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JP6798682B2 - 作業機 - Google Patents

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JP6798682B2
JP6798682B2 JP2016143099A JP2016143099A JP6798682B2 JP 6798682 B2 JP6798682 B2 JP 6798682B2 JP 2016143099 A JP2016143099 A JP 2016143099A JP 2016143099 A JP2016143099 A JP 2016143099A JP 6798682 B2 JP6798682 B2 JP 6798682B2
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Description

本発明は作業機に関する。特に、走行機体の後部に装着され、耕うんロータを回転させながら走行機体の前進走行に伴って進行して圃場を耕うんするロータリ作業機に関する。
このようなロータリ作業機は走行機体と接続されるフレームと、フレームの後方に設けられ、フレームに固定された回動支点を中心にして下降及び跳ね上げ回動可能なエプロンを有している。エプロンの前面部分(耕うんロータに面した側)や耕うんロータに付着した土を掻き落としたり、耕うんロータに設けられた耕うん爪を取り替えたりする場合には、エプロンを跳ね上げた状態に保持する。但し、エプロンはそれなりの重量があり、作業者にとってエプロンを跳ね上げる作業は重労働である。
こうした中、エプロンの跳ね上げをアシストできる特許文献1の作業機が開示されている。特に、この特許文献1に記載の作業機では、エプロンを跳ね上げるときに引張ガススプリングが伸長する構成となっている。
特開2010−63367号公報
しかしながら、跳ね上がり前の状態から跳ね上がり後の状態へと移行するに従ってガススプリング等を含めたアシスト構成が拡大することは望ましくない。
本発明は、エプロン跳ね上げをアシストするアシスト構成を有する作業機において、エプロン跳ね上がり前の状態から跳ね上がり後の状態へと移行するに従ってエプロンを跳ね上げるのをアシストする構成が拡大することを回避することができる作業機を提供することを目的とする。
本発明の実施形態による作業機は、走行機体の後部に装着され、耕うんロータを回転させながら前記走行機体の前進走行に伴って進行して圃場を耕うんする作業機において、前記走行機体の後部に接続されるフレームと、前記フレームの後部に設けられ、前記フレームに対して下降及び跳ね上げ回動可能に支持され、圃場を整地するエプロンと、前記フレームに設けられる第1支点と前記エプロンに設けられる第2支点との間の距離が長くなるに従って第1長さに伸ばされて圧縮力が増加し、前記第1支点と前記第2支点との間の距離が短くなるに従って前記第1長さよりも短い第2長さに縮みながら圧縮力が減少しつつ前記エプロンを跳ね上げる方向に力を作用させる圧縮力部材と、を備える作業機が提供される。
本発明の作業機によれば、エプロン跳ね上げをアシストするアシスト構成を有する作業機において、エプロン跳ね上がり前の状態から跳ね上がり後の状態へと移行するに従ってエプロンを跳ね上げるのをアシストする構成が拡大することが回避される。
本発明の第1実施形態に係る作業機の背面図である。 (A)は、作業機のエプロンの跳ね上げ前の側面図である。(B)は、圧縮力部材の一端部に挿入される第1支点の部分周辺を上方から見た断面図である。(C)は、第2支点の部分周辺を上方から見た断面図である。 エプロンが跳ね上げられた状態の作業機の側面図である。 (A)は、圧縮力部材が伸びたときの許容規制機構の断面図であると共に、許容規制機構におけるピンが第2孔と第1孔に挿入された状態を示す断面図である。(B)は、カム部の拡大側面図である。 圧縮力部材が縮んだときの許容規制機構の断面図であると共に、許容規制機構におけるピンが第2孔と第1孔から外された状態を示す断面図である。 耕うん時の作業機の側面図である。 第2実施形態に係る作業機のエプロンの跳ね上げ前の側面図である。 エプロンが跳ね上げられた状態の作業機の側面図である。 許容規制機構におけるピンが第1孔と第2孔に挿入された状態を示す断面図である。 許容規制機構におけるピンが第1孔と第2孔から外された状態を示す断面図である。 耕うん時の作業機の側面図である。
