JP6714783B2 - Power transmission unit and contactless power supply device - Google Patents
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Description
本発明は、送電素子から受電素子に向けて非接触で交流電力を供給する送電ユニット及び、その送電ユニットを備える非接触給電装置に関するものである。 The present invention relates to a power transmission unit that supplies AC power from a power transmission element to a power reception element in a contactless manner, and a contactless power supply device including the power transmission unit.
従来、電子機器に非接触で交流電力を供給する非接触給電装置がある(例えば、特許文献1など)。非接触で電力を供給する方式としては、例えば、コイルを用いた電磁誘導方式、電極を用いた電界結合方式など、様々な方式がある。特許文献1に記載された非接触給電装置は、発振回路から給電コイルへ交流電力を供給し、送信素子(給電コイル)と受電素子(給電対象装置)との間で発生する誘導磁束を利用して給電対象装置に交流電力を供給する。
BACKGROUND ART Conventionally, there is a contactless power supply device that supplies AC power to an electronic device in a contactless manner (for example, Patent Document 1). As a method of supplying electric power in a non-contact manner, there are various methods such as an electromagnetic induction method using a coil and an electric field coupling method using electrodes. The non-contact power supply device described in
また、特許文献1に記載の非接触給電装置は、電流検出回路と、受信部とを備えている。電流検出回路は、直流電源に直列に接続され、給電コイルに入力される電流の電流値を検出する。受信部は、給電対象装置が受電を開始した場合に送信する受電通知を受信する。制御部は、電流検出回路で検出した電流値と、受信部で受信した受電通知に基づいて、発振回路を駆動する駆動信号を変更する。
Further, the non-contact power supply device described in
ところで、この種の非接触給電装置では、送電素子や受電素子から空気中に放射される放射ノイズの抑制が望まれている。放射ノイズの原因としては、送電素子に流れる通常の電流、所謂、ノーマルモードの電流の増大がある。上記した特許文献1に記載の電流検出回路は、直流電源と直列に接続されており、このノーマルモードの電流を検出する。
By the way, in this type of non-contact power feeding device, suppression of radiation noise radiated into the air from the power transmitting element and the power receiving element is desired. The cause of the radiation noise is an increase in a normal current flowing in the power transmitting element, that is, a so-called normal mode current. The current detection circuit described in
一方で、放射ノイズには、例えば、上記した特許文献1における発振回路や給電コイルと、グランドとの間の寄生容量によって漏れた電流がグランドを介して帰還して発生する、所謂、コモンモードノイズがある。コモンモードでは、例えば、給電コイルの両端の各々と、発振回路とを接続する2つの電源線に同じ向きのコモンモード電流が発生する。このコモンモード電流が電源線や給電コイルに流れることで磁界が発生し放射ノイズを発生させる。従って、放射ノイズを抑制するためには、コモンモード電流を考慮したノイズ対策が必要となる。
On the other hand, the radiation noise is, for example, a so-called common mode noise generated when a current leaked by the parasitic capacitance between the oscillation circuit or the power feeding coil and the ground in the above-mentioned
本願は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、コモンモード電流に起因した放射ノイズを抑制できる送電ユニット及び非接触給電装置を提供することを課題とする。 The present application has been made in view of such circumstances, and an object thereof is to provide a power transmission unit and a non-contact power supply device that can suppress radiation noise caused by a common mode current.
上記課題を解決するために、本願は、非接触で電力を送電する送電ユニットであって、交流電源と、交流電源と接続され交流電源から交流電力を供給され、交流電力を非接触で受電素子へ給電する送電素子と、送電素子に流れるコモンモード電流に係わる値を検出する電流検出器と、交流電源を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、電流検出器により検出したコモンモード電流に係わる値に基づき、交流電源から送電素子へ供給する交流電力を制御する、送電ユニットを開示する。
尚、本願は、送電ユニットとして実施し得るだけでなく、送電ユニットと受電ユニットとを備える非接触給電装置としても実施し得るものである。In order to solve the above-mentioned problems, the present application is a power transmission unit that transmits power in a contactless manner. The power transmission unit is connected to an AC power supply, is supplied with AC power from the AC power supply, and receives the AC power in a contactless manner. The power transmitting element for feeding power to the power transmitting element, the current detector for detecting a value related to the common mode current flowing through the power transmitting element, and the control device for controlling the AC power supply, the control device being the common mode current detected by the current detector. Disclosed is a power transmission unit that controls AC power supplied from an AC power supply to a power transmission element based on a value related to.
The present application can be implemented not only as a power transmission unit but also as a non-contact power supply device including a power transmission unit and a power reception unit.
