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JP6817709B2 - 車両部材 - Google Patents

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JP6817709B2 JP2016048318A JP2016048318A JP6817709B2 JP 6817709 B2 JP6817709 B2 JP 6817709B2 JP 2016048318 A JP2016048318 A JP 2016048318A JP 2016048318 A JP2016048318 A JP 2016048318A JP 6817709 B2 JP6817709 B2 JP 6817709B2
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Description

本発明は、車両部材に関する。
吸音材は、種々の騒音を抑制するために用いられる。例えば、自動車外装用の吸音部材は、自動車内に侵入する車外騒音(走行中に発生する走行音等)を抑制するために用いられる。当該分野において参考となる文献としては、例えば特許文献1及び2が挙げられる。
特許文献1には、主繊維とバインダ繊維とを含む不織布を有する車両外装用吸音材であって、前記不織布は、該不織布の表面に付与されたパウダ状樹脂が加熱されることにより形成した樹脂層を備え、前記樹脂層は、前記パウダ状樹脂の一部が粒子状態で残存しポーラスであることを特徴とする車両外装用吸音材が開示されている。
特許文献2には、有機繊維不織布(A)と、繊度が0.5dtex以下の有機繊維からなるメルトブロー不織布(B)とを積層一体化した複合不織布からなる吸音材であって、有機繊維不織布(A)は、繊度が1.1〜22dtexの芯・構造の熱接着性有機繊維(a)10〜90重量%と繊度が2.2〜33dtexの顕在・縮タイプのポリエステル短繊維(b)10〜90重量%とからなり、上記複合不織布は、積層した有機繊維不織布(A)とメルトブロー不織布(B)に、ドライヤーまたは熱ロール加工による熱処理を施すことにより、芯・構造の熱接着性有機繊維(a)を溶融させ、有機繊維不織布(A)とメルトブロー不織布(B)が一体化して形成されることを特徴とする吸音材が開示されている。
特開2007−261359号公報 特開2009−184296号公報
吸音材には、使用環境、使用の目的等に応じた周波数領域における吸音率が高いことが求められる。例えば、吸音材が車両外装材用の吸音部材として用いられる場合、吸音材は、例えば500〜800Hzの音(自動車の走行中、路面とタイヤとの摩擦や衝突などのロードノイズに起因する騒音等)に対する吸音率に優れることが望ましい。
本発明は、1つの態様として、不織布ウェブを備える車両部材であって、不織布ウェブの20℃、10Hzにおける損失係数が0.07以上であり、不織布ウェブの曲げ剛性が0.5N/50mm以上である、車両部材を提供する。
本発明によれば、例えば車両外装材用の吸音部材(例えばフェンダーライナー)として用いられた場合に吸音率に優れる車両部材を提供することができる。
不織布ウェブの一実施形態を示す模式断面図である。 不織布ウェブの製造方法の一実施形態を示す模式図である。 (a)は車両部材の一実施形態を示す模式図であり、(b)は(a)中の矢視端面を示す模式端面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳細に説明するが、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。なお、以下の説明では、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態に係る車両部材は、不織布ウェブを備える。図1は、不織布ウェブの一実施形態を示す模式断面図である。不織布ウェブ1は、例えば長繊維と短繊維とを有する不織布の一層から構成されていてよく、メルトブローン繊維とバインダー繊維とを有する不織布の一層から構成されていてもよい。
