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JP6770622B1 - 熱量計、熱量計測方法 - Google Patents

熱量計、熱量計測方法 Download PDF

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JP6770622B1
JP6770622B1 JP2019173210A JP2019173210A JP6770622B1 JP 6770622 B1 JP6770622 B1 JP 6770622B1 JP 2019173210 A JP2019173210 A JP 2019173210A JP 2019173210 A JP2019173210 A JP 2019173210A JP 6770622 B1 JP6770622 B1 JP 6770622B1
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Abstract

【課題】質量流量を一定としたガスの熱量を求める場合と比して、求める熱量の精度を向上させることができる熱量計、及び熱量計測方法を得る。【解決手段】熱量計10は、ガスを触媒燃焼させる燃焼部20と、ガスを燃焼部20に供給する供給部50と、ガスの熱量を導出する導出部及び各部を制御する制御部を備えた情報処理部78とを備えている。供給部50は、予め決められた体積のガスを燃焼部20に供給する。導出部は、供給部50によって供給されたガスが燃焼部20で触媒燃焼することで上昇した燃焼部の温度によってガスの熱量を導出する。【選択図】図1

Description

本発明は、ガスの熱量を測定する熱量計、及び熱量計測方法に関するものである。
特許文献1に記載の熱量計では、加熱素子によって加熱された酸化触媒の近傍に、ガス導入管によってガスが導入され、導入されたガスは、触媒燃焼する。そして、酸化触媒の周囲に設けられた蓄熱部の上昇温度ΔTを測定することで、ガスの熱量が求められる。ここで、ガスの導入については、計測原理上、体積流量の制御が必要であるが、一般的に高精度な気体の体積流量制御は困難であることから、質量流量の制御で代替せざるを得ず、実際には質量流量が制御されたガスが、ガス導入管によって導入されている。
特開2015−87165号公報
従来の熱量計では、質量流量を一定としたガスが触媒燃焼することで蓄熱部の温度が上昇し、この上昇した蓄熱部の温度を測定することで、ガスの熱量が求められる。質量流量を一定としたガスの熱量を求める方式では、例えば、ガスの成分が変化するとガスの体積流量がばらついてしまい、求める熱量の精度が低かった。
本発明の課題は、質量流量を一定としたガスの熱量を求める場合と比して、求める熱量の精度を向上させることである。
第1態様に係る熱量計は、ガスを触媒燃焼させる燃焼部と、予め決められた体積のガスを前記燃焼部に供給する供給部と、前記供給部によって供給されたガスが前記燃焼部で触媒燃焼することで上昇した前記燃焼部の温度によってガスの熱量を導出する導出部と、を備えることを特徴とする。
この構成によると、供給部が、予め決められた体積のガスを燃焼部に供給し、導出部は、供給部から供給されたガスが燃焼部で加熱されて触媒燃焼することで上昇した燃焼部の上昇温度ΔTによってガスの熱量を導出する。
このため、例えばガスの成分の変化が生じた場合であっても、触媒部で燃焼するガスの量を体積として一様に決めることができるので、質量流量を一定としたガスの熱量を求める場合と比して、求める熱量の精度を向上させることができる。
第2態様に係る熱量計は、第1態様に記載の熱量計において、前記供給部は、予め決められた容積の計量管と、前記計量管へガスを流す流し状態と、前記計量管へのガスの流れを遮断して前記計量管にガスを保持させる保持状態と、前記計量管に空気を流して前記計量管に保持されたガスを押し出して前記燃焼部へ供給する供給状態とに、流路を切り替えるガス供給バルブと、を備えることを特徴とする。
この構成によると、供給バルブでは、計量管へガスを流した後、計量管へのガスの流れを遮断して計量管にガスを保持させる。さらに、計量管に空気を流して計量管に保持されたガスを押し出して燃焼部へ供給する。
このように、容積一定の計量管に一旦ガスを保持させることで、予め決められた体積のガスを燃焼部に供給することができる。
第3態様に係る熱量計は、第2態様に記載の熱量計において、前記計量管に保持されたガスの温度を検知する温度センサと、前記計量管に保持されたガスの圧力を検知する圧力センサと、を備え、前記導出部は、前記温度センサの検知結果、及び前記圧力センサの検知結果を用いて、前記供給部によって供給されたガスの体積を補正し、ガスの熱量を導出することを特徴とする。
この構成によると、熱量計では、導出部は、温度センサの検知結果、及び圧力センサの検知結果を用いて、供給部によって供給されたガスの体積を補正する。さらに、導出部は、補正された体積のガスが触媒燃焼することで上昇する燃焼部の温度によってガスの熱量を導出する。
