以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る注文管理システム1の概略構成図である。図1に示すように、注文管理システム1は、入力装置10−1〜10−n(nは1以上の整数)と、注文管理装置20と、注文情報処理装置30と、クレジットカード情報処理装置40と、顧客管理情報処理装置50と、無線印字装置60−1〜60−m(mは1以上の整数)と、携帯印字装置70−1〜70−o(oは1以上の整数)と、携帯情報端末80−1〜80−p(pは1以上の整数)と、POS端末90とから構成される。なお、以下の説明において、入力装置10−1〜10−nを特定しない場合、入力装置10という。無線印字装置60−1〜60−mを特定しない場合、無線印字装置60という。携帯印字装置70−1〜70−oを特定しない場合、携帯印字装置70という。携帯情報端末80−1〜80−pを特定しない場合、携帯情報端末80という。
入力装置10は、レストランや居酒屋等の飲食店の接客スタッフが携帯する注文用の端末である。入力装置10は、接客スタッフが顧客の注文を聞いて飲み物や料理等を入力したり、テーブル番号や人数を入力したりするのに用いられる。更に、本実施形態では、入力装置10は、テーブルでのクレジット会計処理時に、携帯情報端末80に注文明細を取得するための情報を表示したり、携帯情報端末80に表示されるワンタイム決済コードを読み取って決済処理を行ったりするのに用いられる。ここで、ワンタイム決済コードは、そのときの決済に限って一度限り有効な決済情報である。
図2は、入力装置10の外観を示す概略図である。図2に示すように、入力装置10には、メニューキー101、テンキー102、機能キー103等、各種の入力キー156が配設されている。メニューキー101は、飲み物や料理等を選択するキーである。テンキー102は、テーブル番号、人数、注文の品数等を入力するキーである。機能キー103は、オーダーの中止、確認、送信等を行うキーである。また、入力装置10には、表示部105が配設されている。表示部105には、接客スタッフの入力に応じて、テーブル番号、人数、オーダーした飲み物や料理の明細が表示される。また、本実施形態では、表示部105には、テーブルでのクレジット会計処理時に、携帯情報端末80に注文明細を表示させるための情報が表示される。携帯情報端末80に注文明細を表示させるための情報は、より具体的には、店舗コードと伝票番号とを示すバーコード(例えば、二次元バーコード、QRコード(登録商標))である。入力装置10は、無線LAN(Local Area Network)を介して、注文管理装置20と接続可能とされている。また、入力装置10は、携帯印字装置70と無線LANやBluetooth(登録商標)を介して、接続可能とされている。
注文管理装置20は、飲食店内に設置されており、注文処理や会計処理等、飲食店での各種の業務の処理を行っている。注文管理装置20は、無線LANにより、入力装置10及び無線印字装置60と接続可能とされている。また、注文管理装置20は、ネットワーク網95を介して、注文情報処理装置30及び顧客管理情報処理装置50と接続可能とされている。また、注文管理装置20は、LANによりPOS(Point Of Sales)端末90と接続可能とされている。注文管理装置20は、入力装置10からの注文情報を受信すると、注文処理を行う。また、注文管理装置20は、入力装置10からの注文情報を受信すると、店舗コードと注文管理データを注文情報処理装置30に送る。また、注文管理装置20は、現金での会計時に、POS端末90と通信を行い、会計処理を行う。また、本実施形態では、注文管理装置20は、テーブルでのクレジットカード会計時に、携帯情報端末80の情報を読み取って取得されたワンタイム決済コードを入力装置10から受信し、顧客管理情報処理装置と通信を行って、会計処理を行う。
注文情報処理装置30は、レストランや居酒屋の管理会社等に設けられた注文管理用のサーバである。注文情報処理装置30は、各店舗の注文状況や、会計状況を管理している。本実施形態では、各店舗で注文が行われると、注文管理装置20から注文情報処理装置30に、ネットワーク網95を介して、店舗コードと、注文管理データが送られてくる。注文情報処理装置30は、この注文管理データにより、各店舗の注文情報を、伝票番号毎に、管理している。また、注文情報処理装置30は、テーブルでのクレジットカード会計時に、明細確認指示を受信すると、店舗コードと伝票番号とを参照して、所望の顧客の注文管理データを検索する。
クレジットカード情報処理装置40は、クレジットカード会社等に設けられたクレジットカード決済用のサーバである。クレジットカード情報処理装置40は、クレジットカードの情報を管理している。クレジットカード情報処理装置40は、ネットワーク網95を介して、顧客管理情報処理装置50と接続可能とされている。
顧客管理情報処理装置50は、顧客のクレジットカード会員番号など機密情報を保管するサーバであり、例えば、レストランや居酒屋の管理会社から委託されたセキュリティレベルの確保されたデータセンターに設置された顧客管理用のサーバである。本実施形態では、テーブルでのクレジットカード会計を行うためには、顧客は、会員になる必要がある。会員となった顧客の情報は、顧客管理情報処理装置50により管理される。顧客管理情報処理装置50は、ネットワーク網95を介して、注文管理装置20と接続可能とされている。顧客管理情報処理装置50は、ネットワーク網95を介して、携帯情報端末80と接続可能とされている。また、顧客管理情報処理装置50は、ネットワーク網95を介して、クレジットカード情報処理装置40と接続可能とされている。