これによれば、電流検出器は、非接触で給電を行う送電素子に流れるコモンモード電流に係わる値、例えば、電流値や電流量を検出する。そして、制御装置は、電流検出器で検出したコモンモード電流に係わる値に基づき、交流電源から送電素子へ供給する交流電力を制御する。放射ノイズは、コモンモード電流の増大に応じて増大する。このため、制御装置は、例えば、コモンモード電流に係わる値の変動に応じて、交流電源から送電素子へ供給する交流電力を低減する、あるいは一定の値に維持等することで、コモンモード電流の増大を抑制し、放射ノイズを抑制することができる。その結果、コモンモード電流に起因した放射ノイズを抑制できる。 According to this, the current detector detects a value related to the common mode current flowing in the power transmitting element that supplies power in a non-contact manner, for example, a current value or a current amount. Then, the control device controls the AC power supplied from the AC power supply to the power transmission element based on the value related to the common mode current detected by the current detector. Radiated noise increases with increasing common mode current. Therefore, the control device reduces the AC power supplied from the AC power supply to the power transmitting element, or maintains it at a constant value, for example, according to the fluctuation of the value related to the common mode current. It is possible to suppress the increase and suppress the radiation noise. As a result, the radiation noise due to the common mode current can be suppressed.
以下、本願の非接触給電装置を具体化した一実施形態として、搬送コンベアについて説明する。図1は、本実施形態の非接触給電装置を搭載した搬送コンベア10の斜視図を示している。搬送コンベア10は、リニアモータの駆動によって固定部11に対してキャリア13をスライド移動させる装置である。尚、以下の説明では、図1に示すように、キャリア13をスライド移動させる方向をX方向、X方向に垂直で固定部11を載置する面に平行な方向をY方向、X方向及びY方向に垂直な方向をZ方向と称して説明する。
Hereinafter, a transport conveyor will be described as an embodiment in which the non-contact power supply device of the present application is embodied. FIG. 1 shows a perspective view of a
搬送コンベア10は、1台のキャリア13を固定部11内に配置して構成されている。図2は、搬送コンベア10のY方向における手前側の部材を取り除いて、搬送コンベア10の内部を一部だけ示している。図3は、X方向に直交する平面で固定部11を切断した断面を示している。図1〜図3に示すように、固定部11は、X方向に延設されている。X方向に直交する平面で切断した固定部11の断面形状は、Z方向の上部を開口した略U字形状をなしている。固定部11は、底板21と、一対の側板22,23を備えている。
The
底板21は、X方向に延設され、下部を開口され、上下方向に薄い略箱型形状をなしている。底板21の下部には、非接触給電を制御する制御基板25が設けられている。制御基板25は、下部を開口した底板21内に収納され、底板21の下面に固定されている。
The
一対の側板22,23は、底板21の上面に立設して設けられ、Z方向の高さが同一となっている。一対の側板22,23は、X方向に沿って延設されている。固定部11は、底板21及び一対の側板22,23によって、X方向に延びる溝(レール)を構成している。キャリア13は、この固定部11のレール内に収納されている。一対の側板22,23の内壁には、複数のマグネット26が固定子として取り付けられている。複数のマグネット26は、例えば、Z方向に延びる板状をなし、側板22,23の各々の内壁において、X方向に沿って、即ち、キャリア13の移動方向に沿って等間隔に配置されている。マグネット26の各々は、例えば、キャリア13とY方向で対向する内側の面においてN極、S極が交互に現れるように、X方向において隣り合うものが互いに異なる極性(N極及びS極)となっている。換言すれば、複数のマグネット26は、X方向に沿って交互に異なる極性を内側に向けて配置されている。尚、図2及び図3は、マグネット26を覆う図1に示すカバー27を取り外した状態を示している。また、図2は、Y方向の手前側の側板22を取り外した状態を示している。
The pair of
また、Z方向における側板22,23の各々の上部には、レール部28が設けられている。レール部28は、例えば、スライド面をV字に形成されたVレールであり、後述するキャリア13の溝ローラ43を取り付けられる。
A
