JP6679504B2

JP6679504B2 - 基板、グレーティング、および表示パネル

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Publication number: JP6679504B2
Application number: JP2016569032A
Authority: JP
Inventors: ▲偉▼ 魏
Original assignee: BOE Technology Group Co Ltd
Current assignee: BOE Technology Group Co Ltd
Priority date: 2015-01-19
Filing date: 2015-04-20
Publication date: 2020-04-15
Anticipated expiration: 2035-04-20
Also published as: CN104503116A; JP2018503846A; CN104503116B; EP3249450A1; KR20160142879A; US9794549B2; EP3249450B1; EP3249450A4; US20160219271A1; KR101945428B1; WO2016115784A1

Description

本発明は、基板、グレーティング、および表示パネルに関する。

タッチ操作が可能なタブレットの普及に伴い、ユーザによるディスプレイへの要求が高まっている。従来のタブレットの一部は、裸眼立体視機能を実現できる。例えば、副画素列１０１毎に表示された視点画像は、グレーティング１０２を介して人の目に入ったが、図１に示すように、第１副画素列に表示された第１視点画像は、線Ａ１１および線Ａ１２によって限定されかつ灰色に塗りつぶされた領域である第１視野角領域において見られ、第２副画素列に表示された第２視点画像は、線Ａ２１および線Ａ２２によって限定されかつドットで示した領域である第２視野角領域において見られ、第３副画素列に表示された第３視点画像は、線Ａ３１および線Ａ３２によって限定されかつ縦線で示した領域である第３視野角領域において見られる。そのうち、符号１は第１副画素ユニットであり、符号２は第２副画素ユニットであり、符号３は第３副画素ユニットである。しかし、第１視野角領域、第２視野角領域、および第３視野角領域の距離が非常に近く、かつ視野角範囲が１８０°の範囲内に制限されるため、各視点画像間にはクロストークが生じて、１つのディスプレイからの表示内容を複数人で観賞することが不可能である。

本発明の実施例は、基板における副画素の配列方式により、視点画像毎を観賞するときの視野角が向上され、かつ、視野角毎でこの視野角に対応する視点画像のみが見えることで異なる視点画像間のクロストークが減少された、基板、グレーティング、および表示パネルを提供する。

本発明の実施例は、周期的に配列された複数の副画素組を含む基板であって、前記副画素組毎が、複数の視点画像を表示するための第１種副画素組を含み、前記第１種副画素組が、第１視点画像を表示するための第１副画素ユニット、第２視点画像を表示するための第２画素ユニット、および第３視点画像を表示するための第３画素ユニットを含み、前記副画素組毎が、第１副画素列と第２副画素列とを少なくとも含み、前記第１副画素ユニットは、前記副画素組毎の第１副画素列に位置され、前記第２副画素ユニットと前記第３副画素ユニットとは、前記副画素組毎の第２副画素列に位置され、前記第２副画素列は、前記第１副画素列に隣り合うとともに、１つの副画素ユニットの幅よりも小さい予め定められた距離だけ前記第１副画素列と縦方向でずれて配置される、基板を提供する。

一方、本発明の実施例は、上記の基板に対応するグレーティングを提供し、前記グレーティングの開口領域が第１種副画素組に対応され、かつ前記グレーティングの開口領域の形状が、三角形と四角形とを、該三角形の１つの辺と該四角形の１つの辺が重なるように、組み合わせてなる形状、または、２つの三角形を、一方の三角形の１つの頂点と他方の三角形の１つの辺が重なるように、組み合わせてなる形状である。

本発明の実施例は、前記基板と、前記基板の上に応じて位置されるグレーティングと、を備えた表示パネルを提供する。

以下、本発明の実施例に係る技術思想をより明確に説明するため、実施例の図面について簡単に説明する。下で述べる図面は、単なる本発明の実施例の一部に過ぎず、本発明はこれらに限定されない。

