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JP6644348B2 - 物体検出装置、センシング装置及び移動体装置 - Google Patents

物体検出装置、センシング装置及び移動体装置 Download PDF

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JP6644348B2 JP2015218229A JP2015218229A JP6644348B2 JP 6644348 B2 JP6644348 B2 JP 6644348B2 JP 2015218229 A JP2015218229 A JP 2015218229A JP 2015218229 A JP2015218229 A JP 2015218229A JP 6644348 B2 JP6644348 B2 JP 6644348B2
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Description

本発明は、物体検出装置、センシング装置及び移動体装置に係り、詳しくは、物体を検出対象とする物体検出装置、該物体検出装置を備えるセンシング装置及び該センシング装置を備える移動体装置に関する。
近年、投光部から投光され物体で反射された光を受光して物体までの距離を取得する装置の開発が盛んに行われている。
例えば特許文献1には、投光部が複数の発光領域を有し、物体までの距離を取得する装置が開示されている。
ところで、近年では、物体までの距離をより正確に取得することが求められている。
本発明は、少なくとも一方向に離間して配置されたN個(N≧2)の発光領域を含む光源、該光源を駆動する光源駆動回路とを含み、前記光源からの光を前記一方向とは異なる方向に走査する光走査系と、前記光走査系から射出され物体で反射された光を受光する、l個(l≧1)の受光部を含む受光系と、を備える物体検出装置において、前記光走査系による走査範囲をM個(M≧2)の領域に分割したとき、前記走査範囲の1回の走査に要する時間Tにおいて、前記M個の領域のうちm個(m≧1)の領域に対して検出を行い、各領域を検出の際、T/mの間に前記N個の発光領域のうちn個(n≧1)の発光領域をT/(m×n)の時間間隔で順次発光させ、前記光源駆動回路は、前記N個の発光領域に対応して設けられたN個の容量性素子と、前記N個の発光領域の少なくとも一部に対応して設けられたj個(j≧1)のスイッチング素子と、を有し、前記容量性素子の充電時間をτとしたとき、T/(m×n)>τ/jが満足されることを特徴とする物体検出装置である。
本発明によれば、物体までの距離をより正確に取得できる。
本発明の一実施形態に係るレーザレーダ20を搭載した車両の外観図である。 本発明の一実施形態に係る監視装置10の構成を説明するためのブロック図である。 レーザレーダ20の構成を説明するための図である。 光射出系を説明するための図(その1)である。 光射出系を説明するための図(その2)である。 光検出系を説明するための図(その1)である。 光検出系を説明するための図(その2)である。 Z軸方向に配列された複数の発光領域を有する光源を説明するための図である。 各発光領域に含まれる複数の発光部を説明するための図である。 第1回転ミラーの走査範囲を説明するための図である。 配置例1におけるカップリングレンズ22の位置を説明するための図である。 配置例1におけるカップリングレンズ22を通過した光を説明するための図である。 配置例1における発光領域Aから射出された光の光路を説明するための図(その1)である。 配置例1における発光領域Aから射出された光の光路を説明するための図(その2)である。 検出距離を説明するための図である。 配置例1における検出光の照射領域を説明するための図である。 配置例1における照射角θを説明するための図(その1)である。 配置例1における照射角θを説明するための図(その2)である。 配置例1における結像レンズ28の位置を説明するための図である。 配置例1における光検出器29の共役位置を説明するための図である。 配置例1における物体からの反射光の光路を説明するための図(その1)である。 配置例1における物体からの反射光の光路を説明するための図(その2)である。 配置例1における光検出器29の共役位置での照射領域と検出領域との関係を説明するための図である。 配置例1における検出角αを説明するための図である。 配置例2におけるカップリングレンズ22の位置を説明するための図である。 配置例2における検出光を説明するための図である。 配置例2における発光領域Aから射出された光の光路を説明するための図(その1)である。 配置例2における発光領域Aから射出された光の光路を説明するための図(その2)である。 配置例2における結像レンズ28の位置を説明するための図である。 配置例2における物体からの反射光の光路を説明するための図(その1)である。 配置例2における物体からの反射光の光路を説明するための図(その2)である。 配置例2における検出光と光検出器29で受光可能な領域との関係を説明するための図である。 走査範囲を複数の検出範囲に分割した例を示す図である。 図34(a)〜図34(d)は、複数の検出範囲に対する複数の発光領域Aの点灯順(その1〜その4)を説明するための図である。 最大検出距離Lmaxを説明するための図である。 複数の発光領域を有する光源について説明するための図である。 1回の走査において全ての発光領域を点灯する例を説明するための図である。 2回の走査において全ての発光領域を点灯する例を説明するための図である。 2回の走査において全ての発光領域を点灯する他の例を説明するための図である。 3回の走査において全ての発光領域を点灯する例を説明するための図である。 3回の走査において全ての発光領域を点灯する他の例を説明するための図である。 9回の走査において全ての発光領域を点灯する例を説明するための図(その1)である。 9回の走査において全ての発光領域を点灯する例を説明するための図(その2)である。 9回の走査において全ての発光領域を点灯する例を説明するための図(その3)である。 光源駆動回路の構成例1を説明するための図である。 光源駆動回路の構成例2を説明するための図である。 複数の発光領域に対して複数の受光部を配置した例を示す図である。 2回の走査において全ての発光領域を点灯する最適な例を説明するための図である。 9回の走査において全ての発光領域を点灯する最適な例を説明するための図である。 音声・警報発生装置の構成を説明するためのブロック図である。 第1回転ミラーと第2回転ミラーの一体化の例1を説明するための図である。 第1回転ミラーと第2回転ミラーの一体化の例2を説明するための図である。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図52に基づいて説明する。図1には、一実施形態に係る物体検出装置としてのレーザレーダ20を搭載した車両1の外観が示されている。
レーザレーダ20は、一例として、車両1の前方のナンバープレート近傍に取り付けられている。
なお、本明細書では、XYZ3次元直交座標系において、路面に直交する方向をZ軸方向、車両1の前進方向を+X方向として説明する。
車両1の車内には、一例として図2に示されるように、表示装置30、主制御装置40、メモリ50、及び音声・警報発生装置60などが設けられている。これらは、データの伝送が可能なバス70を介して電気的に接続されている。
ここでは、レーザレーダ20、表示装置30、主制御装置40、メモリ50、及び音声・警報発生装置60によって、センシング装置としての監視装置10が構成されている。すなわち、監視装置10は、車両1に搭載されている。
レーザレーダ20は、一例として図3に示されるように、+X方向に検出光を射出する光射出系201、物体で反射された光を検出する光検出系202、光射出系201を制御するとともに、光検出系202での検出結果に基づいて、物体の有無、物体までの距離、物体の大きさ、物体の形状、物体の位置などの物体情報を取得する物体情報取得部203などを有している。ここでは、光射出系201は、光検出系202の+Z側に配置されている。なお、光射出系201、光検出系202及び物体情報取得部203は、不図示の筐体内に納められている。
光射出系201は、一例として図4及び図5に示されるように、光源21、カップリングレンズ22、第1反射ミラー23、第1回転ミラー24、光源駆動回路51などを有している。
光検出系202は、一例として図6及び図7に示されるように、第2回転ミラー26、第2反射ミラー27、結像レンズ28、光検出器29などを有している。
