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JP6645687B2 - 表示装置及び制御方法 - Google Patents

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JP6645687B2
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Description

本発明は、表示装置及びその制御方法に関する。
プロジェクタでは、プロジェクタとスクリーンとの相対的な傾きが原因で、スクリーン上には、台形歪と呼ばれる幾何学歪が発生してしまう。これを解消するために、プロジェクタには、台形歪を画像処理で補正する台形補正機能(キーストーン補正機能)を有するものが多い。
特許文献1には、液晶パネルと入力画像のアスペクト比が同じ場合には縮小変形を行う方法が記載されている。特許文献2には、補正画像の縮小に伴う画質の劣化を抑えるため、投影領域内にできるだけ大きな補正画像を生成する方法が記載されている。特許文献3には、変形後の画像がスクリーンの中央に配置されるようにする方法が提案されている。
特開2005−123669号公報 特開2005−123693号公報 特開2013−85159号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載されている方法では、プロジェクタとスクリーンとの相対傾斜角の方向などによって、変形後の画像が表示される位置が移動してしまう。そのため、変形後の画像が表示される位置を、変形前にユーザが知ることが難しく、ユーザが期待する位置に変形後の画像を表示できない場合がある。このような場合、プロジェクタの設置位置を移動したり、レンズシフト機能等を用いて表示位置を調整したりする必要がある。その結果、表示位置を再調整する負担が増えるという問題が生じる。
さらに、プロジェクタとスクリーンが相対的に傾斜している場合は、プロジェクタとスクリーンとの距離はスクリーンの領域内で異なる。この場合、投影される画像は、プロジェクタとの距離が遠いスクリーンの領域ほど拡大される。そのため、特許文献3に記載されている方法では、変形後の画像が表示される位置の移動量は小さいものの、変形後の画像の上部又は下部の歪が大きくなる場合がある。このような場合でも、プロジェクタの設置位置を移動したり、レンズシフト機能等を用いて表示位置を調整したりする必要がある。その結果、表示位置を再調整する負担が増えるという問題が生じる。
そこで、本発明は、表示位置を再調整する負担を低減し、表示装置の設置の際の利便性を向上させるようにすることを目的とする。
本発明に係る表示装置は、
画像を投影面に投影する投影光学系と
前記画像が前記投影面に投影された場合の投影画像における歪みを補正するために、前記画像を幾何学的に変形させる変形手段と
有し、
前記変形手段は、
前記投影面上の座標系において、変形前の前記画像が前記投影面に投影された場合の第1の投影画像の4つの頂点の座標を取得し、
前記投影面上の座標系において、前記第1の投影画像の対向する頂点の座標を結ぶ対角線の交点の座標を取得し、
前記投影面上の座標系において、当該交点を対角線の交点とする所定のアスペクト比の矩形領域の4つの頂点の座標である頂点座標を取得し、
前記投影面上の座標系における前記頂点座標に座標変換処理を適用することにより、前記投影光学系の光軸方向に直交する仮想面上の座標系において、前記頂点座標に対応する目標座標を取得し、
前記画像の頂点が前記目標座標に位置するように、前記画像を幾何学的に変形させることを特徴とする。

本発明に係る制御方法は、
画像を投影面に投影する投影光学系を有する表示装置の制御方法であって、
前記画像が前記投影面に投影された場合の投影画像における歪みを補正するために、前記画像を幾何学的に変形させる変形ステップを含み、
前記変形ステップでは、
前記投影面上の座標系において、変形前の前記画像が前記投影面に投影された場合の第1の投影画像の4つの頂点の座標を取得し、
前記投影面上の座標系において、前記第1の投影画像の対向する頂点の座標を結ぶ対角線の交点の座標を取得し、
前記投影面上の座標系において、当該交点を対角線の交点とする所定のアスペクト比の矩形領域の4つの頂点の座標である頂点座標を取得し、
前記投影面上の座標系における前記頂点座標に座標変換処理を適用することにより、前記投影光学系の光軸方向に直交する仮想面上の座標系において、前記頂点座標に対応する目標座標を取得し、
前記画像の頂点が前記目標座標に位置するように、前記画像を幾何学的に変形させることを特徴とする。
本発明によれば、表示位置を再調整する負担を低減し、表示装置の設置の際の利便性を向上させることができる。
実施形態1における表示装置100が有する複数の構成要素を説明するためのブロック図である。 実施形態1における表示装置100で行われる処理を説明するためのフローチャートである。 図1の画像処理部140が有する複数の構成要素を説明するためのブロック図である。 実施形態1におけるCPU110が実行するフローチャートである。 実施形態1における表示装置100とスクリーンの位置関係を説明するための図である。 スクリーン上の変形後の投影領域の計算処理を説明するためのフローチャートである。 スクリーン上の変形後の投影領域の決定方法を説明するための図である。 キーストーン補正を実施した場合の画像の一例を示す図である。 キーストーン補正を実施した場合の画像の他の例を示す図である。 射影変換について説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明するが、この発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
[実施形態1]
図1は、実施形態1における表示装置100が有する複数の構成要素を説明するためのブロック図である。
