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JP6637431B2 - 研磨物品及びその使用方法 - Google Patents

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JP6637431B2 JP2016551733A JP2016551733A JP6637431B2 JP 6637431 B2 JP6637431 B2 JP 6637431B2 JP 2016551733 A JP2016551733 A JP 2016551733A JP 2016551733 A JP2016551733 A JP 2016551733A JP 6637431 B2 JP6637431 B2 JP 6637431B2
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Description

本開示は一般的に研磨物品及びその使用方法に関する。
消費者は、自動車及びボートなどの新しい車両に光沢のある美しい外装仕上げを期待するようになっている。同様の期待は、車両の外装が損傷した後の車両の修理が行われるアフターマーケット業界にも存在する。しかし、本当に美しい仕上げを実現することはなかなか困難な課題でありうる。人の眼は、わずかな表面欠陥であっても見つけだす能力が極めて高いために、仕上げの評価は低くなる。このため、製造業者及び修理業者によって、顧客の受け入れが得られるように表面欠陥を実質的にすべて除去することが可能な精密なシステム及び方法が求められている。これらのシステム及び方法では、一般的に、美観的に許容される結果を得るために極めて特殊な研磨製品を特殊な手順と組み合わせて使用することが求められる。
例えば、一般的な自動車の外装修理作業は、徐々に小さくなる粒度を有する一連の研磨材を用いた多工程プロセスである。一般的な手順では、最初に、修理しようとする自動車のパネルの部分を、予め存在する全ての塗料を金属表面から完全に除去する粗い研磨材料を使用して研磨する。次に、表面の汚れを除き、ボディフィラー、パテ、エポキシ樹脂、又はウレタン樹脂などの好適な車体修理材でコーティングする。
修理材が硬化した時点で、逐次的に研磨材を使用して周囲表面と平らになるように修理材を研磨する。次に、研磨した領域に通常はスプレーガンを使用してプライマー層をコーティングする。プライマー層が乾燥した後、好適な研磨材を使用してプラマー処理された表面を研磨する。次に、プラマー処理された表面の汚れを除き、必要に応じて周囲のパネルをやすりがけし、車両の残りの部分と概ね一致した色の下塗り塗料を塗布する。次に、下塗り塗料が塗布されたパネルの表面全体に透明なクリアコートを塗布する。次に、適当な研磨材を使用して、ぶつ、埃粒子、又は過剰なゆず肌テクスチャなどの欠陥を除去する。次に、研磨材及び/又はポリッシングコンパウンドの組み合わせを使用して、クリアコートから研磨傷を除去し、光沢のある仕上げを復元する。
発泡材で裏張りされた研磨製品及び/又はプロセスが数多く知られており、高光沢表面仕上げを実現するために当該技術分野で実施されている。例えば、米国特許第6,183,677号(ウスイ(Usui)ら)、同第6,406,504号(ライス(Lise)ら)、同第7,618,30号(フェリペ(Felipe)ら)、並びに米国特許出願公開第2007/0066186 A1号(アネン(Annen)ら)及び同第2002/0090901 A1号(シュルツ(Schutz)ら)を参照されたい。
本発明者らは、当業者の間で一般的に信じられていることと反して、不織研磨物品構造体が高光沢仕上げを効果的に実現できること、それにより当該技術分野において知られ、使用されている高価で複雑な代替的な構造体の必要性をなくせることを予想外に見出したものである。
有利な点として、本発明に係る研磨物品は、今日の市場に出ている発泡材製品と同様の表面仕上げをもたらすことが可能であり、対応する積層された発泡材で裏張りされた研磨製品よりも低コストのプロセスで製造できる可能性を有するものである。有利な点として、本発明に係る研磨物品は、今日の市場に出ている発泡材製品よりも高い切断速度、より長い切断寿命、及び同様の表面仕上げを示しうるものである。
一態様では、本開示は、第1及び第2の主面を有する研磨物品であって、
絡み合った繊維を含む嵩高い開放不織繊維ウェブを含み、前記嵩高い開放不織繊維ウェブが、
前記第1の主面に近接した不織繊維ウェブの部分を含む高密度化外側層であって、前記高密度化外側層内の絡み合った繊維の少なくとも一部が互いに溶融結合された高密度化外側層と、
前記高密度化外側層上にコーティングされた研磨材料であって、バインダー材料中に保持された研磨材粒子を含み、前記研磨材粒子が1〜15ミクロンの範囲のメジアン粒径D50を有する研磨材料と、更に含み、
研磨物品が、0.1〜5.0ポンド(0.45〜2.27kg)以下の剛性試験力を有する、研磨物品を提供する。
別の態様では、本開示は、加工物をバフがけする方法であって、
本開示に基づく研磨物品の前記第1の表面を加工物と摩擦接触させる工程と、
前記加工物及び研磨物品の少なくとも一方を他方に対して動かして加工物の少なくとも一部を研磨する工程と、を含む方法を提供する。
特定の実施形態では、前記加工物は、基材上に配置された仕上げ層を有する。
本開示の特徴及び利点は、「発明を実施するための形態」並びに付属の「特許請求の範囲」を考慮することで、更に深い理解が得られるであろう。数値の範囲は、そうでない旨が明らかに示されないかぎり、それらの端点を含むものとみなされるべきである。
本開示の一実施形態に基づく例示的な研磨物品100の概略側面図である。 図1Aの領域1Bの拡大図である。 実施例2で使用した熱処理された不織繊維ウェブのデジタル顕微鏡写真である。 実施例2で作製された研磨物品のデジタル顕微鏡写真である。 比較例Bで使用した熱処理された不織繊維ウェブのデジタル顕微鏡写真である。 比較例Bで作製された研磨物品のデジタル顕微鏡写真である。 比較例Dで使用した熱処理を行わない不織繊維ウェブのデジタル顕微鏡写真である。 比較例Dで作製された研磨物品のデジタル顕微鏡写真である。 後述する剛性試験で使用した試験固定具Aの縮尺概略斜視図である。 後述する剛性試験で使用した試験固定具Aの縮尺概略部分断面側面図である。
当業者によれば本開示の原理の範囲及び趣旨に含まれる他の多くの改変及び実施形態が考案されうる点は理解されなければならない。
ここで図1A及び1Bを参照すると、研磨物品100は、第1及び第2の互いに対向する主面(112,114)を有し、嵩高い開放不織繊維ウェブ110で構成されている。嵩高い開放不織繊維ウェブ110は、絡み合った繊維102と、第1の主面112に近接した高密度化外側層116(すなわち嵩高い開放繊維ウェブの内部に対して高密度化された)とを含む。高密度化外側層116内部の絡み合った繊維102の少なくとも一部は、結合点117において互いに溶融結合されている。研磨材料120が高密度化外側層116上にコーティングされている。研磨材料120は、バインダー材料140中に保持された研磨粒子130を含む。研磨粒子130は、1〜15ミクロンの範囲のメジアン粒径D50を有する。研磨物品100は、0.1〜5.0ポンド(0.45〜2.27kg)の剛性試験力(本明細書で後述する)(すなわち試験布地を試験固定具の開口部に強制的に通り抜けさせるのに要する最大の力)を有する。
上記の研磨物品での使用に適した好適な嵩高い開放不織繊維ウェブ(以下、「不織繊維ウェブ」と呼ぶ)は、研磨材の分野では周知のものである。不織繊維ウェブの製造に使用される繊維は、接着バインダー及び研磨粒子と適切に適合性を有すると同時に、研磨物品の他の成分と組み合わせても加工可能であるように一般的に選択され、一般的には、研磨材料前駆物質の塗布及び硬化時に用いられるような加工条件(例えば温度)に耐えうるものである。繊維は、例えば、可撓性、弾性、耐久性、又は耐用寿命、磨耗性、及び仕上げ特性などの研磨物品の特性に影響を与えるように選択することができる。好適でありうる繊維の例としては、天然繊維、合成繊維、並びに天然繊維及び/又は合成繊維の混合物が挙げられる。
有用な合成繊維の例としては、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレフタレート)、ナイロン(例えば、ヘキサメチレンアジパミド、又はポリカプロラクタム)、ポリプロピレン、アクリロニトリル(すなわち、アクリル)、レーヨン、酢酸セルロース、ポリ塩化ビニリデン−塩化ビニールコポリマー、及び塩化ビニール−アクリロニトリルコポリマーから製造されるものが挙げられる。好適な天然繊維の例としては、綿、ウール、黄麻、及び大麻が挙げられる。繊維は、バージン材料、又は、例えば、衣類の裁断、カーペット製造、繊維製造、若しくは繊維加工から再利用された再生材料若しくは廃棄材料によるものであってよい。繊維は、均質であってもよく、又は2成分繊維(例えば、共紡糸芯鞘型繊維)のような複合材料であってもよい。繊維は伸張されるか、かつ/又は捲縮されてもよい。かかる繊維の組み合わせを使用することもできる。繊維は、ウェブ、バット、又はトウの形で使用することができる。本明細書で使用するところの「バット」とは、複数のエアレイドウェブ又は同様の構造を指す。
