JP6702255B2 - 空調室内機 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の一実施形態に係る運転時の空調室内機10の斜視図である。また、図2は、図1における空調室内機10の断面図である。図1及び図2において、空調室内機10は壁掛けタイプである。なお、図1及び図2ともに風向モードは、吹出空気を空調室内機10が設置される側壁の下部へ向ける後方下向き気流モードに設定されている。
以下の説明において、各部材の「前端、後端」という表現については、当該部材が鉛直姿勢或いは鉛直姿勢に近づく姿勢をとった場合には、便宜上、「下端、上端」に言い換えて表現する。
図1に示すように、本体ケーシング11は、後方から前方に向かって緩やかに下方傾斜する天面部11aを有している。天面部11aには吸込口(図示せず)が設けられている。
図2に示すように、吹出口15は、本体ケーシング11の下部に形成されており、横方向(図2紙面と直交する方向)を長辺とする長方形の開口である。吹出口15は、吹出口形成壁16によって輪郭が形成されている。
フレーム17は、室内ファン14に対峙するように湾曲した隔壁である。フレーム17は、上スクロール171と下スクロール172とを含んでいる。上スクロール171の終端の接線方向に、吹出口形成壁16の上隔壁161が隣接している。また、下スクロール172の終端の接線方向に、吹出口形成壁16の下隔壁162が隣接している。
垂直風向調整板20は、吹出口15の長手方向(図2の紙面に垂直な方向)に沿って配置された複数の羽根片201を有している。垂直風向調整板20は、吹出流路18において、後フラップ40よりも室内ファン14に近い位置に配置されている。複数枚の羽根片201は、吹出口15の長手方向に沿って水平往復移動することによって、その長手方向に対して垂直な状態を中心に左右に揺動する。
図3は、図2における前フラップ31及び後フラップ40の拡大断面図である。また、図4は、運転停止時の空調室内機の断面図である。図3及び図4において、前フラップ31は、空調運転が停止している間は収容部130に収容されている。
サブ前フラップ32は、前フラップ31よりも吹出空気の流れの上流側に位置する板状の部材である。サブ前フラップ32は前フラップ31よりも小さいが、サブ前フラップ32は吹出流路18を通った空気を前フラップ31の第1面31aへ導くに十分な大きさに設定されている。
後フラップ40は、図4に示すように吹出口15を塞ぐことができる程度の面積を有している。後フラップ40は、吹出口15を閉じた姿勢のときに外側の面を成す第1面40aと、内側の面を成す第2面40bとを有している。第1面32a及び第2面32bは、後フラップ40が図3の後方下向きに傾斜した姿勢をとったときには、それぞれ後面及び前面を成す。
本実施形態の空調室内機は、吹出空気の方向を制御する手段として、風向モードごとに前フラップ31、サブ前フラップ32及び後フラップ40の姿勢を変えて吹出空気の方向を調整している。以下、各風向モードについて図面を参照しながら説明する。なお、各風向モードは、自動的に変更されるように制御されることも、ユーザーによってリモコン等を介して選択されることもできる。
後方下向き気流モードは、吹出空気を空調室内機10が設置されている側壁の下部に向けるモードである。後方下向き気流モードでは、吹出空気は、側壁の下部から床面に至り、床面に沿いながら対向する側壁に向かって流れる。この気流は、居住者に直に当たらず空気の流れを感じさせ難いことから「無感気流」ともいう。
前方下向き気流モードでは、サブ前フラップ32を利用するモードと利用しないモードのいずれかが自動的に又はユーザーにより選択される。
図5は、サブ前フラップ32を利用する前方下向き気流モード時の空調室内機10の断面図である。また図6は、図5における前フラップ31、サブ前フラップ32及び後フラップ40の拡大断面図である。
図7は、サブ前フラップ32を利用しない前方下向き気流モード時の空調室内機10の断面図である。図7において、サブ前フラップ32は収容部16aに収容されており、サブ前フラップ32の第1面32aは、隣接する上隔壁161の延長面上に沿っており、上隔壁161に沿った空気の流れを妨げない。
前方気流モードでは、吹出空気を前方へ勢い良く送り出すサーキュレーション気流モードと、吹出空気を厚く前方へ送り出す中間気流モードが自動的に又はユーザーにより選択される。
図8は、サーキュレーション気流モード時の空調室内機10の部分断面図である。図8において、前フラップ31は水平姿勢、或いは前端を水平前方に向ける姿勢をとっている。サブ前フラップ32は、収容部16aに収容されている。後フラップ40は、第2面40bの平面40baが吹出口形成壁16の下隔壁162の終端の接線の延長上に沿う傾斜姿勢をとっている。下隔壁162も下スクロール172の終端の接線の延長上に沿うように傾斜しているので、あたかも下スクロール172、下隔壁162及び平面40baが1つのスクロール壁を形成しているように並び、空気の流れは妨げられることなく後フラップ40の第2面40b上に導かれる。
図9は、中間気流モード時の空調室内機10の部分断面図である。図9において、前フラップ31は前端を水平よりも上に向ける姿勢をとっている。サブ前フラップ32は、収容部16aに収容されている。後フラップ40は、第2面40bの平面40baが前方下向きに傾斜する姿勢をとっている。
(4−1)
空調室内機10では、前フラップ群30(前フラップ31及びサブ前フラップ32)と後フラップ40とで挟まれた風路空間を通過する吹出空気は、吹出口15の最下端より下方に到達するまで、前方への拡散を前フラップ31に阻止された状態で当該風路空間に沿って進み、当該風路空間を離れる際には後フラップ40の第2面40bに沿った気流となっているので、側壁の下部に向かう[無感気流]が十分に生成される。
