JP6812228B2 - 乗物用シート及び乗物用シートの製造方法 - Google Patents
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Description
シートクッション4は、図1及び図2を参照して、シートパッド4Pと、シートカバー4Sと、左右一対の貫通孔11,12と、一対のカーペット部材31,32を有している(各部材の詳細は適宜後述)。そして左右一対の貫通孔11,12(詳細後述)には、各々、本発明の付属部材に相当するバックル部材BM1,BM2が配置されている。各バックル部材BM1,BM2は、同形同寸の立方体状の部材であり、乗物用シート2の左右にそれぞれ配置されるシートベルト(図示省略)のタング部材を係止可能である。そして一方のバックル部材BM1は、第一シートクッション部位4aの右側後部に設けられている第一貫通孔11内に配設されている。また他方のバックル部材BM2は、第二シートクッション部位4bの左側後部に設けられている第二貫通孔12内に配設されている。
シートパッド4Pは、図1及び図2を参照して、シート外形をなす上面視で略矩形状の部材であり、第一貫通孔11と、第二貫通孔12を有している。この種のシートパッド4Pの素材は特に限定しないが、例えばポリウレタンフォーム(密度:10kg/m3〜60kg/m3)などの発泡樹脂を例示できる。また第一貫通孔11は、図3及び図10を参照して、シートパッド4Pを厚み方向に貫通する略矩形状の孔部であり、シートパッド4Pの着座面SSと、裏面RSにそれぞれ開口している。第一貫通孔11の着座側の開口は、第一シートクッション部位4aの着座面SSから一段低くされている凹み部4Pa内に配置されており、この凹み部4Paは、上方視で略L字状をなしている。そして第一貫通孔11は、前後左右に配置されている四つの内面(前内面11a,後内面11b,左内面11c,右内面11d)を有しており、左内面11cと右内面11dが、前内面11aと後内面11bに比して長尺とされている。この第一貫通孔11の開口寸法は、一方のバックル部材BM1の外形寸法よりもやや大寸となるように設定されている。このため一方のバックル部材BM1を第一貫通孔11に挿通した場合、これらの間には、上下方向に空気の通過可能な隙が生じることとなる。
シートカバー4Sは、図2に示すようにシートの意匠面を構成する面材であり、例えば布帛(織物,編物,不織布)又は皮革(天然皮革,合成皮革)で形成できる。このシートカバー4Sは、図4を参照して、シートパッド4Pの着座面SSを被覆する第一カバー部位21と、対応する貫通孔11,12の内面を覆う第二カバー部位22a〜22d等を有している(図4では、便宜上、第一貫通孔の内面を覆う第二カバー部位のみ図示している)。第一カバー部位21は、シートパッド4Pの着座面形状に倣った面状のシートカバー部分であり、例えば複数の表皮ピースを縫合することで形成できる。
ここで図2に示す第一カーペット部材31と第二カーペット部材32は略同一の基本構成を有している。そこで以下に、専ら第一カーペット部材31を一例に各構成の詳細を説明する。この第一カーペット部材31は、図4及び図5を参照して、シートパッド4Pの裏面側から第一貫通孔11を被覆可能な面材であり、本体部40と、取付け部50を有している。本体部40は、第一貫通孔11を被覆する展開状態において略矩形の面材であり、第一貫通孔11の裏側の開口よりも大寸とされている。この本体部40は、非通気性又は低通気性の面材(例えば通気度が0cc/cm2・sec〜10cc/cm2・secの面材)で構成されているとともに、適度な可撓性を備えて面方向の寸法が小さくなるように撓み変形可能である。この種の本体部40の素材として、不織布、皮革、フェルトなどの繊維積層体、樹脂製のフィルム材、スラブウレタン製のマット材を例示できる。
