JP6659755B2 - 捲回体 - Google Patents
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Description
[1]
円柱形状を有するコア及び前記コアに捲回された微多孔膜を有する捲回体であって、
前記捲回体が捲回された直後または捲回されてから24時間以内の最大直径と最小直径の差X0と、前記捲回体を捲回直後または捲回されてから24時間以内に室温25℃及び湿度30%で20日間保管した後の最大直径と最小直径の差X1とが、下記式(1):
0%<{(X1−X0)/捲回体の捲回直後または捲回されてから24時間以内の平均直径}×100≦0.5% (1)
で表される関係を満たす、前記捲回体。
[2]
TD方向5mm及びMD方向20mmで裁断された前記微多孔膜を50℃で60分間静置した場合、1.0gの初期荷重における熱機械分析により計測されたMD方向応力ρの上昇率が、1%〜300%である、[1]に記載の捲回体。
[3]
前記コアの内面にひずみゲージを取り付けて、前記捲回体を捲回直後または捲回されてから24時間以内に25℃及び湿度30%で20日間保管した後に、前記ひずみゲージにより測定される前記コアの周方向のひずみβが、0.01%〜2%である、[1]又は[2]に記載の捲回体。
[4]
前記コアが、紙又は樹脂含浸紙、及び接着剤を含む、[1]〜[3]のいずれか1項に記載の捲回体。
[5]
偏平圧縮強度が1000〜4000N/100mmである円柱形状のコアと前記コアに捲回されている微多孔膜を有する捲回体であって、前記微多孔膜をTD方向5mmおよびMD方向20mmで裁断し、50℃で60分間静置した場合、1.0gの初期荷重における熱機器分析により測定されたMD方向応力ρの上昇率が、1%〜300%であることを特徴とする捲回体。
本実施形態の捲回体は、円柱形状を有するコアと、該コアに捲回された微多孔膜を有する。捲回体の最大直径と最小直系の差(すなわち捲回体の外径差)は、捲回体が捲回された直後または捲回されてから24時間以内のものと、捲回体を捲回直後または捲回されてから24時間以内に室温25℃及び湿度30%で20日間保管した後との間では、同一であるか、又は概ね変わらないことが好ましい。
0%<{(X1−X0)/捲回体の捲回直後の平均直径}×100≦0.5% (1)
で表される関係を満たすことが好ましい。
0%≦{(X1−X0)/捲回体平均外径}×100≦0.25% (2)
で表される関係を満たすことがより好ましい。
0mm<X1−X0≦1mm (3)
で表される関係を満たすことがより好ましい。
「コア」とは、微多孔膜の巻き取りに用いられる円柱形状の巻芯をいう。コアは、例えば、紙、樹脂含浸紙、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、FRP、フェノール樹脂、無機物含有樹脂、接着剤等で形成されることができる。
微多孔膜は、コアに捲回されている。微多孔膜は、リチウムイオン二次電池に使用されるセパレーターでよい。
次に、本実施の形態における捲回体の製造方法について説明するが、ポリマー種、溶媒種、押出方法、延伸方法、抽出方法、開孔方法、熱固定(熱処理ともいう)方法等において、一例を示すものに過ぎず、以下に限定されない。
混練工程は、ポリオレフィンと、可塑剤と、必要に応じて無機材と、を含むポリオレフィン組成物を混練して混練物を得る工程である。
混練工程において用いられるポリオレフィンとしては、特に限定されないが、例えば、エチレン、プロピレンのホモ重合体、又はエチレン、プロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、及びノルボルネンから成る群より選ばれる少なくとも2つ以上のモノマーで形成される共重合体が挙げられる。このなかでも、孔が閉塞せずに、より高温で熱固定が行えるという観点から、高密度ポリエチレン(ホモポリマー)又は低密度ポリエチレンが好ましく、高密度ポリエチレン(ホモポリマー)がより好ましい。なお、ポリオレフィンは、1種単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
可塑剤としては、特に限定されないが、例えば、沸点以下の温度でポリオレフィンと均一な溶液を形成し得る有機化合物が挙げられる。より具体的には、可塑剤としては、デカリン、キシレン、ジオクチルフタレート、ジブチルフタレート、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、デシルアルコール、ノニルアルコール、ジフェニルエーテル、n−デカン、n−ドデカン、パラフィン油等が挙げられる。これらの中でも、パラフィン油及び/又はジオクチルフタレートが好ましい。可塑剤は、1種単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
