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JP6751678B2 - 注出容器 - Google Patents

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JP6751678B2
JP6751678B2 JP2017015732A JP2017015732A JP6751678B2 JP 6751678 B2 JP6751678 B2 JP 6751678B2 JP 2017015732 A JP2017015732 A JP 2017015732A JP 2017015732 A JP2017015732 A JP 2017015732A JP 6751678 B2 JP6751678 B2 JP 6751678B2
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Description

本発明は、注出容器に関する。
従来から、下記特許文献1に示されるような二剤混合容器が知られている。この二剤混合容器は、第1剤が収容される第1剤収容部と、第1収容部の上方に設けられ、第2剤が収容される第2剤収容部と、第2剤収容部の下端部を閉塞する底蓋と、を備えている。この二剤混合容器を操作すると、底蓋が外れて第2剤収容部内の第2剤が第1剤収容部に向けて落下し、第1剤と第2剤とが混合される。
特開2003−292059号公報
この種の容器では、第1剤および第2剤のうちの一方を簡易的に略定量に計量し、これを他方に接触させた後に注出させることが望まれている。これに対して、特許文献1に開示された構成では、使用に際して第1剤および第2剤のほぼ全量同士が混合されるため、上記の要求に応えることが難しかった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、第1剤および第2剤のうちの一方を略定量に計量し、これを他方に接触させた後に注出可能な注出容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の注出容器は、液状の第1剤が収容される容器本体と、注出孔が形成されるとともに、前記容器本体の口部に装着された装着キャップと、を備え、前記装着キャップは、前記第1剤の導入孔が形成され、かつ第2剤が収容される第2剤収容部と、前記第2剤収容部の下方に配設された貯留部と、前記貯留部内と前記注出孔とを連通する連通部と、を有し、前記第2剤収容部には、前記導入孔より下方に位置し、かつ前記第2剤収容部内と前記貯留部内とを連通する滴下孔が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、注出容器を傾けると、容器本体内の液状の第1剤が、導入孔を通じて第2剤収容部内に流入する。その後、注出容器を正立姿勢とすると、第2剤収容部内に流入した第1剤のうち、導入孔より上方に位置する部分が、導入孔を通じて第2剤収容部内から容器本体内へと流出する。このため、第2剤収容部には、略定量の第1剤が留まることとなる。このように第2剤収容部に留まった略定量の第1剤は、第2剤と接触することでその性質が変えられた後、第2剤収容部に形成された滴下孔を通じて、貯留部内に順次滴下する。その後、再び注出容器を傾けることで、貯留部内の性質が変えられた第1剤が連通部を通じて注出孔から注出されるのと同時に、容器本体内の第1剤が導入孔を通じて第2剤収容部内に再び流入し、上述した作用が繰り返される。
以上のように、本発明の注出容器によれば、第2剤に接触した略定量の第1剤を注出させるとともに、次回の注出に備えて第1剤を略定量に計量して第2剤に接触させることができる。
ここで、前記導入孔の開口面積は、前記滴下孔の開口面積より大きくてもよい。
この場合、導入孔の開口面積が滴下孔の開口面積より大きいため、注出容器を傾けてから正立姿勢に戻した際に、導入孔から第2剤収容部内に流入した余分な第1剤を本体容器内に速やかに流出させて、第2剤収容部内に留まる第1剤の量を安定させることができる。
また、前記貯留部内と前記容器本体内とが、前記連通部を通じて連通していてもよい。