光源21は、一例として図8に示されるように、N個の発光エリアAがZ軸方向に沿って、等間隔で配置されている。ここでは、各発光エリアの形状は、正方形状であり、その一辺の長さをdとする。また、隣接する2つの発光エリアの間隙をdとする。N個の発光エリアAは、光源駆動回路51によって選択的に駆動される。
各発光エリアAは、一例として図9に示されるように、2次元配列された複数の発光部を有する。各発光部の形状は、正方形状であり、その一辺の長さをdとする。また、隣接する2つの発光部の間隙をdとする。上記dの大きさは、発光エリアに含まれる発光部の数によって決まる。
各発光部は、垂直共振器型の面発光レーザ(Vertical Cavity Surface Emitting Laser:VCSEL)である。すなわち、各発光エリアAは面発光レーザアレイであり、光源21は面発光レーザアレイ群である。各発光部は、物体情報取得部203によって点灯及び消灯される。点灯された発光部からは、+X方向に光が射出される。
カップリングレンズ22は、光源21の+X側に配置されている。なお、カップリングレンズ22に代えて、同等の機能を有し、複数の光学素子を含むカップリング光学系を用いても良い。
第1反射ミラー23は、カップリングレンズ22を介した光を第1回転ミラー24に向けて反射する。
第1回転ミラー24は、Z軸に平行な回転軸まわりに回転する複数の鏡面(反射面)を有し、第1反射ミラー23からの光をY軸方向に沿って走査する。第1回転ミラー24の各鏡面はいずれも回転軸に平行である。ここでは、第1回転ミラー24は4つの鏡面を有している。第1回転ミラー24の回転制御は、物体情報取得部203によって行われる。第1回転ミラー24の鏡面で反射された光がレーザレーダ20から射出される検出光である。
第1回転ミラー24が回転すると、一例として図10に示されるように、Z軸方向に直交する平面内において、検出光の進行方向が変化する。すなわち、検出光は、第1回転ミラー24の回転に伴って、Y軸方向に沿って走査される。ここでは、検出光は、+Y方向に走査される。
そこで、光射出系201は「光走査系」とも呼ばれる。
そして、以下では、Z軸に直交する平面内において、走査領域の−Y側端部に向かう光の進行方向と、走査領域の+Y側端部に向かう光の進行方向とのなす角度φ(図10参照)を走査角ともいう。
検出範囲内に物体があると、レーザレーダ20から射出され物体で反射された光の一部は、レーザレーダ20に戻ってくる。以下では、便宜上、物体で反射されレーザレーダ20に戻ってきた光を「物体からの反射光」ともいう。
第2回転ミラー26は、Z軸に平行な回転軸まわりに回転する複数の鏡面を有し、物体からの反射光を第2反射ミラー27のミラー面に向けて反射する。第2回転ミラー26の各鏡面はいずれも回転軸に平行である。ここでは、第2回転ミラー26は4つの鏡面を有している。第2回転ミラー26の回転制御は、物体情報取得部203によって行われる。
物体情報取得部203は、第1回転ミラー24と第2回転ミラー26とを同期させ、同じ回転角となるように制御する。なお、第1回転ミラー24及び第2回転ミラー26には、回転角を検出するためのセンサ(例えば、ホール素子)がそれぞれ設けられており、各センサの出力信号は、物体情報取得部203に送られるようになっている。すなわち、物体情報取得部203は、各センサの出力信号に基づいて、第1回転ミラー24及び第2回転ミラー26の回転角を知ることができる。
第2反射ミラー27は、第2回転ミラー26からの光を−X方向に反射する。結像レンズ28は、第2反射ミラー27の−X側に配置され、第2反射ミラー27で反射された光を集光する。
光検出器29は、結像レンズ28を介した光を受光し、受光光量に対応した信号を物体情報取得部203に出力する。
そこで、光検出系202は「受光系」とも呼ばれる。
物体情報取得部203は、光検出器29の出力レベルが予め設定されている閾値以上のとき、物体からの反射光を受光したと判断する。光検出器29の受光素子として、アバランシェフォトダイオード(APD)、及び通常のピンフォトダイオード(PD)を用いることができる。
物体情報取得部203は、光源21を点灯及び消去させるとともに、第1回転ミラー24及び第2回転ミラー26を駆動制御する。また、物体情報取得部203は、光検出器29の出力信号に基づいて、物体の有無を取得する。そして、物体が有ると、物体情報取得部203は、光源21の点灯タイミングと光検出器29の受光タイミングとに基づいて、物体までの距離などを取得する。
《カップリングレンズ22及び結像レンズ28の配置例1》
この配置例1では、図11に示されるように、カップリングレンズ22は、X軸方向に関して光源21との距離がカップリングレンズ22の焦点距離(fとする)と一致する位置に配置されている。
この場合、光源21の1つの発光部から射出された光は、カップリングレンズ22で略平行光とされるが、ここでは、発光エリアAに含まれる複数の発光部が同時に点灯されるため、発光エリアAから射出された光は、カップリングレンズ22を通過すると発散光となる(図12参照)。そして、カップリングレンズ22による光源21の共役像の形成位置は無限遠になる。
光源21の1つの発光エリアAから射出された光の光路の一例が、図13及び図14に示されている。
ところで、レーザレーダ20から射出される検出光は、発散光であるため、一例として図15に示されるように、検出距離によって、検出光の照射領域の大きさが異なる。なお、以下では、煩雑さを避けるため、検出光の照射領域を単に照射領域ともいう。
ここで、一例として図16に示されるように、カップリングレンズ22の中心を視点としたときの照射領域の広がり角度θを照射角と定義する。この照射角θは、検出距離が小さいほど大きい(図17及び図18参照)。
結像レンズ28は、図19に示されるように、X軸方向に関して光検出器29との距離が結像レンズ28の焦点距離(fとする)よりも大きい位置であって、光検出器29を物点としたときに、光検出器29が結像レンズ28によって、X軸方向に関するレーザレーダ20からの距離がLの位置(図20参照)に結像されるように配置されている。すなわち、Lは、結像レンズ28による光検出器29の共役像の形成位置である。ここでは、一例として、L=80mとしている。
物体からの反射光の光路の一例が、図21及び図22に示されている。すなわち、配置例1では、光源21の共役像が無限遠に形成され、光検出器29の共役像がレーザレーダ20の近傍に形成されるように、カップリングレンズ22及び結像レンズ28が配置されている。
例えば、図23に示されるように、物体がX軸方向に関するレーザレーダ20からの距離がLの位置であって、Y軸方向に関して光検出器29の共役像内にあるときに、該物体からの反射光を光検出器29で受光することができる。ここでは、光検出器29の共役像が形成される領域が「検出領域」となる。
そして、カップリングレンズ22の中心を視点としたときの検出領域の広がり角度αを検出角と定義する。検出距離がL以上の位置では、図24に示されるように、検出角αはほぼ一定である。また、レーザレーダ20に要求される検出距離の範囲内では、検出領域の大きさは、照明領域の大きさよりも小さい。従って、レーザレーダ20は、従来のレーザレーダよりも検出分解能を向上させることができる。
なお、検出距離がLよりも小さい位置では、検出領域の大きさは、Lでの検出領域の大きさよりも大きくなる。すなわち、検出領域の大きさは、Lで最小となる。そこで、Lを最小検出距離としても良い。この場合は、物体情報取得部203での物体情報の取得処理(例えば、各種演算処理)を簡略化することができる。
《カップリングレンズ22及び結像レンズ28の配置例2》
この配置例2では、図25に示されるように、カップリングレンズ22は、X軸方向に関して光源21との距離がカップリングレンズ22の焦点距離fよりも大きくなる位置であって、図26に示されるように、カップリングレンズ22による光源21の共役像の形成位置が上記Lとなるように配置されている。
光源21の1つの発光エリアAから射出された光の光路の一例が、図27及び図28に示されている。
結像レンズ28は、図29に示されるように、X軸方向に関して光検出器29との距離が結像レンズ28の焦点距離fと一致する位置に配置されている。
物体からの反射光の光路の一例が、図30及び図31に示されている。すなわち、配置例2では、光源21の共役像がレーザレーダ20の近傍に形成され、光検出器29の共役像が無限遠に形成されるように、カップリングレンズ22及び結像レンズ28が配置されている。
図32には、検出光と光検出器29で受光可能な領域との関係が示されている。配置例2では、物体からの反射光の全てが光検出器29で受光可能である。すなわち、照射領域と検出領域は一致している。
