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JP6611217B2 - 電子装置および皮膚覚提示システム - Google Patents

電子装置および皮膚覚提示システム Download PDF

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Description

本発明は、ユーザーに皮膚覚刺激を与えることが可能な皮膚覚提示システムに係り、特にユーザーの任意の操作に応じた皮膚覚刺激を与えることが可能な皮膚覚提示システムに関するものである。
人間は、外界からの情報を得るために、視覚、聴覚、皮膚覚、嗅覚、味覚といった受容器から受容した感覚(五感)を有効に活用している。また、人間同士のコミュニケーションにおいては、五感に加えて言語が有効に利用されている。五つの受容器と、それらを介した身体全体の感覚と、感覚が脳や脊椎、延髄など中枢神経系を介して判断された認知の処理とに基づき、コミュニケーションが行われる。
中でも、特に対面対話においては、ジェスチャやスキンシップが、重要なコミュニケーションの手法である。このように、人と外界、人と人のコミュニケーションとは、五感やその他の感覚、認知を通した情報のやり取りであるということができ、この情報のやり取りを計算機によって再現し、コミュニケーションを支援、活性化しようとする多くの提案がなされている。
現在、視覚や聴覚を通した情報提示手法は、多くのものが提案され、そのうちのいくつかは広く普及しているものもある。さらに、視覚情報や聴覚情報を現実世界の対象物と融合させる試みもみられる。
その一方で、触覚情報や力覚情報を含む皮膚覚情報を直接、例えば電気刺激によって身体部位に伝えることで提示したり、ウェアラブルな形態でバーチャルリアリティを実現したりすることを目的とする技術も存在する(非特許文献1、2参照)。これらの皮膚への情報提示技術の進展により、人間の感覚や認知の処理を拡張し、コミュニケーションがより豊かになることが期待されている。
衛藤 春菜他,"指先への電気刺激により触覚提示を行うタッチディスプレイ技術",情報処理学会 インタラクション 2012,pp.105−112 "フィリップスの知られざるヒーローたち Unknown Heroes こころに触れる、という技術。",(株)フィリップスエレクトロニクスジャパン,インターネット<http://www.uh.philips.co.jp/magazine_02/>
しかしながら、非特許文献1、2に開示された技術では、以下に示すような課題があった。すなわち、第1に、非特許文献1に開示された技術では、タッチパネルディスプレイに電気刺激による触覚提示装置を組み込んでおり、ユーザーはタッチパネル上のボタンに対応したあらかじめ決まったメニューしか操作することができず、ユーザーインターフェースが固定化されているという課題があった。
第2に、非特許文献1、2に開示された技術では、ユーザーが外出時など手軽かつ気軽に使用できる形態で機器が提供されていないという課題があった。
第3に、非特許文献1、2に開示された技術では、皮膚覚刺激を提示されるユーザーが1人であり、他のユーザーとのインタラクションが可能な形態になっていないという課題があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、ユーザーが手軽に使用することができ、ユーザーの任意の操作に応じた皮膚覚刺激を与えることが可能な皮膚覚提示システムを提供することを目的とする。
また、本発明は、他のユーザーとのインタラクションが可能な皮膚覚提示システムを提供することを目的とする。
本発明は、ユーザーの体表面に接触するように衣類に取り付けられた複数の刺激提示手段のうち少なくとも1つの刺激提示手段に、信号パターンに応じた駆動信号を印加してユーザーに皮膚覚刺激を与えるウェアラブル機器に対して、信号パターンを送信する電子装置であって、ユーザーの操作を受け付ける入力手段と、ユーザーの操作に対応する信号パターンを生成する信号パターン生成手段と、この信号パターン生成手段によって生成された信号パターンを前記ウェアラブル機器に送信する通信手段と、表示装置と、表示情報に応じた画像を前記表示装置に表示させる表示情報制御手段とを有し、前記信号パターン生成手段は、ユーザーが前記入力手段を介して行なったなぞり操作に応じて、前記表示情報およびユーザーの操作情報に対応する前記信号パターンを生成し、前記信号パターンは、ユーザーが前記入力手段を操作して指定した位置に対応する前記ウェアラブル機器上の位置を指定する位置指定情報を少なくとも含み、前記表示情報制御手段は、前記表示情報により、前記ウェアラブル機器の画像を前記表示装置に表示させることを特徴とするものである。
また、本発明の電子装置の1構成例において、前記信号パターン生成手段は、前記表示情報と、表示情報およびユーザーの操作情報と関連付けされた信号パターンとを含むアプリケーションプログラムをサーバー装置から受信して、このアプリケーションプログラムを基に前記信号パターンを生成することを特徴とするものである。
また、本発明の皮膚覚提示システムは、前記電子装置と、ユーザーが身に付けるウェアラブル機器とを備え、前記ウェアラブル機器は、ユーザーの体表面に接触するように衣類に取り付けられた複数の刺激提示手段と、前記衣類に装着され、少なくとも1つの前記刺激提示手段に、前記電子装置から送信された信号パターンに応じた駆動信号を印加することによりユーザーに皮膚覚刺激を与える制御装置とを有することを特徴とするものである。
また、本発明は、電子装置とウェアラブル機器を備える皮膚覚提示システムであって、前記電子装置は、ユーザーの操作を受け付ける入力手段と、ユーザーの操作に対応する信号パターンを生成する信号パターン生成手段と、前記信号パターンを前記ウェアラブル機器に送信する通信手段と、表示装置と、表示情報に応じた画像を前記表示装置に表示させる表示情報制御手段とを有し、前記ウェアラブル機器は、ユーザーの体表面に接触するように衣類に取り付けられた複数の刺激提示手段と、前記衣類に装着され、少なくとも1つの前記刺激提示手段に、前記電子装置から送信された信号パターンに応じた駆動信号を印加することによりユーザーに皮膚覚刺激を与える制御装置とを有し、前記信号パターン生成手段は、ユーザーが前記入力手段を介して行なった操作に応じて、前記表示情報およびユーザーの操作情報に対応する前記信号パターンを生成し、前記信号パターンは、ユーザーが前記入力手段を操作して指定した位置に対応する前記ウェアラブル機器上の位置を指定する位置指定情報と、ユーザーが前記入力手段を操作して指定した位置へのユーザーが指定した継続時間を、前記位置指定情報で指定されるウェアラブル機器上の位置に皮膚覚刺激を与える継続時間として指定する時間指定情報とを含み、前記表示情報制御手段は、前記表示情報により、前記ウェアラブル機器の画像を前記表示装置に表示させることを特徴とするものである。
