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JP6774365B2 - 撮像装置および撮像装置の筺体から着脱可能である先端部材 - Google Patents

撮像装置および撮像装置の筺体から着脱可能である先端部材 Download PDF

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Description

本発明は、対象物を撮像する撮像装置および撮像装置の筺体から着脱可能である先端部材に関する。
歯科分野において、画像診断や光学印象採得などの目的で口腔内の対象物(歯など)を撮像する場合、撮像装置の先端部を口腔内に挿入して撮像する。狭隘な口腔内に挿入する都合上、撮像装置の先端部を口腔内に入る程度に小さくする必要がある。それに応じて、先端部に組み込まれる撮像用の光学系もサイズの制約を受けることなどから、撮像視野が狭くなってしまう。そのため、一度で口腔内の全体画像(たとえば歯列全体を撮像した画像)を撮像することが困難である。そこで、先端部を口腔内で動かしながら連続して撮像された口腔内の個々の画像を合成して全体画像を生成する方法が開発されている(特許文献1)。特許文献1には、測定中には手で保持された撮像装置である歯科用カメラが下顎又は上顎などの歯科的対象物に対して相対的に移動し、規則的な時間間隔で撮像することが開示されている。
特表2015−530137号公報
特許文献1に開示されているように口腔内の画像を連続して撮像し、個々の画像を合成して歯列全体の画像を生成する場合、個々の画像間には合成処理に必要な共通する特徴的な構造が含まれている必要がある。口腔内においては、凹凸の大きい歯牙部分のほうが、凹凸の少ない歯肉部分よりも特徴的な構造を多く含んでいることが多い。したがって、特徴的な構造をより多く含む歯牙部分を常に撮像視野内に収めながら連続撮像することが有利である。すなわち操作者は、撮像装置の先端部を歯に向けながら、歯列に沿って撮像装置を動かす必要がある。しかしながら、先端部と口腔内との接触部分が滑るなどして、先端部の位置が歯列からずれてしまうことがあり、安定して撮像することができないという課題があった。また、口腔内の画像を連続して撮像するために、たとえば、動かしている先端部の方向を旋回させる方向旋回動作や、上顎の歯と下顎の歯とが噛み合った状態で歯の側面に沿って先端部材を動かす側方撮像(バイトスキャン)動作などの様々な動作に対応できる操作性のよい撮像装置であることが望まれる。
本発明は、操作性が良く、かつ、安定して撮像することができる撮像装置および撮像装置の筺体から着脱可能である先端部材を提供することを目的とする。
本発明に係る撮像装置は、対象物を撮像する撮像装置であって、筐体と、筐体の先端部の口腔内で撮像する際に対象物と接する側に設けられ、対象物からの光を取り込むための採光部と、筐体内に設けられ、採光部から取り込んだ光を検出する検出部と、検出部で検出した結果を処理する処理部とを備え、対象物である歯に当てがって歯列に沿って滑らせるための窪みを採光部に設けた。
本発明に係る対象物を撮像する撮像装置の筺体から着脱可能である先端部材は、筺体と接続可能な接続部と、接続部の反対側の口腔内で撮像する際に対象物と接する側に設けられ、対象物からの光を取り込むための採光部とを備え、対象物である歯に当てがって歯列に沿って滑らせるための窪みを採光部に設けた。
本発明に係る撮像装置は、先端部のうちの採光部を設けた側に設けた窪みに対象物をあてがい、対象物の上を滑らせながら連続撮像することができる。窪みに対象物をあてがうことができるため、装置の位置が安定し、滑らせる方向とは異なる方向に対象物が動いてしまうことを防止することができる。その結果、本発明に係る撮像装置は、操作性がよく、かつ、安定した撮像ができる。また、本発明に係る撮像装置の筺体から着脱可能である先端部材のうちの採光部を設けた側に窪みを設けた。この窪みに対象物をあてがいながら、対象物の上を滑らせることができる。窪みに対象物をあてがうことができるため、装置の位置が安定し、滑らせる方向とは異なる方向に対象物が動いてしまうことを防止することができる。その結果、本発明に係る先端部材を撮像装置に用いることで、操作性がよく、かつ、安定した撮像ができる。
本発明の実施の形態1に係る三次元スキャナの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る先端部材の構成を説明するための概略図である。 本発明の実施の形態1に係る先端部材の底面図であって、計測窓の近傍を拡大した図である。 本発明の実施の形態1に係る窪みを先端部材の前方から見た場合の拡大図である。 本発明の実施の形態1に係る先端部材を歯の上面にあてがった様子を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る先端部材を歯の側面にあてがった様子を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係るハンドピース内に配置された光学系の模式図である。 本発明の実施の形態1に係る三次元スキャナが撮像した画像を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る三次元スキャナが撮像した画像を合成する方法について説明するための図である。 本発明の実施の形態2に係る先端部材の構成を説明するための概略図である。 本発明の実施の形態3に係る先端部材の構成を説明するための概略図である。 本発明の実施の形態4に係る先端部材の構成を説明するための概略図である。 本発明の実施の形態5に係る先端部材の構成を説明するための概略図である。 本発明の実施の形態6に係るハンドピースの構成を説明するための概略図である。 変形例1の窪みの形状を説明するための概略図である。 変形例2の窪みの形状を説明するための概略図である。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1に係る撮像装置は、口腔内の歯の三次元画像を撮像するための撮像装置(三次元スキャナ)である。しかし、本発明に係る撮像装置は、三次元スキャナに限定されるものではなく、同様の構成を有する他の撮像装置について適用することができる。たとえば、対象物の断層画像を撮像するための光干渉断層撮影装置、対象物の二次元画像を撮像するためのカメラ、複数の二次元画像を重ね合せて合成することで得られる対象物のパノラマ画像を撮像するためのカメラにも適用できる。また、撮像装置が撮像する対象は、歯に限られるものではなく、窪みが設けられた撮像装置の先端部または先端部材で接触可能な突起を有する生体や人工物であってもよい。たとえば、ヒトまたは動物の骨、印象材を用いて採得した生体の型(印象)、人工の骨格模型または生体模型、その他の工業製品などを、撮像装置が撮像する対象とすることができる。
