JP6769226B2 - 表示体、および、表示体の製造方法 - Google Patents
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Description
上記構成によれば、様々な方向への偏光成分を含む入射光に対して、より効率的に反射光が出射される。また、表示要素の設計や製造が容易である。
上記構成によれば、1つの構造体である部分を、1つの工程にて製造することができるため、表示体の容易な製造が可能である。
図1および図2を参照して、第1実施形態の表示体の構成について説明する。
図1が示すように、表示体100は、表面100Fと、表面100Fとは反対側の面である裏面100Rとを有し、第1画素10Aと第2画素10Bと第3画素10Cとを含む複数の画素10を備えている。画素10は表示要素の一例である。
図2が示すように、画素10は、基材11、第1低屈折率領域12、第1格子領域13、第2低屈折率領域14、第2格子領域15、および、第3低屈折率領域16を備えている。第1低屈折率領域12、第1格子領域13、第2低屈折率領域14、第2格子領域15、および、第3低屈折率領域16の各々は、層状に広がっており、基材11に近い位置からこの順に並んでいる。各領域の並ぶ方向が第1方向であり、第1方向は、すなわち、各領域の厚さ方向であり、表示体100の厚さ方向、すなわち、裏面100Rから表面100Fに向かう方向である。また、基材11に対する第3低屈折率領域16の側が表示体100の表面側であり、第3低屈折率領域16に対する基材11の側が、表示体100の裏面側である。図2においては、画素10の断面構造を示すとともに、第1格子領域13の平面構造と第2格子領域15の平面構造とを、これらの領域を一部破断させて示している。
表示体100の表面側から画素10に光が入射すると、第2格子領域15がサブ波長格子を有すること、および、第2格子領域15が、第2格子領域15の屈折率よりも低い屈折率を有する第2低屈折率領域14と第3低屈折率領域16とに挟まれていることから、第2格子領域15では、表面側への回折光の射出が抑えられ、導波モード共鳴現象が発生する。すなわち、特定の波長域の光が第2格子領域15を多重反射しつつ伝播して共鳴を起こし、この特定の波長域の光が、画素10の表面側に反射光として射出される。第2格子領域15で共鳴を起こす光の波長域は、第2格子領域15における第2高要素幅Dh2、第2周期P2、および、第2領域厚さT2によって決まる。
また、上記特定の波長域以外の波長域の光は、第2格子領域15で多重反射せずに、第2低屈折率領域14を透過して、第1格子領域13に入る。
そして、第1格子領域13で多重反射を起こさなかった波長域の光は、第1低屈折率領域12および基材11を透過して、表示体100の裏面側に出る。
図4〜図6を参照して、上述した表示体100の製造方法について説明する。
図4が示すように、画素10の形成に際しては、まず、基材11の表面に、低屈折率材料からなる層を形成し、この層の表面に凹凸構造を形成することによって、凹凸構造層20を形成する。凹凸構造層20は、基材11に沿って広がる平坦部20aと、平坦部20aから突き出た複数の凸部20bとを有するとともに、凸部20b間に位置する部分である複数の凹部20cを有する。複数の凸部20bは、サブ波長周期で等間隔に配置され、1つの方向に帯状に延びる。複数の凹部20cは、複数の凸部20bと同一のパターンで並んでおり、基材11の表面と対向する方向から見て、複数の凸部20bの面積と複数の凹部20cの面積とは等しい。
上述の製造方法において、紫外線硬化性樹脂に代えて熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂を用いて、ナノインプリント法により凹凸構造層20を形成してもよい。熱硬化性樹脂を用いる場合、紫外線の照射を加熱に変更すればよく、熱可塑性樹脂を用いる場合、紫外線の照射を、加熱および冷却に変更すればよい。