以下、図面を参照して本発明の作業機の実施例について説明する。但し、本発明の作業機は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に示す例の記載内容に限定して解釈されるものではない。なお、本実施の形態で参照する図面において、同一部分または同様な機能を有する部分には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、説明の便宜上、前方(前側)又は後方(後側)という語句を用いて説明するが、前方(前側)は作業機100に対する作業機100を牽引する走行機体300の方向を示し、後方(後側)は走行機体300に対する作業機100の方向を示す。
(作業機)
図1は、本発明の第1実施形態に係る作業機100の背面図である。図2(A)は、作業機100のエプロン20の跳ね上げ前の側面図である。図2(B)は、圧縮力部材30の一端部37に挿入される第1支点31の部分周辺を上方から見た断面図である。図2(C)は、第2支点32の部分周辺を上方から見た断面図である。図1に示されるように、本実施形態に係る作業機100は、フレーム10(主フレーム110とシールドカバー120とを含む)、耕うんロータ102(図2(A)参照)、エプロン20等を備える。
作業機100のフレーム10の主フレーム110は、トラクタ等の走行機体300の後部に装着(接続)される。主フレーム110は円筒形であり、内部に動力伝達軸を有する。主フレーム110にはギアボックス125が取付けられている。
前進走行するトラクタ等の走行機体300からの回転動力は、作業機100のPICシャフト106(power intake connection shaft)(図2(A)参照)、ギアボックス125内の図示しないギア、主フレーム110の左側内の図示しないシャフトに伝達されて、この回転動力は、作業機100の進行方向の左へと向きを変えてチェーンケース105内のチェーン伝達機構によって、耕うんロータ102の回転軸104(図2(A)参照)に動力が伝達されていく。そして、作業機100は、耕うんロータ102を回転させながら走行機体300の前進走行に伴って進行して圃場を耕うんする。
図2(A)に示されるように、耕うんロータ102は、回転軸104と、この回転軸104に設けられた多数の耕うん爪11と、を有し、圃場を耕うんするロータである。図1に示されているように、多数の耕うん爪11は進行方向右又は左に曲げられており、個々の耕うん爪11が土を掘り起こす領域(幅)は隣接する耕うん爪11との間で重なりあいがある。この耕うんロータ102は進行方向前方から後方に向かって土をかき上げるよう回転する。その結果、エプロン20の内側には土が付着する。
図2(A)に示されるように、エプロン20は、フレーム10のシールドカバー120の後部に対して設けられ、シールドカバー120に固定された回動支点22を中心に下降及び跳ね上げ回動可能に支持され、圃場を整地するために用いられる。エプロン20の重心は回動支点22よりも後方にある。したがって、エプロン20は自重により下降しようとする。
エプロン20の先端にはステンレス等で形成された整地板21が溶接されている。整地板21はエプロン20の内側から外側に向かってループを描くように構成されている。この整地板21が耕うんロータ102によって掘り起こされた圃場を平坦にする。なお、エプロン20の内側には土が付着する場合があるため、図示しないゴムシートでエプロン20の内側が覆われていても良い。また、シールドカバー120の内側も図示しないゴムシートで覆われていても良い。
整地板21の両端には可動式の延長整地板132が設けられている(図1参照)。延長整地板132を開くことによって整地板21とともに広い幅の範囲を整地することが可能になる。
図2(B)に示されるように、第1支点31は、台座111と第1筒状部材40に固定されている。また、図2(C)に示されるように、第2支点32は、第2筒状部材50の外側に配置されると共に、第2筒状部材50に対して相対移動可能な移動部55と一体化されて移動可能な構成になっている。また、図2(B)に示されるように、第1支点31と一端部37とは同一位置に配置される。圧縮力部材30の一端部37が進行方向Lで第1支点31よりも前方に移動することがないので、圧縮力部材30の一端部37が走行機体300に当接する懸念は不要である。また、第1支点と一端部とが別の位置には配置される構成の場合に比べて、許容規制機構141の構成の短縮化が実現される。
(許容規制機構)