本明細書において、ウェブとは、繊維同士が、連結、絡み合いなどすることにより形成される物品(例えばシート)を意味する。
長繊維は、例えばメルトブローン法又はスパンボンド法で製造される連続した長い繊維であってよく、より細い繊維径の不織布ウェブを紡糸でき、吸音率を高めることが可能になる観点から、好ましくはメルトブローン法で製造される繊維(メルトブローン繊維)である。
本明細書において、メルトブローン繊維とは、熱可塑性材料を溶融させ、ダイ(金型)を通して糸状(又はフィラメント状)に成形される繊維のうち、特に、高速ガス(例えば空気)の流れの中に押し出すことによって、細く形成される繊維を意味する。糸状又はフィラメント状に成形された溶融熱可塑性材料は、高速ガスの流れにより延伸され、その直径が減少する。これらのメルトブローン繊維の繊維径は、20マイクロメートル(μm)未満、又は、1〜10μmであってもよい。バインダー繊維とは、繊維間を連結(例えば、融着による連結)させるバインダーの役割を果たす短繊維を意味する。
不織布ウェブ1においては、ダイから溶融状態で連続的に複数射出されたメルトブローン繊維(長繊維)と、様々な方向を向いたバインダー繊維(短繊維)とが交絡しており、メルトブローン繊維とバインダー繊維との交差点(交絡点)の少なくとも一部において両繊維が互いに融着している。不織布ウェブ1においては、メルトブローン繊維とバインダー繊維とが互いに融着しているだけでなく、バインダー繊維同士が融着していてもよい。具体的な製造方法は後述するが、不織布ウェブ1は、例えば、ダイから連続的に射出されたメルトブローン繊維の流れに対して、バインダー繊維を吹き付けるようにして交絡させ、メルトブローン繊維及びバインダー繊維からなるウェブを構成させ、続いて、バインダー繊維が様々な方向を向いて分散した状態で、ウェブを加熱及び加圧し、圧縮することによって得ることできる。
したがって、バインダー繊維は、好ましくは、ウェブを加熱等する際に、溶融又は軟化してメルトブローン繊維との融着が可能であるような熱的性質を有する繊維である。加えて、バインダー繊維の溶融温度(又は軟化温度)は、好ましくは、メルトブローン繊維の溶融温度(又は軟化温度)よりも低い。ここで溶融温度とはJIS K7121(1987)における「融解温度」を意味し、軟化温度とはJIS K7206(1999)における「ビカット軟化温度」を意味する。
次に、不織布ウェブ1の製造方法について説明する。図2は、不織布ウェブ1の製造方法を示す模式図である。図2に示すように、不織布ウェブ1の製造には、不織布ウェブ製造装置2を用いる。不織布ウェブ製造装置2は、例えば、メルトブローン繊維を供給する第1のユニット(メルトブローン装置)3と、バインダー繊維を供給する第2のユニット(繊維吹出し装置)4とを備えている。この不織布ウェブ製造装置2は、ハウザー(Hauser)の米国特許第4,118,531号で開示された装置と同じである。
第1のユニット(メルトブローン装置)3は、例えば、エクストルーダー(図示せず)と、溶融した熱可塑性材料(熱可塑性樹脂等)を流入側から流出側へ押し進める押出しチャンバ5、押出しチャンバ5から押し進められた溶融した熱可塑性材料を外部に押し出すダイオリフィス6、及びガス(例えば加熱空気)を高速で外部に向けて噴射する連携ガスオリフィス7を有するメルトブローンダイ8とを備えている。第1のユニット(メルトブローン装置)3では、エクストルーダーから供給される溶融した熱可塑性樹脂を、メルトブローンダイ8から押し出してメルトブローン繊維(長繊維)9を形成させる(メルトブローン法)。連携ガスオリフィス7から噴射される高速ガスは、押し出された熱可塑性材料を引き伸ばし、繊細化する。繊細化された熱可塑性材料(繊細化繊維)は、集積装置の表面に移動する際に凝固する。繊細化繊維のアスペクト比(繊維径に対する繊維の長さの比率)は、無限大に漸近する。メルトブローン繊維は、高速ガスによる繊細化の際に切断されることがあるため、繊維の長さは必ずしも均一とはならないことが知られている。