(1)画素10において、各格子領域13,15に光が入射すると、各格子領域13,15では、導波モード共鳴現象が発生する。そして、第1格子領域13で共鳴を起こす光の波長域と第2格子領域15で共鳴を起こす光の波長域とは一致する。したがって、2つの格子領域13,15の各々で強められた波長域の光が反射光として得られるため、1つの格子領域のみを有する構成と比較して、画素10から反射光として射出される光の強度は大きくなる。すなわち、画素10から射出される光の波長選択性が高められる。したがって、表示領域110に視認される色の鮮明さや明るさが高められるため、表示体100が形成する像の視認性が高められる結果、偽造の困難性や意匠性、すなわち、表示体100の外観によって発現される機能が高められる。
図10〜図13を参照して、表示体、および、表示体の製造方法の第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態と比較して、画素の構造が異なる。以下では、第2実施形態と第1実施形態との相違点を中心に説明し、第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付してその説明を省略する。
図10および図11を参照して、第2実施形態の表示体が備える画素の構成について説明する。図10が示すように、画素10は、第1実施形態にて説明した第1低屈折率領域12、第1格子領域13、第2低屈折率領域14、第2格子領域15、および、第3低屈折率領域16からなる構造体である共鳴構造部18を、2つ備えている。
2つの共鳴構造部18A,18Bが同一の構造周期Pkを有する構成では、画素10が有する4つの格子領域13,15のすべてにおいて、共鳴を起こす光の波長域は一致する。したがって、表示体100の表面側から画素10に光が入射したとき、上層の格子領域にて多重反射する特定の波長域の光のうち、多重反射の過程でこの格子領域から漏れ出た光は、その下層の格子領域に入って多重反射し、こうした現象が、格子領域の数だけ繰り返される。その結果、4つの格子領域13,15の各々で強められた特定の波長域の反射光が表示体100の表面側に射出される。そのため、第1実施形態の表示体と比較して、表示体100から反射光として射出される上記特定の波長域の光の強度はより大きくなり、反射光の波長選択性がより高められる。結果として、表示体100においては、表面反射観察にて各表示領域110A,110B,110Cに視認される色の鮮明さや明るさが高められることにより、像の視認性が高められる。
図12および図13を参照して、第2実施形態の表示体100の製造方法について説明する。まず、第2実施形態の画素10の製造に際しては、第1実施形態と同様に、基材11上に凹凸構造層20と高屈折率層21とが順に形成される。
(9)画素10が、第1方向に並ぶ複数の共鳴構造部18を備える構成によれば、画素10が4つ以上の格子領域13,15を備えるため、画素10から出射される反射光の波長選択性をさらに高めることや、反射光と透過光とに含まれる波長域の調整の自由度を高めることが可能である。したがって、表示体100が形成する像の視認性を高めることや、表示体100にて視認される像の色相の調整の自由度を高めることができる。
図14および図15を参照して、表示体、および、表示体の製造方法の第3実施形態について説明する。第3実施形態は、第2実施形態と比較して、2つの共鳴構造部におけるサブ波長格子の配列方向が異なる。以下では、第3実施形態と第2実施形態との相違点を中心に説明し、第2実施形態と同様の構成については同じ符号を付してその説明を省略する。なお、図14および図15は、画素10の一部分を示す図であり、画素10の構造を理解しやすくするために、高屈折率材料から構成されている部分と、低屈折率材料から構成されている部分とに、互いに異なる濃度のドットを付して示している。
