JP6631245B2 - 炭化水素の改質用触媒の製造方法及び軽質炭化水素の改質方法 - Google Patents
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Description
以下、本発明の好ましい一具体例を示しつつ、本発明の軽質炭化水素の改質用触媒の製造方法について、詳細に説明する。
上記のいずれの製造方法でも、課題を解決することができて問題無いが、製造の簡易性からは、後者の方が好ましい。
なお、本発明における、改質用触媒中の質量割合を算出する際の、母数となる改質用触媒の質量とは、焼成後触媒質量である。
次に、本発明の改質触媒を用いた軽質炭化水素の改質方法について説明する。この改質方法では、上述した触媒を還元した触媒の存在下、硫黄化合物を含有した軽質炭化水素と水蒸気とを接触させて、軽質炭化水素を改質して水素や一酸化炭素等を生成する。軽質炭化水素がメタンの場合は水蒸気との間では、式(1)で表わされるような、スチームリフォーミングが進行する。
CO+H2O→H2+CO2 (2)
硝酸ニッケルと硝酸マグネシウムを各金属元素のモル比が0.1:0.9になるように、硝酸ニッケル・6水和物を6.32g、硝酸マグネシウム・6水和物を50.12g精秤して、500mLの60℃の純水に溶かして、60℃に加温した混合水溶液を調製したものに、炭酸カリウム30.0gを精秤して、250mLの60℃の純水に溶かして、60℃に加温した炭酸カリウム水溶液を250mL/min程度にゆっくり加え、ニッケルとマグネシウムを水酸化物として共沈させ、撹拌羽根で400rpm程度で十分に撹拌した。その後、60℃に保持したまま1時間程度撹拌を続けて熟成を行った後、吸引ろ過を行い、80℃の純水で数回、洗浄と吸引ろ過を行った。洗浄の確認は、ろ液のpHが中性になっていることを、ポータブルpHメーターやpH試験紙で確認することができる。その後、得られた沈殿物を純水400mL程度の純水に分散させ、アルミナゾルをアルミナとして5質量%となるように加えて、撹拌羽根で350rpm程度で十分混合したものをナスフラスコに移してロータリーエバポレーターに取り付け、減圧下で約50℃に加温することで、水分を蒸発させた。ナスフラスコ内で固化したニッケルとマグネシウムとアルミナの混合物を蒸発皿に移して、120℃で約24時間乾燥した後、乳鉢で粉砕後、粉末をるつぼに移して、空気中950℃で約20時間焼成を行い、Ni0.1Mg0.9Oにアルミナが5質量%混合した触媒を得た。得られた触媒の粉末を、加圧成型器を用いて20mmφの錠剤にプレス成型し、プレス成型体を粗粉砕することで、篩を用いて、0.5〜1.0mmに粒度調整した。得られた触媒の成分は、各実施例及び比較例とともに、表2に示すが、触媒全体量を100質量%として、金属としてニッケル及びマグネシウムの質量%と、酸化物としてアルミナの質量%を示している。
実施例1において、Ni0.1Mg0.9Oにアルミナが10質量%混合した触媒とした以外は、全て実施例1と同じ条件で評価した。その結果、表2のNo.3のように、24時間後でもメタン転化率が80%を保持でき、最も高活性を保持できることがわかった。
実施例1において、Ni0.1Mg0.9Oにアルミナが20質量%混合した触媒とした以外は、全て実施例1と同じ条件で評価した。その結果、表2のNo.4のように、24時間後でもメタン転化率が71%を保持できた。
実施例1において、Ni0.1Mg0.9Oにアルミナが30質量%混合した触媒とした以外は、全て実施例1と同じ条件で評価した。その結果、表2のNo.5のように、24時間後でもメタン転化率が58%を保持できた。
実施例1において、Ni0.1Mg0.9Oにアルミナを混合しない触媒した以外は、全て実施例1と同じ条件で評価した。その結果、表2のNo.1のように、メタン転化理鬱は7時間の時点で40%まで低下して、非常に活性が低かった。
実施例1において、Ni0.1Mg0.9Oにアルミナが40質量%混合した触媒とした以外は、全て実施例1と同じ条件で評価した。その結果、表2のNo.6のように、メタン転化率は24時間は保持できたが、18%まで低下した。
実施例1において、Ni0.1Mg0.9Oにアルミナが50質量%混合した触媒とした以外は、全て実施例1と同じ条件で評価した。その結果、表2のNo.7のように、メタン転化率は21時間の時点で、0%となった。
