JP6696297B2 - 投射装置 - Google Patents
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Description
固体光源は、従来の投射装置において光源として使用されてきた「ランプ光源」に比してサイズが小さい。從って、固体光源を用いることにより照明装置を小型化でき、投射装置自体のコンパクト化も期待できる。
從って、この発明の投射装置は「複数個の固体光源と、照明光学系と、画像表示素子と、投射光学系と」を有する。
固体光源と照明光学系とは「照明装置」の要部を構成する。
「固体光源」は、LEDやLD、有機EL等であり、2個以上が用いられる。即ち、複数色画像やカラー画像を投射するときには「発光色が異なる2以上の固体光源」が用いられる。
「画像表示面」は長方形形状である。
反射型の画像表示素子としてはDMD(デジタルミラーデバイス)を例示できる。DMDは、画像表示面に「独立してミラー面の向きを変化させることができるマイクロミラーが2次元的にアレイ配列され、マイクロミラーを画素として、ミラー面の向きを変化させたマイクロミラーの2次元的な配列により、投射されるべき画像」が表示される。
この発明の投射装置に用いられる投射光学系は、屈折光学系と反射光学系とを有する。
「反射光学系」は、屈折光学系の像側に配置される。從って、画像光は屈折光学系を通過して屈折光学系の光学作用を受けたのち反射光学系を介して被投射面に投射される。
反射光学系は「1以上のミラー」を有する。反射光学系を構成する1以上のミラーは屈折力を持たない「平面ミラー」であることもでき、1以上のミラーのうちに正の屈折力をもつ「凹面ミラー」や負の屈折力を持つ「凸面ミラー」を含むこともできる。
反射光学系を構成する1以上のミラーのうち、結像投射される画像光の光路上で最も被投射面に近い位置に配置されるものが「最終ミラー」である。
「カップリングレンズ群」は、固体光源から放射される光(一般に発散性である。)を以後の光学素子に適した光束形態(たとえば平行光束状や弱い発散性もしくは弱い収束性
の状態)に変換するレンズ群であり、1枚以上のレンズで構成される。カップリングレンズ群は、複数個の固体光源の「固体光源ごと」に設けられる。
「インテグレータ素子」は、カップリングレンズ群の側から入射してくる光束における光強度分布を均一化し、画像表示面が「均一な強度分布の照明光束」により照明されるようにするために用いられる光学系であり、ライトトンネルやフライアイレンズ等、従来から知られたものを適宜用いることができるが、「フライアイレンズ」は好適なもののひとつである。
「集光光学系」は、インテグレータ素子で光強度分布を均一化された光束を、画像表示面に向けて集光させ、画像表示面を照明するための光学系である。
「全反射プリズム」は、画像表示面に向かう照明光束と「画像表示面により反射された画像光」のうちの一方を透過させ、他方を全反射により反射させるプリズムである。
上記「複数個の固体光源と照明光学系により要部を構成される照明装置、画像表示素子および投射光学系」を組み付けた状態において、これら照明装置、画像表示素子、投射光学系が配置された空間領域を「装置領域」と呼ぶ。
即ち、画像表示素子の画像表示面に合致させて仮想平面Aと、「画像表示面の中心を含み、画像表示面の短手方向に直交する仮想平面B」とを想定する。
「仮想平面A」は画像表示面を仮想的に拡張した平面である。「仮想平面B」も大きさに制限のない仮想的な平面である。
仮想平面Aと仮想平面Bとは互いに直交し、これら2面の仮想平面の交線は「画像表示面の中心を通り、画像表示面の長手方向に平行である。
上述の「装置領域」において、仮想平面Aと仮想平面Bを想定すると、装置領域は仮想平面A、仮想平面Bにより「4つの領域」に分けられる。
このように仮想的に分けられた4つの領域において、最終ミラーの光線反射領域(最終ミラーの反射面のうちで、屈折光学系から入射する光束光線の全てを反射させる反射面領域)と固体光源が、共に「同じ領域」に配備されている。
以下、図面を参照して、実施の形態を具体的に説明する。
「第1の実施の形態」
図1を参照して、第1の実施の形態を説明する。
