JP6720109B2 - ラッチ制御システム - Google Patents
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Description
図1は、本発明の一実施形態に係るラッチ制御システムLSを備えた車両Vの側面図である。車両Vは、車体Bの左側面及び右側面にスライドドアD(車両ドア)を備えている。スライドドアDは、車体Bに固定され車体Bの前後方向に延在するアッパーガイドレールG1、センターガイドレールG2及びロアガイドレールG3によって支持され、前後方向に開閉可能となっている。車体Bの側面内部には、スライドドアDを電動で開閉移動させるドア開閉装置PSDが設けられている。
図3は、ラッチ装置1を車内側からみた説明図である。ラッチ装置1は、図3に示すように、ラッチユニット2と、噛合わせ・解除ユニット3とを備える。ラッチユニット2と噛合わせ・解除ユニット3とは、特開2016−17361号公報や特開2016−17362号公報等に記載された構成を使用できる。従って、これらの詳細な説明は省略する。ラッチユニット2は、車体Bに設けられるストライカS1と係合し、スライドドアDを閉鎖位置に保持するための機構である。
ラッチユニット2は、カバープレート5とラッチ7とラチェット9とを備えている。カバープレート5には、図2に示すように、車内側から車外側に向けてストライカ進入溝5aが形成されている。ラッチ7は、カバープレート5に固定された前後方向を向くラッチ軸6により軸支されている。ラチェット9は、カバープレート5に固定された前後方向を向くラチェット軸8により軸支され、ラッチ7の外周に設けられたフルラッチ係合部7a又はハーフラッチ係合部7bに選択的に係合可能である。
噛合わせ・解除ユニット3は、噛合わせ機構3aと、解除機構3bと、セクタギヤ39と、モータ32とを備えている。噛合わせ機構3aは、噛合わせレバー38を備えている。噛合わせ機構3aは、ラッチユニット2のラッチ7を回転させてラッチユニット2をフルラッチ状態に変位させるものである。解除機構3bは、解除出力レバー41と解除中継第1レバー42と解除中継第2レバー43と操作中継装置100と解除レバー19とを備えている。解除機構3bは、ラッチユニット2のラッチ状態を解除する機構である。ラッチ状態とは、ハーフラッチ状態又はフルラッチ状態のことである。
開放状態にあるスライドドアDがドア開閉装置PSDの動力により半ドア位置まで移動して、ストライカS1がカバープレート5のストライカ進入溝5aに進入してラッチ7に係合すると、ラッチユニット2は、図5に示すアンラッチ状態から、図6に示すラチェット9がラッチ7のハーフラッチ係合部7bに係合した状態であるハーフラッチ状態に変化する。
ラッチユニット2が、図8に示すフルラッチ状態にある場合に、アウトサイドハンドルOH及びインサイドハンドルIHの手動操作等により送信される開扉要求信号に基づき、制御装置Cがモータ32を解除駆動すると、セクタギヤ39は支軸34を中心として解除側(図8における時計方向)に回動し、プラネタリーギヤ36が公転しないで図8における時計方向へ自転する。その結果、サンギヤ35は、解除方向(反時計方向)へ所定角度回動し、当接部35bが解除出力レバー41の解除部41aを押圧し、解除出力レバー41を図6又は図8において時計方向へ回動させてラッチユニット2のフルラッチ状態及びハーフラッチ状態を解除する解除作動をさせる。
第一停止スイッチNSW1及び第二停止スイッチNSW2とラッチ解除スイッチLCSWとは、図10に示すように、プッシュボタン式の検出端子を用いて構成されている。半円形のセクタギヤ39の一方側端部には、停止スイッチNSW1、NSW2とラッチ解除スイッチLCSWと当接する検出片51が備えられている。検出片51は、略円弧状の第一カム面51aと、山型の第二カム面51bを備えている。検出片51は、セクタギヤ39とともに回動し、セクタギヤ39の停止位置において第二カム面51bが第一停止スイッチNSW1と摺接する。停止位置は、一定の幅があり、停止位置で、第一停止スイッチNSW1が検出片51と摺接した際には、第一停止スイッチNSW1はOFFとなる。セクタギヤ39が解除側端部から噛合わせ側に回転し、第一停止スイッチNSW1がONからOFFとなる場所が第一停止位置であり、その後、第一停止スイッチNSW1がOFFからONとなる場所が第二停止位置である。第二停止スイッチNSW2は、第一カム面51aと摺接しONとなるものであり、セクタギヤ39の停止位置のある一点である第三停止位置を境にしてONとOFFが切り替わるようになっている。ラッチ解除スイッチLCSWが検出片51と摺接した際には、ラッチ解除スイッチLCSWはONとなる。ラッチ解除スイッチLCSWは、第二カム面51bと摺接しONとなるものであり、ラッチ解除スイッチLCSWがONになると解除作動が停止される。
の場合、セクタギヤ39が、停止位置よりも解除側にあると判断する。制御装置Cは、第一停止スイッチNSW1がONで、第二停止スイッチNSW2がOFFの場合、セクタギヤ39が、停止位置よりも噛合わせ側にあると判断する。