また、本発明の皮膚覚提示システムの1構成例は、さらに、サーバー装置を備え、前記電子装置の信号パターン生成手段は、前記表示情報と、表示情報およびユーザーの操作情報と関連付けされた信号パターンとを含むアプリケーションプログラムを前記サーバー装置から受信して、このアプリケーションプログラムを基に前記信号パターンを生成することを特徴とするものである。
また、本発明の皮膚覚提示システムの1構成例において、前記ウェアラブル機器の複数の刺激提示手段の各々は、ユーザーの体表面に接触するように衣類に取り付けられた1対の電極を少なくとも含み、前記ウェアラブル機器の制御装置は、前記複数の刺激提示手段のうち前記信号パターンに応じた刺激提示手段を選択し、選択した刺激提示手段の前記1対の電極間に前記駆動信号を印加することを特徴とするものである。
また、本発明の皮膚覚提示システムの1構成例において、前記ウェアラブル機器の複数の刺激提示手段の各々は、さらに、前記衣類と前記1対の電極との間に配置され、保湿性を有する絶縁性の材料からなる第1の絶縁部材と、前記1対の電極間に配置され、保湿性を有する絶縁性の材料からなる第2の絶縁部材とを有することを特徴とするものである。
また、本発明の皮膚覚提示システムの1構成例において、前記1対の電極の各々は、PEDOT−PSSを含浸させた布帛からなることを特徴とするものである。
また、本発明の皮膚覚提示システムの1構成例は、複数のユーザーが所持する複数の前記電子装置と、複数のユーザーが身に付ける複数の前記ウェアラブル機器とを備え、各電子装置の前記通信手段は、さらに、電子装置間で直接に双方向通信する機能もしくは通信網を介して電子装置間で双方向通信する機能を備え、前記信号パターンを送信する送信元の電子装置の通信手段は、自装置の前記信号パターン生成手段が生成した信号パターンを、予め定められた送信先の電子装置もしくは自装置のユーザーが指定した送信先の電子装置に送信し、前記送信先の電子装置の通信手段は、前記送信元の電子装置から受信した信号パターンを、自装置に対応する前記ウェアラブル機器に送信することを特徴とするものである。
本発明によれば、電子装置に、入力手段と信号パターン生成手段と通信手段とを設け、ウェアラブル機器に、複数の刺激提示手段と制御装置とを設けることにより、ユーザーが外出時などに手軽に使用できる皮膚覚提示システムを実現することができる。また、本発明では、ユーザーインターフェースが固定化されていないので、ユーザーの任意の操作に応じた皮膚覚刺激をユーザー自身に与えることが可能となる。
また、本発明では、電子装置に、表示装置と表示情報制御手段とを設け、入力手段を、表示装置と組み合わせて配置されるタッチパネルとすることにより、皮膚覚刺激を提示する位置をユーザーに直感的に認識させることができる。
また、本発明では、サーバー装置からアプリケーションプログラムをダウンロードすることで、様々な皮膚覚提示アプリケーションを実現することができる。
また、本発明では、衣類と1対の電極との間に第1の絶縁部材を設けることにより、電極の乾燥を防ぎ、ユーザーの皮膚と電極との合成抵抗が上昇することを防止することができ、また1対の電極間に第2の絶縁部材を設けることにより、1対の電極が短絡することを防止することができる。
また、本発明では、1対の電極の各々をPEDOT−PSSを含浸させた布帛で構成することにより、装着感を改善することができ、長期間の連続装用が可能となる。
また、本発明では、複数の電子装置と複数のウェアラブル機器とを用いることにより、あるユーザーが電子装置に対して行なった操作を相手のユーザーのウェアラブル機器に反映させて皮膚覚提示を行なうことが可能となる。その結果、本発明では、他のユーザーとのインタラクションが可能な皮膚覚提示システムを実現することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る皮膚覚提示システムの利用イメージを示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る皮膚覚提示システム全体の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る電子装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係るウェアラブル機器の制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態においてウェアラブル機器をユーザーが着用した様子を示す模式図である。 本発明の第1の実施の形態に係るウェアラブル機器の刺激提示部の構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るウェアラブル機器の刺激提示部の構成を示す平面図である。 本発明の第1の実施の形態において皮膚覚情報提示時にウェアラブル機器の刺激制御部から刺激提示部に出力される駆動信号の波形の1例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態において皮膚覚情報提示時にウェアラブル機器の刺激制御部から刺激提示部に出力される駆動信号の波形の他の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態においてユーザーに与える皮膚覚刺激を模式的に示す図、および皮膚覚刺激に対応する駆動信号の波形の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態においてユーザーに与える皮膚覚刺激の別の例を模式的に示す図、および皮膚覚刺激に対応する駆動信号の波形の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態においてユーザーに与える皮膚覚刺激の別の例を模式的に示す図、および皮膚覚刺激に対応する駆動信号の波形の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態においてユーザーに与える皮膚覚刺激の別の例を模式的に示す図、および皮膚覚刺激に対応する駆動信号の波形の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態において電子装置に対するユーザーの操作を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態に係る皮膚覚提示システムの動作を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る皮膚覚提示システムの利用イメージを示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る皮膚覚提示システム全体の構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係る皮膚覚提示システム全体の構成を示すブロック図である。
