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JP6640807B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内気循環の際に空気に含まれる水分を吸着材で吸着する車両用空調装置に関する。
特許文献1には、内気循環の際に、車室内の空気を吸い込み、吸い込んだ空気に含まれる水分を吸着材で吸着し、吸着材を通過した空気を温度調整装置で温度調整して車室内に吹き出す車両用空調装置が示される。吸着材を使用することにより、車室内の空気は除湿され、乗員は快適に乗車することができる。
吸着材が連続して使用されると吸着材が多量の水分を含むことになり、吸着効率が低下する。このため、吸着材を乾燥させて水分を除去する処理(乾燥処理または再生処理という。)が必要である。特許文献1の車両用空調装置は、吸着材の再生処理時に、温度調整装置で暖められた空気の一部を乗員の足に向けて吹き出し、一部を吸着材に案内することにより吸着材を乾燥させている。
特許第4997218号公報
特許文献1の車両用空調装置は、温度調整装置で暖められた空気の一部を使用して吸着材を再生するため、暖房性が低下すると共にヒータの加熱エネルギーが増加する。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、暖房性能を低下させず、ヒータの加熱エネルギーを低減することができる車両用空調装置を提供することを目的とする。
本発明は、
車室内の空気を吸い込む内気吸込口と、
車室外の空気を吸い込む外気吸込口と、
前記内気吸込口から吸い込まれた空気が流入する吸着材流入部と空気が流出する吸着材流出部とを有し、空気に含まれる水分を吸着する吸着材と、
前記吸着材から流出した空気または前記外気吸込口から吸い込まれた空気が流入する温調装置流入部と空気が流出する温調装置流出部とを有し、空気の温度を調整する温度調整装置と、
前記温度調整装置から流出した空気を前記車室内のウインドウに向けて吹き出すウインドウ側吹出口と、
前記温度調整装置から流出した空気を前記車室内のウインドウ以外に向けて吹き出すその他吹出口と、
を備える車両用空調装置であって、
前記温度調整装置の前記温調装置流出部に第1流路が接続され、
前記第1流路には第2流路が接続され、
前記第1流路のうち前記第2流路との接続箇所よりも下流には、空気を前記ウインドウ側吹出口に案内するウインドウ側流路と、空気を前記吸着材流入部に案内する吸着材側流路と、が形成され、
前記第2流路には、空気を前記その他吹出口に案内するその他流路が形成され、
前記第1流路と前記第2流路との前記接続箇所には、前記第1流路と前記第2流路との連通と遮断とを切り替える第1ドアが設けられ、
前記ウインドウ側流路には、前記温調装置流出部と前記ウインドウ側吹出口との連通と遮断とを切り替える第2ドアが設けられ、
前記吸着材側流路には、前記温調装置流出部と前記吸着材流入部との連通と遮断とを切り替える第3ドアが設けられ、
前記吸着材の再生処理時に、前記第1ドアおよび前記第2ドアを遮断側に配置し、前記第3ドアを連通側に配置することにより、前記温度調整装置で暖められた空気を前記吸着材に案内する
ことを特徴とする。
上記構成によれば、第1流路と第2流路とを遮断し、温調装置流出部とウインドウ側吹出口とを遮断し、温調装置流出部と吸着材流入部とを連通することにより、温度調整装置で暖められた空気が吸着材に優先的に案内されるため、温度調整装置で暖められた空気を吸着材の再生のために無駄なく使用でき、暖房性能を低下させず、ヒータの加熱エネルギーを低減することができる。
本発明に係る車両用空調装置において、
2つの前記吸着材を備え、
前記外気吸込口から吸い込まれた空気を前記温度調整装置に案内する外気導入回路と、前記内気吸込口から吸い込まれた空気を前記温度調整装置に案内する内気循環回路と、を同時に形成し、
一方の前記吸着材の再生処理時に、再生に要する空気を前記外気吸込口から吸い込み、吸い込んだ空気を前記温度調整装置で暖めて、暖められた空気を一方の前記吸着材の前記吸着材流入部に案内し、前記吸着材流出部から流出する空気を排気するようにしてもよい。
上記構成によれば、再生処理に必要な空気を車室外から吸い込む一方で、車室内の空気を内気循環させることができるため、車室内の空調に影響を与えることなく吸着材の再生処理を行うことができる。
本発明に係る車両用空調装置において、
前記外気吸込口から吸い込まれた空気を前記吸着材流出部と前記温調装置流入部との間に案内する外気導入流路を更に備え、
2つの前記吸着材が互いに車幅方向に離れて配置され、
前記外気導入流路の車幅方向の位置は、2つの前記吸着材の車幅方向の位置の間であってもよい。
上記構成によれば、一方の吸着材を含む外気導入回路と他方の吸着材を含む外気導入回路とで外気導入流路を共用することができる。このため、構造が簡素になる。
本発明に係る車両用空調装置において、
前記吸着材は、前記ウインドウ側吹出口よりも車両の前方に配置されてもよい。
上記構成によれば、曇り/霜取りのために温度調整装置からウインドウ側吹出口に温風を案内するウインドウ側流路の一部を、吸着材側流路の一部として利用することができる。このため、構造が簡素になる。
