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JP6707330B2 - 画像処理装置及び磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

画像処理装置及び磁気共鳴イメージング装置 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、画像処理装置及び磁気共鳴イメージング装置に関する。
近年、磁気共鳴イメージング装置を用いた中枢神経系疾患の研究や脳科学の研究が盛んに行われている。例えば、アルツハイマー病を含む認知症は、高齢化社会の世界的な進展とともに、早期発見及び早期治療の必要性がますます高まっている。磁気共鳴イメージング装置は、多種多様な物理的、科学的及び生理学的な性質を高コントラスト画像として提供できる点で、中枢神経系での評価に無くてはならない装置となっている。
Zhou J1、Gennatas ED、Kramer JH、Miller BL、Seeley WW、"Predicting regional neurodegeneration from the healthy brain functional connectome"、Neuron. 2012 Mar 22;73(6):1216-27 Susumu Mori、Kenichi Oishi、Andreia V. Faria、Michael I. Miller3、"Atlas-Based Neuroinformatics via MRI: Harnessing Information from Past Clinical Cases and Quantitative Image Analysis for Patient Care"、Annual Review of Biomedical Engineering、Vol.15:71-92
本発明が解決しようとする課題は、脳の解剖構造の特徴を脳の領域間の接続性と結び付けた解析を支援することができる画像処理装置及び磁気共鳴イメージング装置を提供することである。
実施形態に係る画像処理装置は、第1取得部と、第2取得部と、解析部とを備える。第1取得部は、被検体の脳内に点在する複数の関心対象が描出されたMR画像を取得する。第2取得部は、脳複数の領域に関する領域間の接続性を示す接続情報を取得する。解析部は、記接続情報を用いて、前記複数の領域の中から接続関係を有する領域を特定し、前記MR画像を用いて、前記複数の関心対象のうち、前記接続関係を有すると特定された領域間を接続する神経線維群の付近にある関心対象、又は、前記接続関係を有すると特定された領域間を接続する領域に含まれる関心対象に関する解析を行って、解析値を算出する。
図1は、第1の実施形態に係る画像処理装置の構成例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係る第1取得機能によって取得されるT2*強調画像の一例を示す模式図(1)である。 図3は、第1の実施形態に係る第1取得機能によって取得されるT2*強調画像の一例を示す模式図(2)である。 図4は、第1の実施形態に係る第2取得機能によって取得されるDTT画像の一例を示す模式図である。 図5は、第1の実施形態に係る解析機能による選択操作の受け付けの一例を示す図である。 図6は、第1の実施形態に係る解析機能による解析結果の表示の一例を示す図である。 図7は、第1の実施形態に係る画像処理装置による画像処理の処理手順を示すフローチャートである。 図8は、第1の実施形態に係る第1の変形例における選択操作の受け付けの一例を示す図である。 図9は、第1の実施形態に係る第2の変形例における解析値の表示の一例を示す図である。 図10は、第1の実施形態に係る第3の変形例における解析値の表示の一例を示す図である。 図11は、第1の実施形態に係る第3の変形例における解析値の重み付けの一例を示す図である。 図12は、第2の実施形態に係る解析機能による選択操作の受け付けの一例を示す図である。 図13は、第2の実施形態に係る解析機能による解析の流れを示す図である。 図14は、第2の実施形態に係る画像処理装置による画像処理の処理手順を示すフローチャートである。 図15は、第3の実施形態に係るMRI装置の構成例を示す図である。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る画像処理装置の構成例を示す図である。例えば、図1に示すように、本実施形態に係る画像処理装置300は、ネットワーク400を介して、磁気共鳴イメージング(Magnetic Resonance Imaging:MRI)装置100と、画像保管装置200とに接続される。なお、画像処理装置300は、ネットワーク400を介して、X線CT(Computed Tomography)装置や、超音波診断装置、PET(Positron Emission Tomography)装置等の他の画像診断装置にさらに接続されてもよい。
MRI装置100は、磁気共鳴現象を利用して被検体の画像データを収集する。具体的には、MRI装置100は、操作者によって設定された撮像条件に基づいて各種撮像シーケンスを実行することで、被検体から磁気共鳴データを収集する。そして、MRI装置100は、収集した磁気共鳴データに対してフーリエ変換処理等の画像処理を施すことで、二次元又は三次元の画像データを生成する。
画像保管装置200は、各種画像診断装置によって収集された画像データを保管する。具体的には、画像保管装置200は、ネットワーク400を介してMRI装置100から画像データを取得し、取得した画像データを装置内又は装置外に設けられた記憶回路に記憶させる。例えば、画像保管装置200は、サーバ装置等のコンピュータ機器によって実現される。
画像処理装置300は、各種画像診断装置によって収集された画像データを処理する。具体的には、画像処理装置300は、ネットワーク400を介してMRI装置100又は画像保管装置200から画像データを取得し、装置内又は装置外に設けられた記憶回路に記憶させる。また、画像処理装置300は、取得した画像データに対して各種画像処理を行い、画像処理を行う前又は画像処理を行った後の画像データをディスプレイ等に表示する。例えば、画像処理装置300は、ワークステーション等のコンピュータ機器によって実現される。
例えば、図1に示すように、画像処理装置300は、I/F(インターフェース)回路310と、記憶回路320と、入力回路330と、ディスプレイ340と、処理回路350とを有する。
I/F回路310は、画像処理装置300と、ネットワーク400を介して接続された他の装置との間で送受信される各種データの伝送及び通信を制御する。具体的には、I/F回路310は、処理回路350に接続され、処理回路350から出力される画像データを所定の通信プロトコルに準拠した形式に変換し、MRI装置100又は画像保管装置200に送信する。また、I/F回路310は、MRI装置100又は画像保管装置200から受信した画像データを処理回路350に出力する。例えば、I/F回路310は、ネットワークカードやネットワークアダプタ、NIC(Network Interface Controller)等によって実現される。
記憶回路320は、各種データを記憶する。具体的には、記憶回路320は、処理回路350に接続され、処理回路350から送られる命令に応じて、入力された画像データを記憶し、又は、記憶している画像データを処理回路350に出力する。例えば、記憶回路320は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子や、ハードディスク、光ディスク等によって実現される。
入力回路330は、操作者から各種指示及び各種情報の入力操作を受け付ける。具体的には、入力回路330は、処理回路350に接続され、操作者から受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路350に出力する。例えば、入力回路330は、トラックボール、スイッチボタン、マウス、キーボード、タッチパネル等によって実現される。
ディスプレイ340は、各種情報及び各種画像を表示する。具体的には、ディスプレイ340は、処理回路350に接続され、処理回路350から出力される画像データに基づいて、各種の形式で画像を表示する。例えば、ディスプレイ340は、液晶モニタやCRT(Cathode Ray Tube)モニタ、タッチパネル等によって実現される。
処理回路350は、入力回路330を介して操作者から受け付けた入力操作に応じて、画像処理装置300が有する各構成要素を制御する。具体的には、処理回路350は、I/F回路310から出力される画像データを記憶回路320に記憶させる。また、処理回路350は、記憶回路320から読み出した画像データをディスプレイ340に表示する。例えば、処理回路350は、プロセッサによって実現される。
このような構成のもと、本実施形態に係る画像処理装置300は、例えば、医師によって操作され、中枢神経のネットワークに関する特徴量を解析するために用いられる。
