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JP6614831B2 - 情報処理装置、及び、情報処理装置の電力状態を制御する方法 - Google Patents

情報処理装置、及び、情報処理装置の電力状態を制御する方法 Download PDF

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Description

本発明は、センサを備える情報処理装置、及び、情報処理装置の電力状態を制御する方法に関する。
近年、環境意識が高まる中、複写機等の画像形成装置が所定時間使用されなかった場合に、画像形成装置は、プリンタ部やスキャナ部などへの電力供給を停止する省電力状態に移行することで、待機時の消費電力の低減を図っている。
一方、省電力状態に移行した画像形成装置をユーザが使用する場合、ユーザは、画像形成装置を省電力状態から復帰させるためのボタンを押下する必要があった。また、ユーザは、ボタンを押下してから、画像形成装置の前で画像形成装置が使用可能な状態になるまで待たなければならなかった。そこで、近年、人を検知するためのセンサ(以下、人体検知センサとする)によって人が検知されたときに自動的に省電力状態から復帰する画像形成装置が登場している。
しかしながら、共用スペースに設置されることが多い画像形成装置の周囲には、画像形成装置のユーザだけでなく、画像形成装置の前を通過するだけの通行人も存在する。そのため、人体検知センサが通行人を検知することによって、画像形成装置が誤復帰してしまうことがあった。このため、画像形成装置に近づく人がユーザなのか通行人なのかを賢く判断する画像形成装置が要望されている。
特許文献1には、画像形成装置の周囲の熱を検知する複数の素子を有する赤外線アレイセンサを有する画像形成装置が開示されている。特許文献1では、赤外線アレイセンサによって取得される温度分布パターンが、予め記憶されているパターンと類似する場合に、画像形成装置を省電力状態から復帰させている。
特開2013−20048号公報
特許文献1では、例えば、ユーザが原稿を手に持っている状態を示したパターンと赤外線アレイセンサによって取得された温度分布パターンとを比較して、画像形成装置の省電力状態からの復帰を制御している。しかしながら、ユーザが手に持つ原稿の温度は周囲環境の温度と同様に変化するため、赤外線アレイセンサによって取得される温度分布パターンから原稿の有無を特定するのは、非常に困難である。その結果、ユーザが原稿を手に持たないのに画像形成装置が省電力状態から復帰する誤検知が発生してしまう。
周囲環境の温度の影響を受けるのは、上記した原稿などに限らない。当然、人の表面温度も周囲環境の温度の影響を受ける。例えば、人の手の表面温度は、周囲環境の温度に大きく影響を受けることが知られている。従って、センサによって取得された温度分布パターンから人の手を特定するのも、非常に困難である。また、人の腹部の表面温度は、周囲の環境温度にあまり影響されないことが知られているが、着衣によって、センサは、腹部の表面温度を正確に取得するのが困難である。
様々な温度環境下におかれる画像形成装置においては、周囲環境の温度に影響されない安定した人の検出が求められる。そこで、本願発明者は、人の顔の表面温度が周囲環境の温度の影響を受けにくく、且つ、着衣の影響を受けないことに着目した。さらに、本願発明者は、画像形成装置と人体との距離を把握するパラメータとして人の顔の位置が安定していることに着目した。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであって、人の顔の位置と考えられる点の位置を用いることによって、様々な温度環境下で安定して人の位置を把握することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の情報処理装置は、温度データを出力する複数の素子を有するセンサを備える情報処理装置であって、前記複数の素子の中から所定温度以上の温度データを出力する1又は複数の素子を特定する特定手段と、前記特定手段によって特定された前記1又は複数の素子の中から最大サイズの熱源に対応する複数の素子を選択する選択手段と、前記選択手段によって選択された複数の素子から構成される領域の1又は複数の特徴点の位置を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された前記1又は複数の特徴点の位置に基づいて、前記情報処理装置の電力状態を所定の電力状態に移行する移行手段と、を備える。
本発明によれば、人の顔の位置と考えられる点の位置を用いることによって、様々な温度環境下で安定して人の位置を把握することができる。
画像形成装置の外観図 画像形成装置のブロック図 省電力状態の画像形成装置を示す図 赤外線アレイセンサの検出エリアを示す図 (A)低温環境下における温度分布データ、背景温度データ及び熱源画素の分布を示す図(B)室温環境下における温度分布データ、背景温度データ及び熱源画素の分布を示す図(C)高温環境下における温度分布データ、背景温度データ及び熱源画素の分布を示す図 マイコンの解析結果を示した図 ユーザ検出処理フローを示した図 ユーザが画像形成装置の正面からまっすぐに接近するケースを示した図 ユーザが画像形成装置の正面を横切るケースを示した図