実施形態1では、表示装置100が、例えば、プロジェクタとして動作する場合を説明するが、表示装置100はプロジェクタに限るものではない。例えば、表示装置100がプロジェクタとして動作する場合、表示装置100は、入力画像信号に応じて液晶素子の光の透過率を制御することができる。これにより、表示装置100は、入力画像信号から生成された画像(静止画像又は動画像)をスクリーンに表示することができる。表示装置100がプロジェクタとして動作する場合、表示装置100は、単板式のプロジェクタとして構成することも、3板式のプロジェクタとして構成することも可能である。表示装置100がプロジェクタとして動作する場合、表示装置100は、液晶表示器を有するプロジェクタとして構成することも、有機EL(Electro Luminescence)表示器を有するプロジェクタとして構成することも可能である。表示装置100がプロ
ジェクタとして動作する場合、表示装置100は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)シャッターを有するプロジェクタとして構成することも可能である。
図1において、表示装置100は、CPU(Central Processing Unit)110と、第1のメモリ111と、第2のメモリ112と、操作部113と、画像入力部130と、画像処理部140とを有する。表示装置100は、さらに、液晶制御部150と、液晶パネル151Rと、液晶パネル151Gと、液晶パネル151Bと、光源制御部160と、光源161と、色分離部162と、色合成部163と、光学系制御部170と、投影光学系171とを有する。表示装置100は、さらに、記録再生部191と、記録媒体192と、通信部193と、撮像部194と、表示制御部195と、表示部196とを有する。ただし、記録媒体192は、表示装置100から取り外し可能な記録媒体であってもよい。
CPU110は、表示装置100に含まれる各構成要素を制御するものであり、第1のメモリ111は、CPU110で実行される複数のプログラムを記憶したメモリである。第2のメモリ112は、ワークメモリとしてプログラムやデータを格納するメモリである。CPU110は、記録再生部191が記録媒体192から画像データ(静止画データ又は動画データ)をスクリーンに表示することができる。CPU110は、通信部193によって受信された画像データ(静止画データ又は動画データ)をスクリーンに表示することもできる。CPU110は、撮像部194で生成された画像データ(静止画データ又は動画データ)を記録媒体192に記録することもできる。CPU110は、通信部193によって受信された画像データ(静止画データ又は動画データ)を記録媒体192に記録することもできる。
操作部113は、ユーザからの指示を受け付け、CPU110に指示信号を送信するものであり、例えば、スイッチ、ダイヤル、表示部196上に設けられたタッチパネルなどの指示入力手段を有する。操作部113は、例えば、リモートコントローラからの指示信号を受信する信号受信部(赤外線受信部など)で、受信した指示信号をCPU110に送信するものであってもよい。CPU110は、操作部113又はリモートコントローラからの指示信号に従って、表示装置100に含まれる各構成要素を制御する。
画像入力部130は、外部装置から画像信号を受信するものであり、例えば、コンポジット端子、S端子、D端子、コンポーネント端子、アナログRGB端子、DVI−I端子、DVI−D端子、HDMI(登録商標)端子等を含む。画像入力部130は、アナログ画像信号を受信した場合には、受信したアナログ画像信号をデジタル画像信号に変換する。そして、画像入力部130は、受信した画像信号を、画像処理部140に送信する。ここで、外部装置は、画像信号を出力できるものであれば、パーソナルコンピュータ、カメラ、携帯電話、スマートフォン、ハードディスクレコーダ、ゲーム機など、どのようなものであってもよい。
画像処理部140は、画像入力部130が受信した画像信号に様々な画像処理を施して、液晶制御部150に送信することができる。画像処理部140で実行可能な画像処理には、フレーム間引き処理、フレーム補間処理、解像度変換処理、OSD(on screen display)重畳処理、画像変形処理(キーストーン補正を含む)、エッジブレンディング処理などがある。画像処理部140は、記録再生部191または通信部193からCPU110に送信された画像データにも上述の画像処理を施すことができる。
液晶制御部150は、画像処理部140で処理された画像信号に基づいて、液晶パネル151R、151G及び151Bの透過率を調整するものである。液晶制御部150は、
制御用のマイクロプロセッサからなる。
液晶制御部150は、専用のマイクロプロセッサである必要はなく、例えば、第1のメモリ111に記憶されたプログラムによって、CPU110が液晶制御部150と同様の処理を実行してもよい。例えば、画像処理部140に画像信号が入力されている場合、液晶制御部150は、画像処理部140から1フレームの画像を受信する度に、画像に対応する透過率となるように、液晶パネル151R、151G及び151Bを制御する。
液晶パネル151Rは、赤色に対応する液晶パネルであって、光源161から出力された光のうち、色分離部162で赤色(R)、緑色(G)、青色(B)に分離された光のうち、赤色の光の透過率を調整するためのものである。液晶パネル151Gは、緑色に対応する液晶パネルであって、光源161から出力された光のうち、色分離部162で赤色(R)、緑色(G)、青色(B)に分離された光のうち、緑色の光の透過率を調整するためのものである。液晶パネル151Bは、青色に対応する液晶パネルであって、光源161から出力された光のうち、色分離部162で赤色(R)、緑色(G)、青色(B)に分離された光のうち、青色の光の透過率を調整するためのものである。液晶制御部150による液晶パネル151R、151G及び151Bの制御動作と、液晶パネル151R、151G及び151Bの構成とについては、後述する。
光源制御部160は、光源161のオン/オフの制御や光量の制御をするものであり、制御用のマイクロプロセッサからなる。光源制御部160は、専用のマイクロプロセッサである必要はなく、例えば、第1のメモリ111に記憶されたプログラムによって、CPU110が光源制御部160と同様の処理を実行してもよい。