図14が示すように、第3実施形態の表示体が備える画素10は、第2実施形態と同様に、第1方向に隣り合う2つの共鳴構造部18A,18Bを備えている。ただし、第3実施形態においては、第1共鳴構造部18Aの格子領域13,15が有する各要素部、すなわち、高屈折率部13a,15aおよび低屈折率部13b,15bの各々の延びる方向と、第2共鳴構造部18Bの格子領域13,15が有する各要素部の延びる方向とは互いに異なる。つまり、共鳴構造部18ごとに、各格子領域13,15での各要素部の並ぶ方向が異なっている。換言すれば、第1共鳴構造部18Aが有するサブ波長格子の配列方向と、第2共鳴構造部18Bが有するサブ波長格子の配列方向とが互いに異なっている。
サブ波長格子が、1つの方向に帯状に延びる高屈折率部13a,15aから構成されている場合、各格子領域13,15では、特定の方向へ偏光した光が多重反射して共鳴を起こし、反射光として射出される。上記特定の方向は、サブ波長格子の配列方向に依存する。第1共鳴構造部18Aと第2共鳴構造部18Bとでサブ波長格子の配列方向が異なっていることにより、第1共鳴構造部18Aの格子領域13,15と第2共鳴構造部18Bの格子領域13,15とでは、多重反射する光の偏光方向は互いに異なっている。したがって、第3実施形態の画素10によれば、様々な方向への偏光成分を含む入射光に対して、効率的に反射光が出射されるため、反射光の強度がより高められる。
第3実施形態の画素10は、第2実施形態と同様に、基材11と凹凸構造層20と高屈折率層21とからなる構造体である2つの凹凸構造体31を、高屈折率層21同士が向かい合うように対向させ、2つの凹凸構造体31の間の領域を低屈折率材料で埋めることによって形成される。ここで、第3実施形態では、一方の凹凸構造体31における高屈折率層21の延びる方向と、他方の凹凸構造体31における高屈折率層21の延びる方向とが直交するように、これらの凹凸構造体31を向かい合わせて低屈折率材料により接合する。
(13)第1共鳴構造部18Aの有する要素部の延びる方向と、第2共鳴構造部18Bの有する要素部の延びる方向とが、互いに異なるため、第1共鳴構造部18Aの格子領域13,15と第2共鳴構造部18Bの格子領域13,15とでは、入射光に含まれる光のうち、互いに異なる方向へ偏光した光が共鳴を起こして、それぞれの共鳴構造部18から射出される。したがって、様々な方向への偏光成分を含む入射光に対して、効率的に反射光が出射されるため、反射光の強度がより高められる。したがって、様々な方向への偏光成分を含む外光の下で観察される表示体100において、各表示領域110A,110B,110Cに視認される色の鮮明さや明るさを向上させる効果が高く得られ、偽造の困難性や意匠性がより高められる。
上記各実施形態は、以下のように変更して実施することが可能である。
・上記各実施形態の製造方法によって製造される画素10の共鳴構造部18においては、第1高屈折率部13aの上部に第2低屈折率部15bが位置し、第1低屈折率部13bの上部に第2高屈折率部15aが位置する。
上述した表示体およびその製造方法について、具体的な実施例を用いて説明する。
<表示体の製造>
まず、光ナノインプリント法で用いる凹版であるモールドを用意した。具体的には、光ナノインプリント法において照射する光として、365nmの波長の光を用いたため、この波長の光を透過する合成石英をモールドの材料として用いた。モールドの形成に際しては、まず、合成石英基板の表面に、Crからなる膜をスパッタリング法により成膜し、電子線リソグラフィ法によってサブ波長格子パターンを有する電子線レジストパターンをCr膜上に形成した。サブ波長格子パターンは、1つの方向に延びる帯状部分が等間隔で並ぶパターンである。使用したレジストはポジ型であり、膜厚は150nmとした。