以下、好適な実施の形態に基づき、図面を参照して本発明を説明するが、本発明は係る実施の形態に限定されない。
[第1の実施の形態]
(全体の説明)
まず、本実施の形態の皮膚覚提示システムの全体構成を説明する。図1は、本実施の形態に係る皮膚覚提示システムの利用イメージを示す。図2は、本実施の形態に係る皮膚覚提示システム全体の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施の形態の皮膚覚提示システムは、ユーザー100が身に付けるウェアラブル機器1と、ユーザー100が所持する電子装置2と、電子装置2と通信網4を介して接続されたサーバー装置3とから構成される。
ウェアラブル機器1は、シャツ等の衣類10と、ユーザー100の体表面に接触するように衣類10に取り付けられた複数の刺激提示部11と、衣類10に取り付けられ、刺激提示部11を制御する制御装置12とから構成される。図1のAはウェアラブル機器1の一部を拡大した図を示している。制御装置12は、配線13を介して複数の刺激提示部11と電気的に接続されている。
電子装置2は、衣類10に内蔵された制御装置12と無線通信し、電子装置2の表示画面上でユーザーが指定した任意の皮膚覚情報を衣類10の表面に取り付けられた複数の刺激提示部11を通じて、ユーザーに与えられるようになっている。図1の例は、表示画像200上をユーザー100が指でなぞるようにすると、この操作に応じた皮膚覚刺激が生じることを示しており、図1の14は刺激提示部11がユーザー100に与える皮膚覚刺激(電気刺激)を示している。
また、図2に示すように、電子装置2は、データベース(不図示)を含むサーバー装置3と通信網4を介して接続されている。公知の技術を用いるとすれば、通信網4は、インターネットとすることができる。
図2におけるaはウェアラブル機器1の制御装置12から刺激提示部11に印加される駆動信号を表し、bは電子装置2と制御装置12との間でやり取りされる情報を表し、cは電子装置2と通信網4との間でやり取りされる情報を表し、dはサーバー装置3と通信網4との間でやり取りされる情報を表している。
(電子装置の説明)
図3は、本実施の形態の電子装置2の構成例を示すブロック図である。電子装置2の例としては、公知のスマートフォンやタブレット端末がある。すなわち、公知のスマートフォンやタブレット端末が、以下に記載する電子装置2の機能を少なくとも備えていればよい。
電子装置2は、表示装置20と、表示装置20を覆うように表示装置20の表示面側に配置されたタッチパネル21(入力手段)とを備える。ユーザーは、表示装置20に表示された内容に対して、指やペンなどにより、タッチパネル21に触れたり、ジェスチャ入力したりすることで、電子装置2を操作する。ユーザーは、表示装置20が表示して、タッチパネル21を透過した画像を目視できることは言うまでもない。
タッチパネル21としては、公知の静電式、抵抗膜式、光学式、超音波式、電磁式などの各種タッチパネルを使用することができる。タッチパネル21は、その構成上、ガラス板に張り付けられていることが多く、その場合はガラス板も含めてタッチパネルと定義する。
タッチパネル21は、タッチパネル制御部22により制御される。タッチパネル制御部22は、ユーザーが触れたタッチパネル21上の位置および範囲、ユーザーがタッチパネル21上で指先を動かした方向、ユーザーがタッチパネル21上で指先を動かした速度、ユーザーがタッチパネル21に触れた時間を検出することができる。マイクロコンピュータ23は、ユーザーのタッチパネル21に対する操作から得られた操作情報(位置、方向、速度、接触時間など)をタッチパネル制御部22から取得することができる。
表示装置20としては、公知の液晶方式、有機EL方式、電子ペーパー方式などの表示装置を使用することができる。表示装置20は、表示情報制御部24により制御される。マイクロコンピュータ23は、表示情報制御部24を介して表示装置20に任意の表示を行わせることができる。
なお、本実施の形態では、表示装置20の上にタッチパネル21を取り付ける外付け型の構成で説明したが、表示装置20とタッチパネル21とが一体となった内蔵型を採用してもよい。例えば、タッチパネル機能を液晶パネルの内部に一体化したインセル型タッチパネルや、タッチパネル機能を液晶パネルの表面に一体化したオンセル型タッチパネル等の方式であってもよく、それらの方式を採用することにより、電子装置2の更なる薄型化・軽量化を図ることができる。
さらに、電子装置2は、マイクロコンピュータ23の各種プログラムを格納するROM(Read-Only Memory)25と、マイクロコンピュータ23が処理する各種データを記憶するRAM(Random Access Memory)26と、表示装置20に表示する表示情報を記憶する表示情報記録部27と、外部との通信を行なう通信インターフェース部28(通信手段)と、各種入出力を行なう各種I/O部29と、電子装置2の各部に電力を供給する電源部30とを備えている。
通信インターフェース部28は、通信網4を介してサーバー装置3や他の電子装置2と通信を行なうための例えば公知のLTE/3G通信機能と、ウェアラブル機器1の制御装置12や他の電子装置2と通信を行なうための例えば公知のブルートゥース(Bluetooth(登録商標))通信機能やワイファイ(Wi-Fi)通信機能を備えている。
マイクロコンピュータ23と表示情報記録部27とは、信号パターン生成手段を構成している。表示情報記録部27には、上記の表示情報と共に、ユーザーの操作情報と、ユーザーの操作情報に応じた皮膚覚情報をユーザーに提示するためにウェアラブル機器1の刺激提示部11を制御する信号パターンとが、表示情報と対応付けて記録されている。
マイクロコンピュータ23は、表示情報およびユーザーの操作情報に対応する信号パターンが表示情報記録部27に保持されているか否かを判別する。マイクロコンピュータ23は、表示情報およびユーザーの操作情報に対応する信号パターンが表示情報記録部27に保持されている場合、この信号パターンを、通信インターフェース部28を介してウェアラブル機器1の制御装置12へ送信する。
信号パターンは、例えばウェアラブル機器1上の特定の位置を指定する位置指定情報と、この特定の位置に皮膚覚を与える継続時間を指定する時間指定情報とからなり、これら位置指定情報と時間指定情報の組が時系列で記述された情報である。
電子装置2を皮膚覚提示システムの一要素として動作させるためのアプリケーションプログラムは、通信インターフェース部28を介して、ユーザーが無償あるいは有償で通信網4を介したサーバー装置3から自由にダウンロード可能である。このサーバー装置3から送信されるアプリケーションプログラムは、マイクロコンピュータ23を動作させるためのプログラムと、表示情報と、表示情報およびユーザーの操作情報と関連付けされた信号パターンとを含む。