この本体部40には、図4及び図5を参照して、複数の第一切れ込み部46と、第一張出凸部47と、後述するスリット部42が設けられている。複数の第一切れ込み部46は、後述する取付け部50との位置決めの際の目印となる部位であり、本体部40の外周縁に沿って適宜の間隔で設けられている。また後述する第一カーペット部材31の撓み変形の際には、本体部40が、各第一切れ込み部46を基点としてスムーズに撓み変形する。すなわち各切れ込み部46が、本体部40の面方向の撓み変形を助長する助長部PMとして機能する(図4及び図5では、便宜上、一部の切れ込み部にのみ助長部を示す符号PMを付す)。そして本実施例においては、本体部40の前辺と後辺と左辺に三つの第一切れ込み部46が設けられ、本体部40の右辺(中央を除く部分)に二つの第一切れ込み部46が設けられている。各第一切れ込み部46は、本体部40の外周縁を適宜の位置で略三角形状に切り欠くことで形成できる。そして複数の第一切れ込み部46の大部分は、後述する取付け部50の対応する第二切れ込み部56と同位置に配置され、一部の第一切れ込み部46は、後述する取付け部50の対応する位置決め孔部57と同位置に配置される。また第一張出凸部47は、本体部40の外周縁を三角状に突出させている部位であり、本体部40の右辺中央に設けられている。そして第一カーペット部材31の取付け作業に際して、この第一張出凸部47の先端を右方に向けておくことで、第一カーペット部材31を適切な向きでシートパッド側に取付けることができる。
またスリット部42は、図4及び図5を参照して、本体部40に形成されている略H字状の切目であり、第一スリット部位44と、一対の第二スリット部位45a,45bで構成されている。第一スリット部位44は、シート前後方向に延長している相対的に長尺な部分であり、図11に示すように一方のバックル部材BM1の長尺方向に沿って延長している。また一対の第二スリット部位45a,45bは、それぞれシート左右方向に延長している相対的に短尺な部分であり、第一スリット部位44を挟んでそれぞれ前後対称となるように配置されている。前側の第二スリット部位45aは、第一スリット部位44の前端に連結されて左右対称となるように延長しており、後側の第二スリット部位45bは、第一スリット部位44の後端に連結されて左右対称となるように延長している。
また取付け部50は、図4及び図5を参照して、展開状態において略矩形の枠体であり、窓部52と、複数の突出部54と、複数の第二切れ込み部56と、位置決め孔部57と、第二張出凸部58を有している。この取付け部50は、非通気性又は低通気性の面材で構成されており、適度な可撓性を備えて面方向の寸法が小さくなるように撓み変形可能である。この種の取付け部50の素材として、本体部40で例示の素材を例示でき、本体部40に比して剛性に優れる樹脂製の面材を用いることが好ましい。この取付け部50の突出部54を除く外形形状は、本体部40の外形形状と略同一とされており、取付け部50の外周縁を本体部40の外周縁に合わせた状態でこれらを重ねて配置することができる。そして窓部52は、取付け部50を厚み方向に貫通する貫通孔であり、取付け部50の略中央に設けられているとともに、第一貫通孔11の開口に倣った形状及び寸法を有している。
また複数の突出部54は、取付け部50の外周縁から面方向外方に突出している半円状の部分である。これら各突出部54の略中央には、突出部54を厚み方向に貫通する略円形の取付け孔54Hが設けられており、各取付け孔54Hには、後述する図11の留具HGを挿通することができる。そして本実施例においては、取付け部50の前辺左端と、右辺後部と、左辺中央と、左前の角部にそれぞれ突出部54が設けられている。