実施例の表示体の反射分光測定を実施したところ周期360nmのサブ波長格子を有する画素は530nm程度に中心波長を有する反射スペクトルが観測され、周期396nmのサブ波長格子を有する画素は620nm程度に中心波長を有する反射スペクトルが観測された。
Claims (13)
- 入射光を透過する材料から構成された表示要素を備え、表面と裏面とを有する表示体であって、
前記表示要素は、
第1サブ波長格子を構成する複数の第1高屈折率部と、前記第1高屈折率部よりも低い屈折率を有する複数の第1低屈折率部とを有し、前記表面に沿った方向に前記第1高屈折率部と前記第1低屈折率部とが交互に位置する第1格子領域と、
前記第1高屈折率部と同一の材料から構成されて第2サブ波長格子を構成する複数の第2高屈折率部と、前記第2高屈折率部よりも低い屈折率を有する複数の第2低屈折率部とを有し、前記表面に沿った方向に前記第2高屈折率部と前記第2低屈折率部とが交互に位置する第2格子領域と、
前記第1格子領域の平均屈折率および前記第2格子領域の平均屈折率の各々よりも低い屈折率をそれぞれが有する第1低屈折率領域、第2低屈折率領域、および、第3低屈折率領域と、を備え、
前記第1格子領域は、前記表示体の厚さ方向に前記第1低屈折率領域と前記第2低屈折率領域とに挟まれ、
前記第2格子領域は、前記表示体の厚さ方向に前記第2低屈折率領域と前記第3低屈折率領域とに挟まれ、
前記第1サブ波長格子の格子周期と前記第2サブ波長格子の格子周期とは、相互に等しい周期であり、
前記第1格子領域における前記複数の第1高屈折率部の体積比率と、前記第2格子領域における前記複数の第2高屈折率部の体積比率とは同一であり、
前記表面と対向する方向から見て、前記第1高屈折率部と前記第2低屈折率部とが重なり、前記第2高屈折率部と前記第1低屈折率部とが重なっており、
前記第2低屈折率領域は、前記第1高屈折率部および前記第2高屈折率部と同一の材料から構成された第3高屈折率部を有し、
前記第3高屈折率部は、前記表面と対向する方向から見て互いに隣り合う前記第1高屈折率部と前記第2高屈折率部との端部間で、前記第2低屈折率領域の厚さ方向に沿って延びている
表示体。 - 前記表示体は、複数の前記表示要素を備え、複数の前記表示要素には、第1表示要素と第2表示要素とが含まれ、
前記表面と対向する方向から見て、前記表示体は、前記第1表示要素が位置する第1表示領域と、前記第2表示要素が位置する第2表示領域とを含み、
前記第1表示要素における前記第1サブ波長格子および前記第2サブ波長格子の格子周期と、前記第2表示要素における前記第1サブ波長格子および前記第2サブ波長格子の格子周期とは、互いに異なる
請求項1に記載の表示体。 - 前記第1格子領域、前記第2格子領域、前記第1低屈折率領域、前記第2低屈折率領域、および、前記第3低屈折率領域から構成される部分が共鳴構造部であり、
前記表示要素は、前記表示体の厚さ方向に沿って並ぶ複数の前記共鳴構造部を備える
請求項1に記載の表示体。 - 前記複数の共鳴構造部には、第1共鳴構造部と第2共鳴構造部とが含まれ、前記第1共鳴構造部の有する前記第1サブ波長格子および前記第2サブ波長格子の格子周期である第1構造周期と、前記第2共鳴構造部の有する前記第1サブ波長格子および前記第2サブ波長格子の格子周期である第2構造周期とは、互いに異なる
請求項3に記載の表示体。 - 前記表示体は、複数の前記表示要素を備え、複数の前記表示要素には、第1表示要素と第2表示要素とが含まれ、
前記表面と対向する方向から見て、前記表示体は、前記第1表示要素が位置する第1表示領域と、前記第2表示要素が位置する第2表示領域とを含み、
前記第1表示要素における前記第1構造周期と前記第2構造周期との組み合わせと、前記第2表示要素における前記第1構造周期と前記第2構造周期との組み合わせとでは、前記第1構造周期と前記第2構造周期との少なくとも一方が異なる