無線印字装置60は、厨房やレジカウンタに置かれている印字装置である。無線印字装置60は、無線LANにより、注文管理装置20と接続可能とされている。無線印字装置60は、注文管理装置20から送られてきた注文情報に基づいて、注文伝票の印字等を行う。また、無線印字装置60は、注文管理装置20から送られてきた会計情報に基いて、伝票の印字等を行う。
携帯印字装置70は、接客スタッフが携帯できる小型の印字装置である。携帯印字装置70は、無線LANやBluetooth(登録商標)を介して、入力装置10と接続できる。接客スタッフは、テーブルでのクレジット会計を行う際に、携帯印字装置70を携帯し、伝票の印字を行う。
携帯情報端末80は、顧客が携帯している端末である。携帯情報端末80は、ネットワーク網95を介して、顧客管理情報処理装置50と接続可能とされている。携帯情報端末80としては、汎用の携帯情報端末を用いることができる。
図3は、本実施形態に係る入力装置10の概略ブロック図である。図3に示すように、入力装置10は、中央処理部151、データ記憶部152、通信制御部153、表示部105、表示制御部155、入力キー156、キー入力制御部157、タッチパネル158、タッチパネル入力制御部159、カメラ160、及びカメラ制御部161を備えている。
中央処理部151は、データ記憶部152に記憶されているプログラムに基づいて各部の制御を行う。また、中央処理部151は、必要な情報をデータ記憶部152に記憶させる。本実施形態では、中央処理部151は、注文処理機能部171と、注文明細提供機能部172と、テーブル会計処理機能部173とを実現している。注文処理機能部171は、入力キー156の操作により入力された注文情報を注文管理装置20に送信する処理を行う機能を実現する。注文明細提供機能部172は、テーブルでのクレジットカード会計時に、携帯情報端末80に注文明細を取得するための情報を表示する機能を実現する。テーブル会計処理機能部173は、テーブルでのクレジットカード会計時に、携帯情報端末80に表示されるワンタイム決済コードを読み取り、このワンタイム決済コードを注文管理装置20に送り、会計処理を行う機能を実現する。
データ記憶部152は、RAM(Random access memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等で構成される。データ記憶部152は、各種のプログラムや各種のデータを記憶する。データ記憶部152のプログラムには、注文処理機能部171を実現するプログラムと、注文明細提供機能部172を実現するプログラムと、テーブル会計処理機能部173を実現するプログラムが含まれる。
通信制御部153は、アンテナ170により注文管理装置20と無線通信を行うための無線LANの送受信制御を行う。
表示部105は、中央処理部151の制御に応じて各種情報を表示する。表示部105は、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(ElectroLuminescence)ディスプレイからなる。表示制御部155は、表示部105の制御を行う。
入力キー156は、各種の入力を行うキーである。入力キー156は、図2におけるメニューキー101、テンキー102、機能キー103等に対応する。入力キー156からの入力情報は、キー入力制御部157を介して、中央処理部151に送られる。
タッチパネル158は、表示部105上に積層配置されている。タッチパネル入力制御部159は、タッチパネル158が操作された座標位置を検出し、入力情報として、中央処理部151に送出する。
カメラ160は、静止画や動画の撮影に用いられる。また、本実施形態では、カメラ160は、バーコード(例えば二次元バーコード)の入力に用いられる。カメラ160により取得されたバーコードの情報は、カメラ制御部161を介して、中央処理部151に送られる。
図4は、本実施形態に係る注文管理装置20の概略ブロック図である。図4に示すように、注文管理装置20は、中央処理部201、データ記憶部202、通信制御部203、表示制御部205、キー入力制御部206、データ保存部207を備えている。通信制御部203は、アンテナ208及びネットワーク回線209に接続されている。表示制御部205には表示装置251が接続される。キー入力制御部206には、キーボード252が接続される。
中央処理部201は、データ記憶部202に記憶されているプログラムに基づいて各部の制御を行う。本実施形態では、中央処理部201は、注文処理機能部261と、第1会計処理機能部262と、第2会計処理機能部263とを実現している。注文処理機能部261は、入力装置10からの注文情報を取得して、注文処理を行う機能を実現する。第1会計処理機能部262は、会計時に、POS端末90と通信を行い、会計処理を行う機能を実現する。また、第2会計処理機能部263は、テーブルでのクレジットカード会計時に、入力装置10から送られてくるワンタイム決済コードを受信して、会計処理を行う機能を実現する。
データ記憶部202は、RAM、ROM、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等で構成される。データ記憶部202は、プログラムや各種のデータを記憶する。データ記憶部202のプログラムには、第1注文処理機能部261と第2会計処理機能部263を実現するプログラムと、会計処理機能部262を実現するプログラムが含まれる。
