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JP6783069B2 - 橋梁用吊足場装置の設置方法 - Google Patents

橋梁用吊足場装置の設置方法 Download PDF

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JP6783069B2 JP2016095465A JP2016095465A JP6783069B2 JP 6783069 B2 JP6783069 B2 JP 6783069B2 JP 2016095465 A JP2016095465 A JP 2016095465A JP 2016095465 A JP2016095465 A JP 2016095465A JP 6783069 B2 JP6783069 B2 JP 6783069B2
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Description

本発明は、橋梁用吊足場装置の設置方法に関する。
従来、上述の如き橋梁用吊足場装置として、例えば特許文献1に記載の如きものが知られている。このような従来の工法においては、狭幅員の橋梁を点検・補修等の作業を行う場合、仮設材を使用し橋梁の躯体より鎖により吊下げた仮設足場を橋梁下全面に施工する。しかし、作業員が乗り出した作業が伴うため大変危険で熟練が要求され、作業時間も橋梁の長さにより増加していた。
また、例えば特許文献2に示す如き「橋梁点検車(トラック架装の油圧制御された専用機械)」を使用し、作業床を橋梁下面へ移動させて、調査等を可能としている。係る場合、安全で設置時間は大幅に短縮されるが、橋梁の一般車両の通行部を橋梁点検車が占領するため、交通規制が必要となっていた。
特開平7−11764号公報 特開2002−187692号公報
かかる従来の実情に鑑みて、本発明は、橋梁等の構造物調査・点検・補修作業における仮設の吊足場の設置作業時間を短縮でき且つ安全性及び省力化を確保でき、しかも設置後において一般車両の通行を妨げることのない橋梁用吊足場装置の設置方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の橋梁用吊足場装置の設置方法の特徴構成は、橋梁の下面側で前記橋梁を横断する足場ステージ部材と、橋梁の路面に対して接地するための支持脚部材を取り付ける支持部を上部に備え、且つ、下部に前記足場ステージ部材を連結保持可能なステージホルダー部を備えた吊足場本体枠とを設けてある橋梁用吊足場を一対別々に設け、前記支持部は、前記吊足場本体枠を前記橋梁の横外側に配置する状態で、前記支持脚部材を前記橋梁の路面に接地可能に取り付けるべく前記橋梁の幅方向中央側に向けて前記吊足場本体枠の上部から延設してあり、前記支持脚部材には、前記橋梁の路面に対する接地部にキャスターを設けて、前記橋梁の長手方向に前記吊足場本体枠を移動自在に構成し、前記一対の橋梁用吊足場夫々に設けた前記ステージホルダー部に、前記足場ステージ部材を前記橋梁の幅方向にスライドさせてその一端部が出退自在になるように組み付けてあると共に、前記橋梁の左右両側に一対の前記吊足場本体枠を配置した場合に、夫々の前記ステージホルダー部に組み付けた前記足場ステージ部材の一端部同士を互いに近接させて連結自在な足場ステージ部材連結部を設けてある前記橋梁用吊足場を、トラックの荷台に積み降し自在にしてある橋梁用吊足場装置を準備しておいて、前記橋梁用吊足場をトラックの荷台から降ろすべく、それら1対の前記橋梁用吊足場の内の一方の前記吊足場本体枠を、上下方向に沿った姿勢にして吊下げながら、前記橋梁の一側の欄干を跨いで前記橋梁の外側に配置すると共に、前記支持脚部材を橋梁の路面に接地させ、他方の前記橋梁用吊足場の前記吊足場本体枠を、上下方向に沿った姿勢にして吊下げながら、前記橋梁の他側の欄干を跨いで前記橋梁の外側に配置すると共に、前記支持脚部材を橋梁の路面に接地させ、一対の前記橋梁用吊足場をトラックの荷台から降ろした後には、トラックの荷台と夫々の前記吊足場本体枠とを仮止めワイヤを介して仮止め固定し、前記一対の橋梁用吊足場における夫々の前記足場ステージ部材の一端部を、前記ステージホルダー部から前記橋梁の幅方向で互いに近接するようにスライドさせて、夫々の前記足場ステージ部材同士を前記足場ステージ部材連結部を介して互いに連結して前記足場ステージホルダー部間に亘って保持した後には、前記仮止めワイヤを取り外して前記トラックを退去し、前記橋梁の長手方向に移動可能に設置するところにある。
