JP6760319B2 - 光検出装置、光検出方法および光学式測距センサ - Google Patents
光検出装置、光検出方法および光学式測距センサ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6760319B2 JP6760319B2 JP2018048001A JP2018048001A JP6760319B2 JP 6760319 B2 JP6760319 B2 JP 6760319B2 JP 2018048001 A JP2018048001 A JP 2018048001A JP 2018048001 A JP2018048001 A JP 2018048001A JP 6760319 B2 JP6760319 B2 JP 6760319B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- detection
- photodetector
- light
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 title claims description 45
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 18
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 150
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 61
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 claims description 17
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 17
- 238000003786 synthesis reaction Methods 0.000 claims description 17
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 12
- 230000001934 delay Effects 0.000 description 7
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 3
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 3
- 101000822633 Pseudomonas sp 3-succinoylsemialdehyde-pyridine dehydrogenase Proteins 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 2
- 230000002194 synthesizing effect Effects 0.000 description 2
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01S—RADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
- G01S7/00—Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
- G01S7/48—Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S17/00
- G01S7/483—Details of pulse systems
- G01S7/486—Receivers
- G01S7/4861—Circuits for detection, sampling, integration or read-out
- G01S7/4863—Detector arrays, e.g. charge-transfer gates
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01S—RADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
- G01S7/00—Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
- G01S7/48—Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S17/00
- G01S7/483—Details of pulse systems
- G01S7/486—Receivers
- G01S7/4865—Time delay measurement, e.g. time-of-flight measurement, time of arrival measurement or determining the exact position of a peak
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01S—RADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
- G01S17/00—Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
- G01S17/02—Systems using the reflection of electromagnetic waves other than radio waves
- G01S17/06—Systems determining position data of a target
- G01S17/08—Systems determining position data of a target for measuring distance only
- G01S17/10—Systems determining position data of a target for measuring distance only using transmission of interrupted, pulse-modulated waves
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01S—RADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
- G01S7/00—Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
- G01S7/48—Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S17/00
- G01S7/481—Constructional features, e.g. arrangements of optical elements
- G01S7/4816—Constructional features, e.g. arrangements of optical elements of receivers alone
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01S—RADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
- G01S7/00—Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00
- G01S7/48—Details of systems according to groups G01S13/00, G01S15/00, G01S17/00 of systems according to group G01S17/00