通信制御部203は、無線LANによる通信や、ネットワークによる通信制御を行う。通信制御部203は、無線LANにより、入力装置10及び無線印字装置60と通信を行う。また、通信制御部203は、ネットワーク網95を介して、注文情報処理装置30及び顧客管理情報処理装置50と通信を行う。
表示制御部205は、中央処理部201からの各種の表示データを表示装置251に送信する。キー入力制御部206は、キーボード252からの入力情報を中央処理部201に送る。
データ保存部207は、HDDやフラッシュメモリからなる。データ保存部207には、各種の注文情報や会計情報が保存される。
図5は、本実施形態に係る注文情報処理装置30の概略のブロック図である。図5に示すように、注文情報処理装置30は、通信制御部301と、注文管理データベース302と、注文情報登録部303と、会計明細提供部304とを備えている。
通信制御部301は、注文管理装置20からの注文管理データの登録依頼や会計情報の登録依頼を受信する。また、通信制御部301は、会計処理時に、顧客管理情報処理装置50から注文管理データの問い合わせを受信し、また、顧客管理情報処理装置50に注文管理データを送信する。
注文管理データベース302には、各店舗の注文管理データが伝票番号毎に格納されている。注文情報登録部303は、注文管理装置20からの注文管理データの登録依頼を受信すると、送られてきた注文管理データに基づいて、注文管理データベース302の注文管理データの伝票番号、注文明細、会計金額を更新する。また、注文情報登録部303は、注文管理装置20からの会計通知を受信すると、注文管理データベース302の会計済みの項目を、「会計済み」に更新する。
会計明細提供部304は、顧客がクレジットカードでの会計時に、顧客管理情報処理装置50から注文管理データの問い合わせを受信すると、注文管理データをネットワーク網95を介して顧客管理情報処理装置50に送信する。
図6は、本実施形態に係る顧客管理情報処理装置50の概略のブロック図である。図6に示すように、顧客管理情報処理装置50は、通信制御部501と、顧客データベース502と、会員登録部503と、会計明細検索部504と、決済処理部505とを備えている。
通信制御部501は、顧客登録時、携帯情報端末80から、顧客の名前、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレス、クレジットカード会員番号、パスワード等を含む登録依頼を受信し、登録処理が終了すると、携帯情報端末80に顧客IDを送付する。また、通信制御部501は、テーブルでのクレジット会計処理時に、携帯情報端末80からの顧客IDやパスワードを受信する。また、通信制御部501は、テーブルでのクレジット会計処理時に、ネットワーク網95を介して、携帯情報端末80からの店舗コード及び伝票番号を受信する。また、通信制御部501は、テーブルでのクレジット会計処理時に、注文情報処理装置30に注文管理データの問い合わせを行って注文管理データを受信し、この注文管理データを携帯情報端末80に送信する。また、通信制御部501は、テーブルでのクレジット会計処理時に、クレジットカード情報処理装置40と通信を行う。また、通信制御部501は、テーブルでのクレジット会計処理時に、携帯情報端末80にワンタイム決算コードを送信する。
顧客データベース502には、顧客情報が格納されている。会員登録部503は、会員の登録処理を行う。本実施形態に係る注文管理システム1において、テーブルでのクレジットカード決済を実現するためには、顧客は会員登録をする必要がある。会員登録時には、顧客は、携帯情報端末80を操作して、名前、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレス、クレジットカード会員番号、及びパスワードを入力する。会員登録部503は、これらの情報が入力されると、クレジットカード情報処理装置40に、有効なクレジットカードの会員番号かどうかの会員情報を確認し、有効なクレジットカードの会員番号なら、顧客IDを発行する。そして、会員登録部503は、これら顧客ID、名前、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレス、クレジットカード会員番号、パスワードの情報を対応づけて顧客データベース502に登録する。
会計明細検索部504は、テーブルでのクレジットカード会計処理時に、携帯情報端末80に、注文明細を提供する。
決済処理部505は、テーブルでのクレジット会計処理時に、携帯情報端末80からの決済要求を基に、携帯情報端末80にワンタイム決算コードを送信する。そして、注文管理装置20からのワンタイム決算コードを受信したら、クレジットカード情報処理装置40と通信を行って、クレジットカードの決済を行う。
図7は、本実施形態に係る携帯情報端末80の概略ブロック図である。図7に示すように、携帯情報端末80は、中央処理部801、データ記憶部802、通信制御部803、表示部804、表示制御部805、タッチパネル808、タッチパネル入力制御部809、カメラ810、カメラ制御部811を備えている。
