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JP6658078B2 - 画像処理装置、コンピュータプログラム、および、システム - Google Patents

画像処理装置、コンピュータプログラム、および、システム Download PDF

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Description

本明細書は、画像処理に関し、特に、文字認識処理を利用する画像処理に関する。
画像データに対して文字認識処理を実行する画像処理技術が知られている。例えば、特許文献1には、対象画像データを用いて、対象画像から文字部分を消去した非文字画像と、文字部分のみを示す二値文字画像と、対象画像データに対する文字認識処理によって得られる文字コードと、を含むPDFファイルを生成する画像処理装置が開示されている。
特開2005−259017号公報
しかしながら、上記技術では、文字認識処理に要する負荷、例えば、処理自体の負荷や、処理に関連するデータの送信負荷については、考慮されていない。このために、文字認識処理に要するメモリなどのリソースや処理時間の過度な増加、あるいは、文字認識処理の処理精度の過度な低下が発生する可能性があった。
本明細書は、文字認識処理に要するリソースや処理時間の過度な増加と、文字認識処理の処理精度の過度な低下と、を抑制することができる技術を開示する。
本明細書に開示された技術は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]原稿を光学的に読み取ることによって生成される対象画像データであって、文字を示す文字画像を含む対象画像を示す前記対象画像データを取得する取得部と、第1条件と第2条件とを含む複数個の条件のうち、いずれかの条件が満たされるか否かを判断する判断部と、前記第1条件が満たされる場合に、前記対象画像データに基づく第1の画像データであって前記対象画像を示す前記第1の画像データを、特定の通信装置に対して送信する送信部と、前記第1条件が満たされる場合に、前記文字画像内の文字に関する第1の文字情報であって、前記第1の画像データに対して文字認識処理が実行されることによって生成される前記第1の文字情報を含む第1の処理済みデータを、前記特定の通信装置から受信する受信部と、前記第2条件が満たされる場合に、前記対象画像データを用いて、前記対象画像データ内の前記文字画像を示すデータのサイズを低減する特定の圧縮処理を実行して、前記対象画像を示す第2の画像データを生成する圧縮部であって、前記第2の画像データのサイズは、前記第1の画像データのサイズより小さい、前記圧縮部と、を備え、前記送信部は、前記第2条件が満たされる場合に、前記第2の画像データを、前記特定の通信装置に対して送信前記受信部は、前記第2条件が満たされる場合に、前記文字画像内の文字に関する第2の文字情報であって、前記第2の画像データに対して文字認識処理が実行されることによって生成される前記第2の文字情報を含む第2の処理済みデータを、前記特定の通信装置から受信する、画像処理装置。
特定の通信装置へのデータの送信に要する時間は、送信すべきデータのサイズが大きいほど長くなるので、送信すべき画像データのサイズを圧縮処理によって低減すると、送信に要する時間を短くできる。一方、圧縮処理によって、文字画像を示すデータのサイズが低減されると、特定の通信装置にて実行される文字認識処理の認識精度が低下し得る。上記構成によれば、特定の通信装置に送信される画像データは、条件に応じて、第1の画像データと、特定の圧縮処理によって生成され、第1の画像データのサイズより小さい第2の画像データと、のいずれかとされる。この結果、特定の通信装置へ画像データを送信して、特定の通信装置に文字認識処理を実行させる際において、画像データの送信時間と、文字認識処理の処理精度と、のバランスを適切に調節することができる。したがって、特定の通信装置に文字認識処理を実行させるために要する時間の過度な増加と、文字認識処理の処理精度の過度な低下と、を抑制することができる。
[適用例2]原稿を光学的に読み取ることによって生成される対象画像データであって、文字を示す文字画像を含む対象画像を示す前記対象画像データを取得する取得部と、第1条件と第2条件とを含む複数個の条件のうち、いずれかの条件が満たされるか否かを判断する判断部と、前記第1条件が満たされる場合に、前記対象画像データに対して文字認識処理を実行して、前記対象画像内の文字に関する第1の文字情報を含む第1の処理済みデータを生成する生成部と、前記第1条件が満たされる場合に、前記文字認識処理が実行された後に、前記対象画像データを用いて、前記対象画像データ内の前記文字画像を示すデータサイズを低減する特定の圧縮処理を実行して、前記対象画像を示す特定の圧縮済みデータを生成する圧縮部であって、前記特定の圧縮済みデータのサイズは、前記対象画像データのサイズよりも小さい、前記圧縮部と、を備え、前記圧縮部は、前記第2条件が満たされる場合に、前記対象画像データを用いて前記特定の圧縮処理を実行して、前記特定の圧縮済みデータを生成前記生成部は、前記第2条件が満たされる場合に、前記特定の圧縮処理が実行された後に、前記特定の圧縮済みデータに対して文字認識処理を実行して、前記対象画像内の文字に関する第2の文字情報を含む第2の処理済みデータを生成する、画像処理装置。
特定の圧縮処理によって、対象画像データ内の文字画像を示すデータのサイズが低減されると、文字認識処理に要するリソース(例えば、必要なメモリの容量)を低減し得る。一方、特定の圧縮処理によって、対象画像データ内の文字画像を示すデータのサイズが低減されると、文字認識処理の認識精度が低下し得る。上記構成によれば、条件に応じて、対象画像データに対して文字認識処理を実行するか、特定の圧縮済みデータに対して、文字認識処理を実行するか、のいずれかとされる。この結果、文字認識処理に要するリソースと、文字認識処理の処理精度と、のバランスを適切に調節することができる。したがって、文字認識処理に要するリソースの過度な増加と、文字認識処理の処理精度の過度な低下と、を抑制することができる。
なお、本明細書に開示される技術は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、画像読取装置、端末装置、サーバ、画像処理装置と特定の通信装置を含むシステム、画像処理方法、これら装置、システムの機能または方法を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、等の形態で実現することができる。
システム1000の構成を示すブロック図である。 第1実施例のファイル生成処理のフローチャートである。 第1実施例のファイル生成処理のフローチャートである。 第1実施例のファイル生成処理のフローチャートである。 第1実施例のファイル生成処理のフローチャートである。 本実施例で用いられる画像の一例を示す図である。 高圧縮PDFファイルの説明図である。 第2実施例のファイル生成処理のフローチャートである。 変形例のファイル生成処理の説明図である。
A.第1実施例:
A−1:システム1000の構成
図1は、システム1000の構成を示すブロック図である。システム1000は、端末装置100と、スキャナ200と、サーバ300と、を備える。スキャナ200は、有線または無線のLAN(Local Area Network)を介して、インターネットITに接続されている。端末装置100は、有線または無線のLANを介して、スキャナ200と通信可能に接続されている。これに代えて、端末装置100は、USB(Universal Serial Bus)などの機器間接続用のバスを介して、スキャナ200と通信可能に接続されることもできる。サーバ300は、インターネットITに接続されている。この結果、スキャナ200と、サーバ300とは、インターネットITを介して、互いに通信することができる。
端末装置100(図1)は、スキャナ200のユーザが利用する端末装置であり、例えば、パーソナルコンピュータや、スマートフォンである。端末装置100は、端末装置100のコントローラーとしてのCPU110と、RAMなどの揮発性記憶装置120と、ハードディスクドライブなどの不揮発性記憶装置130と、キーボードやタッチパネルなどの操作部160と、液晶ディスプレイなどの表示部170と、外部機器との通信のための通信部180と、を備えている。
通信部180は、イーサネット(登録商標)やWi−Fi規格に準拠したインタフェースや、USB規格に準拠したインタフェースを含んでいる。通信部180は、スキャナ200との通信に用いられる。
揮発性記憶装置120は、CPU110が処理を行う際に生成される種々の中間データを一時的に格納するバッファ領域121を提供する。不揮発性記憶装置130は、ドライバプログラムPG1を格納している。
ドライバプログラムPG1は、スキャナ200のベンダによって提供されるコンピュータプログラムであり、インターネットITを介して端末装置100に接続されたサーバからダウンロードされる形態で提供される。これに代えて、ドライバプログラムPG1は、CD−ROMやDVD−ROMなどに格納された形態で提供されても良い。スキャナ200のベンダによって提供されるドライバプログラムPG1には、文字認識処理を実行するプログラムを含むタイプと、文字認識処理を実行するプログラムを含まないタイプと、の2種類がある。ドライバプログラムPG1に、文字認識処理を実行するプログラムが含まれる場合には、端末装置100は、文字認識処理を実行する機能を有する。ドライバプログラムPG1に、文字認識処理を実行するプログラムが含まれない場合には、端末装置100は、文字認識処理を実行する機能を有しない。
