JP6730140B2 - 発生ガス分析方法及び発生ガス分析装置 - Google Patents
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Description
フタル酸エステルは揮発性成分であるので、従来公知の発生ガス分析(EGA;Evolved Gas Analysis)を適用して分析することができる。この発生ガス分析は、試料を加熱して発生したガス成分を、ガスクロマトグラフや質量分析等の各種の分析装置で分析するものである。
そこで、標準試料のマススペクトルから測定対象の質量電荷比m/z(質量数)を校正する技術(特許文献1、2)が開示されている。
上記の校正や調整手順は、測定機器の取扱説明書に従って行うことが可能であるが、一般的な校正手順は必ずしも個々の測定対象物質の分析に対して最適化されているとは限らず、個々の測定対象物質に応じて追加の補正や調整が必要になる場合がある。この補正や調整には専門的な知識や経験、適切な標準物質が必要であり、作業が煩雑となって作業効率の低下を招く。
又、検出器として質量分析計を用いる場合、その前段でガス成分をイオン化している。ところが、ガス成分中に測定対象でない副成分が含まれていると、ガス成分が多量に発生したときに副成分が多量にイオン化してしまい、本来イオン化させたい測定対象の成分が十分にイオン化せず、測定対象の検出信号がかえって低下してしまう(イオンサプレッション)。
さらに、加熱部内に冷却部を設置する必要がないので、これによっても加熱部、ひいては装置全体の小型化を図ることができる。
この際、分岐路から外部へ排出される流量を調整すればよく、キャリアガス流量を増加させる必要がないため、キャリアガスの供給能力を大きくすることなく、装置を大型化せずにガス成分の検出精度を向上させることができる。
次に、クロマトグラムの面積は、ガス成分をイオン化するイオン源の劣化や測定温度等の影響を受けるので、(2)による校正が必要となる。そこで、(2)により、実際のガス成分のクロマトグラムの面積を感度補正係数Csで補正し、この面積からガス成分の正確な定量を行うことができる。
次に、試料を加熱する際の加熱速度(昇温速度)が変化すると、クロマトグラムの形状(最大ピークを与える時間t)が変化し、クロマトグラムの面積も変化してしまうので、(3)による校正が必要となる。そこで、(2)により、加熱部の加熱条件を加熱補正係数Hで適切に調整して測定することで、正確なクロマトグラムが得られ、(2)による補正と相俟って、ガス成分のより正確な定量を行うことができる。
これらの(2)〜(3)の校正を、実際の試料を測定する前に、1つの標準試料を1回測定して行うことで、測定対象を高い精度で定量でき、機差や日差変動を抑えて高い再現性で定量可能となる。
この発生ガス分析方法によれば、測定対象が複数の前記ガス成分を含む場合であっても、ガス成分の正確な定量を行うことができる。
この発生ガス分析方法によれば、補正工程が終了して校正がされた後に排出流量調整工程を行うので、質量分析計の検出レベルをより正確に調整できる。
発生ガス分析装置200は、筐体となる本体部202と、本体部202の正面に取り付けられた箱型のガス発生部取付け部204と、全体を制御するコンピュータ(制御部)210とを備える。コンピュータ210は、データ処理を行うCPUと、コンピュータプログラムやデータを記憶する記憶部と、モニタと、キーボード等の入力部等を有する。コンピュータ210が特許請求の範囲の「校正処理部」に相当する。