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
図1は、画像形成装置10の外観図である。
画像形成装置10は、コピー機能、スキャン機能、ファックス機能、プリント機能などの様々な機能を備えるMFP(Multifunction Peripheral)である。フィニッシャ20は、コピーやプリントを実行した後、印字された用紙をトレイ21やトレイ22に排紙する。なお、画像形成装置10は、内部にある胴内排紙部11にも排紙を行うことができる。フィニッシャ20は、画像形成装置10のオプション機器であり、フィニッシャ20が画像形成装置10に装着されない場合には、胴内排紙部11に印刷済みの用紙が出力される。また、画像形成装置10では、コピーやFAX等の機能に応じて、フィニッシャ20の各トレイ21及び22や画像形成装置10の胴内排紙部11に振り分けて排紙することができる。また、画像形成装置10の側面には、電源スイッチ30が設けられている。
図2は、画像形成装置10のブロック図である。画像形成装置10は、画像形成装置10の動作を統括するコントローラ200、電源部100、スキャナ部300、プリンタ部400、操作部500、及び、センサ部600を有する。コントローラ200は、操作部500、スキャナ部300、及びプリンタ部400と通信可能である。
コントローラ200は、CPU201、RAM202、ROM203、電源制御部204、入出力I/F205、及び、LANコントローラ206を備える。そして、それらはシステムバス207に接続されている。また、コントローラ200は、HDD208、画像処理部209、スキャナI/F210及びプリンタI/F211を備える。そして、それらは画像バス212に接続されている。
CPU201は、ROM203に記憶された制御プログラム等に基づいて、CPU201にシステムバス207を介して接続される各デバイスを制御する。RAM202は、CPU201のシステムワークメモリである。RAM202には、画像データが一時的に記憶される。ROM203には、画像形成装置10のブートプログラムなどが格納されている。
電源制御部204は、画像形成装置10の各部への電力供給を制御する。電源制御部204は、CPU201からの指示、操作部500からの割り込み、LANコントローラ206から割り込みなどに基づいて、画像形成装置10の各部への電力供給を制御する。また、電源制御部204は、電源スイッチ30の状態を監視している。電源制御部204は、電源スイッチ30がユーザの操作によってオフになると、電源スイッチ30がオフになったことをCPU201に通知する。電源スイッチ30がオフになったことが通知されたCPU201は、ファイルのクローズ、アプリケーションの終了、OSの終了を行うシャットダウン処理を実行する。その後、CPU201は、電源制御部204に対して電源停止の指示を行う。電源制御部204は、電源停止の指示を受信すると、電源部100を制御して、画像形成装置10の各部への電力供給を停止する。
入出力I/F205は、操作部500の表示部に表示される画像データを操作部500に送信したり、操作部500の各種キーが押下されたことをCPU201に通知したり、するインターフェースである。LANコントローラ206は、ネットワーク50に接続される外部装置60と情報の送受信を行う。HDD208は、ハードディスクドライブであり、システムソフトウェアや画像データを格納する。
画像処理部209は、画像処理を行うためのものであり、RAM202に記憶された画像データを読み出し、画像の拡大または縮小、及び色調整などの画像処理を行う。スキャナI/F210は、スキャナ部300のスキャナ制御部301と通信するためのインターフェースである。プリンタI/F211は、プリンタ部400のプリンタ制御部401と通信するためのインターフェースである。画像バス212は、画像データをやり取りするための伝送路であり、PCIバスやIEEE1394等のバスで構成されている。
操作部500は、ユーザインターフェースを提供するタッチパネル、印刷部数を選択するためのキー、及び、プリントやスキャンの開始を実行するスタートキーなどを有する。
なお、画像形成装置10は、NFCリーダライタ、Bluetooth(登録商標)モジュール等のユーザの持つ携帯端末とデータをやり取りするためのインターフェースを備えていてもよい。
スキャナ部300は、原稿から光学的に画像を読み取り画像データを生成する。スキャナ部300は、スキャナ制御部301と、スキャナ駆動部302とを有している。スキャナ駆動部302は原稿を読み取る読取ヘッドを移動させるための駆動部、原稿を読取位置まで搬送するための駆動部などを含む。スキャナ制御部301は、スキャナ駆動部302の動作を制御する。スキャナ制御部301は、スキャナ処理を行う際にユーザによって設定された設定情報をCPU201との通信により受信し、当該設定情報に基づいてスキャナ駆動部302の動作を制御する。
プリンタ部400は、電子写真方式に従って記録媒体(用紙)に画像を形成する。このプリンタ部400は、プリンタ制御部401とプリンタ駆動部402とを有している。プリンタ駆動部402は、図示しない感光ドラムを回転させるモータ、定着器を加圧するための機構部、ヒータなどを含む。プリンタ制御部401は、プリンタ駆動部402の動作を制御する。プリンタ制御部401は、プリント処理を行う際にユーザによって設定された設定情報をCPU201との通信により受信し、当該設定情報に基づいてプリンタ駆動部402の動作を制御する。