本発明に係る車両用空調装置において、
前記内気吸込口と前記吸着材流入部との間に防塵フィルタを更に備えてもよい。
上記構成によれば、吸着材の上流側で埃や塵を捕捉することができるため、吸着材を清浄に保つことができ、車両用空調装置のメンテナンス期間を延ばすことができる。
本発明に係る車両用空調装置において、
空気の流れを発生させる2つのブロアが互いに車幅方向に離れて配置され、
2つの前記吸着材の車幅方向の位置は、2つの前記ブロアの車幅方向の位置の間であってもよい。
上記構成によれば、2つの吸着材および2つのブロアを有する装置の構造を簡素にすることができる。
本発明によれば、温度調整装置で暖められた空気を吸着材の再生のために無駄なく使用でき、吸着材を効率良く再生(乾燥)することができる。
図1は車両用空調装置の構成図である。 図2は車両右側に配置される右側動作部の各部品の配置を示す図である。 図3は車両左側に配置される左側動作部の各部品の配置を示す図である。 図4はベントモードで急速冷暖房を行うときの各ドアの位置を示す図である。 図5はベントモードで急速冷暖房を行うときの空気の流れを示す図である。 図6はベントモードで室内温度が安定したときの各ドアの位置を示す図である。 図7はベントモードで室内温度が安定したときの空気の流れを示す図である。 図8はヒートモードでウォームアップを行うときの各ドアの位置を示す図である。 図9はヒートモードでウォームアップを行うときの空気の流れを示す図である。 図10はヒートモードで室内温度が安定したときの各ドアの位置を示す図である。 図11はヒートモードで室内温度が安定したときの空気の流れを示す図である。
以下、本発明に係る車両用空調装置について、好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。本実施形態に係る車両用空調装置は走行用のモータを備えた電動車両に設けられるものである。電動車両には、電気自動車、ハイブリッド自動車、プラグインハイブリッド自動車、燃料電池自動車等が含まれる。なお、本実施形態に係る車両用空調装置は、内燃機関を備える車両に設けることも可能である。
[1.車両用空調装置10の装置構成]
図1〜図3を用いて本実施形態に係る車両用空調装置10の構成を説明する。図1に示されるように車両用空調装置10は、空気を吸い込み、空気を冷却または加熱し、空気を吹き出す空調動作部20と、空調動作部20に設けられる各アクチュエータの動作を制御する空調制御部12と、を備える。
空調制御部12には、操作装置14とセンサ16と制御装置18とが含まれる。操作装置14は、乗員がオン/オフ情報や設定情報(設定温度や運転モード)を入力するための入力インターフェースであり、車室内にダッシュボード等に設けられる。センサ16は、車室内の温度、湿度、二酸化炭素を検出する。制御装置18は、ECUにより構成され、プロセッサ等の演算装置と、ROMやRAM等の記憶装置を備える。演算装置が記憶装置に記憶されるプログラムを実行することにより、車室内の空調管理や、図5に示される一連の処理が行われる。また、制御装置18は、各アクチュエータのドライバを有しており、各アクチュエータに対して駆動電流を供給する。
空調動作部20は、図2に示される右側動作部22Rと、図3に示される左側動作部22Lとを有する。左側動作部22Lは、右側動作部22Rと比較して、全体的に車幅方向の左側に設けられる。右側動作部22Rは、左側動作部22Lと比較して、全体的に車幅方向の右側に設けられる。左側動作部22Lと右側動作部22Rは、構成部品および構成部品の接続関係が概ね同じである。このため、本明細書では左側動作部22Lの各構成部品とそれらの接続関係の説明をし、右側動作部22Rの各構成部品とそれらの接続関係の説明を基本的には省略する。但し、互いに相違する部分に関しては、左側動作部22Lおよび右側動作部22Rの説明を適宜行う。本明細書および図面では、左側動作部22Lと右側動作部22Rとで同じ機能を有する部品に同一数値の符号を付し、数値の末尾にL(左)、R(右)を付して両者を区別する。本明細書で、左側動作部22Lに関する説明部分は、符号の末尾をRに置き換えることにより、右側動作部22Rに関する説明となる。
左側動作部22Lは、車室内に設けられて車室内の空気(以下、内気ともいう。)を吸い込む内気吸込口30Lと、車室外に設けられて車室外の空気(以下、外気ともいう。)を吸い込む外気吸込口31(図3では不図示)と、を有する。外気吸込口31は、左側動作部22Lと右側動作部22Rとで共用される。なお、内気吸込口30Lと内気吸込口30Rは同一であってもよいが、その場合は下流側で左右の2つに分岐する流路を設ける。
左側動作部22Lは、車室内に設けられるウインドウ側吹出口32Lと、上部吹出口33Lと、下部吹出口34Lと、を有し、車室外に設けられる排気口35Lを有する。ウインドウ側吹出口32Lは、車室内のフロントウインドウの下部とダッシュボードの間に設けられてフロントウインドウに向けて空気を吹き出す。上部吹出口33Lは、車室内のダッシュボード等に設けられて車室上部に向けて空気を吹き出す。下部吹出口34Lは、車室内の底部近傍に設けられて車室下部に向けて空気を吹き出す。ウインドウ側吹出口32Lは、左側動作部22Lがデフロスタとして動作する際に主に使用される。本明細書では、ウインドウ側吹出口32L以外に車室内に空気を吹き出す上部吹出口33Lおよび下部吹出口34Lをその他吹出口36Lと称する。
