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JP6743721B2 - 定盤台車の囲い枠ずれ止め機構 - Google Patents

定盤台車の囲い枠ずれ止め機構 Download PDF

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JP6743721B2 JP2017020491A JP2017020491A JP6743721B2 JP 6743721 B2 JP6743721 B2 JP 6743721B2 JP 2017020491 A JP2017020491 A JP 2017020491A JP 2017020491 A JP2017020491 A JP 2017020491A JP 6743721 B2 JP6743721 B2 JP 6743721B2
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    • B22D33/02Turning or transposing moulds

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

本発明は、定盤台車の囲い枠ずれ止め機構に関する。
下記特許文献1には、枠付き生砂鋳型搬送用定盤台車が開示されている。この定盤台車では、上面に位置決めピンが設けられており、この位置決めピンを囲い枠に設けられた位置決めブッシュに挿入することで、定盤台車の面上における囲い枠の位置決めが行われる。
特開2013−158788号公報
しかしながら、特許文献1に開示された構成によると、定盤台車に載置されている囲い枠を別の定盤台車へ載せ替える場合に、位置決めピンが囲い枠の載せ替えを阻害する可能性がある。
一方、囲い枠の載せ替えを行い易いように、囲い枠における水平方向の一方向の移動のみを規制する位置決めガイドを定盤台車に設けることも考えられる。しかしながら、この構成の場合、鋳造ラインが水平方向において略直交する2方向に移動するように設定されかつ位置決めガイドにより規制されていない方向に定盤台車が移動する場合に、囲い枠が定盤台車に対して意図しない移動をする可能性がある。したがって、上記先行技術はこの点で改良の余地がある。
本発明は上記問題を考慮し、定盤台車に対する囲い枠の意図しない移動を制限すると共に囲い枠の載せ替えを容易に行うことができる定盤台車の囲い枠ずれ止め機構を得ることを目的とする。
請求項1記載の発明に係る定盤台車の囲い枠ずれ止め機構は、移動方向が水平方向において略直交する2方向に設定された鋳造ラインを移動する定盤台車と、前記定盤台車の上面に設けられると共に、前記移動方向における一方側に沿って延設されかつ装置上方側へ突出された一対の第1移動制限手段と、前記定盤台車の上面かつ前記第1移動制限手段の内側に配置され、前記第1移動制限手段に沿って前記定盤台車の上面を移動可能とされた囲い枠と、前記定盤台車に設けられると共に、前記囲い枠の一部に嵌合して前記囲い枠の移動を制限する嵌合状態と前記囲い枠の一部と離間して前記囲い枠の移動を制限しない非嵌合状態とを選択的にとる第2移動制限手段と、を有している。
請求項1記載の本発明によれば、水平方向において略直交する2方向に移動方向が設定された鋳造ライン上を移動する定盤台車には、一対の第1移動制限手段が設けられている。この第1移動制限手段は、定盤台車の上面に設けられており、移動方向における一方側に沿って延設されかつ装置上方側へ突出されている。したがって、第1移動制限手段の内側に配置された囲い枠は、移動方向における一方側への移動が第1移動制限手段によって制限されると共に、第1移動制限手段に沿った方向、つまり移動方向における他方側(移動方向における一方側と直交する方向)への移動が可能とされている。
ここで、本発明では、第2移動制限手段が設けられている。第2移動制限手段は、定盤台車に設けられると共に、囲い枠の一部に嵌合する嵌合状態と、囲い枠の一部と離間する非嵌合状態とを選択的にとる。したがって、第2移動制限手段を非嵌合状態にすることで、囲い枠は移動方向における他方側へ移動可能となる。つまり、囲い枠の載せ替えが容易となる。