本発明の第1の特徴構成によれば、前記橋梁用吊足場装置を準備しておくことにより、吊足場本体枠をクレーン等により上下に沿った姿勢に吊下げながら、その上部では支持脚部材を橋梁の路面に接地すると共に、下部では橋梁の下面側にステージホルダー部に連結保持する足場ステージ部材を配置することにより、安全で且つ簡単に橋梁の補修点検を行うことができる。
例えば、足場を橋梁の下側作業域の全面に配置しなくとも、支持脚部材に設けたキャスターにより、吊足場本体枠と足場ステージ部材とを一緒に橋梁の長手方向に簡単に移動でき、従って、少ない部材で広範囲にわたって橋梁を簡単に補修点検ができ、作業性を向上させられる。
しかも、支持脚部材を橋梁の路面に接地した後には、足場ステージ部材を吊足場本体枠により懸架されるので、橋梁の一般車両の通行部を遮ることがなく、吊足場の設置に際して交通規制等を行う必要がない。
足場ステージ部材を、ステージホルダー部に一端部を前記橋梁の幅方向中央部側に向けて出退自在に組み付けてあるために、吊足場を設置する際に、足場ステージ部材の組み付けが不要で、安全性を確保しつつ、作業時間を短縮できるばかりか、吊足場本体枠をクレーンなどで吊下げながら橋梁の外側に配置する場合に、足場ステージ部材を橋梁の欄干などの邪魔にならないように外側に引退させ、支持脚部材が橋梁の路面に接地後に橋梁の下側に突出するように移動させれば、設置及び補修点検作業が短時間でスムーズに行える。
橋梁の左右両側に一対の吊足場本体枠を設置する際に、それらに組み付けた夫々の足場ステージ部材同士を、足場ステージ部材連結部により連結一体化することで、足場ステージ部材はより安定化でき、足場ステージ上での作業における安全性をより一層向上させることができる。
簡単な設置工程により、橋梁等の構造物の調査・点検・補修作業における仮設の吊足場の設置作業時間を短縮でき、且つ、安全性及び省力化を確保でき、しかも設置後において一般車両の通行を制限する必要もなくなった。
本発明の第2の特徴構成は、前記吊足場本体枠の上端部どうしを連結部材を介して連結一体化すると共に、前記足場ステージ部材連結部を介して前記足場ステージ部材の一端部同士を連結した後に、橋梁の長手方向に沿って移動させて、点検修理位置を変更する際には、夫々の前記足場ステージ部材を、橋梁の幅方向で互いに離間するようにスライドさせて、障害となる橋脚をかわして移動するところにある。
本発明に係る吊足場の搬送姿を示す斜視図である。 本発明に係る吊足場を展開した状態を示す斜視図である。 本発明に係る吊足場を橋梁に設置した状態を示す正面図である。 上部ラダー部の斜視図である。 ラダー部近傍の部分拡大斜視図である。 スライドローラーホルダー枠の斜視図である。 スライド式ステージの斜視図である。 ドッキング部近傍の部分拡大斜視図である。 吊足場の搬送を説明する図である。 吊足場の建て起こしを説明する図である。 (a)は吊足場の建て起こしの完了状態を示す図であり、(b)はステージのスライドを説明する図である。 吊足場の橋梁側面への移動を説明する図である。 アウトリガーの設置を説明する図である。 走行車輪付路面アウトリガー近傍の部分拡大図である。 ガイド車輪付橋梁側面アウトリガー近傍の部分拡大図である。 上部ラバー部の調整を説明する図である。 ステージ部の調整を説明する図である。 他方の吊足場の設置を示す図である。 吊足場の設置完了状態を示す図である。 別実施形態の吊足場の設置状態を示す斜視図である。 別実施形態の吊足場の設置状態を示す正面図である。 別実施形態の吊足場の斜視図である。 別実施形態の吊足場の分解斜視図である。 吊足場の要部作用説明図である。 別実施形態の吊足場の作用説明を示す要部正面図である。 別実施形態の吊足場の正面図である。 別実施形態の吊足場の作用説明を示す側面図で、(a)はキャスターを引退した状態、(b)はキャスターを下方に突出させた状態を示す。 別実施形態の吊足場の正面図である。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図19に示すように、前記橋梁の下面側で前記橋梁を横断する足場ステージ部材を設け、橋梁の路面に対して接地するための支持脚部材7を取り付ける支持部8を上部に備え、且つ、下部に前記足場ステージ部材を連結保持可能なステージホルダー部10を備えた吊足場本体枠6を設けてある橋梁用吊足場を構成してある。