繊維の選択において考慮すべき重要な点の1つとして、繊維が繊維又は研磨材結合剤として使用される接着剤の融点又は硬化温度以下の温度で溶融又は分解しないことである。使用する繊維は、バージン繊維であってもよく、又は衣類の裁断、カーペット製造、繊維製造、又は繊維加工などから再利用された廃棄繊維であってもよい。繊維材料は、均質な繊維であってもよく、又は2成分繊維(例えば共紡糸芯鞘型繊維)のような複合繊維であってもよい。一般的に、繊維の少なくとも一部のものは、繊維の間で、繊維同士が互いに接触する点、特に不織繊維ウェブの高密度化領域において結合が生じることができるように充分に軟化又は溶融することができるように選択される。
繊維は、連続的な繊維、ステープル繊維、又はこれらの組合せを含みうる。例えば、繊維ウェブは、少なくとも約20ミリメートル(mm)、少なくとも約30mm、又は少なくとも約40mmで、かつ約110mm未満、約85mm未満、又は約65mm未満の長さを有するステープル繊維を含むことができるが、これよりも短い繊維及び長い繊維(例えば、連続したフィラメント)も有用でありうる。
使用する繊維の繊度又は線密度は、所望の結果に応じて大きく異なりうる。好ましい細い繊維としては、約1〜25デニール(1.1〜27.8dtex)、より好ましくは4〜16デニール(4.4〜17.8dtex)の線密度を有するものが挙げられるが、これよりも細い又は粗い繊維も例えば完成した研磨物品の想定される用途に応じて使用することができる。好ましい粗い繊維としては、約40〜約60デニール(4.4〜70dtex)の線密度を有するものが挙げられる。異なる線密度を有する繊維の混合物(例えば粗い繊維及び細い繊維の)は、例えば、使用時に特に好ましい表面仕上げを与える研磨物品を提供するうえで有用でありうる。当業者であれば、本開示は、用いられる繊維の性質によって、又はそれぞれの長さ、デニールなどによって限定されない点は理解されるであろう。
不織繊維ウェブは、例えば、従来のエアレイド及び/又はカーディング、スティッチボンド、スパンボンド、及び/又はメルトブローン法によって製造することができる。エアレイド繊維ウェブは、例えば、ランド・マシーン社(Rando Machine Company)(ニューヨーク州、マセドン)よりRANDO WEBBERの商品名で販売されるものなどの装置を使用して製造することができる。かかる加工装置によれば、繊維長は通常、約1.25cm〜約10cm内に維持されなければならない。しかしながら、他の種類の従来のウェブ形成装置では、異なる長さの繊維、又はその組み合わせを使用して不織繊維ウェブを形成することもできる。繊維の厚さは、得られるウェブに最終的に望まれる弾力性及び靱性が十分に考慮されている限り、特に限定されない(加工上の考慮点は別として)。RANDO−WEBBER装置では、繊維の厚さは約25〜約250μmの範囲内であることが好ましい。しかしながら、最大の嵩高さ及び開放度を有する立体的構造を得るためには、繊維の全体又は相当量が捲縮されることが好ましい。繊維同士が互いに容易に絡み合うことで、形成されるウェブにおいて開放度が高く、嵩高い関係が形成され、維持される場合には捲縮は必ずしも必要でないことは認識されよう。
不織繊維ウェブは、不織可撓性研磨物品としてほぼ平行に配列されたフィラメントの開放トウを含みうることも考えられる。この実施形態では、例えば不織研磨パッドを、フィラメントの開放トウ上に研磨材料前駆物質を堆積する前又はその間に前記トウを接着剤でコーティングすることによって形成することができる。
不織繊維ウェブは、例えば、プレボンド樹脂(例えばフェノール、ウレタン、又はアクリル樹脂)を使用する、芯鞘溶融繊維を含めることにより、かつ/又は当該技術分野では周知の方法を使用した機械的交絡法(例えば水流交絡又はニードルタッキング)により、強化されることが好ましい。かかる強化は、研磨材料が不織繊維ウェブに固定される前に好ましくは別の処理としてウェブに付与することができる。硬化性のプレボンド樹脂は、一般的に研磨材成分を含んでおらず、不織繊維ウェブを強化するために使用することができる。
プレボンド樹脂は、例えば取り扱い時の不織繊維ウェブの一体性を維持することを助ける機能を果たし、ウレタンバインダーの不織繊維ウェブとの接着を促進することもできる。プレボンド樹脂の例としては、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、にかわ、アクリル樹脂、尿素ホルムアルデヒド樹脂、メラミンホルムアルデヒド樹脂、エポキシ樹脂、及びこれらの組み合わせが挙げられる。このようにして用いられるプレボンド樹脂の量は、通常、繊維が交差する接点において繊維同士を結合するのに見合った最小量に向けて調節される。不織繊維ウェブが熱接着性繊維を含む場合には、不織繊維ウェブの熱接着も、加工時のウェブの一体性を維持するうえで有用である場合がある。例えば帯電防止剤、潤滑剤、又はコロナ処理の適用などの必要に応じて用いられる様々な他の従来の処理及び添加剤を不織繊維ウェブと組み合わせて使用することができる。
硬化性プレボンド樹脂は、一般的に公知のコーティング又はスプレー技法を使用して不織繊維ウェブの繊維に液体コーティングとして塗布した後、プレボンド樹脂を硬化(cure)/固化(harden)させる(例えば熱硬化により)ことにより、ウェブの繊維同士がそれらの相互の接点において互いに結合される。これに関して使用することができる好適な接着材料は周知のものであり、米国特許第2,958,593号(フーバー(Hoover)ら)に記載されるものが挙げられる。溶融接着性繊維が不織繊維ウェブの構造内に含まれている場合、繊維同士は、ウェブに適当な熱処理を行って繊維の成分の少なくとも1つを溶融することによりそれらの相互の接点において互いに接着させることができる。溶融した成分は接着剤として機能するため、冷却されると溶融した成分が再固化し、それによりウェブの繊維の相互の接点において結合を形成する。このように不織繊維ウェブ中に溶融接着性繊維(例えば米国特許第5,082,720号(ヘイズ(Hayes))に記載されるものなど)が含まれている場合、当業者には周知であるようにプレボンド樹脂の塗布をともなってもともなわなくてもよい。溶融接着性繊維の選択及び使用、プレボンド樹脂の選択及び塗布、並びに不織布の繊維同士を互いに結合するために必要とされる条件(例えば溶融結合(メルトボンディング)によるか又はプレボンド樹脂によるか)は、通常は当業者の技能の範囲内である。
上記に述べたように、繊維をそれらの相互の接点において互いに結合する(少なくとも高密度化領域において)ことにより、繊維間の隙間が樹脂又は接着剤によって実質的に充填されないまま残された不織繊維ウェブが与えられる。典型的な用途では、完成した研磨物品の空隙容量は、約75体積%〜約95体積%の範囲であることが好ましい。空隙容量が小さくなると、詰まりが生じる傾向が高くなり、そのため研磨速度が低下され、フラッシングによる不織繊維ウェブの洗浄が妨害される。空隙容量が大きすぎると、不織繊維ウェブが洗浄又は精錬操作にともなう応力に耐えるだけの適当な構造的強度を有さなくなる可能性がある。
不織繊維ウェブは、必要に応じて更に強化するためにスクリム及び/又は裏材を組み込むか、又はこれらに固定することができる(例えばのり、又はホットメルト接着剤又はニードルタッキングにより)。
研磨材料前駆物質でコーティングする前の不織繊維ウェブの単位面積当りの重量(すなわち坪量)は、あらゆるコーティング(例えば硬化性組成物又は任意選択のプレボンド樹脂)に先立って測定した場合に、好ましくは約20g/m(gsm)〜約100gsm、好ましくは約30gsm〜約90gsm、より好ましくは約40gsm〜約80gsmであるが、これよりも大きいか又は小さい坪量も用いることができる。更に、研磨材料前駆物質でコーティングする前の繊維ウェブの厚さは、一般的には約2ミリメートル(mm)〜約20mm、好ましくは3mm〜約15mm、より好ましくは約4mm〜約9mmであるが、これよりも大きいか又は小さい厚さも用いることができる。
不織繊維ウェブの少なくとも一方の主面、好ましくは一方の主面のみ、又は不織繊維ウェブは、その2つの対向する主面(例えば上面及び下面)の一方又は両方に近接した高密度化領域によって特徴付けられる。高密度化領域では、繊維密度は不織繊維ウェブの隣接した内側領域よりも高くなっている。高密度化領域は、当業者には周知である任意の好適な方法によって形成することができる。方法の例としては、機械的方法(例えばニードルタッキング又は水流交絡)及び加熱による方法(例えば加熱されたカレンダーロール、ホットカン(hot can)、ヒートガン、衝突オーブン、又は放射ヒーターのうちの1つ以上を使用する)が挙げられる。こうした熱処理も不織繊維ウェブを平滑化するうえで効果的であることが好ましい。したがって、好ましい実施形態では、繊維ウェブの高密度化領域は、高密度化領域を形成する前に不織繊維ウェブ中に存在するよりもより平滑かつ/又はより平坦表面を有する。