文字認識処理は、公知のOCR(Optical Character Reader)技術を用いて、画像データを解析することによって、画像内の文字に関する文字情報を生成する処理である。生成される文字情報は、例えば、画像内の文字を示す識別情報である文字コードと、画像内の文字の位置を示す位置情報と、を含む。文字情報は、さらに、文字のサイズを示す情報や、文字のフォントを示す情報を含んでも良い。
CPU110は、ドライバプログラムPG1を実行することにより、スキャナ200を制御するためのスキャナドライバとして機能する。例えば、CPU110は、スキャナ200を制御して、スキャナ200に原稿を読み取らせて、スキャンデータを生成させる。さらに、CPU110は、サーバ300や端末装置100と協働して、後述するファイル生成処理を実現する。
スキャナ200は、CPU210と、RAMなどの揮発性記憶装置220と、ハードディスクドライブやEEPROMなどの不揮発性記憶装置230と、読取実行部250と、タッチパネルやボタンなどの操作部260と、タッチパネルと重畳された液晶ディスプレイなどの表示部270と、外部機器との通信のためのインタフェースを含む通信部280と、を備えている。
読取実行部250は、CPU210の制御に従って、イメージセンサを用いて光学的に原稿を読み取ることによってスキャンデータを生成する。本実施例の読取実行部250は、ユーザによって準備された複数枚の原稿を、モータの動力を用いて、1枚ずつ自動的に搬送する自動原稿搬送部(ADF(Auto Document Feeder))を備えている。
通信部280は、例えば、イーサネット(登録商標)やWi−Fi規格に準拠したインタフェースと、USB規格に準拠したインタフェースと、を含んでいる。通信部280は、上述したサーバ300および端末装置100との通信のために用いられる。
揮発性記憶装置220は、CPU210が処理を行う際に生成される種々の中間データを一時的に格納するバッファ領域221を提供する。不揮発性記憶装置230は、制御プログラムPG2を格納している。
制御プログラムPG2は、スキャナ200の出荷時に、予め不揮発性記憶装置130に記憶される形態で提供される。制御プログラムPG2は、インターネットITを介してスキャナ200に接続されたサーバからダウンロードされる形態で提供されても良い。制御プログラムPG2は、文字認識処理を実行するプログラムを含んでいない。このために、スキャナ200は、文字認識処理を実行する機能を有しない。
CPU210は、制御プログラムPG2を実行することにより、スキャナ200のコントローラーとして機能する。例えば、CPU210は、読取実行部250を制御して、読取実行部250に原稿を読み取らせて、スキャンデータを生成させる。さらに、CPU210は、サーバ300や端末装置100と協働して、後述するファイル生成処理を実現する。
サーバ300(図1)は、スキャナ200のベンダによって提供されるサーバである。サーバ300は、サーバ300のコントローラーとしてのCPU310と、RAMなどの揮発性記憶装置320と、ハードディスクドライブなどの不揮発性記憶装置330と、インターネットITと接続するための通信部380と、を備えている。
揮発性記憶装置320は、CPU310が処理を行う際に生成される種々の中間データを一時的に格納するバッファ領域321を提供する。不揮発性記憶装置330は、サーバプログラムPG3を格納している。サーバプログラムPG3は、文字認識処理を実行するプログラムを含んでいる。このために、サーバ300は、文字認識処理を実行する機能を有している。
CPU310は、サーバプログラムPG3を実行することによって、スキャナ200や、端末装置100と協働して、後述するファイル生成処理を実現する。
A−2:ファイル生成処理
図2〜図5は、ファイル生成処理のフローチャートである。ファイル生成処理は、ユーザが準備した原稿を読み取ることによって、スキャン画像を示すスキャンデータを生成し、該スキャンデータを用いて、スキャン画像を示す画像ファイルを生成する処理である。生成される画像ファイルは、スキャン画像内の文字を示す文字コードを含む文字情報が付加された文字情報付きの高圧縮PDFファイルである。高圧縮PDFファイルは、文字画像を表す圧縮済の文字画像データと、背景画像を表す圧縮済の背景画像データと、を含み、文字画像データと、背景画像データと、によって、1個のスキャン画像を表すPDF(Portable Document Format)形式の画像ファイルである。生成される高圧縮PDFファイルに付加される文字情報は、例えば、ユーザが、スキャン画像内の文字から、所望の文字を検索するために用いられる。
ファイル生成処理は、原稿の読み取りの開始指示が、スキャナドライバとして機能する端末装置100に入力された場合に開始される。ユーザは、例えば、スキャナ200の自動原稿搬送部に1枚以上の原稿を載置し、スキャナドライバの入力画面(図示省略)で、文字情報付きの高圧縮PDFファイルを保存形式として指定したうえで、開始指示を入力する。
開始指示が端末装置100に入力されると、S2では、CPU110は、スキャン開始要求をスキャナ200に対して送信する。スキャン開始要求は、機能情報と、設定情報と、を含む。機能情報は、端末装置100が、文字認識処理を実行する機能を有するか否かを記述した情報である。これに代えて、機能情報は、ドライバプログラムPG1の種類を示す情報であっても良い。機能情報は、端末装置100が文字認識処理を実行する機能を有するか否かを特定することができる情報であれば良い。設定情報は、生成すべきスキャン画像の解像度を示す情報などのスキャンに関する公知の設定を示す情報である。
スキャナ200が、スキャン開始要求と、機能情報と、を受信すると、S4では、CPU210は、機能情報に基づいて、端末装置100が文字認識処理を実行する機能を有するか否かを判断する。
端末装置100が文字認識処理を実行する機能を有しない場合には(S4:NO)、S5にて、CPU210は、文字認識処理が実行される前のPDFファイルの送信先として、サーバ300を選択する。
S6では、CPU210は、読取実行部250を制御して、読取実行部250に1枚の原稿を読み取らせるスキャン処理を実行する。この結果、本実施例の対象画像データとしてのスキャンデータが生成・取得されて、バッファ領域221に格納される。スキャンデータは、複数個の画素にて構成されるビットマップデータ、具体的には、画素ごとの色をRGB値で表すRGB画像データである。1個の画素のRGB値は、赤(R)と緑(G)と青(B)との3個の色成分の階調値(以下、成分値とも呼ぶ)を含んでいる。本実施例では、各成分値の階調数は、256階調である。
図6は、本実施例で用いられる画像の一例を示す図である。図6(A)には、スキャンデータによって表されるスキャン画像SI、すなわち、本実施例の対象画像としてのスキャン画像SIの一例が示されている。スキャン画像SIには、図示しない複数の画素が、横方向と縦方向とに沿って、マトリクス状に配置されている。
スキャン画像SIは、背景Bg1と、複数個のオブジェクトOb1〜Ob4と、を含んでいる。オブジェクトOb1、Ob2は、文字である。オブジェクトOb3は、写真であり、オブジェクトOb4は、描画である。描画は、イラスト、表、線図、模様などを表すオブジェクトである。
S8では、CPU210は、S6にて取得されたスキャンデータのサイズは、基準以上であるか否かを判断する。ここで、スキャンデータのサイズは、画像のサイズ(画素数)ではなく、データ量(例えば、単位は、バイト)のサイズを意味する。ただし、圧縮前のスキャンデータのサイズ(データ量)は、スキャン画像SIに含まれる画素数が多いほど大きくなる。画素数は、解像度や原稿のサイズに応じて異なる。例えば、A4サイズの原稿を1200dpiで読み取った場合に相当するスキャンデータのサイズが基準とされる。
スキャンデータのサイズが基準以上である場合には(S8:YES)、S10にて、CPU210は、スキャンデータを用いて、スキャン画像SIを示す高圧縮PDFファイルIFhを生成する。
高圧縮PDFファイルIFhを生成する処理について、説明する。CPU210は、スキャンデータを解析することによって、スキャン画像SI内の文字を含む1個以上の文字画像を特定する文字画像特定処理を実行する。例えば、CPU210は、公知のエッジ検出フィルタをスキャンデータに適用して、スキャン画像内のエッジを抽出して、エッジ量が基準より多い領域をオブジェクト領域として特定する。CPU210は、特定された1以上のオブジェクト領域のうち、文字画像としての特徴を有する領域を、文字画像として特定する。文字画像としての特徴は、例えば、色数が基準より少なく、かつ、背景色とは異なる色を有するオブジェクト画素の割合が基準より小さいことである。なお、文字画像特定処理は、例えば、様々な公知の手法を採用することができ、公知の手法は、例えば、特開2013−030090号公報、特開平5−225378号公報、特開2002−288589号公報に開示されている。図6(A)の例では、文字Ob1、Ob2にそれぞれ対応する文字画像TA1、TA2が、スキャン画像SI内に特定されている。