本実施例では、後述するシートカバー4Sの接着工程に先立って、シートカバー4Sの適所に第一カーペット部材31を取付けておく。このとき図4及び図11を参照して、四つの第二カバー部位22a〜22dを、第一貫通孔11内に配置した状態を再現するように角筒状に配置する。なお角筒状の第二カバー部位22a〜22dは、これらの縁部同士であらかじめ縫合しておくことができる。そして各第二カバー部位22a〜22dの端部E1〜E4と、取付け部50と、面状に展開した本体部40をこの順で重ね合わせる。このとき本体部40の各第一切れ込み部46を、取付け部50の対応する第二切れ込み部56及び位置決め孔部57に位置合わせながら、本体部40と取付け部50を重ねておくことで、これら両部40,50を適切に重ねて配置できる。そして各第二カバー部位22a〜22dの端部E1〜E4と取付け部50と本体部40を、図11を参照して、それぞれ前後左右に設けられた4つの縫合線SEWで一体化する。この状態では本体部40と取付け部50と端部E1〜E4の各外周縁がほぼ一致した位置に配置されるとともに、取付け部50の各突出部54が面方向外方に突出して配置される。そして本体部40が、取付け部50の窓部52から露出して、第一貫通孔11に対面可能な位置に配置されることとなる。
図2に示す第二カーペット部材32は、シートパッド4Pの裏面側から第二貫通孔12を被覆する面材であり、第一カーペット部材31で例示した手法でシートカバー4Sに取付けられている。この第二カーペット部材32は、図6を参照して、本体部40aと取付け部50aを有しており、これら各部40a,50aは、図5に示す第一カーペット部材31の対応する部と略同一の基本構成を備えている。そこで以下に、第二カーペット部材32に特有の構成について詳述し、第一カーペット部材31と略同一の構成については対応する符号を付して詳細な説明を省略する。
ここで図2を参照して、第一カーペット部材31と第二カーペット部材32は、シートパッド4Pの異なる位置に取付けられるため、これらを取り違えて組み付ける(誤組付けする)ことは極力回避すべきである。そこで本実施例では、図5に示す第一カーペット部材31の外形形状が、図6に示す第二カーペット部材32の外形形状と外見において異なっている。このため第一カーペット部材31の外形形状そのものが誤組付け防止部WAMとして機能し、第二カーペット部材32との取り違えによる誤組付けを極力回避することができる。特に本実施例では、第一カーペット部材31から突出している各突出部54によって、第二カーペット部材32との外見上の相違が一目瞭然である。このため第一カーペット部材31の外形形状(誤組付け防止部WAM)によって、第一カーペット部材31と第二カーペット部材32を明確に区別することが可能となりこれらを適切に取付けることができる。
図8及び図9を参照して、後述する接着工程と被覆工程にて、シートパッド4Pの適所に、シートカバー4Sと各カーペット部材31,32を取付ける。ここで本実施例では、第一カーペット部材31と第二カーペット部材32は略同一の工程で取付けられるため、以下に、専ら第一カーペット部材31を一例に各工程の詳細を説明する。そして接着工程では、図7に示す接着装置XMを用いて、シートカバー4Sをシートパッド4Pの適所に接着固定できる。この接着装置XMは、図8のシートパッド4Pの着座面SSにあてがわれる第一カバー部位21に押し当て可能な加熱本体部2xと、第一貫通孔11内に挿通可能な突部4xを有している。突部4xは、加熱本体部2xから突出している柱状の部位であり、この突部4xの先端面には、凹み状の収容部6xが設けられている。
接着工程では、図4に示すシートカバー4Sの各部位21,22a〜22dを、図3に示すシートパッド4Pの着座面SSから第一貫通孔11の各内面11a〜11dに接着する。なおシートカバー4Sの裏面RSには面状の接着材(図示省略)が予め取付けられており、この接着材が熱で溶融したのち硬化することで、シートカバー4Sがシートパッド4Pに接着固定される。この接着工程では、図8を参照して、シートカバー4Sの各部位21,22c,22d等をシートパッド4Pの適所にあてがったのち、接着装置XMの加熱本体部2xが第一カバー部位21に押し付けられる(図8では、便宜上、一部の左右の第二カバー部位と左右の内面のみ図示する)。また接着装置XMの突部4xが、各第二カバー部位22c,22d等を第一貫通孔11の対応する内面11c,11d等に押し付けながら着座面側から第一貫通孔11に挿通される。そして接着工程では、シートカバー4Sの仕上がり性を考慮して、各第二カバー部位22c,22d等に予め取付けられている第一カーペット部材31が突部4xに干渉することを極力回避すべきである。