実施例1において、ニッケルとマグネシウムを各金属のモル比が0.06:0.94になるようにしたNi0.06Mg0.94Oにアルミナが10質量%混合した触媒とした以外は、全て実施例1と同じ条件で評価した。その結果、表3のNo.8のように、24時間後でもメタン転化率が72%を保持でき、高活性を保持できることがわかった。
実施例1において、ニッケルとマグネシウムを各金属のモル比が0.2:0.8になるようにしたNi0.2Mg0.8Oにアルミナが10質量%混合した触媒とした以外は、全て実施例1と同じ条件で評価した。その結果、表3のNo.9のように、24時間後でもメタン転化率が96%を保持でき、高活性を保持できることがわかった。
触媒調製において、硝酸ニッケル、硝酸マグネシウム、硝酸アルミニウムを各金属元素のモル比が0.091:0.822:0.087になるように、硝酸ニッケル・6水和物を5.983g、硝酸マグネシウム・6水和物を47.479g、硝酸アルミニウム・9水和物を7.358g精秤し、500mLの60℃の純水に溶かして、60℃に加温した混合水溶液を調製した。この混合水溶液に、炭酸カリウム29.4gを精秤して、250mLの60℃の純水に溶かして、60℃に加温した炭酸カリウム水溶液を250mL/min程度にゆっくり加え、ニッケル、マグネシウム、アルミニウムを水酸化物として共沈させ、撹拌羽根で400rpm程度で十分に撹拌した。その後、60℃に保持したまま1時間程度撹拌を続けて熟成を行った後、吸引ろ過を行い、80℃の純水で数回、洗浄と吸引ろ過を行った。各水溶液の温度は、アルコール温度計を水溶液中に挿入して測定した。洗浄の確認は、ろ液のpHが中性になっていることを、ポータブルpHメーターやpH試験紙で確認することができる。
触媒調製において、Ni0.2Mg0.8Oへアルミナ10質量%混合に相当する触媒とする以外は、実施例7と同様に改質反応を行った。その結果、表4の実施例8に示すように、24h反応時点で転化率が97.8%となり、調製方法が異なっても、触媒組成が同じ実施例6と同様に、高活性を保持できることがわかった。
硝酸ニッケル水溶液をアルミナ粉末に、20質量%となるように含浸した酸化物を蒸発皿に移して、120℃で約24時間乾燥した後、粉末をるつぼに移して、空気中500℃で約20時間焼成を行いニッケル/アルミナ触媒を得た以外は、実施例1と同じ条件で評価した。その結果、表5のNo.12のように、メタン転化率は10時間の時点で、0%となった。従来の担持法による触媒では、活性低下が非常に低いことがわかる。
アセチルアセトナートルテニウム水溶液をアルミナ粉末に、5質量%となるように含浸した酸化物を蒸発皿に移して、120℃で約24時間乾燥した後、粉末をるつぼに移して、空気中500℃で約20時間焼成を行いルテニウム/アルミナ触媒を得た以外は、実施例1と同じ条件で評価した。その結果、表6のNo.13のように、メタン転化率は75.7%となった。本発明の触媒の性能と同等レベルであるが、貴金属であることから、触媒コストが高価であり、本発明の方が低コストで製造可能である。
アセチルアセトナート白金水溶液をアルミナ粉末に、5質量%となるように含浸した酸化物を蒸発皿に移して、120℃で約24時間乾燥した後、粉末をるつぼに移して、空気中500℃で約20時間焼成を行い白金/アルミナ触媒を得た以外は、実施例1と同じ条件で評価した。その結果、表7のNo.14のように、メタン転化率は82.5%となった。本発明の触媒の性能と同等レベルであるが、比較例5のルテニウム以上に高価であることから、触媒コストが高価であり、本発明の方が低コストで製造可能である。
硝酸ニッケル、硝酸セリウム、及び、硝酸マグネシウムを各金属元素のモル比が0.1:0.1:0.8になるように精秤して、60℃の加温で混合水溶液を調製したものに、60℃に加温した炭酸カリウム水溶液をゆっくり加え、ニッケル、セリウム、及び、マグネシウムを水酸化物として共沈させ、撹拌羽根で十分に撹拌した。その後、60℃に保持したまま一定時間撹拌を続けて熟成を行った後、吸引ろ過を行い、80℃の純水で十分に洗浄を行った。その後、得られた沈殿物にアルミナゾルをアルミナとして50質量%となるように加えて、撹拌羽根で十分混合したものをナスフラスコに移してロータリーエバポレーターに取り付け、減圧下で約50℃に加温することで、水分を蒸発させた。ナスフラスコ内で固化したニッケルとセリウムとマグネシウムとアルミナの混合物を蒸発皿に移して、120℃で約24時間乾燥した後、乳鉢で粉砕後、粉末をるつぼに移して、空気中950℃で約20時間焼成を行い、Ni0.1Ce0.1Mg0.8Oにアルミナが50質量%混合した触媒を得た。得られた触媒の粉末を、加圧成型器を用いて20mmφの錠剤にプレス成型し、プレス成型体を粗粉砕することで、0.5〜1.0mmに粒度調整して、実施例1と同じ条件で評価した。
