JP6642279B2 - 乗物用シート - Google Patents
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Description
このように補強部材の縁部において溶接部および締結部が設けられている場合、補強性能を一層向上させることができる。補強部材による補強においては、溶接および締結の内側(溶接部および締結部により囲まれた領域の内側)において補強性能が発現され、その内側部分の面積を大きくすることが好ましいところ、溶接部および締結部を補強部材の縁部に設けることで、溶接および締結された箇所の内側の面積を大きくとることが可能となるのである。
このようにフレーム部材との間において筒状空間を設けつつ補強部材を取り付けると、フレーム部材の剛性が一層高められることとなる。この場合において、溶接部および締結部で囲まれた領域の内側、つまり溶接部および締結部を結ぶ最外周の内側において筒状空間を設けることで、閉ざされた筒状空間(閉断面の空間)を好適に確保し、剛性向上に一層寄与することが可能となる。
この場合、長手方向において変形しやすいフレーム部材を補強部材により好適に補強することができる。特に、筒状空間の長手方向に沿って溶接部および締結部が形成されていることが好ましい。
この場合、機能部品を取り付けるための締結部材を利用して、補強部材をフレーム部材に締結しているため、別途の締結部材が必要なく経済的である。また、補強部材を機能部品とフレーム部材で挟む形としているため、フレーム部材と補強部材の密着性が向上し、一層高い補強を実現することが可能となる。
このように、チルトフレームにおける回動変位のための回動軸であって、チルトフレームをロアアームに取り付けるための締結部材を、補強部材をロアアームに取り付けるための締結に用いることで、ロアアームに対する補強部材およびチルトフレームの共締めを行うことが可能となり効率的である。
本実施形態における前後方向、上下方向、左右方向等の方向は、図1等に示したX軸方向が前後方向、Y軸方向が左右方向、Z軸方向が上下方向と規定される。例えば、通常、乗員が着座した際に視界に入るほうが前方で、視界に入らない後頭部側が後方となる。
上記したように、ロアアーム21は、クッションフレーム20を構成するフレーム部材の一部(特に板状のフレーム部材の一部)であり、クッションフレーム20の左右において、長手方向が車両前後方向に指向するように配されている。また、ロアアーム21は、その上側及び下側の一部を略直角に折り曲げた構成のフランジ部を有し、その剛性を確保する構成となっている。さらに、ロアアーム21には、図4ないし図7にも示すように、当該ロアアーム21を補強するための板状のパッチ部材(補強部材)10が取り付けられている。パッチ部材10は、ロアアーム21と同様に例えばアルミニウム合金等の金属製とされ、略長方形状をなし、その長手方向がロアアーム21の長手方向に沿うように配設されている。
以上、本発明の一実施形態を示したが、上記記述及び図面によって説明した実施形態以外にも、例えば次のような実施形態とすることも可能である。
例えば、上記実施形態では乗物として自動車を例示したが、その他にも地上の乗物としての列車や遊戯用車両、飛行用乗物としての飛行機やヘリコプター、海上や海中用乗物としての船舶や潜水艇などの乗物についても上記フレーム部材を備えたシートを適用することができる。
Claims (6)
- シートの骨格をなす板状のフレーム部材と、
前記フレーム部材に対して互いの面同士が対向する形で取り付けられて、前記フレーム部材の補強を行う板状の補強部材と、を備え、
前記補強部材は、前記フレーム部材の前記対向する面に対して固定される複数の固定部を有し、当該複数の固定部は、溶接により固定される少なくとも3箇所の溶接部と、締結部材により固定される少なくとも1箇所の締結部とを備え、
前記締結部は、前記フレーム部材と前記補強部材との間に隙間が形成された状態から、両部材を互いに近づける方向に締結してなることを特徴とする乗物用シート。 - 前記補強部材の縁部において、前記溶接部および前記締結部が設けられている請求項1に記載の乗物用シート。
- 前記フレーム部材と前記補強部材の少なくとも一方の部材において、その一部が他方の部材から遠ざかるように後退してなることで、これらフレーム部材と補強部材との間には筒状空間が設けられ、該筒状空間が少なくとも前記溶接部および前記締結部で囲まれた領域の内側に位置している請求項1または請求項2に記載の乗物用シート。
- 前記フレーム部材が長手状部材であって、
前記筒状空間が前記フレーム部材の長手方向に沿って延びている請求項3に記載の乗物用シート。 - 前記フレーム部材には機能部品が取り付けられており、
前記機能部品は、前記補強部材を前記フレーム部材との間で挟む形で、前記補強部材とともに前記フレーム部材に対して前記締結部材により締結されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の乗物用シート。 - 前記フレーム部材が、着座面を構成するシートクッションにおいて前後方向に延びるロアアームであり、
前記機能部品が、前記ロアアームに取り付けられた箇所を回動軸として、前記シートクッションの前側部分を上下に回動変位させるチルトフレームであり、
前記回動軸において、前記チルトフレームが前記補強部材とともに前記フレーム部材に対して前記締結部材により締結されている請求項5に記載の乗物用シート。
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JP2016106271A JP6642279B2 (ja) | 2016-05-27 | 2016-05-27 | 乗物用シート |
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JP2017210196A JP2017210196A (ja) | 2017-11-30 |
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