図2に示された第1のユニット(メルトブローン装置)3は、例えば、ウェンテ、ヴァン(Wente, Van)Aの「スーパーファイン サーモプラスチック ファイバ(SuperfineThermoplastic Fibers)」、Naval Research Laboratories、報告書第4364号で開示されたような従来型の構造であってもよく、両方ともに上記ハウザー(Hauser)の米国特許第4,118,531号で引用されている。
このようにして形成されるメルトブローン繊維9を、表面に細かい孔が設けられたスクリーン等を含む回転ドラム10に吹き付けて、回転ドラム10表面にメルトブローン繊維9を集積させることでウェブ11が作製される。この回転ドラム10は、少なくともメルトブローンダイ8と同じ幅を有する。回転ドラム10の表面は、メルトブローンダイ8から0.3〜1m又は0.38〜0.64mの範囲内の距離に設置される。図2では、回転ドラム10の表面上にメルトブローン繊維9を集積させる例を示しているが、集積させる対象(集積装置)としては、回転ドラム10に代えて、例えばベルトコンベア等であってもよく、複数の回転ドラムやベルトコンベアを組み合わせた装置であってもよい。集積装置においては、メルトブローン繊維9を集積させる面(集積表面)の裏面側に吸引装置を設け、メルトブローン繊維9を集積表面に吹き付けると同時に、吸引装置により吸引してもよい。
回転ドラム10の回転速度(又は集積装置の運転速度)は、好ましくは、メルトブローン繊維9の射出速度よりも充分に遅い回転速度に設定される。回転ドラム10の回転速度を調整することにより、得られるウェブ11及び不織布ウェブ1の単位面積当たりの質量を調整することが可能である。例えば、回転ドラム10の回転速度を遅くすると、回転ドラム10表面上で集積されるメルトブローン繊維9の量が増え、単位面積当たりの質量を大きくすることができる。
メルトブローン繊維9を回転ドラム10に吹きつけウェブ11を形成する際に、例えば第1のユニット(メルトブローン装置)3の上方に配置された第2のユニット(繊維吹出し装置)4を使用して、バインダー繊維(短繊維)12をウェブ11中に混合させることができる。つまり、図2に示すように、バインダー繊維12の混合は、シュート13、ドライブロール14、リッカーインロール15、ダクト16及びエアー供給ダクト17を備える第2のユニット(繊維吹出し装置)4を使用して行う。バインダー繊維12の原料となる繊維集積物18は、ドライブロール14によりシュート13に沿って移動する。繊維集積物18の前端がドライブロール14の下方に到達すると、リッカーインロール15により、繊維集積物18から繊維がむしりとられ、バインダー繊維としてダクト16に供給される。リッカーインロール15の回転によって生じる空気流又はエアー供給ダクト17から供給される空気流がダクト16に流れ込むことによって、メルトブローンダイ8から射出されるメルトブローン繊維9の流れに対して、バインダー繊維12が吹き付けられる。こうして、バインダー繊維12をメルトブローン繊維9の流れの中に組み入れることができ、メルトブローン繊維9とバインダー繊維12とが相互混合されたウェブ11が作製される。このようにして、ウェブ11において、メルトブローン繊維9とバインダー繊維12とが交絡した状態となる。なお、バインダー繊維12の吹き付け量(すなわち、バインダー繊維12の配合量)は、リッカーインロール15の回転数、エアー供給ダクト17からの空気の供給量などによって調整することができる。
繊維集積物18は、従来型の繊維開繊設備により作製されるものであってもよく、例えばガーネットマシン、すなわちRANDO−WEBBERを用いて作製されるものであってもよい。