このため、熱量計が温度センサ及び圧力センサを備えていない場合と比して、求める熱量の精度を向上させることができる。
第4態様に係る熱量計は、第1〜3態様の何れか1態様に記載の熱量計において、前記供給部は、ガスを前記燃焼部に周期的に供給し、前記燃焼部は、周期的に供給されたガスを触媒燃焼させ、前記導出部は、触媒燃焼することで上昇した前記燃焼部の温度によってガスの熱量を周期的に導出することを特徴とする。
この構成によると、供給部は、周期的にガスを燃焼部に供給し、燃焼部は、周期的に供給されたガスを触媒燃焼させる。さらに、導出部は、触媒燃焼することで上昇した上昇温度によってガスの熱量を周期的に導出する。このように、熱量計では、継続的(間欠的)にガスの熱量を導出することができる。
第5態様に係る熱量計測方法は、予め決められた容積の計量管にガスを流す流し工程と、前記流し工程の後、前記計量管へのガスの流れを遮断して前記計量管にガスを保持させる保持工程と、前記保持工程で前記計量管に保持されたガスを押し出す押出工程と、前記押出工程で押し出されたガスを触媒燃焼させる燃焼工程と、前記燃焼工程により上昇した温度によってガスの熱量を導出する導出工程と、を備えることを特徴とする。
この構成によると、保持工程で、計量管へのガスの流れを遮断して計量管にガスが一旦保持される。さらに、押出工程で、保持工程で計量管に保持されたガスを押し出し、燃焼工程で、押出工程で押し出されたガスを触媒燃焼させる。このように、燃焼工程で、予め決められた体積のガスを触媒燃焼させることで、質量流量を一定としたガスの熱量を求める場合と比して、求める熱量の精度を向上させることができる。
第6態様に係る熱量計測方法は、第5態様に記載の熱量計測方法において、前記流し工程、前記保持工程、前記押出工程、前記燃焼工程、及び前記導出工程を、この順番で周期的に実施することを特徴とする。
この構成によると、流し工程、保持工程、押出工程、燃焼工程、及び導出工程は、この順番で周期的に実施される。これにより、熱量計測方法では、継続的(間欠的)にガスの熱量を導出することができる。
本態様では、質量流量を一定としたガスの熱量を求める場合と比して、求める熱量の精度を向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係る熱量計を示した構成図である。 本発明の第1実施形態に係る熱量計を示し、熱量を測定する工程を説明するのに用いた構成図である。 本発明の第1実施形態に係る熱量計を示し、熱量を測定する工程を説明するのに用いた構成図である。 本発明の第1実施形態に係る熱量計を示し、熱量を測定する工程を説明するのに用いた構成図である。 本発明の第1実施形態に係る熱量計を示し、熱量を測定する工程を説明するのに用いた構成図である。 本発明の第1実施形態に係る熱量計に備えられた情報処理部を示した構成図である。 本発明の第1実施形態に係る熱量計に備えられた燃焼部よって検知される温度と時間との関係をグラフで示した図面である。 本発明の第1実施形態に係る熱量計に備えられた導出部に予め入力された上昇温度と熱量との関係をグラフで示した図面である。 (A)(B)本発明の第1実施形態に係る熱量計を用いて導出された熱量、及び本発明の実施形態に対する比較形態に係る熱量計を用いて検知されたガスの流量を表で示した図面である。 本発明の第1実施形態に対する比較形態に係る熱量計を示した構成図である。 本発明の第2実施形態に係る熱量計を示した構成図である。 本発明の第2実施形態に係る熱量計に備えられた情報処理部を示した構成図である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態に係る熱量計、及び熱量計測方法の一例について図1〜図10に従って説明する。本実施形態の熱量計は、ガスの熱量を計測するために用いるものである。なお、図中に示す矢印UPは鉛直方向の上方を示す。
(熱量計10の全体構成)
熱量計10は、図1に示されるように、例えば鉛直方向に延びるガス管200に取り付けられている。ガス管200は、一例として、都市ガスの工場からガスを送出するために用いられる配管である。
熱量計10は、ガスを触媒燃焼させる燃焼部20と、ガスを燃焼部20に供給する供給部50と、ガスの熱量を導出する導出部80及び各部を制御する制御部90を備えた情報処理部78(図6参照)とを備えている。
なお、「熱量」とは、ガスの単位体積当たりの熱エネルギーであって、単位については、〔MJ/Nm〕を用いることがある。
〔燃焼部20〕
燃焼部20は、検知部蓄熱材24と、検知部加熱素子28を有する検知部触媒30と、検知部熱電対34と、ガス導入管36と、加熱回路部38とを備えている。
-検知部触媒30-
検知部触媒30は、一例として、球状に固められた酸化触媒であり、Pt系触媒、Pd系触媒などを用いることができる。検知部触媒30には、検知部加熱素子28が設けられており、この検知部加熱素子28は、電気体であって、加熱回路部38に流れる電流によって発熱する。