センサ部600は、赤外線アレイセンサ(以下、適宜、センサ601と呼ぶ)601と、マイコン602とを有する。画像形成装置10が省電力状態のときでも、センサ部600には電力が供給されている。なお、省電力状態のときに、マイコン602への電力供給を適宜停止しても良い。ただし、マイコン602への電力供給を停止する場合、センサ601が所定の温度を検出すると(例えば所定温度以上の温度が検出されると)、マイコン602に電力が供給されるように構成する必要がある。なお、通常電力状態のときに、センサ部600への電力供給を停止しても良い。
マイコン602は、例えばワンチップマイコンであり、図示しないプロセッサ、ROM、RAM等を有し、プロセッサは、ROMに格納されたプログラムを読みだして動作する。なお、本実施形態では、センサ部600内にマイコン602を設ける例について説明したが、操作部500に設けられるマイコンで、センサ部600のマイコン602を代用しても良い。
マイコン602は、後述する図7のフローチャートの各ステップを実行することにより、センサ601の検出結果を処理して、画像形成装置10のユーザが存在するかどうかを判断する。そして、マイコン602は、画像形成装置10のユーザが存在すると判断した場合に、画像形成装置10を省電力状態から通常電力状態に移行させる。マイコン602が画像形成装置10を省電力状態から通常電力状態に移行させると判断した場合、スリープ復帰指示を入出力I/F205を介して、電源制御部204に通知する。電源制御部204は、スリープ復帰指示を受けると、電源部100を制御して、画像形成装置10を省電力状態から通常電力状態に復帰させる。
図3は、省電力状態の画像形成装置を示している。省電力状態では、画像形成装置10のプリンタ部400やスキャナ部300への電力供給を停止して、待機時の消費電力を低減している。画像形成装置10が省電力状態とき、RAM202、LANコントローラ206、電源制御部204、センサ部600、操作部500及び入出力I/F205に電力が供給されているが、その他の部分への電力供給が停止されている。
省電力状態のときに復帰要因を検知した場合、画像形成装置10は、省電力状態から通常電力状態に復帰する。復帰要因とは、例えば、操作部500がユーザによって操作されたこと、センサ部600のマイコン602が画像形成装置10のユーザが存在すると判断したこと、LANコントローラ206が外部装置からデータを受信したこと、である。
通常電力状態では、電源部100から画像形成装置10の各部に電力が供給される。通常電力状態は、コピー機能など画像形成装置10が備える各種機能を実行することが可能な状態である。操作部500が一定時間操作されず、かつ外部装置60からジョブを受信しない場合、画像形成装置10は通常電力状態から省電力状態に移行する。
図4は、赤外線アレイセンサの検出エリアを示す図である。
本実施形態の赤外線アレイセンサ601は、赤外線を受信する素子を複数有するセンサである。本実施形態では、複数の素子がM×N(例えば、8×8)の格子状に配列されている。なお、M、Nは自然数であり、MとNは同一の値であってもよい。赤外線アレイセンサ601の各素子は、熱源(対象物)から放射される赤外線を受信し、受信した赤外線の強度に基づいて熱源の温度データを出力する。マイコン602は、赤外線アレイセンサの各素子から温度データを取得する。赤外線アレイセンサ601の各素子から取得した温度データの集合体を温度分布データとする。マイコン602は、センサ601から取得した温度分布データを用いて、画像形成装置10を使用するユーザが存在するかどうかを判断する。
なお、マイコン602が人を検出する精度は、人から放射される熱(Signal)と周囲環境から放射される熱(Noise)との比(S/N比)が大きければ大きいほど良い。低温環境下(例えば、約9℃〜12℃)で人(体温:約35℃)を検出する場合のS/N比は、高温環境下(例えば、約29℃〜32℃)で人(体温:約35℃)を検出する場合のS/N比より、大きい。よって、低温環境下で人を検出する方が、人の検出精度が高くなる。
しかしながら、画像形成装置10が置かれる環境は、必ずしも低温環境下とは限らない。設置される国、季節、暖房などによって、画像形成装置10が高温環境下に置かれる場合もある。したがって、様々な温度環境下において人の位置を正確に把握する必要がある。
そこで、本実施形態では、センサ601は、周囲環境の温度による影響が小さい「顔」の温度を検出できるように、配置されている。人体の部位の中で周囲環境の温度による影響が小さい部位は、「顔」以外にもあるが、着衣の影響を受けない肌が露出する部位である「顔」が最適である。「顔」の温度を検出するために、センサ601は、検出エリアが画像形成装置10の前面の斜め上方となるように向けられている。
検出エリアが画像形成装置10の前面の斜め上方となるようにセンサ601を向けたことによって、床に置かれた他の画像形成装置40、卓上のPC50及び椅子に座る人が検出エリア外となる。これにより、他の画像形成装置40、卓上のPC50及び椅子に座る人によって、画像形成装置10が省電力状態から誤復帰するのを防止することができる。