- G01S7/483—Details of pulse systems
- G01S7/486—Receivers
- G01S7/487—Extracting wanted echo signals, e.g. pulse detection
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Radar, Positioning & Navigation (AREA)
- Remote Sensing (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
- Measurement Of Optical Distance (AREA)
Description
本開示は、光検出装置および光検出方法、並びに光検出装置を備えた光学式測距センサに関する。
光の飛行時間(TOF)を利用する光学式測距センサが知られている。光学式測距センサは、光を物体に照射し、物体で反射した光を検出することで、物体までを往復する光の飛行時間に対応する距離を測定する。光学式測距センサでは、SPAD(単一光子アバランシェフォトダイオード)を光検出に用いる技術が提案されている(例えば特許文献1,2)。
特許文献1は、受光部において複数のSPADを備えた測距装置を開示している。特許文献1の測距装置は、複数のSPADから出力される電気パルスの合計を示す合計信号が所定のしきい値を超え、且つ合計信号の立ち上がりの傾きが所定の傾斜しきい値を超える場合に、測定パルスが検出されたと判定している。
特許文献2は、光学測距装置において複数のSPADを備えた光検出器を開示している。特許文献2の光検出器は、複数のSPADから出力される矩形パルスを加算し、加算した出力値と所定の基準値とを比較して、比較結果に応じてトリガ信号を出力している。
SPADは、1つの光子にも反応するが当該反応は確率的なため、合計した信号の立ち上がりは、受光した光子数が多いほど急峻で、少ないほど緩やかになる。よって、例えば特許文献1の測距装置は、傾斜しきい値を大きく設定すると光子数が少ない場合に光検出を行えず、小さく設定すると外乱光を誤検出してしまう。このように、従来技術においては、光学式測距センサにおける光検出を精度良く行うことが困難であった。
本開示の目的は、光学式測距センサにおける光検出を精度良く行うことができる光検出装置、光検出方法および光学式測距センサを提供することにある。
本開示に係る光検出装置は、検出開始タイミングに応じて入射する光を検出する。光検出装置は、複数の受光素子と、信号合成回路と、検出回路と、少なくとも1つの時間計測回路とを備える。複数の受光素子は、光を受光して、受光結果を示す出力信号をそれぞれ生成する。信号合成回路は、各受光素子からの複数の出力信号を合計して、合成信号を生成する。検出回路は、合成信号が検出開始タイミング後において最大となるタイミングを検出して、検出されたタイミングを示す検出信号を生成する。時間計測回路は、検出信号に基づいて、検出開始タイミングと検出されたタイミングとの間の測定期間を計測する。
本開示に係る光検出方法は、光検出装置が検出開始タイミングに応じて入射する光を検出する方法を提供する。
本開示に係る光学式測距センサは、光を投光する投光部と、光検出装置とを備える。光検出装置の時間計測回路は、前記投光部が光を投光するタイミングを前記検出開始タイミングに用いて、前記測定期間を計測する。
本開示に係る光検出装置、光検出方法および光学式測距センサによると、光学式測距センサにおける光検出を精度良く行うことができる。
以下、添付の図面を参照して本開示に係る光検出装置、光検出方法及び光学式測距センサの実施の形態を説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
(適用例)
本開示に係る光検出装置が適用可能な一例について、図1を用いて説明する。図1は、本開示に係る光検出装置1の適用例を説明するための図である。
本開示に係る光検出装置が適用可能な一例について、図1を用いて説明する。図1は、本開示に係る光検出装置1の適用例を説明するための図である。
本開示に係る光検出装置1は、TOF型の光学式測距センサ2に適用される。光学式測距センサ2は、例えば図1に示すように、パルス光を外部に投光する投光部20を備える。光検出装置1は、光学式測距センサ2において外部から光を受光する受光部を構成する。
本開示に係る光学式測距センサ2は、例えば工業自動化の用途の光電センサ等に適用可能である。光学式測距センサ2は、光検出装置1を用いて投光部20から投光したパルス光の反射光を検出することにより、光の飛行時間に基づいて、光を反射した物体までの距離を測定する。光学式測距センサ2によると、物体が特定の位置に在るか否かの検知等を行える。
本適用例では、光学式測距センサ2における光検出の高感度化等の観点から、光検出装置1においてSPADを受光素子として用いる。SPADは、1光子の入射でも出力が得られる程の高感度であるため、外乱光にも敏感である。本適用例では、光検出装置1におけるSPADの出力の信号処理によって、外乱光に耐性を有する高精度の光検出を実現し、光学式測距センサ2の測距精度を良くする。
(構成例)
以下、光検出装置1及び光学式測距センサ2の構成例としての実施形態を説明する。
以下、光検出装置1及び光学式測距センサ2の構成例としての実施形態を説明する。
(実施形態1)
実施形態1では、光子を検出したSPADの個数が最大となるタイミングを検出する光検出装置1及び光学式測距センサ2について説明する。
実施形態1では、光子を検出したSPADの個数が最大となるタイミングを検出する光検出装置1及び光学式測距センサ2について説明する。
1.構成
実施形態1に係る光学式測距センサ2及び光検出装置1の構成を以下に説明する。
実施形態1に係る光学式測距センサ2及び光検出装置1の構成を以下に説明する。
1−1.光学式測距センサの構成
本実施形態に係る光学式測距センサ2の構成について、図2を参照して説明する。図2は、光学式測距センサ2の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る光学式測距センサ2の構成について、図2を参照して説明する。図2は、光学式測距センサ2の構成を示すブロック図である。
光学式測距センサ2は、例えば図2に示すように、投光部20と、制御部25と、光検出装置1とを備える。投光部20は、例えば、光源21と、光源駆動部22とを備える。
投光部20において、光源21は、例えばLD(半導体レーザ)又はLEDを含む。光源21は、例えば可視光や近赤外光などの光を発光する。光源駆動部22は、光源21の発光を駆動する回路である。光源駆動部22は、制御部25によって制御されるタイミングにおいて、光源21にパルス状の光、即ちパルス光を照射させる。パルス光は、例えば数ナノ秒〜数十ナノ秒などのパルス幅を有する。
制御部25は、例えばCPU、RAM及びROM等を含み、各構成要素の制御を行う。例えば、制御部25は、光学式測距センサ2の全体動作を制御するように、種々の制御信号を生成する。
光検出装置1は、例えば図2に示すように、SPADアレイ10と、信号処理部11と、測距部12とを備える。光検出装置1は、例えばSPADアレイ10又は信号処理部11において、SPADが入射する光に反応して発生させる電気信号を増幅する増幅器、及びSPADの駆動回路などを含む。
SPADアレイ10は、複数のSPADをアレイ状に配置して構成される。SPADアレイ10の各SPADは、APD(アバランシェフォトダイオード)をガイガーモードで動作させることにより実現される。
信号処理部11は、SPADアレイ10から出力される出力信号に基づいて、光検出装置1の検出対象とする光が到達するタイミングを検出するための信号処理を行う。測距部12は、信号処理部11の信号処理結果に基づいて、光の飛行時間に応じた距離を示す距離値を算出する。光検出装置1の構成の詳細について、以下説明する。