配置例2における検出領域の大きさは、配置例1における検出領域の大きさと同じであり、この配置例2の場合も、前述した配置例1の場合と同等の効果を得ることができる。
換言すれば、物体を検出できる領域は、光源21の像(以下、「光源像」ともいう)と、光検出器29の像(以下、「検出器像」ともいう)とが重なり合う領域である。例えば、上記配置例1のように、物体の位置が光源像の領域内であっても、検出器像の領域外であれば、物体からの反射光は光検出器29に導光されないため、物体は検出されない。また、上記配置例2のように、物体の位置が検出器像の領域内であっても、光源像の領域外であれば、光源21から射出された光(検出光)が物体に照射されないため、物体からの反射光が発生せず、光検出器29において検出可能な光は存在しない。
《光源21の構成例1》
まず、簡単のために、構成例1では、光源21は1個の発光エリアAを有しているものとする。そして、発光エリアAは、Y軸方向に沿って100個の発光部が配列され、Z軸方向に沿って100個の発光部が配列されている。そこで、発光エリアAは、10000(=100×100)個の発光部を有している。dは約0.02mmであり、dは約0.7μmであり、dは約1μmである。このようにすると、仮に、1つの発光部の発光パワーが1mWだとしても、10000個の発光部を集積させて1つの発光エリアAを構成することでw=10Wの発光パワーを得ることができる。
図33には、図10における走査角φ(もしくは走査範囲)を12個の検出範囲G〜G12に分割した例が示されている。各検出範囲に存在する物体の距離情報を得るための検出順序としては、例えば、
検出順序a:1回の走査でG→G→G→G→G→G→G→G→G→G10→G11→G12(図34(a)参照)
検出順序b:1回目の走査でG→G→G→G→G→G11、2回目の走査でG→G→G→G→G10→G12(図34(b)参照)
検出順序c:1回目の走査でG→G→G→G10、2回目の走査でG→G→G→G11、3回目の走査でG→G→G→G12の順序(図34(c)参照)
検出順序d:1回目の走査でG→G、2回目の走査でG→G、3回目の走査でG→G、4回目の走査でG→G10、5回目の走査でG→G11、6回の走査でG→G12(図34(d)参照)
などが挙げられる。
走査範囲を走査する時間をTとすると、ある領域から次の領域までの検出時間は、検出順序aのときにT/12、検出順序bのときにT/6、検出順序cのときにT/4、検出順序dのときにT/2と計算される。
ところが、これらの検出時間はいくらでも短くできるわけではない。なぜなら、光検出器29が1つしかない場合、ある領域に存在する物体で反射した光が戻ってくるまで(光の往復時間)、次の領域に存在する物体を検出することはできないからである。発光エリアAから射出された光に特殊なラベリング(波長が異なる、振幅が異なるなど)が付与されていれば、受光部において、どの領域から戻ってきた光であるか区別することは可能だが、そのような工夫にはコストもかかるし、物体検出装置の大型化を招く。特に、この物体検出装置を車両に搭載する場合には、装置の大型化は車両のデザインを大きく変更させることになり、好ましくない。
この制約条件(これを第1の制約条件と呼ぶ)は、物体検出装置(レーザレーダ20)の最大検出距離をLmax、光速度をc(=3×10m/s)とすると、
検出順序aのとき、T/12>2Lmax/c
検出順序bのとき、T/6>2Lmax/c
検出順序cのとき、T/4>2Lmax/c
検出順序dのとき、T/2>2Lmax/c
である(図35参照)。
「最大検出距離Lmax」は、レーザレーダ20が検出し得る最大の距離、すなわち光検出器29が反射光を検出可能な最低の光量となる位置に物体が位置するときの該物体までの距離である。「最大検出距離Lmax」は、物体検出装置の装置スペックに応じて設定される距離であり、凡そ、光源の光出力と光検出器の検出感度により決まる。
ここで、Tは、図4における第1回転ミラー24の角速度をωとすると、T=φ/ωで表される。
より具体的な設計例を示すと、36000rpmの第1回転ミラー24を用い、140°の走査角を0.25°ずつ分割して(すなわち、G〜G560)、最大検出距離200mの物体を検出する物体検出装置の場合、
(α)1回の走査でG→G→…→G559→G560のとき、ある領域から次の領域までの検出時間は1.16μsとなり、
(β)1回目の走査でG→G→…→G553→G557、2回目の走査でG→G→…→G554→G558、3回目の走査でG→G→…→G555→G559、4回目の走査でG→G→…→G556→G560のとき、ある領域から次の領域までの検出時間は4.63μsとなるが、制約時間は1.33μsであるので、(α)の方法ではすべての領域の距離情報を上手く処理することができないことになる。
《光源21の構成例2》
構成例2では、光源21は12個の発光エリアAを有している。図33と同じく走査角φをG〜G12のように12個の検出範囲に分割した場合について説明する。
なお、12個の発光エリアAを区別する必要があるときは、図36に示されるように、+Z側から−Z側への並び順をi(1≦i≦12)として、Aと表記する。
構成例2は、構成例1にZ軸方向の距離情報が付加されることを意味する。このとき、各検出範囲に存在する物体の距離情報を得るための検出順序aの代表的なものとして、1回の走査において各検出範囲で全ての発光エリアAを順次点灯する検出順序(a−1)が挙げられる。
その具体例である検出順序(a−1−1)では、1回の走査においてG→G→G→G→G→G→G→G→G→G10→G11→G12の順に各検出領域で12個の発光エリアAを点灯する場合であって、GからGに移行する時間T/12の間に発光エリアA〜A12を順次点灯し、GからGに移行する時間T/12の間に発光エリアA〜A12を順次点灯し、…(以下繰り返し)、G11からG12に移行する時間T/12の間に発光エリアA〜A12を順次点灯させる(図37参照)。
検出順序(a−1)のようにT/12の間に全ての発光エリアAを順次点灯させる以外に、以下のように1走査において各検出領域で少なくとも一部の発光エリアAを点灯させることを、複数走査の各走査で行う検出順序もある。
例えば、1回目の走査において各検出領域で半数の発光エリアAを点灯し、2回目の走査において各検出領域で残る半数の発光エリアAを点灯させる検出順序(a―2)が挙げられる。
その具体例である検出順序(a−2−1)では、1回目の走査において、GからGに移行する時間T/12の間に発光エリアA〜Aを順次点灯し、GからGに移行する時間T/12の間に発光エリアA〜Aを順次点灯し、…(以下繰り返し)、G11からG12に移行する時間T/12の間に発光エリアA〜Aを順次点灯し、2回目の走査において、GからGに移行する時間T/12の間に発光エリアA〜A12を順次点灯し、GからGに移行する時間T/12の間に発光エリアA〜A12を順次点灯し、…(以下繰り返し)、G11からG12に移行する時間T/12の間に発光エリアA〜A12を順次点灯させる(図38参照)。
要するに、検出順序(a−2−1)では、1回目の走査において各検出範囲で上半分の発光エリアAを順次点灯させ、2回目の走査において各検出範囲で下半分の発光エリアAを順次点灯させる。
また、検出順序(a−2)の他の具体例である検出順序(a−2−2)では、1回目の走査において、GからGに移行する時間T/12の間に発光エリアをA→A→…→A→A11の順に順次点灯し、GからGに移行する時間T/12の間に発光エリアをA→A→…→A→A11の順に順次点灯し、…(以下繰り返し)、G11からG12に移行する時間T/12の間に発光エリアをA→A→…→A→A11の順に順次点灯し、2回目の走査において、GからGに移行する時間T/12の間に発光エリアをA→A→…→A10→A12の順に順次点灯し、GからGに移行する時間T/12の間に発光エリアをA→A→…→A10→A12の順に順次点灯し、…(以下繰り返し)、G11からG12に移行する時間T/12の間に発光エリアをA→A→…→A10→A12の順に順次点灯させる(図39参照)。
要するに、検出順序(a−2−2)では、1回目の走査において各検出範囲で半数の発光エリアAを1つおきに点灯させ、2回目の走査において各検出範囲で残る半数の発光エリアAを1つおきに点灯させる。
また、例えば、1回目の走査において各検出範囲で1/3の発光エリアAを点灯し、2回目の走査において各検出範囲で別の1/3の発光エリアAを点灯し、3回目の走査において各検出範囲で更なる別の1/3の発光エリアAを点灯させる検出順序(a―3)が挙げられる。