この場合、注出容器を傾けた際に、注出孔が閉塞された状態であっても、第2剤収容部内の空気を、滴下孔および連通部を通じて容器本体内に流入させつつ、容器本体内の第1剤を、導入孔を通じて第2剤収容部内に円滑に流入させることができる。
さらに、第2剤と接触した第1剤が滴下孔から貯留部内に向けて滴下する際に、注出孔が閉塞されている場合であっても、貯留部内の空気が連通部を通じて容器本体内に移動可能であるため、滴下孔から滴下する液体と貯留部内の空気とが円滑に置換される。これにより、注出孔が閉塞されている場合と閉塞されていない場合とで、滴下孔から液体が滴下する時間間隔等を同等にすることができる。
また、前記装着キャップには、前記第2剤収容部内に連通する補充孔が設けられ、前記補充孔内には、補充キャップが着脱可能に嵌め込まれていてもよい。
この場合、注出容器を繰り返し使用することで、例えば第2剤による第1剤の性質を変化させる効能が低下したり、第2剤が第1剤に溶出して残量が少なくなったりした際に、補充キャップを取り外すことで補充孔を開放させ、この補充孔を通じて第2剤収容部内の第2剤を交換したり、この補充孔を通じて第2剤を補充したりすることができる。
本発明によれば、第1剤および第2剤のうちの一方を略定量に計量し、これを他方に接触させた後に注出することが可能な注出容器を提供することができる。
第1実施形態に係る注出容器の縦断面図である。 図1の注出容器の使用方法を説明する図である。 第2実施形態に係る注出容器の縦断面図である。
(第1実施形態)
以下、本実施形態に係る注出容器の構成を、図1〜図2を参照しながら説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため縮尺を適宜変更している。
注出容器10は、液状の第1剤Pが収容される有底筒状の容器本体1と、容器本体1の口部1aに装着された装着キャップ2と、を備えている。第1剤Pとしては、例えば水分を含んだ化粧水や液体洗剤などが用いられる。
ここで本実施形態では、容器本体1の中心軸線Oに沿う方向を上下方向といい、上下方向における容器本体1の底部側を下方といい、口部1a側を上方という。また、上下方向から見た平面視において、中心軸線Oに直交する方向を径方向といい、中心軸線O回りに周回する方向を周方向という。また、平面視において、後述するヒンジ部23から操作部21cに向かう方向を前後方向といい、前後方向における操作部21c側を前方、ヒンジ部23側を後方という。
装着キャップ2は、容器本体1の口部1aに螺着されたキャップ本体20と、キャップ本体20に取り付けられた計量筒部材30と、計量筒部材30の下端部に取り付けられた有底筒状の貯留部材40(貯留部)と、を備えている。なお、図示の例ではキャップ本体20、計量筒部材30、および貯留部材40は別体に形成されているが、これらは一体に形成されていてもよい。また、容器本体1、キャップ本体20、計量筒部材30、および貯留部材40は、内部が視認可能に、例えば透明な樹脂材料などによって形成されていてもよい。
(キャップ本体)
キャップ本体20は、容器本体1の口部1aに固定された有頂筒状の固定部22と、固定部22にヒンジ部23を介して連結された有頂筒状の開閉蓋21と、を備えている。固定部22および開閉蓋21の中心軸線は、容器本体1の中心軸線Oと同軸上に位置している。開閉蓋21は、固定部22の上方に設けられ、固定部22および容器本体1に対してヒンジ部23回りに回動可能となっている。
固定部22には、その頂壁を上下方向に貫通する注出孔22aと、この頂壁から上方に向けて延びる注出筒22cと、この頂壁から下方に向けて延びる小筒部22bおよび大筒部22dと、が形成されている。注出孔22a、注出筒22c、小筒部22b、および大筒部22dは、容器本体1の口部1aの径方向内側に位置している。注出孔22aおよび注出筒22cは中心軸線Oよりも前方(操作部21c側)に位置しており、注出孔22aおよび注出筒22cの内面は互いに連なっている。注出孔22aは、大筒部22dの径方向内側に位置している。注出筒22cの上端部は、上方に向かうに従って漸次拡径している。