左側動作部22Lは、内気吸込口30Lと外気吸込口31からウインドウ側吹出口32Lとその他吹出口36Lと排気口35Lの間に空気の流路が形成される。流路には、防塵フィルタ40と、吸着材41Lと、ブロア43Lと、温度調整装置46と、が設けられる。
防塵フィルタ40は、例えば不織布ろ材で形成され、空気を通過させると共に空気に含まれる埃や塵を捕捉する。防塵フィルタ40は、内気吸込口30Lと外気吸込口31の下流側の流路に設けられる。
吸着材41Lは、例えばゼオライトで形成され、空気を通過させると共に空気に含まれる水分を吸着して捕捉する。吸着材41Lのうち、空気が流入する上流部位を吸着材流入部41Liと称し、空気が流出する下流部位を吸着材流出部41Loと称する。吸着材41Lは、防塵フィルタ40の下流側の流路に設けられる。図3に示されるように、車両内での吸着材41Lの位置は、後述するウインドウ側吹出口32Lよりも前方である。また、図1に簡易的に示されるように、吸着材41Lおよび吸着材41Rの車幅方向の位置は、ブロア43L、43Rの車幅方向の位置の間である。
ブロア43Lは、ブロアファン44Lとブロアモータ45Lを有する。ブロアモータ45Lがブロアファン44Lを回転させることにより、内気および外気の各吸込口から各吹出口への空気の流れが発生する。ブロアモータ45Lは、制御装置18から出力される駆動電流により動作する。
温度調整装置46は、吸着材41Lを通過した内気または外気吸込口31から吸い込まれた外気の温度を調整する。温度調整装置46は、上流側にエバポレータ47を有し、下流側に複数のヒータコア、ここでは上層ヒータコア48L、48Rと下層ヒータコア49L、49Rを有する。ブロア43Lの下流の上層流路78は、空気が温度調整装置46の上層左右に流入するように形成される。ブロア43Rの下流の下層流路79は、空気が温度調整装置46の層左右に流入するように形成される。上層ヒータコア48Lは下層ヒータコア49Lの上方に配置され、上層ヒータコア48Rは下層ヒータコア49Rの上方に配置される。なお、図1では図面を見やすくするために、上層ヒータコア48Lの紙面右横に下層ヒータコア49Lを示し、上層ヒータコア48Rの紙面左横に下層ヒータコア49Rを示す。上層ヒータコア48L、48Rと下層ヒータコア49L、49Rは、電熱線を備えるヒータでもよいし、圧縮機等によって高温にされた熱媒体の流路を備える放熱器でもよい。上層ヒータコア48L、48Rと下層ヒータコア49L、49Rは制御装置18によって動作制御される。
温度調整装置46のうち空気が流入する上流部位を温調装置流入部46iと称し、空気が流出する下流部位を温調装置流出部46oと称する。より具体的には、エバポレータ47の上流部位を温調装置流入部46iと称する。また、上層ヒータコア48L、48Rと下層ヒータコア49L、49Rの下流部位を温調装置流出部46oと称する。
左側動作部22Lには空気の流路が形成され、各流路には空気が流れる方向を切り替える複数のドアが設けられる。図1においては、各ドアの一方の移動限界位置を実線で示し、他方の移動限界位置を破線で示す。
外気吸込口31の下流には、外気吸込口31から吸い込まれた空気を吸着材流出部41Loと温調装置流入部46iとの間、具体的には、吸着材41Lとブロア43Lとの間に案内する外気導入流路77が形成される。外気導入流路77は、車幅方向に互いに離れて配置される吸着材41Lと吸着材41Rとの間を通るように形成される。外気導入流路77には、第1インテークドア50L(図3では不図示)が設けられる。第1インテークドア50Lは、第1モータ51Lによって駆動され、外気吸込口31とブロア43Lとの連通と遮断とを切り替える。内気吸込口30Lと防塵フィルタ40との間には第2インテークドア52Lが設けられる。第2インテークドア52Lは、第2モータ53Lによって駆動され、内気吸込口30Lと防塵フィルタ40との連通と遮断とを切り替える。
吸着材41Lとブロア43Lとの間であり、かつ、吸着材41Lと排気口35Lとの間には排気切替ドア54Lが設けられる。排気切替ドア54Lは、第3モータ55Lによって駆動され、吸着材41Lとブロア43Lとの連通と遮断とを切り替えると共に、吸着材41Lと排気口35Lとの連通と遮断とを切り替える。吸着材41Lとブロア43Lとが連通する場合、吸着材41Lと排気口35Lは互いに遮断される。一方、吸着材41Lと排気口35Lとが連通する場合、吸着材41Lとブロア43Lは互いに遮断される。
上層ヒータコア48Lの下流には第1流路70Lが形成され、下層ヒータコア49Lの下流には第2流路71Lが形成される。第1流路70Lの一部と第2流路71Lの一部は互いに接続される。第1流路70Lと第2流路71Lの接続箇所には第1ドア56Lが設けられる。第1ドア56Lは、第4モータ57Lによって駆動され、第1流路70Lと第2流路71Lとの連通と遮断とを切り替える。