なお、ガス発生部取付け部204の上面から前面に向かって開口204hが設けられ、試料ホルダ20を加熱炉10外側の排出位置(後述)に移動させると開口204hに位置するので、開口204hから試料ホルダ20に試料を出し入れ可能になっている。又、ガス発生部取付け部204の前面には、スリット204sが設けられ、スリット204sから外部に露出する開閉ハンドル22Hを左右に動かすことにより、試料ホルダ20を加熱炉10の内外に移動させて上述の排出位置にセットし、試料を出し入れするようになっている。
なお、例えばコンピュータ210で制御されるステッピングモータ等により、移動レール204L(後述)上で試料ホルダ20を移動させれば、試料ホルダ20を加熱炉10の内外に移動させる機能を自動化できる。
まず、加熱炉10は、ガス発生部取付け部204の取付板204aに軸心Oを水平にして取り付けられ、軸心Oを中心に開口する略円筒状をなす加熱室12と、加熱ブロック14と、保温ジャケット16とを有する。
加熱室12の外周に加熱ブロック14が配置され、加熱ブロック14の外周に保温ジャケット16が配置されている。加熱ブロック14はアルミニウムからなり、軸心Oに沿って加熱炉10の外部に延びる一対の加熱部ヒータ14a(図4参照)により通電加熱される。加熱部ヒータ14aは、加熱ブロック14、ひいては加熱ブロック14で囲まれる加熱室12の雰囲気を所定温度になるように加熱(保温)する。
なお、取付板204aは、軸心Oに垂直な方向に延びており、スプリッタ40及びイオン源50は、加熱炉10に取り付けられている。さらに、イオン源50は、ガス発生部取付け部204の上下に延びる支柱204bに支持されている。
そして、詳しくは後述するが、加熱室12のうち開口側と反対側(図3の右側)の端面にガス流路41が連通し、加熱炉10(加熱室12)で生成したガス成分Gと、キャリアガスCとの混合ガスMがガス流路41を流れるようになっている。
ここで、移動レール204Lは軸心O方向(図3の左右方向)に延び、試料ホルダ20はステージ22ごと、軸心O方向に進退するようになっている。又、開閉ハンドル22Hは、軸心O方向に垂直な方向に延びつつステージ22に取り付けられている。
移動レール204Lが特許請求の範囲の「試料ホルダ支持部」に相当する。
ブラケット24cは加熱室12よりやや大径をなして加熱室12を気密に閉塞し、試料保持部24aが加熱室12の内部に収容される。
そして、加熱室12の内部の試料皿28に載置された試料が加熱炉10内で加熱され、ガス成分Gが生成する。
そして、詳しくは後述するが、試料ホルダ20が移動レール204L上を軸心O方向に図3の左側に移動して加熱炉10の外に排出されると、ブラケット24cの接触面24fが冷却ブロック32の凹部32rに収容されつつ接触し、冷却ブロック32を介してブラケット24cの熱が奪われ、試料ホルダ20(特に試料保持部24a)を冷却するようになっている。
なお、本実施形態では、試料ホルダ20(ブラケット24cを含む)及び冷却ブロック32はいずれもアルミニウムからなる。
図4に示すように、上面から見たとき、ガス流路41は、加熱室12と連通して軸心O方向に延びた後、軸心O方向に垂直に曲がり、さらに軸心O方向に曲がって終端部41eに至るクランク状をなしている。又、ガス流路41のうち軸心O方向に垂直に延びる部位の中央付近は拡径して分岐室41Mを形成している。分岐室41Mは筐体部43の上面まで延び、分岐室41Mよりやや小径の分岐路42が嵌合されている。
ガス流路41は、加熱室12と連通して軸心O方向に延びて終端部41eに至る直線状であってもよく、加熱室12やイオン源50の位置関係に応じて、種々の曲線や軸心Oと角度を有する線状等であってもよい。
そして、終端部41eから小孔53C付近に導入された混合ガスMのうち、ガス成分Gが放電針56によってイオン化される。
イオン源50は公知の装置であり、本実施形態では、大気圧化学イオン化(APCI)タイプを採用している。APCIはガス成分Gのフラグメント化を起こし難く、フラグメントピークが生じないので、クロマトグラフ等で分離せずともピーク質量より測定対象を同定できるので好ましい。