[三次元スキャナの構成]
図1は、本発明の実施の形態1に係る三次元スキャナ100の構成を示すブロック図である。図1に示す三次元スキャナ100は、先端部材10、接続部20、光学計測部30、制御部40、表示部50、および電源部60を含んでいる。先端部材10は、口腔内に差込まれ、対象物である歯200にパターンを有する光(以下、パターンともいう)を投影し、パターンが投影された歯200からの反射光を光学計測部30に導いている。また、先端部材10は、光学計測部30に対して着脱可能であるので、感染対策として、生体に接触する可能性のある先端部材10だけを光学計測部30から取り外して滅菌処理(たとえば、高温高湿環境での処理)を施すことが可能である。三次元スキャナ100の装置全部を滅菌処理した場合、光学部品や電子部品などが多く含まれるため装置の寿命が短くなる欠点があるが、先端部材10だけを取り外して滅菌処理した場合当該欠点は生じない。接続部20は、先端部材10と嵌合可能な形状をしており、光学計測部30から突出している部分である。接続部20は、先端部材10で採光した光を光学計測部30へ導くためのレンズ系や、カバーガラス、光学フィルタ、位相差板(1/4波長板)等の光学部品を有していてもよい。
光学計測部30は、先端部材10を介して歯200にパターンを投影し、パターンが投影された歯200からの反射光を検出、処理することで、歯200の三次元画像を撮像する。光学計測部30は、図1には示していないものの、対象物である歯200に投影するパターンを生成するための光学部品(パターン生成素子)および光源、パターンを歯200の表面に結像するためのレンズ部品、焦点位置(ピント)を変化させることが可能な焦点可変部、投影したパターンを検出するための撮像素子23を有している(図7参照)。なお、光学計測部30は、合焦法の原理を用いて三次元形状を取得する構成として以下説明するが、当該構成に限定されず、共焦点法、三角測量法、白色干渉法、ステレオ法、フォトグラメトリ法、SLAM法(Simultaneous Localization and Mapping)、光干渉断層法(Optical Coherence Tomography: OCT)などの原理を用いて三次元形状を取得する構成でもよい。つまり、計測原理に応じて、パターンの形態(パターンを有しない光の場合もある)や、光学計測部30に内蔵される光学部品や電子部品の構成が異なるものの、本発明の提供する先端部材10は、光学的な手法を用いて三次元形状を取得する構成であればいずれの原理を用いた構成であっても適用することが可能である。なお、先端部材10、接続部20と光学計測部30とで、口腔内を撮像するためのハンドピース80を構成している。また、撮像素子23は、たとえば、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサなどの光学センサや、歯200からの反射光と参照光との干渉信号を検出するためのセンサなどであって、用途に適した撮像素子23が光学計測部30に設けられている。
制御部40は、光学計測部30の動作を制御するとともに、光学計測部30で検出した歯200からの反射光の情報を処理して対象物の三次元画像を撮像する。具体的には、制御部40は、歯200からの反射光を二次元の要素画像(以下、二次元要素画像ともいう)として検出し、前記二次元要素画像の撮像を焦点可変部によってピントを少しずつ変えながら複数回行う。制御部40は、得られた複数の二次元要素画像を元に、最もピントの合っている距離を制御部40での演算処理によって求めることで、一つの三次元画像を得る。ここで三次元画像は、歯200の三次元形状情報や、色情報(たとえば、赤、青、緑など色ごとの反射率情報)などを含む。また、三次元画像は、三次元テクスチャの法線方向情報などの、その他の情報を含んでいてももちろんよい。制御部40は、制御中枢としてのCPU(Central Processing Unit)、CPUが動作するためのプログラムや制御データ等を記憶しているROM(Read Only Memory)、CPUのワークエリアとして機能するRAM(Random Access Memory)、周辺機器との信号の整合性を保つための入出力インターフェイス等が設けられている。また、制御部40は、取得した三次元画像を表示部50に出力することが可能であるとともに、光学計測部30の設定などの情報を図示していない入力装置などで入力可能である。なお、撮像した二次元要素画像を処理して三次元画像を撮像するための演算の少なくとも一部は、制御部40のCPUによってソフトウェアとして実現されてもよいし、当該CPUとは別に処理を行うハードウェアとして実現されてもよい。また、当該CPUやハードウェアなどの処理部のうち少なくとも一部は、光学計測部30の内部に組み込まれていてもよい。また、図1では三次元スキャナ100の各構成要素(30、40、50、60)がケーブル(図中の太線)によって配線されているように描かれているが、これらの配線のうち一部または全部が無線通信によって接続されていてもよい。また、制御部40が片手で持ち上げられるほど十分に小型かつ軽量であれば、制御部40と光学計測部30とが一体化され、ひとつのハンドピース80として構成されていてもよい。
表示部50は、制御部40で得られた歯200の三次元画像の撮像結果を表示するための表示装置である。また、表示部50は、光学計測部30の設定情報や、患者情報、スキャナの起動状態、取扱説明書、ヘルプ画面などの、その他の情報を表示するための表示装置としても利用することができる。表示部50の例として、たとえば据え置き式の液晶ディスプレイや、ヘッドマウント式やメガネ式のウェアラブルディスプレイなどが適用できる。また、表示部50は複数あってもよく、前記三次元画像の撮像結果やその他の情報が、複数の表示部50上に同時表示あるいは分割表示されるよう構成されてもよい。電源部60は、光学計測部30および制御部40を駆動するための電力を供給するための装置である。電源部60は、図1に示すように制御部40の外部に設けられていても、制御部40の内部に設けられていてもよい。また、電源部60は、制御部40、光学計測部30、表示部50に対し、別々に給電できるよう、複数設けられていてもよい。
[先端部材の構成]
図2は、本発明の実施の形態1に係る先端部材10の構成の概略図である。先端部材10の一方端は、直方体を斜めに切った形状をしている。先端部材10は、光学計測部30と接続するための開口部11を有する筐体12と、開口部11とは反対側の筐体12に設けられた計測窓13(採光部)と、計測窓13から取り込んだ光を開口部11の方向に反射するミラー14とを備える。また、先端部材10のうちの計測窓13を設けた側に窪み15が設けられている。より具体的には、窪み15は開口部11から最も離れた位置であって、計測窓13に隣接する位置に設けられている。また、窪み15は、先端部材10の計測窓13が設けられた側の面を設置面として平面に設置した場合に、当該平面と先端部材10との間に隙間が生じるように設けられている。
