JP6613915B2 - 画像形成装置、画像処理方法、プログラム及びプログラム記録媒体 - Google Patents
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Description
要するに、本実施形態では、入力画像の多値データをn値(n≧2)に対応した多値誤差拡散処理により入力画像をドットのパターン(n値のデータ)に変換し、記録ヘッドのノズルからの吐出状況を元に、一部のノズルから液滴が正常に吐出できない不良吐出ノズルでの記録位置に相当する画素については、液滴を吐出しないこととする。またそれと共に、不良吐出ノズルでの記録画素位置に相当する画素の画素値と、印刷画像の濃度、ドット密度などに応じて、用紙ごとに設定する「切り替え閾値」との比較結果に応じて、多値誤差拡散処理における量子化誤差をそのまま周辺の画素に展開する画像処理と、多値誤差拡散処理における不良吐出ノズルの下流側しか補償処理ができないことによる画質の劣化が生じる階調以上では、不良吐出ノズルの周辺でのドットのサイズ(例えば、大滴、中滴、小滴)と配置に応じてパターンマッチング処理を行い、ドットの大きさと配置を置き換える画像処理に切り替えることによって、全ての階調で補償効果の高い画像処理を適用させることができる。
図1は、まず、本発明の画像形成装置の1実施形態であるシリアル型インクジェット記録装置を概略的に示す平面図である。
なお、ここで、シリアル型インクジェット記録装置1において、キャリッジの移動する方向を主走査方向と呼び、媒体を搬送する方向を副走査方向と呼ぶ。したがって、ここでは、とくに明言しない限り、画像データでの左右方向を「主走査方向」上下方向を「副走査方向」と云う。
キャリッジ3は、駆動プーリ6と従動プーリ7間に掛け渡したタイミングベルト8を介して主走査モータ5によって主走査方向に往復動する。
例えば、記録ヘッド4aの一方のノズル列はKの液滴を、他方のノズル列はCの液滴を吐出する。記録ヘッド4bの一方のノズル列はMの液滴を、他方のノズル列はYの液滴を吐出する。
記録ヘッド4a、4bを構成する液体吐出ヘッドとしては、例えば圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータを用いることができる。
搬送ベルト12は、周回移動する際に、帯電ローラによって帯電(電荷付与)される。
用紙10を搬送する手段としては、静電吸着を利用する搬送ベルト12だけではなく、用紙10を支持するプラテンと用紙10を搬送する搬送ローラ13を利用する搬送手段を用いてもよい。この場合には、テンションローラ14の代わりに排紙側にも搬送ローラ13を用い、用紙10と給紙側、排紙側の両方の搬送ローラ13に用紙10を接触させて搬送する。
また、静電吸着する搬送ベルト12の他にも、プラテンに明けた穴から空気を吸引するエア吸着による吸着手段を用いて用紙10を搬送する手段を利用することもできる。
また、搬送ベルト12と維持回復機構20との間の記録領域外であって、記録ヘッド4に対向可能な領域には、吐出検知装置30が配置されている。
エンコーダスケール23と主走査エンコーダセンサ24によって、キャリッジ3の移動を検知するリニアエンコーダ(主走査エンコーダ)が構成されている。
用紙10が所定位置に到達して停止すると、キャリッジ3を主走査方向に移動させながら、画像信号に応じて記録ヘッド4を駆動する。これにより、用紙10にインク滴を吐出し1行分ずつ記録して行く。
シリアル型インクジェット記録装置1は、記録終了信号又は用紙10の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して用紙10を排紙トレイに排紙する。
図2Aは、本画像形成装置の制御部100の構成を概略的に示すブロック図であり、図2Bは、主制御部100Aの機能ブロック図である。
即ち、制御部100は、例えば、装置全体の制御を司るCPU101と、CPU101が実行するプログラム、その他の固定データを格納するROM102と、画像データなどを一次的に格納するRAM103とを含む主制御部(コンピュータ)100Aを備えている。
制御部100は、主走査モータ5を駆動制御する主走査モータ駆動部113、副走査モータ16を駆動制御する副走査モータ駆動部114と、各種センサ及びアクチュエータ117との間のI/O(入出力部)116なども備えている。
また、制御部100は、吐出検知装置30によって吐出/不吐出を検知する滴吐出検知部131を備えている。
画像出力制御部111は、記録ヘッド4を駆動制御するための駆動波形を発生する駆動波形発生手段、駆動波形から所定の駆動信号を選択するためのヘッド制御信号及び印刷画像データを転送するデータ転送手段などを含んでいる。
制御部100は、エンコーダ解析部112からの解析結果に基づいて、主走査モータ駆動部113を介して主走査モータ5を駆動制御することで、キャリッジ3の移動制御を行う。また、副走査モータ駆動部114を介して副走査モータ16を駆動制御することで用紙10の送り制御を行う。