図１は、従来の多視点表示技術で提供される基板の視野角の概略図である。図２は、本発明の実施例１で提供される基板に対応する副画素ユニットの構造概略図である。図３ａは、第２種副画素ユニットが黒の副画素ユニットである場合、本発明の実施例１で提供される基板に対応する副画素ユニットの構造概略図である。図３ｂは、第２種副画素ユニットが白の副画素ユニットである場合、本発明の実施例１で提供される基板に対応する副画素ユニットの構造概略図である。図４は、本発明の実施例１で提供される基板の構造概略図である。図５ａは、本発明の実施例１で提供される基板の第１観賞視野角領域の構造概略図である。図５ｂは、本発明の実施例１で提供される基板の第２および第３観賞視野角領域の構造概略図である。図６は、本発明の実施例１で提供される基板に対応するグレーティングの構造概略図である。図７は、本発明の実施例１で提供される基板に対応する別のグレーティングの構造概略図である。図８は、本発明の実施例２で提供される基板に対応する副画素ユニットの構造概略図である。図９は、本発明の実施例２で提供される基板の構造概略図である。図１０ａは、本発明の実施例２で提供される基板の第１および第３観賞視野角領域の構造概略図である。図１０ａは、本発明の実施例２で提供される基板の第２および第４観賞視野角領域の構造概略図である。図１１は、本発明の実施例２で提供される基板に対応するグレーティングの構造概略図である。図１２は、本発明で提供される表示パネルの断面概略図である。

以下、本発明の目的、技術手段、およびメリットをより明確にするため、本発明の実施例に係る技術思想について本発明の実施例の図面を参照しながら全体として明確に説明する。説明された実施例が本発明の一部の実施例のみであり、本発明の全ての実施例ではないことは明白であろう。当業者には、開示された本発明の実施例に基づき、容易に成し遂げることができた他の実施例の全ては本発明の範囲から逸脱しない。

本発明の実施例は、基板における副画素の配列方式を変更することにより、視点画像毎を観賞するときの視野角が増加し、かつ、視野角毎でこの視野角に対応する視点画像のみが見えることで他の視野角領域に表示された視点画像の影響を受けない、基板、グレーティング、および表示パネルを提供する。

以下、本発明の実施例に係る技術思想について、本発明の実施例に係る図面を参照しながら全体として明確に説明する。説明された実施例が本発明の一部の実施例のみであり、本発明の全ての実施例ではないことは明白であろう。当業者には、開示された本発明の実施例に基づき、容易に成し遂げることができた他の実施例の全ては本発明の精神から逸脱しない。

本発明の実施例は、周期的に配列された複数の副画素組を含み、該副画素組毎が、複数の副画素ユニットを含み、副画素組毎が、複数の視点画像を表示するための第１種副画素組を含む、基板を提供する。

以下、本発明の実施例で提供される基板について、図面および実施例を併せて説明する。図示するように、第１副画素ユニット１、第２副画素ユニット２、第３副画素ユニット３、および第４副画素ユニット４は、第１種副画素ユニットであり、黒または白などのプリセットされた階調値を表示する副画素ユニットは、第２種副画素ユニットである。

図２を参照しながら、本発明の実施例１で提供される基板において、該基板における副画素組毎は、複数の視点画像を表示する複数の第１種副画素組を含み、第１種副画素組毎は、３つの第１種副画素ユニットを含む。つまり、該第１種副画素組は、第１視点画像を表示するための第１副画素ユニット２０１と、第２視点画像を表示するための第２副画素ユニット２０２と、第３視点画像を表示するための第３副画素ユニット２０３と、を含む。第１〜第３副画素ユニットの該基板上での例示的な配列は、下記の通りである。
第１副画素ユニット２０１は第１副画素列に位置され、第２副画素ユニット２０２と第３副画素ユニット２０３とは第２副画素列に位置され、
第１副画素ユニット２０１は、第２副画素ユニット２０２に隣り合うとともに、第３副画素ユニット２０３にも隣り合い、
図２に示すように、第１副画素列は、斜線で塗りつぶした副画素列であり、第２および第３副画素列は、横線で塗りつぶした副画素列である。
そのうち、第２副画素列は、第１副画素列に隣り合うとともに、１つの副画素ユニットの幅ｅよりも小さい予め定められた距離ｄで、第１副画素列と縦方向でずれて配置される。

各視野角の範囲を増やすために、副画素組毎は、さらに、プリセットされた階調値を表示するための第２種副画素組を含む。図３ａのように、第２種副画素ユニットのプリセットされた階調値がゼロである場合、つまり、第２種副画素ユニットが黒の副画素ユニット３０１である場合、視点画像の視野角に応じて増加し、図３ｂのように、第２種副画素ユニットのプリセットされた階調値が最大値となる場合、つまり、第２種副画素ユニットが白の副画素ユニット３０２である場合、観賞するときの環境光が増加して、エネルギーロスの低減が図られる。

