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JP6750516B2 - 吸収性物品および折り装置 - Google Patents

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Description

本件は、紙おむつや生理用ナプキンといった吸収性物品およびこの折り装置に関する。
従来、装着時に着用者の腹部側と背部側とを結ぶ長手方向に延びる吸収体の設けられた吸収性物品が知られている。この吸収性物品では、着用者から排泄される尿や経血などの水分が吸収体で吸収される。近年の吸収性物品では、着用者へのフィット性を高めるため、長手方向および幅方向の双方に交差する格子形状の溝を吸収体に設けることも提案されている(特許文献1参照)。
特開2014-198113号公報
しかしながら、吸収性物品は、着用者に装着されるまでの梱包時,搬送時や収納時などに折り畳まれると、上述したような溝に加えて事後的に折り目が吸収体に形成され、予め設計されたフィット性の低下を招くおそれがある。よって、着用者の快適性を確保するうえで改善の余地がある。
本件は、上記のような課題に鑑みて創案されたものであり、吸収性物品を装着する着用者の快適性を向上させることを目的の一つとする。なお、ここでいう目的に限らず、後述する「発明を実施するための形態」に示す各構成から導き出される作用および効果であって、従来の技術では得られない作用および効果を奏することも、本件の他の目的として位置づけることができる。
ここで開示する吸収性物品は、吸水性をもつマット状の吸収体を備える。前記吸収体には、平面視で長手方向および幅方向の双方に交差して圧搾された溝状の圧搾部と、平面視で前記圧搾部に交差して延在する折り畳み用の一または複数の折畳部とが設けられる。
本件によれば、吸収性物品を装着する着用者の快適性を向上させることができる。
第一実施形態に関する紙おむつ(吸収性物品)の展開図である。 図1のA−A矢視断面図である。なお、図2では、各構成を把握しやすくするため、各シート類の厚みを誇張して示す。 第一実施形態に関する紙おむつの吸収体を示す平面図である。 図3のB−B矢視断面図である。 第一実施形態に関する折り装置を示す斜視図である。 図4の矢印Xから視た折り装置の平面図である。 紙おむつの吸収体とガイドとの位置関係を示す模式図である。 第二実施形態に関する紙おむつの吸収体を示す平面図である。 図8のC−C矢視断面図である。 第三実施形態に関する紙おむつの吸収体を示す平面図である。 第四実施形態に関する紙おむつの吸収体を示す平面図である。
以下、本件を実施するための形態を説明する。下記の実施形態はあくまでも例示に過ぎず、この実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、適宜組み合わせることもできる。
実施形態で述べる吸収性物品は、着用者に装着され、着用者から排泄される尿や経血といった液体の水分を吸収し保持する衛生用品である。この吸収性物品には、テープ型やパンツ型の紙おむつ(いわゆる「使い捨ておむつ」)といった吸収体を備えた吸収性物品のほか、尿パッド,生理用ナプキン,パンティーライナーといった吸収体のみを備えた吸収性物品なども含まれる。以下の実施形態では、吸収性物品としてパンツ型の紙おむつを例示する。
本実施形態では、紙おむつについて、着用者の腹部に対向して配置される前身頃と背部に対向して配置される後身頃とを結ぶ方向を長手方向とする。これらの前身頃と後身頃との間(長手方向の中央)には、着用者の股下に配置(股間に対向して配置)される股下部が位置する。また、紙おむつが着用者に装着された状態(以下「装着状態」と略称する)において、着用者の肌に向かう側(内側)を肌面側とし、肌面側の反対側(外側)を非肌面側とする。さらに、肌面側と非肌面側とを結ぶ方向を厚み方向とし、長手方向と厚み方向の何れにも直交する方向を幅方向とする。そのほか、厚み方向から視ることを平面視とする。
紙おむつにおける各構成の向きについては、たとえば長手方向に沿うと表現する場合に、長手方向と平行なことだけでなく、ほぼ長手方向と平行なことも含むものとする。具体的には、長手方向に対する傾斜角度が45°未満で延在することを長手方向に沿うものとする。同様に、幅方向や厚み方向といった各方向に沿うと表現する場合についても、各方向に対する傾斜角度が45°未満で延在することを意味する。
[I.第一実施形態]
[1.構成]
[1−1.基本構成]
まず、図1および図2を参照して、紙おむつ1の基本的な構成を説明する。
ここでは、幅方向の中心線Cを基準として対称に紙おむつ1が形成されている。この紙おむつ1は、長手方向に沿って前身頃1A、股下部1Bおよび後身頃1Cの三つの領域に大別される。
〈シート類〉
はじめに、紙おむつ1のシート類について述べる。
図1に示すように、紙おむつ1には、前身頃1A、股下部1Bおよび後身頃1Cに亘って長手方向に延びる吸収体10(太破線で示す)が内蔵されている。
ここでは、前身頃1Aおよび後身頃1Cよりも股下部1Bのほうが幅方向寸法の小さい砂時計形状の吸収体10を例示する。ただし、吸収体10の平面視形状は、上記したような砂時計形状に限らず、平面視で矩形(すなわち幅方向寸法が一定)であってもよいし、それぞれ円形の前身頃1Aおよび後身頃1Cを結ぶダンベル形状であってもよい。
吸収体10は、着用者から排泄される尿や経血といった液体の水分(以下「排泄水分」という)を吸収して保持する吸水性をもつマット状(あるいはパッド状)の部材である。
この吸収体10では、粉砕あるいは解繊されたパルプ(いわゆる「フラッフパルプ」)に高吸水性樹脂(いわゆる「SAP〈Superabsorbent polymer〉」,「高吸水性高分子」あるいは「高吸水性ポリマー」とも称される)が混合されたマットが親水性の不織布やティシュなどで被包(ラップ)されている。
上記した吸収体10に対して肌面側および非肌面側には、図2に示すように、以下に述べる種々のシート11,12,13,14が設けられている。
吸収体10に対して、肌面側にはセンターシート11が積層され、非肌面側にはバックシート12が積層されている。これらのシート11,12の幅方向側方にはサイドシート13が配置されている。
このサイドシート13は、センターシート11の幅方向側部において肌面側に積層されるとともに、バックシート12の幅方向側部において非肌面側に積層される。
バックシート12の非肌面側には、カバーシート14が積層される。ここでは、バックシート12の幅方向側部において、サイドシート13を介してカバーシート14が重ねられる。