図1(a)に示す如くY方向とZ方向を設定し、同図(b)に示す如くにX方向を設定する。これらX、Y、Z方向は互いに直交する。因みに、これら3方向のうち図1(a)に示すY方向は鉛直方向であり、矢印の向きが「鉛直上方」である。
図1に実施の形態を示す投射装置(全体を収納するケーシング等は図示を省略されている。)は、カラー画像を投射する投射装置であり、カラー画像を構成するための赤(R)色光、緑(G)色光、青(B)色光をそれぞれ放射する固体光源11R、11G、11Bを有している。固体光源11R、11G、11Bは、この実施の形態においてはLEDが用いられている。
図1において、符号LSは「屈折光学系」を示し、符号RFは、屈折光学系LSと共に投射光学系を構成する「反射光学系」を示している。屈折光学系LSは複数枚のレンズを鏡筒に収納して構成されている。反射光学系RFは、この実施の形態においては「1枚の凹面ミラー」により構成されている。反射光学系RFをなす凹面ミラーは、屈折光学系LSから反射光学系RFを介して被投射面に至る光路上で、反射光学系中で最も被投射面側に位置するものであり「最終ミラー」である。從って、以下においてこの凹面ミラーを「最終ミラーRF」とも呼ぶ。
インテグレータ素子INTは、この実施の形態においては「微小なレンズをアレイ配列した周知のフライアイレンズ」が用いられている。以下においてインテグレータ素子INTを「フライアイレンズINT」とも言う。
符号PLは「全反射プリズム」を示し、符号100は「画像表示素子」を示す。画像表示素子100は、この実施の形態においては「DMD」であり、以下において「DMD100」とも言う。
画像の投射プロセスを簡単に説明する。
図1(b)を参照すると、固体光源11Rから放射される発散性の「赤色光」は、カップリングレンズ群CLR(この例では2枚のレンズにより構成されている。)を透過し、カップリングレンズ群CLRのレンズ作用を受けて光束形態を変換される。
説明中の例では、カップリングレンズ群CLRのレンズ作用は「コリメート作用」であり、カップリングレンズ群CLRを透過した赤色光は平行光束となる。この平行光束は平面鏡M1によりZ方向の正の向きに反射され、ダイクロイック素子DFに入射する。ダイクロイック素子DFは、2枚のダイクロイックフィルタを直交させて交叉させたものであり、これら2枚のダイクロイックフィルタは共に「赤色光」を透過させる光学特性を有する。従って、赤色光はダイクロイック素子DFを透過してフライアイレンズINTに入射し、フライアイレンズINTにより光束断面上における光強度分布を均一化されて、集光光学系のコンデンサレンズL1に入射する。
図1(a)に示すように、コンデンサレンズL1を透過した赤色光は平面鏡M2により反射され、集光光学系のフィールドレンズL2を介して全反射プリズムPLに入射し、全反射プリズムPLを透過してDMD100の画像表示面を「均一な強度分布の赤色照明光束」として照明する。
DMD100の画像表示面は「長方形形状」をなしており、その短手方向(短辺方向)をZ方向に向け、長手方向(長辺方向)はX方向に向けている。画像表示面を照明した赤色照明光束は「傾けられたマイクロミラーの2次元的な配列として画像表示面に表示された赤色画像成分」により反射され、赤色画像成分に応じて変調された画像光となって全反射プリズムPLに入射し、全反射されると投射光学系の屈折光学系LSに入射する。
屈折光学系LSを透過した画像光は、反射光学系RFに入射して反射され、図示を省略されたスクリーン等の被投射面に「赤色画像成分の拡大像」を結像投射する。
この「赤色画像成分の結像プロセス」が実行される間、固体光源11G、11Bは発光していない。
固体光源11Gから放射された緑色光は、図1(b)に示すようにカップリングレンズ群CLG(この例では1枚のレンズにより構成されている。)を透過し、カップリングレンズ群CLGのレンズ作用(コリメート作用)を受けて平行光束となる。この平行光束はダイクロイック素子DFに入射する。ダイクロイック素子を構成する2枚のダイクロイックフィルタの1枚は、緑色光を透過させ、他の1枚は反射させる。
從って、緑色光はダイクロイック素子DFによりZ方向へ反射されてフライアイレンズINTに入射する。フライアイレンズINT以降は上述の赤色光の場合と同様であり、被投射面上に「緑色画像成分の拡大像」が結像投射される。