-検知部蓄熱材24-
検知部蓄熱材24は、検知部触媒30を上方及び側方から囲うように配置されている。この検知部蓄熱材24には、アルミなどの熱伝導率が高い金属材料などを用いることができる。これにより、検知部蓄熱材24は、検知部触媒30で発生した熱量を間接的に把握するために、この発生した熱を蓄熱するようになっている。なお、検知部蓄熱材24の形状については、検知部触媒30の周囲を全て覆うような中空の球形状としてもよい。
-検知部熱電対34-
検知部熱電対34は、検知部蓄熱材24の温度を検知するために、検知部蓄熱材24に設けられている。なお、検知部熱電対34については、検知部触媒30の内部に設けられてもよい。
-ガス導入管36-
ガス導入管36は、検知部蓄熱材24によって囲まれた空間と、供給部50の後述する六方バルブ52とを連結するように配置されている。ガス導入管36の一端は、検知部蓄熱材24を貫通し、検知部触媒30側に開口し、ガス導入管36の他端は、六方バルブ52のポート52eに連結されている。
-加熱回路部38-
加熱回路部38は、電源38aを有し、電源38aによって予め定められた電圧が印加されることで、前述したように、検知部加熱素子28に電流が流れ、検知部加熱素子28が発熱するようになっている。
この構成において、燃焼部20では、供給部50から供給されたガスが、検知部加熱素子28によって加熱されている検知部触媒30によって触媒燃焼して発熱し、検知部蓄熱材24は、検知部触媒30で発生した熱を蓄熱する。そして、検知部熱電対34は、検知部蓄熱材24の温度を検知する。なお、検知部熱電対34については、検知部触媒30の温度を検知してもよい。
〔供給部50〕
供給部50は、図1に示されるように、六方バルブ52と、測定対象であるガスを六方バルブ52に供給する(サンプリングする)ガス供給部56と、六方バルブ52からガスを排出するガス排出部60と、測定対象であるガスを計量する計量部64とを備えている。さらに、供給部50は、キャリアガスである空気を六方バルブ52に供給するキャリアガス供給部66を備えている。
-六方バルブ52-
六方バルブ52は、6個のポート52a、52b、52c、52d、52e、52fを有し、これらの、ポート52a、52b、52c、52d、52e、52f間の連結は、制御部90(図6参照)によって制御されるようになっている。六方バルブ52は、供給バルブの一例である。
ポート52aは、ガス供給部56に連結され、ポート52bは、ガス排出部60と連結されている。さらに、ポート52cは、計量部64の一端と連結され、ポート52dは、計量部64の他端と連結されている。
また、ポート52は、前述したように、ガス導入管36の他端に連結され、ポート52fは、キャリアガス供給部66に連結されている。
-ガス供給部56-
ガス供給部56は、ポート52aとガス管200とを連結するサンプリング管56aと、サンプリング管56aの流路を開閉する弁56bとを備えている。この構成において、この弁56bは、制御部90によって制御され、サンプリング管56aの流路を開閉する。
-ガス排出部60-
ガス排出部60は、ガスを大気に排出する排出口60aと、排出口60aとポート52bとを連結する連結管60bと、連結管60bの流路を開閉する弁60cとを備えている。
-計量部64-
計量部64は、一方向に延びている円筒状で予め決められた容積の計量管64aと、計量管64aの長手方向の一端に連結された連結管64bと、計量管64aの長手方向の他端に連結された連結管64cとを有している。具体的には、連結管64bの一端は、計量管64aに連結され、連結管64bの他端は、ポート52dに連結されている。さらに、連結管64cの一端は、計量管64aに連結され、連結管64cの他端は、ポート52cに連結されている。本実施形態では、一例として計量管64aの容積は、一例として、0.5〔ml〕である。
-キャリアガス供給部66-
キャリアガス供給部66は、一端がポート52fに連結され、他端が大気に開放された空気管66aと、空気管66aの途中に設けられ空気管66aから六方バルブ52へキャリアガスとしての空気を供給するポンプ66bとを備えている。さらに、キャリアガス供給部66は、空気管66aにおいてポート52fとポンプ66bとの間に設けられたMFC66c(マスフローコントローラー)を備えている。なお、本実施形態では、MFC66c(マスフローコントローラー)を備えたが、流体の流量を制御する装置であればよい。
この構成において、図6に示す制御部90による各部の制御によって、供給部50は、四つの状態に切り替えられる。具体的には、図2に示されるように、弁56bによってサンプリング管56aの流路が閉塞され、弁60cによって連結管60bの流路が閉塞されている。さらに、ポンプ66bは、停止している。これにより、供給部50は、停止状態となる。停止状態では、六方バルブ52にはガスが流れていない。