側板22の上部に設けられたレール部28の上面には、リニアスケール29が取り付けられている。また、図4に示すように、キャリア13には、固定部11のリニアスケール29とZ方向で対向する位置にリニアヘッド40が取り付けられている。リニアヘッド40は、キャリア13のX方向への移動にともなって、リニアスケール29の上部を移動し、X方向におけるキャリア13の位置を位置信号として出力する。尚、リニアスケール29及びリニアヘッド40による位置の検出方法は、特に限定されない。例えば、位置の検出方法は、光学式の検出方法でも良く、あるいは電磁誘導を用いた検出方法でも良い。また、キャリア13の位置を検出する方法は、リニアスケールに限らず、例えば、ロータリーエンコーダを用いても良い。
A
また、底板21の上面には、X方向に延設された走行レール30が設けられている。尚、図2は、奥側の走行レール30を取り外した状態を示している。また、側板22,23の下部は、Y方向の内側に向かって、且つ底板21の上面に沿って延設されている。その側板22,23の底板21上に延設された部分の上には、非接触給電を行う送電コイル部31が設けられている。送電コイル部31は、X方向に延びるコイル保持部33と、送電コイル35とを備えている。尚、図1及び図2は、送電コイル35を取り外した状態を示している。コイル保持部33は、X方向に延びる略板状をなしている。コイル保持部33の材料は、例えば、フェライトや電磁鋼板などの磁性材料である。X方向に直交する平面で切断したコイル保持部33の断面形状は、上方に向かって突出する略E字形状をなしている。送電コイル35は、Y方向におけるコイル保持部33の中央部の突出した部分に巻回されている。
Further, a traveling
また、図1及び図2に示すように、キャリア13は、本体部41と、作業台42とを備えている。本体部41は、X方向及びZ方向に長い箱型形状をなし、内部に様々な機器が内蔵されている。作業台42は、X方向に長い略板状をなし、本体部41の上部に固定されている。図4は、キャリア13をX方向から見た側面図であり、本体部41の一部を取り除いた状態を示している。図4に示すように、作業台42の下面には、複数の溝ローラ43が取り付けられている。本実施形態の複数の溝ローラ43は、Y方向における作業台42の側縁部にそれぞれ3個(合計で6個)取り付けられている。また、作業台42の下面には、上記したリニアヘッド40が取り付けられている。
Further, as shown in FIGS. 1 and 2, the
また、本体部41の下面には、走行ローラ45が取り付けられている。走行ローラ45は、Y方向において並んで配置された2つを1組として、X方向において複数組設けられている。各走行ローラ45は、Z方向に沿った回転軸を中心に回転可能となっている。
A traveling
キャリア13は、作業台42を固定部11の上方に配置した状態で、略U字状をなす固定部11のレール内に本体部41を挿入している。固定部11に挿入された本体部41は、固定部11の側板22,23との間に一定の隙間を設けている。複数の溝ローラ43の各々は、側板22,23の上部に設けられたレール部28に対して回転可能に取り付けられている。また、走行ローラ45は、底板21の上面に設けられた走行レール30内に配置され、走行レール30の内壁と接触して回転可能な状態となっている。キャリア13は、溝ローラ43及び走行ローラ45を固定部11に対して回転可能に取り付けられることでX方向へ移動可能となり、作業台42にワーク(部品や完成品など)を載置して移動する。本実施形態の搬送コンベア10は、例えば、複数の固定部11を連結して構成した搬送経路上でキャリア13を移動させ、所定の部品供給位置等においてキャリア13を停止させ、部品の供給などの作業を実行する。
In the
また、本体部41の下面には、非接触給電を行う受電コイル部47が設けられている。受電コイル部47は、X方向に延びるコイル保持部48と、受電コイル49とを備えている。コイル保持部48は、X方向に延びる略板状をなしている。X方向に直交する平面で切断したコイル保持部48の断面形状は、下方に向かって突出する略E字形状をなしている。受電コイル49は、Y方向におけるコイル保持部48の中央部の突出した部分に巻回されている。キャリア13を固定部11内に配置した状態では、受電コイル部47は、Z方向において送電コイル部31と所定の間隔を間に設けて対向して配置されている。
Further, a power
また、図2及び図4に示すように、本体部41内には、受電基板50と、サーボアンプ51と、可動子である巻線部53とが内蔵されている。従って、本実施形態の搬送コンベア10は、固定子(固定部11)にマグネット26を、キャリア13に可動子(巻線部53)を配置した、所謂、ムービングコイル型のリニアモータを構成している。受電基板50は、受電コイル部47と接続され、送電コイル部31から受電コイル部47へ給電された交流電力に応じた電力を供給される。また、受電基板50は、サーボアンプ51と接続され、サーボアンプ51へ電力を供給する。サーボアンプ51は、受電基板50から供給された電力から巻線部53に通電する駆動電流を生成する。
Further, as shown in FIG. 2 and FIG. 4, the
本実施形態の巻線部53は、Y方向における本体部41の両側にそれぞれ設けられている。各巻線部53は、例えば、3つのヨーク53Aのそれぞれに巻線53Bが巻回されている。この3つの巻線53Bの各々は、例えば、U相、V相、W相の各相に対応している。各相のヨーク53A及び巻線53Bは、X方向、即ち、キャリア13の移動方向に並んで配置されている。サーボアンプ51は、駆動電流として、三相の交流電流を各巻線53Bに通電する。巻線部53は、サーボアンプ51から巻線53Bに交流電流を通電されると磁界を発生させ(N極及びS極を誘起され)、固定部11のマグネット26との間に推進力を発生させる。キャリア13は、巻線部53とマグネット26との間に生じる推進力により、X方向に移動する。本実施形態では、Y方向で対向するマグネット26と、Y方向における本体部41の両側に設けられた巻線部53とにより両側式のリニアモータを構成している。受電基板50は、サーボアンプ51を介して巻線部53に通電する駆動電流(三相の交流電流)を制御することで、巻線53Bによって形成する磁界、即ち、キャリア13を移動させる方向や速度を制御する。