なお、以下では、説明の便宜上、先端部材10の長手方向をY軸と規定し、計測窓13を設けた面に平行であってY軸に対して垂直方向に向かうX軸とし、Y軸およびX軸に対して垂直なZ軸が設定されているものとする。また、開口部11を設けた位置から計測窓13に向かう方向を前方とし、前方から先端部材10をみたときの右側を右といい、左側を左という。
図3は、本発明の実施の形態1に係る先端部材10の底面図であって、計測窓13の近傍を拡大した図である。図3に示すように、窪み15は、先端部材10の外周と計測窓13との間に設けられている。また、窪み15のY軸方向の幅は、筐体12のY軸方向の厚みと一致するように描かれているが、窪み15のY軸方向の幅が、筐体12のY軸方向の厚みよりも狭くなるよう構成してもよい。
図4は、本発明の実施の形態1に係る窪み15を先端部材10の前方から見た場合の拡大図である。図4に示すように、先端部材10を前方から見たときに、窪み15を通して、計測窓13が見えるように窪み15は設けられている。なお、図4においては、窪み15を通して計測窓13が見える様子については、図示を省略している。また、窪み15の形状は、窪み15の中央部付近で窪みの深さdが最大となり、極値となる形状である。また、先端部材10の前方から見た場合の窪み15の形状は、先端部材10の底面(XY平面、すなわち計測窓13を通る光軸に対して直交する面)から緩やかに窪みの最大深さdに至り、緩やかに先端部材10の底面に戻る曲線形状をしている。三次元スキャナ100のZ方向の撮像可能範囲Hは、窪み15のうち、窪みの深さdが最大となる位置から当該位置よりも先端部材のやや内側の位置までの領域に位置する点を基準に、先端部材10の外側に向かって設定される。撮像可能範囲Hの範囲内に置かれた対象物は正しく撮像され、範囲外に置かれた対象物については正しく撮像されない。撮像可能範囲Hは図示していない焦点可変部のピントの調整可能幅に対応しており、無限に大きくすることはできない。
窪み15の傾斜角である窪み15の曲線形状に接する接線TとXY平面とのなす角αは、45度以下となっている。つまり、窪み15は、深さが急激に変わるような形状をしておらず、緩やかに深さが変わるような形状をしている。角度αが大きすぎると(たとえば90度に近い角度)、窪み15の内面が歯の側面を挟み込んで保持するような先端部材10の形状となってしまう。そのため、患者の口腔内で先端部材10を動かしながら連続撮像する際、特に方向旋回する際に、撮像を中断し、先端部材10を一度Z方向に引き抜いてから先端部材10の方向を再設定しなければならないなどの手間が生じる。これに対し、角度αを45度以下の浅い角度としたことで、当該保持効果は生まれず、方向旋回が容易となるため、中断することなく連続的に撮像を行うことが可能となる。すなわち三次元スキャナ100の操作性が向上する。また、窪み15の形状を滑らかな曲線形状としたことで、窪み15が角張った形状であった場合とくらべ、撮像中に窪み15の一部が対象物に引っ掛かり、患者に不快感を与えるリスクが低減する。
本発明の実施の形態1に係る窪み15の内面の形状は、曲面形状をしている。なお、窪み15の形状はY軸方向に沿って変わらないようにしてもよく、また、Y軸方向に沿って変わるようにしてもよい。具体的に、窪み15の形状がY軸方向に沿って変わらないような形状とは、窪み15に略円柱状の曲面が嵌るような形状である。また、窪みの形状がY軸方向に沿って変わるような形状とは、窪み15に略円錐状、略球状、または略トロイダル状の曲面が嵌るような形状である。
図4に示すように、X軸方向の窪みの幅wは、先端部材10のX軸方向の幅aの半分よりも大きい。つまり、窪みの幅wと先端部材10のX軸方向の幅aとの間には、a<w×2という関係が成立する。このように、窪みの幅wを十分大きく設定したことで、歯200(幅が10mm程度ある)に対して窪み15を接触させ安定するのに十分な窪みの幅wを確保できる。また、窪みの幅wを十分大きく設定することで、洗浄の際に洗浄器具や薬液が窪み内部に行き届きやすくなり、より衛生的になる。
また、窪み15の形状は、窪みの最大深さdが、窪みの幅wの半分未満となるような形状である。つまり、窪みの最大深さdと、窪みの幅wとの間には、d<w×1/2という関係が成立する。また、窪みの最大深さdを十分小さく設定したことで、撮像可能範囲Hのうち、XY平面よりも先端部材10の外側にある撮像可能範囲H’を十分に確保することができる。撮像可能範囲H’が十分に確保されないと、歯200の咬合面を撮像することはできても、窪み15に接触させた歯200の咬合面からZ方向に遠い位置にある歯肉を撮像したい場合や、バイトスキャン動作において歯200の側面を撮像したい場合などの他の撮像状況において、対象物を撮像可能範囲H、H’内に位置づけることができず、正しく撮像することができない。よって窪みの最大深さdは小さく設定する必要がある。また、窪みの最大深さdを十分小さく設定することで前述の方向旋回動作を阻害するような保持効果が生じない。
図5は、本発明の実施の形態1に係る先端部材10を歯200の上面にあてがった様子を示す模式図である。また、図6は、本発明の実施の形態1に係る先端部材10を歯200の側面にあてがった様子を示す模式図である。ここで、あてがうとは、先端部材10と歯200とが少なくとも1点以上で接するように、先端部材10を歯200に当てることである。図5に示すように、本実施の形態1に係る先端部材10を歯200の上面にあてがうと、窪み15に歯200がはまり、窪み15の内側の辺と歯200とが2点(図5中の接点201)で接触する。窪み15の内側の辺と歯200とが2点で接触するため、歯200に対して先端部材10が図の左右方向にずれにくい。よって、先端部材10のうちの計測窓13を設けた側に窪み15を設けることで、測定中に先端部材10が歯200からずれてしまうことを防止することができ、安定して撮像することができる。また、窪み15は歯200と2点で接触しているだけで、歯200を挟み込む形状でないため、先端部材10を図の左右方向の位置を維持させつつ図の前後方向にずらすことや方向旋回動作が可能になるので、連続して歯200を撮像するような場合に、窪み15に沿って歯200の上面を滑らせるようにハンドピース80を動かすことができる。よって、先端部材10のうちの計測窓13を設けた側に窪み15を設けることで、歯200から先端部材10を離すことなく測定することができ、操作性よく撮像することができる。なお、当該接触点の数が1点の場合であっても、撮像することは可能である。たとえば対象物が前歯のような幅の小さな歯200であった場合や、臼歯であっても患者の個人差によって尖った構造を有していた場合には、窪み15に対して歯200が1点で接触する場合がある。この場合、歯200に対し、略Z方向に力を加えて先端部10を押し当てることで、窪みの深さdが最大となる(極値をとる)位置にまで先端部材10が移動し、位置安定するため、操作性良く撮像することができる。もちろん、接触させずに歯200から先端部材10を少し離して撮像することも可能である。