図3に示されるように、ポート52aとポート52dとが連結され、ポート52bとポート52cとが連結され、かつ、ポート52eとポート52fとが連結されている状態にて、弁56bによってサンプリング管56aの流路が開放され、弁60cによって連結管60bの流路が開放され、ポンプ66bが稼働する。これにより、供給部50は、流し状態となる。
流し状態では、図3の太線に示されるように、ガス管200を流れるガスが、サンプリング管56aの弁56bを介して六方バルブ52のポート52a、52dを経由し、連結管64b、計量管64a及び連結管64cを流れる。さらに、連結管64cを流れたガスが、六方バルブ52のポート52c、52bを経由して、連結管60bの弁60cを介して排出口60aから排出される。さらに、稼働するポンプ66bによって、空気が、空気管66aを流れ、ポート52a、52dを経由して、燃焼部20へ供給される。
さらに、流し状態の後、図4に示されるように、弁56bによってサンプリング管56aの流路が閉塞される。これにより、供給部50は、保持状態となる。
保持状態では、図4の太線に示されるように、計量管64aに予め決められた体積のガスが充填されており、弁56bによってサンプリング管56aの流路が閉塞され、弁60cによってガス排出部が開放されていることによって、計量管64aの圧力は大気圧の状態となっている。換言すれば、計量管64aに予め決められた体積のガスが保持されている。
さらに、保持状態の後、図5に示されるように、ポート52aとポート52dとの連結が解除され、ポート52cとポート52bとの連結が解除され、ポート52aとポート52bとが連結され、ポート52cとポート52fとが連結され、かつ、ポート52dとポート52eとが連結される。これにより、供給部50は、供給状態となる。
供給状態では、図5の太線に示されるように、稼働するポンプ66bによって空気管66aを流れる空気が、六方バルブ52のポート52f、52cを経由し、連結管64c、計量管64a及び連結管64bを流れる。さらに、連結管64bを流れたガスが、ポート52d、52eを経由して、燃焼部20へ供給される。
このようにして、計量管64aに空気を流して計量管64aに保持されたガスを押し出して、燃焼部20へ供給する。換言すれば、供給部50によって、燃焼部20に予め決められた体積のガスが供給される。本実施形態では、計量管64aに保持されたガスを押し出す空気の流速は、一例として、120〔ml/min〕である。
〔情報処理部78〕
情報処理部78は、図6に示されるように、ガスの熱量を導出する導出部80と、各部を制御する制御部90とを備えている。
-制御部90-
制御部90は、各部を制御して熱量計10を稼働させる。制御部90による各部の制御については、後述する作用と共に説明する。
-導出部80-
導出部80は、検知部熱電対34によって検知された温度に基づいてガスの熱量を導出する。
具体的には、導出部80には、ガスの熱量と、ガスの触媒燃焼によって上昇した検知部蓄熱材24の上昇温度ΔTとの関係が予め記録されている。図8に示すグラフの横軸は、上昇温度ΔTとされ、縦軸は、ガスの熱量とされている。このように、ガスの熱量は、上昇温度ΔTに比例して大きくなる。導出部80には、この関係が入力されている。
また、上昇温度ΔTについては、導出部80が、検知部熱電対34によって検知された温度に基づいて算出する。図7に示すグラフの横軸は、経過時間とされ、縦軸は、検知部熱電対34によって検知された温度とされている。導出部80は、このグラフに示されるように、検知部熱電対34によって検知される温度をモニタリングし、ガスの触媒燃焼によって上昇した上昇温度ΔTを算出する。
この構成において、導出部80は、検知部熱電対34によって検知される温度をモニタリングすることで算出された上昇温度ΔT(ピーク値)によって、ガスの熱量を導出する。
(作用)
次に、熱量計10の作用について、比較形態に係る熱量計210と共に説明する。比較形態に係る熱量計210については、熱量計10と異なる部分を主に説明する。先ず、熱量計210の構成について説明する。
〔熱量計210の構成〕
熱量計210は、図10に示されるように、燃焼部20と、ガスを燃焼部20に供給する供給部250と、情報処理部278とを備えている。
供給部250は、ガス管200と燃焼部20とを連結する連結管220と、燃焼部20でガスが燃焼するための空気(酸素)を供給する供給管230とを備えている。連結管220には、MFC224が、ガス管200側から燃焼部20側へこの順番で設けられている。供給管230の一端は、連結管220においてMFC224と燃焼部20との間の部分に連結されており、供給管230には、ポンプ232及びMFC234が、供給管230の他端側から一端側へこの順番で設けられている。
また、情報処理部278は、各部を制御する制御部290と、ガスの熱量を導出する導出部280とを備えている。
〔熱量計10、210の作用〕
次に、熱量計10、210を用いて、ガス管200に流れるガスの熱量を測定する熱量計測方法について説明する。
