JP6699471B2 - 積層セラミックコンデンサ - Google Patents
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Description
すなわち、図18に示すように、特許文献1に記載の積層セラミックコンデンサ1は、積層された誘電体2を含み、誘電体2の両端面には、外部電極3a,3bが形成されている。そして、外部電極3aから第1の内部電極4aが、また、外部電極3bから第2の内部電極4bが、それぞれ同一平面に形成されて、2層ずつ積層されている。そして、それらの内部電極3aおよび3bに挟まれて、各内部電極との間で直列コンデンサ成分を形成するように、第3の内部電極5が設けられている。
さらに、容量確保のため、誘電体層の厚みを厚くした場合には内部電極が拡散し、外部電極と内部電極のコンタクト性が低下することがある。
また、この発明にかかる積層セラミックコンデンサでは、第1の内部電極の一方端部が、第1の内部電極の長さ方向の中央部における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第1の端部を有し、第1の内部電極の他方端部が、第1の内部電極の長さ方向の中央部における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第2の端部を有していることが好ましい。
さらに、この発明にかかる積層セラミックコンデンサでは、第2の内部電極の一方端部が、第2の内部電極の長さ方向の中央部における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第3の端部を有し、第2の内部電極の他方端部が、第2の内部電極の長さ方向の中央部における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第4の端部を有していることが好ましい。
また、この発明にかかる積層セラミックコンデンサでは、第3の内部電極の両端部のうちの一方端部が、第3の内部電極の長さ方向の中央部における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第5の端部を有し、第3の内部電極の両端部のうちの他方端部が、第3の内部電極の長さ方向の中央部における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第6の端部を有していることが好ましい。
さらに、この発明にかかる積層セラミックコンデンサでは、一方の第4の内部電極が、第1の端面側とは反対側の端部における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第7の端部を有し、他方の第4の内部電極が、第2の端面側とは反対側の端部における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第8の端部を有していることが好ましい。
また、この発明にかかる積層セラミックコンデンサでは、一方の第5の内部電極が、第1の端面側とは反対側の端部における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第9の端部を有し、他方の第5の内部電極が、第2の端面側とは反対側の端部における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第10の端部を有していることが好ましい。
さらに、この発明にかかる積層セラミックコンデンサでは、第1の内部電極における一方端部の第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さと、第1の内部電極における他方端部の第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さと、第1の補助電極における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さ、および第2の内部電極における一方端部の第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さと、第2の内部電極における他方端部の第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さと、第2の補助電極における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さ、および第3の内部電極の一方端部の第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さと、第3の内部電極の他方端部の第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さと、一方の第3の補助電極および他方の第3の補助電極における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さが、略同一であることが好ましい。
また、この発明にかかる積層セラミックコンデンサでは、第1の内部電極における他方端部の第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さは、第1の内部電極における一方端部の第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さ、および第1の補助電極における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも小さく、第2の内部電極における他方端部の第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さは、第2の内部電極における一方端部の第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さ、および第2の補助電極における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも小さく、第3の内部電極における一方端部の第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さと、第3の内部電極における他方端部の第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さ、および一方の第3の補助電極および他方の第3の補助電極における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さは、第1の内部電極における一方端部の第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さと、第1の補助電極における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さ、および第2の内部電極における一方端部の第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さと、第2の補助電極における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも小さいことが好ましい。
さらに、この発明にかかる積層セラミックコンデンサでは、積層方向から見た際に、第1の内部電極の他方端部が、第3の内部電極の他方端部よりも第2の端面側に延びて配置され、第2の内部電極の他方端部が、第3の内部電極の一方端部よりも第1の端面側に延びて配置されることが好ましい。
また、この発明にかかる積層セラミックコンデンサでは、第1ないし第4の補助電極を設けることにより、外部電極と内部電極との接続性を向上させることができる。
さらに、この発明にかかる積層セラミックコンデンサでは、第1の内部電極の一方端部が、第1の内部電極の長さ方向の中央部における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第1の端部を有し、第1の内部電極の他方端部が、第1の内部電極の長さ方向の中央部における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第2の端部を有していると、第2の端部が狭いことにより、積層体の側部において、第1の内部電極と両側面上に形成される外部電極との間の電極集中点である第2の端部の両角部を該外部電極から遠ざけることができ、積層体の側部にかかる電圧を軽減することができる。また、第1の端部が狭いことにより、外部電極と積層体との間から侵入してくる水分の浸入経路を長くすることができ、耐湿性が改善しうる。