一方、第2移動制限手段を嵌合状態にすることで、第2移動制限手段が囲い枠の一部に嵌合されるため、囲い枠の移動方向における他方側への移動が制限される。つまり、第2移動制限手段と第1移動制限手段とによって水平方向におけるいずれの方向にも移動しないように囲い枠を定盤台車に保持させることができる。
請求項2記載の発明に係る定盤台車の囲い枠ずれ止め機構は、請求項1記載の発明において、前記鋳造ラインには、前記第2移動制限手段を前記非嵌合状態にする第2移動制限手段解除機構が設けられている。
請求項2記載の本発明によれば、鋳造ラインに設けられている第2移動制限手段解除機構によって第2移動制限手段が非嵌合状態になる。したがって、予め囲い枠を載せ替える位置で第2移動制限手段解除機構を設けることで、当該位置で確実に囲い枠の載せ替えを行うことが可能となる。
請求項3記載の発明に係る定盤台車の囲い枠ずれ止め機構は、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記第2移動制限手段は、長手方向略中央部が回動軸によって回動可能に支持されていると共に長手方向の一端部が前記囲い枠の一部に対応した位置に配置されたストッパ本体部を有しており、当該ストッパ本体部の一端部が装置下方側に移動すると前記嵌合状態とされ、当該ストッパ本体部の一端部が装置上方側に移動すると前記非嵌合状態とされる。
請求項3記載の本発明によれば、第2移動制限手段は、回転軸によって回動可能に支持されると共に、長手方向の一端部が囲い枠の一部に対応した位置に配置されたストッパ本体部を有している。このストッパ本体部の一端部が装置下方側に移動すると嵌合状態とされ、当該一端部が装置上方側に移動すると非嵌合状態とされる。したがって、簡易な構成で囲い枠の移動の制限及び制限の解除を行うことができる。
本発明に係る定盤台車の囲い枠ずれ止め機構は、定盤台車に対する囲い枠の意図しない移動を制限すると共に囲い枠の載せ替えを容易に行うことができるという優れた効果を有する。
一実施形態に係る定盤台車の囲い枠ずれ止め機構を有する定盤台車が移動される鋳造ラインを装置上方側から見た状態を示す概略図である。 図1におけるA−A線に沿って切断した状態を示す断面図である。 図1におけるB−B線に沿って切断した状態を示す断面図である。 (A)は一実施形態における定盤台車を装置上方側から見た状態を示す平面図であり、(B)は(A)に対して装置側面側から見た状態を示す側面図であり、(C)は(A)に対して装置正面側から見た状態を示す正面図である。 (A)は一実施形態に係る定盤台車の囲い枠ずれ止め機構を有する定盤台車を装置上方側から見た状態を示す平面図であり、(B)は(A)に対して装置側面側から見た状態を示す側面図であり、(C)は(A)に対して装置正面側から見た状態を示す正面図である。 (A)は一実施形態における囲い枠を装置上方側から見た状態を示す平面図であり、(B)は(A)に対して装置側面側から見た状態を示す側面図であり、(C)は(A)に対して装置正面側から見た状態を示す正面図である。 (A)は一実施形態におけるストッパロック装置の作動前の状態を示す側面図であり、(B)は(A)に対して作動後の状態を示す側面図である。 (A)は一実施形態におけるストッパロック解除装置の作動前の状態を示す側面図であり、(B)は(A)に対して作動後の状態を示す側面図である。
以下、図1〜7を用いて、本発明に係る定盤台車の囲い枠ずれ止め機構の一実施形態について説明する。
図1に示されるように、鋳造ライン10は、造型ライン12と、一次冷却ライン14と、二次冷却ライン16と、載替ライン18と、を含んで構成されている。それぞれのラインでは、定盤台車20、22がそれぞれのラインでの移動方向に沿って連続して配置されている。
図4に示されるように、定盤台車20は、平面図で方形の板状とされており、対向する一対の端部24、26にはそれぞれ第1移動制限手段としてのライナ30が取り付けれている。ライナ30は、端部24、26に沿って延設されていると共に、定盤台車20の上面32から装置上方側へ突出されている(図4(A)、(B)、(C)参照)。なお、定盤台車20は、後述する車輪34によって端部24、26に沿う方向に移動可能とされている。つまり、定盤台車20は、端部24、26に沿う方向に移動されることから、ライナ30は、換言すると移動方向に沿って延設されている。