The winding
次に、上記した搬送コンベア10における非接触給電装置60について説明する。図5は、搬送コンベア10の非接触給電装置60に係わる部分を示している。本実施形態の非接触給電装置60は、送電ユニット60Aと、受電ユニット60Bとを備える。送電ユニット60Aは、上記した制御基板25、送電コイル部31の他に、直流電源67等を備えている。受電ユニット60Bは、上記した受電基板50、受電コイル部47、サーボアンプ51等を備えている。非接触給電装置60は、送電コイル部31から受電コイル部47へ交流電力を非接触で給電する。
Next, the non-contact
図5に示すように、送電側の制御基板25は、ハーフブリッジ回路61と、共振コンデンサ62と、送電制御部63と、電流検出器65とを備えている。ハーフブリッジ回路61は、直流電源67に接続され、非接触給電装置60の交流電源として機能する。直流電源67は、例えば、固定部11の底板21の下に取り付けられている。あるいは、直流電源67は、搬送コンベア10とは別に設けられる電源装置でもよい。直流電源67は、直流電圧Vdcをハーフブリッジ回路61に出力する。
As shown in FIG. 5, the
ハーフブリッジ回路61は、2つのスイッチング素子TR1,TR2及び2つのダイオードD1,D2を備えている。スイッチング素子TR1,TR2は、例えば、N型のMOSFETである。ダイオードD1,D2は、例えば、スイッチング素子TR1,TR2の各々のボディダイオードであり、転流動作のためのダイオードである。
The
スイッチング素子TR1のドレインは、直流電源67の正側端子及びダイオードD1のカソードに接続されている。また、スイッチング素子TR1のソースは、ダイオードD1のアノード、共振コンデンサ62、スイッチング素子TR2のドレイン、ダイオードD2のカソードに接続さている。同様に、スイッチング素子TR2のドレインは、ダイオードD2のカソードに接続されている。また、スイッチング素子TR2のソースは、ダイオードD2のアノード、直流電源67の負側端子に接続されている。
The drain of the switching element TR1 is connected to the positive terminal of the
スイッチング素子TR1,TR2のゲートは、送電制御部63に接続されている。送電制御部63は、例えば、CPUを主体とした処理回路である。送電制御部63は、スイッチング素子TR1,TR2の各々のゲートにゲート電圧として、PWM(Pulse Width Modulation;パルス幅変調)信号PWMを供給し、スイッチング動作させる。送電制御部63は、例えば、スイッチング素子TR1,TR2を交互にオン・オフする。これにより、共振コンデンサ62及び送電コイル35に交番電流が流れる。送電制御部63は、スイッチング素子TR1,TR2をスイッチング動作させることで、例えば、直流電圧Vdcを矩形波状の交流電圧Vac(交流電力)に変換して送電コイル部31へ出力する。送電制御部63は、PWM信号PWMのデューティ比を変更することで、交流電圧Vacの周波数や実効値を変更可能となっている。送電制御部63は、例えば、起動に応じて、交流電圧Vacの周波数が予め定められた目標の周波数となるようにPWM信号PWMのデューティ比を制御する。この目標周波数は、例えば、送電側及び受電側の共振回路の共振周波数に基づいて設定される。
The gates of the switching elements TR1 and TR2 are connected to the power
送電コイル部31の送電コイル35の一端は、第一電源線L1を介して共振コンデンサ62に接続されている。共振コンデンサ62は、送電コイル35と直列に接続され共振回路を構成する。送電コイル35の他端は、第二電源線L2を介して、スイッチング素子TR2のソースに接続されている。ハーフブリッジ回路61によって生成される矩形波状の交流電圧Vacは、共振コンデンサ62及び送電コイル35によって正弦波状とされる。送電コイル35は、ハーフブリッジ回路61から交流電圧Vacを供給されることにより、磁界(交番磁界)を発生させる。受電コイル部47の受電コイル49は、送電コイル35と相互に電磁結合し、非接触給電を行う。受電コイル49は、例えば、送電コイル35に発生する交番磁界に応じて誘導電流が発生し、非接触で給電される。
One end of the
受電ユニット60Bの受電基板50は、受電変換部71と、受電制御部72とを備えている。受電コイル49は、受電変換部71に接続されている。受電変換部71は、共振コンデンサ73と、AC/DC変換回路75とを備えている。共振コンデンサ73は、受電コイル49に並列接続され、共振回路を構成する。AC/DC変換回路75は、受電コイル49及び共振コンデンサ73に接続されている。AC/DC変換回路75は、ダイオード77及びコンデンサ78を備え、受電コイル49によって非接触で給電した受電電圧Vac2(交流電力)を、半波整流して直流電圧Vdc2に変換する。AC/DC変換回路75は、変換した直流電圧Vdc2を受電制御部72へ供給する。尚、AC/DC変換回路75は、半波整流回路に限らず、例えば、4個の整流ダイオードをブリッジ接続した全波整流回路でも良い。
The