光源161は、スクリーンに画像を投影するための光を出力するものであり、例えば、ハロゲンランプ、キセノンランプ、高圧水銀ランプなどであってもよい。色分離部162は、光源161から出力された光を、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)に分離するものであり、例えば、ダイクロイックミラーやプリズムなどからなる。なお、光源161として、各色に対応するLED等を使用する場合には、色分離部162は不要である。色合成部163は、液晶パネル151R、151G及び151Bを透過した赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の光を合成するものであり、例えば、ダイクロイックミラーやプリズムなどからなる。そして、色合成部163により赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の成分を合成した光は、投影光学系171に送られる。このとき、液晶パネル151R、151G及び151Bは、画像処理部140から入力された画像に対応する光の透過率となるように、液晶制御部150により制御されている。そのため、色合成部163により合成された光が投影光学系171によりスクリーン(投影面)に投影されると、画像処理部140により入力された画像に対応する画像がスクリーン上(投影面上)に表示されることになる。
光学系制御部170は、投影光学系171を制御するものであり、制御用のマイクロプロセッサからなる。光学系制御部170は、専用のマイクロプロセッサである必要はなく、例えば、第1のメモリ111に記憶されたプログラムによって、CPU110が光学系制御部170と同様の処理を実行してもよい。投影光学系171は、色合成部163から出力された合成光をスクリーンに投影するためのものである。投影光学系171は、複数のレンズと、レンズ駆動用のアクチュエータとを有し、レンズをアクチュエータにより駆動することで、投影画像の拡大、縮小、焦点調整などを行うことができる。
記録再生部191は、記録媒体192から画像データ(静止画データ又は動画データ)を再生し、その画像データをCPU110に送信することができる。記録再生部191は、撮像部194で生成された画像データ(静止画データ又は動画データ)をCPU110から受信して記録媒体192に記録することができる。記録再生部191は、通信部193より受信した画像データ(静止画データ又は動画データ)を記録媒体192に記録して
もよい。記録再生部191は、記録媒体192にアクセスするためのマイクロプロセッサ又は専用回路からなる。記録再生部191には、専用のマイクロプロセッサを含む必要はなく、例えば、第1のメモリ111に記憶されたプログラムによって、CPU110が記録再生部191と同様の処理を実行してもよい。
通信部193は、外部通信装置からの制御信号や静止画データ、動画データなどを受信するためのものであり、例えば、無線LAN、有線LAN、USB、Bluetooth(登録商標)などであってよく、通信方式は限定されるものではない。画像入力部130の端子が、例えばHDMI端子であれば、その端子を介してCEC(Consumer Electronics Control)通信を行うものであってもよい。ここで、外部通信装置は、表示装置100と通信を行うことができるものであれば、パーソナルコンピュータ、カメラ、携帯電話、スマートフォン、ハードディスクレコーダ、ゲーム機、リモートコントローラなど、どのようなものであってもよい。
撮像部194は、表示装置100の周辺を撮像して画像データ(静止画データ又は動画データ)を生成するものであり、投影光学系171を介して投影された画像を撮像(スクリーン方向を撮像)することができる。撮像部194は、撮像部194で生成された画像データをCPU110に送信することができる。撮像部194は、レンズユニット、アクチュエータ、マイクロプロセッサ、撮像素子、画像データ生成部を有する。ここで、レンズユニットは、被写体の光学像を取得する。アクチュエータは、レンズユニットを駆動するように構成されている。マイクロプロセッサは、アクチュエータを制御することができる。撮像素子は、レンズを介して取得した光学像を画像信号に変換することができる。画像データ生成部は、撮像素子から出力された画像信号から画像データを生成することができる。撮像部194は、スクリーン方向を撮像するものに限られず、例えば、スクリーンと逆方向のユーザ側を撮像してもよい。
表示制御部195は、表示装置100が有する表示部196に表示装置100を制御するための制御画面又はスイッチアイコンを表示させるための制御をするものであり、表示制御を行うマイクロプロセッサを有する。表示部196は、表示装置100を制御するための制御画面やスイッチアイコンを表示するものである。表示部196は、例えば、液晶ディスプレイ、CRTディスプレイ、有機ELディスプレイ、LEDディスプレイであってもよく、画像を表示できればどのようなものであってもよい。
なお、画像処理部140、液晶制御部150、光源制御部160、光学系制御部170、記録再生部191、表示制御部195は、これらの構成要素と同様の処理を行うことのできる単数または複数のマイクロプロセッサによって構成してもよい。または、例えば、第1のメモリ111に記憶されたプログラムによって、CPU110がこれらの構成要素と同様の処理を実行してもよい。
次に、図1及び図2を参照し、表示装置100で行われる処理を説明する。
図2は、実施形態1の表示装置100で行われる処理を説明するためのフローチャートである。図2に示す処理は、CPU110が、第1のメモリ111に記憶されたプログラムに基づいて、各構成要素を制御することにより実行されるものである。図2のフローチャートは、操作部113又はリモートコントローラによりユーザが表示装置100の電源のオンを指示した時点をスタートとしている。
操作部113又はリモートコントローラによりユーザが表示装置100の電源のオンを指示すると、CPU110は、電源部から表示装置100の各構成要素に電力を供給するとともに、投影開始処理を実行する(S201)。例えば、CPU110は、光源制御部160に指示して光源161の点灯制御を行い、液晶制御部150に指示して液晶パネル
151R、151G及び151Bの駆動制御を行い、画像処理部の動作設定などを行う。
次に、CPU110は、画像入力部130から入力信号変化があったか否かを判定する(S202)。入力信号変化がなかった場合にはS204に進み、入力信号変化があった場合は、入力切替処理を実行する(S203)。CPU110はS203において、例えば、入力信号の解像度、フレームレートなどを検知して、それに適したタイミングで入力画像をサンプリングし、必要な画像処理を実施した上で投影する。