次に、CPU210は、文字画像TA1、TA2のそれぞれについて、画像内の複数個の画素を、背景色を示す背景色範囲内の値を有する背景画素と、背景色範囲外の値を有する文字画素と、のいずれかに分類することによって、スキャン画像SIに含まれる文字画像内の文字を示す文字二値データを生成する。図6(B)には、スキャン画像SIの文字画像TA1、TA2(図6(A))に対応する文字二値データによって示される二値画像TIA、TIBが示されている。背景色範囲には、例えば、スキャン画像SI内の複数個の画素の値(RGB値)の各成分の最頻値(Rm、Gm、Bm)を中心とする所定範囲が用いられる。
CPU210は、文字二値データと、スキャンデータとを用いて、背景画像データを生成する。具体的には、CPU210は、スキャンデータによって示されるスキャン画像SIに含まれる複数の画素のうち、文字二値データによって特定される文字画素の値(RGB値)を、背景色を示す値に置き換える。背景色を示す値には、例えば、上述した各成分の最頻値(Rm、Gm、Bm)が用いられる。この結果、スキャン画像SIから文字が消去された背景画像BIを表す背景画像データが生成される。図6(C)には、図6(A)のスキャン画像SIに対応する背景画像BIが図示されている。背景画像BIは、消去された文字Ob1、Ob2を含まず、文字以外のオブジェクト、すなわち、写真Ob3と、描画Ob4とを含んでいる。
CPU210は、生成された背景画像データを圧縮する。背景画像BIは、文字を含んでおらず、写真や描画を含み得る多階調(例えば、256階調)の画像である。CPU210は、このような多階調の画像の圧縮に適した圧縮方式、具体的には、JPEG圧縮を用いて、背景画像データを圧縮する。
CPU210は、文字二値データを圧縮する。例えば、図6(B)に示す二値画像TIA、TIBをそれぞれ示す2個の文字二値データが圧縮される。文字を示す二値画像は、解像度を落とすとエッジのがたつきが目立ち、視認性が悪化しやすい。CPU210は、二値データに適した圧縮方式、具体的には、高い圧縮率で、かつ、解像度を落とすことなく二値データを圧縮できる可逆圧縮方式、例えば、FAXG3やMMR(Modified Modified Read)圧縮を用いて、文字二値データを圧縮する。このように、背景画像データと、文字二値データとは、それぞれ異なる方法で圧縮される。
CPU210は、圧縮済みの背景画像データと、圧縮済みの文字二値データと、文字色値と、座標情報と、を用いて、高圧縮PDFファイルIFhを生成する。文字色値は、各文字二値データによって示される二値画像内の文字の色を表す色値である。文字色値には、例えば、上述した文字画素の値(RGB値)の各成分の平均値(Rtx、Gtx、Btx)が用いられる。座標情報は、文字二値データによって示される二値画像TIA、TIBの背景画像BI内の位置を示す情報である。PDFでは、複数の異なる形式の画像データを1つのファイルに格納し、当該ファイルを再現する際には、これらの画像データを重畳して1つの画像として再現可能なように、規格が定められている。CPU210は、規格に従って、高圧縮PDFファイルIFhを生成する。この結果、文字を含むスキャン画像SIを、文字がシャープで読みやすく、かつ、データのサイズが比較的小さい形で保存することができる。ここで、PDFファイルのデータのサイズは、画像のサイズ(画素数)ではなく、データ量(例えば、単位は、バイト)のサイズを意味する。
図7は、高圧縮PDFファイルの説明図である。図7(A)には、高圧縮PDFファイルIFhが概念的に示されている。この高圧縮PDFファイルIFhは、図6(A)のスキャン画像SIを示す高圧縮PDFファイルIFhである。図7に示すように、1個の高圧縮PDFファイルIFhには、図6(C)の背景画像BIを示す圧縮済みの背景画像データと、図6(B)の二値画像TIA、TIBをそれぞれ示す圧縮済みの文字二値データと、が格納されている。高圧縮PDFファイルIFhには、さらに、二値画像TIA、TIB内の文字の色を示す文字色値と、二値画像TIA、TIBの背景画像BI内での位置を示す座標情報とが、圧縮済みの文字二値データと関連付けて格納されている。
スキャンデータを用いて高圧縮PDFファイルIFhを生成する処理は、スキャンデータをそのままJPEG圧縮する場合と比較して、スキャン画像SI内の文字を示す文字画像TA1、TA2を示すデータのサイズを低減することができる。このように、スキャンデータを用いて高圧縮PDFファイルIFhを生成する処理は、スキャン画像SI内の文字画像を示すデータのサイズを低減する特定の圧縮処理である、と言うことができる。
図2のS12では、CPU210は、生成済みの高圧縮PDFファイルIFhを、サーバ300に対して送信する。高圧縮PDFファイルIFhの送信などのスキャナ200とサーバ300との間の通信は、例えば、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)を用いて、実行される。
サーバ300が、高圧縮PDFファイルIFhを受信すると、S14にて、CPU310は、高圧縮PDFファイルIFhに対して、文字認識処理を実行する。具体的には、CPU310は、高圧縮PDFファイルIFhに格納された圧縮済みの文字二値データを展開する。CPU310は、展開されたビットマップ形式の文字二値データを用いて、文字認識処理を行い、二値画像TIA、TIB内の文字に関する文字情報を生成する。
S16にて、CPU310は、高圧縮PDFファイルIFhに、文字情報を付加して、文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFtを生成する。図7(B)には、文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFtの一例が示されている。図7(B)に示すように、文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFtには、二値画像TIA、TIBをそれぞれ示す圧縮済みの文字二値データと関連付けて、二値画像TIA、TIB内の文字に関する文字情報が格納されている。
S18では、CPU310は、文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFtを、スキャナ200に対して送信する。その後、CPU310は、別の原稿についての高圧縮PDFファイルIFh、あるいは、後述する終了通知をスキャナ200から受信するまで待機する(S22)。
スキャナ200が、文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFtを受信すると、S28では、CPU210は、自動原稿搬送部に載置された全ての原稿の読み取りが完了したか否かを判断する。全ての原稿の読み取りが完了した場合には(S28:YES)、S29にて、CPU210は、この時点までに、S18またはS44(後述)にて、サーバ300から受信済みの複数個の文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFtを合成して、1個の文字情報付きの高圧縮PDFファイルを生成する。受信済みの文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFtが1個の場合には、S29は省略される。S30では、CPU210は、サーバ300に対して、ファイル生成処理の終了を示す終了通知を送信する。S32では、CPU210は、1個の文字情報付きの高圧縮PDFファイルを端末装置100に対して送信して、ファイル生成処理を終了する。端末装置100に受信された1個の文字情報付きの高圧縮PDFファイルは、例えば、不揮発性記憶装置130に格納される。
読取が完了していない原稿が存在する場合には(S28:NO)、CPU210は、S6に戻って、次の原稿の読み取りを行うスキャン処理を実行する。
S8にて、スキャンデータのサイズが基準未満である場合には(S8:NO)、図3のS34にて、CPU210は、スキャンデータを用いて、スキャン画像SIを示す通常PDFファイルIFnを生成する。具体的には、CPU210は、スキャンデータを、背景画像データと文字二値データとに分離することなく、そのままJPEG圧縮して、圧縮済みのスキャンデータを含む通常PDFファイルIFn(図示省略)を生成する。スキャン画像SI(図6(A))は、文字を含んでいるので、文字を含んでいない背景画像BI(図6(C))と比較して高周波数成分が多い。このために、スキャンデータをJPEG圧縮によって圧縮した際の圧縮率は、背景画像データをJPEG圧縮によって圧縮した際の圧縮率より低くなる。この結果、一般的には、高圧縮PDFファイルIFhの全体のデータサイズは、通常PDFファイルIFnのデータサイズより小さくなる。
S36では、CPU210は、生成済みの通常PDFファイルIFnを、サーバ300に対して送信する。
サーバ300が、通常PDFファイルIFnを受信すると、S38にて、CPU310は、通常PDFファイルIFnに対して、文字認識処理を実行する。具体的には、CPU310は、通常PDFファイルIFnに格納された圧縮済みのスキャンデータを展開する。CPU310は、展開されたビットマップ形式のスキャンデータを用いて、文字認識処理を行い、スキャン画像SI内の文字に関する文字情報を生成する。
ここで、図2のS14の文字認識処理と、図3のS38の文字認識処理と、の文字の認識精度の違いについて説明する。上述したように、S14の文字認識処理は、文字二値データを用いて実行される。このために、S14の文字認識処理では、文字を構成する文字画素は確定しており、該文字画素に基づいて文字の種類を特定する。このため、例えば、文字認識処理において、確定済みの文字画素に基づいて、種類を特定できない文字が存在する場合には、その文字の認識は失敗する。