中央処理部801は、データ記憶部802に記憶されているプログラムに基づいて各部の制御を行う。また、中央処理部801は、必要な情報をデータ記憶部802に記憶させる。本実施形態では、中央処理部801は、会員登録処理機能部821と、カード決済処理機能部822とを有する。会員登録処理機能部821は、顧客管理情報処理装置50にアクセスして、会員登録を行う機能を実現する。カード決済処理機能部822は、テーブルでのクレジットカード決済時に、入力装置10に表示されたバーコード(例えば二次元バーコード)をカメラ810で読み取り、店舗コードと伝票番号とを取得し、この店舗コードと伝票番号とを顧客管理情報処理装置50に送信し、顧客管理情報処理装置50から返される注文データを取得し、注文明細の画面を表示する処理機能を提供する。また、カード決済処理機能部822は、テーブルでのクレジットカード決済時に、顧客管理情報処理装置50からワンタイム決済コードを取得し、このワンタイム決済コードのバーコードを表示する機能を提供する。
データ記憶部802は、RAM、ROM、フラッシュメモリ等で構成される。データ記憶部802は、プログラムや各種のデータを記憶する。データ記憶部802のプログラムには、会員登録処理機能部821及びカード決済処理機能部822を実現するプログラムが含まれる。
通信制御部803は、アンテナ820により、携帯電話網との送受信制御及び無線LANの送受信制御を行う。
表示部804は、中央処理部801の制御に応じて各種情報を表示する。表示部804は、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイからなる。表示制御部805は、表示部804の制御を行う。
タッチパネル808は、表示部804上に積層配置されている。タッチパネル入力制御部809は、タッチパネル808が操作された座標位置を検出し、入力情報として、中央処理部801に送出する。
カメラ810は、静止画や動画の撮影に用いられる。また、本実施形態では、カメラ810は、バーコード(例えば二次元バーコード)の入力に用いられる。カメラ810により取得されたバーコードの情報は、カメラ制御部811を介して、中央処理部801に送られる。
本実施形態に係る注文管理システム1では、テーブルでのクレジットカード決済を、接客スタッフが携帯している入力装置10と、顧客が携帯している携帯情報端末80を用いて行うことができる。このときの処理について、以下に説明する。
図1に示す注文管理システム1において、テーブルでのクレジットカード決済を行うためには、顧客は、予め、会員登録を行う必要がある。つまり、顧客は、各自の携帯情報端末80をネットワーク網95を介して顧客管理情報処理装置50に接続させ、名前、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレス、クレジットカード会員番号、パスワード等を入力し、顧客の情報の登録を行う。登録が完了すると、顧客は、顧客IDを取得する。これにより、顧客管理情報処理装置50の顧客データベース502(図6参照)には、顧客情報が蓄積される。
図8は、顧客データベース502に蓄積される顧客情報の一例を示す図である。図8に示すように、顧客情報は、顧客ID、名前、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレス、クレジットカード会員番号、パスワードからなる。顧客IDは、登録時に、顧客情報装置により発行される。名前、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレス、クレジットカード会員番号、及びパスワードは、登録時に、顧客が携帯情報端末80を操作することにより入力される。
会員登録を行った顧客は、登録を行ったレストランや居酒屋に行き、飲み物や料理の注文を行う。このとき、接客スタッフは、テーブル番号と、人数と、オーダー等を入力装置10に入力する。入力装置10の入力情報は、注文管理装置20に送られる。入力装置10の入力情報を基に、この注文管理装置20には、注文情報が保存される。
図9は、注文管理データの一例を示す図である。図9に示すように、注文管理データは、伝票番号、入店情報、注文明細、会計金額、会計済みの項目からなる。なお、ここで、伝票番号は、顧客グループ単位(通常はテーブル単位)に割り付けられたユニークな番号で、顧客グループを特定し、注文データを管理する番号である。入店情報の項目は、客の入店した時刻、人数を示す。注文明細の項目は、客の注文したオーダーの詳細である。会計金額の項目は、客がオーダーした料金の金額である。会計済みの項目は、料金が支払われたかどうかを示す。
また、この注文管理データは、ネットワーク網95を介して、注文情報処理装置30に送られる。注文情報処理装置30の注文管理データベース302(図5参照)には、各店から送られてきた注文管理データが蓄積される。
図10は、注文情報処理装置30の注文管理データベース302に蓄積される注文管理データの一例を示す図である。図10に示すように、注文管理データベース302には、店舗コードと、店舗情報と、注文管理データとが保存される。店舗コードは、各店舗を識別するためのコードである。店舗情報は、店舗の契約番号、住所、電話番号、責任者等からなる。注文管理データには、各店舗毎の注文管理データが、伝票番号毎に保存されている。
顧客が飲食を終えると、会計処理に入る。本実施形態では、会員登録を行っている顧客は、テーブルで、クレジットカードで決済を行うことができる。図11〜図14は、顧客がテーブルでクレジットカードで決済を行うときの操作の説明図である。