マイコン602は、所定時間毎に、赤外線アレイセンサ601の各素子の温度を取得する。このマイコン602には、画像形成装置10が省電力状態のときでも電力が供給されている。なお、マイコン602は、センサ601の各素子の温度を取得する期間だけ復帰しても良い。また、センサ601の素子が検知した温度が所定温度以上になった場合に、素子がマイコン602に対して割り込み信号を出力しても良い。このように構成することによって、割り込み信号が入力されたときだけマイコン602に通電されるので、マイコン602の消費電力を低減することができる。
図5は、赤外線アレイセンサ601から取得した温度分布データ及び熱源の分布を示す図である。
図5(A)は、低温環境下(約9℃〜12℃)における熱源の分布を示している。図5(B)は、室温環境下(約20℃〜23℃)における熱源の分布を示している。図5(C)は、高温環境下(約29℃〜32℃)における熱源の分布を示している。図5(A)、図5(B)及び図5(C)の何れの場合も、人が画像形成装置10の正面に立っている状況は同じである。
図5に開示される赤外線アレイセンサ601は、64個の赤外線受信素子が8×8の格子状に配列された赤外線アレイセンサである。以下の説明では、赤外線アレイセンサ601の赤外線受信素子の位置を指定する場合、素子(x座標、y座標)の標記で示す。
図5(A)の上段には、センサ601から取得された現在の温度分布データが示されている。図5(A)の中段には、センサ601から取得された過去の温度分布データ(以下、背景温度データと呼ぶ。)が示されている。この背景温度データは、人が画像形成装置10の正面に立っていないときに取得されたデータであって、画像形成装置10の周囲の環境を表している。マイコン602は、例えば、画像形成装置10が省電力状態に移行するときにセンサ601から取得した温度分布データを背景温度データとする。この背景温度データは、マイコン602が有するRAM等に保存されている。
また、マイコン602は、画素毎に、現在の温度分布データが背景温度データより1℃以上高いか否かを判断する。そして、マイコン602は、現在の温度分布データが背景温度データより1℃以上高い画素を、熱源画素とする。図5(A)の下段には、マイコン602が検出した熱源画素の検出結果を示している。なお、本実施形態では、閾値を1℃としたが、閾値は1℃以外であっても良い。画像形成装置10が置かれる場所や周囲環境に応じて動的に閾値を変化させても良い。
低温環境下では、マイコン602は、素子(1,1)〜(8,1)、(1,2)〜(8,2)、(2,3)〜(7,3)、(2,4)〜(7,4)、(2,5)〜(7,5)、(3,6)〜(6,6)、(4,7)及び(5,7)を熱源素子として認識している。
また、図5(B)に示す室温環境下では、図5(A)と比べS/N比が減少している。このため、マイコン602は、素子(1,1)、(8,1)、(1,2)、(8,2)、(2,4)、(7,4)、(2,5)、(7,5)、(3,6)及び(6,6)を、熱源画素として認識しなくなっている。
また、高温環境下では、図5(C)に示すように、図5(B)と比べS/N比がさらに減少したため、マイコン602は、素子(6,5)、素子(5,6)、素子(4,7)、及び、素子(5,7)だけを熱源画素として認識している。
図6は、マイコン602の解析結果を示した図である。
マイコン602は、図5(A)〜(C)の下段で示した熱源画素の検出結果に基づいて、熱源画素の各々の位置情報、熱源の領域の面積、高さ及び幅等を算出する。
ここで、図5(A)で示した低温環境における解析結果は、(A)〜(C)の中で最もS/N比の高い状態で得られている。したがって、低温環境下においた場合の解析結果を期待値として、室温環境下における解析結果、及び、高温環境下における解析結果を比較してみる。
まず、低温環境下における解析結果について説明する。低温環境下では、熱源の領域Aとして特定された画素数は、40個である。熱源の領域とは、熱源画素が離散せずに、一体となった熱源画素が存在する領域を言う。低温環境下における熱源の領域Aの高さは、「7」である。また、熱源の領域Aの幅は、「8」である。また、熱源の領域Aのy軸方向の重心点の座標(以下、重心座標とする)は、「3.35」であり、x軸方向の重心座標は、「4.5」である。
また、低温環境下における熱源の領域Aのy軸方向のMAX座標は、画素(4,7)又は画素(5,7)の「7」であり、x軸方向のMAX座標は、画素(8,1)又は画素(8,2)の「8」である。また、熱源の領域Aのy軸方向のMIN座標は、画素(1,1)〜画素(8,1)の「1」であり、x軸方向のMIN座標は、画素(1,1)又は画素(1,2)の「1」である。
そして、低温環境下における熱源の領域Aのy軸方向の中心点の座標(以下、中心座標とする)は、((y軸方向のMAX座標:7)+(x軸方向のMIN座標:1))/2から算出される「4」である。また、熱源の領域Aのx軸方向の中心座標は、((x軸方向のMAX座標:8)+(x軸方向のMIN座標:1))/2から算出される「4.5」である。