前記吊足場本体枠6は、上部フレーム21とその上部フレーム21に対して内嵌して上下に出退自在に保持されるラダー部22とから成る上部ラダー部2を設けると共に、その上部ラダー部2に対してヒンジ部9を介して上下折り畳み自在に連結するスライドローラーホルダー枠3を設けてある。
前記ステージホルダー部10は、スライドローラーホルダー枠3におけるホルダー枠フレーム33によって構成され、足場ステージ部材の一例であるスライド式ステージ4の一端部が橋梁100の幅方向中央部側に向けて出退自在に組み付けてある。
前記支持脚部材7は、一例として、橋梁路面101に支持懸架し橋梁縦断方向Yに人力移動できる走行車輪付路面アウトリガー21aを設けてあり、その走行車輪としてキャスター11を取り付けてある。
前記吊足場本体枠6を橋梁100の横外側に配置する状態で、支持脚部材7を橋梁100の路面に接地可能に取り付けるべく、支持部8を橋梁100の幅方向中央側に向けて吊足場本体枠6の上部から延設し、その支持部8に支持脚部材7を取り付けてあり、全体の重心位置を、前記支持脚部材7の接地部と前記吊足場本体枠6との間に位置するように形成してある。
次に、適宜添付図面を参照しながら、本発明をさらに詳しく説明する。
[吊足場の概要]
本発明に係る吊足場1は、図1〜3に示すように、橋梁100の桁高さHに調整できるように伸縮機能を持たせた上部ラダー部2と、上部ラダー部2を格納起立させるための回転軸金具22aと、起立後固定するための固定金具22bと、前記足場ステージ部材を構成するスライド式ステージ4を、スライドさせるためのローラー32のホルダー枠フレーム33より構成されたスライドローラーホルダー枠3と、対象の橋梁100の桁幅員Wに調整できるようにローラー32により軽い力でスライドできるスライド式ステージ4により構成される。
[上部ラダー部2の概要]
上部ラダー部2は、図1〜4に示すように、橋梁路面101に支持懸架し橋梁縦断方向Yに人力移動できる走行車輪付路面アウトリガー21aと、橋梁側面103に対して接当して突っ張り支持可能で、且つ、橋梁側面103に沿って走行してガイドするガイド車輪付橋梁側面アウトリガー21bを備える。
また、上部ラダー部2は、橋梁側面103に吊下がるように下方に延びる上部フレーム21と、搬送時の格納姿にするため上部ラダー部2を折りたたむように格納するためのヒンジ部9として、回転軸金具22aと、起立後固定できる固定金具22bを有し、橋梁100の桁高さHに応じて上部フレーム21と平行してスライドし接続位置を変更することにより伸縮および固定可能なラダー部22で構成されている。
上部フレーム21は、図3〜5に示すように、橋梁路面101に走行車輪付路面アウトリガー21aに取り付けられたキャスター11により接地し、橋梁欄干104を越えて橋梁下方(鉛直方向Z)へ伸びる形状を呈する。その躯体は、作業員が橋梁下面側102へ昇降するための梯子にもなっている。
また、上部フレーム21には、作業進捗し設置場所の変更のために、橋梁100の長手方向に沿った橋梁縦断方向Yへ人力により移動させるためと安定性を図るための走行車輪付路面アウトリガー21aと、橋梁側面103に沿って安定するためにキャスター13を取り付けたガイド車輪付橋梁側面アウトリガー21bが設けられている。
従って、夫々のアウトリガーは、簡易クレーン付トラック5へ積載時にスペースを多くとらない様に、例えば図1に示す如く折り畳んで格納することが出来る。
上部ラダー部2は、橋梁桁高さHによりスライド式ステージ4を橋梁下面側102で作業できるように長さを伸縮させる構造である。図4,5に示すように、上部フレーム21とラダー部22は、ラダー部スライドガイド22cによりガイドされ伸縮が可能で橋梁桁高さHに調整が出来る。位置決めの場合は、スライドロックボルト・ナット22dにより固定する。