被覆工程では、図9及び図11を参照して、第一カーペット部材31を、シートパッド4Pの裏面RSに取付ける。この被覆工程では、図9を参照して、図8の突部4xの先端から取外した第一カーペット部材31を、第一貫通孔11を覆うように面方向に展開した状態としてシートパッド4Pの裏面RSに取付ける。例えば第一貫通孔11から突部4xを抜き外すことで、第一カーペット部材31が、突部4xの先端から取外されて、第二カバー部位の端部E3,E4等とともにシートパッド4Pの裏側に配置される。そこで取付け部50を、本体部40とともに面方向外方に引っ張りながら、各突出部54の取付け孔54Hから留具HGを挿入する。そして留具HGを輪状としながらシートパッド4Pの裏面RSに固定することにより、第一カーペット部材31の取付け部50を、留具HGを介してシートパッド4Pの裏面RSに安定的に取付けることができる。こうして第一カーペット部材31が取付けられた状態においては、図11を参照して、第一貫通孔11の裏面側の開口が本体部40によって塞がれた状態となっている。さらに図9を参照して、各第二カバー部位の端部E3,E4が、取付け部50からの押圧によってシートパッド4Pの裏面RSに押し付けられた状態となっている。このように各第二カバー部位の端部E3,E4等をシートパッド4Pの裏面RSに押し付けて密着させておくことにより、これらの間に隙が生じることを極力阻止することができる。
そして図2及び図3を参照して、各シートクッション部位4a,4bにそれぞれ対応するバックル部材BM1,BM2を取付ける。例えば一方のバックル部材BM1を、第一カーペット部材31のスリット部42を通じて第一貫通孔11に挿通しておく。このとき図10及び図11を参照して、例えば一方のバックル部材BM1を、第一カーペット部材31の第一スリット部位44から挿入していく。この一方のバックル部材BM1からの押圧によって、第一スリット部位44を次第に左右に拡開させながら、同部位44で分割されているカーペット部材部分を左右に押し退けていく。そして本実施例では、第一スリット部位44の前後の端部に、左右に延長する各第二スリット部位45a,45bがそれぞれ設けられている。このため各第二スリット部位45a,45bによって、第一スリット部位44で分割されているカーペット部材部分をスムーズに押し退けることができる。そして上述の作業と同様の手順で、第二貫通孔12にも他方のバックル部材BM2を挿通しておく。
4 シートクッション
6 シートバック
4S シートカバー
4P シートパッド
11 第一貫通孔
11a〜11d 第一貫通孔の内面
12 第二貫通孔
12a〜12d 第二貫通孔の内面
21 第一カバー部位
22a〜22d 第二カバー部位(本発明のシートカバーの一部)
E1〜E4 第二カバー部位の端部(本発明のシートパッドの裏面側に配置されるシートカバー部分)
31 第一カーペット部材
32 第二カーペット部材
40 本体部
42 スリット部
44 第一スリット部位
45a,45b 第二スリット部位
46 第一切れ込み部
47 第一張出凸部
50 取付け部
52 窓部
54 突出部
54H 取付け孔
56 第二切れ込み部
57 位置決め孔部
58 第二張出凸部
BM1,BM2 バックル部材(本発明の付属部材)
HG 留具
SEW 縫合線
PM 助長部
WAM 誤組付け防止部
SS シートパッドの着座面
RS シートパッドの裏面
XM 接着装置
2x 加熱本体部
4x 突部
6x 収容部
Claims (7)
- 面状のシートカバーを、乗員を弾性的に支持するシートパッドの着座面から前記着座面に開口する前記シートパッドの貫通孔の内面にかけて接着する接着工程と、前記貫通孔を覆う面状のカーペット部材を、前記シートパッドの着座面とは反対の裏面に取付ける被覆工程とを備え、
