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JP6687029B2 - 被監視者監視システムおよび該方法 - Google Patents

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Description

本発明は、監視すべき監視対象である被監視者を複数の機器を用いて監視する被監視者監視システムおよび前記被監視者監視システムの方法に関する。
我が国(日本)は、戦後の高度経済成長に伴う生活水準の向上、衛生環境の改善および医療水準の向上等によって、高齢化社会、より詳しくは、総人口に対する65歳以上の人口の割合である高齢化率が21%を超える超高齢化社会になっている。また、2005年では、総人口約1億2765万人に対し65歳以上の高齢者人口は、約2556万人であったのに対し、2020年では、総人口約1億2411万人に対し高齢者人口は、約3456万人となる予測もある。このような高齢化社会では、病気や怪我や高齢等による看護や介護を必要とする要看護者や要介護者(要看護者等)は、高齢化社会ではない通常の社会で生じる要看介護者よりもその増加が見込まれる。
このような要看護者や要介護者は、病院や、老人福祉施設(日本の法令では老人短期入所施設、養護老人ホームおよび特別養護老人ホーム等)等の施設に入所し、その看護や介護を受ける。このような病院や老人福祉施設等の施設では、要看護者等が看護や介護を受けようとする場合に看護師や介護士を呼ぶために利用される、いわゆるナースコールシステムが一般に設けられている。
このような技術の一つとして、例えば特許文献1に開示されたナースコールシステムがある。この特許文献1に開示されたナースコールシステムは、患者が看護師を呼び出すためにベッド毎に設置されたナースコール子機と、患者からの呼び出しに応答するためにナースステーションに設置されたナースコール親機と、患者からの呼び出しに応答するために看護師が携行する携帯端末と、前記ナースコール子機、前記ナースコール親機、前記携帯端末の間の通信を制御する制御機とを有するナースコールシステムであって、前記携帯端末に看護師IDを入力するログイン機能を設けると共に、前記携帯端末のログインを認証する認証サーバを備える一方、前記制御機を複数備えて制御機毎に制御対象の前記ナースコール子機、前記ナースコール親機、及び前記携帯端末のグループが設定され、前記認証サーバは、看護師ID及び携帯端末IDを登録したID情報記憶部と、携帯端末IDの所属グループ及び制御機アドレスを記憶するグループ情報記憶部とを有し、ログイン操作により前記携帯端末から送信された看護師ID及び携帯端末IDが、ID情報記憶部に登録されたIDであれば、ログインを認証して所属するグループの前記制御機のアドレス情報を前記携帯端末に返信すると共に、当該携帯端末と看護師を関連付けする一方、前記携帯端末は、各種操作を行う操作ボタンを表示する表示部と、ログイン認証を受けて入手した所属グループの制御機アドレス情報を基に、当該制御機にアクセスして所属グループの病棟情報、前記ナースコール子機情報、前記ナースコール親機情報等の所属グループ情報、更に他の制御機アドレスの情報を取得し、前記表示部に少なくとも所属グループのナースコール子機及びナースコール親機の呼出ボタンと、通信エリアを変更するために他の制御機にアクセスするエリア選択ボタンを表示する。
前記特許文献1に開示されたナースコールシステムは、制御機ごとに制御対象のナースコール子機、ナースコール親機および携帯端末のグループが設定され、ナースコール子機は、伝送線、廊下灯および有線LANを介して制御機に通信可能に接続されている。このため、前記特許文献1に開示されたナースコールシステムでは、ナースコール子機から送出された呼び出し信号は、1個の廊下灯2を介して制御機に送信される(例えば前記特許文献1の[0015]段落等参照)。したがって、ナースコール子機から送出された呼び出し信号が重複して制御機に送信されることはない。
ところで、前記伝送線に代え、無線が利用された場合、ナースコール子機1から送出された1個の呼び出し信号は、複数の廊下灯を介して制御器へ送信される可能性が生じ、この結果、前記1個の呼び出し信号に対し、制御機は、複数の呼び出し信号と誤認し、複数の呼び出し信号それぞれに対しナースコール親機へ通報してしまう虞がある。
特開2015−61227号公報
本発明は、上述の事情に鑑みて為された発明であり、その目的は、中央処理装置と操作受付装置との間の通信回線に無線を含む場合でも、操作受付装置で受け付けた1回の操作に対し重複した処理を低減できる被監視者監視システムおよび前記被監視者監視システムの方法を提供することである。
本発明にかかる監視者監視システムおよび該方法では、複数のセンサ装置それぞれを介して操作受付通報通信信号が複数受信された場合であって、この複数の操作受付通報通信信号の中に同一の、操作受付装置を特定し識別するためのIDを収容する複数の操作受付通報通信信号が存在する場合、前記同一のIDを収容する複数の操作受付通報通信信号の中で最初に受信された操作受付通報通信信号に対し所定の処理が実行され、残余の操作受付通報通信信号に対し前記所定の処理は実行されない。
上記並びにその他の本発明の目的、特徴及び利点は、以下の詳細な記載と添付図面から明らかになるであろう。
実施形態における被監視者監視システムの構成を示す図である。 前記被監視者監視システムにおけるナースコール受付操作ボタン装置およびナースコール解除操作ボタン装置の配置態様の一例を示す図である。 前記被監視者監視システムにおける管理サーバ装置の構成を示すブロック図である。 前記被監視者監視システムにおける管理サーバ装置に記憶される通報先情報テーブルの構成を示す図である。 前記被監視者監視システムにおける管理サーバ装置に記憶される通信状況情報テーブルの構成を示す図である。 前記被監視者監視システムにおける管理サーバ装置に記憶される対応関係情報テーブルの構成を示す図である。 前記被監視者監視システムにおけるセンサ装置の構成を示すブロック図である。 前記被監視者監視システムにおける操作ボタン装置の構成を示すブロック図である。 前記被監視者監視システムにおける管理サーバ装置の主にナースコールに関する動作を示すフローチャートである。
以下、本発明にかかる実施の一形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、適宜、その説明を省略する。本明細書において、総称する場合には添え字を省略した参照符号で示し、個別の構成を指す場合には添え字を付した参照符号で示す。
図1は、実施形態における被監視者監視システムの構成を示す図である。図2は、実施形態の被監視者監視システムにおけるナースコール受付操作ボタン装置およびナースコール解除操作ボタン装置の配置態様の一例を示す図である。図3は、実施形態の被監視者監視システムにおける管理サーバ装置の構成を示すブロック図である。図4は、実施形態の被監視者監視システムにおける管理サーバ装置に記憶される通報先情報テーブルの構成を示す図である。図4AおよびBは、第1態様の通報先情報テーブルを示し、図4Cは、第2態様の通報先情報テーブルを示す。図4Aは、前記第1態様における第1通報先情報テーブルを示し、図4Bは、前記第1態様における第2通報先情報テーブルを示す。図5は、実施形態の被監視者監視システムにおける管理サーバ装置に記憶される通信状況情報テーブルの構成を示す図である。図6は、実施形態の被監視者監視システムにおける管理サーバ装置に記憶される対応関係情報テーブルの構成を示す図である。図7は、実施形態の被監視者監視システムにおけるセンサ装置の構成を示すブロック図である。図8は、実施形態の被監視者監視システムにおける操作ボタン装置の構成を示すブロック図である。図8Aは、ナースコール受付操作ボタン装置を示し、図8Bは、ナースコール解除操作ボタン装置を示す。
実施形態における被監視者監視システムは、監視すべき(見守るべき)監視対象(見守り対象)である被監視者(見守り対象者)を複数の機器を用いて監視するものであり、例えば、所定の操作を受け付ける1または複数の操作受付装置と、前記操作受付装置と無線で通信可能に接続され、監視すべき監視対象である被監視者における所定の行動を検知する複数のセンサ装置と、前記複数のセンサ装置それぞれと通信可能に接続され、前記操作受付装置で受け付けた前記所定の操作を前記センサ装置を介して通報された場合に前記所定の操作に対応する所定の処理を実行し、前記センサ装置から通報された前記被監視者における前記所定の行動に関する検知行動情報を管理する中央処理装置とを備える。本実施形態では、前記所定の操作を通報するための通信信号である操作受付通報通信信号は、前記操作受付装置を特定し識別するための識別子である操作受付IDを収容し、前記中央処理装置は、通信を行う通信部と、前記所定の処理を実行する処理部とを備え、前記処理部は、互いに異なる複数のセンサ装置それぞれを介して前記操作受付通報通信信号を前記通信部によって複数受信した場合であって、前記受信した複数の前記操作受付通報通信信号の中に同一の操作受付IDを収容する複数の前記操作受付通報通信信号が存在する場合、前記同一の操作受付IDを収容する複数の前記操作受付通報通信信号の中で最初に受信した前記操作受付通報通信信号に対し前記所定の処理を実行し、前記同一の操作受付IDを収容する複数の前記操作受付通報通信信号の中の2番目以降に受信した前記操作受付通報通信信号に対し前記所定の処理を実行しない。
このような被監視者監視システムにおける前記操作受付装置(操作ボタン装置、操作スイッチ装置)は、所定の機能を果たす装置であれば、任意の操作受付装置であってよい。例えば、操作受付装置は、例えば看護士や介護士等のナースを呼び出すナースコールの受付やその解除を行うための装置であって良い。また例えば、操作受付装置は、センサ装置における検知動作のスリープやその解除(すなわちアクティブ)を行うための装置であって良い。また例えば、操作受付装置は、センサ装置における検知結果の送信の停止やその解除を行うための装置であって良い。また例えば、管理サーバ装置が外部の機器(例えば携帯端末装置等)にセンサ装置の検知結果を通報(報知、再通報、転送、送信)する機能を持つ場合に、操作受付装置は、管理サーバ装置における前記通報の停止やその解除を行うための装置であって良い。
ここでは、一例として、操作受付装置がナースコールの受付やその解除を行うための装置である場合について説明する。すなわち、前記操作受付装置は、前記所定の操作としてナースコールを受け付ける前記ナースコール受付操作ボタン装置(NC受付操作ボタン装置)である第1操作受付装置と、前記所定の操作としてナースコールの解除を受け付けるナースコール解除操作ボタン装置(NC解除操作ボタン装置)である第2操作受付装置とを備えて成り、前記処理部は、前記NC受付操作ボタン装置で前記ナースコールを受け付けたことを通報するための通信信号であるナースコール受付通報通信信号(NC受付通報通信信号、前記操作受付通報通信信号の一例)を前記通信部で受信した場合に、前記受信したNC受付通報通信信号の前記NC受付操作ボタン装置でナースコールを受け付けたことを外部に通報(再通報、転送、送信)し、前記NC解除操作ボタン装置で前記ナースコールの解除を受け付けたことを通報するための通信信号であるナースコール解除通報通信信号(NC解除通報通信信号、前記操作受付通報通信信号の一例)を前記通信部で受信した場合に、前記受信したNC解除通信信号の前記NC解除操作ボタン装置に対応するNC受付操作ボタン装置を前記記憶部に記憶された対応関係情報から選定し、前記選定したNC受付操作ボタン装置に対応するナースコールの受付を解除する。前記対応関係情報は、NC受付操作ボタン装置とNC解除操作ボタン装置とを対応付けた対応関係を表す情報であり、前記記憶部に予め記憶される。
