JP6596976B2 - 金属用表面処理剤及び該表面処理剤で処理された金属基材 - Google Patents
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Description
測定装置:高速GPC装置(東ソー株式会社製「HLC−8220GPC」)
カラム:東ソー株式会社製の下記のカラムを直列に接続して使用した。
「TSKgel G5000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
「TSKgel G4000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
「TSKgel G3000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
「TSKgel G2000」(7.8mmI.D.×30cm)×1本
検出器:RI(示差屈折計)
カラム温度:40℃
溶離液:テトラヒドロフラン(THF)
流速:1.0mL/分
注入量:100μL(試料濃度4mg/mLのテトラヒドロフラン溶液)
標準試料:下記の単分散ポリスチレンを用いて検量線を作成した。
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A−500」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A−1000」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A−2500」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン A−5000」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−1」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−2」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−4」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−10」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−20」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−40」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−80」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−128」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−288」
東ソー株式会社製「TSKgel 標準ポリスチレン F−550」
攪拌機、温度計、滴下ロート、冷却管及び窒素ガス導入口を備えた反応容器に、メチルトリメトキシシラン(以下、「MTMS」と略記する。)1,421質量部を仕込んで、60℃まで昇温した。次いで、前記反応容器中にiso−プロピルアシッドホスフェート(堺化学株式会社製「A−3」)0.17質量部と脱イオン水207質量部との混合物を5分間で滴下した後、80℃の温度で4時間撹拌して加水分解縮合反応させた。
攪拌機、温度計、滴下ロート、冷却管及び窒素ガス導入口を備えた反応容器に、プロピレングリコールモノプロピルエーテル(以下、「PnP」と略記する。)125質量部、フェニルトリメトキシシラン(以下、「PTMS」と略記する。)168質量部及びジメチルジメトキシシラン(以下、「DMDMS」と略記する。)102質量部を仕込んで、80℃まで昇温した。
次いで、同温度で、メチルメタクリレート(以下、「MMA」と略記する。)38質量部、ブチルメタクリレート(以下、「BMA」と略記する。)24質量部、ブチルアクリレート(以下、「BA」と略記する。)36質量部、アクリル酸(以下、「AA」と略記する。)24質量部、3−メタクリルオキシプロピルトリメトキシシラン(以下、「MPTS」と略記する。)4質量部、PnP 54質量部及びtert−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(以下、「TBPEH」と略記する。)6質量部を含有する混合物を、前記反応容器中へ4時間で滴下した後、更に同温度で2時間反応させることによって、カルボキシル基と加水分解性シリル基とを有する数平均分子量が10,200のアクリル重合体(a2−1)の有機溶剤溶液を得た。