テーブルでのクレジットカード決済を行うときには、接客スタッフは入力装置10と携帯印字装置70を携帯して顧客の着席したテーブルに行く。また、顧客は、各自の携帯情報端末80で顧客管理情報処理装置50をアクセスし、顧客IDとパスワードを入力して、各自の携帯情報端末80と顧客管理情報処理装置50とを接続させる。そして、図11に示すように、入力装置10の表示部105に、注文明細を表示させるためのバーコード(例えば二次元バーコード)180を表示させる。このバーコード180には、店舗コードと伝票番号とが含まれている。そして、顧客は、各自の携帯情報端末80のカメラで、入力装置10に表示されたバーコード180を読み取り、店舗コードと伝票番号とを取得する。
なお、注文明細を表示させるためのバーコード180は、図12に示すように、携帯印字装置70により注文伝票181に印字して提示しても良い。
顧客管理情報処理装置50は、店舗コードと伝票番号とを取得すると、この店舗コードと伝票番号とを注文情報処理装置30に送信する。図10に示したように、注文情報処理装置30の注文管理データベース302には、店舗コードと、店舗情報と、注文管理データとが対応付けて保存されている。注文管理データには、各店舗毎の注文管理データが、伝票番号に対応付けて保存されている。このため、注文情報処理装置30は、店舗コードと伝票番号とを取得すれば、注文管理データベース302の中から、その顧客の注文明細が特定できる。
図1において、顧客管理情報処理装置50は、携帯情報端末80から店舗コードと伝票番号とを受信すると、注文情報処理装置30に、注文管理データの問い合わせを行う。注文情報処理装置30の会計明細提供部304は、店舗コードと伝票番号とにより、注文管理データベース302の中から、その顧客の注文明細を特定し、その顧客の注文管理データを検索する。そして、顧客管理情報処理装置50は、この注文管理データを携帯情報端末80に送信する。図13に示すように、携帯情報端末80は、顧客管理情報処理装置50から送られてきた注文管理データを受信すると、この注文管理データを基に、各自の注文明細表示881を生成して、表示部804に表示する。顧客は、この各自の携帯情報端末80の表示部804に表示された注文明細表示881を見て、各自の注文を確認する。
また、顧客管理情報処理装置50の顧客データベース502には、図8に示したように、顧客IDと、クレジットカードの会員番号とが対応付けて記録されている。テーブルでのクレジットカード決済時には、携帯情報端末80から顧客管理情報処理装置50に、顧客IDと、店舗コードと、伝票番号とが送られる。顧客管理情報処理装置50は、携帯情報端末80から、顧客IDと、店舗コードと、伝票番号とを受信すると、クレジットカード情報処理装置40に会員情報の問い合わせを行い、会員情報の確認を行う。ここで、クレジットカードの使用に問題がなければ、顧客管理情報処理装置50は、ワンタイム決済コードを発行して、携帯情報端末80に送信する。
図13に示すように、携帯情報端末80は、顧客管理情報処理装置50からワンタイム決済コードを受信すると、ワンタイム決済コードを示すバーコード(例えば二次元バーコード)882を表示部804に表示する。そして、決済を行う場合には、入力装置10のカメラ160により、携帯情報端末80に表示されるバーコード882を読み取る。
入力装置10は、ワンタイム決済コードを示すバーコード882を読み取ると、このワンタイム決済コードを注文管理装置20に送る。注文管理装置20は、このワンタイム決済コードを、注文情報処理装置を経由して顧客管理情報処理装置50に送る。顧客管理情報処理装置50は、入力装置10から注文管理装置20を介して送られてきたワンタイム決済コードと、携帯情報端末80に対して発行した決済情報とを比較し、決済コードの確認を行う。そして、顧客管理情報処理装置50は、クレジットカード情報処理装置40と通信を行ってクレジットカード決済処理を行う。決済処理が完了すると、顧客管理情報処理装置50から注文管理装置20に決済応答が送られる。注文管理装置20は、この決済応答を入力装置10に送る。
入力装置10は、決済応答を受信すると、図14に示すように、携帯印字装置70により決済伝票701の印字を行い、顧客に決済伝票701を渡す。これにより、決済処理が完了する。
図15は、本実施形態に係る注文管理システム1での会員登録処理を説明するためのシーケンス図である。
(ステップS101)顧客は、各自の携帯情報端末80により顧客管理情報処理装置50にアクセスし、顧客会員登録処理を行う。このとき、顧客は携帯情報端末80に、名前、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレス、クレジットカード会員番号、パスワードを入力する。
(ステップS102)携帯情報端末80は顧客管理情報処理装置50に、名前、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレス、クレジットカード会員番号、パスワード等の顧客情報を送信する。
(ステップS103)顧客管理情報処理装置50は、顧客の情報を受信すると、クレジットカード情報処理装置40と通信を行い、クレジットカードの会員情報を確認する。ここで、顧客管理情報処理装置50は、クレジットカード会員番号、有効期間等の確認を行い、会員登録をして問題がないか否かを確認する。
(ステップS104)会員登録に問題がなければ、顧客管理情報処理装置50は、顧客IDを発行し、携帯情報端末80に送信する。