近年、MRI装置を用いた中枢神経系疾患の研究や脳科学の研究が盛んに行われている。例えば、アルツハイマー病を含む認知症は、高齢化社会の世界的な進展とともに、早期発見及び早期治療の必要性がますます高まっている。MRI装置は、多種多様な物理的、科学的及び生理学的な性質を高コントラスト画像として提供できる点で、中枢神経系での評価に無くてはならない装置となっている。その中でも、拡散テンソルトラクトグラフィ(Diffusion Tensor Tractography:DTT)や安静時機能的MRI(resting-state functional MRI:rs−fMRI)は、脳の領域間の構造的あるいは機能的な接続性を描出できる手法として注目されている。
DTTは、拡散テンソル(Diffusion Tensor Imaging:DTI)画像から神経線維をトラッキングし、トラッキングの軌跡が描出されたDTT画像を生成する手法である。トラッキングされた軌跡は、脳の一部の領域間を接続する線、あるいは脳の一部の領域から末梢神経側へ接続する線として表現される。拡散テンソル画像は拡散の異方性を表現しており、異方性自体は水分子を含む中枢神経の構造を反映していると考えられており、DTT画像の軌跡は、その両端部間の構造的な接続性を表していると解釈される。端部の代表例として脳回が挙げられる。さらには、接続性の情報を用いて白質の領域分けも行なわれている。
また、rs−fMRIは、BOLD(Blood Oxygenation Level Dependent)法を用いたfMRIの一手法であり、被検体に対して特段の刺激やタスクを与えることなくBOLD法の撮像を行うことで、脳の各領域の信号強度変化を領域間で相関を取るものである。rs−fMRIにより、脳の各領域の間の相関を示すrs−fMRI画像が得られる。相関が高い領域は、機能的な接続性を有していると解釈される。その結果の表示方法としては、相関の大小を色づけした統計パラメータマッピング等が利用される。なお、機能的な接続性を得る方法としては、タスクを与えたfMRIやASL(Arterial Spin Labeling)法等も挙げられる。
一方、アルツハイマー病を含む認知症においては、他のMRIの画像種(例えば、T1強調画像、T2*強調画像、磁化率強調画像、FLAIR(Fluid Attenuation Inversion Recovery)画像、拡散強調(Diffusion Weighted Imaging:DWI)画像、DTI画像等)も取得され、解剖学的な脳の特徴が診断に利用されている。T2*強調画像では、脳出血、微小出血等の異常個所を把握することができる。FLAIR画像やDWI画像では、梗塞が発生している箇所を描出することができる。これらの画像種では、脳の各箇所の状態を把握することができる。
このように、MRI装置を用いることで、各個人について、脳内の解剖構造を示す画像や、構造的な接続性を示す画像、機能的な接続性を示す画像を得ることができる。
しかしながら、一般的に、これらの画像を相互に比較しながら参照して症状や認知機能の状態を把握するには目視に頼らざるを得ず、定量性のある比較方法が無いがために、症状との対応の程度や将来予測への利用も進んでいない。
このようなことから、本実施形態に係る画像処理装置300は、脳の解剖構造の特徴を脳の領域間の接続性と結び付けた解析を支援することができるように構成されている。
具体的には、処理回路350が、第1取得機能351と、第2取得機能352と、解析機能353とを備える。なお、第1取得機能351は、特許請求の範囲における第1取得部の一例である。また、第2取得機能352は、特許請求の範囲における第2取得部の一例である。また、解析機能353は、特許請求の範囲における解析部の一例である。
第1取得機能351は、被検体の脳の組織性状が描出されたMR画像を取得する。具体的には、第1取得機能351は、ネットワーク400を介してMRI装置100又は画像保管装置200から解析対象のMR画像を取得し、取得したMR画像を記憶回路320に記憶させる。例えば、第1取得機能351は、MR画像として、T1強調画像、T2*強調画像、磁化率強調画像、定量的磁化率マップ、FLAIR画像、DWI画像、DTI画像等を取得する。
本実施形態では、第1取得機能351は、T2*強調画像を取得する。具体的には、第1取得機能351は、MRI装置100又は画像保管装置200から解析対象のT2*強調画像を取得する。なお、第1取得機能351は、T2*強調画像を収集するためのパルスシーケンスによって収集された磁気共鳴データを取得し、取得した磁気共鳴データに基づいて、T2*強調画像を生成してもよい。また、第1取得機能351は、T2*強調画像の代わりに、磁化率強調画像を取得してもよい。
図2及び3は、第1の実施形態に係る第1取得機能351によって取得されるT2*強調画像の一例を示す模式図である。図2は、頭部前面から最小値投影法によって投影した場合のT2*強調画像を示しており、図3は、頭部側面から最小値投影法によって投影した場合のT2*強調画像を示している。図2及び3において、黒い点状の領域が微小出血を表しており、ヘモジデリンによる磁場不均一性によって点状の信号低下領域が発生していると考えられている。微小出血は、脳表面、脳深部ともに存在し得る。
第2取得機能352は、脳を機能的又は解剖学的に区分けした複数の領域に関する領域間の接続性を示す接続情報を取得する。具体的には、第2取得機能352は、ネットワーク400を介してMRI装置100又は画像保管装置200から接続情報を取得し、取得した接続情報を記憶回路320に記憶させる。
なお、第2取得機能352は、第1取得機能351によって取得されたMR画像と同じ被検体から得られた接続情報を取得する。また、第2取得機能352は、第1取得機能351によって取得されたMR画像を収集したプロトコルと同じ検査で実行された他のプロトコルで得られた接続情報を取得する。
本実施形態では、第2取得機能352は、脳を機能的又は解剖学的に区分けした複数の領域に関する構造的な接続性を示す接続情報を取得する。
本実施形態では、第2取得機能352は、接続情報として、脳の神経線維が描出されたDTT画像を取得する。具体的には、第2取得機能352は、第1取得機能351によって取得されたT2*強調画像と同じ検査で同じ被検体から得られたDTI画像をMRI装置100又は画像保管装置200から取得する。そして、第2取得機能352は、取得したDTI画像から神経線維をトラッキングすることで、DTT画像を生成する。なお、第2取得機能352は、MRI装置100又は画像保管装置200によってDTT画像が生成されている場合には、直接、DTT画像を取得してもよい。また、第2取得機能352は、DWI画像を取得し、取得したDWI画像に基づいてDTI画像を生成し、生成したDTI画像に基づいてDTT画像を生成してもよい。また、第2取得機能352は、DWI画像を収集するためのパルスシーケンスによって収集された磁気共鳴データを取得し、取得した磁気共鳴データからDWI画像、DTI画像、及びDTT画像を生成してもよい。
図4は、第1の実施形態に係る第2取得機能352によって取得されるDTT画像の一例を示す模式図である。図4は、図2及び3に示したT2*強調画像と同じ検査で得られた同じ被検体のDTT画像を示している。なお、図4では、主に延髄部分から皮質領域へ到達する神経線維を示しているが、実際には、皮質領域から別の皮質領域に接続される神経線維も存在している。例えば、図4に示す神経線維群21は、延髄部分から脳の右半球の皮質領域へ到達しており、その軌跡は、右半球に含まれる皮質領域及び白質領域の接続性を示している。また、例えば、図4に示す神経線維群22は、延髄部分から脳の左半球の皮質領域へ到達しており、その軌跡は、左半球に含まれる皮質領域及び白質領域の接続性を示している。
解析機能353は、第1取得機能351によって取得されたMR画像、及び、第2取得機能352によって取得された接続情報を用いて解析を行って、脳を機能的又は解剖学的に区分けした複数の領域に割り当てられる解析結果を表示する。具体的には、解析機能353は、第1取得機能351によって取得されたMR画像と、第2取得機能352によって取得された接続情報とをそれぞれ記憶回路320から読み出し、読み出したMR画像及び接続情報を用いて解析を行って、解析結果を表示する。
なお、解析機能353は、第1取得機能351によって取得されたMR画像と同じ被検体から得られた接続情報を用いて解析を行う。また、解析機能353は、第1取得機能351によって取得されたMR画像を収集したプロトコルと同じ検査で実行された他のプロトコルで得られた接続情報を用いて解析を行う。
本実施形態では、解析機能353は、脳の複数の領域に関する構造的な接続性を示す接続情報を用いて解析を行う。
本実施形態では、解析機能353は、接続情報として、脳の神経線維が描出されたDTT画像を用いて解析を行う。
具体的には、解析機能353は、第2取得機能352によって取得されたDTT画像をディスプレイ340に表示し、入力回路330を介して、DTT画像に描出されている神経線維群の中から特定の神経線維群を選択する操作を操作者から受け付ける。