より具体的には、被監視者監視システムMSは、例えば、図1および図2に示すように、1または複数のNC受付操作ボタン装置NCRB(NCRB−11、NCRB−12、NCRB−21、NCRB−22、NCRB−31、NCRB−32、NCRB−41、NCRB−42)と、1または複数のNC解除操作ボタン装置NCCBと、複数のセンサ装置SU(SU−1、SU−2、SU−3、SU−4)と、管理サーバ装置SVと、固定端末装置SPと、1または複数の携帯端末装置TA(TA−1、TA−2)とを備える。NC受付操作ボタン装置NCRBおよびNC解除操作ボタン装置NCCBそれぞれは、センサ装置SUと無線で通信可能に接続されている。センサ装置SU、管理サーバ装置SV、固定端末装置SPおよび携帯端末装置TAは、有線や無線で、LAN(Local Area Network)、電話網およびデータ通信網等の網(ネットワーク、通信回線)NWを介して通信可能に接続されている。ネットワークNWには、通信信号を中継する例えばリピーター、ブリッジ、ルーターおよびクロスコネクト等の中継機が備えられても良い。図1に示す例では、複数のNC受付操作ボタン装置NCRB−11〜NCRB−42から受信した通信信号の内容は、センサ装置SUで中継されて管理サーバ装置SVへ送信され、NC解除操作ボタン装置NCCBから受信した通信信号の内容は、センサ装置SUで中継されて管理サーバ装置SVへ送信される。これら複数のセンサ装置SU−1〜SU−4、管理サーバ装置SV、固定端末装置SPおよび複数の携帯端末装置TA−1、TA−2は、アクセスポイントAPを含む無線LANのネットワークNWによって互いに通信可能に接続されている。なお、図1に示す例では、NC解除操作ボタン装置NCCBは、1個であるが、複数であって良い。
被監視者監視システムMSは、被監視者Obに応じて適宜な場所に配設される。被監視者(見守り対象者)Obは、例えば、病気や怪我等によって看護を必要とする者や、身体能力の低下等によって介護を必要とする者や、一人暮らしの独居者等である。特に、早期発見と早期対処とを可能にする観点から、被監視者Obは、例えば異常状態等の所定の不都合な事象がその者に生じた場合にその発見を必要としている者であることが好ましい。このため、被監視者監視システムMSは、被監視者Obの種類に応じて、病院、老人福祉施設および住戸等の建物に好適に配設される。図1に示す例では、被監視者監視システムMSは、複数の被監視者Obが入居する複数の居室RMや、ナースステーション等の複数の部屋を備える介護施設の建物に配設されている。
NC受付操作ボタン装置NCRBは、前記第1操作受付装置の一例(すなわち、操作受付装置の一例)に相当し、前記所定の操作(第1操作)としてナースコールを受け付ける装置であり、センサ装置SUと通信可能に接続される。NC受付操作ボタン装置NCRBは、被監視者Ob等からナースコールを受け付けると、ナースコールを受け付けた旨を表す通信信号(第1操作受付通信信号)をセンサ装置SUに送信する。より具体的には、NC受付操作ボタン装置NCRBは、例えば、図8Aに示すように、ナースコール受付側ボタン(NCボタン)31aと、ナースコール受付側制御処理部(NC制御処理部)32aと、ナースコール受付側通信インターフェース部(NC通信IF部)33aと、ナースコール受付側表示部(NC表示部)34aと、ナースコール受付側記憶部(NC記憶部35a)とを備える。
NCボタン31aは、NC制御処理部32aに接続され、ナースコールを当該NC受付操作ボタン装置NCRBに入力するための例えば押しボタン式スイッチ等のスイッチ回路である。
NC通信IF部33aは、NC制御処理部32aに接続され、NC制御処理部32aの制御に従ってセンサ装置SUとの間で無線通信するための通信回路である。NC通信IF部33aは、NC制御処理部32aから入力された転送すべきデータを収容した通信信号(例えば前記第1操作受付通信信号等)を、センサ装置SUとの間で用いられる通信プロトコルに従って生成し、この生成した通信信号をセンサ装置SUへ送信する。NC通信IF部33aは、センサ装置SUから通信信号を受信し、この受信した通信信号からデータを取り出し、この取り出したデータをNC制御処理部32aが処理可能な形式のデータに変換してNC制御処理部32aへ出力する。NC通信IF部33aは、例えば、Bluetooth(登録商標)規格やIrDA(Infrared Data Asscoiation)規格等の規格を用い、外部機器との間でデータの入出力を行う通信インターフェース回路であり、本実施形態では、前記Bluetooth(登録商標)規格の通信インターフェース回路である。
NC表示部34aは、NC制御処理部32aに接続され、NC制御処理部32aの制御に従ってNCボタン31aでナースコールを受け付けた旨を表示するための表示回路である。NC表示部34aは、例えば発光ダイオード(LED)およびその駆動回路等を備えたインジケータ回路である。
NC記憶部35aは、NC制御処理部32aに接続され、NC制御処理部32aの制御に従って、各種の所定のプログラムおよび各種の所定のデータを記憶する回路である。前記各種の所定のプログラムには、例えば、NC受付操作ボタン装置NCRBの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御するNC制御プログラムや、NCボタン31aでナースコールを受け付けた場合に、例えば前記LEDを発光すること等によってナースコールを受け付けた旨をNC表示部34aに表示し、第1操作受付通信信号を生成してNC通信IF部33aを用いてセンサ装置SUへ送信するナースコール受付操作プログラムや、ナースコールの解除を指示するための通信信号(第1操作解除通信信号)をNC通信IF部33aで受信した場合に、例えば前記LEDを消灯すること等によってナースコールを解除(復帰)した旨をNC表示部34aに表示するナースコール解除表示プログラム等の制御処理プログラムが含まれる。前記各種の所定のデータには、自機の、NC受付操作ボタン装置NCRBを特定し識別するための識別子であるNC受付操作ボタン識別子(NC受付操作ボタンID、操作受付IDの一例)、センサ装置SUの通信アドレス等の各プログラムを実行する上で必要なデータ等が含まれる。NC記憶部35aは、例えば不揮発性の記憶素子であるROM(Read Only Memory)や書き換え可能な不揮発性の記憶素子であるEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等を備える。そして、NC記憶部35aは、前記所定のプログラムの実行中に生じるデータ等を記憶するいわゆるNC制御処理部32aのワーキングメモリとなるRAM(Random Access Memory)等を含む。
NC制御処理部32aは、NC受付操作ボタン装置NCRBの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御するための回路である。NC制御処理部32aは、NCボタン31aでナースコールを受け付けた場合に、例えば前記LEDを発光すること等によってナースコールを受け付けた旨をNC表示部34aに表示し、第1操作受付通信信号を生成してNC通信IF部33aを用いてセンサ装置SUへ送信する。前記第1操作受付通信信号は、センサ装置SUの通信アドレスを送信先として、ナースコールを受け付けた旨を表す情報であるナースコール受付情報、および、前記ナースコール受付情報に対応する、ナースコールを受け付けたNC受付操作ボタン装置NCRBを示す当該NC受付操作ボタン装置NCRBのNC受付操作ボタンID等を収容する。NC制御処理部32aは、自機宛の第1操作解除通信信号をNC通信IF部33aで受信した場合に、例えば前記LEDを消灯すること等によってナースコールを解除した旨をNC表示部34aに表示する。前記第1操作解除通信信号は、ナースコールの解除を指示する旨を表す情報であるナースコール解除指示情報(ナースコール解除コマンド)、および、前記ナースコール解除指示情報に対応する、ナースコールを解除させるNC受付操作ボタン装置NCRBを示す当該NC受付操作ボタン装置NCRBのNC受付操作ボタンID等を収容する。NC制御処理部32aは、例えば、CPU(Central Processing Unit)およびその周辺回路を備えて構成される。
なお、NC制御処理部32aおよびNC記憶部35aは、いわゆるワンチップマイクロコンピュータを備えて構成されても良い。
NC解除操作ボタン装置NCCBは、前記第2操作受付装置の一例(すなわち、操作受付装置の一例)に相当し、前記所定の操作(第2操作)としてナースコールの解除を受け付ける装置であり、センサ装置SUと通信可能に接続される。なお、このように第2操作は、前記第1操作と異なる所定の操作である。NC解除操作ボタン装置NCCBは、監視者等からナースコールの解除を受け付けると、ナースコールの解除を受け付けた旨を表す通信信号(第2操作受付通信信号)をセンサ装置SUへ送信する。より具体的には、NC解除操作ボタン装置NCCBは、例えば、図8Bに示すように、ナースコール解除側ボタン(NCCボタン)31bと、ナースコール解除側制御処理部(NCC制御処理部)32bと、ナースコール解除側通信インターフェース部(NCC通信IF部)33bと、ナースコール解除側記憶部(NCC記憶部35b)とを備える。
NCCボタン31bは、NCC制御処理部32bに接続され、ナースコールの解除を当該NC解除操作ボタン装置NCCBに入力するための例えば押しボタン式スイッチ等のスイッチ回路である。
NCC通信IF部33bは、NC通信IF部33aと同様に、NCC制御処理部32bに接続され、NCC制御処理部32bの制御に従ってセンサ装置SUとの間で無線通信するための通信回路である。
NCC記憶部35bは、NCC制御処理部32bに接続され、NCC制御処理部32bの制御に従って、各種の所定のプログラムおよび各種の所定のデータを記憶する回路である。前記各種の所定のプログラムには、例えば、NC解除操作ボタン装置NCCBの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御するNCC制御プログラムや、NCCボタン31bでナースコールの解除を受け付けた場合に、第2操作受付通信信号を生成してNCC通信IF部33bを用いてセンサ装置SUへ送信するナースコール解除操作プログラム等の制御処理プログラムが含まれる。前記各種の所定のデータには、自機の、NC解除操作ボタン装置NCCBを特定し識別するための識別子であるNC解除操作ボタン識別子(NC解除操作ボタンID、操作受付IDの一例)、センサ装置SUの通信アドレス等の各プログラムを実行する上で必要なデータ等が含まれる。NCC記憶部35bは、NC記憶部35aと同様に、例えばROMやEEPROMやRAM等を含む。
NCC制御処理部32bは、NC解除操作ボタン装置NCCBの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御するための回路である。NCC制御処理部32bは、NCCボタン31bでナースコールの解除を受け付けた場合に、第2操作受付通信信号を生成してNCC通信IF部33bを用いてセンサ装置SUへ送信する。前記第2操作受付通信信号は、センサ装置SUの通信アドレスを送信先として、ナースコールの解除を受け付けた旨を表す情報であるナースコール解除情報、および、前記ナースコール解除情報に対応する、ナースコールの解除を受け付けたNC解除操作ボタン装置NCCBを示す当該NC解除操作ボタン装置NCCBのNC解除操作ボタンID等を収容する。NCC制御処理部32bは、NC制御処理部32aと同様に、例えば、CPUおよびその周辺回路を備えて構成される。なお、NCC制御処理部32bおよびNCC記憶部35bは、いわゆるワンチップマイクロコンピュータを備えて構成されても良い。
このようなNC受付操作ボタン装置NCRBおよびNC解除操作ボタン装置NCCBは、例えば、図2に示す配置態様で介護施設の建物に配設されている。図2には、複数の被監視者Obで1つの居室を使用するいわゆる大部屋RMに、NC受付操作ボタン装置NCRBおよびNC解除操作ボタン装置NCCBを配置した例が示されている。前記介護施設には、この図2に示すような居室が複数ある。
図2において、大部屋RMは、4人部屋であり、4人の被監視者Obの使用を可能とするために、4個の第1ないし第4ベッドBD−1〜BD−4が配置され、これら第1ないし第4ベッドBD−1〜BD−4それぞれに対応するように4個の第1ないし第4洗面台WS−1〜WS−4が配置されている。そして、第1ベッドBD−1を使用する被監視者Ob−1を監視するために、第1ベッドBD−1の上方に第1センサ装置SU−1が配置され、この被監視者Ob−1の使用を想定して、第11NC受付操作ボタン装置NCRB−11が第1ベッドBD−1の近傍に配置され、第12NC受付操作ボタン装置NCRB−12が第1洗面台WS−1の近傍に配置されている。第2ベッドBD−2を使用する被監視者Ob−2を監視するために、第2ベッドBD−1の上方に第2センサ装置SU−2が配置され、この被監視者Ob−2の使用を想定して、第21NC受付操作ボタン装置NCRB−21が第2ベッドBD−2の近傍に配置され、第22NC受付操作ボタン装置NCRB−22が第2洗面台WS−2の近傍に配置されている。第3ベッドBD−3を使用する被監視者Ob−3を監視するために、第3ベッドBD−3の上方に第3センサ装置SU−3が配置され、この被監視者Ob−3の使用を想定して、第31NC受付操作ボタン装置NCRB−31が第3ベッドBD−3の近傍に配置され、第32NC受付操作ボタン装置NCRB−32が第3洗面台WS−3の近傍に配置されている。第4ベッドBD−4を使用する被監視者Ob−4を監視するために、第4ベッドBD−1の上方に第4センサ装置SU−4が配置され、この被監視者Ob−4の使用を想定して、第41NC受付操作ボタン装置NCRB−41が第4ベッドBD−4の近傍に配置され、第42NC受付操作ボタン装置NCRB−42が第4洗面台WS−4の近傍に配置されている。そして、この大部屋RMの出入り口EEの付近に、NC解除操作ボタン装置NCCBが配置されている。