イオン源50でイオン化されたガス成分Gは、キャリアガスCと共に質量分析計110に導入されて分析される。
なお、イオン源50は、保温部54の内部に収容されている。
試料Sは加熱炉10の加熱室12内で加熱され、ガス成分Gが生成する。加熱炉10の加熱状態(昇温速度、最高到達温度等)は、コンピュータ210の加熱制御部212によって制御される。
ガス成分Gは、加熱室12に導入されたキャリアガスCと混合されて混合ガスMとなり、スプリッタ40に導入される。コンピュータ210の検出信号判定部214は、質量分析計110の検出器118(後述)から検出信号を受信する。
流量制御部216は、検出信号判定部214から受信した検出信号のピーク強度が閾値の範囲外か否かを判定する。そして、範囲外の場合、流量制御部216は、マスフローコントローラ42aの開度を制御することにより、スプリッタ40内で分岐路42から外部へ排出される混合ガスMの流量、ひいてはガス流路41からイオン源50へ導入される混合ガスMの流量を調整し、質量分析計110の検出精度を最適に保つ。
四重極マスフィルター116は、印加する高周波電圧を変化させることにより、質量走査可能であり、四重極電場を生成し、この電場内でイオンを振動運動させることによりイオンを検出する。四重極マスフィルター116は、特定の質量範囲にあるガス成分Gだけを透過させる質量分離器をなすので、検出器118でガス成分Gの同定および定量を行うことができる。
なお、測定対象のガス成分が有する特定の質量電荷比(m/z)のイオンのみを検出する選択イオン検出(SIM)モードを用いると、ある範囲の質量電荷比のイオンを検出する全イオン検出(スキャン)モードに比べ、測定対象のガス成分の検出精度が向上するので好ましい。
まず、図6(a)に示す排出位置で、試料皿28と共に試料を出し入れする際に、試料皿28と試料を取り替えて常温付近から加熱することで次の分析を開始する。このとき、試料ホルダ20が熱いと、試料皿28を設置した際に、分析を開始する前から試料が加熱されてしまう。そこで、これを防止するために、試料ホルダ20を冷却するが、試料ホルダ20を自然冷却するだけでは、冷却されるまでの待ち時間が長くなる。
これにより、自然冷却に比べ、試料ホルダ20を迅速に冷却することができ、分析作業の効率を向上させることができる。又、加熱炉10の外側で試料ホルダ20を冷却するため、加熱炉10内の高温雰囲気に冷却部30が曝されないので、過大な冷却能力が不要となり、冷却部30、ひいては装置全体の小型化を図ることができる。又、冷却によって加熱ブロック14の温度が低下しないので、加熱炉10の再加熱に余分なエネルギーや時間を要することがなくなる。
さらに、加熱炉10内に冷却部30を設置する必要がないので、これによっても加熱炉10、ひいては装置全体の小型化を図ることができる。
まず、時間0(試料ホルダ20が図6(a)に示す排出位置Pに移動したとき)で、50℃になっている試料ホルダ20の試料皿28に試料をセットする。このとき、冷却ブロック32は予め室温程度に空冷されているが、試料ホルダ20に接触することで50℃付近まで上昇し、一方で試料ホルダ20が50℃付近に冷却される。又、加熱炉10内の温度は、加熱部ヒータ14aにより300℃になるよう制御されている。
次に、50℃付近に冷却された試料ホルダ20が図6(a)に示す測定位置に移動し、加熱室12内に収容されると、300℃に制御された加熱炉10からの加熱と、試料保持部24aの直下に埋設された試料側ヒータ27からの加熱により、試料ホルダ20が300℃になり、発生したガス成分が分析される。分析の間、冷却ブロック32が後述する空冷ファン36等によって50℃未満(室温付近)に冷却される。