無機材としては、特に限定されないが、例えば、アルミナ、シリカ(珪素酸化物)、チタニア、ジルコニア、マグネシア、セリア、イットリア、酸化亜鉛、酸化鉄等の酸化物系セラミックス;窒化ケイ素、窒化チタン、窒化ホウ素等の窒化物系セラミックス;シリコンカーバイド、炭酸カルシウム、硫酸アルミニウム、水酸化アルミニウム、チタン酸カリウム、タルク、カオリンクレー、カオリナイト、ハロイサイト、パイロフィライト、モンモリロナイト、セリサイト、マイカ、アメサイト、ベントナイト、アスベスト、ゼオライト、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ藻土、ケイ砂等のセラミックス;ガラス繊維等が挙げられる。無機材は1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。これらのなかでも、電気化学的安定性又は耐熱性を向上させるという観点から、シリカ、アルミナ及び/又はチタニアがより好ましい。
シート成形工程は、得られた混練物を押出し、シート状(単層又は積層であることは問わない)に成型して冷却固化させてシートを得る工程である。シート成形の方法としては、特に限定されないが、例えば、溶融混練し押出された溶融物を、圧縮冷却により固化させる方法が挙げられる。冷却方法としては、冷風、冷却水等の冷却媒体に混練物を直接接触させる方法、冷媒で冷却したロール又はプレス機に混練物を接触させる方法等が挙げられる。冷媒で冷却したロール又はプレス機に混練物を接触させる方法が、膜厚制御性が優れる点で好ましい。
延伸工程は、得られたシートから、必要に応じて可塑剤又は無機材を抽出し、更にシートを一軸以上の方向へ延伸する工程である。シートの延伸方法としては、ロール延伸機によるMD一軸延伸;テンターによるTD一軸延伸;ロール延伸機とテンターの組み合わせ、又は2つのテンターの組み合わせによる逐次二軸延伸;同時二軸テンター又はインフレーション成形による同時二軸延伸等が挙げられる。より均一な膜を得るという観点からは、同時二軸延伸が好ましい。
後加工工程は、延伸工程の後、さらに必要に応じてシートから可塑剤又は無機材を抽出し、更に熱処理を行い、微多孔膜を得る工程である。
捲回工程は、得られた微多孔膜を、必要に応じてスリットして、所定のコアへ捲回する工程である。なお、使用するコアの好ましい態様は前述のとおりである。
Waters社製ALC/GPC 150C型(商標)を用い、標準ポリスチレンを以下の条件で測定して較正曲線を作成した。また、下記各ポリマーについても同様の条件でクロマトグラムを測定し、較正曲線に基づいて、下記方法により各ポリマーの重量平均分子量を算出した。
カラム :東ソー製GMH6−HT(商標)2本+GMH6−HTL(商標)2本
移動相 :o−ジクロロベンゼン
検出器 :示差屈折計
流速 :1.0ml/min.
カラム温度:140℃
試料濃度 :0.1wt%
得られた較正曲線における各分子量成分に0.43(ポリエチレンのQファクター/ポリスチレンのQファクター=17.7/41.3)を乗じることによりポリエチレン換算の分子量分布曲線を得て、重量平均分子量を算出した。
得られた較正曲線における各分子量成分に0.63(ポリプロピレンのQファクター/ポリスチレンのQファクター)を乗じることによりポリエチレン換算の分子量分布曲線を得て、重量平均分子量を算出した。
最も質量分率の大きいポリオレフィンのQファクター値を用い、その他はポリエチレンの場合と同様にして重量平均分子量を算出した。
東洋精機製の微小測厚器、KBM(商標)用いて室温23±2℃及び相対湿度60%で微多孔膜の膜厚を測定した。具体的には、TD方向全幅にわたってほぼ等間隔に5点膜厚を測定し、その平均値を膜厚として算出した。
10cm×10cm角の試料を微多孔膜から切り取り、その体積(cm3)と質量(g)を求め、それらと密度(g/cm3)より、次式を用いて気孔率を計算した。なお、混合組成物の密度としては、用いた原料の各々の密度と混合比より計算して求められる値を用いた。
気孔率(%)=(体積−質量/混合組成物の密度)/体積×100
JIS P−8117(2009年)に準拠し、東洋精器(株)製のガーレー式透気度計G−B2(商標)により透気度を測定した。
島津製作所製TMA50(商標)を用いて、微多孔膜を50℃で60分間静置して、1.0gの初期荷重におけるMD方向応力ρの上昇率を測定した。具体的には、TD方向5mm及びMD方向20mmの寸法を有する微多孔膜を採取し、専用プローブにMD方向の両端をチャックし、1.0gの初期荷重を掛けて、50℃で120分間静置した。その60分経過したときの応力をMD方向応力ρ(g)として計測し、初期値と比べて、上昇した力をパーセントとして算出した。