次に、室温環境下における解析結果について説明する。室温環境下では、熱源の領域Bとして特定された画素数は、30個である。そして、熱源の領域Bの高さは、「7」である。また、熱源の領域Bの幅は、「7」である。また、熱源の領域Bのy軸方向の重心座標は、「3.27」であり、x軸方向の重心座標は、「4.5」である。
また、室温環境下における熱源の領域Bのy軸方向のMAX座標は、画素(4,7)又は画素(5,7)の「7」であり、x軸方向のMAX座標は、画素(7,1)、画素(7,2)又は画素(7,3)の「7」である。また、熱源の領域Bのy軸方向のMIN座標は、画素(2,1)〜画素(7,1)の「1」であり、x軸方向のMIN座標は、画素(2,1)、画素(2,2)、又は画素(2,3)の「2」である。
そして、室温環境下における熱源の領域Bのy軸方向の中心座標は、((y軸方向のMAX座標:7)+(x軸方向のMIN座標:1))/2から算出される「4」である。また、熱源の領域Bのx軸方向の中心座標は、((x軸方向のMAX座標:7)+(x軸方向のMIN座標:2))/2から算出される「4.5」である。
さらに、高温環境下における解析結果について説明する。高温環境下では、熱源の領域Cとして特定された画素数は、4個である。そして、熱源の領域Cの高さは、「3」である。また、熱源の領域Cの幅も、「3」である。また、熱源の領域Cのy軸方向の重心座標は、「6.25」であり、x軸方向の重心座標は、「5」である。
また、高温環境下における熱源の領域Cのy軸方向のMAX座標は、画素(4,7)又は画素(5,7)の「7」であり、x軸方向のMAX座標は、画素(6,5)の「6」である。また、熱源の領域Cのy軸方向のMIN座標は、画素(6,5)の「5」であり、x軸方向のMIN座標は、画素(4,7)の「4」である。
そして、熱源の領域Cのy軸方向の中心座標は、((y軸方向のMAX座標:7)+(x軸方向のMIN座標:5))/2から算出される「6」である。また、熱源の領域Cのx軸方向の中心座標は、((x軸方向のMAX座標:6)+(x軸方向のMIN座標:4))/2から算出される「5」である。
本実施形態では、人の顔の位置を正確に把握するために、赤外線アレイセンサ601を水平方向より上方に向けて配置している。「顔」の人体における位置的特徴は、y軸方向に関して言えば、人体の中で最も上方に位置することであり、x軸方向に関して言えば、人体の中央に位置することである。つまり、図6に示す解析結果によって「顔」のy軸方向の特徴を表すのは、「y軸方向のMAX座標」であり、「顔」のx軸方向の特徴を表すのは、「x軸方向の重心座標」もしくは「x軸方向の中心座標」である。そこで、本実施形態では、「y軸方向のMAX座標」及び「x軸方向の重心座標」もしくは「x軸方向の中心座標」を含む座標を、熱源の領域の特徴点とする。
図6の「期待値との差」に示すように、「y軸方向のMAX座標」、「x軸方向の重心座標」及び「x軸方向の中心座標」が、低温環境の解析結果(A)と差異が少ないことが分かる。特に、(B)室温環境の解析結果の「y軸方向のMAX座標」、「x軸方向の重心座標」及び「x軸方向の中心座標」は、低温環境の解析結果(A)の「期待値との差」が無い。
つまり、様々な温度環境下において、「y軸方向のMAX座標」、「x軸方向の重心座標」及び「x軸方向の中心座標」が安定して顔の位置を示していることが分かる。

なお、本実施形態では、「y軸方向のMAX座標」及び「x軸方向の重心座標」を含む座標を用いて、赤外線アレイセンサ601によって検知された熱源が、画像形成装置10のユーザかどうかを判断する。なお、「x軸方向の重心座標」の代わりに「x軸方向の中心座標」を用いても構わない。本実施形態では、「y軸方向のMAX座標」及び「x軸方向の重心座標」を含む座標を用いたが、「顔」の位置特徴を示すもので、環境変化に対して期待値との差が小さいものであれば「y軸方向のMAX座標」及び「x軸方向の重心座標」でなくても良い。
図7は、マイコン602が実行するユーザ検出処理フローである。
図7のユーザ検出処理は、マイコン602がセンサ601から新たなデータを取得したタイミング毎(1フレーム毎)に実行される。ただし、実行するタイミングは必ずしも1フレームに限定されず、例えば10フレームに1度処理を行い、残りの9フレームはマイコン602を節電状態に移行することで、消費電力を削減することもできる。なお、このフローチャートの処理は、マイコン602内のプロセッサがROMに格納されたプログラムを読みだして実行することにより実現される。
まず、マイコン602は、センサ601の各画素から温度分布データを取得する(S701)。そして、マイコン602は、取得した温度分布データに対して、既にマイコン602内のRAMに保存してある背景温度データを差し引く。そして、温度分布データと背景温度データとの差分が所定値(1℃)以上のものを抽出する(二値化処理)(S702)。
次に、マイコン602はラベリング処理(S703)を行う。ラベリング処理とは、二値化処理の結果、複数の離散した熱源画素が存在する場合に、最も大きな熱源の領域を抽出し、その他の小さなかたまりを除去する処理である。このラベリング処理によって抽出された熱源の領域が、以降の特徴量を解析する処理の対象となる。ここでは、最も大きな熱源の領域を特徴量の解析の対象としたが、最も平均温度の高い熱源の領域を特徴量の解析の対象としても良い。このラベリング処理によって、天井にある照明などの小さな熱源が、特徴量の解析の対象となるのを防止することができる。