マイクロコンピュータ23は、サーバー装置3からダウンロードし、ROM25に格納されたプログラムに従って、本実施の形態で説明する処理を実行する。
なお、信号パターンの情報は、表示情報に対して、ユーザーが設定した信号パターンを示す情報であってもよい。
(ウェアラブル機器の制御装置の説明)
図4は、図1および図2で示したウェアラブル機器1の制御装置12の構成例を示すブロック図である。制御装置12は、通信インターフェース部120と、CPU121と、センサ部122と、刺激制御部123と、電源部124とを備える。
電源部124は、通信インターフェース部120とCPU121とセンサ部122と刺激制御部123へ電力を供給する。
通信インターフェース部120は、電子装置2と通信を行なうための例えばブルートゥース(Bluetooth)通信機能やワイファイ(Wi-Fi)通信機能を備え、またCPU121と通信を行なうために適切な処理を実施する。
CPU121は、図示しない内部のメモリに格納されたプログラムに従って、本実施の形態で説明する処理を実行し、通信インターフェース部120を介して電子装置2から受信した信号パターンを適切に処理して、信号パターンに応じた指令を刺激制御部123に与える機能と、電源部124の管理を適切にする機能と、センサ部122から供給されたセンサ信号を適切に処理して、通信インターフェース部120を介して電子装置2に送信する機能とを実現する。
センサ部122は、例えば照度センサ、磁気センサ、加速度センサ、心拍センサ、呼吸センサ、体温センサを備えており、これらのセンサが検出した照度、磁場の大きさや方向、加速度、心拍数、呼吸数、体温を示すセンサ信号をCPU121に送信する。なお、これらのセンサを全て搭載する必要はなく、必要に応じて1乃至複数のセンサを搭載すればよい。
電子装置2のマイクロコンピュータ23は、ウェアラブル機器1の制御装置12から送信されたセンサ信号を、通信インターフェース部28を介して受信し、このセンサ信号と公知のGPS(Global Positioning System)機能により取得した位置情報などから、ユーザーの位置・姿勢やユーザーの身体状況(バイタルサインの正常/異常など)を推定し、マイクロコンピュータ23が管理する情報(例えば、電源部30のバッテリ残量)あるいは通信網4を介した外部(例えばWEBサービス)からの入力に基づいて、ユーザー由来のコンテキスト情報を生成するようにしてもよい。
刺激制御部123は、CPU121からの指令に従って駆動信号を生成し、この駆動信号を刺激提示部11に出力することにより刺激提示部11を制御して、皮膚覚提示を行なう。
(ウェアラブル機器の説明)
図5(A)、図5(B)は、ウェアラブル機器1をユーザーが着用した様子を示す模式図であり、図5(A)はユーザー正面図、図5(B)はユーザー背面図である。図5(A)、図5(B)の例では、ユーザー100が衣類10(ウェアラブル機器1)を着用したときにユーザー100の左胸上部に位置するように、制御装置12が衣類10に取り付けられている。
複数の刺激提示部11は、衣類10上に互いに離間して配置されており、その各々がユーザー100の体表面に接触するように衣類10に取り付けられている。そして、複数の刺激提示部11は、配線13を介して制御装置12と電気的に接続されている。なお、図5(A)、図5(B)では、図示の都合上、一部の配線13のみを示し、残りの配線13については図示を省略している。
本実施の形態では、図1、図5(A)、図5(B)に示すように、ウェアラブル機器1を構成する衣類10の例としてシャツを例に挙げて説明するが、衣類10はユーザーが身に着けることができるものであればよく、例えば、アンダーウェア、ズボン、腹巻、サポータ、バンド等であってもよい。
また、本実施の形態では、刺激提示部11と配線13とは衣類10に固定されているものとするが、制御装置12は衣類10に固定されていてもよいし、衣類10に対して着脱可能な構成であってもよい。また、図5(A)、図5(B)において、配線13および刺激提示部11が設置(固定)される衣類10上の位置はあくまで一例であり、図5(A)、図5(B)に示す位置に限定されるものではない。
次に、刺激提示部11の構成例を図6と図7を用いて説明する。図6は、刺激提示部11の断面構造を模式的に示す図であり、図7は、刺激提示部11の平面構造を模式的に示す図である。なお、図7は、ユーザーの身体側から刺激提示部11を見た構成を示している。
刺激提示部11は、刺激制御部123から入力された駆動信号(例えば電圧信号)に基づいて、生体(ユーザー)に対する皮膚覚刺激を生成するデバイスである。刺激提示部11は、衣類10における、ユーザーとの接触面に形成されている。つまり、刺激提示部11は、ユーザーが衣類10(ウェアラブル機器1)を身に着けたときに、ユーザーの皮膚表面に接触するように形成されている。
また、刺激提示部11は、上記のとおり、衣類10上に複数配置されている。具体的には、図5(A)、図5(B)に示すように、ユーザーが衣類10(ウェアラブル機器1)を身に着けたときに、ユーザーの心臓周辺以外の領域に刺激提示部11が満遍なく配置されるようになっている。なお、ユーザーの心臓周辺を避けて刺激提示部11を配置する理由は、ユーザーの心臓に電気刺激を与えることを避けるためである。
図6、図7に示すように、刺激提示部11は、衣類10のユーザーとの接触面に固定されたシート状の絶縁部材101と、絶縁部材101のユーザーとの接触面に固定された2つの電極102−1,102−2と、2つの電極102−1,102−2を分けるように絶縁部材101に固定された絶縁部材103とから構成される。
絶縁部材101は、保湿性を有する絶縁性の材料で形成されている。保湿性を有する絶縁性の材料としては、柔軟性を有するポリウレタン素材(例えばポリ・テープ株式会社製のポリ・フレックス(登録商標))を例示することができる。絶縁部材103は、例えば絶縁部材101と同様の保湿性を有する絶縁性の材料で形成されている。
絶縁部材101の衣類10への固定方法としては、絶縁部材101を衣類10に縫い付ける方法、あるいは接着で固定する方法などがある。絶縁部材103の絶縁部材101への固定方法も同様である。
電極102−1,102−2は、導電性の布状素材、具体的には高分子複合素材や銀めっき繊維によって例えば布状に形成されたものである。ここで、導電性の高分子複合素材とは、導電性高分子とバインダー樹脂とを含有する混合物である。導線性高分子としては、導電性および親水性に優れるPEDOT−PSSやPEDOT−S等を例示することができる。また、バインダー樹脂としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、光硬化性樹脂などが用いられ、例えば、ナフィオン、ポリカーボネート、ポリエチレン等を例示することができる。この導電性の高分子複合素材を布帛に含浸させることで電極102−1,102−2が作製される。