図6に示すように、バイトスキャンをする場合、窪み15を設けることで、窪み15の両端にある窪んでいない部位が歯肉210にあたる。このような場合にあっても、歯肉210に窪んでいない部位をあてがいながら歯肉210の表面を滑らせるようにハンドピース80を動かすことができる。また、バイトスキャンをする場合には、先端部材10が歯200と頬の肉とに挟まれるため、測定中に先端部材10が歯200からずれてしまう虞はない。ここで、窪みの最大深さdの値を大きく設定しすぎた場合、すなわち窪み15の内面が歯200の側面を挟み込んで保持するような先端部材10の形状となってしまった場合には、図4に示した撮像可能範囲H’が狭くなるため、撮像対象である歯200の側面が撮像可能範囲H、H’から外れ、正しく撮像できなくなる虞がある。さらに最大深さdの大きさに応じて、先端部材10の高さが大きくなってしまうため、頬の肉が過剰に引っ張られて患者に苦痛を与えてしまう虞がある。よって、窪みの深さdは小さく設定するのが良い。
なお、先端部材10と歯肉210とを接触させると、先端部材10の窪んでいない部位が歯肉210にあたる。このとき、歯肉210と先端部材10の窪んでいない部位の面とで接する。歯肉210とは、面で接触するため、患者に苦痛を与える虞がない。
[三次元画像の合成]
図7〜図9を用いて、本発明の実施の形態1に係る三次元スキャナ100が実行する三次元画像の合成方法について説明する。図7は、本発明の実施の形態1に係るハンドピース80内に配置された光学系の模式図である。図8は、本発明の実施の形態1に係る三次元スキャナ100が撮像した三次元画像を示す図である。図9は、本発明の実施の形態1に係る三次元スキャナ100が撮像した三次元画像を合成する方法について説明するための図である。
ハンドピース80には、図7に示すように、光学素子であるレンズ21,22および光を検出して撮像する撮像素子23とが設けられている。なお、ハンドピース80には、これ以外に、測定対象物に投影するパターンを生成するための光学部品(パターン生成素子)および光源、レンズのピントを調整するためのピント調整機構、光源から歯200へと向かう光と、歯200から撮像素子23へと向かう光とを分離するビームスプリッタなどが必要に応じて設けられている。ただし、これらの構成については、図7での図示および詳細な説明については省略している。また、レンズ系が2枚のレンズ21,22で構成される例を示しているが、レンズの枚数は2枚に限定されず、1枚のレンズや、3枚以上のレンズで構成されていてもよい。また、レンズ系が構成する光路24aと光路24bとが、撮像素子23付近および歯200付近にて、互いが平行となるようなテレセントリックなレンズ系として描かれているが、これに限定されずどのようなレンズでも良い。たとえば広角レンズや、魚眼レンズのような超広角レンズや、対象物の上面と側面に同時にピント合わせが可能なハイパーセントリックレンズなどでもよい。
撮像素子23は、レンズ21,22を通って導かれた歯200からの反射光を検出することで、歯200の二次元要素画像を撮像する。三次元スキャナ100は、焦点可変部を用いてピントを変えながら撮像された複数の二次元要素画像に基づき、一つの三次元画像70を撮像する。ここで三次元画像70は、歯200の三次元形状情報と、色情報(たとえば、赤、青、緑など各色の反射率情報)などを含む。三次元テクスチャの法線方向情報などのその他の情報を含んでいてももちろんよい。レンズ21,22を通る光路には、レンズ21,22の中心付近である特定領域21a,22aを通る光路24aと、レンズ21,22の外周付近の非特定領域21b,22bを通る光路24bとがある。図8に示す三次元スキャナ100が撮像した三次元画像70のうち、光路24aを通る光に基づいて撮像した特定部分70aと、光路24bを通る光に基づいて撮像した非特定部分70bとを比較すると、非特定部分70bのほうが、レンズの収差、レンズへのコーティングの不完全性、レンズの加工誤差などの影響を強く受けるため、三次元画像70の品質(画質や形状精度)が低下する。本発明の実施の形態1に係る三次元スキャナ100は、先端部材10の中心に位置する窪み15を歯列にあてがいながら撮像するため、関心となる撮像対象である歯200を、精度の良好な三次元画像70の中心付近(特定部分70a)に位置づけ易くすることができる。したがって、撮像の精度が向上する。また、下記にて述べるような、複数の三次元画像70を合成する場合においても精度を向上させることが可能である。
本発明の実施の形態1に係る三次元スキャナ100の制御部40は、複数の三次元画像を互いに合成して一つの大きな三次元画像として表示部50に表示することができる。具体的には、歯列上で先端部材10の位置を変えながら別々に撮像された三次元画像(たとえば歯1〜2本程度の範囲を撮像した三次元画像)同士を比較し、両者に共通する部分を検出し、共通する部分に基づき両者を重ね合せることで、合成された一つの大きな三次元画像(たとえば歯列全体の三次元画像)を構築する。上記三次元画像の合成処理は、制御部40によって行われる。図9を用いて、制御部40が実行する三次元画像の合成の処理について説明する。ここでは、共通する三次元画像(以下、共通画像73ともいう)を互いに備える第1の三次元画像(以下、第1画像71ともいう)と第2の三次元画像(以下、第2画像72ともいう)とを制御部40が合成する場合を考える。共通画像73は、第1画像71と第2画像72の特定部分71a,72a同士が重なる領域Aと、第1画像71と第2画像72の非特定部分71b,72b同士が重なる領域Cと、それ以外の領域Bとを含む。制御部40は、領域Aの共通画像73だけに基づいて共通する三次元画像の位置(合成後の三次元座標)や、三次元画像の色、三次元画像の明度などの調整を行う。また、制御部40は、領域Bについては、非特定部分71b,72bの共通画像73は用いないで、特定部分71a,72aのみを用いて三次元画像を生成する。制御部40は、領域Cについては、第1画像71および第2画像72を合成することで三次元画像を生成する。
また、制御部40は、共通する三次元画像を特定する際に、特定部分71a,72a同士が共通しない場合は、一方が特定部分70aで、他方が非特定部分70bとなる領域Bの共通画像73に基づいて共通する三次元画像の位置や、三次元画像の色、三次元画像の明度などの調整を行う。また、制御部40は、共通する三次元画像を特定する際に、共通する三次元画像の全てが領域Cに応じた三次元画像である場合は、三次元画像の合成をしないようにしてもよい。