図7に示す外径差測定器を用いて捲回体又はコアの平均直径を測定した。サンプリングは0.5mmごとに行ない、かつ捲回体幅方向に渡って測定を行なうこと以外は国際公開第2008/013114号に記載の測定法と同様に、捲回体幅方向における最大直径及び最小直径を定めた。
図7に示す外径差測定器は、データ収集用コンピュータ(7)と、データ収集用コンピュータ(7)に接続された測定データ処理装置(図示せず)と、データを測定するための測定用レーザーの発光部(8)及び測定レーザーの受光部(9)を有する。
図3に示すように、微多孔膜(3)とコア(2)が重なっている部分のTD方向における中央であり、かつコア(2)のTD方向の中央である位置で、微多孔膜(3)が捲回されたコア(2)の内面に、ひずみゲージ(6)をエポキシ接着剤で粘着させ、捲回体の周方向に発生する収縮に伴うひずみゲージ(6)の変位量をアンプ(5)へ送り、電気信号へ変換させ、コンピュータ(4)よりデータ取集した。具体的には、捲回体を室温25℃及び湿度30%で20日間保管した後、ひずみゲージより観測された収縮量を捲回体のコア内部の周方向のひずみβとして確認した。測定には、ひずみゲージ(L3M3S)、及び共和電業製ひずみ測定器(NBT−50A)を使用した。
a.正極の作製
正極活物質として92.2質量%のリチウムコバルト複合酸化物LiCoO2、導電材としてリン片状グラファイトとアセチレンブラック(それぞれ2.3質量%)、及びバインダーとして3.2質量%のポリフッ化ビニリデン(PVDF)をN−メチルピロリドン(NMP)中に分散させてスラリーを調製した。このスラリーを、正極活物質塗布量が250g/m2になり、かつ活物質嵩密度は3.00g/cm3になるように、正極集電体である厚さ20μmのアルミニウム箔の片面にダイコーターで塗布し、130℃で3分間乾燥後、ロールプレス機で圧縮成形した。
負極活物質として人造グラファイト96.9質量%、及びバインダーとしてカルボキシメチルセルロースのアンモニウム塩1.4質量%とスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス1.7質量%を、精製水中に分散させてスラリーを調製した。このスラリーを、負極活物質塗布量が106g/m2になり、かつ活物質嵩密度が1.35g/cm3になるように、負極集電体である厚さ12μmの銅箔の片面にダイコーターで塗布し、120℃で3分間乾燥後、ロールプレス機で圧縮成形した。
エチレンカーボネート:エチルメチルカーボネート=1:2(体積比)の混合溶媒に、溶質としてLiPF6を濃度1.0mol/Lとなるように溶解させて調製した。
セパレーターを直径18mmの円形に切り出し、かつ正極及び負極を直径16mmの円形に切り出し、正極と負極の活物質面が対向するよう、正極、セパレーター及び負極の順に重ねて、蓋付きステンレス金属製容器に収納した。容器と蓋とは絶縁されており、容器は負極の銅箔と、蓋は正極のアルミ箔と接していた。この容器内に上記cで得られた非水電解液を注入して密閉した。室温にて1日間放置した後、25℃の雰囲気下、3mA(0.5C)の電流値で電池電圧4.2Vまで充電し、到達後4.2Vを保持するようにして電流値を3mAから絞り始めるという方法で、合計6時間、電池作製後の最初の充電を行った。続いて、3mA(0.5C)の電流値で電池電圧3.0Vまで放電した。
充放電は60℃の雰囲気下で100サイクル実施した。充電は6.0mA(1.0C)の電流値で電池電圧4.2Vまで充電し、到達後4.2Vを保持するようにして電流値を6.0mAから絞り始めるという方法で、合計3時間充電した。放電は6.0mA(1.0C)の電流値で電池電圧3.0Vまで放電した。100サイクル目の放電容量と1サイクル目の放電容量から、容量維持率を算出した。容量維持率が高い場合、良好なサイクル特性を有するものと評価した。
タルミ測定を以下のように実施した。図8に示すように、捲回体(1)をシャフトに装着させた後、膜(3)を繰出し、2つの回転可能なロール(10,10)にロール間の長さが2mになるように張り、1kgの重り(11)で荷重させ、測定を行った。具体的には、2つのロール間に基準線(金属製ビアノ線)を張り、膜張り完了後、30秒経過時に幅方向において最も弛んだ部分と基準線の距離を計測し、タルミ量として算出した。測定位置は2つのロール間の中心位置であった。
重量平均分子量が2,000,000のホモポリマーのポリエチレン(PE(A))99質量部に、酸化防止剤としてペンタエリスリチル−テトラキス−[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]を1質量部添加し、タンブラーブレンダーを用いてドライブレンドすることにより、混合物を得た。得られた混合物を、二軸押出機へ窒素雰囲気下でフィーダーにより供給した。また、流動パラフィン(37.78℃における動粘度:7.59×10−5m2/s)を押出機シリンダーにプランジャーポンプにより注入した。