一方、S38の文字認識処理は、スキャンデータを用いて実行される。このために、スキャンデータを二値化することによって、文字画素を抽出して、当該文字画素に基づいて、文字の種類を特定する。このため、例えば、文字認識処理において、抽出済みの文字画素に基づいて、種類を特定できない文字が存在する場合には、二値化の閾値を調整して、再度、文字画素を抽出して、再度抽出された文字画素に基づいて、その文字の種類の特定を再度実行することができる。このように、例えば、S38の文字認識処理では、文字画素の抽出と、文字の種類の特定と、のトライアンドエラーを繰り返すことができるために、S14の文字認識処理と比較して、文字認識の精度が高くなる。換言すれば、スキャンデータは、256階調の画素の値を有している分、文字二値データより情報量が多いために、スキャンデータを用いた文字認識処理は、文字二値データを用いた文字認識処理より文字認識の精度が高い、と言うことができる。
S40では、CPU310は、図2のS10と同様の処理によって、スキャンデータを用いて、高圧縮PDFファイルIFh(図7(A))を生成する。S42では、図2のS16と同様の処理によって、高圧縮PDFファイルIFhに、文字情報を付加して、文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFt(図7(B))を生成する。
S44では、CPU310は、図2のS18と同様に、文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFtを、スキャナ200に対して送信して、図2のS22と同様に、待機する(S46)。
スキャナ200が、文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFtを受信すると、S52では、CPU210は、自動原稿搬送部に載置された全ての原稿の読み取りが完了したか否かを判断する。全ての原稿の読み取りが完了した場合には(S52:YES)、S53にて、CPU210は、図2のS29と同様に、文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFtの合成を行う。S54では、CPU210は、サーバ300に対して、ファイル生成処理の終了を示す終了通知を送信する。S56では、CPU210は、1個の文字情報付きの高圧縮PDFファイルを端末装置100に対して送信して、ファイル生成処理を終了する。
読取が完了していない原稿が存在する場合には(S52:NO)、CPU210は、S6に戻って、次の原稿の読み取りを行うスキャン処理を実行する。
図2のS4において端末装置100が文字認識処理を実行する機能を有する場合(S4:YES)、図4のS57にて、CPU210は、文字認識処理が実行される前のPDFファイルの送信先として、端末装置100を選択する。
S58では、CPU210は、図2のS6と同様に、読取実行部250に1枚の原稿を読み取らせるスキャン処理を実行する。この結果、スキャンデータが生成・取得されて、バッファ領域221に格納される。S60では、CPU210は、図2のS8と同様に、S58にて取得されたスキャンデータのサイズは、基準以上であるか否かを判断する。
スキャンデータのサイズが基準以上である場合には(S60:YES)、S62にて、CPU210は、図2のS10と同様に、スキャンデータを用いて、スキャン画像SIを示す高圧縮PDFファイルIFh(図7(A))を生成する。
S64では、CPU210は、生成済みの高圧縮PDFファイルIFhを、端末装置100に対して送信する。
端末装置100が、高圧縮PDFファイルIFhを受信すると、S66では、CPU110は、高圧縮PDFファイルIFhに対して、文字認識処理を実行して、文字情報を生成する。具体的な文字認識処理は、図2のS14にてサーバ300において実行される文字認識処理と同様である。
S68にて、CPU110は、高圧縮PDFファイルIFhに、文字情報を付加して、文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFtを生成する。S69では、CPU110は、直前のS68より前にS68またはS82(後述)にて生成済みの文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFtと、直前のS68にて生成済みの文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFtと、を合成して、1個の文字情報付きの高圧縮PDFファイルを生成して、例えば、不揮発性記憶装置130に格納する。直前のS68にて生成済みの文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFtが最初の高圧縮PDFファイルIFtである場合には、合成は行われない。S70では、端末装置100は、別の原稿についての高圧縮PDFファイルIFt、IFh、あるいは、後述する終了通知をスキャナ200から受信するまで待機する。
S72では、CPU210は、全ての原稿の読み取りが完了したか否かを判断する。全ての原稿の読み取りが完了した場合には(S72:YES)、CPU210は、S74にて、端末装置100に対して終了通知を送信して、ファイル生成処理を終了する。
読取が完了していない原稿が存在する場合には(S72:NO)、CPU210は、S57に戻って、次の原稿の読み取りを行うスキャン処理を実行する。
S60にて、スキャンデータのサイズが基準未満である場合には(S60:NO)、図5のS75にて、CPU210は、図3のS34と同様に、スキャンデータを用いて、スキャン画像SIを示す通常PDFファイルIFnを生成する。
S76では、CPU210は、生成済みの通常PDFファイルIFnを、端末装置100に対して送信する。
端末装置100が、通常PDFファイルIFnを受信すると、S78にて、CPU110は、通常PDFファイルIFnに対して、文字認識処理を実行して、文字情報を生成する。具体的な文字認識処理は、図3のS38にてサーバ300において実行される文字認識処理と同様である。
S80では、CPU110は、図3のS40と同様の処理によって、スキャンデータを用いて、高圧縮PDFファイルIFh(図7(A))を生成する。S82では、図3のS42と同様の処理によって、高圧縮PDFファイルIFhに、文字情報を付加して、文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFt(図7(B))を生成する。S83では、CPU110は、図4のS69と同様に、生成済みの文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFtの合成を行う。S84では、CPU110は、図4のS70と同様に、待機する。
S86では、CPU210は、全ての原稿の読み取りが完了したか否かを判断する。全ての原稿の読み取りが完了した場合には(S86:YES)、CPU210は、S88にて、端末装置100に対して終了通知を送信して、ファイル生成処理を終了する。
読取が完了していない原稿が存在する場合には(S86:NO)、CPU210は、S57に戻って、次の原稿の読み取りを行うスキャン処理を実行する。
以上説明した第1実施例によれば、スキャナ200は、スキャンデータのサイズは、基準以上であるか否かを判断する(S8)。スキャナ200は、スキャンデータのサイズが、基準未満である場合に(S8:NO)、通常PDFファイルIFnを、サーバ300に対して送信し(S36)、文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFtを、サーバ300から受信する(S44)。スキャナ200は、スキャンデータのサイズが、基準以上である場合に(S8:YES)、スキャンデータを用いて、高圧縮PDFファイルIFhを生成し(S10)、高圧縮PDFファイルIFhを、サーバ300に対して送信し(S12)、
文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFtを、サーバ300から受信する(S18)。
サーバ300へのデータの送信に要する時間は、送信すべきデータのサイズが大きいほど長くなるので、送信すべきPDFファイルを高圧縮PDFファイルとすることによって、送信すべきデータのサイズを低減すると、送信に要する時間を短くできる。一方、高圧縮PDFファイルとすることによって、スキャン画像SI内の文字画像を示すデータのサイズが低減されると、サーバ300にて実行される文字認識処理(S14)の認識精度が、通常PDFファイルIFnをサーバ300に送信する場合と比較して低下し得る。上記第1実施例によれば、サーバ300に送信されるPDFファイルは、スキャンデータのサイズに応じて、通常PDFファイルIFnと、通常PDFファイルIFnよりサイズが小さい高圧縮PDFファイルIFhと、のいずれかとされる。この結果、サーバ300へPDFファイルを送信して、サーバ300に文字認識処理を実行させる際において、PDFファイルの送信時間と、文字認識処理の処理精度と、のバランスを適切に調節することができる。したがって、サーバ300に文字認識処理を実行させるために要する時間の過度な増加と、文字認識処理の処理精度の過度な低下と、を抑制することができる。この結果、例えば、文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFtの生成に要する時間の過度な増加、および、文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFtに含まれる文字情報の精度の過度な低下を抑制することができる。