つまり、制御部40は、撮像された三次元画像のうち、レンズ21,22のうちのいずれの領域を通過した光に基づいて撮像された領域であるかを特定し、特定した領域ごとに重み付けを行い、重み付けした三次元画像の領域の情報に基づいて、2つの三次元画像71,72のうちのどちらの情報を優先して合成処理に採用するかを決定し、三次元画像データを合成する。このようにすることで、ゆがみの少ない信頼度の高い領域の情報を優先して用いることができ、より正確な三次元画像を得ることができる。
重み付けの方法は上記に限らず、たとえば「特定部分の情報を70%利用し、非特定部分の情報を30%利用して合成する」などの比率を設定してもよい。また、前記の例では特定部分70a(71a,72a)と、非特定部分70b(71b,72b)の、2つの部分を画像内に規定して重み付けを行っていたが、3つ以上の部分を規定して重み付けを行ってもよい。あるいは、三次元画像の中心からの距離などの関数として、連続的に重み付けを設定してもよい。本発明の実施の形態1に係る三次元スキャナ100は、先端部材10の中心に位置する窪み15を歯列にあてがいながら撮像するため、関心となる撮像対象である歯200を、精度の良好な三次元画像70の中心付近(特定部分70a)に位置づけ易くすることができる。歯列部分は歯肉などの他の組織と比べ、三次元画像の合成処理に必要な形状特徴情報を多く含む。したがって、三次元画像の合成処理における、三次元画像同士の共通部分の検出する処理を精度よく実行することができ、合成後の三次元画像の精度が向上する。
なお、本発明の実施の形態1においては、制御部40は、非特定部分70bの領域も三次元画像の合成に用いることとしたが、非特定部分70bを除外し、特定部分70aだけを用いて三次元画像を合成してもよい。このようにすることで、ゆがみの少ない信頼度の高い領域の情報だけを用いるため、より正確な三次元画像を得ることができる。なお、本発明の実施の形態1に係る三次元スキャナ100は、先端部材10の中心に位置する窪み15を歯列にあてがいながら撮像するため、関心となる撮像対象である歯200を、精度の良好な三次元画像70の中心付近(特定部分70a)に位置づけ易くすることができる。したがって、非特定部分の撮像結果(非特定部分70b)を除外したとしても、画像合成処理に必要な、形状特徴情報を多く含む歯列部分は除外対象とはなりにくいため、合成処理においてエラーなどが生じにくい。また、非特定部分70bを除外して合成を行うため、処理に必要なデータ点数が少なくて済む。その結果、特定した領域ごとに重み付けをする場合に比べて、合成にかかる処理負担を軽減することができる。すなわち、高速に連続撮像することが可能となる。また、三次元画像の外周部(非特定部分70b)の撮像結果を採用しないようにしたことで、対応するレンズの領域(非特定領域21b、22b)を通過する光については考慮せずにレンズの設計をすることが可能となる。そのため、レンズの径を小さくすることができたり、これまで収差低減のために必要であった膨大な枚数の補正用レンズや高価な非球面レンズの枚数を削減したりすることができる。また、レンズの径を小さくすることで、先端部材10の径も小さくすることができ、先端部材10を小型化することができる。これにより、バイトスキャンを行った場合に、頬の肉が過剰に引っ張られて患者に苦痛を与えてしまうことを防ぐことができる。なお、重み付けした画像の領域の情報に基づいて画像データを合成する場合、非特定部分70bのデータも用いることができるため、画像データを有効に利用することができる。その結果、少ない画像で歯200の全体形状を撮像することができ、早く撮像することができる。
また、本発明の実施の形態1に係る三次元スキャナ100を用いることで、従来の窪みの無い先端部材を使用した三次元スキャナと比べ、操作性において、以下のような有利な効果が得られる。一般に、歯科用の三次元スキャナは図1に示すように、ハンドピース80、表示部50、制御部40などから構成される。また、制御部40にて実行される、三次元画像を得るための演算には、一定の処理時間を必要とする。すなわち、患者の口腔内にて先端部材10を歯200に置いたタイミングで、表示部50の画面上に撮像結果として表示されている歯200を測定者が見たとしても、先端部材10が置かれている歯200の位置と、表示部50の画面上に撮像結果として表示されている歯200の位置とは、必ずしも一致しない。そのため、従来の先端部材に窪みを有さない三次元スキャナを使用し、患者の口腔内を確認せずに表示部の画面だけを注視して撮像を続けた場合に、表示部の画面上では先端部材が正しい位置(歯200の中心)に置かれているように見えても、実際の歯200の上では先端部材が横滑りを起こしていることがあり、撮像に失敗することがあった。上記失敗を防止するためには、操作者(歯科医師など)は、患者の口腔内と、表示部の画面とを交互に見比べながら撮像する必要があり、操作性が悪かった。一方で、本発明の実施の形態1に係る三次元スキャナ100を用いた場合には、先端部材10に窪み15を設けた効果により、上記横滑りによる撮像の失敗が発生しにくい。その結果、操作者は患者の口腔内を頻繁に確認せずとも、表示部50に表示される画像だけを見ながら撮像することができ、操作性が向上する。
(実施の形態2)
実施の形態1に係る先端部材10では、窪み15を1つ有する構成について説明した。しかし、実施の形態2に係る先端部材10では、窪み15を2つ有する構成について説明する。図10は、本発明の実施の形態2に係る先端部材10の構成を説明するための概略図である。なお、本実施の形態2に係る先端部材10では、図2〜4に示した実施の形態1に係る先端部材10と同じ構成について同じ符号を用いて詳しい説明を繰返さない。また、図10においては、ミラー14の図示を省略している。
図10に示すように、実施の形態2に係る先端部材10のうちの計測窓13を設けた側に窪み15が2つ設けられている。具体的に、実施の形態2に係る先端部材10は、実施の形態1に係る窪み15と同じ位置に設けられた窪み15aと、計測窓13に隣接する位置であって、計測窓13の後方に設けられた窪み15bとを備える。窪み15a,15bは、それぞれ、実施の形態1に係る先端部材10に設けられた窪み15と同じ形状であって、かつ同じ大きさである。窪み15bは、計測窓13に隣接する位置であって、前方から後方に向かってY軸方向に設けられている。
このように、歯列に沿ったレールのように窪み15a,15bを平行に設け、両方の窪みに歯をあてがうことで、窪み15aだけを設ける場合よりも安定して歯200の上面を滑らせるように先端部材10を動かすことができる。すなわち撮像の精度や操作性が向上する。