その具体例である検出順序(a−3−1)では、1回目の走査において、GからGに移行する時間T/12の間に発光エリアをA→A→A→A10の順で順次点灯し、GからGに移行する時間T/12の間に発光エリアをA→A→A→A10の順で順次点灯し、…(以下繰り返し)、G11からG12に移行する時間T/12の間に発光エリアをA→A→A→A10の順で順次点灯し、2回目の走査において、GからGに移行する時間T/12の間に発光エリアをA→A→A→A11の順で順次点灯し、GからGに移行する時間T/12の間に発光エリアをA→A→A→A11の順で順次点灯し、…(以下繰り返し)、G11からG12に移行する時間T/12の間に発光エリアをA→A→A→A11の順で順次点灯し、3回目の走査において、GからGに移行する時間T/12の間に発光エリアをA→A→A→A12の順で順次点灯し、GからGに移行する時間T/12の間に発光エリアをA→A→A→A12の順で順次点灯し、…(以下繰り返し)、G11からG12に移行する時間T/12の間に発光エリアをA→A→A→A12の順で順次点灯させる(図40参照)。
要するに、検出順序(a−3−1)では、1回目の走査において各検出範囲で1/3の発光エリアAを2つおきに点灯させ、2回目の走査において各検出範囲で別の1/3の発光エリアAを2つおきに点灯させ、3回目の走査において各検出範囲で更なる別の1/3の発光エリアAを2つおきに点灯させる。
また、構成例1における検出順序cの代表的なものとして、1回目の走査において4つの検出範囲で全ての発光エリアAを順次点灯させ、2回目の走査において別の4つの検出範囲で全ての発光エリアAを順次点灯させ、3回目の走査において更なる別の検出範囲で全ての発光エリアAを順次点灯させる検出順序(c−1)が挙げられる。
その具体例である検出順序(c−1−1)では、1回目の走査において、GからGに移行する時間T/4の間にA〜A12の発光エリアを順次点灯し、GからGに移行する時間T/4の間にA〜A12の発光エリアを順次点灯し、GからG10に移行する時間T/4の間にA〜A12の発光エリアを順次点灯し、2回目の走査において、GからGに移行する時間T/4の間にA〜A12の発光エリアを順次点灯し、GからGに移行する時間T/4の間にA〜A12の発光エリアを順次点灯し、GからG11に移行する時間T/4の間にA〜A12の発光エリアを順次点灯し、3回目の走査において、GからGに移行する時間T/4の間にA〜A12の発光エリアを順次点灯し、GからGに移行する時間T/4の間にA〜A12の発光エリアを順次点灯し、GからG12に移行する時間T/4の間にA〜A12の発光エリアを順次点灯させる(図41参照)。
また、検出順序(c−1)のように、T/4の間に全ての発光エリアAを順次点灯させる以外に、以下のようにT/4の間に一部の発光エリアAを点灯させることを複数走査の各走査で行う検出順序(c−2)もある。
その具体例である検出順序(c−2−1)では、1回目の走査において、GからGに移行する時間T/4の間に発光エリアをA→A→A→A10の順に順次点灯し、GからGに移行する時間T/4の間に発光エリアをA→A→A→A10の順に順次点灯し、GからG10に移行する時間T/4の間に発光エリアをA→A→A→A10の発光エリアを順次点灯し、2回目の走査において、GからGに移行する時間T/4の間に発光エリアをA→A→A→A11の順に順次点灯し、GからGに移行する時間T/4の間に発光エリアをA→A→A→A11の順に順次点灯し、GからG10に移行する時間T/4の間に発光エリアをA→A→A→A11の順に順次点灯し、3回目の走査において、GからGに移行する時間T/4の間にA→A→A→A12の発光エリアを順次点灯し、GからGに移行する時間T/4の間に発光エリアをA→A→A→A12の順に順次点灯し、GからG10に移行する時間T/4の間に発光エリアをA→A→A→A12の順に順次点灯し、4回目の走査において、GからGに移行する時間T/4の間に発光エリアをA→A→A→A10の順に順次点灯し、GからGに移行する時間T/4の間に発光エリアをA→A→A→A10の順に順次点灯し、GからG11に移行する時間T/4の間に発光エリアをA→A→A→A10の順に順次点灯し、…(以下繰り返し)、6回目の走査において、GからGに移行する時間T/4の間に発光エリアをA→A→A→A12の順に順次点灯し、GからGに移行する時間T/4の間に発光エリアをA→A→A→A12の順に順次点灯し、GからG11に移行する時間T/4の間に発光エリアをA→A→A→A12の順に順次点灯し、…(以下繰り返し)、9回目の走査において、GからGに移行する時間T/4の間に発光エリアをA→A→A→A12の順に順次点灯し、GからGに移行する時間T/4の間に発光エリアをA→A→A→A12の順に順次点灯し、GからG12に移行する時間T/4の間に発光エリアをA→A→A→A12の順に順次点灯させる(図42〜図44参照)。
走査角φを走査する時間をTとすると、ある領域のある発光エリアから次の発光エリアまでの検出時間は、
(a−1)のとき、具体的には(a−1−1)のとき、T/(12×12)と計算され、
(a−2)のとき、具体的には(a−2−1)や(a−2−2)のとき、T/(12×6)と計算され、
(a−3)のとき、具体的には(a−3−1)のとき、T/(12×4)と計算され、
(c−1)のとき、具体的には(c−1−1)のとき、T/(4×12)と計算され、
(c−2)のとき、具体的には(c−2−1)のとき、T/(4×4)と計算される。
そこで、構成例2における第1の制約条件は、上記の検出時間に適応されるので、
(a−1)のとき、具体的には(a−1−1)のとき、T/(12×12)>2Lmax/cであり、
(a−2)のとき、具体的には(a−2−1)や(a−2−2)のとき、T/(12×6)>2Lmax/cであり、
(a−3)のとき、具体的には(a−3−1)のとき、T/(12×4)>2Lmax/cであり、
(c−1)のとき、具体的には(c−1−1)のとき、T/(4×12)>2Lmax/cであり、
(c−2)のとき、具体的には(c−2−1)のとき、T/(4×4)>2Lmax/cである。
より具体的な設計例を示すと、2000rpmの第1回転ミラー24、A〜A20の発光エリアを有する光源を用い、140°の走査角を0.25°ずつ分割して(すなわち、G〜G560)、最大検出距離200mの物体を検出する物体検出装置の場合、
(α´)1回の走査でG→G→…→G559→G560であり、G〜Gi+1(iは1〜559の自然数)の時間にA1〜A20の発光エリアを点灯させる場合、検出時間は1.04μsとなり、
(β´)1回目の走査でG→G→…→G553→G557、2回目の走査でG→G→…→G554→G558、3回目の走査でG→G→…→G555→G559、4回目の走査でG→G→…→G556→G560であり、G〜Gi+4(iは1〜556の自然数)の時間にA〜A20の発光エリアを点灯させる場合、検出時間は4.17μsとなるが、
制約時間は1.33μsであるので、(α´)の方法ではすべての領域の距離情報を上手く処理することができないことになる。
《光源駆動回路51の構成例1》
図45は、光源21の複数の発光エリアA(面発光レーザアレイ)を選択的に駆動する光源駆動回路51の構成例1である光源駆動回路51−1を示す模式図である。図45において、A〜A12は光源21の12個の発光エリアであり、C〜C12は発光エリアA〜A12に対応して設けられた12個の容量性素子としてのコンデンサであり、Rは抵抗であり、q〜q12はコンデンサC〜C12に対応して設けられたスイッチング素子(ここではMOSFET)であり、Qは全ての発光エリアA〜A12に対して共通に設けられたスイッチング素子(ここではMOSFET)である。また、A〜A12に対して電流の逆流を防止するためのダイオードD〜D12がそれぞれ設けられている。以下、スイッチング素子q〜q12を区別しない場合、スイッチング素子qと総称する。コンデンサC〜C12を区別しない場合、コンデンサCと総称する。
スイッチング素子q〜q12は、対応するコンデンサC〜C12を充電させるための充電用スイッチとして機能し、それぞれのゲートはスイッチング時間を制御するスイッチング制御部SC1に接続されている。スイッチング制御部SC1は、制御信号としてのパルス信号(二値化信号)を生成し、該パルス信号をスイッチング素子qのゲートに入力することでスイッチング時間(ON時間)を制御する。
各発光エリアAに対応するスイッチング素子qとコンデンサCとを含んで、該発光エリアAを充電するための充電部が構成され、全ての充電部によって充電回路が構成されている。
スイッチング素子Qは、各コンデンサCに充電された電荷を発光エリアAに供給するための電荷供給用スイッチとして機能し、そのゲートはスイッチング時間を制御するスイッチング制御部SC2に接続されている。スイッチング制御部SC2は、制御信号としてのパルス信号(二値化信号)を生成し、該パルス信号をスイッチング素子Qのゲートに入力することでスイッチング時間(ON時間)を制御する。