センサ装置SUは、監視すべき監視対象である被監視者Obにおける、予め設定された所定の行動を検知し、前記所定の行動を検知した場合に、その検知結果を管理サーバ装置SVへ通報(報知)する装置である。センサ装置SUは、本実施形態では、NC受付操作ボタン装置NCRBおよびNC解除操作ボタン装置NCCBそれぞれと無線で通信可能に接続されるとともに、管理サーバ装置SVと通信可能に接続され、NC受付操作ボタン装置NCRBおよびNC解除操作ボタン装置NCCBそれぞれと管理サーバ装置SVとの間における通信内容を中継する。より具体的には、センサ装置SUは、例えば、図7に示すように、センサ部21と、音入出力部22と、センサ側制御処理部(SU制御処理部)23と、センサ側通信インターフェース部(SU通信IF部)24と、センサ側記憶部(SU記憶部)25とを備える。
センサ部21は、SU制御処理部23に接続され、被監視者Obにおける所定の行動を検知するために、SU制御処理部23の制御に従って被監視者Obをセンシングするための装置である。センサ部21には、前記所定の行動の種類およびその検知方法に応じた適宜な種類の装置が用いられる。例えば、前記所定の行動が離床および転倒であり、これら離床および転倒を画像から判定する場合には、センサ部21は、画像(画像データ)を生成するカメラ等を備えて構成される。
音入出力部22は、SU制御処理部23に接続され、外部の音を取得してセンサ装置SUに入力するための回路であって、SU制御処理部23の制御に従って音を表す電気信号に応じた音を生成して出力するための回路である。音入出力部22は、例えば、音の音響振動を電気信号に変換するマイクロホン等と、音の電気信号を音の音響振動に変換するスピーカ等とを備えて構成される。音入出力部22は、外部の音を表す電気信号をSU制御処理部23へ出力し、SU制御処理部23から入力された電気信号を音の音響振動に変換して出力する。
SU通信IF部24は、SU制御処理部23に接続され、SU制御処理部23の制御に従って通信を行うための通信回路である。SU通信IF部24は、NC受付操作ボタン装置NCRBおよびNC解除操作ボタン装置NCCBそれぞれと通信を行うためのNC用通信回路(例えば前記Bluetooth(登録商標)規格等に従った通信インターフェース回路)と、管理サーバ装置SV、固定端末装置SPおよび携帯端末装置TAそれぞれと通信を行うための他装置用通信回路(例えばIEEE802.11規格等に従った通信インターフェース回路)とを備える。
SU記憶部25は、SU制御処理部23に接続され、SU制御処理部23の制御に従って、各種の所定のプログラムおよび各種の所定のデータを記憶する回路である。前記各種の所定のプログラムには、例えば、センサ装置SUの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御するSU制御プログラムや、センサ部21のセンシング結果に基づいて被監視者Obにおける所定の行動を検知する行動検知処理プログラムや、ナースコールに関する所定の処理を実行するナースコール処理プログラム等の制御処理プログラムが含まれる。前記ナースコール処理プログラムには、例えば、NC受付操作ボタン装置NCRBおよびNC解除操作ボタン装置NCCBと管理サーバ装置SVとの間で通信内容を中継する中継処理プログラムや、固定端末装置SPまたは携帯端末装置TAとの間で音声通話を行う通話処理プログラム等が含まれる。前記各種の所定のデータには、センサ装置SUを特定し識別するための識別子であるセンサ装置識別子(センサID)、管理サーバ装置SVの通信アドレス等の各プログラムを実行する上で必要なデータ等が含まれる。SU記憶部25は、NC記憶部35aと同様に、例えばROMやEEPROMやRAM等を含む。
SU制御処理部23は、センサ装置SUの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、ナースコールに関する所定の処理を実行し、被監視者Obにおける予め設定された所定の行動を検知するための回路である。SU制御処理部23は、例えば、CPUおよびその周辺回路を備えて構成される。SU制御処理部23は、前記制御処理プログラムが実行されることによって、センサ側制御部(SU制御部)231、行動検知処理部232およびナースコール処理部(ナースコール処理部)233を機能的に備える。
SU制御部231は、センサ装置SUの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、センサ装置SUの全体制御を司るものである。
行動検知処理部232は、センサ部11のセンシング結果に基づいて被監視者Obにおける、予め設定された所定の行動を検知するものであり、前記所定の行動を検知した場合に、前記所定の行動を検知した旨を表す通信信号(行動検知通信信号)を管理サーバ装置SVへ送信するものである。前記行動検知通信信号は、前記検知した所定の行動(検知結果)およびセンサID等を収容する。上述の例では、行動検知処理部232は、センサ部21から出力された画像から離床および転倒が判定される。より具体的には、例えば、画像中における例えばベッド等の寝具の領域がSU記憶部25に予め記憶され、行動検知処理部232は、例えば背景差分法やフレーム差分法によって動体領域を人物領域として抽出し、この抽出した動体領域(人物領域)が寝具の領域から外れた場合に離床と判定し、この抽出した動体領域(人物領域)が寝具の領域外であって頭部の高さが床面上の高さに相当する場合に転倒と判定する。頭部は、動体領域(人物領域)から、例えば頭部のパターンマッチングや円形を抽出するハフ変換等を用いて抽出される。
ナースコール処理部233は、ナースコールに関する所定の処理を実行するものである。より具体的には、ナースコール処理部233は、NC受付操作ボタン装置NCRBおよびNC解除操作ボタン装置NCCBと管理サーバ装置SVとの間で通信内容を中継する。より詳しくは、ナースコール処理部233は、NC受付操作ボタン装置NCRBから前記第1操作受付通信信号を受信すると、この受信した第1操作受付通信信号の通信内容、すなわち、ナースコールを受け付けた旨を表す情報である前記ナースコール受付情報、および、前記ナースコール受付情報に対応する、ナースコールを受け付けたNC受付操作ボタン装置NCRBを示す当該NC受付操作ボタン装置NCRBのNC受付操作ボタンID等を収容した通信信号(第1操作受付中継通信信号、前記操作受付通報通信信号の一例であって前記ナースコール受付通報通信信号の一例)を、当該センサ装置SUを送信元とすると共に管理サーバ装置SVを送信先として、SU通信IF部24によって送信する。ナースコール処理部233は、NC解除操作ボタン装置NCCBから前記第2操作受付通信信号を受信すると、この受信した第2操作受付通信信号の通信内容、すなわち、ナースコールの解除を受け付けた旨を表す情報である前記ナースコール解除情報、および、前記ナースコール解除情報に対応する、ナースコールの解除を受け付けたNC解除操作ボタン装置NCCBを示す当該NC解除操作ボタン装置NCCBのNC解除操作ボタンID等を収容した通信信号(第2操作受付中継通信信号、前記操作受付通報通信信号の一例であって前記ナースコール解除通信信号の一例)を、当該センサ装置SUを送信元とすると共に管理サーバ装置SVを送信先として、SU通信IF部24によって送信する。ナースコール処理部233は、管理サーバ装置SVから、ナースコールの解除を指示するための通信信号(第1操作解除通報通信信号)を受信すると、この受信した第1操作解除通報通信信号の通信内容、すなわち、ナースコールの解除を指示する旨を表す情報であるナースコール解除指示情報、および、前記ナースコール解除指示情報に対応する、ナースコールを解除させるNC受付操作ボタン装置NCRBを示す当該NC受付操作ボタン装置NCRBのNC受付操作ボタンID等を収容した前記第1操作解除通信信号をSU通信IF部24によって送信する。そして、ナースコール処理部233は、固定端末装置SPまたは携帯端末装置TAとの間で例えばVoIP(Voice over Internet Protocol)によって音声通話を行うものである。
管理サーバ装置SVは、中央処理装置の一例に相当し、ネットワークNWを介して他の装置SU、SP、TAと通信する通信機能を備え、センサ装置SUから前記行動検知通信信号を受信して被監視者Obにおける所定の行動に関する情報(検知行動情報)を管理する機器である。管理サーバ装置SVは、センサ装置SUから前記行動検知通信信号を受信すると、被監視者Obに対する前記検知行動情報(例えば所定の行動の種類(上述の例では離床、転倒)、前記所定の行動を検知したセンサ装置SUのセンサID、および、前記所定の行動を検知した時刻(または前記行動検知通信信号の受信時刻等)を記憶(記録)し、そして、被監視者Obに対する前記検知行動情報等を収容した通信信号(検知行動通報通信信号)を所定の固定端末装置SPおよび携帯端末装置TAに送信する。管理サーバ装置SVは、クライアント(本実施形態では固定端末装置SPおよび携帯端末装置TA等)の要求に応じたデータを前記クライアントに提供する。そして、本実施形態では、NC受付操作ボタン装置NCRBおよびNC解除操作ボタン装置NCCBそれぞれの通信内容がセンサ装置SUによって管理サーバ装置SVへ中継される。管理サーバ装置SVは、NC受付操作ボタン装置NCRBでナースコールを受け付けた旨が通報されると、後述するように、ナースコールの受付に対応する所定のナースコール受付処理(前記所定の処理(第1処理)の一例に相当)を実行し、前記第2操作受付中継通信信号によってNC解除操作ボタン装置NCCBでナースコールの解除を受け付けた旨が通報されると、後述するように、ナースコールの解除に対応する所定のナースコール解除処理(前記所定の処理(第2処理)の一例に相当)を実行する。より具体的には、管理サーバ装置SVは、例えば、図3に示すように、サーバ側通信インターフェース部(SV通信IF部)11と、サーバ側制御処理部(SV制御処理部)12と、サーバ側記憶部(SV記憶部)13とを備える。
SV通信IF部11は、SV制御処理部12に接続され、SV制御処理部12の制御に従って通信を行うための通信回路である。SV通信IF部11は、例えば、IEEE802.11規格等に従った通信インターフェース回路を備えて構成される。
SV記憶部13は、SV制御処理部12に接続され、SV制御処理部12の制御に従って、各種の所定のプログラムおよび各種の所定のデータを記憶する回路である。前記各種の所定のプログラムには、例えば、管理サーバ装置SVの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御するSV制御プログラムや、被監視者Obに対する監視に関する所定の処理を実行するSV監視処理プログラム等の制御処理プログラムが含まれる。前記SV監視処理プログラムには、例えば、センサ装置SUから前記行動検知通信信号を受信した場合に、被監視者Obに対する前記検知行動情報を記憶(記録)し、前記検知行動通報通信信号を所定の固定端末装置SPおよび携帯端末装置TAに送信する検知行動記録通報プログラムや、センサ装置SUから前記第1操作受付中継通信信号を受信した場合に、前記ナースコール受付処理を実行するナースコール受付処理プログラムや、センサ装置SUから前記第2操作受付中継通信信号を受信した場合に、前記ナースコール解除処理を実行するナースコール解除処理プログラム等が含まれる。前記各種の所定のデータには、同一のNC受付操作ボタンIDを収容する複数の第1操作受付中継通信信号(第1操作受付通信信号)を受信した場合に、最初に受信した前記第1操作受付中継通信信号の受信時刻から所定の時間(所定の第1時間)内に受信された通信信号であるか否かを判定するための前記所定の第1時間や、同一のNC解除操作ボタンIDを収容する複数の第2操作受付中継通信信号(第2操作受付通信信号)を受信した場合に、最初に受信した前記第2操作受付中継通信信号の受信時刻から所定の時間(所定の第2時間)内に受信された通信信号であるか否かを判定するための前記所定の第2時間や、前記検知行動通報通信信号の通報先やナースコールの通報先を表す通報先情報や、前記第1および第2操作受付中継通信信号それぞれの通信状況(すなわち、前記第1操作受付中継通信信号によって中継された前記第1操作受付通信信号および前記第2操作受付中継通信信号によって中継された前記第2操作受付通信信号それぞれの通信状況)を記録した情報である通信状況情報や、NC受付操作ボタン装置NCRBとNC解除操作ボタン装置NCCBとの対応関係を表す対応関係情報等の各プログラムを実行する上で必要なデータ等が含まれる。これら通報先情報、通信状況情報および対応関係情報を記憶するために、SV記憶部13は、通報先情報記憶部131、通信状況情報記憶部132および対応関係情報記憶部133を機能的に備える。