次に、CPU110は、ユーザからの指示があったか否かを判定する(S204)。ユーザによる操作部113又はリモートコントローラからの指示がなかった場合にはS208に進み、ユーザからの指示が行われた場合は、終了指示か否かを判定する(S205)。ユーザからの指示が終了指示であった場合は、投影終了処理を実行し(S206)、投影を終了する。CPU110はS206において、例えば、光源制御部160に指示して光源161の消灯制御を行い、液晶制御部150に指示して液晶パネル151R、151G及び151Bの駆動停止制御を行い、必要な設定の第1のメモリ111への保存などを行う。
ユーザからの指示が終了指示でなかった場合には、ユーザからの指示の内容に対応したユーザ処理を実行する(S207)。CPU110はS207において、例えば、設置設定の変更、入力信号の変更、画像処理の変更、情報の表示などを行う。
次に、CPU110は、通信部193からコマンド受信があったか否かを判定する(S208)。コマンド受信がなかった場合には、S202に戻る。コマンド受信があった場合には、終了指示か否かを判定する(S209)。S209で肯定判定の場合は、S206に進む。S209で否定判定の場合には、受信したコマンドの内容に対応したコマンド処理を実行し(S210)、その後、S202に戻る。CPU110はS210において、例えば、設置設定、入力信号設定、画像処理設定、状態取得などを行う。
表示装置100は、画像入力部130より入力された画像信号(静止画又は動画)をスクリーンに表示することができるように構成されている。表示装置100は、記録再生部191が記録媒体192から再生された画像データ(静止画データ又は動画データ)をスクリーンに表示することができるようにも構成されている。表示装置100は、通信部193によって受信された画像データ(静止画データ又は動画データ)をスクリーンに表示することができるようにも構成されている。
図3は、図1の画像処理部140が有する複数の構成要素を説明するためのブロック図である。
図3において、画像処理部140は、第1処理部310と、第2処理部320とを含む。フレームメモリ330は、キーストーン補正前の画像(以下、変形前の画像)又はキーストーン補正後の画像(以下、変形後の画像)を格納するためのメモリである。フレームメモリ330は、第2のメモリ112に含まれる。
元画像信号sig301は、前述のように、表示モードに応じて画像入力部130、記録再生部191、通信部193などから入力される。タイミング信号sig302は、元画像信号sig301のための垂直同期信号、水平同期信号、クロックなどのタイミング信号であって、元画像信号sig301の供給元から供給される。画像処理部140内の各構成要素は、タイミング信号sig302に基づいて動作する。画像処理部140は、内部でタイミング信号を作り直して使用してもよい。
第1処理部310は、元画像信号sig301に様々な画像処理を施すことにより、元画像信号sig301から画像処理後信号sig303を生成する。生成された画像処理後信号sig303は、第1処理部310から第2処理部320に供給される。様々な画像処理は、画像信号のヒストグラムやAPL(average picture level)をはじめとする統計情報の取得を含む。様々な画像処理は、IP(interla
ce/progressive)変換、フレームレート変換、解像度変換、γ変換、色域変換、色補正、エッジ強調などを含む。これらの画像処理は公知の方法を使用すればよい。
第2処理部320は、画像処理後信号sig303に画像変形処理(キーストーン補正を含む)を施すことにより、画像処理後信号sig303から変形後の画像信号sig304を生成する。生成された変形後の画像信号sig304は、液晶制御部150に供給される。ここで、キーストーン補正は、射影変換で実現することができる。元画像の任意の座標を(xs、ys)とすると、その画素が対応する変形後の画像の座標(xd、yd)は式1で表わされる。
Figure 0006645687
ここで、Mは3×3行列で、CPU110から入力される元画像から変形後の画像へ射影変換するための射影変換行列である。射影変換を説明するための図を図10に示す。xso、ysoは、図10に実線で示す元画像の1つの頂点の座標であり、xdo、ydoは、図10に一点鎖線で示す変形後の画像における、元画像の頂点(xso、yso)に対応する頂点の座標値である。
第2処理部320は、CPU110から、式1の行列Mの逆行列M−1と、オフセット(xso,yso)、(xdo,ydo)が入力され、式2に従って変形後の画像の座標値(xd、yd)に対応する元画像の座標(xs、ys)を求める。
Figure 0006645687
式2に基づいて求められた元画像の座標が整数になれば、元画像の座標(xs、ys)が持つ画素値をそのまま変形後の画像の座標(xd、yd)の持つ画素値としてもよい。しかし、式2に基づいて求められた元画像の座標は整数になるとは限らないので、周辺画素の値を用いて補間することで、変形後の画像の座標(xd、yd)の持つ画素値を求める。補間の方法は、バイリニア、バイキュービック、その他の任意の補間方法を用いればよい。式2に基づいて求められた元画像の座標が、元画像領域の範囲外である場合には、その画素値は黒またはユーザが設定した背景色とする。
このようにして、変形後の座標の全てについて画素値を求め、変形後の画像を作成する。
上記説明では、CPU110から画像処理部140には、行列Mの逆行列M−1が入力されるとしたが、行列Mのみを入力して画像処理部140の内部で逆行列M−1を求めてもよい。
第2処理部320が出力する変形後の画像信号sig304は、前述の通り、液晶制御部150に供給され、変形後の画像信号sig304に基づく画像が液晶パネル151R、151G及び151Bに表示される。
次に、図4〜図8を参照し、画像の中心位置を変えずにキーストーン補正する方法を説明する。
図4は、CPU110が実行するフローチャートである。図4に示す処理は、ユーザが操作部113又はリモートコントローラによってキーストーン補正の設定を変更した場合か、自動補正を選択した場合か、投影光学系171に含まれるズームレンズ又はシフトレンズの位置を変更した場合に開始される。