以下に、光源駆動回路51−1の動作について説明する。まず、スイッチング素子qがOnになると、コンデンサCが充電される。その後、スイッチング素子qがOnのまま、スイッチング素子QがOnになると、コンデンサCの電荷が発光エリアAに供給され、該発光エリアAがパルス発光する。パルス発光終了後、スイッチング素子qとスイッチング素子QをOffにする。
次に、スイッチング素子qがOnになると、コンデンサCが充電される。その後、スイッチング素子qがOnのまま、スイッチング素子QがOnになると、コンデンサCの電荷が発光エリアAに供給され、該発光エリアAがパルス発光する。パルス発光終了後、スイッチング素子qとスイッチング素子QをOffにする。
同様の操作(一連の動作)を順次行うことで、発光エリアA〜A12が順次点灯される。
このような一連の動作は、スイッチング制御部SC1がスイッチング素子qにパルス信号1を印加した後、該パルス信号1がハイレベルの間にスイッチング制御部SC2がスイッチング素子Qにパルス信号1よりもパルス幅が短く、かつパルス信号1と立下りタイミングが略一致するパルス信号2を印加することで実現できる。
補足すると、主制御装置40は、距離測定の際、各発光エリアAを発光させるための発光制御信号をスイッチング制御部SC1、スイッチング制御部SC2に同期出力する。スイッチング制御部SC1は、主制御装置40からの発光制御信号に基づいてパルス信号1を生成し、該パルス信号1をスイッチング素子qに印加する。スイッチング制御部SC2は、主制御装置40からの発光制御信号に基づいてパルス信号2を生成し、該パルス信号2をスイッチング素子Qに印加する。
ところで、スイッチング素子QがOnになったときの発光エリアAのパルス発光は、数ns〜数10nsと極めて短い時間に行われるが、Cを充電するのに必要な時間は、R×Cという時定数に大きく依存する。
一般に高出力の光源の場合、高電圧源HVinは数10Vと大きく、Rを数100Ω程度に設定しないと、Rが負担する消費電力が大きくなり、破壊される。そのため、Cを1000pFとしても、時定数は数10ns〜数100nsと長くなる。
充電時間τは時定数の10倍程度を見込んでおけば充分であり、R=300Ω、C=1000pFのとき、3μsである。当然のことであるが、この時間よりも短い間隔でqi→qi+1(iは1〜11の自然数)のOnタイミングを設定することはできない。
従って、《光源21の構成例1》においては、
検出順序aのとき、T/12>τ
検出順序bのとき、T/6>τ
検出順序cのとき、T/4>τ
検出順序dのとき、T/2>τ
のような第2の制約条件を満たす必要がある。
《光源21の構成例2》においては、
検出順序(a−1)のとき、具体的には(a−1−1)のとき、T/(12×12)>τ
検出順序(a−2)のとき、具体的には(a−2−1)や(a−2−2)のとき、T/(12×6)>τ
検出順序(a−3)のとき、具体的には(a−3−1)のとき、T/(12×4)>τ
検出順序(c−1)のとき、具体的には(c−1−1)のとき、T/(4×12)>τ
検出順序(c−2)のとき、具体的には(c−2−1)のとき、T/(4×4)>τ
のような第2の制約条件を満たす必要がある。
《光源駆動回路51の構成例2》
図46は、光源21の複数の発光エリアA(面発光レーザアレイ)を選択的に駆動する光源駆動回路51の構成例2である光源駆動回路51−2を示す模式図である。図46において、図45と異なるのは、スイッチング素子Qが複数(例えば4個)設けられ、各スイッチング素子Qが一部(例えば3個)の発光エリアAに対して共通になっている点である。以下、4個のスイッチング素子Qを、区別する必要がある場合、符号Q〜Qを用いて表記する。
具体的には、発光エリアA、A、Aはスイッチング素子Qに接続され、発光エリアA、A、Aはスイッチング素子Qに接続され、発光エリアA、A、Aはスイッチング素子Qに接続され、発光エリアA10、A11、A12はスイッチング素子Qに接続されている。
この場合、スイッチング素子q、q、q、q10がOnになると、コンデンサC、C、C、C10が充電される。その後、スイッチング素子q、q、q、q10がOnのまま、スイッチング素子QがOnになると、コンデンサCの電荷が発光エリアAに供給され、発光エリアAがパルス発光する。パルス発光終了後、スイッチング素子qとスイッチング素子QをOffにする。
次に、スイッチング素子QがOnになると、コンデンサCの電荷が発光エリアAに供給され、発光エリアAがパルス発光する。パルス発光終了後、スイッチング素子qとスイッチング素子QをOffにする。
次に、スイッチング素子QがOnになると、コンデンサCの電荷が発光エリアAに供給され、該発光エリアAがパルス発光する。パルス発光終了後、スイッチング素子qとスイッチング素子QをOffにする。
次に、スイッチング素子QがOnになると、コンデンサC10の電荷が発光エリアA10に供給され、該発光エリアA10がパルス発光する。パルス発光終了後、スイッチング素子q10とスイッチング素子QをOffにする。
ところで、例えばコンデンサCを充電するためのスイッチング素子qのOn時刻は、発光エリアAのスイッチング回路(スイッチング素子Qにより開閉される回路)は、発光エリアA〜A12のスイッチング回路(スイッチング素子Q〜Qによりそれぞれ開閉される回路)とは独立になっているので、コンデンサCの充電は、発光エリアA、A、A10が動作(点灯)している間に実行できる。従って、充電時間として気にしなければならないのは、C→C→C→C→C→…(或いは、C→C→C→C→C→…、C→C→C→C→C→…、C10→C11→C12→C10→C11→…)のサイクルのみである。
スイッチング素子Qが1個しかない《光源駆動回路の構成例1》の場合は、C→C→C→…→C11→C12で考えるべき充電時間が上述のようになるということは、《光源駆動回路の構成例2》の場合は、見かけ上の充電時間が1/4倍されたことを意味する。
すなわち、《光源21の構成例1》においては、
検出順序aのとき、T/12>τ/4
検出順序bのとき、T/6>τ/4
検出順序cとき、T/4>τ/4
検出順序dとき、T/2>τ/4
のように、第2の制約条件がスイッチング素子Qの個数分だけ緩和されることになる。
また、《光源21の構成例2》においても、
検出順序(a−1)のとき、T/(12×12)>τ/4
検出順序(a−2)のとき、T/(12×6)>τ/4
検出順序(a−3)のとき、T/(12×4)>τ/4
検出順序(c−1)のとき、T/(4×12)>τ/4
検出順序(c−2)のとき、T/(4×4)>τ/4
のように、第2の制約条件がスイッチング素子Qの個数分だけ緩和されることになる。
《光検出器29が複数ある場合》
以上は、光検出器29が1つの場合について説明したが、これを複数にすることもできる。
図47は、12個の発光エリアAを有している光源21に対して、光検出器29が4つ設けられていることを示す模式図である。以下、4つの光検出器29を、区別する場合、符号B〜Bを用いて表記する。ここでは、光検出器B1〜B4は、Z軸方向に配列されているが、これに限らず、要は、少なくともZ軸方向に離間して配置されることが好ましい。
ここでは、発光エリアA〜Aから射出された検出光は光検出器Bで受光され、発光エリアA〜Aから射出された検出光は光検出器Bで受光され、発光エリアA〜Aから射出された検出光は光検出器Bで受光され、発光エリアA10〜A12から射出された検出光は光検出器Bで受光される。
この場合、発光エリアA、A、A、A10から射出された検出光は、異なる光検出器に向かうので同時に発光させることが可能となる。このことは、発光エリアA、A、A、A11や、発光エリアA、A、A、A12でも同様である。従って、光の往復時間として気にしなければならないのは、A→A→A→A→A→…(或いは、A→A→A→A→A→…、A→A→A→A→A→…、A10→A11→A12→A10→A11→…)のサイクルのみである。
光検出器29が1個しかない場合は、A→A→A→…→A11→A12で考えるべき光の往復時間が上述のようになるということは、見かけ上の光の往復時間が1/4倍されたことを意味する。
すなわち、《光源21の構成例2》においては、
検出順序(a−1)のとき、T/(12×12)>1/4×2Lmax/c
検出順序(a−2)のとき、T/(12×6)>1/4×2Lmax/c
検出順序(a−3)のとき、T/(12×4)>1/4×2Lmax/c
検出順序(c−1)のとき、T/(4×12)>1/4×2Lmax/c
検出順序(c−2)のとき、T/(4×4)>1/4×2Lmax/c
のように、第1の制約条件が光検出器の個数分だけ緩和されることになる。
《好ましい点灯の順番》
ところで、時間Tの間に距離情報を取得する領域の個数m、更に時間T/mの間に距離情報を取得する発光エリアの数nが少なければ、検出時間T/(m×n)が大きくなるので、ある発光エリアの発光が他の発光エリアに影響を及ぼす、所謂「熱的クロストーク」や「電気的クロストーク」は低減される。