図3は、エプロン20が跳ね上げられた状態を示す作業機の側面図である。本実施形態においては、上記構成に加えて、さらに、エプロン20の跳ね上げに関して、アシスト動作を許容する許容機構と、アシスト動作を規制する規制機構と、を複合した許容規制機構141(図2(A)参照)が備えられている。許容規制機構141は、第2筒状部材50が第1筒状部材40に沿ってスライドするのを許容可能であると共に規制可能である。
(アシスト動作を許容)(図3参照)
許容規制機構141は、エプロン20の跳ね上げのアシスト動作を許容するにあたって、第2筒状部材50が第1筒状部材40に沿ってスライドするのを許容する。そうすることで、圧縮力部材30が縮むように変化させる力を作用させることができ、主フレーム110に設けられた台座111に配置される第1支点31と、エプロン20に設けられた台座134に配置される第2支点32と、の間の距離が縮まることができるようになる。その結果、第2支点32と接続されたエプロン20には、跳ね上がる方向に回動力が生じる。
(アシスト動作を規制)(図6参照)
また、許容規制機構141は、エプロン20の跳ね上げのアシスト動作を規制するにあたって、第2筒状部材50が第1筒状部材40に沿ってスライドするのを規制する。そうすることで、圧縮力部材30が縮むことが規制され、その結果、エプロン20の跳ね上げアシスト動作が規制される。
許容規制機構141は、第1筒状部材40(内側筒状部材)の第1孔41a、41f、第2筒状部材50(外側筒状部材)の第2孔51と、第2筒状部材50に取り付けられるロック機構60のピン61等を有する。許容規制機構141には、前述のピン61以外のロック機構60の部分を含んでも良い。この許容規制機構141により動作する圧縮力部材30、第1筒状部材40、第2筒状部材50のうち、先に圧縮力部材30の方を説明し、その後に第1筒状部材40と第2筒状部材50を説明していく。
(圧縮力部材の構成)
図4(A)は、圧縮力部材30が伸びたときの断面図であり、図5は、圧縮力部材30が縮んだときの断面図である。本実施形態では、圧縮力部材30は、荷重を受けることで自由長よりも伸ばされて、自由長に戻ろうとする引張ガススプリング(例として、ACE社の引き込み式ガススプリング型番GZ−15〜GZ−40を使用した)である。圧縮力部材30は、第1支点31と第2支点32との間の距離が長くなるに従って第1長さN1に伸ばされて(図2(A)、図4(A)参照)圧縮力が増加し、第1支点31と第2支点32との間の距離が短くなるに従って第1長さN1よりも短い第2長さN2に縮みながら(図3、図4(B)参照)圧縮力が減少しつつエプロン20を跳ね上げる方向に力を作用させる。
この第1長さN1と第2長さN2は、経時劣化により変化する値となる。すなわち、圧縮力部材30の第1長さN1と第2長さN2は、許容規制機構141の使用回数が多くなるに従って、圧縮力を保有する力が弱まって長くなることがあるからである。
圧縮力部材30は、販売経路の段階では自由長で販売されており、エプロン20を跳ね上げた状態で作業機100に組付けられた状態では、自由長のままである。そして、エプロン20が下降すると、圧縮力部材30が自由長から第1長さN1に伸ばされる(図4(A)参照)。
また、エプロン20が下降した状態から跳ね上げられて上昇した状態に移行すると、圧縮力部材30が第2長さN2に縮む(このときに自由長に向かって縮む)(図5参照)。このように、圧縮力部材30は、自由長から自由長よりも長い寸法までのばされて圧縮力を保有する部材であれば良い。以下では、圧縮力部材30の一例を述べるが、圧縮力部材30の構成は、その構成に限定されなくても良い。次に、第1筒状部材40と第2筒状部材50に関して説明していく。
(第1筒状部材及び第2筒状部材の組み合わせの構成)
図4(A)は、許容規制機構141におけるピン61が第2孔51と第1孔41fに挿入された状態を示す断面図である。図4(B)は、回動部66の拡大側面図である。図5は、圧縮力部材30が縮んだときに許容規制機構141におけるピン61が第2孔51と第1孔41fから外された状態を示す断面図である。
図4(A)に示されるように、許容規制機構141は、第1筒状部材40に対する第2筒状部材50の位置を固定することで、圧縮力部材30が前方に向かって縮まないように構成されている。なお、許容規制機構141の規制が機能していない間は、第1筒状部材40と第2筒状部材50とは、同一軸上で移動可能である。また、図5に示されるように、許容規制機構141は、圧縮力部材30が前方に向かって縮むと第1筒状部材40に対して第2筒状部材50が相対的に前方に移動するように構成されている。
