JP6652156B2 - Transmission device - Google Patents
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Description
本開示は、信号を送信する送信装置に関する。 The present disclosure relates to a transmission device that transmits a signal.
近年の電子機器の高機能化および多機能化に伴い、電子機器には、半導体チップ、センサ、表示デバイスなどの様々なデバイスが搭載される。これらのデバイス間では、多くのデータのやり取りが行われ、そのデータ量は、電子機器の高機能化および多機能化に応じて多くなってきている。そこで、しばしば、例えば数Gbpsでデータを送受信可能な高速インタフェースを用いて、データのやりとりが行われる。 2. Description of the Related Art In recent years, various devices such as semiconductor chips, sensors, and display devices are mounted on electronic devices as electronic devices become more sophisticated and multifunctional. A large amount of data is exchanged between these devices, and the amount of data is increasing as electronic devices become more sophisticated and multifunctional. Therefore, data is often exchanged using, for example, a high-speed interface capable of transmitting and receiving data at several Gbps.
高速インタフェースにおける通信性能の向上を図るため、しばしばエンファシス(プリエンファシス、デエンファシス)や、イコライザが用いられる。プリエンファシスは、送信時に信号の高周波成分をあらかじめ強調するものであり(例えば特許文献1)、デエンファシスは、送信時に信号の低周波成分をあらかじめ小さくするものである。また、イコライザは、受信時に信号の高周波成分を大きくするものである。これにより、通信システムでは、伝送路による信号の減衰の影響を抑えることができ、通信性能の向上を図ることができるようになっている。 In order to improve communication performance in a high-speed interface, emphasis (pre-emphasis, de-emphasis) and an equalizer are often used. The pre-emphasis is to emphasize the high-frequency component of the signal before transmission (for example, Patent Document 1), and the de-emphasis is to reduce the low-frequency component of the signal before transmission. The equalizer increases the high-frequency component of a signal during reception. Thereby, in the communication system, the influence of signal attenuation due to the transmission path can be suppressed, and the communication performance can be improved.
このように、通信システムでは、通信性能の向上が望まれており、さらなる通信性能の向上が期待されている。 As described above, in the communication system, improvement in communication performance is desired, and further improvement in communication performance is expected.
本開示はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、通信性能を高めることができる送信装置を提供することにある。 The present disclosure has been made in view of such a problem, and an object of the present disclosure is to provide a transmission device capable of improving communication performance.
本開示の送信装置は、送信部と、制御部とを備えている。送信部は、送信シンボルのシーケンスを示すデータ信号に基づいて3つの送信信号を生成するものである。制御部は、データ信号における、連続する2つの送信シンボルに基づいて送信信号の電圧レベルを調整するように送信部を制御するものである。各送信信号は、3以上の電圧状態の間で遷移するものである。 A transmission device according to the present disclosure includes a transmission unit and a control unit. The transmitting unit generates three transmission signals based on a data signal indicating a sequence of transmission symbols. The control unit controls the transmission unit to adjust the voltage level of the transmission signal based on two consecutive transmission symbols in the data signal. Each transmission signal transitions between three or more voltage states.
本開示の送信装置では、データ信号に基づいて3つの送信信号が生成される。その際、データ信号において、連続する2つの送信シンボルに基づいて、送信信号の電圧レベルが調整される。 In the transmission device of the present disclosure, three transmission signals are generated based on the data signals. At that time, in the data signal, the voltage level of the transmission signal is adjusted based on two consecutive transmission symbols.
本開示の送信装置によれば、連続する2つの送信シンボルに基づいて送信信号の電圧レベルを調整するようにしたので、通信性能を高めることができる。なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれの効果があってもよい。 According to the transmission device of the present disclosure, the voltage level of the transmission signal is adjusted based on two consecutive transmission symbols, so that communication performance can be improved. The effects described here are not necessarily limited, and any effects described in the present disclosure may be provided.
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態(エンファシスを用いた例)
2.第2の実施の形態(イコライザを用いた例)
3.適用例
Hereinafter, embodiments of the present disclosure will be described in detail with reference to the drawings. The description will be made in the following order.
1. First embodiment (example using emphasis)
2. Second embodiment (example using an equalizer)
3. Application example
<1.第1の実施の形態>
[構成例]
図1は、第1の実施の形態に係る送信装置が適用された通信システムの一構成例を表すものである。通信システム1は、プリエンファシスにより通信品質の向上を図るものである。
<1. First Embodiment>
[Configuration example]
FIG. 1 illustrates a configuration example of a communication system to which the transmission device according to the first embodiment is applied. The
通信システム1は、送信装置10と、受信装置30とを備えている。この通信システム1では、送信装置10が、受信装置30に対して、伝送路9A,9B,9Cを介して信号SIGA,SIGB,SIGCをそれぞれ送信するようになっている。信号SIGA,SIGB,SIGCは、それぞれ、3つの電圧状態SH,SM,SLの間で遷移するものである。ここで、電圧状態SHは、高レベル電圧VHに対応する状態である。すなわち、電圧状態SHが示す電圧は、後述するように、高レベル電圧VHに加え、この高レベル電圧VHに対してプリエンファシスを行った場合の電圧をも含むものである。同様に、電圧状態SMは、中レベル電圧VMに対応する状態であり、電圧状態SLは、低レベル電圧VLに対応する状態である。
The
図2は、信号SIGA,SIGB,SIGCの電圧状態を表すものである。送信装置10は、3つの信号SIGA,SIGB,SIGCを用いて、6つのシンボル“+x”,“−x”,“+y”,“−y”,“+z”,“−z”を送信する。例えば、シンボル“+x”を送信する場合には、送信装置10は、信号SIGAを電圧状態SH(例えば高レベル電圧VH)にし、信号SIGBを電圧状態SL(例えば低レベル電圧VL)にし、信号SIGCを電圧状態SM(例えば中レベル電圧VM)にする。シンボル“−x”を送信する場合には、送信装置10は、信号SIGAを電圧状態SLにし、信号SIGBを電圧状態SHにし、信号SIGCを電圧状態SMにする。シンボル“+y”を送信する場合には、送信装置10は、信号SIGAを電圧状態SMにし、信号SIGBを電圧状態SHにし、信号SIGCを電圧状態SLにする。シンボル“−y”を送信する場合には、送信装置10は、信号SIGAを電圧状態SMにし、信号SIGBを電圧状態SLにし、信号SIGCを電圧状態SHにする。シンボル“+z”を送信する場合には、送信装置10は、信号SIGAを電圧状態SLにし、信号SIGBを電圧状態SMにし、信号SIGCを電圧状態SHにする。シンボル“−z”を送信する場合には、送信装置10は、信号SIGAを電圧状態SHにし、信号SIGBを電圧状態SMにし、信号SIGCを電圧状態SLにするようになっている。
FIG. 2 shows voltage states of the signals SIGA, SIGB, and SIGC. The transmitting
図3は、送信装置10の一構成例を表すものである。送信装置10は、信号生成部11と、レジスタ12と、フリップフロップ(F/F)13〜15と、送信部20とを有している。
FIG. 3 illustrates a configuration example of the
信号生成部11は、シンボルCS、信号TxF,TxR,TxP、およびクロックTxCKに基づいて、シンボルNSを求めるものである。ここで、シンボルCS,NSは、それぞれ、6つのシンボル“+x”,“−x”,“+y”,“−y”,“+z”,“−z”のうちのいずれか一つを示すものである。シンボルCSは現在送信しているシンボル(現在のシンボル)であり、シンボルNSは次に送信するシンボル(次のシンボル)である。
The
図4は、信号生成部11の動作を表すものである。この図4は、6つのシンボル“+x”,“−x”,“+y”,“−y”,“+z”,“−z”と、それらの間の遷移を示している。
FIG. 4 illustrates the operation of the
信号TxFは、“+x”と“−x”との間でシンボルを遷移させ、“+y”と“−y”との間でシンボルを遷移させ、“+z”と“−z”との間でシンボルを遷移させるものである。具体的には、信号TxFが“1”である場合には、シンボルの極性を変更するように(例えば“+x”から“−x”へ)遷移し、信号TxFが“0”である場合には、このような遷移を行わないようになっている。 The signal TxF causes a symbol to transition between “+ x” and “−x”, a symbol to transition between “+ y” and “−y”, and a signal to transition between “+ z” and “−z”. The symbol is changed. Specifically, when the signal TxF is “1”, a transition is made so as to change the symbol polarity (for example, from “+ x” to “−x”), and when the signal TxF is “0”, Does not perform such a transition.
信号TxR,TxPは、信号TxFが“0”である場合において、“+x”と“+x”以外との間、“+y”と“+y”以外との間、“+z”と“+z”以外との間でシンボルを遷移させるものである。具体的には、信号TxRが“1”であり、かつ信号TxPが“0”である場合には、シンボルの極性を保ったまま、図4において右回りに(例えば“+x”から“+y”へ)遷移し、信号TxRが“1”であり、かつ信号TxPが“1”である場合には、シンボルの極性を変更するとともに、図4において右回りに(例えば“+x”から“−y”へ)遷移する。また、信号TxRが“0”であり、かつ信号TxPが“0”である場合には、シンボルの極性を保ったまま、図4において左回りに(例えば“+x”から“+z”へ)遷移し、信号TxRが“0”であり、かつ信号TxPが“1”である場合には、シンボルの極性を変更するとともに、図4において左回りに(例えば“+x”から“−z”へ)遷移する。 When the signal TxF is “0”, the signals TxR and TxP are between “+ x” and “+ x”, between “+ y” and “+ y”, and “+ z” and “+ z”. The symbol transitions between. More specifically, when the signal TxR is "1" and the signal TxP is "0", the symbol is kept clockwise in FIG. 4 (for example, from "+ x" to "+ y") while maintaining the polarity of the symbol. If the signal TxR is “1” and the signal TxP is “1”, the polarity of the symbol is changed, and clockwise in FIG. 4 (for example, from “+ x” to “−y”). To "). When the signal TxR is “0” and the signal TxP is “0”, the signal transits counterclockwise in FIG. 4 (for example, from “+ x” to “+ z”) while maintaining the polarity of the symbol. When the signal TxR is “0” and the signal TxP is “1”, the polarity of the symbol is changed and the symbol is turned counterclockwise in FIG. 4 (for example, from “+ x” to “−z”). Transition.