次いで、得られたウェブ11を加熱及び加圧させることで、不織布ウェブ1が得られる。この際、メルトブローン繊維9とバインダー繊維12とが、その接触点(交差点、交絡点)において融着を起こすように充分加熱すると共に、ウェブ11の厚み方向の一方面側又は両面側から加圧し、ウェブ11を圧縮する。ウェブ11に対する加熱、加圧条件を制御することにより、得られる不織布ウェブ1の厚み、ソリディティ等を調整することができる。なお、不織布ウェブ1は所望の形状に成形されて使用されるが、不織布ウェブ1を得てから成形してもよく、ウェブ11を所望の形状に成形した後に加熱及び加圧を行って不織布ウェブ1を得てもよい。
加熱温度は、ウェブ11を構成する繊維の種類に応じて適宜設定することができるが、バインダー繊維12の少なくとも一部が溶融する温度以上の温度であり、好ましくは、バインダー繊維12は溶融するが、メルトブローン繊維9が溶融しないような温度である。芯鞘構造のバインダー繊維を使用する場合、加熱温度は、鞘部のみが溶融する温度であってもよい。加熱の方法は、限定されるものではなく、ランプ、ヒータ等を用いてウェブ11を直接に加熱する方法、圧縮する際に用いるプレス機のプレス部分を加熱し、圧縮時にウェブ11を間接的に加熱する方法などであってよい。
加圧圧力は、適宜設定することができ、例えば10MPaであってよい。加圧する方法は、限定されるものではなく、プレス機、カレンダー、加圧ローラ等を用いて加圧する方法などであってよい。
上記のようにして得られる不織布ウェブ1の単位面積当たりの質量(目付)は、300g/m以上、400g/m以上又は500g/m以上であってよく、1500g/m以下、1000g/m以下又は800g/m以下であってよい。不織布ウェブ1の単位面積当たりの質量は、メルトブローン繊維9とバインダー繊維12との含有量の比、上記の不織布ウェブの製造方法におけるメルトブローン繊維9の射出量、バインダー繊維12の吹き付け量、集積装置の運転速度などの制御により調整することができる。
不織布ウェブ1の曲げ剛性は、不織布ウェブ1の自立性の観点から、0.5N/50mm以上であり、0.7N/50mm以上、1.0N/50mm以上、1.5N/50mm以上又は2.0N/50mm以上であってもよい。不織布ウェブ1の曲げ剛性は、20.0N/50mm以下、15.0N/50mm以下又は10.0N/50mm以下であってよい。不織布ウェブ1の曲げ剛性は、JIS K7074(1998)の3点曲げ試験(A法)に準拠して測定される。不織布ウェブ1の曲げ剛性は、メルトブローン繊維9とバインダー繊維12との含有量の比、不織布ウェブ1の単位面積当たりの質量の制御、ウェブ11の熱圧縮制御などにより、調整することができる。
不織布ウェブ1の厚みは、10mm以下、5mm以下又は3mm以下であってよく、0.5mm以上、1.0mm以上又は1.5mm以上であってよい。不織布ウェブ1の厚みが上記のような範囲であると、狭スペースに対しても不織布ウェブ1を使用することができる。
不織布ウェブ1のかさ密度は、不織布ウェブ1の自立性の観点から、50kg/m以上であり、70kg/m以上、100kg/m以上、150kg/m以上又は200kg/m以上であってもよい。不織布ウェブ1のかさ密度は、1000kg/m以下、700kg/m以下又は500kg/m以下であってよい。
不織布ウェブ1の温度20℃、周波数10Hzにおける損失係数tanδは、吸音特性に優れる観点から、0.07以上であり、好ましくは0.09以上、より好ましくは0.10以上である、更に好ましくは0.11以上である。不織布ウェブ1の温度20℃、周波数10Hzにおける損失係数tanδは、例えば1.0以下、0.7以下、0.5以下、又は0.3以下であってよい。
不織布ウェブ1の温度20℃、周波数10Hzにおける圧縮貯蔵弾性率は、チッピングノイズ(車両走行時の石跳ねに起因する打音)を低減する観点から、好ましくは、10.0MPa以下、8.0MPa以下、6.0MPa以下、5.0MPa以下、3.0MPa以下、2.0MPa以下、又は1.0MPa以下である。0.10MPa以上、10.0MPa以下である。不織布ウェブ1の温度20℃、周波数10Hzにおける圧縮貯蔵弾性率は、例えば0.10MPa以上、0.30MPa以上、0.50MPa以上、又は0.80MPa以上であってよい。