[スライドローラーホルダー枠3の概要]
スライドローラーホルダー枠3は、図6に示すように、上部ラダー部2を起伏させるためのヒンジ部9として、回転軸金具31aと、起立後、ピンにより固定できる固定金具31bを有する。従来、上部ラダー部2のような長尺重量部材を伏せた状態から建て起こす場合、部材下方の一部を地面に接地した状態でクレーンにて建て起こすが、クレーンの操作により部材が逸走したり横ぶれし危険が伴う。
しかし、本発明では、回転軸金具31aと回転軸金具22aが軸を介して接続されているので、当該軸を支点に建て起こす回転が生じクレーン操作を容易にし、且つ危険軽減が図れる。
つまり、ラダー部22に設けた回転軸金具22a及び固定金具22bと、スライドローラーホルダー枠3に設けた固定金具31a及び固定金具31bとで、前記吊足場本体枠6のヒンジ部9が構成されている。
上部ラダー部2を橋梁側面103に設置するために、スライド式ステージ4は橋梁路面101上で予め橋梁側方外側へ張出され、橋梁100に干渉しないようにする。
上部ラダー部2を設置後、作業員が上部ラダー部2からスライド式ステージ4へ降りてスライドローラーホルダー枠3に手で反力を取りスライド式ステージ4を歩くように押し引きする。その構造は、図6に示すように、容易にスライド作動するようにスライド式ステージ4のフレーム枠41の全方向に接触するローラー32を前後10個2組をフレームに配置したホルダー枠フレーム33により構成されている。
[スライド式ステージ4の概要]
スライド式ステージ4は、図7に示すように、フレーム枠41と作業床42により構成されている。吊足場1を橋梁100の左右側面103より夫々設置し、橋梁下面側102に橋梁100を横断したステージ(作業床)を形成する。
フレーム枠41の一端には、図8に示すように、左右のスライド式ステージ4を橋梁下面側102中央部にてフレーム枠41同士を接続するために、足場ステージ部材連結部12として、ドッキング部メス金具43aとドッキング部オス金具43bが設けられている。これにより、位置ずれが発生していてもドッキングし易くなるように工夫されている。
また、フレーム枠41の端部には外れ止めフック44があり、左右のスライド式ステージ4をレバーブロック(登録商標)等で固定できるようになっている。
[吊足場設置工程の概要]
[作業手順1](図9)
簡易クレーン付トラック5の荷台に吊足場1を2台格納状態にて積み込み搬送し、対象の橋梁100の幅方向Xの中央部に橋梁100の橋梁縦断方向Yと平行に停車し、簡易クレーンのクレーンアウトリガー52を操作し設置する。
[作業手順2](図10)
クレーン51を吊作業を行えるように設置準備し、予め対象の橋梁100の桁高さHに長さ調整された上部ラダー部2を、吊金具22eに接続された本体吊ワイヤー22fをクレーン吊フック53に掛けて吊上げる。この時、回転軸金具22aおよび回転軸金具31aを支点にして、建て起こすことが出来る。
なお、図8〜11、14,15では、吊足場1が簡易クレーン付トラック5の荷台に1台のみ表現されているが、これは図解を判り易くする為に過ぎず、実際はもう一方の吊足場1は積載されたままである。
[作業手順3](図11)
建て起こされた上部ラダー部2を固定金具22bと固定金具31bをボルト・ナットにて締結し固定する。この時クレーン51を操作し、同図中(b)に示すように、スライド式ステージ4を橋梁下面側102へ設置しやすくするため橋梁外側へ張り出すようにスライドさせる。
[作業手順4](図12)
クレーン51を操作して、作業手順3で準備された吊足場1を橋梁側面103へ図12の様な状態に移動させる。
[作業手順5](図13〜15)
作業員が橋梁100の路面101上より吊足場1に触れることが出来るようにクレーン51を操作し、吊足場1を橋梁欄干104へ近づけ静止させる。続いて、搬送のために格納された走行車輪付路面アウトリガー21aを、図14にある様に、回転させロックフックレバー22gにてロックする。ガイド車輪付橋梁側面アウトリガー21bを、図15にある様に、ロックバー22hをセットし固定する。
[作業手順6](図16)