このように、信号生成部11では、信号TxF,TxR,TxPにより、シンボルの遷移の方向が特定される。よって、信号生成部11は、現在のシンボルCSと、これらの信号TxF,TxR,TxPに基づいて、次のシンボルNSを求めることができる。そして、信号生成部11は、このシンボルNSを、この例では、3ビットの信号S1を用いてフリップフロップ13に供給するようになっている。
As described above, in the
また、信号生成部11は、レジスタ12から供給されるLUT(Look Up Table)19に基づいて、信号EA,EB,ECを生成する機能をも有している。信号EAは、信号SIGAについてプリエンファシスを行うか否かを示すものであり、信号生成部11は、信号EAをアクティブにすることにより、信号SIGAに対してプリエンファシスを行うように制御する。同様に、信号EBは、信号SIGBについてプリエンファシスを行うか否かを示すものであり、信号生成部11は、信号EBをアクティブにすることにより、信号SIGBに対してプリエンファシスを行うように制御する。また、信号ECは、信号SIGCについてプリエンファシスを行うか否かを示すものであり、信号生成部11は、信号ECをアクティブにすることにより、信号SIGCに対してプリエンファシスを行うように制御する。LUT19は、現在のシンボルCSと、信号TxF,TxR,TxPと、信号EA,EB,ECとの関係を示したものである。信号生成部11は、現在のシンボルCSおよび信号TxF,TxR,TxPに基づいて、このLUT19を参照して、信号EA,EB,ECを生成する。言い換えれば、信号生成部11は、時間的に隣り合う2つのシンボル(現在のシンボルCSおよび次のシンボルNS)、すなわち連続した2つのシンボルに応じて、信号EA,EB,ECを生成するようになっている。
The
この構成により、信号生成部11は、例えば、電圧状態SH,SM,SLの間の遷移のうちの一部の遷移に対して選択的にプリエンファシスを行うことができるとともに、信号SIGA,SIGB,SIGCのうちの一部の信号に対して選択的にプリエンファシスを行うことができるようになっている。
With this configuration, for example, the
レジスタ12は、LUT19を記憶するものである。このLUT19は、例えば、送信装置10の電源投入時に、図示しないアプリケーションプロセッサから、このレジスタ12に書き込まれるようになっている。
The
フリップフロップ13は、信号S1を、クロックTxCKの1クロック分遅延させ、3ビットの信号S2として出力するものである。すなわち、フリップフロップ13は、信号S1が示す次のシンボルNSをクロックTxCKの1クロック分遅延させることにより、現在のシンボルCSを生成している。そして、フリップフロップ13は、その信号S2を、信号生成部11および送信部20に供給するようになっている。
The flip-
フリップフロップ14は、信号EA,EB,ECを、クロックTxCKの1クロック分遅延させ、それぞれ出力するものである。フリップフロップ15は、フリップフロップ14の3つの出力信号を、クロックTxCKの1クロック分遅延させ、信号EA2,EB2,EC2としてそれぞれ出力するものである。そして、フリップフロップ15は、その信号EA2,EB2,EC2を送信部20に供給するようになっている。
The flip-
送信部20は、信号S2および信号EA2,EB2,EC2に基づいて、信号SIGA,SIGB,SIGCを生成するものである。
The
図5は、送信部20の一構成例を表すものである。送信部20は、出力制御部21と、出力部22A,22B,22Cと、エンファシス制御部23と、出力部24A,24B,24Cとを有している。
FIG. 5 illustrates a configuration example of the
出力制御部21は、信号S2に基づいて、出力部22A,22B,22Cに制御信号を供給し、出力部22A,22B,22Cの動作を制御するものである。
The
出力部22Aは、出力制御部21から供給された制御信号に基づいて、信号SIGAの電圧状態を、電圧状態SH,SM,SLのうちのいずれかに設定するものである。出力部22Bは、出力制御部21から供給された制御信号に基づいて、信号SIGBの電圧状態を、電圧状態SH,SM,SLのうちのいずれかに設定するものである。出力部22Cは、出力制御部21から供給された制御信号に基づいて、信号SIGCの電圧状態を、電圧状態SH,SM,SLのうちのいずれかに設定するものである。
The
この構成により、送信部20は、信号S2が示すシンボルCSに基づいて、信号SIGA,SIGB,SIGCを、図2に示したように、シンボルCSに対応した電圧状態SH,SM,SLに設定することができるようになっている。
With this configuration, transmitting
以下、送信部20の出力部22Aについてより詳細に説明する。出力部22B,22Cについても同様である。
Hereinafter, the
出力部22Aは、トランジスタ25,26と、抵抗素子27,28とを有している。トランジスタ25,26は、この例では、NチャネルMOS(Metal Oxide Semiconductor)型のFET(Field Effect Transistor)である。トランジスタ25のゲートには出力制御部21から制御信号が供給され、ドレインには電圧V1が供給され、ソースは抵抗素子27の一端に接続されている。トランジスタ26のゲートには出力制御部21から制御信号が供給され、ドレインは抵抗素子28の一端に接続され、ソースは接地されている。抵抗素子27,28は、通信システム1における終端抵抗として機能するものである。抵抗素子27の一端はトランジスタ25のソースに接続され、他端は、抵抗素子28の他端に接続されるとともに、出力端子ToutAに接続されている。抵抗素子28の一端はトランジスタ26のドレインに接続され、他端は、抵抗素子27の他端に接続されるとともに、出力端子ToutAに接続されている。
The
例えば信号SIGAを電圧状態SHに設定する場合には、出力制御部21は、高レベルの制御信号をトランジスタ25に供給するとともに、低レベルの制御信号をトランジスタ26に供給する。これにより、トランジスタ25がオン状態になるとともにトランジスタ26がオフ状態になり、トランジスタ25を介して出力電流が流れ、信号SIGAが電圧状態SHに設定される。また、例えば信号SIGAを電圧状態SLに設定する場合には、出力制御部21は、低レベルの制御信号をトランジスタ25に供給するとともに、高レベルの制御信号をトランジスタ26に供給する。これにより、トランジスタ25がオフ状態になるとともにトランジスタ26がオン状態になり、トランジスタ26を介して出力電流が流れ、信号SIGAが電圧状態SLに設定される。また、例えば信号SIGAを電圧状態SMに設定する場合には、出力制御部21は、低レベルの制御信号をトランジスタ25,26に供給する。これにより、トランジスタ25,26がオフ状態になり、受信装置30の抵抗素子31A,31B,31C(後述)により、信号SIGAが電圧状態SMに設定されるようになっている。
For example, when setting the signal SIGA to the voltage state SH, the
エンファシス制御部23は、信号S2および信号EA2,EB2,EC2に基づいて、出力部24A,24B,24Cの動作を制御するものである。具体的には、エンファシス制御部23は、信号S2および信号EA2に基づいて、出力部24Aに対して制御信号を供給し、信号S2および信号EB2に基づいて、出力部24Bに対して制御信号を供給し、信号S2および信号EC2に基づいて、出力部24Cに対して制御信号を供給するようになっている。
The
出力部24Aは、エンファシス制御部23から供給された制御信号に基づいて、信号SIGAに対してプリエンファシスを行うものである。出力部24Bは、エンファシス制御部23から供給された制御信号に基づいて、信号SIGBに対してプリエンファシスを行うものである。出力部24Cは、エンファシス制御部23から供給された制御信号に基づいて、信号SIGCに対してプリエンファシスを行うものである。出力部24A,24B,24Cの構成は、出力部22A,22B,22Cと同様である。
The
この構成により、送信部20は、信号EA2がアクティブである場合に、信号SIGAに対してプリエンファシスを行い、信号EB2がアクティブである場合に、信号SIGBに対してプリエンファシスを行い、信号EC2がアクティブである場合に、信号SIGCに対してプリエンファシスを行うようになっている。
With this configuration, the transmitting
なお、送信部20は、この構成に限定されるものではなく、他の様々な構成が適用可能である。
The transmitting
図6は、受信装置30の一構成例を表すものである。受信装置30は、抵抗素子31A,31B,31Cと、アンプ32A,32B,32Cと、クロック生成部33と、フリップフロップ(F/F)34,35と、信号生成部36とを有している。
FIG. 6 illustrates a configuration example of the receiving
抵抗素子31A,31B,31Cは、通信システム1における終端抵抗として機能するものである。抵抗素子31Aの一端は入力端子TinAに接続されるとともに信号SIGAが供給され、他端は抵抗素子31B,31Cの他端に接続されている。抵抗素子31Bの一端は入力端子TinBに接続されるとともに信号SIGBが供給され、他端は抵抗素子31A,31Cの他端に接続されている。抵抗素子31Cの一端は入力端子TinCに接続されるとともに信号SIGCが供給され、他端は抵抗素子31A,31Bの他端に接続されている。
The
アンプ32A,32B,32Cは、それぞれ、正入力端子における信号と負入力端子における信号の差分に応じた信号を出力するものである。アンプ32Aの正入力端子は、アンプ32Cの負入力端子および抵抗素子31Aの一端に接続されるとともに信号SIGAが供給され、負入力端子は、アンプ32Bの正入力端子および抵抗素子31Bの一端に接続されるとともに信号SIGBが供給される。アンプ32Bの正入力端子は、アンプ32Aの負入力端子および抵抗素子31Bの一端に接続されるとともに信号SIGBが供給され、負入力端子は、アンプ32Cの正入力端子および抵抗素子31Cの一端に接続されるとともに信号SIGCが供給される。アンプ32Cの正入力端子は、アンプ32Bの負入力端子および抵抗素子31Cの一端に接続されるとともに信号SIGCが供給され、負入力端子は、アンプ32Aの正入力端子および抵抗素子31Aの一端に接続されるとともに信号SIGAが供給される。
Each of the
この構成により、アンプ32Aは、信号SIGAと信号SIGBとの差分AB(SIGA−SIGB)に応じた信号を出力し、アンプ32Bは、信号SIGBと信号SIGCとの差分BC(SIGB−SIGC)に応じた信号を出力し、アンプ32Cは、信号SIGCと信号SIGAとの差分CA(SIGC−SIGA)に応じた信号を出力するようになっている。
With this configuration, the
図7は、アンプ32A,32B,32Cの一動作例を表すものである。この例では、信号SIGAは高レベル電圧VHであり、信号SIGBは低レベル電圧VLであり、信号SIGCは中レベル電圧VMである。この場合には、入力端子TinA、抵抗素子31A、抵抗素子31B、入力端子TinBの順に電流Iinが流れる。そして、アンプ32Aの正入力端子には高レベル電圧VHが供給されるとともに負入力端子には低レベル電圧VLが供給され、差分ABは正(AB>0)になるため、アンプ32Aは“1”を出力する。また、アンプ32Bの正入力端子には低レベル電圧VLが供給されるとともに負入力端子には中レベル電圧VMが供給され、差分BCは負(BC<0)になるため、アンプ32Bは“0”を出力する。また、アンプ32Cの正入力端子には中レベル電圧VMが供給されるとともに負入力端子には高レベル電圧VHが供給され、差分CAは負(CA<0)になるため、アンプ32Cは“0”を出力するようになっている。
FIG. 7 illustrates an operation example of the
クロック生成部33は、アンプ32A,32B,32Cの出力信号に基づいて、クロックRxCKを生成するものである。
The
フリップフロップ34は、アンプ32A,32B,32Cの出力信号を、クロックRxCKの1クロック分遅延させ、それぞれ出力するものである。すなわち、フリップフロップ34の出力信号は、現在のシンボルCS2を示すものである。ここで、現在のシンボルCS2は、シンボルCS,NSと同様に、6つのシンボル“+x”,“−x”,“+y”,“−y”,“+z”,“−z”のうちのいずれか一つを示すものである。
The flip-
フリップフロップ35は、フリップフロップ34の3つの出力信号を、クロックRxCKの1クロック分遅延させ、それぞれ出力するものである。すなわち、フリップフロップ35は、現在のシンボルCS2をクロックRxCKの1クロック分遅延させることにより、シンボルPS2を生成している。このシンボルPS2は、前に受信したシンボル(前のシンボル)であり、シンボルCS,NS,CS2と同様に、6つのシンボル“+x”,“−x”,“+y”,“−y”,“+z”,“−z”のうちのいずれか一つを示すものである。
The flip-
信号生成部36は、フリップフロップ34,35の出力信号、およびクロックRxCKに基づいて、信号RxF,RxR,RxPを生成するものである。この信号RxF,RxR,RxPは、送信装置10における信号TxF,TxR,TxPにそれぞれ対応するものであり、シンボルの遷移を表すものである。信号生成部36は、フリップフロップ34の出力信号が示す現在のシンボルCS2と、フリップフロップ35の出力信号が示す前のシンボルPS2に基づいて、シンボルの遷移(図4)を特定し、信号RxF,RxR,RxPを生成するようになっている。
The
ここで、信号S1,S2は、本開示における「データ信号」の一具体例に対応する。信号SIGA,SIGB,SIGCは、本開示における「3つの送信信号」の一具体例に対応する。信号生成部11は、本開示における「制御部」の一具体例に対応する。
Here, the signals S1 and S2 correspond to a specific example of “data signal” in the present disclosure. Signals SIGA, SIGB, and SIGC correspond to a specific example of “three transmission signals” in the present disclosure. The
[動作および作用]
続いて、本実施の形態の通信システム1の動作および作用について説明する。
[Operation and Action]
Subsequently, an operation and an operation of the
(全体動作概要)
まず、図1などを参照して、通信システム1の全体動作概要を説明する。送信装置10において、信号生成部11は、現在のシンボルCSおよび信号TxF,TxR,TxPに基づいて、次のシンボルNSを求め、信号S1として出力する。また、信号生成部11は、現在のシンボルCSおよび信号TxF,TxR,TxPに基づいて、LUT19を参照して、信号EA,EB,ECを生成して出力する。フリップフロップ13は、信号S1を、クロックTxCKの1クロック分遅延させ、信号S2として出力する。フリップフロップ14は、信号EA,EB,ECを、クロックTxCKの1クロック分遅延させ、それぞれ出力する。フリップフロップ15は、フリップフロップ14の3つの出力信号を、クロックTxCKの1クロック分遅延させ、信号EA2,EB2,EC2としてそれぞれ出力する。送信部20は、信号S2および信号EA2,EB2,EC2に基づいて、信号SIGA,SIGB,SIGCを生成する。
(Overview of overall operation)
First, an overall operation outline of the
受信装置30において、アンプ32Aは、信号SIGAと信号SIGBとの差分ABに応じた信号を出力し、アンプ32Bは、信号SIGBと信号SIGCとの差分BCに応じた信号を出力し、アンプ32Cは、信号SIGCと信号SIGAとの差分CAに応じた信号を出力する。クロック生成部33は、アンプ32A,32B,32Cの出力信号に基づいて、クロックRxCKを生成する。フリップフロップ34は、アンプ32A,32B,32Cの出力信号を、クロックRxCKの1クロック分遅延させ、それぞれ出力する。フリップフロップ35は、フリップフロップ34の3つの出力信号を、クロックRxCKの1クロック分遅延させ、それぞれ出力する。信号生成部36は、フリップフロップ34,35の出力信号、およびクロックRxCKに基づいて、信号RxF,RxR,RxPを生成する。
In the receiving
(詳細動作)
信号生成部11は、現在のシンボルCSおよび信号TxF,TxR,TxPに基づいて、次のシンボルNSを求めるとともに、LUT19を参照して、信号SIGA,SIGB,SIGCについてプリエンファシスを行うか否かを示す信号EA,EB,ECを生成する。
(Detailed operation)
The
図8は、LUT19の一例を表すものであり、現在のシンボルCSと、信号TxF,TxR,TxPと、信号EA,EB,ECとの関係を示している。なお、この図8では、説明の便宜上、次のシンボルNSも示している。