図5は、第1の実施形態に係る解析機能353による選択操作の受け付けの一例を示す図である。なお、ここでは、図4に示したDTT画像が用いられる場合の例を説明する。例えば、図5に示すように、解析機能353は、ディスプレイ340に表示されたDTT画像上にROI(Region Of Interest)31を表示する。ここでいうROI31とは、操作者が入力回路330を介してDTT画像上の任意の位置に配置することが可能なグラフィックであり、ROI31が配置された位置にある神経線維群が選択される。なお、図5に示す例では、選択された神経線維群のみを表示し、選択されていない神経線維群を非表示としているが、選択されていない神経線維群を表示したままとしてもよい。
また、解析機能353は、選択された神経線維群に基づいて、第1取得機能351によって取得されたT2*強調画像のデータを解析することで、選択された神経線維群に接続されている領域に関連する微小出血の領域を抽出する。
例えば、解析機能353は、選択された神経線維群の近傍に位置する微小出血の領域をT2*強調画像から抽出する。ここで、解析機能353は、操作者によって神経線維群が選択されると、DTT画像のデータに基づいて、選択された神経線維群が通る経路を示す位置情報を取得する。また、解析機能353は、DTT画像のデータから取得した位置情報に基づいて、T2*強調画像のデータにおいて、選択された神経線維群に対応する経路を特定する。そして、解析機能353は、T2*強調画像のデータを解析して、特定した経路からの距離が所定の大きさの範囲内である微小出血の領域を抽出する。このとき、例えば、解析機能353は、テンプレートマッチング又は画像の空間微分を求めることで、信号値が所定の閾値以下である点状の領域を微小出血の領域として抽出する。
その後、解析機能353は、解析結果に応じて、ディスプレイ340に表示されているMR画像における当該解析結果が割り当てられた領域の表示態様を変更する。例えば、解析機能353は、ディスプレイ340に表示されているT2*強調画像に描出されている微小出血の領域のうち、選択された神経線維群に接続されている領域に関連する微小出血の領域のみを選択的に表示する。
図6は、第1の実施形態に係る解析機能353による解析結果の表示の一例を示す図である。なお、ここでは、図4に示したDTT画像、及び、図3に示したT2*強調画像が用いられる場合の例を説明する。例えば、解析機能353は、第1取得機能351によって取得されたT2*強調画像をディスプレイ340に表示する。このとき、例えば、図3に示したように、T2*強調画像上には、8つの微小出血の領域が表示される。そして、例えば、解析機能353は、操作者によってDTT画像上で神経線維群22が選択されると、T2*強調画像に描出されている微小出血のうち、抽出された微小出血のみを表示するように、神経線維群22に接続されている皮質領域及び白質領域の表示態様を変更する。これにより、例えば、図6に示すように、T2*強調画像上には、5つの微小出血の領域が選択的に表示される。
以上、処理回路350が有する第1取得機能351、第2取得機能352及び解析機能353について説明したが、これらの処理機能は、例えば、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態で記憶回路320に記憶される。処理回路350は、各プログラムを記憶回路320から読み出し、読み出した各プログラムを実行することで、各プログラムに対応する処理機能を実現する。換言すると、各プログラムを読み出した状態の処理回路350は、図1に示した各処理機能を有することとなる。
なお、図1では、第1取得機能351、第2取得機能352及び解析機能353の処理機能が単一の処理回路350によって実現される場合の例を説明したが、実施形態はこれに限られない。例えば、処理回路350は、複数の独立したプロセッサを組み合わせて構成され、各プロセッサが各プログラムを実行することにより各処理機能を実現するものとしても構わない。また、処理回路350が有する各処理機能は、単一又は複数の処理回路に適宜に分散又は統合されて実現されてもよい。
図7は、第1の実施形態に係る画像処理装置300による画像処理の処理手順を示すフローチャートである。例えば、図7に示すように、本実施形態に係る画像処理装置300では、第1取得機能351が、T2*強調画像を取得する(ステップS101)。このステップS101は、例えば、処理回路350が第1取得機能351に対応する所定のプログラムを記憶回路320から呼び出して実行することにより実現される。
続いて、第2取得機能352が、第1取得機能351によって取得されたT2*強調画像と同じ検査で同じ被検体から得られたDTI画像を取得する(ステップS102)。また、第2取得機能352は、DTI画像から神経線維をトラッキングすることでDTT画像を生成する(ステップS103)。このステップS102及びS103は、例えば、処理回路350が第2取得機能352に対応する所定のプログラムを記憶回路320から呼び出して実行することにより実現される。
その後、解析機能353が、ディスプレイ340に表示されているDTT画像上で、DTT画像に描出されている神経線維群の中から特定の神経線維群を選択する操作を操作者から受け付ける(ステップS104)。また、解析機能353は、T2*強調画像のデータを解析することで、選択された神経線維群に接続されている領域に関連する微小出血の領域を抽出する(ステップS105)。そして、解析機能353は、抽出された微小出血の領域を表示する(ステップS106)。このステップS104〜S106は、例えば、処理回路350が解析機能353に対応する所定のプログラムを記憶回路320から呼び出して実行することにより実現される。
なお、図7において、第1取得機能351がT2*強調画像を取得する処理(ステップS101)と、第2取得機能352がDTI画像を取得してDTT画像を生成する処理(ステップS102及びS103)とは、実行順が逆になってもよい。
上述したように、第1の実施形態によれば、脳の領域間の構造的な接続性を示す接続情報に基づいて、脳の組織性状が描出されたMR画像を解析することによって、脳の領域間の構造的な接続性と、MR画像が有する微小出血の形態情報との関係性を画像として明瞭に提示することができる。
一般的に、例えば、T2*強調画像とDTT画像とを用いた診断では、読影医がそれぞれの画像を目視で独立に観察することが行われていた。これに対し、第1の実施形態によれば、T2*強調画像とDTT画像とが統合された情報に加工されて表示されるので、診断に係る労力を低減することができる。また、診断の精度を向上することができる。
以上のことから第1の実施形態によれば、脳の解剖構造の特徴を脳の領域間の接続性と結び付けた解析を支援することができる。
(第1の実施形態に係る第1の変形例)
なお、上述した説明では、解析機能353が、DTT画像に描出されている神経線維群の中から特定の神経線維群を選択する操作を受け付けることとしたが、実施形態はこれに限られない。例えば、解析機能353が、脳を機能的又は解剖学的に区分けした複数の領域の中から特定領域を選択する操作を受け付けてもよい。
この場合には、第1取得機能351が、解析対象のMR画像と同じ検査で収集された脳の形態画像をさらに取得する。例えば、第1取得機能351は、形態画像として、T1強調画像を取得する。
また、解析機能353は、標準的な脳を機能的又は解剖学的に区分けした複数の領域に関する構造的な接続性を示すモデルを用いて、第1取得機能351によって取得された形態画像に描出されている脳の領域を複数の領域にセグメンテーションする。例えば、ここでいう複数の領域には、皮質領域や白質領域が含まれる。
図8は、第1の実施形態に係る第1の変形例における選択操作の受け付けの一例を示す図である。例えば、図8の上段に示すように、解析機能353は、形態画像41に合わせてモデル42を変形させて位置合わせすることで、形態画像41に描出されている脳の領域を複数の領域にセグメンテーションする。また、例えば、図8の中段に示すように、解析機能353は、セグメンテーションされた各領域を表す情報を重畳させた形態画像41をディスプレイ340に表示する。そして、例えば、図8の下段に示すように、解析機能353は、入力回路330を介して、形態画像41上に表示された複数の領域の中から特定の領域を選択する操作を受け付ける。なお、図8の下段では、形態画像41上で選択された領域に斜線の模様を付している。
その後、解析機能353は、操作者によって領域が選択されると、形態画像41のデータに基づいて、選択された領域の位置情報を取得する。また、解析機能353は、形態画像41のデータから取得した位置情報に基づいて、DTT画像のデータにおいて、選択された領域に接続される神経線維群を特定する。そして、解析機能353は、上述した第1の実施形態と同様の方法により、形態画像41上で特定された神経線維群に基づいて、第1取得機能351によって取得されたT2*強調画像のデータを解析することで、選択された神経線維群に接続されている領域に関連する微小出血の領域を抽出する。
このように、第1の変形例では、解析機能353は、特定の脳皮質領域や、脳回、葉に接続している神経線維が選択されるように皮質領域自体を選択させたり、神経線維の接続性を元に領域分けされた白質領域を選択させる。この方法は、脳の領域を選択することで、神経線維群を間接的に選択することに対応する。この場合には、微小出血領域を抽出する方法としては、選ばれた皮質領域の近傍に含まれる点状信号低下領域を抽出したり、領域分けされた白質領域に対応する神経線維群の走行を元に抽出することになる。
(第1の実施形態に係る第2の変形例)