大筒部22dは、小筒部22bより大径であり、小筒部22bを囲繞している。大筒部22dの中心軸線は、容器本体1の中心軸線Oと同軸上に位置している。小筒部22bの中心軸線は、容器本体1の中心軸線Oよりも後方(ヒンジ部23側)に位置している。これにより、小筒部22bの中心軸線は、大筒部22dの中心軸線より後方に位置しており、小筒部22bと大筒部22dとの間に形成された径方向の隙間の幅は、後方に向かうに従って漸次小さくなっている。小筒部22bの下端開口縁の後端部には、下方に向けて延びる規制板22fが形成されている。規制板22fは、後述する第2剤収容部32内に収容された第2剤Sが、容器本体1内に落下するのを抑える。
固定部22の周壁は、大筒部22dおよび小筒部22bを囲繞している。固定部22の内周面には、口部1aの外周面に形成された雄ネジ部と螺合する雌ネジ部が形成されている。上下方向において、固定部22の周壁の下端部は小筒部22bの下端部より下方に位置しており、小筒部22bの下端部は大筒部22dの下端部より下方に位置している。
開閉蓋21は、固定部22に対してヒンジ部23回りに回動することで、注出孔22aを開閉する。開閉蓋21の頂壁には、下方に向けて延びるシール筒21aが形成されている。シール筒21aは、注出筒22c内に嵌合することで、注出孔22aをシールする。なお、注出筒22cを設けず、シール筒21aが注出孔22a内に嵌合する構成を採用してもよい。開閉蓋21の周壁の下端部には、径方向外側に向けて突出する操作部21cが形成されている。操作部21cは、中心軸線Oを径方向で挟むヒンジ部23の反対側に配置されている。上下方向において、操作部21cは、シール筒21aの下端部より下方に位置している。
(計量筒部材)
計量筒部材30は、上下方向に延びる外筒部31と、外筒部31の内側に形成された上下方向に延びる筒状の第2剤収容部32と、外筒部31から上方に向けて延びる嵌合筒部34と、嵌合筒部34の上端部から径方向外側に向けて延びる環状のフランジ部35と、を有している。外筒部31、第2剤収容部32、および嵌合筒部34は、容器本体1の口部1aの径方向内側に位置している。
外筒部31は容器本体1の口部1aよりも小径であり、外筒部31の中心軸線は口部1aの中心軸線Oよりも前方に位置している。このため、外筒部31と口部1aとの間に形成された径方向の隙間の幅は、前方から後方に向かうに従い漸次大きくなっている。外筒部31の下端部は、上下方向において、口部1aの下端部よりも下方に位置している。外筒部31の下端部における内周面には、径方向外側に向けて窪む被係止部31bが形成されている。
第2剤収容部32内には、第2剤Sが収容されている。第2剤Sは、第1剤Pに溶出するものであってもよく、第1剤Pに溶出しないものであってもよい。第2剤Sは、粒状、球状、粉状、ブロック状などであってもよい。第2剤Sとしては、例えば第1剤Pに含まれる水分と反応して水素を生成する水素生成剤や、香料を有し、第1剤Pに溶け出す芳香剤などを用いることができる。
第2剤収容部32の下端部は、外筒部31の下端部よりも上方に位置している。第2剤収容部32の下端部には、下方に向かうに従って漸次縮径する縮径部32aが形成されている。縮径部32aの下端部には、この縮径部32aを上下方向に貫く滴下孔32bが形成されている。第2剤収容部32は外筒部31よりも小径であり、第2剤収容部32は外筒部31内に位置している。このため、第2剤収容部32と外筒部31との間には、上下方向に延びる隙間(以下、連通部2bという)が形成されている。
第2剤収容部32の中心軸線は、外筒部31の中心軸線よりも後方に位置している。第2剤収容部32の後端部は外筒部31の後端部と一体に形成されており、この一体に形成された部分の上端部には、この部分を前後方向に貫く貫通孔31aが形成されている。貫通孔31aは、キャップ本体20の規制板22fと周方向において同等の位置に配置され、この規制板22fによって部分的に覆われている。貫通孔31aの開口面積は、この開口方向から見た規制板22fの表面積より大きく、貫通孔31aの内面と規制板22fとの間には、隙間(以下、導入孔2aという)が形成されている。導入孔2aの開口面積は、滴下孔32bの開口面積よりも大きい。導入孔2aは、注出孔22aおよび滴下孔32bより後方に位置している。滴下孔32bは、導入孔2aより下方に位置している。滴下孔32bの下端開口縁は、上下方向において貯留部材40の上端開口縁より下方に位置しており、径方向において貯留部材40の内側に位置している。