(ステップS105)顧客管理情報処理装置50は、顧客登録を行い、顧客から入力された名前、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレス、クレジットカード会員番号、パスワードと、発行した顧客IDを顧客データベース502に保管する。
(ステップS106)携帯情報端末80は、顧客管理情報処理装置50からの顧客IDを受信し、この顧客IDを保管する。
図16は、本実施形態に係る注文管理システム1での注文処理を説明するためのシーケンス図である。
(ステップS201)接客スタッフは、入力装置10を携帯して客のテーブルに行き、注文を受け付ける。そして、接客スタッフは、客の注文を聞いて、入力装置10に、テーブル番号、人数、オーダー等を入力する。
(ステップS202)入力装置10にテーブル番号、人数、オーダー等が入力されると、入力装置10から注文管理装置20に注文データが送信される。続けて、注文管理装置20は、この注文データを受信する。
(ステップS203)注文管理装置20は、注文データを受信すると、注文処理を行う。すなわち、注文管理装置20は、入力装置10からの注文データを受信すると、この注文データを基に、図9に示したように、伝票番号、入店情報、注文明細、会計金額、会計済みの項目からなる注文管理情報を生成する。
(ステップS204)注文管理装置20は、注文管理データを生成したら、入力装置10に伝票番号を送信する。入力装置10は、この伝票番号を保存する。
(ステップS205)注文管理装置20は、注文管理データを生成したら、注文管理データと店舗コードとを注文情報処理装置30に送信する。
(ステップS206)注文情報処理装置30は、注文管理装置20から注文管理データと店舗コードとを受信すると、図10に示したように、注文管理データベース302に、各店舗毎の注文管理データを保存する。
(ステップS207)登録が完了すると、注文情報処理装置30は注文管理装置20に、登録完了応答を送信する。注文管理装置20は、登録完了応答を受信する。
図17は、本実施形態に係る注文管理システム1でのテーブルでのクレジットカードの会計処理を説明するためのシーケンス図である。
(ステップS301)会計処理を行う際に、顧客は、各自の携帯情報端末80を操作して、カード決済処理機能部822のアプリケーション・プログラムを立ち上げる。カード決済処理機能部822のアプリケーション・プログラムを立ち上げると、携帯情報端末80は顧客管理情報処理装置50にアクセスされ、顧客IDとパスワードを入力画面が表示される。続けて、顧客は、携帯情報端末80に顧客IDとパスワードを入力する。続けて。携帯情報端末80は、顧客IDとパスワードを、顧客管理情報処理装置50に送信する。
(ステップS302)顧客管理情報処理装置50は、携帯情報端末80から顧客IDとパスワードを受信すると、顧客データベース502の顧客情報を参照して認証を行う。そして、認証が成立したら、顧客管理情報処理装置50は携帯情報端末80にアクセス許可を送信する。これにより、携帯情報端末80と顧客管理情報処理装置50とが接続された状態となる。
(ステップS303)入力装置10は、注文明細を表示させるための情報として、店舗コードと伝票番号を含むバーコード(例えば二次元バーコード)180を生成する。続けて、接客スタッフは、入力装置10を操作して、図11に示すように、このバーコード180を表示部105に表示させる。
(ステップS304)入力装置10の表示部105にバーコード180が表示されたら、顧客は携帯情報端末80のカメラ810で入力装置10の表示部105のバーコード180を撮影してバーコード180の読み取りを行う。バーコードを読み取ることにより、携帯情報端末80は、店舗コードと伝票番号とを取得できる。
(ステップS305)携帯情報端末80は、バーコード180の読み取りにより店舗コードと伝票番号とを取得したら、この店舗コードと伝票番号を顧客管理情報処理装置50に送信する。
(ステップS306)顧客管理情報処理装置50の会計明細検索部504は、店舗コードと伝票番号とを受信すると、注文情報処理装置30に、取得した店舗コードと伝票番号に対応する注文管理データの問い合わせを行う。注文情報処理装置30の注文管理データベース302には、図10に示したように、店舗毎の注文管理データが保存されている。注文情報処理装置30は、顧客管理情報処理装置50から問い合わせを受信すると、店舗コードと伝票番号に対応する注文管理データを検索する。続けて、注文情報処理装置30は顧客管理情報処理装置50に、店舗コードと伝票番号に対応する注文管理データを返す。
(ステップS307)顧客管理情報処理装置50は、店舗コードと伝票番号に対応する注文管理データを取得すると、この注文管理データを携帯情報端末80に送信する。携帯情報端末80のカード決済処理機能部822は、顧客管理情報処理装置50から取得した注文管理データから、その顧客の注文明細の情報を生成する。これにより、図13に示したように、携帯情報端末80の表示部804には、注文明細表示881が表示される。続けて、顧客は、携帯情報端末80の表示部804に表示された注文明細表示881により、オーダーした料理の明細と金額を確認する。オーダーした料理の明細と金額を確認したら、携帯情報端末80は決済要求を行う。
(ステップS308)決済要求において、携帯情報端末80は、ステップS304で読み取った顧客ID、店舗コード、伝票番号を、顧客管理情報処理装置50に送信する。