本実施の形態では、布状の導電性高分子複合素材の電極102−1,102−2を用いることにより、この素材の通気性と柔軟性により装着感が改善され、長期間の連続装用が可能となる。
なお、電極102−1,102−2を構成する導電性高分子複合素材には、ユーザーの皮膚と電極102−1,102−2との合成抵抗を下げるために、例えば、グリセロール、電解質溶液、イオン液体のうち少なくとも1つを含浸させておくことが望ましい。
また、電極102−1,102−2の別の例として用いる銀めっき繊維とは、公知の技術により、ナイロン等の繊維にめっき加工により銀材料を堆積し、導電性を有する状態にした繊維である。
以上のような電極102−1,102−2の絶縁部材101への固定方法としては、電極102−1,102−2を絶縁部材101に縫い付ける方法、あるいは接着で固定する方法などがある。
2つの電極102−1,102−2は、交流電圧の正極側の端子、負極側の端子として機能し、2つの電極102−1,102−2間に印加された交流電圧(駆動信号)に応じた皮膚覚情報(電気刺激)をユーザーに与える。
図7に示されるように、電極102−1と電極102−2とは、平面視において絶縁部材103を挟んで配置されている。これにより、電極102−1と電極102−2とが短絡することを防止することができる。
また、図6、図7に示すように、電極102−1,102−2を衣類10に直接固定するのではなく、絶縁部材101を介して電極102−1,102−2を衣類10に固定するので、衣類10上に複数の刺激提示部11を配置した場合であっても、刺激提示部11同士で短絡することを防止することができる。また、絶縁部材101は、電極102−1,102−2が含有する水分の蒸発を防ぐ保湿層として機能させることができる。
図8に、皮膚覚情報提示時に刺激制御部123から刺激提示部11に出力される駆動信号の波形の1例を示す。図8は、単一のチャンネル(1つの刺激提示部11)における駆動信号の単一周期波形を示している。図8のような駆動信号を2つの電極102−1,102−2間に印加する際に、駆動信号の電圧V、パルス幅T1、両極パルス間隔T2、周期幅T3を制御することにより、ユーザーに対して任意の皮膚覚情報を提示することができる。このパルス幅T1の正極パルスとパルス幅T1の負極パルスとの組を本実施の形態では単位パルス信号と呼ぶ。
図9(A)、図9(B)は、皮膚覚情報提示時に刺激制御部123から刺激提示部11に出力される駆動信号の波形の他の例を示す図である。これらは、公知の低周波治療技術を用いて生成した駆動信号を人体に印加したときの電極102−1,102−2の両端の電圧を測定したものである。ここでは、電圧が±20V、周波数が1.2kHzの単位パルス信号の集まりからなる駆動信号を生成した場合を示している。
図9(A)に示される駆動信号は、刺激提示部11に断続的に印加される複数の上記単位パルス信号の集まりからなる。このような波形の駆動信号を刺激提示部11に印加することにより、ユーザーは、“揉まれている”という刺激を感じることが可能となる。
上記のとおり、電子装置2のマイクロコンピュータ23は、ユーザーのタッチパネル21に対する操作から得られた操作情報(位置、方向、速度、接触時間など)をタッチパネル制御部22から取得する。ユーザーがタッチパネル21上で“揉む”という操作をする場合には、ユーザーの複数本の指がタッチパネル21に接触している状態で接近したり離れたりすることになる。したがって、マイクロコンピュータ23は、ユーザーの複数本の指がタッチパネル21に接触している位置と、その位置の時間に伴う変化とを検出することができる。
そして、マイクロコンピュータ23は、表示装置20に表示している表示情報およびタッチパネル制御部22から取得したユーザーの操作情報に対応する信号パターンを、表示情報記録部27から取得する。信号パターンでは、ユーザーの指が触れたタッチパネル21上の位置の情報が、対応するウェアラブル機器1上の位置を指定する位置指定情報に変換され、ユーザーがタッチパネル21上の同一の位置に触れていた継続時間の情報が、位置指定情報で指定されるウェアラブル機器1上の位置に刺激を与える継続時間を指定する時間指定情報に変換される。
上記のとおり、ユーザーの指が触れるタッチパネル21上の位置は時間に伴って変化するので、位置指定情報と時間指定情報の組が時間に伴って変化していく信号パターンを用意しておけば、ユーザーが電子装置2のタッチパネル21上で行なった操作に応じた皮膚覚情報を、刺激提示部11を通じてユーザーに提示することが可能である。
図9(B)に示される駆動信号は、複数の上記単位パルス信号からなる波束50を繰り返し印加する波形となっている。このような波形の駆動信号を刺激提示部11に印加することにより、ユーザーは、“摩られている”という刺激を感じることが可能となる。
電子装置2における信号パターンの作成方法は、図9(A)の場合と同様である。図9(A)との違いは、ユーザーの指が電子装置2のタッチパネル21上の一箇所に触れている継続時間が図9(A)の場合よりも長いことにより、1つの波束あたりの単位パルス信号の数が図9(A)の場合よりも多いことである。
ウェアラブル機器1の制御装置12のCPU121は、通信インターフェース部120を介して電子装置2から信号パターンを受信すると、信号パターンに含まれる位置指定情報で指定されるウェアラブル機器1上の位置に存在する刺激提示部11を選択し、この刺激提示部11が信号パターンに含まれる時間指定情報で指定される継続時間だけユーザーに皮膚覚刺激を与えるよう刺激制御部123に指令を出力する。
刺激制御部123は、CPU121からの指令に従って上記のような駆動信号を生成し、この駆動信号をCPU121が選択した刺激提示部11に出力する。
なお、駆動信号は、ウェアラブル機器1に設けられた全ての刺激提示部11に対して同様に印加するようにしてもよいし、一部の刺激提示部11に対してのみ印加するようにしてもよい。
例えばユーザーが複数本の指で電子装置2のタッチパネル21に触れた場合、電子装置2のマイクロコンピュータ23がタッチパネル制御部22から取得するユーザーの操作情報には複数の位置情報(ユーザーの指が触れている複数箇所の位置情報)が含まれることになる。この場合、マイクロコンピュータ23は、位置情報ごとに信号パターンを生成すればよい。これらの信号パターンに応じて、ウェアラブル機器1の制御装置12のCPU121は、刺激制御部123に対する上記のような指令を信号パターン毎に出力することになる。
次に、複数の刺激提示部11に対して時間差を設けて駆動信号を印加する例について説明する。
図10(A)は、ユーザーに与える皮膚覚刺激を模式的に示す図、図10(B)は、図10(A)の皮膚覚刺激に対応する駆動信号の波形例を示す図である。図10(A)は、ウェアラブル機器1に配置された刺激提示部11−A,11−Dから11−C,11−Fの方向に向かってユーザーの腰周辺にゆっくりと軽く擦るような皮膚覚刺激を与える場合を示している。