まず、CPU110は、光学条件を検出する(S401)。光学条件とは、表示装置100の傾斜角、ズームレンズのズーム値、レンズシフト量などであり、これらのうち少なくとも1つを含むものであるとよい。傾斜角は、表示装置100に搭載された傾斜センサの出力を検出してもよいし、スクリーンまでの距離を複数点測ることにより、表示装置100とスクリーンの相対角を求めてもよいし、ユーザがリモートコントローラ又はメニューで設定するキーストーン補正値を用いてもよい。ズームレンズの状態とレンズシフト量とは、光学系制御部170に含まれるエンコーダで検出してもよいし、ユーザがリモートコントローラ又はメニューで設定する値を用いてもよい。なお、実施形態1では、S401で光学条件を検出しているが、これに限るものではない。S401では、表示装置100(特に投影光学系171)とスクリーンの投影面との間の位置関係に関する情報が取得されるものであればよい。
次に、CPU110は、スクリーン520上における変形前の投影領域540を計算する(S402)。変形前の投影領域540は、元画像がスクリーン520に投影されたときの投影画像が位置するスクリーン520上の領域である。このステップの処理詳細を、図5を参照して説明する。
図5(a)は、表示装置100とスクリーン520の位置関係を説明するための図である。
実施形態1では、表示装置100と正対し、投影光学系171の光軸方向に直交する仮想スクリーン510を設定し、この仮想スクリーン510上(仮想面上)に、水平方向をx軸、鉛直方向をy軸、光軸方向をz軸とした光軸中心座標系を設定している。そして、表示装置100は、仮想スクリーン510に対して、xy平面上の任意の点(x0,y0,0)を固定点として、y軸と平行な軸回りに角度θh、x軸と平行な軸回りに角度θvだけ傾いたスクリーン520に画像を投影することとする。
実際には、スクリーン520の投影面が鉛直方向に平行となるようにスクリーン520が設置され、表示装置100からの投影光の向きが斜め上向きとなるように表示装置100が設置される。しかし、図5(a)においては、説明の便宜上、仮想スクリーン510の投影面を鉛直方向に平行とし、スクリーン520の方を鉛直方向に対して傾けた図としている。
仮想スクリーン510が表示装置100に正対している場合、仮想スクリーン510上に投影される画像は、元画像信号に基づき矩形状となる。これに対して、スクリーン520上に投影される変形前の投影領域540は、図5(b)に示すように、上部及び右部が広がった歪んだ四角形となる。
次に、スクリーン520上に投影される変形前の投影領域540の求め方を説明する。
スクリーン520の投影面(平面)を光軸中心座標系で表現すると、式3で表すことができる。
z=(x−x0)tanθh+(y−y0)tanθv ・・・(式3)
表示装置100と正対した仮想スクリーン510に投影される点Pi(xi,yi,0)は、スクリーン520上の点Pti(xti,yti,zti)に投影される。
点Ptiの座標は、光源Jと点Piを結ぶ直線と、スクリーン520の投影面との交点の座標となる。
表示装置100から仮想スクリーン510までの距離をLとすると、光源Jの座標は、
(0,0,−L)となり、直線J−Piの式は、式4で表すことができる。
y=(yi/xi)×x
z=(L/xi)×x−L ・・・(式4)
点Ptiの座標は、式5で表すことができる。
xti=(K0/Ki)×xi
yti=(K0/Ki)×yi
zti=(K0/Ki−1)×L ・・・(式5)
ここで、Ki=L−xi×tanθh−yi×tanθv
式5で求められた点Ptiの座標は、仮想スクリーン510の投影面を基準とする座標である。このため、式5で求められた点Ptiの座標を、スクリーン520の投影面を基準とするx’y’座標に変換する座標変換を行う必要がある。xyz座標系からx’y’z’座標系へ座標変換を行うための変換行列Msは、角度θv、θhを用いて、式6で表すことができる。
Figure 0006645687
これにより、スクリーン520上に投影された変形前の投影領域540の4つの頂点の座標を、x’y’座標系で求めることができる。
これら4つの頂点を点P’1〜P’4として、図5(b)に示す。
次に、CPU110は、スクリーン520上における変形後の投影領域720(図7(d)参照)を決定する(S403)。
変形後の投影領域720は、実施形態1では、変形前の投影領域540内に配置し、スクリーン520上で所望のアスペクト比を持つ矩形状の領域としている。ここで、変形後の投影領域720を、変形前の投影領域540内に配置したのは、表示装置100の設置の際の利便性の向上を図ったためである。この点を以下に説明する。ユーザは、変形前の投影領域540がスクリーン520に収まるように、表示装置100を設置する。このとき、変形前の投影領域540内に変形後の投影領域720が収まるように、CPU110が変形後の投影領域720を求めるようにすれば、変形後の投影領域720も、スクリーン520内に収めることができる。そのため、ユーザは、変形後の投影領域720がスクリーン520に収まるかどうかを気にすることなく、表示装置100の設置作業を行うことができる。したがって、変形後の投影領域720を、変形前の投影領域540内に配置することで、表示装置100を設置する際の利便性を向上させることができる。なお、変形後の投影領域720がスクリーン520内に収まるものであれば、変形後の投影領域720の一部が、変形前の投影領域540内に収まらないように配置されるものであってもよい。
この処理の詳細フローチャートを図6に示す。
CPU110は、まず、変形前の投影領域540の対角線の交点の座標を求める(S601)。
図7(a)は、スクリーン520上のx’y’座標系における変形前の投影領域540を示す図である。ステップS402で求めたスクリーン520上における変形前の投影領域540の4つの頂点(4隅)P’1〜P’4の座標から、変形前の投影領域540における対角線の交点の座標を求める。ここを変形の基準点710とする。
次に、CPU110は、変形後の投影領域720の対角線と、変形前の投影領域540の外周(外形線)の交点の座標を求める(S602)。図7(b)に示すように、基準点710を通り、所望のアスペクト比の矩形の対角線と同じ傾きの2本の直線の式を求め、それらの直線が変形前の投影領域540の外周と交差する点Q1〜Q4の座標を求める。図7(b)では、所望のアスペクト比の設定値をa:bとして、傾きが(b/a)と(−b/a)の2本の直線を引いている。