請求項4に記載の表示体。 - 前記複数の共鳴構造部の各々において、前記複数の第1高屈折率部、前記複数の第1低屈折率部、前記複数の第2高屈折率部、および、前記複数の第2低屈折率部の各々である要素部は、1つの方向に帯状に延びる形状を有し、
前記複数の共鳴構造部には、第1共鳴構造部と第2共鳴構造部とが含まれ、
前記第1共鳴構造部の有する前記要素部の延びる方向と、前記第2共鳴構造部の有する前記要素部の延びる方向とは、互いに異なる
請求項3に記載の表示体。 - 前記第1共鳴構造部の有する前記要素部の延びる方向と、前記第2共鳴構造部の有する前記要素部の延びる方向とは、前記表面に沿った方向であって、互いに直交する
請求項6に記載の表示体。 - 前記第1低屈折率領域と、前記第1低屈折率部と、前記第2低屈折率領域のなかで前記第1低屈折率部に隣接する部分とは、相互に連続する1つの構造体である第1構造体であり、
前記第3低屈折率領域と、前記第2低屈折率部と、前記第2低屈折率領域のなかで前記第2低屈折率部に隣接する部分とは、相互に連続する1つの構造体である第2構造体である
請求項1または2に記載の表示体。 - 前記第1構造体と前記第1高屈折率部および前記第2高屈折率部との屈折率差は0.2よりも大きく、
前記第2構造体と前記第1高屈折率部および前記第2高屈折率部との屈折率差は0.2よりも大きい
請求項8に記載の表示体。 - 前記第1構造体を構成する材料は、紫外線硬化性樹脂、熱硬化性樹脂、および、熱可塑性樹脂のいずれかであり、
前記第2構造体を構成する材料は、紫外線硬化性樹脂、熱硬化性樹脂、および、熱可塑性樹脂のいずれかであり、
前記第1高屈折率部および前記第2高屈折率部を構成する材料は、無機化合物を含む
請求項8または9に記載の表示体。 - 入射光を透過する材料から構成される表示要素を備える表示体の製造方法であって、前記表示要素を製造する工程は、
第1低屈折率材料からなる層の表面に、サブ波長周期で並ぶ複数の凸部と、前記複数の凸部の並ぶ方向に沿って前記凸部と交互に並ぶ凹部であって、前記表面と対向する方向から見て前記複数の凸部の面積と等しい面積を有する複数の凹部とを形成することによって、前記凸部と前記凹部とを有する凹凸構造層を形成する第1工程と、
前記第1低屈折率材料よりも高い屈折率を有する高屈折率材料を用いて、前記凹凸構造層の表面に、前記凸部の高さよりも小さい厚さを有する高屈折率層を形成する第2工程であって、前記高屈折率層として、前記凹部上に位置する第1サブ波長格子と、前記凸部上に位置して前記第1サブ波長格子と同一の格子周期を有する第2サブ波長格子とを含む層を形成する第2工程と、
前記凹凸構造層と前記高屈折率層とからなる構造体の表面に、前記高屈折率材料よりも低い屈折率を有する第2低屈折率材料からなる埋め込み層を形成することにより、前記構造体が有する凹凸を前記第2サブ波長格子上まで前記第2低屈折率材料で埋める第3工程と、を含み、
前記第2工程では、前記高屈折率層が、前記凸部の側面に沿って延びる高屈折率部を含むように、前記高屈折率層を形成する
表示体の製造方法。 - 前記第1工程では、前記第1低屈折率材料である樹脂からなる塗工層に凹版を押し付け、前記樹脂を硬化させた後に前記凹版を離型して前記凹版の有する凹凸を前記樹脂に転写することにより、前記凹凸構造層を形成し、
前記第2工程では、前記高屈折率材料として無機化合物を含む材料を用いて、前記高屈折率層を形成し、
前記第3工程では、前記構造体の表面に、前記第2低屈折率材料である樹脂を塗工し、塗工した樹脂を硬化させることにより、前記埋め込み層を形成する
請求項11に記載の表示体の製造方法。 - 前記第3工程では、2つの前記構造体を、前記高屈折率層同士が向かい合うように対向させ、2つの前記構造体の間の領域を前記第2低屈折率材料で埋めることによって、前記埋め込み層を形成する
請求項11または12に記載の表示体の製造方法。
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