不織布ウェブ1を構成するメルトブローン繊維9を与える樹脂としては、熱により溶融し、メルトブローン装置により溶融紡糸することが可能であれば、特に制限されるものではない。このような樹脂としては、例えば、レーヨン、ビスコース等のセルロース、6ナイロン、6,6ナイロン等のポリアミド、ポリイミド、ポリエチレン、ポリプロピレン(PP)、エチレン・αオレフィンの共重合体等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンナフタレート等のポリエステル、ポリオキシメチレン共重合体等のポリアセタール、エチレン・プロピレン共重合体、プロピレン・1ブテン共重合体等のポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、スチレン・ブタジエン共重合体、スチレン・イソプロピレン共重合体等のスチレン系熱可塑性エラストマー、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリブチレンテレフタレート系熱可塑性エラストマーやポリブチレンナフタレート系熱可塑性エラストマー等のポリエステル系熱可塑性エラストマーといった樹脂が用いられる。
また、メルトブローン繊維(長繊維)9を与える樹脂は、所望の熱的特性が得られる観点から、好ましくは2種以上の樹脂を含有し、より好ましくは熱的特性が互いに異なる2種以上の樹脂を含有し、更に好ましくは軟化点が互いに異なる2種以上の樹脂を含有する。メルトブローン繊維(長繊維)9を与える樹脂が2種以上の樹脂を含有する場合、それらの樹脂は、樹脂同士の相溶性の観点から、例えば、高結晶ポリプロピレン及び低結晶ポリプロピレンであってよい。高結晶性ポリプロピレンとは、2種以上の樹脂のうち分子構造の立体規則性が相対的に高いポリプロピレンを意味する。低結晶性ポリプロピレンとは、2種以上の樹脂のうち分子構造の立体規則性が相対的に低いポリプロピレンを意味する。この場合、メルトブローン繊維における低結晶性ポリプロピレンの含有量は、高結晶性ポリプロピレン及び低結晶性ポリプロピレンの合計含有量100質量部に対して、0.5質量部以上、1質量部以上、5質量部以上又は10質量部以上であってよく、90質量部以下、85質量部以下又は80質量部以下であってよい。
メルトブローン繊維9の断面形状、繊維径、長さ等は、特に限定されない。メルトブローン繊維9は、例えば20μm未満、又は1〜10μmの繊維径を有することから、メルトブローン繊維9を含む不織布ウェブ1においては、一般的な繊維で構成される不織布からなる吸音材に比較して、面密度に対する相対的な繊維本数が増加することになる。これにより、不織布ウェブ1を介して侵入する音エネルギーを空気の摩擦エネルギーに効率良く変えることができるため、高い吸音特性が得られる。
不織布ウェブ1を構成するバインダー繊維(短繊維)12としては、その表面の少なくとも一部に、メルトブローン繊維9を与える樹脂の溶融温度(又は軟化温度)よりも溶融温度(又は軟化温度)が低い部分を有するものが使用できる。例えば、バインダー繊維12の当該部分の溶融温度(又は軟化温度)は、メルトブローン繊維9の溶融温度(又は軟化温度)より10℃以上低くてよく、20℃以上低くてもよい。バインダー繊維12は、このような部分を有することによりバインダーとしての機能を果たす。バインダー繊維12を与える樹脂は、メルトブローン繊維9を与える樹脂として上記で例示したものであってよい。バインダー繊維12の低溶融温度(又は低軟化点温度)を有する部分には、例えば低融点ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等を使用することができる。