FIG. 8 illustrates an example of the
信号生成部11は、現在のシンボルCSおよび信号TxF,TxR,TxPに基づいて、このLUT19を参照して、信号EA,EB,ECを生成する。そして、フリップフロップ14,15は、この信号EA,EB,ECを遅延させて信号EA2,EB2,EC2を生成し、送信部20は、この信号EA2,EB2,EC2に基づいて、信号SIGA,SIGB,SIGCに対してプリエンファシスを行う。以下に、現在のシンボルCSが“+x”である場合と、“−x”である場合を例に、詳細に説明する。
The
図9A〜9E,10A〜10Eは、シンボルが“+x”から“+x”以外に遷移する場合の動作を表すものであり、図9A〜9Eは、信号SIGA,SIGB,SIGCの波形を示し、図10A〜10Eは、差分AB,BC,CAの波形を示す。図9A,10Aは“+x”から“−x”への遷移を示し、図9B,10Bは“+x”から“+y”への遷移を示し、図9C,10Cは “+x”から“−y”への遷移を示し、図9D,10Dは “+x”から“+z”への遷移を示し、図9E,10Eは “+x”から“−z”への遷移を示す。また、図9A〜9E,10A〜10Eにおいて、細線はプリエンファシスを行わない場合を示し、太線はプリエンファシスを行う場合を示す。この例では、伝送路9A〜9Cの長さは十分に短くしている。
9A to 9E and 10A to 10E show an operation when a symbol changes from “+ x” to other than “+ x”, and FIGS. 9A to 9E show waveforms of signals SIGA, SIGB, and SIGC. 10A to 10E show waveforms of the differences AB, BC, and CA. 9A and 10A show a transition from “+ x” to “−x”, FIGS. 9B and 10B show a transition from “+ x” to “+ y”, and FIGS. 9C and 10C show a transition from “+ x” to “−y”. 9D and 10D show a transition from “+ x” to “+ z”, and FIGS. 9E and 10E show a transition from “+ x” to “−z”. 9A to 9E and 10A to 10E, a thin line indicates a case where pre-emphasis is not performed, and a thick line indicates a case where pre-emphasis is performed. In this example, the lengths of the
シンボルが“+x”から“−x”へ遷移する場合には、信号生成部11は、図8に示したように、信号EA,EB,ECを“1”,“1”,“0”にする。これにより、送信部20は、図9Aに示したように、信号SIGAに対してプリエンファシスを行い、高レベル電圧VHから、低レベル電圧VLよりも低い電圧に遷移させるとともに、信号SIGBに対してプリエンファシスを行い、低レベル電圧VLから、高レベル電圧VHよりも高い電圧に遷移させる。このとき、送信部20は、信号SIGCに対しては、プリエンファシスを行わず、中レベル電圧VMを維持させる。これにより、図10Aに示したように、差分ABは、プリエンファシスを行わない場合に比べて、正の電圧から負の電圧へより早く遷移し、差分BC,CAは、プリエンファシスを行わない場合に比べて、負から正へより早く遷移する。
When the symbol transits from “+ x” to “−x”, the
シンボルが“+x”から“+y”へ遷移する場合には、信号生成部11は、図8に示したように、信号EA,EB,ECを“0”,“1”,“1”にする。これにより、送信部20は、図9Bに示したように、信号SIGBに対してプリエンファシスを行い、低レベル電圧VLから、高レベル電圧VHよりも高い電圧に遷移させるとともに、信号SIGCに対してプリエンファシスを行い、中レベル電圧VMから、低レベル電圧VLよりも低い電圧に遷移させる。このとき、送信部20は、信号SIGAに対してはプリエンファシスを行わず、高レベル電圧VHから中レベル電圧VMに遷移させる。すなわち、信号SIGAは電圧状態SHから電圧状態SMに遷移するが、送信部20は、この信号SIGAに対してはプリエンファシスを行わない。これにより、図10Bに示したように、差分ABは、プリエンファシスを行わない場合に比べて、正から負へより早く遷移し、差分BCは、プリエンファシスを行わない場合に比べて、負から正へより早く遷移する。また、差分CAは負の状態を維持する。
When the symbol transits from “+ x” to “+ y”, the
シンボルが“+x”から“−y”へ遷移する場合には、信号生成部11は、図8に示したように、信号EA,EB,ECを“0”,“1”,“1”にする。これにより、送信部20は、図9Cに示したように、信号SIGBに対してプリエンファシスを行い、低レベル電圧VLから、低レベル電圧VLよりも低い電圧に遷移させるとともに、信号SIGCに対してプリエンファシスを行い、中レベル電圧VMから、高レベル電圧VHよりも高い電圧に遷移させる。すなわち、信号SIGBは電圧状態SLを維持するが、送信部20は、この信号SIGBに対してプリエンファシスを行う。このとき、送信部20は、信号SIGAに対しては、プリエンファシスを行わず、高レベル電圧VHから中レベル電圧VMに遷移させる。すなわち、信号SIGAは電圧状態SHから電圧状態SMに遷移するが、送信部20は、この信号SIGAに対してはプリエンファシスを行わない。これにより、図10Cに示したように、差分CAは、プリエンファシスを行わない場合に比べて、負圧から正圧へより早く遷移する。また、差分ABは正の状態を維持し、差分BCは負の状態を維持する。
When the symbol transits from “+ x” to “−y”, the
シンボルが“+x”から“+z”へ遷移する場合には、信号生成部11は、図8に示したように、信号EA,EB,ECを“1”,“0”,“1”にする。これにより、送信部20は、図9Dに示したように、信号SIGAに対してプリエンファシスを行い、高レベル電圧VHから、低レベル電圧VLよりも低い電圧に遷移させるとともに、信号SIGCに対してプリエンファシスを行い、中レベル電圧VMから、高レベル電圧VHよりも高い電圧に遷移させる。このとき、送信部20は、信号SIGBに対してはプリエンファシスを行わず、低レベル電圧VLから中レベル電圧VMに遷移させる。すなわち、信号SIGBは電圧状態SLから電圧状態SMに遷移するが、送信部20は、この信号SIGBに対してはプリエンファシスを行わない。これにより、図10Dに示したように、差分ABは、プリエンファシスを行わない場合に比べて、正から負へより早く遷移し、差分CAは、プリエンファシスを行わない場合に比べて、負から正へより早く遷移する。また、差分BCは負の状態を維持する。
When the symbol transitions from “+ x” to “+ z”, the
シンボルが“+x”から“−z”へ遷移する場合には、信号生成部11は、図8に示したように、信号EA,EB,ECを“1”,“0”,“1”にする。これにより、送信部20は、図9Eに示したように、信号SIGAに対してプリエンファシスを行い、高レベル電圧VHから、高レベル電圧VHよりも高い電圧に遷移させるとともに、信号SIGCに対してプリエンファシスを行い、中レベル電圧VMから、低レベル電圧VLよりも低い電圧に遷移させる。すなわち、信号SIGAは電圧状態SHを維持するが、送信部20は、この信号SIGAに対してプリエンファシスを行う。このとき、送信部20は、信号SIGBに対してはプリエンファシスを行わず、低レベル電圧VLから中レベル電圧VMに遷移させる。すなわち、信号SIGBは電圧状態SLから電圧状態SMに遷移するが、送信部20は、この信号SIGBに対してはプリエンファシスを行わない。これにより、図10Eに示したように、差分BCは、プリエンファシスを行わない場合に比べて、負から正へより早く遷移する。また、差分ABは正の状態を維持し、差分CAは負の状態を維持する。
When the symbol transitions from “+ x” to “−z”, the
図11A〜11E,12A〜12Eは、シンボルが“−x”から“−x”以外に遷移する場合の動作を表すものであり、図11A〜11Eは、信号SIGA,SIGB,SIGCの波形を示し、図12A〜12Eは、差分AB,BC,CAの波形を示す。図11A,12Aは“−x”から“+x”への遷移を示し、図11B,12Bは“−x”から“+y”への遷移を示し、図11C,12Cは “−x”から“−y”への遷移を示し、図11D,12Dは “−x”から“+z”への遷移を示し、図11E,12Eは “−x”から“−z”への遷移を示す。 11A to 11E and 12A to 12E show the operation when the symbol changes from "-x" to other than "-x", and FIGS. 11A to 11E show the waveforms of the signals SIGA, SIGB, and SIGC. 12A to 12E show waveforms of the differences AB, BC, and CA. 11A and 12A show the transition from “−x” to “+ x”, FIGS. 11B and 12B show the transition from “−x” to “+ y”, and FIGS. 11C and 12C show the transition from “−x” to “−x”. 11D and 12D show a transition from “−x” to “+ z”, and FIGS. 11E and 12E show a transition from “−x” to “−z”.
シンボルが“−x”から“+x”へ遷移する場合には、信号生成部11は、図8に示したように、信号EA,EB,ECを“1”,“1”,“0”にする。これにより、送信部20は、図11Aに示したように、信号SIGAに対してプリエンファシスを行い、低レベル電圧VLから、高レベル電圧VHよりも高い電圧に遷移させるとともに、信号SIGBに対してプリエンファシスを行い、高レベル電圧VHから、低レベル電圧VLよりも低い電圧に遷移させる。このとき、送信部20は、信号SIGCに対しては、プリエンファシスを行わず、中レベル電圧VMを維持させる。これにより、図12Aに示したように、差分ABは、プリエンファシスを行わない場合に比べて、負から正へより早く遷移し、差分BC,CAは、プリエンファシスを行わない場合に比べて、正から負へより早く遷移する。
When the symbol transits from “−x” to “+ x”, the
シンボルが“−x”から“+y”へ遷移する場合には、信号生成部11は、図8に示したように、信号EA,EB,ECを“0”,“1”,“1”にする。これにより、送信部20は、図11Bに示したように、信号SIGBに対してプリエンファシスを行い、高レベル電圧VHから、高レベル電圧VHよりも高い電圧に遷移させるとともに、信号SIGCに対してプリエンファシスを行い、中レベル電圧VMから、低レベル電圧VLよりも低い電圧に遷移させる。すなわち、信号SIGBは電圧状態SHを維持するが、送信部20は、この信号SIGBに対してプリエンファシスを行う。このとき、送信部20は、信号SIGAに対してはプリエンファシスを行わず、低レベル電圧VLから中レベル電圧VMに遷移させる。すなわち、信号SIGAは電圧状態SLから電圧状態SMに遷移するが、送信部20は、この信号SIGAに対してはプリエンファシスを行わない。これにより、図12Bに示したように、差分CAは、プリエンファシスを行わない場合に比べて、正から負へより早く遷移する。また、差分BCは正の状態を維持し、差分ABは負の状態を維持する。
When the symbol transits from “−x” to “+ y”, the
シンボルが“−x”から“−y”へ遷移する場合には、信号生成部11は、図8に示したように、信号EA,EB,ECを“0”,“1”,“1”にする。これにより、送信部20は、図11Cに示したように、信号SIGBに対してプリエンファシスを行い、高レベル電圧VHから、低レベル電圧VLよりも低い電圧に遷移させるとともに、信号SIGCに対してプリエンファシスを行い、中レベル電圧VMから、高レベル電圧VHよりも高い電圧に遷移させる。このとき、送信部20は、信号SIGAに対しては、プリエンファシスを行わず、低レベル電圧VLから中レベル電圧VMに遷移させる。すなわち、信号SIGAは電圧状態SLから電圧状態SMに遷移するが、送信部20は、この信号SIGAに対してはプリエンファシスを行わない。これにより、図12Cに示したように、差分ABは、プリエンファシスを行わない場合に比べて、負から正へより早く遷移し、差分BCは、プリエンファシスを行わない場合に比べて、正から負へより早く遷移する。また、差分CAは正の状態を維持する。
When the symbol transits from “−x” to “−y”, the
シンボルが“−x”から“+z”へ遷移する場合には、信号生成部11は、図8に示したように、信号EA,EB,ECを“1”,“0”,“1”にする。これにより、送信部20は、図11Dに示したように、信号SIGAに対してプリエンファシスを行い、低レベル電圧VLから、低レベル電圧VLよりも低い電圧に遷移させるとともに、信号SIGCに対してプリエンファシスを行い、中レベル電圧VMから、高レベル電圧VHよりも高い電圧に遷移させる。すなわち、信号SIGAは電圧状態SLを維持するが、送信部20は、この信号SIGAに対してプリエンファシスを行う。このとき、送信部20は、信号SIGBに対してはプリエンファシスを行わず、高レベル電圧VHから中レベル電圧VMに遷移させる。すなわち、信号SIGBは電圧状態SHから電圧状態SMに遷移するが、送信部20は、この信号SIGBに対してはプリエンファシスを行わない。これにより、図12Dに示したように、差分BCは、プリエンファシスを行わない場合に比べて、正から負へより早く遷移する。また、差分ABは負の状態を維持し、差分CAは正の状態を維持する。
When the symbol transits from “−x” to “+ z”, the
シンボルが“−x”から“−z”へ遷移する場合には、信号生成部11は、図8に示したように、信号EA,EB,ECを“1”,“0”,“1”にする。これにより、送信部20は、図11Eに示したように、信号SIGAに対してプリエンファシスを行い、低レベル電圧VLから、高レベル電圧VHよりも高い電圧に遷移させるとともに、信号SIGCに対してプリエンファシスを行い、中レベル電圧VMから、低レベル電圧VLよりも低い電圧に遷移させる。このとき、送信部20は、信号SIGBに対してはプリエンファシスを行わず、高レベル電圧VHから中レベル電圧VMに遷移させる。すなわち、信号SIGBは電圧状態SHから電圧状態SMに遷移するが、送信部20は、この信号SIGBに対してはプリエンファシスを行わない。これにより、図12Eに示したように、差分ABは、プリエンファシスを行わない場合に比べて、負から正へより早く遷移し、差分CAは、プリエンファシスを行わない場合に比べて、正から負へより早く遷移する。また、差分BCは正の状態を維持する。
When the symbol transitions from “−x” to “−z”, the
このように、送信装置10は、信号SIGA〜SIGCのうち、電圧状態SL,SMから電圧状態SHに遷移する信号に対してプリエンファシスを行うとともに、電圧状態SH,SMから電圧状態SLに遷移した信号に対してプリエンファシスを行う。また、送信装置10は、信号SIGA〜SIGCのうち、電圧状態SL,SHを維持する信号に対してもプリエンファシスを行う。一方、送信装置10は、信号SIGA〜SIGCのうち、電圧状態SL,SHから電圧状態SMに遷移する信号に対してはプリエンファシスを行わず、また、電圧状態SMを維持する信号に対してもプリエンファシスを行わない。
As described above, the
アンプ32A〜32Cは、差分AB,BC,CAが正であるか負であるかに応じて信号を生成して出力する。よって、この通信システム1では、ジッタTJは、図10A〜10Eおよび図12A〜12Eに示したように、差分AB,BC,CAが“0”をまたぐタイミングのずれ幅で定義される。通信システム1では、信号SIGA〜SIGCに対してプリエンファシスを行うようにしたので、信号の遷移が急峻になるため、ジッタTJを小さくすることができる。特に、シンボル“+x”から“+y”へ遷移する場合(図10B)や、シンボル“+x”から“+z”へ遷移する場合(図10D)など、差分AB,BC,CAのうちの2つが“0”をまたぐケースでは、ジッタTJを効果的に改善することができる。
The
次に、シンボルの遷移のうちのいくつかを例に挙げ、より詳細に説明する。 Next, some of the symbol transitions will be described in more detail with examples.