また、定盤台車20の他方の端部36、38における側面40、42の長手方向略中央には、ライナ44がそれぞれ取り付けられており、ライン上で隣り合う他の定盤台車20のライナ44と接触されている。
定盤台車20の下面には、走行用の車輪34とレールスクレーパ46とが設けられている。車輪34は、図示しないベアリングが内蔵されており、定盤台車20に固定された車軸48に取り付けられてこの車軸48を中心に回転する。
レールスクレーパ46は、車輪34による走行方向に対して略直交する向きで取り付けられたゴム板等により構成されており、車輪34の走行面上(図示しないレールの上面)から異物を除去する。
図5に示されるように、定盤台車22は、基本的な構成は定盤台車20と同様の構成とされており、第2移動制限手段としてのストッパ50が設けられている点に特徴がある。すなわち、端部26に設けられたライナ30における長手方向略中央には、ストッパ50が設けられている。このストッパ50は、ライナ30の長手方向と直交する方向に延伸されかつ長手方向の略中央部で回動軸51によって回動可能に支持されるストッパ本体部54と、ストッパ本体部54に隣接しかつ回動軸51を保持する一対の保持部材56とを含んで構成されている。ストッパ本体部54の定盤台車内側の一端部58は、回動軸51を中心に装置下方側へ移動した際に後述する囲い枠60の被嵌合部62内に配置される。また、一端部58には、装置上下方向に沿って延設された側壁64が設けられている。したがって、側壁64が設けられていない一端部58の反対側の他端部66に対して一端部58側が重くなるため、自重により一端部58が装置下方側へ移動される。
図1に示されるように、造型ライン12では、造型機によって鋳枠68(図2参照)内に鋳型砂により構成された鋳型が形成される(いずれも不図示)。鋳枠68は、定盤台車20と略同一の構成とされた定盤台車21上に載置される。定盤台車21は、造型ライン12の始端側に設けられたシリンダ70に押されることで隣接する定盤台車21を押しながら移動する。空の定盤台車21上に載置された鋳枠68と定盤台車21とは、共に造型ライン12に沿って移動される。なお、造型ライン12の終端側には、クッションシリンダ71が設けられており、シリンダ70に押されて移動する定盤台車21を受け止めている。
鋳型内に溶かされた鋳鉄等の材料が注湯された鋳枠68内の鋳型と定盤台車20は、一次冷却ライン14へ搬送される。一次冷却ライン14では、複数の冷却ライン72が平行して設けられており、それぞれの冷却ライン72は、始端側にシリンダ74と終端側にクッションシリンダ76とが設けられており、シリンダ74が定盤台車21を押すことで定盤台車21を終端側へ移動させる。終端側へ移動された定盤台車21は、クッションシリンダ76によって受け止められる。
それぞれの冷却ライン72の長手方向両端部には、トラバーサ78が配置されている。トラバーサ78は、冷却ライン72の移動方向と直交する方向に定盤台車21を搬送する。したがって、ある冷却ライン72に沿って冷却ライン72の終端まで移動された定盤台車21は、トラバーサ78によって隣接する他の冷却ライン72へと搬送されて他の冷却ライン72上を移動される。つまり、一次冷却ライン14では、定盤台車21が蛇行状に移動することで、鋳型内の鋳鉄等が冷却される。
一次冷却ライン14を移動された定盤台車21は、載替ライン18におけるA部へ移動する。載せ替えライン80のA部へ定盤台車21が移動すると、定盤台車21は鋳型搬送手段によって図面下側へ移動されて、図2に示される第1載せ替え機82の一階部分(図中B部)に配置される。鋳枠68は、上部が保持筒84によって押さえられる。そして、第1載せ替え機82の下方側(B部の下方側)に設けられた押し出しシリンダ83が鋳枠68内の鋳型と鋳鉄とを保持筒84の内部を介して二階部分(図中C部)へ押し上げる。この際、C部には、予め囲い枠60がセットされており、鋳型は囲い枠60内に納められる。