しかし、どのような場合においても、更に「熱的クロストーク」や「電気的クロストーク」に好的な発光エリアの点灯方法がある。
検出順序(a−2)のように2回の走査において各検出範囲で全ての発光エリアAを点灯させる場合には、図39の(a−2−2)のようにA→A→A→A→A→A11の順に1つおきに点灯させるよりも、図48の(a−2−3)のようにA→A→A→A→A11→Aの順に点灯させるのが好ましい。図48では、各検出範囲で5つおきの点灯と7つおきの点灯が交互に行われる。なお、図48において○内番号は、発光領域の点灯順序を示す。
また、検出順序(c−2)のように9回の走査において各検出範囲で全ての発光エリアAを点灯させる場合には、図42の(c−2−1)のようにA→A→A→A10の順に2つおきに点灯させるよりも、図49の(c−2−2)のようにA→A→A10→Aのように点灯させるのが好ましい。図49では、各検出範囲で5つおきの点灯と8つおきの点灯が交互に行われる。なお、図49において○内番号は、発光領域の点灯順序を示す。
すなわち、nが偶数の場合、上段グループと下段グループに分類し、同一のグループで連続して発光することがないように順番を決めればよい。
また、最初に点灯させる発光エリアAを、上段グループの最も下段グループ寄りの発光エリア、あるいは下段グループの最も上段グループ寄りの発光エリアAにすると、あるタイミングで点灯している発光エリアAと、次のタイミングで点灯する発光エリアAの間隔を広く設定できる。
同じことは、nが奇数の場合でも言える。つまり、中央の発光エリアAを分岐点にし、上段グループと下段グループに分類し、同一のグループで連続して発光することがないように順番を決めればよい。このとき、最初に点灯させる発光エリアAは、中央の発光エリアAにするのがよい。
図2に戻り、主制御装置40は、所定のタイミング毎に、メモリ50に格納されている物体情報などに基づいて、車両1の前方の物体の有無を判別し、物体があるときに該物体までの距離や該物体の移動の有無を求めるとともに、該物体が移動しているときにはその移動方向及び移動速度を含む移動情報を求める。そして、物体情報及び移動情報を表示装置30に表示する。
また、主制御装置40は、物体情報及び移動情報に基づいて、危険があると判断すると、音声・警報発生装置60にアラーム情報を出力する。
音声・警報発生装置60は、一例として図50に示されるように、音声合成装置61、警報信号生成装置62及びスピーカ63などを有している。
音声合成装置61は、複数の音声データを有しており、主制御装置40からアラーム情報を受け取ると、対応する音声データを選択し、スピーカ63に出力する。
警報信号生成装置62は、主制御装置40からアラーム情報を受け取ると、対応する警報信号を生成し、スピーカ63に出力する。
以上の説明から明らかなように、本実施形態に係る物体情報取得部203によって、本発明の物体検出装置における制御部及び処理部が構成されている。また、主制御装置40とメモリ50と音声・警報発生装置60とによって、本発明のセンシング装置における監視制御装置が構成されている。
以上説明したように、本実施形態に係るレーザレーダ20は、第1の観点からすると、光射出系201、光検出系202、及び物体情報取得部203などを有している。
光射出系201は、光源21、カップリングレンズ22、第1反射ミラー23、及び第1回転ミラー24などを有している。光検出系202は、第2回転ミラー26、第2反射ミラー27、結像レンズ28、及び光検出器29などを有している。
光源21は、Z軸方向に沿って、等間隔で配置されている複数の発光エリアを有している。そして、各発光エリアは2次元配列された複数の発光部を含んでいる。この場合、光射出系201から射出される検出光の光強度を高めることができるため、検出可能な物体までの距離の長距離化を図ることができる。
また、物体情報取得部203は、垂直方向(Z軸方向)に分割された検出領域毎に光源21の点灯タイミングと光検出器29の受光タイミングとに基づいて、物体までの距離を求める。更に、物体情報取得部203は、垂直方向(Z軸方向)に分割された検出領域毎の物体までの距離に基づいて、物体情報を取得する。ここでは、物体情報を精度良く取得することができる。
また、本実施形態に係る監視装置10によると、レーザレーダ20を備えているため、物体情報及び移動情報を精度良く求めることができる。
また、本実施形態のレーザレーダ20は、第2の観点からすると、Z軸方向に離間して配置されたN個(N≧2)の発光エリアA(発光領域)を含む光源21を含み、該光源21からの光をZ軸方向とは異なる(Z軸方向とは非平行な)Y軸方向に走査する光走査系(光射出系201)と、該光走査系から射出され物体で反射された光を受光する、l個(l≧1)の受光部(光検出器29)を含む受光系(光検出系202)と、を備える物体検出装置において、光走査系による走査範囲をM個(M≧2)の領域に分割したとき、走査範囲の1回の走査に要する時間Tにおいて、M個の領域のうちm個(m≧1)の領域に対して検出を行い、各領域の検出の際、T/mの間にN個の発光エリアAのうちn個(n≧1)の発光エリアAをT/(m×n)の時間間隔で順次発光させ、物体の最大検出距離をLmax、光速をcとしたとき、T/(m×n)>2Lmax/(c×l)が満足される。
この場合、相前後して発光される2つの発光エリアAからの光が受光系で同時に受光されるのを防止でき、検出距離が実際の物体までの距離から乖離するのを防止できる。
この結果、物体までの距離をより正確に取得することができる。
また、第2の観点において、光源駆動回路は、N個の発光エリアAに対応して設けられ、対応するN個の発光エリアAに電荷を供給するためのN個のコンデンサC(容量性素子)と、j個(j≧1)のスイッチング素子とQを有し、コンデンサCの充電時間をτとしたとき、T/(m×n)>τ/jが満足される場合には、コンデンサCの見かけの充電時間を短くすることができ、相前後して発光される2つの発光エリアAの発光時間間隔であるT/(m×n)を短くすることができる。
この結果、短時間により多くの検出距離情報を得ることができる。
また、本実施形態のレーザレーダ20は、第3の観点からすると、Z軸方向に離間して配置されたN個(N≧2)の発光領域(発光エリアA)を含む光源21と、該光源21を駆動する光源駆動回路とを含み、光源21から光をZ軸方向とは異なる(非平行な)Y軸方向に走査する光走査系(光射出系201)と、該光走査系から射出され物体で反射された光を受光する、l個(l≧1)の受光部(光検出器29)を含む受光系(光検出系202)と、を備える物体検出装置において、光走査系による走査範囲をM個(M≧2)の領域に分割したとき、走査範囲の1回の走査に要する時間Tにおいて、M個の領域のうちm個(m≧1)の領域に対して検出を行い、各領域の検出の際、T/mの間にN個の発光領域のうちn個(n≧1)の発光領域をT/(m×n)の時間間隔で順次発光させ、光源駆動回路は、N個の発光領域に対応して設けられたN個のコンデンサCと、N個の発光領域の少なくとも一部に対応して設けられたj個(j≧1)のスイッチング素子Qとを有し、コンデンサCの充電時間をτとしたとき、T/(m×n)>τ/jが満足される。
この場合、各発光領域に電荷を供給するためのコンデンサCを確実に充電した状態で該発光領域への電荷の供給が行われるので、必要な発光パワーを安定して得ることができる。
この結果、物体までの距離を正確に取得することができる。
なお、本実施形態のレーザレーダ20は、上記第2の観点の構成及び第3の観点の構成のいずれかを備えていれば良い。
また、第3の観点において、物体の最大検出距離をLmax、光速をcとしたとき、T/(m×n)>2Lmax/(c×l)が満足される場合には、相前後して発光される2つの発光領域からの光が受光系で同時に受光されるのを防止でき、検出距離が実際の物体までの距離から乖離するのを防止できる。
また、jがnの約数である場合には、アルゴリズムが煩雑になるのを抑制できる。
また、l≧2であり、l個の受光部が少なくともZ軸方向に離間して配置されている場合には、発光時間間隔であるT/(m×n)を短くでき、短時間により多くの検出距離情報を得ることができる。
また、nがNの約数であり、mがMの約数である場合には、アルゴリズムが煩雑になるのを抑制できる。
また、lはnの約数である場合には、アルゴリズムが煩雑になるのを抑制できる。
また、光走査系は、光源21からの光を偏向する第1の回転ミラー24(偏向器)を更に含み、第1の回転ミラー24は、回転軸がZ軸方向に略平行な回転多面鏡であり、該回転多面鏡は角速度ωで等速回転し、前記走査範囲に対応する走査角をφとすると、T=φ/ωを満足する。