嵌合筒部34は、キャップ本体20の大筒部22dに外嵌されている。フランジ部35は、キャップ本体20の固定部22における頂壁に下方から当接若しくは近接している。フランジ部35は、容器本体1の口部1aにおける上端開口縁と上下方向で対向しており、この上端開口縁とフランジ部35との間には環状のパッキン4が挟まれている。これにより、口部1aはシールされている。
計量筒部材30のうち、上下方向において貫通孔31aと嵌合筒部34との間に位置する部分には、外筒部31から後方に向けて膨出する膨出部33が形成されている。径方向において、膨出部33の径方向内側の面は、大筒部22dの内面と同等の位置に配置されている。このため、膨出部33と小筒部22bとの間には隙間が形成されており、この隙間の径方向の幅は、大筒部22dと小筒部22bとの間の径方向の隙間の幅と同等になっている。これらの隙間の幅は、空気を通し、第1剤Pを通さない程度に調整されている。連通部2b、大筒部22dと小筒部22bとの間の隙間、および小筒部22bと膨出部33との間の隙間を通じて、容器本体1内と連通部2b内とが連通している。
(貯留部材)
貯留部材40の周壁41は、計量筒部材30の外筒部31内に嵌合している。貯留部材40は、上下方向において、キャップ本体20の固定部22よりも下方に位置している。貯留部材40の周壁41における上下方向の中央部には、径方向外側に向けて突出する環状の突き当て部43が形成されている。周壁41における突き当て部43の上方には、径方向外側に向けて突出する環状の係止部41aが形成されている。係止部41aは、外筒部31の被係止部31bに係止される。これにより、貯留部材40の計量筒部材30に対する上下方向の移動が規制される。貯留部材40の底壁42は、下方に向けて凸の曲面状に形成されている。
次に、以上のように構成された注出容器10の作用について説明する。
操作部21cを操作して開閉蓋21をヒンジ部23回りに回動させ、図2(a)に示すように注出容器10を傾けると、容器本体1内の第1剤Pが導入孔2aを通じて第2剤収容部32内に流入する。このとき、第2剤収容部32内の空気は、滴下孔32b、連通部2b、および注出孔22aを通じて、注出容器10の外部に排出される。なお、注出容器10を傾けた際に、開閉蓋21が閉じられて注出孔22aが閉塞された状態であっても、第2剤収容部32内の空気は、滴下孔32b、連通部2b、大筒部22dと小筒部22bとの間の隙間、および小筒部22bと膨出部33との間の隙間を通って容器本体1内に流入する。このため、注出孔22aが閉塞されていても、容器本体1内の第1剤Pを、導入孔2aを通じて第2剤収容部32内に円滑に流入させることができる。
次に、図2(b)に示すように注出容器10を正立姿勢に戻すと、第2剤収容部32内に流入した第1剤Pのうち、導入孔2aよりも上方に位置する部分については、導入孔2aから流出して容器本体1内に戻る。このため、注出容器10を正立姿勢に戻した際には、第2剤収容部32のうち導入孔2aよりも下方に位置する部分の内容積から、第2剤収容部32の下端部に堆積している第2剤Sの体積を引いた差分の体積の第1剤Pが第2剤収容部32内に留まることとなり、第2剤Sに接触する第1剤Pを計量して略定量とすることができる。
