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JP6722800B1 - ワイパーアーム - Google Patents

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JP6722800B1
JP6722800B1 JP2019089410A JP2019089410A JP6722800B1 JP 6722800 B1 JP6722800 B1 JP 6722800B1 JP 2019089410 A JP2019089410 A JP 2019089410A JP 2019089410 A JP2019089410 A JP 2019089410A JP 6722800 B1 JP6722800 B1 JP 6722800B1
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Abstract

【課題】 アームヘッドに対して回動可能に連結されたアーム本体を備えたワイパーアームにおいて、払拭作業中にアーム本体に保持されたワイパーブレードに付与される押し付け力を一定に保持し得るワイパーアームを提供する。【解決手段】 ワイパーアーム1において、アームヘッド2に備えたアクチュエータ15の出力が、リンク部材4を介してアーム本体3に作用するようにした。リンク部材4は、アームヘッド2に回動可能に連結されたヘッド側部材31と、ヘッド側部材31に回動可能に連結されたアーム本体側部材32を備える。アーム本体側部材32は、基端側壁部32Aと先端側壁部32Cを備えたL字型断面の部材であり、アクチュエータ15の伸縮ロッド16は、先端側壁部32Cに当接して付勢する。アーム本体側部材32には、アーム本体側部材32をアーム本体3に対して回動させるように付勢するトーションスプリング35が設けられる。【選択図】 図2

Description

本発明は、車両用のワイパー装置に備えられるワイパーアームに関する。
自動車等の車両に用いられるワイパー装置は、一般に、車両のガラス面等の被払拭面を払拭するワイパーブレードと、ワイパーブレードを保持するワイパーアームと、ワイパーアームを駆動する駆動手段(駆動モータ)とから構成される。ワイパーアームは、駆動手段に対して連係されるアームヘッドと、アームヘッドに対して回動可能に連結されたアーム本体とを備え、アーム本体でワイパーブレードを保持するようになっている。このようなワイパーアームにおいては、一般に、アームヘッドとアーム本体の間に介装されたスプリングが備えられ、このスプリングがアームヘッドに対するアーム本体の回動に付勢力を付与するようになっている。
このような構成により、ワイパー装置による払拭作業時には、アーム本体は、アームヘッドから真っ直ぐ延び出す払拭位置に配置され、スプリングは、アーム本体を被払拭面に向かう方向に付勢することにより、アーム本体に保持されたワイパーアームを被払拭面に押し付ける押し付け力(アーム圧)を発生させる。一方、ワイパー装置のメンテナンス時には、アーム本体はアームヘッドに対して起立した起立位置に配置されるが、この場合、スプリングの作用方向が切り換わることにより、スプリングは、アーム本体を被払拭面と反対方向に付勢する。これにより、アーム本体3が起立位置に保持されるようになっている(いわゆるロックバック状態)。
特開2008−30601号公報 特開2013−49336号公報
ところで、このようなワイパー装置による払拭作業においては、ワイパーアームが駆動手段により駆動されることにより、ワイパーアームに保持されたワイパーブレードが被払拭面上で移動する。この場合、払拭面の形状は各所で異なっており、ワイパーブレードによる払拭位置における払拭面の形状が変動するので、この変動に応じてワイパーブレードを保持するワイパー本体が上下に揺動し、アームヘッドに対するアーム本体の回動角度が変動する。このように、アームヘッドに対するアーム本体の回動角度が変動すると、スプリングがアーム本体に付与するバネ力が変動するので、結果として押し付け力が変動してしまう。この結果、ワイパーブレードによる払拭に、むらが生じてしまうことがあった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、アームヘッドに対して回動可能に連結されたアーム本体を備えたワイパーアームにおいて、払拭作業中にアーム本体に保持されたワイパーブレードに付与される押し付け力を一定に保持し得るワイパーアームを提供することを目的とする。