続いて、固体光源11Gが消灯し、固体光源11Bが発光し、DMD100の画像表示面には「青色画像成分」が表示される。
固体光源11Bから放射された青色光は、図1(b)に示すようにカップリングレンズ群CLB(この例では1枚のレンズにより構成されている。)を透過し、カップリングレンズ群CLBのレンズ作用(コリメート作用)を受けて平行光束となる。この平行光束は
ダイクロイック素子DFに入射する。ダイクロイック素子を構成する2枚のダイクロイックフィルタの1枚は青色光を透過させ、他の1枚は反射させる。
從って、青色光はダイクロイック素子DFによりZ方向へ反射されてフライアイレンズINTに入射する。フライアイレンズINT以降は上述の赤色光の場合と同様であり、被投射面上に「青色画像成分の拡大像」が結像投射される。
このように、3原色(R、G、B)の画像成分の拡大像が、被投射面上に順次サイクリックに結像投射されることにより、カラー画像の拡大投射が行われる。
なお、この拡大投射においては、画像表示面からの画像光が屈折光学系LSにより、最終ミラーRFの手前側で中間像IMを結像する。最終ミラーRFは、この中間像を物体として被投射面上に拡大画像を結像する。
仮想平面Aは、図示の如く「画像表示素子(MDM100)の画像表示面に合致」している。仮想平面Bは、画像表示面の中心を含み、画像表示面の短手方向(Z方向)に直交する。即ち、仮想平面Bは、図1に示すX、Y、Z座標においてXY面に平行な平面であり、図1(a)に示す如く「画像表示面の中心」を含む。
なお、後述の説明のように、仮想平面Aと仮想平面Bとに直交し、画像表示素子(DMD100)の画像表示面の中心を含む仮想的な平面を「仮想平面C」と呼ぶ。仮想平面Cは図1(a)において「図面で示された面」であり、YZ平面に平行である。
そして、屈折光学系SLから反射光学系RFを介して被投射面に至る光路上で、反射光学系中で最も被投射面側に位置する最終ミラーRFの光線反射領域と、固体光源11R、11G、11Bが、同一の領域(III)に配備されている。
2枚のレンズで構成されたカップリングレンズ群CLRの、1枚のレンズを平面鏡M1とダイクロイック素子DFとの間に配置するような構成でもよく、このようなレンズ配置は固体光源11Rの光利用効率を上げる方法として有効である。
投射装置を、図1の如く構成することにより、投射装置のコンパクト化が可能になる。 即ち、照明装置の光源として用いられる固体光源が「小さ」く、カップリングレンズ群やコンデンサレンズL1等のレンズ径も小さくできるので、固体光源やカップリングレンズ群、インテグレート素子、コンデンサレンズ等を屈折光学系LSに近接させて配置することが可能であり、特に図のY方向におけるコンパクト化の効果が大きい。
また、インテグレータ素子としてフライアイレンズINTを用いているが、例えば「インテグレータ素子としてライトトンネルを用いる場合」と比較すると、フライアイレンズINTは光軸方向に薄いので「固体光源から集光光学系に至る光路長」を短かくでき、図のZ方向におけるコンパクト化の効果がある。
図2を参照して第2の実施の形態を説明する。繁雑を避けるため、混同の恐れが無いと思われるものについては、図1におけると同一の符号を付してある。
図2に示す実施の形態が、図1に示す形態と異なる点は、固体光源11Rの位置と、カップリングレンズ群CLRの構成である。
第2の実施の形態では、固体光源11Rは、コンデンサレンズL1の光軸上に配置されており、フライアイレンズINTまでの光路長は、固体光源11G、11BからフライアイレンズINTまでの光路長と等しい。從って、この実施の形態では、カップリングレン
ズ群CLRとして、カップリングレンズCLG、CLBと同一の1枚構成のものが用いられている。
即ち、第2の実施の形態は、全ての固体光源に対して同一のカップリングレンズ群を用いることができるメリットがある。
第2の実施形態は「全ての固体光源に対して同一のカップリングレンズ群を用いる」点において、この発明の撮像装置の「参考例」と称するべきものであるが、混同の恐れはないと思われるので、以下においても「第2の実施形態」と称する。
図3を参照して第3の実施の形態を説明する。繁雑を避けるため、混同の恐れが無いと思われるものについては、図1におけると同一の符号を付してある。