なお、これらの機能部は、それぞれ主制御部100Aがプログラムを読み取ることでCPU101で生成される機能実現手段により実現される。
主制御部100Aは、記録ヘッド4の滴吐出検知を行うときは、記録ヘッド4を移動させて、記録ヘッド4の所定のノズルから滴吐出を行わせて滴吐出検知部131からの検出信号によって滴吐出状態を判別する制御も行う。
即ち、この処理手順では、まず滴吐出状態の判定、即ち不良吐出ノズルの有無の検知を行う。
この検知確認は、具体的には、例えばノズルチェックパターンなど、紙面にインク滴を吐出する方法、或いはシリアル型インクジェット記録装置1内に設けた滴吐出検知部131により、インク滴を検知する方法などの公知の方法であればいずれでもよく、検知手法についてはとくに限定しない。
前者では、印刷画像データが入力された後印刷直前に不良吐出ノズルの検知を行うため、不良吐出ノズルが存在する場合には確実に検知し、補償することができるというメリットがある。しかし、印刷画像データの入力後に検知判定処理を行う必要があるため、印刷開始のボタンを押してから実際に印刷が開始されるまでに、時間が掛かる、というデメリットがある。
したがって、それぞれのメリット・デメリットを踏まえた上で、吐出検知を行うことにより、不良吐出ノズルの有無の情報を得ることが肝要である。
実際に、インクの滲みやすい用紙(いわゆる普通紙など)は、インクが滲むことによって、不良吐出ノズル上流側の画像補償が無くても、画質の改善効果が高く閾値を高く設定することが出来る。一方、表面をコーティングしているコート紙などでは、インクが表面のコーティングの影響により、ドット径が小さく締まる。そのため、不良吐出ノズル上流側の画像補償がないと改善効果が低く、閾値を低く設定する必要があると考えられる。
本シリアル型インクジェット記録装置1においては、キャリッジ3を移動して行う1回の走査分の入力画像データをシリアル型インクジェット記録装置1の主制御部100Aに入力することでこの補償処理を開始する。入力画像データは、既にRGB色空間からCMYK色空間に変換されたデータである。つまり、入力画像データは、単一の画素位置において、CMYKの四つの画素値を有する画像データである。RGB色空間からCMYK色空間への変換は、ホスト200のプリンタドライバ201で行われても良いし、シリアル型インクジェット記録装置1内部で行われても良い。
まず、画像補償処理のための対象画素の座標を設定する(S101)。次に設定した座標の画素のうち対象となる画素の色を設定する。CMYKを順番に行うため、ここでは便宜的にx=0の場合シアン、x=1の場合マゼンタ、x=2の場合イエロー、x=3の場合ブラックを対象とする。最初にx=0つまりシアンの画素について判断を行うよう設定する(S102)。次に対象画素について、不良吐出ノズルで記録される画素か否か判定(又は確認)する(S103)。ここで、対象画素が不良吐出ノズルで記録される画素であれば(S103、Yes)、当該画素についてはドットを発生させず(n値のデータを0とし)(S104)、入力画像データにおける当該画素の画素値(階調値)が所定の閾値以上か否か判定する(S105)。
ここで画素値(階調値)とは色毎の階調の値であり、本実施例では0〜255の数値である。例えばシアンが200、マゼンタが40、イエローが200、ブラックが100の座標の場合、x=0のときはS105ではシアンの画素値の200が所定の閾値以上かを判断する。
一方、ステップS103で、不良吐出ノズルで記録される画素でなければ(S103、Nо)、多値誤差拡散処理を行ってドットを発生させ(n値のデータを画素に設定し)(S107)、ステップS108へ進む。
ステップS108では、量子化誤差(画素を量子化したときに生ずる誤差)を周辺の正常吐出しているノズルで記録する画素に展開するため更新する(S108)。次に、全ての色について判断が終了したか(xが3以上になったか)を判断する(S109)。全ての色について判断が終了していなかった場合(S109、No)、xに1を加算して(S110)、つまり次の色に移行して、S103からの処理を繰り返す。全ての色についての判断が終了した場合(S109、Yes)、全ての画素のn値化処理(多値画像データをn値画像データに変換する処理)が終了したか否かを判定する(S111)。ここで、n値化処理が終了していない画素があれば(S111、Nо)、対象画素を移動(変更)して(S112)、ステップS101からの処理を繰り返す。
ここで、対象の色に対して全ての対象画素での処理が終了していれば(S117、Yes)、全ての色について処理が終了したか(xが3以上になったか)を判断する(S117)。全ての色について処理が終了していなかった場合(S117、No)、xに1を加算して(S118)、つまり次の色に移行して、S114からの処理を繰り返す。全ての色についての処理が終了していた場合(S117、Yes)、1回の走査分の印刷画像データを出力してこの処理を終了する。