作業手順5を完了した吊足場1を簡易クレーン付トラック5の荷台前方に位置する様にクレーン51を操作して、吊足場1の走行車輪付路面アウトリガー21aの車輪を橋梁路面101に接地させると共に、ガイド車輪付橋梁側面アウトリガー21bのガイド車輪を橋梁側面103に接地させ、上部ラダー部2が垂直になる様に設置する。
[作業手順7](図17)
作業手順6を完了後、クレーン51で吊下げたままで、吊足場1の簡易クレーン付トラック5の荷台のフック56と、上部フレーム21の仮止め用フック22iを仮止めワイヤー54とレバーブロック(登録商標)55を用いて前後2箇所仮止め固定する。仮止め固定の確認後、クレーン51を操作しクレーン吊フック53と本体吊ワイヤー22fを取り外す。
次に、作業員が上部ラダー部2を介してスライド式ステージ4へ降りる。作業員は、スライドローラーホルダー枠3により反力を得て作業床42を歩くようにスライド式ステージ4の先端が橋梁100のほぼ中央に来るようにスライドさせる。
[作業手順8](図18)
続いて、もう一方の吊足場1を作業手順2〜7で同様に行い、左右のスライド式ステージ4,4をドッキング部メス金具43aとドッキング部オス金具43bを突合せ接合し、夫々の外れ止めフック44をレバーブロック(登録商標)55を用いて固定する。
[作業手順9](図19)
作業手順7で仮止めした仮止めワイヤー54とレバーブロック(登録商標)55を取り外す。吊足場1の設置は以上で完了となる。そして、クレーンアウトリガー52を格納し簡易クレーン付トラック5を退去する。
その後、橋梁の構造物調査・点検・補修作業を行う。作業の進捗に応じて、吊足場1を橋梁縦断方向Yに走行車輪付路面アウトリガー21aの車輪を用いて人力移動する。橋梁100の通行部は、簡易クレーン付トラック5の退去により速度規制のみで、通常通りに一般車両の通行が可能となる。
最後に、本発明のさらに他の実施形態の可能性について説明する。なお、上述の実施形態と同様の部材には同一の符号を附してある。
〔別実施形態〕
1、上記実施形態においては、足場ステージ部材を図1〜図8、及び、図24に示すスライド式ステージ4によって、スライド可能に構成したが、スライド式に限らず、図26に示すように、橋梁100の両側に吊足場1,1を設置した後に、それらの左右ホルダー枠間に亘る長さの一体となった橋部となるトラス部材を、一つの足場ステージ部材として掛け渡すようにすることも可能である。但し、安全性及び施工性の点で上記実施形態が優れている。
また、上記各スライド機構や連結手段等は、一例に過ぎず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で様々な改変が可能である。
2、前記キャスター11は、図27(a)、(b)に示すように、支持部8に対して相対的に上下位置調整自在に前記支持脚部材7に取り付けてあっても良く、この場合、キャスター11を上下出退調整することで、足場ステージ部材のステージ高さの微調整ができ、そのために、橋梁下面の補修点検作業をしやすくできる。
つまり、吊足場本体枠をクレーン等で吊下げて、橋梁の外側からその欄干を越えながらキャスターを橋梁路面に接地させ、且つ、足場ステージ部材を橋梁下側に入り込ます際に、キャスターを縮めて上方に引退させておくことで、キャスターと足場ステージ部材が、橋梁の一部に干渉することなく、所定の位置に設置できるようになる。
3、前記吊足場本体枠6の上端部には、図20〜25に示すように、橋梁100の左右両側に一対の吊足場本体枠6を配置した場合に、一対の吊足場本体枠6どうしをワイヤ15を介して連結一体化可能にする第1本体枠連結部16を設けてあっても良く、この場合、全体の重心位置を、支持脚部材7の接地部と吊足場本体枠6との間に位置するように形成してあるために、吊足場本体枠6の下部が橋梁100の内側に傾こうとするモーメントが働く傾向にあって、足場ステージ部材が不安定になるのを、一対の吊足場本体枠6夫々に設けた第1本体枠連結部16に、連結部材としてワイヤ15を連結一体化することで、吊足場本体枠6夫々の姿勢が安定し、従って、安全に足場ステージ部材に乗って作業を行うことができる。