図3に示す実施の形態が、図1に示す形態と異なる点は、固体光源11R、11G、11Bの位置と、カップリングレンズ群CLR、CLG、CLBの構成、および「ダイクロイック素子」の構成である。
第3の実施の形態では、固体光源11R、11G、11Bの位置は、XZ面内において、屈折光学系LSの片側に揃えられている。ダイクロイック素子は2枚のダイクロイックフィルタDFG、DFBにより構成されている。ダイクロイックフィルタDFGは、固体光源11Gからの緑色光を反射させ、固体光源11Rからの赤色光を透過させる。ダイクロイックフィルタDFBは、固体光源11Bからの青色光を反射し、固体光源11Rからの赤色光、固体光源11Gからの緑色光は透過させる。
カップリングレンズCLRを構成する3枚のレンズのうちの1枚は、平面鏡M1とダイクロイックフィルタDFGとの間に配置されている。このようにすれば、固体光源11Rと平面鏡の間に余裕をもって2枚のレンズを配置できる。
図4を参照して第4の実施の形態を説明する。繁雑を避けるため、混同の恐れが無いと思われるものについては、図1におけると同一の符号を付してある。
第4の実施の形態は、「反射光学系」を平面ミラーRF1と凹面ミラーRF2とで構成し、凹面ミラーRF2を「最終ミラー」とした構成である。中間像IMは、屈折光学系LSと平面ミラーRF1との間に結像する。
「固体光源11R、11G、11Bの配置」は、図1の配置と同様である。
屈折光学系LSから射出した画像光の光束は、屈折光学系LSから離れるほど光束径が拡大するので、図6の配置では、平面ミラーRF1よりも最終ミラーである凹面ミラーRF2の方が「サイズが大きく」なる。
從って、このような構成で、図のYZ面内での投射装置の薄型化には、サイズの大きい凹面ミラーRF2と固体光源11R、11G、11Bを、同一の領域(III)に配置することが最も好ましい。このようなレイアウトは、DMD100と屈折光学系LSおよび全反射プリズムPLの位置関係を調節することで可能となる.
「第5の実施の形態」
図5を参照して、第5の実施の形態を説明する。繁雑を避けるため、混同の恐れが無いと思われるものについては、図1におけると同一の符号を付してある。
第5の実施の形態では、「反射光学系」が1枚の凸面ミラーRFNで構成されている。
この実施の形態では「最終ミラー」である凸面ミラーRFNが「実像を結像する機能」を持たないので、屈折光学系LSは「中間像」を結像しない。
第5の実施の形態の場合にも、固体光源と最終ミラーRFNとが同一の領域(III)に位置するレイアウトにより、投射装置の薄型化や小型化を実現できる。
図6を参照して、第6の実施の形態を説明する。繁雑を避けるため、混同の恐れが無いと思われるものについては、図1におけると同一の符号を付してある。
第6の実施の形態では、「反射光学系」が1枚の平面ミラーRF0で構成されている。
この実施の形態では、「最終ミラー」である平面ミラーRF0が実像を結像する機能を持たないので、屈折光学系LSは「中間像」を結像しない。
第6の実施の形態の場合にも、固体光源と最終ミラーRF0とが同一の領域(III)に位置するレイアウトにより、投射装置の薄型化や小型化を実現できる。
上記の如く、この発明の投射装置では、投射装置の薄型化や小型化の実現が可能であるが、これは、固体光源を用いることと、固体光源と最終ミラーを「仮想平面A、仮想平面Bにより仮想的に4分割された装置領域における同じ領域」に配置することにより実現される。
とは言え、固体光源の発熱による熱の影響は回避できるに越したことはない。この観点から、固体光源の配置態位として、上に図1、図2、図3に示した3種類の配置態位を見ると、図2に示す配置態位では、固体光源11Rが、Y方向(鉛直方向)において屈折光学系LSの直下にあり、また、最終ミラーRFにも近い。固体光源11Rが発熱するとその熱により周囲の空気が加熱されて温度上昇し、鉛直上方へ対流して屈折光学系LSを加熱することが考えられ、この場合は、固体光源11R、11G、11Bを「ある程度」屈折光学系から離して熱の影響を回避するのがよい。
このように、インテグレータ素子としてフライアイレンズを用いることにより、固体光源から集光光学系までの光路長を短縮できる。また、反射光学系と固体光源の距離を大きくとることができ、固体光源で発熱する熱の反射光学系への影響を軽減できる。