なお、上述した第1の実施形態では、解析機能353が、解析結果として微小出血の領域を選択的に表示する場合の例を説明したが、実施形態はこれに限られない。例えば、解析機能353が、MR画像及び接続情報を用いて解析値を算出し、算出した解析値を脳の診断を行うための指標として表示してもよい。なお、この場合に、解析機能353は、微小出血の領域の表示に加えて、解析値を表示してもよいし、微小出血の領域の表示は行わずに、解析値のみを表示してもよい。
この場合には、解析機能353は、第1取得機能351によって取得されたMR画像、及び、第2取得機能352によって取得された接続情報を用いて、脳を機能的又は解剖学的に区分けした複数の領域に割り当てられる解析値を算出する。
具体的には、解析機能353は、上述した実施形態と同様に、操作者によって選択された神経線維群に基づいて、第1取得機能351によって取得されたT2*強調画像のデータを解析することで、選択された神経線維群に接続されている領域に関連する微小出血の領域を抽出する。そして、解析機能353は、抽出された微小出血の領域に関する解析値を算出する。例えば、解析機能353は、解析値として、抽出された微小出血の領域の個数を算出する。また、例えば、解析機能353は、解析値として、抽出された微小出血の体積の合計値を算出してもよい。
その後、解析機能353は、算出された解析値をディスプレイ340に表示する。具体的には、解析機能353は、選択された神経線維群を示す情報と、その神経線維群に接続されている領域に割り当てられる解析値とを対応付けて表示する。
図9は、第1の実施形態に係る第2の変形例における解析値の表示の一例を示す図である。例えば、図9に示すように、解析機能353は、操作者によって選択された神経線維群を示す情報と、算出した微小出血の領域の個数とをリスト形式でディスプレイ340に表示する。なお、このとき、解析機能353は、算出した微小出血の領域の個数を、選択された神経線維群の近傍の度合いに応じて重み付けしてもよい。また、例えば、解析機能353は、神経線維群の経路の性質に応じて重み付けを変えてもよい。この場合に、例えば、解析機能353は、神経線維群の経路が、髄質領域に含まれるか、皮質領域に含まれるかに応じて重み付けを変える。
(第1の実施形態に係る第3の変形例)
また、上述した第2の変形例では、解析機能353が、選択された神経線維群を示す情報と、その神経線維群に接続されている領域に割り当てられる解析値とをリスト形式で表示する場合の例を説明したが、実施形態はこれに限られない。例えば、解析機能353が、脳の複数の領域について、領域間の相関図の形式で解析値を表示してもよい。
この場合には、解析機能353は、接続関係を有する領域の組み合わせごとに解析結果を表示する。例えば、解析機能353は、脳の複数の領域について、2つの領域の組み合わせごとに、出血の度合いを示す出血指標を算出する。このとき、例えば、解析機能353は、上述した第1の実施形態で説明した方法で、T2*強調画像から微小出血の領域を抽出し、抽出された微小出血の領域の個数に応じて出血指標を算出する。例えば、解析機能353は、微小出血の個数が多いほど大きな値となるように出血指標を算出する。
図10は、第1の実施形態に係る第3の変形例における解析値の表示の一例を示す図である。例えば、図10に示すように、解析機能353は、領域1、領域2、領域3、及び領域4について、2つの領域の組み合わせごとに、縦軸及び横軸の2次元の方向に沿って、タイル状(四角形状)のグラフィックを並べて表示する。このとき、解析機能353は、出血指標の値に応じて各グラフィックを色付けして表示する。例えば、出血指標は、1〜10の数値で表され、数値の大きさに応じて異なる色が割り当てられる。これにより、各領域間の相関が表される。
なお、例えば、図10に示すように、解析機能353は、2つの異なる領域に関して横軸と縦軸とを入れ替えた2つの組み合わせについて、それぞれ出血指標を表示する。すなわち、解析機能353は、横軸−縦軸で領域の組み合わせを表現した場合に、例えば、領域2−領域3の組み合わせ、及び、領域3−領域2の組み合わせのそれぞれについて出血指標を表示する。なお、解析機能353は、例えば、領域1と領域1との組合せ、領域2と領域2との組合せのように同じ領域の組み合わせについては、出血指標を表示しない。
例えば、解析機能353は、2つの異なる領域に関する2つの組み合わせについて、2つの領域の間における微小出血の位置に応じて、それぞれの出血指標を重み付けする。例えば、解析機能353は、2つの異なる領域に関する2つの組み合わせについて、微小出血の領域が2つの領域のどちらに近いかに応じて、それぞれの出血指標を重み付けする。
図11は、第1の実施形態に係る第3の変形例における解析値の重み付けの一例を示す図である。なお、図11は、一例として、領域2及び領域3と、領域2と領域3とを接続する神経線維群とを概念的に示している。図11において、左側の丸い領域が領域2を示し、右側の丸い領域が領域3を示し、左右の丸い領域の間をつなぐ直線が、領域2と領域3とを接続する神経線維群を示している。
例えば、解析機能353は、領域2と領域3とを接続する神経線維群を、領域2及び領域3それぞれから等しい距離にある位置で、領域2に近い側の神経線維群51と、領域3に近い側の神経線維群52とに分ける。そして、解析機能353は、神経線維群51の近傍にある微小出血の個数に基づいて、領域2−領域3の組み合わせに関する出血指標を算出し、神経線維群52の近傍にある微小出血の個数に基づいて、領域3−領域2の組み合わせに関する出血指標を算出する。
上述した第2及び第3の変形例によれば、脳の領域間の構造的な接続性がさらに接続の方向依存性を有するような相関指標と定義された場合に、その相関性を示す接続情報に基づいて、脳の組織性状が描出されたMR画像を解析することによって、脳の領域間の構造的な接続性と、MR画像が有する微小出血の形態情報との関係性を解析値として明瞭に提示することができる。
(第2の実施形態)
なお、上述した第1の実施形態及び各変形例では、解析機能353が、脳の複数の領域に関する構造的な接続性を示す接続情報を用いて解析を行う場合の例を説明したが、実施形態はこれに限られない。例えば、解析機能353は、脳の複数の領域に関する機能的な接続性を示す接続情報を用いて解析を行ってもよい。以下では、このような場合を第2の実施形態として説明する。なお、第2の実施形態に係る画像処理装置の構成は、基本的には図1に示したものと同様である。したがって、以下では、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
本実施形態では、第1取得機能351は、第1の実施形態と同様に、被検体の脳の組織性状が描出されたMR画像としてT2*強調画像を取得する。なお、第1取得機能351は、T2*強調画像の代わりに、磁化率強調画像を取得してもよい。
また、本実施形態では、第1取得機能351は、解析対象のMR画像と同じ検査で収集された形態画像をさらに取得する。例えば、第1取得機能351は、形態画像として、解析対象のT2*強調画像と同じ検査で収集されたT1強調画像を取得する。
また、本実施形態では、第2取得機能352は、脳を機能的又は解剖学的に区分けした複数の領域に関する機能的な接続性を示す接続情報を取得する。
本実施形態では、第2取得機能352は、接続情報として、脳の領域間の相関を示すrs−fMRI画像を取得する。具体的には、第2取得機能352は、第1取得機能351によって取得されたT2*強調画像と同じ検査で同じ被検体から得られたrs−fMRI画像をMRI装置100又は画像保管装置200から取得する。なお、第2取得機能352は、rs−fMRI画像を収集するためのパルスシーケンスによって収集された磁気共鳴データを取得し、取得した磁気共鳴データに基づいて、rs−fMRI画像を生成してもよい。
そして、本実施形態では、解析機能353は、脳の複数の領域に関する機能的な接続性を示す接続情報を用いて解析を行う。
本実施形態では、解析機能353は、接続情報として、第2取得機能352によって取得された、脳の領域間の相関を示すrs−fMRI画像を用いて解析を行う。
具体的には、解析機能353は、rs−fMRI画像と、標準的な脳を機能的又は解剖学的に区分けした複数の領域に関する構造的な接続性を示すモデルとを用いて、rs−fMRI画像によって相関があるものとして示された領域について解析を行う。なお、ここで用いられるモデルには、脳の複数の領域について、予め標準的な脳のDTT画像等を解析することによって得られた領域間の構造的な接続性を示す情報が含まれている。解析機能353は、第1取得機能351によって取得されたMR画像を収集したプロトコルと同じ検査で収集された脳の形態画像に合わせてモデルを変形して位置合わせすることで、領域間の構造的な接続性を特定する。
例えば、解析機能353は、rs−fMRI画像を解析して、予め決められた複数の機能的接続性について、各機能的接続性に対応する領域の組み合わせごとに領域間の相関度を算出する。そして、解析機能353は、機能的接続性ごとに算出された相関度に基づいて、相関度が所定の閾値より高い機能的接続性を特定する。なお、ここでいう機能的接続性とは、例えば、視覚に関連する機能、聴覚に関連する機能、言葉に関連する機能のように、脳の機能ごとに定義された接続性であり、予め、各機能に相関する複数の領域が機能的接続性ごとに定義される。