分析が終了すると、試料ホルダ20が再び排出位置Pに移動し、上述の熱サイクルを繰り返す。
また、各突出部32pを設けずに冷却ブロック32の容積を同一とするためには、冷却ブロック32を加熱炉10のさらに外側(図6(a)の左側)へ移動させる必要があり、装置全体の寸法が大きくなってしまう。そこで、突出部32pを設けることで、装置全体のさらなる小型化を図ることができる。
冷却ブロック32に冷却フィン34を取り付けた、いわゆるヒートシンクの場合、冷却フィン34が自然放冷して冷却ブロック32を冷却する。
ただし、冷却ブロック32の放熱が追いつかない場合には、さらに空冷ファン36を取り付けて冷却ブロック32を強制空冷することが好ましい。なお、本実施形態では、図2、図6に示すように、冷却ブロック32の下面に冷却フィン34を接続し、さらに、冷却フィン34の下面に空冷ファン36を取り付けている。
これにより、加熱部ヒータ14aが加熱炉(加熱室12)内の雰囲気全体を所定温度に加熱(保温)するので、加熱室12内の試料の温度が変動することを防止する。又、試料の近傍に配置された試料側ヒータ27が、試料を局所的に加熱して試料温度を迅速に上昇させることができる。
なお、試料温度を迅速に上昇させる観点からは、試料側ヒータ27は、試料を配置する部材(例えば、試料皿28)の近傍に位置されているとよい。特に、試料側ヒータ27が試料皿28の直下の試料ホルダ20に内蔵されているとよい。
そのため、ガス成分が多量に発生してガス濃度が高くなり過ぎたときには、分岐路42から外部へ排出される混合ガスMの流量を増やし、ガス流路41からイオン源50へ導入される混合ガスMの流量を減少させる。これにより、質量分析計110の検出範囲を超えて検出信号がオーバースケールして測定が不正確になることを抑制できる。
この際、分岐路42から外部へ排出される流量を調整すればよく、キャリアガス流量を増加させる必要がないため、キャリアガスの供給能力を大きくすることなく、装置を大型化せずにガス成分の検出精度を向上させることができる。
そこで、イオンサプレッションが生じている場合、検出信号判定部214から質量分析計110の検出信号のピーク強度を受信した流量制御部216は、検出信号のピーク強度が閾値未満と判定し、マスフローコントローラ42aに開度を大きくする制御信号を送信する。これにより、イオン源50へ導入される混合ガスMの流量が少なくなるので、副成分のイオン化が抑制され、検出信号の低下を抑制してガス成分の検出精度を向上させることができる。
そして、流量制御部216は、検出信号のピーク強度が閾値を超えたとき(オーバースケール)、又はピーク強度が閾値未満のとき(イオンサプレッションが発生していると判断した場合)に、分岐路42から外部へ排出される混合ガスMの流量を増やす制御信号を生成する。
この場合、例えばガス成分毎にイオンサプレッションの有無をテーブルに記憶しておき、流量制御部216はこのテーブルを参照してイオンサプレッションの有無を判断し、イオンサプレッションが発生していると判断した場合に、マスフローコントローラ42aに開度を大きくする制御信号を送信してもよい。又、作業者が測定の都度、コンピュータ210の入力部から、その測定がイオンサプレッションが発生する測定であるか否かを入力(選択ボタン等)し、流量制御部216はこの入力信号を基に検出信号のピーク強度と閾値とを比較し、マスフローコントローラ42aに開度を大きくする制御信号を送信してもよい。
なお、イオンサプレッションを生じさせる場合としては、測定対象がフタル酸エステルで、副成分がフタル酸等の添加剤の場合が例示される。
そこで、図8に示すように、分岐室41M近傍のガス流路41と分岐路42の少なくとも一方の周囲を加熱又は保温する保温部41H、42Hを設けてもよい。これにより、ガス流路41や分岐路42の内壁にガス成分がトラップされることを抑制できる。