図10(A)のような皮膚覚刺激を与えるには、図10(B)に示すように、刺激提示部11−A,11−Dに印加する駆動信号と刺激提示部11−B,11−Eに印加する駆動信号との間に時間差を設け、さらに刺激提示部11−B,11−Eに印加する駆動信号と刺激提示部11−C,11−Fに印加する駆動信号との間に時間差を設ける、というようにユーザーの背部から腰部に向かう皮膚覚刺激の方向に沿って順番に駆動信号を印加すればよい。皮膚覚刺激を与える位置、方向および速度は、ユーザーが電子装置2のタッチパネル21に対して行なう操作によって決まることは上記で説明したとおりである。
図11(A)は、ユーザーに与える皮膚覚刺激の別の例を模式的に示す図、図11(B)は、図11(A)の皮膚覚刺激に対応する駆動信号の波形例を示す図である。図11(A)は、図10(A)の場合とは逆に、ウェアラブル機器1に配置された刺激提示部11−C,11−Fから11−A,11−Dの方向に向かってユーザーの腰周辺にゆっくりと軽く擦るような皮膚覚刺激を与える場合を示している。
図11(A)のような皮膚覚刺激を与えるには、図11(B)に示すように、刺激提示部11−C,11−Fに印加する駆動信号と刺激提示部11−B,11−Eに印加する駆動信号との間に時間差を設け、さらに刺激提示部11−B,11−Eに印加する駆動信号と刺激提示部11−A,11−Dに印加する駆動信号との間に時間差を設ける、というようにユーザーの腰部から背部に向かう皮膚覚刺激の方向に沿って順番に駆動信号を印加すればよい。
図12(A)は、ユーザーに与える皮膚覚刺激の別の例を模式的に示す図、図12(B)は、図12(A)の皮膚覚刺激に対応する駆動信号の波形例を示す図である。図12(A)は、ウェアラブル機器1に配置された刺激提示部11−A,11−Dから11−B,11−Eの方向および刺激提示部11−C,11−Fから11−B,11−Eの方向、すなわち上下から腰部中央に向かってゆっくりと軽く擦るような皮膚覚刺激をユーザーに与える場合を示している。
図12(A)のような皮膚覚刺激を与えるには、図12(B)に示すように、刺激提示部11−A,11−C,11−D,11−Fに印加する駆動信号と刺激提示部11−B,11−Eに印加する駆動信号との間に時間差を設ける、というようにユーザーの背部から腰部中央に向かうと同時に臀部から腰部中央に向かう皮膚覚刺激の方向に沿って順番に駆動信号を印加すればよい。
図13(A)は、ユーザーに与える皮膚覚刺激の別の例を模式的に示す図、図13(B)は、図13(A)の皮膚覚刺激に対応する駆動信号の波形例を示す図である。図13(A)は、図12(A)の場合とは逆に、ウェアラブル機器1に配置された刺激提示部11−B,11−Eから11−A,11−Dの方向および刺激提示部11−B,11−Eから11−C,11−Fの方向、すなわち腰部中央から上下に向かってゆっくりと軽く擦るような皮膚覚刺激をユーザーに与える場合を示している。
図13(A)のような皮膚覚刺激を与えるには、図13(B)に示すように、刺激提示部11−B,11−Eに印加する駆動信号と刺激提示部11−A,11−C,11−D,11−Fに印加する駆動信号との間に時間差を設ける、というようにユーザーの腰部中央から背部に向かうと同時に腰部中央から臀部に向かう皮膚覚刺激の方向に沿って順番に駆動信号を印加すればよい。
以上の説明では、6つの刺激提示部11による皮膚覚刺激の提示方法を示したが、刺激提示部11を6個以上用いた場合、更に多様な皮膚覚刺激が提示できることは言うまでもない。
(ユーザーの操作の説明)
電子装置2に対するユーザーの操作について、図11(A)〜図11(D)を用いて説明する。本実施の形態において、表示情報は、例えば電子装置2に画像を表示させて電子装置2に対するユーザーの操作に応じてウェアラブル機器1の刺激提示部11を制御することを可能としたアプリケーションプログラムによって提供される情報である。
図11(A)、図11(B)は、アプリケーションプログラムによって提供された表示情報に応じて電子装置2の表示装置20に表示された画像の1例を示している。このアプリケーションプログラムでは、ユーザー100が身に付けた状態のウェアラブル機器1を電子装置2に表示させることで、皮膚覚刺激を提示する位置をユーザー100が直感的に認識できるようにしている。
ここでは、ユーザーのタッチパネル21に対する操作として、指で操作する例で説明するが、入力手段は指のみでなくペンなどの別の部材であってもよい。ユーザーがタッチパネル21を指で操作する方法は、タッチパネル21を指でワンクリックする操作、タッチパネル21を指でダブルクリックする操作、タッチパネル21上で指をはじくようにして動かす操作、タッチパネル21から指を離さずに動かす操作、開いている二本の指を閉じ合せる操作、閉じられた二本の指を開く操作などに大別される。
ここで、ユーザーの指で、電子装置2のタッチパネル21を操作してその操作に応じた皮膚覚刺激をユーザーに与える際には、上記の操作方法のうち、タッチパネル21から指を離さずに動かす操作が適しているので、本実施形態においては、この操作の特徴が生かせるような処理を行う。なお、電子装置2のタッチパネル21から指を離さずに動かす操作については、今後、なぞり操作と呼ぶ。
ユーザーのなぞり操作は、電子装置2のタッチパネル21に指で触れた後、指をタッチパネル21上で、上下左右方向に滑らせて、任意の場所で指をタッチパネル21から離す操作である。例えば、なぞり操作は、図1に示したように表示装置20に表示されたウェアラブル機器1上をなぞることによって、ユーザーの体表面の所望の位置に所望の方向の皮膚覚を入力する際に行なわれる。
上記のとおり、図11(A)、図11(B)はアプリケーションの起動後に、ユーザー100が身に付けた状態のウェアラブル機器1が電子装置2の表示装置20に表示されている状態を示している。図11(A)は、ユーザー100が表示装置20に表示されたウェアラブル機器1の画像の上に指を置いたときの様子を示している。図11(B)は、ユーザー100が表示装置20に表示されたウェアラブル機器1の画像に対して矢印の方向になぞり操作を行なった様子を示している。
この例では、ユーザー100が電子装置2の表示装置20に表示された画像(タッチパネル21)上で図11(A)の状態から図11(B)の状態のようになぞり操作を行なうことで、図11(C)の状態から図11(D)の状態のようにユーザー100がタッチパネル21に触れた位置に対応する各刺激提示部11が順番にユーザー100に皮膚覚刺激を与えることを示している。