その後、例えば、解析機能353は、rs−fMRI画像に基づいて、相関度が高いものとして特定された機能的接続性を示す情報をディスプレイ340に表示し、表示した機能的接続性の中から特定の機能的接続性を選択する操作を操作者から受け付ける。
図12は、第2の実施形態に係る解析機能353による選択操作の受け付けの一例を示す図である。例えば、図12に示すように、解析機能353は、rs−fMRI画像に基づいて特定された複数の機能的接続性について、機能的接続性の種類を示す情報とチェックボックスとを対応付けたリスト形式のGUI(Graphical User Interface)をディスプレイ340に表示する。この画面上で、操作者が入力回路330を介してチェックボックスにチェックを入力する操作を行うことで、チェックが入力されたチェックボックスに対応する機能的接続性が選択される。なお、図12では、1つの機能的接続性が選択された場合の例を示しているが、複数の機能的接続性が選択されてもよい。
そして、解析機能353は、選択された機能的接続性に基づいて、第1取得機能351によって取得されたT2*強調画像のデータを解析することで、選択された機能的接続性に対応する領域に関連する微小出血の領域を抽出する。
図13は、第2の実施形態に係る解析機能353による解析の流れを示す図である。例えば、図13の上段に示すように、解析機能353は、rs−fMRI画像61上で、操作者によって選択された機能的接続性に対応する領域を特定する。なお、図13の上段では、rs−fMRI画像61上で特定された領域を色付けして示している。
続いて、例えば、図13の中段に示すように、解析機能353は、形態画像62上で、rs−fMRI画像61上で特定された領域に対応する領域を特定する。このとき、解析機能353は、形態画像62に合わせてモデル42を変形させて位置合わせすることで、形態画像62に描出されている脳の領域を複数の領域にセグメンテーションする。そして、解析機能353は、形態画像62上でセグメンテーションされた各領域の中で、rs−fMRI画像61上で特定された領域と同じ位置にある領域を特定する。これにより、形態画像62上で、操作者によって選択された機能的接続性に対応する領域が特定される。なお、図13の中段では、形態画像62上で特定された領域に斜線の模様を付している。
その後、例えば、図13の下段に示すように、解析機能353は、形態画像62上で特定された領域について、領域間を接続する複数の領域を特定する。このとき、例えば、解析機能353は、脳の複数の領域に関する領域間の構造的な接続性を示す情報を含むモデルを用いて、領域間を接続する複数の領域を特定する。なお、図13の下段では、特定された複数の領域を含む範囲を太線で示している。
そして、解析機能353は、形態画像62上で特定された複数の領域に基づいて、第1取得機能351によって取得されたT2*強調画像のデータを解析することで、特定された複数の領域に含まれる微小出血の領域を抽出する。なお、解析機能353は、特定された複数の領域の近傍にある微小出血の領域をさらに抽出してもよい。これにより、操作者によって選択された機能的接続性に対応する領域の組み合わせに関連する微小出血の領域が抽出される。
すなわち、第1の実施形態では、解析機能353は、領域間を接続する神経線維群に基づいて微小出血の領域を抽出したのに対し、本実施形態では、解析機能353は、領域間を接続する複数の領域に基づいて微小出血の領域を抽出する。
その後、解析機能353は、第1の実施形態に関して図6を参照して説明した例と同様に、ディスプレイ340に表示されているT2*強調画像に描出されている微小出血の領域のうち、抽出された微小出血の領域のみを選択的に表示する。なお、例えば、解析機能353は、第1の実施形態に係る第2の変形例に関して図9を参照して説明した例と同様に、微小出血の個数をディスプレイ340に表示してもよい。また、例えば、解析機能353は、操作者によって複数の機能的接続性が選択された場合には、各機能的接続性に対応する領域の組み合わせについて、第1の実施形態に係る第3の変形例に関して図10を参照して説明した例と同様に、領域の組み合わせごとに出血指標を表示してもよい。
図14は、第2の実施形態に係る画像処理装置300による画像処理の処理手順を示すフローチャートである。例えば、図14に示すように、本実施形態に係る画像処理装置300では、第1取得機能351が、T2*強調画像及び形態画像を取得する(ステップS201)。このステップS201は、例えば、処理回路350が第1取得機能351に対応する所定のプログラムを記憶回路320から呼び出して実行することにより実現される。
続いて、第2取得機能352が、第1取得機能351によって取得されたT2*強調画像と同じ検査で同じ被検体から得られたrs−fMRI画像を取得する(ステップS202)。このステップS202は、例えば、処理回路350が第2取得機能352に対応する所定のプログラムを記憶回路320から呼び出して実行することにより実現される。
続いて、解析機能353が、第2取得機能352によって取得されたrs−fMRI画像を解析して、予め決められた複数の機能的接続性について、各機能的接続性に対応する領域の組み合わせごとに領域間の相関度を算出する(ステップS203)。その後、解析機能353は、ディスプレイ340に表示された機能的接続性の中から特定の機能的接続性を選択する操作を操作者から受け付ける(ステップS204)。また、解析機能353は、T2*強調画像のデータを解析することで、選択された機能的接続性に対応する領域に関連する微小出血の領域を抽出する(ステップS205)。そして、解析機能353は、抽出された微小出血の領域を表示する(ステップS206)。このステップS203〜S206は、例えば、処理回路350が解析機能353に対応する所定のプログラムを記憶回路320から呼び出して実行することにより実現される。
なお、図14において、第1取得機能351がT2*強調画像を取得する処理(ステップS201)と、第2取得機能352がrs−fMRI画像を取得して領域間の相関度を算出する処理(ステップS202及びS203)とは、実行順が逆になってもよい。
上述したように、第2の実施形態によれば、脳の領域間の機能的な接続性を示す接続情報に基づいて、脳の組織性状が描出されたMR画像を解析することによって、脳の領域間の構造的な接続性と、MR画像が有する微小出血の形態情報との関係性を画像又は解析値として明瞭に提示することができる。
機能的な接続性は、その原理上、複数の脳皮質領域の間の相関を表すが、その領域に関連深い神経線維の接続性を定義することが可能である。したがって、その神経線維群を元に、第1の実施形態と同様な手法によって微小出血領域を抽出し、出血指標を計算し、選択的に表示することができる。
以上のことから第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、脳の解剖構造の特徴を脳の領域間の接続性と結び付けた解析を支援することができる。
(第2の実施形態に係る変形例)
なお、上述した第2の実施形態では、解析機能353が、予め決められた複数の機能的接続性の中からrs−fMRI画像に基づいて相関度が高いものを特定する場合の例を説明したが、実施形態はこれに限られない。例えば、解析機能353が、簡易的に、rs−fMRI画像に基づいて相関度が高いものを特定することなく、予め決められた複数の機能的接続性をそのまま用いてもよい。
この場合には、例えば、解析機能353は、図12に示した例と同様のGUIにより、予め決められた複数の機能的接続性をディスプレイ340に表示し、表示した複数の機能的接続性の中から特定の機能的接続性を選択する操作を受け付ける。そして、解析機能353は、操作者によって機能的接続性が選択されると、標準的な脳を機能的又は解剖学的に区分けした複数の領域に関する構造的な接続性を示すモデル上で、操作者によって選択された機能的接続性に対応する領域を特定する。
その後、解析機能353は、形態画像上で、モデル上で特定された領域に対応する領域を特定する。このとき、解析機能353は、形態画像に合わせてモデルを変形させて位置合わせすることで、形態画像に描出されている脳の領域を複数の領域にセグメンテーションする。そして、解析機能353は、形態画像上でセグメンテーションされた各領域の中で、モデル上で特定された領域と同じ位置にある領域を特定する。これにより、形態画像上で、操作者によって選択された機能的接続性に対応する領域が特定される。
その後、解析機能353は、形態画像上で特定された領域について、領域間を接続する複数の領域を特定する。このとき、例えば、解析機能353は、脳の複数の領域に関する領域間の構造的な接続性を示す情報を含むモデルを用いて、領域間を接続する複数の領域を特定する。
そして、解析機能353は、形態画像上で特定された複数の領域に基づいて、第1取得機能351によって取得されたT2*強調画像のデータを解析することで、特定された複数の領域に含まれる微小出血の領域を抽出する。なお、解析機能353は、特定された複数の領域の近傍にある微小出血の領域をさらに抽出してもよい。これにより、操作者によって選択された機能的接続性に対応する領域の組み合わせに関連する微小出血の領域が抽出される。