好適な繊維ウェブ及びそれらの製造方法に関する更なる詳細は、例えば、米国特許第6,207,246号(モレン(Moren)ら)、米国特許第5,591,239号(ラーソン(Larson)ら)、同第4,227,350号(フィッツア(Fitzer))及び同第2,958,593号(フーバー(Hoover)ら)に見ることができる。
下記により詳細に述べられるように、研磨材料は、バインダー材料前駆物質及び研磨材粒子を含んだ研磨材料前駆物質を不織繊維ウェブの高密度化領域上に堆積することによって形成される。バインダー材料前駆物質は硬化されるとバインダー材料に変換され、研磨材粒子を繊維と強く結合させるのに充分な接着性を与える。研磨材料前駆物質は、不織繊維ウェブの高密度化領域、好ましくは高密度化領域のみに塗布されるが、これは必要条件ではない。研磨材料前駆物質は、好ましくは研磨物品の第1の主面において繊維にわたった連続層として塗布されるが、この層は必要に応じて不連続であってもよい。研磨材料前駆物質層は好ましくは連続的であるが(硬化後に得られる研磨材料も同様)、繊維のない領域に対応した開口部を層内に有することになる。
研磨材料は、研磨材料前駆物質が不織繊維ウェブに塗布され、必要に応じて少なくとも部分的に乾燥された後、研磨材料前駆物質のバインダー材料前駆物質成分を硬化させることによって一般的に形成される。
有用なバインダー材料前駆物質は、硬化させることが可能な(例えば重合されるかかつ/又は架橋される)モノマー材料又はポリマー材料を含みうる。一般的に、かかるバインダー材料前駆物質は硬化すると、研磨材粒子を不織繊維ウェブと結合する非エラストマー性バインダー材料(例えば硬くて脆いバインダー材料)を形成する。バインダー材料は、少なくとも約20kgf/mm、少なくとも約40kgf/mm、少なくとも約60kgf/mm、又は少なくとも約80kgf/mmのヌープ硬度数(Knoop hardness number)(KHN、1mm当りのキログラム・力で表される)を有しうる。
好適なバインダー材料前駆物質は、縮合硬化性物質及び/又は付加重合性材料を含むことができる。かかるバインダー材料前駆物質は、溶媒ベース、水ベース、又は100パーセント固体であってよい。代表的なバインダー材料前駆物質としては、フェノール樹脂、ビスマレイミド、ビニルエーテル、アミノプラスト、ウレタンプレポリマー、エポキシ樹脂、アクリレート、アクリル化イソシアヌレート、尿素ホルムアルデヒド樹脂、イソシアヌレート、アクリル化ウレタン、アクリル化エポキシ、又は上記のいずれかの混合物が挙げられる。フェノール樹脂及びエポキシ樹脂、及びそれらの組み合わせは、それらの高い性能、広く入手できること、及び低コストのために好ましいバインダー材料である。
バインダー材料前駆物質での使用に適した代表的なフェノール樹脂としては、レゾールフェノール樹脂及びノボラックフェノール樹脂が挙げられる。代表的な市販のフェノール系材料としては、「DUREZ」又は「VARCUM」(デュレズ社(Durez Corporation)(ミシガン州ノビ)より販売されるもの)、「AROFENE」又は「AROTAP」(アッシュランド・ケミカル社(Ashland Chemical Company)(オハイオ州コロンバス)より販売されるもの)、及び「BAKELITE」(モメンティブ・スペシャルティー・ケミカルズ社(Momentive Specialty Chemicals)(オハイオ州コロンバス)より販売されるもの)の商品名を有するものが挙げられる。好適なフェノール樹脂に関する更なる詳細は、例えば米国特許第5,591,239号(ラーソン(Larson)ら)及び同第5,178,646号(バーバー(Barber, Jr.)ら)に見ることができる。
代表的なエポキシ樹脂としては、ビスフェノールAのジグリシジルエーテル、並びに、モメンティブ・スペシャルティー・ケミカルズ社(Momentive Specialty Chemicals)より「EPON」(例えばEPON 828、EPON 1004、及びEPON 1001F)の商品名で、及び、ダウ・ケミカル社(Dow Chemical Company)(ミシガン州ミッドランド)より「D.E.R.」(例えばD.E.R.331、D.E.R.332、及びD.E.R.334)又は「D.E.N.」(例えばD.E.N.431及びD.E.N.428)の商品名で販売される材料が挙げられる。
代表的な尿素−ホルムアルデヒド樹脂及びメラミン−ホルムアルデヒド樹脂としては、サイテック・テクノロジー社(Cytec Technology Corporation)(デラウエア州ウィルミントン)よりUFORMITEとして、モメンティブ・スペシャルティー・ケミカルズ社(Momentive Specialty Chemicals)よりDURITEとして、また、イネオス・メラミンズ社(INEOS Melamines GmbH)(ドイツ、フランクフルト)よりRESIMENEとして市販されるものが挙げられる。
有用なウレタンプレポリマーの例としては、ポリイソシアネート及びそのブロックされた形が挙げられる。一般的には、ブロックポリイソシアネートは、周囲条件下(例えば約20℃〜約25℃の範囲の温度)ではイソシアネート反応性化合物(例えば、アミン、アルコール、チオールなど)と実質的に反応しないが、充分な熱エネルギーを加えるとブロッキング剤が放出されることによりアミン硬化剤と反応して共有結合を形成するイソシアネート官能基を生成する。
有用なポリイソシアネートとしては、例えば、脂肪族ポリイソシアネート(例えばヘキサメチレンジイソシアネート又はトリメチルヘキサメチレンジイソシアネート);脂環式ポリイソシアネート(例えば水素化キシレンジイソシアネート又はイソホロンジイソシアネート);芳香族ポリイソシアネート(例えばトリレンジイソシアネート又は4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート);上記のポリイソシアネートのいずれかと多価アルコールとの付加物(例えばジオール、低分子量ヒドロキシ基含有ポリエステル樹脂、及び水);上記のポリイソシアナートの付加物(例えばイソシアヌレート、ビウレット);及びこれらの混合物が挙げられる。
有用な市販のポリイソシアネートとしては、例えば、ケムテラ社(Chemtura Corporation)(コネティカット州ミドルベリー)より「ADIPRENE」の商品名で販売されるもの(例えばADIPRENE L 0311、ADIPRENE L 100、ADIPRENE L 167、ADIPRENE L 213、ADIPRENE L 315、ADIPRENE L 680、ADIPRENE LF 1800A、ADIPRENE LF 600D、ADIPRENE LFP 1950A、ADIPRENE LFP 2950A、ADIPRENE LFP 590D、ADIPRENE LW 520、及びADIPRENE PP 1095);バイエル社(Bayer Corporation)より「MONDUR」の商品名で販売されるもの(例えばMONDUR 1437、MONDUR MP−095、又はMONDUR 448);並びに、エアプロダクツ・アンド・ケミカルズ社(Air Products and Chemicals)(ペンシルベニア州アレンタウン)より「AIRTHANE」及び「VERSATHANE」の商品名で販売されるもの(例えばAIRTHANE APC−504、AIRTHANE PST−95A、AIRTHANE PST−85A、AIRTHANE PET−91A、AIRTHANE PET−75D、VERSATHANE STE−95A、VERSATHANE STE−P95、VERSATHANE STS−55、VERSATHANE SME−90A、及びVERSATHANE MS−90A)が挙げられる。
可使時間を延長するため、例えば、上記のようなポリイソシアネートを、当該技術分野では周知の様々な方法にしたがってブロッキング剤でブロックすることができる。代表的なブロッキング剤としては、ケトオキシム(例えば2−ブタノンオキシム)、ラクタム(例えばε−カプロラクタム)、マロン酸エステル(例えばマロン酸ジメチル及びマロン酸ジエチル)、ピラゾール(例えば3,5−ジメチルピラゾール)、第三級アルコールを含むアルコール(例えばt−ブタノール又は2,2−ジメチルペンタノール)、フェノール(例えばアルキル化フェノール)、及び上記のアルコールの混合物が挙げられる。