受電制御部72は、AC/DC変換回路75から供給される直流電圧Vdc2を降圧等して、サーボアンプ51へ供給する。また、受電制御部72は、例えば、外部の管理装置と無線通信可能な通信部(図示略)を備え、リニアヘッド40で検出した位置信号を管理装置へ送信する。管理装置は、受信した位置信号に基づいて、キャリア13(図1参照)の制御内容を決定する。受電制御部72は、管理装置から通信部を介して受信した制御指令に応じてサーボアンプ51へ供給する電力を制御する。これにより、キャリア13は、管理装置の制御指令に応じて移動、停止、加速等をする。尚、受電制御部72は、リニアヘッド40の位置信号に基づいて検出したキャリア13の位置に応じてサーボアンプ51へ供給する電力を制御し、移動や停止等しても良い。この場合、キャリア13は、外部の管理装置からの指令ではなく、自動で位置や速度を調整する。
The power
次に、制御基板25の電流検出器65について説明する。電流検出器65は、環状コア81と、アンプ82とを備えている。環状コア81は、例えば、円環状の磁性体コア(トロイダルコアなど)である。環状コア81は、ハーフブリッジ回路61と送電コイル部31とを接続する第一及び第二電源線L1,L2の2つの電源線を挿通している(クランプしている)。環状コア81には、コイル83が巻回されている。アンプ82は、コイル83と接続され、第一及び第二電源線L1,L2に流れるコモンモード電流Icに応じてコイル83に発生する誘導電流を入力する。アンプ82は、コイル83から入力した誘導電流を増幅して、コモンモード電流Icに応じた検出信号Scを送電制御部63に出力する。
Next, the
送電制御部63は、アンプ82から入力した検出信号Scに基づいて、コモンモード電流Icに係わる値を検出する。ここでいうコモンモード電流Icに係わる値とは、コモンモード電流Icの電流値でもよく、あるいは、コモンモード電流Icの電流値と時間とを積分した電流量でも良い。送電制御部63は、コモンモード電流Icに係わる値に基づいて、ハーフブリッジ回路61に供給するPWM信号PWMのデューティ比を制御する。従って、本実施形態のハーフブリッジ回路61は、送電コイル35に流れるコモンモード電流Icの大きさに応じて、送電コイル35へ供給する交流電圧Vacを制御する。
The power
また、本実施形態の送電素子は、送電コイル35(コイル)である。また、非接触給電装置60は、ハーフブリッジ回路61(交流電源)と送電コイル35との間に接続され、送電コイル35と共振回路を構成する共振コンデンサ62を備えている。電流検出器65は、共振コンデンサ62と送電コイル35とを接続する第一及び第二電源線L1,L2(電源線)に流れるコモンモード電流Icに係わる値を検出する。
The power transmission element of this embodiment is the power transmission coil 35 (coil). Further, the contactless
これによれば、非接触給電装置60は、送電コイル35と共振コンデンサ62とを接続した共振回路により非接触の給電を行う。そして、送電コイル35と共振コンデンサ62とを接続する第一及び第二電源線L1,L2に流れるコモンモード電流Icに係わる値を電流検出器65で検出することで、コモンモード電流Icに係わる値(電流値など)を検出する精度の向上が期待できる。例えば、高電圧が発生する送電コイル35により近い位置、即ち、ノイズの発生し易い位置に電流検出器65を配置しコモンモード電流Icを検出することで、検出精度を高めることができる。尚、電流検出器65を配置する場所は、共振コンデンサ62と送電コイル35との間に限らない。例えば、電流検出器65を、ハーフブリッジ回路61の出力端子と共振コンデンサ62との間に配置しても良い。
According to this, the non-contact
(送電制御部63による制御)
次に、送電制御部63が、電流検出器65の検出信号Sc(コモンモード電流Ic)に基づいて、交流電圧Vacを制御する制御方法について説明する。一例として、キャリア13が固定部11上で停止した場合について説明する。図6は、キャリア13(非接触給電の負荷素子)で消費される消費電力W1、コモンモード電流Icの電流値、PWM信号PWMのデューティ比、及び受電コイル部47に受電される受電電圧Vac2の電圧値の関係を示すタイミングチャートである。消費電力W1は、例えば、サーボアンプ51や巻線部53で消費される電力である。(Control by the power transmission control unit 63)
Next, a control method in which the power
まず、例えば、送電側の送電制御部63は、搬送コンベア10の起動に応じて、交流電圧Vacの周波数が予め定められた目標の周波数となるようにPWM信号PWMのデューティ比を制御する。これにより、送電コイル部31から受電コイル部47へ所望の交流電力が供給される。キャリア13は、給電された交流電力に基づいて駆動し、複数の固定部11を連結して構成した搬送路上を移動する。
First, for example, the power
また、搬送作業において、キャリア13は、例えば、作業台42に載置した部品を供給する供給位置で停止する。キャリア13の受電制御部72(図5参照)は、例えば、外部の管理装置から無線通信による制御指令を受信し、サーボアンプ51へ供給する電力を停止する。図6の時間T0に示すように、キャリア13の停止にともなって、消費電力W1は、低減する(図6中のポイントP1)。
Further, in the transfer operation, the
また、非接触給電装置60では、送電側の交流電圧Vacを一定値に維持する制御を継続した状態で、受電側(負荷素子)の消費電力W1を低減させると、受電電圧Vac2が増大する電気的な特性がある。即ち、非接触給電装置60は、非接触給電を実行中に、受電側の負荷が所定の値(例えば、稼働時の半分の負荷)より低くなる又は無負荷の状態となると、受電電圧Vac2が増大する。このため、時間T0から消費電力W1が徐々に低減すると、受電コイル部47の受電電圧Vac2は、これに反して徐々に増大する(ポイントP2)。この間、送電制御部63は、給電する交流電圧Vacを維持するため、PWM信号PWMのデューティ比を一定の比率で維持する。
Further, in the contactless