マイコン602は、次フレームで取得された温度分布データと比較される背景温度データを更新し、マイコン602内のRAMに保存する(S705)。なお、背景温度データは、既にマイコン602内に保存してある背景温度データと現在のフレームで取得したデータとを所定の割合ずつ足し合わせる等の方法で更新される。
次に、マイコン602は、S703によって抽出された1つの熱源画素の特徴量を解析する(S706)。そして、マイコン602は、熱源の領域の特徴点として、「y軸方向のMAX座標」と「x軸方向の重心座標」とを取得する。特徴点は、マイコン602内のRAMに保存されて、次フレーム以降にマイコン602によって参照される。
マイコン602は上述の処理によって保存された特徴点の座標に基づいて、熱源の領域が、画像形成装置10を使用するユーザか画像形成装置10の前を通過する通行人に相当するのかを判断する。以下、具体的に説明する。
マイコン602は、熱源の領域が所定画素以上か否かを判断する(S707)。熱源の領域が、所定画素以上の個数を有すると判断した場合(S707Yes)、マイコン602は、「y軸方向のMAX座標」と「x軸方向の重心座標」とが所定のエリア(復帰エリアと呼ぶ)に存在するか否か判断する(S708、S709)。なお、本実施形態では、復帰エリアは、y軸方向の5列目〜8列目のエリアである。本実施形態の復帰エリアは、長方形のエリアであったが、復帰エリアの領域は、下凸状の復帰エリアであっても良いし、台形状の復帰エリアであっても良い。
熱源の領域が1画素だけだと、照明の熱や外気温による影響で熱源と捉えてしまう可能性があるが、熱源の領域が複数の画素となる場合は、大きな熱源、すなわち、人による熱源の可能性が高い。そのため、本実施形態では、熱源の領域が複数の画素以上か否かを判断する(S707)。
所定のエリアに「y軸方向のMAX座標」と「x軸方向の重心座標」とが存在する場合(S708:Yes、S709:Yes)、マイコン602は、一定時間(以下、監視時間とする)内における「x軸方向の重心座標」の変動幅を算出する(S710)。例えば、0.5秒間でx軸方向の重心座標が1〜8に変化した場合、変動幅は7である。この変動幅は、画像形成装置10の正面に対する、ユーザの横方向の移動幅を示している。この移動幅が小さいならば、人が画像形成装置10の正面に位置しており、人が画像形成装置10を横切っていない。
マイコン602は、変動幅が所定範囲以内(例えば、変動幅が閾値1以下)か否か判断し(S711)、所定範囲以下であった場合(S711:Yes)、スリープ復帰指示をコントローラ200の電源制御部204に出力する(S712)。
上記した実施形態では、「y軸方向のMAX座標」及び「x軸方向の重心座標」が復帰エリアに侵入したことを判断することによって、画像形成装置10に人が接近したと判断することができる。
また、上記した実施形態では、「x軸方向の重心座標」の変動幅が小さいことによって、画像形成装置10に向かっていると判断することができる。
電源制御部204は、スリープ復帰指示を受信すると、電源部100を制御して、画像形成装置10の電力状態を省電力状態から通常電力状態へ復帰させる。なお、上述した所定範囲等のパラメータは、画像形成装置10の管理者やユーザ等が、任意に設定することも可能であり、画像形成装置10にログインしているユーザ毎に動的に変更されるものであってもよい。
なお、本実施形態では、画像形成装置10が省電力状態から通常電力状態に復帰する例について説明したが、省電力状態からの復帰先の状態は、省電力状態より消費電力が大きい状態であれば、通常電力状態でなくても良い。例えば、省電力状態からの復帰さきの状態が、この省電力状態より消費電力が大きい別の省電力状態であっても良い。
図8では、ユーザが画像形成装置10の正面からまっすぐに画像形成装置10に接近するケースを示している。図8の上段に、画像形成装置10と人体との位置関係を示し、図8の中段に、各位置関係における熱源画素の検出結果を示し、図8の下段に、マイコン602が算出した特徴量を示している。
図8の例では、熱源画素が2以上の画素を有するときに特徴量の解析対象とする。また、復帰エリアは、図8の点線より上方のエリアであって、y軸方向の5列目〜8列目のエリアである。また、x軸方向の重心座標の変動幅の監視時間は0.5秒であって、所定範囲は1である。
時刻T1では、人がセンサ601の検出エリアに入った際の熱源画素の検出結果を示している。マイコン602が熱源画素として検出した画素は、素子(4、1)、(5、1)、(4、2)、(5、2)である。センサ601の下部(下側)の素子が、熱源画素として検知されている。検出エリアで熱源を検出すると、マイコン602は、操作部500内のLCDに画面を表示する。また、マイコン602は、図示しないLED等を点灯もしくは点滅させることにより、画像形成装置10がユーザを検出していることをユーザに通知しても良い。
そして、時刻T2では、人が画像形成装置10へ近付くと、マイコン602が検出する熱源の領域は、y軸方向の1行目から4行目まで拡大し、且つ、x軸方向の3列目〜6列へと左右にも拡大する。