その後、解析機能353は、上述した第2の実施形態と同様に、抽出された微小出血の領域を選択的に表示したり、微小出血の個数をディスプレイ340に表示したり、抽出された領域の組み合わせごとに出血指標を表示したりする。
上述した変形例によれば、rs−fMRI画像を用いる場合と比べて、簡易な処理で解析を行うことができる。
以上、第1及び第2の実施形態について説明した。ここで、上述した実施形態では、解析機能353が、T2*強調画像における微小出血を解析する場合の例を説明したが、実施形態はこれに限られない。例えば、解析機能353は、FLAIR画像におけるラクナ梗塞部や、定量的磁化率マップにおける磁化率や、DTI画像におけるFA(Fractional Anisotropy)値、平均拡散能(Mean Diffusivity:MD)値又はADC(Apparent Diffusion Coefficient)値等を解析してもよい。
(第3の実施形態)
また、上述した第1及び第2の実施形態では、画像処理装置の実施形態を説明したが、本願が開示する技術の実施形態はこれに限られない。例えば、本願が開示する技術は、MRI装置で実施することも可能である。以下では、第3の実施形態として、MRI装置の実施形態を説明する。
図15は、第3の実施形態に係るMRI装置の構成例を示す図である。例えば、図15に示すように、MRI装置100は、静磁場磁石1、傾斜磁場コイル2、傾斜磁場電源3、送信コイル4、送信回路5、受信コイル6、受信回路7、寝台8、入力回路9、ディスプレイ10、記憶回路11、処理回路12〜15を備える。
静磁場磁石1は、中空の略円筒形状(円筒の中心軸に直交する断面が楕円状となるものを含む)に形成され、内周側に形成される撮像空間に一様な静磁場を発生させる。例えば、静磁場磁石1は、永久磁石や超伝導磁石等によって実現される。
傾斜磁場コイル2は、中空の略円筒形状(円筒の中心軸に直交する断面が楕円状となるものを含む)に形成され、静磁場磁石1の内周側に配置される。傾斜磁場コイル2は、互いに直交するx軸、y軸及びz軸それぞれに沿った傾斜磁場を発生させる3つのコイルを有する。ここで、x軸、y軸及びz軸は、MRI装置100に固有の装置座標系を構成する。例えば、x軸の方向は、鉛直方向に設定され、y軸の方向は、水平方向に設定される。また、z軸の方向は、静磁場磁石1によって発生する静磁場の磁束の方向と同じに設定される。
傾斜磁場電源3は、傾斜磁場コイル2が有する3つのコイルそれぞれに個別に電流を供給することで、x軸、y軸及びz軸それぞれに沿った傾斜磁場を撮像空間に発生させる。x軸、y軸及びz軸それぞれに沿った傾斜磁場を適宜に発生させることによって、互いに直交するリードアウト方向、位相エンコード方向、及びスライス方向それぞれに沿った傾斜磁場を発生させることができる。ここで、リードアウト方向、位相エンコード方向、及びスライス方向それぞれに沿った軸は、撮像の対象となるスライス領域又はボリューム領域を規定するための論理座標系を構成する。なお、以下では、リードアウト方向に沿った傾斜磁場をリードアウト傾斜磁場と呼び、位相エンコード方向に沿った傾斜磁場を位相エンコード傾斜磁場と呼び、スライス方向に沿った傾斜磁場をスライス傾斜磁場と呼ぶ。
ここで、各傾斜磁場は、静磁場磁石1によって発生する静磁場に重畳され、磁気共鳴信号(Magnetic Resonance:MR)に空間的な位置情報を付与するために用いられる。具体的には、リードアウト傾斜磁場は、リードアウト方向の位置に応じてMR信号の周波数を変化させることで、MR信号にリードアウト方向に沿った位置情報を付与する。また、位相エンコード傾斜磁場は、位相エンコード方向に沿ってMR信号の位相を変化させることで、MR信号に位相エンコード方向の位置情報を付与する。また、スライス傾斜磁場は、撮像領域がスライス領域の場合には、スライス領域の方向、厚さ、枚数を決めるために用いられ、撮像領域がボリューム領域である場合には、スライス方向の位置に応じてMR信号の位相を変化させることで、MR信号にスライス方向に沿った位置情報を付与する。
送信コイル4は、中空の略円筒形状(円筒の中心軸に直交する断面が楕円状となるものを含む)に形成され、傾斜磁場コイル2の内側に配置される。送信コイル4は、送信回路5から出力されるRF(Radio Frequency)パルスを撮像空間に印加する。
送信回路5は、ラーモア周波数に対応するRFパルスを送信コイル4に出力する。例えば、送信回路5は、発振回路、位相選択回路、周波数変換回路、振幅変調回路、及び、RF増幅回路を有する。発振回路は、静磁場中に置かれた対象原子核に固有の共鳴周波数のRFパルスを発生する。位相選択回路は、発振回路から出力されるRFパルスの位相を選択する。周波数変換回路は、位相選択回路から出力されるRFパルスの周波数を変換する。振幅変調回路は、周波数変換回路から出力されるRFパルスの振幅を例えばsinc関数に従って変調する。RF増幅回路は、振幅変調回路から出力されるRFパルスを増幅して送信コイル4に出力する。
受信回路7は、受信コイル6から出力されるMR信号に基づいてMR信号データを生成し、生成したMR信号データを処理回路13に出力する。例えば、受信回路7は、選択回路、前段増幅回路、位相検波回路、及び、アナログデジタル変換回路を有する。選択回路は、受信コイル6から出力されるMR信号を選択的に入力する。前段増幅回路は、選択回路から出力されるMR信号を増幅する。位相検波回路は、前段増幅回路から出力されるMR信号の位相を検波する。アナログデジタル変換回路は、位相検波回路から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換することでMR信号データを生成し、生成したMR信号データを処理回路13に出力する。
なお、ここでは、送信コイル4がRFパルスを印加し、受信コイル6がMR信号を受信する場合の例を説明するが、送信コイル及び受信コイルの形態はこれに限られない。例えば、送信コイル4が、MR信号を受信する受信機能をさらに有してもよい。また、受信コイル6が、RF磁場を印加する送信機能をさらに有していてもよい。送信コイル4が受信機能を有している場合は、受信回路7は、送信コイル4によって受信されたMR信号からもMR信号データを生成する。また、受信コイル6が送信機能を有している場合は、送信回路5は、受信コイル6にもRFパルスを出力する。
寝台8は、被検体Sが載置される天板8aを備え、被検体Sの撮像が行われる際に、静磁場磁石1及び傾斜磁場コイル2の内側に形成される撮像空間へ天板8aを挿入する。例えば、寝台8は、長手方向が静磁場磁石1の中心軸と平行になるように設置される。
入力回路9は、操作者から各種指示及び各種情報の入力操作を受け付ける。具体的には、入力回路9は、処理回路15に接続されており、操作者から受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路15へ出力する。例えば、入力回路9は、トラックボール、スイッチボタン、マウス、キーボード、タッチパネル等によって実現される。
ディスプレイ10は、各種情報及び各種画像を表示する。具体的には、ディスプレイ10は、処理回路15に接続されており、処理回路15から送られる各種情報及び各種画像のデータを表示用の電気信号に変換して出力する。例えば、ディスプレイ10は、液晶モニタやCRT(Cathode Ray Tube)モニタ、タッチパネル等によって実現される。
記憶回路11は、各種データを記憶する。具体的には、記憶回路11は、MR信号データや画像データを被検体Sごとに記憶する。例えば、記憶回路11は、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子やハードディスク、光ディスク等によって実現される。
処理回路12は、寝台制御機能12aを有する。具体的には、寝台制御機能12aは、寝台8に接続され、制御用の電気信号を寝台8へ出力することで、寝台8の動作を制御する。例えば、寝台制御機能12aは、入力回路9を介して、天板8aを長手方向、上下方向又は左右方向へ移動させる指示を操作者から受け付け、受け付けた指示に従って天板8aを移動するように、寝台8が有する天板8aの駆動機構を動作させる。例えば、処理回路12は、プロセッサによって実現される。
処理回路13は、実行機能13aを有する。具体的には、実行機能13aは、各種パルスシーケンスを実行する。具体的には、実行機能13aは、処理回路15から出力されるシーケンス実行データに基づいて傾斜磁場電源3、送信回路5及び受信回路7を駆動することで、各種パルスシーケンスを実行する。例えば、処理回路13は、プロセッサによって実現される。
ここで、シーケンス実行データは、MR信号データを収集するための手順を示すパルスシーケンスを定義した情報である。具体的には、シーケンス実行データは、傾斜磁場電源3が傾斜磁場コイル2に電流を供給するタイミング及び供給される電流の強さ、送信回路5が送信コイル4に供給するRFパルス電流の強さや供給タイミング、受信回路7がMR信号を検出する検出タイミング等を定義した情報である。
