JP6609824B2 - 車両の前部構造 - Google Patents
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Description
また、第2荷重受け部には、第1荷重受け部が衝突荷重を受けて車幅方向内側に移動する際、前記第1荷重受け部を前記第2荷重受け部と同軸の方向にガイドする凹円錐台形のガイド部が設けられている。このため、衝突荷重を受けたときに、第1荷重受け部が確実に第2荷重受け部に当接するようになる。
以下、図1から図8に基づいて本発明の実施形態1に係る車両の前部構造について説明する。本実施形態の車両の前部構造は、乗用車10の側面衝突時における荷重伝達構造に関するものである。ここで、図中に示す前後左右、及び上下は前記乗用車10(以下、車両10という)の前後左右、及び上下に対応している。
車両10のボディの左右両側には、図1、図2に示すように、フロントドア30により開閉されるドア開口部13が設けられている。前記ドア開口部13の前端位置には、車室Rの前側の支柱であるフロントピラー14が立設されている。フロントピラー14は、フロントドア30のベルトラインBLよりも下側のピラー支柱部14d(図2参照)がフェンダパネル15によって覆われている。左右のフェンダパネル15の間には、車両10のエンジンルームER(図2参照)を開閉可能に構成されたエンジンフード17が設けられている。
インパネリインフォース22は、計器類や操作スイッチ等を並べた運転席前面のインストルメントパネル20(図3参照)の内側に設置されており、そのインストルメントパネル20を支持できるように構成されている。また、インパネリインフォース22は、車両10の側面衝突時の衝突荷重Fを受けることで、フロントドア30の車室R内側への入り込み量を抑えられるように構成されている。インパネリインフォース22は、直線状のパイプにより構成されており、図3に示すように、その両端部がブラケット23によってフロントピラー14のピラー支柱部14dに固定されている。
フロントドア30は、そのフロントドア30の前端部がフロントピラー14のピラー支柱部14dに上下一対のドアヒンジ(図示省略)によって水平回動可能な状態で連結されている。フロントドア30は、図4等に示すように、ベルトラインBLより下側のドア本体部31と、ベルトラインBLより上側の窓部32とから構成されている。そして、フロントドア30のドア本体部31の前端上部には、外側にドアミラー33が取付けられている。
サービスホールカバー40は、サービスホール36hを塞ぐ蓋状部材であり、そのサービスホールカバー40の周縁部がサービスホール36hの開口縁にクリップ等(図示省略)によって取外し可能な状態で連結されている。サービスホールカバー40には、図5、及び図7に示すように、高さ方向中央位置の後端縁に後端隆起部41が形成されている。そして、サービスホールカバー40の後端隆起部41が後方で開放されており、その開口部分にドアミラー33のワイヤーハーネス45が通されるようになっている。
車両10の右側面衝突時に、図3に示すように、衝突荷重Fがフロントドア30に加わると、フロントドア30のアウタパネル35とアウタリインフォース35wとが変形し、バルク350が車幅方向内側に移動する。このとき、バルク350はクラッシュボックス430のガイド部435にガイドされて、クラッシュボックス430と同軸方向に導かれる。そして、バルク350がクラッシュボックス430に当接すると、クラッシュボックス430がバルク350と共に車幅方向内側に移動して、インパネリインフォース22の端面に当接する。これにより、衝突荷重Fがフロントドア30のバルク350、クラッシュボックス430を介してインパネリインフォース22に伝達される。即ち、衝突荷重Fがフロントドア30のバルク350、クラッシュボックス430、及びインパネリインフォース22によって受けられるようになる。さらに、バルク350とクラッシュボックス430とが潰れることで、衝突荷重Fの一部がバルク350、及びクラッシュボックス430に吸収される。これにより、側面衝突時におけるフロントドア30の車室内側への入り込み量を抑えることができる。
本実施形態に係る車両の前部構造によると、フロントドア30には、衝突荷重Fを受けて潰れるように構成されたバルク350(第1荷重受け部)とクラッシュボックス430(第2荷重受け部)とがフロントドア30の厚み方向に並んで配置されている。このため、前記フロントドアの厚み方向の剛性は、バルク350とクラッシュボックス430とが並んで配置されている部分で高くなる。また、前記バルク350と前記クラッシュボックス430とは、フロントドア30が閉じられた状態で車両10の側面視においてインパネリインフォース22と少なくとも部分的に重なるように構成されている。このため、衝突荷重Fは、フロントドア30のバルク350とクラッシュボックス430とを介して効率的にインパネリインフォース22に伝達される。
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、フロントドア30のバルク350とクラッシュボックス430とをインパネリインフォース22と同軸に位置決めする例を示した。しかし、バルク350とクラッシュボックス430とインパネリインフォース22とが車両10の側面視において部分的に重なっている状態で、前後方向にずらすことも可能である。これにより、フロントドア30に対して斜め方向から衝突荷重Fが加わった場合の荷重伝達効率が向上する。
20・・・インストルメントパネル
22・・・インパネリインフォース
30・・・フロントドア
35・・・アウタパネル
36・・・インナパネル
36h・・サービスホール(開口部)
40・・・サービスホールカバー(蓋部材)
350・・バルク(第1荷重受け部)
430・・クラッシュボックス(第2荷重受け部)
431・・仕切り壁部
435・・ガイド部
F・・・・衝突荷重
Claims (6)
- 車両のインストルメントパネルの内側で車幅方向に延びるように設置されたインパネリインフォースを備えており、側面衝突時にフロントドアに加わる衝突荷重を前記インパネリインフォースで受けられるように構成された車両の前部構造であって、
前記フロントドアには、前記衝突荷重を受けて潰れるように構成された第1荷重受け部と、第2荷重受け部とが前記フロントドアの厚み方向に並んで配置されており、
前記フロントドアが閉じられた状態で、そのフロントドアの前記第1荷重受け部と前記第2荷重受け部と前記インパネリインフォースとが車両の側面視において少なくとも部分的に重なるように構成されており、
前記第2荷重受け部には、前記第1荷重受け部が衝突荷重を受けて車幅方向内側に移動する際、前記第1荷重受け部を前記第2荷重受け部と同軸の方向にガイドする凹円錐台形のガイド部が設けられている車両の前部構造。 - 請求項1に記載された車両の前部構造であって、
前記第1荷重受け部は、前記フロントドアの意匠を構成するアウタパネルの裏側に取付けられており、
前記第2荷重受け部は、前記フロントドアのインナパネルに取付けられている車両の前部構造。 - 請求項2に記載された車両の前部構造であって、
前記フロントドアのインナパネルには、開口部が形成されており、
前記第2荷重受け部は、前記インナパネルの開口部を塞ぐ蓋部材に設けられている車両の前部構造。 - 請求項3に記載された車両の前部構造であって、
前記第2荷重受け部は樹脂製であり、同じく樹脂製の前記蓋部材と一体成形されている車両の前部構造。 - 請求項1から請求項4のいずれかに記載された車両の前部構造であって、
前記第2荷重受け部は、箱状に形成されており、
前記第2荷重受け部の内部空間が車幅方向に延びる複数の仕切り壁部によって仕切られている車両の前部構造。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載された車両の前部構造であって、
前記フロントドアが閉じられた状態で、前記第1荷重受け部と前記第2荷重受け部と前記インパネリインフォースとは同軸に保持されている車両の前部構造。
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