また、この発明にかかる積層セラミックコンデンサでは、第2の内部電極の一方端部が、第2の内部電極の長さ方向の中央部における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第3の端部を有し、第2の内部電極の他方端部が、第2の内部電極の長さ方向の中央部における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第4の端部を有していると、第4の端部が狭いことにより、積層体の側部において、第2の内部電極と両側面上に形成される外部電極との間の電極集中点である第4の端部の両角部を該外部電極から遠ざけることができ、積層体の側部にかかる電圧を軽減することができる。また、第3の端部が狭いことにより、外部電極と積層体との間から侵入してくる水分の浸入経路を長くすることができ、耐湿性が改善しうる。
さらに、この発明にかかる積層セラミックコンデンサでは、第3の内部電極の両端部のうちの一方端部が、第3の内部電極の長さ方向の中央部における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第5の端部を有し、第3の内部電極の両端部のうちの他方端部が、第3の内部電極の長さ方向の中央部における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第6の端部を有していると、第5および第6の端部が狭いことにより、積層体の側部において、第3の内部電極と両側面上に形成される外部電極との間の電極集中点である第5および第6の端部の両角部を該外部電極から遠ざけることができ、積層体の側部にかかる電圧を軽減することができる。
また、この発明にかかる積層セラミックコンデンサでは、一方の第4の内部電極が、第1の端面側とは反対側の端部における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第7の端部を有し、他方の第4の内部電極が、第2の端面側とは反対側の端部における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第8の端部を有しており、また、一方の第5の内部電極が、第1の端面側とは反対側の端部における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第9の端部を有し、他方の第5の内部電極が、第2の端面側とは反対側の端部における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第10の端部を有していると、一方の第4の内部電極の積層上下に位置する、一方の第5の内部電極と第1の内部電極または第2の内部電極との間に、一方の第4の内部電極全体を位置させることができ、また、他方の第4の内部電極の積層上下に位置する、他方の第5の内部電極と第1の内部電極または第2の内部電極との間に、他方の第4の内部電極を位置させることができるので、より確実に、第1の主面上に配置される外部電極と、第1の主面に最も近いところに位置する第1または第2の内部電極との間、および第2の主面上に配置される外部電極と、第2の主面側に最も近いところに位置する第1または第2の内部電極との間で生じる電界の集中を抑制することが可能になる。
また、この発明にかかる積層セラミックコンデンサでは、第1の内部電極における一方端部の第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さと、第1の内部電極における他方端部の第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さと、第1の補助電極における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さ、および第2の内部電極における一方端部の第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さと、第2の内部電極における他方端部の第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さと、第2の補助電極における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さ、および第3の内部電極の一方端部の第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さと、第3の内部電極の他方端部の第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さと、一方の第3の補助電極および他方の第3の補助電極における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さが、略同一であると、積層セラミックコンデンサの静電容量を確保することができる。
さらに、この発明にかかる積層セラミックコンデンサでは、第1の内部電極における他方端部の第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さは、第1の内部電極における一方端部の第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さ、および第1の補助電極における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも小さく、第2の内部電極における他方端部の第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さは、第2の内部電極における一方端部の第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さ、および第2の補助電極における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも小さく、第3の内部電極における一方端部の第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さと、第3の内部電極における他方端部の第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さ、および一方の第3の補助電極および他方の第3の補助電極における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さは、第1の内部電極における一方端部の第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さと、第1の補助電極における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さ、および第2の内部電極における一方端部の第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さと、第2の補助電極における第1の側面および第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも小さいと、積層セラミックコンデンサの静電容量をより十分に確保することができる。
また、この発明にかかる積層セラミックコンデンサでは、積層方向から見た際に、第1の内部電極の他方端部が、第3の内部電極の他方端部よりも第2の端面側に延びて配置され、第2の内部電極の他方端部が、第3の内部電極の一方端部よりも第1の端面側に延びて配置されると、積みズレが起こったときにおいても、第1の内部電極と第3の内部電極、あるいは第2の内部電極と第3の内部電極との間における上下の有効面積が変化しにくくなり、積みズレに起因する電圧の偏りをより抑制することができる。