まず、シンボルが“+x”から“+y”へ遷移する場合について説明する。この場合には、図9Bに示したように、信号SIGAが電圧状態SH(例えば高レベル電圧VH)から電圧状態SM(例えば中レベル電圧VM)に遷移し、信号SIGBが電圧状態SL(例えば低レベル電圧VL)から電圧状態SHに遷移し、信号SIGCが電圧状態SMから電圧状態SLに遷移する。この場合には、図10Bに示したように、例えば、差分ABの遷移時間が長くなる。その第1の原因は、信号SIGAが中レベル電圧VMに遷移することである。すなわち、信号SIGAを中レベル電圧VMにする際、送信部20の出力部22Aは、トランジスタ25,26の両方をオフ状態にする。つまり、受信装置30の抵抗素子31A〜31Cにより、信号SIGAが電圧状態SMに設定される。その結果、信号SIGAの遷移時間が長くなり、差分ABの遷移時間もまた長くなる。また、第2の原因は、差分ABの電圧変化量が大きいことである。
First, a case where a symbol transitions from “+ x” to “+ y” will be described. In this case, as shown in FIG. 9B, signal SIGA changes from voltage state SH (for example, high-level voltage VH) to voltage state SM (for example, medium-level voltage VM), and signal SIGB changes to voltage state SL (for example, low level). Level signal VL) to the voltage state SH, and the signal SIGC changes from the voltage state SM to the voltage state SL. In this case, as shown in FIG. 10B, for example, the transition time of the difference AB becomes longer. The first cause is that the signal SIGA transitions to the middle level voltage VM. That is, when the signal SIGA is set to the medium level voltage VM, the
このようなケースは、例えば、シンボルが“+x”から“+z”へ遷移する場合(図9D,10D)にも生じる。この場合には、図9Dに示したように、信号SIGAが電圧状態SH(例えば高レベル電圧VH)から電圧状態SL(例えば低レベル電圧VL)に遷移し、信号SIGBが電圧状態SLから電圧状態SM(例えば中レベル電圧VM)に遷移し、信号SIGCが電圧状態SMから電圧状態SHに遷移する。そのほか、シンボルが“−x”から“−y”へ遷移する場合(図11C,12C)や、シンボルが“−x”から“−z”へ遷移する場合(図11E,12E)などでも生じる。 Such a case also occurs, for example, when the symbol transitions from “+ x” to “+ z” (FIGS. 9D and 10D). In this case, as shown in FIG. 9D, signal SIGA changes from voltage state SH (for example, high level voltage VH) to voltage state SL (for example, low level voltage VL), and signal SIGB changes from voltage state SL to voltage state SL. The signal SIGC changes from the voltage state SM to the voltage state SH. In addition, this also occurs when the symbol transitions from “−x” to “−y” (FIGS. 11C and 12C), or when the symbol transitions from “−x” to “−z” (FIGS. 11E and 12E).
図13,14は、シンボルが“+x”から“+y”へ遷移する場合の動作を表すものであり、図13(A)〜(C)は、信号SIGA,SIGB,SIGCの波形をそれぞれ示し、図14(A)〜(C)は、差分AB,BC,CAの波形をそれぞれ示す。図13は、図9Bに対応しており、図14は、図10Bに対応している。図14には、アイ開口の基準を示すアイマスクEMを併せて示している。 FIGS. 13 and 14 show the operation when the symbol transitions from "+ x" to "+ y". FIGS. 13A to 13C show the waveforms of the signals SIGA, SIGB, and SIGC, respectively. 14A to 14C show waveforms of the differences AB, BC, and CA, respectively. FIG. 13 corresponds to FIG. 9B, and FIG. 14 corresponds to FIG. 10B. FIG. 14 also shows an eye mask EM indicating the reference of the eye opening.
シンボルが“+x”から“+y”へ遷移する際、送信部20は、図13に示したように、信号SIGBの遷移を電圧ΔVだけ強調するとともに、信号SIGCの遷移を電圧ΔVだけ強調する。このとき、差分ABは、図14の波形W1のようになり、差分BCは、図14の波形W3のようになる。このように、通信システム1では、プリエンファシスを行い、波形の遷移を急峻にすることにより、アイを広くすることができる。仮に、信号SIGA〜SIGCに対してプリエンファシスを行わない場合には、例えば、差分ABは、図14の波形W2のようになり、差分BCは、図14の波形W4のようになる。すなわち、このような場合には、波形の遷移が鈍るとともに差分の振幅が小さくなるため、アイが狭くなるおそれがある。一方、通信システム1では、信号SIGA〜SIGCに対してプリエンファシスを行うようにしたので、アイを広くすることができ、通信品質を高めることができる。
When the symbol transitions from “+ x” to “+ y”, the
次に、シンボルが“+x”から“−z”へ遷移する場合について説明する。 Next, a case where a symbol transits from “+ x” to “−z” will be described.
図15,16は、シンボルが“+x”から“−z”へ遷移する場合の動作を表すものであり、図15(A)〜(C)は、信号SIGA,SIGB,SIGCの波形をそれぞれ示し、図16(A)〜(C)は、差分AB,BC,CAの波形をそれぞれ示す。図15は、図9Eに対応しており、図16は、図10Eに対応している。 FIGS. 15 and 16 show the operation when the symbol transitions from “+ x” to “−z”. FIGS. 15A to 15C show the waveforms of the signals SIGA, SIGB, and SIGC, respectively. 16A to 16C show waveforms of the differences AB, BC, and CA, respectively. FIG. 15 corresponds to FIG. 9E, and FIG. 16 corresponds to FIG. 10E.
シンボルが“+x”から“−z”へ遷移する際、送信部20は、図15に示したように、信号SIGAの電圧を電圧ΔVだけ高い電圧に設定するとともに、信号SIGCの遷移を電圧ΔVだけ強調する。すなわち、送信部20は、信号SIGAが電圧状態SHを維持するにもかかわらず、信号SIGAに対してプリエンファシスを行い、また、信号SIGBが電圧状態SLから電圧状態SMに遷移するにもかかわらず、信号SIGBに対してプリエンファシスを行わない。言い換えれば、送信装置10は、信号SIGA,SIGCを選択し、これらに対してプリエンファシスを行う。このとき、差分ABは、図16の波形W11のようになり、差分BCは、図16の波形W13のようになる。このように、通信システム1では、プリエンファシスを行い、波形の遷移を急峻にすることにより、アイを広くすることができる。仮に、信号SIGA〜SIGCに対してプリエンファシスを行わない場合には、例えば、差分ABは、図16の波形W12のようになり、差分BCは、図16の波形W14のようになる。すなわち、このような場合には、波形の遷移が鈍るとともに差分の振幅が小さくなるため、アイが狭くなるおそれがある。一方、通信システム1では、信号SIGA〜SIGCに対してプリエンファシスを行うようにしたので、アイを広くすることができ、通信品質を高めることができる。
When the symbol transitions from “+ x” to “−z”, the
[比較例]
ここで、比較例として、信号SIGA〜SIGCのうち、電圧状態が遷移するものに対してプリエンファシスを行い、電圧状態が遷移しないものに対してはプリエンファシスを行わない場合について検討する。
[Comparative example]
Here, as a comparative example, a case where pre-emphasis is performed on a signal whose voltage state changes among signals SIGA to SIGC, and pre-emphasis is not performed on a signal whose voltage state does not change will be considered.
図17,18は、シンボルが“+x”から“−z”へ遷移する場合の動作を表すものであり、図17(A)〜(C)は、信号SIGA,SIGB,SIGCの波形をそれぞれ示し、図18(A)〜(C)は、差分AB,BC,CAの波形をそれぞれ示す。 17 and 18 show the operation when the symbol transitions from "+ x" to "-z". FIGS. 17A to 17C show the waveforms of the signals SIGA, SIGB, and SIGC, respectively. 18 (A) to 18 (C) show waveforms of the differences AB, BC and CA, respectively.
シンボルが“+x”から“−z”へ遷移する際、比較例に係る送信装置10Rは、図17に示したように、信号SIGBの遷移を電圧ΔVだけ強調するとともに、信号SIGCの遷移を電圧ΔVだけ強調する。すなわち、電圧状態が遷移する信号SIGB,SIGCに対してプリエンファシスを行い、電圧状態が変化しない信号SIGAに対してはプリエンファシスを行わない。このとき、差分ABは、図18(A)のようになり、アイが狭くなるおそれがある。 When the symbol transitions from “+ x” to “−z”, the transmission device 10R according to the comparative example emphasizes the transition of the signal SIGB by the voltage ΔV and changes the transition of the signal SIGC by the voltage as shown in FIG. Emphasize by ΔV. That is, pre-emphasis is performed on the signals SIGB and SIGC whose voltage state changes, and no pre-emphasis is performed on the signal SIGA whose voltage state does not change. At this time, the difference AB becomes as shown in FIG. 18A, and the eye may be narrowed.
一方、通信システム1では、信号SIGA〜SIGCのうち、プリエンファシスを行う信号を選択するようにした。具体的には、本実施の形態に係る送信装置10は、図15に示したように、信号SIGAの電圧を電圧ΔVだけ高い電圧に設定するとともに、信号SIGCの遷移を電圧ΔVだけ強調した。すなわち、送信装置10は、信号SIGAが電圧状態SHを維持するにもかかわらず、信号SIGAに対してプリエンファシスを行い、また、信号SIGBが電圧状態SLから電圧状態SMに遷移するにもかかわらず、信号SIGBに対してプリエンファシスを行わないようにした。これにより、通信システム1では、アイが狭くなるおそれを低減することができ、通信品質を高めることができる。
On the other hand, in the
このように、通信システム1では、信号SIGA〜SIGCに対して選択的にプリエンファシスを行うようにしたので、例えば、ジッタが大きい遷移である場合にはプリエンファシスを行い、プリエンファシスを行うとアイが狭くなるような遷移である場合にはプリエンファシスを行わないようにすることができる。これにより、通信システム1では、通信品質を高めることができる。
As described above, in the
[効果]
以上のように本実施の形態では、信号SIGA〜SIGCに対して選択的にプリエンファシスを行うようにしたので、通信品質を高めることができる。
[effect]
As described above, in the present embodiment, pre-emphasis is selectively performed on signals SIGA to SIGC, so that communication quality can be improved.