センターシート11は、排泄水分を透過させて吸収体10に吸収させるため、透水性をもつ。ここでは、装着状態での蒸れを抑えるため、通気性を併せもつセンターシート11が用いられる。このようなセンターシート11としては、いわゆるエアスルー不織布を用いることができる。
また、センターシート11は、紙おむつ1において最も肌面側に配置される(このことから「トップシート」とも称される)。このセンターシート11は、吸収体10よりも幅方向寸法が大きく、肌面側から吸収体10を被覆する。
バックシート12は、吸収体10からの液漏れを防ぐため、非透水性をもつ。ここでは、装着状態での蒸れを抑えるため、透湿性を併せもつバックシート12が用いられる。このようなバックシート12としては、透湿性ポリエチレン(PE〈Poly-Ethylene〉)フィルムを用いることができる。ただし、ポリプロピレン(PP〈Poly-Propylene〉)フィルムをバックシート12に用いてもよい。
サイドシート13は、幅方向側方への液漏れを防ぐため、非透水性をもつ。このサイドシート13としては、スパンボンド不織布を用いることができる。
また、サイドシート13の一部は、紙おむつ1において最も肌面側に配置される(このことからセンターシート11と同様に「トップシート」とも称される)。このように着用者に対して接触しうるサイドシート13としては、SMS(Spunbound Meltblown Spunbound)不織布やSMMS(Spunbound Meltblown Meltblown Spunbound)不織布のようにメルトブローン層を含ませることにより、柔軟性を高めたスパンボンド不織布を用いることが好ましい。あるいは、スパンボンド不織布をなす繊維の繊度や目付量が抑えられることにより、柔軟性を向上させたスパンボンド不織布を用いることが好ましい。
なお、「繊度」とは、繊維の繊維径(太さ)や断面積に対応するパラメータであり、所定の長さあたりの重量で表される。たとえば、一本の繊維について9000mあたりのグラム数[デニール]が「繊度」として用いられる。
また、「目付量」とは、シートの厚みあるいは積層度合いに対応するパラメータであり、単位面積あたりの重量で表される。たとえば、一平米あたりのグラム数が「目付量」として用いられる。
カバーシート14は、上記した吸収体10およびシート11,12,13を非肌面側から被覆する。ここでは、カバーシート14として、肌面側から非肌面側に向けて第一カバーシート141,第二カバーシート142,第三カバーシート143の三つがこの順に積層されている。
第一カバーシート141は、バックシート12を介して吸収体10を非肌面側から被覆する(このことから「パッドカバーシート」とも称される)。
第二カバーシート142および第三カバーシート143は、前身頃1Aおよび後身頃1C(図1参照)で第一カバーシート141よりも幅方向寸法が大きく設定され、装着状態で着用者の臀部や腰,腹などのまわりに配置される。第三カバーシート143は、紙おむつ1において最も非肌面側に配置される(このことから、第三カバーシート143は「アウターカバーシート」とも称され、第二カバーシート142は「インナーカバーシート」とも称される)。
これらのカバーシート141,142,143としては、スパンボンド不織布を用いることができる。更に言えば、第一カバーシート141としては、紙おむつ1の内部で柔軟に変形させてフィット性を確保するため、サイドシート13と同様に、柔軟性の高いスパンボンド不織布を用いることが好ましい。また、第三カバーシート143としては、触感(手触り)を確保するため、サイドシート13と同様に、柔軟性の高いスパンボンド不織布を用いることが好ましい。
図1に示すように、前身頃1Aにおけるカバーシート14と後身頃1Cにおけるカバーシート14とは、それぞれの幅方向端縁部14aどうしが互いに貼り付けられる(いわゆる「サイドシール」)。このようにして、前身頃1Aおよび後身頃1Cの各カバーシート14が連設され、パンツ型の紙おむつ1が形成される。
そのほか、上述したバックシート12およびカバーシート14には、シート12,14に対して肌面側のものが透視可能な程度の半透明性材料が用いられている。
〈ギャザー〉
つぎに、図1および図2を参照して、紙おむつ1のギャザー15について述べる。
ギャザー15は、ゴムやポリウレタン,伸縮フィルムといった伸縮性をもつ部材(伸縮性部材)を伸張状態で不織布などのシートの間に挟んでホットメルトなどで固定することによって伸縮性をもたせたシート複合体から構成される。このシート複合体は、伸縮性部材が伸張状態からもと(自然長の状態)に戻ろうとする力(復元力,弾性力)で不織布などのシートに細かな皺が寄った状態となる。ここでは、伸縮性部材として糸状のゴム部材(以下「糸ゴム」と略称する)20を例示する。
この紙おむつ1には、糸ゴム20で形成されるギャザー15として、三種の糸ゴム21,22,23で伸縮性が付与された三種のギャザー16,17,18を例示する。一つは、サイドシート13の肌面側端縁部が第一糸ゴム21で皺寄せられた立体ギャザー16(「サイドギャザー」とも称される)である。もう一つは、第二カバーシート142および第三カバーシート143(図2参照)が第二糸ゴム22(一箇所のみに符号を付す)で皺寄せられたタミーギャザー17である。更にもう一つは、サイドシート13の非肌面側において幅方向端縁部が第三糸ゴム23(図1では図示省略)で皺寄せられたセカンド立体ギャザー18(図1では図示省略)である。
立体ギャザー16は、サイドシート13のシート部13a,13b(図2参照)に対して第一糸ゴム21が伸張状態で一体化されたものである。また、タミーギャザー17では、第二カバーシート142および第三カバーシート143に対して第二糸ゴム22が伸張状態で一体化されたものである。さらに、セカンド立体ギャザー18は、サイドシート13の非肌面側の部位に対して第三糸ゴム23が伸張状態で一体化されたものである。
立体ギャザー16は、排泄箇所の周縁で着用者に対する追従性を高めることにより、排泄物の幅方向側方への漏れを防ぐために設けられる。
詳細に言えば、図2に示すように、立体ギャザー16では、サイドシート13の肌面側における幅方向内側の端縁部に位置するシート部13a,13bが折り曲げられて重ねられる。これらのシート部13a,13bによって、長手方向に延在する第一糸ゴム21が囲まれている。
言い換えれば、サイドシート13は、第一糸ゴム21に対して幅方向内側に内壁シート部13aが配置され、第一糸ゴム21に対して幅方向外側に外壁シート部13bが配置されている。すなわち、サイドシート13の一部では、二枚のシート部13a,13bが重ね合わせられている。
このようにサイドシート13のシート部13a,13bが折り曲げられて重ねられた箇所に第一糸ゴム21が内蔵されることで、肌面側に立設されるとともに伸縮性をもつ立体ギャザー16が形成される。