図15は、本実施の形態の皮膚覚提示システムの動作を説明するフローチャートである。アプリケーションが起動すると、電子装置2の表示情報制御部24は、表示情報に応じた画像を表示装置20に表示させる(図15ステップS1)。ユーザーが電子装置2のタッチパネル21に対して操作を行なうと(図15ステップS2)、電子装置2のマイクロコンピュータ23は、表示情報およびユーザーの操作情報に対応する信号パターンをウェアラブル機器1の制御装置12へ送信する(図15ステップS3)。
ウェアラブル機器1の制御装置12のCPU121は、信号パターンに応じた指令を刺激制御部123に出力する(図15ステップS4)。刺激制御部123は、CPU121からの指令に応じた駆動信号を刺激提示部11に出力する(図15ステップS5)。アプリケーションが終了するまで(図15ステップS6においてYES)、ステップS2〜S5の処理が繰り返し実行される。各部の動作の詳細は上記で説明したとおりである。
こうして、本実施の形態では、ユーザーが外出時などに手軽に使用できるシステムを実現することができ、ユーザーの任意の操作に応じた皮膚覚刺激をユーザー自身に与えることが可能となる。
[第2の実施の形態]
次に、図16と図17を用いて、本発明の第2の実施形態について説明する。図16は、本実施の形態に係る皮膚覚提示システムの利用イメージを示す図、図17は、本実施の形態に係る皮膚覚提示システム全体の構成を示すブロック図である。
本実施の形態では、図16に示したように、ユーザーが2人となった場合の利用イメージを説明する。この場合、ユーザー100−1の所持する電子装置2−1とユーザー100−2が身に付けているウェアラブル機器1−2に内蔵される制御装置12−2とが、ユーザー100−2の所持する電子装置2−2を介してリンクしており、電子装置2−1の表示画像200−1(タッチパネル21)に対するユーザー100−1のなぞり操作により、ウェアラブル機器1−2の刺激提示部11−2がユーザー100−2に皮膚覚刺激を与えるようになっている。
同様に、ユーザー100−2の所持する電子装置2−2とユーザー100−1が身に付けているウェアラブル機器1−1に内蔵される制御装置12−1とが、ユーザー100−1の所持する電子装置2−1を介してリンクしており、電子装置2−2の表示画像200−2(タッチパネル21)に対するユーザー100−2のなぞり操作により、ウェアラブル機器1−1の刺激提示部11−1がユーザー100−1に皮膚覚刺激を与えるようになっている。
図17に示したように、ユーザー100−1の電子装置2−1とユーザー100−2の電子装置2−2とは、公知のブルートゥース(Bluetooth)通信などにより双方向にペアリングすることができる。あるいは、通信網4を介して電子装置2−1と2−2とがリンクするようにしてもよい。
図17におけるa1,a2はウェアラブル機器1−1,1−2の制御装置12−1,12−2から刺激提示部11−1,11−2に印加される駆動信号を表し、b1,b2は電子装置2−1,2−2と制御装置12−1,12−2との間でやり取りされる情報を表し、cは電子装置2−1と2−2との間でやり取りされる情報を表し、dは電子装置2−1と通信網4との間でやり取りされる情報を表し、eは電子装置2−2と通信網4との間でやり取りされる情報を表している。
第1の実施の形態と同様に、本実施の形態の皮膚覚提示システムの動作はアプリケーションプログラムによって規定されるが、本実施の形態では、ユーザー100−1が電子装置2−1のタッチパネル21に対して操作を行なうと、電子装置2−1のマイクロコンピュータ23は、表示情報およびユーザーの操作情報に対応する信号パターンを、リンク先の電子装置2−2へ送信する。
電子装置2−2のマイクロコンピュータ23は、送信元の電子装置2−1から信号パターンを受信すると、この信号パターンを自装置に対応するウェアラブル機器1−2の制御装置12−2へ送信する。
同様に、ユーザー100−2が電子装置2−2のタッチパネル21に対して操作を行なうと、電子装置2−2のマイクロコンピュータ23は、表示情報およびユーザーの操作情報に対応する信号パターンを、リンク先の電子装置2−1へ送信する。
電子装置2−1のマイクロコンピュータ23は、送信元の電子装置2−2から信号パターンを受信すると、この信号パターンを自装置に対応するウェアラブル機器1−1の制御装置12−1へ送信する。
各ウェアラブル機器1−1,1−2における動作は第1の実施の形態で説明したとおりである。
第1の実施の形態では、1人のユーザーが行なった操作をユーザー自身が身に付けているウェアラブル機器に反映させることができるが、本実施の形態では、2人のユーザーがそれぞれ行なった操作を相手のユーザーのウェアラブル機器に反映させて皮膚覚提示を行なうことができる。
[第3の実施の形態]
次に、図18を用いて、本発明の第3の実施形態について説明する。図18は、本実施の形態に係る皮膚覚提示システム全体の構成を示すブロック図である。図18におけるa1,a2,a3はウェアラブル機器1−1,1−2,1−3の制御装置12−1,12−2,12−3から刺激提示部11−1,11−2,11−3に印加される駆動信号を表し、b1,b2,b3は電子装置2−1,2−2,2−3と制御装置12−1,12−2,12−3との間でやり取りされる情報を表し、cは電子装置2−1と通信網4との間でやり取りされる情報を表し、eは電子装置2−2と通信網4との間でやり取りされる情報を表し、fは電子装置2−3と通信網4との間でやり取りされる情報を表し、dはサーバー装置3と通信網4との間でやり取りされる情報を表している。
本実施の形態では、3台の電子装置2−1,2−2,2−3が互いに通信網4を介してリンクしており、各々の電子装置2−1,2−2,2−3を所持するユーザーが、相手のユーザーに対して相互に皮膚覚情報を送信することができる。
本実施の形態の場合、ある電子装置2が信号パターンを送信する送信先の電子装置2(ウェアラブル機器1)は各電子装置2にインストールされるアプリケーションプログラムによって予め定められていてもよいし、皮膚覚情報を送信したいユーザーが電子装置2を操作して送信先のユーザーを指定することにより、送信先のユーザーの電子装置2(ウェアラブル機器1)に信号パターンが送信されるようにしてもよい。
各電子装置2と各ウェアラブル機器1の構成および動作は第1、第2の実施の形態と同様であるので、詳細な説明は省略する。
なお、図14では、3台の電子装置2を例として挙げたが、4台以上の電子装置2が皮膚覚提示システムに参加してもよいことは言うまでもない。
上記のとおり、サーバー装置3からアプリケーションプログラムをダウンロードして、アプリケーションを起動すれば、電子装置2は皮膚覚提示システムに加わることが可能である。反対に、アプリケーションを終了すれば、その電子装置2は皮膚覚提示システムから離脱することになる。
以上、第1〜第3の実施の形態では、ユーザーが身に付けるウェアラブル機器1に備えられた複数の刺激提示部11へ駆動信号を送信することを主として説明したが、ウェアラブル機器1に備えられた複数の刺激提示部11以外にも、公知の触覚アクチュエーターに対して、第1〜第3の実施の形態が適用されてもよいことは言うまでもない。