この発明の第1の実施の形態にかかる積層セラミックコンデンサについて説明する。図1(a)は、この発明の第1の実施の形態にかかる積層セラミックコンデンサの一例を示す外観斜視図であり、図1(b)は、その正面図である。図2は、この発明の第1の実施の形態にかかる積層セラミックコンデンサを示す図1(a)の線II−II断面図である。図3は、第1の実施の形態にかかる積層セラミックコンデンサの断面図であって、図2の線A−A断面図である。図4は、第1の実施の形態にかかる積層セラミックコンデンサの断面図であって、図2の線B−B断面図である。図5は、第1の実施の形態にかかる積層セラミックコンデンサの断面図であって、図2の線C−C断面図である。図6は、第1の実施の形態にかかる積層セラミックコンデンサの断面図であって、図2の線D−D断面図である。図7は、第1の実施の形態にかかる積層セラミックコンデンサの断面図であって、図2の線E−E断面図である。図8は、図1(a)に示した積層体の分解斜視図である。
第1の内部電極160、第2の内部電極162、第3の内部電極164、第4の内部電極166および第5の内部電極168は、それぞれ異なる平面上に配置されている。
第1の内部電極160は、その長さ方向zの中央部よりも幅の狭い第1の端部160aと第2の端部160bとを有する。すなわち、第1の内部電極160の長さ方向zの中央部における第1の側面12cおよび第2の側面12dを結ぶ幅方向yの長さW1aより、第1の内部電極160の第1の端部160aにおける第1の側面12cおよび第2の側面12dを結ぶ幅方向yの長さW1b、および第1の内部電極160の第2の端部160bにおける第1の側面12cおよび第2の側面12dを結ぶ幅方向yの長さW1cは、小さい。
第1の内部電極160の一方端部に位置する第1の端部160aが、第1の端面12eに引き出される。そして、第1の内部電極160の他方端部に位置する第2の端部160bにおいて、第1の内部電極160の長さ方向zの中央部よりも、第2の端部160bの一方の角部に位置する内部電極角部160c1は、積層体12の第1の側面12cから離れて位置し、同様に、第2の端部160bの他方の角部に位置する内部電極角部160c2も、積層体12の第2の側面12dから離れて位置する。
また、第1の内部電極160の長さ方向zの中央部における幅が広い部分と幅が狭い第1の端部160aおよび第2の端部160bとの連結部は、図3に示すように、傾斜がつけられて形成されているが、直角に形成されてもよい。
第2の内部電極162は、その長さ方向zの中央部よりも幅の狭い第3の端部162aと第4の端部162bとを有する。すなわち、第2の内部電極162の長さ方向zの中央部における第1の側面12cおよび第2の側面12dを結ぶ幅方向yの長さW2aより、第2の内部電極160の第3の端部162aにおける第1の側面12cおよび第2の側面12dを結ぶ幅方向yの長さW2b、および第2の内部電極162の第4の端部162bにおける第1の側面12cおよび第2の側面12dを結ぶ幅方向yの長さW2cは、小さい。
第2の内部電極162の一方端部に位置する第3の端部162aが、第2の端面12fに引き出される。そして、第2の内部電極162の他方端部に位置する第4の端部162bにおいて、第2の内部電極162の長さ方向zの中央部よりも、第4の端部162bの一方の角部に位置する内部電極角部162c1は、積層体12の第1の側面12cから離れて位置し、同様に、第4の端部162bの他方の角部に位置する内部電極角部162c2も、積層体12の第2の側面12dから離れて位置する。
また、第2の内部電極162の長さ方向zの中央部における幅が広い部分と幅が狭い第3の端部162aおよび第4の端部162bとの連結部は、図4に示すように、傾斜がつけられて形成されているが、直角に形成されてもよい。
第3の内部電極164は、その長さ方向zの中央部よりも幅の狭い第5の端部164aと第6の端部164bとを有する。すなわち、第3の内部電極164の長さ方向zの中央部における第1の側面12cおよび第2の側面12dを結ぶ幅方向yの長さW3aより、第3の内部電極164の第5の端部164aにおける第1の側面12cおよび第2の側面12dを結ぶ幅方向yの長さW3b、および第3の内部電極164の第6の端部164bにおける第1の側面12cおよび第2の側面12dを結ぶ幅方向yの長さW3cは、小さい。
第3の内部電極164の一方端部に位置する第5の端部164aにおいて、第3の内部電極164の長さ方向zの中央部よりも、第5の端部164aの一方の角部に位置する内部電極角部164c1は、積層体12の第1の側面12cから離れて位置し、同様に、第5の端部164aの他方の角部に位置する内部電極角部164c2も、積層体12の第2の側面12dから離れて位置する。また、第3の内部電極164の他方端部に位置する第6の端部164bにおいて、第3の内部電極164の長さ方向zの中央部よりも、第6の端部164bの一方の角部に位置する内部電極角部164c3は、積層体12の第1の側面12cから離れて位置し、同様に、第6の端部164bの他方の角部に位置する内部電極角部164c4も、積層体12の第2の側面12dから離れて位置する。
また、第3の内部電極164の長さ方向zの中央部における幅が広い部分と幅が狭い第5の端部164aおよび第6の端部164bとの連結部は、図5に示すように、傾斜がつけられて形成されているが、直角に形成されてもよい。
また、第4の内部電極166は、積層体12の長さ方向zの中央部でギャップ領域L4を介して離間して配置されている。したがって、第4の内部電極166は、第1の端面12e側に配置される一方の第4の内部電極166aと第2の端面12f側に配置される他方の第4の内部電極166bとを含む。
一方の第4の内部電極166aの一方端部と積層体12の第1の端面12eとの間には、ギャップ領域L4aが形成され、他方の第4の内部電極166bの一方端部と積層体12の第2の端面12fとの間には、ギャップ領域L4bが形成される。
また、一方の第4の内部電極166aの他方端部(第1の端面12eとは反対側の端部)と他方の第4の内部電極166bの他方端部(第2の端面12fとは反対側の端部)とが、ギャップ領域L4を挟んで配置される。
したがって、一方の第4の内部電極166aの両端部は、第1の端面12eおよび第2の端面12fのいずれにも引き出されておらず、他方の第4の内部電極166bの両端部も、第1の端面12eおよび第2の端面12fのいずれにも引き出されていない。
一方の第4の内部電極166aの形状は、特に限定しないが、図6に示すように、一方の第4の内部電極166aの一方端部は、その他方端部における幅よりも幅の狭い第7の端部166a1を有する。また、同様に、他方の第4の内部電極166bの一方端部は、その他方端部における幅よりも幅の狭い第8の端部166b1を有する。すなわち、一方の第4の内部電極166aの他方端部における第1の側面12cおよび第2の側面12dを結ぶ幅方向yの長さW4aより、一方の第4の内部電極166aの第7の端部166a1における第1の側面12cおよび第2の側面12dを結ぶ幅方向yの長さW4bは小さく、他方の第4の内部電極166bの他方端部における第1の側面12cおよび第2の側面12dを結ぶ幅方向yの長さW4cより、他方の第4の内部電極166bの第8の端部166b1における第1の側面12cおよび第2の側面12dを結ぶ幅方向yの長さW4dは小さい。
また、一方の第4の内部電極166aの他方端部における幅が広い部分と幅が狭い第7の端部166a1との連結部は、傾斜がつけられて形成されているが、直角に形成されてもよく、同様に、他方の第4の内部電極166bの他方端部における幅が広い部分と幅が狭い第8の端部166b1との連結部は、傾斜がつけられて形成されているが、直角に形成されてもよい。
第5の内部電極168は、積層体12の長さ方向zの中央部でギャップ領域L5を介して離間して配置されている。したがって、第5の内部電極168は、第1の端面12e側に配置される一方の第5の内部電極168aと第2の端面12f側に配置される他方の第5の内部電極168bとを含む。
一方の第5の内部電極168aの一方端部が第1の端面12eに引き出されており、他方の第5の内部電極168bの一方端部が第2の端面12fに引き出されている。
また、一方の第5の内部電極168aの他方端部(第1の端面12eとは反対側の端部)と他方の第5の内部電極168bの他方端部(第2の端面12fとは反対側の端部)とが、ギャップ領域L5を挟んで配置される。