第1流路70Lのうち第2流路71Lとの接続箇所にある第1ドア56Lよりも下流には、空気をウインドウ側吹出口32Lに案内するウインドウ側流路73Lと、空気を防塵フィルタ40および吸着材流入部41Liに案内する吸着材側流路74Lと、が形成される。ウインドウ側流路73Lには、第2ドア58Lが設けられる。第2ドア58Lは、第5モータ59Lによって駆動され、温調装置流出部46oとウインドウ側吹出口32Lとの連通と遮断とを切り替える。吸着材側流路74Lには、第3ドア60Lが設けられる。第3ドア60Lは、第6モータ61Lによって駆動され、温調装置流出部46oと防塵フィルタ40および吸着材流入部41Liとの連通と遮断とを切り替える。
第2流路71Lのうち第1流路70Lとの接続箇所にある第1ドア56Lよりも下流には、空気を上部吹出口33Lに案内する上部流路75Lと、空気を下部吹出口34Lに案内する下部流路76Lと、が形成される。上部流路75Lと下部流路76Lの分岐箇所には、第4ドア62Lが設けられる。第4ドア62Lは、第7モータ63Lによって駆動され、温調装置流出部46oと上部吹出口33Lとの連通と遮断とを切り替えると共に、温調装置流出部46oと下部吹出口34Lとの連通と遮断とを切り替える。
車両用空調装置10は以上のように構成される。車両用空調装置10は、左側動作部22Lにより外気導入回路を形成すると同時に、右側動作部22Rにより内気循環回路を形成することが可能である。逆に、右側動作部22Rにより外気導入回路を形成すると同時に、左側動作部22Lにより内気循環回路を形成することも可能である。外気導入回路によれば、外気吸込口31から吸い込まれた空気が温度調整装置46に案内される。内気循環回路によれば、内気吸込口30L、30Rから吸い込まれた空気が温度調整装置46に案内される。
[2.車両用空調装置10の動作]
制御装置18は、操作装置14の操作スイッチがオフからオンに切り替えられた時に運転を開始し、操作スイッチがオンからオフに切り替えられた時に運転を停止する。また、制御装置18は、操作装置14で設定された運転モードに従い各アクチュエータを制御すると共に、操作装置14で設定された設定温度とセンサ16で検出される温度との差が所定温度範囲内になるように、各アクチュエータを制御する。
車両用空調装置10が内気循環で連続して運転される場合、吸着材41Lには多くの水分が含まれるため吸着効率が低下する。このため、車両用空調装置10は、内気循環で動作してから所定時間が経過した時点で、吸着材41Lの再生処理を行うようにしている。
[3.各運転モードでの各ドアの開閉制御と空気の流れ]
車両用空調装置10には所定の運転モードが設定されており、操作装置14で指定された運転モードで動作する。以下で、各運転モードでの動作、具体的には各ドアの動作制御と空気の流れについて説明する。
本実施形態では、例えば、ベントモード、ヒートモードという運転モードが設定される。ベントモードは、上部吹出口33L、33Rから空気を吹き出すことにより車室内の空気を調整する運転モードであり、主に冷房時に使用される。ヒートモードは、下部吹出口34L、34Rから空気を吹き出すことにより車室内の空気を調整する運転モードであり、主に暖房時に使用される。
なお、吸着材41L、41Rの再生処理は、後述の[3.2]、[3.4]のときに行われる。吸着材41L、41Rの再生を行うとき以外は、左側動作部22Lの各ドアと右側動作部22Rの各ドアは同じように動作制御される。このため、後述の[3.1]、[3.3]の説明では、左側動作部22Lの各ドアの動作制御および空気の流れの説明をし、右側動作部22Rの各ドアの動作制御および空気の流れの説明を省略する。
[3.1.ベントモード(急速冷暖房時)]
図4を用いてベントモードの急速冷暖房時に各ドアをどのような位置に制御するかを説明し、図5を用いてそのときの空気の流れを説明する。
乗員が操作装置14の空調スイッチをオンにしてベントモードを設定すると、制御装置18は、第1モータ51L〜第7モータ63Lに対してベントモードに応じた駆動電流を出力する。
図4に示されるように、第1モータ51Lは第1インテークドア50Lを駆動する。第1インテークドア50Lは、外気吸込口31とブロア43Lとの間の流路を遮断する。第2モータ53Lは第2インテークドア52Lを駆動する。第2インテークドア52Lは、内気吸込口30Lと防塵フィルタ40との間の流路を開放する。このとき、内気吸込口30Lと防塵フィルタ40は連通する。第3モータ55Lは排気切替ドア54Lを駆動する。排気切替ドア54Lは、吸着材41Lとブロア43Lとの間の流路を開放すると共に吸着材41Lと排気口35Lとの間の流路を遮断する。このとき、吸着材41Lとブロア43Lは連通する。第1インテークドア50Lと第2インテークドア52Lと排気切替ドア54Lの配置により、内気循環回路が形成される。