代表的な、有用な市販のブロックポリイソシアネートとしては、ケムチュラ社(Chemtura Corporation)より「ADIPRENE BL 11」、「ADIPRENE BL 16」、「ADIPRENE BL 31」として販売されるブロックポリイソシアネート、並びにバクセンデン・ケミカルズ社(Baxenden Chemicals, Ltd.)(アクリントン、英国)より「TRIXENE」(例えば「TRIXENE BL 7641」、「TRIXENE BL 7642」、「TRIXENE BL 7772」、及び「TRIXENE BL 7774」)の商品名で販売されるブロックポリイソシアネートが挙げられる。
一般的に、研磨材料前駆物質中に存在するバインダー材料前駆物質の量は、研磨材料前駆物質の全重量に対して10〜40重量%、より一般的には15〜30重量%、更により一般的には20〜25重量%であるが、これらの範囲外の量を用いることもできる。
好適なウレタンプレポリマーとしては、芳香族、アルキル−芳香族、又はアルキル多官能性アミン、好ましくは第一級アミンが挙げられる。有用なアミン硬化剤の例としては、4,4’−メチレンジアニリン;ダウ・ケミカル社(Dow Chemical Company)よりCURITHANE 103として、また、バイエル社(Bayer Corporation)よりMDA−85として販売される2.1〜4.0の官能度を有する高分子メチレンジアニリン;1,5−ジアミン−2−メチルペンタン;トリス(2−アミノエチル)アミン;3−アミノメチル−3,5,5−トリメチルシクロヘキシルアミン(すなわちイソホロンジアミン)、トリメチレングリコールジ−p−アミノベンゾエート、ビス(o−アミノフェニルチオ)エタン、4,4’−メチレンビス(ジメチルアントラニレート)、ビス(4−アミノ−3−エチルフェニル)メタン(例えば日本化薬株式会社(東京)よりKAYAHARD AAとして販売されるもの)、及びビス(4−アミノ−3,5−ジエチルフェニル)メタン(例えばロンザ社(Lonza, Ltd.)(バーゼル、スイス)よりLONZACURE M−DEAとして販売されるもの);並びにそれらの混合物が挙げられる。必要に応じて、ポリオールを硬化性組成物に添加し、例えば、目的とする用途での必要性に応じて硬化速度を変更する(例えば遅らせる)ことができる。
自由選択的にではあるが、典型的には、バインダー材料前駆物質は、硬化反応を開始及び/又は加速するために、1種類以上の触媒及び/又は硬化剤(例えば、熱触媒、硬化剤、架橋剤、光触媒、熱反応開始剤、及び/又は光開始剤)、並びにこれらに加えて、又はこれらの代わりに、他の既知の添加剤、例えば、充填剤、増粘剤、強靱化剤、研磨助剤、顔料、繊維、粘着付与剤、潤滑剤、湿潤剤、界面活性剤、消泡剤、染料、カップリング剤、可塑剤、懸濁化剤、殺細菌剤、殺真菌剤、研磨助剤、及び帯電防止剤を更に含んでもよい。適当な触媒、硬化剤、及び他の添加剤の選択及び量は、当業者の能力の範囲内である。
バインダー材料前駆物質は、不織繊維ウェブ上へのコーティングを促進するために少なくとも1種類の有機溶媒(例えば、イソプロピルアルコール又はメチルエチルケトン)を含んでもよいが、これは必須ではない。
代表的な潤滑剤としては、例えばステアリン酸リチウム及びステアリン酸亜鉛などのステアリン酸金属塩、二硫化モリブデン、及びこれらの混合物が挙げられる。
本明細書で使用するときの「研磨助剤」なる用語は、研磨化学的及び物理的プロセスに大きく影響する非研磨性の(例えば、モース硬度が7未満である)粒子状材料を指す。一般に、研磨助剤を添加すると、不織布研磨物品の耐用寿命が延びる。代表的な研磨助剤としては、ろう、有機ハロゲン化物(例えば塩素化ろう、ポリ塩化ビニール)、ハロゲン化塩(例えば塩化ナトリウム、カリウム氷晶石、氷晶石、アンモニウム氷晶石、テトラフルオロホウ酸カリウム、テトラフルオロホウ酸ナトリウム、フッ化ケイ素、塩化カリウム、塩化マグネシウム)、金属(例えばスズ、鉛、ビスマス、コバルト、アンチモン、カドミウム、鉄、及びチタン、並びにこれらの合金)、硫黄、有機硫黄化合物、硫化金属、グラファイト、及びこれらの混合物などの無機及び有機材料が挙げられる。
バインダー材料前駆物質は一般的には、例えば熱エネルギー(例えば、直接加熱、誘導加熱、並びに/又はマイクロ波及び/若しくは赤外電磁放射線への曝露による)及び/又は化学線(例えば、紫外線、可視光線、微粒子放射線)に曝露することによって硬化させることができる。代表的な熱エネルギー源としては、オーブン、加熱ロール、及び赤外線ランプが挙げられる。
バインダー材料前駆物質(単独又は研磨材粒子と組み合わせたスラリーとして)を塗布するのに適した方法は、研磨物品の技術分野では周知のものであり、例えばカーテンコーティング、ロールコーティング、スプレーコーティングなどのコーティング法が挙げられる。一般的には、スプレーコーティングが有効で経済的な方法である。代表的なスラリーコーティング法が例えば米国特許第5,378,251号及び同第5,942,015号(いずれもキュラー(Culler)らに付与されたもの)に記載されている。
本開示に基づく実施において利用される研磨剤組成物中で使用するのに適した研磨材粒子としては、研磨材の技術分野では周知のあらゆる研磨材粒子が挙げられる。代表的な有用な研磨材粒子としては、酸化アルミニウム、セラミック酸化アルミニウム(1種類以上の金属酸化物変性剤及び/又はシーディング剤若しくは成核剤を含んでもよい)、及び熱処理された酸化アルミニウムのような溶融酸化アルミニウム系材料、炭化ケイ素、共融合アルミナ−ジルコニア、ダイアモンド、セリア、二ホウ化チタン、立方晶窒化ホウ素、炭化ホウ素、ガーネット、フリント、エメリー、ゾル−ゲル誘導研磨材粒子、並びにこれらの混合物が挙げられる。研磨材粒子は、溶融酸化アルミニウム、熱処理された酸化アルミニウム、酸化アルミニウムセラミック、炭化ケイ素、アルミナジルコニア、ガーネット、ダイアモンド、立方晶窒化ホウ素、ゾルゲル法誘導研磨材粒子、又はこれらの混合物を含むことが望ましい。ゾルゲル研磨材粒子の例としては、米国特許第4,314,827号(レイスハイザ−(Leitheiser)ら)、同第4,518,397号(レイスハイザ−(Leitheiser)ら)、同第4,623,364号(コトリンガー(Cottringer)ら)、同第4,744,802号(シュワベル(Schwabel))、同第4,770,671号(モンロー(Monroe)ら)、同第4,881,951号(ウッド(Wood)ら)、同第5,011,508号(ウォルド(Wald)ら)、同第5,090,968号(ペロー(Pellow))、同第5,139,978号(ウッド(Wood))、同第5,201,916号(バーグ(Berg)ら)、同第5,227,104号(バウアー(Bauer))、同第5,366,523号(ローウェンホースト(Rowenhorst)ら)、同第5,249,647号(ラーミー(Larmie))、同第5,498,269号(ラーミー(Larmie))、及び同第5,551,963号(ラーミー(Larmie))に記載されるものが挙げられる。研磨材粒子は、例えば、個々の粒子、粒塊、複合粒子、及びこれらの混合物の形態であってもよい。代表的な粒塊及び複合粒子については、例えば、米国特許第4,652,275号(ブローチャー(Bloecher)ら)、同第4,799,939号(ブローチャー(Bloecher)ら)、及び同第5,549,962号(ホームズ(Holmes)ら)に記載されている。
有用な研磨材粒子は、約1〜15ミクロン、好ましくは2〜12ミクロン、より好ましくは4〜10ミクロンの範囲のメジアン粒径D50を有するものである。本明細書で使用するときのD50なる用語は、当該技術分野におけるその通常の意味に基づいて用いられ、粒子の分布のメジアン粒子径を指す。D50を求める方法は周知のものであり、ASTM試験方法E2651−13「粉末粒径分析の標準的ガイド」(Standard Guide for Powder Particle Size Analysis)に述べられるものがある。
研磨材粒子は研磨材業界で指定された公称等級に適合するものであることが好ましいが、これは必須ではない。このような研磨材業界に認められた等級分け規格としては、米国規格協会(ANSI)規格、欧州砥粒製造協会(FEPA)規格、及び日本工業規格(JIS)規格として知られているものが挙げられる。代表的な好適なANSI等級の指定(すなわち指定公称等級)としては、ANSI 600、ANSI 800、ANSI 1000、及びANSI 1200が挙げられる。代表的な好適なFEPA等級の指定としては、FEPA 500、FEPA 600、FEPA 800、FEPA 1000、及びFEPA 1200が挙げられる。代表的な好適なJIS等級の指定としては、JIS 800、JIS 1000、JIS 1500、JIS 2500、JIS 3000、JIS 4000、及びJIS 6000が挙げられる。
有用な研磨材粒子としては、米国特許第8,142,532号(エリクソン(Erickson)ら)、同第8,142,531号(アデフリス(Adefris)ら)、同第8,123,828号(キュラー(Culler)ら)、及び同第8,034,137号(エリクソン(Erickson))ら)に記載されるような成形セラミック研磨材粒子、及びそれらの粉砕された形が挙げられる。