なお、図1および図2には、二本の第一糸ゴム21が設けられた立体ギャザー16を例示する。ただし、立体ギャザー16における第一糸ゴム21の本数は、一本であってもよいし、三本以上であってもよい。
タミーギャザー17は、着用者の臀部や下腹部に対する追従性を高めるために設けられる。詳細に言えば、タミーギャザー17では、平織物における縦糸または経糸のように、幅方向に延びる複数の第二糸ゴム22が、第二カバーシート142および第三カバーシート143(図2参照)の間に介装されている。
このようにカバーシート142,143の間に第二糸ゴム22が内蔵されることで、臀部や下腹部まわりに沿う伸縮性をもつタミーギャザー17が形成される。
セカンド立体ギャザー18は、股下部1Bで追従性を高めるために設けられる。詳細に言えば、セカンド立体ギャザー18では、サイドシート13の非肌面側における幅方向外側の端縁部に第三糸ゴム23が設けられる。このようにサイドシート13において幅方向外側の端縁部に第三糸ゴム23が内蔵されることで、股下部1Bに沿う伸縮性をもつセカンド立体ギャザー18が形成される。
そのほか、上述したギャザー16,17,18に加えてまたは替えて、着用者の脚部の付け根に対する追従を高めるためのレッグギャザーを設けてもよい。
〈インジケータ〉
さらに、紙おむつ1には、図2に示すように、排尿(排泄)の有無を外部に示すインジケータ19(このことから「お知らせサイン」とも称される)が設けられている。
インジケータ19は、紙おむつ1の外部から視認可能(外観可能)に吸収体10に対して付設されている。また、インジケータ19は、濡れると変色する層状の部位である。ここでは、吸収体10とバックシート12との間にインジケータ19が介装されている。
このインジケータ19は、水感応型の材料がバックシート12の肌面側に塗布されることで設けられる。たとえば、インジケータ19は、水分と感応する前(濡れる前)には黄色や橙色をなし、水分と感応した後(濡れた後)には青色や黄緑に色が変化する。
バックシート12およびカバーシート14が上述したような半透明性をもつことから、排泄水分によってインジケータ19が変色すると、変色したインジケータ19を紙おむつ1の外部から視認可能であり、外部から排泄の有無を認識することができる。
[1−2.詳細構成]
つぎに、図3を参照して、紙おむつ1の詳細な構成を述べる。
〈圧搾部〉
まず、長手方向および幅方向の双方に交差して圧搾された溝状の圧搾部40(凹部,圧搾溝)を説明する。具体的には、少なくとも吸収体10において、長手方向および幅方向の双方に交差する領域が圧搾されて形成された溝状の圧搾部40を述べる。
圧搾部40は、着用者への紙おむつ1のフィット性や吸水性を高めるために延設される。
この圧搾部40は、吸収体10とセンターシート11(図1および図2参照)とが厚み方向(積層方向)にプレス成形されて設けられる。具体的には、積層された吸収体10およびセンターシート11を所定の形状(パターン)の凸型で肌面側からプレス(圧縮)することで、吸収体10に加えてセンターシート11のプレス箇所における含有空気が圧搾され、吸収体10にセンターシート11が噛み合って固着した圧搾部40が成形(外挿)される。
すなわち、圧搾部40は、厚み方向に凹設された凹部である。この圧搾部40は、長手方向および幅方向の双方に対して交差するように線状(すなわち溝状)に延設される。なお、圧搾部40は、吸収体10のうち幅方向の端縁(端部領域)を除いて設けられている。
ここでの圧搾部40には、長手方向に対して、幅方向一方(たとえば右方)に傾斜して交差する複数の第一傾斜部41(一箇所のみに符号を付す)と、幅方向他方(たとえば左方)に傾斜して交差する複数の第二傾斜部42(一箇所のみに符号を付す)とが設けられている。すなわち、これらの傾斜部41,42(外挿線,圧搾線)は、平面視で格子形状(グリッドパターン)をなす。
上述した圧搾部40によれば、圧搾部40の延在箇所で吸収体10やこれに加えてセンターシート11、延いては紙おむつ1が折れ曲がりやすくなり、着用者に対する紙おむつ1のフィット性が確保される。また、圧搾部40に沿って排泄された液体を拡散させることで、吸収体10の吸水箇所を分散させることにより、吸収体10の吸水性を高めることができる。
ところが、紙おむつ1は、着用者に装着されるまでの梱包時,搬送時や収納時などの着用前の期間に折り畳まれると、圧搾部40に加えて事後的に折り目が吸収体10に形成され、予め設計されたフィット性や吸水性が低下しうる。
〈折畳部〉
そこで、本実施形態の紙おむつ1には、着用者へのフィット性や吸水性の低下を抑えるため、圧搾部40に交差して延在する折畳部50が設けられている。
折畳部50は、紙おむつ1の折り畳み用に設けられたものであり、着用者に装着されるまでに紙おむつ1が折り畳まれることによるフィット性や吸水性の低下を抑える用途に特に適した構成である。そのため、梱包時,搬送時や収納時といった着用者に装着されるまでに紙おむつ1が折り畳まれることが想定される所定の箇所に折畳部50が配置される。すなわち、紙おむつ1が折り畳まれることによって折り目が形成されうる所定の箇所に折畳部50が設けられる。
この折畳部50は、少なくとも吸収体10において他の領域よりも剛性の低い部位(領域)を含む。このことから、折畳部50には低剛性部が含まれている。
ここで説明する折畳部50には、図3および図4に示すように、幅方向に沿って断続的(不連続)に並ぶ三つの折畳部51,52,53が設けられる。これらの折畳部51,52,53は、紙おむつ1が着用者に装着されるまでに幅方向に沿う折り目で折り曲げられることが想定される箇所に配置される。また、折畳部51,52,53は、吸収体10が厚み方向に凹設されて溝状の部位(溝状部)をなしている。
具体的には、吸収体10の長手方向中央において、幅方向一方から他方に向けて第一折畳部51,第二折畳部52,第三折畳部53がこの順に設けられている。
第一折畳部51と第二折畳部52との間には圧搾部40(傾斜部41,42)の交差箇所(交差する位置,交点)が位置する。同様に、第二折畳部52と第三折畳部53との間には圧搾部40の交差箇所が位置する。すなわち、ここで説明する折畳部50には、上述した圧搾部40の交差箇所が含まれていない。ただし、折畳部50の配設箇所は、圧搾部40の交差箇所を含んでいてもよい。
なお、吸収体10においては、幅方向一端を含んで第一折畳部51が配置され、幅方向他端を含んで第三折畳部53が配置される。これらの折畳部51,53よりも幅方向側方に立体ギャザー16(図1参照)が設けられる。そのほか、少なくとも一部の折畳部50に対して圧搾部40の一部が対称形状をなしている。
上述したような折畳部50の設けられた吸収体10は、折畳部50に対応する形状に突設された部位をもつ雌型にパルプや高吸水性樹脂を積層することで形成することができる。あるいは、吸収体10の一部を切り取ることで折畳部50を設けることもできる。