比較例7において、アルミナゾルをアルミナとして30質量%となるように加えて、Ni0.1Ce0.1Mg0.8Oにアルミナが30質量%混合した触媒を得ること以外は、実施例1と同じ条件で評価した。
実施例2で調製したNi0.1Mg0.9Oにアルミナが10質量%混合した触媒を用いて、実施例1の改質反応において、常圧で模擬都市ガス(メタンが89.6%、エタンが5.6%、プロパンが3.4%、ノルマルブタンが1.4%)を12ml、H2Sを3ppmとなる濃度とし、(水蒸気モル数)/(上記模擬都市ガス中の炭素のモル数)=3となるよう、純水を精密ポンプで水蒸気として42ml/min導入しながら、0.1MPaの反応圧力で24時間実験を行った。本条件での触媒体積当たりのガス導入速度を表わす空間速度(SV)は40,000h−1であり、通常の水素製造条件と比べ約10倍の流速で、加速試験条件となる。その結果、表9のNo.17のように、24時間経過後でもメタン転化率が91%を保持し、エタン、プロパン、ブタンは転化率99%以上であった。原料ガスが都市ガス成分でも、メタンのみと同様に高活性を示した。エタン、プロパン、ブタンは分解しやすく、炭素析出量が大きくなる問題があるが、本発明での触媒では、24時間の加速試験後でも、炭素析出率は1質量%以下であった。
実施例6で調製したNi0.2Mg0.8Oにアルミナが10質量%混合した触媒を用いて、実施例9と同様に、改質反応を行った。その結果、表9のNo.18のように、24時間経過もメタン転化率が97%を保持し、エタン、プロパン、ブタンは転化率ほぼ100%であった。実施例7よりも、更に高活性、長寿命を示した。エタン、プロパン、ブタンは分解しやすく、炭素析出量が大きくなる問題があるが、本発明での触媒では、24時間の加速試験後でも、炭素析出率は約2質量%であった。
実施例1において、ニッケルとマグネシウムを各金属のモル比が0.2:0.8になるようにしたNi0.2Mg0.8Oにアルミナが5質量%混合した触媒を用いる以外は、実施例9と同様に、改質反応を行った。その結果、表9のNo.19のように、24時間経過もメタン転化率が93%を保持し、エタン、プロパン、ブタンも転化率は98%以上であった。エタン、プロパン、ブタンは分解しやすく、炭素析出量が大きくなる問題があるが、本発明での触媒では、24時間の加速試験後でも、炭素析出率は約2.5質量%であった。
実施例1において、ニッケルとマグネシウムを各金属のモル比が0.2:0.8になるようにしたNi0.2Mg0.8Oにアルミナが30質量%混合した触媒を用いる以外は、実施例9と同様に、改質反応を行った。その結果、表9のNo.20のように、24時間経過もメタン転化率が89%を保持し、エタン、プロパン、ブタンも転化率は95%以上であった。エタン、プロパン、ブタンは分解しやすく、炭素析出量が大きくなる問題があるが、本発明での触媒では、24時間の加速試験後でも、炭素析出率は約1.8質量%であった。
実施例1において、ニッケルとマグネシウムを各金属のモル比が0.3:0.7になるようにしたNi0.3Mg0.7Oにアルミナが10質量%混合した触媒を用いて、実施例7と同様に、改質反応を行った。その結果、表9のNo.21のように、24時間経過もメタン転化率が99.2%を保持し、エタン、プロパン、ブタンは転化率100%であった。実施例8よりも、更に高活性、長寿命を示した。エタン、プロパン、ブタンは分解しやすく、炭素析出量が大きくなる問題があるが、本発明での触媒では、24時間の加速試験後でも、炭素析出率は約3質量%であった。
実施例7で調製したNi0.1Mg0.9Oにアルミナが10質量%混合した触媒を用いて、実施例9と同様に、改質反応を行った。その結果、表10のNo.22のように、24時間経過もメタン転化率90%を保持し、エタン、プロパン、ブタンも転化率は95%以上であった。エタン、プロパン、ブタンは分解しやすく、炭素析出量が大きくなる問題があるが、本発明での触媒では、24時間の加速試験後でも、炭素析出率は約1.8質量%であった。別の触媒調製法でも、同様に高い活性を発現した。