例えば、図３ａおよび図３ｂのように、第２種副画素組が１つの第２種副画素ユニットである第５副画素ユニットを含む場合、副画素組毎において、第１〜第３副画素ユニットおよび第５副画素ユニットの該基板上での例示的な配列は、下記の通りである。
第１副画素ユニットは第１副画素列に位置され、第２および第３副画素ユニットは第２副画素列に位置され、第５副画素ユニットは第１副画素列に位置され、
第１副画素ユニットは、第２副画素ユニットに隣り合うとともに、第３副画素ユニットにも隣り合い、
第５副画素ユニットは、第１副画素ユニットに隣り合うとともに、第３副画素ユニットにも隣り合う。

本発明の実施例で提供される第１〜第３副画素ユニットおよび第５副画素ユニットの配列方式は、図３ａおよび図３ｂの配列方式に限定されない。例えば、第１種副画素組には、複数の第１副画素ユニットを含む第１副画素ユニット組と、複数の第２副画素ユニットを含む第２副画素ユニット組と、複数の第３副画素ユニットを含む第３副画素ユニット組とが含まれ、第１副画素ユニット組が第１副画素列に位置され、第２および第３副画素ユニット組が第２副画素列に位置され、第５副画素組が第１副画素列に位置され、第１副画素組が、第２副画素組と隣り合うとともに、第３副画素組とも隣り合うように配置されてもよい。また、第２種副画素組に複数の第２種副画素ユニット、例えば第５副画素ユニットと第６副画素ユニットとが含まれる場合、第１および第５副画素ユニットが第１副画素列に位置され、第２、第３および第６副画素ユニットが第２副画素列に位置され、第１副画素ユニットが、第２副画素ユニットと隣り合うとともに、第６副画素ユニットとも隣り合い、第５副画素ユニットが、第６副画素ユニットと隣り合うとともに、第３副画素ユニットとも隣り合うように配置されてもよい。

そのため、図３ａに示された副画素組によれば、本発明の実施例１で提供される基板が得られる（図４を参照）。本発明の実施例１で提供される基板の副画素ユニットの配列方式により、第１視野角で第１視点画像を観賞し、第２視野角で第２視点画像を観賞し、第３視野角で第３視点画像を観賞することができる。そのうち、第１〜第３視野角の水平面における観賞角度はいずれも１２０°である。例えば、観賞する視野角の領域は図５ａおよび図５ｂに例示され、そのうち、図５ａにおける斜線領域は第１視野角であり、図５ｂにおける縦線領域は第２視野角であり、図５ｃにおける灰色領域は第３視野角である。

本発明の実施例１で提供される基板に対応するグレーティングの開口領域の形状は、三角形と四角形とを、該三角形の１つの辺と該四角形の１つの辺が重なるように、組み合わせてなる形状である。または、２つの三角形を、一方の三角形の１つの頂点と他方の三角形の１つの辺が重なるように、組み合わせてなる形状である。

例えば、グレーティングの開口領域の形状が三角形と四角形との組合せからなる形状である場合、三角形のグレーティングにおける半分の開口領域が第２副画素ユニットに対応され、三角形のグレーティングにおける他の半分の開口領域が第３副画素ユニットに対応され、四角形のグレーティングの開口領域が第１副画素ユニットに対応される。グレーティングの開口領域６０１と基板の副画素ユニットとの対応関係は、図６に示されている。

例えば、グレーティングの開口領域の形状が２つの三角形の組合せからなる形状である場合、一方の三角形のグレーティングにおける半分の開口領域が第２副画素ユニットに対応され、一方の三角形のグレーティングにおける他の半分の開口領域が第３副画素ユニットに対応され、他方の三角形のグレーティングの開口領域が第１副画素ユニットに対応される。グレーティングの開口領域７０１と基板の副画素ユニットとの対応関係は、図７に示されている。

グレーティングの開口領域が２つの三角形の組合せからなる設計により、第１観賞視野角内では第２または第３視点画像が見えない。すなわち、視点画像のクロストークが生じることを回避できる。