本発明は、アームヘッドと、前記アームヘッドに対して回動可能に連結されたアーム本体とを備え、前記アーム本体が、前記アームヘッドに対して回動することにより、前記アームヘッドから真っ直ぐ延び出した払拭位置と、前記アームヘッドに対して起立した起立位置とに配置され得るようになっているワイパーアームにおいて、前記アーム本体を前記払拭位置から前記起立位置に向かう回動方向に付勢するスプリングと、前記スプリングの付勢力に抗して前記アーム本体を前記起立位置から前記払拭位置に向かう回動方向に付勢するアクチュエータとを備えた。
前記アームヘッドと前記アーム本体の間に設けられたリンク部材を備え、前記リンク部材は、前記アームヘッドに対して回動可能に連結されたヘッド側部材と、前記アーム本体に対して回動可能に連結されたアーム本体側部材とを備え、前記ヘッド側部材と前記アーム本体側部材は互いに回動可能に連結されており、前記アクチュエータは、前記アーム本体側部材を付勢可能になっており、前記スプリングは、前記アーム本体側部材を前記アーム本体に対して回動させるように付勢していてもよい。
前記アーム本体側部材は、前記ヘッド側部材に連結された基端側部分と、前記基端側部分から垂直方向に延び出す先端側部分とを備えており、前記アクチュエータは、前記先端側部分を押圧する伸縮ロッドを備えていてもよい。
前記スプリングは、前記アーム本体側部材に組み付けられたトーションスプリングであってもよい。
前記アーム本体が前記起立位置にあるとき、前記アーム本体側部材と当接することにより、前記アーム本体の前記起立位置を超えての回動を規制するストッパ部材を備えていてもよい。
前記アクチュエータによる付勢力は、前記アーム本体が前記払拭位置付近で回動したときに、前記アーム本体に支持されたワイパーブレードが被払拭面に押し付けられる押し付け力が一定に保たれるように制御されるようにしてもよい。
本発明によれば、ワイパーアーム(例えばワイパーアーム1)において、アーム本体(例えばアーム本体3)を払拭位置から起立位置に向かう回動方向に付勢するスプリング(例えばトーションスプリング35)と、スプリングの付勢力に抗してアーム本体を起立位置から払拭位置に向かう回動方向に付勢するアクチュエータ(例えばアクチュエータ15)とを備えたので、アクチュエータの出力を制御することにより、アーム本体に保持されたワイパーブレードを被払拭面に押し付ける押し付け力を、適切な値に容易かつ正確に設定することができる。
アクチュエータの出力がリンク部材(例えばリンク部材4)を介してアーム本体に伝達されるようにすれば、アクチュエータの出力の作用方向を、押し付け力の作用方向に適切に変換することができる。したがって、アクチュエータの配置や態様等の設計の自由度が高められる。
リンク部材に、アームヘッドに対して回動可能に連結されたヘッド側部材(例えばヘッド側部材31)と、ヘッド側部材とアーム本体に対して回動可能に連結されたアーム本体側部材(アーム本体側部材32)とを備え、スプリングが、アーム本体側部材をアーム本体に対して回動させるように付勢するとともに、アーム本体側部材に、ヘッド側部材に連結された基端側部分(例えば基端側壁部32A)と、基端側部分から垂直方向に延び出す先端側部分(例えば先端側壁部32C)とを備え、アクチュエータに、先端側部分を押圧する伸縮ロッド(例えば伸縮ロッド16)を備えるようにすれば、伸縮ロッドの伸縮方向(例えば、払拭位置にあるアーム本体の長手方向)を向く突き出し力を、押し付け力の方向(例えば、払拭位置にあるアーム本体の長手方向に略直交する方向)に適切に変換することができる。したがって、アクチュエータの伸縮ロッドが伸縮していく方向に、十分な空間的余裕を設けることができるので、アクチュエータの伸縮ロッドに十分な伸縮量を持たせることができる。
スプリングを、アーム本体側部材に組み付けられたトーションスプリング(例えばトーションスプリング35)とすれば、押し付け力を発生する機構とロックバック状態維持のための機構を、一体にして、コンパクトに構成することができる。したがって、押し付け力を適切に制御し得るワイパーアームを、小型化、薄型化することができる。
アーム本体が起立位置にあるとき、アーム本体側部材と当接することにより、アーム本体の起立位置を超えての回動を規制するストッパ部材(例えばストッパピン23)を備えるようにすれば、アーム本体を起立位置に適切に保持することができる。