実施例8で調製したNi0.2Mg0.8Oにアルミナが10質量%混合した触媒を用いて、実施例9と同様に、改質反応を行った。本実施例では48時間まで反応を行った。その結果、表10のNo.23のように、24時間経過はメタン、エタン、プロパン、ブタンとも転化率は99%以上であった。さらに、48時間経過後でも、メタン転化率は98%、エタン転化率は99%、プロパン、ブタンの転化率は100%であった。本発明での触媒では、48時間の加速試験後でも、炭素析出率は約0.6質量%であった。別の触媒調製法でも、同様に高い活性を発現した。
比較例4で調製したニッケル/アルミナ触媒を用いて、実施例7と同様に、改質反応を行った。その結果、表11のNo.24のように、比較例4と同様に、メタン転化率は12時間程度で0%になり、エタン、プロパン、ブタンの転化率も数%まで低下した。さらに、炭素析出率も12質量%と非常に大きくなった。
実施例6で調製したNi0.2Mg0.8Oにアルミナが10質量%混合した触媒を用いて、実施例1の改質反応において、常圧でプロパンガス(プロパンが98%、エタンが0.4%、イソブタンが1.6%、硫黄分が8ppm)を5.7ml、(水蒸気モル数)/(上記模擬都市ガス中の炭素のモル数)=3となるよう、純水を精密ポンプで水蒸気として51.5ml/min導入しながら、0.1MPaの反応圧力で24時間実験を行った。ここで、プロパンガスには、付臭剤として硫黄分が8ppm添加されている。本条件での触媒体積当たりのガス導入速度を表わす空間速度(SV)は40,000h−1であり、通常の水素製造条件と比べ約10倍の流速で、加速試験条件となる。その結果、表12のNo.25に示すように、24時間経過後でもプロパン転化率が98%を保持し、エタン、ブタンは転化率100%であった。原料ガスがプロパンガスでも、メタンのみ、あるいは、都市ガス成分と同様に高活性を示した。
実施例11で調製したNi0.2Mg0.8Oにアルミナが5質量%混合した触媒を用いて、実施例16と同様の改質反応を行った。その結果、24時間経過後でもプロパン転化率が95%を保持し、エタン、ブタンは転化率100%であった。原料ガスがプロパンガスでも、メタンのみ、あるいは、都市ガス成分と同様に高活性を示した。
実施例12で調製したNi0.2Mg0.8Oにアルミナが30質量%混合した触媒を用いて、実施例16と同様の改質反応を行った。その結果、24時間経過後でもプロパン転化率が95%を保持し、エタン、ブタンは転化率100%であった。原料ガスがプロパンガスでも、メタンのみ、あるいは、都市ガス成分と同様に高活性を示した。
実施例8で調製したNi0.2Mg0.8Oにアルミナが10質量%混合に相当する触媒を用いて、実施例16と同様の改質反応を行った。その結果、24時間経過後でもプロパン転化率が98%を保持し、エタン、ブタンは転化率ほぼ100%であった。別の触媒調製によって調製した触媒でも、原料ガスがプロパンガスでも、メタンのみ、あるいは、都市ガス成分と同様に高活性を示した。
Claims (5)
- ニッケル化合物とマグネシウム化合物との割合が、ニッケルとマグネシウムのモル比で、0.05/0.95〜0.3/0.7となるような混合溶液に、沈殿剤を添加して、ニッケルとマグネシウムを共沈させて水和物の沈殿物を生成し、
当該沈殿物に、アルミナゾル、または、アルミナ粉末と水とを、得られる軽質炭化水素の改質用触媒中のアルミナの含有量において5〜30質量%となるように加え、混合して混合物を生成し、
当該混合物を乾燥及び焼成して製造した軽質炭化水素の改質用触媒を用いて、
軽質炭化水素を改質して、水素及び一酸化炭素を得ることを特徴とする軽質炭化水素の改質方法。 - 前記ニッケル化合物とマグネシウム化合物との割合が、ニッケルとマグネシウムのモル比で、0.2/0.8〜0.3/0.7(すなわちNi/Mg=0.25〜0.43)となるように製造した前記軽質炭化水素の改質用触媒を用いることを特徴とする請求項1に記載の軽質炭化水素の改質方法。
- 前記アルミナの含有量において5〜20質量%となるように製造した前記軽質炭化水素の改質用触媒を用いることを特徴とする請求項1または2に記載の軽質炭化水素の改質方法。
- 前記軽質炭化水素中に、硫黄化合物を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の軽質炭化水素の改質方法。
- 前記軽質炭化水素が、メタン含有ガスであることを特徴とする請求項4に記載の軽質炭化水素の改質方法。
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