第2剤収容部32内に留まっている略定量の第1剤Pが、第2剤収容部32内の下端部に堆積している第2剤Sと接触することで、例えば第2剤Sが水素生成剤である場合には、この水素生成剤と第1剤Pの水分とが反応することで生成された水素が第1剤Pに溶け込む。あるいは、第2剤Sが芳香剤である場合には、第1剤Pと第2剤Sとが接触することで、第1剤Pに香りがつけられる。このように、第2剤Sと接触することで性質を変えられた第1剤(以下、接触液Rという)は、滴下孔32bから貯留部材40内に順次滴下する。このとき、開閉蓋21が閉じられて注出孔22aが閉塞されている場合であっても、貯留部材40内の空気は、連通部2b、大筒部22dと小筒部22bとの間の隙間、および小筒部22bと膨出部33との間の隙間を通って容器本体1内に移動するため、貯留部材40内では空気と接触液Rとの置換が円滑に行われる。また、開閉蓋21が開いている場合には、接触液Rが滴下孔32bから滴下するのに伴って、貯留部材40内の空気が注出孔22aから排出される。従って、接触液Rを滴下させる際、開閉蓋21が開いている場合と閉じている場合とで、滴下する時間間隔等が同等となる。
なお、滴下孔32bの内径を適宜変更することで、滴下孔32bから接触液Rが滴下する時間間隔や液滴の大きさなどを変更し、第2剤収容部32内で第1剤Pと第2剤Sとが接触する時間を容易に調整することができる。これにより、第1剤Pおよび第2剤Sの種類に応じて、接触液Rを容易に所望の品質とすることが可能となる。
次に、図2(c)に示すように注出容器10を再び傾けると、貯留部材40内の接触液Rが、連通部2b、注出孔22a、および注出筒22cを通じて注出される。このとき、導入孔2aを通じて容器本体1内の第1剤Pが第2剤収容部32内に流入し、その後再び注出容器10を正立姿勢とすると、先述したように第2剤収容部32内に略定量の第1剤Pが留まり、これが第2剤Sと接触することで接触液Rが得られ、この接触液Rが滴下孔32bを通じて滴下する。
以上説明したように、本実施形態によれば、装着キャップ2が、第1剤Pの導入孔2aが形成された第2剤収容部32と、第2剤収容部32の下方に配設された貯留部材40と、貯留部材40内と注出孔22aとを連通する連通部2bと、を有し、第2剤収容部32には、導入孔2aより下方に位置し、かつ第2剤収容部32内と貯留部材40内とを連通する滴下孔32bが形成されている。この構成により、注出容器10を傾けることで貯留部材40内の接触液Rを注出孔22aから注出しつつ、次回の注出に備えて第2剤収容部32内に略定量の第1剤Pを留まらせることができる。そして、注出容器10を正立姿勢とすると、第1剤Pが第2剤Sと接触しつつ滴下孔32bを通して滴下するため、注出容器10を傾けた後に正立姿勢とする操作を繰り返すことで、その都度略定量の接触液Rを注出させることができる。
また、上記したように、注出容器10を傾けてから正立姿勢とする際に、第2剤収容部32内に略定量の第1剤Pが留まって第2剤Sと接触するため、例えば容器本体1内の第1剤Pの全量を第2剤Sと接触させる構成と比較して、第1剤Pが第2剤Sと接触してから、注出孔22aから注出されるまでの時間を短くすることができる。これにより、例えば第2剤Pとして水素生成剤を用いた場合に、接触液Rに溶出した水素が長期間経過することでこの接触液Rから抜けてしまうのを抑えることができる。
また、導入孔2aの開口面積が滴下孔32bの開口面積よりも大きいため、注出容器10を傾けてから正立姿勢に戻した際に、導入孔2aから第2剤収容部32内に流入した余分な第1剤Pを容器本体1内に速やかに流出させて、第2剤収容部32内に留まる第1剤Pの量を安定させることができる。
また、容器本体1、計量筒部材30、および貯留部材40を透明な材料により形成した場合には、第2剤収容部32内の第1剤Pおよび第2剤Sの状態や、滴下孔32bから滴下する接触液Rの様子などを、注出容器10の外部から視認可能とし、注出容器10の美感を向上させることができる。さらに、第2剤収容部32内が視認可能となることで、例えば第2剤収容部32内に第1剤Pが残存した状態で注出容器10が傾けられ、注出孔22aから注出される接触液Rの量がばらつくことなどを抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態について説明するが、第1実施形態と基本的な構成は同様である。このため、同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