次いで、iso−プロピルアシッドホスフェート(堺化学株式会社製「A−3」)2.7質量部と脱イオン水76質量部との混合物を5分間で滴下し、更に同温度で1時間撹拌して加水分解縮合反応させることで、アクリル重合体(a2−1)の有する加水分解性シリル基と、前記PTMS及びDMDMS由来のポリシロキサンの有する加水分解性シリル基及びシラノール基とが結合した複合樹脂中間体(A’’−1)を含有する液を得た。次いで、前記複合樹脂中間体(A’’−1)を含有する液と合成例1で得られたMTMSの縮合物(a3’−1)を含有する液(有効成分70質量%)291質量部とを混合し、更に、脱イオン水49質量部を添加して同温度で16時間撹拌し、加水分解縮合反応させることによって、前記複合樹脂中間体(A’’−1)とMTMSの縮合物(a3’−1)とが結合したポリシロキサン複合樹脂中間体(A’−1)を含有する液1,000質量部(不揮発分50質量%)を得た。
攪拌機、温度計、滴下ロート、冷却管及び窒素ガス導入口を備えた反応容器に、数平均分子量2,000のポリテトラメチレングリコール(三菱化学株式会社製「PTMG−2000」)122質量部、イソホロンジイソシアネート(以下、「IPDI」と略記する。)51質量部を仕込んで100℃まで昇温し、同温度で1時間反応させた。
次いで、温度を80℃に下げ、ジメチロールプロピオン酸(以下、「DMPA」と略記する。)10質量部、ネオペンチルグリコール(以下、「NPG」と略記する。)4質量部、及びメチルエチルケトン(以下、「MEK」と略記する。)94質量部を、前記反応容器中へ投入した後、更に80℃で5時間反応させた。
次いで、温度を50℃に下げ、3−アミノプロピルトリエトキシシラン(以下、「APTES」と略記する。)23質量部、及びイソプロピルアルコール(以下、「IPA」と略記する。)221質量部を前記反応容器中へ投入し反応させることで、カルボキシル基と加水分解性シリル基とを有する数平均分子量が7,500のポリウレタン(a1−1)の有機溶剤溶液を製造した。
次いで、前記ポリウレタン(a1−1)の有機溶剤溶液の全量と前記ポリシロキサン複合樹脂中間体(A’−1)を含有する液279質量部とを混合し、攪拌下80℃で1時間、加水分解縮合反応させることで、ポリウレタン(a1−1)が有する加水分解性シリル基と、前記ポリシロキサン複合樹脂中間体(A’−1)が有する加水分解性シリル基とが結合した複合樹脂を含有する液を得た。次いで、この液とトリエチルアミン(以下、「TEA」と略記する。)14質量部とを混合することで前記複合樹脂中のカルボキシル基を中和した中和物を得た後、該中和物と脱イオン水610質量部とを混合したものを、300〜10mmHgの減圧下で、40〜60℃の条件で4時間蒸留し、生成したメタノールや有機溶媒及び水を除去することで、不揮発分が35質量%のポリシロキサン複合樹脂(A−1)の水分散体1,000質量部を得た。
攪拌機、温度計、滴下ロート、冷却管及び窒素ガス導入口を備えた反応容器に、数平均分子量2000のポリテトラメチレングリコール(三菱化学株式会社製「PTMG−2000」)61質量部、IPDI 26質量部を仕込んで100℃まで昇温し、同温度で1時間反応させた。
次いで、温度を80℃に下げ、DMPA 5質量部、NPG 2質量部、及びMEK 47質量部を前記反応容器中へ投入した後、更に80℃で5時間反応させた。
次いで、温度を50℃に下げ、APTES 12質量部、及びIPA 110質量部を前記反応容器中へ投入し反応させることで、カルボキシル基と加水分解性シリル基とを有する数平均分子量が7,500のポリウレタン(a1−2)の有機溶剤溶液を製造した。
次いで、前記ポリウレタン(a1−2)の有機溶剤溶液の全量と前記ポリシロキサン複合樹脂中間体(A’−1)を含有する液489部とを混合し、攪拌下80℃で1時間加水分解縮合反応させることで、ポリウレタン(a1−2)が有する加水分解性シリル基と、前記複合樹脂中間体(A’−1)が有する加水分解性シリル基とが結合した複合樹脂を含有する液を得た。次いで、この液とTEA 14質量部とを混合することで前記複合樹脂中のカルボキシル基を中和した中和物を得た後、該中和物と脱イオン水610質量部とを混合したものを、300〜10mmHgの減圧下で、40〜60℃の条件で4時間蒸留し、生成したメタノールや有機溶媒及び水を除去することで、不揮発分が35質量%のポリシロキサン複合樹脂(A−2)の水分散体1,000質量部を得た。
攪拌機、温度計、滴下ロート、冷却管及び窒素ガス導入口を備えた反応容器に、脱イオン水426質量部を仕込んで80℃まで昇温した。
次いで、同温度で、脱イオン水 61質量部、ポリオキシエチレン−1−(アリルオキシメチル)アルキル硫酸エステルアンモニウム塩25%水溶液(第一工業製薬(株)製 アクアロン KH−1025)31質量部、MMA 125質量部、2−エチルヘキシルアクリレート(以下、「2EHA」と略記する。)139質量部、シクロヘキシルメタクリレート(以下、「CHMA」と略記する。) 154質量部、MPTS 1質量部、ポリオキシエチレンモノメタクリレート(日油株式会社製「ブレンマーPME−400」)22質量部からなる重合性単量体乳化溶液のうち5質量%を一括添加した。