製膜例1と同様の操作により、ポリマー吐出量、二軸延伸倍率、及びHS延伸倍率を調整し、表1に記載の膜2〜6の微多孔膜のマザーロールを得た。
異なる密度を有する複数の樹脂含浸紙(それぞれの厚さ:0.3〜1.2mm)の組み合わせを所望の大きさに切断して、酢酸ビニル等の接着剤に複数回含浸させ、所定の捲回条件下で螺旋状に巻き上げて、熱プレスに供して、又はABS樹脂を一般的な連続押出し成形に供して、円筒管を形成した。ポリウレタン、アクリル樹脂等の樹脂を有機溶剤で希釈して円筒管の表面に塗布し、乾燥し、表面研磨により仕上げを行なった。得られた管をそれぞれ切り出して、表2に示される紙管1〜4及びABSコア1を得た。紙管1〜4及びABSコア1は、それぞれ、内径が152.6mmであり、かつ幅が700mmであった。
偏平圧縮強度
各々のコアのサンプルを全長100mmに切断し、23℃、50%RHで24時間調湿した後、試験速度12.7mm/minの条件下で偏平圧縮強度を測定した。測定は、オートグラフ(AG−50kNG、(株)島津製作所社製)を用いた。座屈点(第一降伏点)を偏平圧縮強度とし、サンプル数は各々5点とし、5点の相加平均値を採用した。
表面荷重凹み量
各々のコアのサンプルを全長100mmに切断し、さらに半円型へ切断し、23℃、50%RHで24時間調湿した。試験片を同形状の半円型の治具にセットし、試験片の頂点に直径5mmの鉄球を乗せ、荷重50kg、試験速度0.1mm/minの条件下で圧縮試験を行った。測定は、オートグラフ(AG−50kNG、(株)島津製作所社製)を用いた。凹みの最大深さを表面凹み量とした。
製膜例1で得られた膜1のマザーロールから、微多孔膜を幅500mmでスリットし、紙管3に巻き取って実施例1の捲回体を得た。なお、スリッターにおける繰り出し張力はマザーロールの全幅1.1mに対し110Nとし、500mm幅の各捲回物の張力はいずれも10Nとなるように制御した。当該捲回体を室温25℃及び湿度30%で20日間保管した後、幅方向において、中央部又は端部よりセパレーターとして採取し、本捲回体を用いて上記の測定又は評価を行い、その結果を表3に示した。実施例1の捲回体について、コアの周方向のひずみβの実測グラフを図4に示し、かつ微多孔膜のMD方向応力ρの上昇率の実測グラフを図6に示す。
表3又は4に示す通りに、多孔膜種類、コア種類及び捲回条件を設定したこと以外は実施例1と同様に捲回体及びセパレーターを得た。
2 コア
2A 変形したコア
3 微多孔膜(セパレーター)
4 コンピュータ
5 アンプ
6 ひずみゲージ
7 モニター
8 発光部
9 受光部
10 ロール
11 重り
Claims (6)
- 円柱形状を有するコア及び前記コアに捲回された微多孔膜を有する捲回体であって、
前記捲回体が捲回された直後または捲回されてから24時間以内の最大直径と最小直径の差X0と、前記捲回体を捲回直後または捲回されてから24時間以内に室温25℃及び湿度30%で20日間保管した後の最大直径と最小直径の差X1とが、下記式(1):
0%<{(X1−X0)/捲回体の捲回直後または捲回されてから24時間以内の平均直径}×100≦0.5% (1)
で表される関係を満たし、
前記コアは、紙、又は樹脂含浸紙で形成され、前記コアのサイズが5インチ以上であり、かつ
前記微多孔膜は、ポリオレフィンで形成される、捲回体。 - 前記コアのサイズが、20インチ以下である、請求項1に記載の捲回体。
- TD方向5mm及びMD方向20mmで裁断された前記微多孔膜を50℃で60分間静置した場合、1.0gの初期荷重における熱機械分析により計測されたMD方向応力ρの上昇率が、1%〜300%である、請求項1又は2に記載の捲回体。
- 前記コアが、1300〜2700N/100mmの偏平圧縮強度を有する紙管である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の捲回体。
- 前記ポリオレフィンが、ポリエチレンを含み、かつ前記微多孔膜の重量平均分子量が、100,000以上1,200,000以下である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の捲回体。
- 前記コアの表面荷重凹み量は、0.7mm/50kgより大きく、1.5mm/50kg以下である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の捲回体。
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