また、実行機能13aは、各種パルスシーケンスを実行した結果として、受信回路7からMR信号データを受信し、受信したMR信号データを記憶回路11に格納する。なお、実行機能13aによって受信されたMR信号データの集合は、前述したリードアウト傾斜磁場、位相エンコード傾斜磁場、及びスライス傾斜磁場によって付与された位置情報に応じて2次元又は3次元に配列されることで、k空間を構成するデータとして記憶回路11に格納される。
処理回路14は、画像生成機能14aを有する。例えば、処理回路14は、プロセッサによって実現される。画像生成機能14aは、記憶回路11に格納されたMR信号データに基づいて画像を生成する。具体的には、画像生成機能14aは、実行機能13aによって記憶回路11に格納されたMR信号データを読み出し、読み出したMR信号データに後処理すなわちフーリエ変換等の再構成処理を施すことで画像を生成する。また、画像生成機能14aは、生成した画像の画像データを記憶回路11に格納する。
処理回路15は、MRI装置100が有する各構成要素を制御することで、MRI装置100の全体制御を行う。例えば、処理回路15は、プロセッサによって実現される。例えば、処理回路15は、入力回路9を介して操作者からパルスシーケンスに関する各種のパラメータの入力を受け付け、受け付けたパラメータに基づいてシーケンス実行データを生成する。そして、処理回路15は、生成したシーケンス実行データを処理回路13に送信することで、各種のパルスシーケンスを実行する。また、例えば、処理回路15は、操作者から要求された画像の画像データを記憶回路11から読み出し、読み出した画像をディスプレイ10に出力する。
以上、本実施形態に係るMRI装置100の構成例について説明した。このような構成のもと、MRI装置100は、脳の解剖構造の特徴を脳の領域間の接続性と結び付けた解析を支援することができるように構成されている。
具体的には、処理回路15が、第1取得機能15aと、第2取得機能15bと、解析機能15cとを有する。
第1取得機能15aは、上述した各実施形態又は各変形例で説明した第1取得機能351と同様の機能を有する。ただし、上述した各実施形態又は各変形例では、第1取得機能351が、MRI装置100又は画像保管装置200からMR画像を取得したのに対し、本実施形態では、第1取得機能15aは、記憶回路11からMR画像を取得する。
第2取得機能15bは、上述した各実施形態又は各変形例で説明した第2取得機能352と同様の機能を有する。ただし、上述した各実施形態又は各変形例では、第2取得機能352が、MRI装置100又は画像保管装置200から接続情報を取得したのに対し、本実施形態では、第2取得機能15bは、記憶回路11から接続情報を取得する。
解析機能15cは、上述した各実施形態又は各変形例で説明した解析機能353と同様の機能を有する。
また、本実施形態では、入力回路9、ディスプレイ10、記憶回路11が、上述した各実施形態又は各変形例で説明した入力回路330、ディスプレイ340、記憶回路320が有する機能をさらに有する。
以上、処理回路15が有する各処理機能について説明した。ここで、例えば、上述した各処理機能は、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態で記憶回路11に記憶される。処理回路15は、各プログラムを記憶回路11から読み出し、読み出した各プログラムを実行することで、各プログラムに対応する処理機能を実現する。換言すると、各プログラムを読み出した状態の処理回路15は、図15に示した各処理機能を有することとなる。
なお、図15では、単一の処理回路15によって、第1取得機能15a、第2取得機能15b及び解析機能15cの処理機能が実現される場合の例を説明したが、実施形態はこれに限られない。例えば、処理回路15は、複数の独立したプロセッサを組み合わせて構成され、各プロセッサが各プログラムを実行することにより各処理機能を実現するものとしても構わない。また、処理回路15が有する各処理機能は、単一又は複数の処理回路に適宜に分散又は統合されて実現されてもよい。
このような構成により、第3の実施形態によれば、第1及び第2の実施形態と同様に、脳の解剖構造の特徴を脳の領域間の接続性と結び付けた解析を支援することができる。
また、上述した各実施形態において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、或いは、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。ここで、記憶回路にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。この場合には、プロセッサは回路内に組み込まれたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。また、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのプロセッサとして構成され、その機能を実現するようにしてもよい。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、脳の解剖構造の特徴を脳の領域間の接続性と結び付けた解析を支援することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
300 画像処理装置
350 処理回路
351 第1取得機能
352 第2取得機能
353 解析機能

Claims (26)

  1. 被検体の脳内に点在する複数の関心対象が描出されたMR画像を取得する第1取得部と、
    脳の複数の領域に関する領域間の接続性を示す接続情報を取得する第2取得部と、
    前記接続情報を用いて、前記複数の領域の中から接続関係を有する領域を特定し、前記MR画像において、前記複数の関心対象のうち、前記接続関係を有すると特定された領域間を接続する神経線維群の付近にある関心対象、又は、前記接続関係を有すると特定された領域間を接続する領域に含まれる関心対象を抽出し、当該抽出された関心対象に関する解析を行って、解析値を算出する解析部と
    を備える、画像処理装置。
  2. 被検体の脳内に点在する複数の関心対象が描出されたMR画像を取得する第1取得部と、
    脳の複数の領域に関する領域間の接続性を示す接続情報を取得する第2取得部と、
    前記接続情報を用いて、前記複数の領域の中から接続関係を有する領域を特定し、前記MR画像において、前記複数の関心対象のうち、前記接続関係を有すると特定された領域間を接続する神経線維群の付近にある関心対象、又は、前記接続関係を有すると特定された領域間を接続する領域に含まれる関心対象を抽出し、当該抽出された関心対象に関する解析を行って、解析結果をディスプレイに表示する解析部と
    を備える、画像処理装置。
  3. 被検体の脳内の出血及び梗塞のうち少なくとも一方である関心対象が描出されたMR画像を取得する第1取得部と、
    脳の複数の領域に関する領域間の接続性を示す接続情報を取得する第2取得部と、
    前記接続情報を用いて、前記複数の領域の中から接続関係を有する領域を特定し、前記MR画像において、前記関心対象のうち、前記接続関係を有すると特定された領域間を接続する神経線維群の付近にある関心対象、又は、前記接続関係を有すると特定された領域間を接続する領域に含まれる関心対象を抽出し、当該抽出された関心対象に関する解析を行って、解析値を算出する解析部と
    を備える、画像処理装置。
  4. 被検体の脳内の出血及び梗塞のうち少なくとも一方である関心対象が描出されたMR画像を取得する第1取得部と、
    脳の複数の領域に関する領域間の接続性を示す接続情報を取得する第2取得部と、
    前記接続情報を用いて、前記複数の領域の中から接続関係を有する領域を特定し、前記MR画像において、前記関心対象のうち、前記接続関係を有すると特定された領域間を接続する神経線維群の付近にある関心対象、又は、前記接続関係を有すると特定された領域間を接続する領域に含まれる関心対象を抽出し、当該抽出された関心対象に関する解析を行って、解析結果をディスプレイに表示する解析部と
    を備える、画像処理装置。
  5. 前記解析部は、前記領域間の接続関係を示すマトリクスが表示されるように制御し、前記マトリクス中の該当するセルに前記解析の解析結果が表示されるように制御する、
    請求項1又は3に記載の画像処理装置。
  6. 前記解析部は、第1の領域から第2の領域に向かう方向の接続情報と、前記第2の領域から前記第1の領域に向かう方向の接続情報とを識別し、各方向に応じた前記解析値を算出する、
    請求項1又は3に記載の画像処理装置。
  7. 前記解析部は、第1の領域から第2の領域に向かう方向と、前記第2の領域から前記第1の領域に向かう方向とを識別し、各方向に応じて算出された前記解析値がそれぞれ前記マトリクス中の該当するセルに表示されるように制御する、
    請求項5に記載の画像処理装置。
  8. 前記解析部は、前記MR画像と同じ被検体から得られた接続情報を用いて前記解析を行う、
    請求項1〜7のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  9. 前記解析部は、前記MR画像を収集したプロトコルと同じ検査で実行された他のプロトコルで得られた接続情報を用いて前記解析を行う、