筒状に形成された第1筒状部材40には、許容規制機構141の一部としての第1孔41a、41fが形成される。筒状に形成された第2筒状部材50には、許容規制機構141の一部としての第2孔51が形成される。第2筒状部材50は、第1筒状部材40が内部に挿入されている。両者の間には図示しない樹脂製の筒状のカラー(樹脂カラー)が設けられており、第1筒状部材40と第2筒状部材50との摺動による異音の発生を防止している。
ここで、図2の説明に戻る。第1筒状部材40は、圧縮力部材30の外側に配置され、圧縮力部材30の一端部37が接続される。ここでは、台座111の孔111aと第1筒状部材40の孔40aに対して第1支点31が挿入される。そして、圧縮力部材30の一端部37が第1筒状部材40に固定される。
第2筒状部材50は、第1筒状部材40の外側に配置され、圧縮力部材30の他端部38が接続される。ここでは、第2筒状部材50の孔50aと第1筒状部材40の長穴40Xに対してピン36が挿入される。そして、圧縮力部材30の他端部38が第2筒状部材50に固定される。
ここでは、第1支点31は、第1筒状部材40の前側部に設けられている。第2支点32は、第2筒状部材50の外周面の移動部55に設けられている。図4(A)の状態では、圧縮力部材30は、縮もうとする方向に付勢されているものが引っ張られている状態にある。従って、図4(A)のような引張状態では、他端部38がシリンダー251に接近する方向(前側に向かう方向)に移動しようとしている。
ピン61が第1孔41と第2孔51から外されてエプロン20が持ち上げられるときには、圧縮力部材30が縮む。そして、圧縮力部材30の他端部38に取り付けられるピン36が長穴40Xに沿って前側に移動する。第2筒状部材50は、ピン36が接続されているので、前側に移動して、第2筒状部材50に固定されるフランジ59も前側に移動する。このフランジ59と共に、移動部55、第2支点32は、前側に移動する。このうち第2支点32(図2(C)参照)が前側に移動することにより、エプロン20には、跳ね上げる方向にアシスト力が加わって回動する。なお、移動部55に第2支点32が固定されている。
さらに、第1支点31が第1筒状部材40の前側部と主フレーム110の台座111との接続部に設けられ、圧縮力部材30の一端部37が第1支点31よりも前側に移動しない構成となっている。
(ロック機構の構成)
ここで図4(A)及び図5を参照しつつロック機構60について説明する。許容規制機構141はロック機構60を有する。ロック機構60は、第2筒状部材50に固定されている。第1支点31と第2支点32との距離を縮める方向の力を作用させないようにする。この結果、耕うん時に許容規制機構141のエプロン20の跳ね上がりのアシストを規制できる。ロック機構60の配置は、第2筒状部材50の後方側に位置するので、ユーザは、エプロン20を跳ね上げるときに、手を伸ばさなくても回動部66に手を触れて回動部66を動作させることができる。
本実施形態では、ロック機構60は、ピン61と、バネ62と、支持部67と、回動部66と、を備える。ピン61は、第2孔51と第1孔41(第1孔41aや第1孔41f)に挿入可能な部材である。バネ62には、ピン61が挿入される。
支持部67は、ピン61を軸方向に移動可能に支持する。支持部67は、ここでは筐体で形成される。また、支持部67の内部には、ピン61が軸方向に移動するのをガイドするガイド部材53が設けられている。回動部66は、ピン61に設けられる所定の回動中心61Xを中心に回動可能に支持され、カム部66aを有する。回動部66のカム部66aが支持部67に当接しながら回動すると、回動中心61Xの位置がピン61の軸方向に移動し、ピン61が軸方向に移動する。
許容規制機構141の一部としてのピン61は、第2筒状部材50に対して挿脱可能な部材である。ピン61は、重畳された状態の第2孔51及び第1孔41に挿入されることによって第1筒状部材40に対して第2筒状部材50をロックする(相対的に固定される)。なお、これとは反対に、ピン61が第2孔51及び第1孔41から外されることによって第1筒状部材40に対して第2筒状部材50が相対的に移動可能になる。
ロック機構60は、エプロン20が最上位置S1(図3参照)又は最下位置S2(図2参照)に配置されたときに、ロック可能である。
図4(B)に示されるように、回動部66はカム部66aを有する。カム部66aは、回動中心61Xからの回動半径が大きい回動半径r1の第1突状部66a1と、回動中心61Xからの回動半径が小さい回動半径r2の第2突状部66a2と、を有する。