なお、図8では、保温部41Hは分岐室41M近傍のガス流路41の周囲を加熱するコイルヒータであり、保温部42Hは分岐室41M近傍の分岐路42の周囲を加熱するコイルヒータである。
又、保温部41H、42Hとしてはヒータに限らず、ガス成分の凝固を防止できるものであれば、断熱材等であってもよい。又、保温部41H、42Hの少なくとも一方を設けても良く、両方を設けてもよい。
そこで、図9に示すように、保温部41H、42Hを設ける代わりに、マスフローコントローラ42aよりも出側の分岐路42に排気ポンプ(強制排気部)42pを設けてもよい。これにより、分岐路42を流れる混合ガスMを強制排気し、分岐室41M近傍のガス流路41と分岐路42の気圧を下げ、トラップされたガス成分がイオン源50側に逆流することを抑制できる。
まず、ガス成分を測定対象として含む標準試料を用意する。本実施形態では、測定対象が複数のガス成分を含み、標準試料はこれらの複数のガス成分(例えば、RoHS規制対象のDEHP、DBP、BBP、DIBPの4成分のフタル酸エステル)を含む。標準試料に含まれる各ガス成分の含有率は限定されないが、実際の測定対象のガス成分について想定される含有率に近い(例えば、DEHP、DBP、BBP、DIBPの4成分のRoHS規制値は1000ppmで同一であるため、4成分の含有率を同じ桁でそろえると好ましい)とよい。なお、含有率は、(ガス成分の質量)/(試料全体の質量)である。
そして、以下の手順で校正を行う。
なお、図11に示すように、許容範囲2Lとは、各基準スペクトル位置m1、m2、m3を中心にして±Lの範囲であり、これらの許容範囲2L内に、それぞれ標準試料の各ガス成分のスペクトル位置が収まっていればよい。これは、本実施形態では、標準試料に含まれる各ガス成分の種類が予め決まっているため、測定対象が限定されていない汎用分析のように、複数成分の基準スペクトル位置との誤差が最小となるようなフィッテイングをしなくても十分であるからである。但し、各スペクトル位置を基準スペクトル位置に合致する方法は上記に限定されず、このようなフィッテイング等をしても勿論よい。
このようにして、各ガス成分のマススペクトルのスペクトル位置の検出感度の機差や日差変動等を校正するので、以下の(2)、(3)の各ガス成分のクロマトグラムを精度よく得ることができる。
例えば、図10では、3つのガス成分1,2,3につきそれぞれクロマトグラムC1、C2、C3が得られるので、コンピュータ210のCPUにて、各クロマトグラムC1、C2、C3の面積S1、S2、S3を求める。一方、各ガス成分C1、C2,C3につき、それぞれ基準面積Ss1、Ss2、Ss3がコンピュータ210の記憶部に記憶されている。従って、CPUは、各ガス成分C1、C2,C3毎にCs(例えば、ガス成分C1の場合、Cs1=Ss1/S1)を算出し、実際のガス成分C1のクロマトグラムの面積にCs1を乗じた値を面積とみなす。この面積からガス成分C1の正確な定量を行うことができる。
例えば、図10では、各クロマトグラムC1、C2、C3につき、CPUにて、それぞれ時間t1、t2、t3を求める。一方、各ガス成分C1、C2,C3につき、それぞれ基準時間ts1、ts2、ts3がコンピュータ210の記憶部に記憶されている。従って、CPUは、各ガス成分C1、C2,C3毎にH=t/tsを算出する。
Hにより加熱炉10の加熱条件を適切に調整して実際の試料のガス成分C1を測定することで、正確なクロマトグラムが得られる。そして、このクロマトグラムの面積に対し、(2)により定めたガス成分C1の感度補正計数Cs1を乗じた値を実際の面積値とすることで、ガス成分C1のより正確な定量を行うことができる。これにより、発生ガス分析装置200の加熱炉10やヒータ27の加熱能力、測定温度、検出感度の機差や日差変動等を、標準試料を用いることで簡便に補正し、測定精度(特にクロマトグラムの面積)を向上させることができる。