また、nが自然数pを用いて2pで表され、n個の発光領域にZ軸方向の最も一側(例えば+Z側)の発光領域から最も他側(例えば−Z側)の発光領域にかけて連続番号1〜2pを付したとき、T/mの時間においてn個の発光領域を順次発光させる際、発光エリア1〜発光エリアpのうち1つの発光領域と、発光エリアp+1〜発光エリア2pのうち該1つの発光領域とは隣り合わない1つの発光領域を連続して発光させる場合には、発光領域間の熱干渉を抑制できる。
そして、発光エリアp又は発光エリアp+1を最初に発光させる場合には、発光領域間の熱干渉をより抑制できるようにn個の発光領域を順次発光させることができる。
さらに、最初に発光領域pを発光させる場合、相前後して発光される2つの発光領域の間隔が発光領域pと発光領域2pの間隔以上となるようにn個の発光領域を順次発光させ、最初に発光領域p+1を点灯させる場合、相前後して発光される2つの前記発光領域の間隔が発光領域1と発光領域p+1の間隔以上となるようにn個の発光領域を順次発光させる。この場合、発光領域間の熱干渉を極力抑制できる。
また、nが自然数pを用いて2p+1で表され、n個の発光領域に前記一方向の最も一側の発光領域から最も他側の発光領域にかけて連続番号1〜2p+1を付したとき、T/mの時間においてn個の発光領域を順次発光させる際、発光領域1〜発光領域pのうち1つの発光領域と、発光領域p+2〜発光領域2p+1のうち1つの発光領域を連続して発光させる場合には、発光領域間の熱干渉を抑制できる。
また、発光領域p+1を最初に点灯させる場合には、発光領域間の熱干渉をより抑制できるようにn個の発光領域を順次発光させることができる。
そして、相前後して発光される2つの発光領域の間隔が発光領域p+1と、発光領域1又は発光領域2p+1の間隔以上となるようにn個の発光領域を順次発光させる場合には、発光領域間の熱干渉を極力抑制できる。
また、発光領域が複数の発光部を含む場合には、該発光領域の発光時に必要十分な光出力を得ることができる。
また、受光系が物体で反射された光を受光すると、光源21の点灯タイミングと受光部の受光タイミングとに基づいて、物体までの距離情報を求める処理部を更に備える場合には、物体までの距離情報を迅速かつ正確に取得することができる。
また、処理部が、光走査系から射出される光の射出方向毎の物体までの距離情報に基づいて、物体の形状を求める場合には、該形状を迅速かつ正確に取得することができる。
また、レーザレーダ20と、該レーザレーダ20の出力に基づいて、物体の移動の有無、移動方向及び移動速度の少なくともいずれかを含む移動情報を求める監視制御装置と、を備えるセンシング装置によれば、該移動情報を迅速かつ正確に取得することができる。
また、センシング装置が、物体の位置情報及び移動情報の少なくとも一方を表示する表示装置を更に備える場合には、物体の位置情報及び移動情報の少なくとも一方をリアルタイムに正確に表示できる。
また、センシング装置は移動体に搭載され、監視制御装置は、物体の位置情報及び移動情報の少なくとも一方に基づいて危険があると判断すると、アラーム情報を出力するため、移動体の操縦者に注意を促すことができる。
また、センシング装置と、センシング装置が搭載される移動体と、を備える移動体装置では、移動体の操縦者に安全性に優れた操縦環境を提供できる。
なお、上記実施形態では、光射出系201が、光検出系202の+Z側に配置されている場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、発光エリアの形状が正方形状の場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、発光部の形状が正方形状の場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、第1回転ミラー24及び第2回転ミラー26が4つの鏡面を有する場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態において、レーザレーダ20をZ軸まわりに回動させる回動機構を有していても良い。
また、上記実施形態において、カップリングレンズ22及び結像レンズ28の位置は、前記配置例1、前記配置例2に限定されるものではない。
また、上記実施形態において、光源21の構成は、前記構成例に限定されるものではない。
例えば、光源21における複数の発光エリアAの配置は、Z軸方向に配列されることに限らず、要は、少なくとも一方向に離間する方向であれば良い。例えば、複数の発光エリアAは、Z軸方向に非平行な方向に配列されても良い。また、複数の発光エリアAは、必ずしも一方向に配列されていなくても良く、例えばジグザグ配列でも良い。
また、上記実施形態では、光源21が12個の発光エリアを有する場合について説明したが、これに限定されるものではない。要求されるZ軸方向に関する検出領域の大きさに応じて発光エリアの数を決定すれば良い。また、各発光エリアは、単一の発光部で構成されても良い。また、各発光部は、LD(レーザダイオード)や半導体以外のレーザであっても良い。
また、上記実施形態では、各発光エリアが、Y軸方向に沿って100個の発光部が配列され、Z軸方向に沿って100個の発光部が配列されている場合について説明したが、これらに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、発光エリアにおいて、Y軸方向に沿った発光部の個数と、Z軸方向に沿った発光部の数とが等しい場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、発光エリアにおいて、複数の発光部が2次元的に配列されている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、複数の発光部がYZ平面内で1次元的に配列されていても良い。
また、上記実施形態では、dが約0.02mm、dが約0.7μm、dが約1μmの場合について説明したが、これに限定されるものではない。
また、上記実施形態においては、各検出範囲に対して複数の発光領域を点灯する順番が設定されているが、各発光領域に対して複数の検出範囲を検出する順番を設定しても良い。具体的には、上記実施形態の検出順序a−1−1、a―2−1、a−2−2、a−3−1、c−1−1、c−2−1をそれぞれ示す図37、図38、図39、図40、図41、図42〜図44を90°回転させ、かつ縦軸と横軸を入れ替えて、各発光領域に対して複数の検出範囲を検出する順番を設定しても良い。
なお、発光領域を点灯する順番や検出範囲を検出する順番は、以上の説明で述べたものに限らず、発光領域の数や配置等に応じて、適宜変更可能である。いずれにしても、発光領域間の熱干渉を抑制できるような順番であることが好ましい。
また、上記実施形態において、カップリングレンズ22の焦点距離fと、結像レンズ28の焦点距離fとは、等しくても良い。この場合は、カップリングレンズ22と結像レンズ28とを共通化することができ、コスト低減を図ることができる。
また、上記実施形態において、物体情報取得部203での処理の一部を主制御装置40が行っても良いし、主制御装置40での処理の一部を物体情報取得部203が行っても良い。
また、上記実施形態において、図51及び図52に示されるように、第1回転ミラー24と第2回転ミラー26とが一体化されても良い。
また、上記実施形態では、監視装置10が1つのレーザレーダ20を備える場合について説明したが、これに限定されるものではない。車両の大きさ、監視領域などに応じて、複数のレーザレーダ20を備えても良い。
また、上記実施形態では、レーザレーダ20が車両の進行方向を監視する監視装置10に用いられた場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、車両の後方や側面を監視する装置に用いられても良い。
さらに、レーザレーダ20は、車載用以外のセンシング装置にも用いることができる。この場合には、主制御装置40は、センシングの目的に応じたアラーム情報を出力する。
また、レーザレーダ20は、物体の有無のみを検出する用途にも用いることができる。
また、レーザレーダ20は、センシング装置以外の用途(例えば、距離計測装置や形状測定装置)にも用いることができる。
また、レーザレーダ20が搭載される移動体として、車両以外に航空機、船舶等を挙げることができる。なお、車両には、自動車以外にも、例えば列車、オートバイ等も含まれる。
また、上記実施形態の説明で用いた数値、形状等は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
以下に、発明者らが上記実施形態を発案するに至った思考プロセスを説明する。