1−2.光検出装置の構成
実施形態1に係る光検出装置1の構成例について、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る光検出装置1の構成を示すブロック図である。
実施形態1に係る光検出装置1の構成例について、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る光検出装置1の構成を示すブロック図である。
本実施形態の光検出装置1は、図3に示すように、SPADアレイ10を構成する複数のSPAD10a〜10cと、信号処理部11を構成する信号合成回路13及び検出回路3とを備える。また、光検出装置1は、例えば測距部12を構成するTDC(時間/デジタル変換器)4及び演算部5を備える。
SPAD10a〜10cは、光検出装置1において入射する光子に確率的に反応する受光素子の一例である。以下では、SPADアレイ10におけるSPAD10a〜10cの個数が3個の例を説明する。
各々のSPAD10a,10b,10cは、それぞれ光を受光して、受光結果を示す出力信号Sa,Sb,Scを生成する。例えば、光検出装置1には、SPAD10a〜10c毎の出力信号Sa〜Scの信号波形を矩形パルス状に整形する波形整形回路が適宜、組み込まれてもよい。SPADアレイ10からの各出力信号Sa〜Scは、信号処理部11の信号合成回路13に入力される。
信号合成回路13は、入力された複数の出力信号Sa〜Scを合計して合成信号S1を生成する。信号合成回路13は、生成した合成信号S1を検出回路3に出力する。信号合成回路13は、公知の技術を適用して構成可能である(例えば特許文献2参照)。
検出回路3は、信号合成回路13からの合成信号S1に基づいて、光検出装置1の検出対象の光が得られたタイミングを検出して、検出結果を示す検出信号S2を生成する。検出回路3は、本実施形態では図3に示すように、最大値保持回路6と、遅延回路31と、比較回路32とを備える。
最大値保持回路6は、入力された合成信号S1における最大値を逐次、保持して、最大値信号S10を生成する。最大値信号S10は、合成信号S1における暫定的な最大値を示す。本実施形態において、最大値保持回路6は、最大値信号S10を、遅延回路31と比較回路32とに出力する。最大値保持回路6の構成例については後述する。
本実施形態の遅延回路31は、最大値信号S10を所定の遅延期間分、遅延させ、遅延信号S11を生成する。遅延回路31は、遅延信号S11を比較回路32に出力する。
比較回路32は、最大値信号S10と遅延信号S11とを比較判定して、判定結果に応じて検出信号S2を生成する。本実施形態の比較回路32は、最大値信号S10が遅延信号S11よりも大きいか否かの判定結果として検出信号S2を生成する。
検出回路3からの検出信号S2は、TDC4に入力される。また、TDC4には、制御部25から、検出開始タイミング信号S0が入力される。検出開始タイミング信号S0は、TDC4の時間計測開始のタイミングを示す制御信号の一例である。
TDC4は、時間情報をデジタル値で生成(時間/デジタル変換)して、時間を計測する時間計測回路の一例である。TDC4は、検出開始タイミング信号S0と検出信号S2とに基づいて、検出開始タイミング信号S0が示すタイミングから、検出信号S2が示すタイミングまでの測定期間を計測し、計測結果の測定期間を示す時間情報D1を生成する。
演算部5は、例えばソフトウェアとの協働により種々の演算処理を実行するCPU、並びにRAM及びROM等を含む。演算部5は、TDC4と共に測距部12として動作する。具体的に、演算部5は、TDC4から、計測された測定期間を示す時間情報D1を取得して、光の飛行時間に応じた距離を算出するための演算を実行する。
なお、演算部5を構成するCPU等のハードウェア資源は、光学式測距センサ2の制御部25と共通であってもよいし、別体であってもよい。また、演算部5及び制御部25等は、ASICやFPGA等の各種ハードウェア回路で構成されてもよい。
1−2−1.最大値保持回路について
光検出装置1における最大値保持回路6の構成例について、図4を用いて説明する。図4は、最大値保持回路6の構成例を示す回路図である。
光検出装置1における最大値保持回路6の構成例について、図4を用いて説明する。図4は、最大値保持回路6の構成例を示す回路図である。
最大値保持回路6は、例えば図4に示すように、比較器61と、2つのマルチプレクサ60と62とを備える。最大値保持回路6は、入力された合成信号S1における最大値を保持して、保持された最大値信号S10を出力する。
信号合成回路13からの合成信号S1は、最大値保持回路6において比較器61とマルチプレクサ62とに入力される。マルチプレクサ60は、比較器61とマルチプレクサ62とに、最大値の初期値信号Siあるいは最大値信号S10を出力する。
比較器61は、合成信号S1とマルチプレクサ60にから出力された初期値信号Siあるいは最大値信号S10とを比較する。比較器61は、マルチプレクサ62の制御端子に、比較結果を示す信号を出力する。
マルチプレクサ62は、比較器61の比較結果に従って、合成信号S1と、マルチプレクサ60から出力された初期値信号Siあるいは最大値信号S10との間で、マルチプレクサ60の入力端子に出力する信号を切り替える。
マルチプレクサ60は、例えば制御部25(図2)から入力されるリセット信号Srに応じて、最大値信号S10を初期化する。
以上の構成例の最大値保持回路6によると、合成信号S1において最大値が更新される毎に、最大値信号S10を更新することができる。
2.動作
以上のように構成される光学式測距センサ2及び光検出装置1の動作について、以下説明する。
以上のように構成される光学式測距センサ2及び光検出装置1の動作について、以下説明する。
光学式測距センサ2において、制御部25(図2)は、投光部20の光源駆動部22を制御して、例えば所定の時間間隔毎にパルス光を光源21に投光させる。投光されたパルス光は、光学式測距センサ2による測距の対象となる物体において反射されると、反射光として光学式測距センサ2に入射し得る。
制御部25は、投光部20の制御時に、投光させるタイミングを示すように検出開始タイミング信号S0を生成して、測距部12のTDC4(図3)に出力する。
光学式測距センサ2の光検出装置1は、投光部20の投光に同期して、投光されたタイミングから所定の受光期間中に、パルス光の反射光を検出するための光検出を行う。受光期間は、例えばパルス光の時間間隔よりも短い期間に設定され、測距対象とする距離の上限値に応じた光の飛行時間の観点から設定されてもよい(例えば距離の上限値30mに対して受光期間200nsなど)。例えば、投光直前等に、制御部25は最大値保持回路6にリセット信号Srを出力して最大値を初期値に設定してもよい(図4参照)。
光検出装置1の光検出においては、SPADアレイ10が光を受光し、信号処理部11が受光結果の信号に信号処理を行って、反射光が到達したタイミングを示す検出信号S2を生成する。測距部12は、検出信号S2に基づいて、投光されたパルス光が物体で反射して受光されるまでにかかる飛行時間を、TDC4において測定期間として計測する。測距部12は、例えば計測された測定期間の半分に光速を乗算して、距離値を算出する。
以上の光学式測距センサ2においては、光検出装置1にSPAD10a〜10cを用いることにより、光検出を高感度化して、測距精度を良くすることができる。しかし、SPAD10a〜10cは高感度であるため、外乱光にも反応し外乱光によるノイズの影響が考えられる。ここで、検出対象のタイミングにおいては、パルス光の反射光が合わせて受光されるため、光子数は、他のタイミングにおける外乱光のみの光子数よりも大きいことが想定される。
そこで、本実施形態の光検出装置1は、SPAD10a〜10cからの出力信号Sa〜Scの合成信号S1が最大となるタイミングを検出し、反射光が到達したタイミングとして用いる。以下、本実施形態の光検出装置1の動作の詳細を説明する。
2−1.光検出装置の動作