なお、実際には加熱炉10内において、加熱炉10自身の温度はヒータ14aで所定温度に一律に保持され、試料皿28直下のヒータ27の抵抗により試料温度をモニターしており、モニターした試料温度に応じて試料の加熱速度を調整するのはヒータ27である。従って、「加熱炉内の試料の加熱速度を補正する」とは、少なくとも試料温度に応じて加熱状態を変動させる部位(本例ではヒータ27)の加熱速度を補正することをいう。
従って、H=(a1×t1/ts1)+(a2×t2/ts2)+(a3×t3/ts3)となる。
一般に、ヒータ27の加熱速度が早すぎると、ガス成分のガス濃度が急激に増大するため、イオン源でのイオン化効率がこれに追従できず、ピーク面積値が小さくなる傾向にある。そこで、加熱パターンU'に補正することで正確なクロマトグラムが得られる。
(1)検出信号判定部214は、受信した検出信号に基づき、予め記憶部に設定されたm1、m2、m3、及び許容範囲2L内に標準試料の各ガス成分のスペクトル位置が収まるよう、質量分析計110(四重極マスフィルター116)の設定(例えば、高周波電圧)を調整する。
(2)検出信号判定部214は、受信した検出信号と、記憶部に設定された基準面積Ss1、Ss2、Ss3に基づき、感度補正係数Csを算出する。算出したCsは記憶部に記憶される。
(3)検出信号判定部214は、受信した検出信号と、記憶部に設定された基準時間tsに基づき、加熱補正係数H=t/tsを算出する。算出したHは記憶部に記憶される。
又、後述するオートサンプラに標準試料とテスト用試料を設置して各位置を指定しておき、標準試料の測定値を基に上述の校正を行った後、テスト用試料の測定値を基にスプリット比を決定し、このスプリット比により実際の測定試料を測定してもよい。
測定対象としては、フタル酸エステルの他、欧州特定有害物質規制(RoHS)で規制される臭化物難燃剤(ポリ臭化ビフェニル(PBB)、ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE))を例示できるが、これらに限定されない。
加熱炉、試料ホルダ、冷却部、ガス流路、分岐路、スプリッタ、イオン源、質量分析計の構成、形状、配置状態等は上記した例に限定されない。マススペクトルのスペクトル位置を基準スペクトル位置に合致するよう校正する方法も上記した例に限定されず、公知の方法を採用してよい。
又、試料ホルダが冷却部に直接接触する場合に限らず、試料ホルダと熱的に接続される別部材を設け、この別部材が冷却部に直接接触する(つまり、試料ホルダが冷却部に間接的に接触する)ようにしてもよい。
20 試料ホルダ
30 冷却部
41 ガス流路
42 分岐路
42a 排出流量調整機構
41H、42H 保温部
42p 強制排気部
50 イオン源
110 質量分析計
200 発生ガス分析装置
204L 試料ホルダ支持部
210 校正処理部(コンピュータ)
216 流量制御部
S 試料
C キャリアガス
G ガス成分
M 混合ガス
C1、C2、C3 ガス成分のクロマトグラム
m1、m2、m3 基準スペクトル位置
Claims (4)
- 試料を保持する試料ホルダと、
該試料ホルダを自身の内部に収容し、前記試料を加熱してガス成分を発生させる加熱部と、
該加熱部で生成した前記ガス成分をイオン化してイオンを生成するイオン源と、
前記イオンを質量分析して前記ガス成分を検出する質量分析計と、
前記加熱部と前記質量分析計との間を接続し、前記ガス成分と、該ガス成分を前記質量分析計へ導くキャリアガスとの混合ガスが流れるガス流路と、を備えた発生ガス分析方法において、