アクチュエータによる付勢力が、アーム本体が払拭位置付近で回動したときに、アーム本体に支持されたワイパーブレードが被払拭面に押し付けられる押し付け力が一定に保たれるように制御されるようにすれば、ワイパーブレードにより、むらの無い安定した払拭を行うことができる。
本発明の実施形態におけるワイパーアームの全体構成を示す斜視図である。 同じくワイパーアームの基端付近の内部構造を示す側面図であり、アーム本体が払拭位置にある状態を示す図である。 同じくワイパーアームの基端付近の内部構造をワイパーアーム後端側から見た斜視図であり、アーム本体が払拭位置にある状態を示す図である。 同じくワイパーアームの基端付近の内部構造をワイパーアーム先端側から見た斜視図であり、アーム本体が払拭位置にある状態を示す図である。 同じくワイパーアームの基端付近の内部構造を示す側面図であり、アーム本体が起立位置にある状態を示す図である。 同じくワイパーアームの基端付近の内部構造をワイパーアーム後端側から見た斜視図であり、アーム本体が起立位置にある状態を示す図である。 同じくワイパーアームの基端付近の内部構造をワイパーアーム先端側から見た斜視図であり、アーム本体が起立位置にある状態を示す図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。図1には、本発明の実施形態におけるワイパーアーム1の全体構成を示す。また、図2から図7には、ワイパーアーム1の基端付近における内部構造を示している。図示されるように、ワイパーアーム1は、基端側に配置されたアームヘッド2と、アームヘッド2に対して回動可能に連結されたアーム本体3を備えている。なお、図2から図7の各図においては、ワイパーアーム1の内部構造が分かるように、アーム本体3は、切断された状態で図示されている。
アームヘッド2は、その後端部11付近を左右に横断する方向(ワイパーアーム1の幅方向)に貫通する回動軸12を備え、この回動軸12を介して、アームヘッド2に対してアーム本体3が回動可能に連結されている。これにより、アーム本体3は、図2から図4に示されるようにアームヘッド2から水平方向に真っ直ぐ延び出した払拭位置と、図5から図7に示されるようにアームヘッド2に対して上方に向けて回動して起立した起立位置とをとり得るようになっている。
アームヘッド2の前後方向の中央付近には、上下方向に延びる駆動軸13が備えられている。駆動軸13は、図示されない駆動モータに連係される。これにより、ワイパーアーム1が駆動モータにより駆動されるようになっている。
アームヘッド2には、一部のみが図示されるアクチュエータ15が設けられており、アクチュエータ15の伸縮ロッド16が、アームヘッド2の前端部14から前後方向(アーム本体3が払拭位置にある場合のワイパーアーム1の長手方向)に延び出している。アクチュエータ15は、例えば電動式アクチュエータであり、伸縮ロッド16が前後方向に伸縮する(アームヘッド2から前方に向けて伸び出す)ことにより、伸縮ロッド16を介して出力を対象に付与可能になっている。
アーム本体3は、リテーナ21と、リテーナ21の先端側に取り付けられたアームピース22を備えている。アームピース22の先端部は、U字型にフックした連結部22Aとなっており、この連結部22Aに、ワイパーブレード(図示せず)が保持されるようになっている。
リテーナ21は、コの字型断面形状を有する長尺部材であり、天面21Aと、天面21Aの両側から下方に延びる両側の側壁21B、21Cとを備えている。アームヘッド2は、リテーナ21の基端21D付近において、天面21Aと両側側壁21B、21Cで囲まれた空間内に配置され、リテーナ21の内側に収容された状態となっている。
アームヘッド2とアーム本体3の間には、リンク部材4が設けられ、リテーナ21の内側(天面21Aと両側側壁21B、21Cで囲まれた空間内)に配置されている。リンク部材4は、アームヘッド2に回動可能に取り付けられたヘッド側部材31と、ヘッド側部材31に対して回動可能に取り付けられたアーム本体側部材32を備えている。
ヘッド側部材31は、基端部31Aと、左右一対の腕部31B、31Cを備えている。基端部31Aは、アームヘッド2の前端部14の左右両側から上方に延び出す左右両側のフランジ部17の間に配置され、アームヘッド2に固定されたヘッド圧入ピン18を介して、フランジ部17に軸支されている。左右両側の腕部31B、31Cは、それぞれ基端部31Aの左右両側から延び出している。これにより、腕部31B、31Cの間には、アクチュエータ15の伸縮ロッド16が伸縮可能な空間が形成されている。