制御装置Cへの電源投入時の制御装置Cの動作について説明する。制御装置Cへの電源投入は、実際に電源が投入される車両Vの組み立て時や車両Vの故障修理後のみならず、通電中においてもバッテリーが弱っている場合にはエンジンを始動しようとした時等に行われる。つまり、制御装置Cは、電源電圧が閾値を下回った場合に電源無しと判定する制御が行われるようになっているため、エンジンを始動しようとした場合にセルモータの始動によって電圧が下がり、電圧が一旦閾値を下回り、その後電圧が再び閾値を超えた際に電源が投入されたと判定される。
制御装置Cへの電源投入時の制御装置Cの動作について図13に記載したフローチャートと図14を参照しながら説明する。制御装置Cは、図14に示した各条件に基づき制御を行う。先ず、制御装置Cは、電源が投入されると、通常モードへの移行条件を満たすか判定する(ステップS101)。即ち、制御装置Cは、セクタギヤ39が停止位置に存在しているかどうかを判定する。セクタギヤ39が停止位置に存在しているかどうかは、第一停止スイッチNSW1によって判定する。通常モードへの移行条件を満たす場合(ステップS101,Yes)、制御装置Cは、通常モードへ移行する(ステップS102)。通常モードとは、電源投入モードが終了し、ドア開閉、ロック、アンロック等の各信号等に対応できる状態のモードである。その後、制御装置Cは、今回の処理を終了する。
2 ラッチユニット
3 噛合わせ・解除ユニット
3a 噛合わせ機構
3b 解除機構
5 カバープレート
5a ストライカ進入溝
6 ラッチ軸
7b ハーフラッチ係合部
7a フルラッチ係合部
7 ラッチ
8 ラチェット軸
9 ラチェット
32 モータ
39 セクタギヤ
100 操作中継装置
C 制御装置
D スライドドア
NSW1 第一停止スイッチ
NSW2 第二停止スイッチ
OH アウトサイドハンドル
PSD ドア開閉装置
LS ラッチ制御システム
S1 ストライカ
Claims (7)
- 車体に設けられたストライカと係合することで車両ドアをハーフラッチ状態またはフルラッチ状態に保持するラッチユニットと、前記ラッチユニットのラッチを回転させて前記車両ドアを前記ハーフラッチ状態から前記フルラッチ状態に変位させる噛合わせ機構と、
前記フルラッチ状態を解除して前記車両ドアを開扉可能なアンラッチ状態にする解除機構と、モータにより駆動されるセクタギヤと、前記モータを制御する制御装置と、を備えたラッチ制御システムにおいて、
前記噛合わせ機構は前記セクタギヤの噛合わせ側への駆動力により作動する構成とし、前記解除機構は前記セクタギヤの解除側への駆動力により作動する構成とし、
前記制御装置に電源が投入された後、前記制御装置は、前記セクタギヤが前記噛合わせ側と前記解除側との間の停止位置よりも前記噛合わせ側に位置し、且つ前記ラッチユニットがフルラッチ状態又はハーフラッチ状態の場合、前記セクタギヤを前記噛合わせ側へ所定時間、駆動させた後に、前記セクタギヤを少なくとも前記噛合わせ側の端から前記停止位置へ到達するまで駆動されるのにかかる時間だけ前記停止位置方向へ駆動させることを特徴とするラッチ制御システム。 - 請求項1において、前記所定時間は、少なくとも前記セクタギヤが前記停止位置から、前記噛合わせ側の端まで到達するのにかかる時間としたことを特徴とするラッチ制御システム。
- 請求項1又は2において、前記セクタギヤが前記停止位置に位置することは、停止スイッチによって検出することを特徴とするラッチ制御システム。
- 請求項3において、前記セクタギヤが、少なくとも前記噛合わせ側の端から前記停止位置へ到達するまで駆動されるのにかかる時間を第一時間として前記第一時間をタイマーによって設定し、
前記セクタギヤを前記噛合わせ側の端から前記停止位置方向へ駆動させた際には、駆動開始と同時に前記タイマーを起動し、前記停止スイッチによって前記停止位置が検出できなかった場合は、前記第一時間が経過した時点で駆動を停止することを特徴とするラッチ制御システム。 - 請求項3において、前記セクタギヤが、前記噛合わせ側の端から前記停止位置へ到達するまで駆動されるのにかかる時間より長い第二の所定時間をタイマーによって設定し、
前記セクタギヤを前記噛合わせ側の端から前記停止位置方向へ駆動させた際には、駆動開始と同時に前記タイマーを起動し、前記停止スイッチによって前記停止位置が検出できなかった場合は、前記第二の所定時間が経過した時点で駆動を停止し、ドア開閉装置へ前記車両ドアを閉じる方向へ駆動するよう指示信号を送ることを特徴とするラッチ制御システム。 - 請求項5において、前記第二の所定時間は、少なくとも前記セクタギヤが前記噛合わせ側の端から前記解除側の端まで到達するのにかかる時間としたことを特徴とするラッチ制御システム。
- 請求項1〜6のいずれか一項において、前記制御装置に電源が投入された後、前記制御装置は、前記セクタギヤが前記噛合わせ側と前記解除側との間の前記停止位置よりも前記解除側にある場合、前記解除側から前記停止位置方向へ前記セクタギヤを駆動させることを特徴とするラッチ制御システム。
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