-熱量計210の作用-
図10に示す熱量計210では、供給部250によって燃焼部20へ供給されたガスの熱量が測定される。
非稼働状態の熱量計210では、ポンプ232は、停止している。また、電源38aによって電圧が、加熱回路部38に印加されていない。
熱量計210が稼働されると、制御部290は、ポンプ232を稼働させ、電源38aによって電圧を、加熱回路部38に印加させる。これにより、MFC224によって質量流量を一定としたガスが燃焼部20へ供給され、MFC234によって質量流量を一定とした空気が燃焼部20へ供給される。
このように、質量流量を一定としたガス及び空気が、連続して燃焼部20へ供給される。燃焼部20へ供給されたガスは、電源38aによって電圧が加熱回路部38に印加されることで発熱した検知部加熱素子28によって熱せられた検知部触媒30(酸化触媒)により触媒燃焼する。
この燃焼により検知部触媒30の温度が上昇し、それに伴って検知部蓄熱材24の温度も上昇する。また、検知部熱電対34によって、検知部蓄熱材24の温度が測定される。そして、検知部熱電対34によって測定された検知部蓄熱材24の温度に基づいて、導出部280が、ガスの熱量を導出する。
ここで、熱量計210の燃焼部20へ供給される体積流量を測定したため、この測定結果について説明する。
図10に示す熱量計210では、MFC224によって質量流量を一定としたガスが燃焼部20へ供給される。つまり、熱量計210では、質量流量を一定としたガスの熱量が求められる。
ここで、図9(B)に示す表には、MFC224によって燃焼部20に供給されるガスの体積流量について測定した測定結果が示されている。ガスの体積流量については、連結管220において、供給管230が連結される部分と燃焼部20との間で、湿式ガスメータを用いて測定した。
ガスの流量は、小流量であるため、先ず、ガスを供給せず、空気のみを供給して空気の体積流量を測定した、図9(B)に示す表のNO1aには、空気のみを3回流した場合の測定結果が示されている。空気のみの場合は、測定された3回の平均値は、95.35〔ml/min〕であった。
図9(B)に示す表のNO2aには、ガスと空気とを3回流した場合の測定結果が示されている。NO2aのガスは、成分等から算出された熱量が45〔MJ/Nm〕のガスである。NO2aのガスと空気とを流した場合は、測定された3回の平均値は、99.65〔ml/min〕であった。
また、NO2aの夫々の測定値から空気の平均値を減じたガスのみの体積流量は、4.50〔ml/min〕、4.35〔ml/min〕、4.05〔ml/min〕であった。さらに、ガスのみの体積流量の平均値は、4.30〔ml/min〕であった。
図9(B)に示す表のNO3aには、ガスと空気とを3回流した場合の測定結果が示されている。NO3aのガスは、成分等から算出された熱量が40〔MJ/Nm〕のガスである。NO3aのガスと空気とを流した場合は、測定された3回の平均値は、100.09〔ml/min〕であった。
また、NO3aの夫々の測定値から空気の平均値を減じたガスのみの体積流量は、4.73〔ml/min〕、4.82〔ml/min〕、4.66〔ml/min〕であった。さらに、ガスのみの体積流量の平均値は、4.74〔ml/min〕であった。
この結果から、NO3aのガスの体積流量は、NO2aのガスの流量に対して、10〔%〕程度異なってしまう。つまり、熱量計210では、ガスの種類が異なることで、体積流量が、10〔%〕程度異なってしまう。
また、ガスの体積流量と燃焼部20で測定される温度上昇とは比例する。このため、ガスの体積流量と測定されるガスの熱量とも比例する。つまり、熱量計210では、測定されるガスの熱量は、成分等から算出されたガスの熱量(真の熱量)に対して10〔%〕程度誤差が生じてしまう。
-熱量計10の作用-
図1に示す熱量計10では、供給部50によって燃焼部20へ供給されたガスの熱量が測定される。
非稼働状態の熱量計10では、弁56bによってサンプリング管56aの流路が閉塞されている。さらに、ポンプ66bは、停止しており、電源38aによって電圧が加熱回路部38に印加されていない。これにより、図2に示されるように、六方バルブ52には、ガスが流れていない。
熱量計10が稼働されると、制御部90による各部の制御によって、図3に示されるように、ポート52aとポート52dとが連結され、ポート52bとポート52cとが連結され、かつ、ポート52eとポート52fとが連結される。
この状態で、弁56bによってサンプリング管56aの流路が開放され、弁60cによって連結管60bの流路が開放され、ポンプ66bが稼働する。さらに、ポンプ66bが稼働し、電源38aによって電圧が加熱回路部38に印加される。
これにより、ガス管200を流れるガスは、サンプリング管56aを流れ、ポート52a、52dを経由して、連結管64b、計量管64a及び連結管64cをこの順番で流れた後、ポート52c、52bを経由して、連結管60bを流れて排出口60aから排出される(流し工程)。このように計量管64aにガスを流す工程を一般にチャージングという。