[1−3.折り装置]
つぎに、図5〜図7を参照して、本実施形態の紙おむつ1を製造する装置について述べる。この製造装置では、シート状あるいはマット状の部材の積層,貼合,プレス(圧縮),折り畳み,切断といったさまざまな工程が実施されるが、ここでは、紙おむつ1を折り畳む装置(以下「折り装置」と略称する)100に着目して説明する。
図5に示すように、折り装置100の折り畳み対象は、搬送方向MD(Machine Direction)に紙おむつ1が連続して繋がった状態の連続体8である。この連続体8は、搬送方向MDに延びており、搬送方向MDに搬送される。連続体8において、搬送方向MDと直交する方向(以下「直交方向」と略称する)CDには、連続体8の一方の側縁8aと他方の側縁8bとのそれぞれが搬送方向MDに延びている。
なお、紙おむつ1については、連続体8においてはそれぞれ完成前の半製品ではあるものの、上述した完成品の紙おむつ1と同様に符号「1」を付して示す。
連続体8においては、紙おむつ1の長手方向が折り装置100の直交方向CDに対応する。また、紙おむつ1の幅方向が折り装置100の搬送方向MDに対応する。たとえば、紙おむつ1の折畳部51,52,53(以下、折り装置100に関する折畳部51,52,53はまとめて「折畳部50」と称する)のそれぞれは搬送方向MDに沿って設けられる。
折り装置100は、搬送方向MDに延びる折線Fで連続体8を折り畳む。この折り装置100は、連続体8の直交方向中心(側縁8a,8bの中間)に延びる折線Fで連続体8を二つ折りにする。ただし、折り装置100は、連続体8を搬送方向MD以外に延びる折線で折り畳んでもよいし、二つ折りに限らず、三つ折りや四つ折りなどのように複数の折線で折り畳んでもよい。
折り装置100には、搬送機構110と、ガイド120と、押付機構130と、案内機構140とが設けられる。
搬送機構110には、搬送ロールRで搬送された連続体8が受け渡される。なお、搬送ロールRで搬送される連続体8は、折り畳まれる前の状態であり、直交方向CDにおいて両側縁8a,8bが離隔している。
この搬送機構110には、複数のローラ111に巻き回された搬送ベルト112が設けられている。さらに、巻回される搬送ベルト112で囲まれる箇所には、連続体8を吸引するための吸引機構113が設けられ、また、搬送ベルト112には、連続体8を吸引して保持するための吸引孔114が形成されている。そのため、連続体8は、吸引孔114を介して吸引機構113に吸引されながら搬送される。
ガイド120は、搬送方向MDに沿って配置され、折線Fでの連続体8の折り畳みを案内する長尺の案内部材である。このガイド120は、搬送ベルト112との間に連続体8を挟むとともに、連続体8の折線Fを押しつつ連続体8を折り畳む。すなわち、ガイド120は、連続体8が折り畳まれるときに折線F上に位置する。折線Fが折畳部50に沿うことから、ガイド120は、連続体8の紙おむつ1を折畳部50に沿って折り畳む。
ここでのガイド120は、静止しており、搬送中の連続体8と擦れる。ただし、連続体8の搬送に合わせてガイド120を移動させ、連続体8とガイド120とが擦れないようにしてもよい。
そのほか、ガイド120は、断面形状が円形をなしている。
なお、図5〜図7に例示する丸棒状のガイド120に替えて、ベルト状(帯状)のガイドを用いてもよい。このようにガイドベルトを用いる場合には、接触面積が確保された連続体8とガイドベルトとの擦れを確実に抑えうる。
押付機構130には、折り畳まれている連続体8を押え付けるロール131が設けられている。このロール131は、支持軸(図示省略)に対して回転可能に軸支されている。ここでは、連続体8の折線Fやガイド120に対してオフセットしてロール131が配置されている。すなわち、連続体8に対するロール131の押付領域から折線F(すなわち折り畳み箇所)が除外されている。
案内機構140は、連続体8のうち折線Fに対して一方の領域と他方の領域とを重ね合わせ、連続体8の側縁8a,8bを一致させるように案内する機構である。
この案内機構140には、搬送方向MDに沿って並ぶ複数(ここでは五つ)の案内ロールが設けられている。搬送される連続体8は、案内ロール14A,14B,14C,14D,14Eによって、折線Fに対して一方の側縁8a側の領域が他方の側縁8b側の領域に向けて倒され、折り畳まれる。このとき、図5および図6に示すように、搬送方向MDの上流から下流に向かうに連れて連続体8の折畳角度αが小さくなる。
つぎに、連続体8の折り畳み箇所に関する構成を説明する。
ここでは、吸収体10の折畳部50に沿って折線Fが配置されている。詳細に言えば、長手方向中央の折畳部50と折線Fとが平面視で重複している。
また、図7に示すように、ガイド120の直径L1は、折線Fに対応する折畳部50の短手方向寸法(紙おむつ1においては長手方向寸法)L2よりも大きく設定されている。
そのほか、連続体8におけるギャザー(図1参照)の伸縮による折り畳み箇所の変動を考慮して、紙おむつ1の折畳部50がガイド120で折り畳まれるように、ガイド120あるいは折線Fの位置を設定してもよい。
[2.作用および効果]
本実施形態の紙おむつ1は、上述したように構成されるため、下記のような作用および効果を得ることができる。
以下、紙おむつ1について、圧搾部40に関する作用および効果を述べ、その後に、折畳部50に関する作用および効果を述べる。その後に、折り装置100に関する作用および効果を述べる。
[2−1.圧搾部]
(1)圧搾部40の延在箇所において、吸収体10あるいはセンターシート11、延いては紙おむつ1が折り曲がりやすくなり、着用者に対する紙おむつ1のフィット性を高めることができる。
また、吸収体10およびセンターシート11のうち溝状の圧搾部40が成形された部分を着用者の肌面に対して非接触とすることができる。そのため、装着状態における通気性を高め、紙おむつ1内部の蒸れを抑えることができる。さらに、着用者の肌面に対してセンターシート11を圧搾部40によって非接触とすることで、肌触り(触感)を高めることもできる。
さらに、長手方向および幅方向の双方に交差して延在する圧搾部40によって、たとえば毛細管現象によって排泄された液体を圧搾部40に沿って拡散させることができる。したがって、長手方向および幅方向の双方へ排泄された液体の拡散性を向上させることができ、吸収体10の吸水箇所を分散させることができる。よって、吸収体10の吸水性を確保することができる。
(2)圧搾部40において互いに異なる方向に傾斜する傾斜部41,42によれば、圧搾部40が二方向に沿うことから、二方向に延びる折り目で紙おむつ1が折り曲がりやすくなり、着用者に対するフィット性を更に高めることができる。