また、本願の出願人が、実測等によって確認した結果、非接触給電装置60において受電側の負荷を低減又は無負荷の状態とし、消費電力W1を低減させると、受電電圧Vac2の増大とともに、送電側のコモンモード電流Icが増大する傾向がある。図6に示すように、コモンモード電流Icは、キャリア13を停止し受電側の負荷を低減した時間T0以降において、徐々に増大する(ポイントP3)。
In addition, as a result of the actual measurement and the like confirmed by the applicant of the present application, if the load on the power receiving side of the contactless
送電制御部63は、電流検出器65から入力する検出信号Scに基づいて、例えば、コモンモード電流Icの電流値を判定する。送電制御部63は、コモンモード電流Icの電流値が上限値TH1まで増大すると、コモンモード電流Icの電流値が上限値TH1を越えないように、コモンモード電流Icの電流値を上限値TH1に一致させる制御を行う。送電制御部63は、コモンモード電流Icの電流値を上限値TH1に一致させるように、送電コイル部31へ供給する交流電圧Vacを制御するフィードバック制御を実行する。この上限値TH1は、例えば、コモンモード電流Icに起因した放射ノイズが国際規格等で定められたノイズの規格を満たす(上限値を下回る)ように設定される。
The power
時間T1において、コモンモード電流Icが上限値TH1まで増大すると、送電制御部63は、PWM信号PWMのデューティ比を下げる(ポイントP4)。ハーフブリッジ回路61は、例えば、PWM信号PWMのデューティ比の低減に応じてスイッチング素子TR1,TR2のオン期間を減らし、交流電圧Vacの実効値を低減させることで、送電コイル部31の送電コイル35から送電する送電電力を低減する。これにより、交流電圧Vacの低減にともなって、送電コイル35等とグランドとの間の寄生容量によって漏れる電流が低減し、コモンモード電流Icは、低減される。また、送信側の送電電力(交流電圧Vac)の低減に応じて、電磁結合によって受電コイル部47に誘導される誘導電流が低減し、受電電圧Vac2は低減する。これにより、送電及び受電の両側における放射ノイズが低減される。
When the common mode current Ic increases to the upper limit value TH1 at time T1, the power
従って、本実施形態の送電制御部63(制御装置)は、コモンモード電流Icに係わる値が所定の上限値TH1を超えないようにハーフブリッジ回路61(交流電源)から送電コイル部31(送電素子)へ供給する交流電圧Vac(交流電力)を制御する。これによれば、送電制御部63は、コモンモード電流Icの電流値(コモンモード電流Icに係わる値)が上限値を超えないように交流電圧Vacを制御することで、コモンモード電流Icの増大を抑制し、放射ノイズを抑制することができる。
Therefore, the power transmission control unit 63 (control device) of the present embodiment operates from the half bridge circuit 61 (AC power supply) to the power transmission coil unit 31 (power transmission element) so that the value related to the common mode current Ic does not exceed the predetermined upper limit value TH1. ) Is controlled to AC voltage Vac (AC power). According to this, the power
また、本実施形態の送電制御部63(制御装置)は、コモンモード電流Icに係わる値が上限値TH1に一致するようにハーフブリッジ回路61(交流電源)から送電コイル部31(送電素子)へ供給する交流電圧Vac(交流電力)を制御する。これによれば、送電制御部63は、コモンモード電流Icが上限値TH1に一致するように交流電圧Vacを制御する。その結果、コモンモード電流Icの増大を抑制し、放射ノイズを抑制することができる。また、コモンモード電流Icの電流値を上限値TH1に一致させる制御を行う、換言すれば、可能な限りコモンモード電流Icの増大を許容することで、放射ノイズの低減にともなう交流電圧Vac(交流電力)の低減を最小限に抑えることが可能となる。その結果、後述するキャリア13を再度移動させる際に、高い電圧値で維持した交流電圧Vac、即ち、受電電圧Vac2によって電力の供給を開始できるため、キャリア13が停止状態から移動状態へ移行するのに必要な時間をより短縮することができる。このため、上限値TH1は、例えば、上記した国際規格等で定められたノイズの規格を満たし、且つ可能な限り交流電圧Vac(受電電圧Vac2)を大きく維持できる値が好ましい。尚、送電制御部63は、増大するコモンモード電流Icの電流値を上限値TH1に一致させる制御を実行せず、コモンモード電流Icが上限値TH1以下となるように交流電圧Vacを低減する制御を実行しても良い。
Further, the power transmission control unit 63 (control device) of the present embodiment transfers from the half bridge circuit 61 (AC power supply) to the power transmission coil unit 31 (power transmission element) so that the value related to the common mode current Ic matches the upper limit value TH1. The AC voltage Vac (AC power) supplied is controlled. According to this, the power