第4モータ57Lは第1ドア56Lを駆動する。第1ドア56Lは、第1流路70Lと第2流路71Lを互いに開放する。このとき、第1流路70Lと第2流路71Lは連通する。第5モータ59Lは第2ドア58Lを駆動する。第2ドア58Lは、上層ヒータコア48Lおよび下層ヒータコア49Lとウインドウ側吹出口32Lとの間のウインドウ側流路73Lを遮断する。第6モータ61Lは第3ドア60Lを駆動する。第3ドア60Lは、上層ヒータコア48Lおよび下層ヒータコア49Lと吸着材41Lとの間の吸着材側流路74Lを遮断する。
第7モータ63Lは第4ドア62Lを駆動する。第4ドア62Lは、上層ヒータコア48Lおよび下層ヒータコア49Lと上部吹出口33Lとの間の上部流路75Lを開放すると共に、上層ヒータコア48Lおよび下層ヒータコア49Lと下部吹出口34Lとの間の下部流路76Lを遮断する。このとき、上層ヒータコア48Lおよび下層ヒータコア49Lと上部吹出口33Lは連通する。
図5に示されるように、左側動作部22Lは、内気循環で空気を還流させる。内気吸込口30Lから吸い込まれた内気は、防塵フィルタ40、吸着材41L、ブロア43Lを順次通過し、エバポレータ47の上層に案内される。エバポレータ47の上層および左側の上層ヒータコア48Lを通過した内気は、上部吹出口33Lから吹き出される。また、エバポレータ47の上層および右側の上層ヒータコア48Rを通過した内気は、上部吹出口33Rから吹き出される。
[3.2.ベントモード(室温安定時)]
図6を用いてベントモードの室温安定時に各ドアをどのような位置に制御するかを説明し、図7を用いてそのときの空気の流れを説明する。以下の動作は、上述した[3.1]の運転モードにおいて、再生条件成立時に行われる。
ベントモードにより室温が安定すると、制御装置18は、第1モータ51L〜第7モータ63Lに対して再生処理に応じた駆動電流を出力する。また、制御装置18は上層ヒータコア48Lが作動していない場合は作動させる。
図6に示されるように、第1モータ51Lは第1インテークドア50Lを駆動する。第1インテークドア50Lは、外気吸込口31とブロア43Lとの間の流路を開放する。このとき、外気吸込口31とブロア43Lは連通する。第2モータ53Lは第2インテークドア52Lを駆動する。第2インテークドア52Lは、内気吸込口30Lと防塵フィルタ40との間の流路を遮断する。第3モータ55Lは排気切替ドア54Lを駆動する。排気切替ドア54Lは、吸着材41Lとブロア43Lとの間の流路を遮断すると共に、吸着材41Lと排気口35Lとの間の流路を開放する。このとき、吸着材41Lと排気口35Lは連通する。第1インテークドア50Lと第2インテークドア52Lの配置により、外気導入回路が形成され、排気切替ドア54Lの配置により外気を車室外に排気する流路が形成される。
第4モータ57Lは第1ドア56Lを駆動する。第1ドア56Lは、第1流路70Lと第2流路71Lを遮断する。第5モータ59Lは第2ドア58Lの位置を維持する。第2ドア58Lは、上層ヒータコア48Lおよび下層ヒータコア49Lとウインドウ側吹出口32Lとの間のウインドウ側流路73Lを遮断する。第6モータ61Lは第3ドア60Lを駆動する。第3ドア60Lは、上層ヒータコア48Lおよび下層ヒータコア49Lと吸着材41Lとの間の吸着材側流路74Lを開放する。このとき、上層ヒータコア48Lおよび下層ヒータコア49Lと吸着材41Lは防塵フィルタ40を介して連通する。
第7モータ63Lは第4ドア62Lの位置を維持する。第4ドア62Lは、上層ヒータコア48Lおよび下層ヒータコア49Lと上部吹出口33Lとの間の上部流路75Lを開放すると共に、上層ヒータコア48Lおよび下層ヒータコア49Lと下部吹出口34Lとの間の下部流路76Lを遮断する。このとき、上層ヒータコア48Lおよび下層ヒータコア49Lと上部吹出口33Lは連通する。
一方、右側動作部22Rの第1モータ51R〜第7モータ63Rは、各ドアの位置を維持する。
図7に示されるように、左側動作部22Lは、外気循環で空気を還流させる。外気吸込口31から吸い込まれた外気は、防塵フィルタ40、ブロア43Lを順次通過し、エバポレータ47の上層に案内される。エバポレータ47の上層を通過した外気は、左側の上層ヒータコア48Lを通過する際に加熱されて温風となる。温風は、吸着材側流路74Lを通過し、防塵フィルタ40、吸着材41Lを順次通過し、排気口35Lから排出される。温風が吸着材41Lを通過する際に吸着材41Lは加熱され、吸着材41Lに含まれる水分が蒸発する。蒸発した水分は温風と共に排気口35Lから排出される。
エバポレータ47の上層および右側の上層ヒータコア48Rを通過した外気は、上部流路75を通過し、上部吹出口33から吹き出される。
制御装置18は、吸着材41Lの再生処理を第2所定時間行うと、左側動作部22Lと右側動作部22Rの動作を切り替えて、吸着材41Rの再生処理を行う。
[3.3.ヒートモード(ウォームアップ時)]
図8を用いてヒートモードのウォームアップ時に各ドアをどのような位置に制御するかを説明し、図9を用いてそのときの空気の流れを説明する。
乗員が操作装置14の空調スイッチをオンにしてヒートモードを設定すると、制御装置18は、第1モータ51L〜第7モータ63Lに対してヒートモードに応じた駆動電流を出力する。