また、傾斜部41,42によって圧搾部40が二方向に沿うことから、紙おむつ1内部で二方向に通気させることで装着状態における通気性を更に高め、紙おむつ1内部の蒸れを確実に抑えることができる。
さらに、圧搾部40が二方向に沿うことから、排泄された液体の拡散性を更に向上させることができ、吸収体10の吸水性を高めることができる。すなわち、平面視で格子形状をなす傾斜部41,42によって、排泄された液体を効率よく拡散させ、吸収体10の吸水効率を向上させることができる。
(3)そのほか、吸収体10のうち幅方向の端縁(端部領域)を除いて圧搾部40が設けられることから、排泄された液体が圧搾部40を伝って幅方向外側に拡散したとしても、その拡散先の吸収体10で排泄水分が吸収される。よって、排泄された液体の幅方向外側への漏れを確実に抑えることができる。
[2−2.折畳部]
つぎに、折畳部50による作用および効果を述べる。
(1)圧搾部40に交差して延在する折畳部50によれば、着用者に装着されるまでの梱包時,搬送時や収納時などに紙おむつ1が折り畳まれたとしても、事後的に折り目が形成されることを抑えることができる。そのため、紙おむつ1に予め設定されたフィット性や吸水性の低下を抑えることができる。
よって、紙おむつ1を装着する着用者の快適性を向上させることができる。
(2)また、折畳部50によれば、少なくとも吸収体10において他の領域よりも剛性が低い低剛性部を含むことから、折畳部50での折り曲げを構造的に促進させることができる。そのため、事後的な折り目の形成を抑え、紙おむつ1に予め設定されたフィット性や吸水性の低下を抑えることができる。
(3)この折畳部50は、紙おむつ1が着用者に装着されるまでに折り畳まれることが想定される所定の箇所に配置されることから、その所定箇所への新たな折り目の形成を確実に抑制することができる。言い換えれば、着用者に装着されるまでの紙おむつ1において折り畳まれうる所定の箇所に折畳部50を配置することで、適切なフィット性および吸水性を確保することができる。
(4)長手方向の中央に配置された折畳部50によれば、この折畳部50で紙おむつ1が折り畳まれたとしても、着用者の股間におけるフィット性の低下や吸水性の低下を確実に抑えることができる。具体的には、股下部1Bにおいて幅方向に沿って配置された三つの折畳部51,52,53で吸収体10が折り曲がりやすくなるので、前身頃1Aから後身頃1Cにかけて着用者の体の中心ラインの曲面に沿って吸収体10がカーブを描くように変形することができるためである。
そのほか、折畳部50に対して圧搾部40が対称形状をなすことから、折畳部50が着用者の体の曲線に沿ってバランスよくカーブを描いて変形することができる。
(5)たとえば、折畳部51,52,53によれば、折畳部51,52,53で紙おむつ1が折り畳まれたとしても、着用者の股下部1Bにおける紙おむつ1のフィット性の低下や吸水性の低下を確実に抑えることができる。着用者の姿勢や脚の動作によって股下部1Bの吸収体10を捩るように変形させる力が作用した際に、この変形力に応じて吸収体10を変形させることもできる。また、着用者の股間から臀部に亘る領域で円滑に吸収体10を変形させることができる。よって、着用者の股間に対する紙おむつ1のフィット性を確実に向上させることができる。
(6)そのうえ、上述した第一折畳部51および第三折畳部53よりも幅方向側方に立体ギャザー16が設けられることから、排泄された液体が折畳部51,53を伝って幅方向に拡散したとしても、排泄された液体が幅方向外側へ漏れることを立体ギャザー16で抑えることができる。
具体的には、肌面側に立設されるサイドシート13の内壁シート部13aおよび外壁シート部13bを第一糸ゴム21で皺寄せるとともに立設させることから、着用者に対して立体ギャザー16の肌面側端縁を追従させることができる。同時に、排泄された液体の幅方向外側への漏出が立体ギャザー16のシート部13a,13bで抑制可能となる。
よって、紙おむつ1を装着する着用者の快適性を確保することができる。
[2−3.折り装置]
つぎに、折り装置100に関する作用および効果を述べる。
(1)折り装置100のガイド120によれば、紙おむつ1が折畳部50に沿って折り畳まれる。このことから、紙おむつ1に折畳部50が設けられた後であって紙おむつ1が完成する前に折り畳まれた紙おむつ1に、事後的に新たな折り目が形成されることを抑えることができる。そのため、紙おむつ1に予め設定されたフィット性や吸水性の低下を抑えることができる。
よって、紙おむつ1を装着する着用者の快適性を確保することができる。
(2)さらに、ガイド120が長尺であって断面形状が円形であることから、連続体8における紙おむつ1のそれぞれを円滑に折り畳むことができ、新たな折り目の形成を抑制することができる。
(3)折線Fに対応する折畳部50の短手方向寸法(紙おむつ1においては長手方向寸法)L2よりもガイド120の直径L1のほうが大きく設定されることから、連続体8における紙おむつ1のそれぞれを更に円滑に折り畳むことができ、新たな折り目の形成を確実に抑制することができる。そのうえ、各紙おむつ1における吸収体10の形状が崩れることも抑制することができる。
[II.第二実施形態]
つぎに、紙おむつの第二実施形態を述べる。
本実施形態の紙おむつでは、第一実施形態の折畳部50とは異なる箇所に折畳部が配置されている。なお、ここで説明する点を除いては、第一実施形態と同様の構成である。これらの構成については、同様の符号を付し、詳細な説明は省略する。
[1.構成]
まず、図8および図9を参照して、本実施形態の折畳部50Aの構成を述べる。
折畳部50Aは、上述した折畳部50と同様に、紙おむつ1の折り畳み用に設けられたものであって、着用者に装着されるまでに紙おむつ1が折り畳まれることによるフィット性や吸水性の低下を抑える用途に特に適した構成である。この折畳部50Aは、装着状態での折り曲げが想定される所定の箇所において、圧搾部40に交差して延在する。
さらに、本実施形態の吸収体10は、図9に示すように、肌面側の上層吸収体10Aと非肌面側の下層吸収体10Bとが積層されている。
ここで説明する折畳部50Aには、幅方向に沿って離隔して並ぶ二つの折畳部51A,52Aが設けられる。これらの折畳部51A,52Aは、紙おむつ1が着用者に装着されるまでに幅方向に沿う折り目で折り曲げられることが想定される箇所に配置される。
また、折畳部51A,52Aは、吸収体10が厚み方向に凹設された溝状の部位をなしている。詳細に言えば、吸収体10のうち折畳部51A,52Aにおいては、上層吸収体10Aが設けられておらず(取り除かれており)、下層吸収体10Bのみが設けられている。一方、圧搾部40は、上層吸収体10Aだけでなく下層吸収体10Bにも設けられている。すなわち、圧搾部40では、上層吸収体10Aの厚みよりも大きい寸法で吸収体10が肌面側から圧搾されている。