前記質量分析計からの検出信号に基づいて、その検出信号が所定の範囲内になるように前記分岐路の前記混合ガスの外部への排出流量を調整する排出流量調整工程と、
前記加熱部の外側で前記試料を出し入れ可能な排出位置に前記試料ホルダを移動させたときに、前記加熱部の外側に配置された冷却部に前記試料ホルダを直接又は間接的に接触させて該試料ホルダを冷却する試料ホルダ冷却工程と、
前記ガス成分を測定対象として含む標準試料を用い、
(1)前記標準試料の前記ガス成分につき得られたマススペクトルの質量電荷比m/zに対応するスペクトル位置が基準スペクトル位置に合致するよう校正し、
(2)前記(1)の校正後に、前記標準試料の前記ガス成分につき得られた保持時間に対する強度を表すクロマトグラムの面積Sと基準面積Ssとから、実際の前記試料の前記ガス成分のクロマトグラムの面積を測定する際の感度補正係数Cs=Ss/Sを算出し、
(3)前記クロマトグラムの最大ピークを与える時間tと基準時間tsとから、実際の前記試料の前記ガス成分を測定する際の前記加熱部内の前記試料の加熱速度を補正する加熱補正係数H=t/tsを算出する補正工程と、
を有することを特徴とする発生ガス分析方法。 - 前記測定対象が複数の前記ガス成分を含み、
前記加熱補正係数H=Σai×ti/tsi(但し、i:各ガス成分iを示す自然数、ai:各ガス成分iの既知の加熱感度係数、ti:各ガス成分iのクロマトグラムの最大ピークを与える時間、tsi:各ガス成分iのクロマトグラムの最大ピークを与える基準時間)を算出する請求項1記載の発生ガス分析方法。 - 前記排出流量調整工程を、前記補正工程終了後に所定のテスト用試料を測定して行う請求項1又は2記載の発生ガス分析方法。
- 試料を保持する試料ホルダと、
該試料ホルダを自身の内部に収容し、前記試料を加熱してガス成分を発生させる加熱部と、
該加熱部で生成した前記ガス成分をイオン化してイオンを生成するイオン源と、
前記イオンを質量分析して前記ガス成分を検出する質量分析計と、
前記加熱部と前記質量分析計との間を接続し、前記ガス成分と、該ガス成分を前記質量分析計へ導くキャリアガスとの混合ガスが流れるガス流路と、
を備えた発生ガス分析装置において、
前記ガス流路は外部に開放された分岐路を有し、前記分岐路は、前記混合ガスの外部への排出流量を調整する排出流量調整機構を有し、
前記発生ガス分析装置は、
前記質量分析計からの検出信号に基づいて、その検出信号が所定の範囲内になるように前記排出流量調整機構を制御する流量制御部と、
前記試料ホルダを前記加熱部の内外の所定位置に移動可能に支持する試料ホルダ支持部と、
前記加熱部の外側に配置され、前記加熱部の外側で前記試料を出し入れ可能な排出位置に前記試料ホルダを移動させたときに、前記試料ホルダに直接又は間接的に接触して該試料ホルダを冷却する冷却部と、
前記ガス成分を測定対象として含む標準試料を用いたときに、
(1)前記標準試料の前記ガス成分につき得られたマススペクトルの質量電荷比m/zに対応するスペクトル位置が基準スペクトル位置に合致するよう校正し、
(2)前記(1)の校正後に、前記標準試料の前記ガス成分につき得られた保持時間に対する強度を表すクロマトグラムの面積Sと基準面積Ssとから、実際の前記試料の前記ガス成分のクロマトグラムの面積を測定する際の感度補正係数Cs=Ss/Sを算出し、
(3)前記クロマトグラムの最大ピークを与える時間tと基準時間tsとから、実際の前記試料の前記ガス成分を測定する際の前記加熱部内の前記試料の加熱速度を補正する加熱補正係数H=t/tsを、いずれもコンピュータで算出する校正処理部と、をさらに有することを特徴とする発生ガス分析装置。
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