本実施形態に係る光検出装置1の動作の詳細を、図5,6を用いて説明する。
本実施形態に係る光検出装置1の動作の詳細を、図5,6を用いて説明する。
図5は、光検出装置1における合成信号S1の合成方法を説明するためのタイミングチャートである。図6は、光検出装置1の動作を例示するタイミングチャートである。
本実施形態の光検出装置1(図3)において、各SPAD10a〜10cは、それぞれの確率的な動作において光を受光して、出力信号Sa,Sb,Scを生成する。各出力信号Sa,Sb,Scの信号波形を図5(a),(b),(c)に例示する。
図5(a)〜(c)の例において、各出力信号Sa〜Scは、所定のパルス幅を有する矩形パルスP1である。各々のSPAD10a〜10cが入射する光子に確率的に反応することにより、各出力信号Sa〜Scにおいて矩形パルスP1が発生する。
図5(a)〜(c)の例では、1つ目のSPAD10aの出力信号Saが時刻t1に立ち上がる一方(図5(a))、2つ目のSPAD10bの出力信号Sbは時刻t1よりも後の時刻t3に立ち上がっている(図5(b))。また、3つ目のSPAD10aの出力信号Saは、時刻t1と時刻t3間の時刻t2に立ち上がっている(図5(c))。
信号合成回路13は、各SPAD10a〜10cからの出力信号Sa〜Scを合計して、合成信号S1を生成する。図5(a)〜(c)の出力信号Sa〜Scに基づく合成信号S1を図5(d)に例示する。
図5(d)に例示する合成信号S1は、同時刻の3つの出力信号Sa〜Sc(図5(a)〜(c))を合計したものである。例えば、時刻t1から時刻t2まで、合成信号S1は、図5(a)の出力信号Saに応じて合計は1である。
また、図5(d)の例の合成信号S1は、時刻t2において、2つの矩形パルスP1(図5(a),(c))の合計によって「1」から「2」に増大している。合成信号S1は、さらに、時刻t3において、3つの矩形パルスP1(図5(a)〜(c))の合計によって「3」に増大している。このように、合成信号S1の信号レベルは、受光したSPAD10a〜10cの個数に応じて変化する。SPAD10a〜10cに外乱光の影響がある場合の合成信号S1のタイミングチャートを、図6(a)に例示する。
図6(a)の例の合成信号S1は、検出対象となる反射光成分のピークP10と、外乱光成分の2つのピークP11,P12とを含む。反射光成分のピークP10は、各外乱光成分のピークP11,P12よりも大きく、2つのピークP11,P12の間のタイミングを有している。
以下では、図6(a)〜(d)に示すように、投光部20が時刻t10に投光し、光検出装置1が時刻t10から受光期間T1中に光検出を行う例を説明する。
検出回路3(図3)において、最大値保持回路6は、信号合成回路13からの合成信号S1に基づいて、合成信号S1の最大値を保持して、最大値信号S10を生成する。図6(a)の例の合成信号S1に基づく最大値信号S10を図6(b)に例示する。
図6(b)に例示する最大値信号S10は、図6(a)の合成信号S1における時刻t10以後の最大値が、時刻t11,t12,t13に更新される毎に逐次、増大する。
例えば時刻t12後において、図6(a)の合成信号S1は1つのピークP11を過ぎると減少する一方、最大値信号S10は図6(b)に示すように、当該ピークP11の信号レベルを保持する。また、時刻t13になると合成信号S1が最大のピークP10に到ることから、最大値信号S10は時刻t13以後、同ピークP10の信号レベルを保持する。
遅延回路31は、例えば図6(b)の最大値信号S10が入力されると図6(c)に示すように、遅延信号S11を生成する。本実施形態の遅延信号S11は、最大値信号S10から遅延期間T2分の遅延を有する。
比較回路32は、最大値信号S10と遅延信号S11間で上述した比較判定を行って、検出信号S2を生成する。図6(b)の最大値信号S10と図6(c)の遅延信号S11とに基づく検出信号S2を図6(d)に例示する。
本実施形態の比較回路32の比較判定によると、図6(b)〜(d)に示すように、最大値信号S10と遅延信号S11とが不一致になるときに応じて、検出信号S2において矩形パルスP2が形成される(以下「検出パルス」という)。図6の例では、時刻t11,t12,t13に3つの矩形パルスP2が立ち上がっている。本実施形態において、各検出パルスP2は、遅延回路31の遅延期間T2分のパルス幅を有する。検出信号S2は、TDC4に入力される。
TDC4は、制御部25からの検出開始タイミング信号S0と、検出信号S2の各検出パルスP2とに基づいて、検出開始タイミング信号S0が示す時刻t10から、各検出パルスP2の立ち上がりの時刻t11,t12,t13までの期間を順次、計測(時間/デジタル変換)する。例えば、TDC4は、期間の計測を繰り返す際に新たな計測結果のみを保持する。この場合、図6(d)の例では、TDC4は、時刻t10から時刻t13までの期間T3を最後に計測して、当該期間T3を測定期間として示す情報を保持する。
演算部5は、例えば受光期間T1の経過後に、TDC4から測定期間T3を示す時間情報D1を取得する。演算部5は、測距部12として測定期間T3と所定の係数との乗算等の演算を行って、距離値を算出する。
以上の光検出装置1の動作によると、SPAD10a〜10cの出力信号Sa〜Scを合計した合成信号S1に基づいて、検出回路3が、合成信号S1が最大となる時刻t13を検出する。これにより、検出対象の反射光成分によるピークP10の前後に外乱光成分のピークP11,P12があったとしても、検出対象のタイミング(時刻t13)を検出でき、TDC4による測定期間T3の計測を精度良く行うことができる。
3.まとめ
以上のように、本実施形態に係る光検出装置1は、検出開始タイミング信号S0が示すタイミング(投光タイミング)に応じて入射する光を検出する。光検出装置1は、複数のSPAD10a〜10cと、信号合成回路13と、検出回路3と、TDC4とを備える。各SPAD10a〜10cは、光を受光して、受光結果を示す出力信号Sa〜Scをそれぞれ生成する。信号合成回路13は、各SPAD10a〜10cからの複数の出力信号Sa〜Scを合計して、合成信号S1を生成する。検出回路3は、合成信号S1が投光タイミング後において最大となるタイミングを検出して、検出されたタイミングを示す検出信号S2を生成する。TDC4は、検出信号S2に基づいて、投光タイミングと検出されたタイミングとの間の測定期間T3を計測する。
以上のように、本実施形態に係る光検出装置1は、検出開始タイミング信号S0が示すタイミング(投光タイミング)に応じて入射する光を検出する。光検出装置1は、複数のSPAD10a〜10cと、信号合成回路13と、検出回路3と、TDC4とを備える。各SPAD10a〜10cは、光を受光して、受光結果を示す出力信号Sa〜Scをそれぞれ生成する。信号合成回路13は、各SPAD10a〜10cからの複数の出力信号Sa〜Scを合計して、合成信号S1を生成する。検出回路3は、合成信号S1が投光タイミング後において最大となるタイミングを検出して、検出されたタイミングを示す検出信号S2を生成する。TDC4は、検出信号S2に基づいて、投光タイミングと検出されたタイミングとの間の測定期間T3を計測する。
以上の光検出装置1によると、SPAD10a〜10cが同時に受光した個数が最も大きくなるタイミングを検出することにより、外乱光の影響がある状況においても、投光部20からのパルス光の反射光のような検出対象の光検出を精度良く行うことができる。
本実施形態において、光検出装置1の受光素子は、入射する光子に確率的に反応するSPAD10a〜10cである。各SPAD10a〜10cが外乱光に反応したとしても、合成信号S1の最大値を用いて、精度良く光検出を行うことができる。
また、本実施形態において、検出回路3は、合成信号S1において最大値が更新される毎に更新された最大値を保持する最大値信号S10を生成する最大値保持回路6を備える。最大値保持回路6の最大値信号S10により、合成信号S1において最大値が更新されるタイミングを検出することができる。