[変形例1−1]
上記実施の形態では、図8に示したように、6つのシンボル間のどの遷移でも、信号SIGA,SIGB,SIGCのうちの少なくとも1つに対してプリエンファシスを行うようにしたが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、6つのシンボル間の遷移のうちの一部についてのみプリエンファシスを行うようにしてもよい。以下に、本変形例に係る通信システム1Aについて詳細に説明する。
[Modification 1-1]
In the above embodiment, as shown in FIG. 8, at every transition between the six symbols, pre-emphasis is performed on at least one of the signals SIGA, SIGB, and SIGC. It is not something to be done. Alternatively, for example, pre-emphasis may be performed only for a part of transitions between six symbols. Hereinafter, the communication system 1A according to the present modification will be described in detail.
図19は、本変形例に係るLUT19Aの一例を表すものである。本変形例に係る信号生成部11Aは、このLUT19Aに基づいて信号EA,EB,ECを生成する。信号生成部11Aは、例えば、シンボルが“+x”から“−x”へ遷移する場合、シンボルが“+x”から“−y”へ遷移する場合、およびシンボルが“+x”から“−z”へ遷移する場合には、信号EA,EB,ECの全てを“0”にする。すなわち、これらの場合では、送信部20は、信号SIGA,SIGB,SIGCのいずれに対してもプリエンファシスを行わない。例えば、シンボルが“+x”から“−z”へ遷移する場合において、例えば図17,18のようにプリエンファシスを行うと、アイが狭くなってしまうので、本変形例では、このような場合にはプリエンファシスを行わない。一方、信号生成部11Aは、例えば、シンボルが“+x”から“+y”へ遷移する場合には、信号EA,EB,ECを“0”,“1”,“1”にし、およびシンボルが“+x”から“+z”へ遷移する場合には、信号EA,EB,ECを“1”,“0”,“1”にする。すなわち、これらの場合では、図10B,10Dに示したように、差分ABの遷移時間が長くなるので、送信部20は、プリエンファシスを行う。このようにプリエンファシスを行うケースは2種類ある。すなわち、1つは、信号SIGA,SIGB,SIGCのうちの、第1の信号が電圧状態SH(例えば高レベル電圧VH)から電圧状態SM(例えば中レベル電圧VM)に遷移し、第2の信号が電圧状態SL(例えば低レベル電圧VL)から電圧状態SHに遷移し、第3の信号が電圧状態SMから電圧状態SLに遷移するケースである。そして、もう1つは、信号SIGA,SIGB,SIGCのうちの、第1の信号が電圧状態SLから電圧状態SMに遷移し、第2の信号が電圧状態SHから電圧状態SLに遷移し、第3の信号が電圧状態SMから電圧状態SHに遷移するようなケースである。言い換えれば、信号SIGAの電圧状態、信号SIGBの電圧状態、および信号SIGCの電圧状態のいずれもが遷移するケースである。このように、通信システム1Aでは、差分AB,BC,CAの遷移時間のうちのいずれかが長くなる場合に限り、プリエンファシスを行い、それ以外ではプリエンファシスを行わない。このように構成しても、上記実施の形態に係る通信システム1と同様の効果を得ることができる。
FIG. 19 illustrates an example of the LUT 19A according to the present modification. The signal generator 11A according to the present modification generates signals EA, EB, and EC based on the LUT 19A. For example, the
なお、6つのシンボル間の遷移のうち、プリエンファシスを行う遷移は、図19の例に限定されるものではなく、どの遷移に対してプリエンファシスを行うかは任意に設定することができる。 Note that, among the transitions between the six symbols, the transition for performing the pre-emphasis is not limited to the example of FIG. 19, and it is possible to arbitrarily set which transition to perform the pre-emphasis.
[変形例1−2]
上記実施の形態では、信号生成部11は、3つの信号EA,EB,ECを生成し、信号SIGA〜SIGCに対するプリエンファシスをそれぞれ独立して制御するようにしたが、これに限定されるものではない。以下に、本変形例に係る送信装置10Bについて詳細に説明する。
[Modification 1-2]
In the above embodiment, the
図20は、送信装置10Bの一構成例を表すものである。送信装置10Bは、信号生成部11Bと、フリップフロップ14B,15Bと、送信部20Bとを有している。信号生成部11Bは、現在のシンボルCSおよび信号TxF,TxR,TxPに基づいて、次のシンボルNSを求めるとともに、LUT19Bを参照して、信号EEを生成するものである。フリップフロップ14Bは、信号EEを、クロックTxCKの1クロック分遅延させ、出力するものである。フリップフロップ15Bは、フリップフロップ14の出力信号を、クロックTxCKの1クロック分遅延させ、信号EE2として出力するものである。送信部20Bは、信号S2および信号EE2に基づいて、信号SIGA,SIGB,SIGCを生成するものである。その際、送信部20Bは、信号EE2がアクティブである場合には、信号SIGA,SIGB,SIGCに対してプリエンファシスを行うようになっている。この構成により、送信装置10Bでは、信号生成部11Bが、信号SIGA〜SIGCに対するプリエンファシスをまとめて制御するようになっている。
FIG. 20 illustrates a configuration example of the transmission device 10B. The transmission device 10B includes a
図21は、本変形例に係るLUT19Bの一例を表すものである。信号生成部11Bは、例えば、シンボルが“+x”から“−x”へ遷移する場合、シンボルが“+x”から“−y”へ遷移する場合、およびシンボルが“+x”から“−z”へ遷移する場合には、信号EEを“0”にする。すなわち、これらの場合では、送信部20Bは、信号SIGA,SIGB,SIGCに対してプリエンファシスを行わない。一方、信号生成部11Bは、例えば、シンボルが“+x”から“+y”へ遷移する場合、およびシンボルが“+x”から“+z”へ遷移する場合には、信号EEを“1”にする。すなわち、これらの場合では、上記変形例1−1の場合と同様に、差分ABの遷移時間が長くなるので、送信部20Bは、信号SIGA,SIGB,SIGCに対してプリエンファシスを行う。このように、送信装置10Bでは、差分AB,BC,CAの遷移時間のうちのいずれかが長くなる場合に限り、プリエンファシスを行い、それ以外ではプリエンファシスを行わないように動作する。このように構成しても、上記実施の形態に係る通信システム1と同様の効果を得ることができる。
FIG. 21 illustrates an example of the
なお、6つのシンボル間の遷移のうち、プリエンファシスを行う遷移は、図21の例に限定されるものではなく、どの遷移に対してプリエンファシスを行うかは任意に設定することができる。例えば、差分AB,BC,CAのうちのいずれか2つが“0”をまたいで遷移する場合にのみプリエンファシスを行うようにしてもよい。また、例えば、差分AB,BC,CAの全てが“0”をまたいで遷移する場合にのみプリエンファシスを行うようにしてもよい。 Note that, among the transitions between the six symbols, the transition for performing the pre-emphasis is not limited to the example of FIG. 21, and it is possible to arbitrarily set which transition to perform the pre-emphasis. For example, pre-emphasis may be performed only when any two of the differences AB, BC, and CA transit across “0”. Also, for example, pre-emphasis may be performed only when all of the differences AB, BC, and CA transit across “0”.
[変形例1−3]
信号生成部11は、LUT19を参照して信号EA,EB,ECを生成する動作は、ソフトウェアにより実現してもよいし、ハードウェアにより実現してもよい。以下に、ハードウェアにより実現する方法の一例を示す。ここでは、変形例1−2に係る信号生成部11Bに本変形例を適用した例で説明する。
[Modification 1-3]
The operation of the
図22は、本変形例に係る信号生成部11Cのうち、信号EEを生成する部分の一構成例を表すものである。この例では、信号生成部11Cは、現在のシンボルCS、次のシンボルNS、おおよびLUT19Bに基づいて、信号EEを生成している。信号生成部11Cは、シンボル判定部100,110と、論理回路120,130,140,150,160,170と、論理和回路180とを有している。
FIG. 22 illustrates a configuration example of a portion that generates the signal EE in the signal generation section 11C according to the present modification. In this example, the signal generator 11C generates the signal EE based on the current symbol CS, the next symbol NS, and the
シンボル判定部100は、現在のシンボルCSが、6つのシンボル“+x”,“−x”,“+y”,“−y”,“+z”,“−z”のうちのいずれであるかを判定するものである。シンボル判定部100は、比較部101〜106を有している。比較部101は、現在のシンボルCSがシンボル“+x”である場合に“1”を出力するものである。比較部102は、現在のシンボルCSがシンボル“−x”である場合に“1”を出力するものである。比較部103は、現在のシンボルCSがシンボル“+y”である場合に“1”を出力するものである。比較部104は、現在のシンボルCSがシンボル“−y”である場合に“1”を出力するものである。比較部105は、現在のシンボルCSがシンボル“+z”である場合に“1”を出力するものである。比較部106は、現在のシンボルCSがシンボル“−z”である場合に“1”を出力するものである。
The
シンボル判定部110は、次のシンボルNSが、6つのシンボル“+x”,“−x”,“+y”,“−y”,“+z”,“−z”のうちのいずれであるかを判定するものである。シンボル判定部110は、比較部111〜116を有している。比較部111は、次のシンボルNSがシンボル“+x”である場合に“1”を出力するものである。比較部112は、次のシンボルNSがシンボル“−x”である場合に“1”を出力するものである。比較部113は、次のシンボルNSがシンボル“+y”である場合に“1”を出力するものである。比較部114は、次のシンボルNSがシンボル“−y”である場合に“1”を出力するものである。比較部115は、次のシンボルNSがシンボル“+z”である場合に“1”を出力するものである。比較部116は、次のシンボルNSがシンボル“−z”である場合に“1”を出力するものである。
The
論理回路120は、比較部101の出力信号、比較部112〜116の出力信号、およびLUT19Bにおけるプリエンファシスの設定に基づいて、信号を生成するものである。
The
論理回路120は、論理積回路121〜125を有している。論理積回路121の第1の入力端子には比較部101の出力信号が供給され、第2の入力端子には比較部112の出力信号が供給され、第3の入力端子には、LUT19Bに含まれる、シンボルCS=“+x”およびシンボルNS=“−x”に対応する信号EEの値(この例では“0”)が供給される。すなわち、比較部101は、現在のシンボルCSがシンボル“+x”である場合に“1”を出力するものであり、比較部112は、次のシンボルNSがシンボル“−x”である場合に“1”を出力するものであるため、第3の入力端子には、シンボルCS=“+x”およびシンボルNS=“−x”に対応する信号EEの値が供給される。同様に、論理積回路122の第1の入力端子には比較部101の出力信号が供給され、第2の入力端子には比較部113の出力信号が供給され、第3の入力端子には、LUT19Bに含まれる、シンボルCS=“+x”およびシンボルNS=“+y”に対応する信号EEの値(この例では“1”)が供給される。論理積回路123の第1の入力端子には比較部101の出力信号が供給され、第2の入力端子には比較部114の出力信号が供給され、第3の入力端子には、LUT19Bに含まれる、シンボルCS=“+x”およびシンボルNS=“−y”に対応する信号EEの値(この例では“0”)が供給される。論理積回路124の第1の入力端子には比較部101の出力信号が供給され、第2の入力端子には比較部115の出力信号が供給され、第3の入力端子には、LUT19Bに含まれる、シンボルCS=“+x”およびシンボルNS=“+z”に対応する信号EEの値(この例では“1”)が供給される。論理積回路125の第1の入力端子には比較部101の出力信号が供給され、第2の入力端子には比較部116の出力信号が供給され、第3の入力端子には、LUT19Bに含まれる、シンボルCS=“+x”およびシンボルNS=“−z”に対応する信号EEの値(この例では“0”)が供給される。
The
これにより、論理回路120は、図21のように、シンボルCS=“+x”およびシンボルNS=“+y”の場合に、論理積回路122が“1”を出力し、シンボルCS=“+x”およびシンボルNS=“+z”の場合に、論理積回路124が“1”を出力するようになっている。
As a result, when the symbol CS = “+ x” and the symbol NS = “+ y” as shown in FIG. 21, the
同様に、論理回路130は、比較部102の出力信号、比較部111,113〜116の出力信号、およびLUT19Bにおけるプリエンファシスの設定に基づいて、信号を生成するものである。論理回路140は、比較部103の出力信号、比較部111,112,114〜116の出力信号、およびLUT19Bにおけるプリエンファシスの設定に基づいて、信号を生成するものである。論理回路150は、比較部104の出力信号、比較部111〜113,115,116の出力信号、およびLUT19Bにおけるプリエンファシスの設定に基づいて、信号を生成するものである。論理回路160は、比較部105の出力信号、比較部111〜114,116の出力信号、およびLUT19Bにおけるプリエンファシスの設定に基づいて、信号を生成するものである。論理回路170は、比較部106の出力信号、比較部111〜116の出力信号、およびLUT19Bにおけるプリエンファシスの設定に基づいて、信号を生成するものである。論理回路130,140,150,160,170は、論理回路120と同様の構成を有している。
Similarly, the
論理和回路180は、論理回路120,130,140,150,160,170内の全ての論理積回路の出力信号の論理和を求めるものである。
The
このように構成しても、上記実施の形態に係る通信システム1と同様の効果を得ることができる。
Even with such a configuration, the same effects as those of the
[変形例1−4]
上記実施の形態では、送信装置10は、信号SIGA,SIGB,SIGCに対してプリエンファシスを行うようにしたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えばデエンファシスを行うようにしてもよい。以下に、本変形例に係る送信装置10Dについて、詳細に説明する。
[Modification 1-4]
In the above embodiment, the transmitting
図23は、本変形例に係るLUT19Dの一例を表すものである。送信装置10Dの信号生成部11Dは、現在のシンボルCSおよび信号TxF,TxR,TxPに基づいて、このLUT19Dを参照して、信号EA,EB,ECを生成する。そして、送信装置10Dの送信部20Dは、信号EA2,EB2,EC2に基づいて、信号SIGA,SIGB,SIGCに対してデエンファシスを行う。以下に、現在のシンボルCSが“+x”である場合を例に、詳細に説明する。 FIG. 23 illustrates an example of the LUT 19D according to the present modification. The signal generation unit 11D of the transmission device 10D generates signals EA, EB, and EC by referring to the LUT 19D based on the current symbol CS and the signals TxF, TxR, and TxP. Then, the transmission unit 20D of the transmission device 10D performs de-emphasis on the signals SIGA, SIGB, and SIGC based on the signals EA2, EB2, and EC2. Hereinafter, an example in which the current symbol CS is “+ x” will be described in detail.