    請求項1〜8のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  10. 前記解析部は、前記領域間の構造的な接続性を示す接続情報を用いて前記解析を行う、
    請求項1〜9のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  11. 前記解析部は、前記接続情報として、前記脳の神経線維が描出されたDTT(Diffusion Tensor Tractography)画像を用いて前記解析を行う、
    請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記解析部は、前記領域間の機能的な接続性を示す接続情報を用いて前記解析を行う、
    請求項1〜9のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  13. 前記解析部は、前記接続情報として、前記脳の領域間の相関を示すrs−fMRI(resting state functional MRI)画像を用い、さらに、標準的な脳を機能的又は解剖学的に区分けした複数の領域に関する構造的な接続性を示すモデルを用いて、前記rs−fMRI画像によって相関があるものとして示された領域について前記解析を行う、
    請求項12に記載の画像処理装置。
  14. 前記解析部は、前記MR画像を収集したプロトコルと同じ検査で収集された前記脳の形態画像に合わせて前記モデルを変形して位置合わせすることで、前記領域間の構造的な接続性を特定する、
    請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 前記解析部は、さらに、前記解析の解析結果をディスプレイに表示する、
    請求項1又は3に記載の画像処理装置。
  16. 前記解析部は、前記解析結果に応じて、前記ディスプレイに表示されている前記MR画像における前記接続関係を有すると特定された領域の表示態様を変更する、
    請求項2、4又は15に記載の画像処理装置。
  17. 前記解析部は、接続関係を有する領域の組み合わせごとに前記解析結果を表示する、
    請求項2、4又は15に記載の画像処理装置。
  18. 前記第1取得部は、前記MR画像として、T1強調画像、T2*強調画像、磁化率強調画像、定量的磁化率マップ、FLAIR(Fluid Attenuation Inversion Recovery)画像、拡散強調画像、又はDTI(Diffusion Tensor Imaging)画像を取得する、
    請求項1〜17のいずれか一つに記載の画像処理装置。
  19. 被検体の脳内に点在する複数の関心対象が描出されたMR画像を生成する第1生成部と、
    脳の複数の領域に関する領域間の接続性を示す接続情報を生成する第2生成部と、
    前記接続情報を用いて、前記複数の領域の中から接続関係を有する領域を特定し、前記MR画像において、前記複数の関心対象のうち、前記接続関係を有すると特定された領域間を接続する神経線維群の付近にある関心対象、又は、前記接続関係を有すると特定された領域間を接続する領域に含まれる関心対象を抽出し、当該抽出された関心対象に関する解析を行って、解析値を算出する解析部と
    を備える、磁気共鳴イメージング装置。
  20. 被検体の脳内に点在する複数の関心対象が描出されたMR画像を生成する第1生成部と、
    脳の複数の領域に関する領域間の接続性を示す接続情報を生成する第2生成部と、
    前記接続情報を用いて、前記複数の領域の中から接続関係を有する領域を特定し、前記MR画像において、前記複数の関心対象のうち、前記接続関係を有すると特定された領域間を接続する神経線維群の付近にある関心対象、又は、前記接続関係を有すると特定された領域間を接続する領域に含まれる関心対象を抽出し、当該抽出された関心対象に関する解析を行って、解析結果をディスプレイに表示する解析部と
    を備える、磁気共鳴イメージング装置。
  21. 被検体の脳内の出血及び梗塞のうち少なくとも一方である関心対象が描出されたMR画像を生成する第1生成部と、
    脳の複数の領域に関する領域間の接続性を示す接続情報を生成する第2生成部と、
    前記接続情報を用いて、前記複数の領域の中から接続関係を有する領域を特定し、前記MR画像において、前記関心対象のうち、前記接続関係を有すると特定された領域間を接続する神経線維群の付近にある関心対象、又は、前記接続関係を有すると特定された領域間を接続する領域に含まれる関心対象を抽出し、当該抽出された関心対象に関する解析を行って、解析値を算出する解析部と
    を備える、磁気共鳴イメージング装置。
  22. 被検体の脳内の出血及び梗塞のうち少なくとも一方である関心対象が描出されたMR画像を生成する第1生成部と、
    脳の複数の領域に関する領域間の接続性を示す接続情報を生成する第2生成部と、
    前記接続情報を用いて、前記複数の領域の中から接続関係を有する領域を特定し、前記MR画像において、前記関心対象のうち、前記接続関係を有すると特定された領域間を接続する神経線維群の付近にある関心対象、又は、前記接続関係を有すると特定された領域間を接続する領域に含まれる関心対象を抽出し、当該抽出された関心対象に関する解析を行って、解析結果をディスプレイに表示する解析部と
    を備える、磁気共鳴イメージング装置。
  23. 被検体の脳内に点在する複数の関心対象が描出されたMR画像を取得する第1取得部と、
    脳の複数の領域に関する領域間の接続性を示す接続情報を取得する第2取得部と、
    前記接続情報を用いて、前記複数の領域の中から接続関係を有する領域を特定し、前記MR画像を用いて、前記複数の関心対象のうち、前記接続関係を有すると特定された領域間を接続する神経線維群の付近にある関心対象、又は、前記接続関係を有すると特定された領域間を接続する領域に含まれる関心対象に関する解析を行って、解析値を算出する解析部とを備え、
    前記解析部は、前記領域間の接続関係を示すマトリクスが表示されるように制御し、前記マトリクス中の該当するセルに前記解析の解析結果が表示されるように制御するとともに、
    第1の領域から第2の領域に向かう方向と、前記第2の領域から前記第1の領域に向かう方向とを識別し、各方向に応じて算出された前記解析値がそれぞれ前記マトリクス中の該当するセルに表示されるように制御する、
    画像処理装置。
  24. 被検体の脳内に点在する複数の関心対象が描出されたMR画像を取得する第1取得部と、
    脳の複数の領域に関する領域間の接続性を示す接続情報を取得する第2取得部と、
    前記接続情報を用いて、前記複数の領域の中から接続関係を有する領域を特定し、前記MR画像を用いて、前記複数の関心対象のうち、前記接続関係を有すると特定された領域間を接続する神経線維群の付近にある関心対象、又は、前記接続関係を有すると特定された領域間を接続する領域に含まれる関心対象に関する解析を行って、解析値を算出する解析部を備え、
    前記解析部は、第1の領域から第2の領域に向かう方向の接続情報と、前記第2の領域から前記第1の領域に向かう方向の接続情報とを識別し、各方向に応じた前記解析値を算出する、
    画像処理装置。
  25. 被検体の脳内の出血及び梗塞のうち少なくとも一方である関心対象が描出されたMR画像を取得する第1取得部と、
    脳の複数の領域に関する領域間の接続性を示す接続情報を取得する第2取得部と、
    前記接続情報を用いて、前記複数の領域の中から接続関係を有する領域を特定し、前記MR画像を用いて、前記関心対象のうち、前記接続関係を有すると特定された領域間を接続する神経線維群の付近にある関心対象、又は、前記接続関係を有すると特定された領域間を接続する領域に含まれる関心対象に関する解析を行って、解析値を算出する解析部を備え、
    前記解析部は、前記領域間の接続関係を示すマトリクスが表示されるように制御し、前記マトリクス中の該当するセルに前記解析の解析結果が表示されるように制御するとともに、
    第1の領域から第2の領域に向かう方向と、前記第2の領域から前記第1の領域に向かう方向とを識別し、各方向に応じて算出された前記解析値がそれぞれ前記マトリクス中の該当するセルに表示されるように制御する、
    画像処理装置。
  26. 被検体の脳内の出血及び梗塞のうち少なくとも一方である関心対象が描出されたMR画像を取得する第1取得部と、
    脳の複数の領域に関する領域間の接続性を示す接続情報を取得する第2取得部と、
    前記接続情報を用いて、前記複数の領域の中から接続関係を有する領域を特定し、前記MR画像を用いて、前記関心対象のうち、前記接続関係を有すると特定された領域間を接続する神経線維群の付近にある関心対象、又は、前記接続関係を有すると特定された領域間を接続する領域に含まれる関心対象に関する解析を行って、解析値を算出する解析部を備え、
    前記解析部は、第1の領域から第2の領域に向かう方向の接続情報と、前記第2の領域から前記第1の領域に向かう方向の接続情報とを識別し、各方向に応じた前記解析値を算出する、
    画像処理装置。
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