また、本実施形態において、検出回路3は、遅延回路31と、比較回路32とをさらに備える。遅延回路31は、最大値信号S10を所定の遅延期間T2分、遅延させて、遅延信号S11を生成する。比較回路32は、最大値信号S10と遅延信号S11とを比較して、最大値信号S10が遅延信号S11を超えるタイミングを示すように検出信号S2を出力する。以上のような検出回路3の簡単な回路構成により、合成信号S1における最大値のタイミングの検出を実現できる。
また、本実施形態に係る光学式測距センサ2は、光を投光する投光部20と、光検出装置1とを備える。光検出装置1のTDC4は、投光部20が光を投光するタイミングを検出開始タイミングに用いて、測定期間T3を計測する。本実施形態の光学式測距センサ2によると、光検出装置1において精度良く光検出を行って、測距精度を良くすることができる。
また、本実施形態に係る光検出方法は、光検出装置1が検出開始タイミングに応じて入射する光を検出する方法である。本方法は、複数のSPAD10a〜10cにおいて光を受光して、受光結果を示す出力信号Sa〜Scをそれぞれ生成するステップと、複数の出力信号Sa〜Scを合計して、合成信号S1を生成するステップとを含む。さらに、本方法は、合成信号S1が、検出開始タイミング後において最大となるタイミングを検出して、検出されたタイミングを示す検出信号S2を生成するステップと、検出信号S2に基づいて、検出開始タイミングと検出されたタイミングとの間の測定期間T3を計測するステップとを含む。本方法によると、光検出を精度良く行うことができる。
以上の説明では、光検出装置1が備えるSAPD10a〜10cの個数が、3個の例を説明した。光検出装置1が備えるSAPD10a〜10cの個数は、4個以上であってもよいし、2個であってもよい。
(実施形態2)
実施形態1では、合成信号S1が最大となるタイミングの検出に最大値信号S10の遅延信号S11を用いる光検出装置1を説明した。実施形態2では、合成信号S1の遅延信号を用いる光検出装置について、図7,8を用いて説明する。
実施形態1では、合成信号S1が最大となるタイミングの検出に最大値信号S10の遅延信号S11を用いる光検出装置1を説明した。実施形態2では、合成信号S1の遅延信号を用いる光検出装置について、図7,8を用いて説明する。
図7は、実施形態2に係る光検出装置1Aの構成を示すブロック図である。本実施形態に係る光検出装置1Aは、実施形態1の光検出装置1(図3)と同様の構成から、図7に示すように、検出回路3Aの構成を変更する。
本実施形態の検出回路3Aは、図7に示すように、遅延回路31Aに合成信号S1を入力し、合成信号S1を遅延させる。遅延回路31Aは、合成信号S1の遅延信号S11Aを生成して、比較回路32Aに出力する。本実施形態の比較回路32Aは、遅延信号S11Aと最大値信号S10とを比較して、遅延信号S11Aが最大値信号S10以上であるか否かの判定結果として検出信号S2Aを生成する。
図8は、実施形態2に係る光検出装置1Aの動作を例示するタイミングチャートである。図8(a)は、合成信号S1のタイミングチャートの一例である。図8(b)は、図8(a)の合成信号S1に基づく最大値信号S10を示す。図8(c)は、図8(a)の合成信号S1に基づく遅延信号S11Aを示す。図8(d)は、図8(b)の最大値信号S10と図8(c)の遅延信号S11Aとに基づく検出信号S2Aを示す。
図8(a)〜(d)の例において、合成信号S1は、検出開始タイミングの時刻t10よりも後の時刻t21,t22において連続的に最大値を更新している(図8(a),(b))。本実施形態の遅延信号S11Aは、図8(c)に示すように、合成信号S1から遅延期間T2A分の遅延を有する(例えばT2A=数ナノ秒〜数十ナノ秒)。
本実施形態に係る光検出装置1Aにおいては、上記の比較回路32Aの比較判定により、遅延信号S11Aと最大値信号S10とが一致すると、図8(d)に示すように、検出信号S2Aにおいて検出パルスP2Aが立ち上がる。
また、本実施形態の検出パルスP2Aのパルス幅は、遅延信号S11Aと最大値信号S10とが一致する期間に応じて変動する。
また、本実施形態の検出パルスP2Aのパルス幅は、遅延信号S11Aと最大値信号S10とが一致する期間に応じて変動する。
TDC4は、実施形態1と同様に、検出信号S2Aにおける検出パルスP2Aの立ち上がりのタイミングを期間の計測に用いる。例えば、TDC4は、時刻t10から、最後の検出パルスP2Aの立ち上がりの時刻t23までの測定期間T3を計測する。時刻t23は、合成信号S1が最大のピークP10に到る時刻t22よりも遅延期間T2A分、遅延している。本実施形態の測距部12では、例えば演算部5が、TDC4からの時間情報D1が示す測定期間T3を遅延期間T2A分、補正して、光の飛行時間T4の演算に基づき距離値を算出する。
本実施形態の光検出装置1Aによると、例えば図8(a)〜(d)の例の時刻t21,t22のように、合成信号S1が急峻に立ち上がった場合に、図8(d)に示すように、検出パルスP2Aが、より大きい信号レベルに到達した時刻t22に対応するタイミング(遅延期間T2A経過後の時刻t23)で立ち上がる。このように、光検出装置1Aにおいて最大となるタイミングの検出精度を良くすることができる。
以上のように、本実施形態に係る光検出装置1Aでは、検出回路3Aの遅延回路31Aが、合成信号S1を所定の遅延期間T2A分、遅延させて、遅延信号S11Aを生成する。比較回路32Aは、最大値信号S10と遅延信号S11Aとを比較して、遅延信号S11Aが最大値信号S10に到達するタイミングを示すように検出信号S2Aを出力する。以上の光検出装置1Aによっても、外乱光に耐性を有する高精度の光検出を行うことができる。
(実施形態3)
実施形態1,2の光検出装置1,1Aは、合成信号S1が最大となるタイミングを測距に用いた。実施形態3では、光検出の上位から複数のタイミングを測距に用いる光検出装置について、図9,10を用いて説明する。
実施形態1,2の光検出装置1,1Aは、合成信号S1が最大となるタイミングを測距に用いた。実施形態3では、光検出の上位から複数のタイミングを測距に用いる光検出装置について、図9,10を用いて説明する。
図9は、実施形態3に係る光検出装置1Bの構成を示すブロック図である。本実施形態に係る光検出装置1Bは、例えば実施形態2の光検出装置1A(図7参照)と同様の構成において、図9に示すように、複数のTDC4A,4Bを備える。さらに、本実施形態の光検出装置1Bは、複数のTDC4A,4Bのうちの1つを選択する選択回路7を備える。
以下では、光検出装置1BにおけるTDC4A,4Bの個数が2個の構成例を説明する。TDC4A,4Bの各々は、実施形態1,2のTDC4と同様に構成される。各TDC4A,4Bは、それぞれの測定期間を示す時間情報D11,D12を保持する。
選択回路7は、例えば図9に示すように、カウンタ70と、マルチプレクサ71とを備える。選択回路7は、検出信号S2Aの検出パルスP2A毎に、複数のTDC4A,4Bにおいて期間を計測させるTDCを順番に選択する。
カウンタ70は、検出信号S2Aにおける検出パルスP2Aの個数を計数する。例えば、カウンタ70は、2つのTDC4A,4Bの構成例において1ビットカウンタで構成される。カウンタ70は、例えば計数結果の「0」又は「1」を示す信号をマルチプレクサ71の制御端子に出力する。
マルチプレクサ71は、カウンタ70からの信号に基づいて、複数のTDC4A,4Bの中で、検出信号S2Aを出力するTDCを選択的に切り替える。例えば、マルチプレクサ71は、カウンタ70から計数結果「0」の信号が入力されると一方のTDC4Aを選択し、計数結果「1」の信号が入力されると他方のTDC4Bを選択する。