バインダー繊維12は、全体にわたって均一な溶融温度(又は軟化温度)を有している必要はなく、少なくとも表面に低溶融温度(又は低軟化温度)の部分を備えるものであればよい。バインダー繊維12は、例えば芯鞘構造の繊維であって、鞘部分のみに低溶融温度(又は低軟化温度)の樹脂を使用した繊維であってよい。このような芯鞘構造の繊維を使用した場合、メルトブローン繊維9と混合された際にバインダー繊維12の低溶融温度(又は低軟化温度)の鞘部分のみが溶融し、芯部はメルトブローン繊維9とともに繊維として残存する。
不織布ウェブ1を構成するバインダー繊維(短繊維)12の断面形状、繊維径等は、特に限定されない。バインダー繊維12は、例えば、紡糸された繊維を裁断することで製造される繊維長が10mm〜100mmのステープルファイバーであってよい。
バインダー繊維12の繊度は、例えば1デシテックス(dtex)〜100デシテックス(dtex)であり、2デシテックス(dtex)〜50デシテックス(dtex)、又は2デシテックス(dtex)〜15デシテックス(dtex)であってもよい。
バインダー繊維12の繊維長は、好ましくは10mm〜100mm、より好ましくは25mm〜60mmであってよく、例えば150mm程度であってもよい。バインダー繊維12は、例えば1〜10、又は3〜5のけん縮数毎cmを有するように、けん縮されていてもよい。
バインダー繊維12の含有量は、メルトブローン繊維9と及びバインダー繊維12との合計量100質量部に対して、30質量部以上90質量部以下、又は40質量部以上80質量部以下であってよい。
不織布ウェブ1は、本発明の効果を損なわない範囲において、その他の構成材料を更に含んでもよい。不織布ウェブ1は、例えば、メルトブローン繊維9を与える樹脂の溶融温度以上の溶融温度を有するステープルファイバーを更に含んでいてもよい。
不織布ウェブ1は、上記の構成を備えることにより、例えば500〜800Hzの周波数域における吸音率(特に800Hzの周波数域における吸音率)に優れたものとなっており、空気層と不織布ウェブ1とが連続して配置される場合においては、特に優れた吸音率を発揮し得る。従来の吸音材は、高周波数領域における吸音に優れているものであっても、800Hzの周波数域においては充分な吸音率を達成できていなかった。この周波数域の音はロードノイズピークに対応していることから、不織布ウェブ1は、フェンダーライナー、エンジンアンダーカバー、ボディアンダーカバー等の車両外装材用の吸音部材に適している。
以下では、不織布ウェブ1を備える車両部材が、車両外装材用の吸音部材(フェンダーライナー)として用いられる態様について説明する。
図3(a)は、車両部材(フェンダーライナー)の一実施形態を示す模式図であり、図3(b)は、図3(a)中のI−I線矢視端面を示す模式端面図である。図3(a),(b)に示すように、フェンダーライナー(車両部材)21は、車体22の内部(フェンダー23の下方、タイヤ24の上方)に形成されたタイヤハウス25に対して離間して配置されるようにして、タイヤハウス25に固定されている。フェンダーライナー(車両部材)21は、例えばタイヤハウス25の形に対応するように成形された不織布ウェブである。
タイヤハウス25に対して、フェンダーライナー21を取り付ける取付け手段(又は固定手段)は、特に制限されるものではなく、例えば、タイヤハウス25側に挟持手段(例えばクリップ)を設けてフェンダーライナー21をタイヤハウス25に固定してもよいし、フェンダーライナー21に孔を設けてタイヤハウス25に嵌込することで固定してもよい。
フェンダーライナー21とタイヤハウス25とがなす空間26は、空気層、フェルト層等を含む吸音体からなる層で構成されていてもよい。吸音体からなる層を設ける場合には、これらの層がフェンダーライナー21と一体となって、車両の騒音、車外騒音(走行中に発生する走行音等)などが車内に侵入するのを防ぐ吸音構造体として機能し得る。すなわち、吸音構造体は、フェンダーライナー21等の吸音材層と、空気層、フェルト層等とを含む吸音体からなる層を備える。吸音構造体としては、吸音体からなる層が空気層であるものが好ましく用いられる。吸音体からなる層の厚さLは、例えば5〜40mmであってよく、5〜20mmであってもよい。