近年、物体の有無や、その物体までの距離を検出するための物体検出装置の開発が盛んに行われている。
例えば、特開2010−096574号公報には、レーザ光を発する投光部と、この投光部から発したレーザ光を二次元的に走査する走査部と、前記投光部にレーザ光の投光指令を発すると共に前記走査部による走査を制御する制御部と、前記走査部によるレーザ光走査により計測対象で反射して戻る反射レーザ光のみを前記制御部からの指令に基づいて選択する選択手段と、この選択手段で選択された反射レーザ光を受ける受光部と、前記制御部から与えられるレーザ光の投光タイミング及び前記受光部から与えられる反射レーザ光の受光タイミングに基づいて前記計測対象の距離情報を取得する距離演算部を備えたことを特徴とするレーザレーダが開示されている。
また、特許第3446466号公報には、回転軸に対する倒れ角が異なる複数の反射面を外周部に備えた回転多面鏡と、パルス光を発生させる光源を有し、該パルス光を前記回転多面鏡に所定方向から入射させるパルス光入射手段と、前記回転多面鏡の反射面から前方の測定エリアに向けて出射され、測定エリア内の物体で反射されて戻って来るパルス光を受光する受光手段とを備える反射測定装置が開示されている。
また、物体検出装置で、前方にある物体を検出する場合、検知範囲に垂直な方向(Z軸方向)の距離情報を得る最も簡便な方法として、特許文献1で開示されているように、Z軸方向に複数の発光エリアを有する投光部を用いるのが好ましい。
ところが、このような投光部を用いるには、各発光エリアを点灯させるタイミングを適切に設定しないと、正しく距離情報が取得できないことが発明者らの検討から明らかになってきた。
そこで、発明者らは、この問題を解決するために、上記実施形態を発案するに至った。
1…車両、10…監視装置(センシング装置)、20…レーザレーダ(物体検出装置)、21…光源(光走査系の一部)、22…カップリングレンズ(光走査系の一部)、23…第1反射ミラー(偏向器、光走査系の一部)、24…第1回転ミラー(光走査部)、26…第2回転ミラー(受光系の一部)、27…第2反射ミラー(受光系の一部)、28…結像レンズ(受光系の一部)、29…光検出器(受光部、受光系の一部)、40…主制御装置(監視制御装置の一部)、50…メモリ(監視制御装置の一部)、51…光源駆動回路(光走査系の一部)、60…音声・警報発生装置(監視制御装置の一部)、201…光射出系(光走査系)、202…光検出系(受光系)、203…物体情報取得部(制御部、処理部)。
特許第5096008号公報

Claims (20)

  1. 少なくとも一方向に離間して配置されたN個(N≧2)の発光領域を含む光源と、該光源を駆動する光源駆動回路とを含み、前記光源からの光を前記一方向とは異なる方向に走査する光走査系と、
    前記光走査系から射出され物体で反射された光を受光する、l個(l≧1)の受光部を含む受光系と、を備える物体検出装置において、
    前記光走査系による走査範囲をM個(M≧2)の領域に分割したとき、前記走査範囲の1回の走査に要する時間Tにおいて、前記M個の領域のうちm個(m≧1)の領域に対して検出を行い、
    各領域を検出の際、T/mの間に前記N個の発光領域のうちn個(n≧1)の発光領域をT/(m×n)の時間間隔で順次発光させ、
    前記光源駆動回路は、
    前記N個の発光領域に対応して設けられたN個の容量性素子と、
    前記N個の発光領域の少なくとも一部に対応して設けられたj個(j≧1)のスイッチング素子と、を有し、
    前記容量性素子の充電時間をτとしたとき、
    T/(m×n)>τ/jが満足されることを特徴とする物体検出装置。
  2. 物体の最大検出距離をLmax、光速をcとしたとき、
    T/(m×n)>2Lmax/(c×l)が満足されることを特徴とする請求項に記載の物体検出装置。
  3. 前記jは、nの約数であることを特徴とする請求項1又は2に記載の物体検出装置。
  4. l≧2であり、
    前記l個の受光部は、少なくとも前記一方向に離間して配置されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の物体検出装置。
  5. lはnの約数であることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の物体検出装置。
  6. nはNの約数であり、
    mはMの約数であることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の物体検出装置。
  7. 前記光走査系は、前記光源からの光を偏向する偏向器を更に含み、
    前記偏向器は、回転軸が前記一方向に略平行な回転多面鏡であり、
    前記回転多面鏡は角速度ωで等速回転し、
    前記走査範囲に対応する走査角をφとすると、T=φ/ωが満足されることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の物体検出装置。
  8. nが自然数pを用いて2pで表され、前記n個の発光領域に前記一方向の最も一側の発光領域から最も他側の発光領域にかけて連続番号1〜2pを付したとき、
    前記T/mの時間において前記n個の発光領域を順次発光させる際、発光領域1〜発光領域pのうち1つの発光領域と、発光領域p+1〜発光領域2pのうち前記1つの発光領域とは隣り合わない1つの発光領域を連続して発光させることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の物体検出装置。
  9. 発光領域p又は発光領域p+1を最初に発光させることを特徴とする請求項に記載の物体検出装置。
  10. 最初に発光領域pを発光させる場合、相前後して発光される2つの前記発光領域の間隔が発光領域pと発光領域2pの間隔以上となるように前記n個の発光領域を順次発光させ、
    最初に発光領域p+1を点灯させる場合、相前後して発光される2つの前記発光領域の間隔が発光領域1と発光領域p+1の間隔以上となるように前記n個の発光領域を順次発光させることを特徴とする請求項に記載の物体検出装置。
  11. nが自然数pを用いて2p+1で表され、前記n個の発光領域に前記一方向の最も一側の発光領域から最も他側の発光領域にかけて連続番号1〜2p+1を付したとき、
    T/mの時間において前記n個の発光領域を順次発光させる際、発光領域1〜発光領域pのうち1つの発光領域と、発光領域p+2〜発光領域2p+1のうち1つの発光領域を連続して発光させることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の物体検出装置。
  12. 発光領域p+1を最初に発光させることを特徴とする請求項11に記載の物体検出装置。
  13. 相前後して発光される2つの前記発光領域の間隔が発光領域p+1と、発光領域1又は発光領域2p+1の間隔以上となるように前記n個の発光領域を順次発光させることを特徴とする請求項12に記載の物体検出装置。
  14. 前記発光領域は、複数の発光部を含むことを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の物体検出装置。
  15. 前記受光系が前記物体で反射された光を受光すると、前記光源の点灯タイミングと前記受光部の受光タイミングとに基づいて、前記物体までの距離情報を求める処理部を更に備えることを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載の物体検出装置。
  16. 前記処理部は、前記光走査系から射出される光の射出方向毎の前記物体までの距離情報に基づいて、前記物体の形状を求めることを特徴とする請求項15に記載の物体検出装置。
  17. 請求項1〜16のいずれか一項に記載の物体検出装置と、
    前記物体検出装置の出力に基づいて、物体の移動の有無、移動方向及び移動速度の少なくともいずれかを含む移動情報を求める監視制御装置と、を備えるセンシング装置。
  18. 前記物体の位置情報及び移動情報の少なくとも一方を表示する表示装置を更に備えることを特徴とする請求項17に記載のセンシング装置。
  19. 移動体に搭載され、
    前記監視制御装置は、前記物体の位置情報及び移動情報の少なくとも一方に基づいて危険があると判断すると、アラーム情報を出力することを特徴とする請求項17又は18に記載のセンシング装置。
  20. 請求項17又は18に記載のセンシング装置と、
    前記センシング装置が搭載される移動体と、を備える移動体装置。

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