例えば、グレーティングの開口領域の形状は、二等辺三角形と四角形とを、該二等辺三角形の１つの辺と該四角形の１つの辺が重なるように、組み合わせてなる形状であっでもよい。または、１つの二等辺三角形と１つの不二等辺三角形とを、該不二等辺三角形の頂点と該二等辺三角形の１つの辺が重なりかつ該不二等辺三角形の１つの辺と該二等辺三角形の該辺が互いに平行するように、組み合わせてなる形状であっでもよい。または、２つの二等辺三角形を、一方の二等辺三角形の頂点と他方の二等辺三角形の１つの辺が重なりかつ２つの二等辺三角形の１つの辺が互いに平行するように、組み合わせてなる形状であっでもよい。

例えば、１つの二等辺三角形と１つの不二等辺三角形との組合せからなる形状は、不二等辺三角形の頂点が二等辺三角形の１つの辺の中点に位置され、かつ不二等辺三角形の１つの辺と二等辺三角形の該辺が互いに平行するように、配置された形状である。また、２つの二等辺三角形の組合せからなる形状は、一方の二等辺三角形の頂点が他方の二等辺三角形の１つの辺の中点に位置され、かつ２つの二等辺三角形の各々の１つの辺が互いに平行するように、配置された形状である。

例えば、四角形は、長方形または正方形である。

例えば、グレーティングの開口領域は、上記形状例の様々な組合せで設計されてもよい。

図８を参照すると、本発明の実施例２で提供される基板は、該基板における副画素組毎が複数の視点画像を表示する複数の第１種副画素組を含み、該第１種副画素組毎が４つの第１種副画素ユニットを含む。つまり、該第１種副画素組は、第４視点画像を表示するための第４副画素ユニット８０１をさらに含む。第１〜第４副画素ユニット２０１、２０２、２０３、８０１の該基板上での例示的な配列は、下記の通りである。
第１副画素ユニット２０１は第１副画素列に位置され、第２副画素ユニット２０２と第３副画素ユニット２０３とは第２副画素列に位置され、第４副画素ユニット８０１は第３副画素列に位置され、
第１副画素ユニット２０１は、第２副画素ユニット２０２に隣り合うとともに、第３副画素ユニット２０３にも隣り合い、第４副画素ユニット８０１は、第２副画素ユニット２０２に隣り合うとともに、第３副画素ユニット２０３にも隣り合い、
図８に示すように、第１副画素列は斜線で塗りつぶした副画素列であり、第２副画素列は横線で塗りつぶした副画素列であり、第３副画素列は縦線で塗りつぶした副画素列である。
そのうち、第２副画素列は、第１副画素列と第３副画素列との間に位置されるとともに、予め定められた距離ｄで第１副画素列と縦方向でずれて配置されている。同様に、第２副画素列は、予め定められた同じ距離ｄで第３副画素列と縦方向でずれて配置される。そのうち、予め定められた距離ｄは、１つの副画素ユニットの幅ｅよりも小さい。

本発明の実施例で提供される第１〜第４副画素ユニットの配列方式は、実施例２に係る配列方式に限定されない。例えば、第１種副画素組には、複数の第１副画素ユニットを含む第１副画素ユニット組と、複数の第２副画素ユニットを含む第２副画素ユニット組と、複数の第３副画素ユニットを含む第３副画素ユニット組と、複数の第４副画素ユニットを含む第４副画素ユニット組とが含まれ、第１副画素ユニット組は第１副画素列に位置され、第２および第３副画素ユニット組は第２副画素列に位置され、第４副画素ユニット組は第１副画素ユニット組と隣り合うとともに、第３副画素ユニット組とも隣り合うように配置されてもよい。また、本発明の実施例２で提供される基板における副画素組毎は、第２種副画素組をさらに含み、該第２種副画素組は複数の第２種副画素ユニットを含む。例えば、第２種副画素組には第５副画素ユニットおよび第６副画素ユニットが含まれ、第１、第４および第５副画素ユニットが第１副画素列に位置され、第２、第３および第６副画素ユニットが第２副画素列に位置され、第５副画素ユニットが第１副画素ユニットと第４副画素ユニットとの間に位置され、第６副画素ユニットが第２副画素ユニットと第３副画素ユニットとの間に位置されるように配置されてもよい。