また、本実施形態の光検出装置1Bにおいて、演算部5Aは、複数のTDC4A,4Bからの時間情報D11,D12に基づいて、例えば統計処理を実行する統計処理部5aを備え、統計処理を用いて測距を行う。例えば、演算部5Aの統計処理部5aは、1回の投受光に対する複数のTDC4A,4Bの計測結果の時間情報D11,D12に基づいて、測定期間又は対応する距離の平均値を算出する。
また、統計処理部5aは、複数回の投受光で得られる時間情報D11,D12をRAM等に蓄積してヒストグラムを生成してもよく、例えばヒストグラムのピーク位置等に応じて距離値を算出してもよい。複数のTDC4A,4Bを用いることで、ヒストグラムのサンプル数を増やすことができる。
図10は、実施形態3に係る光検出装置1Bの動作を例示するタイミングチャートである。図10(a)は、合成信号S1のタイミングチャートの一例である。図10(b)は、図10(a)の合成信号S1に基づく最大値信号S10を示す。図10(c)は、図10(a)の合成信号S1に基づく遅延信号S11Aを示す。図10(d)は、図10(b)の最大値信号S10と図10(c)の遅延信号S11Aとに基づく検出信号S2Aを示す。
図10(a)〜(d)の例では、合成信号S1における最大値の更新に応じて、検出開始タイミングの時刻t10よりも後の時刻t31,t32,t33に順次、検出パルスP2Aが立ち上がっている(図10(d))。
本構成例の光検出装置1Bにおいては、選択回路7により、時刻t31,t32,t33の検出パルスP2Aが、2つのTDC4A,4Bに交互に入力される。これにより、最終的には、最大から上位2つのタイミングt32,t33に対応する測定期間T31,T32が、2つのTDC4A,TDC4Bの時間情報D11,D12として得られる。
以上のように、投光タイミング毎に上位2つのタイミングの時間情報D11,D12を取得することで、例えばSPAD10a〜10cの確率的な動作による検出ばらつきを抑制するように統計処理を行って、光学式測距センサ2の測距精度を向上できる。
以上の説明では、TDC4A,4Bの個数が2個の構成例を説明した。本実施形態の光検出装置1Bは、3個以上のTDCを備えてもよい。この場合、例えば選択回路7に、TDCの個数分の数を計数可能なカウンタを用いて、計測させるTDCを順番に切り替える。これにより、上位3つ以上の時間情報を用いて、測距精度を向上できる。
以上のように、本実施形態に係る光検出装置1Bは、統計処理部5aをさらに備える。統計処理部5aは、一の投光タイミングに対して複数回、計測された測定期間のうちの最後から所定回数分の測定期間T31,T32を示す時間情報D11,D12を取得して、取得した時間情報D11,D12に統計処理を行う。これにより、SPAD10a〜10cの検出ばらつき等を抑制して、光検出の検出精度を向上することができる。
本実施形態において、光検出装置1Bは、複数のTDC4A〜4Bと、選択回路7とを備える。選択回路7は、検出信号S2Aが示すタイミング毎に、複数のTDC4A〜4Bにおいて測定期間T31,T32を計測するTDCを順番に切替える。これにより、TDC4A〜4Bの個数分、光子検出数が上位の時間情報を取得することができる。なお、上位複数の時間情報を取得する回路構成はこれに限らず、種々の回路構成が用いられてもよい。
(他の実施形態)
上記の実施形態3では、実施形態2の光検出装置1Aと同様の構成において複数のTDCを備える光検出装置1Bの構成例を説明した。本実施形態の光検出装置はこれに限らず、例えば実施形態1の光検出装置1と同様の構成において複数のTDCを備えてもよい。
上記の実施形態3では、実施形態2の光検出装置1Aと同様の構成において複数のTDCを備える光検出装置1Bの構成例を説明した。本実施形態の光検出装置はこれに限らず、例えば実施形態1の光検出装置1と同様の構成において複数のTDCを備えてもよい。
上記の各実施形態では、検出回路3,3Aの構成例を例示したが、光検出装置の検出回路は上記の構成例に限定されず、種々の回路構成であってもよい。検出回路の変形例について、図11を用いて説明する。
本実施形態の光検出装置は、例えば、上記の各実施形態の検出回路3,3Aの代わりに、図11に示す変形例の検出回路3Bを備えてもよい。本変形例の検出回路3Bは、図4の最大値保持回路6と同様の構成において、一方のマルチプレクサ62の出力を遅延させて他方のマルチプレクサ60に出力する遅延回路31Bを備え、比較器61の出力を検出信号S2として出力する。遅延回路31Bの遅延期間により、検出信号S2における検出パルスのパルス幅が調整される。以上の検出回路3Bを備える光検出装置によっても、上記の各実施形態と同様に、検出対象の光検出を精度良く行うことができる。
また、上記の各実施形態では、光検出装置1〜1Bの受光素子がSPAD10a〜10cである構成例を説明した。本実施形態においては、光検出装置の受光素子は、必ずしもSPADに限らない。
また、以上の説明では、工業自動化の用途への光学式測距センサ2の適用例を例示したが、本開示に係る光学式測距センサ2及び光検出装置1〜1Bの用途はこれに限らず、例えば車載用途であってもよい。光学式測距センサ2は、例えばLiDAR或いは距離画像センサ等を構成してもよい。
(付記)
以上のように、本開示の各種実施形態について説明したが、本開示は上記の内容に限定されるものではなく、技術的思想が実質的に同一の範囲内で種々の変更を行うことができる。以下、本開示に係る各種態様を付記する。
以上のように、本開示の各種実施形態について説明したが、本開示は上記の内容に限定されるものではなく、技術的思想が実質的に同一の範囲内で種々の変更を行うことができる。以下、本開示に係る各種態様を付記する。
本開示に係る第1の態様は検出開始タイミングに応じて入射する光を検出する光検出装置(1)である。前記光検出装置は、複数の受光素子(10a〜10c)と、信号合成回路(13)と、検出回路(3)と、少なくとも1つの時間計測回路(4)とを備える。前記複数の受光素子は、光を受光して、受光結果を示す出力信号(Sa〜Sc)をそれぞれ生成する。前記信号合成回路は、各受光素子からの複数の出力信号を合計して、合成信号(S1)を生成する。前記検出回路は、前記合成信号が前記検出開始タイミング後において最大となるタイミングを検出して、検出されたタイミングを示す検出信号(S2)を生成する。前記時間計測回路は、前記検出信号に基づいて、前記検出開始タイミングと前記検出されたタイミングとの間の測定期間(T3)を計測する。
第2の態様では、第1の態様の光検出装置において、前記受光素子は、アバランシェフォトダイオードをガイガーモードで動作させた単一光子アバランシェフォトダイオード(SPAD)である。
第3の態様では、第1又は第2の態様の光検出装置において、前記検出回路は、前記合成信号において最大値が更新される毎に更新された最大値信号を生成する最大値保持回路(6)を備える。
第4の態様では、第3の態様の光検出装置において、前記検出回路は、遅延回路(31)と、比較回路(32)とをさらに備える。前記遅延回路は、前記最大値信号を所定の遅延期間分、遅延させて、遅延信号(S11)を生成する。前記比較回路は、前記最大値信号と前記遅延信号とを比較して、前記最大値信号が前記遅延信号を超えるタイミングを示すように前記検出信号を出力する。
第5の態様では、第3の態様の光検出装置(1A)において、検出回路(3A)は、遅延回路(31A)と、比較回路(32A)とをさらに備える。前記遅延回路は、前記合成信号を所定の遅延期間分、遅延させて、遅延信号(S11A)を生成する。前記比較回路は、前記最大値信号と前記遅延信号とを比較して、前記遅延信号が前記最大値信号に到達するタイミングを示すように検出信号(S2A)を出力する。
第6の態様では、第1〜第5のいずれかの態様の光検出装置(1B)が、統計処理部(5a)をさらに備える。前記統計処理部は、一の検出開始タイミングに対して複数回、計測された測定期間のうちの最後から所定回数分の測定期間を示す情報を取得して、取得した情報に統計処理を行う。
第7の態様では、第6の態様の光検出装置が、前記時間計測回路を複数、備える。前記光検出装置は、前記検出信号が示すタイミング毎に、複数の時間計測回路(4A,4B)において前記測定期間を計測する時間計測回路を順番に切替える選択回路(7)をさらに備える。