次に、CPU110は、変形後の投影領域720の大きさを決定する(S603)。実施形態1では、変形後の投影領域720は、変形前の投影領域540内に配置することとしているため、まず、図7(c)に示すように、基準点710と点Q1〜Q4との距離をd1〜d4とし、その中で最も小さいものを求める。図7(c)においては、d4が最も小さいので、変形後の投影領域720の大きさは、対角線の長さがそれぞれ、d4の2倍となるような矩形とする。
次に、CPU110は、変形後の投影領域720の4つの頂点の座標を求める(S604)。図7(d)に示すように、ステップS602で引いた2本の直線上で、基準点710からd4の距離にある4つの点R1〜R4の座標を求める。点R1〜R4のうち少なくとも1つの点(同図ではR4)は、当該点に対応する、点Q1〜Q4のいずれかの点(R4に対応するQ4)と一致する。
これにより、スクリーン520上のx’y’座標系における変形後の投影領域720の4つの頂点(R1〜R4)の座標が求められる。このようにして求められた変形後の投影領域720は、対角線の交点が、変形前の投影領域540の対角線の交点と一致した状態で、変形前の投影領域540内に配置されるとともに、変形前の投影領域540内で最も大きな領域となっている。ここで、実施形態1では、変形後の投影領域720は、変形前の投影領域540内で最も大きな領域となっているが、これに限るものではない。変形後の投影領域720は、変形前の投影領域540内であれば、その大きさは限定されるものではない。
図4のフローチャートに戻って説明を続ける。CPU110は、各液晶パネル151R、151G及び151B上の変形後の表示画像の4つの頂点の座標を計算する(S404)。スクリーン520面基準のx’y’z’座標から仮想スクリーン510面基準のxyz座標への変換行列は、式6で表されるMsの逆行列である。
S604で求めた変形後の投影領域720の各頂点の座標を、式6の変換行列Msの逆行列にかけることにより、仮想スクリーン510上の座標系における、変形後の投影領域720の各頂点に対応する座標が得られる。ここで、仮想スクリーン510上に投影される画像と、液晶パネル151R、151G及び151B上に表示される表示画像とは、形状が相似である。
このため、液晶パネル151R、151G及び151B上での変形後の表示画像における、変形後の投影領域720の各頂点に対応する座標は、仮想スクリーン510上の座標系で求めた上記座標に対して原点をオフセットすることで求められる。
図7(e)に、液晶パネル151R、151G及び151B上の変形前の表示画像の形状730と、変形後の表示画像の形状740を示す。キーストーン補正は、液晶パネル1
51R、151G及び151B上の変形前の表示画像の形状730に対応する画像を幾何学的に変形(射影変換)して、変形後の表示画像の形状740に合わせる処理でもある。
次に、CPU110は、液晶パネル上の座標系における変形パラメータを計算する(S405)。変形前の4つの頂点の座標を元画像、S404で得られた変形後の4つの頂点の座標を変形後の画像として、式1の射影変換行列M、及びオフセット(xso,yso)、(xdo,ydo)を求める。
CPU110は、最後に、S405で計算した変形パラメータを、画像処理部140に設定する(S406)。
実施形態1を適用してキーストーン補正を実施した場合の画像の例を図8(a)〜(d)に示す。図8(a)は、スクリーンが表示装置100と正対して配置された(図5に示した仮想スクリーン510に相当する)場合を説明するための図である。図8(b)〜(d)は、スクリーンが表示装置100と正対した位置から傾いて配置された場合を説明するための図である。図8(b)のスクリーンの状態は、図5に示した仮想スクリーン510がy軸と平行な軸回りに傾いたときの状態に相当する。図8(c)のスクリーンの状態は、図5に示した仮想スクリーン510がx軸と平行な軸回りに傾いたときの状態に相当する。図8(d)のスクリーンの状態は、図5に示した仮想スクリーン510がx軸と平行な軸回りに傾き、さらにy軸と平行な軸回りに傾いたときの状態に相当する。図8(a)〜(d)のうち、左側の図はスクリーン上の変形前の投影領域540を示し、中央の図はスクリーン上の変形前の投影領域540内に配置された変形後の投影領域720を示している。図8(a)〜(d)のうち右側の図は液晶パネル上の変形前の表示画像の形状730と変形後の表示画像の形状740を示している。
図8(a)〜(d)のうち中央の図のハッチング領域は、変形前の投影領域540のうち、キーストーン補正後に画像が投影されなくなる領域で、厳密には黒が投影される。図8(a)〜(d)に破線で示すように、いずれの場合も変形前後でスクリーン上の画像の対角線の交点(画像の中心)の位置は変わらない。図8(a)〜(d)では、水平方向のみ示しているが、鉛直方向についても、変形前後でスクリーン上の対角線の交点の位置は変わらない。
これは、図8(a)〜(d)のうち右側の図の液晶パネル上についても同じであり、変形前後で表示画像の対角線の交点の位置は変わらない。表示装置100とスクリーンの相対位置関係と光学系パラメータが同じならば、液晶パネル上のある画素に表示された画像は、常にスクリーン上の同じ位置に投影されるからである。
以上説明したように、実施形態1では、変形前の投影領域540の対角線の交点と、変形後の投影領域720の対角線の交点が一致するようなキーストーン補正を行っている。このことで、ユーザは、表示装置100の設置の際に、変形前の投影領域540の対角線の交点と、変形後の投影領域720の対角線の交点を、キーストーン補正の基準位置として明確に認識することができるようになる。これにより、ユーザは、変形後の投影領域720を、スクリーン上におけるユーザが期待する位置に配置することができる。したがって、表示装置100の設置の際の手戻りを少なくすることができ、表示装置100の設置の際の利便性を向上させることができる。
また、ユーザは、表示装置100の設置時には、図8(a)のような、画像中心がわかりやすい画像をスクリーンに投影させ、画像中心がスクリーン中心と一致するような位置に表示装置100を設置するとよい。これにより、キーストーン補正の実施後も、変形後の投影領域の中心とスクリーン中心との一致を保つことができる。
また、図8(a)のような、画像中心がわかりやすい画像を、表示装置100に内蔵のテストパターンとして用意するとよい。このことで、表示装置100の設置時に、ユーザ
が入力画像を用意する必要がなくなり、更に利便性を向上させることができる。