一方の第5の内部電極168aの形状は、特に限定しないが、図7に示すように、一方の第5の内部電極168aの一方端部は、その他方端部における幅よりも幅の狭い第9の端部168a1を有する。また、同様に、他方の第5の内部電極168bの一方端部は、その他方端部における幅よりも幅の狭い第10の端部168b1を有する。すなわち、一方の第5の内部電極168aの他方端部における第1の側面12cおよび第2の側面12dを結ぶ幅方向yの長さW5aより、一方の第5の内部電極168aの第9の端部168a1における第1の側面12cおよび第2の側面12dを結ぶ幅方向yの長さW5bは小さく、他方の第5の内部電極168bの他方端部における第1の側面12cおよび第2の側面12dを結ぶ幅方向yの長さW5cより、他方の第5の内部電極168bの第8の端部168b1における第1の側面12cおよび第2の側面12dを結ぶ幅方向yの長さW5dは小さい。
一方の第5の内部電極168aの一方端部に位置する第9の端部168a1は、第1の端面12eに引き出されており、他方の第5の内部電極168bの一方端部に位置する第10の端部168b1は、第2の端面12fに引き出されている。
また、一方の第5の内部電極168aの他方端部における幅が広い部分と幅が狭い第9の端部168a1との連結部は、傾斜がつけられて形成されているが、直角に形成されてもよく、同様に、他方の第5の内部電極168bの他方端部における幅が広い部分と幅が狭い第10の端部168b1との連結部は、傾斜がつけられて形成されているが、直角に形成されてもよい。
このような構造とすることにより、以下の効果を得ることができる。
通常、直列コンデンサにおいては、各有効部の有効面積が小さい方に電圧がかかってしまう。
積層方向xから見た際に、第1の内部電極の第2の端部と第3の内部電極の第6の端部の位置が一致している場合(図9(a))、第1の内部電極に積層ズレが生じたとき、第1の内部電極と第3の内部電極との間における有効面積と、第2の内部電極と第3の内部電極との間における有効面積に差が生じるが、本実施の形態の構成のように、第1の内部電極160の第2の端部160bが、第3の内部電極164の第6の端部164bよりも第2の端面12f側に延びて配置された場合は、第1の内部電極160に積層ズレが生じたとき、第1の内部電極160と第3の内部電極164との間における有効面積と、第2の内部電極162と第3の内部電極164との間における有効面積に差が生じにくい(図9(b))。
同様に、積層方向xから見た際に、第2の内部電極の第2の端部と第3の内部電極の第6の端部の位置が一致している場合(図9(a))、第2の内部電極に積層ズレが生じたとき、第1の内部電極と第3の内部電極との間における有効面積と、第2の内部電極と第3の内部電極との間における有効面積に差が生じるが、本実施の形態の構成のように、第2の内部電極162の第4の端部162bが、第3の内部電極164の第5の端部164aよりも第1の端面12e側に延びて配置された場合は、第2の内部電極162に積層ズレが生じたとき、第1の内部電極160と第3の内部電極164との間における有効面積と、第2の内部電極162と第3の内部電極164との間における有効面積に差が生じにくい(図9(c))。
したがって、図9に示すように、第1の内部電極160の第2の端部160bが、第3の内部電極164の第6の端部164bよりも第2の端面12f側に延びて配置され、第2の内部電極162の第4の端部162bが、第3の内部電極164の第5の端部164aよりも第1の端面12e側に延びて配置されることにより、積みズレが起こったときにおいても、第1の内部電極160と第3の内部電極164、あるいは第2の内部電極162と第3の内部電極164との間における上下の有効面積(すなわち、第1の対向電極部20aの面積)が変化しにくくなり、積みズレに起因する電圧の偏りをより抑制することができる。
また、内部電極16、すなわち、第1の内部電極160、第2の内部電極162、第3の内部電極164、第4の内部電極166および第5の内部電極168のそれぞれの厚みは、たとえば、0.2μm以上2.0μm以下であることが好ましい。
このような構成により、積層セラミックコンデンサ10において所望の容量を確保することができる。
また、補助電極18、すなわち、第1の補助電極180、第2の補助電極182、第3の補助電極184および第4の補助電極186のそれぞれの厚みは、たとえば、0.2μm以上2.0μm以下であることが好ましい。
積層体12の第1の端面12e側には、第1の外部電極22aが形成される。第1の外部電極22aは、積層体12の第1の端面12eを覆い、第1の端面12eから延伸して第1の主面12a、第2の主面12b、第1の側面12cおよび第2の側面12dの一部分を覆うように形成される。この場合、第1の外部電極22aは、第1の内部電極160の第1の端部160aおよび一方の第5の内部電極168aの第9の端部168a1と電気的に接続される。なお、第1の外部電極22aは、積層体12の第1の端面12eのみに形成されてもよい。
積層体12の第2の端面12f側には、第2の外部電極22bが形成される。第2の外部電極22bは、積層体12の第2の端面12fを覆い、第2の端面12fから延伸して第1の主面12a、第2の主面12b、第1の側面12cおよび第2の側面12dの一部分を覆うように形成される。この場合、第2の外部電極22bは、第2の内部電極162の第3の端部162aおよび他方の第5の内部電極168bの第10の端部168b1と電気的に接続される。なお、第2の外部電極22bは、積層体12の第2の端面12fのみに形成されてもよい。
また、積層体12内においては、各第2の対向電極部20bで、第4の内部電極166と第5の内部電極168とが、誘電体層14を介して対向することにより静電容量が形成される。
焼付け層は、ガラスと金属とを含む。焼付け層のガラスとしては、B、Si、Ba、Mg、Al、Li等から選ばれる少なくとも1つを含む。また、焼付け層の金属としては、たとえば、Cu、Ni、Ag、Pd、Ag−Pd合金、Au等から選ばれる少なくとも1つを含む。焼付け層は、複数層であってもよい。焼付け層は、ガラスおよび金属を含む導電性ペーストを積層体12に塗布して焼きつけたものであり、誘電体層14および内部電極16と同時に焼成したものでもよく、誘電体層14および内部電極16を焼成した後に焼き付けたものでもよい。焼付け層のうちの最も厚い部分の厚みは、10μm以上50μm以下であることが好ましい。
また、薄膜層は、スパッタ法または蒸着法等の薄膜形成法により形成され、金属粒子が堆積された1μm以下の層である。
めっき層は、複数層によって形成されてもよい。めっき層は、焼付け層の表面に設けられた第1めっき層と、第1めっき層の表面に設けられた第2めっき層とを含む2層構造であることが好ましい。
また、第2めっき層をめっき層の最外層として設けてもよく、第2めっき層の表面に他のめっき層を設けてもよい。
積層セラミックコンデンサ10の寸法は、長さ方向zのL寸法が0.6mm以上5.7mm以下、積層方向xのT寸法が0.2mm以上2.5mm以下、幅方向yのW寸法が0.3mm以上5.0mm以下である。なお、長さ方向zのL寸法は、幅方向yのW寸法よりも必ずしも長いとは限らない。また、積層セラミックコンデンサ10の寸法は、マイクロスコープにより測定することができる。
また、図1に示す積層セラミックコンデンサ10では、積みズレが生じたときであっても、第3の内部電極164と第1の内部電極160の間、および第3の内部電極164と第2の内部電極162との間の有効面積を一定にすることができ、直列構造の場合、各静電容量の比率が重要となるため有効面積を同じにすることで、高耐電圧性を確保することが可能となる。
またさらに、図1に示す積層セラミックコンデンサ10では、第3の内部電極164は、中央部よりも幅の狭い第5の端部164aと第6の端部164bとを有しており、第3の内部電極164の一方端部に位置する第5の端部164aにおいて、第3の内部電極164の中央部よりも、第5の端部164aの一方の角部に位置する内部電極角部164c1は、積層体12の第1の側面12cから離れて位置し、同様に、第5の端部164aの他方の角部に位置する内部電極角部164c2も、積層体12の第2の側面12dから離れて位置する。さらに、第3の内部電極164の他方端部に位置する第6の端部164bにおいて、第3の内部電極164の中央部よりも、第6の端部164bの一方の角部に位置する内部電極角部164c3は、積層体12の第1の側面12cから離れて位置し、同様に、第6の端部164bの他方の角部に位置する内部電極角部164c4も、積層体12の第2の側面12dから離れて位置する。このため、積層体12の側部において、第3の内部電極164と第1の側面12cおよび第2の側面12dに形成される外部電極22との間の電界集中点である、内部電極角部164c1、内部電極角部164c2、内部電極角部164c3および内部電極角部164c4を、外部電極22から遠ざけることができ、積層体12の側部にかかる電圧を軽減することができる。