そのため、図８に示された副画素組によれば、本発明の実施例２で提供される基板が得られる（図９を参照）。図９での副画素ユニットの配列方式により、第１視野角で第１視点画像を観賞し、第３視野角で第３視点画像を観賞し、第２視野角で第２視点画像を観賞し、第４視野角で第４視点画像を観賞することができる。視野角の領域は図１０ａおよび図１０ｂに示されている。そのうち、１００１は副画素ユニットであり、１００２はグレーティングである。また、図１０ａにおける斜線領域は第１視野角であり、図１０ａにおける灰色領域は第３視野角であり、図１０ｂにおける斜線領域は第２視野角であり、図１０ｂにおける灰色領域は第４視野角である。

本発明の実施例２で提供される基板に対応するグレーティングの開口領域の形状は、四角形１１０１であっでもよい。グレーティングの開口領域と基板の副画素ユニットとの対応関係は、図１１に示されている。

図１２を参照すると、本発明の実施例１および２で提供される基板およびグレーティングに応じて、本発明の実施例では表示パネルがさらに提供される。該表示パネルは、基板１２０１と、基板の上に位置されたグレーティング１２０３と、基板１２０１とグレーティング１２０３とを接合するための光学用透明樹脂１２０２（ＯｐｔｉｃａｌＣｌｅａｒＲｅｓｉｎ，ＯＣＲ）と、を備える。

例えば、基板１２０１は、カラーフィルタ基板またはアレイ基板であってもよい。

例えば、表示パネルは、第１種副画素組への電圧信号を提供するための装置をさらに備える。

本発明の実施例で提供される表示パネルに応じて、本発明の実施例では、図１２の表示パネルを備える表示装置がさらに提供される。

例えば、表示装置は、液晶ディスプレイまたはプラズマディスプレイであってもよい。

また、本発明の実施例では、多視野角表示方法が提供され、該方法は、以下のステップを含む。
（Ｓ１３０１）
予め定められた視点画像の配列方式で、視点画像信号を応じる視点画像が表示される副画素ユニットへ入力する。
（Ｓ１３０２）
副画素ユニットの位置および最適な観賞距離によって、グレーティングの開口領域および開口領域の大きさを定める。そのうち、該グレーティングは、固体バリアグレーティング（ｓｏｌｉｄｓｔａｔｅｂａｒｒｉｅｒ−ｔｙｐｅｇｒａｔｉｎｇ、ｂａｒｒｉｅｒ）、および／または透明エアクッショングレーティング（ｔｒａｎｓｐａｒｅｎｔａｉｒ−ｃｕｓｈｉｏｎｔｙｐｅｇｒａｔｉｎｇ、ａｃｔｉｖｅｂａｒｒｉｅｒ）、および／またはレンチキュラーレンズグレーティング（ｌｅｎｔｉｃｕｌａｒｌｅｎｓｇｒａｔｉｎｇ）、および／または電子式液晶レンズグレーティング（ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃｌｉｑｕｉｄｃｒｙｓｔａｌｌｅｎｓ、ＥＬＣ）であってもよい。
（Ｓ１３０３）
Ｓ１３０１における基板とＳ１３０２におけるグレーティングとを精密に位置合わせして接合する。

上記のように、本発明の実施例で提供される基板、グレーティング、および表示パネルによると、視点画像毎を観賞するときの視野角が増加し、かつ、視野角毎でこの視野角に対応する視点画像のみが見えることで、他の視野角領域に表示された視点画像の影響を受けることがない。しかも、副画素組毎に複数の視点画像を表示するための複数の副画素ユニットが含まれ、異なる方向での視点画像の視野角が増す。また、副画素組毎に対して、視点画像を表示せず、階調のみを表示する第２種副画素ユニットを増設することで、異なる方向から表示画像を観賞するときに生じる画像のクロストークが減少される。

勿論、本発明は、その要旨および範囲を逸脱しない範囲で当業者によって多様な変更や変形が可能である。これらの変更や変形が本発明の特許請求の範囲或いはそれと同じ技術の範囲内に属する場合、これらの変更や変形も本発明に含まれることは明白であろう。

本出願は、２０１５年１月１９日に出願された中国特許出願第２０１５１００２５６３０．９号に基づく優先権を主張し、この出願に開示された内容は本出願の一部として本明細書に組み込まれる。

１０１副画素列
１０２グレーティング
２０１第１副画素ユニット
２０２第２副画素ユニット
２０３第３副画素ユニット
３０１黒の副画素ユニット
３０２白の副画素ユニット
８０１第４副画素ユニット
１００１副画素ユニット
１００２グレーティング
１１０１四角形
１２０１基板
１２０２光学用透明樹脂
１２０３グレーティング