アーム本体側部材32は、断面L字型の板状部材であり、ヘッド側部材31側の基端側壁部32Aと、基端側壁部32Aの先端(ヘッド側部材31と反対側の端部)の屈曲部32Bから略直角に屈曲して延び出す先端側壁部32Cとを備えている。基端側壁部32Aは、屈曲部32Bと反対側の端部において、腕部31B、31Cの先端部に対して、軸支ピン33を介して回動可能に連結されている。
リテーナ21の側壁21B、21Cには、リテーナ圧入ピン34が圧入固定されており、リテーナ圧入ピン34は、側壁21B、21Cの間に架け渡された状態で配置されている。アーム本体側部材32の屈曲部32Bには、左右方向に貫通して延びる軸支穴32Dが形成されており、リテーナ圧入ピン34は、この軸支穴32Dを貫通している。これにより、アーム本体側部材32は、リテーナ21(アーム本体3)に対してリテーナ圧入ピン34周りで回動可能になっている。
リテーナ圧入ピン34には、トーションスプリング35が一体に取り付けられている。トーションスプリング35は、先端側壁部32Cの屈曲部32B側の端部の左右中央部に形成された切り欠き部32E内に配置されている。トーションスプリング35は、アーム本体側部材32に対して組み付けられており、アーム本体側部材32を、リテーナ圧入ピン34の周りで、先端側壁部32Cがアームヘッド2に近づく回動方向に(図2及び図5における反時計回転方向に)に付勢している。
アーム本体3が図5から図7に示す起立位置付近に配置されたとき、トーションスプリング35は、アーム本体3を払拭位置から起立位置に向かう回動方向に(図2及び図5における反時計回転方向に)回動させるように付勢する。これに対して、リテーナ21の両側の側壁21B、21Cの所定位置には、ストッパピン23が架け渡された状態で取り付けられており、アーム本体3が起立位置に達すると、リンク部材4のアーム本体側部材32(先端側壁部32C)がストッパピン23に当接する。これにより、アーム本体側部材32のそれ以上の回動が規制される結果、アーム本体3の起立位置を超えての回動が規制され、アーム本体3が起立位置に保持されるようになっている(ワイパーアーム1がロックバック状態に保持されるようになっている)。
一方、アーム本体3が図2から図4に示す払拭位置にあるときには、リンク部材4のヘッド側部材31は、斜め下方を向いて配置されており、また、アーム本体側部材32の基端側壁部32Aは、略水平に(払拭位置にあるアーム本体3の長手方向に沿った方向に)配置されている。これにより、先端側壁部32Cは略垂直に上側を向いて配置され、伸縮ロッド16の先端部16Aは、先端側壁部32Cに当接した状態となる。
このように先端側壁部32Cに当接したアクチュエータ15の伸縮ロッド16が、トーションスプリング35のバネ力に抗して、先端側壁部32C(アーム本体側部材32)を前方に押し出すと、アーム本体側部材32に回動可能に連結されたアーム本体3が、下方に向けて(起立位置から払拭位置に向かう回動方向に)付勢される(回動させられる)。これにより、アーム本体3に保持されたワイパーブレードには、アクチュエータ15の出力に応じた力(押し付け力)で、被払拭面(例えば自動車のガラス面)に対して押し付けられるようになっている。
なお、アーム本体3の払拭位置から起立位置への回動は、伸縮ロッド16を収縮させることにより、伸縮ロッド16と先端側壁部32Cの当接を解除してから、ワイパーアーム1の使用者が手動でアーム本体3を上方に持ち上げることにより行われる。
以上のような構成により、本実施形態のワイパーアーム1によれば、ワイパーブレードに付与される押し付け力(アーム圧)は、アクチュエータ15の出力(伸縮ロッド16の突き出し力)によって決まる。したがって、払拭作業時に、払拭面上を移動するワイパーブレードの配置された地点の払拭面の形状に応じて、アームヘッド2に対するアーム本体3の回動角度が払拭位置の前後で変化した場合に、その変化に対応するように、アクチュエータ15の出力を適切に制御することにより、ワイパーブレードに付与される押し付け力を一定に保つことができる。
具体的に、アクチュエータ15の出力(伸縮ロッド16の突き出し力)は、例えばリンク部材4のヘッド側部材31の回動角度から算出されるアーム本体3の回動角度と、その回動角度におけるトーションスプリング35のバネ力を考慮して、ワイパー装置に作動中に一定となるように制御される。なお、この場合、下方に向いた押し付け力を得るために、アクチュエータ15の伸縮ロッド16の突き出し力によってアーム本体3に付与される回転力は、トーションスプリング35のバネ力よりアーム本体3に付与される回転力よりも大きく設定されることになる。