また、送電制御部63は、コモンモード電流Icの増大に応じてPWM信号PWMのデューティ比(交流電圧Vac)を低減した後、コモンモード電流Icが下限値TH2まで低減すると、コモンモード電流Icを上限値TH1に一致させるため、送電コイル部31へ供給する交流電圧Vacを増大させる制御を実行する。時間T2において、コモンモード電流Icの電流値が下限値TH2まで低減すると、送電制御部63は、PWM信号PWMのデューティ比を上げる(ポイントP5)。ハーフブリッジ回路61は、例えば、PWM信号PWMのデューティ比の増大に応じてスイッチング素子TR1,TR2のオン期間を増やし、交流電圧Vacの実効値を増大させることで、送電コイル部31の送電コイル35から送電する送電電力を増大する。これにより、コモンモード電流Ic及び受電電圧Vac2は増大する。
Further, the power
送電制御部63は、このような上限値TH1及び下限値TH2に基づいた、PWM信号PWMのデューティ比の制御を繰り返し実行する。これにより、コモンモード電流Icは、上限値TH1に近づくように、上限値TH1及び下限値TH2の間の一定の範囲内で維持される。換言すれば、送電コイル部31の送電電力や、受電コイル部47の受電電圧Vac2は、一定の大きさ以上で維持される。
The power
次に、時間T3において、キャリア13は、例えば、作業台42に載置した部品の供給を終了すると、移動を開始する。キャリア13の受電制御部72(図5参照)は、例えば、外部の管理装置からの無線通信による制御指令に応じて、サーボアンプ51へ電力の供給を開始する。これにより、受電側の負荷素子(サーボアンプ51及び巻線部53)は、負荷の低い状態から負荷の増大した状態へと移行する。キャリア13の移動の開始(負荷の増大)にともなって、消費電力W1は、増大する(ポイントP6)。消費電力W1の増大にともなって、コモンモード電流Ic及び受電電圧Vac2は、低減する。
Next, at time T3, the
送電制御部63は、キャリア13の移動の開始にともなってコモンモード電流Icの増大が抑制されるため、上記した上限値TH1及び下限値TH2に基づいた、PWM信号PWMのデューティ比の制御を終了させる。結果として、本実施形態の送電制御部63は、受電側の負荷の低減に合わせて上限値TH1に基づいた、コモンモード電流Icのフィードバック制御を開始し、コモンモード電流Icの増大を抑制する。また、受電側の負荷の増大に合わせてコモンモード電流Icが低減するため、送電制御部63は、上限値TH1によるフィードバック制御を実行しない状態となる。そして、送電制御部63は、時間T0以前と同様に、交流電圧Vacの周波数が予め定められた目標の周波数となるようにPWM信号PWMのデューティ比を制御する。
Since the increase of the common mode current Ic is suppressed with the start of the movement of the
尚、送電ユニット60Aは、受電側の負荷の状態を検出する装置を備えても良い。そして、送電制御部63は、受電側の負荷の状態に応じて上限値TH1を用いたフィードバック制御の開始又は停止のタイミングを決定しても良い。例えば、送電制御部63は、キャリア13(受電ユニット60B)の受電制御部72からリニアヘッド40(図4参照)の位置信号を受信する構成でも良い。そして、送電制御部63は、リニアヘッド40から受信した位置信号に基づいて、キャリア13の位置の変化、即ち、キャリア13の移動の開始にともなう負荷の増加を検出しても良い。例えば、送電制御部63は、図6の時間T4において、キャリア13の移動の開始を検出すると、上限値TH1に基づいたフィードバック制御を終了させても良い。
The
また、例えば、図5に示すように、送電ユニット60Aの制御基板25は、送電コイル部31に流れる電流(ノーマルモードの電流)を検出する電流検出回路85を備えても良い。電流検出回路85は、例えば、送電コイル部31へ流れる電流の電流値の大きさに応じた検出信号Snを送電制御部63へ出力する。そして、送電制御部63は、検出信号Snに基づいてノーマルモードの電流値を検出し、受電側の負荷の増減を検出しても良い。
Further, for example, as shown in FIG. 5, the
因みに、上記実施形態において、送電コイル35は、送電素子の一例である。受電コイル49は、受電素子の一例である。ハーフブリッジ回路61及び直流電源67は、交流電源の一例である。送電制御部63は、制御装置及び電流検出器の一例である。交流電圧Vacは、交流電力の一例である。
Incidentally, in the above embodiment, the
上記実施形態によれば、以下の効果を奏する。
本実施形の送電ユニット60Aは、非接触で電力を送電する送電ユニットである。送電ユニット60Aは、ハーフブリッジ回路61及び直流電源67(交流電源)と、交流電源と接続され交流電源から交流電圧Vac(交流電力)を供給され、交流電力を非接触で受電コイル49(受電素子)へ給電する送電コイル35(送電素子)と、送電コイル35に流れるコモンモード電流Icに係わる値を検出する電流検出器(電流検出器65、送電制御部63)と、交流電源を制御する送電制御部63(制御装置)と、を備え、送電制御部63は、電流検出器65により検出したコモンモード電流Icに係わる値に基づき、交流電源から送電コイル35へ供給する交流電圧Vacを制御する。According to the above-mentioned embodiment, the following effects are produced.