第8の態様は、光を投光する投光部(20)と、第1〜第7のいずれかの態様の光検出装置とを備える光学式測距センサ(2)である。前記光検出装置の時間計測回路は、前記投光部が光を投光するタイミングを前記検出開始タイミングに用いて、前記測定期間を計測する。
第9の態様は、複数の受光素子(10a〜10c)を備える光検出装置(1)が検出開始タイミングに応じて入射する光を検出する光検出方法である。本方法は、前記複数の受光素子において光を受光して、受光結果を示す出力信号(Sa〜Sc)をそれぞれ生成するステップと、各受光素子からの複数の出力信号を合計して、合成信号(S1)を生成するステップとを含む。本方法は、前記合成信号が前記検出開始タイミング後において最大となるタイミングを検出して、検出されたタイミングを示す検出信号(S2)を生成するステップと、前記検出信号に基づいて、前記検出開始タイミングと前記検出されたタイミングとの間の測定期間(T3)を計測するステップとを含む。
1,1A,1B 光検出装置
10a〜10c SPAD
13 信号合成回路
2 光学式測距センサ
20 投光部
3.3A 検出回路
31,31A 遅延回路
32,32A 比較回路
4,4A,4B TDC
5,5A 演算部
5a 統計処理部
6 最大値保持回路
7 選択回路
10a〜10c SPAD
13 信号合成回路
2 光学式測距センサ
20 投光部
3.3A 検出回路
31,31A 遅延回路
32,32A 比較回路
4,4A,4B TDC
5,5A 演算部
5a 統計処理部
6 最大値保持回路
7 選択回路
Claims (9)
- 検出開始タイミングに応じて入射する光を検出する光検出装置であって、
光を受光して、受光結果を示す出力信号をそれぞれ生成する複数の受光素子と、
各受光素子からの複数の出力信号を合計して、合成信号を生成する信号合成回路と、
前記合成信号が前記検出開始タイミング後において最大となるタイミングを検出して、検出されたタイミングを示す検出信号を生成する検出回路と、
前記検出信号に基づいて、前記検出開始タイミングと前記検出されたタイミングとの間の測定期間を計測する少なくとも1つの時間計測回路と
を備える光検出装置。 - 前記受光素子は、アバランシェフォトダイオードをガイガーモードで動作させた単一光子アバランシェフォトダイオードである
請求項1に記載の光検出装置。 - 前記検出回路は、前記合成信号において最大値が更新される毎に更新された最大値信号を生成する最大値保持回路を備える
請求項1又は2に記載の光検出装置。 - 前記検出回路は、
前記最大値信号を所定の遅延期間分、遅延させて、遅延信号を生成する遅延回路と、
前記最大値信号と前記遅延信号とを比較して、前記最大値信号が前記遅延信号を超えるタイミングを示すように前記検出信号を出力する比較回路と
をさらに備える
請求項3に記載の光検出装置。 - 前記検出回路は、
前記合成信号を所定の遅延期間分、遅延させて、遅延信号を生成する遅延回路と、
前記最大値信号と前記遅延信号とを比較して、前記遅延信号が前記最大値信号に到達するタイミングを示すように前記検出信号を出力する比較回路と
をさらに備える
請求項3に記載の光検出装置。 - 一の検出開始タイミングに対して複数回、計測された測定期間のうちの最後から所定回数分の測定期間を示す情報を取得して、取得した情報に統計処理を行う統計処理部をさらに備える
請求項1〜5のいずれか1項に記載の光検出装置。 - 前記時間計測回路を複数、備え、
前記検出信号が示すタイミング毎に、前記複数の時間計測回路において前記測定期間を計測する時間計測回路を順番に切替える選択回路をさらに備える
請求項6に記載の光検出装置。 - 光を投光する投光部と、
請求項1〜7のいずれか1項に記載の光検出装置とを備え、
前記光検出装置の時間計測回路は、前記投光部が光を投光するタイミングを前記検出開始タイミングに用いて、前記測定期間を計測する
光学式測距センサ。 - 複数の受光素子を備える光検出装置が検出開始タイミングに応じて入射する光を検出する光検出方法であって、
前記複数の受光素子において光を受光して、受光結果を示す出力信号をそれぞれ生成するステップと、
各受光素子からの複数の出力信号を合計して、合成信号を生成するステップと、
前記合成信号が前記検出開始タイミング後において最大となるタイミングを検出して、検出されたタイミングを示す検出信号を生成するステップと、
前記検出信号に基づいて、前記検出開始タイミングと前記検出されたタイミングとの間の測定期間を計測するステップと
を含む光検出方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018048001A JP6760319B2 (ja) | 2018-03-15 | 2018-03-15 | 光検出装置、光検出方法および光学式測距センサ |
PCT/JP2019/009225 WO2019176751A1 (ja) | 2018-03-15 | 2019-03-08 | 光検出装置、光検出方法および光学式測距センサ |
CN201980017351.4A CN111868473B (zh) | 2018-03-15 | 2019-03-08 | 光检测装置、光检测方法以及光学式测距传感器 |
US16/979,576 US20210011140A1 (en) | 2018-03-15 | 2019-03-08 | Light detection device, light detection method and optical distance sensor |
DE112019001343.2T DE112019001343T5 (de) | 2018-03-15 | 2019-03-08 | Lichtdetektionsvorrichtung, lichtdetektionsverfahren und optischer abstandssensor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018048001A JP6760319B2 (ja) | 2018-03-15 | 2018-03-15 | 光検出装置、光検出方法および光学式測距センサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019158736A JP2019158736A (ja) | 2019-09-19 |
JP6760319B2 true JP6760319B2 (ja) | 2020-09-23 |
Family
ID=67906707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018048001A Active JP6760319B2 (ja) | 2018-03-15 | 2018-03-15 | 光検出装置、光検出方法および光学式測距センサ |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20210011140A1 (ja) |
JP (1) | JP6760319B2 (ja) |
CN (1) | CN111868473B (ja) |
DE (1) | DE112019001343T5 (ja) |
WO (1) | WO2019176751A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114185057B (zh) * | 2021-11-10 | 2024-05-17 | 华为技术有限公司 | 一种探测方法、装置和终端 |