15分撹拌した後、脱イオン水 35質量部に過硫酸ナトリウム 1質量部を溶解させた水溶液のうち20質量%を続いて一括添加した。更に15分撹拌した後、前記の重合性単量体乳化溶液のうち残り90質量%を3時間、前記の過硫酸ナトリウム水溶液のうち残り80質量%を3時間15分で同時に滴下した。
滴下した後、同温度で30分間反応させ、TBPEH 0.2質量部を添加し、更に同温度で2時間反応させることで、不揮発分が45.0%のアクリル樹脂(E−1)の水分散体1000質量部を得た。
攪拌機、温度計、滴下ロート、冷却管及び窒素ガス導入口を備えた反応容器に、前記ポリシロキサン複合樹脂(A−1)の水分散体214質量部、脱イオン水289質量部を仕込んで80℃まで昇温した。
次いで、同温度で、脱イオン水 73質量部、ポリオキシエチレン−1−(アリルオキシメチル)アルキル硫酸エステルアンモニウム塩25%水溶液(第一工業製薬株式会社製「アクアロン KH−1025」)26質量部、MMA 104質量部、2EHA 115質量部、CHMA 128質量部、MPTS 1質量部、メトキシポリオキシエチレンモノメタクリレート(日油株式会社製「ブレンマーPME−400」)18質量部からなる重合性単量体乳化溶液及び、脱イオン水29質量部に過硫酸ナトリウム1質量部を溶解させた水溶液を3時間で滴下した。
滴下した後、同温度で30分間反応させ、TBPEH 0.2質量部を添加し、更に同温度で2時間反応させることで、不揮発分が45.0%の金属用表面処理剤(1)1000質量部を得た。
150mm×70mm×2mmの表面未処理のアルミ板(TP技研株式会社製:A1050P)上に、上記で得られた表面処理剤を乾燥膜厚が10μmとなるように塗装し、80℃で5分間乾燥させた後、更に、140℃で10分間乾燥させることによって、表面処理されたアルミ板を得た。
150mm×70mm×2mmの表面未処理の溶融亜鉛めっき鋼板(日本テストパネル株式会社製:SGCC)上に、上記で得られた表面処理剤を乾燥膜厚が2μmとなるように塗付し、150℃で5分間乾燥させることによって、表面処理された溶融亜鉛めっき鋼板を得た。
JIS K−5600 碁盤目試験法に基づいて測定した。上記で得られた評価用アルミ板及び溶融亜鉛めっき鋼板の処理表面上にカッターで1mm幅の切込みを入れ碁盤目の数を100個とし、全ての碁盤目を覆うようにセロハンテープを貼り付け、すばやく引き剥がして付着して残っている碁盤目の数により判定した。評価基準は下記の通りである。
○:100個
△:36〜99個
×:35個以下
上記で得られた評価用アルミ板及び溶融亜鉛めっき鋼板を、50℃の温水に7日間浸漬した後に温水から取り出した直後の処理表面の外観を下記評価基準に従って目視で評価した。
○:白化なし
△:白化が認められる。
×:基材からの剥がれが認められる。
JIS K−5600 碁盤目試験法に基づいて測定した。上記で得られた評価用アルミ板及び溶融亜鉛めっき鋼板を、50℃の温水に7日間浸漬した後に温水から取り出し、1時間静置した。その後、処理表面上にカッターで1mm幅の切込みを入れ碁盤目の数を100個とし、全ての碁盤目を覆うようにセロハンテープを貼り付け、すばやく引き剥がして付着して残っている碁盤目の数により判定した。評価基準は下記の通りである。
○:100個
△:36〜99個
×:35個以下
上記で得られた評価用アルミ板及び溶融亜鉛めっき鋼板の処理表面上を、大平理化工業株式会社製「RUBBING TESTER」にセットし、エタノールを浸み込ませたフェルトを用い荷重1kgにて往復50回ラビングした後の状態を、指触及び目視により判定した。評価基準は下記の通りである。
○:軟化及び光沢低下が認められない。
△:若干の軟化又は光沢低下が認められる。
×:著しい軟化又は光沢低下が認められる。
上記で得られた評価用アルミ板及び溶融亜鉛めっき鋼板を、デューパネル光ウェザーメーター(スガ試験機株式会社製、光照射時:30W/m2、70℃;湿潤時:湿度90%以上、50℃、光照射/湿潤サイクル=8時間/4時間)を用いて1,000時間の曝露試験を行った後、処理表面の外観を下記評価基準に従って目視で評価した。
○:塗膜表面にクラックの発生がみられない。
△:塗膜表面の一部分にクラックの発生がみられる。
×:塗膜表面全体にクラックの発生がみられる。
JIS K−5600−7−9 耐塩水噴霧性試験に基づいて測定した。上記で得られた評価用溶融亜鉛めっき鋼板の処理表面を、基材に到達する深さまでカッターナイフで傷を付け(クロスカット部)、塩水噴霧試験器(スガ試験機株式会社製)にて塩水噴霧試験を実施し、240時間後の錆発生面積を目視により求めて評価した。評価は、カッターナイフによる傷をつけていない平面部と、クロスカット部の周辺部とに分けて行った。
<平面部の評価>
◎:錆の発生及び錆に起因した塗膜の膨れや剥がれの生じた面積が、平面部全体に対して5%未満であった。
○:錆の発生及び錆に起因した塗膜の膨れや剥がれの生じた面積が、平面部全体に対して5%以上30%未満であった。
△:錆の発生及び錆に起因した塗膜の膨れや剥がれの生じた面積が、平面部全体に対して30%以上60%未満であった。