また、第4の内部電極166の存在により、第1の主面12aに最も近いところに位置する第1の内部電極160、または第1の主面12aに最も近いところに位置する第2の内部電極162と第4の内部電極166との間、ならびに第2の主面12bに最も近いところに位置する第1の内部電極160、または第2の主面12bに最も近いところに位置する第2の内部電極162と第4の内部電極166との間においても、素子厚が厚くなったときに発生する電極端部への電界集中の増加を抑制することが可能となり、単純に素子厚を上げたときに発生する耐電圧の低下を抑制できる。
本発明の第2の実施の形態にかかる積層セラミックコンデンサについて、図を参照して詳細に説明する。この発明の第2の実施の形態にかかる積層セラミックコンデンサは、各内部電極の形状が、この発明の第1の実施の形態にかかる積層セラミックコンデンサ10と異なるが、この発明の第1の実施の形態にかかる積層セラミックコンデンサ10と同様である構成については説明を繰り返さない。
第1の内部電極560、第2の内部電極562、第3の内部電極564、第4の内部電極566および第5の内部電極568は、それぞれ異なる平面上に配置されている。
第1の内部電極560は、その長さ方向zの中央部よりも幅の狭い第1の端部560aと第2の端部560bとを有する。すなわち、第1の内部電極560の長さ方向zの中央部における第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向yの長さW1aより、第1の内部電極560の第1の端部560aにおける第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向yの長さW1b、および第1の内部電極560の第2の端部560bにおける第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向yの長さW1cは、小さい。
第1の内部電極560の一方端部に位置する第1の端部560aが、第1の端面52eに引き出される。そして、第1の内部電極560の他方端部に位置する第2の端部560bにおいて、第1の内部電極560の長さ方向zの中央部よりも、第2の端部560bの一方の角部に位置する内部電極角部560c1は、積層体52の第1の側面52cから離れて位置し、同様に、第2の端部560bの他方の角部に位置する内部電極角部560c2も、積層体52の第2の側面52dから離れて位置する。
また、第1の内部電極560の長さ方向zの中央部における幅が広い部分と幅が狭い第1の端部560aおよび第2の端部560bとの連結部は、図12に示すように、傾斜がつけられて形成されているが、直角に形成されてもよい。
第2の内部電極562は、その長さ方向zの中央部よりも幅の狭い第3の端部562aと第4の端部562bとを有する。すなわち、第2の内部電極562の長さ方向zの中央部における第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向yの長さW2aより、第2の内部電極560の第3の端部562aにおける第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向yの長さW2b、および第2の内部電極562の第4の端部562bにおける第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向yの長さW2cは、小さい。
第2の内部電極562の一方端部に位置する第3の端部562aが、第2の端面52fに引き出される。そして、第2の内部電極562の他方端部に位置する第4の端部562bにおいて、第2の内部電極562の長さ方向zの中央部よりも、第4の端部562bの一方の角部に位置する内部電極角部562c1は、積層体52の第1の側面52cから離れて位置し、同様に、第4の端部562bの他方の角部に位置する内部電極角部562c2も、積層体52の第2の側面52dから離れて位置する。
また、第2の内部電極562の長さ方向zの中央部における幅が広い部分と幅が狭い第3の端部562aおよび第4の端部562bとの連結部は、図13に示すように、傾斜がつけられて形成されているが、直角に形成されてもよい。
第3の内部電極564は、その長さ方向zの中央部よりも幅の狭い第5の端部564aと第6の端部564bとを有する。すなわち、第3の内部電極564の長さ方向zの中央部における第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向yの長さW3aより、第3の内部電極564の第5の端部564aにおける第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向yの長さW3b、および第3の内部電極564の第6の端部564bにおける第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向yの長さW3cは、小さい。
第3の内部電極564の一方端部に位置する第5の端部564aにおいて、第3の内部電極564の長さ方向zの中央部よりも、第5の端部564aの一方の角部に位置する内部電極角部564c1は、積層体52の第1の側面52cから離れて位置し、同様に、第5の端部564aの他方の角部に位置する内部電極角部564c2も、積層体52の第2の側面52dから離れて位置する。また、第3の内部電極564の他方端部に位置する第6の端部564bにおいて、第3の内部電極564の長さ方向zの中央部よりも、第6の端部564bの一方の角部に位置する内部電極角部564c3は、積層体52の第1の側面52cから離れて位置し、同様に、第6の端部564bの他方の角部に位置する内部電極角部564c4も、積層体52の第2の側面52dから離れて位置する。
また、第3の内部電極564の長さ方向zの中央部における幅が広い部分と幅が狭い第5の端部564aおよび第6の端部564bとの連結部は、図14に示すように、傾斜がつけられて形成されているが、直角に形成されてもよい。
また、第4の内部電極566は、積層体12の長さ方向zの中央部でギャップ領域L4を介して離間して配置されている。したがって、第4の内部電極566は、第1の端面52e側に配置される一方の第4の内部電極566aと第2の端面52f側に配置される他方の第4の内部電極566bとを含む。
一方の第4の内部電極566aの一方端部と積層体52の第1の端面52eとの間には、ギャップ領域L4aが形成され、他方の第4の内部電極566bの一方端部と積層体52の第2の端面52fとの間には、ギャップ領域L4bが形成される。
また、一方の第4の内部電極566aの他方端部(第1の端面52eとは反対側の端部)と他方の第4の内部電極566bの他方端部(第2の端面52fとは反対側の端部)とが、ギャップ領域L4を挟んで配置される。
したがって、一方の第4の内部電極566aの両端部は、第1の端面52eおよび第2の端面52fのいずれにも引き出されておらず、他方の第4の内部電極566bの両端部も、第1の端面52eおよび第2の端面52fのいずれにも引き出されていない。
一方の第4の内部電極566aの形状は、特に限定しないが、図15に示すように、一方の第4の内部電極566aの一方端部は、その他方端部における幅よりも幅の狭い第7の端部566a1を有する。また、同様に、他方の第4の内部電極566bの一方端部は、その他方端部における幅よりも幅の狭い第8の端部566b1を有する。すなわち、一方の第4の内部電極566aの他方端部における第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向yの長さW4aより、一方の第4の内部電極566aの第7の端部566a1における第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向yの長さW4bは小さく、他方の第4の内部電極566bの他方端部における第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向yの長さW4cより、他方の第4の内部電極566bの第8の端部566b1における第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向yの長さW4dは小さい。