囲い枠60は、図6(A)に示されるように、平面図で方形の角筒状に形成されており、装置上下方向の両端部には、外方側へ延出されたフランジ86がそれぞれ設けられている。それぞれのフランジ86には、被嵌合部62が設けられており、被嵌合部62は、囲い枠60における一つの側壁の長手方向略中央に対応した位置かつ装置上下方向において囲い枠60の内側に面した壁面88に配置されており、基盤90と突出部92とを含んで構成されている。基盤90は、板厚方向が装置上下方向とされた矩形板状に形成されており、壁面88に沿って取り付けられている。突出部92は、板厚方向が装置上下方向とされた矩形板状に形成されており、基盤90の長手方向両端部に互いに離間するように取り付けられている。なお、一方の突出部92と他方の突出部92との間の空間は、ストッパ本体部54の幅以上の寸法に設定されている。
図2に示されるように、囲い枠60内に鋳型がセットされると、鋳型は囲い枠60ごと搬送装置94によってD部へと移動される。この際、囲い枠60は、D部に予めセットされている定盤台車20近傍まで延設された搬送台96上に沿って移動されることで、囲い枠60の内部の鋳型も含めてD部の定盤台車20上に載置される。囲い枠60が載置された定盤台車20は、図1のE部へと定盤台車20が移動された後、トラバーサ98によってF部へと搬送されてシリンダ100によってG部まで移動される。G部まで移動された定盤台車20、囲い枠60及び鋳型は、トラバーサ102によってH部に搬送された後、シリンダ104によってJ部へと移動される。
図3に示されるように、J部へと移動された定盤台車20、囲い枠60及び鋳型は、リフタ106によってK部へ持ち上げられる。K部には、両隣に隣接するL部及びM部のそれぞれに配置された定盤台車22の上面と略同一面上に架け渡された搬送台108が設けられており、定盤台車20、囲い枠60及び鋳型は定盤台車20の上面が搬送台108の上面と略同一となる位置までリフタ106によって持ち上げられる。その後、定盤台車20上に載置された囲い枠60及び鋳型は、搬送装置110によって定盤台車20から搬送台108上を滑りながらM部にて既に待機している定盤台車22の上面へ載置される。この際、囲い枠60及び鋳型がM部に移動する前に、M部の近傍かつ定盤台車22のストッパ50に対応した位置には、図8(A)に示されるストッパロック解除装置136が設けられていると共に、このストッパロック解除装置136が作動して定盤台車22のストッパ50を被嵌合状態にさせる。これによって、定盤台車22は、M部でK部から搬送される新たな囲い枠60及び鋳型が載置可能とされる。具体的には、図8(A)に示されるように、ストッパロック解除装置136は、一例として載替ライン18の図示しない壁部に固定されたシリンダ140と、シリンダ140の先端部に長手方向の一端部144が回転自在に締結されたアーム142とを含んで構成されている。アーム142は、長手方向の略中央部で載替ライン18の図示しない壁部に固定された軸受け146に回転軸150を介して回転自在に支持されている。また、アーム142の他端部152は、ストッパ本体部54の他端部66に対応した位置に配置されている。ストッパロック解除装置136は、ストッパ50を囲い枠60の被嵌合部62から離間させる前の状態では、シリンダ140を伸長させることでアーム116の他端部152をストッパ50のストッパ本体部54と離間させているが、ストッパ50を被嵌合部62から離間させる場合には、図8(B)に示されるように、シリンダ140を収縮させることでアーム116の他端部152をストッパ本体部54の他端部66と当接させかつ他端部66を装置下方側へと変位させる。これによって、ストッパ50が被嵌合部62と離間するため、定盤台車22に対する囲い枠60の相対的な移動の制限が解除される。
定盤台車22に囲い枠60及び鋳型が載置されると、M部近傍かつ定盤台車22のストッパ50に対応した位置に設けられている図7に示されるストッパロック装置112が作動して定盤台車22のストッパ50を嵌合状態にさせる。具体的には、図7(A)に示されるように、ストッパロック装置112は、一例として載替ライン18の図示しない壁部に固定されたシリンダ114と、シリンダ114の先端部に長手方向の一端部118が回転自在に締結されたアーム116とを含んで構成されている。アーム116は、長手方向の略中央部で載替ライン18の図示しない壁部に固定された軸受け120に回転軸121を介して回転自在に支持されている。また、アーム116の他端部119は、ストッパ本体部54の一端部58に対応した位置に配置されている。ストッパロック装置112は、ストッパ50を囲い枠60の被嵌合部62に嵌合させる前の状態では、シリンダ114を伸長させることでアーム116の他端部119をストッパ50のストッパ本体部54と離間させているが、ストッパ50を被嵌合部62へ嵌合させる場合には、図7(B)に示されるように、シリンダ114を収縮させることでアーム116の他端部119をストッパ本体部54の一端部58と当接させかつ一端部58を装置下方側へと変位させる。これによって、ストッパ50が被嵌合部62と嵌合するため、定盤台車22に対する囲い枠60の相対的な移動が制限される。