即ち、普通紙は、コート紙に比べてインク滴1滴あたりの体積の如何に依らず常に用紙面上のドット径がより大きく、しかも、インク滴1滴あたりの体積が増加するに従ってその差が開く傾向が認められる。
ここで、画素値の判定に用いる閾値は、上記の紙種以外にも、n値(n≧2の整数)に対応した多値誤差拡散処理を行った後のドットの形状(サイズ)と配置(密度)を予め設定しておき、多値誤差拡散処理では画像の改善効果が弱くなる濃度やドット配置となる階調に応じて異なる値に設定しておくこともできる。
このように、閾値は、紙種(記録媒体の種類)、インクの色、インクが正常吐出された場合のインクの濃度、多値誤差拡散を実施した後の不良吐出ノズルの周辺でのドット形状と配置によって変更可能である。
図5及び図6は、本実施形態における、マスクパターンによるドットの置き換えについて説明する図である。
なお、マスクパターンは、例えば不良吐出ノズル周辺のドットの配置に合わせて、ドットの大きさ毎に複数のパターンが形成されかつ使用される。
図5Aは、ドットを置き換えるマスクパターン(ここでは、不良吐出ノズルの2つ目に小さいドットを、1段階大きなドットに変換するパターン)の一例を示す図である。図5Bは置き換え前の画像(太線が、パターンマッチングの実施範囲)を示す図である。図5Cは、置き換え後の画像(太線が、パターンマッチングの実施範囲)を示す図である。
マスクパターンによるドットの置き換え(パターンマッチング)は、図3のフロー図で説明したとおり、対象画素として保存した座標(画素の座標)の有無によって行う。即ち、画素の座標が保存されていない場合は、パターンマッチングを実施しない。但し、この場合には、多値誤差拡散による不良吐出ノズルの補償処理が実施されるため、画質が改善された印刷結果を得ることが出来る。
具体的には、図5Bに示すn値(ここでは4値)画像データの太線で示すパターンマッチングの実施範囲(つまり、不良吐出ノズルに対応する画素とマスクパターンM1の不良吐出ノズル対応部を合わせた時のマスクパターンM1の範囲)で、図5AのマスクパターンM1とn値画像データとのパターンマッチングを行う。
このように、不良吐出ノズルに対応した画素の周りの画素について、画像を補償効果のあるドットパターンに変換する(図5C)。ここでは、上述のように、4個のドットが最大のドット径に置き換えられている。
また、図5Aに示すマスクパターンM1と同時に、図6に示すマスクパターンM2を使用してドットを置き換えることもできる。このようにすることで、不良吐出ノズルの影響を一層緩和することが出来る。
具体的には、第1の実施領域A1では、マスタパターンM2に一致する上から3段目左端と左から3番目のドットが、第2の実施領域A2では3段目左から3番目のドットが、また第3の実施領域A3では、一段目の左から2番目と4番目及び3段目の左から3番目のドットが、それぞれ最も小さいドットから2つ目の小さいドットに置き換えられている。
上述の実施形態では不良吐出ノズルで記録される画素であると判断した際に多値誤差拡散処理を行わなかった。本変形例では、不良吐出ノズルであると判断した場合にも、対象画素の階調値が閾値以上の場合には多値誤差拡散処理を行い、パターンマッチングを行う際に、パターンマッチングの結果として対象画素のドットが削除されるようにする。
上述の実施形態と同様にS101からS103の処理が行われ、S103で不良吐出ノズルで記録される画素と判断された場合、対象画素の画素値(階調値)が所定の閾値以上か否かを判定する(S121)。ここでの画素値は上述の実施形態と同様である。画素値が所定の閾値以上の場合(S121、Yes)、多値誤差拡散処理を行い、ドット(n値のデータ)を発生させる。その後上述の実施形態と同様に対象画素の座標を保存する(S106)。画素値が所定の閾値以下の場合(S121、No)、ドット(n値のデータ)を発生させない(S123)。S107からS114までの処理は上述の実施形態と同様のため説明を省略する。
また、上述の実施形態及び変形例では入力画像データをCMYKの4色のデータとして記載したが、インクジェット記録装置の吐出可能な色材が4色よりも多い場合には、色材に対応した数のデータの画素値でそれぞれ判断しても良い。1色印刷の場合には、1つのデータの画素値で判断しても良い。
上述の実施形態及び変形例では入力画像の全ての画素でのn値化処理が終了してから(S111、Yes)パターンマッチングの処理に入るが、S115のパターンマッチングで必要なライン数のラインバッファを備えておき、必要なライン数のn値化処理が終了したら全ての画素での処理終了を待たずに並行でパターンマッチングの処理を開始しても良い。つまり、第1の画像補償部101(1)、閾値比較部101(2)と、第2の画像補償部101(3)を並行で行っても良い。
ッジ、4(4a、4b)・・・記録ヘッド、10・・・用紙、12・・・搬送ベルト、2
0・・・維持回復機構、30・・・吐出検知装置、100・・・制御部、100A・・・
主制御部、111・・・画像出力制御部、112・・・エンコーダ解析部、113・・・