上記第1実施例では、さらに、スキャナ200は、端末装置100から機能情報を取得し(S2)、端末装置100が、文字認識処理を実行する機能を有する場合に(S4:YES)、通常PDFファイルIFnと高圧縮PDFファイルIFhとのうちの一方を、端末装置100に対して送信する(S64、S76)。スキャナ200は、端末装置100が、文字認識処理を実行する機能を有しない場合に(S4:NO)、通常PDFファイルIFnと高圧縮PDFファイルIFhとのうちの一方を、サーバ300に対して送信する(S12、S36)。この結果、端末装置100が文字認識処理を有するか否かに応じて、文字認識処理を実行させる装置を適切に選択することができる。具体的には、端末装置100が文字認識処理を有する場合には、端末装置100にて文字認識処理を行う方が、好ましいと考えられる。スキャナ200とサーバ300との通信を省略できるために、文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFtを生成に要する時間を短縮することができるからである。
さらに、上記第1実施例では、サーバ300に通常PDFファイルIFnが送信される場合には、スキャナ200は、サーバ300から、文字認識処理によって生成される文字情報だけでなく、文字情報と高圧縮PDFファイルとを含む文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFhを受信する(S18)。この結果、スキャナ200にて、高圧縮PDFファイルを生成する処理を行わなくても良いので、スキャナ200の処理負荷を低減できる。
さらに、第1実施例では、スキャナ200は、PDFファイルを端末装置100に対して送信する場合においても、スキャンデータのサイズは、基準以上であるか否かを判断する(S60)。スキャナ200は、スキャンデータのサイズが、基準未満である場合に(S60:NO)、通常PDFファイルIFnを、端末装置100に対して送信し(S76)、スキャンデータのサイズが、基準以上である場合に(S60:YES)、スキャンデータを用いて、高圧縮PDFファイルIFhを生成し(S62)、高圧縮PDFファイルIFhを、端末装置100に対して送信する(S64)。この結果、端末装置100に文字認識処理を実行させる場合においても、端末装置100に文字認識処理を実行させるために要する時間の過度な増加と、文字認識処理の処理精度の過度な低下と、を抑制することができる。
さらに、第1実施例では、複数枚の原稿について、文字情報付き高圧縮PDFファイルIFtを生成する場合に、1枚の原稿を示すスキャンデータごとに、スキャンデータのサイズが基準以上であるか否かを判断し、スキャンデータごとに、文字認識処理を実行させるべき装置(端末装置100またはサーバ300)に、通常PDFファイルIFnを送信するか、高圧縮PDFファイルIFを送信するか、を決定している。この結果、PDFファイルの送信時間と、文字認識処理の処理精度と、のバランスを、1枚の原稿を示すスキャンデータごとに適切に調節することができる。したがって、複数枚の原稿について、文字情報付き高圧縮PDFファイルIFtを生成する際に、文字認識処理を実行させるために要する時間の過度な増加と、文字認識処理の処理精度の過度な低下と、をより適切に抑制することができる。
以上の説明から解るように、第1実施例において、スキャンデータのサイズが基準未満であることは、第1条件の例であり、スキャンデータのサイズが基準以上であることは、第2条件の例である。通常PDFファイルIFnは、第1の画像データの例であり、高圧縮PDFファイルIFhは、第2の画像データの例である。また、S14の文字認識処理によって生成される文字情報は、第2の文字情報の例であり、S18にてスキャナ200に受信される文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFtは、第2の処理済みデータの例である。S38の文字認識処理によって生成される文字情報は、第1の文字情報の例であり、S44にてスキャナ200に受信される文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFtは、第1の処理済みデータの例である。また、スキャンデータを用いて高圧縮PDFファイルIFを生成する処理は、特定の圧縮処理の例である。
B.第2実施例:
第2実施例では、文字認識処理機能を有する端末装置100が、スキャナ200からスキャンデータを取得し、該スキャンデータを用いて、文字情報付き高圧縮PDFファイルIFtを生成する。第2実施例では、サーバ300は、利用されない。
図8は、第2実施例のファイル生成処理のフローチャートである。ファイル生成処理は、端末装置100のCPU110が、ドライバプログラムPG1を実行することによって、実現される。ファイル生成処理は、第1実施例と同様に、原稿の読み取りの開始指示が、端末装置100に入力された場合に開始される。
S105では、CPU110は、スキャナ200を制御して、スキャナ200に1枚の原稿を読み取らせることによって、スキャナ200から、スキャン画像SIを示すスキャンデータを取得する。
S110では、CPU110は、スキャン画像SI内の文字を含む1個以上の文字画像を特定する文字画像特定処理を実行する。この結果、例えば、図6(A)のスキャン画像SI内に、文字を示す文字画像TA1、TA2が特定される。
S115では、CPU110は、スキャン画像SIに占める文字画像TA1、TA2の割合Trは、基準以上であるか否かを判断する。CPU110は、例えば、スキャン画像SIの面積に対する、特定済みの1以上の文字画像の面積の合計値の割合を算出し、該割合が基準値(例えば、40%)以上であるか否かを判断する。
割合Trが基準以上である場合には(S115:YES)、S120にて、CPU110は、図2のS10と同様の処理によって、スキャンデータを用いて高圧縮PDFファイルIFh(図7(A))を生成する。S125では、CPU110は、高圧縮PDFファイルIFhに対して文字認識処理を実行して、文字情報を生成する。S125での文字認識処理は、図2のS14の文字認識処理と同様の処理である。このように、割合Trが基準以上である場合には、高圧縮PDFファイルIFhの生成処理が、先に実行され、文字認識処理が、後に実行される。
割合Trが基準未満である場合には(S115:NO)、S130にて、CPU110は、図3のS38と同様の処理によって、ビットマップ形式のスキャンデータに対して文字認識処理を実行して、文字情報を生成する。S135では、CPU110は、図2のS10と同様の処理によって、スキャンデータを用いて高圧縮PDFファイルIFhを生成する。このように、割合Trが基準未満である場合には、文字認識処理が、先に実行され、高圧縮PDFファイルIFhの生成処理が、後に実行される。
S140では、CPU110は、高圧縮PDFファイルIFhに、文字情報を付加して、文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFt(図7(B))を生成する。S143では、CPU110は、図4のS69と同様に、生成済みの文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFtの合成を行う。
S145では、CPU110は、全ての原稿の読み取りが完了したか否かを判断する。読取が完了していない原稿が存在する場合には(S145:NO)、CPU110は、S105に戻って、次の原稿をスキャナ200に読み取らせることによって、スキャナ200からスキャンデータを取得する。全ての原稿の読み取りが完了した場合には(S145:YES)、CPU110は、ファイル生成処理を終了する。
以上説明した第2実施例によれば、CPU110は、スキャン画像に占める文字画像の割合Trが基準未満である場合に(S115:NO)、スキャンデータに対して文字認識処理を実行して、文字情報を生成し(S130)、文字認識処理が実行された後に、スキャンデータを用いて、高圧縮PDFファイルIFhを生成する(S135)。そして、CPU110は、スキャン画像に占める文字画像の割合Trが基準以上である場合に(S115:YES)、スキャンデータを用いて高圧縮PDFファイルIFhを生成し(S120)、その後に、高圧縮PDFファイルIFhに対して文字認識処理を実行して、文字情報を生成する(S125)。
高圧縮PDFファイルIFhを生成することによって、スキャンデータ内の文字画像を示すデータのサイズが低減されると、文字認識処理に要するリソース、例えば、必要なバッファ領域121の容量や、CPU110の負荷を低減し得る。一方、高圧縮PDFファイルIFhを生成することによって、スキャンデータ内の文字画像を示すデータのサイズが低減されると、文字認識処理の認識精度が低下し得る。第2実施例によれば、スキャン画像に占める文字画像の割合Trに応じて、スキャンデータ対して文字認識処理を実行するか、高圧縮PDFファイルIFhに対して文字認識処理を実行するか、のいずれかとされる。この結果、文字認識処理に要するリソースと、文字認識処理の処理精度と、のバランスを適切に調節することができる。したがって、文字認識処理に要するリソースの過度な増加と、文字認識処理の処理精度の過度な低下と、を抑制することができる。