また、一方の第4の内部電極566aの他方端部における幅が広い部分と幅が狭い第7の端部566a1との連結部は、傾斜がつけられて形成されているが、直角に形成されてもよく、同様に、他方の第4の内部電極566bの他方端部における幅が広い部分と幅が狭い第8の端部566b1との連結部は、傾斜がつけられて形成されているが、直角に形成されてもよい。
第5の内部電極568は、積層体52の長さ方向zの中央部でギャップ領域L5を介して離間して配置されている。したがって、第5の内部電極568は、第1の端面52e側に配置される一方の第5の内部電極568aと第2の端面52f側に配置される他方の第5の内部電極568bとを含む。
一方の第5の内部電極568aの一方端部が第1の端面52eに引き出されており、他方の第5の内部電極568bの一方端部が第2の端面52fに引き出されている。
また、一方の第5の内部電極568aの他方端部(第1の端面52eとは反対側の端部)と他方の第5の内部電極568bの他方端部(第2の端面52fとは反対側の端部)とが、ギャップ領域L5を挟んで配置される。
一方の第5の内部電極568aの形状は、特に限定しないが、図16に示すように、一方の第5の内部電極568aの一方端部は、その他方端部における幅よりも幅の狭い第9の端部568a1を有する。また、同様に、他方の第5の内部電568bの一方端部は、その他方端部における幅よりも幅の狭い第10の端部568b1を有する。すなわち、一方の第5の内部電極568aの他方端部における第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向yの長さW5aより、一方の第5の内部電極568aの第9の端部568a1における第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向yの長さW5bは小さく、他方の第5の内部電極568bの他方端部における第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向yの長さW5cより、他方の第5の内部電極568bの第8の端部568b1における第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向yの長さW5dは小さい。
一方の第5の内部電極568aの一方端部に位置する第9の端部568a1は、第1の端面52eに引き出されており、他方の第5の内部電極568bの一方端部に位置する第10の端部568b1は、第2の端面52fに引き出されている。
また、一方の第5の内部電極568aの他方端部における幅が広い部分と幅が狭い第9の端部568a1との連結部は、傾斜がつけられて形成されているが、直角に形成されてもよく、同様に、他方の第5の内部電極568bの他方端部における幅が広い部分と幅が狭い第10の端部568b1との連結部は、傾斜がつけられて形成されているが、直角に形成されてもよい。
第2の内部電極562における第4の端部562bの第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向の長さW2cは、第2の内部電極562における第3の端部562aの第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向の長さW2b、および第2の補助電極582の第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向の長さW7よりも小さい。
第3の内部電極564における第5の端部564aの第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向の長さW3bと、第3の内部電極564における第6の端部564bの第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向の長さW3c、および一方の第3の補助電極584aおよび他方の第3の補助電極584bの第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向yの長さW8a,W8bは、第1の内部電極560における第1の端部560aの第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向の長さW1bと、第1の補助電極580の第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向の長さW6、および第2の内部電極562における第3の端部562aの第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向の長さW2bと、第2の補助電極582の第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向の長さW7よりも小さい。
積層体52の第1の端面52e側には、第1の外部電極62aが形成される。第1の外部電極62aは、積層体52の第1の端面52eを覆い、第1の端面52eから延伸して第1の主面52a、第2の主面52b、第1の側面52cおよび第2の側面52dの一部分を覆うように形成される。この場合、第1の外部電極62aは、第1の内部電極560の第1の端部560aおよび一方の第5の内部電極568aの第9の端部568a1と電気的に接続される。なお、第1の外部電極62aは、積層体52の第1の端面52eのみに形成されてもよい。
積層体52の第2の端面52f側には、第2の外部電極62bが形成される。第2の外部電極62bは、積層体52の第2の端面52fを覆い、第2の端面52fから延伸して第1の主面52a、第2の主面52b、第1の側面52cおよび第2の側面52dの一部分を覆うように形成される。この場合、第2の外部電極62bは、第2の内部電極562の第3の端部562aおよび他方の第5の内部電極568bの第10の端部568b1と電気的に接続される。なお、第2の外部電極62bは、積層体52の第2の端面52fのみに形成されてもよい。
すなわち、図10に示す積層セラミックコンデンサ50は、第1の内部電極560における第2の端部560bの第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向の長さW1cは、第1の内部電極560における第1の端部560aの第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向の長さW1b、および第1の補助電極580の第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向の長さW6よりも小さく、第2の内部電極562における第4の端部562bの第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向の長さW2cは、第2の内部電極562における第3の端部562aの第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向の長さW2b、および第2の補助電極582の第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向の長さW7よりも小さく、第3の内部電極564における第5の端部564aの第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向の長さW3bと、第3の内部電極564における第6の端部564bの第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向の長さW3c、および一方の第3の補助電極584aおよび他方の第3の補助電極584bの第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向yの長さW8a,W8bは、第1の内部電極560における第1の端部560aの第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向の長さW1bと、第1の補助電極580の第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向の長さW6、および第2の内部電極562における第3の端部562aの第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向の長さW2bと、第2の補助電極582の第1の側面52cおよび第2の側面52dを結ぶ幅方向の長さW7よりも小さいので、積層方向zから見た際に、第3の内部電極546を、第1の内部電極560および第2の内部電極562により確実に覆うことができる。これにより、第1の内部電極560と第3の内部電極564との間、および第2の内部電極562と第3の内部電極564との間における静電容量を、より十分に確保することができる。