一般的には、研磨材粒子の塗布量(硬化性組成物中の他の成分とは独立した)は、例えば、用いられる特定のバインダー材料前駆物質、研磨粒子を塗布する方法、及び研磨材粒子の粒径によって決まりうる。例えば、不織繊維ウェブ上の研磨材粒子の重量は、約10g/m(gsm)〜約80gsm、好ましくは約20gsm〜約60gsm、より好ましくは30〜60gsmであってよいが、他の量を用いることもできる。
本開示に基づく研磨材粒子(例えばウェブ及びシート)は、共通の工程を含む方法によって製造することができる。好ましい一方法では、バインダー材料前駆物質と研磨材粒子とを含む研磨材料前駆物質を不織繊維ウェブ上に、例えば研磨材料前駆物質をスプレー又はスラリーとしてロールコーティングすることによって付着させる。代替的な一方法では、バインダー材料前駆物質を不織繊維ウェブ上にコーティングし、次いでバインダー材料前駆物質上に硬化に先立って研磨材粒子を付着させる。
スラリーとしてバインダー材料前駆物質を塗布することに代えて、研磨材粒子を、かかる粒子を塗布するための研磨材料の分野では周知の方法を用いて、バインダー材料前駆物質がコーティングされた不織繊維ウェブに塗布してもよい。例えば、研磨材粒子は、粒子を未硬化のバインダー材料前駆物質上に吹き付けるか、又は落下させるか、又はこれらの組み合わせによって塗布することができる。研磨材料前駆物質は、約1gsm〜約50gsm、好ましくは約4gsm〜約25gsmの範囲内の研磨材料の付加重量(乾燥及び硬化後の)を与えるように不織繊維ウェブに塗布されることが好ましいが、他の量を用いることもできる。しかしながら、特定の付加重量は、不織繊維ウェブの性質及び使用される樹脂の性質などの複数の因子によって決まるものである。適当な研磨材料前駆物質の付加重量の決定は、当業者の技能の範囲内である。
本開示に基づく研磨物品は、次いで、例えば上記に述べた方法の1つ以上を用いて研磨材料前駆物質を少なくとも部分的に硬化させることによって得られる。
研磨物品及びその製造方法に関する更なる詳細は、例えば米国特許第2,958,593号(フーバー(Hoover)ら)、同第4,018,575号(デイビス(Davis)ら)、同第4,227,350号(フィッツア(Fitzer))、同第4,331,453号(ダウ(Dau)ら)、同第4,609,380号(バーネット(Barnett)ら)、同第4,991,362号(ヘイヤー(Heyer)ら)、同第5,554,068号(カー(Carr)ら)、同第5,712,210号(ウンディッシュ(Windisch)ら)、同第5,591,239号号(ラーソン(Larson)ら)、同第5,681,361号(サンダース(Sanders))、同第5,858,140号(バージャー(Berger)ら)、同第5,928,070号(ラックス(Lux))、同第6,017,831号(ビアズリー(Beardsley)ら)、同第6,207,246号(モレン(Moren)ら)、及び同第6,302,930号(ラックス(Lux))、並びに米国特許出願公開第2006/0041065 A1号(バーバー(Barber, Jr.))に見ることができる。
本ビアズリー開示に基づく研磨物品は、0.1〜5.0ポンド力(0.4〜020N)、好ましくは1.0〜5.0ポンド力(4.4〜20N)、より好ましくは2.0〜5.0ポンド力(8.9〜20N)の剛性試験力(本明細書で後述する)(すなわち試験布地を押して試験固定具の開口部を通り抜けさせるのに要する最大の力)を有する。特定の実施形態では、本開示に基づく研磨物品は、2〜4.5ポンド力(9.0〜2.3kg力)の剛性試験力を有する。5.0ポンド力(020N)を上回る剛性試験力の値にともなうより高い堅さでは、不規則な表面に形状適合するための研磨物品の形状適合性が不充分となり、望ましくない摩耗パターンが生じうる。これに対して、0.1ポンド力(0.4N)よりも低い剛性試験力の値では、一般的に研磨物品の機械的耐久性が低下する。
回転式工具と使用するためには、研磨物品を例えばスリーエム社(3M Company)から「3M HOOKIT DISC PAD」の商品名で販売されるフック付薄型仕上げ用バックアップパッドのようなフック付バックアップパッドに固定することができる。これは、研磨材料に近接した主面に対向する研磨物品の主面は、繊維がバックアップパッドに固定されたフックと噛み合うことを妨害しうる研磨材料(すなわちバインダー及び研磨材粒子を含む)を本質的に含まない(又は更には含まない)場合に特に容易となりうる。
本開示に基づく研磨物品は、例えば手で、又は例えば回転式サンダー又はベルト式サンダーのような動力工具と組み合わせて操作することができる。本開示に基づく研磨物品は、以下の工程を含む方法によって加工物を研磨する(仕上げを含む)うえで有用である。すなわち、本開示に基づく研磨物品(すなわち第1の表面)の第1の表面の研磨材料を、加工物(例えば基材上に配置された仕上げ層)と摩擦接触させる工程と、基材と研磨物品の少なくとも一方を他方に対して動かすことで仕上げ層の少なくとも一部を研磨する工程と、である。例えば、研磨物品は、使用時に研磨界面において搖動させることができる。
加工物は、例えば、塗装基材(例えばクリアコート、ベース(カラー)コート、及び/又はプライマー又はe−プライマーを有するもの)、クリアーコーティングされた基材(例えばポリウレタン又はラッカーにより)、プラスチック(熱可塑性、熱硬化性)、強化プラスチック、金属(例えば炭素鋼、真鍮、銅、軟鋼、ステンレス鋼、又はチタン)、合金、セラミック、ガラス、木材、木材状材料、複合材料、石材(例えば天然石及び装飾用の石を含む)、石状材料、及びこれらの組み合わせなどの広範な種類の材料のいずれであってもよい。加工物は平らであってもよく、又はそれに付随する形状若しくは輪郭を有してもよい。本開示の研磨物品によってポリッシュ磨きすることができる加工物の例としては、金属又は木製の家具、塗装された又はされない金属製の自動車車体部品及び付属品(例えばフェンダー、ロッカーパネル、サイドパネル、ルーフ、ドア、ボンネット、及びトランク)、プラスチック製自動車部品(例えばヘッドランプカバー、テイルランプカバー、他のランプカバー、アームレスト、インストルメントパネル、及びバンパー)、フローリング(例えばビニール、石材、木材、及び木材状材料)、カウンタートップ、ボート、オートバイ、バス、鉄道車両、及び航空機が挙げられる。
研磨プロセス中に、加工物及び/又は研磨物品の表面に液体を供給することが望ましい場合がある。こうした液体は、水、有機化合物、消泡剤、脱脂剤、液体、石鹸、腐食防止剤などの添加剤、及びこれらの混合物を含みうる。
本開示の選択された実施形態
第1の実施形態では、本開示は、第1及び第2の主面を有し、
絡み合った繊維を含む嵩高い開放不織繊維ウェブを含み、前記嵩高い開放不織繊維ウェブが、
前記第1の主面に近接した不織繊維ウェブの部分を含む高密度化外側層であって、前記高密度化外側層内の絡み合った繊維の少なくとも一部が互いに溶融結合された高密度化外側層と、
前記高密度化外側層上にコーティングされた研磨材料であって、バインダー材料中に保持された研磨材粒子を含み、前記研磨材粒子が1〜15ミクロンの範囲のメジアン粒径D50を有する研磨材料と、を更に含み、
0.1〜5.0ポンド(0.45〜2.27kg)以下の剛性試験力を有する、研磨物品を提供する。
第2の実施形態では、本開示は、前記嵩高い開放不織繊維ウェブがニードルタックされた、第1の実施形態に記載の研磨物品を提供する。
第3の実施形態では、本開示は、前記嵩高い開放不織繊維ウェブ上にそのほぼ全体にわたってプレボンド樹脂が配置されている、第1又は第2の実施形態に記載の研磨物品を提供する。
第4の実施形態では、本開示は、前記第2の主面が前記研磨材料を含まない、第1〜第3の実施形態のいずれか1つに記載の研磨物品を提供する。
第5の実施形態では、本開示は、前記研磨物品が200〜400g/mの範囲の坪量を有する、第1〜第4の実施形態のいずれか1つに記載の研磨物品を提供する。
第6の実施形態では、本開示は、前記第1の主面がほぼ平坦である、第1〜第5の実施形態のいずれか1つに記載の研磨物品を提供する。
第7の実施形態では、本開示は、前記研磨材料が連続的である、第1〜第6の実施形態のいずれか1つに記載の研磨物品を提供する。
第8の実施形態では、本開示は、前記研磨材粒子がJIS 1000〜JIS 6000の範囲の研磨材の工業的に指定された公称等級に適合する、第1〜第7の実施形態のいずれか1つに記載の研磨物品を提供する。
第9の実施形態では、本開示は、
第1〜第8の実施形態のいずれか1つに記載の研磨物品の前記第1の表面を加工物と摩擦接触させる工程と、
前記加工物及び前記研磨物品の少なくとも一方を他方に対して動かすことで加工物の少なくとも一部を研磨する工程と、を含む、加工物をバフがけする方法を提供する。