図24A〜24E,25A〜25Eは、シンボルが“+x”から“+x”以外に遷移する場合の動作を表すものであり、図24A〜24Eは、信号SIGA,SIGB,SIGCの波形を示し、図25A〜25Eは、差分AB,BC,CAの波形を示す。この例では、伝送路9A〜9Cの長さは十分に短くしている。
FIGS. 24A to 24E and 25A to 25E show an operation when a symbol changes from “+ x” to other than “+ x”, and FIGS. 24A to 24E show waveforms of signals SIGA, SIGB, and SIGC. 25A to 25E show waveforms of the differences AB, BC, and CA. In this example, the lengths of the
シンボルが“+x”から“−x”へ遷移する場合には、信号生成部11Dは、図23に示したように、信号EA,EB,ECを“0”,“0”,“0”にする。これにより、送信部20Dは、図24Aに示したように、信号SIGA〜SIGCに対してデエンファシスを行わない。これにより、差分AB,BC,CAは、図25Aに示したような波形になる。 When the symbol transits from “+ x” to “−x”, the signal generation unit 11D changes the signals EA, EB, EC to “0”, “0”, “0” as shown in FIG. I do. As a result, the transmission unit 20D does not perform de-emphasis on the signals SIGA to SIGC, as illustrated in FIG. 24A. As a result, the differences AB, BC, and CA have waveforms as shown in FIG. 25A.
シンボルが“+x”から“+y”へ遷移する場合には、信号生成部11Dは、図23に示したように、信号EA,EB,ECを“0”,“0”,“0”にする。これにより、送信部20Dは、図24Bに示したように、信号SIGA〜SIGCに対してデエンファシスを行わない。これにより、差分AB,BC,CAは、図25Bに示したような波形になる。 When the symbol transits from "+ x" to "+ y", the signal generation unit 11D sets the signals EA, EB, EC to "0", "0", "0" as shown in FIG. . As a result, the transmission unit 20D does not perform de-emphasis on the signals SIGA to SIGC, as shown in FIG. 24B. As a result, the differences AB, BC, and CA have waveforms as shown in FIG. 25B.
シンボルが“+x”から“−y”へ遷移する場合には、信号生成部11Dは、図23に示したように、信号EA,EB,ECを“0”,“1”,“0”にする。これにより、送信部20Dは、図24Cに示したように、信号SIGBに対してデエンファシスを行い、低レベル電圧VLから、低レベル電圧VLよりも高い電圧に遷移させる。このとき、送信部20Dは、信号SIGA,SIGCに対しては、デエンファシスを行わない。これにより、差分AB,BC,CAは、図25Cに示したような波形になる。すなわち、この例では、“0”をまたいで遷移する差分CAは、デエンファスの影響を受けない。 When the symbol transits from “+ x” to “−y”, the signal generation unit 11D changes the signals EA, EB, EC to “0”, “1”, “0” as shown in FIG. I do. Accordingly, as illustrated in FIG. 24C, the transmission unit 20D performs de-emphasis on the signal SIGB, and makes a transition from the low level voltage VL to a voltage higher than the low level voltage VL. At this time, the transmission unit 20D does not perform de-emphasis on the signals SIGA and SIGC. As a result, the differences AB, BC, and CA have waveforms as shown in FIG. 25C. That is, in this example, the difference CA that transits across “0” is not affected by de-emphasis.
シンボルが“+x”から“+z”へ遷移する場合には、信号生成部11Dは、図23に示したように、信号EA,EB,ECを“0”,“0”,“0”にする。これにより、送信部20Dは、図24Dに示したように、信号SIGA〜SIGCに対してデエンファシスを行わない。これにより、差分AB,BC,CAは、図25Dに示したような波形になる。 When the symbol transitions from "+ x" to "+ z", the signal generation unit 11D sets the signals EA, EB, and EC to "0", "0", and "0" as shown in FIG. . As a result, the transmission unit 20D does not perform de-emphasis on the signals SIGA to SIGC, as shown in FIG. 24D. As a result, the differences AB, BC, and CA have waveforms as shown in FIG. 25D.
シンボルが“+x”から“−z”へ遷移する場合には、信号生成部11Dは、図23に示したように、信号EA,EB,ECを“1”,“0”,“0”にする。これにより、送信部20Dは、図24Eに示したように、信号SIGAに対してデエンファシスを行い、高レベル電圧VHから、高レベル電圧VHよりも低い電圧に遷移させる。このとき、送信部20Dは、信号SIGA,SIGBに対しては、デエンファシスを行わない。これにより、差分AB,BC,CAは、図25Eに示したような波形になる。すなわち、この例では、“0”をまたいで遷移する差分BCは、デエンファスの影響を受けない。 When the symbol transitions from “+ x” to “−z”, the signal generation unit 11D changes the signals EA, EB, EC to “1”, “0”, “0” as shown in FIG. I do. Accordingly, as illustrated in FIG. 24E, the transmission unit 20D performs de-emphasis on the signal SIGA, and makes a transition from the high-level voltage VH to a voltage lower than the high-level voltage VH. At this time, the transmission unit 20D does not perform de-emphasis on the signals SIGA and SIGB. As a result, the differences AB, BC, and CA have waveforms as shown in FIG. 25E. That is, in this example, the difference BC that transits across “0” is not affected by de-emphasis.
このように、送信装置10Dでは、差分AB,BC,CAのうちの“0”をまたいで遷移するものに影響が及ばないように、デエンファシスを行う。このように構成しても、上記実施の形態に係る通信システム1と同様の効果を得ることができる。
As described above, the transmitting device 10D performs de-emphasis so that the one that transits across “0” among the differences AB, BC, and CA is not affected. Even with such a configuration, the same effects as those of the
なお、6つのシンボル間の遷移のうち、デエンファシスを行う遷移は、図23の例に限定されるものではなく、どの遷移に対してデエンファシスを行うかは任意に設定することができる。 Note that, among the transitions between the six symbols, the transition for performing de-emphasis is not limited to the example of FIG. 23, and it is possible to arbitrarily set which transition to perform de-emphasis.
[変形例1−5]
上記実施の形態では、信号生成部11は、レジスタ12に格納されたLUT19を用いて信号EA,EB,ECを生成した。その際、このLUT19は、プリエンファシスの設定を変更できるように構成してもよい。以下に、本変形例に係る通信システム1Eについて詳細に説明する。
[Modification 1-5]
In the above embodiment, the
図26は、通信システム1Eの一構成例を表すものである。通信システム1Eは、受信装置30Eと、送信装置10Eとを備えている。通信システム1Eは、キャリブレーション用の所定のパターンを送受信した結果に基づいてプリエンファシスの設定を変更するものである。
FIG. 26 illustrates a configuration example of a communication system 1E. The communication system 1E includes a receiving
図27は、受信装置30Eの一構成例を表すものである。受信装置30Eは、信号生成部36Eを有している。信号生成部36Eはパターン検出部37Eを有している。パターン検出部37Eは、キャリブレーションモードにおいて、受信装置30Eが受信した信号のパターンをキャリブレーション用の所定のパターンと比較し、その比較結果を信号DETとして送信装置10Eに供給するものである。
FIG. 27 illustrates a configuration example of the receiving
図28は、送信装置10Eの一構成例を表すものである。送信装置10Eは、LUT生成部16Eを有している。LUT生成部16Eは、信号DETに基づいてLUT19を生成し、レジスタ12に格納するものである。
FIG. 28 illustrates a configuration example of the
この通信システム1Eでは、キャリブレーションモードにおいて、例えばビットエラーレートが低くなるように、プリエンファシスの設定を変更する。具体的には、まず、送信装置10Eがキャリブレーション用の所定のパターンを有する信号SIGA〜SIGCを送信する。そして、受信装置30Eは、この信号SIGA〜SIGCを受信し、パターン検出部37Eが、その受信した信号のパターンをキャリブレーション用の所定のパターンと比較して、その比較結果を送信装置10Eに通知する。そして、送信装置10EのLUT生成部16Eは、この比較結果に基づいて、プリエンファシスの設定を変更する。通信システム1Eでは、このような動作により、例えばビットエラーレートが低くなるように、プリエンファシスの設定を変更する。そして、プリエンファシスの設定終了後に、キャリブレーションモードを終了して通常のデータ伝送を行う。このようなキャリブレーションは、例えば、電源投入時に実施するようにしてもよいし、定期的に実施するようにしてもよいし、やりとりされるデータ量が少ないときに実施するようにしてもよい。
In the communication system 1E, in the calibration mode, the setting of the pre-emphasis is changed so that the bit error rate is reduced, for example. Specifically, first, the
[変形例1−6]
上記実施の形態では、現在のシンボルCSと、信号TxF,TxR,TxPと、信号EA,EB,ECとの関係を示すLUT19を用いたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、次のシンボルNSと、信号TxF,TxR,TxPと、信号EA,EB,ECとの関係を示すLUTを用いてもよいし、また、例えば、現在のシンボルCSと、次のシンボルNSと、信号EA,EB,ECとの関係を示すLUTを用いてもよい。
[Modification 1-6]
In the above embodiment, the
[変形例1−7]
上記実施の形態では、図13などに示したように、1つのシンボルを送信する期間にわたりプリエンファシスを行うようにしたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、図29,30に示すように、信号SIGA,SIGB,SIGCの遷移後の所定の期間だけプリエンファシスを行うようにしてもよい。図29,30は、シンボルが“+x”から“+y”へ遷移する場合を示している。送信部20は、図29に示したように、信号SIGA,SIGB,SIGCの遷移後の所定の期間だけプリエンファシスを行う。このとき、差分ABは、図30の波形W21のようになり、差分BCは、図30の波形W23のようになる。仮に、信号SIGA〜SIGCに対してプリエンファシスを行わない場合には、例えば、差分ABは、図30の波形W22のようになり、差分BCは、図30の波形W24のようになる。すなわち、このような場合には、波形の遷移が鈍るため、アイが狭くなるおそれがある。一方、本変形例では、信号SIGA,SIGB,SIGCの遷移後の所定の期間だけプリエンファシスを行うようにしたので、アイを広くすることができ、通信品質を高めることができる。
[Modification 1-7]
In the above embodiment, pre-emphasis is performed over a period of transmitting one symbol as shown in FIG. 13 and the like. However, the present invention is not limited to this. Instead, for example, FIG. , 30, pre-emphasis may be performed only for a predetermined period after transition of signals SIGA, SIGB, and SIGC. FIGS. 29 and 30 show a case where the symbol transitions from “+ x” to “+ y”. As shown in FIG. 29, transmitting
[その他の変形例]
また、これらの変形例のうちの2以上を組み合わせてもよい。
[Other Modifications]
Further, two or more of these modifications may be combined.