次に、上述の製造方法により図1に示す積層セラミックコンデンサ10を作製し、所定の条件に基づく静電容量を測定するための実験と耐電圧特性(AC−BDV:AC破壊電圧)を確認するための実験とを行った。
・チップサイズ(設計値):長さ×幅×高さ=3200mm×2500mm×2000mm
・誘電体層の材料:BaTiO3
・容量:40nF
・定格電圧:630V
・外部電極の構造:下地電極層(焼付け層)とめっき層とを含む構造
下地電極層(焼付け層):導電性金属(Cu)とガラスを含む
めっき層:Niめっき層とSnめっき層の2層構造
・第1ないし第5の内部電極の構造
第1ないし第5の内部電極の材料:Ni
第1ないし第5の内部電極の形状:図2ないし図8に示すとおり
・第1ないし第4の補助電極の構造
第1ないし第4の補助電極の材料:Ni
第1ないし第4の補助電極の形状:図2ないし図8に示すとおり
実施例1および比較例1の各サンプルは、静電容量を測定する実験のためにそれぞれ100個ずつ準備し、耐電圧特性を確認する実験のためにそれぞれ50個ずつ準備した。
静電容量を測定するために、実施例1の積層セラミックコンデンサ100個と比較例1の積層セラミックコンデンサ100個とを、150℃で1時間熱処理した後、室温に24時間放置した。その後、それぞれの積層セラミックコンデンサ静電容量がLCRメーター(自動平衡ブリッジ式)を使用して、温度が25℃、交流電界が1.0Vrms、および測定周波数が1kHzの条件で測定された。
実施例1の100個の積層セラミックコンデンサの静電容量の平均値を実施例1の積層セラミックコンデンサの静電容量の値とし、比較例1の100個の積層セラミックコンデンサの静電容量の平均値を比較例1の積層セラミックコンデンサの静電容量の値とした。
耐電圧特性を確認するために、実施例1の積層セラミックコンデンサ50個と比較例1の積層セラミックコンデンサ50個とを、交流自動昇圧耐電圧試験器を用いて、温度25℃、交流電圧の昇圧速度100Vrms/秒の条件で測定を行った。積層セラミックコンデンサが絶縁破壊し、電流値が50mAとなったときの電圧を破壊電圧(BDV)とした。
実施例1の積層セラミックコンデンサ50個の破壊電圧の平均値を実施例1の積層セラミックコンデンサの破壊電圧とし、比較例1の積層セラミックコンデンサ50個の平均値を比較例1の積層セラミックコンデンサの破壊電圧の値とした。
次に、上述の製造方法により図10に示す積層セラミックコンデンサ50を作製し、所定の条件に基づく静電容量を測定するための実験と耐電圧特性(AC−BDV:AC破壊電圧)を確認するための実験とを行った。
・チップサイズ(設計値):長さ×幅×高さ=3200mm×2500mm×2000mm
・誘電体層の材料:BaTiO3
・容量:40nF
・定格電圧:630V
・外部電極の構造:下地電極層(焼付け層)とめっき層とを含む構造
下地電極層(焼付け層):導電性金属(Cu)とガラスを含む
めっき層:Niめっき層とSnめっき層の2層構造
・第1ないし第5の内部電極の構造
第1ないし第5の内部電極の材料:Ni
第1ないし第5の内部電極の形状:図11ないし図17に示すとおり
・第1ないし第4の補助電極の構造
第1ないし第4の補助電極の材料:Ni
第1ないし第4の補助電極の形状:図11ないし図17に示すとおり
実施例2および比較例1の各サンプルは、静電容量を測定する実験のためにそれぞれ100個ずつ準備し、耐電圧特性を確認する実験のためにそれぞれ50個ずつ準備した。
12,52 積層体
12a,52a 第1の主面
12b,52b 第2の主面
12c,52c 第1の側面
12d,52d 第2の側面
12e,52e 第1の端面
12f,52f 第2の端面
14,54 誘電体層
14a,54a 外層部
14b,54b 内層部
16,56 内部電極
18,58 補助電極
20a,60a 第1の対向電極部
20b,60b 第2の対向電極部
20c,60c 積層体の側部(Wギャップ)
22,62 外部電極
22a,62a 第1の外部電極
22b,62b 第2の外部電極
160,560 第1の内部電極
162,562 第2の内部電極
164,564 第3の内部電極
166,566 第4の内部電極
168,568 第5の内部電極
166a,566a 一方の第4の内部電極
166b,566b 他方の第4の内部電極
168a,568a 一方の第5の内部電極
168b,568b 他方の第5の内部電極
160a,560a 第1の端部
160b,560b 第2の端部
162a,562a 第3の端部
162b,562b 第4の端部
164a,564a 第5の端部
164b,564b 第6の端部
166a1,566a1 第7の端部
166b1,566b1 第8の端部
168a1,568a1 第9の端部
168b1,568b1 第10の端部
160c1,160c2,560c1,560c2 内部電極角部
162c1,162c2,562c1,562c2 内部電極角部
164c1,164c2,164c3,164c4,564c1,564c2,564c3,564c4 内部電極角部
180,580 第1の補助電極
182,582 第2の補助電極
184,584 第3の補助電極
186,586 第4の補助電極
x 積層方向
y 幅方向
z 長さ方向
L1,L2,L3a,L3b,L4,L4a,L4b,L5 ギャップ領域
Claims (9)
- 積層された複数の誘電体層を含み、互いに対向する第1の主面および第2の主面と、互いに対向する第1の側面および第2の側面と、互いに対向する第1の端面および第2の端面と、を含む積層体と、
前記複数の誘電体層と交互に積層された内部電極と、
少なくとも前記第1および第2の端面上に配置される外部電極と、
を備える積層セラミックコンデンサであって、
前記内部電極は、第1の内部電極、第2の内部電極、第3の内部電極、第4の内部電極、および第5の内部電極を含み、
前記第1の内部電極、前記第2の内部電極、前記第3の内部電極、前記第4の内部電極、および前記第5の内部電極は、それぞれ異なる平面上に配置されており、
前記第1の内部電極は、その一方端部および他方端部のうちの一方端部が前記第1の端面に引き出されており、
前記第2の内部電極は、その一方端部および他方端部のうちの一方端部が前記第2の端面に引き出されており、
前記第3の内部電極は、前記第1の内部電極および前記第2の内部電極と互い違いに配置されており、前記第3の内部電極の一方端部および他方端部は、前記第1の端面および前記第2の端面のいずれにも引き出されておらず、
前記第4の内部電極は、前記第1の主面に最も近い側に位置する前記第1の内部電極または前記第2の内部電極と前記第5の内部電極との間、および前記第2の主面に最も近い側に位置する前記第1の内部電極または前記第2の内部電極と前記第5の内部電極の間に位置し、前記第4の内部電極は、前記積層体の長さ方向の中央部で離間されて前記第1の端面側に位置する一方の第4の内部電極および前記第2の端面側に位置する他方の第4の内部電極を有し、前記一方の第4の内部電極および前記他方の第4の内部電極は、前記第1の端面および前記第2の端面のいずれにも引き出されておらず、
前記第5の内部電極は、前記積層体の最も前記第1の主面側および最も前記第2の主面側に位置するように配置されており、
前記第5の内部電極は、前記積層体の長さ方向の中央部で離間されて前記第1の端面側に位置する一方の第5の内部電極および前記第2の端面側に位置する他方の第5の内部電極を有し、前記一方の第5の内部電極の前記第1の端面側の端部が前記第1の端面に引き出されており、前記他方の第5の内部電極の前記第2の端面側の端部が、前記第2の端面に引き出されており、
前記第1の内部電極と同一平面上には、前記第1の内部電極とは離間されて第1の補助電極が配置され、
前記第2の内部電極と同一平面上には、前記第2の内部電極とは離間されて第2の補助電極が配置され、