4、前記橋梁用吊足場1を一対設け、図28に示すように、橋梁100の左右両側に一対の吊足場本体枠6を配置した場合に、一対の吊足場本体枠6夫々の上部どうしを剛連結自在な連結フレーム14を設けてある橋梁用吊足場装置を構成してあっても良く、この場合、一対の橋梁用吊足場1を橋梁100の左右両側に配置した後に、連結部材としての連結フレーム14により一対の吊足場本体枠6の上部どうしを剛連結することで、一対の吊足場1は強固になり、足場ステージ部材にかかる荷重の変動にも安定して作業員を支持でき、安全性をより一層向上させることができる。
つまり、一対の橋梁用吊足場夫々に取り付けた足場ステージ部材を、夫々橋梁の下側からいっぱい引退させて外側に張り出させても、安定しているために、例えば、橋梁の下側で足場ステージ部材同士を連結した一対の橋梁用吊足場を、橋梁の長手方向に沿って移動させて、点検修理位置を変更する際に、橋梁の橋脚が障害となる場合でも、夫々の足場ステージ部材を、互いに離間させて外側に大きく張り出させれば、クレーンで吊足場本体枠夫々を架設し直すことなく、障害となる橋脚をかわして移動しながら連続した作業ができる。
本発明は、例えば、橋幅5m未満の小規模橋梁の構造物調査・点検・補修作業等における仮設吊足場として利用することができる。
1 吊足場
6 吊足場本体枠
7 支持脚部材
8 支持部
9 ヒンジ部
10 ステージホルダー部
11 キャスター
12 足場ステージ部材連結部
14 連結フレーム
15 第1本体枠連結部

Claims (2)

  1. 橋梁の下面側で前記橋梁を横断する足場ステージ部材と、橋梁の路面に対して接地するための支持脚部材を取り付ける支持部を上部に備え、且つ、下部に前記足場ステージ部材を連結保持可能なステージホルダー部を備えた吊足場本体枠とを設けてある橋梁用吊足場を一対別々に設け、
    前記支持部は、前記吊足場本体枠を前記橋梁の横外側に配置する状態で、前記支持脚部材を前記橋梁の路面に接地可能に取り付けるべく前記橋梁の幅方向中央側に向けて前記吊足場本体枠の上部から延設してあり、
    前記支持脚部材には、前記橋梁の路面に対する接地部にキャスターを設けて、前記橋梁の長手方向に前記吊足場本体枠を移動自在に構成し、
    前記一対の橋梁用吊足場夫々に設けた前記ステージホルダー部に、前記足場ステージ部材を前記橋梁の幅方向にスライドさせてその一端部が出退自在になるように組み付けてあると共に、前記橋梁の左右両側に一対の前記吊足場本体枠を配置した場合に、夫々の前記ステージホルダー部に組み付けた前記足場ステージ部材の一端部同士を互いに近接させて連結自在な足場ステージ部材連結部を設けてある前記橋梁用吊足場を、トラックの荷台に積み降し自在にしてある橋梁用吊足場装置を準備しておいて、
    前記橋梁用吊足場をトラックの荷台から降ろすべく、それら1対の前記橋梁用吊足場の内の一方の前記吊足場本体枠を、上下方向に沿った姿勢にして吊下げながら、前記橋梁の一側の欄干を跨いで前記橋梁の外側に配置すると共に、前記支持脚部材を橋梁の路面に接地させ、
    他方の前記橋梁用吊足場の前記吊足場本体枠を、上下方向に沿った姿勢にして吊下げながら、前記橋梁の他側の欄干を跨いで前記橋梁の外側に配置すると共に、前記支持脚部材を橋梁の路面に接地させ、
    一対の前記橋梁用吊足場をトラックの荷台から降ろした後には、トラックの荷台と夫々の前記吊足場本体枠とを仮止めワイヤを介して仮止め固定し、
    前記一対の橋梁用吊足場における夫々の前記足場ステージ部材の一端部を、前記ステージホルダー部から前記橋梁の幅方向で互いに近接するようにスライドさせて、
    夫々の前記足場ステージ部材同士を前記足場ステージ部材連結部を介して互いに連結して前記足場ステージホルダー部間に亘って保持した後には、前記仮止めワイヤを取り外して前記トラックを退去し、
    前記橋梁の長手方向に移動可能に設置する橋梁用吊足場装置の設置方法。
  2. 前記吊足場本体枠の上端部どうしを連結部材を介して連結一体化すると共に、前記足場ステージ部材連結部を介して前記足場ステージ部材の一端部同士を連結した後に、橋梁の長手方向に沿って移動させて、点検修理位置を変更する際には、
    夫々の前記足場ステージ部材を、橋梁の幅方向で互いに離間するようにスライドさせて、障害となる橋脚をかわして移動する請求項1に記載の橋梁用吊足場装置の設置方法。
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