本発明に係る皮膚覚提示システムは、ヒューマンインターフェースなどの幅広い分野において、容易なインタラクションが可能な皮膚覚提示手段として広く利用可能である。
1…ウェアラブル機器、2…電子装置、3…サーバー装置、10…衣類、11…刺激提示部、12…制御装置、13…配線、20…表示装置、21…タッチパネル、22…タッチパネル制御部、23…マイクロコンピュータ、24…表示情報制御部、25…ROM、26…RAM、27…表示情報記録部、28,120…通信インターフェース部、29…各種I/O部、30,124…電源部、100…ユーザー、101,103…絶縁部材、102−1,102−2…電極、121…CPU、122…センサ部、123…刺激制御部。

Claims (9)

  1. ユーザーの体表面に接触するように衣類に取り付けられた複数の刺激提示手段のうち少なくとも1つの刺激提示手段に、信号パターンに応じた駆動信号を印加してユーザーに皮膚覚刺激を与えるウェアラブル機器に対して、信号パターンを送信する電子装置であって、
    ユーザーの操作を受け付ける入力手段と、
    ユーザーの操作に対応する信号パターンを生成する信号パターン生成手段と、
    この信号パターン生成手段によって生成された信号パターンを前記ウェアラブル機器に送信する通信手段と
    表示装置と、
    表示情報に応じた画像を前記表示装置に表示させる表示情報制御手段とを有し、
    前記信号パターン生成手段は、ユーザーが前記入力手段を介して行なったなぞり操作に応じて、前記表示情報およびユーザーの操作情報に対応する前記信号パターンを生成し、
    前記信号パターンは、ユーザーが前記入力手段を操作して指定した位置に対応する前記ウェアラブル機器上の位置を指定する位置指定情報を少なくとも含み、
    前記表示情報制御手段は、前記表示情報により、前記ウェアラブル機器の画像を前記表示装置に表示させることを特徴とする電子装置。
  2. 請求項記載の電子装置において、
    前記信号パターン生成手段は、前記表示情報と、表示情報およびユーザーの操作情報と関連付けされた信号パターンとを含むアプリケーションプログラムをサーバー装置から受信して、このアプリケーションプログラムを基に前記信号パターンを生成することを特徴とする電子装置。
  3. 請求項1または2記載の電子装置と、
    ユーザーが身に付けるウェアラブル機器とを備え、
    前記ウェアラブル機器は、
    ユーザーの体表面に接触するように衣類に取り付けられた複数の刺激提示手段と、
    前記衣類に装着され、少なくとも1つの前記刺激提示手段に、前記電子装置から送信された信号パターンに応じた駆動信号を印加することによりユーザーに皮膚覚刺激を与える制御装置とを有することを特徴とする皮膚覚提示システム。
  4. 電子装置とウェアラブル機器を備える皮膚覚提示システムであって、
    前記電子装置は、
    ユーザーの操作を受け付ける入力手段と、
    ユーザーの操作に対応する信号パターンを生成する信号パターン生成手段と、
    前記信号パターンを前記ウェアラブル機器に送信する通信手段と
    表示装置と、
    表示情報に応じた画像を前記表示装置に表示させる表示情報制御手段とを有し、
    前記ウェアラブル機器は、
    ユーザーの体表面に接触するように衣類に取り付けられた複数の刺激提示手段と、
    前記衣類に装着され、少なくとも1つの前記刺激提示手段に、前記電子装置から送信された信号パターンに応じた駆動信号を印加することによりユーザーに皮膚覚刺激を与える制御装置とを有し、
    前記信号パターン生成手段は、ユーザーが前記入力手段を介して行なった操作に応じて、前記表示情報およびユーザーの操作情報に対応する前記信号パターンを生成し、
    前記信号パターンは、ユーザーが前記入力手段を操作して指定した位置に対応する前記ウェアラブル機器上の位置を指定する位置指定情報と、ユーザーが前記入力手段を操作して指定した位置へのユーザーが指定した継続時間を、前記位置指定情報で指定されるウェアラブル機器上の位置に皮膚覚刺激を与える継続時間として指定する時間指定情報とを含み、
    前記表示情報制御手段は、前記表示情報により、前記ウェアラブル機器の画像を前記表示装置に表示させることを特徴とする皮膚覚提示システム。
  5. 請求項記載の皮膚覚提示システムにおいて、
    さらに、サーバー装置を備え、
    前記電子装置の信号パターン生成手段は、前記表示情報と、表示情報およびユーザーの操作情報と関連付けされた信号パターンとを含むアプリケーションプログラムを前記サーバー装置から受信して、このアプリケーションプログラムを基に前記信号パターンを生成することを特徴とする皮膚覚提示システム。
  6. 請求項乃至のいずれか1項に記載の皮膚覚提示システムにおいて、
    前記ウェアラブル機器の複数の刺激提示手段の各々は、ユーザーの体表面に接触するように衣類に取り付けられた1対の電極を少なくとも含み、
    前記ウェアラブル機器の制御装置は、前記複数の刺激提示手段のうち前記信号パターンに応じた刺激提示手段を選択し、選択した刺激提示手段の前記1対の電極間に前記駆動信号を印加することを特徴とする皮膚覚提示システム。
  7. 請求項記載の皮膚覚提示システムにおいて、
    前記ウェアラブル機器の複数の刺激提示手段の各々は、
    さらに、前記衣類と前記1対の電極との間に配置され、保湿性を有する絶縁性の材料からなる第1の絶縁部材と、
    前記1対の電極間に配置され、保湿性を有する絶縁性の材料からなる第2の絶縁部材とを有することを特徴とする皮膚覚提示システム。
  8. 請求項または記載の皮膚覚提示システムにおいて、
    前記1対の電極の各々は、PEDOT−PSSを含浸させた布帛からなることを特徴とする皮膚覚提示システム。
  9. 請求項乃至のいずれか1項に記載の皮膚覚提示システムにおいて、
    複数のユーザーが所持する複数の前記電子装置と、
    複数のユーザーが身に付ける複数の前記ウェアラブル機器とを備え、
    各電子装置の前記通信手段は、さらに、電子装置間で直接に双方向通信する機能もしくは通信網を介して電子装置間で双方向通信する機能を備え、
    前記信号パターンを送信する送信元の電子装置の通信手段は、自装置の前記信号パターン生成手段が生成した信号パターンを、予め定められた送信先の電子装置もしくは自装置のユーザーが指定した送信先の電子装置に送信し、
    前記送信先の電子装置の通信手段は、前記送信元の電子装置から受信した信号パターンを、自装置に対応する前記ウェアラブル機器に送信することを特徴とする皮膚覚提示システム。
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