図8に示されるように、第1モータ51Lは第1インテークドア50Lを駆動する。第1インテークドア50Lは、外気吸込口31とブロア43Lとの間の流路を遮断する。第2モータ53Lは第2インテークドア52Lを駆動する。第2インテークドア52Lは、内気吸込口30Lと防塵フィルタ40との間の流路を開放する。このとき、内気吸込口30Lと防塵フィルタ40は連通する。第3モータ55Lは排気切替ドア54Lを駆動する。排気切替ドア54Lは、吸着材41Lとブロア43Lとの間の流路を開放すると共に、吸着材41Lと排気口35Lとの間の流路を遮断する。このとき、吸着材41Lとブロア43Lは連通する。第1インテークドア50Lと第2インテークドア52Lと排気切替ドア54Lの配置により、内気循環回路が形成される。
第4モータ57Lは第1ドア56Lを駆動する。第1ドア56Lは、第1流路70Lと第2流路71Lを互いに開放する。このとき、第1流路70Lと第2流路71Lは連通する。第5モータ59Lは第2ドア58Lを駆動する。第2ドア58Lは、上層ヒータコア48Lおよび下層ヒータコア49Lとウインドウ側吹出口32Lとの間のウインドウ側流路73Lを半開きにする。第6モータ61Lは第3ドア60Lを駆動する。第3ドア60Lは、上層ヒータコア48Lおよび下層ヒータコア49Lと吸着材41Lとの間の吸着材側流路74Lを遮断する。
第7モータ63Lは第4ドア62Lを駆動する。第4ドア62Lは、上層ヒータコア48Lおよび下層ヒータコア49Lと上部吹出口33Lとの間の上部流路75Lを遮断すると共に、上層ヒータコア48Lおよび下層ヒータコア49Lと下部吹出口34Lとの間の下部流路76Lを開放する。このとき、上層ヒータコア48Lおよび下層ヒータコア49Lと下部吹出口34Lは連通する。
図9に示されるように、左側動作部22Lは、内気循環で空気を還流させる。内気吸込口30Lから吸い込まれた内気は、防塵フィルタ40、吸着材41L、ブロア43Lを順次通過し、エバポレータ47の上層に案内される。エバポレータ47の上層および上層ヒータコア48Lを通過した内気は、ウインドウ側吹出口32Lおよび下部吹出口34Lから吹き出される。また、エバポレータ47の上層および上層ヒータコア48Rを通過した内気は、ウインドウ側吹出口32および下部吹出口34から吹き出される。
なお、右側動作部22Rも、内気循環で空気を還流させる。右側動作部22Rで還流する内気は、エバポレータ47の下層に案内される。エバポレータ47の下層および左側の下層ヒータコア49Lを通過した内気は、主に下部吹出口34Lから吹き出される。また、エバポレータ47の下層および右側の下層ヒータコア49Rを通過した内気は、主に下部吹出口34から吹き出される。
[3.4.ヒートモード(室温安定時)]
図10を用いてヒートモードの室温安定時に各ドアをどのような位置に制御するかを説明し、図11を用いてそのときの空気の流れを説明する。以下の動作は、上述した[3.3]の運転モードにおいて、再生条件成立時に行われる。
ヒートモードにより室温が安定すると、制御装置18は、第1モータ51L〜第7モータ63Lに対して再生処理に応じた駆動電流を出力する。また、制御装置18は上層ヒータコア48Lが作動していない場合は作動させる。
図10に示されるように、第1モータ51Lは第1インテークドア50Lを駆動する。第1インテークドア50Lは、外気吸込口31とブロア43Lとの間の流路を開放する。このとき、外気吸込口31とブロア43Lは連通する。第2モータ53Lは第2インテークドア52Lを駆動する。第2インテークドア52Lは、内気吸込口30Lと防塵フィルタ40との間の流路を遮断する。第3モータ55Lは排気切替ドア54Lを駆動する。排気切替ドア54Lは、吸着材41Lとブロア43Lとの間の流路を遮断すると共に、吸着材41Lと排気口35Lとの間の流路を開放する。このとき、吸着材41Lと排気口35Lは連通する。第1インテークドア50Lと第2インテークドア52Lの配置により、外気導入回路が形成され、排気切替ドア54Lの配置により外気を車室外に排気する流路が形成される。
第4モータ57Lは第1ドア56Lを駆動する。第1ドア56Lは、第1流路70Lと第2流路71Lを遮断する。第5モータ59Lは第2ドア58Lを駆動する。第2ドア58Lは、上層ヒータコア48Lおよび下層ヒータコア49Lとウインドウ側吹出口32Lとの間のウインドウ側流路73Lを遮断する。第6モータ61Lは第3ドア60Lを駆動する。第3ドア60Lは、上層ヒータコア48Lおよび下層ヒータコア49Lと吸着材41Lとの間の吸着材側流路74Lを開放する。このとき、上層ヒータコア48Lおよび下層ヒータコア49Lと吸着材41Lは防塵フィルタ40を介して連通する。
第7モータ63Lは第4ドア62Lの位置を維持する。第4ドア62Lは、上層ヒータコア48Lおよび下層ヒータコア49Lと上部吹出口33Lとの間の上部流路75Lを遮断すると共に、上層ヒータコア48Lおよび下層ヒータコア49Lと下部吹出口34Lとの間の下部流路76Lを開放する。このとき、上層ヒータコア48Lおよび下層ヒータコア49Lと下部吹出口34Lは連通する。
一方、右側動作部22Rの第1モータ51R〜第7モータ63Rは、各ドアの位置を維持する。