定盤台車22、囲い枠60及び鋳型は、ストッパ50を被嵌合部62へ嵌合された後に、図1に示されるように、トラバーサ122によって二次冷却ライン16のN部へと移動される。そして、シリンダ124によって隣接する定盤台車22に押されながらP部へと移動されると、トラバーサ126によってQ部へと移動されて、シリンダ128によってR部へと移動される。そして、トラバーサ130によってS部へと移動されて、シリンダ124によってT部へと移動される。つまり、囲い枠60及び鋳型が載置された定盤台車22は、水平方向において略直交する2方向に設定された二次冷却ライン16を移動される。この移動過程によって、囲い枠60内の鋳型内における鋳鉄の冷却が促進される。
T部へ移動された定盤台車22、囲い枠60及び鋳型は、トラバーサ134によってL部へと移動される。定盤台車22、囲い枠60及び鋳型がL部に到着後、L部近傍かつ定盤台車22のストッパ50に対応した位置に設けられている図8に示される第2移動制限手段解除機構としてのストッパロック解除装置136が作動して定盤台車22のストッパ50を被嵌合状態にさせる。
その後、図3に示されるように、L部に移動された定盤台車22に載置された囲い枠60及び鋳型は、搬送装置110によってK部へと移動される。この際、囲い枠60及び鋳型は、定盤台車22から搬送台108上を滑りながらリフタ106によってK部にて既に待機している定盤台車20の上面へ載置される。そして、リフタ106が装置下方側へと作動することで、囲い枠60及び鋳型が載置された定盤台車20がJ部へと移動されて、図1に示されるシリンダ104によってV部へと移動される。なお、L部に残された何も載置されていない定盤台車22は、トラバーサ134によってT部へと戻されると共に、シリンダ124によってN部まで移動されて、トラバーサ122によってM部へと移動される。この際、M部の近傍かつ定盤台車22のストッパ50に対応した位置には、図8(A)に示されるストッパロック解除装置136が設けられていると共に、このストッパロック解除装置136が作動して定盤台車22のストッパ50を被嵌合状態にさせる。これによって、定盤台車22は、M部でK部から搬送される新たな囲い枠60及び鋳型が載置可能とされる。
V部に定盤台車20、囲い枠60及び鋳型が移動されると、囲い枠60が図示しない保持装置によって保持される。一方、定盤台車20は、図示しないトラバーサによってF部からG部へ向かう搬送ラインの下方側へ移動される。これによって、囲い枠60の下部が開放されるため、囲い枠60から図2に示される振動コンベア156上に鋳型が落下する。鋳型は、振動コンベア156によって略砂状にばらされるため、鋳型内部の鋳鉄により構成された製品が取り出し可能となって図示しない製品取出部へと搬送される。その後、定盤台車20は、図示しないトラバーサによってF部からG部へ向かう搬送ラインの下方側からV部へと移動される。これによって、囲い枠60が再び定盤台車20上に載置される。そして、定盤台車20及び囲い枠60はV部からD部へと移動された後、囲い枠60は、搬送装置94によってC部へと移動し、B部から搬送される新たな鋳型を内部に納めるためにC部にて待機される。囲い枠60内に新たな鋳型が納められると、上述と同様の工程を経てV部にて鋳型と製品が分離される。
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
本実施形態では、図1に示される水平方向において略直交する2方向に移動方向が設定された鋳造ライン10上を移動する定盤台車20には、図4に示されるように一対のライナ30が設けられている。このライナ30は、定盤台車20の上面に設けられており、移動方向における一方側に沿って延設されかつ装置上方側へ突出されている。したがって、ライナ30の内側に配置された囲い枠60は、移動方向における一方側への移動がライナ30によって制限されると共に、ライナ30に沿った方向、つまり移動方向における他方側(移動方向における一方側と直交する方向)への移動が可能とされている。