通報先情報記憶部131は、前記通報先情報を記憶するものである。前記通報先情報は、より具体的には、前記行動検知通信信号を送信した送信元のセンサ装置SUと、前記行動検知通信信号に応じて前記検知行動通報通信信号を通報すべき通報先の端末装置(固定端末装置SP、携帯端末装置TA)との対応関係を表す第1通報先情報と、前記第1操作受付中継通信信号に収容されたNC受付操作ボタンIDによって表された前記第1操作受付通信信号の送信元のNC受付操作ボタン装置NCRB(すなわち、センサ装置SUを介した前記第1操作受付中継通信信号によって中継された前記第1操作受付通信信号の送信元のNC受付操作ボタン装置NCRB)と、前記第1操作受付中継通信信号に応じて、ナースコールを受け付けた旨を端末装置SP、TAへ通報するための通信信号(ナースコール通報通信信号(NC通報通信信号))を通報すべき通報先の端末装置SP、TAとの前記対応関係を表す第2通報先情報とを備えて成る。このような通報先情報は、本実施形態では、テーブル形式で通報先情報記憶部131に記憶されている。より詳しくは、前記第1通報先情報を登録する第1通報先情報テーブル1310aは、例えば、図4Aに示すように、前記行動検知通信信号を送信した送信元のセンサ装置SUのセンサIDを登録する通報元フィールド1311と、通報元フィールド1311に登録されたセンサIDに対応するセンサ装置SUから前記行動検知通信信号を受信した場合に、それに対応する前記検知行動通報通信信号を通報すべき通報先の端末装置SP、TAの端末識別子(端末ID)を登録する通報先フィールド1312とを備え、センサ装置SUごとにレコードを備える。前記端末IDは、端末装置SP、TAを特定し識別するための識別子である。前記第2通報先情報を登録する第2通報先情報テーブル1310bは、例えば、図4Bに示すように、前記第1操作受付中継通信信号に収容されたNC受付操作ボタンID(すなわち、センサ装置SUを介した前記第1操作受付中継通信信号によって中継された前記第1操作受付通信信号の送信元であるNC受付操作ボタン装置NCRBのNC受付操作ボタンID)を登録する通報元フィールド1313と、通報元フィールド1313に登録されたNC受付操作ボタンIDに対応するNC受付操作ボタン装置NCRBについて、センサ装置SUから前記第1操作受付通信信号を中継した前記第1操作受付中継通信信号を受信した場合に、それに対応するNC通報通信信号を通報すべき通報先の端末装置SP、TAの端末IDを登録する通報先フィールド1314とを備え、NC受付操作ボタン装置NCRBごとにレコードを備える。
なお、本実施形態では、通報先情報記憶部131は、第1および第2通報先情報テーブル1310a、1310bを記憶したが、図4Cに示すように、通報元フィールド1311および通報元フィールド1313を1つに纏めることによって第1および第2通報先情報テーブル1310a、1310bを1つに纏めた通報先情報テーブル1310cを記憶しても良い。この図4Cに示す通報先情報テーブル1310cは、前記行動検知通信信号を送信した送信元のセンサ装置SUのセンサID、および、前記第1操作受付中継通信信号に収容されたNC受付操作ボタンID(すなわち、センサ装置SUを介した前記第1操作受付中継通信信号によって中継された前記第1操作受付通信信号の送信元であるNC受付操作ボタン装置NCRBのNC受付操作ボタンID)を登録する通報元フィールド1315と、通報元フィールド1315に登録されたセンサIDに対応するセンサ装置SUから前記行動検知通信信号を受信した場合や、通報元フィールド1315に登録されたNC受付操作ボタンIDに対応するNC受付操作ボタン装置NCRBについて、センサ装置SUから前記第1操作受付通信信号を中継した前記第1操作受付中継通信信号を受信した場合に、それに対応する前記検知行動通報通信信号やNC通報通信信号を通報すべき通報先の端末装置SP、TAの端末IDを登録する通報先フィールド1316とを備え、センサ装置SU等ごとにレコードを備える。
通信状況情報記憶部132は、前記通信状況情報を記憶するものである。前記通信状況情報は、本実施形態では、テーブル形式で通信状況情報記憶部132に記憶されている。この通信状況情報を登録する通信状況情報テーブル1320は、例えば、図5に示すように、前記第1操作受付中継通信信号に収容されたNC受付操作ボタンID(すなわち、センサ装置SUを介した前記第1操作受付中継通信信号によって中継された前記第1操作受付通信信号の送信元であるNC受付操作ボタン装置NCRBのNC受付操作ボタンID)、および、前記第2操作受付中継通信信号に収容されたNC解除操作ボタンID(すなわち、センサ装置SUを介した前記第2操作受付中継通信信号によって中継された前記第2操作受付通信信号の送信元であるNC解除操作ボタン装置NCCBのNC解除操作ボタンID)を登録する操作受付フィールド1321と、前記操作受付フィールド1321に登録されたNC受付操作ボタンIDやNC解除操作ボタンIDに対応する前記第1操作受付中継通信信号(前記第1操作受付通信信号)や前記第2操作受付中継通信信号(前記第2操作受付通信信号)の受信時刻を登録する受信時刻フィールド1322と、前記操作受付フィールド1321に登録されたNC受付操作ボタンIDやNC解除操作ボタンIDに対応して後述のように設けられたタイマーの状況(計時中か、タイムアップか)を登録するタイマー状況フィールド1323とを備え、前記第1操作受付中継通信信号(前記第1操作受付通信信号)や前記第2操作受付中継通信信号(前記第2操作受付通信信号)の受信ごとにレコードを備える。タイマー状況フィールド1323には、前記タイマーの状況を表すタイマー状況情報を示すフラグが登録される。例えば、本実施形態では、タイマー状況フィールド1323には、前記タイマーが計時中であることを意味するフラグ「0」、あるいは、前記タイマーがタイムアップしたこと(計時の終了)を意味するフラグ「1」が登録される。
対応関係情報記憶部133は、前記対応関係情報を記憶するものである。前記対応関係情報は、本実施形態では、テーブル形式で対応関係情報記憶部133に記憶されている。この対応関係情報を登録する対応関係情報テーブル1330は、例えば、図6に示すように、NC解除操作ボタン装置NCCBのNC解除操作ボタンIDを登録するNC解除操作ボタンフィールド1331と、前記NC解除操作ボタンフィールド1331に登録されたNC解除操作ボタンIDに対応するNC解除操作ボタン装置NCCBに対応付けられた、NC受付操作ボタン装置NCRBの1または複数のNC受付操作ボタンIDを登録するNC受付操作ボタンフィールド1332とを備え、NC解除操作ボタン装置NCCBごとにレコードを備える。
このようなSV記憶部13は、NC記憶部35aと同様に、例えばROMやEEPROMやRAM等を含む。
SV制御処理部12は、管理サーバ装置SVの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、ナースコール受付処理を実行し、ナースコール解除処理を実行し、被監視者Obに対する監視に関する所定の処理を実行するための回路である。SV制御処理部12は、例えば、CPUおよびその周辺回路を備えて構成される。SV制御処理部12は、前記制御処理プログラムが実行されることによって、サーバ側制御部(SV制御部)121およびサーバ側監視処理部(SV監視処理部)122を機能的に備える。
SV制御部121は、管理サーバ装置SVの各部を当該各部の機能に応じてそれぞれ制御し、管理サーバ装置SVの全体制御を司るものである。
SV監視処理部122は、センサ装置SUから前記行動検知通信信号を受信した場合に、被監視者Obに対する前記検知行動情報を記憶(記録)し、前記行動検知通信信号を送信したセンサ装置SUに対応する通報先を通報先情報記憶部131の第1通報先情報テーブル1310aから選定(検索)し、この選定した端末装置SP、TAへ前記検知行動通報通信信号を送信するものである。
SV監視処理部122は、センサ装置SUを介して前記第1操作受付通信信号を中継した、NC受付操作ボタン装置NCRBでナースコールを受け付けた旨を表す第1操作受付中継通信信号をSV通信IF部11で受信した場合に、ナースコール受付処理の1つとして、この受信した第1操作受付中継通信信号のNC受付操作ボタン装置NCRBでナースコールを受け付けた旨を外部の所定の固定端末装置SPおよび携帯端末装置TAに通報し、センサ装置SUを介して前記第2操作受付通信信号を中継した、NC解除操作ボタン装置NCCBでナースコールの解除を受け付けた旨を表す第2操作受付中継通信信号をSV通信IF部11で受信した場合に、ナースコール解除処理の1つとして、この受信した第2操作受付中継通信信号のNC解除操作ボタン装置NCCBに対応するNC受付操作ボタン装置NCRBをSV記憶部13に記憶された対応関係情報から選定し、この選定したNC受付操作ボタン装置NCCBに対応するナースコールの受付を解除する。より詳しくは、前記ナースコール受付処理は、前記第1操作受付中継通信信号に収容されたNC受付操作ボタンIDを持つNC受付操作ボタン装置NCRB(すなわち、センサ装置SUを介した第1操作受付中継通信信号によって中継された、第1操作受付通信信号の送信元のNC受付操作ボタン装置NCRB)に対応する通報先を通報先情報記憶部131の第2通報先情報テーブル1310bから選定(検索)し、この選定した端末装置SP、TAへ前記NC通報通信信号を送信する処理である。前記ナースコール解除処理は、前記第2操作受付中継通信信号に収容されたNC解除操作ボタンIDを持つNC解除操作ボタン装置NCCB(すなわち、センサ装置SUを介した第2操作受付中継通信信号によって中継された、第2操作受付通信信号の送信元のNC解除操作ボタン装置NCCB)に対応するNC受付操作ボタン装置NCRBを対応関係情報記憶部133の対応関係情報テーブル1330から選定(検索)し、この選定したNC受付操作ボタン装置NCRBのNC受付操作ボタンIDを収容した前記第1操作解除通報通信信号をセンサ装置SUへ送信する処理である。センサ装置SUは、この第1操作解除通報通信信号を受信すると、上述したように、前記第1操作解除通信信号をSU通信IF部24によって送信する。
これら第1および第2操作受付中継通信信号(第1および第2操作受付通信信号)それぞれを受信する際に、SV監視処理部122は、本実施形態では、互いに異なる複数のセンサ装置SUそれぞれを介して第1操作受付中継通信信号(第1操作受付通信信号)をSV通信IF部11によって複数受信した場合であって、これら受信した複数の第1操作受付中継通信信号の中に同一のNC受付操作IDを収容する複数の第1操作受付中継通信信号が存在する場合、前記同一のNC受付操作IDを収容する複数の第1操作受付中継通信信号の中で最初に受信した第1操作受付中継通信信号に対し上述のナースコール受付処理を実行し、前記同一のNC受付操作IDを収容する複数の第1操作受付中継通信信号の中の2番目以降に受信した第1操作受付中継通信信号に対し前記ナースコール受付処理を実行せず、互いに異なる複数のセンサ装置SUそれぞれを介して第2操作受付中継通信信号(第2操作受付通信信号)をSV通信IF部11によって複数受信した場合であって、これら受信した複数の第2操作受付中継通信信号の中に同一のNC解除操作IDを収容する複数の第2操作受付中継通信信号が存在する場合、前記同一のNC解除操作IDを収容する複数の第2操作受付中継通信信号の中で最初に受信した第2操作受付中継通信信号に対し上述のナースコール解除処理を実行し、前記同一のNC受付操作IDを収容する複数の第2操作受付中継通信信号の中の2番目以降に受信した第2操作受付中継通信信号に対し前記ナースコール解除処理を実行しない。
前記同一のNC受付操作IDを収容する複数の第1操作受付中継通信信号は、最初に受信した第1操作受付中継通信信号の受信時刻から前記所定の第1時間内に受信された通信信号であり、前記同一のNC解除操作IDを収容する複数の第2操作受付中継通信信号は、最初に受信した第2操作受付中継通信信号の受信時刻から前記所定の第2時間内に受信された通信信号である。これら前記所定の第1時間と前記所定の第2時間とは、同一であって良く、また異なって良い。この処理を実行するために、SV監視処理部122は、NC受付操作ボタンIDごとに(NC受付操作ボタン装置NCRBごとに)、最初に第1操作受付中継通信信号を受信すると、前記所定の第1時間の経過を測るタイマーを形成してリスタートし(0から計時を始め)、NC解除操作ボタンIDごとに(NC解除操作ボタン装置NCCBごとに)、最初に第2操作受付中継通信信号を受信すると、前記所定の第2時間の経過を測るタイマーを形成してリスタートする(0から計時を始める)。
なお、管理サーバ装置SVは、図3に破線で示すように、必要に応じて、さらに、SV制御処理部12に接続され例えば各種コマンドや各種データ等を入力するサーバ側入力部(SV入力部)14、SV入力部14で入力された各種コマンドや各種データおよび被監視者Obに対する検知行動情報等を出力するサーバ側出力部(SV出力部)15、および、外部機器との間でデータの入出力を行うサーバ側インターフェース部(SVIF部)16等を備えても良い。
このような管理サーバ装置SVは、例えば、通信機能付きのコンピュータによって構成可能である。
なお、上述のNC受付操作ボタンID、NC解除操作ボタンID、センサIDおよび端末IDは、例えば、シリアル番号や通信アドレス等であって良い。
固定端末装置SPは、ネットワークNWを介して他の装置SU、SV、TAと通信する通信機能、所定の情報を表示する表示機能、および、所定の指示やデータを入力する入力機能等を備え、管理サーバ装置SVや携帯端末装置TAに与える所定の指示やデータを入力したり、センサ装置SUで得られた検知行動情報を表示したり等することによって、被監視者監視システムMSのユーザインターフェース(UI)として機能する機器である。このような固定端末装置SPは、例えば、通信機能付きのコンピュータによって構成可能である。
携帯端末装置TAは、ネットワークNWを介して他の装置SV、SP、SUと通信する通信機能、所定の情報を表示する表示機能、所定の指示やデータを入力する入力機能、および、音声通話を行う通話機能等を備え、管理サーバ装置SVやセンサ装置SUに与える所定の指示やデータを入力したり、管理サーバ装置SVからの通報によってセンサ装置SUで得られた検知行動情報を表示したり、管理サーバ装置SVからの通報によってセンサ装置SUとの間で音声通話したり等することによって、被監視者Obに対する前記検知行動情報を受け付けて表示し、ナースコールに応答するための機器である。このような携帯端末装置TAは、例えば、いわゆるタブレット型コンピュータやスマートフォンや携帯電話機等の、持ち運び可能な通信端末装置によって構成可能である。
次に、本実施形態の動作について説明する。このような構成の被監視者監視システムMSでは、各装置NCRB、NCCB、SU、SV、SP、TAは、電源が投入されると、必要な各部の初期化を実行し、その稼働を始める。管理サーバ装置SVでは、その制御処理プログラムの実行によって、SV制御処理部12には、SV制御部121およびSV監視処理部122が機能的に構成される。センサ装置SUでは、その制御処理プログラムの実行によって、SU制御処理部23には、SU制御部231、行動検知処理部232およびナースコール処理部233が機能的に構成される。
上記構成の被監視者監視システムMSは、大略、次の動作によって、各被監視者Obそれぞれを監視している。センサ装置SUは、行動検知処理部232によって、センサ部11のセンシング結果に基づいて被監視者Obにおける所定の行動を検知し、前記所定の行動を検知した場合に、前記行動検知通信信号を管理サーバ装置SVへ送信する。
管理サーバ装置SVは、前記行動検知通信信号をセンサ装置SUから受信すると、この行動検知通信信号に収容された被監視者Obに対する前記検知行動情報を記憶(記録)し、前記行動検知通信信号を送信したセンサ装置SUに対応する通報先を通報先情報記憶部131の第1通報先情報テーブル1310aから選定(検索)し、この選定した端末装置SP、TAへ前記検知行動通報通信信号を送信する。これによって被監視者Obにおける所定の行動が端末装置SP、TAを介して例えば看護師や介護士等の監視者に報知される。
固定端末装置SPおよび携帯端末装置TAは、前記検知行動通報通信信号を管理サーバ装置SVから受信すると、この検知行動通報通信信号に収容された前記検知行動情報を表示する。このような動作によって、被監視者監視システムMSは、各センサ装置SU、管理サーバ装置SV、固定端末装置SPおよび携帯端末装置TAによって、大略、各被監視者Obにおける所定の行動を検知して各被監視者Obを監視している。
次に、被監視者監視システムMSにおける、ナースコールの動作について、主に、説明する。図9は、実施形態の被監視者監視システムにおける管理サーバ装置の主にナースコールに関する動作を示すフローチャートである。
本実施形態における被監視者監視システムMSでは、例えば被監視者Ob等によるNCボタン31aに対する入力操作によって、NCボタン31aでナースコールを受け付けると、NC受付操作ボタン装置NCRBは、NC制御処理部32aによって、NC表示部34aにナースコールを受け付けた旨を表示し、自機のNC受付操作ボタンID等を収容した前記第1操作受付通信信号を生成してNC通信IF部33aを用いてセンサ装置SUへ送信する。そして、この第1操作受付通信信号を受信したセンサ装置SUは、この受信した第1操作受付通信信号に収容されたNC受付操作ボタンID等を収容した第1操作受付中継通信信号をSU通信IF部24によって管理サーバ装置SVへ送信する。また、例えば監視者等によるNCCボタン31bに対する入力操作によって、NCCボタン31bでナースコールの解除を受け付けると、NC解除操作ボタン装置NCCBは、NCC制御処理部32bによって、自機のNC解除操作ボタンID等を収容した前記第2操作受付通信信号を生成してNCC通信IF部33bを用いてセンサ装置SUへ送信する。そして、この第2操作受付通信信号を受信したセンサ装置SUは、この受信した第2操作受付通信信号に収容されたNC解除操作ボタンID等を収容した第2操作受付中継通信信号をSU通信IF部24によって管理サーバ装置SVへ送信する。
ここで、互いに異なる複数のセンサ装置SUにおける各SU通信IF部24の通信可能範囲がその一部または全部で重複していると、あるいは、1個のNC受付操作ボタン装置NCRBにおけるNC通信IF部33aの通信可能範囲内に複数のセンサ装置SUが配置されていると、1個のNC受付操作ボタン装置NCRBから送信された前記第1操作受付通信信号は、複数のセンサ装置SUで中継され、これら複数のセンサ装置SUそれぞれで中継された複数の第1操作受付中継通信信号を管理サーバ装置SVで受信される場合が生じ得る。例えば、図2に示す例において、第11NC受付操作ボタン装置NCRBから送信された1個の前記第1操作受付通信信号は、第1および第3センサ装置SU−1、SU−3で中継され、2個の第1操作受付中継通信信号を管理サーバ装置SVで受信される場合が生じ得る。同様に、互いに異なる複数のセンサ装置SUにおける各SU通信IF部24の通信可能範囲がその一部または全部で重複していると、あるいは、1個のNC解除操作ボタン装置NCCBにおけるNCC通信IF部33bの通信可能範囲内に複数のセンサ装置SUが配置されていると、1個のNC解除操作ボタン装置NCCBから送信された前記第2操作受付通信信号は、複数のセンサ装置SUで中継され、これら複数のセンサ装置SUそれぞれで中継された複数の第2操作受付中継通信信号を管理サーバ装置SVで受信される場合が生じ得る。例えば、図2に示す例において、NC解除操作ボタン装置NCCBから送信された1個の前記第2操作受付通信信号は、第2ないし第4センサ装置SU−2〜SU−4で中継され、3個の第2操作受付中継通信信号を管理サーバ装置SVで受信される場合が生じ得る。
このため、本実施形態における被監視者監視システムでは、管理サーバ装置SVは、次のように動作している。
図9において、まず、SV制御処理部12は、通信信号の受信か否かを判定する(S1)。この判定の結果、通信信号を受信していない場合には、SV制御処理部12は、処理を処理S1に戻す。すなわち、管理サーバ装置SVは、通信信号の受信を待機している。一方、前記判定の結果、通信信号を受信している場合には、SV制御処理部12は、この受信した通信信号の種別(種類)を判定する(S2)。この判定の結果、この受信した通信信号が第1操作受付中継通信信号(第1操作受付通信信号)である場合や第2操作受付中継通信信号(第2操作受付通信信号)である場合(NC受付通報、NC解除通報)には、SV制御処理部12は、処理S3を実行する。一方、前記判定の結果、この受信した通信信号が第1および第2操作受付中継通信信号(第1および第2操作受付通信信号)ではない場合(その他)には、SV制御処理部12は、この受信した通信信号に応じた適宜な処理(例えば上述した前記検知行動情報の記憶(記録)処理や前記検知行動通報通信信号の送信処理等)を実行し(S11)、処理を処理S1に戻す。すなわち、管理サーバ装置SVは、通信信号の受信を再び待機する。
処理S3では、SV制御処理部12は、SV監視処理部112によって、処理S1で受信した通信信号が第1操作受付中継通信信号である場合(NC受付通報)には、この第1操作受付中継通信信号が既に受信しているか否かを判定し、処理S1で受信した通信信号が第2操作受付中継通信信号である場合(NC解除通報)には、この第2操作受付中継通信信号が既に受信しているか否かを判定する。より具体的には、SV監視処理部112は、処理S1で受信した通信信号が第1操作受付中継通信信号である場合(NC受付通報)には、通信状況情報記憶部132に記憶されている通信状況情報テーブル1320における操作受付フィールド1321に、処理S1で受信した第1操作受付中継通信信号に収容されていたNC受付操作ボタンIDを登録したレコードが存在するか否かを判定し、処理S1で受信した通信信号が第2操作受付中継通信信号である場合(NC解除通報)には、通信状況情報記憶部132に記憶されている通信状況情報テーブル1320における操作受付フィールド1321に、処理S1で受信した第2操作受付中継通信信号に収容されていたNC解除操作ボタンIDを登録したレコードが存在するか否かを判定する。この判定の結果、操作受付フィールド1321に、処理S1で受信した第1操作受付中継通信信号に収容されていたNC受付操作ボタンIDを登録したレコードが存在する場合には、SV監視処理部122は、既に第1操作受付中継通信信号を受信していると判定し(Yes)、処理S4を実行し、一方、操作受付フィールド1321に、処理S1で受信した第1操作受付中継通信信号に収容されていたNC受付操作ボタンIDを登録したレコードが存在しない場合には、SV監視処理部122は、既に第1操作受付中継通信信号を受信していないと判定し(No)、処理S5を実行する。また、この判定の結果、操作受付フィールド1321に、処理S1で受信した第2操作受付中継通信信号に収容されていたNC解除操作ボタンIDを登録したレコードが存在する場合には、SV監視処理部122は、既に第2操作受付中継通信信号を受信していると判定し(Yes)、処理S4を実行し、一方、操作受付フィールド1321に、処理S1で受信した第2操作受付中継通信信号に収容されていたNC解除操作ボタンIDを登録したレコードが存在しない場合には、SV監視処理部122は、既に第2操作受付中継通信信号を受信していないと判定し(No)、処理S5を実行する。
処理S4では、SV制御処理部12は、SV監視処理部112によって、処理S1で受信した通信信号が第1操作受付中継通信信号である場合(NC受付通報)には、最初に受信した第1操作受付中継通信信号の受信時刻から所定の第1時間内に受信された通信信号であるか否かを判定し、処理S1で受信した通信信号が第2操作受付中継通信信号である場合(NC解除通報)には、最初に受信した第2操作受付中継通信信号の受信時刻から所定の第1時間内に受信された通信信号であるか否かを判定する。より具体的には、SV監視処理部112は、処理S1で受信した通信信号が第1操作受付中継通信信号である場合(NC受付通報)には、通信状況情報記憶部132に記憶されている通信状況情報テーブル1320における操作受付フィールド1321に、処理S1で受信した第1操作受付中継通信信号に収容されていたNC受付操作ボタンIDを登録したレコードにおいて、そのタイマー状況フィールド1323にフラグ「0」を登録するレコードが存在するか否かを判定し、処理S1で受信した通信信号が第2操作受付中継通信信号である場合(NC解除通報)には、通信状況情報記憶部132に記憶されている通信状況情報テーブル1320における操作受付フィールド1321に、処理S1で受信した第2操作受付中継通信信号に収容されていたNC解除操作ボタンIDを登録したレコードにおいて、そのタイマー状況フィールド1323にフラグ「0」を登録するレコードが存在するか否かを判定する。この判定の結果、処理S1で受信した通信信号が第1操作受付中継通信信号である場合(NC受付通報)において、タイマー状況フィールド1323にフラグ「0」を登録するレコードが存在する場合には、SV監視処理部122は、最初に受信した第1操作受付中継通信信号の受信時刻から所定の第1時間内に受信された通信信号であると判定し(Yes)、処理S7を実行し、一方、タイマー状況フィールド1323にフラグ「0」を登録するレコードが存在しない場合(すなわち、タイマー状況フィールド1323にフラグ「1」を登録するレコードのみが存在する場合)には、SV監視処理部122は、最初に受信した第1操作受付中継通信信号の受信時刻から所定の第1時間内に受信された通信信号ではないと判定し(No)、処理S5を実行する。この判定の結果、処理S1で受信した通信信号が第2操作受付中継通信信号である場合(NC解除通報)において、タイマー状況フィールド1323にフラグ「0」を登録するレコードが存在する場合には、SV監視処理部122は、最初に受信した第2操作受付中継通信信号の受信時刻から所定の第2時間内に受信された通信信号であると判定し(Yes)、処理S7を実行し、一方、タイマー状況フィールド1323にフラグ「0」を登録するレコードが存在しない場合(すなわち、タイマー状況フィールド1323にフラグ「1」を登録するレコードのみが存在する場合)には、SV監視処理部122は、最初に受信した第2操作受付中継通信信号の受信時刻から所定の第2時間内に受信された通信信号ではないと判定し(No)、処理S5を実行する。
処理S5では、SV制御処理部11は、SV監視処理部122によって、処理S1で受信した通信信号が第1操作受付中継通信信号である場合(NC受付通報)には、前記ナースコール受付処理を実行し、処理S1で受信した通信信号が第2操作受付中継通信信号である場合(NC解除通報)には、前記ナースコール解除処理を実行する。より具体的には、SV監視処理部122は、処理S1で受信した通信信号が第1操作受付中継通信信号である場合(NC受付通報)には、通報先情報記憶部131に記憶された第2通報先情報テーブル1310bから、処理S1で受信した第1操作受付中継通信信号に収容されたNC受付操作ボタンIDを通報元フィールド1313に登録するレコードを検索し、この検索したレコードにおける通報先フィールド1314に登録された端末IDを通報先として取り出し、この取り出した端末IDに対応する端末装置SP、TAへ、ナースコールを受け付けた旨を表す情報、および、処理S1で受信した第1操作受付中継通信信号に収容されたNC受付操作ボタンID等を収容したNC通報報通信信号をSV通信IF部11によって送信する。これによってNC受付操作ボタン装置NCRBで受け付けたナースコールが通報される。また、SV監視処理部122は、処理S1で受信した通信信号が第2操作受付中継通信信号である場合(NC解除通報)には、対応関係情報記憶部133に記憶された対応関係情報テーブル1330から、処理S1で受信した第2操作受付中継通信信号に収容されたNC解除操作ボタンIDをNC解除操作ボタンフィールド1331に登録するレコードを検索し、この検索したレコードにおけるNC受付操作ボタンフィールド1332に登録されたNC受付操作ボタンIDを取り出し、この取り出したNC受付操作ボタンIDを収容した第1操作解除通報通信信号をセンサ装置SUへ送信する。センサ装置SUは、この第1操作解除通報通信信号を受信すると、上述したように、前記第1操作解除通信信号をSU通信IF部24によって送信する。これによってNC受付操作ボタン装置NCRBで受け付けたナースコールが解除される。
そして、処理S5の次に、SV制御処理部11は、SV監視処理部122によって、処理S1で受信した通信信号が第1操作受付中継通信信号である場合(NC受付通報)には、この受信した第1操作受付中継通信信号に関するレコードを対応関係情報テーブル1330に作成し、この受信した第1操作受付中継通信信号に関するタイマーをセットし、処理S1で受信した通信信号が第2操作受付中継通信信号である場合(NC解除通報)には、この受信した第2操作受付中継通信信号に関するレコードを対応関係情報テーブル1330に作成し、この受信した第2操作受付中継通信信号に関するタイマーをセットし、処理を処理S1に戻す(S6)。より具体的には、SV監視処理部122は、処理S1で受信した通信信号が第1操作受付中継通信信号である場合(NC受付通報)には、前記所定の第1時間を計時するために、この受信した第1操作受付中継通信信号に対する新たなタイマーをSV制御処理部12に機能的に形成してリスタートし、対応関係情報テーブル1330に新たなレコードを作成し、この新たなレコードにおける操作受付フィールド1321に、前記受信した第1操作受付中継通信信号に収容されたNC受付操作ボタンIDを登録し、前記新たなレコードにおける受信時刻フィールド1322に、前記受信した第1操作受付中継通信信号の受信時刻を登録し、前記新たなレコードにおけるタイマー状況フィールド1323に、フラグ「0」を登録する。また、SV監視処理部122は、処理S1で受信した通信信号が第2操作受付中継通信信号である場合(NC解除通報)には、前記所定の第2時間を計時するために、この受信した第2操作受付中継通信信号に対する新たなタイマーをSV制御処理部12に機能的に形成してリスタートし、対応関係情報テーブル1330に新たなレコードを作成し、この新たなレコードにおける操作受付フィールド1321に、前記受信した第2操作受付中継通信信号に収容されたNC解除操作ボタンIDを登録し、前記新たなレコードにおける受信時刻フィールド1322に、前記受信した第2操作受付中継通信信号の受信時刻を登録し、前記新たなレコードにおけるタイマー状況フィールド1323に、フラグ「0」を登録する。
なお、この処理S6で機能的に形成されたタイマーが前記所定の第1時間を計時してタイムアップすると、SV監視処理部122は、このタイマーに対応するレコードのタイマー状況フィールド1323にフラグ「1」を登録し、そして、前記処理S6で機能的に形成されたタイマーが前記所定の第2時間を計時してタイムアップすると、SV監視処理部122は、このタイマーに対応するレコードのタイマー状況フィールド1323にフラグ「1」を登録する。
一方、処理S7では、SV制御処理部11は、SV監視処理部122によって、処理S1で受信した通信信号が第1操作受付中継通信信号である場合(NC受付通報)には、ナースコール受付処理を実行せずに、処理S1で受信した第1操作受付中継通信信号を廃棄し、処理を処理S1に戻し、処理S1で受信した通信信号が第2操作受付中継通信信号である場合(NC解除通報)には、ナースコール解除処理を実行せずに、処理S1で受信した第2操作受付中継通信信号を廃棄し、処理を処理S1に戻す。
以上説明したように、本実施形態における被監視者監視システムMS、中央処理装置の一例である管理サーバ装置SVおよびこれに実装された方法は、SV監視処理部122によって、複数の第1操作受付中継通信信号の中に同一のNC受付操作ボタンIDを収容する複数の第1操作受付中継通信信号が存在する場合、この中で最初に受信した第1操作受付中継通信信号に対しナースコール受付処理を実行し、残余の第1操作受付中継通信信号に対し前記ナースコール受付処理を実行せず、複数の第2操作受付中継通信信号の中に同一のNC解除受付ボタンIDを収容する複数の第2操作受付中継通信信号が存在する場合、この中で最初に受信した第2操作受付中継通信信号に対しナースコール解除処理を実行し、残余の第2操作受付中継通信信号に対し前記ナースコール解除処理を実行しない。したがって、上記被監視者監視システムMS、管理サーバ装置SVおよびこれに実装された方法は、重複した不要な第1操作受付中継通信信号をキャンセルするので、管理サーバ装置SVとNC受付操作ボタン装置NCRBとの間における通信回線に無線を含む場合でも、NC受付操作ボタン装置NCRVで受け付けた1回の操作に対し重複した処理を低減でき、また、重複した不要な第2操作受付中継通信信号をキャンセルするので、管理サーバ装置SVとNC解除操作ボタン装置NCCBとの間における通信回線に無線を含む場合でも、NC解除操作ボタン装置NCCBで受け付けた1回の操作に対し重複した処理を低減できる。
また、上記被監視者監視システムMS、管理サーバ装置SVおよびこれに実装された方法は、上記キャンセルされる重複した不要な通信信号(第1操作受付中継通信信号や第2操作受付中継通信信号)は、最初の通信信号の受信時刻から所定の時間(第1時間や第2時間)内に受信された通信信号であるので、前記重複した不要な通信信号のキャンセルを前記所定の時間で自動的にリセットでき、新たな所定の操作の通報を受信できるようになる。
そして、被監視者監視システムMSの被監視者Obが看護、介護および介助等を必要としている者である場合、ナースコールの通信は、重要であり、より確実でより適切な通信が求められる。したがって、本実施形態における被監視者監視システムMS、管理サーバ装置SVおよびこれに実装された方法は、このような看護、介護および介助等を必要としている者を被監視者Obとしている場合に好適で効果的である。
なお、上述の実施形態では、センサ装置SUは、NC受付操作ボタン装置NCRBおよびNC解除操作ボタン装置NCCBそれぞれと管理サーバ装置SVとの間における通信内容を中継したが、センサ装置SUは、NC受付操作ボタン装置NCRBおよびNC解除操作ボタン装置NCCBそれぞれと管理サーバ装置SVとの間における通信信号そのものを中継し、NC受付操作ボタン装置NCRBおよびNC解除操作ボタン装置NCCBそれぞれと管理サーバ装置SVとは、センサ装置SUを介して通信可能に接続されても良い。
また、上述の実施形態において、複数のセンサ装置SUそれぞれは、通信可能に接続される1または複数の操作受付装置(上述の例ではNC受付操作ボタン装置NCRBおよびNC解除操作ボタン装置NCCBのうちの少なくともいずれか一方)の通信アドレスをSU記憶部25に予め記憶し、図7に破線で示すように、SU記憶部25に記憶された通信アドレスの操作受付装置と通信可能か否かを判定する通信可否判定処理部234と、通信可否判定処理部234で通信不可と判定された操作受付装置を通報するための通信信号である通信不可通報通信信号を管理サーバ装置SVへ送信する通信不可通報処理部235とをSU制御処理部23に機能的にさらに備えても良い。前記通信アドレスは、例えば端末装置SP、TAからユーザによって入力され、SU通信IF部24を介してSU記憶部25に記憶されて良い。また例えば、被監視者監視システムMSの設置の際や、稼働後の所定の時間間隔で、センサ装置SUは、通信可能な前記操作受付装置を問い合わせるための通信信号(操作受付装置探索通信信号)を送信してその応答を受信し、この応答のあった前記操作受付装置の通信アドレスをSU記憶部25に記憶しても良い。通信可否判定処理部234は、SU記憶部25に記憶された通信アドレスに対し、所定の時間間隔で、通信可能か否かを問い合わせるための通信信号(通信可否問合せ通信信号)を送信し、その受信応答を受信できたか否かによって、SU記憶部25に記憶された通信アドレスの操作受付装置と通信可能か否かを判定する。
このような被監視者監視システムMSでは、管理サーバ装置SVは、センサ装置SUから前記通信不可通報信号を受信するので、操作受付装置とセンサ装置SUとの間の通信状態を認識できる。
また、上述の実施形態において、複数のセンサ装置SUそれぞれは、通信可能か否かを判定するための通信可否判定時間を外部から取得する通信可否判定時間取得部をさらに備え、SU記憶部25は、前記通信可否判定時間取得部で取得された前記通信可否判定時間をさらに記憶し、通信可否判定処理部234は、前記通信可否判定時間を超えて通信可能に接続できなかった場合に、前記通信不可と判定しても良い。前記通信可否判定時間取得は、例えば、SU通信IF部24であり、この場合、前記通信可否判定時間は、例えば端末装置SP、TAからユーザによって入力され、SU通信IF部24を介してSU記憶部25に記憶される。また例えば、センサ装置SUは、前記通信可否判定時間取得として、例えばディップスイッチやロータリスイッチ等のセンサ側入力部をさらに備えても良い。この場合、前記通信可否判定時間は、前記センサ側入力部からユーザによって入力され、SU記憶部25に記憶される。前記通信可否判定処理部234は、前記通信可否問合せ通信信号の受信応答を前記通信可否判定時間内に受信できたか否かによって、SU記憶部25に記憶された通信アドレスの操作受付装置と通信可能か否かを判定する。
このような被監視者監視システムMSは、前記操作受付装置とセンサ装置SUとの間における通信可否の判断を時間(通信可否判定時間)で設定でき、この時間(通信可否判定時間)を取得するので、ユーザの設定が可能となる。
また、上述の実施形態において、管理サーバ装置SVは、前記所定の第1時間および前記所定の第2時間のうちの少なくとも一方を外部から取得する同一判定時間取得部をさらに備え、SV記憶部13は、前記同一判定時間取得部で取得された前記所定の第1時間および前記所定の第2時間のうちの少なくとも一方をさらに記憶し、SV監視処理部122は、この取得された前記所定の第1時間および前記所定の第2時間のうちの少なくとも一方で前記タイマーをセットしても良い。
このような被監視者監視システムMSは、前記所定の第1時間および前記所定の第2時間のうちの少なくとも一方を設定でき、この前記所定の第1時間および前記所定の第2時間のうちの少なくとも一方を取得するので、ユーザの設定が可能となる。
本明細書は、上記のように様々な態様の技術を開示しているが、そのうち主な技術を以下に纏める。
一態様にかかる中央処理装置は、所定の操作を受け付ける1または複数の操作受付装置と、前記操作受付装置と無線で通信可能に接続され、監視対象である被監視者における所定の行動を検知する複数のセンサ装置と、前記複数のセンサ装置それぞれと通信可能に接続され、前記操作受付装置で受け付けた前記所定の操作が前記センサ装置を介して通報された場合に前記所定の操作に対応する所定の処理を実行し、前記センサ装置から通報された前記被監視者における前記所定の行動に関する検知行動情報を管理する中央処理装置とを備える被監視者監視システムの前記中央処理装置であって、前記所定の操作を通報するための操作受付通報通信信号を受信する通信部と、前記通信部が受信した前記操作受付通報通信信号に基づき前記所定の処理を実行する処理部とを備え、前記操作受付通報通信信号は、前記操作受付装置を特定し識別するための識別子である操作受付IDを収容し、前記処理部は、互いに異なる複数のセンサ装置それぞれを介して前記操作受付通報通信信号を前記通信部によって複数受信した場合であって、前記受信した複数の前記操作受付通報通信信号の中に同一の操作受付IDを収容する複数の前記操作受付通報通信信号が存在する場合、前記同一の操作受付IDを収容する複数の前記操作受付通報通信信号の中で最初に受信した前記操作受付通報通信信号に対し前記所定の処理を実行し、前記同一の操作受付IDを収容する複数の前記操作受付通報通信信号の中の2番目以降に受信した前記操作受付通報通信信号に対し前記所定の処理を実行しない。
他の一態様にかかる中央処理装置は、所定の操作を受け付ける1または複数の操作受付装置と、前記操作受付装置と無線で通信可能に接続され、監視すべき監視対象である被監視者における所定の行動を検知する複数のセンサ装置と、前記複数のセンサ装置それぞれと通信可能に接続され、前記操作受付装置で受け付けた前記所定の操作を前記センサ装置を介して通報された場合に前記所定の操作に対応する所定の処理を実行し、前記センサ装置から通報された前記被監視者における前記所定の行動に関する検知行動情報を管理する中央処理装置とを備える被監視者監視システムの前記中央処理装置であって、前記所定の操作を通報するための通信信号である操作受付通報通信信号は、前記操作受付装置を特定し識別するための識別子である操作受付IDを収容し、通信を行う通信部と、前記所定の処理を実行する処理部とを備え、前記処理部は、互いに異なる複数のセンサ装置それぞれを介して前記操作受付通報通信信号を前記通信部によって複数受信した場合であって、前記受信した複数の前記操作受付通報通信信号の中に同一の操作受付IDを収容する複数の前記操作受付通報通信信号が存在する場合、前記同一の操作受付IDを収容する複数の前記操作受付通報通信信号の中で最初に受信した前記操作受付通報通信信号に対し前記所定の処理を実行し、前記同一の操作受付IDを収容する複数の前記操作受付通報通信信号の中の2番目以降に受信した前記操作受付通報通信信号に対し前記所定の処理を実行しない。好ましくは、上述の中央処理装置において、前記操作受付装置は、前記所定の操作としてナースコールを受け付けるナースコール受付操作ボタン装置であり、前記処理部は、前記所定の処理として、前記ナースコール受付操作ボタン装置で前記ナースコールを受け付けたことを通報するための通信信号であるナースコール受付通報通信信号を前記通信部で受信した場合に、前記受信したナースコール受付通報通信信号の前記ナースコール受付操作ボタン装置でナースコールを受け付けたことを外部に通報(再通報、転送、送信)する。好ましくは、上述の中央処理装置において、ナースコールを受け付けるナースコール受付操作ボタン装置とナースコールの受付を解除するナースコール解除操作ボタン装置とを対応付けた対応関係を表す対応関係情報を記憶する記憶部をさらに備え、前記操作受付装置は、前記所定の操作としてナースコールの解除を受け付けるナースコール解除操作ボタン装置であり、前記処理部は、前記所定の処理として、前記ナースコール解除操作ボタン装置で前記ナースコールの解除を受け付けたことを通報するための通信信号であるナースコール解除通報通信信号を前記通信部で受信した場合に、前記受信したナースコール解除通信信号の前記ナースコール解除操作ボタン装置に対応するナースコール受付操作ボタン装置を前記記憶部に記憶された前記対応関係情報から選定し、前記選定したナースコール受付操作ボタン装置に対応するナースコールの受付を解除する。好ましくは、上述の中央処理装置において、ナースコールを受け付けるナースコール受付操作ボタン装置とナースコールの受付を解除するナースコール解除操作ボタン装置とを対応付けた対応関係を表す対応関係情報を記憶する記憶部をさらに備え、前記操作受付装置は、前記所定の操作としてナースコールを受け付ける前記ナースコール受付操作ボタン装置である第1操作受付装置と、前記所定の操作としてナースコールの解除を受け付けるナースコール解除操作ボタン装置である第2操作受付装置とを備えて成り、前記処理部は、前記ナースコール受付操作ボタン装置で前記ナースコールを受け付けたことを通報するための通信信号であるナースコール受付通報通信信号を前記通信部で受信した場合に、前記受信したナースコール受付通報通信信号の前記ナースコール受付操作ボタン装置でナースコールを受け付けたことを外部に通報(再通報、転送、送信)し、前記ナースコール解除操作ボタン装置で前記ナースコールの解除を受け付けたことを通報するための通信信号であるナースコール解除通報通信信号を前記通信部で受信した場合に、前記受信したナースコール解除通信信号の前記ナースコール解除操作ボタン装置に対応するナースコール受付操作ボタン装置を前記記憶部に記憶された前記対応関係情報から選定し、前記選定したナースコール受付操作ボタン装置に対応するナースコールの受付を解除する。
このような中央処理装置は、処理部によって、前記受信した複数の操作受付通報通信信号の中に同一の操作受付IDを収容する複数の操作受付通報通信信号が存在する場合、この中で最初に受信した操作受付通報通信信号に対し所定の処理を実行し、残余の操作受付通報通信信号に対し前記所定の処理を実行しない。したがって、このような中央処理装置は、重複した不要な操作受付通報通信信号をキャンセルするので、中央処理装置と操作受付装置との間の通信回線に無線を含む場合でも、操作受付装置で受け付けた1回の操作に対し重複した処理を低減できる。
他の一態様では、これら上述の中央処理装置において、前記同一の操作受付IDを収容する複数の前記操作受付通報通信信号は、前記最初に受信した前記操作受付通報通信信号の受信時刻から所定の時間内に受信された通信信号である。
このような中央処理装置では、上記キャンセルされる重複した不要な操作受付通報通信信号は、最初の操作受付通報通信信号の受信時刻から所定の時間内に受信された通信信号であるので、前記重複した不要な操作受付通報通信信号のキャンセルを前記所定の時間で自動的にリセットでき、新たな所定の操作の通報を受信できるようになる。
他の一態様にかかる中央処理方法は、所定の操作を受け付ける1または複数の操作受付装置と、前記操作受付装置と無線で通信可能に接続され、監視対象である被監視者における所定の行動を検知する複数のセンサ装置と、前記複数のセンサ装置それぞれと通信可能に接続され、前記操作受付装置で受け付けた前記所定の操作が前記センサ装置を介して通報された場合に前記所定の操作に対応する所定の処理を実行し、前記センサ装置から通報された前記被監視者における前記所定の行動に関する検知行動情報を管理する中央処理装置とを備える被監視者監視システムの中央処理方法であって、前記所定の操作を通報するための操作受付通報通信信号を受信する通信工程と、前記通信工程で受信した前記操作受付通報通信信号に基づき前記所定の処理を実行する処理工程とを備え、前記操作受付通報通信信号は、前記操作受付装置を特定し識別するための識別子である操作受付IDを収容し、前記処理工程は、互いに異なる複数のセンサ装置それぞれを介して前記操作受付通報通信信号を前記通信工程によって複数受信した場合であって、前記受信した複数の前記操作受付通報通信信号の中に同一の操作受付IDを収容する複数の前記操作受付通報通信信号が存在する場合、前記同一の操作受付IDを収容する複数の前記操作受付通報通信信号の中で最初に受信した前記操作受付通報通信信号に対し前記所定の処理を実行し、前記同一の操作受付IDを収容する複数の前記操作受付通報通信信号の中の2番目以降に受信した前記操作受付通報通信信号に対し前記所定の処理を実行しない。
他の一態様にかかる中央処理方法は、所定の操作を受け付ける1または複数の操作受付装置と、前記操作受付装置と無線で通信可能に接続され、監視すべき監視対象である被監視者における所定の行動を検知する複数のセンサ装置と、前記複数のセンサ装置それぞれと通信可能に接続され、前記操作受付装置で受け付けた前記所定の操作を前記センサ装置を介して通報された場合に前記所定の操作に対応する所定の処理を実行し、前記センサ装置から通報された前記被監視者における前記所定の行動に関する検知行動情報を管理する中央処理装置とを備える被監視者監視システムの中央処理方法であって、通信を行う通信工程と、前記所定の処理を実行する処理工程とを備え、前記所定の操作を通報するための通信信号である操作受付通報通信信号は、前記操作受付装置を特定し識別するための識別子である操作受付IDを収容し、前記処理工程は、互いに異なる複数のセンサ装置それぞれを介して前記操作受付通報通信信号を前記通信工程によって複数受信した場合であって、前記受信した複数の前記操作受付通報通信信号の中に同一の操作受付IDを収容する複数の前記操作受付通報通信信号が存在する場合、前記同一の操作受付IDを収容する複数の前記操作受付通報通信信号の中で最初に受信した前記操作受付通報通信信号に対し前記所定の処理を実行し、前記同一の操作受付IDを収容する複数の前記操作受付通報通信信号の中の2番目以降に受信した前記操作受付通報通信信号に対し前記所定の処理を実行しない。
このような中央処理方法は、処理工程によって、前記受信した複数の操作受付通報通信信号の中に同一の操作受付IDを収容する複数の操作受付通報通信信号が存在する場合、この中で最初に受信した操作受付通報通信信号に対し所定の処理を実行し、残余の操作受付通報通信信号に対し前記所定の処理を実行しない。したがって、このような中央処理方法は、重複した不要な操作受付通報通信信号をキャンセルするので、この中央処理方法を実装した装置と操作受付装置との間の通信回線に無線を含む場合でも、操作受付装置で受け付けた1回の操作に対し重複した処理を低減できる。
他の一態様にかかる被監視者監視システムは、所定の操作を受け付ける1または複数の操作受付装置と、前記操作受付装置と無線で通信可能に接続され、監視すべき監視対象である被監視者における所定の行動を検知する複数のセンサ装置と、前記複数のセンサ装置それぞれと通信可能に接続され、前記操作受付装置で受け付けた前記所定の操作を前記センサ装置を介して通報された場合に前記所定の操作に対応する所定の処理を実行し、前記センサ装置から通報された前記被監視者における前記所定の行動に関する検知行動情報を管理する中央処理装置とを備える被監視者監視システムであって、前記中央処理装置は、これら上述のいずれかの中央処理装置である。
このような被監視者監視システムは、これら上述のいずれかの中央処理装置を備えるので、中央処理装置と操作受付装置との間の通信回線に無線を含む場合でも、操作受付装置で受け付けた1回の操作に対し重複した処理を低減できる。
他の一態様では、上述の被監視者監視システムにおいて、前記複数のセンサ装置それぞれは、通信可能に接続される1または複数の操作受付装置の通信アドレスを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された通信アドレスの操作受付装置と通信可能か否かを判定する通信可否判定処理部と、前記通信可否判定処理部で通信不可と判定された操作受付装置を通報するための通信信号である通信不可通報通信信号を前記中央処理装置へ送信する通信不可通報処理部とを備える。
このような被監視者監視システムでは、中央処理装置は、センサ装置から前記通信不可通報信号を受信するので、操作受付装置とセンサ装置との間の通信状態を認識できる。
他の一態様では、上述の被監視者監視システムにおいて、前記複数のセンサ装置それぞれは、通信可能か否かを判定するための通信可否判定時間を外部から取得する通信可否判定時間取得部をさらに備え、前記記憶部は、前記通信可否判定時間取得部で取得された前記通信可否判定時間をさらに記憶し、前記通信可否判定処理部は、前記通信可否判定時間を超えて通信可能に接続できなかった場合に、前記通信不可と判定する。
このような被監視者監視システムは、操作受付装置とセンサ装置との間における通信可否の判断を時間(通信可否判定時間)で設定でき、この時間(通信可否判定時間)を取得するので、ユーザの設定が可能となる。
この出願は、2015年8月24日に出願された日本国特許出願特願2015−165077を基礎とするものであり、その内容は、本願に含まれるものである。
本発明を表現するために、上述において図面を参照しながら実施形態を通して本発明を適切且つ十分に説明したが、当業者であれば上述の実施形態を変更および/または改良することは容易に為し得ることであると認識すべきである。したがって、当業者が実施する変更形態または改良形態が、請求の範囲に記載された請求項の権利範囲を離脱するレベルのものでない限り、当該変更形態または当該改良形態は、当該請求項の権利範囲に包括されると解釈される。
本発明によれば、被監視者監視システムの中央処理装置およびその中央処理方法ならびに被監視者監視システムが提供できる。

Claims (7)

  1. 所定の操作を受け付ける1または複数の操作受付装置と、前記操作受付装置と無線で通信可能に接続され、監視対象である被監視者における所定の行動を検知する複数のセンサ装置と、前記複数のセンサ装置それぞれと通信可能に接続され、前記操作受付装置で受け付けた前記所定の操作が前記センサ装置を介して通報された場合に前記所定の操作に対応する所定の処理を実行し、前記センサ装置から通報された前記被監視者における前記所定の行動に関する検知行動情報を管理する中央処理装置とを備える被監視者監視システムであって
    前記中央処理装置
    前記所定の操作を通報するための操作受付通報通信信号を受信する通信部と、
    前記通信部が受信した前記操作受付通報通信信号に基づき前記所定の処理を実行する処理部とを備え、
    前記操作受付通報通信信号は、前記操作受付装置を特定し識別するための識別子である操作受付IDを収容し、
    前記処理部は、互いに異なる複数のセンサ装置それぞれを介して前記操作受付通報通信信号を前記通信部によって複数受信した場合であって、前記受信した複数の前記操作受付通報通信信号の中に同一の操作受付IDを収容する複数の前記操作受付通報通信信号が存在する場合、前記同一の操作受付IDを収容する複数の前記操作受付通報通信信号の中で最初に受信した前記操作受付通報通信信号を、前記所定の処理を実行するための操作受付通報通信信号として受け付け、前記同一の操作受付IDを収容する複数の前記操作受付通報通信信号の中の2番目以降に受信した前記操作受付通報通信信号を、前記所定の処理を実行するための操作受付通報通信信号として受け付けない、
    装置であり
    前記複数のセンサ装置それぞれは
    通信可能に接続される1または複数の操作受付装置の通信アドレスを記憶する記憶部と
    前記記憶部に記憶された通信アドレスの操作受付装置と通信可能か否かを判定する通信可否判定処理部と
    前記通信可否判定処理部で通信不可と判定された操作受付装置を通報するための通信不可通報通信信号を前記中央処理装置へ送信する通信不可通報処理部とを備える
    装置である
    被監視者監視システム
  2. 所定の操作を受け付ける1または複数の操作受付装置と、前記操作受付装置と無線で通信可能に接続され、監視すべき監視対象である被監視者における所定の行動を検知する複数のセンサ装置と、前記複数のセンサ装置それぞれと通信可能に接続され、前記操作受付装置で受け付けた前記所定の操作を前記センサ装置を介して通報された場合に前記所定の操作に対応する所定の処理を実行し、前記センサ装置から通報された前記被監視者における前記所定の行動に関する検知行動情報を管理する中央処理装置とを備える被監視者監視システムであって
    前記中央処理装置
    前記所定の操作を通報するための通信信号である操作受付通報通信信号は、前記操作受付装置を特定し識別するための識別子である操作受付IDを収容し、
    通信を行う通信部と、
    前記所定の処理を実行する処理部とを備え、
    前記処理部は、互いに異なる複数のセンサ装置それぞれを介して前記操作受付通報通信信号を前記通信部によって複数受信した場合であって、前記受信した複数の前記操作受付通報通信信号の中に同一の操作受付IDを収容する複数の前記操作受付通報通信信号が存在する場合、前記同一の操作受付IDを収容する複数の前記操作受付通報通信信号の中で最初に受信した前記操作受付通報通信信号を、前記所定の処理を実行するための操作受付通報通信信号として受け付け、前記同一の操作受付IDを収容する複数の前記操作受付通報通信信号の中の2番目以降に受信した前記操作受付通報通信信号を、前記所定の処理を実行するための操作受付通報通信信号として受け付けない、
    装置であり
    前記複数のセンサ装置それぞれは
    通信可能に接続される1または複数の操作受付装置の通信アドレスを記憶する記憶部と
    前記記憶部に記憶された通信アドレスの操作受付装置と通信可能か否かを判定する通信可否判定処理部と
    前記通信可否判定処理部で通信不可と判定された操作受付装置を通報するための通信不可通報通信信号を前記中央処理装置へ送信する通信不可通報処理部とを備える
    装置である
    被監視者監視システム
  3. 前記同一の操作受付IDを収容する複数の前記操作受付通報通信信号は、前記最初に受信した前記操作受付通報通信信号の受信時刻から所定の時間内に受信された通信信号である、
    請求項1または請求項2に記載の被監視者監視システム
  4. 前記複数のセンサ装置それぞれは、
    通信可能か否かを判定するための通信可否判定時間を外部から取得する通信可否判定時間取得部をさらに備え、
    前記記憶部は、前記通信可否判定時間取得部で取得された前記通信可否判定時間をさらに記憶し、
    前記通信可否判定処理部は、前記通信可否判定時間を超えて通信可能に接続できなかった場合に、前記通信不可と判定する、
    請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の被監視者監視システム。
  5. 所定の操作を受け付ける1または複数の操作受付装置と、前記操作受付装置と無線で通信可能に接続され、監視対象である被監視者における所定の行動を検知する複数のセンサ装置と、前記複数のセンサ装置それぞれと通信可能に接続され、前記操作受付装置で受け付けた前記所定の操作が前記センサ装置を介して通報された場合に前記所定の操作に対応する所定の処理を実行し、前記センサ装置から通報された前記被監視者における前記所定の行動に関する検知行動情報を管理する中央処理装置とを備える被監視者監視システムの法であって、
    前記中央処理装置の中央処理方法は
    前記所定の操作を通報するための操作受付通報通信信号を受信する通信工程と、
    前記通信工程で受信した前記操作受付通報通信信号に基づき前記所定の処理を実行する処理工程とを備え、
    前記操作受付通報通信信号は、前記操作受付装置を特定し識別するための識別子である操作受付IDを収容し、
    前記処理工程は、互いに異なる複数のセンサ装置それぞれを介して前記操作受付通報通信信号を前記通信工程によって複数受信した場合であって、前記受信した複数の前記操作受付通報通信信号の中に同一の操作受付IDを収容する複数の前記操作受付通報通信信号が存在する場合、前記同一の操作受付IDを収容する複数の前記操作受付通報通信信号の中で最初に受信した前記操作受付通報通信信号を、前記所定の処理を実行するための操作受付通報通信信号として受け付け、前記同一の操作受付IDを収容する複数の前記操作受付通報通信信号の中の2番目以降に受信した前記操作受付通報通信信号を、前記所定の処理を実行するための操作受付通報通信信号として受け付けない、
    方法であり
    前記複数のセンサ装置それぞれの方法は
    通信可能に接続される1または複数の操作受付装置の通信アドレスを記憶する記憶部に記憶された通信アドレスの操作受付装置と通信可能か否かを判定する通信可否判定処理工程と
    前記通信可否判定処理工程で通信不可と判定された操作受付装置を通報するための通信不可通報通信信号を前記中央処理装置へ送信する通信不可通報処理工程とを備える
    方法である
    被監視者監視システムの方法
  6. 所定の操作を受け付ける1または複数の操作受付装置と、前記操作受付装置と無線で通信可能に接続され、監視すべき監視対象である被監視者における所定の行動を検知する複数のセンサ装置と、前記複数のセンサ装置それぞれと通信可能に接続され、前記操作受付装置で受け付けた前記所定の操作を前記センサ装置を介して通報された場合に前記所定の操作に対応する所定の処理を実行し、前記センサ装置から通報された前記被監視者における前記所定の行動に関する検知行動情報を管理する中央処理装置とを備える被監視者監視システムの法であって、
    前記中央処理装置の中央処理方法は
    通信を行う通信工程と、
    前記所定の処理を実行する処理工程とを備え、
    前記所定の操作を通報するための通信信号である操作受付通報通信信号は、前記操作受付装置を特定し識別するための識別子である操作受付IDを収容し、
    前記処理工程は、互いに異なる複数のセンサ装置それぞれを介して前記操作受付通報通信信号を前記通信工程によって複数受信した場合であって、前記受信した複数の前記操作受付通報通信信号の中に同一の操作受付IDを収容する複数の前記操作受付通報通信信号が存在する場合、前記同一の操作受付IDを収容する複数の前記操作受付通報通信信号の中で最初に受信した前記操作受付通報通信信号を、前記所定の処理を実行するための操作受付通報通信信号として受け付け、前記同一の操作受付IDを収容する複数の前記操作受付通報通信信号の中の2番目以降に受信した前記操作受付通報通信信号を、前記所定の処理を実行するための操作受付通報通信信号として受け付けない、
    方法であり
    前記複数のセンサ装置それぞれの方法は
    通信可能に接続される1または複数の操作受付装置の通信アドレスを記憶する記憶部に記憶された通信アドレスの操作受付装置と通信可能か否かを判定する通信可否判定処理工程と
    前記通信可否判定処理工程で通信不可と判定された操作受付装置を通報するための通信不可通報通信信号を前記中央処理装置へ送信する通信不可通報処理工程とを備える
    方法である
    被監視者監視システムの方法
  7. 前記複数のセンサ装置それぞれの方法は、
    通信可能か否かを判定するための通信可否判定時間を外部から取得する通信可否判定時間取得工程をさらに備え、
    前記記憶部は、前記通信可否判定時間取得工程で取得された前記通信可否判定時間をさらに記憶し、
    前記通信可否判定処理工程は、前記通信可否判定時間を超えて通信可能に接続できなかった場合に、前記通信不可と判定する、
    請求項5または請求項6に記載の被監視者監視システムの方法
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