さらに、キャリアガスである空気は、稼働するポンプ66bによって空気管66aを流れ、ポート52a、52dを経由して、燃焼部20へ供給される。
そして、ガスが排出口60aから排出されると、制御部90による各部の制御によって、図4に示されるように、弁56bによってサンプリング管56aの流路が閉塞されている。これより、供給部50は、保持状態となり、保持状態では、図4の太線に示されるように、計量管64aに予め決められた体積のガスが充填されており、弁56bによってサンプリング管56aの流路が閉塞され、弁60cによってガス排出部が開放されていることによって、計量管64aの圧力は大気圧の状態となっている。換言すれば、計量管64aに予め決められた体積のガスが保持される(保持工程)。
さらに、計量管64aにガスが充填されると、制御部90による各部の制御によって、図5に示されるように、ポート52aとポート52dとの連結が解除され、ポート52cとポート52bとの連結が解除され、ポート52aとポート52bとが連結され、ポート52cとポート52fとが連結され、かつ、ポート52dとポート52eとが連結される。
これにより、空気が、空気管66aを流れ、ポート52f、52cを経由して、連結管64c、計量管64a及び連結管64bをこの順番で流れた後、ポート52d、52eを経由して、燃焼部20へ供給される。このようにして、空気を、チャージング時とは逆方向に流すことで、計量管64aに充填された予め決められた体積のガスが空気によって押し出され、ポート52d、52eを経由して燃焼部20のガス導入管36へ流れる。このように、計量管64aに空気を流して計量管64aに充填されたガスを押し出して、燃焼部20へ供給する(押出工程)。
ガス導入管36を流れるガスは、電源38aによって電圧が加熱回路部38に印加されることで発熱した検知部加熱素子28によって熱せられた検知部触媒30(酸化触媒)により触媒燃焼する(燃焼工程)。
この燃焼により検知部触媒30の温度が上昇し、それに伴って検知部蓄熱材24の温度も上昇する。そして、検知部熱電対34によって、検知部蓄熱材24の温度が検知される。
図6に示す導出部80は、検知部熱電対34によって検知された温度をモニタリングし、ガスの触媒燃焼によって上昇した検知部蓄熱材24の上昇温度ΔT(図7参照)を導出する。さらに、導出部80は、導出された上昇温度ΔTと、予め入力されているガスの熱量と上昇温度ΔTとの関係とから、ガスの熱量を導出する(導出工程)。
このような、工程を繰り返すことで、供給部50は、周期的にガスを燃焼部20に供給し、燃焼部20は、周期的に供給されたガスを触媒燃焼させる。さらに、導出部80は、触媒燃焼することで上昇した上昇温度ΔTによってガスの熱量を周期的に導出する。換言すれば、流し工程、保持工程、押出工程、燃焼工程、及び導出工程は、この順番で周期的に実施される。
ここで、図9(A)には、熱量計10を用いて三種類のガスの熱量を測定した測定結果と、三種類のガスの成分等から算出した熱量(真の熱量)とが表で示されている。
先ず、夫々のガスについて、夫々10回程度、上昇温度ΔTを測定し、その平均値と、10回程度の測定のばらつきから導出された2σを平均値から減じた値と、2σを平均値に加えた値とを導出した。さらに、導出された値と、予め入力されているガスの熱量と上昇温度ΔTとの関係とから、ガスの熱量を導出した。
図9(A)に示す表のNO1bのガスでは、10回の上昇温度ΔTの平均値は、141.89〔℃〕で、2σを平均値から減じた値は141.21℃で、2σを平均値に加えた値は、142.57〔℃〕であった。さらに、上昇温度ΔTが、141.21〔℃〕の場合に、予め入力されているガスの熱量と上昇温度ΔTとの関係とから導出されるガスの熱量は、39.87〔MJ/Nm〕で、上昇温度ΔTが、142.57〔℃〕の場合に、予め入力されているガスの熱量と上昇温度ΔTとの関係とから導出されるガスの熱量は、40.00〔MJ/Nm〕であった。
そして、導出されたガスの熱量(39.87〔MJ/Nm〕と40.00〔MJ/Nm〕)は、ガスの成分等から算出した真の熱量(39.94〔MJ/Nm〕)に対して、0.17〔%〕程度異なる。
図9(A)に示す表のNO2bのガスでは、10回の上昇温度ΔTの平均値は、168.75〔℃〕で、2σを平均値から減じた値は167.82℃で、2σを平均値に加えた値は、169.68〔℃〕であった。さらに、上昇温度ΔTが、167.82〔℃〕の場合に、予め入力されているガスの熱量と上昇温度ΔTとの関係とから導出されるガスの熱量は、42.41〔MJ/Nm〕で、上昇温度ΔTが、169.68〔℃〕の場合に、予め入力されているガスの熱量と上昇温度ΔTとの関係とから導出されるガスの熱量は、42.59〔MJ/Nm〕であった。