吸収体10の長手方向中央では、幅方向一方から他方に向けて第一折畳部51A,第二折畳部52Aがこの順に設けられている。ここでは、折畳部51A,52Aのそれぞれに、圧搾部40の交差箇所が含まれる。ただし、折畳部51A,52Aの配設箇所は、圧搾部40の交差箇所を含んでいなくてもよい。
なお、吸収体10においては、幅方向一端を含んで第一折畳部51Aが配置され、幅方向他端を含んで第二折畳部52Aが配置される。
[2.作用および効果]
本実施形態の紙おむつ1は、上述したように構成されるため、第一実施形態で上述した作用および効果のほか、下記のような作用および効果を得ることができる。
圧搾部40の交差箇所は、圧搾部40のなかでも硬くなりやすい。これに対して、圧搾部40の交差箇所を含んで折畳部50Aが設けられている。そのため、圧搾部40の交差箇所での硬化が抑えられ、着用者に対するフィット性の向上に寄与する。
また、折畳部50Aでは、下層吸収体10Bのみが設けられていることから、吸収体10のうち上層吸収体10Aに折畳部50Aに対応する形成処理を施すだけで折畳部50Aを設けることができる。たとえば、下層吸収体10Bに重ねられる前に上層吸収体10Aの一部に折畳部50Aを設けることができる。よって、折畳部50Aの成形コストを抑えることに寄与する。
[III.第三実施形態]
つぎに、紙おむつの第三実施形態を述べる。
本実施形態の紙おむつでは、上述した折畳部50とは異なる折畳部(スリット部)が配置されている。なお、ここで説明する点を除いては、第一および第二実施形態と同様の構成である。これらの構成については、同様の符号を付し、詳細な説明は省略する。
[1.構成]
まず、図10を参照して、本実施形態の折畳部50B(スリット部)の構成を述べる。
折畳部50Bは、上述した折畳部50,50Aと同様に、紙おむつ1の折り畳み用に設けられたものであり、着用者に装着されるまでに紙おむつ1が折り畳まれることによるフィット性や吸水性の低下を抑える用途に特に適した構成である。この折畳部50Bは、装着状態での折り曲げが想定される所定の箇所において、圧搾部40に交差して延在する。
ここで説明する折畳部50Bは、圧搾部40の交差箇所を含んで吸収体10が厚み方向に貫通されたスリット状の貫通穴をなしている。ただし、折畳部50Bの配設箇所は、圧搾部40の交差箇所を含んでいなくてもよい。
この折畳部50Bには、幅方向に沿う第一折畳部51B(図10には左側のみに符号を付す)と、長手方向に沿う第二折畳部52B(図10には前身頃1A側のみに符号を付す)とが設けられる。
第一折畳部51B(切欠部)は、紙おむつ1が着用者に装着されるまでに幅方向に沿う折り目で折り曲げられることが想定される箇所(長手方向位置)に配置される。
ここでは、三種の第一折畳部51Bが設けられる。具体的には、吸収体10のうち長手方向の中央と、長手方向の中央よりも前身頃1A側(一端側)と、長手方向の中央よりも後身頃1C側(他端側)とのそれぞれに第一折畳部51Bが設けられる。
ただし、第一折畳部51Bは、上述したように三箇所に配置されるものに限らず、第一および第二実施形態で上述したように長手方向において一箇所に配置されてもよいし、長手方向に二箇所または四箇所以上に配置されてもよい。
これらの第一折畳部51Bは、紙おむつ1の股下部1Bにおいて、吸収体10の幅方向端部が切り欠かれた状態に設けられている。
第二折畳部52Bは、紙おむつ1が着用者に装着されるまでに長手方向に沿う折り目で折り曲げられることが想定される箇所(幅方向位置)に配置される。図10には、前身頃1Aおよび後身頃1Cのそれぞれで幅方向に並ぶ三つの第二折畳部52Bを例示する。ただし、前身頃1Aおよび後身頃1Cのそれぞれにおいて、一つもしくは二つまたは四つ以上の第二折畳部52Bが並設されてもよい。
さらに、第二折畳部52Bには、吸収体10の長手方向端部が切り欠かれた状態の切欠部521と、吸収体10が切り抜かれた状態の細孔部522とが設けられている。言い換えれば、切欠部521と細孔部522とが長手方向に並び、これらの切欠部521および細孔部522が離隔して設けられている。
[2.作用および効果]
本実施形態の紙おむつ1は、上述したように構成されるため、下記のような作用および効果を得ることができる。
(1)長手方向における中央よりも前身頃1A側に配置された折畳部50Bによれば、この折畳部50Bで紙おむつ1が折り畳まれたとしても、着用者の腹まわりにおける紙おむつ1のフィット性の低下や吸水性の低下を確実に抑えることができる。たとえば、前身頃1Aにおいて長手方向に沿って配置された折畳部50B(すなわち前身頃1Aの第二折畳部52B)の場合には、この折畳部50Bで吸収体10が折り曲がりやすくなるので、腹まわりの曲面に沿って吸収体10がカーブを描くように変形することができるためである。
また、長手方向における中央よりも後身頃1C側に配置された折畳部50Bによれば、この折畳部50Bで紙おむつ1が折り畳まれたとしても、着用者の臀部や腰まわりにおける紙おむつ1のフィット性の低下や吸水性の低下を確実に抑えることができる。たとえば、後身頃1Cにおいて長手方向に沿って配置された折畳部50B(すなわち後身頃1Cの第二折畳部52B)の場合には、この折畳部50Bで吸収体10が折り曲がりやすくなるので、臀部や腰まわりの曲面に沿って吸収体10がカーブを描くように変形することができるためである。
(2)本実施形態の折畳部50Bでは、吸収体10が厚み方向に貫通されることから、折畳部50Bにおいては吸収体10の折れ曲がり抗力自体が発生しない。そのため、着用者に対する紙おむつ1のフィット性を向上させることができる。
(3)たとえば、吸収体10の幅方向端部を切り欠く第一折畳部51Bによれば、第一折畳部51Bで紙おむつ1が折り畳まれたとしても、着用者の股下部1Bにおける紙おむつ1のフィット性の低下や吸水性の低下を確実に抑えることができる。そのうえ、第一折畳部51Bによれば、着用者の姿勢や脚の動作によって股下部1Bの吸収体10を捩るように変形させる力が作用した際に、この変形力に応じて吸収体10を変形させることができる。また、着用者の股間から臀部に亘る領域で円滑に吸収体10を変形させることができる。よって、着用者の股間に対する紙おむつ1のフィット性を確実に向上させることができる。
また、第二折畳部52Bのうち吸収体10の長手方向端部を切り欠く切欠部521によれば、切欠部521で紙おむつ1が折り畳まれたとしても、着用者の腰や腹まわりにおける紙おむつ1のフィット性の低下や吸水性の低下を確実に抑えることができる。そのうえ、切欠部521によれば、着用者の腰や腹まわりの形状に追従して紙おむつ1を円滑に変形させることができる。よって、着用者の腹や腰まわりに対する紙おむつ1のフィット性を確実に向上させることができる。