スキャン画像に占める文字画像の割合Trが基準未満である場合には、文字認識処理の対象となるデータ量が比較的少なくなるために、文字認識処理に要するリソースが過度に大きくなる可能性は低い。これに対して、割合Trが基準以上である場合には、文字認識処理の対象となるデータ量が比較的多くなるために、文字認識処理に要するリソースが過度に大きくなる可能性がある。この点を考慮して、第2実施例では、スキャンデータに対して文字認識処理を実行すると判断するための条件は、スキャン画像に占める文字画像の割合Trが基準未満であることであり、高圧縮PDFファイルIFhに対して文字認識処理を実行すると判断するための条件は、スキャン画像に占める文字画像の割合Trが基準未満以上であることである。この結果、スキャンデータのサイズに応じて、文字認識処理に要するリソースや処理時間の過度な増加と、文字認識処理の処理精度の過度な低下と、を適切に抑制することができる
C.変形例:
(1)図9は、変形例の説明図である。例えば、スキャナ200が無線通信のための無線インタフェース(例えば、Wi−Fi通信のインタフェース)と、有線通信のための有線インタフェース(例えば、イーサネット(登録商標)やUSBのインタフェース)と、を備える場合において、上記第1実施例のS8、S60に代えて、図9(A)に示すS8a、S60aが実行されても良い。
S8aでは、CPU210は、スキャナ200とサーバ300との間の通信に用いられる通信インタフェースが、無線通信のための無線インタフェースであるか、有線通信のための有線インタフェースであるか、を判断する。S60aでは、CPU210は、スキャナ200と端末装置100との間の通信に用いられる通信インタフェースが、無線通信のための無線インタフェースであるか、有線通信のための有線インタフェースであるか、を判断する。
すなわち、この変形例では、文字認識処理のためのPDFファイルをサーバ300または端末装置100に送信する際に、通常PDFファイルIFnを送信すると判断するための条件は、通信インタフェースが、有線インタフェースであることであり、高圧縮PDFファイルIFhを送信すると判断するための条件は、通信インタフェースが、無線インタフェースであることである。これは、一般的に、無線インタフェースは、有線インタフェースと比較して、通信速度が過度に遅くなる可能性があるからである。特に、スマートフォンなどの無線通信で接続された端末装置100が送信先である場合には、端末装置100が電波の届きにくい通信状態が良好でない場所に位置する可能性もあるため、通信速度が過度に遅くなる可能性がある。この変形例によれば、サーバ300との通信に用いられる通信インタフェースが無線であるか有線であるかに応じて、PDFファイルの送信時間と、文字認識処理の処理精度と、のバランスを適切に調節することができる。
なお、S8a、S60aでは、通信インタフェースが、無線通信のための無線インタフェースであるか、有線通信のための有線インタフェースであるか、に限らず、例えば、通信インタフェースが、USBのインタフェースであるか、イーサネット(登録商標)のインタフェースであるか、が判断されても良い。通信インタフェースが、イーサネット(登録商標)のインタフェースである場合には、USBのインタフェースと比較して、通信速度が過度に遅くなる可能性があるからである。例えば、通信インタフェースが、イーサネット(登録商標)のインタフェースである場合には、接続されたLANのトラフィックが大きい場合には、通信速度が過度に遅くなる可能性がある。
(2)上記第1実施例のS8、S60に代えて、図9(B)に示すS8b、S60bが実行されても良い。S8b、S60bでは、CPU210は、スキャナ200と、サーバ300または端末装置100との間の通信の状態が、送信待ち状態であるか、直ちに送信可能な状態であるか、を判断する。例えば、CPU210は、送信用のバッファに、送信待ちのデータ(例えば、別のPDFファイル)がある場合に、送信待ち状態であると判断し、送信用のバッファに、送信待ちのデータがない場合に、直ちに送信可能な状態であると判断する。あるいは、CPU110は、送信先の装置(サーバ300または端末装置100)に通信要求を送信し、通信要求に対して、通信不可を示す応答を受信した場合、または、所定時間内に応答を受信できない場合に、送信待ち状態であると判断する。そして、CPU110は、通信要求に対して、所定時間内に、通信可能を示す応答を受信した場合に、直ちに送信可能な状態であると判断する。
すなわち、この変形例では、文字認識処理のためのPDFファイルをサーバ300または端末装置100に送信する際に、通常PDFファイルIFnを送信すると判断するための条件は、スキャナ200と、サーバ300または端末装置100との間の通信の状態が、直ちに送信可能な状態であることであり、高圧縮PDFファイルIFhを送信すると判断するための条件は、サーバ300または端末装置100との間の通信の状態が、送信待ち状態であることである。
なお、より一般的に言えば、文字認識処理のためのPDFファイルをサーバ300または端末装置100に送信する際に、通常PDFファイルIFnを送信すると判断するための条件は、スキャナ200と、サーバ300または端末装置100との間の通信の状態が、第1の通信状態であることであり、高圧縮PDFファイルIFhを送信すると判断するための条件は、サーバ300または端末装置100との間の通信の状態が、第1の通信状態より制限された第2の通信状態であることである。第1の通信状態は、例えば、上述した直ちに送信可能な状態や、基準以上の通信速度で通信可能な状態を含む。第2の通信状態は、例えば、上述した送信待ち状態や、基準未満の通信速度でのみ通信可能な状態を含む。本変形例によれば、スキャナ200と、サーバ300や端末装置100と間の通信の状態に応じて、PDFファイルの送信時間と、文字認識処理の処理精度と、のバランスを適切に調節することができる。
第1実施例および変形例(1)、(2)から解るように、文字認識処理のためのPDFファイルをサーバ300または端末装置100に送信する際に、通常PDFファイルIFnを送信するか、高圧縮PDFファイルIFhを送信するか、を判断する条件は、一般的に、サーバ300や端末装置100へのデータの送信に要する時間に関連する条件を含むことが好ましい。
(3)上記第1実施例のS8、S60、上記第2実施例のS115に代えて、図9(C)に示すS8c、S60c、S115cが実行されても良い。S8c、S60c、S115cでは、CPU110またはCPU210は、スキャンデータの読取解像度が、基準(例えば、1200dpi)以上であるか否かを判断する。スキャンデータの読取解像度が、基準以上である場合には、高圧縮PDFファイルIFhに対して、文字認識処理を実行しても、文字認識処理の精度は、低下し難いと考えられる。このために、この場合には、第1実施例では、高圧縮PDFファイルIFhをサーバ300や端末装置100に送信することが好ましいと考えられる。また、この場合には、第2実施例では、高圧縮PDFファイルIFhに対して文字認識処理を実行することが好ましいと考えられる。
(4)上記第1実施例のS8、S60、上記第2実施例のS115に代えて、図9(D)に示すS8d、S60d、S115dが実行されても良い。S8d、S60d、S115dでは、CPU110またはCPU210は、スキャン画像SI内の文字の最小サイズは、基準以上であるか否かを判断する。スキャン画像SI内の文字の最小サイズは、例えば、スキャンデータを解析することによって、スキャン画像SI内の文字画像を特定し、特定された文字画像内において横方向の1以上の文字列を特定し、特定された文字列の高さを特定することによって、決定される。スキャン画像SI内の文字の最小サイズが、基準未満である場合には、文字認識処理の精度が低下しやすいと考えられる。このために、この場合には、第1実施例では、通常PDFファイルIFnをサーバ300や端末装置100に送信することが好ましいと考えられる。また、この場合には、第2実施例では、スキャンデータに対して文字認識処理を実行することが好ましいと考えられる。
(5)上記第1実施例のS8、S60、上記第2実施例のS115に代えて、図9(E)に示すS8e、S60e、S115eが実行されても良い。S8e、S60e、S115eでは、CPU110またはCPU210は、端末装置100またはサーバ300において、既に処理済みのスキャンデータについて実行された文字認識処理の精度は、基準以上であるか否かを判断する。文字認識処理では、例えば、文字認識処理において、文字の種類の特定の成功率を出力する機能や、文字の種類の特定結果の正しさの程度を示す指標値を出力する機能を、備えている場合がある。このような場合には、CPU110またはCPU210は、これらの成功率や指標値に基づいて、文字認識処理の精度は、基準以上であるか否かを判断する。スキャナ200のCPU210が、上記判断を行う場合には、CPU210は、成功率や指標値を、文字認識処理を実行した端末装置100またはサーバ300から取得すれば良い。既に処理済みのスキャンデータについて実行された文字認識処理の精度が、基準未満である場合には、未処理のスキャンデータについて実行される文字認識処理の精度も低下しやすいと考えられる。特に、文字認識処理が高圧縮PDFファイルIFhに対して実行された場合において、当該文字認識処理の精度が、基準未満である場合には、未処理のスキャンデータについて実行される文字認識処理は、認識精度の過度な低下を抑制するために、スキャンデータ(通常PDFファイルIFn)に対して実行されることが、好ましい。このために、この場合には、第1実施例では、通常PDFファイルIFnをサーバ300や端末装置100に送信することが好ましいと考えられる。また、この場合には、第2実施例では、スキャンデータに対して文字認識処理を実行することが好ましいと考えられる。