そして、導出されたガスの熱量(42.41〔MJ/Nm〕と42.59〔MJ/Nm〕)は、ガスの成分等から算出した真の熱量(42.51〔MJ/Nm〕)に対して、0.23〔%〕程度異なる。
図9(A)に示す表のNO3bのガスでは、10回の上昇温度ΔTの平均値は、195.59〔℃〕で、2σを平均値から減じた値は194.62℃で、2σを平均値に加えた値は、196.57〔℃〕であった。さらに、上昇温度ΔTが、194.62〔℃〕の場合に、予め入力されているガスの熱量と上昇温度ΔTとの関係とから導出されるガスの熱量は、44.97〔MJ/Nm〕で、上昇温度ΔTが、196.57〔〔℃〕の場合に、予め入力されているガスの熱量と上昇温度ΔTとの関係とから導出されるガスの熱量は、45.16〔MJ/Nm〕であった。
そして、導出されたガスの熱量(44.97〔MJ/Nm〕と45.16〔MJ/Nm〕)は、ガスの成分等から算出した真の熱量(45.07〔MJ/Nm〕)に対して、0.22〔%〕程度異なる。
このように、熱量計10では、測定される熱量は、2σの測定のばらつきを考慮したとしても、ガスの成分等から算出された真の熱量に対して0.23〔%〕程度のばらつきで収まる。
(まとめ)
以上説明したように、熱量計10では、質量流量を一定としたガスの熱量を求める熱量計210を用いて熱量を測定する場合と比して、求める熱量の精度を向上させることができる。
また、熱量計10では、計量管64aに充填(保持)されたガスが、キャリアガスとしての空気に押し出され、燃焼部20へ供給される。このように、ガスを計量管64aに一旦保持させることで、予め決められた体積のガスを燃焼部20に供給することができる。
また、熱量計10では、供給部50は、周期的にガスを燃焼部20に供給し、燃焼部20は、周期的に供給されたガスを触媒燃焼させる。さらに、導出部80は、触媒燃焼することで上昇した上昇温度ΔTによってガスの熱量を周期的に導出する。このように、熱量計10では、継続的(間欠的)にガスの熱量を導出することができる。
また、熱量計測方法では、押出工程で、計量管64aに空気を流して計量管64aに一旦保持されたガスを押し出して燃焼部20へ供給し、燃焼工程で、供給されたガスを触媒燃焼させる。これにより、熱量計測方法では、質量流量を一定としたガスの熱量を求める熱量計210の熱量計測方法と比して、求める熱量の精度を向上させることができる。
また、熱量計測方法では、流し工程、保持工程、押出工程、燃焼工程、及び導出工程は、この順番で周期的に実施される。このように、熱量計測方法では、継続的(間欠的)にガスの熱量を導出することができる。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る熱量計、及び熱量計測方法の一例について図11、図12に従って説明する。なお、第2実施形態については、第1実施形態と異なる部分を主に説明する。
(構成)
第2実施形態に係る熱量計310は、図11に示されるように、燃焼部20と、ガスを燃焼部20に供給する供給部350と、ガスの熱量を導出する導出部380、及び各部を制御する制御部90を備えた情報処理部378(図12参照)とを備えている。
〔供給部350〕
供給部350は、図11に示されるように、六方バルブ52と、ガス供給部56と、ガス排出部60と、測定対象であるガスを計量する計量部364と、キャリアガス供給部66を備えている。
-計量部364-
計量部364は、計量管64aと、連結管64bと、連結管64cと、計量管64aに保持されたガスの状態を検知する検知部364dとを備えている。
検知部364dは、連結管64bの途中の部分に配置されており、図12に示されるように、計量管64aに保持されたガスの温度を検知する温度センサ366と、計量管64aに保持されたガスの圧力を測定する圧力センサ368とを備えている。
〔情報処理部378〕
情報処理部378は、図12に示されるように、ガスの熱量を導出する導出部380と、各部を制御する制御部90とを備えている。
-導出部380-
導出部380は、検知部熱電対34によって検知された温度、温度センサ366によって検知されたガスの温度、及び圧力センサ368によって検知されたガスの圧力に基づいてガスの熱量を導出する。
具体的には、導出部380には、ガスの熱量と、ガスの触媒燃焼によって上昇した検知部蓄熱材24の上昇温度ΔTとの関係が予め記録されている。
また、上昇温度ΔTについては、導出部380が、検知部熱電対34によって検知された温度に基づいて算出する。
この構成において、導出工程で、導出部380は、温度センサ366によって検知されたガスの温度、及び圧力センサ368によって検知されたガスの圧力を用いて、計量管64aに保持されていたガスの体積を補正した上で、ガスの熱量を導出する。
例えば、導出工程で、導出部380は、温度センサ366によって検知されたガスの温度、及び圧力センサ368によって検知されたガスの圧力を用いて、計量管64aに保持されていたガスの体積を、予め定められた温度及び圧力の状態での体積に補正する。そして、導出部380は、補正された体積のガスが触媒燃焼することで上昇する検知部蓄熱材24の上昇温度ΔTによってガスの熱量を導出する。