(実施の形態3)
実施の形態1に係る先端部材10では、窪み15を1つ有する構成について説明した。しかし、実施の形態3に係る先端部材10では、窪み15を2つ有し、計測窓13と筐体12との間に段差16を設けた構成について説明する。図11は、本発明の実施の形態3に係る先端部材10の構成を説明するための概略図である。なお、本実施の形態3に係る先端部材10では、図2〜4に示した実施の形態1に係る先端部材10と同じ構成について同じ符号を用いて詳しい説明を繰返さない。また、図11においては、ミラー14の図示を省略している。
図11に示すように、実施の形態3に係る先端部材10の筐体12には、計測窓13との間に段差16が設けられている。また、筐体12の外面のうちの計測窓13が設けられた面は傾斜面17となっている。実施の形態3に係る先端部材10のうちの計測窓13を設けた側に窪み15が2つ設けられている。具体的に、実施の形態3に係る先端部材10は、実施の形態1に係る窪み15と同じ位置に設けられた窪み15aと、段差16に設けられた窪み15cとを備える。窪み15a,15cは、それぞれ、実施の形態1に係る先端部材10に設けられた窪み15と同じ形状であって、かつ同じ大きさである。窪み15cは、段差16に設けられており、Z軸方向に設けられている。段差16の形成は、先端部材10の筐体12の厚みが足りず、窪み15cにおいて十分な窪みの深さdが確保できない場合などに有効である。
また、先端部材10に段差16を設けたことにより、斜面17が形成され、以下のような効果も奏する。傾斜面17を備えない先端部材10を歯200にあてがった場合に、窪み15aに歯200をはめようとすると、計測窓13と歯200の上面との間に隙間ができてしまう。この隙間からパターン以外の光が光学計測部30内に入ってしまい、撮像に影響を与える虞がある。そこで、傾斜面17を備えることで、計測窓13と歯200の上面との間に生じてしまう隙間を減らすことができる。その結果、パターン以外の光が光学計測部30に入ってしまうことを防止することができる。さらに、段差16に窪み15cを設けることで、窪み15a,15cによって歯列に沿ったレールが形成されるため、窪み15aだけを設けるよりも安定して歯200の上面を滑らせるように先端部材10を動かすことができる。
(実施の形態4)
実施の形態1に係る先端部材10では、窪み15を1つ有する構成について説明した。しかし、実施の形態4に係る先端部材10では、窪み15を3つ有する構成について説明する。図12は、本発明の実施の形態4に係る先端部材10の構成を説明するための概略図である。なお、本実施の形態4に係る先端部材10では、図2〜4に示した実施の形態1に係る先端部材10と同じ構成について同じ符号を用いて詳しい説明を繰返さない。また、図12においては、ミラー14の図示を省略している。
図11に示すように、実施の形態4に係る先端部材10のうちの計測窓13を設けた側に窪み15が3つ設けられている。具体的に、実施の形態4に係る先端部材10は、実施の形態1に係る窪み15と同じ位置に設けられた窪み15aと、計測窓13に隣接する位置であって、計測窓13の左右に設けられた窪み15d,15eとを備える。窪み15a,15d,15eは、それぞれ、実施の形態1に係る先端部材10に設けられた窪み15と同じ形状であって、かつ同じ大きさである。窪み15d,15eは、計測窓13に隣接する位置であって、Z軸方向に設けられている。
歯200の上面に沿って、ハンドピース80をY軸方向に動かす場合(たとえば臼歯を撮像する場合)には、窪み15aに歯200の上面をあてがいながらハンドピース80を動かすことができる。また、歯200の上面に沿って、ハンドピース80をX軸方向に動かす場合(たとえば前歯を撮像する場合)には、窪み15d,15eに歯200の上面をあてがいながらハンドピース80を動かすことができる。このように、実施の形態4に係る先端部材10は、窪み15aに加えて、窪み15d,15eを備えることにより、歯列の撮像におけるさまざまな先端部材10の移動方向に対応できるようになり、安定して撮像できる部位が増える。
(実施の形態5)
実施の形態1に係る先端部材10では、先端部材10に窪み15だけを設ける構成について説明した。しかし、実施の形態5に係る先端部材10では、窪み15に軟性部材18を設けた構成について説明する。図13は、本発明の実施の形態5に係る先端部材10の構成を説明するための概略図である。なお、本実施の形態5に係る先端部材10では、図2〜4に示した実施の形態1に係る先端部材10と同じ構成について同じ符号を用いて詳しい説明を繰返さない。また、図13においては、ミラー14の図示を省略している。
図13に示すように、実施の形態5に係る先端部材10のうちの計測窓13を設けた側に窪み15が1つ設けられている。窪み15が設けられている位置、窪み15の大きさ、形状は、いずれも、実施の形態1に係る先端部材10に設けられた窪み15と同じである。実施の形態5に係る先端部材10に設けられた窪み15には、窪み15を埋めるように軟性部材18が設けられている。軟性部材18は、可塑性の部材であっても、弾性の部材であってもよく、外力を加えた場合に変形する部材であればよい。軟性部材18としては、たとえば、医療用ゴム(シリコーンゴムやフッ素ゴム)などを使用することができる。軟性部材18は先端部材10と、一体化(たとえば接着固定など)されており、先端部10と一緒に滅菌処理し繰り返し使用するよう構成しても良いし、軟性部材18が先端部10から着脱交換可能な構成としても良い。後者は、軟性部材18を使用毎、あるいは一定回数使用毎に使い捨てする場合などに好適である。なお、図13では軟性部材18の一辺は直線的であるように描かれているが、湾曲していてももちろんよい。また、撮像の対象物が生体でなければ(人口の生体模型や工業製品など)軟性部材18の材料は、医療用材料でなくとも良い。たとえば窪み15が接触する対象物を傷付けないように、やわらかい素材(スポンジ、フェルト、各種繊維など)で軟性部材18を構成するのがよい。
軟性部材18を歯200に押し当てることで、軟性部材18は変形する。そのため、窪み15に軟性部材18を設けた場合であっても、軟性部材18が変形するため、窪み15に歯200をはめることができ、軟性部材18を設けない場合と同様の効果が得られる。また、軟性部材18としてゴムのような摩擦の高い部材を適用することで、先端部材10と歯200との間に摩擦が生じ、適度に滑りにくくすることが可能なため、軟性部材18を設けない場合と比べて、より安定して測定をすることができる。
(実施の形態6)