変形例(4)、(5)から解るように、第1実施例において、文字認識処理のためのPDFファイルをサーバ300または端末装置100に送信する際に、通常PDFファイルIFnを送信するか、高圧縮PDFファイルIFhを送信するか、を判断する条件は、一般的に、スキャンデータに関連する条件、例えば、スキャンデータに対する文字認識処理の精度に関連する条件を含むことが好ましい。また、第2実施例において、スキャンデータに対して文字認識処理を実行するか、高圧縮PDFファイルIFに対して文字認識処理を実行するかを判断する条件は、一般的に、スキャンデータに関連する条件、例えば、スキャンデータに対する文字認識処理の精度に関連する条件を含むことが好ましい。
(6)第2実施例のS115に代えて、CPU110は、第1実施例のS8と同様に、スキャンデータのサイズが基準以上であるか否かを判断しても良い。スキャンデータのサイズが基準以上である場合には、スキャンデータに対する文字認識処理に要するリソースが過度に大きくなる可能性がある。このために、この場合には、第2実施例では、高圧縮PDFファイルIFhに対して文字認識処理を実行することが好ましいと考えられる。
(7)上記第1実施例および変形例にて説明したPDFファイルをサーバ300または端末装置100に送信する際に、通常PDFファイルIFnを送信するか、高圧縮PDFファイルIFhを送信するか、を判断する複数種類の条件の全部または一部は、必要条件または十分条件として組み合わされても良い。例えば、通常PDFファイルIFnを送信すると判断する条件は、サーバ300または端末装置100との間の通信の状態が、直ちに送信可能な状態であり、かつ、スキャンデータのサイズが基準未満であり、かつ、通信インタフェースが有線インタフェースであること、であっても良い。あるいは、サーバ300または端末装置100との間の通信の状態が、直ちに送信可能な状態である、または、スキャンデータのサイズが基準未満である、または、通信インタフェースが有線インタフェースであること、であっても良い。
(8)上記第1実施例のS36およびS76にてスキャナ200から送信される通常PDFファイルIFnは、JPEG圧縮されたスキャンデータであるが、JPEG圧縮される前のスキャンデータであっても良い。あるいは、通常PDFファイルIFnは、FLATE圧縮などの他の圧縮方式で圧縮されたスキャンデータであっても良い。
(9)上記第1実施例のS18およびS44にて、スキャナ200がサーバ300から受信するデータは、文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFtであるが、文字情報だけであっても良い。この場合には、スキャナ200のCPU210は、自身が生成した高圧縮PDFファイルIFhに、受信した文字情報を付加して、文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFtを生成すれば良い。
(10)上記第1実施例では、スキャナ200のCPU210は、全ての原稿について、S18またはS44にて文字情報付き高圧縮PDFファイルIFtを受信した後に、S29またはS53にて、受信済みの複数個の文字情報付き高圧縮PDFファイルIFtを合成している。これに代えて、CPU210は、S18またはS44にて文字情報付き高圧縮PDFファイルIFtを受信する度に、該高圧縮PDFファイルIFtを、既に受信済みの他の文字情報付き高圧縮PDFファイルIFtと合成しても良い。
また、上記第1実施例では、サーバ300のCPU310は、S16またはS42にて文字情報付き高圧縮PDFファイルIFtを生成する度に、S18またはS44にて該文字情報付き高圧縮PDFファイルIFtをスキャナ200に対して送信している。これに代えて、CPU310は、全ての文字情報付き高圧縮PDFファイルIFtを生成した後に、これらの文字情報付き高圧縮PDFファイルIFtを合成し、合成された1個の文字情報付き高圧縮PDFファイルを、スキャナ200に対して送信しても良い。
(11)上記第2実施例のファイル生成処理は、端末装置100のCPU110に代えて、サーバ300のCPU310によって実行されても良い。例えば、スキャナ200は、文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFtの生成要求と、スキャンデータと、をサーバ300に対して送信する。サーバ300のCPU310は、スキャナ200から受信した生成要求に応じて、スキャナ200から受信したスキャンデータを用いて、第2実施例のファイル生成処理を実行しても良い。サーバ300にて生成された文字情報付きの高圧縮PDFファイルIFtは、例えば、スキャナ200または端末装置100に送信される。
(12)上記各実施例では、スキャンデータに対して実行される特定の圧縮処理は、スキャンデータを用いて高圧縮PDFファイルIFhを生成する処理である。これに代えて、特定の圧縮処理は、スキャン画像SI内の文字画像のデータのサイズを低減する他の圧縮処理であっても良い。例えば、特定の圧縮処理は、スキャン画像SIを文字画像と、文字画像以外の領域の画像とに分割し、文字画像はグレースケールに変換してから圧縮し、文字画像以外の領域の画像は、そのまま圧縮する処理であっても良い。
(13)上記各実施例のファイル生成処理にて、生成される画像ファイルは、PDFファイルであるが、これに代えて、例えば、XPS(XML Paper Specification)形式等の他のページ記述言語で記述された画像ファイルが生成されても良い。
(14)上記各実施例のファイル生成処理は、一例であり、適宜に変形され得る。例えば、図2のS4の処理およびS57以降の処理が省略され、文字認識処理は、端末装置100で行われることはなく、常に、サーバ300で行われても良い。
(15)サーバ300は、1個の計算機ではなく、通信可能に接続された複数個の計算機から構成されるいわゆるクラウドサーバであっても良い。また、スキャナ200は、単体のスキャナに限らず、スキャナ機能を備える複合機であっても良く、撮影によって光学的に原稿を読取可能なデジタルカメラであっても良い。
(16)上記各実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。
以上、実施例、変形例に基づき本発明について説明してきたが、上記した発明の実施の形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれる。
100...端末装置、110...CPU、120...揮発性記憶装置、121...バッファ領域、130...不揮発性記憶装置、180...通信部、200...スキャナ、210...CPU、220...揮発性記憶装置、221...バッファ領域、230...不揮発性記憶装置、250...読取実行部、260...操作部、270...表示部、280...通信部、300...サーバ、310...CPU、320...揮発性記憶装置、321...バッファ領域、330...不揮発性記憶装置、380...通信部、1000...システム、SI...スキャン画像、BI...背景画像、IT...インターネット、PG1...ドライバプログラム、PG2...制御プログラム、PG3...サーバプログラム

Claims (13)

  1. 原稿を光学的に読み取ることによって生成される対象画像データであって、文字を示す文字画像を含む対象画像を示す前記対象画像データを取得する取得部と、
    第1条件と第2条件とを含む複数個の条件のうち、いずれかの条件が満たされるか否かを判断する判断部と、
    前記第1条件が満たされる場合に、前記対象画像データに基づく第1の画像データであって前記対象画像を示す前記第1の画像データを、特定の通信装置に対して送信する送信部と、
    前記第1条件が満たされる場合に、前記文字画像内の文字に関する第1の文字情報であって、前記第1の画像データに対して文字認識処理が実行されることによって生成される前記第1の文字情報を含む第1の処理済みデータを、前記特定の通信装置から受信する受信部と、
    前記第2条件が満たされる場合に、前記対象画像データを用いて、前記対象画像データ内の前記文字画像を示すデータのサイズを低減する特定の圧縮処理を実行して、前記対象画像を示す第2の画像データを生成する圧縮部であって、前記第2の画像データのサイズは、前記第1の画像データのサイズより小さい、前記圧縮部と、
    を備え、
    前記送信部は、前記第2条件が満たされる場合に、前記第2の画像データを、前記特定の通信装置に対して送信
    前記受信部は、前記第2条件が満たされる場合に、前記文字画像内の文字に関する第2の文字情報であって、前記第2の画像データに対して文字認識処理が実行されることによって生成される前記第2の文字情報を含む第2の処理済みデータを、前記特定の通信装置から受信する、画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、さらに、
    外部機器との通信インタフェースである第1のインタフェースおよび第2のインタフェースを備え、
    前記第1条件は、前記画像処理装置と前記特定の通信装置と間の通信に用いられる前記通信インタフェースが、前記第1のインタフェースであることを含み、
