媒体900が接続されていてもよい。外部記憶媒体900は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等である。
Claims (9)
- 空調装置について設定される設定値に関する設定値履歴情報と、環境値に関する環境値履歴情報とを取得する履歴情報取得部と、
前記環境値履歴情報から求めた属性に基づいて、前記設定値履歴情報を分割する分割部と、
分割された前記設定値履歴情報に基づき、前記設定値の許容範囲を求める許容範囲算出部と、
前記許容範囲、前記属性、及び前記設定値に基づき、前記空調装置に出力する制御値を決定する制御値決定部と、
を備え、
前記分割部は、
前記属性の複数の閾値で、前記設定値履歴情報と検出履歴とに基づき算出される継続時間を分割することで、前記空調装置の利用者によって前記設定値が変更される可能性が低い範囲と高い範囲とに分かれる分割値を算出し、
前記許容範囲算出部は、
前記設定値、前記分割値及び前記継続時間に基づき、前記設定値と前記分割値によって分割された前記属性の値の範囲との組み合わせ毎の特徴量を複数算出し、算出された複数の前記特徴量に基づき、前記設定値の許容範囲を算出し、
前記検出履歴は、前記利用者が存在しているか否かの検出結果の履歴であり、
前記継続時間は、前記利用者によって前記設定値が変更されずに継続された時間である、
空調制御装置。 - 前記分割部は、前記属性として、外気温を利用する、請求項1に記載の空調制御装置。
- 前記分割部は、前記属性として、室温を利用する、請求項1に記載の空調制御装置。
- 前記制御値決定部は、前記許容範囲の探索を実行する予め設定された探索実施期間において、前記制御値を前記許容範囲の範囲外に変更する、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の空調制御装置。
- 前記許容範囲算出部は、前記許容範囲を算出する予め設定されたタイミングにおいて、前記許容範囲を求める、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の空調制御装置。
- 前記許容範囲算出部は、算出された前記制御値を出力する予め設定されたタイミングにおいて、前記許容範囲を求める、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の空調制御装置。
- 前記制御値決定部は、前記空調装置の利用者の検出結果にさらに基づき、前記空調装置に出力する制御値を決定する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の空調制御装置。
- 履歴情報取得部が、空調装置について設定される設定値に関する設定値履歴情報と、環境値に関する環境値履歴情報とを取得する履歴情報取得ステップと、
分割部が、前記環境値履歴情報から求めた属性に基づいて、前記設定値履歴情報を分割する分割ステップと、
許容範囲算出部が、分割された前記設定値履歴情報に基づき、前記設定値の許容範囲を求める許容範囲算出ステップと、
制御値決定部が、前記許容範囲、前記属性、及び前記設定値に基づき、前記空調装置に出力する制御値を決定する制御値算出ステップと、
を含み、
前記分割ステップでは、
前記属性の複数の閾値で、前記設定値履歴情報と検出履歴とに基づき算出される継続時間を分割することで、前記空調装置の利用者によって前記設定値が変更される可能性が低い範囲と高い範囲とに分かれる分割値を算出し、
前記許容範囲算出ステップでは、
前記設定値、前記分割値及び前記継続時間に基づき、前記設定値と前記分割値によって分割された前記属性の値の範囲との組み合わせ毎の特徴量を複数算出し、算出された複数の前記特徴量に基づき、前記設定値の許容範囲を算出し、
前記検出履歴は、前記利用者が存在しているか否かの検出結果の履歴であり、
前記継続時間は、前記利用者によって前記設定値が変更されずに継続された時間である、
空調制御方法。 - 空調制御装置のコンピュータに、
空調装置について設定される設定値に関する設定値履歴情報と、環境値に関する環境値履歴情報とを取得する履歴情報取得処理と、
前記環境値履歴情報から求めた属性に基づいて、前記設定値履歴情報を分割する分割処理と、
分割された前記設定値履歴情報に基づき、前記設定値の許容範囲を求める許容範囲算出処理と、
前記許容範囲、前記属性、及び前記設定値に基づき、前記空調装置に出力する制御値を決定する制御値算出処理と、
を実行させ、
前記分割処理では、
前記属性の複数の閾値で、前記設定値履歴情報と検出履歴とに基づき算出される継続時間を分割することで、前記空調装置の利用者によって前記設定値が変更される可能性が低い範囲と高い範囲とに分かれる分割値を算出し、
前記許容範囲算出処理では、
前記設定値、前記分割値及び前記継続時間に基づき、前記設定値と前記分割値によって分割された前記属性の値の範囲との組み合わせ毎の特徴量を複数算出し、算出された複数の前記特徴量に基づき、前記設定値の許容範囲を算出し、
前記検出履歴は、前記利用者が存在しているか否かの検出結果の履歴であり、
前記継続時間は、前記利用者によって前記設定値が変更されずに継続された時間である、
空調制御プログラム。
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