第10の実施形態では、本開示は、前記加工物が基材上に配置された仕上げ層を備え、前記研磨物品が前記仕上げ層の少なくとも一部を研磨する、第9の実施形態に記載の加工物をバフがけする方法を提供する。
第11の実施形態では、本開示は、前記仕上げ層が塗装又はクリアコートの少なくとも1つを含む、第10の実施形態に記載の加工物をバフがけする方法を提供する。
第12の実施形態では、本開示は、前記基材が自動車車体部品を含む、第10又は第11の実施形態に記載の加工物をバフがけする方法を提供する。
本開示の目的及び利点を以下の非限定的な実施例によって更に例示するが、これらの実施例に記載される特定の材料及びそれらの量、並びに他の条件及び詳細は、本開示を不当に限定するものとして解釈すべきではない。
特に断らないかぎり、実施例及び本明細書の残りの部分における部、百分率、比などはすべて重量に基づいたものである。本明細書で使用する略語「phr」は、100重量部当りの部を意味する。
材料
表1(下記)に各実施例で使用した材料を一覧で示す。
Figure 0006637431
試験方法
坪量
不織布試料の坪量を、ASTM D6242−98「不織布の単位面積質量の標準的試験方法」(Standard Test Method for Mass Unit Area of Nonwoven Fabrics)にしたがって測定した。試料はすべて、試験に先立って相対湿度65±2%及び21±1℃で調整した。24インチ(0.015m)の面積を有する5個の試料片を各ロットから切り出して秤量した。ウェブの坪量を、試料片の質量(g)を試料片の面積(m)で割ることによって求めた(gsm)。
厚さ
不織布ウェブの厚さを、ASTM D5729−97「不織布の厚さの標準的試験方法」(Standard Test Method for Thickness of Nonwoven Fabrics)にしたがって特定の圧力下で測定した、材料の上面と下面との間の距離として求めた。DIGIMATICインジケーター(ミトトヨ・アメリカ社(Mitotoyo America)(イリノイ州オーロラ))を使用してウェブの厚さを測定した。この試験用の圧力フットは直径3.5インチ(88.9mm)であり、加えた荷重は0.5lbs(226.8g)とした。各ロットから5個の試料片を試験し、平均値を報告した。
試験固定具A
試験固定具Aの縮尺図を図5A〜5Bに詳細に示す。試験固定具A(500)は金属で作製した。主要寸法は以下の通りである。すなわち、α=34°、h=0.563インチ(1.43cm);d1=1.80インチ(4.57cm);d2=2.36インチ(5.99cm);及びd3=3.15インチ(8.00cm)。
剛性試験
各研磨物品の堅さを、200ポンド(890N)のロードセル及び空圧グリップを備えたトウィング・アルバート社(Thwing−Albert)(ペンシルベニア州フィラデルフィア)製電子式張試験機を使用して測定した。ここで図5A及び5Bを参照すると、試験固定具A(500)は空気圧式グリップ内に挿入され、試験時に下部グリップが固定具を7.8インチ/分(19.8cm/分)の速度で引っ張る。直径4.0インチ(10.2cm)の4枚のディスクを各不織研磨物品から切り出し、3.15インチ(8.00cm)の上部直径d3及び2.36インチ(5.99cm)の内側下部直径d2を有するテーパ状開口部を有する固定具510の上面のディスクホルダー560内に研磨材料側が上になるようにして置いた。下部空気圧式グリップが固定具を引っ張るにしたがって、直径1.8インチ(4.57cm)の円形プローブ550が下降して、直径4インチ(10.2cm)の研磨材ディスクを押してテーパ状開口部を通り抜けさせた。研磨材ディスクを押して開口部を通り抜けさせるのに要した力の最大量(ポンド)を測定して報告した。
平坦度試験の手順
評価を行う研磨物品の試験試料片(0.5×12インチ(1.27×30.48cm))をカミソリ刃を使用して元のウェブ試料からウェブ横断方向に切り出した。試験試料片を2本の0.5×12インチ(1.27×30.48cm)のスチールバーの間に、新しく切断された縁部が両方のバーの上部と整列するようにして置いて、各試料片の平坦度を顕微鏡で調べるために断面を露出させた。内蔵測定ツールを有する共焦点顕微鏡(キーエンス社(Keyence Corporation)(ニュージャージー州エルムウッド)より販売されるKEYENCE VK9710)を20倍の倍率で使用して、熱処理した面の平坦状態からの偏位の高値及び低値を測定した。最小で6つの測定値(ミクロン)を記録し、平均を取って、表3に報告した。
ポリッシュ磨き試験
手順1
加工物は、18インチ×24インチ(46cm×61cm)の自動車用のベースコート/カラーコート/クリアコート(DuPont RK8148)試験パネル(エーシーティー・ラボラトリーズ社(ACT Laboratories)(ミシガン州ヒルズデール)より入手したもの)とした。
各試験パネルは、薄型仕上げ用ディスクパッド(スリーエム社(3M Company)より入手した3M HOOKIT DISC PAD,5インチ×5/16〜24外径,製品番号:77855)及びP1500グレードの研磨材(スリーエム社(3M Company)より入手した3M HOOKIT FILM DISC 375L,5×NH P1500,製品番号:55709)が取り付けられたランダムオービタルサンダー(スリーエム社(3M Company)(ミネソタ州セントポール)より入手した3M ELITEシリーズ、5インチ,非真空,3/32インチオービット,製品番号:28498)を使用してパネルの表面全体を研磨することによって準備処置を行った。動作空気圧は90psi(345KPa)に維持した。この研磨アセンブリーを選択した試験パネルの部分と接触させて設置し、作動させた。パネルの左上隅から開始して、サンダーを左から右、右から左のパターンで横に動かし、それぞれの前の通過部分と50%の面積が重なるように下方に一定量移動させながら試験し、最後に上から下、下から上のパターンでそれぞれの前の通過部分と50%の面積が重なるように右方向に一定量移動させながら試験した。この研磨工程を表面全体が均一に研磨されるまで繰り返した。研磨残留物を柔らかい布で拭きとった。
この準備工程に続いて、つけられたすり傷を更に本発明の研磨物品及び比較例の研磨物品によって更に取り除いた。試験パネルを4つの6インチ×18インチ(15cm×46cm)の区分に分割し、各区分を、準備工程で述べたものと同じサンダー及びディスクパッドで実施例の直径5インチ(12.7cm)の不織研磨材ディスクを使用して研磨した。サンダーを前後に動かして選択した区分を研磨した。各区分について、全体の研磨時間を40秒とした。研磨残留物を柔らかい布で拭いて除去した。
研磨後、パネルを、パッドアダプター(スリーエム社(3M Company)より入手した3M QUICK CONNECT ADAPTER,製品番号:05750)、8インチ(20cm)のポリッシングパッド(スリーエム社(3M Company)より入手した3M PERFECT−IT FOAM COMPOUNDING PAD,製品番号:05706)、及びコンパウンド(スリーエム社(3M Company)より入手した3M PERFECT−IT RUBBING COMPOUND,製品番号:39060/パイント)を取り付けた電動バフ掛け機(スリーエム社(3M Company)より入手した3M ELECTRIC VARIABLE SPEED POLISHER,製品番号:28391)によりバフ掛けした。バフがけパッドは、コンパウンドの薄い均一なコーティングを塗布することによって調整した。バフがけする試験領域にコンパウンドを塗布し、取り付けられたバフがけパッドのフェイスを用いて分配した。バフがけ装置を試験領域に接して設置し、作動させた。バフがけ装置は、準備工程で述べたものと同じパターンで動作させた。残留したコンパウンドは柔らかい布で拭き取った。
バフがけの後、パネルを、コンパウンド磨き工程で述べたものと同じバフがけ装置、アダプター、及び方法を用いてポリッシュ磨きした。ポリッシュ磨きは、直径8インチ(20cm)のポリッシングパッド(スリーエム社(3M Company)より入手した3M PERFECT−IT FOAM POLISHING PAD,製品番号:05707)及びマシンポリッシュ(スリーエム社(3M Company)より入手した3M PERFECT−IT MACHINE POLISH,製品番号:39061)を使用して行った。各試験領域を、パネルの試験領域内の「荒い(wild)」すり傷及び平坦化特性(ゆず肌の低減)について調べた。各実施例は、ゆず肌が平らにならされており、試験パネル上にすり傷がほとんど、好ましくはまったく残っていない場合にバフがけ試験に合格とした。
手順II
この手順は、3M HOOKIT FINISHING FILM DISC,260L,6インチ(15cm)、P1500砥粒(製品番号:00950)を375Lディスクに置き換えた点以外は手順Iと同様にして行った。