(ステップS309)顧客管理情報処理装置50の決済処理部505は、携帯情報端末80から顧客ID、店舗コード、伝票番号を受信すると、顧客データベース502から、顧客IDを基に登録されているクレジットカード会員番号を読み出す。続けて、顧客管理情報処理装置50の決済処理部505は、クレジットカード情報処理装置40に送り、クレジットカードの会員情報の確認を行う。
(ステップS310)クレジットカードが有効であることが確認できたら、顧客管理情報処理装置50の決済処理部505は、ワンタイム決済コードを発行し、このワンタイム決済コードを注文情報処理装置30に送信する。
(ステップS311)注文情報処理装置30は、顧客管理情報処理装置50が送信したワンタイム決済コードを受信し、受信したワンタイム決済コードを携帯情報端末80に送信する。
(ステップS312)携帯情報端末80のカード決済処理機能部822は、顧客管理情報処理装置50からワンタイム決済コードを受信すると、図13に示したように、受信したワンタイム決済コードを示すバーコード(例えば二次元バーコード)882を表示部804に表示する。携帯情報端末80の表示部804にバーコード882が表示されたら、接客スタッフは入力装置10のカメラ160でバーコード882の読み取りを行う。バーコード882を読み取ることにより、入力装置10は、ワンタイム決済コードを取得できる。
(ステップS313)入力装置10のテーブル会計処理機能部173は、ワンタイム決済コードを取得したら、ワンタイム決済コードと伝票番号とを注文管理装置20に送り、会計問い合わせを行う。
(ステップS314)注文管理装置20の第2会計処理機能部263は、入力装置10から伝票番号及びワンタイム決済コードを受信すると、注文情報処理装置30に、店舗コード、伝票番号、ワンタイム決済コードを送信して、決済要求を行う。
(ステップS315)注文情報処理装置30は、注文管理装置20が送信した決済要求を受信し、顧客管理情報処理装置50に、店舗コード、伝票番号、ワンタイム決済コードを送信して、決済要求を行う。
(ステップS316)顧客管理情報処理装置50の決済処理部505は、ステップS310〜S311で注文管理装置20を経由して携帯情報端末80に送信したワンタイム決済コードと、ステップS314〜S315で注文管理装置20を経由して注文管理装置20から受信したワンタイム決済コードとが一致しているかを確認する。決済処理部505は、ワンタイム決済コードが一致していれば、クレジットカード情報処理装置40と通信を行い、クレジットカード決済を行う。
(ステップS317)クレジットカード決済を行うと、顧客管理情報処理装置50の決済処理部505は、注文管理装置20に決済応答を送信する。
(ステップS318)注文管理装置20は、顧客管理情報処理装置50が送信した決済応答を受信し、注文管理装置20に決済応答を送信する。
(ステップS319)注文管理装置20の第2会計処理機能部263は、顧客管理情報処理装置50から決済応答を受信したら、図9に示した注文管理データ中の対応する注文管理データの会計済みの項目を更新する。続けて、注文管理装置20は入力装置10に、決済応答を送信する。
(ステップS320)入力装置10のテーブル会計処理機能部173は、注文管理装置20から入力装置10に決済応答を受信すると、携帯印字装置70に会計伝票の印字情報を送り、会計伝票の印字を行う。
(ステップS321)また、注文管理装置20の第2会計処理機能部263は、顧客管理情報処理装置50から決済応答を受信したら、注文情報処理装置30に、店舗コードと、注文管理データと、会計通知を送信する。
(ステップS322)注文情報処理装置30は、図10に示した注文管理データベース302中の注文管理データの会計済みの項目を、会計情報に応じて更新する。
図18は、本実施形態に係る注文管理システム1での現金での会計処理を説明するためのシーケンス図である。
(ステップS401)POS端末90は、注文管理装置20に、伝票番号を送り、会計問い合わせを行う。
(ステップS402)注文管理装置20の第1会計処理機能部262は、入力装置10から会計問い合わせを受信すると、伝票番号から注文管理データを検索し、伝票番号に対応する注文明細と、会計金額とを取得する。会計スタッフは、取得した注文明細と会計金額を顧客に提示する。
(ステップS403)顧客が料金の支払いを行うと、POS端末90は注文管理装置20に決済通知を送信する。続けて、注文管理装置20の第1会計処理機能部262は、POS端末90から決済応答を受信したら、図9に示した注文管理データ中の対応する注文管理データの会計済みの項目を更新する。
(ステップS404)そして、注文管理装置20の第1会計処理機能部262は、決済応答を受信したら、注文情報処理装置30に、店舗コードと、注文管理データと、会計通知を送信する。
(ステップS405)注文情報処理装置30は、決済応答を受信したら、店舗コードと、注文管理データと、会計通知を受信したら、図10に示した注文管理データベース302中の注文管理データの会計済みの項目を、会計情報に応じて更新する。
以上説明したように、第1実施形態に係る注文管理システム1では、スタッフが携帯している入力装置10と、顧客が携帯している携帯情報端末80を用いて、顧客の着席していたテーブルでクレジットカード決済を行うことができる。本実施形態では、顧客の携帯情報端末80で顧客情報を特定して、顧客の登録情報と注文明細の情報とを関連付けることで、顧客の携帯情報端末80から、カード決済のための情報が取得できる。これにより、入力装置10側でクレジットカード読み込みの仕組みが不要となる。また、本実施形態では、スタッフがクレジットカードの決済端末を持ち運ぶ必要がないので、スタッフの作業が軽減でき、コストの低下が図れる。また、注文情報や決済情報のやり取りに、バーコード(例えば二次元バーコード)などを活用できるため、入力ミスを防止でき、短時間でのテーブル決済が可能となる。