実施の形態1に係るハンドピース80では、先端部材10が光学計測部30に着脱可能に設けられている例について説明した。しかし、実施の形態6に係るハンドピース80では、先端部材10と光学計測部30とが一体化されている構成について説明する。図14は、本発明の実施の形態6に係るハンドピース80の構成を説明するための概略図である。なお、本実施の形態6に係る先端部83では、図2〜4に示した実施の形態1に係る先端部材10と同じ構成について同じ符号を用いて詳しい説明を繰返さない。
実施の形態6に係るハンドピース80は、筐体81と、筐体81内に設けられたレンズ21,22および撮像素子23とを含む。筐体81は、本体部82と本体部82に連続して設けられた先端部83とからなる。本体部82は、測定者が測定をする際に持つ把持部の機能を有している。
図14においては、光源は図示していないものの、筐体81内に設けられており、光源から照射された光が歯200に反射し、その反射光が、光路24に沿って直接、レンズ21,22を通って撮像素子23により撮像される。図14において、レンズの枚数は2枚でなくとも良いし、光軸の方向を折り返すためのミラーなどが設けられていてもちろんよい。また、レンズ21、22や撮像素子23がすべて先端部に内蔵されるよう描かれているが、一部の部品は把持部側に組み込まれていてもよい。
筐体81の先端部83のうちの計測窓13を設けた側に窪み15を備える。ここで、実施の形態6に係るハンドピース80に設けられた窪み15と、実施の形態1に係るハンドピース80に設けられた窪み15とは、同じ形状、同じ大きさである。また、設けられた位置も、計測窓13に隣接する位置であって、先端部83と本体部82との境目から最も遠い位置であって、実施の形態1に係るハンドピース80に設けられた窪み15が設けられた位置と共通する。そのため、実施の形態1に係る三次元スキャナ100と同様、実施の形態6に係る三次元スキャナ100を用いた場合であっても、操作性がよく、安定して撮像することができる。特に滅菌不要な計測物を撮像する場合(たとえば、生体ではない人工の模型など)には、着脱式ではなく、三次元スキャナ本体部82と先端部83とが一体となっている構造が適用できる。
(変形例1)
図15は、変形例1の窪み15の形状を説明するための概略図である。実施の形態1〜6に係る三次元スキャナ100に設けられた窪み15の形状は、窪み15の内面に接する接線TとXY平面とのなす角αは45度以下となるような形状であるとした。しかし、窪み15は、図15に示すように、窪み15の曲線形状に接する接線TとXY平面とのなす角αが45度を超える領域を備えていてもよい。図15に示すように、接線TとXY平面とのなす角αが45度を超える領域が局所的に存在してもよいが、当該領域の深さdが十分短ければ(たとえば1mm以下であれば)、当該領域の幅w1も短くなり、歯200の側面を両側から挟み込んで保持するような形態とはならない。そのため保持効果が生じず、歯列の撮像に必要な方向旋回動作の阻害とはならない。
(変形例2)
図16は、変形例2の窪み15の形状を説明するための概略図である。実施の形態1〜6に係る三次元スキャナ100に設けられた窪み15の形状は、曲面形状をしているとしたが、曲面に限られない。たとえば、図16に示すように、平面形状であってもよい。図16に示す窪み15は三角柱がはまりこむような形状をしている。このような場合であっても、窪み15の内面が対象物である歯200に2点で接するため、実施の形態1〜6と同様の効果が得られる。また、窪み15の形状は変形例1および2の形状に限られず、窪み15の表面に凹凸を設けたような形状であってもよい。
(変形例3)
実施の形態1〜5において、先端部材10の形状は、直方体を斜めに切った形状としたがこれに限られない。たとえば、先端部材10の形状は、直方体形状をしていてもよいし、円柱形状をしていてもよい。また、計測窓13の形状も四角形として図示しているが、これに限らず、円形、楕円形、丸みを帯びた四角形、多角形などの形状でもよい。なお、先端部材10の形状は、先端部材10の外面のうちの計測窓13を設けた側が略平面となる形状が好ましい。計測窓13を設けた側が略平面とすることで、歯200に窪み15がはまっているときに、窪み15から歯200がはずれたとしても、計測窓13を設けた側が球面になっている場合に比べてずれにくくなる。また、図2、10〜13などでは、わかりやすさのため、角張った形状の(エッジ部が尖っている)先端部材10を図示しているが、当該エッジ部に対して面取り加工やフィレット加工などの加工が施されていてももちろん良い。当該加工を施すことにより、患者の口腔内に尖ったエッジが接触し、痛みなどの不快感を患者に与える可能性が低減する。また、操作者の手にエッジ部が引っ掛かることによる医療用手袋の破損などのリスクが低減する。上記先端部材や先端部の形状の変形例に応じて、ミラー14の形状も図示の長方形に限らず、楕円型や面取りされた多角形などを適宜選択するのが良い。
(変形例4)
実施の形態1〜6において、先端部材10を前方から見たときに、窪み15を通して、計測窓13が見えるように窪み15は設けられているとした。しかし、筐体12の厚みと同じ大きさの窪み15を設ける必要はなく、筐体12の厚みよりも小さな窪み15を設けてもよい。具体的には、筐体12を厚み方向に貫くような窪み15ではなく、筐体12の筐体12の表面を削ったような窪み15であってもよい。
(変形例5)
本実施の形態1においては、制御部40が合成処理する画像データは、三次元画像としたが、撮像装置を光干渉断層撮影装置とした場合に、制御部40は断層画像データを合成するようにしてもよい。同様に、撮像装置を、二次元画像を撮像するカメラとしてもよい。その場合、制御部40が合成する画像データは、二次元画像となる。複数の二次元画像データを合成することで全体データ(パノラマ二次元画像)が形成される。
(変形例6)
実施の形態2〜5において、窪み15a〜15eは、全て実施の形態1に係る窪み15と同じ形状、同じ大きさとしたが、窪み15a〜15e、それぞれの形状が異なってもよく、また、その一部が共通で、一部が異なるようにしてもよい。
(変形例7)
実施の形態1〜6において、窪み15は筐体12に設けることとした。しかし、窪み15を設けた筐体12とは異なる部品を筐体12に取り付けることで、先端部材10に窪みを設けてもよい。
(変形例8)
図11では、段差16が後方の一辺のみに配置される例を示したが、段差は別の辺にあったり、複数の辺にあったりしても良い。すなわち、前方一辺が段差となっている構造(傾斜面17の傾きの方向が逆)や、4辺すべてに段差が形成されていてもよい。
(変形例9)