そして、時刻T3では、人体が画像形成装置10の復帰エリアに到達する。人体が復帰エリアに到達すると、マイコン602は、時刻T3の直近の0.5秒間の「x軸方向の重心座標」の変動幅を算出する。時刻T1〜T3まで「x軸方向の重心座標」は、4.5のまま変化していないため、マイコン602は、変動幅を0と算出する。その結果、マイコン602は、スリープ復帰指示を出力する。
このように、マイコン602は、画像形成装置10に向かってユーザがまっすぐに接近する場合、ユーザが復帰エリアに到達すると同時に画像形成装置10を省電力状態から復帰させることができる。
図9の例では、ユーザが画像形成装置10の近傍を通過するケースを示している。図9の上段に、画像形成装置10と人体との位置関係を示し、図9の中段に、各位置関係における熱源画素の検出結果を示し、図9の下段に、マイコン602が算出した特徴量を示している。
図9の例では、熱源画素が2以上の画素を有するときに特徴量の解析対象とする。また、復帰エリアは、図8の点線より上方のエリアであって、y軸方向の5列目〜8列目のエリアである。また、x軸方向の重心座標の変動幅の監視時間は0.5秒であって、所定範囲は1である。
時刻T1では、マイコン602が熱源画素として、センサ601のx軸方向の端部側の素子(1、4)〜(1,8)及び素子(2,5)〜(2,8)が検知されている。
時刻T2では、人体が画像形成装置10の目の前を移動している。マイコン602は、時刻T2直近の0.5秒間の「x軸方向の重心座標」の変動幅を算出する。ここで、時刻T1〜T2が0.5秒であったとすると、マイコン602は、変動幅を3.1と算出する。この変動幅3.1は、所定範囲1より大きいので、マイコン602は、この時点では、スリープ復帰指示を出力しない。
時刻T3では、人体が画像形成装置10から離れていく場面を示しており、時刻T3〜T2が0.5秒であったとすると、マイコン602は、変動幅を3.1と算出する。この変動幅3.1は、所定範囲1より大きいので、マイコン602は、この時点では、スリープ復帰指示を出力しない。
このように、マイコン602は、画像形成装置10の近傍をユーザが通過しても、画像形成装置10の誤復帰を防ぐことができる。なお、図9の例において、人が画像形成装置10の前に立ち止まると、変動幅が所定範囲1より小さくなり、マイコン602はスリープ復帰指示を出力する。
本実施形態のように、センサ601によって取得された温度分布データから人の顔の位置を算出し、この位置に基づいて、様々な温度環境下で人の位置を正確に把握することができる。
(他の実施形態)
上記した実施形態では、本発明の実施形態としてMFPについて説明したが、エアコン、空気清浄機、テレビ、録画装置、パソコン、自動車など各種の装置に適用可能である。
なお、本発明は、複数の機器(例えば、情報処理装置、ルーター、画像読取装置など)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、画像読取装置、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給するよう構成することによっても達成される。この場合、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することにより、上記機能が実現されることとなる。なお、この場合、そのプログラムコードを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現される場合に限られない。例えば、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記録媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。つまり、プログラムコードがメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって実現される場合も含まれる。
10 画像形成装置
200 コントローラ
600 センサ部
601 赤外線アレイセンサ
602 マイコン

Claims (20)

  1. 温度データを出力する複数の素子を有するセンサを備える情報処理装置であって、
    前記複数の素子の中から所定温度以上の温度データを出力する1又は複数の素子を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された前記1又は複数の素子の中から最大サイズの熱源に対応する複数の素子を選択する選択手段と、
    前記選択手段によって選択された複数の素子から構成される領域の1又は複数の特徴点の位置を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された前記1又は複数の特徴点の位置に基づいて、前記情報処理装置の電力状態を所定の電力状態に移行する移行手段と、を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記特定手段は、予め記憶されている背景温度データと前記複数の素子から出力された複数の温度データとに基づいて、前記所定温度以上の温度データを出力する1又は複数の素子を特定する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記特徴点の位置は、前記領域のy軸方向の上端の位置である、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