(4)さらに、第二折畳部52Bのうち吸収体10を切り抜く細孔部522によれば、細孔部522で紙おむつ1が折り畳まれたとしても、着用者の腰や腹まわりにおける紙おむつ1のフィット性の低下や吸水性の低下を確実に抑えることができる。そのうえ、細孔部522によれば、吸収体10において折れ曲がり応力が作用しやすいものの折れ曲がり難い箇所の折れ曲がり性を高めることができる。この点からも、着用者の腹や腰まわりに対する紙おむつ1のフィット性を確実に向上させることができる。
そのほか、切欠部521と細孔部522とが不連続に設けられることから、吸収体10の捩れ(ヨレ)を抑制することができ、製造過程における吸収体の破断(損傷)の抑制にも寄与する。
[IV.第四実施形態]
つぎに、紙おむつの第四実施形態を述べる。
本実施形態の紙おむつでは、上述した折畳部50,50A,50Bとは異なる折畳部(スリット部)が配置されている。なお、ここで説明する点を除いては、第一〜第三実施形態と同様の構成である。これらの構成については、同様の符号を付し、詳細な説明は省略する。
[1.構成]
まず、図11を参照して、本実施形態の折畳部50Cの構成を述べる。
折畳部50Cは、上述した折畳部50,50A,50Bと同様に、紙おむつ1の折り畳み用に設けられたものであって、着用者に装着されるまでに紙おむつ1が折り畳まれることによるフィット性や吸水性の低下を抑える用途に特に適した構成である。この折畳部50Cは、装着状態での折り曲げが想定される所定の箇所において、圧搾部40に交差して延在する。また、折畳部50には、幅方向に沿う第一折畳部51C(細孔部)と、長手方向に沿う第二折畳部52C(細孔部)とが設けられる。これらの折畳部51C,52Cでは、第三実施形態の折畳部51B,52Bと同様に、吸収体10が厚み方向に貫通された貫通穴をなしている。
第一折畳部51Cは、第三実施形態の第一折畳部51Bのように切り欠かれるのではなく、吸収体10を切り抜いた状態に設けられている。
この第一折畳部51Cは、紙おむつ1の股下部1Bにおいて幅方向中央に配置される。ここでは、吸収体10のうち長手方向の中央と、長手方向の中央よりも前身頃1A側(一端側)と、長手方向の中央よりも後身頃1C側(他端側)とのそれぞれに第一折畳部51Cが設けられる。ただし、第一折畳部51Cは、上述したように長手方向において三箇所に配置されるのに限らず、長手方向において一箇所もしくは二箇所または四箇所以上に配置されてもよい。
第二折畳部52Cは、第三実施形態で上述した第二折畳部52Bの切欠部521のように切り欠かれるのではなく、吸収体10を切り抜いた状態に設けられる。
この第二折畳部52Cは、紙おむつ1の前身頃1Aおよび後身頃1Cのそれぞれに設けられる。図11には、前身頃1Aおよび後身頃1Cのそれぞれで幅方向に並ぶ三つの第二折畳部52Cを例示する。ただし、前身頃1Aおよび後身頃1Cのそれぞれにおいて、一つもしくは二つまたは四つ以上の第二折畳部52Cが並設されてもよい。
なお、第二折畳部52Cは、第三実施形態で上述した第二折畳部52Bとは異なり、長手方向に連続する線状に設けられている。
[2.作用および効果]
本実施形態の紙おむつ1は、上述したように構成されるため、下記のような作用および効果を得ることができる。
本実施形態の折畳部50Cでは吸収体10が切り抜かれていることから、排泄された液体が折畳部50Cを伝って幅方向外側へ拡散したとしても、その拡散先の吸収体10で排泄水分が吸収される。よって、排泄された液体の幅方向外側への漏れを確実に抑えることができる。
さらに、紙おむつ1の股下部1Bに配置された第一折畳部51Cによれば、第一折畳部51Cで紙おむつ1が折り畳まれたとしても、着用者の股下部1Bにおける紙おむつ1のフィット性の低下や吸水性の低下を確実に抑えることができる。
そのうえ、第一折畳部51Cによれば、着用者の股間から臀部に亘る領域で円滑に吸収体10を変形させることができる。
同様に、紙おむつ1の前身頃1Aおよび後身頃1Cに配置された第二折畳部52Cによれば、着用者の前身頃1Aおよび後身頃1Cにおける紙おむつ1のフィット性の低下や吸水性の低下を確実に抑えることができる。
そのうえ、第二折畳部52Cによれば、着用者の腰や腹まわりの形状に追従して紙おむつ1を円滑に変形させることができる。このようにして、着用者の股間,腹や腰まわりに対する紙おむつ1のフィット性を確実に向上させることができる。
[V.その他]
最後に、その他の変形例について述べる。
たとえば、圧搾部は、少なくとも吸収体に設けられていればよく、センターシートに設けられていなくてもよい。この場合には、センターシートが積層される前に吸収体10の一部が肌面側から圧搾されて、圧搾部が成形される。あるいは、吸収体の非肌面側に圧搾部が成形されてもよい。この場合には、非肌面側から少なくとも吸収体が圧搾されて、圧搾部が成形される。
また、圧搾部の平面視形状としては、格子形状に限らず、さまざまな形状を採用することができる。具体例を挙げれば、第一傾斜部または第二傾斜部は、少なくとも一方が単数であってもよいし、少なくとも一方を省略してもよい。更に言えば、第一傾斜部または第二傾斜部は、直線状のほか、曲線状であってもよいし、三角波状や矩形波状であってもよい。このように他の平面視形状をなす圧搾部によっても、フィット性,通気性および吸水性を確保して、着用者の快適性を向上させることに寄与する。
折畳部は、吸収体が貫通された形態や溝状の形態に限らず、折畳部以外の領域よりも目付量の抑えられた低目付領域を有していてもよい。この低目付領域には、吸収体が部分的に凹設された領域のほか、吸収体が凹設されずに平坦な領域(すなわち単位体積あたりの密度が他の領域よりも低い領域)が含まれる。これらのように種々の構成によって吸収体の一部(一領域)で剛性が抑えられた折畳部を用いてもよい。
また、折畳部には、吸収体を貫通する部位,溝状の部位,低目付領域の部位といった形態をなす部位のうち少なくとも何れか一つの部位が断続的に設けられてもよいし、各形態の部位が混在して設けられてもよい。
そのほか、折畳部の延在方向は、少なくとも圧搾部の延在方向に対して交差する方向であればよい。
このように、溝状の部位や低目付領域を有する折畳部によっても、上述した折畳部と同様に、紙おむつに予め設定されたフィット性や吸水性の低下を抑えることができ、着用者の快適性を向上させることができる。
さらに、折畳部の位置は、紙おむつの長手方向中央(すなわち紙おむつを二つの折り畳むときの折線)であってもよいし、紙おむつの長手方向寸法を三分割する幅方向の線分(すなわち紙おむつを三つに折り畳むときの折線)に平面視で重複する位置であってもよい。前者の場合には紙おむつが二つに折り畳まれた際の事後的な折り目の形成が抑えられ、後者の場合には紙おむつが三つに折り畳まれた際の事後的な折り目の形成が抑えられる。この点からも、紙おむつに予め設定されたフィット性や吸水性の低下を抑え、着用者の快適性を向上させることができる。そのうえ、紙おむつを長手方向において二等分または三等分に折り畳むことで、紙おむつをコンパクトに梱包や収納することもできる。