なお、図4のS403においては、図6に示したS601〜S604の処理により、スクリーン520上における変形後の投影領域720を決定するものであったが、これに限るものではない。S601と同様の処理で求めた基準点710を対角線の交点の位置とする、予め設定されたアスペクト比の矩形の4つの頂点の座標を求めることで、スクリーン520上における変形後の投影領域720を決定するものであってもよい。このとき、変形後の投影領域720の大きさ(対角線の長さ)は、適宜設定されるものであればよいが、スクリーン520の投影面の大きさと同じ大きさか、それよりも小さく設定されるとよい。そして、ユーザは、上述のように、表示装置100の設置時に、画像中心がわかりやすい画像をスクリーン520に投影させ、画像中心がスクリーン中心と一致するような位置に表示装置100を設置するとよい。これにより、キーストーン補正の実施後も、変形後の投影領域の中心とスクリーン中心との一致を保つことができるとともに、所望の大きさの画像をスクリーン520に投影することができる。
[実施形態2]
次に、実施形態2を説明する。実施形態2においては、実施形態1と同様の部分についてはその説明を省略し、実施形態1と異なる部分を説明する。
実施形態1では、液晶パネル上に表示された画像が投影されたスクリーン上の投影領域を用いてキーストーン補正を行うものであった。これに対し、実施形態2では、液晶パネル上の画像表示領域の一部である有効画像領域の画像が投影されたスクリーン上の投影領域を用いてキーストーン補正を行っている。
実施形態2では、スクリーン520のアスペクト比と、表示装置100の液晶パネル151R、151G及び151Bのアスペクト比が異なる場合に、液晶パネル上に、スクリーン520のアスペクト比と同じアスペクト比の領域を、有効画像領域として定義している。そして、その有効画像領域内に画像を表示することができる。
液晶パネル上における有効画像領域の配置は、標準では中央配置とするが、ユーザが操作部113又はリモートコントローラにより変更することができる。スクリーン520上の表示位置は、表示装置100の設置位置や、レンズシフトによっても変更できるが、液晶パネル上における有効画像領域の配置は1画素単位で移動させることができるので、より正確に調整することができる。
実施形態2における画像処理部140の内部構成は、図3に示したものと同じである。実施形態1との違いは、図3の第1処理部310において、有効画像領域を液晶パネル151R、151G及び151B上の所望の領域に配置するレイアウト処理を実施する点である。実施形態2において画像処理後信号sig303は、有効画像領域と、非有効画像領域を含む。
第2処理部320は、画像処理後信号sig303を入力信号として画像変形処理を施すため、非有効画像領域も変形される。
図9(a)〜(d)は、スクリーンのアスペクト比を4:3として、実施形態2を適用してキーストーン補正を実施した場合の画像の例を示す図である。図9(a)は、スクリーンが表示装置100と正対して配置された場合を説明するための図である。図9(b)〜(d)は、スクリーンが表示装置100と正対した位置から傾いて配置された場合を説明するための図である。図9(b)のスクリーンの状態は、図5に示した仮想スクリーン510がy軸と平行な軸回りに傾いたときの状態に相当する。図9(c)のスクリーンの状態は、図5に示した仮想スクリーン510がx軸と平行な軸回りに傾いたときの状態に相当する。図9(d)のスクリーンの状態は、図5に示した仮想スクリーン510がx軸と平行な軸回りに傾き、さらにy軸と平行な軸回りに傾いたときの状態に相当する。
図9(a)〜(d)のうち、左側の図はスクリーン上の変形前の投影領域910を示し、中央の図はスクリーン上の変形前の投影領域910内に配置された変形後の投影領域920を示している。図9(a)〜(d)のうち、右側の図は液晶パネル上の変形前の有効画像領域930と変形後の有効画像領域940を示している。
図9(a)〜(d)はいずれも、液晶パネルのうち左側に有効画像領域930を配置した場合の例を示しており、斜線の部分は非有効画像領域であって、黒が表示される。変形前の非有効画像領域950も、有効画像領域の変形パラメータによって射影変換されて変形され、変形後の非有効画像領域960となる。
以上説明したように、実施形態2によれば、スクリーン520のアスペクト比と、表示装置100の液晶パネル151R、151G及び151Bのアスペクト比が異なる場合においても、上述した実施形態1と同様の効果を得ることが可能となる。
[実施形態3]
実施形態1及び2で説明した様々な機能、処理及び方法は、パーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ、CPU(Central Processing Unit)などがプログラムを用いて実現することもできる。以下、実施形態3では、パーソナルコンピュータ、マイクロコンピュータ、CPUなどを「コンピュータX」と呼ぶ。また、実施形態3では、コンピュータXを制御するためのプログラムであって、実施形態1及び2で説明した様々な機能、処理及び方法を実現するためのプログラムを「プログラムY」と呼ぶ。
実施形態1及び2で説明した様々な機能、処理及び方法は、コンピュータXがプログラムYを実行することによって実現される。この場合において、プログラムYは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を介してコンピュータXに供給される。実施形態3におけるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、ハードディスク装置、磁気記憶装置、光記憶装置、光磁気記憶装置、メモリカード、揮発性メモリ、不揮発性メモリなどの少なくとも一つを含む。実施形態3におけるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、non−transitory(非一時的)な記憶媒体である。
100…表示装置、110…CPU、140…画像処理部、171…投影光学系、320…第2処理部

Claims (16)

  1. 画像を投影面に投影する投影光学系と
    前記画像が前記投影面に投影された場合の投影画像における歪みを補正するために、前記画像を幾何学的に変形させる変形手段と
    有し、