以上のように、本実施形態によれば、スタッフが携帯している入力装置と、顧客が携帯している携帯情報端末を用いて、顧客の着席していたテーブルでクレジットカード決済を行うことができる。
また、本実施形態によれば、顧客の携帯情報端末で顧客情報を特定して、顧客の登録情報と注文データを関連付けることで、顧客と、カード決済のための情報が取得できる。これにより、入力装置側でカード読み込みの仕組みが不要となる。
また、本実施形態によれば、店舗コードと伝票番号とを注文明細を取得するための情報とすることで、注文情報処理装置に保存されている情報から、顧客の注文明細を検索して取得できる。
また、本実施形態によれば、店舗コードと伝票番号をバーコード(例えば二次元バーコード)で表示することで、入力装置から顧客の携帯情報端末に、その顧客の注文明細を取得するための情報を容易に転送できる。
また、本実施形態によれば、決済情報としてワンタイム決済コードを用いることで、セキュリティの高い決済を行うことができる。
また、本実施形態によれば、ワンタイム決済コードをバーコード(例えば二次元バーコード)で表示することで、顧客の携帯情報端末から入力装置に、ワンタイム決済コードを容易にかつ間違いなく、転送できる。
また、本実施形態によれば、注文明細を表示の確認を待って前記決済情報を携帯情報端末に表示することで、顧客が納得するような明朗な会計を行うことができる。また、この注文明細を表示の確認を省略すれば、決済に要する時間を短縮できる。
また、本実施形態によれば、顧客の携帯情報端末80で顧客情報を特定でき、顧客の登録情報と注文データの関連付が可能になる。
また、本実施形態によれば、顧客の携帯情報端末80から、カード決済のためのコードが取得でき、入力装置10側でカード読み込みの仕組みが不要となる。
また、本実施形態によれば、各テーブル情報端末を設置したり顧客に情報端末を貸し出す必要がなくなる。
また、本実施形態によれば、顧客の携帯情報端末80への注文情報の引き渡しと、顧客の携帯情報端末80から決済情報を受け取る時に、バーコード(例えば二次元バーコード)などを活用できるため、入力ミスを防止でき、短時間でのテーブル決済が可能となる。
また、本実施形態によれば、飲食店は客の囲い込みができる。
<第2実施形態>
上述の第1実施形態では、図13に示したように、携帯情報端末80の表示部804に、注文明細表示881が表示し、顧客に、注文明細の確認を行い、携帯情報端末80にワンタイム決済コードを表示して、会計処理を行っている。これに対して、この実施形態では、注文明細表示881の表示を省略して、会計処理を行うようにしている。他の構成については、第1実施形態と同様である。
すなわち、上述の第1実施形態では、図17のステップS306において、顧客管理情報処理装置50が店舗コードと伝票番号に対応する注文管理データを取得すると、ステップS307で、この注文管理データを携帯情報端末80に送信し、携帯情報端末80のカード決済処理機能部822は、顧客管理情報処理装置50から取得した注文管理データから、その顧客の注文明細の情報を生成する。これにより、図13に示したように、携帯情報端末80の表示部804には、注文明細表示881が表示される。顧客は、携帯情報端末80の表示部804に表示された注文明細表示881により、オーダーした料理の明細と金額を確認し、オーダーした料理の明細と金額を確認したら、ステップS308で、携帯情報端末80から注文情報処理装置30を経由して顧客管理情報処理装置50に、顧客IDと、店舗コードと、伝票番号を送信し、ステップS310〜S311で、顧客管理情報処理装置50はワンタイム決済コードを携帯情報端末80に送信して、決済処理を行う。
これに対して、この第2実施形態では、顧客管理情報処理装置50は、店舗コードと伝票番号に対応する注文管理データを取得すると、オーダーした料理の明細と金額を確認する処理(ステップS307、ステップS308の処理)を省略して、携帯情報端末80にワンタイム決済コードを送信して、携帯情報端末80は決済要求を行う。他の構成については、前述の第1実施形態と同様である。
なお、本発明における注文管理システム1の機能の全てまたは一部を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより注文管理システム1を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
また、上述した例では、入力装置10、注文管理装置20、注文情報処理装置30、クレジットカード情報処理装置40、顧客管理情報処理装置50、無線印字装置60、携帯印字装置70、携帯情報端末80、POS端末90それぞれが、中央処理部を備える例を説明したが、これに限られない。注文管理システム1として少なくとも1つ中央処理部を備えていればよく、例えば注文管理装置20が備えていてもよい。この場合、上述した処理を注文管理装置20の中央処理部201が行い、他の装置へ処理結果を送信、他の装置からのリクエストに応じた処理を行うようにしてもよい。そして、他の装置は、通信制御部、データ記憶部、データ保存部、入力部、表示部を備えているようにしてもよい。