WO2025047415A1 (ja) * | 2023-08-30 | 2025-03-06 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 信号処理装置および測距センサ |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3899708B2 (ja) * | 1998-10-16 | 2007-03-28 | 株式会社デンソー | 距離測定装置 |
JP2006308357A (ja) * | 2005-04-27 | 2006-11-09 | Sharp Corp | 光学式距離測定装置および電子機器 |
JP2008020203A (ja) * | 2006-07-10 | 2008-01-31 | Omron Corp | レーダ装置 |
JP2011226922A (ja) * | 2010-04-20 | 2011-11-10 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 光子検出器 |
JP5644294B2 (ja) * | 2010-09-10 | 2014-12-24 | 株式会社豊田中央研究所 | 光検出器 |
KR101822847B1 (ko) * | 2010-10-06 | 2018-01-30 | 한국전자통신연구원 | 단일 광자 검출장치 및 광자 수 분해 검출장치 |
US9600123B2 (en) * | 2012-10-18 | 2017-03-21 | Sharp Kabushiki Kaisha | Optical sensor and electronic apparatus |
JP2015169541A (ja) * | 2014-03-07 | 2015-09-28 | オムロンオートモーティブエレクトロニクス株式会社 | レーザレーダ装置及び物体検出方法 |
JP2015212647A (ja) * | 2014-05-02 | 2015-11-26 | 株式会社リコー | 物体検出装置及びセンシング装置 |
JP2017032552A (ja) * | 2015-08-05 | 2017-02-09 | 株式会社リコー | パルス光検出装置、物体検出装置、センシング装置、移動体装置及びパルス光検出方法 |
DE102017101501B3 (de) * | 2017-01-26 | 2018-01-04 | Sick Ag | Optoelektronischer Sensor und Verfahren zur Bestimmung der Entfernung eines Objekts in einem Überwachungsbereich |
JP6881074B2 (ja) * | 2017-06-22 | 2021-06-02 | 株式会社デンソー | 光検出器 |
US10690773B2 (en) * | 2017-12-07 | 2020-06-23 | Velodyne Lidar, Inc. | Systems and methods for efficient multi-return light detectors |
JP6969425B2 (ja) * | 2018-02-20 | 2021-11-24 | 株式会社デンソー | 光測距装置 |
-
2018
- 2018-03-15 JP JP2018048001A patent/JP6760319B2/ja active Active
-
2019
- 2019-03-08 WO PCT/JP2019/009225 patent/WO2019176751A1/ja active Application Filing
- 2019-03-08 CN CN201980017351.4A patent/CN111868473B/zh active Active
- 2019-03-08 US US16/979,576 patent/US20210011140A1/en active Pending
- 2019-03-08 DE DE112019001343.2T patent/DE112019001343T5/de active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN111868473B (zh) | 2022-04-22 |
CN111868473A (zh) | 2020-10-30 |
DE112019001343T5 (de) | 2020-11-26 |
US20210011140A1 (en) | 2021-01-14 |
WO2019176751A1 (ja) | 2019-09-19 |
JP2019158736A (ja) | 2019-09-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6760320B2 (ja) | 光検出装置、光検出方法および光学式測距センサ | |
CN106896369B (zh) | 测距装置 | |
US11340340B2 (en) | LiDAR apparatus and operating method thereof | |
US10261175B2 (en) | Ranging apparatus | |
US20160033644A1 (en) | Time of flight determination | |
EP2729826B1 (en) | Improvements in or relating to the processing of time-of-flight signals | |
US8610043B2 (en) | Proximity sensor having an array of single photon avalanche diodes and circuitry for switching off illumination source and associated method, computer readable medium and firmware | |
CN112424639B (zh) | 使用飞行时间和伪随机比特序列测量到物体的距离 | |
JP6788737B2 (ja) | 光センサ及び電子機器 | |
JP2016224062A (ja) | タイムオブフライト信号の処理における又はこれに関する改良 | |
US20240142584A1 (en) | Lidar time-of-flight signal processing | |
JP6760319B2 (ja) | 光検出装置、光検出方法および光学式測距センサ | |
CN114185057A (zh) | 一种探测方法、装置和终端 | |
JP2015152428A (ja) | レーザレーダ装置及び物体検出方法 | |
JP2015161599A (ja) | レーザレーダ装置 | |
JP2008134101A (ja) | パルス幅測定装置およびそれを備えた距離測定装置 | |
JP4599182B2 (ja) | 光電センサ | |
EP3069167B1 (en) | Method for illuminating an object and for determining a distance | |
JP2023512554A (ja) | 光ランタイム測定時の拡散後方散乱を特定するための後方散乱ヒストグラムデータを生成する装置及び方法 | |
JPWO2021181841A5 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200305 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200804 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200817 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6760319 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |