JP6681788B2 - モータ一体型流体機械 - Google Patents
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Description
特許文献1には、「流体機械とその駆動モータが一体化されたモータ一体型流体機械において、駆動モータのケ−シング(内胴11)に冷却流体を該ケ−シング内の少なくともステータ6の両側に導入する複数個の冷却流体導入孔を設けると共に、ステータの中央部に冷却流体が流通するスリットsを設け、更に該スリットに連通する冷却流体排出路2をケーシングを貫通して設け、複数個の冷却流体導入孔より流入した冷却流体がステータとロータの間隙にその両端から流入しスリット及び冷却流体排出路を通って排出される冷却流体通路形成し、更に流体機械のケーシングと駆動モータ間に間隙を設け、冷却媒体を流す冷却流体通路を形成した」と記載されている(要約参照)。
また、本発明に係るモータ一体型流体機械は、流体機械と、前記流体機械を駆動するモータと、を備え、前記モータは、モータケーシングと、前記モータケーシングの外周側に設けられたカバーと、一端が前記流体機械に接続された回転可能なロータと、前記ロータの外周側に配置されるとともに前記モータケーシングの内周側に固定されたステータと、を有し、前記カバーは、冷却流体を吸い込むための吸気口と、前記冷却流体を排気するための排気口と、を備え、前記モータケーシングは、前記吸気口から前記モータケーシング内へ前記冷却流体を導入する冷却流体導入孔と、前記モータケーシング内から前記排気口へ前記冷却流体を導出する冷却流体導出孔と、を備え、前記モータケーシングの外周面と前記カバーの内周面との間に、前記冷却流体が通る冷却流路が形成されており、前記モータケーシングの外周面に凹凸が設けられており、前記ステータは、両端にそれぞれ形成されている2つのコイルエンドを有し、前記冷却流体導出孔は、前記2つのコイルエンドのうちの前記流体機械に近い方のコイルエンドから前記排気口へ前記冷却流体を導出する第1導出孔、および前記2つのコイルエンドのうちの前記流体機械から遠い方のコイルエンドから前記排気口へ前記冷却流体を導出する第2導出孔を有し、前記冷却流体導入孔は、前記吸気口から前記2つのコイルエンドのうちの前記流体機械に近い方のコイルエンドへ前記冷却流体を導入する第1導入孔のみから構成されていることを特徴とする。
なお、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を適宜省略する。
まず、図1〜図8を参照しながら、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るモータ一体型流体機械100の構造を示す概略断面図である。図2は、図1のA−A断面図である。図3は、図1のB−B断面図である。図4は、図1のC−C断面図である。図5は、図1のD−D断面図である。図6は、図1に示されるカバー6の概略斜視図である。図7は、図2のQ−Q断面図である。図4、図5では、流体機械1の部分の図示を省略している。
図1に示すように、カバー6の吸気口8から吸い込まれた冷却流体12は、モータケーシング5の外周面とカバー6の内周面との間に形成されている冷却流路23aに流入する。また、吸気口8から吸い込まれた冷却流体12は、モータケーシング5に設けられた第1導入孔10aおよび第2導入孔10cを通り、モータケーシング5内の、コイルエンド14a,14bの配置領域に形成される冷却流路23b,23cに流入する。さらに、吸気口8から吸い込まれた冷却流体12は、モータケーシング5に設けられた第3導入孔10bを通り、スリット13によって形成される冷却流路23dに流入する。冷却流路23b,23cに流入した冷却流体12の一部は、ロータ3の回転により誘起される流れによって、ロータ3とステータ4との間の隙間で形成される冷却流路23eを流れる。
これに対して、本実施形態では、モータケーシング5の外周面の凹凸7によって、モータケーシング5の外周側を流れる冷却流体12の圧力損失が増えるように調整される。これにより、モータケーシング5の外周側と内周側とにおける冷却流体12の圧力損失をより均一にすることができる。したがって、冷却流体12をモータケーシング5の外周側と内周側とのそれぞれにバランス良く導くことが可能となる。
すなわち、本実施形態によれば、モータ一体型流体機械100におけるモータ2をより効率よく冷却することができる。
また、冷却流体12は、スリット13に連通する第3導入孔10bを通り、モータケーシング5の内周側へ流入する。この冷却流体12は、ステータ4に設けられたスリット13で形成される冷却流路23dを流れ、第3導出孔11bを経て排気される。これにより、冷却流体12をステータ4に設けられたスリット13に導入でき、ステータ4およびロータ3の冷却をより促進できる。
図8に示すように、モータ2の温度は、凹凸7を設けることによって圧力損失を増すように調整した本実施形態の場合の方が比較例の場合よりも低いことがわかる。したがって、本実施形態では、モータ一体型流体機械100のモータ2を、例えば少ない冷却ファンで、効率よく冷却することが可能となる。
次に、図9〜図10を参照しながら、本発明の第2実施形態について、前記した第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点の説明を適宜省略する。
図9は、本発明の第2実施形態に係るモータ一体型流体機械のモータ2aの構造を示す概略断面図である。図10は、図9のH−H断面図である。
次に、図11〜図12を参照しながら、本発明の第3実施形態について、前記した第1実施形態と相違する点を中心に説明し、共通する点の説明を適宜省略する。
図11は、本発明の第3実施形態に係るモータ一体型流体機械のモータ2bの構造を示す概略断面図である。図12は、図11のI−I断面図である。
2,2a,2b モータ
3 ロータ
4 ステータ
5 モータケーシング
6 カバー
6a 平坦面
7 凹凸
7a 凸部
7b 凹部
8 吸気口
9 排気口
10 冷却流体導入孔
10a 第1導入孔
10b 第3導入孔
10c 第2導入孔
11 冷却流体導出孔
11a 第1導出孔
11b 第3導出孔
11c 第2導出孔
12 冷却流体
13 スリット
14a,14b コイルエンド
16 ブロワケーシング
17 羽根車
18 ディフューザ
19 流体吸込口
22a,22b 軸受
23a〜23e 冷却流路
100 モータ一体型流体機械
Claims (4)
- 流体機械と、
前記流体機械を駆動するモータと、を備え、
前記モータは、
モータケーシングと、
前記モータケーシングの外周側に設けられたカバーと、
一端が前記流体機械に接続された回転可能なロータと、
前記ロータの外周側に配置されるとともに前記モータケーシングの内周側に固定されたステータと、を有し、
前記カバーは、冷却流体を吸い込むための吸気口と、前記冷却流体を排気するための排気口と、を備え、
前記モータケーシングは、前記吸気口から前記モータケーシング内へ前記冷却流体を導入する冷却流体導入孔と、前記モータケーシング内から前記排気口へ前記冷却流体を導出する冷却流体導出孔と、を備え、
前記モータケーシングの外周面と前記カバーの内周面との間に、前記冷却流体が通る冷却流路が形成されており、
前記モータケーシングの外周面に凹凸が設けられており、
前記ステータは、前記ロータの外周面に連通するスリットによって軸方向に分割されており、両端にそれぞれ形成されている2つのコイルエンドを有し、
前記冷却流体導出孔は、前記2つのコイルエンドのうちの前記流体機械に近い方のコイルエンドから前記排気口へ前記冷却流体を導出する第1導出孔、前記2つのコイルエンドのうちの前記流体機械から遠い方のコイルエンドから前記排気口へ前記冷却流体を導出する第2導出孔、および前記スリットから前記排気口へ前記冷却流体を導出する第3導出孔を有し、
前記冷却流体導入孔は、前記吸気口から前記2つのコイルエンドのうちの前記流体機械に近い方のコイルエンドへ前記冷却流体を導入する第1導入孔、および前記吸気口から前記スリットへ前記冷却流体を導入する第3導入孔のみから構成されていることを特徴とするモータ一体型流体機械。 - 流体機械と、
前記流体機械を駆動するモータと、を備え、
前記モータは、
モータケーシングと、
前記モータケーシングの外周側に設けられたカバーと、
一端が前記流体機械に接続された回転可能なロータと、
前記ロータの外周側に配置されるとともに前記モータケーシングの内周側に固定されたステータと、を有し、
前記カバーは、冷却流体を吸い込むための吸気口と、前記冷却流体を排気するための排気口と、を備え、
前記モータケーシングは、前記吸気口から前記モータケーシング内へ前記冷却流体を導入する冷却流体導入孔と、前記モータケーシング内から前記排気口へ前記冷却流体を導出する冷却流体導出孔と、を備え、
前記モータケーシングの外周面と前記カバーの内周面との間に、前記冷却流体が通る冷却流路が形成されており、
前記モータケーシングの外周面に凹凸が設けられており、
前記ステータは、両端にそれぞれ形成されている2つのコイルエンドを有し、
前記冷却流体導出孔は、前記2つのコイルエンドのうちの前記流体機械に近い方のコイルエンドから前記排気口へ前記冷却流体を導出する第1導出孔、および前記2つのコイルエンドのうちの前記流体機械から遠い方のコイルエンドから前記排気口へ前記冷却流体を導出する第2導出孔を有し、
前記冷却流体導入孔は、前記吸気口から前記2つのコイルエンドのうちの前記流体機械に近い方のコイルエンドへ前記冷却流体を導入する第1導入孔のみから構成されていることを特徴とするモータ一体型流体機械。 - 前記ステータは、前記ロータの外周面に連通するスリットによって軸方向に分割されており、
前記冷却流体導出孔は、前記スリットから前記排気口へ前記冷却流体を導出する第3導出孔を有することを特徴とする請求項2に記載のモータ一体型流体機械。 - 前記吸気口は、前記カバーにおける周方向位置が互いに反対側となる位置に一対備えられており、前記排気口は、前記カバーにおける周方向位置が一対の前記吸気口の間となる位置に一対備えられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のモータ一体型流体機械。
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