研磨物品の調製
(実施例1)
嵩高いエアレイド不織繊維ウェブを、ランド・マシーン社(Rando Machine Corporation)(ニューヨーク州マセドン)より入手したRANDO−WEBBER装置を使用して、50phrの繊維1、25phrの繊維2、及び25phrの繊維3からなる繊維ブレンドから調製した。このウェブを、1インチ当り25本の針(1cm当り10本の針)の針間隔を有する従来の有刺針を使用して、3.4m/分のライン速度、及び290ストローク/分のストローク速度でニードルタックされた。針の貫通深さは8mmとした。次にそのウェブを45psi(310kPa)の圧力下、218℃でカレンダー加工した。そのウェブを水平な二本ロールコーターへと更に搬送し、ここで73.6phrのPMA、19.3phrのBL16、及び7.1phrのK450を含有するプレボンド樹脂を、26グレイン/24平方インチ(109gsm)の乾燥付加重量(dry add−on weight)で繊維ウェブに塗布した。コーティングしたウェブを、149〜163℃に維持された強制対流オーブンに通して搬送し、滞留時間を3分とした。プレボンド処理して得られた嵩高い繊維ウェブは、77グレイン/24平方インチ(323gsm)の公称坪量を有し、厚さは0.257インチ(6.53mm)であった。
次に、プレボンド樹脂をコーティングし硬化させて得られた嵩高い繊維ウェブを、プレボンドの移動方向に対して直角な方向に往復動する複数のスプレーノズルが収容されたスプレーブース内に搬送した。これらのスプレーノズルを使用して、22.21phrの水、3.70phrのPME、0.002phrのGEO、1.73phrのSR511、0.09phrのDYNOL、17.38phrのPR、0.87phrのTERGITOL、0.19phrのCABOSIL、及び53.83phrのGC3000を含有する研磨スラリーをウェブの上面に噴霧した。この湿潤状態のスラリー付加重量は20グレイン/24平方インチ(84gsm)であった。
得られた研磨ウェブを、177℃に設定された強制対流オーブン中で2分間加熱して研磨スラリーを硬化させた。最終的な不織研磨ウェブは厚さ約0.270インチ(6.9mm)であり、重量は約95グレイン/24平方インチ(399gsm)であった。この不織研磨ウェブからディスク(直径5インチ(12.7cm))を試験用に切り出した。ポリッシュ磨き試験の手順Iを用いた。
(実施例2)
以下の変更を行った以外は実施例1を繰り返した。プレボンド樹脂の乾燥付加重量は、7グレイン/24平方インチ(29gsm)であった。プレボンド樹脂でコーティングし硬化させて得られた嵩高い繊維ウェブは、64グレイン/24平方インチ(269gsm)の公称坪量を有し、厚さは0.259インチ(6.6mm)であった。このプレボンド樹脂でコーティングして硬化させた嵩高い繊維ウェブに、7.0phrの水、23.5phrのPME、0.002phrのGEO、1.6phrのSR511、0.09phrのDYNOL、16.5phrのPR、0.9phrのTERGITOL、0.40phrのCABOSIL、0.9phrのSIA、及び49.0phrのGC6000を含有する研磨スラリーを噴霧した。この湿潤状態のスラリー付加重量は23グレイン/24平方インチ(97gsm)であった。最終的な不織研磨材は、厚さが約0.282インチ(7.2mm)であり、重量が約84グレイン/24平方インチ(353gsm)であった。ポリッシュ磨き試験の手順IIを用いた。図2Aは、実施例2で使用した熱処理された不織繊維ウェブ(上面に高密度化層を有する)を示している。図2Bは、実施例2で作製した研磨物品(上面に研磨材料を有する)を示している。
(実施例3)
以下の変更を行った以外は実施例1を繰り返した。80phrの繊維4及び20phrの繊維5を用いて不織繊維ウェブを作製した。このウェブを45psi(310kPa)の圧力下、166℃でカレンダー加工した。そのウェブを実施例1と同じプレボンド樹脂を用いてロールコートし、乾燥付加重量を7グレイン/24平方インチ(29gsm)とした。プレボンド樹脂でコーティングし硬化させて得られた嵩高い繊維ウェブは、63グレイン/24平方インチ(264gsm)の公称坪量を有し、厚さは0.335インチ(8.5mm)であった。この湿潤状態のスラリー付加重量は20グレイン/24平方インチ(84gsm)であった。最終的な不織研磨材は厚さ約0.351インチ(8.9mm)であり、重量は約76グレイン/24平方インチ(319gsm)であった。ポリッシュ磨き試験の手順Iを用いた。
(実施例4)
以下の変更を行った以外は実施例1を繰り返した。70phrの繊維6及び30phrの繊維2を用いて不織繊維ウェブを作製した。ウェブを実施例1と同じプレボンド樹脂を用いてロールコートして乾燥付加重量を4グレイン/24平方インチ(17gsm)とした。プレボンド樹脂でコーティングし硬化させて得られた嵩高い繊維ウェブは、71グレイン/24平方インチ(297gsm)の公称坪量を有し、厚さは0.262インチ(6.7mm)であった。この湿潤状態のスラリー付加重量は20グレイン/24平方インチ(84gsm)であった。最終的な不織研磨材は厚さ約0.260インチ(6.6mm)であり、重量は約80グレイン/24平方インチ(335gsm)であった。ポリッシュ磨き試験の手順Iを用いた。
(実施例5)
以下の変更を行った以外は実施例1を繰り返した。乾燥状態のプレボンド樹脂付加重量は、5グレイン/24平方インチ(21gsm)であった。プレボンド樹脂でコーティングし硬化させて得られた嵩高い繊維ウェブは、46グレイン/24平方インチ(193gsm)の公称坪量を有し、厚さは0.179インチ(4.5mm)であった。この湿潤状態のスラリー付加重量は16グレイン/24平方インチ(67gsm)であった。最終的な不織研磨材は厚さ約0.181インチ(4.6mm)であり、重量は約57グレイン/24平方インチ(239gsm)であった。ポリッシュ磨き試験の手順Iを用いた。
(実施例6)
以下の変更を行った以外は実施例1を繰り返した。乾燥状態のプレボンド樹脂付加重量は、4グレイン/24平方インチ(17gsm)であった。プレボンド樹脂でコーティングし硬化させて得られた嵩高い繊維ウェブは、77グレイン/24平方インチ(323gsm)の公称坪量を有し、厚さは0.297インチ(7.5mm)であった。この湿潤状態のスラリー付加重量は20グレイン/24平方インチ(84gsm)であった。最終的な不織研磨材は厚さ約0.307インチ(7.8mm)であり、重量は約89グレイン/24平方インチ(374gsm)であった。ポリッシュ磨き試験の手順Iを用いた。
(実施例7)
以下の変更を行った以外は実施例1を繰り返した。このウェブを80psi(552kPa)の圧力下、207℃でカレンダー加工した。ウェブを、61.0phrのPMA、30.0phrのBL16、及び9.0phrのK450を含有するプレボンド樹脂を用いてロールコートして18グレイン/24平方インチ(75gsm)の乾燥付加重量とした。プレボンド樹脂でコーティングし硬化させて得られた嵩高い繊維ウェブは、71グレイン/24平方インチ(297gsm)の公称坪量を有し、厚さは0.216インチ(5.5mm)であった。このプレボンド樹脂でコーティングし硬化させたウェブに、22.21phrの水、3.70phrのPME、0.002phrのGEO、1.73phrのSR511、0.09phrのDYNOL、17.38phrのPR、0.87phrのTERGITOL、0.19phrのCABOSIL、及び53.83phrのC2500を含有する研磨スラリーを噴霧した。この湿潤状態のスラリー付加重量は15グレイン/24平方インチ(63gsm)であった。最終的な不織研磨材は厚さ約0.242インチ(6.1mm)であり、重量は約82グレイン/24平方インチ(343gsm)であった。ポリッシュ磨き試験の手順Iを用いた。
(実施例8)
以下の変更を行った以外は実施例1を繰り返した。乾燥状態のプレボンド樹脂付加重量は、12グレイン/24平方インチ(50gsm)であった。得られた嵩高い繊維ウェブは、76グレイン/24平方インチ(318gsm)の公称坪量を有し、厚さは0.269インチ(6.8mm)であった。プレボンド樹脂でコーティングし硬化させて得られた嵩高い繊維ウェブに、17.40phrの水、2.90phrのPME、0.001phrのGEO、1.37phrのSR511、0.07phrのDYNOL、13.76phrのPR、0.69phrのTERGITOL、0.15phrのCABOSIL、及び63.66phrのPWA5を含有する研磨スラリーを噴霧した。この湿潤状態のスラリー付加重量は22グレイン/24平方インチ(92gsm)であった。最終的な不織研磨材は厚さ約0.277インチ(7.0mm)であり、重量は約92グレイン/24平方インチ(385gsm)であった。ポリッシュ磨き試験の手順Iを用いた。
(実施例9)