前記接着工程にて、接着装置を、前記シートパッド上の前記シートカバーに押し付けてこれらを接着するに際して、前記接着装置の突部が、前記シートカバーの一部を前記内面に押し付けながら着座面側から前記貫通孔に挿通されている乗物用シートの製造方法において、
前記カーペット部材を、前記貫通孔を通じて前記シートパッドの裏面側に配置されるシートカバー部分に取付けておくとともに、
前記接着工程では、前記接着装置の突部が、前記カーペット部材を前記突部の先端に保持した状態で前記貫通孔に挿通され、前記被覆工程では、前記突部の先端から取外した前記カーペット部材を、前記貫通孔を覆うように面方向に展開した状態として前記シートパッドの裏面に取付ける乗物用シートの製造方法。 - 前記カーペット部材を、面方向の寸法が小さくなるように撓み変形させた状態として、前記突部の先端に設けられている凹み状の収容部内に押し込んで保持させておく請求項1に記載の乗物用シートの製造方法。
- 前記カーペット部材に、撓み変形を助長する助長部が設けられている請求項2に記載の乗物用シートの製造方法。
- 前記カーペット部材が、前記貫通孔を覆う本体部と、前記本体部の周縁を囲うように固定されている枠状の取付け部とを有し、前記被覆工程において、前記取付け部を、前記シートパッドの裏面に取付ける構成であり、
前記本体部と前記取付け部には、互いの相対位置関係を規定する切れ込み部がそれぞれ設けられているとともに、前記切れ込み部が前記助長部として機能する請求項3に記載の乗物用シートの製造方法。 - 前記カーペット部材が、前記貫通孔を覆う本体部と、前記本体部の周縁を囲うように固定されている枠状の取付け部とを有し、前記被覆工程において、前記取付け部を、前記シートパッドの裏面に取付ける構成であり、
前記取付け部に、前記カーペット部材の面方向外方に向けて突出する突出部と、前記突出部を厚み方向に貫通する取付け孔が設けられており、前記被覆工程において、前記取付け部を、前記取付け孔に挿入された留具を介して前記シートパッドの裏面に取付ける請求項1〜4のいずれか一項に記載の乗物用シートの製造方法。 - 前記乗物用シートが、前記貫通孔に挿通された状態で配設される付属部材を有するとともに、前記貫通孔を覆う前記カーペット部材の本体部に、前記付属部材の前記貫通孔への挿通を許容する切目状のスリット部が設けられ、
前記スリット部が、前記付属部材の通過により拡開する第一スリット部位と、前記第一スリット部位につながっている第二スリット部位を有し、前記第二スリット部位が、前記第一スリット部位の端部側で前記第一スリット部位の延長方向に対して交差する方向に延長している請求項1〜5のいずれか一項に記載の乗物用シートの製造方法。 - 乗員を弾性的に支持可能なシートパッドと、前記シートパッドを厚み方向に貫通する貫通孔と、前記シートパッドの着座面から前記貫通孔の内面にかけての部分に接着されているシートカバーと、前記着座面とは反対の前記シートパッドの裏面側で前記貫通孔を被覆している面状のカーペット部材とを備えた乗物用シートにおいて、
前記カーペット部材が、前記貫通孔を覆う本体部と、前記本体部の周縁に沿って固定されている枠状の取付け部とを有し、前記取付け部が、前記貫通孔を通じて前記シートパッドの裏面側に配置されるシートカバー部分に取付けられており、
前記取付け部が、前記シートパッドの裏面側に配置されるシートカバー部分を前記シートパッドに押し付けた状態で前記シートパッドの裏面側に取付けられており、
前記カーペット部材として、第一カーペット部材と、前記第一カーペット部材とは異なる箇所に配置されている第二カーペット部材が用いられているとともに、
前記第一カーペット部材が、前記第二カーペット部材と外見の異なる誤組付け防止部を有している乗物用シート。
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