    前記第2条件は、前記画像処理装置と前記特定の通信装置と間の通信に用いられる前記通信インタフェースが、前記第2のインタフェースであることを含む、画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置であって、
    前記第1のインタフェースは、有線通信に用いられる有線インタフェースであり、
    前記第2のインタフェースは、無線通信に用いられる無線インタフェースである、画像処理装置。
  4. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記第1条件は、前記画像処理装置と前記特定の通信装置と間の通信の状態が、データを送信可能な第1の通信状態であることを含み、
    前記第2条件は、前記画像処理装置と前記特定の通信装置と間の通信の状態が、前記第1の通信状態より制限された第2の通信状態であることを含む、画像処理装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記画像処理装置は、ユーザの端末装置と、前記特定の通信装置としてのサーバと、通信可能に接続され、
    前記画像処理装置は、さらに、前記端末装置が文字認識処理を実行する機能を有するか否かを特定するための情報を取得
    前記送信部は、
    前記端末装置が、文字認識処理を実行する機能を有する場合に、前記第1の画像データと前記第2の画像データとのうちの一方を、前記端末装置に対して送信し、
    前記端末装置が、文字認識処理を実行する機能を有しない場合に、前記第1の画像データと前記第2の画像データのとのうちの一方を、前記サーバに対して送信する、画像処理装置。
  6. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    記受信部が受信する前記第1の処理済みデータは、前記対象画像データを用いて、前記特定の圧縮処理を実行して得られる前記第2の画像データを含む、画像処理装置。
  7. 原稿を光学的に読み取ることによって生成される対象画像データであって、文字を示す文字画像を含む対象画像を示す前記対象画像データを取得する取得部と、
    第1条件と第2条件とを含む複数個の条件のうち、いずれかの条件が満たされるか否かを判断する判断部と、
    前記第1条件が満たされる場合に、前記対象画像データに対して文字認識処理を実行して、前記対象画像内の文字に関する第1の文字情報を含む第1の処理済みデータを生成する生成部と、
    前記第1条件が満たされる場合に、前記文字認識処理が実行された後に、前記対象画像データを用いて、前記対象画像データ内の前記文字画像を示すデータサイズを低減する特定の圧縮処理を実行して、前記対象画像を示す特定の圧縮済みデータを生成する圧縮部であって、前記特定の圧縮済みデータのサイズは、前記対象画像データのサイズよりも小さい、前記圧縮部と、
    を備え、
    前記圧縮部は、前記第2条件が満たされる場合に、前記対象画像データを用いて前記特定の圧縮処理を実行して、前記特定の圧縮済みデータを生成
    前記生成部は、前記第2条件が満たされる場合に、前記特定の圧縮処理が実行された後に、前記特定の圧縮済みデータに対して文字認識処理を実行して、前記対象画像内の文字に関する第2の文字情報を含む第2の処理済みデータを生成する、画像処理装置。
  8. 請求項7に記載の画像処理装置であって、
    前記第1条件は、前記対象画像に占める前記文字画像の割合が基準未満であることを含み、
    前記第2条件は、前記対象画像に占める前記文字画像の割合が前記基準以上であることを含む、画像処理装置。
  9. 請求項1または7に記載の画像処理装置であって、
    前記第1条件は、前記対象画像データのサイズが、基準未満であることを含み、
    前記第2条件は、前記対象画像データのサイズが、前記基準以上であることを含む、画像処理装置。
  10. 請求項1〜6のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記特定の圧縮処理は、前記対象画像データを用いて、前記文字画像内の文字を示す文字データと、前記対象画像から前記文字画像内の文字が消去された背景画像を示す背景画像データと、を生成する処理と、前記文字データと前記背景画像データとをそれぞれ異なる方法で圧縮する処理と、を含み、
    前記第2の画像データは、それぞれ異なる方法で圧縮された前記文字データと前記背景画像データとを含む、画像処理装置。
  11. 原稿を光学的に読み取ることによって生成される対象画像データであって、文字を示す文字画像を含む対象画像を示す前記対象画像データを取得する取得機能と、
    第1条件と第2条件とを含む複数個の条件のうち、いずれかの条件が満たされるか否かを判断する判断機能と、
    前記第1条件が満たされる場合に、前記対象画像データに基づく第1の画像データであって前記対象画像を示す前記第1の画像データを、特定の通信装置に対して送信する送信機能と、
    前記第1条件が満たされる場合に、前記文字画像内の文字に関する第1の文字情報であって、前記第1の画像データに対して文字認識処理が実行されることによって生成される前記第1の文字情報を含む第1の処理済みデータを、前記特定の通信装置から受信する受信機能と、
    前記第2条件が満たされる場合に、前記対象画像データを用いて、前記対象画像データ内の前記文字画像を示すデータのサイズを低減する特定の圧縮処理を実行して、前記対象画像を示す第2の画像データを生成する圧縮機能であって、前記第2の画像データのサイズは、前記第1の画像データのサイズより小さい、前記圧縮機能と、
    をコンピュータに実現させ、
    前記送信機能は、前記第2条件が満たされる場合に、前記第2の画像データを、前記特定の通信装置に対して送信
    前記受信機能は、前記第2条件が満たされる場合に、前記文字画像内の文字に関する第2の文字情報であって、前記第2の画像データに対して文字認識処理が実行されることによって生成される前記第2の文字情報を含む第2の処理済みデータを、前記特定の通信装置から受信するコンピュータプログラム。
  12. 原稿を光学的に読み取ることによって生成される対象画像データであって、文字を示す文字画像を含む対象画像を示す前記対象画像データを取得する取得機能と、
    第1条件と第2条件とを含む複数個の条件のうち、いずれかの条件が満たされるか否かを判断する判断機能と、
    前記第1条件が満たされる場合に、前記対象画像データに対して文字認識処理を実行して、前記対象画像内の文字に関する第1の文字情報を含む第1の処理済みデータを生成する生成機能と、
    前記第1条件が満たされる場合に、前記文字認識処理が実行された後に、前記対象画像データを用いて、前記対象画像データ内の前記文字画像を示すデータサイズを低減する特定の圧縮処理を実行して、前記対象画像を示す特定の圧縮済みデータを生成する圧縮機能であって、前記特定の圧縮済みデータのサイズは、前記対象画像データのサイズよりも小さい、前記圧縮機能と、
    前記圧縮機能は、前記第2条件が満たされる場合に、前記対象画像データを用いて前記特定の圧縮処理を実行して、前記特定の圧縮済みデータを生成
    前記生成機能は、前記第2条件が満たされる場合に、前記特定の圧縮処理が実行された後に、前記特定の圧縮済みデータに対して文字認識処理を実行して、前記対象画像内の文字に関する第2の文字情報を含む第2の処理済みデータを生成する、コンピュータプログラム。
  13. 画像処理装置と、前記画像処理装置と通信可能な特定の通信装置と、を含むシステムであって、
    前記画像処理装置は、
    原稿を光学的に読み取ることによって生成される対象画像データであって、文字を示す文字画像を含む対象画像を示す前記対象画像データを取得する取得部と、
    第1条件と第2条件とを含む複数個の条件のうち、いずれかの条件が満たされるか否かを判断する判断部と、
    前記第1条件が満たされる場合に、前記対象画像データに基づく第1の画像データであって前記対象画像を示す前記第1の画像データを、前記特定の通信装置に対して送信する送信部と、
    前記第2条件が満たされる場合に、前記対象画像データを用いて、前記対象画像データ内の前記文字画像を示すデータのサイズを低減する特定の圧縮処理を実行して、前記対象画像を示す第2の画像データを生成する圧縮部であって、前記第2の画像データのサイズは、前記第1の画像データのサイズより小さい、前記圧縮部と、
    を備え、
    前記画像処理装置の前記送信部は、前記第2条件が満たされる場合に、前記第2の画像データを、前記特定の通信装置に対して送信し、
    前記特定の通信装置は、
    前記第1の画像データを受信した場合に、前記第1の画像データに対して文字認識処理を実行することによって、前記文字画像内の文字に関する第1の文字情報を含む第1の処理済みデータを生成する生成部と、
    前記第1の画像データを受信した場合に、前記第1の処理済みデータを前記画像処理装置に対して送信する送信部と、
    を備え、
    前記特定の通信装置の前記生成部は、前記第2の画像データを受信した場合に、前記第2の画像データに対して文字認識処理を実行することによって、前記文字画像内の文字に関する第2の文字情報を含む第2の処理済みデータを生成
    前記特定の通信装置の前記送信部は、前記第2の画像データを受信した場合に、前記第2の処理済みデータを前記画像処理装置に対して送信する、システム。
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