以下の変更を行った以外は実施例1を繰り返した。乾燥状態のプレボンド樹脂付加重量は、6グレイン/24平方インチ(25gsm)であった。得られた嵩高い繊維ウェブは、61グレイン/24平方インチ(256gsm)の公称坪量を有し、厚さは0.248インチ(6.3mm)であった。プレボンド樹脂でコーティングし硬化させて得られた嵩高い繊維ウェブに、22.21phrの水、3.70phrのPME、0.002phrのGEO、1.73phrのSR511、0.09phrのDYNOL、17.38phrのPR、0.87phrのTERGITOL、0.19phrのCABOSIL、及び53.83phrのGC4000を含有する研磨スラリーを噴霧した。この湿潤状態のスラリー付加重量は19グレイン/24平方インチ(80gsm)であった。最終的な不織研磨材は厚さ約0.259インチ(6.6mm)であり、重量は約80グレイン/24平方インチ(336gsm)であった。ポリッシュ磨き試験の手順IIを用いた。
比較例A
以下の変更を行った以外は実施例1を繰り返した。プレボンド樹脂でコーティングした繊維ウェブを110psi(758kPa)の圧力下、249℃で2回度カレンダー加工し、2回ロールコートして23グレイン/24平方インチ(97gsm)の総乾燥樹脂付加重量とした。プレボンド樹脂でコーティングし硬化させて得られた嵩高い繊維ウェブは、83グレイン/24平方インチ(348gsm)の公称坪量を有し、厚さは0.187インチ(4.7mm)であった。この樹脂でコーティングし硬化させたウェブに、実施例1で使用した研磨スラリーを14fpm(4.3m/分)で噴霧した。この湿潤状態のスラリー付加重量は18グレイン/24平方インチ(76gsm)であった。最終的な不織研磨材は厚さ約0.174インチ(4.4mm)であり、重量は約95グレイン/24平方インチ(399gsm)であった。ポリッシュ磨き試験の手順Iを用いた。
比較例B
以下の変更を行った以外は実施例1を繰り返した。このウェブを、170ストローク/分のストローク速度でニードルタックし、乾燥状態のプレボンド樹脂付加重量を17グレイン/24平方インチ(71gsm)とした。プレボンド樹脂でコーティングし硬化させて得られた嵩高い繊維ウェブは、68グレイン/24平方インチ(285gsm)の公称坪量を有し、厚さは0.270インチ(6.9mm)であった。このプレボンド樹脂でコーティングし硬化させたウェブを、実施例1で使用したのと同じ条件及び研磨スラリーを用いて噴霧した。この湿潤状態のスラリー付加重量は18グレイン/24平方インチ(76gsm)であった。最終的な不織研磨材は厚さ約0.256インチ(6.5mm)であり、重量は約78グレイン/24平方インチ(327gsm)であった。ポリッシュ磨き試験の手順Iを用いた。図3Aは、比較例Bで使用した熱処理された不織繊維ウェブ(上面に高密度化層を有する)を示している。図3Bは、比較例Bで作製した研磨物品(上面に研磨材料を有する)を示している。
比較例C
以下の変更を行った以外は比較例Aを繰り返した。このプレボンド樹脂でコーティングし硬化させたウェブに、実施例1で使用した研磨スラリーを20fpm(6.1m/分)で噴霧した。この湿潤状態のスラリー付加重量は18グレイン/24平方インチ(76gsm)であった。最終的な不織研磨材は厚さ約0.188インチ(4.8mm)であり、重量は約149グレイン/24平方インチ(625gsm)であった。ポリッシュ磨き試験の手順Iを用いた。
比較例D
以下の変更を行った以外は実施例1を繰り返した。そのウェブは熱処理を行わず、乾燥状態のプレボンド樹脂付加重量は11グレイン/24平方インチ(46gsm)であった。プレボンド樹脂でコーティングし硬化させて得られた嵩高い繊維ウェブは、66グレイン/24平方インチ(277gsm)の公称坪量を有し、厚さは0.398インチ(10.1mm)であった。このプレボンド樹脂でコーティングし硬化させたウェブに、実施例1で使用した研磨スラリーを20fpm(6.1m/分)で噴霧した。この湿潤状態のスラリー付加重量は18グレイン/24平方インチ(76gsm)であった。最終的な不織研磨材は厚さ約0.403インチ(10.2mm)であり、重量は約80グレイン/24平方インチ(336gsm)であった。図4Aは、比較例Dで使用した熱処理しない不織繊維ウェブ(上面にプレボンドが塗布されている)を示している。図4Bは、比較例Dで作製した研磨物品(上面に研磨材料を有する)を示している。ポリッシュ磨き試験の手順Iを用いた。
比較例E
以下の変更を行った以外は実施例1を繰り返した。乾燥状態のプレボンド樹脂付加重量は、6グレイン/24平方インチ(25gsm)であった。プレボンド樹脂でコーティングし硬化させて得られた嵩高い繊維ウェブは、76グレイン/24平方インチ(319gsm)の公称坪量を有し、厚さは0.352インチ(8.9mm)であった。このプレボンド樹脂でコーティングし硬化させたウェブに、実施例1で使用した研磨スラリーを20fpm(6.1m/分)で噴霧した。この湿潤状態のスラリー付加重量は18グレイン/24平方インチ(76gsm)であった。最終的な不織研磨材は厚さ約0.372インチ(9.4mm)であり、重量は約96グレイン/24平方インチ(403gsm)であった。ポリッシュ磨き試験の手順Iを用いた。
試験結果
実施例1〜9及び比較例A〜Cは、手による曲げ試験及びポリッシュ磨き試験にしたがって試験した。その結果を下記表2及び3に示す。
Figure 0006637431
Figure 0006637431
特許証のための上記の出願において引用された、引用文献、特許、又は特許出願はいずれも、一貫した形でそれらの全容を本明細書に参照により援用するものである。援用された参照文献の一部と本願の一部との間に不一致又は矛盾が存在する場合、上記の説明文の情報が優先されるものとする。上記の説明は、当業者をして特許請求された開示内容の実施を可能ならしめるために与えられたものであり、本開示の範囲を限定するものとして解釈されるべきではなく、本開示の範囲は特許請求の範囲及びそのすべての均等物によって定義される。

Claims (12)

  1. 第1及び第2の主面を有し、
    絡み合った繊維を含む嵩高い開放不織繊維ウェブを含み、前記嵩高い開放不織繊維ウェブが、
    前記第1の主面に近接した不織繊維ウェブの部分を含む高密度化外側層であって、前記高密度化外側層内の絡み合った繊維の少なくとも一部が互いに溶融結合された高密度化外側層と、
    前記高密度化外側層上にコーティングされた研磨材料であって、バインダー材料と前記バインダー材料中に保持された研磨材粒子を含み、前記研磨材粒子が1〜15ミクロンの範囲のメジアン粒径D50を有する研磨材料と、を更に含み、
    0.1ポンド以上5.0ポンド以下(0.45kg以上2.27kg以下)の剛性試験力を有する、高光沢仕上げ用研磨物品。
  2. 前記嵩高い開放不織繊維ウェブがニードルタックされた、請求項1に記載の高光沢仕上げ用研磨物品。
  3. 前記嵩高い開放不織繊維ウェブ上にそのほぼ全体にわたってプレボンド樹脂が配置されている、請求項1又は2に記載の高光沢仕上げ用研磨物品。
  4. 前記第2の主面が前記研磨材料を含まない、請求項1〜3のいずれか1項に記載の高光沢仕上げ用研磨物品。
  5. 前記研磨物品が200〜400g/m2の範囲の坪量を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の高光沢仕上げ用研磨物品。
  6. 前記第1の主面がほぼ平坦である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の高光沢仕上げ用研磨物品。
  7. 前記研磨材料が連続的である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の高光沢仕上げ用研磨物品。
  8. 前記研磨材粒子が、JIS1000〜JIS6000の範囲の研磨材の工業的に指定された公称等級に適合する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の高光沢仕上げ用研磨物品。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の高光沢仕上げ用研磨物品の前記第1の表面を加工物と摩擦接触させる工程と、
    前記加工物及び前記高光沢仕上げ用研磨物品の少なくとも一方を他方に対して動かして加工物の少なくとも一部を研磨する工程と、を含む、加工物をバフがけする方法。
  10. 前記加工物が基材上に配置された仕上げ層を備え、前記高光沢仕上げ用研磨物品が前記仕上げ層の少なくとも一部を研磨する、請求項9に記載の加工物をバフがけする方法。
  11. 前記仕上げ層が塗料又はクリアコートの少なくとも1つを含む、請求項10に記載の加工物をバフがけする方法。
  12. 前記基材が自動車車体部品を含む、請求項10又は11に記載の加工物をバフがけする方法。
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