本実施形態は、別の側面において、車外騒音の車両内部への侵入防止方法であるともいえる。すなわち、本実施形態は、車外騒音の車両内部への侵入防止方法であって、フェンダーライナー21をタイヤハウス25と離間して配置することを含み、フェンダーライナーは不織布ウェブ1を備える、方法を提供するものといえる。当該方法においては、フェンダーライナー21をタイヤハウス25から5〜40mmだけ離間させて配置してもよく、5〜20mmだけ離間させて配置してもよい。タイヤハウス25の表面が平滑でない場合には、タイヤハウス25とフェンダーライナー21との離間距離は、その平均値であってよい。
上記方法によれば、タイヤハウス25の下部に、上述の不織布ウェブ1を備えるフェンダーライナー21からなる吸音材層と、空気層等を含む吸音体からなる層とを備える吸音構造体が形成されることから、車外騒音の車両内部への侵入の防止性能に優れる。特に、500〜800Hzの周波数域において優れた吸音率を示し、ロードノイズの車両内部への侵入を効率的に防止することができる。
以下、実施例に基づいて本発明を更に具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
メルトブローン繊維として、高結晶性ポリプロピレン(サンアロマー社製)及び低結晶性ポリプロピレン(出光興産社製、L−MODUS901又はL−MODU S400)を使用し、高結晶性ポリプロピレン及び低結晶性ポリプロピレンの単位面積あたりの質量が表1に示す値となるように、エクストルーダーにより、メルトブローンダイからメルトブローン繊維(長繊維)を紡糸した。メルトブローン繊維が紡糸された直後のウェブに合流するように、芯材としてポリエチレンテレフタレート、鞘材としてポリエチレンテレフタレート系コポリマーを含む芯鞘構造(ユニチカ社製4080、繊度:6.6dtex、繊維長:32mm)を有するバインダー繊維(短繊維)を、表1に示す単位面積あたりの質量となるように混合して、ウェブを作製した。このウェブを137℃、10MPaの条件下で60秒間加熱圧縮することにより、厚み2.0mmの不織布を得て、この不織布一層からなる不織布ウェブを得た。
Figure 0006817709
[単位面積当たりの質量(目付)の測定]
不織布ウェブを直径133mmの円状に切り出したものを3枚用意し、それぞれの質量を測定した。3枚の質量の平均値を単位面積当たりの質量(目付)として求めた。結果を表2に示す。
[厚みの測定]
不織布ウェブの厚み(mm)を、ASTM F778−88に準じて測定した。まず、不織布ウェブを直径133mmの円状に切り出した試料を3枚用意した。直径100mmの上側プレート及び下側プレートの1組のプレートを備えた測定器を準備し、上側プレートに16gの重りを載せ、持ち上げ、下側プレートの中央に試料を置いた。上下のプレート間の距離が1.0cmとなるように上側プレートの高さに調整し、この高さから上側プレートを放し、自重で下側プレートの上に落下させた。この状態で3秒待ち、上下のプレート間距離を備え付けのマイクロメータで測定した。測定された値を不織布ウェブの厚みとした。
[曲げ剛性の測定]
不織布ウェブの曲げ剛性を、JIS K7074(1998)の3点曲げ試験(A法)に準じて測定した。
[かさ密度の算出]
上記のとおり測定された単位面積当たりの質量(目付)を、上記のとおり測定された厚みで割ることにより、不織布ウェブのかさ密度を算出した。
以上のとおり測定した不織布ウェブの各物性値を表2に示す。
Figure 0006817709
[粘弾性特性の測定]
不織布ウェブの粘弾性特性を、動的粘弾性測定装置RAS−III Solid Analyzer(Rheometric Scientific社製)を使用して測定した。不織布ウェブを24時間以上放置後、不織布ウェブから直径8mmの円形の試料を打ち抜き、昇温速度5℃/分、周波数10Hzの圧縮モードの条件で、圧縮貯蔵弾性率E’及び損失係数tanδ(=圧縮損失弾性率E’’/圧縮貯蔵弾性率E’)を測定した。結果(20℃、0℃及び−10℃における圧縮貯蔵弾性率E’及び損失係数tanδ)をそれぞれ表3及び4にそれぞれ示す。
