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JP6797441B2 - 高分子グラフトグラフェンおよびその製造方法 - Google Patents

高分子グラフトグラフェンおよびその製造方法 Download PDF

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JP6797441B2 JP2019553263A JP2019553263A JP6797441B2 JP 6797441 B2 JP6797441 B2 JP 6797441B2 JP 2019553263 A JP2019553263 A JP 2019553263A JP 2019553263 A JP2019553263 A JP 2019553263A JP 6797441 B2 JP6797441 B2 JP 6797441B2
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Description

[関連出願との相互引用]
本出願は、2017年11月23日付韓国特許出願第10−2017−0157400号に基づいた優先権の利益を主張し、当該韓国特許出願の文献に開示されたすべての内容は本明細書の一部として含まれている。
本発明は、グラフェンの分散性を改善する官能基を有する高分子をグラフェン表面に結合させたグラフェン、およびその製造方法に関する。
グラフェンは、炭素原子が2次元上でsp2結合による6角形形状に連結された配列をなしながら炭素原子層に対応する厚さを有する半金属性物質である。最近、一層の炭素原子層を有するグラフェンシートの特性を評価した結果、電子の移動度が約50,000cm/Vs以上で非常に優れた電気伝導度を示すことが報告されている。
また、グラフェンは構造的、化学的安定性および優れた熱伝導度の特徴を有している。のみならず相対的に軽い元素である炭素のみからなり1次元あるいは2次元ナノパターンを加工することが容易である。このような電気的、構造的、化学的、経済的特性によって、グラフェンは今後シリコン基盤の半導体技術および透明電極を代替できると予測され、特に優れた機械的物性で柔軟電子素子分野に応用が可能であると期待される。
一方、グラフェンは、自己凝集性が非常に強いため高分子や溶媒内で分散がうまくできず、これはグラフェンの応用を制限する一つの要因になる。このようなグラフェンの分散性を改善するためにはマトリックスとして用いられる高分子または溶媒とよく混合され得る官能基、またはこれを含む高分子でグラフェンを機能化する必要がある。
このようなグラフェン表面に官能基を導入するための方法として、Hummer’s methodのような酸化法を用いた方法が報告されている。これはグラフェンを強酸で酸化させると、グラフェン酸化物の表面にヒドロキシ基、エポキシ基、カルボン酸基などの官能基が形成され、これら官能基を用いて追加的な反応を行う。
しかし、グラフェン酸化物を用いる場合、導入される官能基の種類を特定できず、上述したヒドロキシ基、エポキシ基、カルボン酸基などが混在された形態で存在するので、官能基を用いて追加的な反応を行うことにおいて反応の種類もまた特定されず、多様になるしかない。また、グラフェンを酸化させる過程で、グラフェンの縁だけでなく、グラフェンの内部構造でも酸化反応が行われ、グラフェン特有の構造および化学的性質が失われる限界があり、強い酸化剤を用いることによる環境汚染の問題も発生する。
そこで、グラフェンの構造的、化学的特徴をそのまま維持しながらグラフェン表面に特定の官能基を導入できる表面改質方法の開発が求められている。一例として、非酸化グラフェンをマレイン酸無水物とマレイミドを用いてDiels−Alder反応でグラフェン表面を改質した例がある。しかし、グラフェン表面に前記物質が改質された以後に追加で高分子重合などを行うことができないため、グラフェンを機能化するのに限界がある。
そこで、本発明者らはグラフェン表面に効果的に高分子をグラフトし得る方法を鋭意研究した結果、後述するようにDiels−Alder反応により1次にグラフェン表面を改質した後、グラフェン表面に導入された二重結合と2次に単量体を重合する方法で、前記を達成できることを確認して本発明を完成した。
本発明は、グラフェンの分散性を改善する官能基を有する高分子をグラフェン表面に結合させたグラフェンを提供するためのものである。また、本発明は前記のようなグラフェンの製造方法を提供するためのものである。
前記課題を解決するために、本発明は、下記化学式1または下記化学式2の高分子構造がグラフェン表面に結合されたグラフェンを提供する:
Figure 0006797441
前記化学式1において、
nは、0〜20の整数であり、
m1は、1〜10000の整数であり、
およびRは、それぞれ独立して水素、またはC1〜4アルキルであり、
は、水素、C1〜30アルキル、C1〜30ヒドロキシアルキル、または
Figure 0006797441
であり、
は、C2〜5アルキレンであり、
lは、1〜10000の整数であり、