この発明の実施の形態に記載された効果は、発明から生じる好適な効果を列挙したに過ぎず、発明による効果は「実施の形態に記載されたもの」に限定されるものではない。
CLR、CLG、CLB カップリングレンズ群
DF ダイクロイック素子
INT インテグレータ素子
L1、L2 レンズ
M1 平面鏡
PL 全反射プリズム
100 画像表示素子
LS 屈折光学系
RF 反射光学系(最終ミラー)
SA 仮想平面A
SB 仮想平面B
(I)、(II)、(III)、(IV) 仮想平面A、Bで分割された領域
Claims (7)
- 複数個の固体光源を有し、前記複数個の固体光源から放射される光を照明光学系により反射型の画像表示素子に導光し、前記画像表示素子の画像表示面に表示された画像を照明し、前記画像により変調された画像光を投射光学系により被投射面上に前記画像の拡大像として結像投射する投射装置であって、
前記投射光学系は、屈折光学系と、1以上のミラーを有する反射光学系と、を有し、
前記照明光学系は、前記固体光源の側から前記画像表示素子に向かって順に、1以上のカップリングレンズ群、インテグレータ素子、集光光学系および全反射プリズムを有し、
前記画像表示素子の画像表示面に合致させた仮想平面Aと、前記画像表示面の中心を含み、前記画像表示面の短手方向に直交する仮想平面Bとにより、装置領域を4つの領域に仮想的に分けた状態において、
前記屈折光学系から前記反射光学系を介して前記被投射面に至る光路上で、前記反射光学系中で最も前記被投射面側に位置する最終ミラーの光線反射領域と、前記固体光源とが、前記4つの領域における同一の領域に配備され、
前記複数個の固体光源の個々は、照明光学系のインテグレータ素子に至る光路上に、カップリングレンズ群を個別に有するとともに、前記個々の固体光源に共通のダイクロイック素子を有し、
さらに前記複数個の固体光源のうちの1つは、該固体光源に固有のカップリングレンズ群と前記ダイクロイック素子との間に平面ミラーを有することにより、
前記複数の固体光源から前記インテグレータ素子に至る光路として、カップリングレンズ群と前記平面ミラーと前記ダイクロイック素子とを介して前記インテグレータ素子に至る第1光路と、前記カップリングレンズ群と前記ダイクロイック素子とを介して前記インテグレータ素子に至る第2光路とが形成され、
前記第1光路に含まれるカップリングレンズ群は、前記第2光路に含まれるカップリングレンズ群と構成が異なり、前記第1光路に含まれるカップリングレンズ群は、前記第2光路に含まれるカップリングレンズ群よりも、正屈折力のレンズが1枚以上多いことを特徴とする投射装置。 - 請求項1記載の投射装置であって、
反射光学系は、凹面ミラーを有し、
屈折光学系により、画像表示素子の画像表示面に表示された画像の中間像を、前記凹面ミラーの物体側に1回形成し、前記凹面ミラーを有する前記反射光学系により、前記中間像の拡大像を被投射面に結像投射する投射装置。 - 請求項2記載の投射装置であって、
反射光学系が有する凹面ミラーは、前記反射光学系の最終ミラーであり、該最終ミラーと屈折光学系との間に平面ミラーが配置されている投射装置。 - 請求項1乃至3の何れか1項に記載の投射装置であって、
インテグレータ素子が、小レンズをアレイ状に配列したフライアイレンズである投射装置。 - 請求項1乃至4の何れか1項に記載の投射装置であって、
仮想平面Aと仮想平面Bに直交し、画像表示素子の画像表示面の中心を含む仮想平面C上において、インテグレータ素子から射出した光の進行方向を、集光光学系内部の折返しミラーによる反射によって屈曲させたのち、全反射プリズムでの反射によって光路を再度屈曲させ、光の進行方向を略180度反転することを特徴とする投射装置。 - 請求項1乃至5の何れか1項に記載の投射装置であって、
ダイクロイック素子は、屈折光学系の鉛直方向直下に配置されている投射装置。 - 請求項1ないし6の何れか1項に記載の投射装置であって、
第1光路の、第2光路に含まれるカップリングレンズ群よりも1枚以上多い正屈折力のレンズは、平面ミラーとダイクロイック素子との間の光路上に配置される投射装置。
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