図11に示されるように、左側動作部22Lは、外気循環で空気を還流させる。外気吸込口31から吸い込まれた外気は、防塵フィルタ40、ブロア43Lを順次通過し、エバポレータ47の上層に案内される。エバポレータ47の上層を通過した外気は、左側の上層ヒータコア48Lを通過する際に加熱されて温風となる。温風は、吸着材側流路74Lを通過し、防塵フィルタ40、吸着材41Lを順次通過し、排気口35Lから排出される。温風が吸着材41Lを通過する際に吸着材41Lは加熱され、吸着材41Lに含まれる水分が蒸発する。蒸発した水分は温風と共に排気口35Lから排出される。
エバポレータ47の上層および右側の上層ヒータコア48Rを通過した外気は、ウインドウ側流路73を通過し、ウインドウ側吹出口32から吹き出される。
制御装置18は、吸着材41Lの再生処理を第2所定時間行うと、左側動作部22Lと右側動作部22Rの動作を切り替えて、吸着材41Rの再生処理を行う。
[4.本実施形態のまとめ]
車両用空調装置10は、車室内の空気を吸い込む内気吸込口30Lと、車室外の空気を吸い込む外気吸込口31と、内気吸込口30Lから吸い込まれた空気が流入する吸着材流入部41Liと空気が流出する吸着材流出部41Loとを有し空気に含まれる水分を吸着する吸着材41Lと、吸着材41Lから流出した空気または外気吸込口31から吸い込まれた空気が流入する温調装置流入部46iと空気が流出する温調装置流出部46oとを有し空気の温度を調整する温度調整装置46と、温度調整装置46から流出した空気を車室内のウインドウに向けて吹き出すウインドウ側吹出口32Lと、温度調整装置46から流出した空気を車室内のウインドウ以外に向けて吹き出すその他吹出口36Lと、を備える。温度調整装置46の温調装置流出部46oに第1流路70Lが接続され、第1流路70Lには第2流路71Lが接続される。第1流路70Lのうち第2流路71Lとの接続箇所(第1ドア56L)よりも下流には、空気をウインドウ側吹出口32Lに案内するウインドウ側流路73Lと、空気を吸着材流入部41Liに案内する吸着材側流路74Lと、が形成される。第2流路71Lには、空気をその他吹出口36Lに案内するその他流路(上部流路75L、下部流路76L)が形成される。第1流路70Lと第2流路71Lとの接続箇所には、第1流路70Lと第2流路71Lとの連通と遮断とを切り替える第1ドア56Lが設けられる。ウインドウ側流路73Lには、温調装置流出部46oとウインドウ側吹出口32Lとの連通と遮断とを切り替える第2ドア58Lが設けられる。吸着材側流路74Lには、温調装置流出部46oと吸着材流入部41Liとの連通と遮断とを切り替える第3ドア60Lが設けられる。車両用空調装置10は、吸着材41Lの再生処理時に、第1ドア56Lおよび第2ドア58Lを遮断側に配置し、第3ドア60Lを連通側に配置することにより、温度調整装置46で暖められた空気を吸着材41Lに案内する。
上記構成によれば、第1流路70Lと第2流路71Lとを遮断し、温調装置流出部46oとウインドウ側吹出口32Lとを遮断し、温調装置流出部46oと吸着材流入部41Liとを連通することにより、温度調整装置46(本実施形態では上層ヒータコア48L)で暖められた空気が吸着材41Lに優先的に案内されるため、温度調整装置46で暖められた空気を吸着材41Lの再生のために無駄なく使用でき、暖房性能を低下させず、ヒータの加熱エネルギーを低減することができる。
車両用空調装置10は、2つの吸着材41L、41Rを備える。車両用空調装置10は、外気吸込口31から吸い込まれた空気を温度調整装置46に案内する外気導入回路と、内気吸込口30Lまたは内気吸込口30Rから吸い込まれた空気を温度調整装置46に案内する内気循環回路と、を同時に形成する。車両用空調装置10は、一方の吸着材41Lの再生処理時に、再生に要する空気を外気吸込口31から吸い込み、吸い込んだ空気を温度調整装置46で暖めて、暖められた空気を一方の吸着材41の吸着材流入部41Liに案内し、吸着材流出部41Loから流出する空気を排気する。
上記構成によれば、再生処理に必要な空気を車室外から吸い込む一方で、車室内の空気を内気循環させることができるため、車室内の空調に影響を与えることなく吸着材41Lの再生処理を行うことができる。
車両用空調装置10は、外気吸込口31から吸い込まれた空気を吸着材流出部41Loと温調装置流入部46iとの間に案内する外気導入流路77を備える。2つの吸着材41L、41Rは互いに車幅方向に離れて配置され、外気導入流路77の車幅方向の位置は、2つの吸着材41L、41Rの車幅方向の位置の間である。
上記構成によれば、一方の吸着材41Lを含む外気導入回路と他方の吸着材41Rを含む外気導入回路とで外気導入流路77を共用することができる。このため、構造が簡素になる。
吸着材41Lは、ウインドウ側吹出口32Lよりも車両の前方に配置される。
上記構成によれば、曇り/霜取りのために温度調整装置46からウインドウ側吹出口32Lに温風を案内するウインドウ側流路73Lの一部を、吸着材側流路74Lの一部として利用することができる。このため、構造が簡素になる。
車両用空調装置10は、内気吸込口30Lと吸着材流入部41Liとの間に防塵フィルタ40を備える。