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態に係る通信システム2について説明する。通信システム2は、イコライザにより通信品質の向上を図るものである。すなわち、上記第1の実施の形態に係る通信システム1では、送信装置10が信号SIGA〜SIGCに対してプリエンファシスを行うようにしたが、この通信システム2では、受信装置が信号SIGA〜SIGCに対してイコライズを行うものである。すなわち、なお、上記第1の実施の形態に係る通信システム1と実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
<2. Second Embodiment>
Next, a
図1に示したように、通信システム2は、送信装置40と、受信装置60とを備えている。通信システム2は、送信装置40は信号SIGA〜SIGCに対してプリエンファシスを行わず、受信装置60が信号SIGA〜SIGCに対してイコライズを行うものである。
As shown in FIG. 1, the
図31は、送信装置40の一構成例を表すものである。送信装置40は、信号生成部41と、送信部50とを有している。信号生成部41は、第1の実施の形態に係る信号生成部11と同様に、現在のシンボルCS、信号TxF,TxR,TxP、およびクロックTxCKに基づいて、次のシンボルNSを求め、信号S1として出力するものである。すなわち、信号生成部41は、信号生成部11から、信号EA,EB,ECを生成する機能を省いたものである。送信部50は、信号S2に基づいて、信号SIGA,SIGB,SIGCを生成するものである。
FIG. 31 illustrates a configuration example of the
図32は、送信部50の一構成例を表すものである。送信部50は、出力制御部21と、出力部22A,22B,22Cとを有している。すなわち、送信部50は、第1の実施の形態に係る送信部20から、エンファシス制御部23および出力部24A〜24Cを省いたものである。
FIG. 32 illustrates a configuration example of the
図33は、受信装置60の一構成例を表すものである。受信装置60は、イコライザ61と、受信部62,63と、FIFO(First In First Out)メモリ66,67と、セレクタ68とを有している。
FIG. 33 illustrates a configuration example of the receiving
イコライザ61は、信号SIGAの高周波成分を大きくして信号SIGA2として出力し、信号SIGBの高周波成分を大きくして信号SIGB2として出力し、信号SIGCの高周波成分を大きくして信号SIGC2として出力するものである。
The
受信部62は、イコライズされた信号SIGA2,SIGB2,SIGC2に基づいて、信号RxF1,RxR1,RxP1と、クロックRxCK1とを生成するものである。受信部62は、アンプ32A,32B,32Cと、クロック生成部33と、フリップフロップ34,35と、信号生成部36とを有している。すなわち、受信部62は、第1の実施の形態に係る受信装置30と同様の構成である。
The receiving unit 62 generates signals RxF1, RxR1, RxP1 and a clock RxCK1 based on the equalized signals SIGA2, SIGB2, and SIGC2. The receiving section 62 includes
受信部63は、イコライズされていない信号SIGA,SIGB,SIGCに基づいて、信号RxF2,RxR2,RxP2と、クロックRxCK2とを生成するものである。受信部63は、アンプ32A,32B,32Cと、クロック生成部33と、フリップフロップ34,35と、信号生成部65と、レジスタ64とを有している。すなわち、受信部63は、受信部62において、信号生成部36を信号生成部65に置き換えるとともに、レジスタ64を追加したものである。
The receiving section 63 generates signals RxF2, RxR2, RxP2 and a clock RxCK2 based on the non-equalized signals SIGA, SIGB, SIGC. The receiving unit 63 includes
信号生成部65は、信号生成部36と同様に、フリップフロップ34,35の出力信号、およびクロックRxCK2に基づいて、信号RxF2,RxR2,RxP2を生成するものである。さらに、信号生成部65は、レジスタ64から供給されるLUT59に基づいて、信号SELを生成する機能をも有している。信号SELは、イコライズされた信号SIGA2,SIGB2,SIGC2に基づいて生成した信号RxF1,RxR1,RxP1と、イコライズされていない信号SIGA,SIGB,SIGCに基づいて生成した信号RxF2,RxR2,RxP2のうちのどちらを選択するかを示すものである。LUT59は、例えば、現在のシンボルCS2と、信号RxF2,RxR2,RxP2と、信号SELとの関係を示したものであり、例えば、第1の実施の形態に係るLUT19等と同様のものである。信号生成部65は、現在のシンボルCS2および信号RxF2,RxR2,RxP2に基づいて、このLUT59を参照して、信号SELを生成して出力するようになっている。
The
レジスタ64は、LUT59を記憶するものである。このLUT59は、例えば、受信装置60の電源投入時に、図示しないアプリケーションプロセッサから、このレジスタ64に書き込まれるようになっている。
The
FIFOメモリ66は、受信部62から供給された信号RxF1,RxR1,RxP1を一時的に記憶するバッファメモリである。この例では、FIFOメモリ66は、クロックRxCK1を用いて、データの書き込みおよび読み出しを行うようになっている。 The FIFO memory 66 is a buffer memory that temporarily stores the signals RxF1, RxR1, and RxP1 supplied from the receiving unit 62. In this example, the FIFO memory 66 writes and reads data using the clock RxCK1.
FIFOメモリ67は、受信部63から供給された信号RxF2,RxR2,RxP2および信号SELを一時的に記憶するバッファメモリである。この例では、FIFOメモリ67は、クロックRxCK2を用いてデータの書き込みを行うとともに、クロックRxCK1を用いてデータの読み出しを行うようになっている。
The
セレクタ68は、FIFOメモリ67から読み出した信号SELに基づいて、FIFOメモリ66から読み出された信号RxF1,RxR1,RxP1、またはFIFOメモリ67から読み出された信号RxF2,RxR2,RxP2を選択し、信号RxF,RxR,RxPとして出力するものである。
The selector 68 selects the signal RxF1, RxR1, RxP1 read from the FIFO memory 66 or the signal RxF2, RxR2, RxP2 read from the
次に、シンボルの遷移のうちのいくつかを例に挙げ、詳細に説明する。 Next, some of the symbol transitions will be described in detail with examples.
図34,35は、シンボルが“+x”から“+y”へ遷移する場合の動作を表すものであり、図34(A)〜(C)は、イコライズされた信号SIGA2,SIGB2,SIGC2の波形をそれぞれ示し、図35(A)〜(C)は、信号SIGA2,SIGB2の差分AB2、信号SIGB2,SIGC2の差分BC2、および信号SIGC2,SIGA2との差分CA2の波形をそれぞれ示す。この例では、伝送路9A〜9Cの長さは十分に短くしている。
FIGS. 34 and 35 show the operation when the symbol transitions from "+ x" to "+ y". FIGS. 34 (A) to 34 (C) show the waveforms of the equalized signals SIGA2, SIGB2 and SIGC2. 35A to 35C show waveforms of a difference AB2 between the signals SIGA2 and SIGB2, a difference BC2 between the signals SIGB2 and SIGC2, and a difference CA2 between the signals SIGC2 and SIGA2, respectively. In this example, the lengths of the
シンボルが“+x”から“+y”へ遷移する際、イコライザ61は、図34に示したように、信号SIGA〜SIGCにおける遷移を強調することにより、信号SIGA2〜SIGC2を生成する。このとき、差分AB2,BC2,CA2は、図35のようになる。このように、通信システム2では、イコライズを行い、波形の遷移を急峻にすることにより、アイを広くすることができる。よって、このような遷移では、セレクタ68は、イコライズされた信号SIGA2,SIGB2,SIGC2に基づいて生成した信号RxF1,RxR1,RxP1を選択して、信号RxF,RxR,RxPとして出力する。
When the symbol transitions from “+ x” to “+ y”, the
図36,37は、シンボルが“+x”から“−z”へ遷移する場合の動作を表すものであり、図36(A)〜(C)は、イコライズされた信号SIGA2,SIGB2,SIGC2の波形をそれぞれ示し、図37(A)〜(C)は、差分AB2,BC2,CA2の波形をそれぞれ示す。 FIGS. 36 and 37 show the operation when the symbol transitions from “+ x” to “−z”. FIGS. 36A to 36C show waveforms of the equalized signals SIGA2, SIGB2, and SIGC2. 37A to 37C show waveforms of the differences AB2, BC2, and CA2, respectively.
シンボルが“+x”から“−z”へ遷移する際も、イコライザ61は、図36に示したように、信号SIGA〜SIGCにおける遷移を強調することにより、信号SIGA2〜SIGC2を生成する。このとき、差分AB2,BC2,CA2は、図37のようになる。このように、差分AB2の波形は、図37(A)に示したように、遷移の際にアンダーシュートが生じ、アイが狭くなるおそれがある。よって、このような遷移では、セレクタ68は、イコライズされていない信号SIGA,SIGB,SIGCに基づいて生成した信号RxF2,RxR2,RxP2を選択して、信号RxF,RxR,RxPとして出力する。
Even when the symbol transitions from "+ x" to "-z", the
このように、通信システム2では、信号SIGA,SIGB,SIGCに対して選択的にイコライズを行うようにしたので、例えば、イコライズを行うとアイが狭くなるような遷移である場合にはイコライズを行わないようにすることができる。これにより、通信システム2では、通信品質を高めることができる。
As described above, in the
以上のように本実施の形態では、信号SIGA〜SIGCに対して選択的にイコライズを行うようにしたので、通信品質を高めることができる。 As described above, in the present embodiment, equalization is selectively performed on signals SIGA to SIGC, so that communication quality can be improved.
[変形例2−1]
上記実施の形態では、受信部63の信号生成部65が信号SELを生成するようにしたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、受信部62の信号生成部36が信号SELを生成してもよい。また、受信部62の信号生成部36および受信部63の信号生成部65がそれぞれ信号SELを生成し、これらの信号SELに基づいて、セレクタ68が選択動作を行うようにしてもよい。
[Modification 2-1]
In the above embodiment, the
[変形例2−2]
また、第1の実施の形態に係る送信装置10と、本実施の形態に係る受信装置60とを組み合わせて、通信システムを構成してもよい。この場合には、送信装置10が信号SIGA,SIGB,SIGCに対してプリエンファシスを行い、受信装置60が信号SIGA,SIGB,SIGCに対してイコライズを行うため、より長い伝送路9A,9B,9Cを介してデータの送受信を行うことができる。
[Modification 2-2]
Further, a communication system may be configured by combining transmitting
<3.適用例>
次に、上記実施の形態および変形例で説明した通信システムの適用例について説明する。
<3. Application example>
Next, an application example of the communication system described in the above embodiment and the modified example will be described.
図38は、上記実施の形態等の通信システムが適用されるスマートフォン300(多機能携帯電話)の外観を表すものである。このスマートフォン300には、様々なデバイスが搭載されており、それらのデバイス間でデータのやり取りを行う通信システムにおいて、上記実施の形態等の通信システムが適用されている。 FIG. 38 illustrates an appearance of a smartphone 300 (multifunctional mobile phone) to which the communication system according to any of the above embodiments and the like is applied. Various devices are mounted on the smartphone 300, and the communication system according to the above-described embodiment and the like is applied to a communication system for exchanging data between the devices.