The
これによれば、送電制御部63は、電流検出器65の検出信号Scに基づいて、送電コイル35に流れるコモンモード電流Icの電流値を検出する。そして、送電制御部63は、検出したコモンモード電流Icの電流値に基づき、ハーフブリッジ回路61から送電コイル35へ供給する交流電圧Vacを制御する。送電制御部63は、コモンモード電流Icの増大に応じて、交流電圧Vacを低減等することで、コモンモード電流Icの増大を抑制し、放射ノイズを抑制することができる。
According to this, the power
尚、本願は、上記実施形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。
具体的には、例えば、上記実施形態では、送電素子及び受電素子としてコイルを採用しているが、これに限らず、平板状の電極を採用することが可能である。即ち、非接触給電の方式として、電磁結合方式や電磁誘導方式に限定されず、静電結合方式を採用しても良い。また、所謂、直流共鳴方式で非接触の給電を行う交流電源に、本願の送電ユニットを適用しても良い。
また、上記実施形態では、本願の送電ユニットを、搬送コンベア10に適用したが、これに限らず、他の非接触給電装置に適用しても良い。本願の送電ユニットを、例えば、非接触で携帯電話に充電を行う非接触給電装置に適用しても良い。この場合、送電ユニットは、充電対象の携帯電話を設置した状態(負荷の増加)と、携帯電話を取り除いた状態(負荷の低減)に応じて、コモンモード電流Icに基づいたフィードバック制御を実行しても良い。It should be noted that the present application is not limited to the above-described embodiment, and can be implemented in various modes in which various changes and improvements are made based on the knowledge of those skilled in the art.
Specifically, for example, in the above-described embodiment, the coils are used as the power transmitting element and the power receiving element, but the present invention is not limited to this, and it is possible to use flat electrodes. That is, the contactless power feeding method is not limited to the electromagnetic coupling method and the electromagnetic induction method, and the electrostatic coupling method may be adopted. Further, the power transmission unit of the present application may be applied to an AC power supply that performs non-contact power supply by a so-called DC resonance method.
Further, in the above-described embodiment, the power transmission unit of the present application is applied to the
また、上記実施形態では、本願の交流電源として、ハーフブリッジ回路61と直流電源67を接続する構成としたがこれに限らない。例えば、交流電源として商用電源を用いても良い。この場合、送電制御部63は、商用電源を変圧等する変圧回路を制御し、交流電圧Vacを制御しても良い。
また、交流電圧Vacを制御する方法は、ハーフブリッジ回路61のPWM信号PWMを制御する方法に限らない。例えば、送電制御部63は、直流電源67から出力される直流電圧Vdcを制御し、交流電圧Vacを制御する構成でも良い。Further, in the above-described embodiment, the
The method of controlling the AC voltage Vac is not limited to the method of controlling the PWM signal PWM of the
35 送電コイル(送電素子)、49 受電コイル(受電素子)、60 非接触給電装置、60A 送電ユニット、60B 受電ユニット、61 ハーフブリッジ回路(交流電源)、62 共振コンデンサ、63 送電制御部(制御装置及び電流検出器)、65 電流検出器、67 直流電源(交流電源)、Vac 交流電圧(交流電力)、Ic コモンモード電流、L1 第一電源線、L2 第二電源線、TH1 上限値。 35 power transmission coil (power transmission element), 49 power reception coil (power reception element), 60 non-contact power supply device, 60A power transmission unit, 60B power reception unit, 61 half bridge circuit (AC power supply), 62 resonance capacitor, 63 power transmission control unit (control device) And current detector), 65 current detector, 67 DC power supply (AC power supply), Vac AC voltage (AC power), Ic common mode current, L1 first power supply line, L2 second power supply line, TH1 upper limit value.
Claims (5)
交流電源と、
前記交流電源と接続され前記交流電源から交流電力を供給され、前記交流電力を非接触で受電素子へ給電する送電素子と、
前記送電素子に流れるコモンモード電流に係わる値を検出する電流検出器と、
前記交流電源を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記電流検出器により検出した前記コモンモード電流に係わる値に基づき、前記交流電源から前記送電素子へ供給する前記交流電力を制御する、送電ユニット。A power transmission unit for wirelessly transmitting electric power,
AC power supply,
A power transmitting element that is connected to the AC power source and is supplied with AC power from the AC power source, and that supplies the AC power to a power receiving element in a contactless manner,
A current detector for detecting a value related to a common mode current flowing in the power transmitting element,
A control device for controlling the AC power supply,
The power transmission unit, wherein the control device controls the AC power supplied from the AC power supply to the power transmission element based on a value related to the common mode current detected by the current detector.
前記交流電源と前記コイルとの間に接続され、前記コイルと共振回路を構成する共振コンデンサを備え、
前記電流検出器は、前記共振コンデンサと前記コイルとを接続する電源線に流れる前記コモンモード電流に係わる値を検出する、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の送電ユニット。The power transmission element is a coil,
A resonance capacitor that is connected between the AC power supply and the coil and that forms a resonance circuit with the coil;
The power transmission unit according to claim 1, wherein the current detector detects a value related to the common mode current flowing in a power supply line that connects the resonance capacitor and the coil.
非接触で前記交流電力を受電する前記受電素子を備える受電ユニットと、
を備える、非接触給電装置。The power transmission unit according to any one of claims 1 to 4,
A power receiving unit including the power receiving element that receives the AC power in a non-contact manner,
A contactless power supply device comprising:
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