あるいは、上層吸収体と下層吸収体とが積層されて吸収体が構成される場合には、上層吸収体および下層吸収体の少なくとも何れか一方に折畳部が設けられてもよい。たとえば、着用者の肌に面する上層吸収体には折畳部を形成せず、非肌面側の下層吸収体だけに折畳部を形成する場合には、折畳部によって吸収体に形成される段差による着用者の違和感を防ぐことができる。また、上層吸収体および下層吸収体の双方に折畳部を形成する場合には、上層吸収体の折畳部と下層吸収体の折畳部とを個別に配置(たとえば平面視で交互に配置)することにより、吸収体のさまざまな折れ曲がり状態に対応することができる。そのうえ、吸収体の型崩れや破断(千切れること)を抑えることもできる。
なお、圧搾部は、上層吸収体および下層吸収体を重ねてから成形してもよいし、上層吸収体および下層吸収体の少なくとも何れか一方に成形してもよい。
さらに、平面視で折畳部の延在方向とは異なる方向に沿う補助折畳部を折畳部に連設してもよい。この補助折畳部は、圧搾部の延在方向に延びていてもよいし、圧搾部の延在方向と交差して延びていてもよい。このような補助折畳部を増設することで、紙おむつに予め設定されたフィット性や吸水性の低下を確実に抑えることができ、着用者の快適性を確実に向上させることができる。
折り装置におけるガイドの直径は、第一折畳部の短手方向寸法と同等であってもよいし、第一折畳部の短手方向寸法よりも小さくてもよい。この場合には、連続体を折線で更に確実に折り畳むことができる。
また、折り装置のガイドによる折り畳み箇所は、紙おむつにおける長手方向中央の第一折畳部に限らず、他の第一折畳部や第二折畳部に沿う箇所であってもよい。
さらに、ガイドの断面形状は、円形に限らず、多角形状であってもよい。ただし、折り畳み箇所の損傷を抑える観点からは、角の丸められた多角形状の断面をなすガイドを用いることが好ましい。
1 紙おむつ(吸収性物品)
1A 前身頃
1B 股下部
1C 後身頃
10 吸収体
8 連続体
8a 一方の側縁
8b 他方の側縁
10 吸収体
10A 上層吸収体
10B 下層吸収体
11 センターシート
12 バックシート
13 サイドシート
14 カバーシート
15 ギャザー
16 立体ギャザー
17 タミーギャザー
18 セカンド立体ギャザー
19 インジケータ
20 糸ゴム(伸縮性部材)
21 第一糸ゴム
22 第二糸ゴム
23 第三糸ゴム
40 圧搾部(凹部)
41 第一傾斜部
42 第二傾斜部
50 折畳部(低剛性部)
51 第一折畳部
52 第二折畳部
53 第三折畳部
50A 折畳部(低剛性部)
51A 第一折畳部
52A 第二折畳部
50B 折畳部(低剛性部,スリット部)
51B 第一折畳部(切欠部)
52B 第二折畳部
521 切欠部
522 細孔部
50C 折畳部(スリット部)
51C 第一折畳部(細孔部)
52C 第二折畳部(細孔部)
100 折り装置
110 搬送機構
120 ガイド
130 押付機構
140 案内機構
C 中心線
F 折線
1 ガイド120の直径
2 第一折畳部50の短手方向寸法
R 搬送ロール
MD 搬送方向
CD 直交方向

Claims (15)

  1. 吸収性をもつマット状の吸収体を備えた吸収性物品において、
    前記吸収体に設けられ、平面視で長手方向および幅方向の双方に交差して圧搾された溝状の圧搾部と、
    前記吸収体に設けられ、平面視で前記圧搾部に交差して延在する折り畳み用の一または複数の折畳部とを備え
    前記圧搾部は、平面視で前記長手方向および前記幅方向に対して、一方に傾斜して交差する第一傾斜部と、他方に傾斜して交差する第二傾斜部とを有し、
    一または複数の前記折畳部は、平面視で前記第一傾斜部と前記第二傾斜部とが交差する位置を含むように設けられ
    吸収性物品。
  2. 吸収性をもつマット状の吸収体を備えた吸収性物品において、
    前記吸収体に設けられ、平面視で長手方向および幅方向の双方に交差して圧搾された溝状の圧搾部と、
    前記吸収体に設けられ、平面視で前記圧搾部に交差して延在する折り畳み用の複数の折畳部とを備え
    前記圧搾部は、平面視で前記長手方向および前記幅方向に対して、一方に傾斜して交差する第一傾斜部と、他方に傾斜して交差する第二傾斜部とを有し、
    断続的に並ぶ複数の前記折畳部の相互間には、前記第一傾斜部と前記第二傾斜部との交差箇所が位置する
    吸収性物品。
  3. 前記折畳部は、他の領域よりも剛性が低い低剛性部を有する
    請求項1又は2に記載された吸収性物品。
  4. 前記折畳部は、着用者に装着されるまでに折り畳まれることが想定される所定の箇所に配置された
    請求項1〜3の何れか1項に記載された吸収性物品。
  5. 前記折畳部は、吸収性物品の前記長手方向の中央よりも一端側に配置された
    請求項1〜の何れか1項に記載された吸収性物品。
  6. 前記折畳部は、吸収性物品の前記長手方向の中央よりも他端側に配置された
    請求項に記載された吸収性物品。
  7. 前記折畳部は、吸収性物品の前記長手方向の中央に配置された
    請求項1〜の何れか1項に記載された吸収性物品。
  8. 前記折畳部は、溝状の溝状部を有する
    請求項1〜の何れか1項に記載された吸収性物品。
  9. 前記折畳部は、前記吸収体を厚み方向に貫通するスリット部を有する
    請求項1〜の何れか1項に記載された吸収性物品。
  10. 前記折畳部は、前記折畳部以外の領域よりも目付量の抑えられた低目付領域を有する
    請求項1〜の何れか1項に記載された吸収性物品
  11. 前記第一傾斜部および前記第二傾斜部の少なくとも一方が複数設けられた
    請求項1〜10の何れか1項に記載された吸収性物品
  12. 前記吸収体が上層吸収体と下層吸収体とが積層されて構成されており、前記折畳部が前記上層吸収体および前記下層吸収体の少なくとも何れか一方に設けられている
    請求項1〜1の何れか1項に記載された吸収性物品。
  13. 上記の請求項1〜1の何れか1項に記載された吸収性物品を前記折畳部に沿って折り畳むガイドを備えた
    折り装置。
  14. 前記ガイドは、長尺であって、断面形状が円形である
    請求項1に記載された折り装置。
  15. 前記ガイドの直径は、平面視における前記折畳部の短手方向寸法よりも大きい
    請求項1に記載された折り装置。
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