×:錆の発生及び錆に起因した塗膜の膨れや剥がれの生じた面積が、平面部全体に対して60%以上であった。
<クロスカット部の周辺部の評価>
◎:錆の発生は見られず、錆に起因した塗膜の剥離等も見られなかった。
○:極微量の錆の発生が見られたが、それに起因した塗膜の剥離や膨れは見られなかった。
△:広く錆の発生が見られ、それに起因した塗膜の剥離や膨れが見られたものの、流れ錆はみられなかった。
×:広く錆の発生と、それに起因した塗膜の剥離や膨れが見られ、更に流れ錆による塗膜の汚染等が見られた。
攪拌機、温度計、滴下ロート、冷却管及び窒素ガス導入口を備えた反応容器に、前記ポリシロキサン複合樹脂(A−1)の水分散体429質量部、脱イオン水170質量部、25%アンモニア水3質量部を仕込んで80℃まで昇温した。
次いで、同温度で、脱イオン水 59質量部、ポリオキシエチレン−1−(アリルオキシメチル)アルキル硫酸エステルアンモニウム塩25%水溶液(第一工業製薬株式会社製「アクアロン KH−1025」)21質量部、MMA 83質量部、2EHA92質量部、CHMA 103質量部、MPTS 1質量部、ポリオキシエチレンモノメタクリレート(日油株式会社製「ブレンマーPME−400」)15質量部からなる重合性単量体乳化溶液のうち5%を一括添加した。
15分撹拌した後、脱イオン水 23質量部に過硫酸ナトリウム1質量部を溶解させた水溶液のうち20%を続いて一括添加した。更に15分撹拌した後、前記の重合性単量体乳化溶液のうち残り90%を3時間、前記の過硫酸ナトリウム水溶液のうち残り80%を3時間15分で同時に滴下した。
滴下した後、同温度で30分間反応させ、TBPEH 0.2質量部を添加し、更に同温度で2時間反応させることで、不揮発分が45.0%の金属用表面処理剤(2)1000質量部を得た。
攪拌機、温度計、滴下ロート、冷却管及び窒素ガス導入口を備えた反応容器に、前記ポリシロキサン複合樹脂(A−2)の水分散体737質量部、脱イオン水30質量部、25%アンモニア水5質量部を仕込んで80℃まで昇温した。
次いで、同温度で、脱イオン水 34質量部、ポリオキシエチレン−1−(アリルオキシメチル)アルキル硫酸エステルアンモニウム塩25%水溶液(第一工業製薬株式会社製「アクアロン KH−1025」)12質量部、MMA 48質量部、2EHA 53質量部、CHMA 59質量部、MPTS 0.5質量部、ポリオキシエチレンモノメタクリレート(日油株式会社製「ブレンマーPME−400」)8質量部からなる重合性単量体乳化溶液のうち5%を一括添加した。
15分撹拌した後、脱イオン水 13質量部に過硫酸ナトリウム 0.5質量部を溶解させた水溶液のうち20%を続いて一括添加した。更に15分撹拌した後、前記の重合性単量体乳化溶液のうち残り90%を3時間、前記の過硫酸ナトリウム水溶液のうち残り80%を3時間15分で同時に滴下した。
滴下した後、同温度で30分間反応させ、TBPEH 0.2質量部を添加し、更に同温度で2時間反応させることで、不揮発分が43.0%の金属用表面処理剤(3)1000質量部を得た。
合成例5で製造したアクリル樹脂(E−1)の水分散体を金属用表面処理剤(R1)として用いた。
合成例3で製造したポリシロキサン複合樹脂(A−1)の水分散体を金属用表面処理剤(R2)として用いた。
合成例3で製造したポリシロキサン複合樹脂(A−1)95質量部に、合成例5で製造したアクリル樹脂(E−1)の水分散体148質量部を均一に混合することにより、金属用表面処理剤(R3)を調製した。
Claims (3)
- ポリシロキサン複合樹脂(A)の水分散体中でビニル単量体混合物(B)を重合させる工程を経て得られる複合樹脂(C)及び水系媒体を含有する金属用表面処理剤の製造方法であって、前記ポリシロキサン複合樹脂(A)が、親水性基を有するポリウレタン(a1)とビニル重合体(a2)とがポリシロキサン(a3)を介して結合した複合樹脂であり、前記親水性基を有するポリウレタン(a1)と前記ポリシロキサン(a3)との結合が、前記ポリウレタン(a1)が有する加水分解性シリル基及び/またはシラノール基と前記ポリシロキサン(a3)の有する加水分解性シリル基及び/またはシラノール基との反応によって形成されたものであり、前記ビニル重合体(a2)と前記ポリシロキサン(a3)との結合が、前記ビニル重合体(a2)の有する加水分解性シリル基及び/またはシラノール基と前記ポリシロキサン(a3)の有する加水分解性シリル基及び/またはシラノール基との反応によって形成されたものであることを特徴とする金属用表面処理剤の製造方法。
- 前記ポリシロキサン複合樹脂(A)と前記ビニル単量体混合物(B)との質量割合[(
A)/(B)]が10/90〜80/20の範囲である請求項1記載の金属用表面処理剤の製造方法。 - 請求項1又は2記載の製造方法で得られた金属用表面処理剤で処理されたことを特徴とする金属基材の製造方法。
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