Figure 0006817709
Figure 0006817709
[垂直入射吸音率の測定]
不織布ウェブの吸音率を、ASTM E1050−98(“Impedance and Absorption Using A Tube, Two Microphones and ADigital Frequency Analysis System.”)に基づく2マイクロホン法で測定した。測定範囲は、125Hz〜1600Hzとした。2マイクロホン法は、音響インピーダンス管内の音圧の入射と反射成分を2つのマイクロホンで測定し吸音率を求める方法である。具体的には、一方の端部が剛体面となっている音響インピーダンス管の内部に、剛体面から10mmだけ離間させて(10mmの空気層を設けて)不織布ウェブを設置し、不織布ウェブの剛体面と面する側とは反対側の面から音圧を入射することで吸音率の測定を行った。結果(500Hz及び800Hzにおける吸音率)を表5に示す。
Figure 0006817709
[チッピングノイズの測定]
実施例1〜6の不織布ウェブについて、チッピングノイズの測定を行った。無響室内において、300mm四方の不織布ウェブを準備し、各縁から内側50mmの箇所を治具で拘束して、治具で拘束された不織布ウェブを治具ごと45度に傾斜させ接地させた。接地面から高さ150mm、不織布ウェブの中央部から40mm離れた位置に騒音計を設置し、不織布ウェブの中央部から上方2m離れた場所からφ8mm、重さ2gの鋼球を落下させた。鋼球と不織布ウェブとの衝突時に発生する衝撃音を、チッピングノイズとして騒音計により測定した。結果(1000Hz、2000Hz、4000Hz、及び8000Hzにおけるチッピングノイズ)を表6に示す。
Figure 0006817709
1…不織布ウェブ、9…メルトブローン繊維(長繊維)、12…バインダー繊維(短繊維)、21…フェンダーライナー(車両部材)。

Claims (7)

  1. 不織布ウェブを備える車両部材であって、
    前記不織布ウェブは、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーを含む長繊維と、短繊維とを含み、
    前記短繊維は、その表面の少なくとも一部に、前記ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーの溶融温度又は軟化温度よりも溶融温度又は軟化温度が低い部分を有し、
    前記不織布ウェブの20℃、10Hzにおける損失係数が0.07以上であり、前記不織布ウェブの曲げ剛性が0.5N/50mm以上である、車両部材。
  2. 前記ポリオレフィン系熱可塑性エラストマーが低結晶性ポリプロピレンを含む、請求項1に記載の車両部材。
  3. 前記不織布ウェブのかさ密度が50kg/m以上である、請求項1又は2に記載の車両部材。
  4. 前記不織布ウェブの20℃、10Hzにおける圧縮貯蔵弾性率が、0.10MPa以上10.0MPa以下である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両部材。
  5. 前記不織布ウェブの20℃、10Hzにおける圧縮貯蔵弾性率が、0.10MPa以上2.0MPa以下である、請求項1〜のいずれか一項に記載の車両部材。
  6. 前記不織布ウェブの20℃、10Hzにおける損失係数が0.10以上である、請求項1〜のいずれか一項に記載の車両部材。
  7. 車両外装材用の吸音部材である、請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両部材。
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