前記第3の内部電極と同一平面上には、前記第3の内部電極を挟むように離間されて一方の第3の補助電極および他方の第3の補助電極が配置され、
前記一方の第4の内部電極と同一平面上には、前記一方の第4の内部電極とは離間されて一方の第4の補助電極が配置され、前記他方の第4の内部電極と同一平面上には、前記他方の第4の内部電極とは離間されて他方の第4の補助電極が配置され、
前記第1の補助電極は、前記第2の端面に引き出されており、
前記第2の補助電極は、前記第1の端面に引き出されており、
前記一方の第3の補助電極は、前記第1の端面に引き出されており、前記他方の第3の補助電極は、前記第2の端面に引き出されており、
前記一方の第4の補助電極は、前記第1の端面に引き出されており、前記他方の第4の補助電極は、前記第2の端面に引き出されている、
積層セラミックコンデンサ。
- 前記第1の内部電極の前記一方端部は、前記第1の内部電極の長さ方向の中央部における前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第1の端部を有し、前記第1の内部電極の他方端部は、前記第1の内部電極の長さ方向の中央部における前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第2の端部を有している、請求項1に記載の積層セラミックコンデンサ。
- 前記第2の内部電極の一方端部は、前記第2の内部電極の長さ方向の中央部における前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第3の端部を有し、前記第2の内部電極の他方端部は、前記第2の内部電極の長さ方向の中央部における前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第4の端部を有している、請求項1または請求項2に記載の積層セラミックコンデンサ。
- 前記第3の内部電極の前記両端部のうちの一方端部は、前記第3の内部電極の長さ方向の中央部における前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第5の端部を有し、前記第3の内部電極の前記両端部のうちの他方端部は、前記第3の内部電極の長さ方向の中央部における前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第6の端部を有している、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の積層セラミックコンデンサ。
- 前記一方の第4の内部電極は、前記第1の端面側とは反対側の端部における前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第7の端部を有し、
前記他方の第4の内部電極は、前記第2の端面側とは反対側の端部おける前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第8の端部を有している、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の積層セラミックコンデンサ。 - 前記一方の第5の内部電極は、前記第1の端面側とは反対側の端部における前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第9の端部を有し、
前記他方の第5の内部電極は、前記第2の端面側とは反対側の端部における前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも該幅方向の長さの小さい第10の端部を有している、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の積層セラミックコンデンサ。 - 前記第1の内部電極における前記一方端部の前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さと、前記第1の内部電極における前記他方端部の前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さと、前記第1の補助電極における前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さ、および
前記第2の内部電極における前記一方端部の前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さと、前記第2の内部電極における前記他方端部の前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さと、前記第2の補助電極における前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さ、および
前記第3の内部電極の前記一方端部の前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さと、前記第3の内部電極の前記他方端部の前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さと、前記一方の第3の補助電極および前記他方の第3の補助電極における前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さが、略同一である、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の積層セラミックコンデンサ。 - 前記第1の内部電極における前記他方端部の前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さは、前記第1の内部電極における前記一方端部の前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さ、および前記第1の補助電極における前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも小さく、
前記第2の内部電極における前記他方端部の前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さは、前記第2の内部電極における前記一方端部の前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さ、および前記第2の補助電極における前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも小さく、
前記第3の内部電極における前記一方端部の前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さと、前記第3の内部電極における前記他方端部の前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さ、および前記一方の第3の補助電極および前記他方の第3の補助電極における前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さは、前記第1の内部電極における前記一方端部の前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さと、前記第1の補助電極における前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さ、および前記第2の内部電極における前記一方端部の前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さと、前記第2の補助電極における前記第1の側面および前記第2の側面を結ぶ幅方向の長さよりも小さい、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の積層セラミックコンデンサ。 - 積層方向から見た際に、前記第1の内部電極の前記他方端部が、前記第3の内部電極の前記他方端部よりも前記第2の端面側に延びて配置され、前記第2の内部電極の他方端部が、前記第3の内部電極の前記一方端部よりも前記第1の端面側に延びて配置される、請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の積層セラミックコンデンサ。
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