主走査モータ駆動部、114・・・副走査モータ駆動部、131・・・滴吐出検知部、2
00・・・ホスト(情報処理装置)、M1、M2・・・マスクパターン。
Claims (11)
- 記録ヘッドのノズルから液滴を吐出して記録媒体上に画像を形成する画像形成手段と、ノズルから液滴が正常に吐出できない不良吐出ノズルに対応する画素値と予め定めた閾値を比較する閾値比較手段と、
不良吐出ノズルに対応する画素値のうち少なくとも前記閾値を超えない値については、入力画像の多値データをn値(n≧2)に変換する際に当該不良吐出ノズルによる吐出を停止する値とし、当該吐出を停止する値としたことによる入力画像の多値データをn値(n≧2)に変換する際の量子化誤差を前記不良吐出ノズルに対応する画素の周辺の画素に展開する処理を実行する第1の画像補償手段と、
前記比較の結果、前記不良吐出ノズルに対応する画素値が前記閾値以上であることを条件に、前記不良吐出ノズルの周辺でのドットの大きさと配置に応じた所定のマスクパターンを用いて、パターンマッチングにより前記不良吐出ノズルの周辺でのドットのうち小さなドットを大きなドットに置き換える処理を実行する第2の画像補償手段と、
を有することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載された画像形成装置において、
画像の劣化を補償する手段を有し、
前記画像の劣化を補償する手段は、前記不良吐出ノズルに対応する画素値が前記閾値以上であることを条件に、前記不良吐出ノズルに対応する画素の座標を記憶手段に保存する処理を行い、かつ、保存した前記画素の座標に基づき前記第2の画像補償手段による前記処理を実行することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1又は2に記載された画像形成装置において、
前記閾値は、記録媒体上にインクが正常吐出されたときの印刷画像の濃度に応じて設定可能であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1又は2に記載された画像形成装置において、
前記閾値は多値誤差拡散処理を実施後の前記不良吐出ノズルの周辺の印刷画像のドットの形状と配置に応じて設定可能であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2に記載された画像形成装置において、
前記閾値は、記録媒体の種類に応じて設定可能であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項2に記載された画像形成装置において、
前記閾値は、記録媒体上に吐出されるインクの色に応じて設定可能であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載された画像形成装置において、
前記第2の画像補償手段は、入力画像の多値データをn値(n≧2の整数)に対応した多値誤差拡散処理を実施後の当該n値に対応した、前記不良吐出ノズルの周辺のドットのサイズごとに個別に設定したマスクパターンを用いてドットの置き換えを行うことを特徴とする画像形成装置。 - 記録ヘッドのノズルから液滴を吐出して記録媒体上に画像を形成する画像形成工程と、
ノズルから液滴が正常に吐出できない不良吐出ノズルに対応する画素値と予め定めた閾値を比較する閾値比較工程と、
不良吐出ノズルに対応する画素値のうち少なくとも前記閾値を超えない値については、入力画像の多値データをn値(n≧2)に変換する際に当該不良吐出ノズルによる吐出を停止する値とし、当該吐出を停止する値としたことによる入力画像の多値データをn値(n≧2)に変換する際の量子化誤差を前記不良吐出ノズルに対応する画素の周辺の画素に展開する処理を実行する第1の画像補償工程と、
前記比較の結果、前記不良吐出ノズルに対応する画素値が前記閾値以上であることを条件に、前記不良吐出ノズルの周辺でのドットの大きさと配置に応じた所定のマスクパターンを用いて、パターンマッチングにより前記不良吐出ノズルの周辺でのドットのうち小さなドットを大きなドットに置き換える処理を行う第2の画像補償工程と、
を有することを特徴とする画像処理方法。 - 請求項8に記載された画像処理方法において、
画像の劣化を補償する工程を有し、
前記画像の劣化を補償する工程は、前記不良吐出ノズルに対応する画素値が前記閾値以上であることを条件に、前記不良吐出ノズルに対応する画素の座標を記憶手段に保存する処理を行う工程を有し、保存した前記画素の座標に基づき前記第2の画像補償工程を実行することを特徴とする画像処理方法。 - 請求項1ないし7のいずれかに記載された画像形成装置のコンピュータを、前記画像の劣化を補償する手段として機能させることを特徴とするプログラム。
- 請求項10に記載されたプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能なプログラム記録媒体。
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