回動部66が第1方向J1に回動すると、カム部66aは、カム部66aの第1突状部66a1が支持部67に当接した第1当接位置M1からカム部66aの第2突状部66a2が支持部67に当接した第2当接位置M2に回動する。これに伴って、ピン61が支持部67に対して下降して第2孔51と第1孔41に挿入され、第1筒状部材40に対する第2筒状部材50の位置が固定される。
反対に、回動部66が第2方向J2に回動すると、カム部66aは、カム部66aの第2突状部66a2が支持部67に当接した第2当接位置M2からカム部66aの第1突状部66a1が支持部67に当接した第1当接位置M1に回動する。これに伴って、ピン61が支持部67に対して上昇して第2孔51と第1孔41から外れ、第1筒状部材40に対する第2筒状部材50の位置の固定が解除される。
耕うん時には、ピン61が、重畳された第2孔51と第1孔41に挿入される。そうすると、圧縮力部材30が縮まらず、第2筒状部材50が第1筒状部材40に対して前側に移動することが規制される。その結果、エプロン跳ね上げアシスト機能が発揮されない。
なお、これとは反対に、ピン61が、重畳された第2孔51と第1孔41から外される。そうすると、圧縮力部材30が縮まることができ、第2筒状部材50が第1筒状部材40に対して前側に移動することができる。その結果、エプロン跳ね上げアシスト機能が発揮される。
(アシスト動作の許容)
以下、作業機100の動作に関して説明していく。まず、図2〜図5を参照しつつ、エプロン20を跳ね上げる動作に関して説明する。回動部66を図2(A)に示される立った状態から図3に示される寝かした状態に動作させると、ピン61が上昇し、ピン61が第1孔41fと第2孔51から外される。そうすると、圧縮力部材30が縮んで、圧縮力部材30の他端部38、第2筒状部材50、エプロン20は、一体的に進行方向Lで前側に移動可能となる。
このような状態で、エプロン20を跳ね上げようとすると、圧縮力部材30の他端部38が進行方向Lの前側に縮み、第2筒状部材50が前方に移動するため、エプロン20の跳ね上げ動作に起因して、圧縮力部材30のアシスト力が発揮されて、エプロン20が跳ね上げ易くなる。
それから、図示しないが、エプロンを跳ね上げた状態でユーザが回動部66を第1方向J1に回転して、ピン61を、重畳した第2孔51と第1孔41aに挿入して固定する。つまりロック機構60は、エプロン20の落下防止の安全装置となる。
(アシスト動作の規制)
図6は、耕うん時の作業機100の断面図である。この図6と前述の図3を参照しつつ、耕うんするときの許容規制機構141の動作に関して以下に説明する。最初に図2に示されるように、エプロン20が最下位置S2に位置する状態で、作業機100が走行する。回動部66が直立状態に回動されると、ピン61が第1孔41fと第2孔51とに挿入された状態となる。第1筒状部材40に対して第2筒状部材50が相対的に後方に寄って配置される。そして、エプロン20が下降した状態に維持される。
そして、この状態で作業機100が進行方向Lに走行した場合には、整地板21が圃場に当接してエプロン20が跳ね上げられるときに、移動部55も第2筒状部材50に対して相対的に進行方向Lに動作し、整地板21が上昇する余地がある。ただし、このときに圧縮力部材30が圧縮されることはないので、エプロン20が跳ね上がりすぎることはない。すなわち、エプロン20は、圃場から受ける反作用の分しか跳ね上がらない。
(第2実施形態)
図7は、第2実施形態に係る作業機200においてエプロン20が下降された状態を示す断面図である。図8は、エプロン20が跳ね上げられた状態の作業機200の断面図である。第2実施形態では、第1実施形態の圧縮力部材30に替えて圧縮力部材130が用いられる点が異なる。圧縮力部材130は、荷重を受けることで自由長よりも伸ばされて、自由長に戻ろうとする引張バネである。この圧縮力部材130は、引っ張られることで圧縮力を有するバネ部130Aと、バネ部130Aの後端側に形成されるフック部(この部分を他端部38という)と、バネ部130Aの前端側に形成されるフック部(この部分を一端部37という)と、を有する。
図9は、許容規制機構241におけるピン61が第1孔41fと第2孔51に挿入された状態を示す断面図である。図10は、許容規制機構241におけるピン61が第1孔41fと第2孔51から外された状態を示す断面図である。他端部38にはピン36が引っ掛けられ、一端部37には第1支点31が引っ掛けられる。
図9の状態で、ユーザが回動部66を第2方向J2に回動すると、ピン61が第1孔41fと第2孔51から外されていく。
そうすると、第2筒状部材50が第1筒状部材40に対して相対的に進行方向Lに移動可能になる。圧縮力部材130には自由長に戻ろうとする力が作用しているので、圧縮力部材130の他端部38も進行方向Lに移動していき、ピン36も進行方向Lに移動する。ピン36は第2筒状部材50に接続されているので、第2筒状部材50も進行方向Lに移動する。そして、ロック機構60は、ピン61が第2孔51が第1孔41aに接近していく。
図11は、耕うん時の作業機200の側面図である。図7の状態で、エプロン20が最下位置S2に配置されていても、作業機200が圃場を走行するときに、整地板21が圃場に当接して跳ね上げられる。このときに、移動部55は第2筒状部材50に対して相対的に進行方向Lに移動することができる。従って、エプロン20が上昇する余地がある。
前述の第1実施形態又は第2実施形態の構成によれば、エプロン20の跳ね上げをアシストするアシスト構成を有する作業機100、200において、エプロン跳ね上がり前の状態から跳ね上がり後の状態へと移行するに従ってアシスト構成が拡大することが回避される。
なお、前述した許容規制機構141、241は、複数(ここでは1つ)の圧縮力部材30、130を有する構成であったが、この構成に限定されず、圧縮力部材30、130を一つ又は2つ以上有する構成であっても良い。
10:フレーム、11:耕うん爪、20:エプロン、21:整地板、22:回動支点、30:圧縮力部材、31:第1支点、32:第2支点、36:ピン、37:一端部、38:他端部、40:第1筒状部材、40X:長穴、41:第1孔、41a:第1孔、41f:第1孔、50:第2筒状部材、51:第2孔、53:ガイド部材、55:移動部、56:内側フレーム、59:フランジ、60:ロック機構、61:ピン、61X:回動中心、62:バネ、66:回動部、66a:カム部、66a1:第1突状部、66a2:第2突状部、67:支持部、100:作業機、102:耕うんロータ、104:回転軸、105:チェーンケース、106:PICシャフト、110:主フレーム、111:台座、120:シールドカバー、125:ギアボックス、130:圧縮力部材、130A:バネ部、132:延長整地板、134:台座、141:許容規制機構、200:作業機、241:許容規制機構、251:シリンダー、252:ピストンロッド、300:走行機体、J1:第1方向、J2:第2方向、L:進行方向、M1:第1当接位置、M2:第2当接位置、r1:回動半径、r2:回動半径、S1:最上位置、S2:最下位置

Claims (4)

  1. 走行機体の後部に装着され、前記走行機体の前進走行に伴って進行して圃場を耕うんする作業機において、
    前記走行機体の後部に接続されるフレームと、
    前記フレームの後部に設けられ、前記フレームに対して下降及び跳ね上げ回動可能に支持され、圃場を整地するエプロンと、
    前記フレームに設けられる第1支点と前記エプロンに設けられる第2支点との間の距離が長くなるに従って圧縮力が増加し、前記第1支点と前記第2支点との間の距離が短くなるに従って圧縮力が減少しつつ前記エプロンを跳ね上げる方向に力を作用させる圧縮力部材と、
    前記圧縮力部材の外側に配置され、前記圧縮力部材の一端部が接続される第1筒状部材と、
    前記第1筒状部材の外側に、当該第1筒状部材に沿ってスライド可能に配置され、前記圧縮力部材の他端部が接続される第2筒状部材と、
    前記第1筒状部材に対して前記第2筒状部材を相対的に固定するロック機構と、
    を備える作業機。
  2. 前記ロック機構は、前記第2筒状部材に対して挿脱可能なピンを有し、
    前記第1筒状部材に形成された第1孔と前記第2筒状部材に形成された第2孔とが重畳する位置にあるとき、前記ピンが前記第1孔及び前記第2孔に挿入されることによって前記第1筒状部材に対して前記第2筒状部材が相対的に固定され、
    前記ピンが前記第1孔及び前記第2孔から外されることによって前記第1筒状部材に対して前記第2筒状部材が相対的に移動可能にされる請求項に記載の作業機。
  3. 前記圧縮力部材は複数である請求項1又は請求項2に記載の作業機。
  4. 前記圧縮力部材は、荷重を受けることで自由長よりも伸ばされて、自由長に戻ろうとする引張ガススプリング又は引張バネである請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の作業機。
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