実施の形態1〜6において、撮像装置が撮像する画像を三次元画像として説明したが、これに限られない。撮像装置が撮像する画像は、たとえば、二次元画像や断層画像、並びに、三次元画像、二次元画像および断層画像を組合わせた画像であってもよい。画像は、テクスチャの法線方向の情報、対象物の物性の情報、撮像した時刻の情報、患者の情報、画像データの信頼度を示す情報、撮像装置や先端部材の個体情報(シリアルナンバー)や校正情報、および、画像同士を合成する際に用いられる重み付けに関する情報などの、その他の情報を含んでいてもよい。二次元画像は、二次元の画像であって、色情報を含むカラー画像であっても、色情報を含まないモノクロ画像であってもよく、赤外線画像、紫外線画像、蛍光画像、またはマルチスペクトル画像であってもよい。また、断層画像は、たとえば、対象物の表面よりも深い部分の情報を含む三次元の断層データである。三次元画像、二次元画像および断層画像を組合わせた画像は、たとえば、三次元形状情報や断層データの表面にテクスチャとして、二次元画像を貼り合せた画像である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 先端部材、11 開口部、12,81 筐体、13 計測窓、14 ミラー、15,15a,15b,15c,15d,15e 窪み、16 段差、17 傾斜面、18 軟性部材、20 接続部、21,22 レンズ、21a,22a 特定領域、21b,22b 非特定領域、23 撮像素子、24,24a,24b 光路、40 制御部、50 表示部、60 電源部、70 三次元画像、70a,71a,72a 特定部分、70b,71b,72b 非特定部分、71 第1画像、72 第2画像、73 共通画像、80 ハンドピース、82 本体部、83 先端部、100 三次元スキャナ、200 歯、201 接点、210 歯肉、T 接線、w,w1 窪みの幅、d 窪みの深さ、a 先端部材の幅。

Claims (21)

  1. 対象物を撮像する撮像装置であって、
    筐体と、
    前記筐体の先端部の口腔内で撮像する際に前記対象物と接する側に設けられ、前記対象物からの光を取り込むための採光部と、
    前記筐体内に設けられ、前記採光部から取り込んだ光を検出する検出部と、
    前記検出部で検出した結果を処理する処理部とを備え、
    前記対象物である歯に当てがって歯列に沿って滑らせるための窪みを前記採光部に設けた、撮像装置。
  2. 前記窪みは、第1窪みと第2窪みとを含み、
    前記第1窪みおよび前記第2窪みは、前記先端部の長手方向に対して垂直となる前記採光部の辺のそれぞれに設けられている、請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記採光部を設けた前記先端部の面において、前記採光部を設けた部分が他の部分に対して位置が異なり、
    前記窪みは、第1窪みと第2窪みとを含み、
    前記第1窪みおよび前記第2窪みは、前記先端部の長手方向に対して垂直となる前記採光部の辺のそれぞれに設けられ、
    前記第2窪みは、前記採光部を設けた部分と前記他の部分との境界位置に設けられている、請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記窪みは、第1窪みと第2窪みと第3窪みとを含み、
    前記第1窪みは、前記先端部の長手方向に対して垂直となる前記採光部の一辺に設けられ、
    前記第2窪みおよび前記第3窪みは、前記先端部の長手方向に対して平行となる前記採光部の辺のそれぞれに設けられている、請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記窪みを埋めるように設けられた軟性部材をさらに備える、請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記先端部の外面のうちの前記採光部を設けた側が、略平面である請求項1、2、4および5のいずれかに記載の撮像装置。
  7. 前記窪みは、前記先端部の外面のうちの前記採光部を設けた側の外周と前記採光部との間に設けられている、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の撮像装置。
  8. 前記窪みは、当該窪みの内側の辺と前記対象物とが少なくとも2点で接触することが可能な大きさを有している、請求項1〜請求項のいずれかに記載の撮像装置。
  9. 前記窪みの最大深さdと、当該窪みの幅wとの関係が、
    d<w×1/2
    である、請求項1〜請求項のいずれかに記載の撮像装置。
  10. 前記窪みが設けられた位置における前記先端部の幅aと、当該窪みの幅wとの関係が、
    a<w×2
    である、請求項1〜請求項のいずれかに記載の撮像装置。
  11. 前記窪みは、当該窪みの中心付近で、当該窪みの深さが最大でかつ当該窪みの極値となる形状である、請求項1〜請求項10のいずれかに記載の撮像装置。
  12. 前記窪みの形状が曲面形状である、請求項1〜請求項11のいずれかに記載の撮像装置。
  13. 前記採光部を通る光軸に対して直交する面と前記窪みの内面に接する接線とのなす角が45度以下である、請求項1〜請求項12のいずれかに記載の撮像装置。
  14. 前記採光部を通る光軸に対して直交する面と前記窪みの内面に接する接線とのなす角が45度を超える領域における当該窪みの深さが1mm以下である、請求項1〜請求項13のいずれかに記載の撮像装置。
  15. 前記先端部は、前記筐体の本体部から着脱可能である、請求項1〜請求項14のいずれかに記載の撮像装置。
  16. 前記処理部は、前記対象物に対して前記先端部を移動させて撮像した場合に、前記検出部で検出した結果である複数の画像データのうち、撮像範囲の一部が共通する画像データ同士を合成する、請求項1〜請求項15のいずれかに記載の撮像装置。
  17. 前記処理部は、前記筐体内に設けられた光学素子において光が通過する領域に応じて画像データ内の領域に対して重み付けを行ない、重み付けした画像データ内の領域の情報に基づいて、撮像範囲の一部が共通する画像データ同士を合成する、請求項16に記載の撮像装置。
  18. 前記処理部は、重み付けした画像データ内の領域の情報のうち特定の情報を除外して、撮像範囲の一部が共通する画像データ同士を合成する、請求項17に記載の撮像装置。
  19. 前記画像データが3次元の画像データである、請求項16〜請求項18のいずれかに記載の撮像装置。
  20. 前記画像データが3次元の断層画像データである、請求項16〜請求項18のいずれかに記載の撮像装置。
  21. 対象物を撮像する撮像装置の筺体から着脱可能である先端部材であって、
    前記筺体と接続可能な接続部と、
    前記接続部の反対側の口腔内で撮像する際に前記対象物と接する側に設けられ、前記対象物からの光を取り込むための採光部とを備え、
    前記対象物である歯に当てがって歯列に沿って滑らせるための窪みを前記採光部に設けた、先端部材。
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