    前記変形手段は、
    前記投影面上の座標系において、変形前の前記画像が前記投影面に投影された場合の第1の投影画像の4つの頂点の座標を取得し、
    前記投影面上の座標系において、前記第1の投影画像の対向する頂点の座標を結ぶ対角線の交点の座標を取得し、
    前記投影面上の座標系において、当該交点を対角線の交点とする所定のアスペクト比の矩形領域の4つの頂点の座標である頂点座標を取得し、
    前記投影面上の座標系における前記頂点座標に座標変換処理を適用することにより、前記投影光学系の光軸方向に直交する仮想面上の座標系において、前記頂点座標に対応する目標座標を取得し、
    前記画像の頂点が前記目標座標に位置するように、前記画像を幾何学的に変形させることを特徴とする表示装置。
  2. 前記変形手段は、前記所定のアスペクト比の設定値が(a:b)の場合は、前記投影面上の座標系において、前記第1の投影画像の対向する頂点の座標を結ぶ対角線の交点を通る傾きが(b/a)である直線と前記第1の投影画像の外形線とが交わる2つの点、および、当該対角線の交点を通る傾きが(−b/a)である直線と前記第1の投影画像の外形線とが交わる2つの点の各々と当該対角線の交点との距離のうち最も短い距離だけ、当該交点からそれぞれ離れた2本の前記直線上の4つの点の座標を前記頂点座標とすることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記投影光学系と前記投影面との間の位置関係に関する情報を取得する取得手段をさらに備え、
    前記変形手段は、前記情報に基づいて、前記投影光学系の光軸方向に直交する仮想面上
    の座標系と前記投影面上の座標系との座標変換を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記情報は、前記表示装置の傾斜角、前記投影光学系に含まれるズームレンズのズーム値、または、前記投影光学系に含まれるシフトレンズのレンズシフト量を含むことを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  5. 前記変形手段は、変形後の前記画像が前記投影面に投影された場合の第2の投影画像が、前記第1の投影画像の領域内に位置するように、前記画像を変形することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記変形手段は、前記第2の投影画像が、前記第1の投影画像の領域内で、最も大きな画像となるように、前記画像を変形することを特徴とする請求項に記載の表示装置。
  7. 記画像のアスペクト比と前記投影面のアスペクト比が異なる場合は、前記画像のうち、前記投影面のアスペクト比と同じアスペクト比となる領域が前記投影光学系により投影されることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 画像を投影面に投影する投影光学系を有する表示装置の制御方法であって、
    前記画像が前記投影面に投影された場合の投影画像における歪みを補正するために、前記画像を幾何学的に変形させる変形ステップを含み、
    前記変形ステップでは、
    前記投影面上の座標系において、変形前の前記画像が前記投影面に投影された場合の第1の投影画像の4つの頂点の座標を取得し、
    前記投影面上の座標系において、前記第1の投影画像の対向する頂点の座標を結ぶ対角線の交点の座標を取得し、
    前記投影面上の座標系において、当該交点を対角線の交点とする所定のアスペクト比の矩形領域の4つの頂点の座標である頂点座標を取得し、
    前記投影面上の座標系における前記頂点座標に座標変換処理を適用することにより、前記投影光学系の光軸方向に直交する仮想面上の座標系において、前記頂点座標に対応する目標座標を取得し、
    前記画像の頂点が前記目標座標に位置するように、前記画像を幾何学的に変形させることを特徴とする制御方法。
  9. 前記変形ステップでは、前記所定のアスペクト比の設定値が(a:b)の場合は、前記投影面上の座標系において、前記第1の投影画像の対向する頂点の座標を結ぶ対角線の交点を通る傾きが(b/a)である直線と前記第1の投影画像の外形線とが交わる2つの点、および、当該対角線の交点を通る傾きが(−b/a)である直線と前記第1の投影画像の外形線とが交わる2つの点の各々と当該対角線の交点との距離のうち最も短い距離だけ、当該交点からそれぞれ離れた2本の前記直線上の4つの点の座標を前記頂点座標とすることを特徴とする請求項8に記載の制御方法。
  10. 前記投影光学系と前記投影面との間の位置関係に関する情報を取得する取得ステップをさらに含み、
    前記変形ステップでは、前記情報に基づいて、前記投影光学系の光軸方向に直交する仮想面上の座標系と前記投影面上の座標系との座標変換を行うことを特徴とする請求項8または9に記載の制御方法。
  11. 前記情報は、前記表示装置の傾斜角、前記投影光学系に含まれるズームレンズのズーム値、または、前記投影光学系に含まれるシフトレンズのレンズシフト量を含むことを特徴
    とする請求項10に記載の制御方法。
  12. 前記変形ステップでは、変形後の前記画像が前記投影面に投影された場合の第2の投影画像が、前記第1の投影画像の領域内に位置するように、前記画像を変形することを特徴とする請求項8から11のいずれか1項に記載の制御方法。
  13. 前記変形ステップでは、前記第2の投影画像が、前記第1の投影画像の領域内で、最も大きな画像となるように、前記画像を変形することを特徴とする請求項12に記載の制御方法。
  14. 前記画像のアスペクト比と前記投影面のアスペクト比が異なる場合は、前記画像のうち、前記投影面のアスペクト比と同じアスペクト比となる領域が前記投影光学系により投影されることを特徴とする請求項8から13のいずれか1項に記載の制御方法。
  15. 請求項8から14のいずれか1項に記載の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  16. 請求項8から14のいずれか1項に記載の制御方法の各ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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