(まとめ)
以上説明したように、熱量計310では、導出部380は、補正された体積のガスの触媒燃焼によって上昇した検知部蓄熱材24の上昇温度ΔTによってガスの熱量を導出する。このため、熱量計が温度センサ及び圧力センサを備えていない場合と比して、求めるガスの熱量の精度を向上させることができる。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、計量管を用いて供給されるガスの体積を予め定められた体積としたが、例えば、予め決められた容積の計量管の中に保管されているガスを用いてガスの熱量を導出してもよい。
また、上記実施形態では、熱量計10を用いることで、間欠的にガスの熱量が導出されたが、熱量計10を用いて、ガスの熱量を1度だけ導出してもよい。
また、上記実施形態では、六方バルブ52を用いて流路を切り替えたが、八方バルブでもよく、二方バルブの組み合わせでもよく、他のバルブであってもよい。
また、上記実施形態では、特に説明しなかったが、熱量計10を持ち運べるようにユニットとして、異なる場所でガスの熱量を導出することができるようにしてもよい。なお、この場合には、導出部80、380、制御部90を装置と別にして持ち運んでもよい。
また、上記第2実施形態では、特に説明しなかったが、計量管64aに保持されたガスの圧力を計測する圧力センサ368が配置される位置については、連結管64bの途中の部分に限られることなく、計量管64aに保持されたガスの圧力を直接的、又は間接的に検知できる位置であればよい。計量管64aに保持されたガスの圧力が、大気圧の場合には、例えば、ガス管200の内部を流れるガスの圧力を検知する圧力センサによって、計量管64aに保持されるガスの圧力を間接的に検知してもよい。
また、上記第2実施形態では、特に説明しなかったが、計量管64aに保持されたガスの温度を計測する温度センサ366が配置される位置については、連結管64bの途中の部分に限られることなく、計量管64aに保持されたガスの温度を直接的、又は間接的に検知できる位置であればよい。例えば、連結管60b等に温度センサを配置して、計量管64aに保持されるガスの温度を間接的に検知してもよい。
10 熱量計
20 燃焼部
50 供給部
52 六方バルブ(供給バルブ)
64a 計量管
80 導出部
310 熱量計
350 供給部
380 導出部

Claims (5)

  1. ガスを触媒燃焼させる燃焼部と、
    予め決められた体積のガスを前記燃焼部に供給する供給部と、
    前記供給部によって供給されたガスが前記燃焼部で触媒燃焼することで上昇した前記燃焼部の温度によってガスの熱量を導出する導出部と、
    を備える熱量計であって、
    前記供給部は、
    予め決められた容積の計量管と、
    前記計量管へガスを流す流し状態と、前記計量管へのガスの流れを遮断して前記計量管にガスを保持させる保持状態と、前記計量管に空気を流して前記計量管に保持されたガスを押し出して前記燃焼部へ供給する供給状態とに、流路を切り替えるガス供給バルブと、
    を備える熱量計。
  2. 前記計量管に保持されたガスの温度を検知する温度センサと、
    前記計量管に保持されたガスの圧力を検知する圧力センサと、を備え、
    前記導出部は、前記温度センサの検知結果、及び前記圧力センサの検知結果を用いて、前記供給部によって供給されたガスの体積を補正し、ガスの熱量を導出する請求項に記載の熱量計。
  3. 前記供給部は、ガスを前記燃焼部に周期的に供給し、
    前記燃焼部は、周期的に供給されたガスを触媒燃焼させ、
    前記導出部は、触媒燃焼することで上昇した前記燃焼部の温度によってガスの熱量を周期的に導出する請求項1又は2に記載の熱量計。
  4. 予め決められた容積の計量管にガスを流す流し工程と、
    前記流し工程の後、前記計量管へのガスの流れを遮断して前記計量管にガスを保持させる保持工程と、
    前記保持工程で前記計量管に保持されたガスを押し出す押出工程と、
    前記押出工程で押し出されたガスを触媒燃焼させる燃焼工程と、
    前記燃焼工程により上昇した温度によってガスの熱量を導出する導出工程と、
    を備え
    前記計量管へガスを流す流し状態と、前記計量管へのガスの流れを遮断して前記計量管にガスを保持させる保持状態と、前記計量管に空気を流して前記計量管に保持されたガスを押し出してガスを触媒燃焼させる燃焼部へ供給する供給状態とに、流路を切り替えるガス供給バルブを用いて、前記流し工程と、前記保持工程と、前記押出工程とをそれぞれ行う熱量計測方法。
  5. 前記流し工程、前記保持工程、前記押出工程、前記燃焼工程、及び前記導出工程を、この順番で周期的に実施する請求項に記載の熱量計測方法。
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