本実施形態では図3に示すように、装着キャップ2に、固定部22の頂壁を上下方向に貫通する補充孔22eが形成されている。補充孔22eは、小筒部22bの径方向内側に位置し、第2剤収容部32内に連通している。補充孔22eは、注出孔22aおよび注出筒22cよりも後方(ヒンジ部23側)に位置している。この補充孔22e内には、補充キャップ3が着脱可能に嵌め込まれている。
また、本実施形態の開閉蓋21には、その頂壁から下方に向けて延びる筒状の押圧部21bが形成されている。押圧部21bは、上下方向において、補充キャップ3を挟んで補充孔22eと対向している。押圧部21bは、シール筒21aの後方(ヒンジ部23側)に配置されている。上下方向において、押圧部21bの下端部は、シール筒21aの下端部より上方に位置している。
本実施形態によれば、注出容器10を繰り返し使用することで、例えば第2剤Sによる第1剤Pの性質を変化させる効能が低下したり、第2剤Sが第1剤Pに溶出して残量が少なくなったりした際に、補充キャップ3を取り外すことで補充孔22eを開放させ、補充孔22eを通じて第2剤収容部32内の第2剤Sを交換したり、第2剤収容部32内へと第2剤Sを補充したりすることができる。
また、第2剤Sの補充が完了した後、補充キャップ3を再び補充孔22eに嵌め込む際に、嵌合が不充分であったとしても、開閉蓋21を閉じることで押圧部21bによって補充キャップ3を補充孔22eに向けて押圧し、補充孔22eを確実に閉塞することができる。
さらに、補充孔22eが注出孔22aよりも後方に位置しているため、開閉蓋21の回動中心となるヒンジ部23から補充キャップ3までの距離が小さくなり、押圧部21bが補充キャップ3を補充孔22eに向けて押圧する際の操作部21cの操作力を小さく抑えることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、上下方向において、貯留部材40がキャップ本体20の固定部22よりも下方に位置していると説明したが、これに限られない。例えば、貯留部材40が固定部22と上下方向において同等の位置に位置しており、貯留部材40が固定部22に覆われていてもよい。この場合であっても、キャップ本体20を透明な材質で形成することで、接触液Rが滴下孔32bから滴下する様子などを、注出容器10の外部から視認可能とすることができる。
また、前記実施形態では、計量筒部材30の貫通孔31aの内面と規制板22fとの間の隙間が導入孔2aとされていたが、これに限られず、導入孔2aは第2剤収容部32に形成されたスリットなどであってもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態や変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…容器本体 1a…口部 2…装着キャップ 2a…導入孔 2b…連通部 10…注出容器 22a…注出孔 32…第2剤収容部 32b…滴下孔 40…貯留部材(貯留部) O…中心軸線 P…第1剤 S…第2剤

Claims (4)

  1. 液状の第1剤が収容される容器本体と、
    注出孔が形成されるとともに、前記容器本体の口部に装着された装着キャップと、を備え、
    前記装着キャップは、
    前記第1剤の導入孔が形成され、かつ第2剤が収容される第2剤収容部と、
    前記第2剤収容部の下方に配設された貯留部と、
    前記貯留部内と前記注出孔とを連通する連通部と、を有し、
    前記第2剤収容部には、前記導入孔より下方に位置し、かつ前記第2剤収容部内と前記貯留部内とを連通する滴下孔が形成されていることを特徴とする、注出容器。
  2. 前記導入孔の開口面積は、前記滴下孔の開口面積より大きいことを特徴とする、請求項1に記載の注出容器。
  3. 前記貯留部内と前記容器本体内とが、前記連通部を通じて連通していることを特徴とする、請求項1または2に記載の注出容器。
  4. 前記装着キャップには、前記第2剤収容部内に連通する補充孔が設けられ、
    前記補充孔内には、補充キャップが着脱可能に嵌め込まれている、請求項1から3のいずれか1項に記載の注出容器。
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