上記構成によれば、吸着材41Lの上流側で埃や塵を捕捉することができるため、吸着材41Lを清浄に保つことができ、車両用空調装置10のメンテナンス期間を延ばすことができる。
空気の流れを発生させる2つのブロア43L、43Rが互いに車幅方向に離れて配置される。2つの吸着材41L、41Rの車幅方向の位置は、2つのブロア43L、43Rの車幅方向の位置の間である。
上記構成によれば、2つの吸着材41L、41Rおよび2つのブロア43L、43Rを有する装置(空調動作部20)の構造を簡素にすることができる。
10…車両用空調装置 30L、30R…内気吸込口
31…外気吸込口 32L、32R…ウインドウ側吹出口
33L、33R…上部吹出口 34L、34R…下部吹出口
36L、36R…その他吹出口 41L、41R…吸着材
41Li、41Ri…吸着材流入部 41Lo、41Ro…吸着材流出部
46…温度調整装置 46i…温調装置流入部
46o…温調装置流出部 56L、56R…第1ドア
58L、58R…第2ドア 60L、60R…第3ドア
70L、70R…第1流路 71L、71R…第2流路
73L、73R…ウインドウ側流路 74L、74R…吸着材側流路

Claims (6)

  1. 車室内の空気を吸い込む内気吸込口と、
    車室外の空気を吸い込む外気吸込口と、
    前記内気吸込口から吸い込まれた空気が流入する吸着材流入部と空気が流出する吸着材流出部とを有し、空気に含まれる水分を吸着する吸着材と、
    前記吸着材から流出した空気または前記外気吸込口から吸い込まれた空気が流入する温調装置流入部と空気が流出する温調装置流出部とを有し、空気の温度を調整する温度調整装置と、
    前記温度調整装置から流出した空気を前記車室内のウインドウに向けて吹き出すウインドウ側吹出口と、
    前記温度調整装置から流出した空気を前記車室内のウインドウ以外に向けて吹き出すその他吹出口と、
    を備える車両用空調装置であって、
    前記温度調整装置の前記温調装置流出部に第1流路が接続され、
    前記第1流路には第2流路が接続され、
    前記第1流路のうち前記第2流路との接続箇所よりも下流には、空気を前記ウインドウ側吹出口に案内するウインドウ側流路と、空気を前記吸着材流入部に案内する吸着材側流路と、が形成され、
    前記第2流路には、空気を前記その他吹出口に案内するその他流路が形成され、
    前記第1流路と前記第2流路との前記接続箇所には、前記第1流路と前記第2流路との連通と遮断とを切り替える第1ドアが設けられ、
    前記ウインドウ側流路には、前記温調装置流出部と前記ウインドウ側吹出口との連通と遮断とを切り替える第2ドアが設けられ、
    前記吸着材側流路には、前記温調装置流出部と前記吸着材流入部との連通と遮断とを切り替える第3ドアが設けられ、
    前記吸着材の再生処理時に、前記第1ドアおよび前記第2ドアを遮断側に配置し、前記第3ドアを連通側に配置することにより、前記温度調整装置で暖められた空気を前記吸着材に案内する
    ことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 請求項1に記載の車両用空調装置において、
    2つの前記吸着材を備え、
    前記外気吸込口から吸い込まれた空気を前記温度調整装置に案内する外気導入回路と、前記内気吸込口から吸い込まれた空気を前記温度調整装置に案内する内気循環回路と、を同時に形成し、
    一方の前記吸着材の再生処理時に、再生に要する空気を前記外気吸込口から吸い込み、吸い込んだ空気を前記温度調整装置で暖めて、暖められた空気を一方の前記吸着材の前記吸着材流入部に案内し、前記吸着材流出部から流出する空気を排気する
    ことを特徴とする車両用空調装置。
  3. 請求項2に記載の車両用空調装置において、
    前記外気吸込口から吸い込まれた空気を前記吸着材流出部と前記温調装置流入部との間に案内する外気導入流路を更に備え、
    2つの前記吸着材が互いに車幅方向に離れて配置され、
    前記外気導入流路の車幅方向の位置は、2つの前記吸着材の車幅方向の位置の間である
    ことを特徴とする車両用空調装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用空調装置において、
    前記吸着材は、前記ウインドウ側吹出口よりも車両の前方に配置される
    ことを特徴とする車両用空調装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用空調装置において、
    前記内気吸込口と前記吸着材流入部との間に防塵フィルタを更に備える
    ことを特徴とする車両用空調装置。
  6. 請求項2〜5のいずれか1項に記載の車両用空調装置において、
    空気の流れを発生させる2つのブロアが互いに車幅方向に離れて配置され、
    2つの前記吸着材の車幅方向の位置は、2つの前記ブロアの車幅方向の位置の間である
    ことを特徴とする車両用空調装置。
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