空調室内機10では、後方下向き気流(無感気流)を生成するときには、後フラップ40の下端が既に側壁側に向いている上に、第2面40bの湾曲面40bbが前側に膨らんでいるので、湾曲面40bb終端の接線は後フラップ40の傾斜方向よりもさらに側壁側に向くことになる。したがって、後フラップ40の第2面40bを離れた後の吹出空気は、確実に後方下向き気流となる。
空調室内機10では、吹出空気は後フラップ40の第2面40bの平面40ba、湾曲面40bbの順に沿って流れるので、後方下向き気流を生成するときには、吹出空気は平面40baに沿った下向き気流になった後にコアンダ効果によって湾曲面40bbに引き寄せられて側壁の下部に向かう気流となる。したがって、後方下向き気流が容易に生成される。
空調室内機10では、前フラップ31が自己の下端を上端よりも側壁側に位置させ垂直面に対して傾斜することによって、第1面31aが水平よりも90°以上下向きとなるので、後方下向き気流を容易に実現することができる。
空調室内機10では、サブ前フラップ32に案内された空気がそれよりも大きい前フラップ31に沿うので、気流制御が容易である。
(5−1)第1変形例
上記実施形態では、図3に示すように、前フラップ31の第1面31aに窪み部311を設けて、サブ前フラップ32の先端がその窪み部311に入り込む構成とした。しかし、これに限定されるものではなく、サブ前フラップ32側に窪み部を設けてもよい。
また、図3に示す実施形態、及び図10に示す第1変形例では、サブ前フラップ32の下端部分が前フラップ31の第1面31a側から重なっている。しかし、これに限定されるものではなく、サブ前フラップ32の下端部分が前フラップ31の第2面31b側から重なってもよい。
上記実施形態では、図6に示すように、サブ前フラップ32は吹出口形成壁16の上隔壁161に設けられた凹状の収容部16aに収容され、回動により流路に突出する構成とした。しかし、これに限定されるものではなく直線移動により流路に突出する構成であってもよい。
図13は、後フラップ40と吹出口15との位置関係を示す当該後フラップ40近傍の断面図である。図13において、後フラップ40の上端は半径D2の円弧を成しており、その円弧中心と後フラップ40の回動中心とが略一致している。
15 吹出口
30 前フラップ群(前フラップ)
30a 気流ガイド面(気流面)
31 前フラップ(大フラップ)
32 サブ前フラップ(小フラップ)
40 後フラップ
40b 第2面(気流面)
40ba 平面
40bb 湾曲面
Claims (6)
- 空調対象空間の側壁に設置され、吹出口(15)から吹き出される吹出空気の風向を複数のフラップによって変更する、壁掛け式の空調室内機であって、
前記吹出空気の風向を調整する前フラップ(30)と、
前記前フラップ(30)よりも前記側壁に近い位置で前記吹出空気の風向を調整する後フラップ(40)と、
を備え、
前記前フラップ(30)は、
前記吹出口(15)の輪郭を形成する吹出口形成壁(16)の上面である、前方へ行くほど下方に傾斜する上隔壁(161)に配置され、運転停止時に下側の面を成す第1面(32a)を有する小フラップ(32)と、
前記小フラップ(32)よりも大きく、且つ前記小フラップ(32)よりも前記吹出空気の流れの下流側に位置する大フラップ(31)と、
を含み、
さらに、前記前フラップ(30)は、前記吹出空気が前記後フラップ(40)と前記前フラップ(30)とで挟まれた風路空間を通過する際に前記吹出空気を沿わせる第1気流面(30a)を形成し、
前記後フラップ(40)は、前方へ送り出す気流を生成する際、及び前記風路空間を通過させて前記側壁の下部に向かう気流を生成する際に、前記吹出空気を沿わせる第2気流面(40b)を有しており、
前記前フラップ(30)は、前記側壁の下部に向かう気流を生成するとき、
前記大フラップ(31)には、前記上隔壁(161)の終端よりも前記側壁側に位置させて、その下端を前記吹出口(15)の最下端よりも下方に位置させ、且つ、
前記小フラップ(32)には、前記第1面(32a)が後面を成すような姿勢をとらせて前記上隔壁(161)よりも下方へ突出させる、
ことによって、前記第1気流面(30a)を形成し、
前記後フラップ(40)は、前記側壁の下部に向かう気流を生成するときには、自己の下端を上端よりも前記側壁側に位置させて前記第2気流面(40b)を垂直面に対して傾斜させる所定姿勢をとる、
空調室内機(10)。 - 前記第2気流面(40b)は、前記所定姿勢において前側に膨らむ湾曲面(40bb)を有している、
請求項1に記載の空調室内機(10)。 - 前記第2気流面(40b)は平面(40ba)をさらに有し、前記後フラップ(40)の前記上端から前記下端に向かって前記平面(40ba)及び前記湾曲面(40bb)の順に配置されている、
請求項2に記載の空調室内機(10)。 - 前記湾曲面(40bb)の半径は200mm以上である、
請求項2又は請求項3に記載の空調室内機(10)。 - 前記前フラップ(30)は、前記側壁の下部に向かう気流を生成するときには、自己の前記下端を前記上端よりも前記側壁側に位置させて前記第1気流面(30a)を垂直面に対して傾斜させる姿勢をとる、
請求項1に記載の空調室内機。 - 前記小フラップ(32)と前記大フラップ(31)とが所定角度を成す2面を形成する、
請求項1に記載の空調室内機(10)。
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