記移行手段は、少なくとも前記領域のy軸方向の上端の位置が予め定めたエリアに存在することを条件として、前記情報処理装置の電力状態を所定の電力状態に移行する、ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記特徴点の位置は、前記領域のx軸方向の重心位置又は中心位置である、ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記移行手段は、少なくとも所定時間での前記領域のx軸方向の重心位置又は中心位置の移動範囲が所定範囲以内であることを条件として、前記情報処理装置の電力状態を所定の電力状態に移行する、ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記特徴点の位置は、前記領域のy軸方向の上端の位置、及び、前記領域のx軸方向の重心位置又は中心位置であり、
    前記移行手段は、少なくとも前記領域のy軸方向の上端の位置が予め定めたエリアに存在すること、及び、前記領域のx軸方向の重心位置又は中心位置の移動範囲が所定範囲以内であることを条件として、前記情報処理装置の電力状態を所定の電力状態に移行する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  8. 前記素子は、赤外線を受信する素子である、ことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記センサは、前記複数の素子が格子状に配置されるアレイセンサである、ことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の情報処理装置。
  10. 記録媒体に画像を印刷するプリンタ部をさらに備える、ことを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の情報処理装置。
  11. 原稿の画像を読み取り、画像データを出力するスキャナ部をさらに備える、ことを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の情報処理装置。
  12. 温度データを出力する複数の素子を有するセンサを備える情報処理装置の電力状態を制御する方法であって、
    前記複数の素子の中から所定温度以上の温度データを出力する1又は複数の素子を特定する特定ステップと、
    前記特定ステップによって特定された前記1又は複数の素子の中から最大サイズの熱源に対応する複数の素子を選択する選択ステップと、
    前記選択ステップによって選択された複数の素子から構成される領域の1又は複数の特徴点の位置を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップによって算出された前記1又は複数の特徴点の位置に基づいて、前記情報処理装置の電力状態を所定の電力状態に移行する移行ステップと、を有することを特徴とする方法。
  13. 前記特定ステップは、予め記憶されている背景温度データと前記複数の素子から出力された複数の温度データとに基づいて、前記所定温度以上の温度データを出力する1又は複数の素子を特定するステップである、ことを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記特徴点の位置は、前記領域のy軸方向の上端の位置である、ことを特徴とする請求項12又は13に記載の方法。
  15. 前記移行ステップは、前記領域のy軸方向の上端の位置が予め定めたエリアに存在することを少なくとも1つの条件として、前記情報処理装置の電力状態を所定の電力状態に移行するステップである、ことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 前記特徴点の位置は、前記領域のx軸方向の重心位置又は中心位置である、ことを特徴とする請求項12乃至15の何れか1項に記載の方法。
  17. 前記移行ステップは、少なくとも所定時間での前記領域のx軸方向の重心位置又は中心位置の移動範囲が所定範囲以内であることを条件として、前記情報処理装置の電力状態を所定の電力状態に移行するステップである、ことを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 前記特徴点の位置は、前記領域のy軸方向の上端の位置、及び、前記領域のx軸方向の重心位置又は中心位置であり、
    前記移行ステップは、少なくとも前記領域のy軸方向の上端の位置が予め定めたエリアに存在すること、及び、前記領域のx軸方向の重心位置又は中心位置の移動範囲が所定範囲以内であることを条件として、前記情報処理装置の電力状態を所定の電力状態に移行するステップである、ことを特徴とする請求項12又は13に記載の方法。
  19. 前記素子は、赤外線を受信する素子である、ことを特徴とする請求項12乃至18の何れか1項に記載の方法。
  20. 前記センサは、前記複数の素子が格子状に配置されるアレイセンサである、ことを特徴とする請求項12乃至19の何れか1項に記載の方法。
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