JP6752573B2 - 排水管継手 - Google Patents
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Description
以下、図1〜図7に基づいて本発明の実施形態1に係る排水管継手の説明を行なう。本実施形態に係る排水管継手20は、マンション等やオフィスビル等(集合住宅)における排水設備に使用される排水管継手である。
排水設備は、図1に示すように、集合住宅の上階と下階とを仕切る床スラブCSを貫通して各階に設置されている排水管継手20と、各階の排水管継手20を相互につなぐ排水立て管70と、各階の床上に配管されて各階の排水管継手20に接続される排水横枝管(図示省略)とから構成されている。
排水管継手20は、上階の排水立て管70及び排水横枝管(図示省略)により導かれた排水を合流させて下階の排水立て管70に流入させる継手である。排水管継手20は、樹脂製の継手であり、図2の縦断面図に示すように、上胴部用パーツ30と下胴部用パーツ40とから構成されている。そして、上胴部用パーツ30と下胴部用パーツ40とが上下方向から組み合わされて、相互に接着されることで排水管継手20が構成される。
上胴部用パーツ30は、図2、図3に示すように、排水管継手20の胴部の中央上側を構成するパーツであり、上から順番に上部受け口32と、筒状部33と、排水ガイド部34とを備えている。上部受け口32は、図1に示すように、排水立て管70の下端挿し口71sが水密な状態で挿入接続される部分である。上部受け口32は、図2等に示すように、略円筒形に形成された円筒部32eと、その円筒部32eの下端位置で筒状部33との境界位置に設けられた内フランジ部32fとを備えている。そして、上部受け口32の円筒部32e内にゴム製の筒状シール材26が収納されている。また、上部受け口32の円筒部32eには、筒状シール材26が収納された状態で、その筒状シール材26の上端面を押さえるシール材保持リング24が被せられて接着等により固定される。
下胴部用パーツ40は、図2、及び図5に示すように、排水管継手20の胴部の中央下側を構成するパーツであり、上から順番に大径円筒部41とテーパ部43と小径円筒部45とを備えている。大径円筒部41は、上胴部用パーツ30の筒状部33を収納する部分であり、その内径寸法が前記筒状部33の外径寸法とほぼ等しくなるように設定されている。また、大径円筒部41の軸方向の長さ寸法が、筒状部33のストッパ部33sから排水ガイド部34の上端までの軸方向の長さ寸法にほぼ等しい値に設定されている。テーパ部43は、肉厚寸法を変化させずに下側が小径になるように管体を徐々に絞った部分であり、上胴部用パーツ30の排水ガイド部34を収納できるように構成されている。
本実施形態に係る排水管継手20によると、流下する排水が衝突する排水ガイド部34(排水受け部)と一体で成形される上胴部用パーツ30は、通常の硬質塩化ビニル(第1の硬質塩化ビニル)よりも強度が大きい耐衝撃性硬質塩化ビニル(第2の硬質塩化ビニル)により形成されている。このため、流下する排水が衝突する排水ガイド部34の強度が排水管継手20における他の部位の強度よりも大きくなる。したがって、排水ガイド部34が他の部位よりも早く損傷するような不具合が発生し難くなる。これにより、排水ガイド部34を胴部と全て同じ通常の硬質塩化ビニルによって成形する場合と比較して排水管継手20の耐久性が向上する。また、排水管継手20の胴部の中央上側を構成する上胴部用パーツ30に排水ガイド部34を設ける構成のため、排水管継手20のパーツ数を少なく抑えることができる。
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、排水管継手20の胴部の中央上側を構成する上胴部用パーツ30に排水ガイド部34を設ける例を示した。しかし、図6に示すように、上胴部用パーツ30とは別に排水ガイドパーツ60を成形し、その排水ガイドパーツ60を下胴部用パーツ40の大径円筒部41等の内側に装着することも可能である。排水ガイドパーツ60は、図7に示すように、下胴部用パーツ40の大径円筒部41等の内側に接着される円筒部62と、円筒部62の下端位置で中心を挟んで設けられた第1旋回羽根64aと第2旋回羽根64bとから構成するのが好ましい。そして、排水ガイドパーツ60のみを耐衝撃性硬質塩化ビニルで成形し、上胴部用パーツ30と下胴部用パーツ40とを通常の硬質塩化ビニルで成形することにより、耐衝撃性硬質塩化ビニルの使用量を最小限に抑えることができる。また、本実施形態では、集合住宅の上階と下階とを仕切る床スラブCSを貫通して各階に設置されている排水管継手20に本発明を適用する例を示した。しかし、集合住宅の排水立て管70の下端部と排水横主管(図示省略)とを接続する排水脚部継手(図示省略)に本発明を適用することも可能である。
30・・・上胴部用パーツ(胴部のパーツ)
32・・・上部受け口
33・・・筒状部
34・・・排水ガイド部(排水受け部)
34a・・旋回羽根
34b・・旋回羽根
40・・・下胴部用パーツ(胴部のパーツ)
41・・・大径円筒部
43・・・テーパ部
45・・・小径円筒部(下端接続部)
60・・・排水ガイドパーツ
Claims (4)
- 排水管を接続する排水管継手であって、
複数のパーツから構成される胴部と、
前記胴部内において流下する排水が衝突する部位に形成されている排水受け部とを有しており、
前記排水受け部を構成するパーツと別体の前記胴部のパーツは、硬質塩化ビニルにより形成されており、
前記排水受け部を構成するパーツ、あるいは前記排水受け部と一体で成形される前記胴部のパーツは、前記硬質塩化ビニルよりも耐衝撃性が高い耐衝撃性硬質塩化ビニルにより形成されている排水管継手。 - 請求項1に記載された排水管継手であって、
建物の上階と下階とを仕切る床スラブを貫通して各階に設置されており、上階の排水立て管と下階の排水立て管とを連結する継手であり、
前記胴部は、上階の排水立て管が接続される上部受け口と、下階の排水立て管が接続される下端接続部と備えており、
前記排水受け部は、前記胴部内に設けられて、流下する排水が衝突することで、その排水の流れ方向を予め決められた方向に変えられるように構成されている排水管継手。 - 請求項2に記載された排水管継手であって、
前記胴部のパーツは、前記上部受け口を備える上胴部用パーツと、前記下端接続部を備える下胴部用パーツとを有しており、
前記排水受け部は、排水を旋回させる旋回羽根を備え、前記上胴部用パーツの下部に形成されて、前記下胴部用パーツの内側に位置決めされており、
前記排水受け部を備える上胴部用パーツは、前記耐衝撃性硬質塩化ビニルにより成形されており、前記下胴部用パーツは、前記硬質塩化ビニルにより成形されている排水管継手。 - 請求項2に記載された排水管継手であって、
前記胴部のパーツは、前記上部受け口を備える上胴部用パーツと、前記下端接続部を備える下胴部用パーツとを有しており、
前記排水受け部は、前記下胴部用パーツの内側に位置決めされる筒状部と、その筒状部に設けられて、流下する排水を旋回させる旋回羽根とを備えるパーツであり、
前記排水受け部を構成するパーツは、前記耐衝撃性硬質塩化ビニルにより成形されており、前記上胴部用パーツと前記下胴部用パーツとは、個別に前記硬質塩化ビニルにより成形されている排水管継手。
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