*は、グラフェン表面に共有結合される結合を意味し、
Figure 0006797441
前記化学式2において、
nは、0〜20の整数であり、
m1は、1〜10000の整数であり、
m2は、1〜10000の整数であり、
、R’、R、およびR’は、それぞれ独立して水素、またはC1〜4アルキルであり、
およびR’は、それぞれ独立して水素、C1〜30アルキル、C1〜30ヒドロキシアルキル、または
Figure 0006797441
であり、
は、C2〜5アルキレンであり、
lは、1〜10000の整数であり、
*は、グラフェン表面に共有結合される結合を意味し、
ただし、RおよびR’;RおよびR’;およびRおよびR’のうち少なくとも一つは互いに相異する。
化学式1の高分子構造がグラフェン表面に結合されたグラフェン
グラフェンは、sp2混成化炭素の単一原子層で構成された2次元平面構造を有することにより、高い電気伝導性および機械的強度を実現することができる。また、同じ理由により化学的にも安定してグラフェン表面を機能化することが難しい。
本発明ではこのようなグラフェン表面を機能化するためにジシクロペンタジエンを用いる。具体的に、本発明は1)グラフェンおよびジシクロペンタジエンを反応させて下記化学式1aの構造がグラフェン表面に結合されたグラフェンを製造する段階;および2)前記段階1で製造されたグラフェンおよび下記化学式1bで表される化合物を反応させる段階を含む、前記化学式1の高分子構造がグラフェン表面に結合されたグラフェンの製造方法を提供する。
Figure 0006797441
前記化学式1aおよび1bにおいて、
n、R、R、R、および*は、先立って定義したとおりである。
また、前記化学式1の高分子構造がグラフェン表面に結合されていることは、前記化学式1の*で表す部分がグラフェンの二重結合のうち一つとDiels−Alder反応により共有結合されていることを意味する。例えば、前記化学式1の高分子構造がグラフェン表面に結合された形態を図式化して示すと下記のとおりである。
Figure 0006797441
上記のように、本発明ではこのようなグラフェン表面を機能化するためにまずグラフェンをジシクロペンタジエンと反応させて前記化学式2のような構造をグラフェン表面に導入する。前記反応は、Diels−Alder反応として、理論的に制限されるものではないが、グラフェン末端の二重結合の結合エネルギーが相対的に低いため、前記化学式2のような構造が主にグラフェンの末端部分に導入される。また、導入された構造には二重結合が存在するので、ジシクロペンタジエンと再び反応し得、これにより、前記化学式2のnの数が増加し得る。
このように導入された前記化学式2の構造の二重結合を用いて、前記化学式3で表される化合物を反応させると重合反応が行われ、前記化学式1のような構造をグラフェン表面に導入し得る。前記化学式1の構造は、エステル(−COO−)基を有しているので純粋グラフェンに比べて分散性を向上させることができる。
また、前記化学式1の構造が導入された部分以外のグラフェン表面は変化がないので、グラフェン固有の熱的特性および電気的特性をそのまま維持できる利点がある。
また、前記化学式1の高分子構造は、一つまたは複数がグラフェン表面に結合されている。また、複数が結合された場合には、化学式1の構造が互いに同一または異なってもよい。
前記化学式1において、好ましくは、nは0〜10の整数であり、グラフェンとジシクロペンタジエンの反応程度により決定される。好ましくは、nは1〜9、2〜8、または3〜7の整数である。
好ましくは、m1は1〜1000の整数であり、前記化学式1bで表される化合物の反応程度により決定される。好ましくは、m1は1〜100の整数である。
好ましくは、RおよびRは、それぞれ独立して水素、またはメチルである。
好ましくは、Rは、水素、2−エチルヘキシル、オクタデシル、または2−ヒドロキシエチルである。また、好ましくは、Rはエチレン(−CH−CH−)である。また、好ましくは、lは1〜100、または1〜10の整数である。
化学式2の高分子構造がグラフェン表面に結合されたグラフェン
化学式2の高分子構造がグラフェン表面に結合されたグラフェンは、前記化学式1において高分子繰り返し単位が追加されたものを意味する。したがって、追加された繰り返し単位を除いた残りは前述した内容を制限なしに適用することができる。
具体的に、本発明は1)グラフェンおよびジシクロペンタジエンを反応させて下記化学式2aの構造がグラフェン表面に結合されたグラフェンを製造する段階;および2)前記段階1で製造されたグラフェン、下記化学式2bで表される化合物および下記化学式2cで表される化合物を反応させる段階を含む、前記化学式2の高分子構造がグラフェン表面に結合されたグラフェンの製造方法を提供する。
Figure 0006797441
前記化学式2a、2bおよび2cにおいて、
n、R、R’、R、R’、R、R’および*は、先立って定義したとおりである。
また、前記化学式2bおよび2cと関連した二つの繰り返し単位は、ランダム共重合体を形成する。
前記化学式2において、好ましくは、nは0〜10の整数であり、グラフェンとジシクロペンタジエンの反応程度により決定される。好ましくは、nは1〜9、2〜8、または3〜7の整数である。
好ましくは、m1は1〜1000の整数であり、前記化学式2bで表される化合物の反応程度により決定される。好ましくは、m1は1〜100の整数である。好ましくは、m2は1〜1000の整数であり、前記化学式2cで表される化合物の反応程度により決定される。好ましくは、m2は1〜100の整数である。
好ましくは、R、R’、R、およびR’は、それぞれ独立して水素、またはメチルである。
好ましくは、RおよびR’は、それぞれ独立して水素、2−エチルヘキシル、オクタデシル、または2−ヒドロキシエチルである。また、好ましくは、Rはエチレン(−CH−CH−)である。また、好ましくは、lは1〜100、または1〜10の整数である。
高分子構造がグラフェン表面に結合されたグラフェン
また、前記グラフェン総重量に対して前記高分子の重量が1〜20重量%である。
前記本発明により製造される高分子−グラフトグラフェンは、グラフェン固有の特性を維持しながらもグラフェン表面に分散性を向上させ得る高分子がグラフトされており、溶媒での分散性に優れるという特徴がある。これにより、多様な溶媒に再分散させて放熱基板形成用組成物、伝導性ペースト組成物、伝導性インク組成物、電気伝導性複合体、EMI遮蔽用複合体または電池用導電材またはスラリーなどの多様な用途で活用することができる。
前述したように、本発明による高分子−グラフトグラフェンは、グラフェンの構造的特徴と機械的物性をそのまま維持し、グラフェン表面に高分子を導入して優れた分散性を実現できるという特徴がある。
本発明の実施例で製造したグラフェンの熱重量分析(Thermogravimetric analysis,TGA)結果を示すものである。
以下、本発明の理解を深めるために好ましい実施例を提示する。しかし、下記の実施例は本発明をより容易に理解するために提供するものであり、これによって本発明の内容は限定されない。
使用試薬のうちアクリル酸(acrylic acid,AA)は、Samchun Pure Chemical社で購入して使用した。2−ヒドロキシエチル アクリレート(HEA)、2−エチルヘキシル アクリレート(EHA)は、Junsei社で購入して使用した。1−ビニル−2−ピロリジノン(VP)、アクリロニトリル(AN)、ジシクロペンタジエン(DCPD)、オクタデシル アクリレート(ODA)、メトキシ ポリエチレングリコール メタクリレート(MPEGMA)は、Aldrich社で購入して使用した。AIBNとNMP、エタノールは大井化金(株)で購入して使用した。
製造例:CPD−GNPの製造
DCPD 10g、GNP 10g、NMP 120gが混合された混合溶液を150℃で12時間反応させた後常温に冷まして減圧濾過し、続いてNMP500ml、エタノール500ml、およびアセトン200mlで洗浄した後60℃オーブンで乾燥して製造した。
実施例1:ポリ(アクリル酸)−グラフト−GNP(PAA−GNP)の製造
アクリル酸2g、CPD−GNP 0.5g、AIBN 0.46g、NMP 10mlの混合溶液を80℃で15時間反応させた後常温に冷まして濾過し、NMP 200ml、エタノール200mlで洗浄した後60℃オーブンで乾燥してPAA−GNPを得た。
実施例2:ポリ(メトキシポリエチレングリコール)メタクリレート)−グラフト−GNP(P(MPEGMA)−GNP)の製造
MPEGMA 4g、CPD−GNP 1g、KPS 0.072g、水30mlの混合溶液を80℃で15時間反応させた後常温に冷まして濾過し、水200ml、エタノール200mlで洗浄した後60℃オーブンで乾燥してP(MPEGMA)−GNPを得た。
実施例3:ポリ(ヒドロキシエチルアクリレート)−グラフト−GNP(PHEA−GNP)の製造
HEA 2g、CPD−GNP 0.5g、AIBN 0.28g、NMP 10mlの混合溶液を80℃で15時間反応させた後常温に冷まして濾過し、NMP200ml、エタノール200mlで洗浄した後60℃オーブンで乾燥してPHEA−GNPを得た。
実施例4:ポリ(ヒドロキシエチルメタクリレート)−グラフト−GNP(PHEMA−GNP)の製造
HEMA 2g、CPD−GNP 0.5g、AIBN 0.25g、NMP 10mlの混合溶液を80℃で15時間反応させた後常温に冷まして濾過し、NMP200ml、エタノール200mlで洗浄した後60℃オーブンで乾燥してPHEMA−GNPを得た。
実施例5:ポリ(エチルヘキシルアクリレート)−グラフト−GNP(PEHA−GNP)の製造
EHA 4g、CPD−GNP 1g、AIBN 0.12g、NMP3mlの混合溶液を80℃で15時間反応させた後常温に冷まして濾過し、NMP200ml、ヘキサン200mlで洗浄した後60℃オーブンで乾燥してPEHA−GNPを得た。
実施例6:ポリ(オクタデシルアクリレート)−グラフト−GNP(PODA−GNP)の製造
ODA 4g、CPD−GNP 1g、AIBN 0.07g、トルエン3mlの混合溶液を80℃で15時間反応させた後常温に冷まして濾過し、トルエン200ml、ヘキサン200mlで洗浄した後60℃オーブンで乾燥してPODA−GNPを得た。
実施例7:ポリ(アクリル酸)−co−(オクタデシルアクリレート)−グラフト−GNP(P(AA−co−ODA)−GNP)の製造
ODA 1g、AA 1g、CPD−GNP 0.5g、AIBN 0.093g、NMP 20mlの混合溶液を80℃で6時間反応させた後常温に冷まして濾過し、NMP200ml、THF200mlで洗浄した後60℃オーブンで乾燥してP(AA−co−ODA)−GNPを得た。
実験例1:TGAデータ分析
GNPに如何に多くの高分子が機能化したかを調べるために窒素の雰囲気で熱重量分析(Thermogravimetric analysis、TGA)を行い、その結果を図1に示した。図1に示すように、高分子の種類によってGNPに高分子が1〜13wt%付いていることが分かった。
実験例2:分散性の評価
先立って実施例で製造した高分子−グラフトグラフェンを、下記表1のような溶媒にそれぞれ分散させて分散度を評価した。分散度の評価は高分子−グラフトグラフェン40mgを4gの溶媒に混合した後30分間超音波処理して分散し、この分散液で沈殿が発生せず、分散が維持される時間を基準として評価し、評価基準は下記のとおりである。また、比較のために、製造例で出発物質として使用したGNPを比較例として評価した。
◎:分散液の分散性が48時間以上維持される
○:分散液の分散性が12〜48時間維持される
Δ:分散液の分散性が1〜12時間維持される
X:分散液で1時間内に沈殿が発生する
Figure 0006797441

Claims (7)

  1. 下記化学式1または下記化学式2の高分子構造がグラフェン表面に結合された、グラフェン:
    Figure 0006797441
    前記化学式1において、
    nは、0〜20の整数であり、
    m1は、1〜10000の整数であり、
    およびRは、それぞれ独立して水素、またはC1〜4アルキルであり、
    は、水素、C1〜30アルキル、C1〜30ヒドロキシアルキル、または
    Figure 0006797441
    であり、
    は、C2〜5アルキレンであり、
    lは、1〜10000の整数であり、
    *は、グラフェン表面に共有結合される結合を意味し、
    Figure 0006797441
    前記化学式2において、
    nは、0〜20の整数であり、
    m1は、1〜10000の整数であり、
    m2は、1〜10000の整数であり、
    、R’、R、およびR’は、それぞれ独立して水素、またはC1〜4アルキルであり、
    およびR’は、それぞれ独立して水素、C1〜30アルキル、C1〜30ヒドロキシアルキル、または
    Figure 0006797441
    であり、
    は、C2〜5アルキレンであり、
    lは、1〜10000の整数であり、
    *は、グラフェン表面に共有結合される結合を意味し、
    ただし、RおよびR’;RおよびR’;およびRおよびR’のうち少なくとも一つは互いに相異する。
  2. 、R’、R、およびR’は、それぞれ独立して水素、またはメチルである、請求項1に記載のグラフェン。
  3. およびR’は、水素、2−エチルヘキシル、オクタデシル、または2−ヒドロキシエチルである、請求項1または2に記載のグラフェン。
  4. は、エチレン(−CH−CH−)である、請求項1から3のいずれか一項に記載のグラフェン。
  5. nは、0〜10の整数である、請求項1から4のいずれか一項に記載のグラフェン。
  6. 1)グラフェンおよびジシクロペンタジエンを反応させて下記化学式1aの構造がグラフェン表面に結合されたグラフェンを製造する段階;および
    2)前記段階1で製造されたグラフェンおよび下記化学式1bで表される化合物を反応させる段階を含む、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の化学式1の高分子構造がグラフェン表面に結合されたグラフェンの製造方法:
    Figure 0006797441
    前記化学式1aおよび1bにおいて、
    n、R、R、R、および*は、請求項1で定義したとおりである。
  7. 1)グラフェンおよびジシクロペンタジエンを反応させて下記化学式2aの構造がグラフェン表面に結合されたグラフェンを製造する段階;および
    2)前記段階1で製造されたグラフェン、下記化学式2bで表される化合物および下記化学式2cで表される化合物を反応させる段階を含む、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の化学式2の高分子構造がグラフェン表面に結合されたグラフェンの製造方法:
    Figure 0006797441
    前記化学式2a、2bおよび2cにおいて、
    n、R、R’、R、R’、R、R’および*は、請求項1で定義したとおりである。
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