このように、本実施形態のワイパーアーム1によれば、払拭作業中にワイパーアーム1からワイパーブレードに付与される押し付け力を一定に保つことができるので、ワイパーブレードにより、むらの無い安定した払拭を行うことができる。また、アクチュエータ15の出力を調整することにより、押し付け力の値を容易かつ正確に適切な値に設定することができる。
また、アクチュエータ15の出力は、リンク部材4を介してアーム本体3に伝達されるので、アクチュエータ15の伸縮ロッド16の前後方向(払拭位置にあるアーム本体3の長手方向)を向く突き出し力は、上下方向(払拭位置にあるアーム本体3の長手方向に略直交する方向)を向く押し付け力に適切に変換される。また、アクチュエータ15の伸縮ロッド16が伸縮していく方向に、十分な空間的余裕を設けることができるので、伸縮ロッド16に十分な伸縮量を持たせることができる。
また、払拭位置にあるアーム本体3に対しては、アクチュエータ15からの力がリンク部材4を介して作用するように構成されている一方で、このリンク部材4に組み込まれたトーションスプリング35によりアーム本体3を起立位置に保持するようにしたので、押し付け力を発生する機構とロックバック状態維持のための機構を、一体にして、コンパクトに構成することができる。したがって、押し付け力を適切に制御し得るワイパーアーム1の小型化、薄型化を達成できる。
1 ワイパーアーム
2 アームヘッド
3 アーム本体
4 リンク部材
11 アームヘッドの後端部
12 回動軸
13 駆動軸
14 アームヘッドの前端部
15 アクチュエータ
16 伸縮ロッド
17 アームヘッドのフランジ部
18 ヘッド圧入ピン
21 リテーナ
22 アームピース
23 ストッパピン
31 リンク部材のヘッド側部材
31A 基端部
31B 腕部
31C 腕部
32 リンク部材のアーム本体側部材
32A 基端側壁部
32B 屈曲部
32C 先端側壁部
32D 軸支穴
32E 切り欠き部
33 軸支ピン
34 リテーナ圧入ピン
35 トーションスプリング

Claims (6)

  1. アームヘッドと、前記アームヘッドに対して回動可能に連結されたアーム本体とを備え、前記アーム本体が、前記アームヘッドに対して回動することにより、前記アームヘッドから真っ直ぐ延び出した払拭位置と、前記アームヘッドに対して起立した起立位置とに配置され得るようになっているワイパーアームにおいて、
    前記アーム本体を前記払拭位置から前記起立位置に向かう回動方向に付勢するスプリングと、
    前記スプリングの付勢力に抗して前記アーム本体を前記起立位置から前記払拭位置に向かう回動方向に付勢するアクチュエータと
    を備えたワイパーアーム。
  2. 前記アームヘッドと前記アーム本体の間に設けられたリンク部材を備え、
    前記リンク部材は、前記アームヘッドに対して回動可能に連結されたヘッド側部材と、前記アーム本体に対して回動可能に連結されたアーム本体側部材とを備え、
    前記ヘッド側部材と前記アーム本体側部材は互いに回動可能に連結されており、
    前記アクチュエータは、前記アーム本体側部材を付勢可能になっており、
    前記スプリングは、前記アーム本体側部材を前記アーム本体に対して回動させるように付勢している請求項1に記載のワイパーアーム。
  3. 前記アーム本体側部材は、前記ヘッド側部材に連結された基端側部分と、前記基端側部分から垂直方向に延び出す先端側部分とを備えており、
    前記アクチュエータは、前記先端側部分を押圧する伸縮ロッドを備えている請求項2に記載のワイパーアーム。
  4. 前記スプリングは、前記アーム本体側部材に組み付けられたトーションスプリングである請求項2又は請求項3に記載のワイパーアーム。
  5. 前記アーム本体が前記起立位置にあるとき、前記アーム本体側部材と当接することにより、前記アーム本体の前記起立位置を超えての回動を規制するストッパ部材を備えた請求項2から請求項4のいずれか1項に記載のワイパーアーム。
  6. 前記アクチュエータによる付勢力は、前記アーム本体が前記払拭位置付近で回動したときに、前記アーム本体に支持されたワイパーブレードが被払拭面に押し付けられる押し付け力が一定に保たれるように制御される請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のワイパーアーム。
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