Claims

周期的に配列された複数の副画素組を含む基板であって、
前記副画素組毎が、複数の視点画像を表示するための第１種副画素組を含み、
前記第１種副画素組が、第１視点画像を表示するための第１副画素ユニット、第２視点画像を表示するための第２副画素ユニット、および第３視点画像を表示するための第３副画素ユニットを含み、
前記副画素組毎が、第１副画素列と第２副画素列とを少なくとも含み、
前記第１副画素ユニットは、前記副画素組毎の第１副画素列に位置され、前記第２副画素ユニットと前記第３副画素ユニットとは、前記副画素組毎の第２副画素列に位置され、
前記第２副画素列は、前記第１副画素列に隣り合うとともに、１つの副画素ユニットの幅よりも小さい予め定められた距離だけ前記第１副画素列と列方向においてずれて配置され、
前記副画素組毎は、無彩色のプリセットされた階調値を表示するための第２種副画素組をさらに含み、
前記第１種副画素組は、第４視点画像を表示するための第４副画素ユニットをさらに含み、
前記第２種副画素組は、第５副画素ユニットと第６副画素ユニットとを含み、
前記第１副画素ユニットと、前記第４副画素ユニットと、前記第５副画素ユニットとは、前記第１副画素列に位置され、
前記第２副画素ユニットと、前記第３副画素ユニットと、前記第６副画素ユニットとは、前記第２副画素列に位置されており、
前記第５副画素ユニットは、前記第１副画素ユニットと前記第４副画素ユニットとの間に位置され、前記第６副画素ユニットは、前記第２副画素ユニットと前記第３副画素ユニットとの間に位置される、基板。
基板およびグレーティングを含むシステムであって、
前記基板は、周期的に配列された複数の副画素組を含み、
前記副画素組毎が、複数の視点画像を表示するための第１種副画素組を含み、
前記第１種副画素組が、第１視点画像を表示するための第１副画素ユニット、第２視点画像を表示するための第２副画素ユニット、および第３視点画像を表示するための第３副画素ユニットを含み、
前記副画素組毎が、第１副画素列と第２副画素列とを少なくとも含み、
前記第１副画素ユニットは、前記副画素組毎の第１副画素列に位置され、前記第２副画素ユニットと前記第３副画素ユニットとは、前記副画素組毎の第２副画素列に位置され、
前記第２副画素列は、前記第１副画素列に隣り合うとともに、１つの副画素ユニットの幅よりも小さい予め定められた距離だけ前記第１副画素列と列方向においてずれて配置され、
前記副画素組毎は、無彩色のプリセットされた階調値を表示するための第２種副画素組をさらに含み、
前記第２種副画素組は、第５副画素ユニットを含み、
前記第５副画素ユニットは、前記第１副画素列に位置され、且つ第１副画素ユニットと隣り合うとともに、第３副画素ユニットとも隣り合い、
前記グレーティングの開口領域が第１種副画素組に対応され、かつ、
前記グレーティングの開口領域の形状が、三角形と四角形とを、該三角形の１つの辺と該四角形の１つの辺が重なるように、組み合わせてなる形状、または、２つの三角形を、一方の三角形の１つの頂点と他方の三角形の１つの辺が重なるように、組み合わせてなる形状である、システム。
前記三角形は、いずれも二等辺三角形である、請求項２に記載のシステム。
前記グレーティングの開口領域が三角形と四角形とを組み合わせてなる形状である場合、前記三角形となるグレーティングの開口領域の一部が前記第２副画素ユニットに対応され、前記三角形となるグレーティングの開口領域の他の部分が前記第３副画素ユニットに対応され、前記四角形となるグレーティングの開口領域が前記第１副画素ユニットに対応される、請求項３に記載のシステム。
前記グレーティングの開口領域が２つの三角形を組み合わせてなる形状である場合、第１の三角形となるグレーティングの開口領域の一部が前記第２副画素ユニットに対応され、前記第１の三角形となるグレーティングの開口領域の他の部分が前記第３副画素ユニットに対応され、第２の三角形となるグレーティングの開口領域が前記第１副画素ユニットに対応される、請求項３に記載のシステム。
請求項２〜５のいずれか一項に記載のシステムを備える、表示パネル。
前記第１種副画素組への電圧信号を提供するための装置をさらに備える、請求項６に記載の表示パネル。