ここで、本発明の定盤台車22では、ストッパ50が設けられている。ストッパ50は、定盤台車22のライナ30に設けられると共に、囲い枠60の被嵌合部62に嵌合する嵌合状態と、囲い枠60の被嵌合部62と離間する非嵌合状態とを選択的にとる。したがって、ストッパ50を非嵌合状態にすることで、囲い枠60及び鋳型は移動方向における他方側へ移動可能となる。つまり、囲い枠60及び鋳型の載せ替えが容易となる。
一方、ストッパ50を嵌合状態にすることで、ストッパ50と囲い枠60の被嵌合部62とが嵌合されて囲い枠60の移動方向における他方側への移動が制限される。つまり、ストッパ50とライナ30とによって水平方向におけるいずれの方向にも移動しないように囲い枠60及び鋳型を定盤台車22に保持させることができる。これにより、定盤台車22に対する囲い枠60及び鋳型の意図しない移動を制限することができる。
また、鋳造ライン10に設けられているストッパロック解除装置136によってストッパ50が非嵌合状態になる。したがって、予め囲い枠60を載せ替える位置でストッパロック解除装置136を設けることで、当該位置で確実に囲い枠60及び鋳型の載せ替えを行うことが可能となる。
さらに、ストッパ50は、回転軸によって回動可能に支持されると共に、長手方向の一端部が囲い枠60の一部に対応した位置に配置されたストッパ本体部54を有している。このストッパ本体部54の一端部が装置下方側に移動すると嵌合状態とされ、当該一端部が装置上方側に移動すると非嵌合状態とされる。したがって、簡易な構成で囲い枠60の移動の制限及び制限の解除を行うことができる。
なお、本実施形態では、ストッパロック装置112が作動して定盤台車22のストッパ50を囲い枠60の被嵌合部62へ嵌合させる構成とされているが、これに限らず、ストッパロック装置112を設けずにストッパ本体部54の自重によってストッパ本体部54の一端部58を被嵌合部62へ嵌合させる構成としてもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 鋳造ライン
22 定盤台車
30 ライナ(第1移動制限手段)
32 上面
50 ストッパ(第2移動制限手段)
51 回動軸
54 ストッパ本体部
58 一端部
60 囲い枠
62 被嵌合部(囲い枠の一部)
136 ストッパロック解除装置(第2移動制限手段解除機構)

Claims (3)

  1. 移動方向が水平方向において略直交する2方向に設定された鋳造ラインを移動する定盤台車と、
    前記定盤台車の上面に設けられると共に、前記移動方向における一方側に沿って延設されかつ装置上方側へ突出された一対の第1移動制限手段と、
    前記定盤台車の上面かつ前記第1移動制限手段の内側に配置され、前記第1移動制限手段に沿って前記定盤台車の上面を移動可能とされた囲い枠と、
    前記定盤台車に設けられると共に、前記囲い枠の一部に嵌合して前記囲い枠の移動を制限する嵌合状態と前記囲い枠の一部と離間して前記囲い枠の移動を制限しない非嵌合状態とを選択的にとる第2移動制限手段と、
    を有する定盤台車の囲い枠ずれ止め機構。
  2. 前記鋳造ラインには、前記第2移動制限手段を前記非嵌合状態にする第2移動制限手段解除機構が設けられている、
    請求項1記載の定盤台車の囲い枠ずれ止め機構。
  3. 前記第2移動制限手段は、長手方向略中央部が回動軸によって回動可能に支持されていると共に長手方向の一端部が前記囲い枠の一部に対応した位置に配置されたストッパ本体部を有しており、
    当該ストッパ本体部の一端部が装置下方側に移動すると前記嵌合状態とされ、当該ストッパ本体部の一端部が装置上方側に移動すると前記非嵌合状態とされる、
    請求項1又は請求項2記載の定盤台車の囲い枠ずれ止め機構。
JP2017020491A 2017-02-07 2017-02-07 定盤台車の囲い枠ずれ止め機構 Active JP6743721B2 (ja)

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