図39は、スマートフォン300に用いられるアプリケーションプロセッサ310の一構成例を表すものである。アプリケーションプロセッサ310は、CPU(Central Processing Unit)311と、メモリ制御部312と、電源制御部313と、外部インタフェース314と、GPU(Graphics Processing Unit)315と、メディア処理部316と、ディスプレイ制御部317と、MIPI(Mobile Industry Processor Interface)インタフェース318とを有している。CPU311、メモリ制御部312、電源制御部313、外部インタフェース314、GPU315、メディア処理部316、ディスプレイ制御部317は、この例では、システムバス319に接続され、このシステムバス319を介して、互いにデータのやり取りをすることができるようになっている。
FIG. 39 illustrates a configuration example of an
CPU311は、プログラムに従って、スマートフォン300で扱われる様々な情報を処理するものである。メモリ制御部312は、CPU311が情報処理を行う際に使用するメモリ501を制御するものである。電源制御部313は、スマートフォン300の電源を制御するものである。
The
外部インタフェース314は、外部デバイスと通信するためのインタフェースであり、この例では、無線通信部502およびイメージセンサ503と接続されている。無線通信部502は、携帯電話の基地局と無線通信をするものであり、例えば、ベースバンド部や、RF(Radio Frequency)フロントエンド部などを含んで構成される。イメージセンサ503は、画像を取得するものであり、例えばCMOSセンサを含んで構成される。
The
GPU315は、画像処理を行うものである。メディア処理部316は、音声や、文字や、図形などの情報を処理するものである。ディスプレイ制御部317は、MIPIインタフェース318を介して、ディスプレイ504を制御するものである。MIPIインタフェース318は画像信号をディスプレイ504に送信するものである。画像信号としては、例えば、YUV形式やRGB形式などの信号を用いることができる。このMIPIインタフェース318とディスプレイ504との間の通信システムには、例えば、上記実施の形態等の通信システムが適用される。
The
図40は、イメージセンサ410の一構成例を表すものである。イメージセンサ410は、センサ部411と、ISP(Image Signal Processor)412と、JPEG(Joint Photographic Experts Group)エンコーダ413と、CPU414と、RAM(Random Access Memory)415と、ROM(Read Only Memory)416と、電源制御部417と、I2C(Inter-Integrated Circuit)インタフェース418と、MIPIインタフェース419とを有している。これらの各ブロックは、この例では、システムバス420に接続され、このシステムバス420を介して、互いにデータのやり取りをすることができるようになっている。
FIG. 40 illustrates a configuration example of the
センサ部411は、画像を取得するものであり、例えばCMOSセンサにより構成されるものである。ISP412は、センサ部411が取得した画像に対して所定の処理を行うものである。JPEGエンコーダ413は、ISP412が処理した画像をエンコードしてJPEG形式の画像を生成するものである。CPU414は、プログラムに従ってイメージセンサ410の各ブロックを制御するものである。RAM415は、CPU414が情報処理を行う際に使用するメモリである。ROM416は、CPU414において実行されるプログラムを記憶するものである。電源制御部417は、イメージセンサ410の電源を制御するものである。I2Cインタフェース418は、アプリケーションプロセッサ310から制御信号を受け取るものである。また、図示していないが、イメージセンサ410は、アプリケーションプロセッサ310から、制御信号に加えてクロック信号をも受け取るようになっている。具体的には、イメージセンサ410は、様々な周波数のクロック信号に基づいて動作できるよう構成されている。MIPIインタフェース419は、画像信号をアプリケーションプロセッサ310に送信するものである。画像信号としては、例えば、YUV形式やRGB形式などの信号を用いることができる。このMIPIインタフェース419とアプリケーションプロセッサ310との間の通信システムには、例えば、上記実施の形態等の通信システムが適用される。
The
以上、いくつかの実施の形態および変形例、ならびに電子機器への適用例を挙げて本技術を説明したが、本技術はこれらの実施の形態等には限定されず、種々の変形が可能である。 As described above, the present technology has been described with reference to some embodiments and modifications, and application examples to electronic devices. However, the present technology is not limited to these embodiments and the like, and various modifications are possible. is there.
例えば、上記の各実施の形態では、信号SIGA,SIGB,SIGCは、それぞれ、3つの電圧状態SH,SM,SL間で遷移するものとしたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、2つの電圧状態間で遷移してもよいし、または4つ以上の電圧状態間で遷移してもよい。 For example, in each of the above embodiments, the signals SIGA, SIGB, and SIGC transition between the three voltage states SH, SM, and SL, respectively. However, the present invention is not limited to this. Thus, for example, a transition may be made between two voltage states, or between four or more voltage states.
また、例えば、上記の各実施の形態では、3つの信号SIGA,SIGB,SIGCを用いて通信を行ったが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば2つの信号を用いて通信を行ってもよいし、4つ以上の信号を用いて通信を行ってもよい。 Further, for example, in each of the above embodiments, communication was performed using three signals SIGA, SIGB, and SIGC. However, the present invention is not limited to this, and instead, for example, using two signals Communication may be performed, or communication may be performed using four or more signals.
なお、本明細書に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものでは無く、また他の効果があってもよい。 It should be noted that the effects described in the present specification are merely examples, are not limited, and may have other effects.
1,1E,2…通信システム、9A〜9C…伝送路、10,10B,10E,40…送信装置、11,11B…信号生成部、12…レジスタ、13〜15,14B,15B…フリップフロップ、16E…LUT生成部、19,19B,59…LUT、20,20B,50…送信部、21…出力制御部、22A〜22C…出力部、23…エンファシス制御部、24A〜24C…出力部、25,26…トランジスタ、27,28…抵抗素子、30,30E,60…受信装置、31A〜31C…抵抗素子、32A〜32C…アンプ、33…クロック生成部、34,35…フリップフロップ、36,36E…信号生成部、37E…パターン検出部、61…イコライザ、62,63…受信部、64…レジスタ、65…信号生成部、66,67…FIFOメモリ、68…セレクタ、100,110…シンボル判定部、120,130,140,150,160,170…論理回路、121〜125…論理積回路、180…論理和回路、AB,BC,CA,AB2,BC2,CA2…差分、CS,CS2,NS,PS2…シンボル、EA〜EC,EE,EA2〜EC2,EE2,SEL,SIGA〜SIGC,SIGA2〜SIGC2,S1,S2,RxF,RxR,RxP,RxF1,RxR1,RxP1,RxF2,RxR2,RxP2,TxF,TxR,TxP…信号、DET…信号、EM…アイマスク、SH,SL,SM…電圧状態、RxCK,RxCK1,RxCK2,TxCK…クロック、TinA,TinB,TinC…入力端子、TJ…ジッタ、ToutA,ToutB,ToutC…出力端子、VH…高レベル電圧、VL…低レベル電圧、VM…中レベル電圧、V1…電圧。 1, 1E, 2 communication system, 9A to 9C transmission line, 10, 10B, 10E, 40 transmission device, 11 and 11B signal generator, 12 register, 13 to 15, 14B, 15B flip-flop, 16E: LUT generation unit, 19, 19B, 59: LUT, 20, 20B, 50: Transmission unit, 21: Output control unit, 22A to 22C: Output unit, 23: Emphasis control unit, 24A to 24C: Output unit, 25 , 26 ... transistor, 27, 28 ... resistor, 30, 30E, 60 ... receiver, 31A-31C ... resistor, 32A-32C ... amplifier, 33 ... clock generator, 34, 35 ... flip-flop, 36, 36E ... Signal generation unit, 37E ... Pattern detection unit, 61 ... Equalizer, 62,63 ... Reception unit, 64 ... Register, 65 ... Signal generation unit, 66,67 ... FIFO Mori, 68 selector, 100, 110 symbol determination section, 120, 130, 140, 150, 160, 170 logic circuit, 121 to 125 logical product circuit, 180 logical sum circuit, AB, BC, CA, AB2 , BC2, CA2... Difference, CS, CS2, NS, PS2... Symbol, EA to EC, EE, EA2 to EC2, EE2, SEL, SIGA to SIGC, SIGA2 to SIGC2, S1, S2, RxF, RxR, RxP, RxF1 , RxR1, RxP1, RxF2, RxR2, RxP2, TxF, TxR, TxP ... signal, DET ... signal, EM ... eye mask, SH, SL, SM ... voltage state, RxCK, RxCK1, RxCK2, TxCK ... clock, TinA, TinB , TinC: input terminal, TJ: jitter, ToutA, ToutB, ToutC: output terminal, VH High-level voltage, VL ... low-level voltage, VM ... mid-level voltage, V1 ... voltage.
Claims (16)
前記データ信号における、連続する2つの送信シンボルに基づいて前記送信信号の電圧レベルを調整するように前記送信部を制御する制御部と
を備え、
各送信信号は、3以上の電圧状態の間で遷移する
送信装置。 A transmitting unit that generates three transmission signals based on a data signal indicating a sequence of transmission symbols;
A control unit that controls the transmission unit to adjust a voltage level of the transmission signal based on two consecutive transmission symbols in the data signal,
A transmission device where each transmission signal transitions between three or more voltage states.
請求項1に記載の送信装置。 The control unit has a look-up table indicating a relationship between a transition pattern of the data signal and a flag indicating whether to adjust the voltage level, and adjusts the voltage level based on the look-up table. Judge whether to do
The transmission device according to claim 1 .
請求項2に記載の送信装置。 The lookup table is configured to be programmable
The transmission device according to claim 2 .
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の送信装置。 The transmission device according to any one of claims 1 to 3 , wherein the transmission unit adjusts the voltage level so as to increase a high-frequency component of the transmission signal.
前記制御部は、前記第1の電圧状態、前記第2の電圧状態、および前記第3の電圧状態の間の遷移のうちの一部の遷移において、その送信信号に対して前記電圧レベルを調整すべきと判断する
請求項4に記載の送信装置。 The three or more voltage states include a first voltage state, a second voltage state, and a voltage level between the voltage level of the first voltage state and the voltage level of the second voltage state. 3 voltage states;
The control unit adjusts the voltage level with respect to the transmission signal in some transitions among the first voltage state, the second voltage state, and the third voltage state. Judge to do
The transmission device according to claim 4 .
前記3つの送信信号のうち、前記第1の電圧状態および前記第3の電圧状態から前記第2の電圧状態に遷移する送信信号に対して前記電圧レベルを調整すべきと判断し、
前記3つの送信信号のうち、前記第2の電圧状態および前記第3の電圧状態から前記第1の電圧状態に遷移する送信信号に対して前記電圧レベルを調整すべきと判断する
請求項5に記載の送信装置。 The control unit includes:
Among the three transmission signals, it is determined that the voltage level should be adjusted for the transmission signals that transition from the first voltage state and the third voltage state to the second voltage state,
Among the three transmission signals, it is determined that the voltage level should be adjusted for a transmission signal that transits from the second voltage state and the third voltage state to the first voltage state.
The transmission device according to claim 5 .
請求項6に記載の送信装置。 The control unit determines that the voltage level should be adjusted for a transmission signal that maintains the first voltage state and the second voltage state among the three transmission signals.
The transmission device according to claim 6 .
前記3つの送信信号のうち、前記第1の電圧状態および前記第2の電圧状態から前記第3の電圧状態に遷移する送信信号に対して前記電圧レベルを調整すべきでないと判断し、
前記3つの送信信号のうち、前記第3の電圧状態を維持する送信信号に対して前記電圧レベルを調整すべきでないと判断する
請求項6に記載の送信装置。 The control unit includes:
Among the three transmission signals, it is determined that the voltage level should not be adjusted for a transmission signal that transitions from the first voltage state and the second voltage state to the third voltage state,
It is determined that the voltage level should not be adjusted for a transmission signal that maintains the third voltage state among the three transmission signals.
The transmission device according to claim 6 .
前記制御部は、前記第1の送信信号が前記第1の電圧状態から前記第3の電圧状態に変化し、前記第2の送信信号が前記第2の電圧状態から前記第1の電圧状態に変化し、前記第3の送信信号が前記第3の電圧状態から前記第2の電圧状態に変化する場合に、前記第2の送信信号および前記第3の送信信号に対して前記電圧レベルを調整すべきと判断する
請求項5に記載の送信装置。 The three transmission signals include a first transmission signal, a second transmission signal, and a third transmission signal,
The control unit changes the first transmission signal from the first voltage state to the third voltage state, and changes the second transmission signal from the second voltage state to the first voltage state. And when the third transmission signal changes from the third voltage state to the second voltage state, adjusts the voltage level for the second transmission signal and the third transmission signal. Judge to do
The transmission device according to claim 5 .
前記制御部は、前記第1の送信信号と前記第2の送信信号との差分信号、前記第2の送信信号と前記第3の送信信号との差分信号、前記第1の送信信号と前記第3の送信信号との差分信号のいずれもが極性を変化させる場合に、前記電圧レベルを調整すべきと判断する
請求項4または請求項5に記載の送信装置。 The three transmission signals include a first transmission signal, a second transmission signal, and a third transmission signal,
The control unit may include a difference signal between the first transmission signal and the second transmission signal, a difference signal between the second transmission signal and the third transmission signal, and a difference signal between the first transmission signal and the third transmission signal. It is determined that the voltage level should be adjusted when any of the difference signals from the transmission signal of No. 3 changes the polarity.
The transmitting device according to claim 4 .
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の送信装置。 The transmission device according to any one of claims 1 to 3 , wherein the transmission unit adjusts the voltage level so as to reduce a low frequency component of the transmission signal.
前記制御部は、各送信信号が、前記第1の電圧状態、前記第2の電圧状態、および前記第3の電圧状態のうちの一部の電圧状態を維持する場合において、その送信信号に対して前記電圧レベルを調整すべきと判断する
請求項11に記載の送信装置。 The three or more voltage states have a first voltage state, a second voltage state, and a voltage level between the voltage level of the first voltage state and the voltage level of the second voltage state. 3 voltage states;
The control unit, when each transmission signal maintains a voltage state of the first voltage state, the second voltage state, and a part of the third voltage state, for the transmission signal To adjust the voltage level
The transmission device according to claim 11 .
請求項12に記載の送信装置。 The control unit determines that the voltage level should be adjusted for a transmission signal that maintains the first voltage state and the second voltage state among the three transmission signals.
The transmission device according to claim 12 .
請求項13に記載の送信装置。 The control unit determines that the voltage level should not be adjusted for a transmission signal that maintains the third voltage state among the three transmission signals.
The transmission device according to claim 13 .
請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の送信装置。 The transmission device according to any one of claims 1 to 14 , wherein the control unit determines whether to adjust the voltage level for the three transmission signals.
請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の送信装置。
The transmission device according to any one of claims 1 to 14 , wherein the control unit determines whether to adjust the voltage level for the three transmission signals in a lump.
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